茶色い花の最近のブログ記事

セイタカハマスゲ110628a-l.jpg

背高浜萱(セイタカハマスゲ)はカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草である。
カヤツリグサ属は世界に600種くらい分布する大きな属である。
本種はヨーロッパ中南部、地中海沿岸地方、南西アジア、北アフリカなどに分布し、湿地に生える。
日本でも、1984年に東京都江東区の埋立地で野生化しているのが確認されている。
日本にも分布する浜萱(ハマスゲ)に似ているが大形である。
また、根茎ができないのが特徴である。
草丈は20センチから120センチくらいである。
茎の断面は三角形である。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は夏から秋である。
波状になった数枚の苞の上に細かく枝分かれした花序をつける。
小穂は暗い線形で、暗い赤褐色をしている。
属名の Cyperus はギリシャ語の「Cyperios」にちなむが、意味はわかっていない。
種小名の longus は「長い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cyperus longus

★浜萱もまだ見ていないがこの草は
 似ているらしい覚えておこう

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沼針藺(ヌマハリイ)

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沼針藺(ヌマハリイ)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
ハリイ属は200種から250種くらいが世界に広く分布している。
本種は北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の沼沢地に生える。
海外では、ユーラシア大陸の温帯地域に広く分布する。
YListでは標準和名を大沼針藺(オオヌマハリイ)としている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は柔らかく、円柱形である。
葉は茎の下部で葉鞘になっていて目立たない。
地下には細い根茎が横に這う。
開花時期は5月から8月である。
小穂は被針形または卵形で黒褐色を帯びる。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の mamillata は「細かい乳頭状突起のある」という意味である。
変種名の cyclocarpa は「円い実の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Eleocharis mamillata var. cyclocarpa

★地味だけど集まり咲けば沼針藺
 ここにいるよと知らせるごとく

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根引き草(ネビキグサ)

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根引き草(ネビキグサ)はカヤツリグサ科アンペライ属(ネビキグサ属)の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、インドなどにも分布する。
和名の由来は、根を長く伸ばして株が抜きやすいことからきている。
別名をアンペラ藺(アンペライ)という。
妙な名だが、ポルトガル語の「Ampero(敷物、むしろ)」を語源とするという。
草丈は60センチから120センチくらいの大形植物である。
根際から生える葉は扁平な円柱形で、直立する。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎の上部に数個の花序をつくり、茶褐色の小穂をつける。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Machaerina はギリシャ語の「machaira(刀)」からきている。
種小名の rubiginosa は「赤錆色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Machaerina rubiginosa

★これ何と興味をそそるアンペラ藺
 由来調べて思いめぐらし

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斑入り蒲(フイリガマ)

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蒲(ガマ)はガマ科ガマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、池や沼などに生える。
海外では、温帯から熱帯にかけて広く分布する。
斑入り蒲(フイリガマ)はその園芸品種である。
特徴は葉に縦縞が入ることである。
草丈は1メートルから2メートルである。
根際から生える葉は線形で分厚い。
開花時期は6月から8月である。
丸っこいソーセージのような茶色の花穂が雌花で、雄花はその先につく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Typha はギリシャ語の「沼(tiphos)」からきている。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Typha latifolia 'Fuiri Gama'

★蒲だって斑入りがあっていいじゃない
 穂もいいけれど葉はアクセント

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姫蒲(ヒメガマ)

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姫蒲(ヒメガマ)はガマ科ガマ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、池や沼の水辺に生える。
海外では、北半球の温帯地域から熱帯地域にかけて広く分布する。
蒲(ガマ)に比べて海岸近くに多く、内陸部には少ない。
和名の由来は、蒲(ガマ)に比べて葉が細いことからきている。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には平行脈が走る。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円柱状の花序を伸ばす。
下につく雌花群は茶色、上につく雄花群は黄色である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
蒲(ガマ)によく似ているが、雄花群と雌花群の間に隙間があることで区別できる。
属名の Typha はギリシャ語の「沼(tiphos)」からきている。
種小名の domingensis はドミニカ共和国の「サントドミンゴ(Santo Domingo)の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Typha domingensis

★優しげな名前で少し救われる
 役に立つけど地味な存在

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小蒲(コガマ)

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小蒲(コガマ)はガマ科ガマ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、池や沼に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
蒲(ガマ)によく似ているが、全体的に小さい。
草丈は100センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から8月である。
丸っこいソーセージのような茶色の花穂が雌花で、雄花はその先につく。
肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)と呼ばれている。
雌花穂は長さ6センチから10センチくらいある。
雄花穂は花粉を出し終わると枯れ、雌花穂がガマの穂になる。 
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
種子には毛があり、風に乗って散布される。
蒲(ガマ)や姫蒲(ヒメガマ)は4つの花粉の集まった4集粒だが、本種は単粒であることで区別される。
花粉は生薬名を蒲黄(ほおう)といい、火傷や外傷に効く。
属名の Typha はギリシャ語の「沼(tiphos)」からきている。
種小名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Typha orientalis

★少しだけ短いけれど小蒲の穂
 太さは負けぬとピンと胸張り

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稗(ヒエ)

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稗の穂に弁当箱を思い出し

稗(ヒエ)はイネ科ヒエ属の一年草である。
原産地はインドである。
日本へは縄文時代に北アジアから伝来し、粟(アワ)とともに主食とされた。
しかし、現在では水田の雑草ともなっている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は直立する。
葉は線形で、両面ともに毛は生えていない。
イネは葉と葉鞘の境目に葉耳という毛が生えているが、ヒエにはない。
また葉舌という膜状の突起もない。
開花時期は夏である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紫褐色を帯びた小穂をたくさんつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
かつては重要な主食穀物であったが、昭和期に米が増産されるとともに廃れた。
現代では、小鳥の餌など飼料用としての利用が多いが、健康食品として見直されつつある。
俳句の季語は秋である。
属名の Echinochloa はギリシャ語の「echinoa(ウニ)+chloa(草)」からきている。芒(のぎ)の形から名づけられた。
種小名の esculenta は「食用になる」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Echinochloa esculenta

★今一度見直されるか稗の実は
 黄金の色に輝き見せて

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ツチアケビ100717a-l.jpg土通草(ツチアケビ)はラン科ツチアケビ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山地の暗く湿った林の中に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉緑素を持たない腐生植物で、葉は退化している。
茶色い毛の生えた茎を伸ばし、枝分れをする。
開花時期は6月から7月である。
花径2、3センチの半開した黄褐色の花を総状につける。
唇弁は円形で、縁は細かく裂ける。
花は半開のまま終わる。
花の後に、茎の上部に実を垂れ下げてつける。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
肉質で赤く、バナナのような形をしており、長さ6センチから10センチくらいある。
実を乾燥させたものを生薬の土通草(どつうそう)といい、強壮、利尿などの薬効がある。
和名は、実を通草(アケビ)に見立て、土から生えるということでつけられたものである。
属名の Cyrtosia はギリシャ語の「kyrtos(曲がった)」からきている。
種小名の septentrionalis は「北半球の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Cyrtosia septentrionalis(syn. Galeola septentrionalis)

★花も実も奇妙だけど土通草
 愛嬌があり人気を呼んで

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2013/09/18改訂

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