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犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)

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犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南部からメキシコにかけて分布し、乾燥地などに生える。
英名はランスリーフセージ(lanceleaf sage)である。
ランスリーフは柳葉を意味する。
学名のサルビア・レフレクサで表示するものもある。
日本では、栽培逸出したものが、本州(群馬県、東京都、岐阜県、三重県)、四国(香川県)、九州(宮崎県)で野生化している。
海外でも、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどで野生化している。
草丈は10センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色をした唇形の花をつける。
上唇は立ち、下唇は反り返って浅く3つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の reflexa は「背曲した」という意味である。
写真は9月に東京都木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Salvia reflexa

★犬の名がつくと何やら野生的
 可愛い花が咲いているけど

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オオサワトリカブト070923c-l.jpg

大沢鳥兜(オオサワトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
富士山の固有種である。
「大沢くずれ」と呼ばれる「お中道」の崩壊地に因んで名づけられた。
お中道では登山道沿いの林の縁などに普通に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
分類上は、本州の中部地方の太平洋側に生える細葉鳥兜(ホソバトリカブト)の変種とされている。
また、日本海側に生える谷地鳥兜(ヤチトリカブト)とも近縁である。
草丈は10センチから60センチくらいである。
葉は3つに深く裂け、側の裂片はさらに2つに裂けるので、5つに裂けているように見える。
茎は上部でよく枝分かれをし、茎には開出毛が生える。
開出毛というのは、ほぼ垂直に立っている毛のことである。
葉の裏面の葉脈上や花の柄にも開出毛が生える。
葉の表面の葉脈上には細かな毛が生える。
開花時期は8月から9月である。
茎の上部の葉の脇に柄のある花をつける。
青紫色をした花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は5枚あり、上に1枚が帽子のように被さり、残る4枚は左右対称につく。
花弁は萼片の内側に2枚あるが、蜜腺化している。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
「鳥兜」の名の由来は、上に被さる萼片を烏帽子(えぼし)に見立てたものである。
全草にアルカイドを含み猛毒である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の senanense は「信州の」という意味である。
変種名の isidzukae は博物学者「石塚末吉さんの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aconitum senanense var. isidzukae(=Aconitum isidzukae)

★富士に咲く花にありせば背は低く
 されどその色御山に似合い

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藪豆(ヤブマメ)

ヤブマメ050918b-l.jpg

藪豆(ヤブマメ)はマメ科ヤブマメ属の蔓性一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の縁や草地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は1メートル以上になる。
茎は細長く伸び、他の植物に絡みつく。
茎には毛が密に生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
小葉の形は幅の広い卵形で、両面に毛が生える。
開花時期は8月から10月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をつける。
翼弁と竜骨弁は白っぽい。
花の後にできる実は扁平な豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
地中には閉鎖花からできる球形の豆果が実を結ぶ。
野原に生える蔓豆(ツルマメ)に対して、林の縁などに生えることから藪豆(ヤブマメ)と名づけられた。
属名の Amphicarpaea はギリシャ語の「amphi(双方の)+carpos(果実)」からきている。2種類の果実があることから名づけられた。
種小名の bracteata は「苞葉のある」という意味である。
亜種名の edgeworthii は19世紀のイギリスの植物学者「エッジワース(M. P. Edgeworth)さんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Amphicarpaea bracteata subsp. edgeworthii var. japonica

★藪豆は葉陰にそっと花つけて
 秋の気配を楽しむように

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アポイトリカブト060902a-l.jpg

アポイ鳥兜(アポイトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
北海道の固有種である。
日高山脈にのみ分布し、かんらん岩や蛇紋岩地帯などの高山の草地に生える。
アポイ岳、札内岳、戸蔦別岳などに生育している。
別名を日高鳥兜(ヒダカトリカブト)ともいう。
このほうが一般的な名称のようであるが、北大植物園のラベルは「アポイ」であった。
蝦夷細葉鳥兜(エゾホソバトリカブト)の近縁種である。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎の上部には曲がった毛が生えるのが本種の特徴である。
葉は3つに裂け、小葉が更に2つに深く裂ける。
開花時期は8月から9月である。
青紫色の花びらのように見えるのは萼片で、5枚ある。
本当の花弁は萼片の内側に2枚ある。
雄しべはたくさんあり、雌しべは3本から5本くらいある。
雄しべにも雌しべにも毛がないことが本種の特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草にアルカロイドのアコチニンなどを含み有毒である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の apoiense は「アポイ岳の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum apoiense

★薄っすらと色づく青が冴え渡る
 高山の花アポイ鳥兜

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センウズモドキ060902a-l.jpg川烏頭擬き(センウズモドキ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
青森県から茨城県にかけての太平洋側と群馬県、長野県に分布し、山地の林の中などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は90センチから170センチくらいである。
茎は直立するかまたは垂れ下がる。
葉は円心形で3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸葉)がある。
開花時期は8月から10月である。
鮮やかな青紫色をした兜形の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花柄や雌しべに長い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
分類上は、朝鮮半島と本州の中国地方、九州の大分県に分布する高麗附子(コウライブシ)の亜種である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の jaluense は「ヤールー江(鴨緑江)の」という意味である。
亜種名の iwatekense は「岩手県の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum jaluense subsp. iwatekense

★小振りでも花の姿は鳥兜
 埋もるように川烏頭擬き

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ヤマトリカブト070930a-l.jpg

ためらいを凛と振り切り鳥兜

山鳥兜(ヤマトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山野などに生える。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は円心形で3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸葉)がある。
いわゆる重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は8月から10月である。
鮮やかな青紫色をした兜形の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花の形を舞楽の時にかぶる鳥兜にたとえたものである。
また、山地に生える鳥兜なので山鳥兜(ヤマトリカブト)とされた。
全草に猛毒のアルカロイドを含み、世界最強といわれる有毒植物である。
俳句では「鳥兜」が秋の季語である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の montanum は「山地に生える」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum var. montanum

★身の内の業の深さや如何許り
 千切れる思いに背を揺さぶりて

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アゲラツム

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アゲラツム090928b-l.jpgアゲラツムはキク科カッコウアザミ属(アゲラツム属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱う。
原産地はメキシコ、ペルーである。
草丈は20センチから70センチくらいである。
全草に粗い毛が生えている。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月である。
薊(アザミ)に似た青紫色の小さな花(頭花)がぎっしりとつける。
園芸品種の中には、白や桃色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
原種は和名を大霍香薊(オオカッコウアザミ) という。
これは花が薊(アザミ)に似ていて、葉が薬草の霍香(カッコウ)の香りに似ていることからきている。
属名の Ageratum はギリシャ語の「ageratos(不老)」からきている。花の色が長い間あせないことから名づけられた。
種小名の houstonianum はメキシコの植物を収集した「ヒューストン(W. Houston)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ageratum houstonianum

★ふんわりと小花の精を寄せ集め
 アゲラツム咲く陽射しに映えて
☆紫の小花で作るポンポンを
 花の妖精両手に持ちて

アゲラツム090928a-l.jpg

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コノクリニウム・コエレスティウムe-l.jpg青花藤袴(アオバナフジバカマ)はキク科コノクリニウム属の多年草である。
以前はヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)に分類されていた。
このためユーパトリウムの名でも流通している。
また、学名のコノクリニウム・コエレスティウムで表示するものもある。
原産地は北アメリカや西インド諸島で、川沿いや湿った草地に生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月である。
よく枝分かれをし、茎先にアゲラタムに似た青紫色の花(頭花)を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)にたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
英名はミストフラワー(mistflower)である。
洋種藤袴(ヨウシュフジバカマ)の名も用いられている。
属名の Conoclinium はギリシャ語の「konos(円錐形の)+klinion(小さなベッド)」からきている。
種小名の coelestinum は「青色の」という意味である。
写真は9月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Conoclinium coelestinum

★爽やかなブルー際立つ藤袴
 彼方の国は瞳も青く

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ソナレマツムシソウ080831d-l.jpg磯馴松虫草(ソナレマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の多年草である。
関東地方南部の犬吠埼から三浦半島にかけて分布し、海岸近くの岩場や草原に生える。
松虫草(マツムシソウ)の海岸型である。
茎が詰まって草丈が低く、葉も小形で厚い。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は深く裂けて細長く、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶がある。
開花時期は8月から10月である。
松虫草(マツムシソウ)よりも小さ目の淡い青紫色の花を咲かせる。
花序の中央にある花は筒状で小さく、周囲の花は唇形で大きい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「磯馴」は海岸などの草木が地を這うように傾いて生えることを指す。
「磯馴の松」という言葉がよく使われる。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の litoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Scabiosa japonica var. littoralis

★負けまいと傾き咲いて幾星霜
 磯馴松虫今も変わらず

ソナレマツムシソウ080831b-l.jpg

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ジャーマンダーセージ070917a-l.jpgジャーマンダーセージ(germander sage)はシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
原産地は北アメリカのテキサス州からメキシコにかけてである。
名の由来はウォールジャーマンダーに似るというところからきている。
別名をメキシカンブルーセージ(Mexican blue sage)ともいう。
学名のサルビア・カマエドリオイデスでも流通している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉や茎は銀白色を帯びる。
開花時期は5月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかなスカイブルーの唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
観賞用とするほかポプリとしても利用される。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の chamaedryoides は「(シソ科ニガクサ属の) ウォールジャーマンダーに似た」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Salvia chamaedryoides

★シルバーの葉っぱの色と花の青
 よくマッチして涼しげに咲き

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