赤い花の最近のブログ記事

パッシフローラ・ビティフォリア090704a-l.jpg

パッシフローラ・ビティフォリアはトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)の蔓性常緑多年草である。
パッシフローラ属は世界に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
同属のパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea)に時計草(トケイソウ)の和名があり、属名の和名をトケイソウ属という。
本種の原産地は中央アメリカの南部と南アメリカの北西部である。
国名で言うと、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルーに分布する。
蔓の長さは4メートルから6メートルくらいになる。
茎は円筒形で若いうちは赤茶色の毛で覆われる。
葉は大きく3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花の色は濃い紅色である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
紅花時計草(ベニバナトケイソウ)と似ているが、萼片や花弁がほっそりとしている。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄緑色に熟する。
カリブでは小規模だが商品栽培もされている。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の vitifolia は「ブドウ属(Vitis)のような葉の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Passiflora vitifolia

★鮮やかな紅色の花眩しくて
 カリブの海が瞼に浮かび

パッシフローラ・ビティフォリア090704b-l.jpg

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クナウティア・マケドニカ

クナウティア・マケドニカ140701a-l.jpg

クナウティア・マケドニカはマツムシソウ科クナウティア属の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)スイカズラ科とされる。
クナウティア属は地中海沿岸地方や西アジアなどに50種くらいが分布する。
マツムシソウ属と似ているが、違いは本種の場合、小花のつけ根の部分に小苞がないことである。
本種の原産地は東ヨーロッパのバルカン半島である。
和名を赤花松虫草(アカバナマツムシソウ)とするものもある。
属名を英語風に読んだノーティア・マケドニカの名でも流通している。
園芸的には庭植え、鉢植え、切り花として利用される。
草丈は80センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に花径3センチくらいの濃い紅色をした花(頭花)をつける。
花の色にはピンクや紫色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Knautia はドイツ人の植物学者「クナウト(Christian Knaut, 1656-1716)さん」の名からきている。
種小名の macedonica は「マケドニア(Macedonia)の」という意味である。
写真は7月に帯広市の紫竹ガーデンで撮った。
園芸品種のマーズミジェット(Mars Midget)で矮性種である。
学名:Knautia macedonica

★日が射せば撮りにくくなる紅い花
 苦労しながらカメラに収め

クナウティア・マケドニカ140701b-l.jpg

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アリウム

アリウム・ギガンテウム140529a-l.jpg

アリウムはユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草の総称である。
分類体系によっては(APG第3版)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、ネギ科は第3版でヒガンバナ科の亜科に移行した。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
代表種は葱(ネギ)で、属名の和名はネギ属とされる。
しかし、庭植えや切り花など園芸的に用いる場合にはアリウムのほうを使用することが多い。
アリウムと呼ばれるものの代表種はアリウム・ギガンテウム(Allium giganteum)である。
茎先にソフトボール状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
韮(ニラ)に近い仲間のアリウム・モーリー(Allium moly)にも人気がある。
花序は球体にはならず、黄色い花をつける。
草丈は20センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から7月である。
花被片が6枚の小さな花が集合して花序をなす。
花の色は紅紫色、黄色、白、ピンクなどのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「くじけない心」である。
6月18日の誕生花である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
写真は5月に京都府立植物園で撮った。
品種名はアリウム・ギガンテウムである。
学名:Allium spp.

★揺ら揺らと坊主頭のアリウムが
 風に揺れれば夏はすぐそこ

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ベゴニア

ベゴニア・スカーレットオハラ060401a-l.jpg

ベゴニアの揺らす花びらぷるぷると

ベゴニアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の植物の総称である。
世界中の熱帯・亜熱帯地域に、2000種余りの原種が分布している。
日本でも西表島から石垣島にかけていくつかの原種が分布している。
また、中国原産で江戸時代の初期に渡来した秋海棠(シュウカイドウ)がよく知られており、属名の和名をシュウカイドウ属という。
これらの原種から多くの園芸品種が生まれており、園芸的にはベゴニアの名で流通している。
大別すると、根茎性ベゴニア、木立性ベゴニア、球根性ベゴニアの3つに分かれる。
さらに、球根性ベゴニアと根茎性ベゴニアの交配種であるエラチオール・ベゴニアも生まれている。
また、観葉植物とするものもある。
もっとも一般的なのは四季咲きベゴニア(シキザキベゴニア, Begonia cucullata)である。
木立性ベゴニアの1種である。
この品種は日本へは明治時代の中頃に渡来し、庭植えや鉢植えとして愛好されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉の形は左右不相称で、色彩や模様、形状などは変化に富んでいる。
開花時期は5月から11月くらいである。
花びら(花被片)は4枚か5枚だが、八重咲きのものもある。
花の色も、ピンク、白、黄色、赤、紫色など多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「親切」などである。
6月14日の誕生花である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
写真は4月に箱根町の芦之湯フラワーセンターで撮った。
木立性ベゴニアのスカーレットオハラと炎の舞(ホノオノマイ)である。
属名:Begonia spp.

★たくさんの種類があるねベゴニアは
 夏が大好き南国育ち

ベゴニア・炎の舞060401a-l.jpg

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紅額(ベニガク)

ベニガク090607a-l.jpg

紅額(ベニガク)はユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉小低木である。
分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。
ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。(紫陽花図鑑参照)
日本にも紫陽花(アジサイ)などが栽培され、属名の和名はアジサイ属という。
本種は江戸時代から栽培されている園芸品種である。
庭木や公園樹とされている。
従来は山紫陽花(ヤマアジサイ)の品種の1つと考えられていた。
しかし、最近の研究で蝦夷紫陽花(エゾアジサイ)との中間的形質をもつことがわかってきた。
そのため下記のように学名も変化してきている。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形でやや細長く、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がなく、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月くらいである。
中心に多数の両性花、周辺に装飾花がある。
両性花の色は白く、装飾花は白から紅色へと変わる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヨーロッパに持ち帰られて赤色系の西洋紫陽花(セイヨウアジアイ)の交配親になっているともいわれて。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hydrangea serrata var. japonica(syn. Hydrangea serrata var. serrata f. rosalba)

★紅色にほんのり色づく飾り花
 江戸の世からの贈り物だね

ベニガク090607b-l.jpg

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ロフォスペルムム・プルプシー090607a-l.jpg

ロフォスペルムム・プルプシーはゴマノハグサ科ロフォスペルムム属の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)オオバコ科とされる。
ロフォスペルムム属はメキシコとグアテマラの山岳地帯に分布し、 The Plant List では7種が認められている。
同属はかつてはアサリナ属(Asarina)に含まれていたが、現在ではアサリナ属はヨーロッパに分布するものだけに限定する学説が主流となってきた。
本種の原産地はメキシコである。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は角張っていて蔦(ツタ)に似ており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から10月である。
花冠は筒状で先が唇形となり、上唇は2つ、下唇は3つに裂ける。
花の色は紅紫色で、花冠のつけ根は緑色の苞(葉の変形したもの)が包んでいる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lophospermum はギリシャ語の「lopho(とさか状の)+spermum(種子)」からきている。
種小名の purpusii はドイツからの移民でコレクターの「パーパス(Carl Albert Purpus, 1851-1941)さんの」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種のビクトリアフォールズ(Victoria Falls)である。
学名:Lophospermum purpusii(syn. Asarina purpusii)

★メキシコの山岳地帯に咲くという
 花との出合い記憶に刻み

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薔薇(バラ)

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少しだけ酔ったかしらと薔薇の言い

薔薇(バラ)はバラ科バラ属(ロサ属)の落葉低木の総称である。
ロサ属はヨーロッパ、日本、中国、ヨーロッパ、北アメリカなどに200種くらい分布している。
また、改良された数1000種の園芸品種がある。
「ばら」は「いばら」の転訛で同属の植物の総称として用いられている。
属名の和名もバラ属という。
漢字には中国語の「薔薇」が充てられており、「そうび」や「しょうび」とも読まれる。
英名はローズ(rose)である。
庭植え、鉢植え、切り花などに用いられている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹や枝に棘のあるものが多く、蔓性のものもある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春咲きのものと秋咲きのものがある。
春咲きのものは5月から6月に花を咲かせる。
秋咲きのものは9月から11月に花を咲かせる。
春と秋とに花を咲かせるものを四季咲きとよんでいる。
花の形も色も大きさも様々だが、基本形は萼片、花弁ともに5枚ずつである。
もちろん八重咲きのものもある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
イギリスやアメリカ合衆国などで国花とされている。
日本では茨城県や横浜市などで、県の花や市の花とされている。
古名を荊(うらま)といい、万葉集にも詠まれている。
俳句では「薔薇」が夏の季語、「薔薇の芽」が春の季語、「冬薔薇(ふゆそうび)」が冬の季語である。
花言葉はたくさんあるが、赤い花は「恋愛」、白い花は「純潔」、ピンクの花は「満足」などである。
6月9日の誕生花である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。
園芸品種のモーデン・センテニアル(Morden Centennial)である。(薔薇図鑑参照)
学名:Rosa spp.

★棘あらば刺して貫けわが胸を
 紅色の露溢れるまでに

モーデン・センテニアル130627b-l.jpg

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ゴエテア・ストリクティフローラ070609a-l.jpg

ゴエテア・ストリクティフローラはアオイ科ゴエテア属の常緑低木である。
ゴエテア属はヤノネボンテンカ属(パボニア属:Pavonia)に近い仲間で、ブラジルに2種が分布する。
これをヤノネボンテンカ属に統合する考え方もある。
本種の原産地もブラジルである。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は長い心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は葉脈が目立ち、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は春から秋である。
花は幹に直接つく幹生花である。
紅色の花弁のように見えるのは副萼片である。
花弁や萼片より長いので目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Goethea はドイツの詩人で植物学者の「ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe, 1749-1832)さん」の名からきている。
種小名の strictiflora は「直立した花の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Goethea strictiflora

★ぷっつんと枝から短い柄を立てて
 赤い花咲く不思議な姿

ゴエテア・ストリクティフローラ070609b-l.jpg

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エクメア・ヌデイカウリス

エクメア・ヌデイカウリス070609a-l.jpg

エクメア・ヌデイカウリスはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はメキシコからブラジルである。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は幅の広い線形で灰緑色をしており、短い棘が密生する。
開花時期は春から夏である。
紅色の花穂を出し、黄色の花をつける。
花はすぐに散るが、萼は長く鑑賞できる。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の nudicaulis は「裸の茎を持った」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea nudicaulis

★赤と黄のコントラストが目くるめく
 ヌデイカウリスは灼熱の花

エクメア・ヌデイカウリス070609b-l.jpg

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エクメア・ラキナエ

エクメア・ラキナエ060218a-l.jpg

エクメア・ラキナエはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はブラジルである。
草丈は45センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い線形で艶があり、縁には短い棘が生える。
日本では観葉植物として栽培される。
開花時期は春から夏である。
花茎を下垂させて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤色の萼をもつ黄色い花をつける。
英名はクリスマス・ジュエル(Christmas jewels)という。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の racinae はアメリカ人の植物収集家「ラシーヌ(Racine Foster, 1900's)さんの」という意味である。
写真は2月に神代植物公園で撮った。
学名:Aechmea racinae

★垂れ下がる花茎につく赤い萼
 これが自慢さラキナエの咲き

エクメア・ラキナエ060218b-l.jpg

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