緑色の花の最近のブログ記事

エダウチチゴユリ090503a-l.jpg

枝打ち稚児百合(エダウチチゴユリ)はユリ科チゴユリ属(ディスポルム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)イヌサフラン科とされる。
ディスポルム属はアジアに20種くらいが分布する。
日本にも稚児百合(チゴユリ)などが分布し、属名の和名をチゴユリ属という。
本種は、分類上は稚児百合(チゴユリ)の変種とされている。
特徴は茎先で枝分かれをしてそれぞれの先に花をつけることである。
ただし、現在では両者を区別しない考えが支配的で、YListでも区別していない。
中間型が多く、明確に区別できないからである。
基本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や丘陵地の林の中に生える。
海外では、中国、朝鮮半島、サハリンなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
茎先に白い小さな花を下向きにつける。
花の色は緑色がかったものもある。
花被片は6枚である。
花被片の長さは10ミリから15ミリくらいである。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の smilacinum は「シオデ属(Smilax)の」という意味である。
変種名の ramosum は「枝分かれした」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Disporum smilacinum var. ramosum

★微細なる差異を求めて数々の
 議論重ねし試みの跡

エダウチチゴユリ090503b-l.jpg

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鉄釘の木(カナクギノキ)

カナクギノキ070429a-l.jpg

鉄釘の木(カナクギノキ)はクスノキ科クロモジ属(リンデラ属)の落葉高木である。
リンデラ属はアジアの温帯や亜熱帯を中心に100種くらいが分布する。
日本にも黒文字(クロモジ)などが分布し、属名の和名をクロモジ属という。
本種は本州の神奈川県から九州にかけて分布し、丘陵地や山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は6メートルから15メートルくらいである。
樹皮は淡い褐色で皮目(ひもく:樹皮に見られる細長いレンズ状の裂け目)が目立ち、老木では不規則に剥がれる。
葉や枝は黒文字(クロモジ)同様によい香りがする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉のつけ根が鋭角に細長くなるのが特徴である。
開花時期は4月である。
雌雄異株である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
葉の脇に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径7ミリくらいの小さな花を集まってつける。
花の色は淡い黄緑色で、花被片は6枚である。
雄花は雄しべが9本、雌花は雌しべが1本である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
結実するのは9月から10月である。
和名の由来は、材を小楊枝や細工物に用いたことからきているという説と、樹皮を「鹿の子」にたとえてカノコギといったものが転訛したという説がある。
属名の Lindera はスウェーデンの医師で植物学者だった「ヨハン・リンデル(Johann Linder, 1676-1724)さん」の名からきている。
種小名の erythrocarpa は「赤い果実の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lindera erythrocarpa

★名の由来何処にあるか知れぬけど
 不思議な名前また一つここに

カナクギノキ070429b-l.jpg

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ツクシチャルメルソウ100418a-l.jpg

筑紫哨吶草(ツクシチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。
ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。
日本には哨吶草(チャルメルソウ)など10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。
本種も日本固有種である。
四国の愛媛県、九州の大分県、熊本県、宮崎県に分布し、山地の谷沿いなどに生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名の由来は、実の形がチャルメラ(先の開いた喇叭)に似ていて、筑紫(この場合は九州の総称)に産することからきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、3つから5つに浅く裂ける。
葉の縁には不規則で鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には白い毛と腺毛(毛先から粘液質やゴム質の液を分泌する毛)が生える。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は5つから7つに裂け、あまり反り返らない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。
種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Mitella kiusiana

★花びらと葉っぱで違いわかるかな
 どんな具合に撮れているかな

ツクシチャルメルソウ100418b-l.jpg

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浜桑(ハマグワ)

ハマグワ070505a-l.jpg

浜桑(ハマグワ)はクワ科クワ属(モルス属)の落葉高木である。
モルス属は世界に10種から20種くらいが分布する。
また、栽培品種は100種を超える。
本種は、分類上は山桑(ヤマグワ)の品種の1つとされている。
北海道から本州にかけて分布し、海岸付近に生える。
海外では朝鮮半島にも分布する。
別名を照葉島桑(テリハシマグワ)という。
樹高は3メートルから15メートルくらいである。
樹皮は褐色で、縦に短い割れ目が入る。
葉は卵形ないし卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に長く尖り、縁には整わないぎざぎざ(鋸歯)がある。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
山桑(ヤマグワ)との違いは、葉の質が分厚くて艶があり。鮮やかな緑色をしていることである。
葉はしばしば3つに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株である。
雌花は尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)、雄花は短円柱形である。
花の色は淡い黄緑色である。
花の後にできる実は多肉質の集合果で赤ないし黒紫色に熟し、「桑の実」といって食用になる。
属名の Morus はケルト語の「mor(黒)」からきているのではないかと推定されている。果実の色から名づけられた。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
品種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Morus australis f. maritima(syn. Morus bombycis var. maritima)

★浜桑の葉っぱに触れて確かめる
 生きる工夫がここにもあると

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カンガルーポー

カンガルーポー080831a-l.jpg

カンガルーポー(kangaroo paw)はハエモドルム科アニゴザントス属の半耐寒性多年草である。
アニゴザントス属はオーストラリアの西南部だけに分布し、11種といくつかの亜種がある。
また、園芸品種(Anigozanthos spp.)も盛んに作出されている。
和名の由来は、花の形がカンガルーの前足に似ているところからきている。
ここでは、その1例としてアニゴザントス・フラビデュス(Anigozanthos flavidus)を取り上げる。
種小名の読み方はフラビドゥスやフラビドスとするものもある。
細かく分類すると、本種は英名ではトールカンガルーポー(tall kangaroo paw)やイエローカンガルーポー(yellow kangaroo paw)と呼ばれている。
草丈は60センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は4月から6月である。
細い毛に覆われて、先が6つに裂けた筒状の花を咲かせる。
花の色は黄緑色である。
雄しべは3本で1本が長い。
園芸品種の花の色には黄色、赤、橙色、ピンクなどがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「不思議」である。
属名の Anigozanthos はギリシャ語の「anoigo(開く)+ anthos(花)」からきている。
種小名の flavidus は「黄味がかった」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Anigozanthos flavidus

★ユニークな形に思わず感心す
 カンガルーポーは南の育ち

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黐の木(モチノキ)

モチノキ080413e-l.jpg黐の木(モチノキ)はモチノキ科モチノキ属の常緑高木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、公園樹や庭木とされる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は灰白色で、皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に黄緑色をした小さな花をたくさんつける。
花弁と萼片は4枚ずつである。
結実時期は11月から1月くらいである。
花の後にできる実はゆがんだ球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
花言葉は「時の流れ」である。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の integra は「全縁の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Ilex integra

★黐の木の花はこれかとよく見れば
 地味な色でも花びら可憐

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大麦(オオムギ)

オオムギ080406b-l.jpg大麦(オオムギ)はイネ科オオムギ属の越年草である。
オオムギ属は30種くらいあり、北半球、南アメリカ、南アフリカなどに分布する。
本種の原産地は中央アジアである。
世界でもっとも古くから栽培されてきた作物の1つである。
醤油、味噌、ビールなどの原料となるほか、麦わら細工などに利用される。
日本へは弥生時代に渡来し、万葉集にも詠まれている。
現在では、北海道で主に栽培されている。
草丈は100センチから120センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の花を咲かせる。
穂の形状によって二条大麦、六条大麦、裸大麦などに分かれる。
花言葉は「思い出」である。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Hordeum vulgare

★そのままで食べるわけではないけれど
 威厳感ずる穀物なれば

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ハオルチア・クーペリ

ハオルチア・クーペリ130319a-l.jpgハオルチア・クーペリはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
ハオルチア属はアロエ属に近い仲間で、南アフリカに144種くらいが分布する。
属名の読み方は「ハワーシア」や「ハオルシア」とするものもある。
分類体系によっては(APGIII)ススキノキ科とされる。
本種も南アフリカのケープ地方に分布する多肉植物である。
園芸名を瑞光竜(ズイコウリュウ)という。
草丈は10センチくらいである。
多肉質の葉が三角形を上に向けたような形でロゼット状に生える。
葉の上部は半透明のレンズ状になる。
葉の縁には白い刺状の毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいだが、温室では不定期に花を咲かせる。
20センチから30センチの花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花の色は白く、淡い緑色のストライブが入る。
花被片は6枚で下部は合着し、先が6つに分かれる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Haworthia はイギリス人の植物学者「ハワース(Adrian Hardy Haworth, 1768-1833)さん」の名からきている。
種小名の cooperi はイギリス人の植物学者「クーパー(Thomas Cooper, 1815-1913)さんの」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Haworthia cooperi

★葉の形いろいろあるがその違い
?とても微妙で区別は大変

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ハオルチア・ボルシー

ハオルチア・ボルシー130319a-l.jpgハオルチア・ボルシーはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
ハオルチア属はアロエ属に近い仲間で、南アフリカに144種くらいが分布する。
属名の読み方は「ハワーシア」や「ハオルシア」とするものもある。
分類体系によっては(APGIII)ススキノキ科とされる。
本種も南アフリカのケープ地方南部に分布する多肉植物である。
園芸名を曲水の宴(キョクスイノエン)という。
草丈は10センチくらいである。
多肉質の葉が三角形を上に向けたような形でロゼット状に生える。
葉には蜘蛛の糸のような白い細かな毛がたくさん生える。
開花時期は4月から6月くらいだが、温室では不定期に花を咲かせる。
20センチから30センチの花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花の色は白く、淡い緑色のストライブが入る。
花被片は6枚で下部は合着し、先が6つに分かれる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Haworthia はイギリス人の植物学者「ハワース(Adrian Hardy Haworth, 1768-1833)さん」の名からきている。
種小名の bolusii は南アフリカの植物学者「ボーラス(Harry Bolus, 1834-1911)さんの」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Haworthia bolusii

★花茎を伸ばし花咲くその姿
?どう撮ろうかな曲水の宴

ハオルチア・ボルシー130319b-l.jpg

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楓(フウ)

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楓(フウ)はマンサク科フウ属の落葉高木である。
分類体系によってはフウ科とされる。
原産地は台湾や中国の南部である。
別名を台湾楓(タイワンフウ)という。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
現在では街路樹や公園樹として広く植えられている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は3つに浅く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄同株である。
開花時期は4月ころである。
花は球形をしていて花弁はない。
花の色は緑色である。
花の後にできる実は球形の集合果でイガ状になる。
また、秋には美しく黄葉する。
材は建築材として利用される。
近縁種にアメリカ楓(アメリカフウ)があり、葉は手のひら状に5つから7つに切れ込む。
属名の Liquidambar はラテン語の「liquidus(液体)」とアラビア語の「 ambar(琥珀色)」からきている。樹液の様子から名づけられた。

種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Liquidambar formosana

★あるがまま地に根を下ろす楓の樹の
 姿にどこか安堵を覚え

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