暗がりに白が眩しく花八手
八手(ヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸沿いなどの温暖な場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
また、庭木としても利用される。
和名の由来は、深く切れ込んだ葉の形に由来する。
天狗の葉団扇(テングノハウチワ)の別名もある。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に7つから9つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は11月から12月である。
白い球状に集まった花をつける。
1つの花が、日が経つにつれて雄花から雌花へと変化する。
結実期は3月から5月で、熟すと黒い実になる。
俳句では「八手の花」が冬の季語である。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
実の写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fatsia japonica
★遠目に姿鮮やか咲き誇る
八手の花は秘密を秘めて
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