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橘擬き(タチバナモドキ)

タチバナモドキ091129a-l.jpg

橘擬き(タチバナモドキ)はバラ科トキワサンザシ属(ピラカンタ属)の常緑低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
庭木や生垣として愛好されている。
また、鳥が好んで実を食べるため野生化をし、本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布している。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹や枝には鋭い棘がある。
葉は細長い楕円形で堅く、縁はやや内巻きになる。
縁は成木にはぎざぎざがない(全縁)が、若木にはぎざぎざ(鋸歯)があることもある。
葉は互い違いに生える(互生)が、短い枝では束になって生える(束生)。
開花時期は5月から6月である。
小さな白い花が総状に集まってつく。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、11月ころに橙色に熟する。
和名の由来は、実の色が橘(タチバナ)に似ていることからきている。
細葉の常磐山査子(ホソバノトキワサンザシ)の別名がある。
ピラカンサは属名からきた名で、本種のほか常磐山査子(トキワサンザシ)や崋山手毬(カザンデマリ)なども含めた総称である。
常磐山査子(トキワサンザシ)の実は赤く、崋山手毬(カザンデマリ)の実は更に赤い。
花言葉は「慈悲」である。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Pyracantha angustifolia

★いっぱいに橘擬きは花咲かせ
 これがなければ実もならぬのと

タチバナモドキ120523a-l.jpg

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ブラジルヤシ061118a-l.jpgブラジル椰子(ブラジルヤシ)はヤシ科ブラジルヤシ属の常緑低木である。
原産地はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどである。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
葉は大きな羽状複葉である。
葉の色は薄緑色で灰白色を帯びる。
葉の長さは1メートルから3メートルくらいあり、途中で大きく曲がる。
春には白い花を咲かせる。
秋には実が黄橙色に熟する。
実は食用になる。
属名の Butia は「(ブラジル南東部リオグランデ・ド・スル州の都市名)ブッティア(Butia)」からきている。
種小名の capitata は「頭状の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Butia capitata

★寒さなど気にはしないとずんと立つ
 ブラジル椰子の実ぼろぼろこぼれ

ブラジルヤシ061118b-l.jpg

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阿檀(アダン)

アダン071223a-l.jpg阿檀(アダン)はタコノキ科タコノキ属の常緑小高木である。
奄美諸島から沖縄にかけて分布し、海岸近くに生える。
海外では、台湾、熱帯アジア、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布する。
樹高は3メートルから6メートルである。
太い気根(空気中に伸びる根)をたくさん出すが、蛸の木(タコノキ)ほどではない。
葉は線状の披針形で硬く、縁には鋭い刺状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは1メートルくらいあり、幅は5センチくらいである。
開花時期は7月から9月である。
雌雄異種である。
花の色は白く、よい香りがする。
結実期は8月から11月である。
パイナップル状の集合果は赤く熟すると食べられる。
ただし、繊維質で食感はあまりよくないという。
椰子蟹(ヤシガニ)の大好物で、熟すとよじ登ってくるという。
新芽は琉球料理で高級食材とされる。
気根はパナマ帽などの材料となり、大正時代には沖縄の一大産業であった。
現在でも、籠や敷物などの材料とされている。
属名の Pandanus はマレーシアの現地語からきている。
種小名の odoratissimus は「非常によい香りのする」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Pandanus odoratissimus

★パイナップル思わすような阿檀の実
 棘に用心触りたければ

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老鴉柿(ロウヤガキ)

ロウヤガキ081221a-l.jpg老鴉柿(ロウヤガキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉小高木である。
原産地は中国中部の浙江省、江蘇省などである。
日本へ渡来したのは遅く、第二次世界大戦中に京都府立植物園の園長が持ち帰ったとされる。
盆栽、鉢植え、庭木などに用いられている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は丸味を帯びた菱形である。
開花時期は3月から4月である。
雌雄異株である。
結実させるためには雄株と交配させなければならない。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、長さが3センチから5センチと小さく、先の尖った楕円形状をしている。
熟すと橙色に色づくが渋柿である。
実の鑑賞期は10月から11月である。
属名の Diospyros はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」からきている。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけた。
種小名の rhombifolia は「菱形の葉の」という意味である。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Diospyros rhombifolia

★盆栽の好きな人にはたまらない
 老鴉柿の実渋い渋いよ

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紀州蜜柑(キシュウミカン)

キシュウミカン091219a-l.jpg色づきし蜜柑呼び寄す幼き日

紀州蜜柑(キシュウミカン)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
由来については諸説があるが、和歌山県での栽培は安土桃山時代には行われていたという。
豪商の紀伊国屋文左衛門が嵐をついて江戸まで送ったという逸話で知られる。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は5月から6月である。
花は白い5弁花である。
実が実るのは10月から11月である。
温州蜜柑(ウンシュウミカン)と異なり、内果皮の中に種がある。
今は温州蜜柑(ウンシュウミカン)に押されて、栽培量もわずかだという。
俳句では「蜜柑」が秋の季語である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の kinokuni は「紀の国(和歌山県)の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Citrus kinokuni

★この蜜柑食べていたねぇ幼き日
 振り返らずも映像見えて

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フユサンゴ080803a-l.jpg冬珊瑚(フユサンゴ)はナス科ナス属の常緑小低木である。
原産地は中南アメリカである。
日本へは明治時代に渡来した。
観賞用として庭に植えられる。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
目立たない白い花を下向きにつける。
花冠は鐘状で、先が5つに裂ける。
真ん中に橙色の雄しべがある。
人気があるのは花の後につく液果(果皮が肉質で液汁が多い実)のほうである。
青い実、橙色の実、赤い実と微妙に色合いを変化させる。
玉珊瑚(タマサンゴ)、クリスマスチェリーなどの流通名がある。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の pseudocapsicum は「トウガラシ属(Capsicum)に似た」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
3枚目は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Solanum pseudocapsicum

★白き肌染める日を待ち冬珊瑚
 夏に花咲く俯きながら

フユサンゴ080803c-l.jpg

フユサンゴ081221b-l.jpg

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タコノキ061124a-l.jpg

蛸の木(タコノキ)はタコノキ科タコノキ属(パンダヌス属)の常緑高木である。
パンダヌス属はアジア、アフリカ、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布し、650種くらいある。
日本にも日本固有種の本種が分布し、属名の和名もタコノキ属という。
本種は小笠原諸島固有種で、海岸近くに生える。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されていた。
環境省のレッドデータリスト(2007)からは削除されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
根元に気根(空気中に伸びる根)が垂れるのが特徴である。
それが蛸の足のように見えるというのが名の由来である。
葉は肉厚で、細長い剣状である。
葉の縁には鋭い棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
雄花は黄白色で、雌花は緑色である。
花の後にできる実はパイナップルのような集合果で、10月ころに赤黄色に熟する。
実は食べられる。
花言葉は「集い」である。
属名の Pandanus はマレーシアなどでの現地語「パンダン(pandan)」からきている。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pandanus boninensis

★足元がとてもミラクル蛸の木は
 ねじれよじれて踏ん張りながら

タコノキ071222b-l.jpg

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2016/02/25改訂

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ビヨウタコノキ061125b-l.jpg

美葉蛸の木(ビヨウタコノキ)はタコノキ科タコノキ属(パンダヌス属)の常緑高木である。
漢字では「美容蛸の木」とも書く。
パンダヌス属の中で一番美しい葉(姿)だというのが和名の由来である。
「蛸の木」は気根(空気中に伸びる根)の様子を蛸の足にたとえたものである。
別名を赤蛸の木(アカタコノキ)という。
これは葉に赤い棘があることからきた名で、YListではこちらを標準和名としている。
パンダヌス属は世界に650種くらいが分布する。
日本にも蛸の木(タコノキ)が小笠原諸島に分布し、属名の和名をタコノキ属という。
本種の原産地はマダガスカルである。
日本では沖縄で公園樹とされ、本土では温室で植栽される。
樹高は10メートルから20メートルである。
沖縄では5メートルくらいにしかならない。
葉は青緑色をした線形で、長さが50センチから100センチくらいあり、螺旋状にねじれる。
葉の縁と中央脈の裏側には赤く鋭い刺がある。
開花時期は11月くらいである。
葉の脇から大きな穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、白い花をたくさんつける。
実は集合果で枝先から垂れ下がり、橙色に熟する。
食用にはならない。
花言葉は「強がり」である。
属名の Pandanus はマレーシアなどでの現地語「パンダン(pandan)」からきている。
種小名の utilis は「有用な」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pandanus utilis

★こんなにも育つものなのタコの足
 異形見つめて溜息ついて

ビヨウタコノキ071222b-l.jpg

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2016/02/25改訂

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ヒレザンショウ061124a-l.jpg

鰭山椒(ヒレザンショウ)はミカン科サンショウ属(ザントクシルム属)の常緑小低木である。
ザントクシルム属は世界の熱帯・亜熱帯地域に250種くらいが分布する。
日本にも山椒(サンショウ)などが分布し、属名の和名をサンショウ属という。
本種は小笠原諸島の父島と沖縄県に分布し、サンゴ礁の石灰岩地帯に生える。
海外では、台湾や中国の南部にも分布する。
沖縄方言では「センスルギー」という。
樹高は50センチから100センチである。
枝には小さな棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
複葉の長さは4、5センチ、小葉の長さは5、6ミリである。
葉には艶があり、ちぎると柑橘系の香りがする。
葉の柄に翼があるのが特徴で、これが和名の由来でもある。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇に緑黄色の小さな目立たない花をたくさんつける。
結実時期は秋である。
実は直径3ミリくらいの球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
種子は黒くて艶がある。
葉や実は山椒(サンショウ)の代用品となる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の beecheyanum はイギリスの海軍士官で地理学者だった「ビーチー(Frederick William Beechey, 1796-1856)さんの」という意味である。
変種名の alatum は「翼のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum beecheyanum var. alatum

★南国に南国なりの香りあり
 鰭山椒に鼻を近づけ

ヒレザンショウ061124d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

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