白い花の最近のブログ記事

無人八手(ムニンヤツデ)

ムニンヤツデ111214a-l.jpg

無人八手(ムニンヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
小笠原諸島の固有種である。
「八手」の由来は深く切れ込んだ葉の形からきており、「無人」は小笠原諸島を意味する江戸時代の呼称である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に5つから7つに裂け、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
裂け方は近縁種の八手(ヤツデ)よりも浅く、裂片の幅も広い。
開花時期は11月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い5弁花をたくさんつける。
花は両性花で、1つの花が雄花から雌花へと変化していく。
花の後にできる実は楕円状球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒紫色になる。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の oligocarpella は「少数の心皮の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Fatsia oligocarpella

★島に咲く八手はどこが違うのか
 花も見たいが葉が面白く

ムニンヤツデ111214b-l.jpg

COPYRIGHT © 2014 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



浜紺菊(ハマコンギク)

ハマコンギク091115a-l.jpg

浜紺菊(ハマコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の三浦半島や伊豆半島の海岸近くの草原に生える。
野紺菊(ノコンギク)の近縁種である。
基準標本は神奈川県の江ノ島で、江ノ島嫁菜(エノシマヨメナ)の別名がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎には毛が密生する。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚ぼったい。
葉の先は丸く、縁には欠刻状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から11月である。
花は茎先にまとまってつき、花径は20ミリから25ミリくらいである。
花(舌状花)の色は白く、咲き進むと紫色を帯びてくる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の microcephalus は「小さい頭の」という意味である。
変種名の littoricola は「海浜に生える」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Aster microcephalus var. littoricola(syn. Aster ageratoides subsp. ageratoides var. littoricola)

★浜辺には浜辺の似合う花が咲く
 潮風受けどひるむことなく

ハマコンギク091115b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒロハテイシヨウソウ071105b-l.jpg

広葉ていしょう草(ヒロハテイショウソウ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東海地方、近畿地方と四国に分布し、海岸に近い林の中に生える。
分類上は、ていしょう草(テイショウソウ)の変種とされている。
和名の由来は不明である。
漢字で「禎祥草」とするという説もあるという。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は心形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から12月である。
開花時には葉は落ちる。
茎先に花径1センチくらいの白い花(頭花)を数個つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ainsliaea はイギリス人で東インド会社の外科医だった「エインズリー(W. Ainslie, 1767-1837)さん」の名からきている。
種小名の cordifolia は「心臓形をした葉の」という意味である。
変種名の maruoi は植物採集家「丸尾さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea cordifolia var. maruoi

★花見れば似たものたくさんあるけれど
 葉に個性見せ棲み分けをして

ヒロハテイシヨウソウ071105a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



柊木犀(ヒイラギモクセイ)

ヒイラギモクセイ121031a-l.jpg

柊木犀(ヒイラギモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
公園木や庭木として利用されている。
柊(ヒイラギ)と銀木犀(ギンモクセイ)の雑種と考えられている。
雄株しかなく、結実はしない。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
幹にはコルク質のこぶができる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質である。
葉の先は尖り、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
ただし、時に棘のない全縁の葉が交じる。
開花時期は10月から11月である。
葉の脇や枝の先に花径1センチくらいの小さい白い花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂けるが、柊(ヒイラギ)のように反り返りはしない。
雄しべが2本あり、真ん中には退化した雌しべがある。
花はよい香りがする。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は10月に千葉県立美術館で撮った。
学名:Osmanthus x fortunei

★びっしりと枝を覆って咲く花に
 駆け寄って見るどんな形と

ヒイラギモクセイ121031b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



辺塚蘭(ヘツカラン)

ヘツカラン091010c-l.jpg辺塚蘭(ヘツカラン)はラン科シュンラン属の多年草である。
鹿児島県から沖縄県にかけて分布し、常緑樹林内の樹上に生える着生蘭である。
海外では、台湾、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ヒマラヤ、インドなどにも分布する。
台湾からインドにかけて分布する寒鳳蘭(カンポウラン)の変種で、やや小形ある。
和名の由来は、鹿児島県肝属郡佐多町辺塚で発見されたことからきている。
しかし、自生地では愛好家による乱獲によって絶滅状態に近いという。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は30センチから40センチくらいである。
線形の葉が5、6枚出て、緩やかに反り返る。
葉は革質で艶がある。
開花時期は10月から12月である。
花茎が弓状に下垂する。
3枚の萼片と花弁のうち2枚は白く、中央に紅紫色の筋が入る。
もう1枚の花弁を唇弁という。
唇弁は黄白色で、浅く3つに裂ける。
2枚の側裂片には赤紫色の筋が数本入る。
真ん中の裂片には幅の広い赤紫色の縁取りが入る。
花径は4、5センチである。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の dayanum はイギリス人のラン愛好家「ダイ(John Day)さんの」という意味である。
変種名の austro-japonicum は「南日本の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Cymbidium dayanum var. austro-japonicum

★南国のムード伝える赤い筋
 燃えるがごとく辺塚蘭咲く

ヘツカラン091010b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


蔓蕎麦(ツルソバ)

ツルソバ111214a-l.jpg蔓蕎麦(ツルソバ)はタデ科イヌタデ属の蔓性多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸近くの草地から山地にかけて普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、タイ、マレーシア、インド、ネパールなどにも分布する。
茎は長く伸び、30センチから100センチくらいになる。
茎に毛は生えていない。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、裏面には脈がはっきり浮かぶ。
葉のつけ根の部分は切形である。
開花時期は5月から12月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を頭状に出し、小さな白い花をたくさんつける。
花径は4ミリくらいで、花はあまり開かない。
花弁はなく萼片5枚からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は12月に夢の島公園で撮った。
学名:Persicaria chinensis

★おやこれは蔓蕎麦みたいに見えるけど
 ここに咲くかと半信半疑

ツルソバ111214b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


姫苺の木(ヒメイチゴノキ)

ヒメイチゴノキ081130a-l.jpg姫苺の木(ヒメイチゴノキ)はツツジ科イチゴノキ属の常緑低木である。
常緑高木の苺の木(イチゴノキ)を小形にした園芸品種である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
苺の木(イチゴノキ)の原産地は南ヨーロッパである。
葉は長めの楕円形である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から12月である。
それ以後も5月から6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10月から2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
属名の Arbutus はラテン語の「arbutus(樹)」からきている。
種小名の unedo は「一度」という意味である。
品種名の Compacta は「小形の」という意味である。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo 'Compacta'

★ぶら下がる実はきらきらと黄金色
 真っ赤になる日指折り数え

ヒメイチゴノキ080927a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



柊(ヒイラギ)

ヒイラギ080902a-l.jpg

温もりを求め柊寂しげで

柊(ヒイラギ)はモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、低地の林の中に生える。
海外では、台湾にも自生している。
葉の縁には鋭い棘がある。
名の由来は、「ひいらぐ」という古語から来ている。
ズキズキするほど痛いという意味なのだそうである。
生垣に使われたり、魔よけに使われたりしている。
ただし、老木になると葉の棘は次第になくなってしまう。
樹高が高くなると、草食動物などに食べられてしまう心配がなくなるからなのだという。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は11月から12月である。
葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、翌年の初夏に黒紫色に熟する。
材は堅く、櫛や算盤玉に用いられる。
俳句では「柊の花」が冬の季語である。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Osmanthus heterophyllus

★爪を研ぎ悪戯そうに見えるけど
 心根優し花は純白

ヒイラギ080902b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


唐茶(トウチャ)

トウチャ051105a-l.jpg唐茶(トウチャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は中国の雲南地方である。
台湾やインドシナ半島などにも分布する。
分類上は、茶(チャ)の品種の1つとされている。
茶(チャ)よりも葉の長さが長いのが特徴である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや薄い革質である。
開花時期は10月から12月である。
花の色は白く、黄色い雄しべが目立つ。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
苦味があるので緑茶には適さない。
「苦茶」とも呼ばれる。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は11月に練馬区の牧野記念庭園で撮った。
学名:Camellia sinensis f. macrophylla

★陽射し浴び大葉の脇にちょっこりと
 唐茶の花は満面の笑

トウチャ051105b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


メサデネラ・クスピダタ

メサデネラ・クスピダタ081207a-l.jpgメサデネラ・クスピダタはラン科メサデネラ属の多年草である。
コスタリカ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、ペルーなどに分布する地生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、根際に2枚生える。
葉には白い斑点が入る。
開花時期は秋である。
花径6ミリくらいの白い花を、捩花(ネジバナ)のように螺旋状につける。
唇弁は黄色い。
属名の Mesadenella の由来はまだ解明できていない。
種小名の cuspidata は「急に尖った」という意味である
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Mesadenella cuspidata

★ネジバナに近い仲間だメサデネラ
 渦巻く姿どこか愛しく

メサデネラ・クスピダタ081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち白い花カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは茶色の実です。

次のカテゴリは白い実です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7