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薮紫(ヤブムラサキ)

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薮紫(ヤブムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
分類体系によってはシソ科とされる。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、日当たりのよい林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから3メートルである。
全体に毛が多く、触るとビロードのような感触がある。
葉は卵形ないし楕円形で、向かい合って生える(対生)。
表面は濃い緑色、裏面は灰白色をしている。
葉の先は鋭く尖り、縁にはやや不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の花をたくさんつける。
花序には密に毛があり、毛に埋もれるように花をつける。
花径が3ミリから4ミリ、長さが3ミリから5ミリの筒状で、先は4つに裂ける。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花から飛び出している。
花の後にできる実は3ミリから4ミリの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫色に熟する。
萼に半分つつまれているが、落葉するころには萼も枯れて美しい姿を見せる。
花言葉は「聡明」である。
属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Callicarpa mollis

★葉の陰で静かにそっと紫の
 小花をつける薮紫は

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シンフォリカルポス081228a-l.jpg

シンフォリカルポス・オルビクラツスはスイカズラ科シンフォリカルポス属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のミネソタ州やテキサス州などに分布する。
英名はコーラルベリー(coralberry)という
樹高は1メートルくらいである。
細い枝が根元から群がって立ち上がる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
枝先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンク色の花をつける。
結実時期は9月から11月くらいである。
直径6ミリから8ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が紅紫色に熟する。
実は冬になっても落ちずに残る。
属名の Symphoricarpos はギリシャ語で「symphorein(共に生ずる)+karpos(果実)」からきている。
種小名の orbiculatus は「円形の」という意味である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Symphoricarpos orbiculatus

★辺りには枯れ枝ばかり目立つなか
 紫映えるオルビクラツス

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郁子(ムベ)

ムベ081130b-l.jpg

しげしげと郁子の実見つめ首かしげ

郁子(ムベ)はアケビ科ムベ属の常緑蔓性低木である。
別名を常磐通草(トキワアケビ)とも言うが、このトキワは「常葉」に通ずる。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
蔓は長さが5メートルくらいになる。
葉は3枚から7枚の小葉からなる手のひら状の複葉である。
葉の質は厚くて艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
葉の脇に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、香りのよい緑白色の花を数個ずつつける。
花弁はなく、萼片が6枚である。
雌花のほうが少し大きい。
結実期は11月ころである。
長さ5センチから7センチくらいの卵円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤紫色に熟する。
通草(アケビ)に似ているが果皮は裂けない。
果肉は甘く、食べられる。
また、茎や根は生薬で木通(もくつう)といい、強心剤や利尿薬として利用される。
和名の由来は、天智天皇の時代に苞蘂(おおむべ)の名で宮中に献上されたことからきているといわれる。
俳句では「郁子の花」が春の季語、「郁子の実」が秋の季語である。
属名の Stauntonia はイギリス人の医師で中国大使だった「スタウントン(G. L. Staunton, 1740-1801)さん」の名からきている。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stauntonia hexaphylla

★棚つくり郁子絡ませる家ありて
 じっと眺める秋の鎌倉

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通草(アケビ)

アケビ・雌花080413a-l.jpg思いをば蔓に宿して通草咲く

通草(アケビ)はアケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。
漢字では「木通」とも書く。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国にも分布する。
葉は小葉5枚からなる手のひら状の複葉である。
小葉の形は楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
淡い紫色をした小さな花をつける。
雌雄同株である。
花弁はなく、3枚の花弁のように見えるのは萼片である。
果実は長い楕円形の裂開果で、秋に熟すと縦に裂け、中から白い果肉と種子が現れる。
白い中身は食べられる。
茎の部分は利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
また、蔓は籠などの細工物に用いられる。
和名の由来は「開け実」が転訛したといわれるが、他にも説がある。
俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語である。
花の写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
雌花、雄花の順である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の quinata は「5枚の小葉の」という意味である。
実の写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Akebia quinata

★吾が思い花に宿して通草咲く
 蔓編むごとく心通わせ
☆大きな実啄ばむ小鳥思い出し
 あけびの花の咲くことを知り

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オオムラサキシキブ090627b-l.jpg大紫式部(オオムラサキシキブ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、海岸に近い低地林などに生える。
海外では、台湾や朝鮮半島の南部にも分布する。
分類上は紫式部(ムラサキシキブ)の変種とされている。
実の美しさを「紫式部」にたとえ、また基本種に比べて実が大きいというのが名の由来である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉のつけ根から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白ないし淡い紅紫色を帯びたの花をたくさんつける。
花は筒状で長さは5ミリから8ミリくらい、花径は3ミリから5ミリくらいである。
花の先は5つに裂ける。
雄しべは4本ある。
雌しべの先は平たい。
花の後に緑色をした直径3ミリから5ミリくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)をつける。
10月から12月ころにかけて紫色に熟する。
属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の luxurians は「繁茂した」という意味である。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
実の写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Callicarpa japonica var. luxurians

★南国の海岸近くに育ち咲き
 紫の実をたわわにつけて

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オオムラサキシキブ071221213c-l.jpg

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ムラサキシキブ071125d-l.jpg

さり気なくぽつりぽつりと実むらさき

紫式部(ムラサキシキブ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属(カリカルパ属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。
カリカルパ属は世界に130種以上が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名もムラサキシキブ属という。
本種は北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。
結実期は10月から12月である。
花の後にできる実は直径3、4ミリの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、きれいな紫色に熟する。
材はまっすぐに伸びて強靱であることから、金槌などの道具の柄や杖として利用される。
花言葉は「聡明」である。
俳句では、「紫式部」や「実紫」が秋の季語、「紫式部の花」が夏の季語である。
実の写真は11月に小石川植物園で撮った。
花の写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Callicarpa japonica

★紫のそこはかとなき清らかさ
 珠と結びて紫式部
☆さりげなく気品漂う姿こそ
 実は小さくも紫式部

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ムラサキシキブ080628a-l.jpg

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2015/05/03改訂

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ネズミモチ080601a-l.jpg

鼠黐(ネズミモチ)はモクセイ科イボタノキ属の常緑低木である。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、低地や丘陵地の林の中などに生える。
また、庭木や生垣とされる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
和名の由来は、葉が黐の木(モチノキ)に似ており、実を「鼠の糞」に見立てたものである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は長さ5ミリくらいの筒状で、先は4つに裂ける。
雄しべは2本である。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、11月ころに黒紫色に熟する。
属名の Ligustrum はラテン語の「ligare(縛る)」に由来する。この属のある植物の枝で物を縛ったことからきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
花の写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Ligustrum japonicum

★名の由来聞けば吹き出す鼠黐
 実のなるころにまた来てみよう

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シャリンバイ070603b-l.jpg

車輪梅(シャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸や海岸に近い山地に生える。
また、街路樹や生垣などに利用される。
海外では、台湾や朝鮮半島にも分布する。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、枝先に互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で艶があり、上部の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は10ミリから15ミリくらいで、花びらは5枚である。
雄しべは20本くらいある。
園芸品種には淡い紅色を帯びたものもある。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に黒紫色に熟し白い粉を帯びる。
樹皮は奄美大島の特産品である大島紬の染料に使用されることでも有名である。
奄美大島では「テーチ木」と呼ばれ、このチップを煮込んで染液を作る。
また、沖縄の芭蕉布という織物の染料としても利用されている。
芭蕉布は、琉球藍の紺絣と車輪梅の赤茶絣を利用して縞模様を表現している。
和名の由来は、花が梅に似ていて、葉が枝先に車輪状に集まることからきている。
花言葉は「純な心」である。
属名の Rhaphiolepis はギリシャ語の「rhaphis(針)+lepis(鱗片)」からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
変種名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata

★ほんわかと甘いムードに酔ったかな
 でもいいでしょう咲いてみたって
☆鳥たちの喜ぶ声も響くよう
 花は清楚にただ美しく

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2013/01/20改訂

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