棘蕃茘枝(トゲバンレイシ)はバンレイシ科バンレイシ属の常緑小高木である。
原産地は西インド諸島である。
大航海時代に移植され、東南アジアなどに広まった。
樹高は5メートルから6メートルである。
太い幹にはならず、根元から枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から秋である。
花は幹や枝などに直接生える幹生花である。
外花披片は黄緑色、内花披片は淡い黄色である。
実は卵形ないし円錐形で、棘がある。
1つの実が1キロから2キロはある。
棘の色は艶のある緑色からくすんだ緑色や黄緑色に変わる。
果肉は白く、海綿状の繊維の中に果汁が詰まっている。
生食されるほか、アイスクリームやシャーベットの原料にされたり、清涼飲料の原料とされる。
属名の Annona はハイチの地名「Annon(アノン)」からきている。
種小名の muricata は「硬い突起がたくさんある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Annona muricata
★フルーツと呼ぶには少しためらうが
美味いらしいよ棘蕃茘枝
COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|