紫色の実の最近のブログ記事

三葉通草(ミツバアケビ)

ミツバアケビ071006a-l.jpg

三葉通草(ミツバアケビ)はアケビ科アケビ属の落葉蔓性木本である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国にも分布する。
蔓の長さは5メートルから10メートルくらいになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には波状の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げて、濃い紫色の花をつける。
花序の先端に小さな雄花がたくさんつき、つけ根に大きな雌花が1個から3個つく。
花には花弁はなく、花弁状の蕚片が3枚ある。
花の後にできる実は長い楕円形の裂開果で、熟すると割れて中の果肉が見えるようになる。
これを「開け実」と呼んだものが和名の由来とされるが、他にも説がある。
白い中身は食べられる。
蔓の部分は利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
また、籠などの細工物に用いられる。
「三葉」は近縁種の通草(アケビ)が小葉5枚構成なのと対比して3出複葉であることからつけられた名である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Akebia trifoliata

★じっくりと時間をかけて実るんだ
 たどりついたよ渋い紫

ミツバアケビ071006b-l.jpg

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オオミムラサキコケモモ061021a-l.jpg

大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ)はキキョウ科プラティア属の多年草である。
原産地は台湾、中国、マレーシア、ニュージーランドなどである。
標準和名はサクラダソウという。
漢字でどう書くかは確認できていない。
流通名を笑窪草(エクボソウ)ともいう。
匍匐性がある。
茎の長さは10センチから60センチくらいになる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
白色ないし淡い紫色をした溝隠(ミゾカクシ)に似た花をつける。
花の後につく実は直径1センチくらいの球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、赤紫色に熟する。
実の鑑賞期は7月から10月である。
パープルクランベリーの名でも流通しているが、ツツジ科のクランベリーとは異なり食用にはならない。
なお、ネットでは流通業者を中心として本種と笑窪草(エクボソウ)を別種とする見方が多いが、YListではシノニムとしている。
属名の Pratia は19世紀のフランス人の海軍士官「プラベルノン(Charles L. Prat-Bernon)さん」の名からきている。
種小名の nummularia は「硬貨形の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Pratia nummularia(=Lobelia angulata)

★食べられぬ実にはあれども美しく
 花も可憐と人に好かれて

オオミムラサキコケモモ061021b-l.jpg

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藤豆(フジマメ)

フジマメ071013c-l.jpg藤豆(フジマメ)はマメ科フジマメ属の蔓性一年草である。
インド、東南アジアあるいはアフリカとされている。
インドでは3000年前から栽培されていたという。
日本へは1654年に中国の高僧、隠元によってもたらされたとされている。
このため関西では藤豆(フジマメ)を隠元豆(インゲンマメ)と呼ぶことが多い。
草丈は50センチから600センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から10月である。
葉の脇に淡い紅紫色または白の蝶形花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
莢(さや)は扁平で、長さが4センチから10センチくらいになる。
未熟果の莢(さや)を食用とするほか、種子を乾燥したものを生薬で白扁豆(はくへんず)といい、解毒剤や疲労回復薬として利用される。
属名の Lablab はアラビア語でヒルガオを意味する言葉が転用された。
種小名の purpureus は「紫色の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lablab purpureus

★紫に染まる藤豆ぶらぶらと
 蝶を思わす花と戯れ

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ヤマブドウ071006a-l.jpg山葡萄(ヤマブドウ)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉木本である。
北方領土を含む北海道から四国にかけて分布し、山地の林の中や林道の脇などに分布する。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布している。
巻きひげで他の樹木に絡みついて伸び、10メートルから15メートルくらいになる。
枝は赤褐色をしている。
年を経たものは10センチ以上の太さになる。
葉は長さが10センチから30センチと大型で五角形状をしており、浅く3つから5つに裂ける。
縁には低く尖ったぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根は心形である。
若い葉は両面に毛が生えるが、表面はやがて剥げ落ちる。
開花時期は6月ころである。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄緑色の目立たない花をつける。
雌雄異株である。
雌株には直径8ミリから10ミリくらいの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が大きな房となって垂れ下がる。
実が熟するのは10月ころである。
北方民族は食用にするほか、根を腫れ物の薬にしたり、蔓や樹皮で編み物をしたりして利用した。
熊の大好物でもある。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の coignetiae は「コアネ(M. & Mme. Coignet)さんの」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Vitis coignetiae

★熟す日はまだ少しだけ早いから
 また来てほしい君に見せたい

ヤマブドウ071006b-l.jpg

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ヤブミョウガ110809a-l.jpg藪茗荷(ヤブミョウガ)はツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の中や竹藪などに生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名の由来は、藪地に生えて葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきている。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎の上部に長い楕円形の葉を6、7枚互い違いにつける(互生)。
葉のつけ根の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)となる。
開花時期は6月から9月である。
茎先に長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
1つの株に両性花と雄花がつく。
花径は1センチくらいで、一日花である。
花弁は3枚、萼片も3枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
両性花は雌しべが長く、雄花は雌しべが短い。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、濃い青紫色に熟する。
属名の Pollia はオランダ人の「ポール(J. van der Poll)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に名古屋市立東山植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Pollia japonica

★藪の中長い地下茎伸ばしつつ
 点々と咲く白い花びら

ヤブミョウガ110809b-l.jpg

ヤブミョウガ071008c-l.jpg

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コムラサキ090614c-l.jpg小紫(コムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
別名を小式部(コシキブ)ともいう。
いずれも「紫式部」にちなむ名である。
本州の岩手県から沖縄にかけて分布し、山地や湿地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
園芸的には紫式部の名で流通することもあるが、植物上の紫式部(ムラサキシキブ)は別種である。
和名の由来は、秋に小さな紫色の実をつけるところからきている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には、先のほうの半分くらいに細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。
紫式部(ムラサキシキブ)に比べると、花も実も葉の柄のつけ根から少し離れた位置から出る。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
結実期は9月から11月である。
直径3ミリくらいの紫色の実をつける。
実は紫式部(ムラサキシキブ)よりも小振りだが、鞠のように固まってつく。
実の色が白いものもあり、白玉小式部(シラタマコシキブ)ないし白実の小紫(シロミノコムラサキ)と呼ばれる。
属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。
種小名の dichotoma は「二股になった」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Callicarpa dichotoma

★紫の珠と実らんいつの日か
 揺れる小花は陽射しを浴びて

コムラサキ071008e-l.jpg

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