鶴首南瓜(ツルクビカボチャ)はウリ科カボチャ属の蔓性一年草である。
南瓜(カボチャ)の原産地はメキシコ南部から中央アジアにかけた一帯である。
その中でも日本南瓜(ニホンカボチャ)といわれるものの品種の1つである。
九州や京都でわずかに栽培されている。
別名を糸瓜南瓜(ヘチマカボチャ)といい、京都のものは九条南瓜(クジョウカボチャ)と呼ばれる。
蔓は五角形で全体に毛がある。
葉は心臓形で浅く5つに裂け、長い柄がある。
開花時期は6月から8月である。
雌雄同株で雄花と雌花がある。
いずれも黄色い大きな花である。
秋になる実の形は鶴首状である。
果皮の色はベージュから緑色、果肉は鮮やかな橙色である。
粘質で、甘みがあっておいしい。
属名の Cucurbita はラテン語の「cucumis(ウリ)+orbis(円形)」からきている。ヒョウタンの古代ラテン名を転用したものである。
種小名の moschata は「麝香の香りのする」という意味である。
変種名の lufiiformis は「ヘチマ属(Luffa)のような形の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Cucurbita moschata var. lufiiformis
★鶴首の名前がどこか床しいね
胡瓜のような形だけれど
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