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フクロユキノシタ130319a-l.jpg

袋雪の下(フクロユキノシタ)はフクロユキノシタ科フクロユキノシタ属(ケファロツス属)の多年草である。
ケファロツス属は1属1種で本種のみからなる。
和名を袋雪の下(フクロユキノシタ)といい、属名の和名もフクロユキノシタ属という。
和名の由来は、花の構造が雪の下(ユキノシタ)に似ていて捕虫袋をつけることからきている。
原産地はオーストラリアで、西オーストラリア州の南西部に分布し、海岸に近い湿地に生える。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
食虫植物の1種である。
茎は地下で枝分かれして広がる。
葉は円形ないし楕円形で、ロゼツト状に広がる。
夏(1月から2月)につける捕虫袋は高さが3センチか4センチの壺状である。
捕虫袋にはひれ状の翼があり、翼の外側には柔らかな毛がたくさん生える。
捕虫袋の中では消化液が分泌される。
また、花茎を立ち上げて白い花をつける。
属名の Cephalotus はギリシャ語の「kephalotes(頭状の)」からきている。
種小名の follicularis は「袋果をつけた」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Cephalotus follicularis

★虫をとる姿もいつか見てみたい
 いろいろあるねオーストラリア

フクロユキノシタ130319b-l.jpg

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赤規那の木(アカキナノキ)

アカキナノキ131008a-l.jpg

赤規那の木(アカキナノキ)はアカネ科キナノキ属の常緑高木である。
中南アメリカのコスタリカ、ベネズエラ、ボリビア、ペルーに分布し山地に生える。
繁殖力が強く、太平洋諸島などで野生化している。
そのため、国際自然保護連合(IUCN)によって世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。
規那というのはキナノキの樹皮を乾燥させたもののことで、解熱薬、健胃薬、抗マラリア薬に用いられるキニーネの原料とされる。
ただし、アルカイドを含むので有毒でもある。
語源はペルーの現地語のキナ(kinkina:熱を防ぐ皮)からきている。
赤規那の名は樹皮が赤味を帯びることからつけられた。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は赤味を帯びる。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は冬である。
葉の脇から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白ないし淡い紅紫色をした筒状の花をたくさんつける。
花冠は先で5つに裂け、白い軟毛が密生している。
属名の Cinchona はスペインのペルー提督の妻「チンチョン伯爵夫人(Cinchon, 1600's)」の名からきている。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Cinchona pubescens(syn. Cinchona succirubra)

★キニーネの名前は聞いたことがある
 南の島では必需品だと

アカキナノキ131008b-l.jpg

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ユーフォルビア・レウコケファラ130116a-l.jpg

ユーフォルビア・レウコケファラはトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑低木である。
属名の読み方は「エウフォルビア」とするものもある。
流通名を白雪姫(シラユキヒメ)という。
原産地はメキシコの南部からエルサルバドルである。
樹高は150センチから300センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11月から1月である。
枝先に杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)を出し、白い小さな花をつける。
花序の下につく白い苞葉のほうが目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の leucocephala は「頭が白い」という意味である。
写真は3月に新宿御苑で撮った。
学名:Euphorbia leucocephala

★いろいろな姿があるねユーフォルビア
 白雪姫も変わっているよ

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ディレニア・フィリピネンシス090927a-l.jpg

ディレニア・フィリピネンシスはビワモドキ科ビワモドキ属の常緑高木である。
原産地はフィリピンである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
英名・和名はカトモン(Katomon)という。
樹高は8メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は乾期(12月から5月)である。
花径15センチから20センチくらいある白い大きな花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
たくさんある赤い雄しべは、つけ根の部分で合着する。
球形の果実は直径7センチくらいあるが、食用にはならない。
属名の Dillenia はドイツの植物学者「ディレニウス(J. J. Dillenius, 1684-1747)さん」の名からきている。
種小名の philippinensis は「フィリピンの」という意味である。
写真は9月に咲くやこの花館で撮った。
学名:Dillenia philippinensis

★大きくて迫力のある花が咲く
 これがカトモン南の樹木

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マスデバリア・パキウラ

マスデバリア・パキウラ081207a-l.jpgマスデバリア・パキウラはラン科マスデバリア属の多年草である。
エクアドルの標高1500メートルから3000メートルの高地に生える地生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
花径2センチくらいの花を数輪つける。
花の色は白く、赤い斑点が入る。
属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(J. Masdevall)さん」の名からきている。
種小名の pachyura は「太い尾の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Masdevallia pachyura

★花色は大人しいかな仲間では
 桜のようなマスデバリアだ

マスデバリア・パキウラ081207b-l.jpg

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ブルボフィルム・アクミナツム081207a-l.jpgブルボフィルム・アクミナツムははラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の常緑多年草である。
タイ、ミャンマー、マレー半島、カリマンタン島に分布する着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
先の尖った花を輪形につける。
花の色は白と赤が交じる。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の acuminatum は「先が次第に尖った」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Bulbophyllum acuminatum

★円盤を思わすような咲き方に
 笑みがこぼれるアクミナツムは

ブルボフィルム・アクミナツム081207b-l.jpg

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ペーパーホワイト070105a-l.jpgナルキッスス・ペーパーホワイトはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
分類体系によってはユリ科とされる。
日本水仙(ニホンズイセン)と同じ房咲き水仙(フサザキスイセン)の仲間である。
房咲き水仙(フサザキスイセン)の原産地は地中海沿岸地方で、シルクロードを経由して中国にもたらされた。
日本へは、平安時代に遣唐使などによって薬草として持ち込まれ、野生化して日本水仙(ニホンズイセン)となった。
日本水仙(ニホンズイセン)の特徴は真ん中にある副冠といわれる杯状の部分が黄色いことだが、このペーパーホワイトは純白である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は平たい線形で、束になって生える(束生)。
開花時期は12月から2月である。
花茎を伸ばし、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
種小名の tazetta は「小さいコーヒー茶碗」という意味である。副花冠の形を形容している。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Narcissus tazetta 'Paper White'

★冬陽浴び強い香りを放ちつつ
 清らかに咲くペーパーホワイト

ペーパーホワイト070105b-l.jpg

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プレクトレミンツス・カウダツス081207a-l.jpgプレクトレルミンツス・カウダツスはラン科プレクトレルミンツス属の多年草である。
西アフリカに分布する着生種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬から春である。
花の色は緑色で、唇弁は白い。
花径は7、8センチである。
属名の Plectrelminthus はギリシャ語の「plectron(距)+helminthion(くねくねした)」からきている。
種小名の caudatus は「尾のある」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Plectrelminthus caudatus

★この花の形はだいぶ慣れてきた
 アングレクムとどこが違うの

プレクトレミンツス・カウダツス081207b-l.jpg

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ホワイト・パウダーパフ

ホワイトパウダーパフ090117a-l.jpgホワイト・パウダーパフ(white powederpuff)はマメ科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)の常緑低木である。
原産地はボリビアである。
属名のカリンアンドラ(Calliandra)の名でも流通している。
カリンアンドラは美しい雄しべを意味する。
白く伸びているのは雄しべである。
ホワイト・パウダーパフは英名である。
赤花のものもあり、大紅合歓(オオベニゴウカン)と呼ばれる。
こちらのほうの英名はレッド・パウダーパフ(red powederpuff)である。
本種はその園芸品種である。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い卵形である。
開花時期は12月から3月くらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Calliandra はギリシャ語の「kallos (美しい) + andros ( 雄しべ)」からきている。
種小名の haematocephala は「血の色をした頭状の部分のある」という意味である。
品種名の Albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Calliandra haematocephala 'Albiflora'

★不思議なる花の形で人気呼ぶ
 カリンアンドラはボリビア育ち

ホワイトパウダーパフ090117b-l.jpg

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姫山茶花(ヒメサザンカ)

ヒメサザンカ070321a-l.jpg姫山茶花(ヒメサザンカ)はツバキ科ツバキ属の常緑小高木である。
日本固有種である。
奄美大島から西表島にかけて分布し、山地の林の中に生える。
サザンカの名がつくが、サザンカのグループではなく、ヒメサザンカという別のグループに属する。
ツバキ属の中ではもっとも香りが強く、多くの園芸品種の交配親となっている。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、艶はあまりない。
開花時期は自生地では12月から3月である。
葉の脇に小さな白い花を咲かせる。
花径は3センチくらいで一重咲きである。
花の形は盃状で、花弁の先が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia lutchuensis

★ふくよかな香り伴い咲き出ずる
 姫山茶花の花愛らしく

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