2016年5月アーカイブ

エゾノコリンゴ150509a-l.jpg

蝦夷の小林檎(エゾノコリンゴ)はバラ科リンゴ属(マルス属)の落葉高木である。
マルス属は北半球の温帯を中心に30種から35種くらい分布する。
代表種は栽培品種の林檎(リンゴ)で、属名の和名もリンゴ属という。
本種は北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、林の縁や川岸に生える。
また、庭木や街路樹として植えられる。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方、サハリンにも分布する。
別名を広葉大桷(ヒロハオオズミ)という。
「桷」は染み(ソミ)の転訛で、樹皮を煮出して黄色の染料に用いたことからきているという。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
桷(ズミ)と違って切れ込む葉はない。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から数本ずつ花柄を出し、白い5弁花をつける。
花径は3センチくらいである。
雄しべは20本くらいあり、桷(ズミ)のように長くはない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
10月ころに赤く熟する。
属名の Malus はギリシャ語の「malon(リンゴ)」からきている。
種小名の baccata は「液果の」という意味である。
変種名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Malus baccata var. mandshurica

★北国の春を豪華に飾り咲く
 蝦夷の小林檎目映いばかり

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蝦夷下野(エゾシモツケ)

エゾシモツケ150509a-l.jpg

蝦夷下野(エゾシモツケ)はバラ科シモツケ属(スピラエア属)の落葉低木である。
スピラエア属は北半球の温帯や亜寒帯に120種くらいが分布する。
日本にも下野(シモツケ)などが分布し、属名の和名をシモツケ属という。
本種は北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鈍く、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はほとんどない。
葉の縁や葉の両面には長い軟毛が生える。
近縁種の蝦夷の白花下野(エゾノシロバナシモツケ)の場合は、葉の先が尖り、縁が重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となるのが特徴である。
開花時期は5月から7月である。
直径2センチから3センチくらいの半球形に盛り上がった小手毬(コデマリ)のような花序を枝先にびっしりとつける。
花の色は白い。
花径は6ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、9月ころ熟する。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の media は「中間の」という意味である。
変種名の sericea は「絹糸状の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea media var. sericea

★真っ白な花の手毬を連ね咲く
 蝦夷下野に木漏れ日射して

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ベロニカ

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ベロニカはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ベロニカ属)ないしルリトラノオ属(プセウドリシマキオン属)の園芸植物の総称である。
分類体系によっては(APG第3版)オオバコ科とされる。
ロベリア属は北半球に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも鍬形草(クワガタソウ)などが分布し、属名の和名はクワガタソウ属という。
ルリトラノオ属についてはクワガタソウ属と区別する考え方とクワガタソウ属に含む考え方とがある。
日本で流通しているベロニカは、在来種の瑠璃虎の尾(ルリトラノオ)とユーラシア大陸に広く分布するベロニカ・ロンギフォリアベロニカ・スピカータの改良種が中心である。
英名はスピードウェル(Speedwell)という。
路地植えやグランドカバーとされる。

草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色である。
開花時期は4月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花の色は白やピンクのものもある。
花言葉は「名誉」である。
5月28日の誕生花である。
属名の Veronica はキリスト教の聖者ベロニカに捧げられた名である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
ベロニカ・スピカータの園芸品種ロイヤルキャンドル(Royal Candles)である。
学名:Veronica cv.

★夏空に負けず涼しさ届け咲く
 ベロニカの花健気な姿

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エゾタカネスミレ150509a-l.jpg

蝦夷高嶺菫(エゾタカネスミレ)はスミレ科スミレ属(ビオラ属)の多年草である。
ビオラ属は世界に500種くらいが分布する。
また、スミレ、パンジー、ビオラなどの仲間があり、多くの園芸品種が生まれている。
日本にも菫(スミレ)などが分布し、属名の和名をスミレ属という。
本種は日本固有種である
北海道に分布し、大雪山、夕張岳、日高山脈、羊蹄山などの高山や亜高山の砂礫池に生える。
基本種は高嶺菫(タカネスミレ)で、本種はその亜種である。
草丈は5センチから10センチくらいの有茎種である。
葉は心形で艶がなく、葉柄が無毛というのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
花径は2センチくらいである。
花の色は黄色く、唇形である。
上弁や側弁は後方に反り返る。
唇弁はやや広く、紅紫色の筋が入る。
花形 直径2?前後。唇弁はやや広い。花柱に突起毛が無い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はごく短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の crassa は「多肉質の」という意味である。
亜種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Viola crassa subsp. borealis

★迷いつつ登らなかったあの山の
 短い夏に思いを馳せて

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レウイシア・シエラエ

レウイシア・シエラエ150509a-l.jpg

レウイシア・シエラエはスベリヒユ科レウイシア属の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ヌマハコベ科とされる。
レウイシア属は北アメリカに10数種とその変種数種が分布する。
本種の原産地はカリフォルニア州である。
シェラネバダ山脈南部のホイットニー山近辺の高山にのみに分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は多肉質の線形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)に広がる。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に花径10ミリから15ミリくらいの小さな花をたくさんつける。
花の色は桃赤色で、濃い桃赤色の筋が入る。
花冠の真ん中は白っぽい。
花弁数は5枚から8枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
分類の仕方によってはレウィシア・ピグマエアの変種(Lewisia pygmaea var. sierrae)とされることがあり、ピグマエアに含まれることもある。
属名の Lewisia はアメリカ人の探検家「ルイス(Meriwether Lewis, 1774-1809)さん」の名からきている。
種小名の sierrae は「シェラネバダ山脈(Sierra Nevada)の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Lewisia sierrae

★肉質の葉っぱの隙間に花咲かす
 シェラネバダの景色伝えて

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シナシャクナゲ100529a-l.jpg

支那石楠花(シナシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属(ロードデンドロン属)の常緑小高木である。
ロードデンドロン属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
日本では同属の植物を躑躅(ツツジ)と総称し、属名の和名をツツジ属という。
ただし、日本では文化的には皐月(サツキ)や石楠花(シャクナゲ)を躑躅(ツツジ)とは区別して呼ぶ習慣があり、植物学上の分類とは異なる。
本種は石楠花(シャクナゲ)の仲間で、原産地は中国の南西部やミャンマーである。
貴州省、四川省、雲南省、チベット自治区、ミャンマーに分布し、標高1000メートルから3300メートルの山地に生える。
樹高は1メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月である。
枝先に数輪の白ないし淡いピンクの花をつける。
花径が8センチくらいある大輪で、花冠の先が5つに裂ける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の decorum は「美しい」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Rhododendron decorum

★この花は雲南に咲く石楠花だ
 雨の中でも香りはするかな

シナシャクナゲ100529b-l.jpg

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ゼラニウム

ゼラニウム110731a-l.jpg

北の地に畑のごとくゼラニウム

ゼラニウム(geranium)は南アフリカを中心に分布するフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の植物を改良して作出された園芸品種の総称である。
ペラルゴニウム属はゲラニウム属(Geranium)に含まれていたことがあり、その英語読みであるゼラニウムという呼称が園芸的には今でも用いられている。
同属は南アフリカを中心に200種くらいが分布し、数千にのぼる園芸品種が作出されている。
同属のペラルゴニウム・インクイナンス(Pelargonium inquinans)に天竺葵(テンジクアオイ)の和名があり、属名の和名はテンジクアオイ属という。
表記のゼラニウム(geranium)の仲間に対して、YListでは花天竺葵(ハナテンジクアオイ)の和名を充てている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に芳香がある。
葉は円形で手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には環状の斑紋の入るものや、モミジのように切れ込むものもある。
開花時期は3月から11月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチから4センチくらいの花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
八重咲きのものもある。
花の色には紅色、桃色、オレンジ色、白などのものがあり、複色のものもある。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「尊敬と信頼」である。
5月26日の誕生花である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の hortorum は「庭園の」という意味である。
写真は7月に中富良野町のファーム富田で撮った。
学名:Pelargonium x hortorum

★鮮やかに花壇彩りゼラニウム
 賑わいの声響くがごとく
☆様々な香り放ちてゼラニウム
 いつでも傍で咲いてるようで

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ヤナギチョウジソウ100529a-l.jpg

柳丁子草(ヤナギチョウジソウ)はキョウチクトウ科チョウジソウ属(アムソニア属)の多年草である。
アムソニア属はアジアや北アメリカなどに20種くらいが分布する。
日本にも丁子草(チョウジソウ)が分布し、属名の和名をチョウジソウ属という。
「丁子草」の名の由来は、フトモモ科の丁子(チョウジ)に似た花を咲かせることからきている。
漢字では「丁字草」とも書き、これは花を横から見ると「丁」の字に見えることからきている。
「柳」は葉の形をなぞらえたものである。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のペンシルベニア州からカンザス州にかけて分布し、湿った林の中や河岸に生える。
英名はブルースター(bluestar)、テキサスブルースター(Texas bluestar)などである。
YListでは表記の名を和名としているが、これを柳葉丁子草(ヤナギバチョウジソウ)とする文献もある。
日本へは昭和5年ころに渡来し、主に庭植えとされている。
好ましくないことだが、園芸的には「丁子草」として流通している。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉の形は細長い披針形(笹の葉のような形)で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月である。
小さい筒形で先が5つに裂ける淡い青色をした花が下向きに咲く。
花の後にできる実は円柱状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草に有毒成分を含み、誤食すると危険である。
花言葉は「信じ合う心」である。
属名の Amsonia はアメリカの植物学者「アムソン(Charles Amson, 1700's)さん」の名からきている。
種小名の tabernaemontana はドイツ人の植物学者「タベルナエモンタヌス(Jacobus Theodorus Tabernaemontanus, 1525-1590)さんの」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Amsonia tabernaemontana

★似た花がアメリカに咲くことがある
 ここにもあったそんな不思議が

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オオバコチチコグサ100529a-l.jpg

大葉子父子草(オオバコチチコグサ)はキク科エゾノチチコグサ属(アンテンナリア属)の多年草である。
アンテンナリア属は世界に70種くらいが分布する。
日本にも蝦夷の父子草(エゾノチチコグサ)が分布し、属名の和名をエゾノチチコグサ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国にかけて東部に分布する。
プラントンリーフプシトエス(plantain-leaf pussytoes)やウーマンズタバコ(woman's tobacco)の英名がある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
匍匐して広がる。
根際から生える葉は幅の広いへら状の楕円形である。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で数は少なく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
茎先に灰白色の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Antennaria はギリシャ語の「antenna(触角)」からきている。長い冠毛が昆虫の触角に似ていることから名づけられた。
種小名の plantaginifolia は「オオバコ属(Plantago)のような葉の」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
日本のサイトでは大半が種小名を plantagifolia と表示していて、海外のサイトとの整合性がない。
これは撮影地のプレート表記に起因する問題だろうと推測できる。
学名:Antennaria plantaginifolia

★晴れてたらもっっときれいに撮れたのに
 また来てみよう青空の日に

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ロスコエア・カウトレオイデス070430a-l.jpg

ロスコエア・カウトレオイデスはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて15種くらいが分布する。
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の雲南省、四川省に分布し、標高2100メートルから3500メートルの草地や林の中に生える。
中国名は早花象牙参という。
草丈は15センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に淡い黄色の花を数輪つける。
花の色は紫色や白のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の cautleoides は「cautle(?)+oides(のような)」という組合せなので調査中である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Roscoea cautleoides

★雲南の夏の草地に咲くという
 きれいな姿に思わず見とれ

ロスコエア・カウトレオイデス070430b-l.jpg

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ロスコエア・アルピナ

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ロスコエア・アルピナはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて15種くらいが分布する。
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の南西部(雲南省、四川省、チベット自治区)からヒマラヤ(ネパール、カシミール地方)にかけて分布し、標高2000メートルから3000メートルの山の斜面や林の中に生える。
中国名は高山象牙参という。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に紅紫色の花を1輪つける。
花は完全には開かず、筒部が萼よりも長くなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Roscoea alpina

★ヒマラヤの山の斜面咲くという
 花は地面を這うがごとくに

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ウラジロチチコグサ100605a-l.jpg

裏白父子草(ウラジロチチコグサ)はキク科ウスベニチチコグサ属(ガモカエタ属)の一年草ないし越年草である。
従来はハハコグサ属(Gnaphalium)にまとめられていたが、近年はウスベニチチコグサ属(ガモカエタ属)に分類される傾向にある。
ガモカエタ属は南北アメリカを中心に50種くらいが分布する。
同属のガモカエタ・プルプレア(Gamochaeta purpurea)に薄紅父子草(ウスベニチチコグサ)の和名があり、属名の和名もウスベニチチコグサ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
日本へは1970年代に渡来した。
現在では、本州から九州にかけて野生化し、道ばたや空き地、芝生などに生える。
国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
葉の表面は緑色、裏面は綿毛が密生して白い。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で数は少なく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
茎先に紫褐色をした壺形の花(頭花)を穂状につける。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で白い冠毛がある。
属名の Gamochaeta はギリシャ語の「gam(結合した)+chaet(剛毛)」からきている。
種小名の coarctata は「密集した」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Gamochaeta coarctata(syn. Gnaphalium spicatum)

★どんどんと数を増やしているようだ
 春の葉っぱは可愛いけれど

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クビナガイチジク090510a-l.jpg

宜蘭犬枇杷(ギランイヌビワ)はクワ科イチジク属(フィクス属)の常緑高木である。
フィクス属は熱帯を中心に800種くらいが分布する。
同属のフィクス・カリカ(Ficus carica)に無花果(イチジク)の和名があり、属名の和名もイチジク属という。
本種は八重山諸島の石垣島、西表島、与那国島に分布し、石灰岩地などに生える。
海外では、台湾、中国南部、フィリピン、東南アジア、インド、オーストラリア北部などに分布する。
和名にある「宜蘭」は台湾北東部に位置する地名である。
コニシイヌビワや首長無花果(クビナガイチジク)の別名がある。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
気根は出ず、滑らかな板根が発達する。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚く艶がある。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄同株である。
開花時期は周年である。
イチジク属なので隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。
淡い黄色の幹生花で、幹や太い枝にびっしりつく。
直径は1センチくらいである。
実は淡い紅色に熟する。
実はオオコウモリ類の好物で、種子を散布する。
実は食用になる。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ficus variegata

★イチジクの仲間はどこか似ているね
 花の形でなんとかわかる

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ディソスマ・ベルシペリス

ディソスマ・ベルシペリス090510a-l.jpg

ディソスマ・ベルシペリスはメギ科ミヤオソウ属(ディソスマ属)の多年草である。
ディソスマ属は中国に数種が分布するが、その識別にはまだ混乱が見られるようである。
YListでは、同属からはディソスマ・プレイアンタ(Dysosma pleiantha)1種のみを取り上げ、これにミヤオソウの和名を充てている。
そこで、これを代表種と見なし、属名の和名はミヤオソウ属とする。
なお、この属名は多くの文献で使用されているが、ミヤオソウを漢字でどう書くのかは確認できていない。
本種の原産地は中国である。
安徽省、福建省、広西、貴州、河南省、湖北省、湖南省、広西チワン族自治区、陝西省、四川省、雲南省、浙江省などに分布し、標高300メートルから2200メートルの湿った森の中などに生える。
中国名は八角蓮という。
和名については、蓮の葉草 (ハスノハグサ)とする文献がある一方で、撮影地では本種の和名をミヤオソウとしている。
これも混乱しているようなので、学名で表示することとする。
なお、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(ver 3.1, 2004)では絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
分布域は広いが亜集団は小さく、減少しているという。
草丈は60センチから90センチくらいである。
太い茎の先に大きな葉を2枚広げる。
葉は円形で、手のひら状に4つから9つに浅く裂ける。
開花時期は5月である。
葉の下に暗い紅紫色の花を数輪つける。
結実期は9月から10月である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
葉や根茎にアルカロイドを含み毒草である。
全草を薬用にする。
属名の Dysosma はギリシャ語の「dysodes(悪臭のある)+osme(香り)」からきている。
種小名の versipellis は「藍色を帯びた黒色に変わる」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Dysosma versipellis(syn. Podophyllum versipelle)

★混乱を恐れず調べ行き当たる
 まあまあこれで精一杯かな

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日向夏(ヒュウガナツ)

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日向夏(ヒュウガナツ)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地は日本である。
原産地は九州の宮崎県で、1820年(文政年間)に発見された。
果実の特徴から柚子(ユズ)の突然変異か、柚子(ユズ)に関連のある雑種と考えられている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月である。
花は白い5弁花で、よい香りがする。
結実時期は5月から6月である。
花の後にできる実は直径8センチくらいの柑果(多心皮性の液果)である。
果肉のまわりの白い部分が美味しいというのが特徴である。
宮崎県の特産品であるが他県でも栽培されている。
静岡県産のものはニューサマーオレンジと呼ばれる。
高知県産のものは土佐小夏(トサコナツ)と呼ばれる。
そのほか、熊本県や愛媛県などでも栽培されている。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の tamurana は命名者である「田村利親(たむら・としちか, 1856-1934)さんの」という意味である。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は2月に新宿御苑で撮った。
学名:Citrus tamurana

★柑橘の香り豊かな日向夏
 趣変えた味が好まれ

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酸い葉(スイバ)

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幼き日思い出しつつ酸い葉噛む

酸い葉(スイバ)はタデ科ギシギシ属 (ルメクス属)の多年草である。
ルメクス属は北半球を中心に200種くらいが分布する。
日本にも羊蹄(ギシギシ)などが分布し、属名の和名をギシギシ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い畦や荒地、原野などに生える。
海外では、ユーラシア大陸などに広く分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
全体に赤みを帯びる。
根際から生える葉は細長い楕円形である。
葉のつけ根の部分は矢尻状となる。
開花時期は5月から6月である。
茎先に円錐状の花穂をつける。
雌雄異株である。
雄花の色は淡い緑色、雌花の色は紅色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実は紅色を帯びており、3片の翼状の萼がある。
茎や葉を噛むと酸っぱい味がする。
これはシュウ酸を含むためである。
若い茎葉は食べられるが、多食すると有毒であり、肝臓に障害を起こす場合があるので注意が必要である。
別名をスカンポという。
根茎を乾燥したものを生薬で酸模(さんも)といい、健胃、整腸、抗がん作用などがある。
俳句の季語は春である。
花言葉は「いつも愛して」である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の acetosa は「酸っぱい」という意味である。
写真は4月に南足柄市の足柄森林公園丸太の森で撮った。
学名:Rumex acetosa

★スカンポを齧り歩いた野の道を
 ふと思い出す記憶の隅に

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ピットスポルム・ヘテロフィルム090426a-l.jpg

ピットスポルム・ヘテロフィルムはトベラ科トベラ属(ピットスポルム属)の常緑低木である。
ピットスポルム属は東アジアからアフリカにかけて200種くらいが分布する。
日本にも海桐(トベラ)などが分布し、属名の和名をトベラ属という。
本種の原産地は中国である。
四川省、雲南省、チベット自治区に分布し、標高1900メートルから3000メートルの山の斜面や谷間などに生える。
中国名は昇叶海桐である。
英名はチャイニーズピットスポラム(Chinese pittosporum)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先付近に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざはない(全縁)。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの黄白色の5弁花をつける。
花は柑橘系のよい香りがする。
花の後につく実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pittosporum はギリシャ語の「pitta(黒いねばねばした)+spora(種子)」からきている。種子が真っ黒で艶があり粘着性のあることから名づけられた。
種小名の heterophyllum は「いろいろの形の葉の」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pittosporum heterophyllum

★雲南の地に咲く海桐芳しく
 春の喜び伝うがごとく

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ブルーベリー

ブルーベリー060429a-l.jpg

ブルーベリー (blueberry)はツツジ科スキノ属(バクキニウム属)の落葉低木である。
バクキニウム属は北半球を中心に450種くらいが分布する。
また、多くの栽培品種がある。
日本にも酢の木 (スノキ)などが分布し、属名の和名はスキノ属という。
ブルーベリーの原産地は北アメリカである。
20世紀に入ってから果樹としての品種改良が進展した。
学名として記したバクキニウム・コリンボスムはノーザンハイブッシュ系という系統のものだが、その他にも多くの品種がある。
日本へ渡来し栽培され始めたのは戦後のことである。
ブルーベリージャムが日本で店頭に並んだのは1970年代の後半からである。
樹高は150センチから300センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
ただし、品種によって葉の形は異なる。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白ないし琥珀色で花径1センチくらいの釣鐘形の花を下垂させる。
花の後にできる実は直径1センチ前後の球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紺色に熟する。
実はジャムや生食に利用される。
実にはアントシアニンなどのポリフェノールが含まれている。
花言葉は「思いやり」である。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の corymbosum は「散房花序の」という意味である。
写真は4月に南足柄市の足柄森林公園丸太の森で撮った。
学名:Vaccinium corymbosum

★ブルーベリー琥珀に光るその花は
 お伽の国に手招くように

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フイリクサボケ080430a-l.jpg

草木瓜(クサボケ)バラ科ボケ属(カエノメレス属)の落葉小低木である。
カエノメレス属はアジアに数種の原種が分布し、また多くの園芸品種がある。
中国原産のカエノメレス・スペキオサ(Chaenomeles speciosa)に木瓜(ボケ)の和名があり、属名の和名もボケ属という。
草木瓜(クサボケ)は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい丘陵地に生える。
また、庭木や盆栽として植栽される。
斑入り草木瓜(フイリクサボケ)はその変種である。
特徴は葉に斑が入ることである。
樹高は30センチから100センチくらいである。
木本だが草のように横に広がる。
枝には棘が多い。
葉の形は倒卵形で先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
花は赤い5弁花である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
結実期は8月から9月である。
花の後にできる実は球形のナシ状果で黄色に熟し、酸味が強い。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Choenomeles japonica var. variegata

★葉に入る模様そんなに目立たぬが
 やっぱり不思議自然のチカラ

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姫寒萓(ヒメカンスゲ)

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姫寒萓(ヒメカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属(カレクス属)の多年草である。
カレクス属は世界におよそ2000種くらいが広く分布する。
日本にも寒萱(カンスゲ)など200を超える種や変種があり、属名の和名をスゲ属という。
本種は北海道の西南部から九州にかけて分布し、やや乾いた林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
和名の由来は、常緑の萓で小形であることからきている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は線形で硬く、濃い緑色をしている。
葉は扁平で、艶はない。
開花時期は4月から6月である。
花茎を伸ばして小穂をつける。
茎先につくのは雄小穂で、褐色の棍棒状となる。
脇につく細い小穂が雌小穂で黄褐色である。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の conica は「円錐形の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Carex conica

★目立たぬが見れば風情の溢れ出る
 姫寒菅に頬を緩めて

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夏蜜柑(ナツミカン)

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雨に濡れ風に揺れして花蜜柑

夏蜜柑(ナツミカン)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑小高木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地は日本である。
江戸時代の中期に山口県の青海島に漂着した種を蒔いたことに始まり、暖地では現在まで果樹として栽培されている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の柄には狭い翼がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先の葉の脇に香りの良い白い5弁花をつける。
花の後にできる実は大形の柑果(多心皮性の液果)である。
晩秋に実がなるが、とらずにおくと翌年の初夏に黄色く熟して食べやすくなる。
夏橙(ナツダイダイ)や夏柑(ナツカン)の別名がある。
山口県の県の花に指定されている。
未熟な果実を乾燥したものを生薬で枳実(きじつ)といい、解熱、健胃などの作用がある。

俳句では「蜜柑の花」が夏の季語である。
花言葉は「清純」である。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の natsudaidai は日本語の「ナツダイダイ」のことである。
花の写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
実の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Citrus natsudaidai

★白花は甘く酸っぱい香り乗せ
 五月の空に笑顔を向けて

ナツミカン071124a-l.jpg

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姫五加木(ヒメウコギ)

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姫五加木(ヒメウコギ)はウコギ科ウコギ属(エレウテロコックス属)の落葉低木である。
エレウテロコックス属は東アジア、極東ロシア、東南アジアなどに38種が分布する。
日本にも蝦夷五加木(エゾウコギ)など10数種が分布し、属名の和名をウコギ属という。
本種の原産地は中国である。
中国名は異株五加という。
日本へは古い時代に薬用として渡来した。
現在では日本の各地に帰化している。
別名で単に五加木(ウコギ)と呼んでいるものも本種である。
根や樹皮を乾かしたものを生薬で五加皮(ごかひ)といい、強壮薬とされる。
和名の由来は、中国名の「五加」の音読みに「木」を加えたもので、小形であることからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は5月である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑色の小さな花をたくさんつける。
花径は3ミリから5ミリくらいで、花弁数は5枚から7枚である。
雄しべも5本から7本くらいある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
属名の Eleutherococcus はギリシャ語の「eleutheros(自由)+kokkos(種子)」からきている。
種小名の sieboldianus はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Eleutherococcus sieboldianus

★目立たない花を咲かせて姫五加
 神秘の力隠すごとくに

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ヤクシマキイチゴ070429a-l.jpg

屋久島木苺(ヤクシマキイチゴ)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の屋久島のほか愛媛県、福岡県に分布し、山地に生える。
屋久島では標高1000メートルを超える地域に多いという。
別名を屋久島苺(ヤクシマイチゴ)ともいう。
長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)紅葉苺(モミジイチゴ)の近縁種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝や葉の柄には棘がある。
葉は卵形で5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は、葉脈が赤味を帯びる。
葉の質は薄く、艶はない。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、花径は2センチから3センチくらいの5弁花である。
花の後にできる実は、小さい球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた集合果である。
結実期は5月から6月である。
実は淡い黄橙色に熟し、食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の palmatus は「手のひら状の」という意味である。
変種名の yakumontanus は「屋久島の山地に生える」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus var. yakumontanus

★屋久島の千メートルの山の上
 こぼれるように白花見せて

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ブラックベリー

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ブラックベリー(black berry)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。
本種の原産地は北アメリカ(ないしアルメニア)である。
日本へは明治時代の初期に北海道開拓使によって導入された。
植物学では、和名は西洋藪苺(セイヨウヤブイチゴ)といい、ブラックベリーは別名の扱いである。
日本では稀に栽培されている。
また、日本各地で野生化している。
たとえば、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
樹高は1メートルくらいである。
直立性のものと蔓性のものがある。
枝や葉には大きな棘が密生する。
しかし、最近売られている園芸品種には棘はない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形で、葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色を帯びた5弁花をつける。
花びらの数は6枚や7枚のものもある。
花の後にできる実は、小さい核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた球形の集合果である。
実は黄緑色から赤紫色に変わり、やがて黒く熟する。
ほんのりと甘いが、酸っぱさのほうが強いので生食には向かず、ジャムなどに加工される。
アントシアニンなどのポリフェノールが含まれている。
花言葉は「あなたとともに」である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の fruticosus は「低木状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
栽培品種のウォシュタ(Ouachita)である。
アーカンソー大学が2003年に発表した棘なし直立性の品種である。
品種名はアーカンソー州を流れる川の名に由来する。
学名(広義):Rubus fruticosus/(標準):Rubus armeniacus

★熟す日を待っていてねと笑み浮かべ
 ピンクの花は滴に濡れて

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ベニバナノツクバネウツギ070505d-l.jpg

紅花の衝羽根空木(ベニバナノツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギゾク属(アベリア属)の落葉低木である。
アベリア属は東アジアやメキシコに30種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも衝羽根空木(ツクバネウツギ)などが分布し、属名の和名をツクバネウツギゾク属という。
本種は衝羽根空木(ツクバネウツギ)の近縁種で、日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、標高500メートルから2000メートルの山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は細くてよく枝分かれをし、赤褐色を帯びる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尾状に長く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根はくさび形で、短い柄がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に2輪ずつ濃い紅色をした筒状の花をつける。
花冠は長さが2センチくらいで、先は5つに裂ける。
花の内側には淡い紅色と橙色の網目模様があり、白い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、5枚の萼片の形状を羽根突きの羽根に見立て、赤い花であることからきている。
属名の Abelia はイギリス人の医師で採集家の「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の spathulata は「さじ形の」という意味である。
変種名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Abelia spathulata var. sanguinea

★紅色の花が何やらチャーミング
 小振りだけれどいっぱい咲かせ

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苔珊瑚(コケサンゴ)

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苔珊瑚(コケサンゴ)はアカネ科コケサンゴ属(ネルテラ属)の多年草である。
ネルテラ属は世界に10種くらいが分布する。
日本にも奄美大島固有種の奄美泡苔(アマミアワゴケ)が分布する。
苔珊瑚(コケサンゴ)が代表種で、属名の和名もコケサンゴ属という。
文献によってはアリサンアワゴケ属とされることもある。
これは台湾固有種の阿里山泡苔(アリサンアワゴケ, Nertera nigricarpa)に由来する呼び方である。
本種は、中南アメリカや南太平洋諸島、東南アジア、台湾、オーストラリアニュージーランドなどに広く分布する。
日本では鉢植えにして果実を鑑賞している。
和名の由来は、英名のコーラルモス(coral moss)の訳語であり、植物体の形状をたとえたものである。
草丈は10センチから30センチくらいである
細い茎が枝分かれし、匍匐して広がる。
根際から生える葉は心臓形である。
開花時期は4月から5月である。
花径3ミリくらいの小さな淡い緑白色をした目立たない花をつける。
花の後にできる実は直径6ミリくらいの円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、オレンジ色に熟する。
結実期は長く、5月から12月くらいである。
園芸品種には実の色が黄色や白のものもある。
花言葉は「そっとしておいて」である。
属名の Nertera はギリシャ語の「nerteros(背の低い)」からきている。
種小名の granadensis は「コロンビア(旧名New Granada)の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nertera granadensis

★背は低くだけど鈴なり苔珊瑚
 ほうと驚きカメラに収め

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金竜花(キンリュウカ)

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金竜花(キンリュウカ)はキョウチクトウ科キンリュウカ属(ストロファンツス属)の蔓性常緑低木である。
ストロファンツス属はアフリカや熱帯アジアに35種から40種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もキンリュウカ属という。
和名の由来は、黄色い花弁(裂けた花冠)が細くねじれている様子をたとえたものである。
別名を山羊の角夾竹桃(ヤギノツノキョウチクトウ)という。
これは、二股に分かれて角のように見える実の形からつけられた名である。
学名のストロファンツス・ディバリカツスで表示するものもある。
本種の原産地は中国の南西部、ベトナム、ラオスで、山道の傍らなどに生える。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
花冠は黄緑色で5つに裂け、5本の萼片がだらりと紐状に垂れ下がる。
喉の部分には赤紫色の模様が入る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
実の中には白い長い毛が密生した細長い種子がたくさん入っている。
全草が有毒だが、薬用としても強い効果がある。
生薬名は羊角拗(ようかくおう)といい、ストロファンチンという強心作用をもつ物質が含まれている。
属名の Strophanthus はギリシャ語の「strophos(ねじれた紐)+ anthos(花)」からきている。
種小名の divaricatus は「広く開いて分かれた」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園の温室で撮った。
学名:Strophanthus divaricatus

★唸るほど不思議な花の姿見て
 実も見たいなと思い強まり

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フレンチラベンダー

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フレンチラベンダー(French lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
ラバンデュラ属は地中海沿岸地方を中心に40種くらいが分布する。
また、新たにさまざまな栽培品種が作出されている。
本種の原産地も地中海沿岸地方である。
別名をストエカスラベンダー(Stoechas lavender)といい、ストエカス種ともいわれている。
本種は、花穂の先つく花弁状の苞が目立ち、園芸的に人気がある。
また、耐暑性に優れているので日本の気候にも適合している。
樹高は30センチから60センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、灰色を帯びる。
開花時期は5月から8月くらいである。
花の色は濃い紫色で、花穂の長さは5センチくらいである。
花冠は唇形で、上唇が2つ、下唇が3つに裂ける。
花穂の先に花弁状の苞(葉の変形したもの)があるのが特徴である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
精油は抗菌作用などがあり薬用とされるほか、香水や化粧水、入浴剤などの原料として栽培される。
花言葉は「私に答えてください」である。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
種小名の stoechas はギリシャ語でフレンチラベンダーを指す古語からきている。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Lavandula stoechas

★ちょんと出る兎の耳が可愛いね
 風にゆらゆらフレンチラベンダー

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フロリダアザレア

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フロリダアザレア(Florida azalea)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国南部のアラバマ州、フロリダ州、ジョージア州、ミシシッピ州に分布し、湿った林や河岸などに生える。
なお、表記の名はアメリカでの一般名であり、オレンジアザレア(orange azalea)などの呼称も用いられている。
日本では学名のロードデンドロン・アウストリヌムで表示するものもある。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
枝は細く、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には軟らかい毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は3センチから4センチで、花の色は黄色、橙色、桃色などである。
花冠は漏斗状で先が5つに裂け、長い雄しべが飛び出る。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の austrinum は「南の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron austrinum

★オレンジの花をびっしりつけて咲く
 フロリダアザレア雄しべ可愛く

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ベルバスクム・オリンピクム

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ベルバスクム・オリンピクムはゴマノハグサ科モウズイカ属(ベルバスクム属)の多年草である。
ベルバスクム属は地中海沿岸地方を中心に、アジアやヨーロッパに250種くらいが分布する。
園芸的にはバーバスカムという英語風の呼び名が使われている。
日本へは毛蕋花(モウズイカ)などが導入されていて、属名の和名はモウズイカ属という。
本種は、ギリシャとトルコに分布する。
英名はグレックマレイン(Greek mullein)という。
マレインは毛蕋花(モウズイカ)の仲間を指すことばで、イングリッシュガーデンで人気がある。
草丈は50センチから200センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状となり大きい。
葉は全体を白い綿毛が覆い、ビロード状で美しい。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、茎の上部へいくほど小さくなる。
開花時期は5月から9月くらいである。
花茎を伸ばして穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い5弁花を疎らにつける。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Verbascum はラテン語の「barba(ひげ)」からきている。
種小名の olympicum は「(ギリシャの)オリンピアの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Verbascum olympicum

★ずんと咲く背高のっぽのマレインに
 後ずさりして腕組み眺め

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アガペテス・ラケイ

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アガペテス・ラケイはツツジ科アガペテス属の常緑低木である。
アガペテス属はヒマラヤからオーストラリアにかけて95種くらいが分布する。
本種は雲南省の西部、チベット自治区の南部、ミャンマーなどに分布する。
中国名は燈籠花という。
標高1500メートルから2200メートルの森の中で樹木などに着生し、よじ登る。
樹高は1メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質である。
開花時期は1月から6月である。
葉の脇に花径15ミリから20ミリくらいの筒状花を下垂させる。
花の色は赤い。
花冠の先は5つに裂け、緑色をしている。
花の後にできる実は直径4ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
結実期は7月で紅紫色に色づく。
属名の Agapetes はギリシャ語の「agapetos(愛しい)」からきている。この属の植物の華やかな姿から名づけられた。
種小名の lacei は人名ないし地名由来と思われる。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Agapetes lacei

★美しい赤と緑の取り合わせ
 ときめくような自然の姿

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フロックス・ニバリス

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フロックス・ニバリスはハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の多年草である。
フロックス属は北アメリカを中心に60種以上が分布する。
同属のフロックス・パニクラタ(Phlox paniculata)に草夾竹桃(クサキョウチクトウ)の和名があり、属名の和名をクサキョウチクトウ属という。
本種の原産地も北アメリカである。
アメリカ合衆国の南部や東部に分布する。
また、いくつかの園芸品種が作出されている。
英名はトライリングフロックス(trailing phlox)である。
トライリングは「這っている」という意味である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は地を這って横に広がる。
葉は針のような線形で、根際ではマット状となる。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は3月から5月である。
花の色は紅色、桃色、白などのものがある。
花径は2センチくらいで、花冠は5つに深く裂ける。
裂片には切れ込みが入らない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。
種小名の nivalis は「雪の時期の」という意味である。
写真は5月に神戸の六甲高山植物園で撮った。
学名:Phlox nivalis

★雨の中うな垂れて咲くニバリスは
 寒さにじっと耐えてはいるが

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ヒマラヤヤマボウシ090607a-l.jpg

ヒマラヤ山法師(ヒマラヤヤマボウシ)はミズキ科ヤマボウシ属(ベンタミディア属)の常緑高木である。
ベンタミディア属はアジアと北アメリカに5種が分布する。
日本にも山法師(ヤマボウシ)が分布し、属名の和名はヤマボウシ属という。
ただし、分類体系によっては(APGIII)ミズキ属(Cornus)に含め、ヤマボウシ亜属とする場合もある。
本種の原産地は中国の南西部(貴州、四川、チベット、雲南省)とヒマラヤ(ミャンマー、ブータン、ネパール、インド)である。
標高1000メートルから3200メートルの森に生える。
中国名は頭状四照花という。
樹高は6メートルから12メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花びらのように見えるクリーム色の総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)を4枚つけ、真ん中に小さな緑色の花を密生させる。
山法師(ヤマボウシ)の場合は総苞の色がもっと白っぽい。
花の後にできる実は核果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に赤く熟する。
赤く熟した実は食べられる。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(George Bentham, 1800-1884)さん」の名からきている。
種小名の capitata は「頭状の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Benthamidia capitata(syn. Cornus capitata)

★花の色少し違って面白い
 寒地の木だが葉は落ちないよ

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リベルティア・フォルモサ

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リベルティア・フォルモサはアヤメ科リベルティア属の多年草である。
リベルティア属は南半球に15種くらいが分布する。
本種の原産地はチリである。
異名をリベルティア・チレンシス(Libertia chilensis)やリベルティア・グランディフローラ(Libertia grandiflora)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は革質で硬く、幅の狭い剣状である。
開花時期は4月から5月である。
花茎の先に数輪ずつ小さな白い花をつける。
花径は30ミリくらいで、花被片は6枚である。
外花披片は小さく3弁花のように見える。
雄しべが花冠から突き出している。
花は一日花である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Libertia はベルギー人の植物学者「リベール(Marie-Anne Libert, 1782-1865)さん」の名からきている。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Libertia formosa(syn. Libertia chilensis, Libertia grandiflora)

★調べるも骨が折れるよチリの花
 地球の裏に広がる世界

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ロードデンドロン・モーレ120509a-l.jpg

唐蓮華躑躅(トウレンゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は中国である。
長江流域の各省などに分布し、標高2500メートルまでの山地の斜面や雑木林などに生える。
中国名は羊躑躅という。
中国ではツツジの仲間で「躑躅」の文字が充てられるのは本種のみである。
学名のロードデンドロン・モーレで表示するところもある。
本種は学名上は、日本固有種である蓮華躑躅(レンゲツツジ)の基本種にあたる。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の先は鈍く尖り、縁には毛が生える。
開花時期は3月から5月である。
葉が出た後、葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5、6センチくらいの大きな漏斗状の花を数輪つける。
花の色は朱赤色ないし黄橙色である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
蓮華躑躅(レンゲツツジ)の名の由来は、花が輪状に並ぶ様子を蓮華(蓮の花)に見立てたものである。
全株が有毒であるが、生薬名を羊躑躅(ようてきちょく)といって駆風・除湿・止痛の薬効があり、中国ではリュマチの治療薬などに用いられる。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の molle は「軟毛のある」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron molle

★満開の花の姿に目を見張る
 なるほどこれは蓮華のようだ

ロードデンドロン・モーレ120509b-l.jpgロードデンドロン・モーレ120509c-l.jpg

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ヤクシマシャクナゲ120509a-l.jpg

屋久島石楠花(ヤクシマシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種はシャクナゲの仲間で、日本固有種である。
鹿児島県にある屋久島にのみ分布する。
同じ固有種に大屋久島石楠花(オオヤクシマシャクナゲ)がある。
本種は標高1200メートル以上の高所に分布し、笹原や林の縁に生える。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
若い葉の表面には淡い褐色の柔らかい毛が密生するが、やがてなくなる。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花は蕾のときは淡い紅色を帯びるが、開花すると白くなる。
花径は30ミリから35ミリくらいである。
花冠は鐘形で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名と変種名の yakushimanum は「屋久島の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron yakushimanum var. yakushimanum

★いつの日か花の姿を見たいもの
 その日のためにチェックをして

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ラヌンクルス・カウカシクス

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ラヌンクルス・カウカシクスはキンポウゲ科キンポウゲ属(ラヌンクルス属)の多年草である。
ラヌンクルス属は世界に600種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
属名の読み方は、園芸的には英語風のラナンキュラスとすることが多い。
日本にも金鳳花(キンポウゲ)などが分布し、属名の和名はキンポウゲ属という。
本種についてはほとんどデータを見つけることができず、日本では稀な花である。
原産地はコーカサス地方である。
花の様子は日本にも分布する馬の足形(ウマノアシガタ)によく似ている。
草丈は30センチから90センチくらいと思われる。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉は手のひら状に深く裂け、ロゼット状となる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4月から6月くらいと思われる。
茎の上部に花径2センチくらいの黄色い5弁花を数輪つける。
花弁には艶がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の caucasicus は「コーカサス地方の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ranunculus caucasicus

★日本とは遠く離れたコーカサス
 どこが違うか興味が湧くね

ラヌンクルス・カウカシクス080427b-l.jpg

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