2015年10月アーカイブ

梶楓(カジカエデ)

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梶楓(カジカエデ)はカエデ科カエデ属(アーケル属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
アーケル属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
日本にもいろは楓(イロハカエデ)などが分布し、属名の和名をカエデ属という。
楓(カエデ)の名は蛙手(カエルデ)から変化したとする説が有力である。
本種は日本固有種である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木や公園樹として植えられる。
和名の由来は、葉が梶の木(カジノキ)に似ていることからきている。
別名を鬼紅葉(オニモミジ)という。
樹高は10メートルから15メートルくらいになる。
樹皮は灰褐色でなめらかである。
葉は五角形で手のひら状に3つから5つに裂け、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
雄性同株で、葉の展開する前に花を咲かせる。
花の色は暗い紅色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で翼があり、鋭角に開く。
秋には黄葉をする。
材は器具材として利用される。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の diabolicum は「鬼の(大きく荒々しい)」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Acer diabolicum

★大きくて立派な葉っぱが魅力だよ
 鬼の名前にうなずきながら

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苧(カラムシ)

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からむしもここなら似合う御薬園

苧(カラムシ)はイラクサ科カラムシ属(ボエメリア属)の多年草である。
ボエメリア属は世界に50種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をカラムシ属という。
本種は本州から沖縄にかけて分布し、道ばたや荒れ地に生える。
また、国の重要無形文化財である「小千谷縮」や「越後上布」の原料として、福島県会津地方の昭和村で商品栽培されている。
海外では、台湾、中国にも分布する。
別名を草真麻(クサマオ)という。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎には圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
近縁種の南蛮苧(ナンバンカラムシ)の場合は長くて白い開出毛(立ち上がるようにつく毛)が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には綿毛がある。
開花時期は8月から9月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の nivea は「雪のように白い」という意味である。
変種名の concolor は「同色の」という意味である。
品種名の nipononivea は「日本産で雪のように白い」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Boehmeria nivea var. concolor f. nipononivea

★本体にやっと出合えた会津の地
 ここで育つか越後縮緬

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一つ葉楓(ヒトツバカエデ)

ヒトツバカエデ150922a-l.jpg

一つ葉楓(ヒトツバカエデ)はカエデ科カエデ属(アーケル属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
アーケル属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
日本にもいろは楓(イロハカエデ)などが分布し、属名の和名をカエデ属という。
楓(カエデ)の名は蛙手(カエルデ)から変化したとする説が有力である。
本種は日本固有種である。
和名の由来は、葉に手のひら状の切れ込みがないことからきている。
別名を丸葉楓(マルバカエデ)という。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は5メートルから10メートルくらいになる。
幹は直立し、樹皮は暗い灰色である。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雄性同株で、葉の展開後に花を咲かせる。
花の色は淡い黄緑色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で翼があり、鋭角に開く。
秋には黄葉をする。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の distylum は「2つの花柱のある」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Acer distylum

★ちょいと見てとても楓と思えない
 姿だけれどそれも可笑しく

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ユーカリの木(ユーカリノキ)はフトモモ科ユーカリノキ属(エウカリプツス属)の常緑高木である。
エウカリプツス属はオーストラリアやニューギニアなどに700種以上が分布する。
本種が代表種で、属名の和名もユーカリノキ属という。
YListでは標準和名をユーカリとしている。
属名を英語風に読めばユーカリプタスとなる。
本種の原産地はオーストラリアの南東部である。
コアラが食べる木として知られる。
樹高は日本で20メートルから30メートルになる。
自生地では50メートルを超えるという。
樹皮は灰色で剥がれやすい。
葉は半月状で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い革質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面ともに粉白色を帯びる。
日本での開花時期は11月ころである。
葉の脇に淡い黄色の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
植物体は香油を多く含む。
ユーカリ油として防腐剤、香料などに使われている。
属名の Eucalyptus はギリシャ語の「eu(良)+calyptos(覆った)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の globulus は「小球形の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Eucalyptus globulus

★花の咲く季節まだまだ遠いけど
 写しておこう葉っぱの形

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雌菜揉み(メナモミ)

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雌菜揉みに足を速める峠道

雌菜揉み(メナモミ)はキク科メナモミ属(シゲスベキア属)の一年草である。
シゲスベキア属は世界の温帯や亜熱帯に10数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はメナモミ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、道端や空き地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は雄菜揉み(オナモミ)よりも小さく外見が優しいことからきている。
「菜揉み」については、葉を揉んで傷口に塗ったからなどの説がある。
雄菜揉み(オナモミ)と同様に古い時代に大陸から渡来した「史前帰化植物」と考えられている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎は中空で直立し、毛がたくさん生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にも毛が生えており、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月くらいである。
茎の上部に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実は長さ3ミリくらいのそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ひっつき虫の1種で、動物などに付着して運ばれる。
俳句の季語は秋である。
属名の Sigesbeckia はロシア人の植物学者「シーゲスベック(John Georg Siegebeck, 1686-1755)さん」の名からきている。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Sigesbeckia pubescens

★きれいとはとても言えない毛むくじゃら
 だけどここにも命輝き

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蝦夷板屋(エゾイタヤ)

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板屋楓(イタヤカエデ)カエデ科カエデ属(アーケル属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
アーケル属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
日本にもいろは楓(イロハカエデ)などが分布し、属名の和名をカエデ属という。
楓(カエデ)の名は蛙手(カエルデ)から変化したとする説が有力である。
蝦夷板屋(エゾイタヤ)は板屋楓(イタヤカエデ)の亜種である。
北方領土を含む北海道から本州の北陸地方にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、アムール地方にも分布する。
和名の由来は、北海道産の板屋楓(イタヤカエデ)ということからきている。
「板屋」の名の由来は、葉がよく茂り重なって板葺き屋根のようになるからなどの説がある。
樹高は20メートルから25メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色である。
葉は長さ5センチから10センチくらいで、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は5月である。
花の色は黄緑色である。
花の後にできる実は翼果である。
秋には黄葉をする。
材は建築材や器具材とされる。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の pictum は「彩色された」という意味である。
亜種名の mono は「単一の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Acer pictum subsp. mono(syn. Acer mono var. glabrum)

★いろいろな説が乱れているようで
 まとめきれない違いはどこと

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ブラキコメ・ムルティフィダ

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ブラキコメ・ムルティフィダはキク科ヒメコスモス属(ブラキコメ属)の多年草である。
ブラキコメ属はオーストラリアを中心に70種くらいが分布する。
属名の読み方は、園芸的には英語風にブラキカムとされることが多い。
ブラキコメ・イベリディフォリア(Brachycome iberidifolia)に姫コスモス(ヒメコスモス)の和名があり、属名の和名はヒメコスモス属という。
本種の原産地はオーストラリアである。
東南部のクイーンズランド州の南部、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州に分布し、林の中や草地に生える。
流通名を宿根姫コスモス(シュッコンヒメコスモス)とするものもある。
英名はカットリーフド・デージー(cut-leafed daisy)という。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地を這ってマット状に広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は糸状である。
開花時期は3月から11月にかけてと長い。
舌状花の色は青紫色、筒状花の色は黄色である。
園芸品種が多く、舌状花の色が黄色やピンク、白のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Brachycome は「brachys(短い)+come(毛)」からきている。実の冠毛が短いことから名づけられた。
種小名の multifida は「多数に中裂した」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Brachycome multifida

★葉の形かなり変わっているみたい
 花の様子は変わらぬけれど

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ヨツマタモウセンゴケ100505a-l.jpg

四又毛氈苔(ヨツマタモウセンゴケ)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属(ドロセラ属)の多年草である。
ドロセラ属は世界に200種近くが分布する。
日本にも毛氈苔(モウセンゴケ)などが分布し、属名の和名をモウセンゴケ属という。
なお、毛氈苔(モウセンゴケ)の名の由来は、毛氈(赤い毛織)を敷いたように低く生える様子を苔に見立てたものである。
本種の原産地はオーストラリア南東部とニュージーランドである。
食虫植物で、湿地などに生える。
草丈は10センチから100センチくらいである。
茎のつけ根の部分にはたくさんの毛が生える。
葉は線形である。
捕虫葉は4つに分かれる。
開花時期は夏である。
長い花茎の先に白い花をつける。
花弁数は普通は5枚である。
そこへ近寄った虫たちは、腺毛から出る粘液でとらえられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Drosera はギリシャ語の「drosaros(露を帯びた)」からきている。葉に腺毛がたくさんあって露を帯びたように見えることから名づけられた。
種小名の pedata は「鳥足状の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Drosera pedata(syn. Drosera binata)

★美しい花にびっくり毛氈苔
 仕組みいかにと興味の募り

ヨツマタモウセンゴケ100505b-l.jpg

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板屋楓(イタヤカエデ)

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板屋楓(イタヤカエデ)はカエデ科カエデ属(アーケル属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
アーケル属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
日本にもいろは楓(イロハカエデ)などが分布し、属名の和名をカエデ属という。
楓(カエデ)の名は蛙手(カエルデ)から変化したとする説が有力である。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリンにも分布する。
和名の由来は、葉が重なって茂る様子が板葺き屋根のようだからなどの説がある。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
樹皮は暗い灰色である。
葉は大きめで、7センチから15センチくらいあり、5つから9つに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
花の色は黄緑色である。
翼果は直角から鋭角に開き、茶色に熟する。
秋には黄葉をする。
材は建築材や器具材とされる。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の pictum は「彩色された」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Acer pictum

★楓にもいろんな種類あるんだね
 秋には見たい黄葉するのを

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