2015年4月アーカイブ

ディオニシア・アレチオイデス060318c-l.jpg

ディオニシア・アレチオイデスはサクラソウ科ディオニシア属の多年草である。
ディオニシア属は西アジアや中央アジアなどに40種くらいが分布する。
本種の原産地はイランで、北部にあるエルブルース山脈に分布し、標高3000メートルくらいの岩壁に生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地を這うようにしてロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)に広がる。
根際から生える葉は肉厚で細長く、毛が生えていて灰白色を帯びる。
高山性の多肉植物である。
開花時期は3月から5月である。
花冠は鮮やかな黄色の筒状で、先が大きく5つに裂けて上向きに咲く。
花径は1センチに満たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dionysia はギリシャ神話に登場する酒の神ディオニソス(Dionysus)の名からきている。
種小名の aretioides は「アレティア属(Aretia)に似た」という意味である。アレティア属はサクラソウ属やトチナイソウ属のシノニムである。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Dionysia aretioides

★高温も多湿も嫌うこの花を
 育てる人の苦労を思い

ディオニシア・アレチオイデス060318a-l.jpg

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山瑠璃草(ヤマルリソウ)

ヤマルリソウ070321c-l.jpg

山瑠璃草(ヤマルリソウ)はムラサキ科ルリソウ属(オンファロデス属)の多年草である。
オンファロデス属は北半球に数10種が分布する。
日本にも瑠璃草(ルリソウ)などが分布し、属名の和名はルリソウ属という。
本種は日本固有種である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁などに生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は直立し枝分かれをしない。
茎や葉には短い毛が生えていてざらつく。
根際から生える葉はへら形でロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は小さな楕円形で茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
花径は1センチくらいで、花の色は淡い青紫色である。
花の色は、蕾のときや咲き始めは赤みを帯びる。
花冠は5つに深く裂けて横に開く。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、山地に生え瑠璃色の花を咲かせることからきている。
花言葉は「私は考える」である。
属名の Omphalodes は、ギリシャ語の「omphalos(へそ)+eidos(の形をした)」からきている。果実の形から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に目黒にある国立科学博物館附属自然教育園で撮った。
学名:Omphalodes japonica

★うっすらと青紫に色染めて
 山瑠璃草の花は静かに

ヤマルリソウ070321b-l.jpg

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プリムラ・ヘロドクサ

プリムラ・ヘロドクサ120508a-l.jpg

プリムラ・ヘロドクサはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらい分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
本種の原産地は中国の雲南省の西部で、標高2000メートルくらいの山地の湿原に生える。
異名をプリムラ・プロリフェラ(Primula prolifera)という。
日本固有種の九輪草(クリンソウ)に近い仲間で、つくば植物園では黄花九輪草(キバナクリンソウ)の名で表示している。
草丈は40センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には翼がある。
開花時期は3月から5月くらいである。
花は地上から伸びた花径の先に層のようになって数段に輪生してつく。
花の色は鮮やかな黄色である。
花径は1センチから2センチくらいである。
1つ1つの花冠は5つに裂け、5枚の萼片がある。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。同属の黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の helodoxa は「湿原の中の荘厳」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Primula helodoxa(syn. Primula prolifera)

★花の色違っているがなるほどな
 黄色に咲いた九輪草だよ

プリムラ・ヘロドクサ120508b-l.jpg

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ラミウム・マクラツム

ラミウム・マクラツム070518a-l.jpg

ラミウム・マクラツムはシソ科オドリコソウ属(ラミウム属)の多年草である。
ラミウム属はヨーロッパ、北アフリカ、アジアなどの温帯地域に40種ほどが分布している。
日本にも踊子草(オドリコソウ)などが分布しており、属名の和名をオドリコソウ属という。
本種の原産地はヨーロッパ、北アフリカ、温帯アジアなどである。
また、葉が銀白色やクリーム色の斑入りのものなど、園芸品種がいろいろある。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉には長い柄がある。
匍匐性があり、グランドカバーとしても利用される。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇から輪散花序といわれる独特の花序を出し、唇形の花をつける。
この花序は輪状集散花序とも呼ばれ、2つの集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)が組み合わさって輪のようになる。
花の色は、白やピンク、紅紫色などのものがある。
上の唇が発達していて、帽子のように下の唇にかぶさる。
この裏側に雄しべがついていて、蜜を求めて入ってきた昆虫の背中に花粉がつく仕掛けになっている。
花冠は長さが20ミリから25ミリくらいある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「清楚」である。
属名の Lamium はギリシャ語の「laipos(のど)」 からきている。葉の筒が長くてのど状に見えることから名づけられた。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
写真は5月に札幌市の豊平公園で撮った。
学名:Lamium maculatum

★ちょっと見は踊子草と変わらぬが
 葉っぱがお洒落ラミウムの花

ラミウム・マクラツム070518b-l.jpg

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プリムラ・ロセア

プリムラ・ロセア090315a-l.jpg

プリムラ・ロセアはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
種小名の読み方はロゼアとするものもある。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
本種の原産地は中国やインド、アフガニスタンなどである。
ヒマラヤ地方の北西部に分布し、標高3000メートルから3500メートルくらいの湿原や沼地に生える。
草丈は10センチから25センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状となる。
開花時期は3月から5月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、次々に花径2センチくらいの花を咲かせる。
花の色は濃い桃色で、花冠は5つに裂ける。
花の真ん中は黄色くなる。
薄紅小桜(ウスベニコザクラ)やヒマラヤ小桜(ヒマラヤコザクラ)などの流通名がある。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。同属の黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Primula rosea

★湿原を埋めるように咲くのかな
 薄紅小桜色あでやかに

プリムラ・ロセア090315b-l.jpg

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白花通草(シロバナアケビ)

シロバナアケビ・雌花080413b-l.jpg

とぐろ巻く思い隠してあけび咲く

通草(アケビ)アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。
漢字では「木通」とも書く。これは生薬名からきた名である。
アケビ属は東アジアに数種が分布する。
通草(アケビ)は本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
白花通草(シロバナアケビ)はその品種(forma:f.)ないし園芸品種(cultivar:cv.)である。
通草(アケビ)の花は淡い紫色だが、本種は名前の通り白い花を咲かせる。
観賞用として庭木にされたり、盆栽や鉢植えに利用される。
蔓の長さは5メートルから10メートルになる。
葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
小葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
雌雄同株である。
葉の間から花序が垂れ下がる。
雌花は大きく雄花は小さい。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に紫色に熟して裂開する。
中からは白い果肉と種子が現れ、果肉は食べられる。
茎の部分には利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の quinata は「5枚の小葉の」という意味である。
品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
雌花、雄花の順である。
実の写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
ここでは白花白実通草(シロバナシロミアケビ)の名で表示している。
学名:Akebia quinata f. leucantha(syn. Akebia quinata 'Leucantha')

★すっきりと咲く白花に目を細め
 実りの秋の姿を思い

シロバナアケビ・雄花080413b-l.jpgシロバナアケビ071006a-l.jpg

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シロバナオオヤマツツジ070415a-l.jpg

大山躑躅(オオヤマツツジ)ツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
大山躑躅(オオヤマツツジ)は日本固有種である。
本州の関東地方とその周辺部や岡山県、山口県に分布し、日当たりのよい山地斜面に生える。
和名の由来は、山躑躅(ヤマツツジ)に比べて花も葉も大きいことからきている。
花の色は紅紫色だが稀に白花のものもあり、これを白花大山躑躅(シロバナオオヤマツツジ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉には春葉と夏葉がある。
春葉は長さが2センチから5センチくらいの幅の狭い楕円形で、先は鋭く尖る。
夏葉は長さが15ミリから30ミリくらいの卵形から披針形で、つけ根の部分はくさび形、先は短く尖る。
開花時期は4月から5月である。
枝先に、花径5、6センチの漏斗形の花を2、3輪ずつつける。
花の色は白い。
花冠は5つに裂けて横に開く。
上側の裂片の内側に黄緑色の斑点がある。
萼片は5枚、雄しべは通常は5本である。
雄しべの数は6本から10本の場合もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)
本種から多くの園芸品種が生まれている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の transiens は「中間種の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
品種名(forma)は大文字になっていた。
学名:Rhododendron transiens f. Shirobanaoyamatsutsuji

★少しだけ色を違えるつもりにて
 気づいてみれば我は白花

シロバナオオヤマツツジ070415b-l.jpg

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カンガルーポー

カンガルーポー080831a-l.jpg

カンガルーポー(kangaroo paw)はハエモドルム科アニゴザントス属の半耐寒性多年草である。
アニゴザントス属はオーストラリアの西南部だけに分布し、11種といくつかの亜種がある。
また、園芸品種(Anigozanthos spp.)も盛んに作出されている。
和名の由来は、花の形がカンガルーの前足に似ているところからきている。
ここでは、その1例としてアニゴザントス・フラビデュス(Anigozanthos flavidus)を取り上げる。
種小名の読み方はフラビドゥスやフラビドスとするものもある。
細かく分類すると、本種は英名ではトールカンガルーポー(tall kangaroo paw)やイエローカンガルーポー(yellow kangaroo paw)と呼ばれている。
草丈は60センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は4月から6月である。
細い毛に覆われて、先が6つに裂けた筒状の花を咲かせる。
花の色は黄緑色である。
雄しべは3本で1本が長い。
園芸品種の花の色には黄色、赤、橙色、ピンクなどがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「不思議」である。
属名の Anigozanthos はギリシャ語の「anoigo(開く)+ anthos(花)」からきている。
種小名の flavidus は「黄味がかった」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Anigozanthos flavidus

★ユニークな形に思わず感心す
 カンガルーポーは南の育ち

カンガルーポー080831b-l.jpg

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牡丹(ボタン)

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紅色の思い滲ませ牡丹咲く

牡丹(ボタン)はボタン科ボタン属(パエオニア属)の落葉低木である。
パエオニア属は北半球に40種くらいが分布する。
日本にも古い時代から渡来しており、属名の和名をボタン属という。
本種の原産地は中国の西北部である。
はじめは薬草として栽培されていたが、随から唐の時代にかけて観賞用の品種が次々と生まれた。
日本には奈良時代に渡来したが、観賞用の栽培が一般化したのは江戸時代のことである。
和名の由来は中国名の「牡丹」を音読みしたものである。
樹高は1メートルから3メートルである。
芍薬(シャクヤク)は枝分かれせずにまっすぐに立つが、牡丹(ボタン)は枝分かれして横に広がる樹形になりやすい。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3つに枝分かれした先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、上部で3つから5つに浅く裂けるが、裂けないものもある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや厚く艶がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に花径10センチから20センチくらいの花を開く。
野生のものは花弁が5枚から10枚で、花の色は白か淡い紅色である。
園芸品種は重弁で、花の色は紅色、白、淡い紅色、紫色、黄色などのものがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
薬用には野生種の根皮の部分を用いる。
乾燥させたものを生薬で牡丹皮(ぼたんぴ)といい、消炎、解熱、鎮痛などの薬効がある。
花言葉は「壮麗」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Paeonia はギリシャ神話に登場する医神「Paeon(パエオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の suffruticosa は「亜低木状の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は島大臣(シマダイジン)である。
学名:Paeonia suffruticosa

★古の奈良の都に伝わりし
 花の姿は富貴に満ちて

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プリムラ

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鉢に咲くプリムラどうして気取り顔

プリムラはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草の総称である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
この日本原産の桜草(サクラソウ)とヨーロッパやアジア原産のプリムラの仲間とを交配させて、さまざまな園芸品種がつくり出されている。
プリムラの名は「一番の」を意味するラテン語の「プリマ (prima)」が語源である。
オペラの主役女性である「プリマドンナ」の「プリマ」と同じである。
その名の通り、他の植物に先駆けて春一番に花を咲かせる。
プリムラの仲間は古くから世界各国で栽培されている。
日本では日本桜草、イギリスではプリムラ・アウリクラ(プリムラ・オーリキュラ)が昔から栽培されてきたし、プリムラ・ジュリアエプリムラ・ポリアンタ(プリムラ・ポリアンサ)、プリムラ・マラコイデスなどの洋種やその改良品種も鉢花としてたくさん出回っている。
多くのものが草丈は10センチから20センチである。
根際から生える葉は楕円形である。
開花時期は春で、茎先に漏斗状で花冠が5つに裂ける花をつける。
花の色は多彩である。
花言葉は「美の秘密」などである(色や品種でも異なる)。
俳句の季語は春である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。同属の黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮ったプリムラ・ポリアンタである。
学名:Primula spp.

★賑やかに春の歓びさえずって
 プリムラの咲く乙女の園に
☆春を呼ぶプリムラの花咲き誇り
 乙女の桜色とりどりに

プリムラ・ポリアンタ090201b-l.jpg

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プリムラ・アウリクラ

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プリムラ・アウリクラはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
読み方はプリムラ・オーリキュラとするものもある。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
本種の原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈、バルカン半島、アベニン山脈、カルパチア山脈などに分布し、標高300メートルから2900メートルの草地や岩場に生える。
英名はマウンテンカウスリップ(mountain cowslip)という。
カウスリップ(cowslip)は牧場によく生えることからつけられた名で黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が英名でこう呼ばれている。
また、別名をベアーズイヤー(bear's ear)という。
これは耳に似た葉の形からつけられた名である。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状となる。
葉は白い粉に被われる。
開花時期は3月から4月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、黄色い花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の auricula は「耳形の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula auricula

★数々の園芸品種生み出した
 花は静かな輝き見せて

プリムラ・アウリクラ090426b-l.jpg

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花の木(ハナノキ)

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花の木(ハナノキ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
カエデ属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
本種は日本固有種である。
自生するものは長野県、愛知県、岐阜県、滋賀県の4県にのみ分布する。
しかし、公園などに植えられていることも多い。
和名の由来は葉の展開する前に花を咲かせることからきている。
別名を花楓(ハナカエデ)ともいう。
愛知県では「県の木」に指定されている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は長さ4センチから10センチくらいの幅の広い卵形で、浅く3つに裂ける。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉は向かい合って生える(対生)。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は白味を帯びる。
開花時期は3月から4月で、紅色の花を咲かせる。
雌雄異株である。
雄花のほうが集まってつくので美しさが目立つ。
1つの花には萼片と花弁が5枚ずつある。
萼片の長さは3ミリくらいで、花弁はそれよりもやや短い。
雄花には長い雄しべが5本ある。
雌花にも雄しべがあるが短く、先が2つに裂けた花柱(雌しべ)が飛び出る。
やがて雌花の柄が伸びて実がぶら下がる。
プロペラをつけたような翼果(翼のある実)である。
秋には橙色、赤、黄色に紅葉する。
花言葉は「信仰」である。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の pycnanthum は「密に花のある」という意味である。
写真は4月に箱根の仙石原で撮った。
紅葉の写真は12月に新宿御苑で撮った。
学名:Acer pycnanthum

★名の知れぬ花と思いつ写したは
 花の木と知り想い新たに

ハナノキ060401b-l.jpgハナノキ071202c-l.jpgハナノキ071202a-l.jpg

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