2014年7月アーカイブ

両面羊歯(リョウメンシダ)

リョウメンシダ140702a-l.jpg

両面羊歯(リョウメンシダ)はオシダ科カナワラビ属の常緑多年草である。
カナワラビ属は世界に60種くらい分布する。
本種は北海道から九州にかけて分布し、低山や山地の湿った場所に普通に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
和名の由来は、胞子嚢がつかない葉は表裏が同じ色で区別がつきにくいことからきている。
草丈は60センチから150センチくらいである。
3回羽状複葉である。
葉の形は卵状の楕円形である。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の下部から上に向けてつく。
包膜(胞子嚢群を包みこんで保護する膜)は大形で円腎形である。
属名の Arachniodes はギリシャ語の「arachnion(クモの巣)+odes(形状をした)」からきている。
種小名の standishii はイギリス人の樹木学者「スタンディッシュ(John Standish, 1814-75)さんの」という意味である。
写真は7月に北海道鷹栖町の北邦野草園で撮った。
学名:Arachniodes standishii

★よく生えるシダも少しは写そうか
 これが名高い両面羊歯か

リョウメンシダ140702b-l.jpg

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長葉葉薊(ナガバハアザミ)

アカンツス・ハンガリクス110712a-l.jpg

長葉葉薊(ナガバハアザミ)はキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンツス属)の多年草である。
アカンツス属は地中海沿岸地方やアジア、アフリカに50種くらいが分布する。
園芸的にはアカンサスの名で知られている。
同属のアカンツス・モリスの和名を葉薊(ハアザミ)といい、属名の和名もハアザミ属という。
本種の原産地はバルカン半島などである。
学名のアカンツス・ロンギフォリウスで表示するものもある。
また、アカンツス・バルカニクスやアカンツス・ハンガリクスの別名がある。
草丈は60センチから120センチくらいである。
根際に生える葉は細長い楕円形で羽状に深く切れ込み、棘がある。
開花時期は6月から8月である。
白ないし紫色を帯びた唇形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、和名の由来は葉が薊(アザミ)に似ており、細長い葉であることからつけられた。
属名の Acanthus はギリシャ語の「akanthos(棘の多い)」からきている。
種小名の longifolius は「長い葉の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Acanthus longifolius(syn. Acanthus hungaricus, Acanthus balcanicus)

★葉の違い比べてみれば成る程と
 目を皿にするこれも葉薊

アカンツス・ハンガリクス110712b-l.jpg

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ミヤマベニシダ140702a-l.jpg

深山紅羊歯(ミヤマベニシダ)はオシダ科オシダ属(ドリオプテリス属)の多年草である。
ドリオプテリス属は北半球に250種くらいが分布する。
日本にも雄羊歯(オシダ)などが分布し、属名の和名をオシダ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中に生える。
特に北日本に多い。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部などにも分布する。
夏緑性で、太い根茎が地を這い、長い柄のある葉が集まってつく。
葉は2回羽状複葉である。
長さは60センチから100センチくらいである。
一見すると紅羊歯(ベニシダ)に似ている。
葉の質は少し厚い紙質で、軟らかい。
葉の形は三角状の楕円形で、羽片は下のほうも短くならない。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の上のほうにつき、胞膜(胞子嚢群を包みこんで保護する膜)は楕円形である。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の monticola は「山地に生える」という意味である。
写真は7月に北海道鷹栖町の北邦野草園で撮った。
学名:Dryopteris monticola

★なかなかに区別のつかぬ羊歯だけど
 尋ねて知った深山紅羊歯

ミヤマベニシダ140702b-l.jpg

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ベゴニア・アルボピクタ・ロセア110712a-l.jpg

ベゴニア・アルボピクタはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草である。
ベゴニア属は世界に2000種くらいが分布する。
日本にも中国原産だが野生化した秋海棠(シュウカイドウ:Begonia grandis)が生育するので、属名の和名をシュウカイドウ属という。
ベゴニア・アルボピクタの原産地はブラジルである。
木立性ベゴニアといわれるものの1つである。
茎が木質化して立ち上がる性質がある。
和名を銀星ベゴニア(ギンボシベゴニア)という。
ロセア(rosea)はその変種である。
基本種との違いは花の色がピンクになることで、基本種の花の色は白い。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は左右非対称の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は艶のある緑色で、白い斑点が入る。
葉の先は尖り、縁は波状となる。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径1センチから2センチの小さなピンクの花をつける。
花被片は4枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
種小名の albo-picta は「白く彩色された」という意味である。
変種名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Begonia albo-picta var. rosea

★北の地でベゴニア見るもまた楽し
 いろんな原種集めているね

ベゴニア・アルボピクタ・ロセア110712b-l.jpg

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ペンステモン・ディギタリス

ペンステモン・ディギタリス110710a-l.jpg

ペンステモン・ディギタリスはゴマノハグサ科アメリカイワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
ペンステモン属は北アメリカを中心に250種くらいが分布する。
かつては日本に分布する岩袋(イワブクロ)もこの属の植物と考えられていたが、現在はイワブクロ属(Pennellianthus)として区別されている。
本種の原産地も北アメリカである。
カナダやアメリカ合衆国の東部に分布する。
英名はフォックスグローブ・ビアードタング(foxglove beard-tongue)である。
フォックスグローブはジギタリスのこと、ビアードタングはペンステモンのことである。
ジギタリスに似たペンステモンといった意味合いである。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い筒状の花をつける。
花径は3センチくらいで、花冠の先は唇形に裂ける。
花冠の外側のつけ根の部分は紅紫色になる。
また花冠の内側には紅紫色の縦筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
日本ではハスカーレッド(Husker Red)という葉がブロンズ色になる園芸品種が流通している。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の digitalis は「手袋の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Penstemon digitalis

★なるほどねそっくりだよねジギタリス
 もともと近い仲間だけれど

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ジュウモンジシダ140702a-l.jpg

十文字羊歯(ジュウモンジシダ)はオシダ科イノデ属の多年草である。
イノデ属は世界に200種以上あり、日本にも30種くらいある。
本種は夏緑性だが暖地では常緑性となる。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東地域にも分布する。
和名の由来は、葉の様子が十文字槍に似ていることから名づけられた。
葉は長さが20センチから60センチくらいになる。
葉はたくさん出てロゼット状となる。
葉の形は三角状の長い楕円形で、先は細く尖る。
胞子嚢群は裏面に散在する。
中肋の両側に列をなすこともある。
包膜は円形で小さい。
若芽は湯がいて和え物や天ぷらとする。
属名の Polystichum はギリシャ語の「polys(多)+stichos(列)」からきている。この属の1種の胞子嚢群が多くの列をなしていることから名づけられた。
種小名の tripteron は「3つの翼のある」という意味である。
写真は7月に北海道鷹栖町の北邦野草園で撮った。
学名:Polystichum tripteron

★槍の穂に見立ててつけた名だという
 どれどれどこが似ているのかな

ジュウモンジシダ140702b-l.jpg

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ペンステモン・アンビグウス

ペンステモン・アンビグウス110710a-l.jpg

ペンステモン・アンビグウスはゴマノハグサ科アメリカイワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
ペンステモン属は北アメリカを中心に250種くらいが分布する。
かつては日本に分布する岩袋(イワブクロ)もこの属の植物と考えられていたが、現在はイワブクロ属(Pennellianthus)として区別されている。
本種の原産地も北アメリカである。
アメリカ合衆国の南西部で、コロラド州やユタ州、カンザス州、テキサス州などに分布する。
英名はモス・ペンステモン(moth penstemon)やギリア・ペンステモン(gilia penstemon)である。
モスは蛾のこと、ギリアはハナシノブ科の属名である。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に白ないしピンクの筒状花をつける。
花径は3センチくらいで、花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の ambiguus は「疑わしい」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Penstemon ambiguus

★真冬でも花咲くことがあるらしい
 草地もいいが砂地も好きさ

ペンステモン・アンビグウス110710b-l.jpg

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細野毛麦(ホソノゲムギ)

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細野毛麦(ホソノゲムギ)はイネ科オオムギ属の多年草である。
原産地は北アメリカ大陸やシベリアである。
日本へは戦後に芝生種子などに混入して侵入した。
現在では北海道と本州の一部などに点在して野生化し、道端や荒地、土手などに生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全体に無毛である。
葉は線形でややざらつき、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかく、茎を取り巻くような葉耳がある。
開花時期は5月から9月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花を咲かせる。
8センチくらいある長い芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)がある。
別名をリスの尻尾(リスノシッポ)という。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の jubatum は「元気を出させた」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Hordeum jubatum

★垂れ下がる長い尻尾が面白い
 味ある姿に頷きながら

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オエノテラ・テトラゴナ

オエノテラ・テトラゴナ110710a-l.jpg

オエノテラ・テトラゴナはアカバナ科マツヨイグサ属(オエノテラ属)の多年草である。
オエノテラ属はアメリカ大陸に145種くらいが分布する。
属名の読み方は「エノテラ」や「オエノセラ」とするものもある。
日本でも待宵草(マツヨイグサ)などが野生化しているので、属名の和名をマツヨイグサ属という。
本種の原産地は北アメリカ大陸の東部である。
オエノテラ・フルティコサ(Oenothera fruticosa)の亜種グラウカ(glauca)とシノニムのようである。
英名はナローリーフ・イブニングプリムローズ(narrowleaf evening-primrose)という。
和名は霜降待宵草(シモフリマツヨイグサ)である。
草丈は30センチから45センチくらいである。
茎は直立する。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から8月くらいである。
花径3センチから5センチくらいの黄色い4弁花をつける。
雄しべは8本ある。
雌しべの柱頭は十字状に裂ける。

花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の tetragona は「四角の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Oenothera tetragona(syn. Oenothera fruticosa subsp. glauca)

★この花はどんな位置づけされてるの
 調べてみるもまた楽しくて

オエノテラ・テトラゴナ110710b-l.jpg

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アナファリス・ネパレンシス・モノケファラ130628a-l.jpg

アナファリス・ネパレンシス・モノケファラはキク科ヤマハハコ属(アナファリス属)の多年草である。
アナファリス属はアジアを中心に110種くらいが分布する。
日本にも山母子(ヤマハハコ)などが分布するので、属名の和名をヤマハハコ属という。
本種の原産地は、中国の南西部、チベット、ヒマラヤ、インドなどである。
標高4000メートルから4500メートルくらいの高山に生える。
草丈は5センチから30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は6月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い総苞片に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
総苞片はかさかさしていてドライフラワーのようである。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の nepalensis は「ネパールの」という意味である。
変種名の monocephala は「一輪咲きの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Anaphalis nepalensis var. monocephala

★ヒマラヤの岩場に生える山母子
 かさかさとした不思議な姿

アナファリス・ネパレンシス・モノケファラ130628b-l.jpg

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カナリークサヨシ110628a-l.jpg

カナリー草葦(カナリークサヨシ)はイネ科クサヨシ属(ファラリス属)の一年草である。
ファラリス属は数種が世界に分布する。
日本にも草葦(クサヨシ)が分布するので、属名の和名をクサヨシ属という。
本種の原産地はカナリア諸島や地中海沿岸地方、北アフリカである。
英名はカナリーグラス(Canary grass)という。
日本へは江戸時代の後期にカナリアの餌として渡来した。
現在では逸出したものが日本各地で野生化し、市街地の道端や草地に生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
別名は槍草葦(ヤリクサヨシ)という。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、両面ともの無毛である。
開花時期は7月から9月くらいである。
花序は扁平な小穂が密集して槍の穂先のような形になり、茎先に1つずつつく。
包頴が緑白色で、中脈が濃い緑色である。
艶のある茶色の種子がカナリアの餌となる。
属名の Phalaris は草を意味するギリシャ古名からきている。
種小名の canariensis は「カナリア諸島の」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Phalaris canariensis

★槍の名に成る程そうかと頷くね
 キャラが勝ってすぐに覚える

カナリークサヨシ110628b-l.jpg

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ペンステモン・ピニフォリウス110710a-l.jpg

ペンステモン・ピニフォリウスはゴマノハグサ科アメリカイワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
ペンステモン属は北アメリカを中心に250種くらいが分布する。
かつては日本に分布する岩袋(イワブクロ)もこの属の植物と考えられていたが、現在はイワブクロ属(Pennellianthus)として区別されている。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南西部で、ニューメキシコ州やアリゾナ州に分布する。
英名はパインニードル・ペンステモン(pine needle penstemon)である。
パインニードルは松葉のことである。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は松葉のような針状で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に朱紅色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の色は黄色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の pinifolius は「松のような葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Penstemon pinifolius

★花の数そんなに多くはないみたい
 エリカみたいな雰囲気見せて

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セイヨウハゴロモグサ140527a-l.jpg

西洋羽衣草(セイヨウハゴロモグサ)はバラ科ハゴロモグサ属(アルケミラ属)の多年草である。
アルケミラ属は北半球の寒地や高山などに250種くらい分布する。
日本にも羽衣草(ハゴロモグサ)が分布するので、属名の和名をハゴロモグサ属という。
本種はヨーロッパ北部やグリーンランドなど周極地方に分布する。
英名をレディースマントル(Lady's Mantle)という。
この名の起源は中世にまで遡り、葉の形を聖母マリアのマントに見立てて名づけられたという。
羽衣草(ハゴロモグサ)の名は牧野富太郎博士が英名を訳してつけたものである。
草丈は20センチから60センチくらいである。
根際から生える大きな葉は円形で、手のひら状に浅く裂ける。
葉には全体に軟らかい毛が生えていて、銀白色を帯びる。
開花時期は5月から7月である。
集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出して、小さな黄緑色の花をいっぱいに咲かせる。
花弁はなく、萼片と副萼片が4枚ずつある。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
生の葉はそのままサラダにし、乾燥した葉はハーブティーに使われる。
美容に役立ち、生理不順など女性特有の様々な症状に効果がある。
花言葉は「聖母の心」である。
属名の Alchemilla はアラビア語の「alkemelyeh(絹状の軟毛)」からきている。葉の様子を表したものである。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Alchemilla vulgaris

★ふくよかに広げた葉っぱに慈愛あり
 聖母マリアのマントのように

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セイタカハマスゲ110628a-l.jpg

背高浜萱(セイタカハマスゲ)はカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草である。
カヤツリグサ属は世界に600種くらい分布する大きな属である。
本種はヨーロッパ中南部、地中海沿岸地方、南西アジア、北アフリカなどに分布し、湿地に生える。
日本でも、1984年に東京都江東区の埋立地で野生化しているのが確認されている。
日本にも分布する浜萱(ハマスゲ)に似ているが大形である。
また、根茎ができないのが特徴である。
草丈は20センチから120センチくらいである。
茎の断面は三角形である。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は夏から秋である。
波状になった数枚の苞の上に細かく枝分かれした花序をつける。
小穂は暗い線形で、暗い赤褐色をしている。
属名の Cyperus はギリシャ語の「Cyperios」にちなむが、意味はわかっていない。
種小名の longus は「長い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cyperus longus

★浜萱もまだ見ていないがこの草は
 似ているらしい覚えておこう

セイタカハマスゲ110628b-l.jpg

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マンデビラ・アトロビオラケア120709a-l.jpg

マンデビラ・アトロビオラケアはキョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)の蔓性多年草である。
マンデビラ属はアメリカ合衆国の南西部からアルゼンチンにかけて100種くらいが分布する。
同属のマンデビラ・ラクサ(Mandevilla laxa)にチリ素馨(チリソケイ)の和名があり、属名の和名をチリソケイ属という。
旧属名のデプラデニア(Dipladenia)の名でも流通している。
本種の原産地はブラジルである。
蔓の丈は3メートルから4メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は周年である。
花径は5センチくらいで、花の色は暗い紅紫色である。
花冠は先で5つに裂ける。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Mandevilla はイギリス人の外交官で造園家の「マンデビル(Henry Mandeville, 1773-1861)さん」の名からきている。
種小名の atroviolacea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は7月に京都府立植物園で撮った。
学名:Mandevilla atroviolacea

★小振りでも貴婦人思わす艶姿
 シックな色に心和んで

マンデビラ・アトロビオラケア120709b-l.jpg

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シロバナシナガワハギ110628a-l.jpg

白花品川萩(シロバナシナガワハギ)はマメ科シナガワハギ属の一年草または越年草である。
シナガワハギ属は世界に19種が分布する。
日本の在来種にはないが、数種が帰化している。
本種の原産地はアフリカや西アジア、中央アジアである。
日本へは牧草として導入されたが、経済的栽培はされなかった。
現在では、北海道から沖縄にかけて日本全国に分布する帰化植物である。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
和名の由来は、近縁種の品川萩(シナガワハギ)が品川付近で発見されたことからきており、その白花種であることから名づけられた。
別名を小米萩(コゴメハギ)という。
草丈は50センチから120センチくらいである。
茎は直立し、上部でよく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は倒披針形である。
小葉の縁には疎らにぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をたくさんつける。
花は長さが2ミリから3ミリで小さい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Melilotus はギリシャ語の「meli(蜂蜜)+lotos(ミヤコグサ属)」からきている。ミヤコグサに似て蜜蜂が集まるということで名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
種小名の albus は「白い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Melilotus officinalis subsp. albus(syn. Melilotus albus)

★背が高く見かけは違っているけれど
 品川萩の親戚だとさ

シロバナシナガワハギ110628b-l.jpg

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姫柳蘭(ヒメヤナギラン)

ヒメヤナギラン110710a-l.jpg

姫柳蘭(ヒメヤナギラン)はアカバナ科ヤナギラン属の多年草である。
分類の仕方によってはアカバナ属(Epilobium)とされることもある。
ヤナギラン属は北半球に10種くらいが分布する。
日本では、南アルプスの北岳に分布する。
海外では、北半球の高山や寒地に広く分布する。
かつては日本には存在しないと考えられていたが、1986年に北岳で発見されたものが本種であると同定された。
そのため別名を北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)という。
山梨県のレッドデータブック(2005)では北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)の名で情報不足(DD)に登録されている。
和名の由来は、柳蘭(ヤナギラン)に似ていて小形であるところからきている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は卵形や披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紅紫色の花をたくさんつける。
稀に花の色が白いものもある。
花の色が白いものはかつては変種ないし品種の1つとして区別されたが、今は区別されていない。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花は茎の下のほうから順に咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、中には毛の生えた白い種子がたくさん入っている。
属名の Chamerion はギリシャ語の「chamai(小さい)+Nerium(キョウチクトウ属)」からきている。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った白花品種である。
学名:Chamerion latifolium(syn. Epilobium latifolium)

★同じだと言われてみても白花は
 咲いた姿もどこか異なり

ヒメヤナギラン110710b-l.jpg

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アリッスム・ウルフェニアヌム130628a-l.jpg

アリッスム・ウルフェニアヌムはアブラナ科ミヤマナズナ属(アリッスム属)の多年草である。
アリッスム属はユーラシア大陸や北アフリカに100種以上が分布する。
日本にも深山薺(ミヤマナズナ)などが分布するので、属名の和名をミヤマナズナ属という。
なお、園芸的にアリッサムといわれているものは和名を庭薺(ニワナズナ)といい、古くは同じ仲間だったが今は仲間が異なる。
本種の原産地は南ヨーロッパである。
草丈は20センチくらいである。
茎は地を這い広がって立ち上がる。
根際から生える葉はへら形である。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな黄色い4弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は楕円形の角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Alyssum はギリシャ語の「a(否定)+lyssa(狂犬病)」からきている。この属の植物の1種が狂犬病を防ぐと思われたことから名づけられた。
種小名の wulfenianum はオーストラリアの神父で植物学者だった「ビュルフェン(Franz Xaver Freiherr von Wulfen, 1728-1805)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Alyssum wulfenianum

★花時をちょっぴり過ぎてしまったか
 今度は見たい満開の花

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ゲラニウム・アルバヌム

ゲラニウム・アルバヌム130628a-l.jpg

ゲラニウム・アルバヌムはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はコーカサス地方からイランにかけてである。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎はひょろ長く伸びる。
葉は心形で手のひら状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に数輪の5弁花をつける。
花径は2センチから3センチである。
花の色は紅紫色で、濃い色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の albanum は「アルバニア(Albania)の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium albanum

★この名前どうしてついたかわからぬが
 コーカサスには独自の花が

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苦薄荷(ニガハッカ)

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苦薄荷(ニガハッカ)はシソ科ニガハッカ属の多年草である。
ニガハッカ属はヨーロッパやアジアに40種くらいが分布する。
本種は地中海沿岸地方から西アジアにかけて分布する。
英名をホワイト・ホアハウンド(white horehound)という。
ローマ時代から薬用とされ、中世以降も咳止めのハーブとして利用されてきた。
日本へは明治時代に香料植物として渡来した。
逸出したものが関東地方や近畿地方で野生化している。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)に掲載されている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
全体に白い綿毛に覆われる。
茎は直立をする。
葉は円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、ハッカに似た強い香りがする。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇に白い小さな唇形の花を輪生させる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Marrubium はヘブライ語の「marror(マーロール:苦味のある香味野菜)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Marrubium vulgare

★愛嬌もたっぷりに咲く苦薄荷
 夏の花壇を飛び跳ねるよう

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アスペルラ・グッソネイ

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アスペルラ・グッソネイはアカネ科クルマバソウ属(アスペルラ属)の多年草である。
アスペルラ属はユーラシア大陸や北アフリカ、オーストラリアなどに200種近くが分布する。
日本にも車葉草(クルマバソウ)などが分布するので、属名の和名をクルマバソウ属という。
本種の原産地はイタリアのシチリア島である。
学名はアスペルラ・グッソニー(Asperula gussonii)とするものもある。
草丈は10センチくらいである。
葉は細い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から7月である。
茎先から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、小さな花をつける。
花の色はピンクを帯びた白である。
花冠は漏斗形で、先が深く4つに裂ける。
花の後にできる実は球形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Asperula はラテン語の「asper(粗面)」の縮小形である。葉面がざらつくことから名づけられた。
種小名の gussonei はイタリア人の植物学者「グッソーネ(Giovanni Gussone, 1787-1866)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Asperula gussonei(syn. Asperula gussonii)

★シチリアに固有の花がここにある
 彼の地の歴史を思い起こして

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ゲラニウム・スブカウレスケンス130628a-l.jpg

ゲラニウム・スブカウレスケンスはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はイタリアやバルカン半島である。
分類の仕方によってはゲラニウム・キネレウムの亜種とされる。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に数輪の5弁花をつける。
花径は2センチから3センチで、花の色は濃い紅紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の subcaulescens は「ほぼ有茎の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium subcaulescens(syn. Geranium cinereum var. subcaulescens)

★バルカンの山地に生えるゲラニウム
 明るく映えるマゼンダの色

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麦草(ムギクサ)

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麦草(ムギクサ)はイネ科オオムギ属の一年草ないし越年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは1870年代に侵入が確認された。
現在では北海道から沖縄にかけて野生化し、道端や空き地に生える。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)に掲載されている。
また、北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
ほぼ無毛である。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかく、茎を取り巻くような葉耳がある。
開花時期は5月から7月である。
直立した茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の花を咲かせる。
花穂は長く、5センチくらいの芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)がある。
属名の Hordeum はラテン語の「hordeum(オオムギ)」が語源である。
種小名の murinum は「城壁に生える」という意味である。
学名:Hordeum murinum

写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。

★雑草と思えぬほどに端正な
 姿はさすが麦の仲間だ

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毛蕋花(モウズイカ)

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毛蕋花(モウズイカ)はゴマノハグサ科モウズイカ属(ベルバスクム属)の越年草である。
ベルバスクム属は地中海沿岸地方を中心に250種くらい分布する。
園芸的にはバーバスカムという呼び名が使われる。
日本へは本種などが導入されていて、属名の和名はモウズイカ属という。
新しい分類体系(APGIII)でゴマノハグサ科は従来よりも狭い範囲となったが、モウズイカ属は引き続きこの科に含まれる。
本種の原産地も地中海沿岸地方である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
現在では逸出したものが北海道から兵庫県にかけて野生化している。
特に北海道から本州の東北地方にかけて多く分布している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に登録されている。
和名の「毛蕋花」は雄しべに毛が生える花という意味である。
草丈は60センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎の上部につく葉は長い心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には浅くて鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に長さが50センチくらいある総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花をつける。
花は1節に1輪ずつつく。
花径は2センチから3センチで、花冠は5つに裂ける。
1本の雌しべと5本の雄しべがある。
雄しべは2本が長く、3本が短い。
短い3本には白い毛が密生している。
花は早朝に開花し、数時間で閉じてしまう。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、毛に覆われ萼に包まれている。
白花のものもあり、白花毛蕋花(シロバナモウズイカ)という。
花言葉は「勇気を出しなさい」である。
属名の Verbascum はラテン語の「barba(ひげ)」からきている。
種小名の blattaria はラテン語の「blatta(ゴキブリ)」からきている。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Verbascum blattaria

★英国の庭園ならば似合うけど
 野生化すれば迫力満点

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深雪草(ミユキソウ)

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深雪草(ミユキソウ)はキク科ウスユキソウ属(レオントポディウム属)の多年草である。
レオントポディウム属はヨーロッパとアジアに合わせて30種くらいが分布する。
日本にも薄雪草(ウスユキソウ)などが分布するので、属名の和名はウスユキソウ属という。
本種は朝鮮半島の固有種で、雪岳山にのみ分布する。
撮影地もそうであったが本種の名称を高麗薄雪草(コウライウスユキソウ)とするものもある。
しかし、YListなどを見ても高麗薄雪草(コウライウスユキソウ)の学名は Leontopodium coreanum とされ、本種とシノニムでもない。
したがってここでは本種を、深雪草(ミユキソウ)ないしレオントポディウム・レイオレピスとして取り上げる。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体に灰白色の綿毛が生える。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
開花時期は5月から6月である。
茎先に10個くらいの頭花をつける。
頭花は白い苞葉の上につく。
花の後にできる実はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、毛が生えている。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の leiolepis は「毛のない鱗片の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Leontopodium leiolepis

★謎のある花に逢うのは楽しいね
 そういうことかと調べてわかり

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ゲラニウム・エンドレッシー

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ゲラニウム・エンドレッシーはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はフランス、スペインで、ピレネー山脈の西部に分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に数輪の5弁花をつける。
花径は35ミリくらいで、花の色はピンクである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の endressii はドイツ人の薬剤師で植物収集家の「エンドレス(Philipp Anton Christoph Endress, 1806-1831)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium endressii

★この花はピレネーの地に生えるのか
 可愛いピンクが大きく見える

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ピレネーフウロ130628a-l.jpg

ピレネー風露(ピレネーフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はヨーロッパである。
地中海沿岸地方の山地に生える。
また、いくつかの園芸品種がある。
学名のゲラニウム・ピレナイクムで表示するものもある。
日本では園芸栽培をされるほか、逸出したものが北海道で野生化していることが確認されている。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は20センチから70センチくらいである。
葉は円心形で手のひら状に7つから9つに切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から9月くらいである。
花径1センチから2センチの紅紫色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の pyrenaicum は「ピレネー山脈の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
園芸品種のビルウォーリス(Bill Wallis)である。
学名:Geranium pyrenaicum

★野生化をしている風露があるんだね
 気候がきっと合っているんだ

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ゲラニウム・シルバチクム

ゲラニウム・シルバチクム・メイフラワー130629a-l.jpg

ゲラニウム・シルバチクムはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はヨーロッパから西アジアである。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は手のひら状に深く7つに切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から7月くらいである。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は2センチから3センチで、花の色は紅紫色や青紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の sylvaticum は「森林に生える」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
園芸品種のメイフラワー(Mayflower)である。
学名:Geranium sylvaticum

★この花はトルコにルーツあるようだ
 背丈もあるから森が似合うね

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ゲラニウム・オリエンタリチベチクム130628a-l.jpg

ゲラニウム・オリエンタリチベチクムはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地は中国の四川省西部などである。
草丈は15センチから30センチくらいである。
這うようにカーペット状に広がる。
葉は手のひら状に5つから7つに深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉に黄斑が入るものもある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は3センチくらいで、花の色は紅紫色である。
花の後にできる実は長さ25ミリくらいのさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、短い圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の orientalitibeticum は「東方のチベットの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium orientalitibeticum

★チベットで見られるらしいゲラニウム
 背丈は低く花は大きく

ゲラニウム・オリエンタリチベチクム130628b-l.jpg

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キバナノマツバニンジン110628a-l.jpg

黄花の松葉人参(キバナノマツバニンジン)はアマ科アマ属(リヌム属)の一年草である。
リヌム属は世界に200種くらいが分布する。
この仲間の代表種に亜麻(アマ)があり、属名の和名もアマ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
カナダとアメリカ合衆国の東部に分布する。
日本では1943年に帰化が確認されている。
現在は、本州、四国、九州で野生化している。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)に掲載されている。
和名の由来は在来種の松葉人参(マツバニンジン)に似ていて花の色が黄色であることからきている。
別名を黄花松葉撫子(キバナマツバナデシコ)という。
この名も松葉人参(マツバニンジン)の別名である松葉撫子(マツバナデシコ)からきている。
草丈は20センチから70センチくらいである。
茎は細くて直立し、上部で枝分かれをする。
葉は長さ1センチから2センチの披針形(笹の葉のような形)で、茎に貼りつくように互い違いに生える(互生)。
茎の下部では向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に淡い黄色の5弁花をまばらにつける。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
花は午後に開花し、数時間で散る。
萼片は5枚、雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は淡い褐色をした球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Linum はラテン語の「linon(糸)」からきている。この属の1種から糸を採ったことから名づけられた。
種小名の medium は「中間の」という意味である。
写真は7月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Linum medium

★花の咲く姿になかなか出合えない
 亜麻の仲間はデリケートだね

キバナノマツバニンジン110628b-l.jpg

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ゲラニウム・マクロリズム

ゲラニウム・マクロリズム・クザコー130629a-l.jpg

ゲラニウム・マクロリズムはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈やバルカン半島などに分布し、石灰岩地域の林の中などに生える。
また、多くの園芸品種がある。
草丈は30センチから40センチくらいである。
地下茎が伸びて広がる。
葉は手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉には強い香りがあり、ブルガリアなどではエッセンシャル・オイルが抽出されて薬用とされる。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は2センチから3センチで、花の色はピンクや紅紫色である。
園芸品種には花の色が白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の macrorrhizum は「太い根の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
園芸品種のクザコー(Czakor)である。
学名:Geranium macrorrhizum

★いろいろな園芸種があるんだね
 ゲラニウムにも光を当てよう

ゲラニウム・マクロリズム・クザコー130629b-l.jpg

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エゾグンナイフウロ130629a-l.jpg

蝦夷郡内風露(エゾグンナイフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種は日本固有種である。
北海道に分布し、石狩山地、夕張山地、十勝山地の高山から亜高山の草地に生える。
同じ北海道に分布する千島風露(チシマフウロ)に似るが、葉や茎に生える毛の形状や位置が異なる。
その点で中部地方に分布する高嶺郡内風露(タカネグンナイフウロ)のほうが近縁である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、裂片はさらに切れ込む。
茎や葉の柄には粗い開出毛(立ち上がるようにつく毛)が生える。
開花時期は7月から8月である。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は3センチくらいで、花の色は濃い紅紫色である。
花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)が目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「郡内」は山梨県東部の桂川流域の古名である。
武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小と変種名の onoei は明治時代初期の博物学者「小野職愨(おの・もとよし, 1838-1890)さんの」という意味である。
品種名の yezoense は「北海道の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium onoei var. onoei f. yezoense(syn. Geranium eriostemon var. reinii f. yezoense)

★どのような謂れでついた名なのかと
 思っていたがこれで納得

エゾグンナイフウロ130629b-l.jpg

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タカネグンナイフウロ080505b-l.jpg

高嶺郡内風露(タカネグンナイフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種は日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、高山の草地に生える。
近縁種の郡内風露(グンナイフウロ)の高山型である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は手のひら状に5つから7つに切れ込み、裂片はさらに切れ込む。
茎や葉の柄にには開出毛(ほぼ垂直に立っている毛)や腺毛(毛先から粘液質やゴム質の液を分泌する毛)が生える。
開花時期は7月から8月である。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は3センチくらいで、花の色は濃い紅紫色である。
花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)が目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「郡内」は山梨県東部の桂川流域の古名である。
武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小と変種名の onoei は明治時代初期の博物学者「小野職愨(おの・もとよし, 1838-1890)さんの」という意味である。
種小名の alpinum は「高山に生える」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Geranium onoei var. onoei f. alpinum(syn. Geranium eriostemon var. reinii f. onoei)

★めずらしい花を見つけてにんまりし
 角度変えつつシャッター切って

タカネグンナイフウロ080505a-l.jpg

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蝦夷酸塊(エゾスグリ)

エゾスグリ100617a-l.jpg

蝦夷酸塊(エゾスグリ)はユキノシタ科スグリ属(リベス属)の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト・APGIII)スグリ科とされる。
リベス属は北半球を中心に150種くらいが分布する。
日本にも酸塊(スグリ)などが分布するので、属名の和名はスグリ属という。
本種は北方領土を含む北海道と本州(岩手,山形,山梨)に分布し、山地の沢沿いなどの林の中に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は手のひら状に5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5月から6月である。
長さ5ミリから6ミリの短い鐘形をした目立たない紅紫色の花をたくさんつける。
花の後にできる実は球形の半透明な液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に赤く熟する。
実は甘酸っぱく、食用になる。
属名の Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」からきている。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Ribes latifolium

★酸っぱさを思い出しつつ懐かしき
 姿再びこの目で確かめ

エゾスグリ100617b-l.jpg

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房酸塊(フサスグリ)

フサスグリ100617a-l.jpg

房酸塊(フサスグリ)はユキノシタ科スグリ属(リベス属)の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト・APGIII)スグリ科とされる。
リベス属は北半球を中心に150種くらいが分布する。
日本にも酸塊(スグリ)などが分布するので、属名の和名はスグリ属という。
本種の原産地は西ヨーロッパである。
樹高は50センチから150センチくらいである。
葉は円形で手のひら状に裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に小さな緑白色の花をつける。
花の後にできる実は直径1、2センチの球形の半透明な液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から赤茶色に熟する。
酸味のある甘い実は食用になり、ジャムやゼリー、果実酒などに加工される。
属名の Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」からきている。
種小名の rubrum は「赤色の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Ribes rubrum

★どこがどう違っているかわからない
 並んで植えたいろんなスグリ

フサスグリ100617b-l.jpg

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赤酸塊(アカスグリ)

アカスグリ140629a-l.jpg

赤酸塊(アカスグリ)はユキノシタ科スグリ属(リベス属)の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト・APGIII)スグリ科とされる。
リベス属は北半球を中心に150種くらいが分布する。
日本にも酸塊(スグリ)などが分布するので、属名の和名はスグリ属という。
本種の原産地は西ヨーロッパである。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は円形で手のひら状に裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月である。
葉の脇に小さな緑白色の花をつける。
花の後にできる実は直径1、2センチの球形の半透明な液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から赤茶色に熟する。
甘い実は食用になり、ジャムやゼリー、果実酒などに加工される。
なお、YListでは Ribes rubrum の学名で本種は房酸塊(フサスグリ)の別名としているが、撮影地では区別して表示している。
属名の Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」からきている。
種小名の sativum は「栽培された」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Ribes sativum

★このスグリ酸っぱい味がするのかな
 試してみたいねいつかどこかで

アカスグリ140629b-l.jpg

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シラゲテンノウメ090718a-l.jpg

白毛天の梅(シラゲテンノウメ)はバラ科テンノウメ属(オステオメレス属)の常緑小低木である。
オステオメレス属は環太平洋地域に数種が分布する。
日本にも天の梅(テンノウメ)などが分布するので、属名の和名をテンノウメ属という。
本種は小笠原諸島の固有種である。
乾燥した岩場などに生える。
別名を綿天の梅(ワタテンノウメ)という。
近縁種の立ち天の梅(タチテンノウメ)と似るが、本種は匍匐性があり、全体に綿毛が生える。
ただし、両者を区別しない説もある。
樹高は20センチから50センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は6対から12対で、丸みがある。
和名の通り白い軟毛がたくさん生える。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな5弁花をつける。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に紫色や白に熟する。
属名の Osteomeles はギリシャ語の「osteon(骨)+melon(リンゴ)」からきている。果実の様子を表したものである。
種小名の lanata は「軟毛のある」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Osteomeles lanata

★はじめての名前に触れて笑み漏れる
 次は花咲く姿見たいと

シラゲテンノウメ090718b-l.jpg

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谷桔梗(タニギキョウ)

タニギキョウ070707d-l.jpg

谷桔梗(タニギキョウ)はキキョウ科タニギキョウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の川岸や湿った林の中などに生える。
海外では、済州島、中国、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
なお、日本にあるものは基本種と同一とする見方と変種とする見方がある。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には柔らかい毛が疎らに生え、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から8月である。
茎先や上部の葉の脇から短い柄を出し、先に長さ5ミリから8ミリくらいの小さな花を上向きにつける。
花の色は白く、花冠は鐘形で5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
雌しべの柱頭は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「気品」である。
属名の Peracarpa はギリシャ語の「pera(嚢)+carpos(果)」からきている。ふくろ状の実がつくことから名づけられた。
種小名の carnosa は「肉質の」という意味である。
変種名の circaeoides は「ミズタマソウ属(Circaea)に似た」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Peracarpa carnosa var. circaeoides(syn. Peracarpa carnosa)

★目を凝らし見てもはっきりその姿
 とらえきれずに歯軋りをして

タニギキョウ070707b-l.jpg

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ヒトツバエニシダ070623c-l.jpg

一つ葉金雀枝(ヒトツバエニシダ)はマメ科ヒトツバエニシダ属(ゲニスタ属)の落葉低木である。
ゲニスタ属はヨーロッパから西アジアにかけて150種くらいが分布する。
属名の和名は本種の名をとってヒトツバエニシダ属という。
本種もヨーロッパから西アジアにかけて分布し、起伏の多い牧草地や道端に生える。
和名の由来は、金雀枝(エニシダ)が3出複葉(三つ葉)なのに対して単葉であることからつけられた。
金雀枝(エニシダ)の名はスペイン語のイニエスタ(hiniesta)の転訛したものと言われる。
英名はダイヤースグリーンウィード(dyer's greenweed)である。
ダイヤーは「染物屋」のことであり、ウィードは「雑草」のことである。
地上部を黄緑色染料に用いる。
樹高は30センチから180センチくらいである。
匍匐して広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色くて小さい蝶形の花をつける。
花径は15ミリくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
全草と種子が利尿、強心薬とされる。
属名の Genista はラテン語の「genista(小低木)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Genista tinctoria

★マメ科でも違っているよこの葉っぱ
 あっさりしてる一つ葉金雀枝

ヒトツバエニシダ070623a-l.jpg

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曙葎(アケボノムグラ)

アケボノムグラ110710a-l.jpg

曙葎(アケボノムグラ)はアカネ科フオプシス属の多年草である。
原産地はコーカサス地方からイランの北東部にかけてである。
別名を花車葉草(ハナクルマバソウ)という。
学名のフオプシス・スティロサで表示するものもある。
なお、フオプシス属はクルキアネラ属(クルシアネラ属)とシノニムである。
英名はクロスワート(crosswort)という。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は細長く、よく枝分かれをして地面に広がる。
葉は幅の広い線形で、6枚から8枚の葉が輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に手鞠状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1センチから2センチの小さな花をたくさんつける。
花の色は淡い紅色で、花冠は5つに裂ける。
花から飛び出す花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)が目立つ。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Phuopsis はギリシャ語の「phu(薬用カノコソウ)+opsis(似た)」からきている。
種小名の stylosa は「花柱のある」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Phuopsis stylosa(syn. Crucianella stylosa)

★重そうにつけた花房少し垂れ
 思わず知らず支えたくなり

アケボノムグラ110710b-l.jpg

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タウンセンディア・フォルモーサ070518a-l.jpg

タウンセンディア・フォルモサはキク科タウンセンディア属の多年草である。
タウンセンディア属は北アメリカに50種くらいが分布する。
本種も北アメリカ(アリゾナ州、ニューメキシコ州)に分布し、乾燥した草地や礫地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉はへら形ないし倒披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は細かい毛に被われている。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に1つずつ花径5センチくらいの大きな花(頭花)をつける。
舌状花の色は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Townsendia は「タウンゼンド(Townsend)の」という意味だが、地名由来か人名由来か調べきれていない。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Townsendia formosa

★花びらはカサカサとしているけれど
 品よく咲くよ薄紫に

タウンセンディア・フォルモーサ070518b-l.jpg

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栃葉人参(トチバニンジン)

トチバニンジン080622b-l.jpg

栃葉人参(トチバニンジン)はウコギ科トチバニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
沖縄を除く日本各地に分布し、山地の林の中に生える。
ただし、中国の南西部に分布するものと同一との説もある。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根茎は肥厚し、竹のような節がある。
葉は栃の木(トチノキ)の葉に似た手のひら状の複葉を数枚輪になってつける(輪生)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな黄緑色の花をたくさんつける。
花弁、萼片は5枚ずつ、雄しべも5本である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
根茎を生薬で竹節人参(ちくせつにんじん)と呼び、去痰、解熱、健胃薬とする。
属名の Panax はギリシャ語の「pan(すべて)+akos(治癒)」からきている。万能薬の意味で、チョウセンニンジンの薬効から名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
3枚目は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Panax japonicus

★目立たない花だけれども役に立つ
 栃葉人参すくすく育ち

トチバニンジン080622a-l.jpgトチバニンジン080504b-l.jpg

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夏雪葛(ナツユキカズラ)

ナツユキカズラ050717b-l.jpg

夏雪葛(ナツユキカズラ)はタデ科ソバカズラ属の落葉蔓性低木である。
分類の仕方によってはタデ属とするものもある。
原産地は、中国の西部からチベットにかけてである。
日本へは江戸時代に渡来した。
蔓の丈は7メートルから15メートルくらいになる。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先が尖り、質は薄い。
開花時期は6月から9月くらいである。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花が次々と咲く。
花弁はなく、花弁状の萼片が5枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
秋には紅葉をする。
和名の由来は、蔓性で夏に雪が積もったように見えるところからきている。
属名の Fallopia はイタリア人の解剖学者で園芸家の「ファロピオ(Gabriello Fallopio, 1523-62)さん」の名からきている。
種小名の baldshuanica は「(トルキスタンの)Baldshuanの」という意味である。
写真は7月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Fallopia baldshuanica(syn. Polygonum aubertii)

★するすると蔓を伸ばして真っ白な
 花を咲かせる夏雪葛

ナツユキカズラ050717a-l.jpg

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蠅毒草(ハエドクソウ)

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蠅毒草(ハエドクソウ)はクマツヅラ科ハエドクソウ属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)ハエドクソウ科とされる。
ハエドクソウ属は北アメリカとアジアに1種ないし2種が分布する小さな属である。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、低地や山地の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ベトナム、インド、ヒマラヤ、東シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、全草に有毒物質を含み、根を煮詰めたものを蠅取り紙を作るのに利用したことからきている。
生薬名を透骨草(とうこつそう)という。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、長さ4、5ミリくらいの小さな唇形の花を疎らにつける。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花は下から上へ順に咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
先が鉤状に曲がり、これが動物や衣服などについて運ばれる。
属名の Phryma は語源がはっきりせず、ネイティブアメリカンの現地語という説がある。
種小名の leptostachya は「細い穂の」という意味である。
亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は7月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Phryma leptostachya subsp. asiatica

★怖ろしい名前もらってしまったが
 咲かせる花は変わることなく

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アネモネ・キリンドリカ

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アネモネ・キリンドリカはキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
日本にも固有種である一輪草(イチリンソウ)などが分布するので、属名の和名はイチリンソウ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
カナダやアメリカ合衆国東部に分布し、草原や林の縁、道端などに生える。
種小名の読み方はクリンドリカやシリンドリカとするものもある。
英名はキャンドルアネモネ(candle anemone)という。
長い円筒形をした果実の形からつけられた名である。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から7月である。
花径は1センチくらいで、仲間に比べると小さく地味である。
5枚の花びら(萼片)は白っぽく、緑色を帯びている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草にアネモニンを含み有毒である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の cylindrica は「円筒形の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Anemone cylindrica

★花よりも果実のほうが目立つよね
 キャンドルの名に苦笑いして

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浜葫(ハマニンニク)

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浜葫(ハマニンニク)はイネ科エゾムギ属(エリムス属)の多年草である。
エリムス属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも絶滅危惧種だが蝦夷麦(エゾムギ:Elymus sibiricus)などが分布するので、属名の和名をエゾムギ属という。
本種は北海道から九州の北部にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
ただし、太平洋側は茨城県までである。
海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカ北西部にも分布する。
和名の由来は、葉の形が葫(ニンニク)に似ていることからきている。
別名をテンキ草(テンキグサ)ともいう。
「テンキ」はアイヌの人びとの言葉で、この葉で編んだ籠を意味する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、平たく細長い。
開花時期は6月から7月である。
茎先に円柱状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花穂は初め緑色で、後に白っぽい褐色となる。
属名の Elymus はギリシャ語の「elyo(卷く)」からきている。穀粒が内外の果穎に固く抱かれていることから名づけられた。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月につくば植物園で撮った。
学名:Elymus mollis

★ニンニクの由来はどこにあるのかと
 訝りながら名札を見詰め

ハマニンニク140629b-l.jpgハマニンニク070923b-l.jpg

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ハマタカトウダイ050903b-l.jpg

浜高灯台(ハマタカトウダイ)はトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の多年草である。
ユーフォルビア属は世界に2000種くらいが分布する。
属名の読み方はエウフォルビアとするものもある。
日本にも灯台草(トウダイグサ)などが分布するので、属名の和名をトウダイグサ属という。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、海岸の草地や礫地に生える。

分類上は、高灯台(タカトウダイ)の品種の1つとされている。
高灯台(タカトウダイ)はどんどん上へ伸びるが、本種は横に這うようにして伸びる。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎や葉を傷つけると白い乳液が出る。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉はやや分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎先には5枚くらいの葉が輪生する。
開花時期は6月から7月である。
灯台草(トウダイグサ)の仲間に見られる杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)である。
花の色は緑黄色である。
花には花びらがなく、杯状のへこみのところからいくつかの雄しべと1個の雌しべを出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の lasiocaula は「長い軟毛のある茎の」という意味である。
品種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Euphorbia lasiocaula f. maritima

★目立たない緑の花を這わせ咲く
 浜高灯台葉は分厚くて

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アリウム・ケルヌウム

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アリウム・ケルヌウムはユリ科ネギ属の多年草である。
ネギ属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種の原産地は北アメリカである。
カナダからメキシコにかけて分布し、森林や草地に生える。
英名はノディング・オニオン(nodding onion)という。
ノディングは前屈したという意味である。
草丈は20センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色や白の花を下向きにつける。
1つ1つの花は花径5ミリくらいの鐘形で、花被片は6枚である。
黄色の葯(雄しべの花粉を入れる袋)が花冠から飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の cernuum は「前屈した」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Allium cernuum

★背も低く恥ずかしそうに俯いて
 咲いているから撮るのも大変

アリウム・ケルヌウム110710b-l.jpg

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ツマベニアナナス070609a-l.jpg

爪紅アナナス(ツマベニアナナス)はパイナップル科ネオレゲリア属の多年草である。
ネオレゲリア属は南アメリカに70種くらい分布する着生種で、園芸品種もたくさんある。
本種の原産地はブラジルである。
和名の由来は、葉先が爪先のように丸くて紅色になることからきている。
アナナスは、パイナップル科の植物で観賞価値のあるものの総称である。
学名のネオレゲリア・スペクタビリスで表示するものもある。
英名はフィンガーネイルプラント(fingernail plant)である。
根際から生える葉は長さ30センチから40センチ、幅4センチから5センチの線形で輪生する。
葉の表面は暗い緑色で茶色がかっており、葉先は紅色になる。
葉の裏面は赤紫色で灰白色の横縞が入る。
葉の質は革質で、縁には棘がある。
開花時期は6月から9月くらいである。
花茎は伸びず、葉の中に花が咲く。
葉のつけ根のほうが淡い紅紫色になり、葉筒の中に剣山のような赤い蕾がたくさんつく。
花は淡い青紫色で小さい。
属名の Neoregelia はギリシャ語の「neos(新しい)+Regelia(レゲリア属)」からきている。Regelia はロシアの植物学者レーゲル(Eduard August von Regel, 1815-1892)さんの名からきている。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Neoregelia spectabilis

★爪先にマニキュア塗っているような
 葉が面白いピエロのようで

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イワタバコ白050618a-l.jpg

この色を野でも見たきや岩煙草

岩煙草(イワタバコ)イワタバコ科イワタバコ属の多年草である。
イワタバコ属は東アジアやアルプスに3種くらい分布する小さな属である。
岩煙草(イワタバコ)は本州から沖縄にかけて分布し、低山や山地の日陰や湿った岩壁などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
和名の由来は、根際から生える楕円形の葉が大きく、「煙草」の葉に似ているというところからきている。
白花岩煙草(シロバナイワタバコ)はその品種の1つで、稀に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
葉のつけ根の部分は翼のある柄となる。
葉の表面には艶があり、皺がある。
開花時期は6月から9月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径10ミリから15ミリくらいの白い花を数輪つける。
花冠は短い筒状で、先が5つに裂ける。
裂片の先は反り返る。
中央に雌しべがあり、回りに黄褐色の雄しべが5本ある。
花の後にできる実は披針形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
若葉を食用とする。
葉を乾燥させたものを生薬で苦苣苔(くきょたい)といい、胃腸薬としての効果がある。
花言葉は「沈静」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Conandron はギリシャ語の「conos(円錐形の)+andros(雄しべ)」からきている。雄しべが集まって円錐形になることから名づけられた。
種小名の ramondioides はイワタバコ科の「ラモンディア属(Ramondia)に似た」という意味である。同属はヨーロッパの高山に生える。
品種名の leucanthus は「白い花の」という意味である。
写真は6月に鎌倉市の光則寺で撮った。
学名:Conandron ramondioides f. leucanthus

★咲く花の白さ目映く驚きの
 声も上ずる岩煙草かな

イワタバコ白050618b-l.jpg

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シロバナコマクサ140629a-l.jpg

駒草の儚さ募るや頬白く

白花駒草(シロバナコマクサ)はケシ科コマクサ属の多年草である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ケマンソウ科とされる。
APG体系のIIIではケマンソウ科でもいいしケシ科に含めてもいいとされている。
分類上は駒草(コマクサ)の品種の1つで、稀に生える。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布する。
海外では、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
自生しているのは、他の草の生えない高山の砂礫地で、高山植物の女王と呼ばれる。
北海道のレッドデータブック(2001)では絶滅危急種(VU)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根の際から出る葉には長い柄があり、人参(ニンジン)の葉のように細かく羽状に裂ける。
また、粉をふいたように白っぽい。
開花時期は5月から8月である。
茎の先に白いの花を数輪つける。
花びらは4枚で、先端の2枚が反り返り、真ん中の2枚が剣の先のように突き出す。
この花の形が馬の顔に似ているということで駒草(コマクサ)と名づけられた。
雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草が有毒である。
俳句では駒草が夏の季語である。
属名の Dicentra はギリシャ語の「dis(2)+centron(距)」からきている。2枚の花弁に距が突き出していることから名づけられた。
種小名の peregrina は「外来の」という意味である。
品種名の alba は「白い」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Dicentra peregrina f. alba

★ぶらぶらと真白の花を垂れ下げて
 咲く駒草に笑みを浮かべて

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沼針藺(ヌマハリイ)

ヌマハリイ070505c-l.jpg

沼針藺(ヌマハリイ)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
ハリイ属は200種から250種くらいが世界に広く分布している。
本種は北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の沼沢地に生える。
海外では、ユーラシア大陸の温帯地域に広く分布する。
YListでは標準和名を大沼針藺(オオヌマハリイ)としている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は柔らかく、円柱形である。
葉は茎の下部で葉鞘になっていて目立たない。
地下には細い根茎が横に這う。
開花時期は5月から8月である。
小穂は被針形または卵形で黒褐色を帯びる。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の mamillata は「細かい乳頭状突起のある」という意味である。
変種名の cyclocarpa は「円い実の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Eleocharis mamillata var. cyclocarpa

★地味だけど集まり咲けば沼針藺
 ここにいるよと知らせるごとく

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