2014年6月アーカイブ

蔓蟻通し(ツルアリドオシ)

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蔓蟻通し(ツルアリドオシ)はアカネ科ツルアリドオシ属(ミッチェラ属)の多年草である。
ミッチェラ属はアメリカと東アジアに3種が分布する小さな属である。
日本には本種が分布するので、属名の和名をツルアリドオシ属という。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
蔓性で草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁はやや波打つ。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に2輪ずつ白い花をつける。
花冠は長さ1センチくらいの筒形で、先は普通は4つに裂ける。
花冠の内側には白い毛が密生している。
2輪の花の子房は合着している。
花の後にできる実は赤い球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実も2個が合着して1個の実になる。
和名の由来は、実が蟻通し(アリドオシ)に似ていることからきている。
属名の Mitchella はアメリカの植物学者「ミッチェル(John Mitchell, 1711-1768)さん」の名からきている。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Mitchella undulata

★二輪ずつ寄り添うように花咲かせ
 仲がいいよね蔓蟻通し

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茅萱(チガヤ)

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茅萱(チガヤ)はイネ科チガヤ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、河原や道端、荒れ地などに生える。
海外では、アジア大陸やオーストラリア大陸などに広く分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は直立している。
葉は幅広い線形でやや堅い。
粽(ちまき)は昔この葉で巻いた。
開花時期は5月から6月である。
艶のある銀白色の花穂を出す。
これを茅花(ツバナ)と呼び、噛むと甘い味がする。
「万葉集」にも登場する古くからの植物である。
和名の由来には諸説があるが、茅も萱も屋根を葺くのに使われる草の総称である。
根茎は生薬名を茅根(ぼうこん)といい、利尿薬として使われる。
花言葉は「守護神」である。
広義の茅萱(チガヤ)が国際自然保護連合(IUCN)によって「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
属名の Imperata はナポリの薬剤師「インペラタ(Ferrante Imperate, 1525?-1615?)さん」の名からきている。
種小名の cylindrica は「円筒形の」という意味である。
変種名の koenigii はドイツ人の植物学者「ケーニヒ(Johann Gerhard Koenig, 1728-1785)さんの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Imperata cylindrica var. koenigii(広義:Imperata cylindrica)

★緑葉の瑞々しさと穂の白さ
 コントラストよく茅萱は生えて

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紫半夏(ムラサキハンゲ)

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紫半夏(ムラサキハンゲ)はサトイモ科ハンゲ属の多年草である。
ハンゲ属は東アジアに9種分布する。
日本には烏柄杓(カラスビシャク)などが分布する。
半夏(はんげ)の名は生薬名からきている。
本種は烏柄杓(カラスビシャク)の変種である。
特徴は、仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)が紫色を帯びることである。
基本種と同様に日本各地に分布し、田畑や道端、草地などに生えるが、見つかるのは稀である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉には10センチくらいの長い柄があって根元から立ち上がり、3枚の小葉が1組の葉を2、3枚つける。
1つの小葉の長さは5センチから10センチくらいの長い楕円形で、先は尖っている。
葉柄の中ほどにはムカゴをつける。
開花時期は5月から8月である。
花茎は葉の根元で分かれ、葉より高く伸びる。
そして花茎の先端に長さ6、7センチくらいの筒状で上部が開いた苞(仏炎苞)をつける。
花は付属体につき、苞の中にある。
上部に雄花、下部に雌花がつく。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
塊茎は半夏(はんげ)という生薬に用いられる。
鎮吐作用があり、半夏湯(はんげとう)などの漢方薬に配合される。
属名の Pinellia はイタリアの人文主義者で植物学者でもある「ピネリ(Gian Vincenzo Pinelli, 1535-1601)さん」の名からきている。
種小名の ternata は「三数の」という意味である。
品種名の atropurpurea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Pinellia ternata f. atropurpurea

★仲間とは少し姿を変えたいと
 どこかお洒落な紫半夏

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ホヘンベルギア・ステラタ

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ホヘンベルギア・ステラタはパイナップル科ホヘンベルギア属の多年草である。
属名の読み方はホーエンベルギアとするものもある。
ホヘンベルギア属は中南アメリカに52種くらい分布する。
本種の原産地も中南アメリカである。
草丈は90センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
葉には灰白色の鱗片が密生している(両面とも)。
開花時期は春から夏である。
ロゼット状に生える葉の真ん中から長い花茎を伸ばし、赤い苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をイガのように固まって点々とつけ、中から濃い紫色の小さな花を咲かせる。
苞は長期間ついている。
属名の Hohenbergia はドイツの植物学への後援者「ホーエンベルグ王子(Prince Hohenberg, 1800's)」の名からきている。
種小名の stellata は「星形の」という意味である。
写真は6月に川口グリーンセンターで撮った。
学名:Hohenbergia stellata

★紅色の花と思えばさにあらず
 濃い紫の花顔を見せ

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梅花躑躅(バイカツツジ)

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梅花躑躅(バイカツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種は日本固有種である。
北海道南部から九州にかけて分布し、山地の岩場や林の縁などに生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
若い枝には長い腺毛(粘着物質を出す毛)や短い毛が混じって生える。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は短く尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には毛が疎らに生え、裏面の葉脈上には長い腺毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
葉の展開後に花をつける。
花の色は白く、花径は2センチくらいである。
花冠は幅の広い漏斗形で、5つに裂けて開く。
雄しべは5本である。
葉の陰に隠れるように咲くので、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、梅に似た小さな花をつけることからきている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の semibarbatum は「やや髭のある」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron semibarbatum

★葉の陰でそっとあなたを待っている
 見つけてごらん咲いてるうちに

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ブラキコメ・ディベルシフォリア090503a-l.jpg

ブラキコメ・ディベルシフォリアはキク科ヒメコスモス属(ブラキコメ属)の多年草である。
ブラキコメ属はオーストラリアを中心に70種くらいが分布する。
属名の読み方は園芸的にはブラキカムとされる。
ブラキコメ・イベリディフォリア(Brachycome iberidifolia)に姫コスモス(ヒメコスモス)の和名があり、属名の和名はヒメコスモス属という。
本種の原産地はオーストラリアの南東部である。
流通名は乙女菊(オトメギク)という。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
葉は浅く切れ込むものもある。
開花時期は4月から11月くらいである。
茎先に花径4センチくらいの頭花をつける。
舌状花の色は紅色や白である。
真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Brachycome は「brachys(短い)+come(毛)」からきている。実の冠毛が短いことから名づけられた。
種小名の diversifolia は「いろいろな葉を持った」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Brachycome diversifolia

★次々と花を咲かせる乙女菊
 花は大きく背丈は低く

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錦野葡萄(ニシキノブドウ)

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野葡萄(ノブドウ)はブドウ科ノブドウ属の蔓性落葉木本である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地や丘陵、野原などに生える。
錦野葡萄(ニシキノブドウ)はその品種の1つである。
特徴は、葉に乳白色の斑が入り美しいことである。
蔓は長さが3メートルから5メートルくらいになる。
茎のつけ根は太く木質化する。
葉の形はほぼ円形で、3つから5つに裂ける。
葉は互い違いに生え(互生)、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分はハート形である。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべ5本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、淡い緑色から紫色、空色などに変化する。
この実は食べられない。
茎や葉をすりつぶしたものは生薬の蛇葡萄(じゃほとう)といい、湿布薬となる。
根を乾燥したものは生薬の蛇葡萄根(じゃほとうこん)といい、関節痛などに効く。
属名の Ampelopsis はギリシャ語の「amperos(ブドウ)+opsis(外観)」からきている。ブドウに外観が似たという意味で名づけられた。
種小名の glandulosa は「腺のある」という意味である。
変種名の heterophylla は「いろいろの形の葉の」という意味である。
品種名の elegans は「優美な」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. elegans

★ミルクでも零したような葉の姿
 驚き見れば花も咲いてる

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ニオイバンマツリ090320a-l.jpg

匂い蕃茉莉(ニオイバンマツリ)はナス科バンマツリ属(ブルンフェルシア属)の常緑低木である。
ブルンフェルシア属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
その中のブルンフェルシア・ウニフローラ(Brunfelsia uniflora)に蕃茉莉(バンマツリ)の和名があり、属名の和名をバンマツリ属という。
「蕃」は異国、「茉莉」はマツリカ(ジャスミンの一種)の意味である。
ただし、バンマツリ属はナス科である。
本種の原産地は中南アメリカ、西インド諸島である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から8月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花径は2センチから3センチで、花冠は5つに裂けて横に開く。
花の色は咲き進むにつれて紫色から白に変化する。
ジャスミンに似た香りがあり、夜になると更に強く香る。
花の後にできる実は球状の乾果だが、結実することは稀である。
花言葉は「浮気な人」である。
属名の Brunfelsia はドイツ人の神学者で植物学者の「ブルンフェルス(Otto Brunfels, 1488-1534)さん」の名からきている。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は3月に川口市のJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Brunfelsia latifolia

★花の色変えて咲かせる青と白
 仄かに香る匂い蕃茉莉

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猫の乳(ネコノチチ)

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猫の乳(ネコノチチ)はクロウメモドキ科ネコノチチ属の落葉小高木である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
庭木としても植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
和名の由来は、実の形を猫の乳にたとえたものである。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色で縦に波状の縞模様がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾のように尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色でやや艶があり、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に小さな黄緑色の花をいくつかつける。
花は一度には開かず、蕾や開いたものが混じる。
花の後にできる実は長い楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、夏から秋にかけて緑色から黄色、紅色と変化し、10月ころに黒紫色に熟する。
材は、床柱や器具材として使われる。
属名の Rhamnella は属名の「Rhamnus(クロウメモドキ属)」の縮小形である。
種小名の franguloides は「イソノキ属(Frangula)に似た」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhamnella franguloides

★目立たない花と言わずに待っていて
 面白い実を楽しみにして

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プリムラ・カピタタ

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プリムラ・カピタタはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらい分布する。
また、多くの園芸品種が作出されているる
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
本種の原産地は中国の南西部からチベット、ブータンにかけてである。
草丈は25センチから35センチである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、濃いバイオレット色の花を玉咲きさせる。
花は白い粉をふいている。
1つ1つの花冠は5つに裂け、5枚の萼片がある。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の capitata は「頭状の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Primula capitata

★たたえたる水の深さを示すよう
 カピタタの花神秘に満ちて

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ヒエラキウム・ピロセラ

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ヒエラキウム・ピロセラはキク科ヤナギタンポポ属(ヒエラキウム属)の多年草である。
ヒエラキウム属は世界に10000種以上が分布する大きな属である。
日本にも柳蒲公英(ヤナギタンポポ)などが分布するので、属名の和名はヤナギタンポポ属という。
なお、文献によってはこれをミヤマコウゾリナ属とするものもある。
本種の原産地はヨーロッパや北アジアで、道端や荒地に生える。
英名はマウスイヤー・ホークウイード(mouse-ear hawkweed)という。
ホークウイードはヤナギタンポポの仲間のことである。
マウスイヤー(ねずみの耳)は、葉にたくさん白い毛が生えていることをたとえたものである。
和名を這い紅輪蒲公英(ハイコウリンタンポポ)とするものもあり、帯広市などで野生化が確認されている。
草丈は10センチから35センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、白い毛が生える。
開花時期は6月から9月である。
花茎を直立させ、先に花径3センチくらいの黄色い頭花をつける。
花は舌状花のみからなり蒲公英(タンポポ)とよく似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の pilosella は「細長い毛が疎らに生える」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hieracium pilosella

★葉を見れば違いはっきりわかるけど
 花はタンポポそのままに咲き

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黄膚(キハダ)

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黄膚(キハダ)はミカン科キハダ属の落葉高木である。
キハダ属は東アジアに10種くらいが分布する。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、アムール地方、サハリン、朝鮮半島、中国などにも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、内樹皮は鮮やかな黄色である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は長い楕円形で先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は5月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は球形の柑果(多心皮性の液果)で、緑色から黒く熟する。
内皮を乾燥したものを生薬で黄檗(おうはく)といい、健胃整腸剤とされる。
また、染料の材料ともされる。
属名の Phellodendron はギリシャ語の「phellos(コルク)+dendron(樹木)」からきている。材に厚い樹皮がつくことから名づけられた。
種小名の amurense は「アムール地方の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Phellodendron amurense

★常日頃お世話になるはこの木かと
 樹皮の手触りそっと確かめ

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匂い半夏(ニオイハンゲ)

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匂い半夏(ニオイハンゲ)はサトイモ科ハンゲ属の多年草である。
ハンゲ属は東アジアに9種分布する。
日本には烏柄杓(カラスビシャク)大半夏(オオハンゲ)が分布する。
半夏(はんげ)の名は生薬名からきている。
本種の原産地は中国の南部である。
湿り気のある岩場を好んで生える。
日本へは戦後に園芸植物として渡来した。
一部で逸出して野生化しているものもある。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉には長い柄があって根元から立ち上がり、3枚の小葉が1組の葉を2、3枚つける。
小葉の形は長い楕円形で、先は尖っている。
葉には半夏生(ハンゲショウ)のような白い斑が入り、花にはバナナのような甘い香りがある。
葉の上にムカゴをつくって増える。
開花時期は6月から7月である。
茎先に筒状で上部が開いた緑色の苞(仏炎苞)をつける。
仏炎苞に包まれるようにして棒状の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Pinellia はイタリアの人文主義者で植物学者でもある「ピネリ(Gian Vincenzo Pinelli, 1535-1601)さん」の名からきている。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Pinellia cordata

★滑稽な姿だけれどどことなく
 魅力たっぷり匂い半夏は

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ヤツガダケナズナ060401a-l.jpg

八ガ岳薺(ヤツガダケナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
日本固有種である。
南アルプス白嶺三山の北岳、鳳凰山、八ガ岳、奥秩父などに分布し、高山の岩場などに生える。
このため、北岳薺(キタダケナズナ)、白鳳薺(ハクホウナズナ)の別名もある。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
YListは北岳薺(キタダケナズナ)を、レッドリストは八ガ岳薺(ヤツガダケナズナ)を採用している。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉や茎に毛が密生して全体が白っぽく見える。
ルーペで見ると星のように放射状に生える毛(星状毛)である。
茎は茶色っぽく、葉がついた節ごとにジグザグに折れ曲がっている。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
根際から生える葉の縁には突起状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さく、3枚から7枚くらい生える。
自生地での開花時期は6月から7月である。
花径5ミリから8ミリくらいの白い小さな4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の oiana は発見者である「大井一男さんの」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Draba oiana(syn. Draba kitadakensis)

★ひっそりと岩場の隙に咲くという
 白鳳薺そっと眺めて

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ドロップワート080524c-l.jpg

六弁下野草(ロクベンシモツケソウ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパや中央アジアである。
日本へは大正時代に渡来した。
別名を洋種下野草(ヨウシュシモツケソウ)という。
英名はドロップワート(dropwort)である。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、クリーム色の6弁花をつける。
近縁種は花弁が5枚で、その点が異なる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Filipendula vulgaris

★垂れ下がる花穂に群がり咲く小花
 ドロップワートは霞むがごとく

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ホルト草(ホルトソウ)

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ホルト草(ホルトソウ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の越年草である。
ユーフォルビア属は世界に2000種くらいが分布する。
属名の読み方はエウフォルビアとするものもある。
日本にも灯台草(トウダイグサ)などが分布するので、属名の和名をトウダイグサ属という。
本種の原産地は南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、中央アジア、ベトナム、中国などである。
ホルトというのはポルトガルの意味で、ポルトガルから渡来したことから名づけられた。
日本には室町時代に薬用植物として渡来した。
現在では、逸出して野生化しているものもある。
草丈は50センチから70センチくらいである。
茎は直立し、上部で2つに枝分かれをする。
茎は円柱形である。
茎の下部につく葉は線形、上部につく葉は卵長形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
包葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は緑色である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子は生薬で続随子(ぞくずいし)といい、胃腸炎や皮膚炎に効く。
種子からとれるホルト油(オリーブ油)のにせものが石油の代替エネルギーとして注目されている。
全草に有毒物質を含む。
花言葉は「見せかけ」である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブス(Euphorbus)さん」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の lathyris はホルトソウの古いギリシャ名からきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Euphorbia lathyris

★名の由来聞けば何やら面白く
 されど姿は不気味さ見せて

ホルトソウ080607b-l.jpg

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長葉草(ナガハグサ)

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長葉草(ナガハグサ)はイネ科ナガハグサ属の多年草である。
ナガハグサ属は別名イチゴツナギ属ともいい、世界に500種くらいが分布する。
本種の原産地はユーラシア大陸およびアフリカ北部で、北アメリカにも広く帰化している。
日本へは明治時代の初期に牧草として渡来した。
現在では北海道から沖縄にかけて野生化している。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形で、長さが20センチから30センチくらいある。
開花時期は5月から7月である。
穂は茎先に輪生するように枝が出て、その先に花がつく。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
別名をケンタッキーブルーグラス(Kentucky bluegrass)という。
これは英名からきたものである。
刈り込みに強く、この名称で芝生として利用されている。
属名の Poa はギリシャ語の「paein(牧草)」からきている。
種小名と亜種名の pratensis は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Poa pratensis subsp. pratensis

★長い葉はきっと美味しい長葉草
 深い緑に野を彩って

ナガハグサ090614b-l.jpg

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スノーベリー

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スノーベリー(snowberry)はスイカズラ科シンフォリカルポス属の落葉低木である。
原産地は北アメリカ大陸の太平洋岸である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをする。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
長さが1センチに満たない淡い紅色をした小さな釣鐘形の花が群がるように咲くが、あまり目だたない。
結実期は9月から11月である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
直径15ミリくらいの大粒の真珠のような白い実を房状につける。
属名の Symphoricarpos はギリシャ語で「symphorein(共に生ずる)+karpos(果実)」からきている。
種小名の albus は「白い」という意味である。
変種名の laevigatus は「無毛で滑らかな」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
実の写真は9月に北大植物園で撮った。
撮影地ではガーデン・コモン・スノーベリー(garden common snowberry)の名で表示している。
学名:Symphoricarpos albus var. laevigatus

★秋の日に訪ねて来るよもう一度
 大粒の実を見てみたいから

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橘(タチバナ)

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埋もれ咲く橘ここと香で知らせ

橘(タチバナ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の愛知県から沖縄にかけて分布し、海岸に近い山地の林の中に稀に生える。
別名を大和橘(ヤマトタチバナ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
近縁種に高麗橘(コウライタチバナ)がある。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉の脇には棘が多い。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬く、艶がある。
開花時期は6月である。
枝先ないし葉の脇に、花径2センチくらいの白い5弁花をつける。
花弁の形は長い楕円形である。
花の後にできる実は直径3センチくらいの柑果(多心皮性の液果)で、冬に黄色く熟する。
酸味が強いので生食には向かない。
京都御所紫宸殿の「右近の橘」で知られる。
花言葉は「追憶」である。
俳句では、「橘の花」が夏の季語、「橘」が秋の季語である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の tachibana は「タチバナ」のことである。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Citrus tachibana

★葉に埋もれ咲く橘は小さいが
 放つ香りは強く漂い

タチバナ070603d-l.jpgタチバナ実051015b-l.jpg

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黄金柾(オウゴンマサキ)

オウゴンマサキ090419a-l.jpg

黄金柾(オウゴンマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木である。
漢字では「黄金正木」とも書く。
ニシキギ属は世界の温帯や熱帯に220種くらい分布する。
本種は分類上は、北海道の南部から沖縄にかけて分布する柾(マサキ)の変種でとされている。
もともとは熊本県の内牧温泉近くの農家にあったものが撮影地などで増殖された。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面が黄色いのが特徴である。
黄金色の葉が年間を通して美しい。
開花時期は6月から7月である。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、黄緑色をした小さな目立たない4弁花をつける。
秋に果実が熟すると、裂開して赤橙色の仮種皮に覆われた種子が現れて美しい。
花言葉は「厚遇」である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
変種名の aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euonymus japonicus var. aurea

★美しい葉が特色の樹木だが
 花も咲きます実もなるのです

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マルバストルム・ラテリティウム090607a-l.jpg

マルバストルム・ラテリティウムはアオイ科エノキアオイ属(マルバストルム属)の多年草である。
マルバストルム属はアメリカ大陸に300種くらいが分布する。
同属のマルバストルム・コロマンデリアヌム(Malvastrum coromandelianum)に榎葵(エノキアオイ)の和名があり、属名の和名をエノキアオイ属という。
サイト上では、アニソドンテア属とシノニムで、マルバストルム属は旧属名だとする記述も見かける。
事実関係は調べきれていないが、YListでは Malvastrum を取り上げており、Anisodontea は取り上げていない。
本種の原産地はアルゼンチン、ウルグアイである。
草丈は10センチから40センチくらいである。
地面を這って横に広がる。
葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に花径4センチくらいの淡いオレンジ色の花を1輪ずつつける。
1つの花は1日花か2日花だが、次々と花を咲かせる。
5弁花で花の真ん中は黄色い。
また、その外側が赤くて、蛇の目のようになる。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色い。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は紅色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Malvastrum はラテン語の「Malva(ゼニアオイ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の lateritium は「レンガ色の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Malvastrum lateritium

★葉も花もふんわりとして可愛いよ
 遠路ようこそマルバストラム

マルバストルム・ラテリティウム090607c-l.jpg

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苗代苺(ナワシロイチゴ)

ナワシロイチゴ090719a-l.jpg

苗代苺(ナワシロイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
キイチゴ属は北半球を中心に数百種が分布する。
本種は北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、道端や草地、河原の土手などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
草丈は20センチから30センチである。
茎は木質化し、他の草に覆い被さるように這って伸びる。
その長さは1メートルから2メートルにもなる。
茎には棘がある。
葉は3枚ないし5枚の小葉からなる複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で先は丸く、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には細い毛がたくさん生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先や葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径1センチから2センチの桃色の花を上向きにつける。
5枚の花弁は雄しべを包んだまま開かない。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)からなる球形の集合果(キイチゴ状果)で、橙色から暗い紅色に熟し、食べられる。
和名の由来は、苗代を作る頃に熟すことからきている。
花言葉は「恩恵」である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の parvifolius は「小さな葉の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
実の写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Rubus parvifolius

★咲いている状態だとは気づかずに
 撮ってよかった苗代苺

ナワシロイチゴ090719b-l.jpgナワシロイチゴ110802a-l.jpg

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セイヨウニワトコ060716b-l.jpg

西洋接骨木(セイヨウニワトコ)はスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木である。
ニワトコ属は世界に25種くらい分布する。
分類体系によっては(APGIII)レンプクソウ科とされる。
本種はヨーロッパ、北アフリカ、西南アジアに分布する。
また、街路樹や庭木としても植えられる。
英名をブラック・エルダー(black elder)という。
さまざまな歴史を秘めた樹木である。
日本ではエルダーの名でも流通している。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、香りのよい淡い黄白色の花をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に黒く熟する。
果実は食用になり、ワインやジャムの原料ともなる。
また、ハーブや薬用としても利用される。
古代ローマ人は髪染用に用い、「長生きの粉」に調合した。
一方、キリスト処刑の十字架がつくられた木とも伝えられ、中世には魔女の木ともされたという。
花言葉は「思いやり」である。
属名の Sambucus はギリシャ語の「sambuce(古代の楽器)」からきている。茎を林立した様子がこの楽器に似ていることから名づけられた。
種小名の nigra は「黒い」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sambucus nigra

★数々の歴史を秘めて今に咲く
 西洋接骨木芳香を放ち

セイヨウニワトコ060716c-l.jpg

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ストロファンツス・グラツス

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ストロファンツス・グラツスはキョウチクトウ科キンリュウカ属(ストロファンツス属)の常緑低木である。
ストロファンツス属はアフリカや熱帯アジアに35種から40種くらい分布する。
同属のストロファンツス・ディバリカツス(Strophanthus divaricatus)に金竜花(キンリュウカ)の和名があり、属名の和名もキンリュウカ属という。
本種の原産地は西アフリカなどである。
蔓性で、蔓の丈は25メートルに達する。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
茎先に筒状で淡いピンクを帯びた白い花をつける。
花冠の先は5つに裂け、横に開く。
花にはほのかな香りがある。
毒性があり、自生地では毒矢として用いられてきた。
属名の Strophanthus はギリシャ語の「strophos(ねじれた紐)+ anthos(花)」からきている。
種小名の gratus は「快い」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Strophanthus gratus

★猛毒を隠すがごとき甘き香に
 ほろ酔うごとく花に近づき

ストロファンツス・グラツス090627b-l.jpg

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熊苺(クマイチゴ)

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熊苺(クマイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草地や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部にも分布する。
和名の由来は、熊の出そうなところに生えるというところからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は赤紫色を帯び、棘がある。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は3つから5つに浅く裂ける。
それぞれの裂片の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
葉脈上には棘がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径10ミリから15ミリくらいの白い花をいくつか集まってつける。
花弁は5枚である。
花弁は細くてちじれており、花弁と花弁の間に隙間がある。
花の後にできる実は直径1センチくらいのキイチゴ状果(集合核果)である。
7月から8月に赤く熟し、食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の crataegifolius は「サンザシ属(Crataegus)に似た葉の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rubus crataegifolius

★貧相に見える花だが熊苺
 実は美味しいよ熊も大好き

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紫三つ葉(ムラサキミツバ)

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三つ葉(ミツバ)セリ科ミツバ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の林の中に生える。
また、江戸時代から野菜として栽培されている。
紫三つ葉(ムラサキミツバ)はその品種の1つである。
特徴は、葉の色が暗い紫色になることである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
小葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな白い花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
若葉は食用になる。
属名の Cryptotaenia はギリシャ語の「cryptos(隠れた)+tainia(紐)」からきている。油管が隠れていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の atropurpurea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は4月に練馬区の牧野記念庭園で撮った。
学名:Cryptotaenia canadensis subsp. japonica f. atropurpurea

★紫に葉っぱの色を変えてみた
 たまにはいかがと紫三つ葉

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コツブヌマハリイ090524b-l.jpg

小粒沼針藺(コツブヌマハリイ)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
ハリイ属は200種から250種くらいが世界に広く分布している。
本種は日本固有種である。
昭和16年に発見されて新種とされた。
本州の宮城県から静岡県にかけてと高知県、熊本県に分布し、池沼や湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから40センチである。
茎は柔らかく、円柱形である。
葉は退化している。
地下には細い根茎が横に這う。
開花時期は5月から6月である。
直立した茎先に長さ5ミリくらいの卵形の穂をつける。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の parvinux は「小さな実の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Eleocharis parvinux

★背の低い沼針藺の花見つけたよ
 小さいけれど負けずに生きろ

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コツクバネウツギ080511a-l.jpg

小衝羽根空木(コツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木である。
ツクバネウツギ属は東アジアやメキシコに15種が分布する。
本種は日本固有種である。
本州の長野県から九州にかけて分布し、丘陵地などの日当たりのよい場所に生える。
衝羽根空木(ツクバネウツギ)より花が小さいのでこの名がある。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
細かく枝を分ける。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の上部には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先につく花は1輪から7輪で、クリーム色または黄色である。
漏斗状の細い花筒から鐘状に広がる。
花径は7ミリから15ミリくらいである。
萼片は2枚か3枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Abelia serrata

★丘の上クリーム色の花つけて
 小衝羽根空木枝もたわわに

コツクバネウツギ080511b-l.jpg

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蝙蝠葛(コウモリカズラ)

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蝙蝠葛(コウモリカズラ)はツヅラフジ科コウモリカズラ属の蔓性落葉木本である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、葉が蝙蝠(コウモリ)の翼に似ていることからきている。
他の植物などに絡みついて伸びる。
蔓の長さは数メートルである。
茎にも葉にも毛は生えていない。
茎は紅紫色を帯びる。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は円心形で手のひら状に浅く裂け、周りにぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
葉の脇から短い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の小花をたくさんつける。
花弁は9枚から10枚くらいである。
雄花には雄しべが20本あり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は4つに裂ける。
雌花には、雌しべの心皮が3枚あり、花柱は短い。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、青黒く熟する。
実にはアルカロイドを含み、誤食をすると神経障害や痙攣などの症状を引き起こす。
中国では、根を山豆根(さんずこん)といい、薬用とされる。
属名の Menispermum はギリシャ語の「men(月)+sperma(種子)」からきている。果実の核が半月形をしていることから名づけられた。
種小名の dauricum はシベリアの「ダフリア地方の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Menispermum dauricum

★物騒な名前だけれど勘弁な
 蝙蝠葛は木漏れ日浴びて

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ゴエテア・ストリクティフローラ070609a-l.jpg

ゴエテア・ストリクティフローラはアオイ科ゴエテア属の常緑低木である。
ゴエテア属はヤノネボンテンカ属(パボニア属:Pavonia)に近い仲間で、ブラジルに2種が分布する。
これをヤノネボンテンカ属に統合する考え方もある。
本種の原産地もブラジルである。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は長い心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は葉脈が目立ち、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は春から秋である。
花は幹に直接つく幹生花である。
紅色の花弁のように見えるのは副萼片である。
花弁や萼片より長いので目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Goethea はドイツの詩人で植物学者の「ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe, 1749-1832)さん」の名からきている。
種小名の strictiflora は「直立した花の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Goethea strictiflora

★ぷっつんと枝から短い柄を立てて
 赤い花咲く不思議な姿

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草蘇鉄(クサソテツ)

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草蘇鉄(クサソテツ)はイワデンダ科クサソテツ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、沢沿いの草原や湿地に生える。
海外では、中国、ヨーロッパ、北アメリカ東部にも分布する。
別名を雁足(ガンソク)という。
また、若芽は屈(コゴミ)といい、山菜として人気がある。
観葉植物として庭に植えられることも多い。
きわめて生育が早く、くるくる巻いた若芽は数日で50センチから100センチくらいに披針形の葉を広げる(栄養葉)。
秋には栄養葉の真ん中から形の異なった胞子葉を出す。
胞子葉は初めは緑色だが、すぐに褐色になる。
和名の由来は、葉の形が蘇鉄(ソテツ)に似ていることからきている。
花言葉は「健常」である。
属名の Matteuccia はイタリアの自然科学者「マテウッチ(Carlo Matteucci, 1800-1868)さん」の名からきている。
種小名の struthiopteris はギリシャ語の「strouthion(小雀)+pteris(シダ)」からきている。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
屈(コゴミ)の写真は6月に戸隠森林植物園で撮った。
学名:Matteuccia struthiopteris

★逞しくぐいぐい伸びる草蘇鉄
 小さき姿とらえ微笑む

クサソテツ070415b-l.jpgコゴミ060603a-l.jpg

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サキシフラガ・ケベンネンシス070421a-l.jpg

サキシフラガ・ケベンネンシスはユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種の原産地はフランス南部である。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉や茎には疎らに毛が生える。
根際から生える葉はくさび状で3つに裂ける。
開花時期は5月から6月である。
茎先に小さな白い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の cebennensis はフランス南部にある山岳地「ケベネ地方(Cevennes region)の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Saxifraga cebennensis

★這いながらこんもり茂る姿見て
 いかにもこれは山地の育ち

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榊(サカキ)

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榊(サカキ)はツバキ科サカキ属の常緑高木である。
分類体系によっては(APGIII)サカキ科とされる。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、神社によく植えられている。
海外では、済州島や台湾、中国などにも分布している。
樹高は8メートルから12メートルくらいになる。
幹は直立し、樹形が整っている。
樹皮は暗褐色である。
葉は楕円形で、2列に互い違いに生える。
葉には艶があり、質は革質である。
葉には5ミリから10ミリくらいの柄がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は鋭く尖る。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に花径15ミリから20ミリくらいの白い5弁花を1輪から3輪つける。
花は咲き進むと黄色くなってくる。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1個である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、11月ころ紫黒色に熟する。
一年中葉が緑色であるため「めでたい木」とされ、神事に使われる。
また、材は緻密で強靭なので床柱や天秤棒などに使われる。
花言葉は「神を尊ぶ」である。
属名の Cleyera はオランダ人の船医で植物学者の「クレイエル(Andreas Cleyer, 1634-?1697)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Cleyera japonica

★榊とて花を咲かせることもある
 小さいけれど白い花びら

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猿梨(サルナシ)

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猿梨(サルナシ)はマタタビ科マタタビ属の蔓性落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、サハリン、ウスリー、朝鮮半島、中国などにも分布する。
蔓は大きく生長し、丈夫で腐りにくい。
蔓の長さは10メートルから20メートルになる。
そのため四国祖谷渓の「かずら橋」をつくる材料にも使用されているという。
葉は楕円形ないし広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には棘のようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径1センチから2センチの白い5弁花をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
果実はコクワとも呼ばれ、甘酸っぱい味がしておいしい。
キウイフルーツに近いもので、疲労回復、強壮、整腸などの薬効もある。
和名の由来は、猿が果実を食用とし、猿酒を作ったりしたところからきている。
花言葉は「誘惑」である。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の arguta は「尖った」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Actinidia arguta

★森の中聞こえてくるよ宴会の
 歌声愉し緑の中で

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エクメア・ビーリアナ

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エクメア・ビーリアナはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はペルーで、熱帯雨林の樹上に着生する。
別名をエクメア・バレランディー(Aechmea vallerandii)という。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は線形でロゼット状となる。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は春から夏である。
苞の色は赤やピンクで、花の色は青紫色である。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の beeriana は人名由来のようだが詳細は不明である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea beeriana(syn. Aechmea vallerandii)

★調べても姿なかなか見えぬけど
 忘れたくない出合いの喜び

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サキシフラガ・ロツンディフオリア060615a-l.jpg

サキシフラガ・ロツンディフォリアはユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種の原産地は中南ヨーロッパで、イベリア半島、アルプス山脈、バルカン半島などに分布する。
英名はラウンドリーフ・サクサフリッジ(round-leaved saxifrage)である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉や茎には疎らに毛が生える。
根際から生える葉は円形である。
茎につく葉は茎の下部に互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から8月である。
花茎を伸ばして円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの小さな5弁花をつける。
花の色は白く、紫色や黄色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の rotundifolia は「円形をした葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Saxifraga rotundifolia

★日本ではなかなか見られぬ花らしい
 花だけ見れば色丹草だ

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ゼフィランテス・フラビッシマ090726b-l.jpg

ゼフィランテス・フラビッシマはヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランテス属)の多年草である。
ゼフィランテス属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
園芸的にはゼフィランサスの名が使われる。
同属のゼフィランテス・カンディダ(Zephyranthes candida)に玉簾(タマスダレ)の和名があるので、属名の和名もタマスダレ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
ブラジルやアルゼンチンに分布する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に玉簾(タマスダレ)に似た黄色い花をつける。
花径は4センチくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はイエローレインリリー(yellow rain lily)である。
属名の Zephyranthes はギリシャ語の「zephyros(西風)+anthos(花)」からきている。この属のある種の原産地が西インド諸島であることから名づけられた。
種小名の flavissima は「深い黄色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Zephyranthes flavissima

★梅雨空も厭わず咲いて美しい
 黄花に和む午後のひと時

ゼフィランテス・フラビッシマ090726a-l.jpg

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エクメア・ガモセパラ

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エクメア・ガモセパラはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はブラジルで、熱帯雨林の樹上に着生する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は線形でロゼット状となる。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は冬から春である。
苞の色はピンクや赤で、花の色は淡い青紫色である。
花言葉は「完全無欠」である。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の gamosepala は「合片萼の(萼片が合着した)」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea gamosepala

★いつの日か花咲く姿目にしたい
 青い炎がゆらめくという

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エクメア・カピクサバエ

エクメア・カピサバエ090307a-l.jpg

エクメア・カピクサバエはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はブラジルで、熱帯雨林の樹上に着生する。
別名をエクメア・ビクトリアナ(Aechmea victoriana)という。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は線形で、裏面は紅紫色をしている。
開花時期は春から夏である。
苞の色は赤やオレンジ色で、花の色は青や青紫色である。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の capixabae はブラジルの「エスピリト・サント(Espirito Santo)出身の」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea capixabae(syn. Aechmea victoriana)

★2種類の花のタイプがあるようだ
 あまり知られず謎多き花

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エクメア・ヌデイカウリス

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エクメア・ヌデイカウリスはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はメキシコからブラジルである。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は幅の広い線形で灰緑色をしており、短い棘が密生する。
開花時期は春から夏である。
紅色の花穂を出し、黄色の花をつける。
花はすぐに散るが、萼は長く鑑賞できる。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の nudicaulis は「裸の茎を持った」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea nudicaulis

★赤と黄のコントラストが目くるめく
 ヌデイカウリスは灼熱の花

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エクメア・ラキナエ

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エクメア・ラキナエはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はブラジルである。
草丈は45センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い線形で艶があり、縁には短い棘が生える。
日本では観葉植物として栽培される。
開花時期は春から夏である。
花茎を下垂させて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤色の萼をもつ黄色い花をつける。
英名はクリスマス・ジュエル(Christmas jewels)という。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の racinae はアメリカ人の植物収集家「ラシーヌ(Racine Foster, 1900's)さんの」という意味である。
写真は2月に神代植物公園で撮った。
学名:Aechmea racinae

★垂れ下がる花茎につく赤い萼
 これが自慢さラキナエの咲き

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アメリカニワトコ080622a-l.jpg

アメリカ接骨木(アメリカニワトコ)はスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木である。
ニワトコ属は世界に25種くらい分布する。
分類体系によっては(APGIII)レンプクソウ科とされる。
本種の原産地は北アメリカである。
英名はアメリカンエルダー(American elder)である。
エルダーはニワトコの仲間のことである。
樹高は3メートルから5メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)
小葉の形は卵形である。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紫色から黒色に熟する。
実は加熱調理してパイ、パンケーキ、ゼリー、ジュースなどに加工される。
また、ワインの原料とされる。
属名の Sambucus はギリシャ語の「sambuce(古代の楽器)」からきている。茎を林立した様子がこの楽器に似ていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sambucus canadensis

★この樹からワインも採れるなるほどね
 強い香りは酔うがごとくに

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キバナカラマツソウ090607a-l.jpg

黄花唐松草(キバナカラマツソウ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
カラマツソウ属は世界に120種から200種くらい分布する。
本種の原産地はコーカサス地方やロシアで、湿った草地や川岸などに生える。
学名のタリクトルム・フラブムで表示するものもある。
草丈は60センチから150センチくらいで立ち性である。
葉は羽状に細かく裂け、互い違いに生える(互生)。
葉は灰色を帯びる。
開花時期は5月から6月である。
カラマツソウのほかの仲間と同じように、茎先に花弁のない花を密集してつける。
萼も雄しべも黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。
種小名の flavum は「黄色の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Thalictrum flavum

★丸っこい花のかたまり可愛いよ
 ほのかな香り漂わせ咲く

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アデニウム・オベスム

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アデニウム・オベスムはキョウチクトウ科アデニウム属の常緑低木である。
英名はデザートローズ(desert rose)という。
この訳語である砂漠の薔薇(サバクノバラ)の名でも流通している。
YListでは属名のアデニウムを標準和名としている。
原産地はアラビア半島や東アフリカで、乾燥地帯に生える多肉植物である。
暖地では庭植えにもされる。
わが国でも石垣島などでは庭植えにしているという。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
茎の根元はとっくりのように肥大する。
葉はへら形で、枝先近くにつく(頂生)。
葉の質は肉厚で艶のある濃い緑色をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月くらいだが、周年性がある。
花は筒状で、先が深く5つに裂ける。
花径は5センチくらいで、色は鮮やかな紅色である。
根や枝から出る樹液は有毒である。
花言葉は「純な神経」である。
属名の Adenium はイエメンの都市「アデン(Aden)」からきている。
種小名の obesum は「肥満した」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Adenium obesum

★来るのならどんとおいでよ砂嵐
 砂漠の薔薇は陽気に咲いて

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スティラクス・スベリフォリウム070623a-l.jpg

スティラクス・スベリフォリウムはエゴノキ科エゴノキ属の常緑低木ないし高木である。
エゴノキ属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
本種の原産地は台湾、中国である。
樹高は4メートルから20メートルくらいである。
樹皮は褐色である。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、表面は濃い緑色、裏面は白っぽい。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径10ミリから15ミリくらいの白い花を垂れ下げる。
花冠は4つに裂けて反り返る。
雄しべは10本あり、飛び出た葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
中国名を「紅花」といい、樹皮がエッセンシャルオイルの安息香(ベンゾイン)の原料とされる樹木の1つである。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の suberifolium は「コルクのような葉の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Styrax suberifolium

★エゴノキの仲間と思えぬ花だけど
 コントラストがとても綺麗で

スティラクス・スベリフォリウム070623b-l.jpg

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カエノリヌム・オリガニフォリウム・サマースカイズ070518a-l.jpg

カエノリヌム・オリガニフォリウムはゴマノハグサ科ヒナウンラン属(カエノリヌム属)の多年草である。
カエノリヌム属は地中海沿岸地方からトルコにかけて20種くらいが分布する。
同属のカエノリヌム・ミヌス(Chaenorhinum minus)の和名を雛雲蘭(ヒナウンラン)というので、属名の和名をヒナウンラン属という。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
本種の原産地はヨーロッパの南西部で、石灰岩地帯に生える。
日本ではグランドカバーなどに利用される。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は小さい卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い紫色をした唇形の花を次々とつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開いた)+rhinum(鼻)」からきている。
種小名の origanifolium は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
園芸品種のサマースカイズ(Summer Skies)である。
学名:Chaenorhinum origanifolium

★めずらしい花の名前に目を細め
 じっと見入ればそよ風渡り

カエノリヌム・オリガニフォリウム・サマースカイズ070518b-l.jpg

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