2013年11月アーカイブ

福満木(フクマンギ)

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福満木(フクマンギ)はムラサキ科チシャノキ属の常緑低木である。
分類の仕方によってはフクマンギ属(Carmona)とされる。
奄美群島から沖縄にかけて分布し、海岸沿いの石灰岩地帯や山野に生える。
また、庭木や盆栽にされる。
海外では、台湾、中国、マレーシア、インドなどにも分布する。
樹高は1メートルから3メートルである。
幹の上部で枝分かれをする。
葉は楕円形で、2枚から4枚が枝先に束になって生える(束生)。
葉は濃い緑色で、表面には硬い毛が生える。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から10月である。
枝から花茎を伸ばして花径5ミリくらいの白い小さな花をつける。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの小さな球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
緑色の実はやがて赤く熟して食用になる。
属名の Ehretia はドイツの植物学者「エーレット(Georg Dionysius Ehret, 1708-1770)さん」の名からきている。
種小名の microphylla は「小さい葉の」という意味である。
写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Ehretia microphylla(syn. Carmona microphylla)

★いずこからやってきたのか福満木
 赤い実つけて小鳥呼び寄せ

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欅(ケヤキ)

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欅(ケヤキ)はニレ科ケヤキ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、丘陵地や山地に生える。
また、街路樹や公園樹、庭木とされる。
街路樹とされたものは、例えば札幌の大通り公園にもある。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
樹高は20メートルから30メートルくらいになる。
ほうきを逆さにしたような樹形が特徴である。
樹皮は灰色がかった紫褐色で、雲紋状の薄い切片になって剥がれ落ちる。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には波打つようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
側脈は平行で、左右非対称である。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
雌花は枝の先に普通は1個ずつつく。
雄花は枝にびっしりとつく。
花の色は淡い黄緑色で目立たない。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの歪んだ球形の翼果(翼のある実)で、葉のつけ根につく。
枯れ葉が翼の役割を果たして風散布される。
別名を槻(ツキ)ともいう。
万葉集にも「つき」の名で出てくる。
花言葉は「重厚」である。
山梨県の大月市の由来も欅(ケヤキ)の木にあるという。
属名の Zelkova は同属の1種に対するコーカサスでの現地名(zelkoua)からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は6月に札幌の大通り公園で撮った。
黄葉の写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Zelkova serrata

★見上げれば首も疲れる欅の木
 よく見てみれば実がついている

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榎(エノキ)

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榎(エノキ)はニレ科エノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはアサ科とされる。
本州から沖縄にかけて分布し、低山の日当たりのよい場所や谷沿いなどに生える。
また、公園や社寺の境内などに植えられる。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国、ベトナムなどにも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は黒味を帯びた灰色で、裂けることはない。
よく枝分かれをし、枝は曲がりくねっている。
葉は卵形ないし長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、ざらつく。
葉の先は尾状に伸び、先のほうの縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時期に花をつける。
雌雄同株である。
花には雄花と両性花があり、新しい枝の葉のつけ根につく。
花の色は黄緑色であまり目立たない。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で緑色をしており、秋には赤褐色に熟する。
材は建築材、家具材、道具材、薪炭などに使われる。
和名の由来については、農機具の柄に使ったことから柄の木(エノキ)となったという説などがある。
江戸時代には街道の一里塚として植えられた。
「榎」の文字は、この木が夏に木陰をつくるというところから生まれた国字である。
花言葉は「協力」である。
属名の Celtis はラテン語の「lotus(甘い果実の名)」からの連想でつけられた想像の属名で、後にこの属に転用された。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Celtis sinensis

★旅人のオアシスだった榎の木
 名に残されて今に伝わり

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野楡(ノニレ)

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野楡(ノニレ)はニレ科ニレ属の落葉高木である。
朝鮮半島、中国、シベリア、モンゴル、インドなどに分布する。
日本へは、明治時代に中国から移入された。
北海道などで公園樹、街路樹とされている。
別名を満州楡(マンシュウニレ)という。
英名はシベリアンエルム(Siberian elm)である。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉が出る前に、紫褐色で花弁のない目立たない花をたくさんつける。
花の後にできる実は褐色の翼果(翼のある実)で、6月ころに熟する。
属名の Ulmus はケルト語の呼び名「エルム(elm)」を語源とするラテン古名からきている。
種小名の pumila は「小人のような」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ulmus pumila

★札幌に満州楡がよく似合う
 刻む百年ここは故郷

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春楡(ハルニレ)

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春楡(ハルニレ)はニレ科ニレ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、公園樹や街路樹とされる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
和名の由来は、古語の滑れ(ぬれ:樹皮の剥がれた跡がぬるぬるする)に由来し、春に咲くことから名づけられた。
英名からきたエルム(elm)の名が通称として用いられる。
北大は「エルムの学園」とも呼ばれて巨木が多く、札幌市にはたくさん植えられている。
別名を赤だも(アカダモ)という。
アイヌ語ではチキサニという。
美しいハルニレ姫の上に雷神が落ちて、人間の祖先アイヌラックルが生まれたというアイヌ民話がある。
樹高は10メートルから35メートルくらいである。
幹の太さも70センチから150センチくらいになる。
若枝には毛がある。
樹皮は暗い灰褐色で、縦の裂け目が目立つ。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは3センチから15センチくらいあり、ざらざらしている。
開花時期は4月から5月である。
葉が出る前に、赤褐色で花弁のない目立たない花をたくさんつける。
花の後にできる実は褐色の翼果(翼のある実)で、6月ころに熟する。
うちわのような形をしており、風に飛ばされて小さな種を運ぶ。
秋には黄葉をする。
材は硬く、器具や楽器(特に太鼓の胴)などをつくるのに利用される。
花言葉は「威厳」である。
属名の Ulmus はケルト語の呼び名「エルム(elm)」を語源とするラテン古名からきている。
種小名の davidiana はフランス人の宣教師で中国の植物の収集家だった「ダビット(Armand David, 1826-1900)さんに関連した」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ulmus davidiana var. japonica

★ずっしりと北の大地に根付きたる
 エルム見上げる朝のひと時

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オヒョウ

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オヒョウはニレ科ニレ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
特に北海道に多い。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、旧樺太の白浦地方での樹皮の呼び名「オピウ」からきている。
別名を厚司(アツシ)という。
この名称はアイヌの人々が樹皮で織った布の呼び名「アットゥシ」からきている。
樹高は10メートルから25メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、縦に浅く裂ける。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は3つから9つに浅く裂け、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉が出る前に、淡い黄色の花弁のない目立たない小さな花を枝先に集まってつける。
花の後にできる実は扁平な翼果(翼のある実)で、6月ころに褐色に熟する。
材は器具材、薪炭材、パルプとして利用される。
属名の Ulmus はケルト語の呼び名「エルム(elm)」を語源とするラテン古名からきている。
種小名の laciniata は「細く分裂した」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ulmus laciniata

★そうなのかエルムの仲間かオヒョウの木
 北の大地に根づき茂って

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青だも(アオダモ)

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青だも(アオダモ)はモクセイ科トネリコ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、公園樹や街路樹とされる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
「青」がつくのは樹皮の色や青の染料とされたことなどからきている。
「たも」は漢字では木編に「佛」と書き、霊(たま)ないし撓む木の転訛したものと言われる。
別名を小葉の戸練子(コバノトネリコ)という。
トネリコは戸塗木(とぬりき)の転訛したものとの説がある。
樹高は10メートルから15メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形である。
小葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな4弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、10月ころ褐色に熟する。
材は野球用のバットやラケットの枠などの原料として利用される。
樹皮を乾燥させたものを生薬で秦皮(しんぴ)といい、下痢止めや解熱などの薬効がある。
アイヌの人々は、樹皮を染料に、材は弓や松明に、樹皮から採れる液を刺青の染料や止血、消毒などに用いた。
花言葉は「未来への憧れ」である。
属名の Fraxinus はラテン語の「phraxis(分離する)」からきたセイヨウトネリコのラテン古名である。
種小名の lanuginosa は「綿毛のある」という意味である。
品種名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Fraxinus lanuginosa f. serrata

★バットには青だもがいいと聞いていた
 アイヌの人も使っていたんだ

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谷地だも(ヤチダモ)

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谷地だも(ヤチダモ)はモクセイ科トネリコ属の落葉高木である。
谷地は湿地のことである。
「たも」は漢字では木編に「佛」と書き、霊(たま)ないし撓む木の転訛したものと言われる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿地に生える。
また、植林もされる。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ロシア沿海地方などにも分布する。
樹高は20メートルから30メートルである。
樹皮は灰白色で、縦に浅く裂ける。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
花弁のない紫色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、10月ころ緑褐色に熟する。
材は重硬で弾力性に富み、建築材や家具材などに広く利用される。
属名の Fraxinus はラテン語の「phraxis(分離する)」からきたセイヨウトネリコのラテン古名である。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Fraxinus mandshurica

★霊宿る巨木の前に佇めば
 できるみたいだ君との対話

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犬山毛欅(イヌブナ)

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犬山毛欅(イヌブナ)はブナ科ブナ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の岩手県から九州にかけて主に太平洋側に分布し、山地に生える。
和名の由来は、山毛欅(ブナ)よりも材質が劣ることからきている。
別名を黒山毛欅(クロブナ)という。
これは樹皮が黒褐色であることからつけられた名である。
樹高は10メートルから25メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の葉脈上には白い毛がある。
開花時期は5月ころである。
雌雄同株である。
花の色は淡い黄色である。
雄花は枝の下部の葉の脇に短い尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)を出し、密につく。
雌花は枝の上部の葉の脇に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて上向きにつく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で三角錐形をしており、秋に熟する。
材は器具材や家具材などにされる。
属名の Fagus はギリシャ語の「phagein(食べる)」からきている。堅果が食用になることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Fagus japonica

★犬の名がついても自然の立ち様は
 見劣りはせず王者のごとし

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粗樫(アラカシ)

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粗樫(アラカシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、低山に生える。
海外では、台湾、済州島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、枝葉が堅く鋸歯が粗いことからきている。
別名を黒樫(クロガシ)という。
樹高は10メートルから25メートルくらいである。
樹皮は緑がかった灰黒色で、浅い割れ目がある。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で硬く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は灰白色である。
雌雄同株である。
開花時期は4月から5月である。
雄花序は垂れ下がり、雌花序は直立する。
花の後にできる実は卵形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、10月から12月ころに熟してドングリの1つになる。
材は硬く、農機具、天秤棒、薪炭などに利用されてきた。
花言葉は「勇気」である。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の glauca は「帯白色の」という意味である。
写真は11月に愛媛県の松山城で撮った。
3枚目は4月に大阪市の鶴見緑地で撮った。
学名:Quercus glauca

★粗樫のドングリやっと撮れたかな
 雨空だけどはじめの一歩

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モンタナ松(モンタナマツ)

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モンタナ松(モンタナマツ)はマツ科マツ属の常緑低木である。
ヨーロッパの中央部や南部などに分布し、山地や高山に生える針葉樹である。
日本へは大正時代の初期に渡来した。
特に北海道で公園樹や街路樹として植栽されている。
モンタナはアメリカの地名として有名なので「はてな」と思うかもしれない。
ブルガリアにもこの地名があり、名の由来もそこからきているようである。
YListでは標準和名をムゴ松(ムゴマツ)としている。
これは学名からきた名だが、mugo の語源がよくわからない。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
自生地では15メートルを超える高木もある。
樹皮は暗い灰褐色である。
針状の葉が2本1束で生える。
雌雄同株である。
開花時期は6月くらいである。
雄花は黄褐色、雌花は赤っぽい黄色である。
花の後にできる実は卵形の球果(マツカサ)で、3年目に熟し黄褐色になる。
属名の Pinus はケルト語の「pin(山)」からきたラテン古名である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Pinus mugo

★移入して大丈夫かと気になるが
 北海道は大らかな土地

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谷地柳(ヤチヤナギ)

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谷地柳(ヤチヤナギ)はヤマモモ科ヤマモモ属の落葉小低木である。
分類の仕方によってはヤチヤナギ属(Gale)とされることもある。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、シベリア、カムチャツカ、サハリンなどにも分布する。
和名の由来は、湿地(谷地)に生え、葉が柳に似ることからきている。
樹高は30センチから90センチくらいである。
樹皮は茶褐色である。
若い枝には毛があるが、2年目以降は落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鈍頭で、先のほうの縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に油点(油滴で透明に見える小さい点)があり、メントール系の独特の香りがする。
雌雄異株である。
開花時期は4月から6月くらいである。
葉の展開する前に松かさ状の赤い花をつける。
花の後にできる実も松かさ状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、熟すと黄緑色から褐色になる。
香りにはリラクゼーション効果があるということで、北海道では林業試験場などで製品化の研究が進められている。
属名の Myrica はギリシャ語の「myrizein(芳香)」からきている。
種小名の gale はヤチヤナギの古名からきている。
変種名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Myrica gale var. tomentosa(syn. Gale belgica var. tomentosa)

★この香りうまく生かしてみたいよと
 北の国では知恵を絞って

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這い柏槇(ハイビャクシン)

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這い柏槇(ハイビャクシン)はヒノキ科ビャクシン属の常緑小低木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
九州の壱岐、沖ノ嶋、対馬に分布し、海岸に生える針葉樹である。
海外では、朝鮮半島の南部の大黒山島にも分布する。
また、庭園樹として利用される。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
分類上は、伊吹(イブキ:Juniperus chinensis)の変種とされている。
別名を磯馴(ソナレ)、岩垂杜松(イワダレネズ)という。
樹高は50センチから60センチである。
幹や枝は地面を這うようにして広がる。
葉は針状のものと鱗片状のものがある。
開花時期は4月から6月である。
雌雄異株である。
花は目立たない。
花の後にできる実は直径8ミリから9ミリくらいの球果(マツカサ)である。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
変種名の procumbens は「這った」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Juniperus chinensis var. procumbens

★地を這った姿がどこか魅力的
 自然の姿数も少なく

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深山柏槇(ミヤマビャクシン)はヒノキ科ビャクシン属の常緑小低木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、高山や海岸の崖に生える針葉樹である。

海外では、サハリン、朝鮮半島、台湾などにも分布する。
また、庭木や公園樹として利用され、盆栽としても愛好されて乱獲されている。
環境省のレッドリストに指定はないが、多くの都道府県で絶滅危惧種とされている。
また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト (Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
分類上は、伊吹(イブキ:Juniperus chinensis)の変種とされている。
別名を真柏(シンパク)という。
樹高は50センチから60センチにしかならない。
幹や枝は地面を這うようにして広がる。
葉は針状のものと鱗片状のものがある。
開花時期は4月から6月である。
雌雄異株である。
花は目立たない。
花の後にできる実は直径6ミリから8ミリくらいの球果(マツカサ)で、暗い紫色に熟する。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
変種名の sargentii はアメリカ合衆国の植物学者「サージェント(Charles Sprague Sargent, 1841-1927)さんの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Juniperus chinensis var. sargentii

★地を這った姿あれこれ見かけるが
 味わいあるね深山柏槇

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伊吹(イブキ)

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伊吹(イブキ)はヒノキ科ビャクシン属の常緑高木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
本州の福島県から九州にかけて分布し、海岸などに生える針葉樹である。
また、庭園や社寺境内などに植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国、モンゴル、ロシアなどにも分布する。
個体数を減らしていて16の都道府県で絶滅危惧種に指定されている。
また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
和名の由来は、滋賀県の伊吹山から来ているとする説がある。
別名を伊吹柏槙(イブキビャクシン)や柏槙(ビャクシン)という。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は赤褐色で、縦に裂ける。
幹はよく枝分かれをする。
葉は鱗片状で密生する。
雌雄異株である。
開花時期は4月くらいである。
雌花は円形で、緑色に紫色を帯びる。
雄花は楕円形で、黄褐色である。
花の後にできる実は球形の球果(マツカサ)で、熟すと黒紫色になる。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は5月に神奈川県の小田原城址公園で撮った。
この樹は小田原市の天然記念物に指定されている。
学名:Juniperus chinensis

★めずらしい柏槙の名に興味持ち
 カメラを向ける撮りにくいけど

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犬槇(イヌマキ)

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犬槇(イヌマキ)はマキ科マキ属の常緑高木である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、太平洋側の海岸近くに生える針葉樹である。
海外では、台湾や中国にも分布する。
「槇(まき)」の名で庭木や生け垣に利用されるのも本種のことである。
杉(スギ)は古名を「真木(まき)」といい、それに比べると役に立たないというのが和名の由来である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
別名を草槇(クサマキ)という。
樹高は15メートルから20メートルくらいである。
樹皮は灰白色で、縦に浅く裂ける。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
雄花は黄白色で、長さ3センチくらいの紐状である。
雌花は緑色で、長さ1センチくらいである。
種は直径1センチくらいの球形で白い粉をふいており、濃い紅色から紫色にかわる。
その下に肉質の果床がある。
果床は10月から12月に熟して赤くなり、食用になる。
花言葉は「慈愛」である。
属名の Podocarpus はギリシャ語の「podos(足)+ carpos(果実)」からきている。種子のつけ根の部分が肥大することから名づけられた。

種小名の macrophyllus は「大きな葉の」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Podocarpus macrophyllus

★犬槇の由来を知れば面白く
 木肌に触れて葉っぱに触れて

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牛尾菜(シオデ)

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牛尾菜(シオデ)はユリ科シオデ属の多年草である。
分類体系によってはサルトリイバラ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
和名の由来は、アイヌの言葉のシュウオンデ(食べられる植物)が転訛したものとの説などがある。
茎は蔓状に長く伸びる。
蔓の長さは2メートルから4メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや厚く艶がある。
開花時期は7月から8月である。
雌雄異株である。
葉のつけ根から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い黄緑色の花をつける。
花被片は6枚あり、外側に反り返る。
6枚のうち3枚はやや大きい。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
若い茎や新は山菜とされる。
根茎を乾燥させたものを生薬で馬尾伸筋(ばおしんきん)といい、関節炎やリューマチに効く。
属名の Smilax は常緑のカシのギリシャ名から転用されたものである。
種小名の riparia は「河岸に生える」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Smilax riparia

★山菜の名前で聞いたことがある
 シオデはこれかこんな字なのか

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灰汁柴(アクシバ)

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灰汁柴(アクシバ)はツツジ科スノキ属の落葉小低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、サハリンや済州島にも分布する。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質である。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から花柄を伸ばし、淡い紅紫色をした花を下向きにつける。
筒状の花冠は先で4つに深く裂けて反り返る。
雄しべは8本で花冠の外に突き出る。
花の後にできる実は直径5?7ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
9月から10月に赤く熟する。
食用になり、甘酸っぱい味がする。
和名の由来については、燃やした灰で灰汁を作ったからなどの説がある。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Vaccinium japonicum

★日本には妙な名前の木が多い
 暮らしと深くつながるゆえに

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オニツルウメモドキ090830a-l.jpg

鬼蔓梅擬き(オニツルウメモドキ)はニシキギ科ツルウメモドキ属の蔓性落葉低木である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では朝鮮半島、サハリンにも分布している。
蔓梅擬き(ツルウメモドキ)の変種で、別名を岩蔓梅擬き(イワツルウメモドキ)という。
蔓の丈は3メートルから5メートルくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈上には不規則な畝状の隆起がある。
開花時期は6月くらいである。
雌雄異株である。
葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い黄緑色をした小さな花をつける。
花径は8ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
10月から12月くらいに黄色に熟する。
実は3つに裂けて、中から赤橙色をした仮種皮に包まれた種子が出る。
属名の Celastrus はギリシャ語の「Celastros(セイヨウキヅタ)」からきている。
種小名の orbiculatus は「円形の」という意味である。
変種名の strigillosus は「先がやや尖り密着した剛毛で覆われた」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Celastrus orbiculatus var. strigillosus

★まだ青い実とは言えどもうれしいな
 君に出会うが幸運だから

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ヒロハヘビノボラズ131008a-l.jpg

広葉蛇上らず(ヒロハヘビノボラズ)はメギ科メギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や高山の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、アムール地方などにも分布する。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝には鋭い棘がある。
葉は長い楕円形で、束のように集まって生える(束生)。
葉の先は丸く、縁には細かい棘が密生する。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの黄色い小さな6弁花をつける。
花の後にできる実は長さ1センチくらいの楕円形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には赤く熟する。
属名の Berberis はこの属の1種の実につけられたアラビア名「berberys」からきている。
種小名の amurensis は「アムール地方の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Berberis amurensis

★蛇さえも上れぬほどの棘がある
 背は低いけど不思議な樹木

ヒロハヘビノボラズ131008b-l.jpg

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アーノルドサンザシ131008a-l.jpg

アーノルド山査子(アーノルドサンザシ)はバラ科サンザシ属の落葉小高木である。
北アメリカに分布する交雑種である。
交配親はいずれも北アメリカの東部に分布するモリス種(Crataegus mollis)とイントリカタ種(Crataegus intricata)である。
hawthorn(ホートン:セイヨウサンザシ)と呼ばれるものの1つである。
樹高は4メートルから7メートルくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い5弁花をつける。
果期は9月から10月である。
花の後にできる実は直径2センチくらいの球形のナシ状果で、赤く熟する。
属名の Crataegus はギリシャ語の「kratos(力)+agein(持つ)」からきている。材が堅いことから名づけられた。
種小名の arnoldiana はハーバード大学の「アーノルド植物園(Arnoled arboretum)に関連した」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Crataegus arnoldiana

★赤い実がかなり大きく迫力が
 感じられるねアーノルド山査子

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蔓梅擬き(ツルウメモドキ)

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蔓梅擬き(ツルウメモドキ)はニシキギ科ツルウメモドキ属の蔓性落葉木本である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山野の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
蔓は長く伸びて他の植物などに絡みつく。
蔓の長さは2メートルから10メートルくらいになる。
葉は長さ5センチから10センチくらいの楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は急に尖る。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株で、雄花をつける株と雌花をつける株がある。
葉の脇に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、小さな黄緑色の花を10輪くらいつける。
花びらは5枚、萼も5枚、雄しべは5本である。
雄花の雄しべは長いが、雌花の雄しべは短く退化している。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には黄色に熟する。
果皮が3つに裂けると赤い仮種皮が現れ、そのコントラストが美しい。
花言葉は「大器晩成」である。
属名の Celastrus はギリシャ語の「Celastros(セイヨウキヅタ)」からきている。
種小名と変種名の orbiculatus は「円形の」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Celastrus orbiculatus var. orbiculatus

★肌寒い季節迎えて弾けだす
 赤い実可愛い蔓梅擬き

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大吊花(オオツリバナ)

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大吊花(オオツリバナ)はニシシギ科ニシシギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部などにも分布する。
和名の由来は、花や実が近縁種の吊花(ツリバナ)よりも長い柄に垂れ下がっていることからきている。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰色で滑らかであり、新しい枝は緑色で丸い。
葉は卵形や長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尾状に尖っている。
葉の両面ともに毛はない。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から長い柄を垂れ下げ、花径8ミリくらいの淡い緑白色の花を開く。
花びらは5枚で、稀に4枚のものもある。
実のなる時期は9月から10月である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
赤い殻が4つか5つに割れると、中から朱赤色の実が釣り下がる。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の planipes は「平たい足(柄)の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Euonymus planipes

★なかなかに大きく育った大吊花
 揺れる赤い実必死で捕らえ

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小真弓(コマユミ)

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小真弓(コマユミ)はニシシギ科ニシシギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ウスリーなどにも分布する。
樹高は1メートルから3メートルである。
分類上は、錦木(ニシキギ)の品種の1つとされている。
違いは、本種には枝にコルク質の翼がないことである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い緑色の小さな花をいくつかつける。
花径は6ミリから8ミリくらいである。
花弁は4枚、雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すと縦に裂けて開き、朱色の仮種皮に包まれた種子をぶら下げる。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の alatus は「翼のある」という意味である。
品種名の striatus は「溝のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
紅葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euonymus alatus f. striatus

★錦木と違いは別にないという
 小真弓の花じろりと睨み

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蔓大葉柾(ツルオオバマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木である。
神奈川県、静岡県や伊豆諸島に分布し、海岸の斜面などに生える。
分類上は、柾(マサキ)の変種とされている。
樹高は1メートルから2メートルである。
根元で枝分かれをし、枝は地を這うように広がって立ち上がる。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚くて艶があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、小さな緑白色の花をつける。
花径は5ミリくらいで、4枚の花弁が横に開く。
萼片は4枚、雄しべも4本である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すと4つに裂け、赤い仮種皮に包まれた種子が顔を出す。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
種小名の radicifer は「根のある」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Euonymus japonicus var. radicifer

★限られた土地にしっかり根を下ろし
 潮風の中赤い実をつけ

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蔓柾(ツルマサキ)

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蔓柾(ツルマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑蔓性低木である。
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
また、庭木や盆栽にされる。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
枝は匍匐して横に広がり、気根(空気中に伸びる根)を出して木や岩などをよじ登る。
長さは1メートルから10メートルくらいになる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は革質で艶がある。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、乳白色の花をつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、秋に赤く熟する。
花言葉は「気長に努力」である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は12月につくば植物園で撮った。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Euonymus fortunei

★影絵にはハートのマーク浮かばせて
 待つはあの方彼方の空へ

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イソポゴン・アネティフォリウス080427a-l.jpg

イソポゴン・アネティフォリウスはヤマモガシ科イソポゴン属の常緑低木である。
イソポゴン属はオーストラリアに35種くらいが分布する。
バンクシア属の近縁種である。
本種の原産地はオーストラリア東南部のニューサウスウェールズ州である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は松葉のように細い針形で、断面は丸い。
自生地での開花時期は9月から12月である。
日本では春に花を咲かせる。
球状の集合花で、細くて黄色い管状の花が花火のように開く。
花序径は10センチから20センチくらいある。
属名の Isopogon はギリシャ語の「isos(等しい)+pogon(髭)」からきている。花の様子から名づけられた。
種小名の anethifolius は「Anethum(イノンド属)のような葉の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Isopogon anethifolius

★ユニークな花の形に驚くよ
 どうしてこんな形になったの

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柾(マサキ)

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舌を出しからかうように柾の実

柾(マサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木である。
漢字では「正木」とも書く。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くの森に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
樹高は2メートルから3メートルである。
幹はよく枝分かれし、庭木や生垣としても植えられる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶があり、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の先が尖らない。
開花時期は6月から7月である。
花は淡い黄緑色をしており、小さくてあまり目立たない。
花びらは4枚、雄しべも4本である。
花が開くと雄しべは放射状に広がる。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと裂けて中から赤い種子が顔を出す。
花言葉は「厚遇」である。
俳句では「柾の実」が秋の季語である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Euonymus japonicus

★あれ不思議くすんだ色は目立たぬが
 虫を手招く柾の花は

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マサキ090627a-l.jpg

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水蕨(ミズワラビ)

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水蕨(ミズワラビ)はホウライシダ科ミズワラビ属の一年草である。
分類の仕方によってはミズワラビ科とされる。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し水田や湿地などに生える水生のシダ植物である。
海外では、世界の暖温帯から熱帯にかけて広く分布する。
熱帯では多年草となる。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根茎は短く、葉は叢生をする。
横に広がって水に浮くが、根を下ろして沈水することもある。
葉には栄養葉と胞子葉がある。
栄養葉は夏に出て、2-3回羽状複葉である。
胞子葉は秋に出て、鹿の角のような形の葉になる。
胞子葉の裏側の縁には球状の胞子嚢がつく。
東南アジアではサラダとして生食される。
属名の Ceratopteris はギリシア語の「ceras(角)+pteris(シダ)」からきている。胞子葉の形状から名づけられた。
種小名の thalictroides は「カラマツソウ属(Thalictrum)に似た」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ceratopteris thalictroides

★水中に育つ羊歯にもいろいろと
 種類があるがこれは形が

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セレニケレウス・メガランツス081102a-l.jpg

セレニケレウス・メガランツスはサボテン科セレニケレウス属の多年草である。
蔓性の柱サボテンである。
近縁種には夜の女王(ヨルノジョウオウ)などがある。
本種はヒモサボテン属(ヒロケレウス属:Hylocereus)に分類されることもある。
?原産地はペルーやボリビアである。
果実はドラゴンフルーツとして日本に紹介されているものの1つである。
ドラゴンフルーツは自生地ではピタヤと呼ばれ、英名はイエローピタヤ(yellow pitaya)という。
茎は三角柱状である。
茎の節から気根(空気中に伸びる根)が出て、岸壁や樹木をよじ登る。
草丈は3メートルくらいになる。
温度さえあれば周年開花をする。
白い花を夜開き、一晩で閉じる。
果実は手のひらくらいの楕円形である。
果皮は黄色く果肉は白い。
属名の Selenicereus はギリシャ神話の「Selene(セレネ:月の女神)」とラテン語の「cereus(ろうそく)」からきている。
種小名の megalanthus は「大きな花の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Selenicereus megalanthus

★味わいもまたよいけれど美しい
 花の姿は勝るものなし

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橘擬き(タチバナモドキ)

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橘擬き(タチバナモドキ)はバラ科トキワサンザシ属(ピラカンタ属)の常緑低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
庭木や生垣として愛好されている。
また、鳥が好んで実を食べるため野生化をし、本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布している。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹や枝には鋭い棘がある。
葉は細長い楕円形で堅く、縁はやや内巻きになる。
縁は成木にはぎざぎざがない(全縁)が、若木にはぎざぎざ(鋸歯)があることもある。
葉は互い違いに生える(互生)が、短い枝では束になって生える(束生)。
開花時期は5月から6月である。
小さな白い花が総状に集まってつく。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、11月ころに橙色に熟する。
和名の由来は、実の色が橘(タチバナ)に似ていることからきている。
細葉の常磐山査子(ホソバノトキワサンザシ)の別名がある。
ピラカンサは属名からきた名で、本種のほか常磐山査子(トキワサンザシ)や崋山手毬(カザンデマリ)なども含めた総称である。
常磐山査子(トキワサンザシ)の実は赤く、崋山手毬(カザンデマリ)の実は更に赤い。
花言葉は「慈悲」である。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Pyracantha angustifolia

★いっぱいに橘擬きは花咲かせ
 これがなければ実もならぬのと

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ダビエシア・レプトフィラ

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ダビエシア・レプトフィラはマメ科ダビエシア属の常緑低木である。
ダビエシア属はオーストラリアに135種が分布する。
本種の原産地もオーストラリアである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は棒状で、黄緑色をしている。
自生地での開花時期は10月から12月である。
日本では春に花を咲かせる。
葉の脇に黄色とオレンジ色をした蝶形の花をまとめてつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Daviesia はイギリスの植物学者「ダビエス(Hugh Davies, 1739-1821)さん」の名からきている。
種小名の leptophylla は「細い葉の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Daviesia leptophylla

★お世辞にも美しいとは言えないが
 彼の地らしさを漂わせ咲く

ダビエシア・レプトフィラ080427b-l.jpg

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