ヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)

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ヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木である。
「葡萄」は古くから北半球で栽培され、世界で最も生産量の多い果樹である。
日本へは中国から渡来したヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)が自生し、鎌倉時代に甲斐国の勝沼で栽培が始められたという。
しかし、本格的な栽培が開始されたのは明治時代以降である。
現在ではアメリカ葡萄(アメリカブドウ:Vitis labrusca)との雑種が多く栽培されている。
巨峰のほかにデラウェア、マスカットなどがある。
蔓の長さは10メートルから30メートルになる。
葉は手のひら状の切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄緑色の目立たない花をつける。
花弁は上部が開かず、開花時には取れてしまう。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、緑色や黒紫色の果実を房のようにつける。
生食されるほか、乾しブドウ、ワインやブランデーなどのアルコール飲料など用途は広い。
写真は「メンデルの葡萄」である。
8月に小石川植物園で撮った。
メンデルは豌豆(エンドウ)を使って「メンデルの法則」を発表した。
チェコのブルノーにある修道院の修道士であったメンデルは、自らが発見した法則に基づいて品種改良を行おうと考え、修道院に葡萄(ブドウ)の木を植えたのだそうである。
しかし、本業が忙しくなったため研究が進まず成果は得られなかったようである。
「メンデルの法則」が知られるようになった大正時代に、東大の三好学教授がこの修道院を訪問し、記念に枝を贈られた。
小石川植物園ではこれを挿し木にして育てた。
第2次世界大戦後にこの修道院は解散をし、現在は「メンデル記念館」となっている。
現地のものは既に枯れていて、平成4年に逆に小石川植物園から枝を贈ったという。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の vinifera は「ブドウ酒を生ずる」という意味である。
学名:Vitis vinifera

★生もいいだけとどワインはもっといい
 役に立ちます葡萄の房は

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