2013年9月アーカイブ

オオバボダイジュ090904a-l.jpg

大葉菩提樹(オオバボダイジュ)はシナノキ科シナノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
また、街路樹などとされる。
和名の由来は、菩提樹(ボダイジュ)の仲間で葉が大形なことからきている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は灰色がかった赤褐色で平滑であり、後に縦に浅い割れ目ができる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の科の木(シナノキ)と似るが、本種は葉の裏面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生えていて白く見える。
開花時期は6月から7月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花には強い香りがある。
花の後にできる実は球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に灰褐色に熟する。
葉は秋には黄葉をする。
材は合板の原木などとされる。
属名の Tilia はラテン語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の maximowicziana はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんに関連した」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Tilia maximowicziana

★日本にも自生している菩提樹が
 ここにあったと頷きながら

オオバボダイジュ090904b-l.jpg

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小楢(コナラ)

コナラ130423a-l.jpg

小楢(コナラ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、里山などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
別名を柞(ハハソ)という。
「ははそ」は古い言葉で、「母」にかかる枕詞でもあった。
樹高は15メートルから30メートルくらいである。
幹には銀白色の縦筋が不規則に走る。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は軟毛が生えて、やや灰白色を帯びる。
乾いた場所に生える葉は小さく、湿った場所では大きくなる。
和名の由来は、水楢(ミズナラ)と比べて葉が小さいところからきている。
水楢(ミズナラ)は別名を大楢(オオナラ)ともいう。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
雌雄同株である。
雄花序は長さが6センチから10センチくらいあり、長く垂れ下がる。
雌花序は短く、新しい枝の葉の脇につく。
色はいずれも黄緑色である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟して細長い楕円形のドングリとなる。
かつて東北地方の山村では、小楢(コナラ)のドングリは重要な食料であった。
材は木炭の原料とされるほか、椎茸(シイタケ)の原木などに使われる。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus serrata

★生活とつながり深い小楢の木
 雄花垂らして風に揺ら揺ら

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水楢(ミズナラ)

ミズナラ060811a-l.jpg

水楢(ミズナラ)はブナ科コナラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山に生える。
学者によって分類の仕方が異なるが、本種ないしその近縁種は朝鮮半島やサハリンにも分布する。
和名の由来は、「楢」の仲間で材に水分を多く含むことからきている。
「楢」の名については朝鮮の言葉(kaiak)が転訛したものではないかとの説がある。
縄文時代には東日本で冬の保存食とされたことがわかっている。
別名を大楢(オオナラ)といい、これは小楢(コナラ)との対比でつけられた名である。
小楢(コナラ)や櫟(クヌギ)とともに椎茸(シイタケ)栽培の原木とされる。
高山型の変種に深山楢(ミヤマナラ)がある。
樹高は20メートルから30メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしており、縦に裂け目が入る。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶がある。
葉の縁には大きく波打つようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は少し灰白色を帯び、毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
黄緑色をした穂状の花序をつける。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟して長い楕円形のドングリとなる。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の crispula は「やや縮みがある」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus crispula(syn. Quercus mongolica var. grosseserrata)

★山毛欅の木と競い聳える姿には
人知及ばぬ威厳が見えて

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ミズナラ090904a-l.jpg

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楠の葉楓(クスノハカエデ)

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楠の葉楓(クスノハカエデ)はカエデ科カエデ属の常緑高木である。
日本固有種である。
奄美大島や沖縄に分布する。
常緑のカエデは日本ではめずらしい。
近縁種が、台湾、中国、ヒマラヤ、東南アジアなどに分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、葉が楠(クスノキ)に似ることからきている。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、分裂をしない。
葉の質は革質で艶があり、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は3月から4月くらいである。
枝先に黄色の花を房状につける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で翼があり、結実期は7月から10月くらいである。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の oblongum は「長楕円形の」という意味である。
亜種名の itoanum は植物学者「伊藤さんの」という意味である。伊藤姓は数名いて特定できていない。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Acer oblongum subsp. itoanum

★また一つ新しい木を植えたんだ
 どんどん大きく育つといいな

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キリシマイワヘゴ101002a-l.jpg

霧島岩杪羅(キリシマイワヘゴ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
「羅」の文字にはキヘンがつくが、ここでは仮に用いている。
徳島県、宮崎県に分布し、山地の林の中や渓流沿いに生えるシダ植物である。
海外では、中国の浙江省にも分布する。
ニホンジカの食害で個体数を急速に減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は短くて直立する。
葉身は披針形(笹の葉のような形)で、長さは35センチから60センチくらいある。
上部の半分くらいが幅が広く、先のほうは鋭く尖る。
胞子嚢群は中筋と葉の縁の間に並ぶ。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の hangchowensis は中国の「杭州の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dryopteris hangchowensis

★その数がどんどん減っているようだ
 シダの仲間も大変だよね

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ホソバクリハラン101002a-l.jpg

細葉栗葉蘭(ホソバクリハラン)はウラボシ科ノキシノブ属の常緑多年草である。
小笠原諸島の固有種で、湿った岩上や樹幹に着生するシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
「栗葉蘭」の名がつくが、栗葉蘭(クリハラン)とは属が異なる。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根茎はやや短くて匍匐する。
葉は単葉でたくさん生え、細長い披針形(笹の葉のような形)である。
葉の質は革質で先は尖らず、縁は波打つ。
胞子嚢群は円形で、中肋と葉縁との中間の両脇に1列ずつ並ぶ。
若い個体の胞子嚢群は盾形の鱗片で覆われる。
属名の Lepisorus はギリシャ語の「lepis(鱗片)+sorus(胞子嚢群)」からきている。胞子嚢群に鱗片が混じることから名づけられた。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
学名:Lepisorus boninensis

★艶やかな緑が映える羊歯の葉に
 心も和む自然の恵み

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孟宗竹(モウソウチク)

モウソウチク050514a-l.jpg

もっこりと生えた筍背比べ

孟宗竹(モウソウチク)はイネ科マダケ属の常緑高木である。
原産地は中国である。
日本へは1736年に中国から薩摩藩に伝えられたという。
現在では、北海道の松前から南西諸島にかけて各地に植栽され、竹林を形成している。
しかし、伝わった場所の影響で西に多い。
和名の由来は、病床にある母のために寒中に筍を掘った三国時代の人物、孟宗にちなむ。
樹高は10メートルから20メートルくらいになる。
葉の長さは4センチから8センチで、枝先に8枚くらいまでつける。
「竹の秋」という言葉があるように春に黄葉し、新しい葉に入れ替わる。
開花するのは数10年に一度で、開花すると枯れる。
俳句では、「竹の秋」が春の季語、「筍」が夏の季語である。
属名の Phyllostachys はギリシャ語の「phullon(葉)+ stachys(穂)」からきている。葉片のついた苞に包まれた花穂の形から名づけられた。
種小名の edulis は「食用の」という意味である。
写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Phyllostachys edulis

★話には聞いていたけど凄いのは
 孟宗竹の伸びる勢い

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柏(カシワ)

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柏(カシワ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
漢字では「槲」とも書く。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や寒地の海岸や乾燥地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方などにも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は黒灰色で、縦に深く裂ける。
葉は長さ10センチから30センチの倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
先は尖らずに丸みがあり、縁には波状の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄はほとんどない。
開花時期は5月から6月である。
葉の展開と同時に開花する。
雌雄同株である。
雄花は長さ10センチから15センチの尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)をなす。
雌花は葉の脇に少数つく。
花の色は黄緑色である。
花の後にできる実はドングリ状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
ドングリは櫟(クヌギ)に似て横幅が広い。
葉は縄文時代には土器の底に敷いて、ご飯などを蒸すのに利用したという。
和名は「炊(かし)ぐ葉」の転訛したものである。
古来より食物を包むのに用いられ、今でも柏餅に使われる。
また、樹皮は染料として用いられた。
材は建築用材、家具材、ビール樽などに利用される。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は6月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus dentata

★独特の形がとても面白い
 柏の葉っぱ今も昔も

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カシワ090904a-l.jpg

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赤樫(アカガシ)

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赤樫(アカガシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、低地や山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
樹高は15メートルから20メートルくらいである。
樹皮の色は緑がかった灰黒色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
花の色は黄褐色である。
雄花序は新しい枝から垂れ下がる。
雌花序は葉の脇に直立する。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翌年の秋に熟する。
ドングリの1つである。
秋から冬には冬芽(秋にできて越冬し、春に葉や花になる芽)が見られる。
材は堅く、器具、枕木、木刀などに用いられる。
和名の由来は、樫の仲間で材の断面が淡い赤褐色をしていることからきている。
なお、「樫」は国字で文字通り「堅い木」を意味する。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の acuta は「鋭い形の」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus acuta

★どんぐりのなる木がここにまた一つ
 ときどき様子見に来てみよう

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アカガシ090904a-l.jpg

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マクロザミア・ポーリギリエルミ130116a-l.jpg

マクロザミア・パウリグイリエルミはソテツ科オニザミア属(マクロザミア属)の常緑小低木である。
分類体系によってはザミア科とされる。
原産地はオーストラリアの北東部である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver.3.1, 2001)では絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
幹は主に地中生である。
葉は羽状複葉で、長さが1メートルくらいである。
小葉の形は幅の狭い線形である。
属名の Macrozamia はギリシャ語の「macros(大きい)+Zamia(ザミア属)」からきている。
種小名の pauli-guilielmi は人名由来と思われるがまだ解明できていない。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Macrozamia pauli-guilielmi

★背は低く地中深くに根を張って
 羽を広げる原始の姿

マクロザミア・ポーリギリエルミ130116b-l.jpg

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ベンガルボダイジュ130116a-l.jpg

ベンガル菩提樹(ベンガルボダイジュ)はクワ科イチジク属の常緑高木である。
原産地はインドやバングラディシュ、スリランカ、ヒマラヤなどである。
世界各地で緑陰樹として栽培されている。
樹高は20メートルから30メートルである。
樹皮は灰白色である。
長い気根を下ろし、他の樹木に巻きついて絞め殺す。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
近縁種のインド菩提樹(インドボダイジュ)と異なり、葉の先は尾状に尖らない。
葉には艶があり、葉脈がはっきりと見える。
開花時期はほぼ周年である。
イチジク属なので、花は隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。
実も無花果(イチジク)に似て赤く、食用になる。
葉は飼料となり、樹皮は製紙原料として利用される。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の bengalensis は「(インドの)ベンガル地方の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Ficus bengalensis(syn. Ficus benghalensis)

★陽光の下でずっしり茂る樹を
 いつか撮ろうと楽しみにして

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ベニラタンヤシ130116a-l.jpg

ラタン椰子(ベニラタンヤシ)はヤシ科ラタニア属(ベニオウギヤシ属)の常緑高木である。
ラタニア属はマスカレン諸島に3種が分布する。
本種の原産地はレユニオン島である。
レユニオンはマダガスカル島の東800キロにあり、フランスの海外県となっている。
別名を紅棕櫚(ベニジュロ)、 紅扇椰子(ベニオウギヤシ)という。
樹高は15メートルくらいになる。
幹の先に大きな団扇のような葉を広げる。
葉の色は灰白色を帯びる。
若い葉のつけ根の部分や葉の柄は赤くなる。
属名の Latania はレユニオン島での現地名からきている。
種小名の lontaroides は「オウギヤシ(lontar palm)に似た」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Latania lontaroides

★名の由来とても想像できないね
 温室にあるその姿では

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薄の木(ススキノキ)

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薄の木(ススキノキ)はユリ科ススキノキ属の常緑低木である。
分類体系によってはススキノキ科に分類される。
ススキノキ科はAPG IIIの分類体系でツルボラン科やキスゲ科も含められるようになって注目されている。
本種の原産地はオーストラリアの南西部である。
樹高は1メートルから2メートルである。
成長は非常に遅い。
葉は銀白色で細長く、長さは1メートルにもなる。
開花するのは数年に一度である。
茎先に長い穂状の花序を出し、黄白色の花を咲かせる。
属名の Xanthorrhoea はギリシャ語の「xanthos(黄色い)+rheo (流れ)」からきている。
種小名の preissii はオーストラリアに住んだドイツ人の博物学者「プレイス(Ludwig Preiss, 1811-1883)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Xanthorrhoea preissii

★滅多には花を咲かせぬ木だという
 いろいろあるね不思議の世界

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浜菱(ハマビシ)

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浜菱(ハマビシ)はハマビシ科ハマビシ属の一年草である。
千葉県・福井県以西の本州から九州にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、チベット、インド、西アジア、南ヨーロッパ、アフリカなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
葉の脇に黄色の小さい5弁花をつける。
花は午前中に開花し、夕方には閉じる。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で硬く、太い棘があり、菱(ヒシ)の実に似ている。
実を生薬で疾黎子(しつりし)といい、利尿、消炎、強壮の薬効がある。
しかし有効性に関する十分な情報はなく、特に妊婦が摂取することは危険とされている。
属名の Tribulus はラテン語の「caltrop(まきびし)」からきている。棘の多い果実の形をたとえたものである。
種小名の terrestris は「陸地生の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Tribulus terrestris

★浜菱の花は静かに咲きいづる
 短き命惜しむがごとく

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山椒藻(サンショウモ)

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山椒藻(サンショウモ)はサンショウモ科サンショウモ属の一年草である。
本州から九州にかけて分布し、池沼や水田、溝などに生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
海外では、アジア、ヨーロッパ、アフリカに広く分布する。
茎の長さは5センチから10センチくらいである。
茎は疎らに枝分かれをし、3枚の葉を車軸状につける(輪生)。
そのうちの1枚は水中に垂れ下がり、2枚が水面に浮かぶ。
水面に浮かぶ葉の表面には細かな突起がたくさんあって水を弾く。
水中に垂れ下がる葉のつけ根付近に胞子嚢果が集中してつく。
生育期間は3月から12月くらいである。
和名の由来は、葉の様子を山椒(サンショウ)の羽状複葉に見立てたものである。
属名の Salvinia はイタリアの植物学者「サルビニ(Antonio Maria Salvini, 1633-1729)さん」の名からきている。
種小名の natans は「水に浮かぶ」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Salvinia natans

★水面にぷかり浮かんだ山椒藻
 なるほど似てる山椒の葉に

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篶竹(スズタケ)

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篶竹(スズタケ)はイネ科ササ属の常緑多年草である。
北海道から九州にかけて太平洋側に分布し、ブナ林などの林床に生える。
日本海側のブナ林には千島笹(チシマザサ)が多いのと好対照をなす。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
名前には「タケ」とあるが「ササ」の1種である。
竹と笹の見分け方は、成長後、茎に皮がついたままなのが笹で、皮がないのが竹である。
桿(かん:ササの幹のこと)の直径は1センチほどで直立し、各節から1個の枝が出る。
桿は細いが高さは1メートルから2メートルになる。
15センチくらいのタケノコは味噌汁の実や混ぜご飯の材料となる。
また、桿は工芸品の材料となる。
信濃の枕詞となる「みすず刈る」の「みすず」は篶竹(スズタケ)を指すという。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Sasa borealis

★遭難をしそうなほどの高さにも
 育つ篶竹自然の恵み

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榛の木(ハンノキ)

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榛の木(ハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山野の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方にも分布する。
英名はオルダー(alder)である。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色で、小さく割れて剥がれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黒褐色の円柱形で、尾状に垂れる。
雌花序は楕円形で紅紫色を帯び、雄花序の下部につく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、松かさ状となる。
材は薪炭材とされるほか、諸種の用材として利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
3枚目は4月に三郷市で撮った。
学名:Alnus japonica

★名前だけ知っていたけど榛の木の
 花はこれかと目で確かめて

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ハンノキ120408b-l.jpg

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アメリカ柿(アメリカガキ)

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アメリカ柿(アメリカガキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカの東部である。
英名はコモン・パーシモン(common persimmon)である。
実は小さいが、ネイティブアメリカンはこの実を乾燥させて一年中利用したという。
樹高は18メートルに達する。
樹皮は暗い褐色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖る。
葉の表面は艶のある濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5月から6月くらいである。
葉の脇に白っぽいクリーム色の花をつける。
花冠は鐘形で、先が4つに裂ける。
秋に実る液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の大きさは直径2センチから4センチくらいである。
材はゴルフのクラブなどの原料となる。
属名の Diospyros はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」からきている。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけた。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
写真は9月と6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Diospyros virginiana

★柿の木とパーシモンとがつながった
 面白いよね文化辿ると

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アメリカアリタソウ080803c-l.jpg

アメリカ有田草(アメリカアリタソウ)はアカザ科アカザ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
原産地はメキシコである。
生薬名をヘノポジ草といい、回虫駆除用の薬草とされたこともある。
現在では野生化し、本州の関東地方から九州にかけて道端や荒れ地に帰化している。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎には毛が生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には深いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には黄色の腺点(蜜を出す孔)がある。
茎に下部につく葉には浅い切れ込みがある。
開花時期は7月から11月くらいである。
茎先に細長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の小さな花をたくさんつける。
花弁はない。
萼片が5枚である。
雄しべは5本で、萼片よりも長い。
雌しべの花柱は1本である。
全草に特有のにおいがある。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
なお、「有田草」の名はかつて薬草として栽培された佐賀県の有田に因む。
属名の Chenopodium はギリシャ語の「chen(ガチョウ)+podion(小さい足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の ambrosioides は「キク科のブタグサ属(Ambrosia)に似た」という意味である。
変種名の anthelminticum は「駆虫の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
下の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chenopodium ambrosioides var. anthelminticum

★紐解けば由来かれこれあろうとも
 今は雑草腕組み眺め

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オオバヤシャブシ070303a-l.jpg

大葉夜叉五倍子(オオバヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の福島県から和歌山県にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
また、治山樹種として植林をされる。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は円形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となる。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
12対から16対の側脈がある。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4、5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
下の写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus sieboldiana

★この形どこか似ている白樺に
 花粉を運ぶやっぱりそうか

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アロエ・ラウヒイ

アロエ・ラウイ090927a-l.jpg

アロエ・ラウヒイはユリ科アロエ属の常緑多年草である。
分類体系によってはススキノキ科に分類されることもある。
マダガスカルに分布する多肉植物である。
本種を基に多くの園芸品種が生まれている。
英名はスノーフレーク・アロエ(snowflake aloe)である。
本種もワシントン条約で保護され、研究目的以外の輸出入は禁止されている。
種小名の読み方はワシントン条約附属書に基づく。
このほかに「ラウイ」や「ラウヒー」などの読み方が見られる。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は剣状で、縁に棘がある。
葉の色は濃い緑色で、白い斑点が入る。
陽光を浴びると葉の色は紫がかったオレンジ色になる。
日本での開花時期は秋である。
花は穂状につき、黄色ないし黄橙色をした筒状の花である。
花被片は6枚、雄しべも6本である。
属名の Aloe は、アラビア語の「alloeh(苦味のある)」からきている。葉に苦い汁液があることから名づけられた。
種小名の rauhii はマダガスカルの植物の研究者であるドイツ人の「ラウー(Werner Rauh, 1913-2000)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aloe rauhii

★こじんまりまとまるアロエまたよきと
 園芸的な姿に見とれ

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アラマンダ・オエノテラエフォリア090927a-l.jpg

アラマンダ・オエノテラエフォリアはキョウチクトウ科アリアケカズラ属の常緑低木である。
原産地はブラジルである。
英名はゴールデントランペットブッシュ(golden trumpet bush)である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色である。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は周年である。
花は枝先に集まってつく。
濃い黄色のラッパ状をした花である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
有毒植物なので注意が必要である。
属名の Allamanda はスイス人の植物学者「アラマン(Frederic Louis Allamand, 1735-1803)さん」の名からきている。
種小名の oenotheraefolia は「マツヨイグサ属(Oenothera)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Allamanda oenotheraefolia

★鮮やかな黄金色が目を奪う
 さすがと思うブラジルの花

アラマンダ・オエノテラエフォリア090927b-l.jpg

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山毛欅(ブナ)

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山毛欅(ブナ)はブナ科ブナ属の落葉高木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地に生え時に純林をつくる。

白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。
樹高は15メートルから30メートルくらいになる。
樹皮は灰白色で滑らかである。
葉は卵形で、波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月ころである。
雌雄同株である。
花の色は淡い黄色である。
雄花は枝の下部の葉の脇に短い尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)を出し、密につく。
雌花は枝の上部の葉の脇に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて2つくらい上向きにつく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、三角錐形をしている。
ただし、成長が遅いので50年から60年かけて初めて実がつき、その後も5年に一度しか実をつけない。
秋には黄葉をする。
材は細工物や家具などに用いられる。
花言葉は「繁栄」である。
属名の Fagus はギリシャ語の「phagein(食べる)」からきている。堅果が食用になることから名づけられた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
3枚目は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Fagus crenata

★すっと立つ山毛欅の姿は美しく
 木漏れ日浴びて神秘を増して

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ブナ061202b-l.jpg

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深山楢(ミヤマナラ)

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深山楢(ミヤマナラ)はブナ科コナラ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけての日本海側と九州(霧島山)に分布し、亜高山に生える。
分類上は水楢(ミズナラ)の変種とされている。
水楢(ミズナラ)の名は材に水分を多く含むことからきており、その高山型というのが和名の由来である。
基本種との違いは葉が小さくて縁が尖り、果実も小さいことなどである。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶がある。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
黄緑色をした穂状の花序をつける。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟してドングリとなる。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の crispula は「やや縮みがある」という意味である。
変種名の horikawae は植物学者「堀川富弥さんの」という意味である。
写真は8月に福島県のあだたら高原で撮った。
学名:Quercus crispula var. horikawae

★深山には深山に似合う深山楢
 このドングリを次は見たいと

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岳樺(ダケカンバ)

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岳樺(ダケカンバ)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、四国の高山にも分布する。
北海道では低地に生えるが、中部山岳地帯では亜高山帯に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ地方などにも分布する。
カンバの語源はアイヌ語で桜皮を意味するカリンパからきている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
若木の樹皮は赤褐色ないし灰褐色で光沢があり、薄く横に剥がれる。
老木は白味を帯びて、縦に割れ目ができる。
葉は三角状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根は心形である。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は5月から6月である。
雄雌同株である。
雄花は黄褐色で、尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)につく。
雌花の花序は直立して枝先につく。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、風で散布される。
属名の Betula はケトル語の「betu(カバノキ)」からきている。
種小名の ermanii はドイツ人の博物学者「エルマン(Adolph Erman,1806-1877)さんの」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平リゾートで撮った。
学名:Betula ermanii

★年輪を感じるような岳樺
 寒さに負けず空をめざして

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栗(クリ)

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栗(クリ)はブナ科クリ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、栽培をされる。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
樹皮は淡い黄褐色で、老木になると縦に大きな溝が入る。
葉は細長い楕円形で先が尖り、縁には針状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月くらいである。
雌雄同株である。
枝先に白い紐状の雄花をつけ、そのつけ根に緑色の雌花をつける。
花の後にできる実は「いが」に1?3個の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)がくるまれていて、9月から10月に熟する。
材は耐久性に優れ、家の土台や橋梁、枕木などに用いられる。
縄文時代の遺跡からも多く出土しており、古代から貴重な食料として栽培されてきた。
花言葉は「満足」である。
属名の Castanea はギリシャ語の「kastaneon(栗)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は10月と8月につくば植物園で撮った。
写真は6月に三郷市で撮った。
学名:Castanea crenata

★栗の実はこんな形につくのかと
 じっと見つめるただ面白く

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ワイルドオーツ

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ワイルドオーツ(wild oats)はイネ科カスマンティウム属の多年草である。
属名の読み方は「チャスマンティウム」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南東部からメキシコにかけて分布し、川沿いや林の中などに生える。
学名のカスマンティウム・ラティフォリウムで表示するものもある。
偽小判草(ニセコバンソウ)の名でも流通している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
8月から10月くらいが花穂の鑑賞期である。
小判草(コバンソウ)に似た花を咲かせ、赤から茶色へと色を変えながら冬まで残る。
小判草(コバンソウ)に比べると丸みがなく平たい。
切り花やドライフラワーとしても利用される。
属名の Chasmanthium はギリシャ語の「chasme(あくび)+anthos(花)」からきている。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Chasmanthium latifolium

★侘び寂びは任せてくれと風流に
 ワイルドオーツは風に揺られて

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華北山椒(カホクザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
山地に生えるほか栽培もされる。
果皮を花椒(ホアジャオ)と呼び、香辛料として用いる。
特に四川料理で多用され、麻婆豆腐などで欠かせない味となっている。
ただし、日本の山椒はさまざまな部位を利用するが、こちらは果皮のみしか使わない。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は黄緑色で、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、円形で熟すと赤くなる。
種子は黒い。
果皮は生薬で蜀椒(しょくしょう)といい、健胃薬、鎮痛剤などとされる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の bungeanum はドイツ人の植物学者「ブンゲ(Alexander Bunge, 1803-1890)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum bungeanum

★山椒と比べてみるがその違い
 霧に霞むやいつか極めん

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櫟(クヌギ)

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櫟(クヌギ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
漢字では「椚」「橡」「櫪」などの文字も充てる。
本州の岩手県・山形県から沖縄にかけて分布し、平地や低山に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤにも分布する。

樹高は15メートルから20メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色で、縦に割れ目が入る。
葉は細長い楕円形で長さが10センチから15センチくらいあり、互い違いに生える(互生)。
葉の先は芒状(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)に尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は若葉は黄褐色、生長したものは緑色である。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
雄花は黄色くて房状に垂れ下がり、雌花は赤っぽく葉の脇につく。
結実期は9月から10月である。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、ドングリの1つである。
ほぼ球形で直径は2センチくらいあり、下半分くらいはお椀のような殻に包まれる。
葉は秋には黄葉をする。
材は椎茸(シイタケ)栽培の原木とされたり薪炭材とされる。
万葉集にも出てくる古くからの樹木である。
樹皮を乾燥させたものを生薬で樸そく(ぼくそく)といい、解毒、抗炎作用がある。
花言葉は「穏やかさ」である。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の acutissima は「最も鋭い」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus acutissima

★団栗のできる木だとは知ってても
 初めての花ふーんなるほど

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ハオルチア・トルンカタ

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ハオルチア・トルンカタはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
分類体系によってはアロエ科とされる。
属名の読み方には「ハワーシア」、「ハオルシア」などがある。
南アフリカの西ケープ州に分布する多肉植物である。
園芸名を玉扇(タマオウギ)という。
草丈は20センチくらいである。
多肉質の葉が扇形に生える。
開花時期は春から夏である。
花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花の色は白く、淡い緑色のストライブが入る。
属名の Haworthia はイギリス人の植物学者「ハワース(Adrian Hardy Haworth, 1768-1833)さん」の名からきている。
種小名の truncata は「切られた形の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Haworthia truncata

★花茎を伸ばし花咲く玉扇
 ピント合わせのむずかしい花

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ハオルチア・トルンカ090927b-l.jpg

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真竹(マダケ)

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真竹(マダケ)はイネ科マダケ属の常緑高木である。
本州から沖縄にかけて分布するタケ類である。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
中国原産説と日本自生説がある。
タケノコにやや苦味があることから苦竹(ニガタケ)の別名がある。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
稈は濃い緑色で節があり、節から枝が2本伸びる。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は初夏だが、開花するのは稀である。
材は細工物や工芸品などに広く用いられる。
属名の Phyllostachys はギリシャ語の「phullon(葉)+ stachys(穂)」からきている。葉片のついた苞に包まれた花穂の形から名づけられた。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
写真は3月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Phyllostachys reticulata

★北国で育ったために見ることも
 稀であったがどこか親しく

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楢柏(ナラガシワ)

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楢柏(ナラガシワ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
本州の岩手県・秋田県から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、ナラの仲間だがカシワに似た葉をつけることからきている。
樹高は10メートルから25メートルくらいである。
樹皮は厚く、不規則な裂け目がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
長さが10センチから25センチくらいあり、ブナ科では最大である。
長さ2、3センチの葉柄があるのも特徴である。
葉の質は革質で先は短く尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
裏面には灰白色の星状毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花をつける。
雄花序は枝の下部から垂れ下がる。
雌花序は枝の上部の葉の脇から出て、小さな雌花を数個つける。
実は楕円形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟する。
材は建築、家具、木炭などに利用される。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の aliena は「変わった」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
花の写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Quercus aliena

★区別するポイントどこと楢柏
 葉っぱを見たり団栗見たり

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茶筌羊歯(チャセンシダ)

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茶筌羊歯(チャセンシダ)はチャセンシダ科チャセンシダ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩上や樹幹上に生える常緑性シダ植物である。
海外では、世界の温帯から暖帯にかけて広く分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は根際から束になって生える(束生)。
1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、羽片は楕円形をしている。
葉の長さは20センチくらいで羽片は25対くらいつき、上下の羽片が小さくなる。
葉の質は薄い紙質である。
葉の柄は細く、暗褐色をしている。
胞子嚢群は幅の広い線形で、裏面の脈上につく。
和名の由来は、葉の様子を茶道で使う茶筅に見立てたものである。
属名の Asplenium はギリシャ語の「splen(脾臓)」からきている。この属の1種が脾臓の病を癒すと考えられたことから名づけられた。
種小名の trichomanes は「細くて薄い」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Asplenium trichomanes

★小さな葉たくさんつけた茶筌羊歯
 緑の姿冬も変わらず

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桜葉榛の木(サクラバハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
本州の岩手県以南と九州の主に太平洋側に分布し、湿地や沢地に生える。
海外では、中国にも分布する。
和名の由来は葉の形が「桜」に似ていることからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉の先は短く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、葉脈に沿って表面が窪む。
開花時期は2月から3月である。
雌雄同株である。
葉の展開に先立って赤褐色の花をつける。
雌花序は枝先につき、雄花序は下垂する。
花の後にできる実は卵形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟する。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の trabeculosa は「横木状の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus trabeculosa

★どこでどう違いができてしまうのか
 桜のような葉っぱに見とれ

サクラバハンノキ080831b-l.jpg

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鱶の木(フカノキ)

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鱶の木(フカノキ)はウコギ科フカノキ属の常緑高木である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、低地や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、台湾、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどにも分布する。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は大形の掌状複葉である。
小葉の形は長い楕円形で艶がり、先が鋭く尖る。
開花時期は11月から1月くらいである。
枝先に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、緑白色の小さな花をたくさんつける。
花は蜜源ともされる。
実は小さな球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から黒褐色に熟する。
材は器具材として利用される。
和名の由来ははっきりしていない。
属名の Schefflera はポーランドの医師「シェフラー(J. C. Scheffler,1722-1811)さん」の名からきている。
種小名の heptaphylla は「7枚の葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Schefflera heptaphylla

★名の由来調べてみたがわからない
 フカの名のつく不思議な樹木

フカノキ090904b-l.jpg

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ブッドレア・パニクラタ

ブッドレア・パニクラタ090929a-l.jpg

ブッドレア・パニクラタはフジウツギ科フジウツギ属の落葉高木である。
分類体系によってはゴマノハグサ科とされる。
原産地は中国南西部、ヒマラヤ、インド北部などである。
標高500メートルから3000メートルの山地の林の縁などに生える。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
暖地では周年開花をする。
枝先に白い筒状の花を房のようにつける。
花冠は先が4つに裂ける。
雄しべは4本である。
花には芳香があり、特に夜になると強い香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Buddleja はイギリスの牧師で植物学者だった「バドル(Adam Buddle, 1662-1715)さん」の名からきている。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Buddleia paniculata

★軟らかに房と茂った白花が
 芳香放つ温室の中

ブッドレア・パニクラタ090929b-l.jpg

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カリッサ

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カリッサはキョウチクトウ科カリッサ属の常緑低木である。
原産地はインドのデカン高原である。
現在ではインドや東南アジアの国々で果樹として栽培されている。
日本へは明治時代の末期に渡来したが、あまり普及していない。
学名のカリッサ・カランダスで表示するものもある。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
幹や枝には鋭い棘がある。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は周年である。
花の色は白い。
花冠は高杯形で、先が5つに裂けて横に開く。
筒状の部分は紅色を帯びる。
実は卵形で、熟すと赤くなる。
果皮は薄く、実は柔らかい。
生食されるほかゼリーやジャムの原料として利用される。
属名の Carissa はインドの現地語で「刺」を意味する。
種小名の carandas は同種のインドでの現地名からきている。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Carissa carandas

★赤い実は何やらとても美味しそう
 ぷちっと吸って食べてみたいな

カリッサ・カランダス070430b-l.jpg

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カワラハンノキ081102a-l.jpg

河原榛の木(カワラハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、河原に生える。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色で皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)がある。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は2月から4月である。
葉の展開に先立って赤褐色の花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は棒状で、尾状に垂れる。
雌花序は雄花序の下方に数個ずつ、上向きにつく。
果実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、暗い褐色をした楕円形である。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の serrulatoides は「セルラタ種(アメリカテリハハンノキ:Alnus serrulata)に似た」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus serrulatoides

★榛の木の仲間もいろいろあるんだね
 葉っぱの違い目で確かめて

カワラハンノキ081102b-l.jpg

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雄羊歯(オシダ)

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雄羊歯(オシダ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
北方領土を含む北海道、近畿以北の本州、四国(剣山、石鎚山)に分布し、林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
根茎は太く直立する。
葉は2回羽状複葉で、根際から束になって生える(束生)。
鳥の羽のように左右に羽片がいくつか並んで1枚の葉が構成されたものが1回羽状複葉である。
その枝分かれをもう1回繰り返して1枚の葉となる。
葉の長さは100センチから150センチくらいになる。
胞子嚢群は球形で、葉の真ん中から先の羽片に2列に並んでつく。
名の由来は、形が大きくて雄大なところからきている。
別名を綿馬(メンマ)という。
これは中国名からきている。
根茎を生薬で綿馬根(めんまこん)といい、条虫駆除に用いる。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の crassirhizoma は「太い根」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
3枚目は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Dryopteris crassirhizoma

★雄大に葉っぱ広げて群生す
 雄羊歯はまるで太古の姿

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オシダ070105a-l.jpg

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山榛の木(ヤマハンノキ)

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山榛の木(ヤマハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ半島、東シベリアなどにも分布する。
分類上は、毛山榛の木(ケヤマハンノキ)の変種とされている。
基本種との違いは葉に毛が生えないことである。
樹高は5メートルから20メートルくらいである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は無毛で、裏面は白っぽい。
雌雄同株である。
開花時期は3月から4月である。
雄花も雌花も紫褐色である。
雄花は尾状に垂れ、雌花は上向きに立つ。
花の後にできる実は楕円形の松毬状で、9月から10月に緑色から褐色に熟する。
材は器具材、土木材などに利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
変種名の siberica は「シベリアの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus hirsuta var. sibirica

★榛の木の仲間もいろいろあるんだね
 違いはどこか調べてみよう
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這犬柘植(ハイイヌツゲ)

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這犬柘植(ハイイヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
漢字では「這犬黄楊」とも書く。
北方領土を含む北海道と本州の日本海側に分布し、山地の湿地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、犬柘植(イヌツゲ)の変種とされている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
幹の下部は地面を這って広がり、よく枝分かれして斜めに立ち上がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて艶があり、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)が疎らにある。
開花時期は6月から7月くらいである。
葉の脇に白ないしクリーム色の小さな花をつける。
雌雄異株である。
雄花、雌花ともに4枚ずつの花弁と萼片をもつ。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
変種名の radicans は「根を出す」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Ilex crenata var. radicans

★豪雪に耐えて地を這い枝伸ばし
 地味と言われど這犬柘植は

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龍の髭藻(リュウノヒゲモ)

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龍の髭藻(リュウノヒゲモ)はヒロムシロ科ヒロムシロ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、湖沼や河川、水路に生える沈水植物である。
海外では、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸などに広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
水中茎はよく枝分かれをする。
沈水葉は針状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇から茎を伸ばして花穂をつける。
花茎は細く、水面に横たわる。
花被はない。
属名の Potamogeton はギリシャ語の「potamos(川)+geiton(近所の)」からきている。
種小名の pectinatus は「櫛の歯状の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Potamogeton pectinatus

★自然とのかかわり深い龍の髭藻
 減らさぬように調和求めて

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豆犬柘植(マメイヌツゲ)

マメイヌツゲ071008c-l.jpg

犬柘植(イヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
漢字では「犬黄楊」とも書く。
豆犬柘植(マメイヌツゲ)はその品種の1つで、園芸種である。
別名を豆柘植(マメツゲ)ともいう。
基本種との違いは、葉に丸みがあって表面が膨らんでいることである。
公園などでは、枝を刈り込んで球形や動物の形などに仕立てたものを見かける。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄色の雄花をつける。
雌花は葉の脇に1つずつつく。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころ黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
品種名の bullata は「膨らんだ」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Ilex crenata f. bullata

★刈り込んだ丸い形が面白い
 豆犬黄楊の姿は自在

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寿衛子笹(スエコザサ)

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寿衛子笹(スエコザサ)はイネ科アズマザサ属の多年草である。
日本固有種である。
宮城県以北の本州に分布し、平地や低山の林の縁などに稀に生えるササ類である。
分類上は、東笹(アズマザサ)の変種とされている。
基本種と同様に1つの節から1本の枝を分枝させる。
葉の片側の縁が裏に巻き、縦にナマコ状の皺があるのが特徴である。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は長さ10センチくらいの披針形(笹の葉のような形)である。
葉の表面には白くて長い毛が散在する。
葉の裏面は有毛だが、鞘には毛がない。
和名の由来は、発見者の牧野富太郎博士の妻の名にちなむ。
昭和2年に仙台市で発見し、昭和3年に亡くなった妻に感謝して捧げられたものである。
墓碑には「世の中のあらん限りやスエコザサ」と刻まれている。
属名の Sasaella は「Sasa(ササ属)」の縮小形である。
種小名の ramosa は「枝分かれした」という意味である。
変種名の suwekoana は「牧野寿衛子さんの」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Sasaella ramosa var. suwekoana

★妻の名を刻めどキザに見えぬほど
 学びの道を究めてみたく

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ムルダニア・シンプレクス

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ムルダニア・シンプレクスはツユクサ科イボクサ属の多年草である。
中国、東南アジア、インドシナ半島、マレーシア、インドネシア、インド、東アフリカなどに分布し、湿地や草地に生える。
中国名は「細竹蒿草(サイチクコウソウ)」である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から9月である。
花径15ミリくらいの白ないし紫色の3弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、垂れ下がる。
清熱、止咳、解毒、利尿などの薬効があり、中国では薬草とされる。
属名の Murdannia はインドの植物収集家「ムルダン(Munshi Murdan Ali, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の simplex は「単生の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Murdannia simplex

★するすると茎を這わせて蔓延るを
 想像させる疣草の仲間

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烏山椒(カラスザンショウ)

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烏山椒(カラスザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉高木である。
本州から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
和名の由来は、山椒の仲間でカラスが種子を食べることからきている。
樹高は6メートルから15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色である。
枝には鋭い棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には油点があり、揉むとバニラの香りがする。
雌雄異株である。
開花時期は7月から8月である。
花の色は淡い緑色で、あまり目立たない。
果期11月から1月で、さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)が赤く熟する。
種子の色は黒い。
野鳥が好んで食べるが食用にはならない。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の ailanthoides は「ニガキ科ニワウルシ属(Ailanthus)に似た」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum ailanthoides

★いぼいぼの姿がとぱっと目につくよ
 背が高いので上手く撮れぬが

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犬梅擬き(イヌウメモドキ)

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犬梅擬き(イヌウメモドキ)はモチノキ科モチノキ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
本種は西日本に多い。
分類上は梅擬き(ウメモドキ)の品種の1つとされている。
特徴は枝葉に毛がないことである。
基本種と区別をしない見解もある。
樹高は2メートルから3メートルである。
枝は細く、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には小さな尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に淡い紫色の小さな花をつける。
花弁数は4枚である。
雄花には4本の雄しべがある。
雌花には雌しべと一緒に小さな雄しべが4本ある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には真っ赤に熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
品種名の argutidens は「鋭く尖った鋸歯の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Ilex serrata f. argutidens

★陽光を浴びて輝く小さな実
 犬と言うけど違いはどこに

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犬山椒(イヌザンショウ)

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犬山椒(イヌザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、低地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝には棘があり、互い違いに生える(互生)。
山椒(サンショウ)の場合は、1組ずつ向かい合って生える(対生)。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長めの楕円形で、縁には細かく先が鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には悪臭がある。
開花時期は8月から9月である。
雌雄異株である。
散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄緑色の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で3つのブロックからなり、円形で熟すと黒くなる。
和名の由来は、葉が「山椒」に似るが役に立たない(「犬」)というところからきている。
葉や種子は民間療法で湿布薬とされる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の schinifolium は「ウルシ科コショウボク属(Schinus)のような葉の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Zanthoxylum schinifolium

★それぞれに生きればいいさそれなりに
 犬山椒は風に吹かれて

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エスキナンツス・パラシティクス090909a-l.jpg

エスキナンツス・パラシティクスはイワタバコ科ナガミカズラ属(エスキナンツス属)の常緑小低木である。
インド、ヒマラヤに分布する着生種である。
別名をエスキナンツス・グランディフロルス(Aeschynanthus grandiflorus)という。
草丈は50センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、赤橙色の筒状花をつける。
花冠は長さが5センチから7センチくらいあり、先は唇形に裂ける。
上唇は2つに裂け、下唇は3つに裂ける。
雄しべと雌しべが花冠から飛び出している。
萼片は黄橙色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Aeschynanthus はギリシャ語の「aischuno(恥ずかしい)+anthos(花)」からきている。赤い花をたとえたものである。
種小名の parasiticus は「寄生する」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aeschynanthus parasiticus

★赤々と燃える炎が天を衝き
 鮮烈に咲くパラシティクスは

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球蕗(タマブキ)

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球蕗(タマブキ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉には長い柄があり、ホームベースのような形で、つけ根の部分が心形に切れ込む。
葉の脇に直径1センチくらいのむかごをたくさんつける。
和名の由来は、このむかごを球に見立て、葉を「蕗」に見立てたものである。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若芽や先端の柔らかい部分が山菜として利用される。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の farfarifolius はラテン語で「フキタンポポ(Tussilago farfara)のような葉の」という意味である。
変種名の bulbiferus は「鱗茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Parasenecio farfarifolius var. bulbiferus(syn. Cacalia farfarifolia var. bulbifera)

★大きくてホームベースの形した
 球蕗の葉は迫力に満ち

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針桐(ハリギリ)

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針桐(ハリギリ)はウコギ科ハリギリ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
わが国では特に北海道と東北地方に多い。
幹は直立し、樹高は20メートルから25メートルになる。
幹の直径は1メートルになり、樹皮は黒褐色で不規則に裂ける。
枝には太く鋭い刺がある。
葉は手のひら状に5つから9つに裂け、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄は長く、枝先に集まってつく。
開花時期は7月から8月である。
枝先に球形の散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころに黒紫色に熟する。
新芽は、春の山菜として食用にされる。
材は加工しやすく、建具、家具、器具、楽器、彫刻などに用いられる。
和名の由来は、材が桐(キリ)に似て加工しやすく枝に棘があることからきている。
別名を栓の木(センノキ)という。
属名の Kalopanax はギリシャ語の「kalos(美しい)+Panax(ウコギ科ニンジン属)」からきている。葉の切れ込みが整っていることから名づけられた。
種小名の septemlobus は「7つに裂けた」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Kalopanax septemlobus

★すっと立つ針桐の木は開拓の
 歩みをじっと見つめ続けて

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大房藻(オオフサモ)

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大房藻(オオフサモ)はアリノトウグサ科フサモ属の抽水性(根が完全に水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる)の多年草である。
原産地は南アメリカのアマゾン川である。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは大正時代にドイツ人が観賞用に持ち込んだものが逸出して帰化している(雌株のみ)。
北海道から沖縄にかけて分布し、湖沼、池、川などに群生する。
現在では、外来生物法によって特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されている。
また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
茎の長さは50センチから100センチくらいである。
泥の中や水中に茎を枝分かれさせながら繁茂する。
水上に抜け出た茎は直立する。
葉は3枚から7枚が輪になって生え(輪生)、羽状に裂ける。
開花時期は4月から6月である。
葉のつけ根に小さな白い花を咲かせる。
花は結実はしないが、匍匐茎を伸ばしたり切れ藻から再生するなどして繁殖する。
属名の Myriophyllum はギリシャ語の「myrio(数え切れない)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の aquaticum は「水生の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Myriophyllum aquaticum

★涼しげな姿なれども大房藻
 根を張るゆえに忌み嫌われて

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ピングイクラ・モクテズマエ

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ピングイクラ・モクテズマエはタヌキモ科ムシトリスミレ属の常緑多年草である。
原産地はメキシコである。
1994年にメキシコ中部のモクテスマ(Moctezuma)渓谷で、ダム建設調査の際に発見された。
ダム建設によって自生地が水没し、絶滅したと言われている。
草丈は10センチくらいである。
葉は細長いひも状で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は粘質で、表面の細かな腺毛から粘液を出して虫を捕まえる。
開花時期はほぼ周年である。
花径2センチから3センチの紅紫色の花を咲かせる。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
交配により多くの園芸品種が生まれている。
属名の Pinguicula はラテン語の「pinguis(やや脂肪性の)」からきている。葉の面の脂肪光沢が強いためと思われる。
種小名の moctezumae はメキシコ中部の「モクテスマ(Moctezuma)渓谷の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pinguicula moctezumae

★発見はごく最近のことという
 ピングイクラの花愛らしく

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狸藻(タヌキモ)

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狸藻(タヌキモ)はタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、池沼や水田に浮かぶ浮遊植物である。
海外では、サハリンや中国の東北部にも分布する。
和名の由来は、全体のふさふさした感じをタヌキの尻尾に見立てたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
葉は羽状に分かれた細い糸状で、互い違いに生える(互生)。
捕虫嚢を持つ食虫植物で、ミジンコなどを捕らえて消化・吸収する。
開花時期は7月から9月である。
花茎の高さは10センチから20センチくらいである。
花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花を疎らにつける。
大狸藻(オオタヌキモ:Utricularia macrorhiza)と犬狸藻(イヌタヌキモ:Utricularia australis)との雑種と考えられている。
属名の Utricularia は「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢のあるという意味。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Utricularia japonica(syn. Utricularia vulgaris var. japonica)

★この藻にも花が咲くかと驚きつ
 花咲く様を遠目で確かめ

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グンネラ・ハミルトニー

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グンネラ・ハミルトニーはアリノトウグサ科グンネラ属の多年草である。
分類体系によってはグンネラ科とされる。
ニュージーランドの南島とスチュアート島に稀に生える。
ニュージーランドのレッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)相当に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
茎を這わせてマット状に広がる。
根際から生える葉は幅の広い卵形である。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は灰褐色を帯びる。
雌雄異株である。
自生地での開花時期は8月から12月である。
黄色い小さな目立たない花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと赤くなる。
自生地での結実時期は3月から7月である。
属名の Gunnera はノルウェーの植物学者「グンネルス(Johan Ernst Gunnerus, 1718-1773)さん」の名からきている。
種小名の hamiltonii はニュージーランドの植物学者「ハミルトン(W. S. Hamilton, 1800's)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Gunnera hamiltonii

★その数をとても減らしているらしい
 ニュージーランドのめずらしい花

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アメイシャ

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アメイシャ(ameisia)はキントラノオ科ブンコシア属の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
ペルー、コロンビア、ボリビア、エクアドル、ブラジルなどに分布する。
果実が生食されたり香りづけに用いられる。
アメイシャ(ameisia)の名はブラジルでの呼び名からきている。
樹高は2メートルから5メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をつける。
花径は3センチから4センチで5弁花である。
花の後にできる実は長さ3センチから4センチの楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、淡い緑色から橙色に熟する。
属名の Bunchosia はアラビア語の「bunchos(コーヒー)」からきている。果実がコーヒーの実に似ることから名づけられた。
種小名の armeniaca は「アンズ属(Armeniaca)」の意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Bunchosia armeniaca

★この色はこれから熟すものらしい
 初めて見たよアメイシャの実

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葦(ヨシ)

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さてもさて程もあろうよ葦野原

葦(ヨシ)はイネ科ヨシ属の多年草である。
漢字では「蘆」や「葭」の文字も充てる。
元来は葦(アシ)といったが、「アシ」は「悪し」に通ずるということで「ヨシ」と言い換えられるようになった。
北海道から沖縄にかけて分布し、水辺に群生する。
海外では、世界の亜熱帯地域から亜寒帯地域にかけて広く分布する。
草丈は2メートルから3メートルくらいである。
大きなものでは6メートルに達するものもある。
根茎は地中を這って広がる。
茎は円柱形で中空である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、2列に互い違いに生える(互生)。
葉の長さは20センチから50センチくらい、幅は2センチから3センチである。
開花時期は9月から10月である。
茎先に大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を直立させ、暗い紫色の花をびつしりとつける。
花序は数回枝分かれをして小穂をたくさんつける。
茎は簾(すだれ)や葦簀(よしず)の材料となる。
花言葉は「神の信頼」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Phragmites はギリシャ語の「phragma(垣根)」からきている。垣根のように生えることから名づけられた。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Phragmites australis

★そのままで観察するはわかるけど
 これは適わぬまるで樹海だ

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ブラジルシシガシラ090927a-l.jpg

ブラジル獅子頭(ブラジルシシガシラ)はシシガシラ科ヒリュウシダ属の多年草である。
原産地はブラジル、ペルーである。
日本に分布する獅子頭(シシガシラ)と同属のシダ植物だが大形である。
草丈は90センチから180センチくらいである。
太い根茎があり、放射状に葉を広げる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、羽片は線形である。
斜面に生育していることが多く、斜面方向に葉が垂れ下がる傾向がある。
羽片には皺があり、獅子のたてがみのように見える。
新芽は赤味を帯びる、木質化するなどの特徴がある。
英名はレッドドワーフツリーファーム(red dwarf tree fern)である。
ファームはシダ植物のことである。
属名の Blechnum はギリシャ語の「blechnon(シダ)」からきている。
種小名の brasiliense は「ブラジルの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Blechnum brasiliense

★勇ましい名前がいいね獅子頭
 ブラジルらしく大きく育ち

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沙穀椰子(サゴヤシ)

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沙穀椰子(サゴヤシ)はヤシ科サゴヤシ属の常緑高木である。
原産地はニューギニアやモルッカ諸島である。
フィリピン、マレーシア、インドネシアなど熱帯の低地で澱粉を採取するために栽培される。
樹高は10メートルから15メートルくらいである。
幹は株立ちし、直径が30センチから60センチくらいある。
幹には環状の葉痕がある。
葉は羽状葉で幹の先につき、柄に長い棘がある。
葉の色は濃い緑色で、艶がある。
花は肉穂花序で直立してつく。
一生に一度だけ開花結実をする。
開花直前の幹に澱粉ができる。
収穫までに時間がかかるが、荒廃地でも収穫できる上に収量が多く注目されている。
属名の Metroxylon はギリシャ語の「metro(髄)+xylon(材)」からきている。
種小名の sagus はマレーシアでの現地名からきている。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Metroxylon sagus

★一度だけ咲いて枯れるは竹のよう
 南の島に不思議な椰子が

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笹葉藻(ササバモ)

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笹葉藻(ササバモ)はヒルムシロ科ヒルムシロ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湖沼、河川などに生える沈水植物である。
ただし、葉の一部は浮き葉となる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、マレーシア、インドネシア、インド、ニューギニアなどにも分布する。
流水の中では草丈は2メートルから3メートルくらいになる。
茎は円柱形である。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
花茎の先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の小さな花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Potamogeton はギリシャ語の「potamos(川)+geiton(近所の)」からきている。
種小名の wrightii はイギリスの植物学者「ライト(Charles Henry Wright, 1864-1941)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Potamogeton wrightii(syn. Potamogeton malaianus)

★さらさらと水の流れに沿って浮く
 笹葉藻の葉は自在の姿

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糞人参(クソニンジン)

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糞人参(クソニンジン)はキク科ヨモギ属の一年草である。
原産地は朝鮮半島、台湾、中国や東ヨーロッパである。
日本へは古い時代に薬用植物として中国から渡来した。
生薬名を黄花蒿(おうかこう)といい、健胃、解熱、止血などの薬効がある。
現在では各地で野生化し、北海道から九州にかけて道端や荒れ地に生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
和名の由来は、全草に独特の悪臭があることからきている。
英名はスイートアニー(sweet Annie)である。
「アニー」は女性の愛称なので、名づけ方の感覚が異なる。
別名を細葉人参(ホソバニンジン)という。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に円錐状の花序を出し、花径1、2ミリの小さな緑色の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の annua は「一年生の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Artemisia annua

★名づけ方昔はかなり乱暴と
 驚くけれどそれも文化と
☆お薬になると知っても苦笑する
 イギリスならばアニーと呼ばれ

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犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)

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犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南部からメキシコにかけて分布し、乾燥地などに生える。
英名はランスリーフセージ(lanceleaf sage)である。
ランスリーフは柳葉を意味する。
学名のサルビア・レフレクサで表示するものもある。
日本では、栽培逸出したものが、本州(群馬県、東京都、岐阜県、三重県)、四国(香川県)、九州(宮崎県)で野生化している。
海外でも、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどで野生化している。
草丈は10センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色をした唇形の花をつける。
上唇は立ち、下唇は反り返って浅く3つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の reflexa は「背曲した」という意味である。
写真は9月に東京都木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Salvia reflexa

★犬の名がつくと何やら野生的
 可愛い花が咲いているけど

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蛭筵(ヒルムシロ)

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蛭筵(ヒルムシロ)はヒルムシロ科ヒルムシロ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布する浮葉性の水草である。
湖沼、池、川、水田などの比較的浅いところに生育する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、ヒルのいる池や田んぼに繁殖するということからきている。
草丈は10センチら60センチくらいである。
浮葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは5センチから10センチくらいである。
葉の色は濃い緑色や茶色つぽい緑色で、艶がある。
水中葉は茶色っぽくて細長く、波打っている。
開花時期は5月から10月である。
長さ4センチから8センチくらいの黄緑色をした棒状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を水面に出す。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Potamogeton はギリシャ語の「potamos(川)+geiton(近所の)」からきている。
種小名の distinctus は「著しい」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Potamogeton distinctus

★田んぼでは嫌われものの蛭筵
 こうして見ると渋い花だね

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カラテア・ウンデュラタ

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カラテア・ウンデュラタはクズウコン科カラテア属の多年草である。
カラテア属は熱帯アメリカを中心に100種以上が分布する。
本種の原産地はブラジル、ペルーである。
観葉植物として使われ、葉の模様が綺麗である。
ただし、日本ではあまり流通していない。
草丈は30センチから40センチである。
根際から生える葉は長い楕円形で、長さが20センチくらいある。
葉の色は緑色で、中央脈に沿って白い模様が入る。
葉には艶があり、波打つ。
葉の裏は暗い紅紫色である。
開花時期は周年である。
大きな葉の間に白い小さな花をつける。
属名の Calathea はラテン語の「calathus(籠)」からきている。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Calathea undulata

★美しい葉っぱの模様が売りなんだ
 夏の暑さも忘れさせるよ

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井の許草(イノモトソウ)

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井の許草(イノモトソウ)はイノモトソウ科イノモトソウ属の常緑多年草である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、石垣や道端などに生えるシダ植物である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナ半島などにも分布する。
観葉植物として人気がある。
和名の由来は、井戸の脇などに生えることからきている。
葉には胞子葉と栄養葉がある。
胞子葉のほうが栄養葉より大きく、羽片の幅が狭い。
栄養葉は長さが5センチから15センチくらいで、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
胞子葉は長さが50センチから60センチになるものもある。
葉の質は薄くて硬い。
胞子嚢群は胞子葉の羽片の縁に沿って線状につながる。
属名の Pteris はギリシャ語の「pteron(翼)」からきている。羽状の葉の形から名づけられた。
種小名の multifida は「多数に中裂した」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Pteris multifida

★名の由来聞けばなるほど面白い
 人里に生える井の許草は

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東京葛(トンキンカズラ)

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東京葛(トンキンカズラ)はガガイモ科ヤライコウ属(テロスマ属)の蔓性常緑低木である。
分類の仕方によってはキョウチクトウ科とされる。
原産地は中国南部からインドシナ半島、インドにかけてである。
「東京」は日本の地名ではなく、ベトナムの北部の地名である。
ベトナム戦争のきっかけとなったトンキン湾事件などで知られる。
英名はトンキンジャスミン(Tonkin jasmin)である。
標準和名は夜来香(ヤライコウ)という。
読み方は「イエライシャン」とするものもある。
中国南部での呼び名である。
蔓の長さは5メートルくらいまで伸びる。
葉は心形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、長い柄がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い黄緑色をした星形の花をつける。
花にはよい香りがあり、特に夜になると強く香る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
香水の原料とするほか料理にも用いられる。
属名の Telosma はギリシャ語の「tele(遠い)+osme(香り)」からきている。花の香りが遠くまで届くことから名づけられた。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Telosma cordata

★名を聞いても一度葉の脇じっと見る
 イエライシャンは目立たない花

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喜樹(キジュ)

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喜樹(キジュ)はミズキ科カンレンボク属の落葉高木である。
分類の仕方によってはヌマミズキ科とされる。
ハンカチの木(ハンカチノキ)などが近い仲間である。
原産地は中国の南西部である。
雲南省などの標高1000メートル以上の地域に分布する。
また、街路樹とされる。
標準和名は旱蓮木(カンレンボク)という。
いずれの名も中国名を音読みしたものである。
英名はハッピーツリー(happy tree)という。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は15メートルから25メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は波打つ。
雌雄同株である。
開花時期は7月から8月である。
雌花は枝先につき、雄花は葉の脇につく。
淡い黄緑色をした小さな花である。
花の後にできる実は集合果で、淡い黄褐色に熟する。
実や根には抗癌作用のある物質が含まれていて注目されている。
属名の Camptotheca はギリシャ語の「kamptos(湾曲)+theke(細胞)」からきている。
種小名の acuminata は「先が次第に尖った」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Camptotheca acuminata

★遠目にもとても目立つよ喜樹の実は
 大木の枝うずめ尽くして

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アメリカカンボク090929a-l.jpg

アメリカ肝木(アメリカカンボク)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
英名はアメリカンクランベリーブッシュ(American cranberrybush)という。
カナダの南部からアメリカの北部にかけて中央部から大西洋岸に分布し、山地に生える。
樹高は3メートルから4メートルである。
葉は3つに裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄白色の花をつける。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)である。
7月から9月ころに赤く熟し食用になる。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の trilobum は「3片の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Viburnum trilobum

★肝木とどこが違っているのかな
 日本のものは食べられないね

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大実栗(オオミクリ)

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大実栗(オオミクリ)はミクリ科ミクリ属の多年草である。
抽水植物で根は水底の土の中にあり、茎や葉が水面から上に伸びている。
分類上は、実栗(ミクリ)の変種とされている。
特徴は、果実の幅が際立って広いことである。
本州の関東地方から西に分布し、池沼や水路に生える抽水植物(根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のこと)である。
かつては水田の周辺などで普通に見られたが、除草剤の使用などで減っている。
海外では、朝鮮半島、中国東北部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は長い線形で、茎よりも高くなる。
葉のつけ根に近い部分は断面が三角形である。
つけ根は茎を抱き、先は丸い。
開花時期は6月から8月である。
雌雄同株である。
茎の上部に雄花序、下部に雌花序をつける。
花の色は緑白色である。
花の後に、緑色の球形で栗のイガに似た集合果をつける。
和名は、実を栗のイガに見立てたものである。
属名の Sparganium はギリシャ語の「sparganon(帯)」からきている。
種小名の erectum は「直立した」という意味である。
変種名の macrocarpum は「大きな果実の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Sparganium erectum var. macrocarpum

★面白い姿に思わず笑い出る
 実が大きいからわかりやすいよ

オオミクリ090904b-l.jpg

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ガシャモク

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ガシャモクはヒルムシロ科ヒルムシロ属の多年草である。
本州の利根川水系、琵琶湖の内湖、九州北部に稀に生育する沈水植物で、水中葉しか出さない。
海外では、中国にも分布する。
透明度の高い水を好むため、水質汚濁の進行で数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎が泥の中を這い、節から細い根を出す。
葉は細長い楕円形である。
長さは5センチから10センチ、幅は15ミリから20ミリくらいである。
葉の縁は波打ち、先のほうに細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
黄緑色の小さな花が水面に出て咲く。
属名の Potamogeton はギリシャ語の「potamos(川)+geiton(近所の)」からきている。
種小名の dentatus は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Potamogeton dentatus(Potamogeton lucens subsp. sinicus var. teganumensis)

★水草が数を減らしている中で
 きれいな水が好きならなおに

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寒枯藺(カンガレイ)

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寒枯藺(カンガレイ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、河川や沼、溜め池などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は三角形で、地下茎を伸ばして1本ずつ出す。
三角藺(サンカクイ)とよく似ているが、三角藺(サンカクイ)は束生する。
開花時期は8月から10月である。
淡い緑色ないし淡い褐色をした花穂を横向きにつける。
花序には柄がないが、三角藺(サンカクイ)には柄のあるものもある。
和名の由来は、冬に枯れた枝が残っているところからきている。
属名の Schoenorchis はギリシャ語の「schoinos(スゲ)+plektos(より合わせた)」からきている。
種小名の triangulatus は「三角形の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Schoenoplectus triangulatus(syn. Scirpus triangulatus)

★水辺なら元気に咲くよ寒枯藺
 夏の暑さに唸りをあげて

カンガレイ080813c-l.jpg

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ナンゴクデンジソウ081005b-l.jpg

南国田字草(ナンゴクデンジソウ)はデンジソウ科デンジソウ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、池沼や水路、水田などに生えるシダ植物である。
海外では、台湾、中国南部、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどにも分布する。
和名の由来は、4枚の葉が放射状に広がる形を「田」の字に見立てたものである。
日本には近縁種の田字草(デンジソウ)も生育している。
農薬の影響などで個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
生育期間は4月から10月くらいである。
水中の泥の中に根をはる。
根茎は細くて軟らかく、枝分かれをして伸びる。
浮葉植物で、4枚の小葉が水面に浮かぶ。
水が引けば茎は立ち上がる。
田字草(デンジソウ)との違いは、胞子嚢が入ったカプセルである「胞子嚢果」のつく位置が異なるということである。
属名の Marsilea はイタリアの自然科学者「マルシリ(Luigi Ferdinando Marsigli, 1658-1730)さん」の名からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Marsilea crenata

★よくつけた名前おかしい田字草
 数を減らして保護されながら

ナンゴクデンジソウ081005a-l.jpg

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ブドウ060806b-l.jpg

ヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木である。
「葡萄」は古くから北半球で栽培され、世界で最も生産量の多い果樹である。
日本へは中国から渡来したヨーロッパ葡萄(ヨーロッパブドウ)が自生し、鎌倉時代に甲斐国の勝沼で栽培が始められたという。
しかし、本格的な栽培が開始されたのは明治時代以降である。
現在ではアメリカ葡萄(アメリカブドウ:Vitis labrusca)との雑種が多く栽培されている。
巨峰のほかにデラウェア、マスカットなどがある。
蔓の長さは10メートルから30メートルになる。
葉は手のひら状の切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄緑色の目立たない花をつける。
花弁は上部が開かず、開花時には取れてしまう。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、緑色や黒紫色の果実を房のようにつける。
生食されるほか、乾しブドウ、ワインやブランデーなどのアルコール飲料など用途は広い。
写真は「メンデルの葡萄」である。
8月に小石川植物園で撮った。
メンデルは豌豆(エンドウ)を使って「メンデルの法則」を発表した。
チェコのブルノーにある修道院の修道士であったメンデルは、自らが発見した法則に基づいて品種改良を行おうと考え、修道院に葡萄(ブドウ)の木を植えたのだそうである。
しかし、本業が忙しくなったため研究が進まず成果は得られなかったようである。
「メンデルの法則」が知られるようになった大正時代に、東大の三好学教授がこの修道院を訪問し、記念に枝を贈られた。
小石川植物園ではこれを挿し木にして育てた。
第2次世界大戦後にこの修道院は解散をし、現在は「メンデル記念館」となっている。
現地のものは既に枯れていて、平成4年に逆に小石川植物園から枝を贈ったという。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の vinifera は「ブドウ酒を生ずる」という意味である。
学名:Vitis vinifera

★生もいいだけとどワインはもっといい
 役に立ちます葡萄の房は

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柳蓼(ヤナギタデ)

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柳蓼(ヤナギタデ)はタデ科イヌタデ属(タデ属)の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、水辺に生える。
海外では、世界各地に分布するコスモポリタン・プラントである。
英名はウォーターペッパー (water pepper) という。
普通に「蓼」といえば、この柳蓼(ヤナギタデ)を指す。
別名を本蓼(ホンタデ)、真蓼(マタデ)という。
「本物の蓼」という意味である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)ないし細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
和名の由来は、葉の形を「柳」にたとえたものである。
開花時期は7月から10月である。
茎先や葉の脇から細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色を帯びた白い花を疎らにつける。
花には花弁はなく、萼が4つから5つに裂ける。
雄しべは6本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
葉にはピリッとした辛味があって香辛料とされる。
「蓼」の由来は、食べると辛くて口の中が「ただれる」が転訛したものと言われる。
花言葉は「節操」である。
属名の Persicaria は属名の「Persica(モモ属)」からきている。葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の hydropiper はギリシャ語の「hydro(水)+Piper(コショウ属)」からきている。葉が辛くて水辺に生えることを意味する。
写真は10月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Persicaria hydropiper (syn. Polygonum hydropiper)

★ぽつぽつと花は疎らな柳蓼
 真骨頂は葉っぱにあるよ

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田字草(デンジソウ)

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田字草(デンジソウ)はデンジソウ科デンジソウ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、池沼や水田などに生えるシダ植物である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、シベリア、インドシナ半島、インド、中央ヨーロッパ、南ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布する。
和名の由来は、4枚の葉が放射状に広がる形を「田」の字に見立てたものである。
英名はウォータークローバー(water clover)である。
農薬の影響などで個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
生育期間は4月から10月くらいである。
水中の泥の中に根をはる。
根茎は細くて軟らかく、枝分かれをして伸びる。
浮葉植物で、4枚の小葉が水面に浮かぶ。
水が引けば茎は立ち上がる。
花言葉は「幸運」である。
属名の Marsilea はイタリアの自然科学者「マルシリ(Luigi Ferdinando Marsigli, 1658-1730)さん」の名からきている。
種小名の quadrifolia は「4枚の葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Marsilea quadrifolia

★よくつけた名前おかしい田字草
 田んぼが似合う水草だけど

デンジソウ090904b-l.jpg

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ネグンドカエデ080927a-l.jpg

ネグンド楓(ネグンドカエデ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
原産地は北アメリカである。

カナダの中西部からアメリカの東部にかけて大西洋岸を中心に分布している。
標準和名はとねりこ葉の楓(トネリコバノカエデ)という。
バットの原材料などに使われるとねりこ(トネリコ)の葉に似ているということでつけられた名である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
寒冷地向きということで、北海道では街路樹とされている。
また、逸出したものが野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
成長の早い木で、樹高は10メートルから15メートルくらいになる。
葉は3?5枚の羽状複葉で、小葉の形は卵形である。
斑入りの園芸品種「フラミンゴ(Flamingo)」の葉は白い覆輪が入り、桃色を帯びてトリカラーになるものもある。
開花時期は4月である。
雌雄異株である。
葉に先立って花が咲く。
黄緑色をした花弁のない花が垂れ下がって咲く。
結実時期は8月から10月である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
実は食用になる。
樹液は、メイプルシロップやメイプルシュガーとして利用される。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の negundo はサンスクリット由来で「3ないし5の数」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種の「フラミンゴ」である。
学名:Acer negundo

★寒冷地気にせず育つ元気者
 ネグンド楓の葉は美しく

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シンニンギア・ヒルスタ

シンニンギア・ヒルスタ090927a-l.jpg

シンニンギア・ヒルスタはイワタバコ科オオイワギリソウ属(シンニンギア属)の多年草である。
原産地はブラジルである。
近縁種に大岩桐草(オオイワギリソウ:Sinningia speciosa)がある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は広い卵形である。
葉には柄があって先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚くビロード状で、たくさん粗毛が生える。
開花時期は6月から10月くらいである。
花茎の先に横向きに1輪の花をつける。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花径は15ミリくらいである。
花の色は白く、喉に紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sinningia はドイツ人の園芸家「シンニング(Wilhelm Sinning, 1792-1874)さん」の名からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Sinningia hirsuta

★地球にはまだまだ不思議な花がある
 シンニンギアに目を丸くして

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