2013年8月アーカイブ

モミジバアブラギリ090823a-l.jpg

紅葉葉油桐(モミジバアブラギリ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ヤトロファ属)の常緑低木である。
原産地はアメリカのテキサス州からメキシコ、中央アメリカ、ブラジルにかけてである。
学名のヤトロファ・ムルチフィダで表示するものもある。
属名の読み方は「ジャトロファ」とするものもある。
別名を紅葉葉ヤトロファ(モミジバヤトロファ)という。

樹高は1メートルから2メートルである。
幹は直立し、先端に大きな葉を広げる。
葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は周年である。
花の色は鮮やかな紅色で、茎先にまとまってつく。
属名の Jatropha はギリシャ語の「iatros(医師)+trophe(栄養)」からきている。この属の1種が薬用とされることから名づけられた。
種小名の multifida は「多数に中裂した」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Jatropha multifida

★ヤトロファの花もあれこれ見たけれど
 これは葉っぱに特徴あるね

モミジバアブラギリ090823b-l.jpg

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タバスコペッパー

タバスコ050820a-l.jpg

タバスコペッパー(tabasco pepper)はナス科トウガラシ属の多年草である。
原産地はメキシコである。
木立唐辛子(キダチトウガラシ)の仲間の1つである。
木立唐辛子(キダチトウガラシ)の原産地はアマゾン川流域の低地とされている。
現在では、熱帯から亜熱帯にかけた地域で広く栽培されている。
日本でも南西諸島や小笠原諸島で栽培されている。
沖縄にある島唐辛子(シマトウガラシ)もこの仲間である。
多年草だが、1年もすると茎は木質化を始める。
タバスコペッパーはその変種として位置づけられている。
本種をもとにマキルヘニー社によってタバスコソースが開発された。
また、本種は辛味が特に強く、ヨーロッパに持ち帰られて多数の栽培品種を生むもととなった品種だとされている。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
花の色は黄緑色である。
花冠は5つに裂ける。
果実は5センチから7センチくらいの大きさで、やや丸みがある。
果肉が厚く多汁質であるので、乾燥用には不向きとされている。
実が赤くなりはじめたら収穫できる。
属名の Capsicum はギリシャ語の「kapsa(袋)」からきている。袋状の果実であることから名づけられた。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
変種名の tabasco はメキシコ南東部の「タバスコ州(Estado de Tabasco)」のことである。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Capsicum frutescens var. tabasco

★生の味どんななのかと想像し
 触ってみたよタバスコペッパー

タバスコ050820b-l.jpg

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タイワンアオネカズラ081005a-l.jpg

台湾青根葛(タイワンアオネカズラ)はウラボシ科エゾデンダ属の冬緑性多年草である。
鹿児島県の屋久島と沖縄県の西表島に分布し、林の中の樹幹に着生するシダ植物である。
海外では、台湾や中国南部にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
近縁種の青根葛(アオネカズラ)は夏緑性である。
根茎は灰白色を帯びた緑色で、長く伸びる。
葉は羽状複葉で、小葉の形は披針形である。
葉身は長さ40センチくらいになる。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は円形で、中肋寄りに1列に並ぶ。
属名の Polypodium はギリシャ語の「polys(多)+pous(足)」からきている。枝分かれした根茎がたくさんあることから名づけられた。
種小名の formosanum は「台湾の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Polypodium formosanum

★台湾の名前はつくが日本でも
 南の島にわずかにあるよ

タイワンアオネカズラ081005b-l.jpg

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スピラエア・アルバ・ラティフォリア090904a-l.jpg

スピラエア・アルバ・ラティフォリアはバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダのケベック州からアメリカ合衆国のジョージア州にかけて東海岸に分布する。
分類上はスピラエア・アルバの変種とされている。
基本種との違いは葉の幅が広いことである。
ただし、基本種と区別しない考え方もある。
一般名はホワイト・メドウスイート(white meadowsweet)という。
メドウスイートはシモツケの仲間のことである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
花びらは5枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の alba は「白い」という意味である。
変種名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Spiraea alba var. latifolia

★日本ではまだここでしか出合えない
 花を見つけて笑みのこほれ

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パッシフローラ・アメシスト

パッシフロラ・アメジスト090607a-l.jpg

パッシフローラ・アメシストはトケイソウ科トケイソウ属の蔓性常緑多年草である。
古い時代にイギリスで作出された交雑種である。
交配親はケルメシナ種(Passiflora kermesina)と時計草(トケイソウ:Passiflora caerulea)だと推定されている。
読み方は「アメジスト」とするものもある。
蔓の長さは2メートルから4メートルくらいになる。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から11月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花の色は青紫色である。
花径は9センチから11センチくらいである。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
萼片と花弁は後ろに大きく反り返る。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、冬にオレンジ色に熟する。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Passiflora 'Amethyst'

★色合いは貴婦人の色アメジスト
 イメージがらりと変わるが不思議

パッシフロラ・アメジスト090607c-l.jpg

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タイワンカンスゲ090823a-l.jpg

台湾寒萱(タイワンカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
原産地は西表島で、川岸の岩場の上などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
2000年版のレッドデータブックまでは茶色萱(チャイロスゲ:Carex fulvorubescens)とされていたが、その後、台湾寒萱(タイワンカンスゲ)であることがわかった。
草丈は25センチから50センチくらいである。
つけ根の部分の鞘は淡い褐色で、脈は紫褐色である。
葉は幅3ミリから6ミリの線形で、花茎よりも高くなる。
開花時期は7月から10月である。
小穂は円柱形である。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の longistipes は「長い茎の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Carex longistipes

★出会えると思えぬ草がここにある
 小躍りしつつカメラに収め

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ポットマジョラム

ポットマジョラム090627a-l.jpg

ポットマジョラム(pot marjoram)はシソ科ハナハッカ属の多年草である。
原産地はギリシャ、トルコ、シリア、シシリー島などである。
花薄荷(ハナハッカ:Origanum vulgare)の近縁種である。
学名のオリガヌム・オニテスで表示するものもある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月ら9月くらいである。
茎先や葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
観賞用とされるほか、ドライフラワーなどにも利用される。
また、茎や葉にはハッカに似た香りがあり、料理の香りづけやアロマオイルに利用される。
去痰、駆風などの薬効もある。
花言葉は「実質」である。
属名の Origanum は、ギリシャ語の「oros(山)+ganos(喜び)」からきている。
種小名の onites の由来はまだ調べられていない。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Origanum onites

★純白の花は手招く蝶や蜂
 ニンフ思わすポットマジョラム

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ポットマジョラム090627d-l.jpg

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牡丹浮草(ボタンウキクサ)

ボタンウキクサ080831c-l.jpg

牡丹浮草(ボタンウキクサ)はサトイモ科ボタンウキクサ属の多年草である。
原産地を南アフリカとする浮葉植物である。
英名はウォーターレタス(water lettus)という。
繁殖力が強く、世界の熱帯や亜熱帯で広く野生化している。
日本でも関東地方以西で野生化し問題視されている。
日本固有の植物を駆逐する心配があるからである。
このため環境省は特定外来生物に指定し、栽培を禁止している。
日本生態学会が定めた日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
浮草で、長い楕円形の葉をロゼット状に水面上に広げ、水中に根を垂らす。
葉は表面にビロード状の柔らかい毛が生え、水を弾く。
開花時期は5月から10月くらいである。
花の色は緑白色で、葉の脇につく。
小さいが仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う苞)の中に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)がつく。
花の後にできる実は袋状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Pistia はギリシャ語の「pistos(水)」からきている。
種小名の stratiotes は「兵士」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Pistia stratiotes

★滑らかな手触りの葉がぷかぷかと
 水に浮かぶよ牡丹浮草

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万年杉(マンネンスギ)

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万年杉(マンネンスギ)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、やや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ロシア東部、北アメリカなどに広く分布する。
ヒカゲノカズラの仲間は3億年くらい前の石炭紀に栄え、高さ10メートルくらいの鱗木(リンボク)という植物が広大な森林を形成していたという。
石炭はこの植物が炭化したものである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は地中を這って伸び、直立する茎を地上に出す。
茎の上部はよく枝分かれをし、樹木状になる。
「杉」の葉に似た細い葉を密生する。
属名の Lycopodium はギリシャ語の「lycos(オオカミ)+podion(足)」からきている。鱗片状の葉が密生した茎が狼の足に似ていることから名づけられた。
種小名の dendroideum は「樹木に似た」という意味である。
写真は8月に仙台市野草園で撮った。
学名:Lycopodium dendroideum(syn. Lycopodium obscurum)

★生き残り太古のロマンひっそりと
 今に伝える万年杉は

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ロシアンセージ

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ロシアンセージ(Russian sage)はシソ科ペロフスキア属の落葉小低木である。
原産地はパキスタン、アフガニスタン、イラン、コーカサス地方などである。
草丈は60センチから130センチくらいである。
枝や葉は灰白色を帯びている。
葉は羽状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックかになる。
サルビア類とは属が異なるが、一般名としてセージの名が用いられる。
ミントに似た香りがあり、ポプリに利用される。
属名の Perovskia はロシアの将軍で政治家の「ペロフスキ(V. A. Perovski, 1794-1857)」の名からきている。
種小名の atriplicifolia は「ハマアカザ属(Atriplex)のような葉の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Perovskia atriplicifolia

★涼しげに灰白色を帯びて咲く
 ロシアンセージ夏を乗り越え

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ラシャガキグサ060729b-l.jpg

羅紗掻き草(ラシャカキグサ)はマツムシソウ科ナベナ属の越年草である。
分類体系によってはスイカズラ科とされる。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名の由来は、熟した花序を羅紗(ラシャ)などの起毛に用いたことからきている。
織物工業の盛んな大阪の泉州地域で栽培されていた。
草丈は1メートルら2メートルになる。
茎には細かい剛毛が密生し、披針形(笹の葉のような形)の葉を向かい合わせにつける(対生)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円筒形の頭状花序(枝を介さずにたくさんの花がまとまって咲く)をつけ、淡い紫色の花を咲かせる。
頭状花序の下につく総包片(花序全体を包む葉の変形したもの)は頭花より短く、反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
英名はチーゼル(teasel)である。
形が面白いのでドライフラワーなどに用いられる。
和名の読み方は「ラシャカキソウ」とするものもある。
別名(ないし野生種)を鬼鍋菜(オニナベナ)という。
属名の Dipsacus はギリシャ語の「dipsa(渇く)」からきている。葉の根元が杯状になって水を溜めている植物がこの属にあることから名づけられた。
種小名の sativus は「栽培された」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Dipsacus sativus(syn. Dipsacus fullonum subsp. sativus)

★面白い形してるねチーゼルは
 触れば痛い棘があるけど

ラシャガキグサ060729a-l.jpg

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ヤリノホクリハラン061006a-l.jpg

槍の穂栗葉蘭(ヤリノホクリハラン)はウラボシ科イワヒトデ属の常緑多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、山地の湿った林の中に生えるシダ植物である。
普通は渓流沿いなどの地上に生えるが、稀に樹皮や岩の上にも生える。
海外では、台湾、中国南部、ベトナムなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
細い根茎が横に這う。
疎らにつく葉は披針形で、「槍の穂先」のようにやや立ち上がる。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、やや波打つ。
葉の質は薄い紙質で艶がある。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は線状につく。
属名の Colysis の語源は不明とされている。
種小名の wrightii はイギリスの植物学者「ライト(Charles Henry Wright, 1864-1941)さんの」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Colysis wrightii

★槍の穂に見立てられたよ葉の様子
 雨の中では立てないけれど

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シチトウエビヅル080831b-l.jpg

七島蝦蔓(シチトウエビヅル)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉木本である。
蝦蔓(エビヅル)の地域変種で伊豆諸島に分布し、山地の林の縁などに生える。
巻きひげで他の木にからみつく。
基本種との違いは、葉が大型なことである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は浅く3つに裂け、裂片の先は尖る。
縁には疎らに浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
裏面には赤褐色の綿毛が生える。
和名の由来は、葉の裏面の色を「エビ」にたとえたものである。
開花時期は6月から8月である。
葉と向かい合って円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花をつける。
花びらは5枚で先がくっつき、開花すると落ちる。
雌雄異株である。
どちらも黄緑色で、雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが1本ある。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黒く熟する。
甘酸っぱい味がして食べられる。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の ficifolia は「イチジク属(Ficus)のような葉の」という意味である。
変種名の izuinsularis は「伊豆諸島の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Vitis ficifolia var. izuinsularis

★山葡萄思わすような大きな実
 見つけて頬の思わず緩み

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熊柳(クマヤナギ)

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熊柳(クマヤナギ)はクロウメモドキ科クマヤナギ属の蔓性落葉低木である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
和名の由来については、若葉を「柳」にたとえ、蔓の強さから「熊」の文字を冠したものだという説がある。
蔓の丈は1メートルから10メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないしクリーム色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、平開はしない。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
同じころに前年に咲いた花の実をつける。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黄色から赤くなり黒く熟する。
熟した実は生食ができ、果実酒ともされる。
若葉は山菜とされる。
蔓は傘の柄やステッキとして利用される。
属名の Berchemia はオランダ人の植物学者「ベルシェム(Berhout von Berchem, 1700's)さん」の名からきているものと推定される。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Berchemia racemosa

★縋りつき纏わりついてするすると
 昇る姿はただ逞しく

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ドナクス・カンニフォルミス

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ドナクス・カンニフォルミスはクズウコン科ドナクス属の常緑多年草である。
台湾、中国南部、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、南太平洋諸島などに分布し、標高1000メートルまでの雨林や竹林に生える。
草丈は2メートルから5メートルくらいで、大形である。
葉は卵形で大きく、艶がある。
開花時期は夏で、花の色は白い。
花の後にできる実は球形である。
属名の Donax はギリシャ語の「donakos(あし笛)」からきている。
種小名の canniformis は「カンナ属(Canna)のように形づくられた」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Donax canniformis

★花の咲く姿がどこか新鮮な
 カンナ思わすドナクスここに

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日陰の葛(ヒカゲノカズラ)

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日陰の葛(ヒカゲノカズラ)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の日当たりのよい場所に生える常緑シダ類である。
海外では、北半球の温帯、熱帯の高山などに広く分布する。
名は「日陰」だが、日当たりのよい場所を好む。
草丈は10センチくらいである。
茎は枝分かれをして所々で根を張りながら伸び、1メートルから3メートルくらいになる。
棘状の葉をつけるが、これは「小葉」と呼ばれる特殊なもので、普通の植物がつける葉とは起源が異なるという。
茎から直立した枝先に胞子嚢をつけ、胞子を出す。
胞子は石松子(せきしょうし)と呼ばれ、湿気を吸わないので丸薬の衣に用いたりする。
また、葉はドライフラワーや料理の添え物として利用される。
「古事記」の天岩屋戸(アマノイワヤト)にもこの植物は登場する。
天照大神が天岩屋戸に隠れたとき、天宇受売命(アメノウズメノミコト)が日陰の葛(ヒカゲノカズラ)を冠にして踊り、慰めたという。
属名の Lycopodium はギリシャ語の「lycos(オオカミ)+podion(足)」からきている。鱗片状の葉が密生した茎が狼の足に似ていることから名づけられた。
種小名の clavatum は「棍棒状の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Lycopodium clavatum

★緑葉の瑞々しさの冴え渡る
 日陰葛は歴史を秘めて

ヒカゲノカズラ060819b-l.jpg

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唐土草(モロコシソウ)

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唐土草(モロコシソウ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くや山地の林の中や林の縁に生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は広めの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色である。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から花茎を伸ばし、黄色い花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の「唐土」は中国伝来を意味し、外国から来たと誤認して名づけられたものである。
別名を山九年母(ヤマクネンボ/ヤマクニブー)という。

乾燥させたものはカレーのような香りがあり、沖縄では草全体を干して防虫剤とする。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の sikokiana は「四国の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia sikokiana

★俯いて小さな黄金の花つける
 唐土草の姿優しく

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瓔珞檜葉(ヨウラクヒバ)

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瓔珞檜葉(ヨウラクヒバ)はヒカゲノカズラ科コスギラン属(ヒカゲノカズラ属)の多年草である。
鹿児島県から沖縄県にかけて分布し、沢沿いの樹の幹や岩に着生するシダ植物である。
海外では、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア、南太平洋の熱帯、亜熱帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
「瓔珞」は釣鐘形をした仏具の飾りのことである。
先が二股に分かれて垂れ下がる様子をたとえたものである。
草丈は20センチから80センチくらいである。
胞子嚢(胞子をつくる場所)は葉の下部に紐のようにぶら下がってつく。
属名の Huperzia はドイツ人の植物学者「フペル(Johann Peter Huperz, 1771-1816)さん」の名からきている。
種小名の phlegmaria はギリシャ語の「phlegma(炎)+oura(尾)」からきている。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Huperzia phlegmaria(syn. Lycopodium phlegmaria)

★垂れ下がる姿がどこか面白い
 瓔珞檜葉は南国のシダ
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蜀黍(モロコシ)

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蜀黍(モロコシ)はイネ科モロコシ属の一年草である。
原産地は熱帯アフリカである。
紀元前3000年には既にエジプトで栽培されていたという。
アジアでも紀元前より栽培され、日本へは室町時代に中国から渡来した。
中国名は高粱(コーリャン)という。
英名はソルガム(sorghum)である。
熱帯では主食として用いられるほか、酒類、菓子、ブドウ糖などの原料とされる。
日本では、南九州などで飼料作物として栽培されている。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で長い。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの花をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
9月ら10月ころに熟する。
属名の Sorghum はラテン語の「sorgo(サトウモロコシ)」からきている。
種小名の bicolor は「2色の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sorghum bicolor

★蜀黍はいかなるものと調べれば
 これは驚き高粱の花

モロコシ080727b-l.jpg

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ホソバイヌビワ090904a-l.jpg

細葉犬枇杷(ホソバイヌビワ)はクワ科イチジク属の落葉低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
犬枇杷(イヌビワ)の品種で、文字通り葉が細い。
葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質で、ざらつく。
葉の幅は15ミリから30ミリくらいである。
開花時期は4月から6月である。
雌雄異株である。
葉のつけ根に花嚢というイチジク属植物特有の果実状のものをつけ、その中にたくさんの花を咲かせる。
これを隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)と呼んでいる。
実は秋に濃い紫色に熟し、食べられる。
このような果実はイチジク状果と呼ばれる。
葉は黄葉をする。
属名の Ficus はイチジクを意味するラテン語である。
種小名と変種名の erecta は「直立した」という意味である。
品種名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ficus erecta var. erecta f. sieboldii

★細い葉をいっぱいつけてその中に
 実が見えている細葉犬枇杷

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コッフェア・マウリティアナ

コッフェア・マウリティアナ070430a-l.jpg

コッフェア・マウリティアナはアカネ科コーヒーノキ属の常緑低木である。
原産地はモーリシャスのマスカリン諸島である。
1785年にアラビカ種 (Coffea arabica)以外のコーヒーとして最初に発見された。
その後、絶滅したと考えられていたが、1970年代に再発見された。
英名はマスカリンコーヒー(Mascarene coffee)という。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は春である。
葉の脇に香りのよい白い花をつける。
花冠は5つに深く裂ける。
実は黄褐色から紫色に熟す。
カフェイン含有量は低く、苦味が強い。
属名の Coffea はコーヒーのアラビア名である「coffa」からきている。
種小名の mauritiana は「モーリシャス島の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Coffea mauritiana

★状態はそんなによくはないけれど
 まずは楽しむ出合いのときを

コッフェア・マウリティアナ070430b-l.jpg

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オガサワラモクマオ090718a-l.jpg

小笠原木麻黄(オガサワラモクマオ)はイラクサ科カラムシ属の常緑低木である。
小笠原諸島の固有種である。
海岸の崖地や山地の岩場、沢沿いなどに生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹形は株立ち状となる。
葉は卵形でざらつく。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇に長さ20センチら30センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、ピンクを帯びた白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
8月ころに黒く熟す。
樹皮が強靭ではないので繊維材料としては利用されない。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Boehmeria boninensis

★木本のイラクサなんてあるんだね
 モクマオの名の伝播はいかに

オガサワラモクマオ090718b-l.jpg

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ティムス・カピタツス

ティムス・カピタタ090704a-l.jpg

ティムス・カピタツスはシソ科イブキジャコウソウ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方で、乾燥した岩場や荒地に生える。
英名はペルシャンヒソップ(Persian hyssop)である。
ヒソップは柳薄荷(ヤナギハッカ)を意味し、その近縁種の総称でもある。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は小さな披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月である。
茎先に紅紫色の小さな花が円錐状に集まってつく。
花冠は唇形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
調味料や食品の風味付けに用いられるほか、エッセンシャル・オイルとして利用される。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の capitatus は「頭状の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Thymus capitatus(syn. Thymbra capitata)

★日本ではあまり見かけぬ花らしく
 あれこれ紐解く外国サイト

ティムス・カピタタ090704b-l.jpg

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大麻竹(ダイマチク)

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大麻竹(ダイマチク)はイネ科マチク属の常緑高木である。
世界最大のタケ類である。
原産地は、中国、ミャンマー、タイ、ブータンなどである。
別名を巨竹(キョチク)、象竹(ゾウタケ)という。
英名はジャイアントバンブー(Giant Bamboo)である。
樹高は25メートルから35メートルに達する。
直径も15センチから30センチくらいになる。
観賞用としての植栽されるほか、食用ともされる。
また、材質がよく、建築材や器具材などさまざまな用途に利用される。
属名の Dendrocalamus はギリシャ語の「dendron(樹)+ calamos(管)」からきている。
種小名の giganteus は「巨大な」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrocalamus giganteus

★引いたとて抜けそうにない筍に
 描きたくなるね物語の絵

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枝垂れ槐(シダレエンジュ)

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枝垂れ槐(シダレエンジュ)はマメ科エンジュ属(クララ属)の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは仏教と相前後して渡来したものと推定される。
中国では、古くから槐(エンジュ)は縁起のよい木とされている。
中でも変種の枝垂れ槐(シダレエンジュ)はその最高種とされ、庭木として珍重されてきた。
基本種は高木となるが、本種は低木である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互生(互い違いに生える)する。
小葉の形は卵形である。
開花時期は7月から8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつけ、淡いクリーム色をした蝶形の花を咲かせる。
また、10月から11月には数珠状にくびれた豆果(莢の中に種子が入るもの)をつける。
花を乾かしたものは生薬で槐花(かいか)といい、煎じて止血薬にする。
属名の Styphnolobium はギリシャ語の「styphn(縛った)+lobos(片)」からきている。莢がところどころでくびれることから名づけられた。
種小名の japonicumは「日本の」という意味である。
変種名の pendulum は「下垂の」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Styphnolobium japonicum var. pendulum(syn. Sophora japonica var. pendula)

★照り返る夏日に負けず花つける
 枝垂れ槐の優雅な姿

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カレープラント

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カレープラント(curry plant)はキク科ムギワラギク属(ヘリクリスム属)の常緑小低木である。
原産地は南ヨーロッパ、北アフリカで、乾燥した岩場などに生える。
名前の通りカレーに似た香りがするが、苦味が強いのでカレーの原料には適さない。
学名のヘリクリスム・イタリクムで表示するものもある。
樹高は30センチから50センチである。
葉は銀灰色をした細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は綿毛に覆われている。
開花時期は7月から9月である。
かさかさとした小さな黄色い花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ドライフラワーとして利用されるほか、料理の香りづけやポプリとして利用される。
属名の Helichrysum はギリシャ語の「helios(太陽)+chrysos(金色)」からきている。頭花の形と色からつけられた名である。
種小名の italicum は「イタリアの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Helichrysum italicum

★花を見る前に香りが漂って
 あちこち探すカレープラント

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蔓苧麻(ツルマオ)

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蔓苧麻(ツルマオ)はイラクサ科ツルマオ属の多年草である。
本州の静岡県から沖縄にかけて分布し、低地や山地の林の縁などに生える。
海外では、台湾、中国、東南アジア、インドなどに分布する。
草丈は30センチから40センチくらいである。
茎は疎らに枝分かれをし、蔓状に地を這って広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
雌雄同株である。
開花時期は8月から10月くらいである。
沖縄ではほぼ周年開花をするという。
雄花は上のほうに、雌花は下のほうにつく。
花の色は黄白色で、花弁数は5枚である。
雄花には短い柄があり、雌花には柄はない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Gonostegia はギリシャ語の「gono(節)+stegio(蓋)」からきている。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Gonostegia hirta

★イラクサの仲間はどこか不気味だよ
 団子のような花を咲かせて

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アガスタケ・スクロフラリィフォリア090904b-l.jpg

アガスタケ・スクロフラリィフォリアはシソ科カワミドリ属の多年草である。
属名の読み方は「アガスタシェ」とするものもある。
日本にも分布する川緑(カワミドリ)と同じ仲間である。
原産地は北アメリカの東部である。
カナダのケベック州からアメリカ合衆国のジョージア州にかけて分布する。
英名はパープルジャイアントヒソップ(purple giant hyssop)である。
ヒソップはヤナギハッカに近縁の植物の総称である。
草丈は60センチから180センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をつける。
花の色は紫色である。
写真の色よりは濃い色のものが多いようである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Agastache はギリシャ語の「aga(強める)+stachys(穂)」からきている。太い穂状の花序をつけることから名づけられた。
種小名の scrophulariifolia は「ゴマノハグサ属(Scrophularia)のような葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Agastache scrophulariifolia

★アメリカに多いようだねアガスタケ
 北陸の地で出合い楽しみ

アガスタケ・スクロフラリィフォリア090904a-l.jpg

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ベニカノコソウ070630d-l.jpg

紅鹿の子草(ベニカノコソウ)はオミナエシ科ベニカノコソウ属(ケントランツス属)の多年草である。
属名の読み方は「セントランサス属」とするものもある。
原産地は南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
湿り気のある岩礫地などに生える。
英名はレッドバレリアン(red valerian)という。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、紅紫色の小さな花をたくさんつける。
園芸品種には花の色が白いものもある。
花径は5ミリくらいで、花冠の先は5つに裂けている。
裂片の先は丸い。
花のつけ根の部分には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には放射状に伸びた羽毛がある。
ポプリやドライフラワーとしても利用される。
属名の Centranthus はギリシャ語の「kentron(距)+anthos(花)」からきている。筒状の花冠のつけ根に長い距があることから名づけられた。
種小名の ruber は「赤い」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Centranthus ruber

★花びらの形は少し違うけど
 ムードはそのまま紅鹿の子草

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アガスタケ・ネペトイデス

アガスタケ・ネペトイデス090904a-l.jpg

アガスタケ・ネペトイデスはシソ科カワミドリ属の多年草である。
属名の読み方は「アガスタシェ」とするものもある。
日本にも分布する川緑(カワミドリ)と同じ仲間である。
原産地は北アメリカの東部である。
カナダのオンタリオ州からアメリカ合衆国のジョージア州にかけて分布する。
英名はイエロージャイアントヒソップ(yellow giant hyssop)である。
ヒソップはヤナギハッカに近縁の植物の総称である。
草丈は100センチから180センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をつける。
花の色は黄白色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Agastache はギリシャ語の「aga(強める)+stachys(穂)」からきている。太い穂状の花序をつけることから名づけられた。
種小名の nepetoides は「イヌハッカ属(Nepeta)のような」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Agastache nepetoides

★ここでしか見られぬ花もあれこれと
 北陸の地に花の王国

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ハオルチア・ファスキアタ

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ハオルチア・ファスキアタはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
分類体系によってはアロエ科とされる。
属名の読み方には「ハワーシア」、「ハオルシア」などがある。
南アフリカのケープ地方に分布する多肉植物である。
園芸名を十二の巻(ジュウニノマキ)という。
草丈は10センチくらいである。
葉は緑色の三角錐状で、ロゼット状となる。
葉の裏側に白い横縞が入る。
開花時期は夏である。
20センチから30センチの花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花の色は白く、淡い緑色のストライブが入る。
属名の Haworthia はイギリス人の植物学者「ハワース(Adrian Hardy Haworth, 1768-1833)さん」の名からきている。
種小名の fasciata は「帯状の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Haworthia fasciata

★花茎を伸ばし花咲くハオルチア
 撮りにくいけど不思議な姿

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葡萄甕(ブドウガメ)

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葡萄甕(ブドウガメ)はブドウ科キフォステンマ属の多年草である。
原産地は南アフリカとナミビアである。
乾燥した地域に生える多肉植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
草丈は2メートルに達する。
円錐形ないし円筒形の巨大な塊茎から茎を伸ばす。
葉は大きな卵形である。
冬には落葉をする。
開花時期は夏である。
黄緑色の小さな目立たない花をたくさんつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
ブドウに似て房状につき、紅紫色に熟する。
ただし、実は有毒なので食用には適さない。
属名の Cyphostemma はギリシャ語の「kyphos(隆起する)+stemma(花飾り)」からきている。
種小名の juttae はドイツ人の植物学者クルト(Kurt Dinter, 1868-1945)さんの妻「ユタ(Jutta Dinter)さん」の名からきている。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cyphostemma juttae

★ぷっくりと膨れた根っこにびっくりだ
 乾いた土地もこれで攻略

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野蕗(ノブキ)

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野蕗(ノブキ)はキク科ノブキ属の多年草である。
葉が蕗(フキ)に似ているということでこの名がつくが、フキ属ではない。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、木陰や谷間などの湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、ヒマラヤにも分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉には長い柄があり、葉の先がやや尖る。
葉の表面は緑色である。
裏面には一面に毛が生えて白味がかる。
開花時期は8月から10月である。
長く伸びた柄に白い集合花を疎らにつける。
花は周りに雌花があり、真ん中に両性花がある。
両性花は結実しない。
雌花だけが結実するので、実は周辺にだけつく。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)だが綿毛はない。
先に突起状の腺体があり、粘り気のある粘液が出る。
これによって衣服などにくっついて種子が運ばれる。
若芽は食用になる。
また、絞り汁は腫れ物や傷の薬となる。
属名の Adenocaulon はギリシャ語の「adenos(腺)+caulos(茎)」からきている。茎の上部に腺毛が密生することから名づけられた。
種小名の himalaicum は「ヒマラヤ山脈の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Adenocaulon himalaicum

★葉だけでは蕗との区別むずかしい
 花の季節は違っているが

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茗荷(ミョウガ)

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茗荷(ミョウガ)はショウガ科ショウガ属の多年草である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来し、栽培されてきた。
史前帰化植物で、本州から九州にかけて逸出したものが野生化している。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
紫褐色の苞の間から淡い黄色の3弁花を開く。
花は一日花である。
雄しべは1本、雌しべも1本である。
花言葉は「忍耐」である。
開花前の蕾を花茗荷といい、秋の季語である。
若い茎を暗い場所で軟白させたものを茗荷竹といい、春の季語である。
属名の Zingiber はサンスクリット語の「sringavera(角形の)」からきている。根茎の形ら名づけられた。
種小名の mioga は日本語の「ミョウガ」のことである。
写真は8月につくば植物園で撮った。
2枚目は12月に自宅で撮った。
学名:Zingiber mioga

★いつならば茗荷の花に出合えるか
 足運ぶたびそっとチェック

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肉色縮紗(ニクイロシュクシャ)はショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の多年草である。
シュクシャ属は東南アジア、インド、ヒマラヤ、マダガスカルに50種くらい分布する常緑の大形多年草である。
本種の原産地はインド、ヒマラヤ、マレーシア、ミャンマーなどである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
和名は生薬の縮砂(しゅくしゃ)に利用される植物に花が似ていることからつけられた。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から11月である。
短日植物で、夕方になると香りのよい肌色の花を開く。
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
また、飛び出しているしべは、雄しべと雌しべが1つになったものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「淡い恋心」である。
属名の Hedychium はギリシャ語の「hedys(美味)+chion(雪)」からきている。花が雪のように白く甘い香りがすることから名づけられた。
種小名の carneum は「肉色の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Hedychium carneum

★ややこしい花の姿が面白い
 インド育ちの肉色縮砂

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南京綿(ナンキンワタ)

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南京綿(ナンキンワタ)はアオイ科ワタ属の一年草である。
原産地は中国である。
「南京」は産地を表すものではなく唐(から)と同様に外国からきたことを表す言葉である。
木立綿(キダチワタ:Gossypium arboreum)の系統で、インドから中国に渡って品種改良された。
草丈は1メートルくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
花径3センチら4センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花は一日花である。
実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。
実は小さく綿毛も短い。
繊維は褐色なので茶綿(チャメン)とも呼ばれる。
脱脂綿や布団綿などに用いられる。
綿(ワタ:Gossypium arboreum var. obtusifolium)として一般化し、区別しない考え方もある。
属名の Gossypium はラテン語の「腫れ物(gossum)」からきている。膨らんだ果実の形を腫れ物にたとえたものである。
種小名の nanking は「南京」の意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gossypium nanking

★調べれば由来楽しい南京綿
 きっとお世話になっているはず

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青葛藤(アオツヅラフジ)

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青葛藤(アオツヅラフジ)はツヅラフジ科アオツヅラフジ属の蔓性落葉木本である。
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、他のものに絡みついて伸びる。
海外では、朝鮮半島、中国、フィリピン、インド、太平洋諸島などにも分布する。
別名を神衣比(カミエビ)という。
蔓の長さは10メートルに達する。
葉は卵形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
細い毛が生えており、多くは3つに浅く裂ける。
開花時期は7月から9月である。
雌雄異株である。
葉の脇から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
見かけは葡萄(ブドウ)に似ている。
ただし、アルカロイドを含み有毒である。
根茎を乾燥したものを生薬で木防己(もくぼうい)といい、消炎、利尿、鎮痛などの薬効がある。
和名の由来は、蔓性で茎が青々としているというところからきている。
この場合の「青」とは緑のことである。
属名の Cocculus はギリシャ語の「coccus(液果)」の縮小形である。小さな液果をつけるということから名づけられた。
種小名の trilobus は「3片の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Cocculus trilobus

★粉を吹き葡萄のような実をつけて
 美味しそうだが青葛藤

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アベリア・フォレスティー

アベリア・フォレスティー090904a-l.jpg

アベリア・フォレスティーはスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木である。
中国の雲南省、四川省、チベット、ベトナム北部に分布し、標高1500メートルから3300メートルの山地の林の中や斜面に生える。
和名は西南衝羽根空木 (セイナンツクバネウツギ) という。
この場合の「西南」は中国の西南地区を意味する。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月である。
枝先に白ないしピンクの漏斗形の花をつける。
花冠の先は5つに裂ける。
萼片は5枚で赤い。
花冠の内側に黄色の模様が入る。
花の後にできる実は細長い紡錘形のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、萼片が残る。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の forrestii はイギリス人の植物学者「フォレスト (George Forrest, 1873-1932) さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Abelia forrestii

★チベットに咲くアベリアはピンク帯び
 花の姿はどこか床しく

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ヒペリクム・ウラルム090904a-l.jpg

ヒマラヤ金糸梅(ヒマラヤキンシバイ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の落葉低木である。
原産地は中国の南西部、ヒマラヤ、タイ、ミャンマー、インド、パキスタンなどである。
標高1500メートルから3600メートルの山地に生える。
学名のヒペリクム・ウラルムで表示するものもある。
樹高は30センチから200センチくらいである。
葉は長い卵形で、2列に向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、黄色い5弁花を次々と咲かせる。
花径は5センチくらいである。
花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。
雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがある。
雄しべの長さは花弁よりは短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」からきている。
種小名の uralum は「ウラルの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Hypericum uralum

★ウラルの名どこでどうしてついたかな
 日本の名とはどうかかわるの

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ヒペリクム・ウラルム090904c-l.jpg

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エキノドルス・グランディフロルス・アウレウス080720a-l.jpg

広葉車前面高(ヒロハシャゼンオモダカ)はオモダカ科エキノドルス属の多年草である。
中南アメリカに分布し、水中に生える。
日本へは水槽用の水草として導入されている。
一部で栽培逸出したものが帰化している。
和名は、車前面高(シャゼンオモダカ:Echinodorus cordifolius)と同属で葉の幅が広いことからつけられた。
「車前」はオオバコを意味し、葉の形をなぞらえたものである。
学名のエキノドルス・グランディフロルス・アウレウスで表示するものもある。
撮影地もこの名称を用いている。
草丈は20センチから45センチくらいである。
葉は円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉のつけ根の部分は心形である。
葉の色は黄色っぽい。
開花時期は7月から10月くらいである。
花は白い3弁花である。
オモダカ科としては大きな花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Echinodorus はギリシャ語の「echino(はりねずみ)+doros(革製の瓶)」からきている。
種小名の grandiflorus は「大きな花の」という意味である。
亜種名の aureus は「黄金色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Echinodorus grandiflorus subsp. aureus

★大輪にほっと驚き目をやれば
 花の形は沢瀉に似て

エキノドルス・グランディフロルス・アウレウス080720b-l.jpg

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ヒペリクム・ベアニー

ヒペリクム・ベアニー090904a-l.jpg

ヒペリクム・ベアニーはオトギリソウ科オトギリソウ属の常緑低木である。
原産地は中国である。
貴州省、四川省、雲南省などに分布し、標高1500メートルから2100メートルの山地に生える。
中国名は「栽秧花」という。
樹高は60センチから200センチくらいである。
葉は卵形で、2列に向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
枝先に黄色い5弁花を次々と咲かせる。
花径は3センチから5センチくらいである。
花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。
雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがある。
雄しべの長さは花弁よりは短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」からきている。
種小名の beanii はイギリス人の植物学者「ビーン(William J. Bean, 1863-1947)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Hypericum beanii

★ベアニーは金糸梅より大きいね
 花を広げて生き生き咲いて

ヒペリクム・ベアニー090904b-l.jpg

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ムッサエンダ・クイーンシルキット081005a-l.jpg

ムッサエンダ・フィリピカはアカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木である。
原産地はフィリピンやニューギニアである。
クイーンシルキット(Queen Sirkit)はその園芸品種である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は周年である。
特徴は花弁状の大きな萼片がピンクになることである。
筒状をした小さな黄色い花が咲く。
花は開くと星形になる。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の philippica は「フィリピンの」という意味である。
品種名の Queen Sirkit はタイのシルキット王女の名からきている。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Mussaenda philippica 'Queen Sirkit'

★ふんわとピンクに染まる萼の色
 気品に満ちたクイーンシルキット

ムッサエンダ・クイーンシルキット081005b-l.jpg

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オオバジャノヒゲ090719a-l.jpg

大葉蛇の髭(オオバジャノヒゲ)はユリ科ジャノヒゲ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科(あるいはクサスギカズラ科)とされる。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、低山の森や林の中に生える。
名前の通り葉は蛇の髭(ジャノヒゲ)よりも厚く、幅も広い。
「蛇の髭」の名の由来は、細い葉の形を竜(蛇)の髭にたとえたものである。
草丈は20センチから30センチである。
根際から生える葉は線形である。
葉の幅は4ミリから7ミリくらいである。
開花時期は7月から8月である。
花の色は淡い紫色ないし白で、横向きないし下向きに小さな花をつける。
花被片は6枚で、花径は6、7ミリである。
花の後にできる種子は、まるで液果のように見えるが子房の落ちた種子である。
きれいな青色に熟し、冬の間楽しめる。
根にできるこぶを生薬の麦門冬(ばくもんどう)といい、咳止めに用いる。
花言葉は「飾らない人」である。
属名の Ophiopogon はギリシャ語の「ophio(蛇)+pogon(髭)」からきている。和名の直訳である。
種小名の planiscapus は「花茎の扁平な」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
実の写真は3月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Ophiopogon planiscapus

★茂る葉を掻き分け見れば転々と
 大葉蛇の髭小花をつけて
☆髭の中隠して咲かす白き花
 紫の実は雫のごとく

オオバジャノヒゲ060325a-l.jpg

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2013/09/02改訂

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リグラリア・クリボルム

リグラリア・クリボルム080813a-l.jpg

リグラリア・クリボルムはキク科メタカラコウ属の多年草である。
撮影地では研究用に植栽されているようだが、本種は現在では丸葉岳蕗(マルバダケブキ:Ligularia dentata)とシノニムだと考えられている。
本州の東北地方から中部地方を中心に分布し、山地から亜高山の草地や林の縁に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は、長さも幅も20センチから40センチくらいある大きく丸い腎円形である。
葉の表面には艶があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
蕗(フキ)によく似ており、長い柄がある。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部で枝分かれをし、その先に黄色い頭花をつける。
花径は8センチから10センチくらいある。
舌状花は10枚くらいあり、やや後ろに反る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の clivorum は「斜面に生える」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
残念ながらスペルが clivarum と誤記されていて長い間正体がわからなかった。
同園ではほかにもこういう誤記例があるのだが、入園は有料の施設なのだから内輪のこととはせずにきちんと点検してもらいたい。
学名:Ligularia clivorum

★調べてもわからぬはずだスペルさえ
 違っていたよ暢気な仲間

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リグラリア・クリボルム080813c-l.jpg

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メキシカン・ジャイアンント・ホーステイル081004a-l.jpg

エクイセツム・ミリオカエツムはトクサ科トクサ属の多年草である。
原産地はメキシコから中南アメリカである。
ニカラグア、コスタリカ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルーなどに分布し、標高200メートルから3000メートルの森に生える。
英名はメキシカン・ジャイアンント・ホーステイル(Mexican giant horsetail)である。
草丈は4メートルから8メートルくらいになり巨大である。
茎の内部は中空である。
細い枝を段々に輪生する。
茎先に胞子嚢をつける。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の myriochaetum は「myrio(数え切れない)+chaeta(長い毛)」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Equisetum myriochaetum

★巨大なる姿はまるでヘゴのよう
 これが砥草と口をあんぐり

メキシカン・ジャイアンント・ホーステイル081004c-l.jpg

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ムッサエンダ・ルテオラ

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ムッサエンダ・ルテオラはアカネ科コンロンカ属の半蔓性常緑低木である。
原産地はスーダンの東部である。
和名は薄黄崑崙花(ウスギコンロンカ)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉質は薄く、艶はない。
暖地での開花時期は5月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い花を疎らにつける。
1つ1つの花は萼片の1枚が花びらのように大きくなったものである。
花径は1、2センチで、先が5つに深く裂ける。
花序の中には別に葉のようになった萼裂片が1、2個ある。
淡い黄色で長さが4センチくらいの倒卵形である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の luteola は「黄色がかった」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Mussaenda luteola

★ハンカチの花と呼ばれるルテオラの
 生まれ故郷はスーダンの地に

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バルレリア・レペンス

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バルレリア・レペンスはキツネノマゴ科バルレリア属の常緑低木である。
原産地は東アフリカから南アフリカである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
濃い紅紫色をした筒状の花を咲かせる。
花冠の先は5つに裂ける。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、棍棒のような形をしている。
属名の Barleria はフランス人の修道士で植物学者の「バルレリエ(James Barrelier, 1606-1673)さん」の名からきている。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Barleria repens

★花の色とてもきれいなバルレリア
 いろいろあるね南国の花

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九枚笹(クマイザサ)

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九枚笹(クマイザサ)はイネ科ササ属の常緑多年草である。
漢字では「供米笹」とも書く。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、平地や山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリンにもわずかに分布するという。
別名を信濃笹(シナノザサ)という。
草丈は30センチから200センチくらいである。
葉は3枚から9枚くらいつく。
披針形(笹の葉のような形)の葉はやや幅が広く、裏には軟毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
背の高い花茎を伸ばし、円錐状にたくさんの花をつける。
タケノコは食用になる。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の senanensis は「信州の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sasa senanensis

★分類もさまざまらしい笹の葉は
 どう見分けるのと楽しみ増えて

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羅背板草(ラセイタソウ)

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羅背板草(ラセイタソウ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から紀伊半島にかけて太平洋岸に分布し、海岸近くの岩場に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
幅広い卵形をした葉は大きく、海岸植物特有の厚みをもつ。
また、細かな皺があり、毛が生えていてざらつく。
和名の由来は、葉の様子を羅背板(ラセイタ)という羅紗(ラシャ)に似た毛織物にたとえたものである。
開花時期は7月から9月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
花序は他のヤブマオの仲間と比べると短い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の biloba は「2つに浅く裂けた」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Boehmeria biloba

★海岸に生えるとわかる羅背板草
 分厚い葉っぱ皺々にして

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目草薄荷(メグサハッカ)

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目草薄荷(メグサハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどで、湿った草地や河岸に生える。
日本でも栽培逸出したものが各地で帰化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は40センチから60センチである。

全草に毛は生えていない。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色の花を穂状につける。
花の色には赤や青のものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
民間療法では腹部の疾患や痙攣などに薬効があるとされるが、流産の可能性なども指摘されており経口には適さない。
また防虫効果があるとされる。
「目草」は「薄荷」の古名だそうだが、本種にこの名称が充てられた由来はよくわからない。
別名をペニーローヤルミント(pennyroyal mint)という。
ペニーはイギリスの硬貨の名からきている。
花言葉は「逃避」である。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。

種小名の pulegium はギリシャ語の「pulex(ノミ)」からきており、ノミ退治に使ったことから名づけられた。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha pulegium

★爽やかな香りいかがと花咲かす
 ペニーロイヤル薄荷の仲間
☆優しげな薄紫の花飾り
 ニンフの香り心なごませ

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藁本(コウホン)

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藁本(コウホン)はセリ科ミヤマセンキュウ属の多年草である。
分類の仕方によってはコウホン属(Ligusticum)とされる。
原産地は中国である。
甘粛、貴州、河南、湖北、江西、内モンゴル、陝西、四川、雲南などに分布し、標高500メートルから2700メートルの地域に生える。
根を乾燥させたものを生薬で藁本(こうほん)と言い、鎮痛、鎮痙などの薬効がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根は太く、茎は中空で直立をする。
葉は2-3回3出の羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
裂片は深く切れ込む。
開花時期は7月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Conioselinum は属名の「Conium(ドクニンジン属)+Selinum(セリヌム属)」からきている。両者と似ていることから名づけられた。
種小名の anthriscoides は「シャク属(Anthriscus)のような」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Conioselinum anthriscoides(syn. Ligusticum sinense)

★藁本は花火のようにポンと咲く
 薬草だとは気づけぬ風情

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浜藪苧麻(ハマヤブマオ)

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浜藪苧麻(ハマヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、海岸近くの原野や川の土手などに生える。
海外では、中国やインドシナ半島にも分布する。
別名を鬼藪苧麻(オニヤブマオ)という。
草丈は70センチから150センチくらいになる。
茎の下部は木質化する。
葉は卵形で長さが10センチから15センチと大きく、向かい合って生える(対生)。
藪苧麻(ヤブマオ)と比べると、葉が大きい、重鋸歯(ぎざぎざが二重)とならない、葉の裏面にビロード状に毛が密生するなどの特徴がある。
開花時期は8月から10月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
雄花穂は球状、雌花穂は穂状になる
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「苧麻」というのは茎蒸(カラムシ)の古名である。
古代人にとって茎蒸(カラムシ)は大切な植物であった。
茎を蒸して繊維をとったのである。
「藪」は役に立たないという意味をもつ。
役に立たない「苧麻」ということである。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の arenicola は「砂地に棲む」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Boehmeria arenicola

★勇ましい名前もらって反り返る
 鬼藪苧麻に参った参った

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タイリンオモダカ080720b-l.jpg

大輪面高(タイリンオモダカ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
抽水植物で、根が水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる。
原産地は北アメリカ、メキシコ、南アメリカである。
草丈は30センチから80センチくらいである。
地下茎はなく、横への広がりはない。
根際から生える葉は矢尻形である。
開花時期は4月から9月くらいである。
茎先で枝分かれをして、先に白い花をつける。
花弁は3枚で、つけ根の部分に紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sagittaria はラテン語の「sagitta(矢)」からきている。矢形をした葉の様子から名づけられた。
種小名の montevidensis はウルグアイの「モンテビデオ(Montevideo)の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った
学名:Sagittaria montevidensis

★花びらに斑が入るだけで雰囲気が
 がらりと変わる大輪面高

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チャボイランイランノキ090927a-l.jpg

矮鶏イランイランの木(チャボイランイランノキ)はバンレイシ科カナンガ属(イランイランノキ属)の常緑低木である。
原産地はフィリピン、マレーシア、インドなどである。
分類上は、イランイランの木(イランイランノキ)の矮性変種とされる。
「シャネルの5番」の原料とされることで知られる。
英名はドワーフ・イランイラン(dwarf ylang-ylang)である。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は細く、枝垂れる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は周年である。
長い柄の先に細長い緑色の花弁の花をつける。
咲き進むと花の色は黄色くなり、香りも強まる。
花の後にできる実は集合果で、熟すと黒くなる。
属名の Cananga はインドネシアのアンボン島での現地名(Kenanga)から命名された。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
変種名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Cananga odorata var. fruticosa

★この香りシャネルの5番に似てるかな
 鼻近づけて試してみるが

チャボイランイランノキ090927b-l.jpg

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草小赤麻(クサコアカソ)

クサコアカソ070804b-l.jpg

草小赤麻(クサコアカソ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、人里や山地のやや湿った草地に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の先が尾状に尖るのが特徴である。
別名を丸葉赤麻(マルバアカソ)ともいう。
なお、「赤麻」の名は「麻」のように繊維がとれて茎や葉の柄が赤褐色を帯びることからきている。
開花時期は7月から9月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に赤い穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
学名:Boehmeria gracilis

★花見れば雑草だけど面白い
 葉っぱの形個性があって

クサコアカソ070804a-l.jpg

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馬の三つ葉(ウマノミツバ)

ウマノミツバ100724a-l.jpg

馬の三つ葉(ウマノミツバ)はセリ科ウマノミツバ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地の木陰に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、ウスリー地方、サハリンなどにも分布する。
三つ葉(ミツバ)に似ているが、葉に切れ込みがある。
また、三つ葉(ミツバ)のような香りもしない。
和名の由来は、三つ葉(ミツバ)と違って食用にならず、せいぜい馬に喰わす程度だということからきている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉はつけ根の部分まで深く3つに裂ける。
また、両脇の裂片も2つに深く切れこむ。
根元から生える葉には長い柄がある。
茎につく葉は上部では柄が短くなる。
開花時期は7月から9月である。
茎先に小さな複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、中央に両性花、周辺に雄花をつける。
花の色は白く、花びらは5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は卵形の分果(複数の子房からできた果実)で、表面はかぎ状の刺毛で被われる。
属名の Sanicula はラテン語の「sanare(治療する)」の縮小形である。薬用植物と見られていたことから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Sanicula chinensis

★似ていても食べられないと厭われる
 馬の三葉はでも花咲かせ

ウマノミツバ100724b-l.jpg

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プレクトランツス・アンボイニクス110712a-l.jpg

プレクトランツス・アンボイニクスはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
属名の読み方は「プレクトランサス」とするものもある。
原産地は南アフリカから東アフリカである。
同属ではめずらしく多肉植物で、全体が微毛に覆われる。
インドなどで伝統的に栽培され、葉はスパイスや薬用として利用される。
草丈は30センチから45センチくらいである。
茎は肥大している。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は夏である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色をした筒状の花をつける。
花の色は淡い紫色で、濃い紫色の斑点が入る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の amboinicus はインドネシアの「アンボン島(Ambon)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Plectranthus amboinicus

★細長い斑入りの花が可愛いね
 葉っぱもいいが花もなかなか

プレクトランツス・アンボイニクス110712b-l.jpg

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ヘリオトロピウム・アンプレキシカウレ090928a-l.jpg

ヘリオトロピウム・アンプレキシカウレはムラサキ科キダチルリソウ属の多年草である。
原産地はアルゼンチンなど南アメリカである。
英名はクリーピング・ヘリオトロープ(creeping heliotrope)という。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて開く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Heliotropium はギリシャ語の「helios(太陽)+ tropein(回転)」からきている。花が太陽の方向へ回転すると信じられていた。
種小名の amplexicaule は「茎を抱く」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Heliotropium amplexicaule

★茎先に筒形の花びっしりと
 つけた姿の高貴に見えて

ヘリオトロピウム・アンプレキシカウレ090928b-l.jpg

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角薮柑子(ツノヤブコウジ)

ツノヤブコウジ090823b-l.jpg

角薮柑子(ツノヤブコウジ)はヤブコウジ科ツノヤブコウジ属の常緑低木である。
分類体系によってはサクラソウ科とされる。
原産地は、中国南部、東南アジア、インド、ニューギニア、オーストラリアなどである。
マングローブ林の縁や水路に面して生える。
日本には分布していない。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は倒卵形で、輪生状に互い違いに生える(互生)。
開花時期は不定期で、白い花を総状につける。
実(偽胎生種子)は彎曲した角状で、中に胎生種子ができる。
「胎性種子」というのは、枝についた実から太い根が伸び、根の先に新芽ができた状態で実から抜け落ちるもののことで、海流に乗って散布される。
「偽胎生種子」というのは、実の中に胎生種子ができているもののことである。
実は熟すと赤くなる。
属名の Aegiceras はギリシャ語の「aigis(ヤギ)+keras(角)」からきている。
種小名の corniculatum は「つののある」という意味である。
花の写真は8月につくば植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Aegiceras corniculatum

★熱帯のマングローブの森にある
 神秘の樹木角薮柑子

ツノヤブコウジ090823a-l.jpg

ツノヤブコウジ081102a-l.jpg

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ダボエキア・カンタブリカ

ダボエキア・カンタブリカ090704b-l.jpg

ダボエキア・カンタブリカはツツジ科ダボエキア属の常緑小低木である。
属名の読み方は「ダボエシア」とするものもある。
原産地はアイルランド、フランス、スペインなどである。
エリカに近い仲間である。
流通名を紫宸殿(シシンデン)という。
樹高は40センチから50センチくらいである。
葉は細い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は白い。
開花時期は7月から10月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、壺形の花をぶら下げる。
花の色は紅紫色ないし白である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Daboecia はアイルランドの聖者(Saint Dabheog)の名からきている。
種小名の cantabrica はスペインの「カンタブリア州(Cantabria)の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Daboecia cantabrica

★北の地に生まれ育ったダボエキア
 尖がる葉っぱで身はコンパクト

ダボエキア・カンタブリカ090704c-l.jpg

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一筋草(ヒトスジグサ)

ヒトスジグサ110712a-l.jpg

一筋草(ヒトスジグサ)はサトイモ科アグラオネマ属の常緑多年草である。
原産地はベトナム、タイ、マレーシアなどで、熱帯雨林に生える。
日本では観葉植物とされる。
草丈は30センチくらいである。
葉は長い卵形で、艶がある。
葉の色は濃い緑色で、中央の葉脈が太くて白い筋になる。
開花時期は夏である。
花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
属名の Aglaonema はギリシャ語の「aglas(輝く)+nema(糸)」からきている。雄しべに艶があるところから名づけられた。
種小名の costatum は「中脈のある」という意味である。
変種名の immaculatum は「斑点のない」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Aglaonema costatum var. immaculatum

★くっきりと入った筋が個性ある
 一筋草の不思議な姿

ヒトスジグサ110712b-l.jpg

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プセウデランテムム・ビコロル110810a-l.jpg

プセウデランテムム・ビコロルはキツネノマゴ科ルリハナガサモドキ属(プセウデランテムム属)の常緑低木である。
属名の読み方は「プセウデランセムム」や「プセウデランセマム」とするものもある。
原産地は、フィリピン、マレーシアなどである。
樹高は1メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は夏である。
花冠は長さ2、3センチの筒状で、先が5つから6つに裂けて横に開く。
花の色は白く、紅紫色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseuderanthemum はギリシャ語の「pseudo(偽)+Eranthemum(ルリハナガサ属)」からきている。ルリハナガサ属に似たという意味合いである。
種小名の bicolor は「2色の」という意味である。
写真は8月に名古屋市の東山植物園で撮った。
学名:Pseuderanthemum bicolor

★似たような花はいろいろあるけれど
 この彩りを真似はできまい

プセウデランテムム・ビコロル110810b-l.jpg

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コダマギク

アナファリス・トリプリネルビス・モノケファラ090503a-l.jpg

コダマギクはキク科ヤマハハコ属の多年草である。
ヒマラヤ山脈の固有種である。
中国の南西部からアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
アナファリス・トリプリネルビスの変種である。
この変種にだけ和名があるのが不思議だが、恐らく日本の学者が何らかの関与しているのであろう。
和名といっても一般に知られているわけではないので、漢字でどう書くのかもわからない。
一般人には鬱陶しい話である。
学名のアナファリス・トリプリネルビス・モノケファラで表示するものもある。

草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い苞に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の triplinervis は「3つの脈のある」という意味である。
変種名の monocephala は「一輪咲きの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Anaphalis triplinervis var. monocephala

★ヒマラヤの岩場に生えるモノケファラ
 ドライフラワー思わすように

アナファリス・トリプリネルビス・モノケファラ090503b-l.jpg

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アナファリス・トリプリネルビス090927a-l.jpg

アナファリス・トリプリネルビスはキク科ヤマハハコ属の多年草である。
ヒマラヤ山脈の固有種である。
中国の南西部からアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い苞に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の triplinervis は「3つの脈のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Anaphalis triplinervis

★ヒマラヤの岩場に生える山母子
 花は大きく色鮮やかに

アナファリス・トリプリネルビス090927b-l.jpg

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ムッサエンダ・フィリピカ

ムッサエンダ・フィリピカ081011b-l.jpg

ムッサエンダ・フィリピカはアカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木である。
コンロンカ属は熱帯アジアやアフリカに200種くらいが分布する蔓性の常緑低木である。
本種の原産地はフィリピンやニューギニアである。
熱帯地方では街路樹や庭木とされるが、日本では温室で植栽される。
樹高は2メートルから5メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には軟らかい毛が生える。
開花時期は6月から9月くらいである。
花弁状の白い大きな萼片に特徴がある。
漏斗状で先が5つに裂けた小さな黄色い花をつける。
園芸品種が多く、萼片の色はピンクや赤のものもある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の philippica は「フィリピンの」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Mussaenda philippica

★崑崙花思わすような姿だが
 違いはどこと興味の湧いて

ムッサエンダ・フィリピカ081011a-l.jpg

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ムラサキモメンヅル090719f-l.jpg

紫木綿蔓(ムラサキモメンヅル)はマメ科ゲンゲ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の砂礫地や石灰岩地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴル、アリューシャン列島、北アメリカなどにも分布する。
別名を満州木綿蔓(マンシュウモメンヅル)という。
草丈は20センチから60センチくらいである。
根は太い木質で、地中に深く入っている。
根には根粒菌をもつ。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5対から10対で1組になる。
葉の先は尖らず、裏面に疎らに毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
蓮華草(レンゲソウ)に似た紫色の花をつける。
花は紫色で総状に上向きに咲く。
花の後にできる実は袋状の豆果(莢の中に種子が入るもの)で、上向きにつく。
黒褐色をした向きの伏毛が表面にある。
「木綿蔓」の名は、根が繊維状に裂けて木綿に似ていることからきている。
紫色の花を咲かせる木綿蔓である。
属名の Astragalus はギリシャ語の「astragalos(距骨)」からきている。距骨はかかとの上側の短い骨のことで、これがゲンゲ属の名にも用いられた。
種小名の adsurgens は「だんだんに立ち上がる」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Astragalus adsurgens

★しっかりと大地の恵み感じ取り
 根を張り生きる逞しき花

ムラサキモメンヅル090719c-l.jpg

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アスター・コンスピクウス

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アスター・コンスピクウスはキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカの北西部で、に分布し、カナダからアメリカ合衆国にかけて分布する。
英名はショウィーアスター(showy aster)である。
ショウィーには「目立った」という意味がある。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
花茎の先に花径3、4センチの紫色の花(頭花)を円錐状につける。
真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の conspicuus は「目立った」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aster conspicuus(syn. Eurybia conspicua)

★北米に咲くアスターはとても派手
 夢の溢れて踊るがごとく

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山粟(ヤマアワ)

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山粟(ヤマアワ)はイネ科ノガリヤス属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、草地や河原、海岸の砂地などに生える。
海外では、北半球の温帯に広く分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は線形で長さが20センチから50センチあり、両面がざらつく。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を真っ直ぐに出し、白っぽい緑色の小穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
和名の由来は花序が粟(アワ)に似て山地に多いことによるが、食用にはならない。
属名の Calamagrostis はギリシャ語の「calamos(アシ)+Agrostis(コヌカグサ属)」からきている。
種小名の epigeios は「地上の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Calamagrostis epigeios

★山粟と名づけられしが三年目
 食うに食えずと知りつ無体な

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エゾクロクモソウ110802a-l.jpg

蝦夷黒雲草(エゾクロクモソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州の東北地方北部の山地から高山に分布し、湿った林の中や沢沿いなどに生える。
近縁種の黒雲草(クロクモソウ)と比べると、葉のぎざぎざ(鋸歯)が多い、花の柄が短いなどの特徴がある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎には毛は生えていない。
根際から生える葉は腎円形で、長い柄がある。
葉の縁には大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
花の柄や葉には短い腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
開花や時期は7月から8月である。
茎先に(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径6ミリから8ミリくらいの小さな赤褐色の5弁花をまばらにつける。
花の色は白っぽいものもある。
萼片も5枚で、外側に反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、北海道に多く、葉の色ないし花の色を黒雲にたとえたものだという。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名と亜種名の fusca は「暗い赤褐色の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Saxifraga fusca subsp. fusca

★写真にはうまく撮れない花だけど
 頑張ってみるめずらしいから

エゾクロクモソウ110802b-l.jpg

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ツルキントラノオ050618b-l.jpg

蔓金虎の尾(ツルキントラノオ)はキントラノオ科スティグマフィロン属の蔓性常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
他の樹木などに絡みついて伸び、蔓の長さは5メートルくらいになる。
葉は幅の広い卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は艶があり、葉の縁には棘のようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな黄色い5弁花をつける。
花弁の縁が襞状になる。
花弁がラン科のオンシジウムに似ていることからオーキッドバイン(orchid vine)の英名がある。
また、産地と形状からブラジリアンゴールデンバイン(Brazilian golden vine)とも呼ばれる。
属名の Stigmaphyllon はギリシャ語の「stigma(柱頭)+ phyllon(葉)」からきている。葉のような柱頭を持つことから名づけられた。
種小名の ciliatum は「縁毛のある」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stigmaphyllon ciliatum

★葉の脇に煌くような花つけて
 元気に伸びる蔓金虎の尾

ツルキントラノオ050618c-l.jpg

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瑠璃柳(ルリヤナギ)

ルリヤナギ080831a-l.jpg

瑠璃柳(ルリヤナギ)はナス科ナス属の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
日本へは江戸時代に琉球を経由して渡来した。
ここから琉球柳(リュウキュウヤナギ)の別名もある。
和名の由来は、葉が柳に似ていて瑠璃色の花をつけることからきている。
日本各地で観賞用に植えられている。
また、関東以西の暖地で野生化している。
樹高は1メートルから2メートルである。
地下茎で増える。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉は両面ともに白っぽい緑色をしている。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2、3センチの紫色の花をつける。
花冠は鐘状で先が5つに裂ける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紫黒色に熟する。
ただし、暖地でないと結実しない。
花言葉は「胸の痛み」である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。

種小名の glaucophyllum は「灰緑色の葉の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum glaucophyllum

★俯いた花は優しい瑠璃柳
 南の地から伝わり来たる
☆伝わりし異国の花は瑠璃柳
 薄紫は優しさたたえ

ルリヤナギ080831c-l.jpg

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2013/09/02改訂

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ウトリクラリア・カリキフィダ090719a-l.jpg

ウトリクラリア・カリキフィダはタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
南アメリカのブラジル、ガイアナ、スリナム、ベネズエラなどに分布し、熱帯の湿地に生える食虫植物である。
着生種で、花茎のつけ根にある補虫嚢で小動物を捕まえる。
流通名を桃色耳掻き草(モモイロミミカキグサ)という。
草丈は10センチから20センチくらいである。
着生性でパイナップル科の植物などに着生し、走出枝を出して伸びる。
葉は幅の広い楕円形で、直径が2センチくらいあり大きい。
開花時期は5月から8月くらいである。
温度が合えば周年開花をする。
花の色は紅紫色で、花径は1センチくらいである。
属名の Utricularia はラテン語の「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢があることから名づけられた。
種小名の calycifida は「萼の中裂した」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Utricularia calycifida

★色合いがどこかお洒落なカリキフィダ
 聴こえてくるよ桃色吐息

ウトリクラリア・カリキフィダ090719c-l.jpg

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雪萩(ユキハギ)

ユキハギ070805a-l.jpg

雪萩(ユキハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から北陸地方にかけて日本海側に分布し、山地や川原に生える。
分類上は毛萩(ケハギ)の白花品種とされている。
和名の由来は白い花を雪に見立てたものである。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は直立するものも垂れるものもある。
茎や葉には毛がたくさん生えている。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
白い蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のため。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
亜種名の patens は「立ち上がるようにつく」という意味である。
品種名の nivea は「雪のように白い」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Lespedeza thunbergii subsp. patens f. nivea

★夏もなお薄暗闇の空間に
 雪積もるごと豪快に咲き

ユキハギ070805b-l.jpg

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ムラサキヒヨドリバナ060808a-l.jpg

紫鵯花(ムラサキヒヨドリバナ)はキク科ヒヨドリバナ属(エウトロキウム属)の多年草である。
原産地は北アメリカの北西部や東部で、カナダやアメリカ合衆国のニューイングランドなどに分布する。
英名はスイートジョーパイ(Sweet Joe Pye)である。
英名の由来は、この花で入植者の発疹チフスを治したネイティブ・アメリカンの名からきている。
草丈は60センチから200センチくらいである。
全草にリンゴのような甘い香りがある。
茎は直立をする。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉は紫色を帯びる。
開花時期は7月から9月である。
小さな頭花がたくさん集まって径が20センチもある散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)をつくる。
花の色は淡い紅紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
乾燥させた根茎には解熱、利尿、強壮などの薬効がある。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「ミトリダテス6世エウパトル(Mithridates VI Eupator, BC132-BC63)」の名からきている。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の purpureum は「紫色の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Eupatorium purpureum(syn. Eutrochium purpureum)

★大きくて見上げる位置にこんもりと
 花咲く様に威圧を受けて

ムラサキヒヨドリバナ060808b-l.jpg

ムラサキヒヨドリバナ060808c-l.jpg

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サザンクロス

サザンクロス070518a-l.jpg

サザンクロス(southern cross)はミカン科クロウエア属の常緑小低木である。
原産地はオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州で、森林地帯に生える。
表記の名は日本での流通名である。
南十字星を意味し、花が星形でオーストラリア産というところから名づけられた。
属名のクロウエアでも流通している。
英名はウィロウリーフクロウエア(willow leaf crowea)である。
樹高は70センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
揉むと柑橘系の香りがする。
開花時期は5月から11月である。
葉の脇からピンク色をした星形の小さな5弁花を咲かせる。
蝋質で、花の色は稀に白いものもある。
なお、近縁種のクロウエア・エクサラタ(Crowea exalata)やこの2種の交配種もサザンクロスの名で流通している。
花言葉は「願いをかなえて」である。
属名の Crowea は、イギリス人の医師で植物学者の「クロウ(James Crowe, 1750-1807)さん」の名からきている。

種小名の saligna は「ヤナギのような」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
3枚目は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った白花種である。
学名:Crowea saligna

★スマートな星形の花ピンク色
 サザンクロスの輝き放ち
☆庭に咲くサザンクロスはピンク色
 恋の祈りを引き受けるよに

サザンクロス070518b-l.jpg

サザンクロス白花081130a-l.jpg

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2013/09/02改訂

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ケンペリア・ロスコエアナ

ケンペリア・ロスコエアナ070923a-l.jpg

ケンペリア・ロスコエアナはショウガ科バンウコン属(ケンペリア属)の常緑多年草である。
属名の読み方は「ケンプフェリア」や「カンフェリア」とするものもある。
原産地はミャンマーである。
日本では温室で栽培する観葉植物とされる。
薬用植物である蕃鬱金(バンウコン:Kaempferia galanga)の近縁種である。
英名はピーコック・リリー(peacock lily)という。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形でよい香りがし、長さが10センチくらいある。
葉の表面は暗い緑色で、淡い緑色の模様が入る。
葉の裏面は赤味がかった緑色である。
開花時期は夏である。
花は淡い紅紫色をした花径4センチくらいの4弁花である。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kaempferia は、ドイツの博物学者「ケンベル(Engelbert Kaempfer, 1651-1716)さん」の名からきている。
種小名の roscoeana はイギリスの植物学者「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さんの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Kaempferia roscoeana

★栽培の難しそうな花のよう
 今度は見たいきれいな花を

ケンペリア・ロスコエアナ070923b-l.jpg

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ディアンツス・グラキアリス

ディアンツス・グラキアリス061008b-l.jpg

ディアンツス・グラキアリスはナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
属名の読み方は「ダイアンサス」、種小名の読み方は「グラシアリス」とするものもある。
原産地はヨーロッパである。
標高2000メートルから3000メートルの高山の草地に生える。
流通名を氷河撫子(ヒョウガナデシコ)という。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉質で分厚い。
開花時期は7月から9月くらいである。
花は紅紫色をした5弁花で、花弁の先は切れ込む。
花径は15ミリから20ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の glacialis は「氷河地帯に生える」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Dianthus glacialis

★アルプスのお花畑に咲く姿
 いかばかりかと思いめぐらし

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ペニセツム・ビロスム

ペニセツム・ビロスム090726b-l.jpg

ペニセツム・ビロスムはイネ科チカラシバ属の多年草である。
属名の読み方は「ペンニセツム」や「ペニセタム」とするものもある。
種小名の読み方は「ヴィロスム」や「ウィルロスム」とするものもある。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は北アフリカからアラビア半島にかけてで、山地に生える。
英名はフェザートップグラス(Feathertop grass)である。
そこから、フェザートップの名でも流通している。
また、銀狐(ギンギツネ)という流通名も用いられている。
草丈は50センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は、幅10ミリくらいの線形である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に長さ20センチから30センチもある淡い黄白色の羽毛状をした花穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Pennisetum はラテン語の「penna(羽毛)+ seta(剛毛)」からきている。
種小名の villosum は「軟毛のある」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Pennisetum villosum

★薄よりぴったりだよねその名前
 大きな尻尾が風にゆらゆら

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ハブランツス

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ハブランツスはヒガンバナ科ハブランツス属の多年草である。
読み方は「ハブランサス」とするものもある。
同属の原産地は中南アメリカで、12種くらいが分布する球根植物である。
タマスダレ属(Zephyranthes)の近縁種である。
草丈は15センチら40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から9月くらいである。
雨が降ると2、3日後に花が咲くという不思議な習性がある。
このような習性から英名はレインリリー(rain lilies)という。
思い出したように咲くので、うっかりすると見逃してしまうという。
花茎を一気に伸ばし、花径5センチくらいの玉簾(タマスダレ)に似た花を横向きにつける。
玉簾(タマスダレ)は花を上向きにつけるのが異なる点である。
花被片は6枚である。
花の色は桃色や淡い桃色などが一般的だが、黄色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「優雅なたしなみ」である。
属名の Habranthus はギリシャ語の「habros(優雅な)+anthos(花)」 からきている。

写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Habranthus spp.

★調べればそんな花かと合点ゆく
 ひょろり伸ばした茎が不思議で
☆天からの雨の雫に目覚めれば
 ハブランツスの花は優雅に

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南姜(ナンキョウ)

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南姜(ナンキョウ)はショウガ科ハナミョウガ属の多年草である。
原産地はタイ、マレーシア、インドネシア、インドなどである。
別名を大高良姜(ダイコウリョウキョウ)という。
タイ語ではカーと呼ばれ、根茎がトムヤムクンなどの香辛料とされる。
また、生薬名を紅豆蒄(こうずく)といい、健胃剤などに利用されている。
英名はグレーター・ガランガル(greater galangal)である。
草丈は2メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は夏である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を直立させ、白い花をつける。
花冠は3つに裂け、唇弁には淡い茶色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Alpinia はイタリアの植物学者「アルピーニ(Prospero Alpini, 1553-1617)さん」の名からきている。
種小名の galanga は莪朮(ガジュツ:Curcuma zedoaria)のアラビア名からきている。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alpinia galanga

★その味を試してみたい南国で
 背高のっぽの葉っぱ見ながら

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毛鴨の嘴(ケカモノハシ)

ケカモノハシ090627b-l.jpg

毛鴨の嘴(ケカモノハシ)はイネ科カモノハシ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は80センチくらいになる。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉や茎の節には白い短い毛が生える。
近縁種の鴨の嘴(カモノハシ)は湿地に生え、毛は生えない。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に円柱状の花序をつける。
和名の由来は、穂が「鴨の嘴」に似ていることからきている。
属名の Ischaemum はギリシャ語の「ischaimos(止血)」からきている。
種小名の anthephoroides は「(イネ科の)アンテフォラ属(Anthephora)に似た」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Ischaemum anthephoroides

★凝った名をもらったものだ鴨の嘴
 砂浜に咲く姿をいつか

ケカモノハシ090627a-l.jpg

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野原草藤(ノハラクサフジ)

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野原草藤(ノハラクサフジ)はマメ科ソラマメ属の蔓性多年草である。
秋田県、千葉県、愛知県、鹿児島県などに隔離分布し、山地の草地や林の縁、河原、海岸などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、アムール地方、ウスリー地方にも分布する。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、小葉の形は幅の広い卵形である。
葉はやや白い粉を帯びている。
小葉の数は5対から8対くらいである。
近縁種の草藤(クサフジ)の場合は、小葉の幅が狭く、9対から12対と数が多い。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色ないし紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の amurensis は「アムール地方の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Vicia amurensis

★どのような訳で点在するのやら
 調べたくなる野原草藤

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パッシフローラ・カプスラリス080921a-l.jpg

パッシフローラ・カプスラリスはトケイソウ科トケイソウ属の蔓性多年草である。
原産地は中南アメリカである。
蔓の長さは10メートルくらい伸びる。
葉は腎形で浅く2つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は綿毛で被われている。
開花時期は7月から9月くらいである。
花径は3センチから5センチくらいで、花の色は淡い黄緑色である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
副花冠は淡い黄色である。
花の後にできる実は紡錘形で、赤く熟する。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の capsularis は「さく果の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Passiflora capsularis

★品のよい色をまとった時計草
 違って見える同じ仲間も

パッシフローラ・カプスラリス080921b-l.jpg

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シラゲキクバクワガタ110711a-l.jpg

白毛菊葉鍬形(シラゲキクバクワガタ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
北方領土を含む北海道に分布し、高山の礫地、海岸近くの岩場や砂地に生える。
海外ではサハリンにも分布する
分類上は、菊葉鍬形(キクバクワガタ)の品種の1つとされている。
特徴は基本種に比べ全体に白い毛に覆われることである。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は卵形で羽状に深く裂け、向かい合って生える(対生)。
葉には軟毛が生え、白っぽく見える。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花を10輪から30輪くらいつける。
花径は1センチくらいである。
花冠は花びらのように4つに裂ける。
1本の雌しべと2本の雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「鍬形」の由来は、実につく萼を兜飾りの鍬形にたとえたものである。
「菊葉」は文字通り「菊の葉」に似るという意味である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の schmidtiana はドイツ人の植物学者でサハリンの研究をした「シュミット(Friedrich Schmidt, 1832-1908)さんの」という意味である。
種小名の candida は「純白の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Veronica schmidtiana subsp. schmidtiana f. candida(=Pseudolysimachion schmidtianum subsp. schmidtianum f. candidum)

★遥かなる北の大地に咲く花が
 ここにあるかと鉢を眺めて

シラゲキクバクワガタ110711b-l.jpg

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金厚朴(キンコウボク)

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金厚朴(キンコウボク)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
漢字では「金香木」とも書く。
原産地は、中国南部、東南アジア、ヒマラヤ、インドなどである。
樹高は20メートルから30メートルである。
樹皮は平滑で、灰色である。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、縁はやや波打つ。
開花時期は、沖縄で5月から10月くらいである。
熱帯では周年開花をする。
葉の脇に淡い黄白色をした花を1輪ずつつける。
花被片は15枚から16枚くらいある。
花はよい香りがし、夜になると香りが強まる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
花からはチャンパック香水が採集される。
また、東南アジアでは「聖なる木」とされ、儀式などに使われる。
属名の Michelia はフィレンツェの植物学者「ミケーリ(Pietro Antonio Micheli, 1679-1737)さん」の名からきている。
種小名の champaca はサンスクリット名のチャンパカ(campaka)からきている。
なお、オガタマノキ属はモクレン属に統合する考え方もある。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Michelia champaca(syn. Magnolia champaca)

★人間の化身とされる聖なる木
 香りいかがと背伸びしてみて

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檀特(ダンドク)

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檀特(ダンドク)はカンナ科カンナ属の多年草である。
原産地はカリブ諸島やメキシコである。
和名の由来は、北インドのガンダーラ地方にある檀特山からきている。前世の釈迦であるスダーナ太子が菩薩修行をした山とされる。
中国名は曇華(ドンゲ)という。

カンナの原種である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
本州の関東地方以南で逸出したものが野生化している。
草丈は2メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から10月である。
温室では周年開花をする。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤ないし黄色の花をつける。
品種改良されたカンナに比べると、花は小さい。
この花弁のように見える部分は、雄しべが弁化したものである。
花弁は3枚あるが筒状の披針形で目立たない。
萼片も3枚で小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Canna indica

★鮮やかな朱染めの色が目を引くよ
 檀特の花原始の叫び

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志村人参(シムラニンジン)

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志村人参(シムラニンジン)はセリ科シムラニンジン属の多年草である。
1属1種である。
栃木、千葉、熊本、大分の4県に分布し、関東では低地、九州では高原地帯の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、板橋区志村で発見され、人参(ニンジン)に似た花をつけることからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は1-2回3出羽状複葉である。
小葉の形は線形である。
開花時期は8月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Pterygopleurum はギリシャ語の「pteron(翼)+pleuros(あばら)」からきている。実の表面に太い翼状のあばらがあることから名づけられた。
種小名の neurophyllum は「脈のある葉の」という意味である。
写真は8月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Pterygopleurum neurophyllum

★故郷に咲かせたいとの願い込め
 いま甦る志村人参

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カランコエ・シンセパラ・デセプタ100823a-l.jpg

カランコエ・シンセパラ・ディセクタはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の多年草である。
マダガスカル島に分布する多肉植物である。
園芸名を鹿の角(シカノツノ)という。
なお、日本では品種名をデセプタ(decepta)とするものが多いが、これは日本のサイトでしか確認できない表記である。
慣用的に用いられてきたのであろうがディセクタ(dissecta)の誤用である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
「鹿の角」にたとえられた羽状に不規則に切れ込む多肉質の葉の間から匍匐枝を出して増殖する。
英名はウォーキングカランコエ(walking Kalanchoe)という。
開花時期は8月から9月である。
茎先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の色はピンクや白などである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Kalanchoe は、中国名の「加籃菜」の音に由来するという説がある。
種小名の synsepala は「合片萼の」という意味である。
品種名の dissecta は「多裂した」という意味である。
写真は8月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Kalanchoe synsepala f. dissecta

★花の咲く姿見るのは稀のよう
 ファンも多い多肉植物

カランコエ・シンセパラ・デセプタ100823c-l.jpg

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パイナップルミント

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丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
ヨーロッパから西アジアにかけて分布する。
英名をアップルミント(apple mint)という。
パイナップルミント(pineapple mint)はその園芸品種である。
特徴はかすかなパイナップルのような香りがあり、葉に斑が入ることである。
アップルミントのほうは斑が入らない。
そのため本種は別名で斑入りアップルミント(フイリアップルミント)とも呼ばれる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて皺が目立ち、白ないしクリーム色の斑が入る。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし紫色の小さな唇形の花を穂状に咲かせる。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
葉はハーブティーやサラダなどに利用される。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Mentha suaveolens 'Variegata'

★目立たない花だねなんて言わないで
 香りもいいし葉も美しい

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ベロニカ・スピカータ

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ベロニカ・スピカータはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
ヨーロッパから北アジアにかけてユーラシア大陸に広く分布する。
特徴は矮性種で花数が多いことである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎先に長い穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花径は4ミリから8ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種のロイヤルキャンドル(Royal Candles)である。
学名:Veronica spicata (syn. Pseudolysimachion spicatum)

★たくさんの青いキャンドル飾り立て
 楽しそうだね誰のお祝い

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ベロニカ・ロンギフォリア

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ベロニカ・ロンギフォリアはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
北ヨーロッパから中国にかけてユーラシア大陸に広く分布する。
和名は西洋虎の尾(セイヨウトラノオ)という。
草丈は50センチから120センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色である。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の longifolia は「長い葉の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種の表示があった。
学名:Veronica longifolia(syn. Pseudolysimachion longifolium)

★真っ直ぐに伸びるつもりが地を這って
 けれど華麗に瑠璃の輝き

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エケベリア・ルンヨニー

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エケベリア・ルンヨニーはベンケイソウ科エケベリア属の多年草である。
原産地はメキシコである。
メキシコ湾岸のタマウリパス州に分布する多肉植物である。
ロゼット径は10センチくらいである。
葉はへら形で、先はやや丸みを帯びる。
葉の色は青緑色で白粉を帯びる。
開花時期は5月から9月くらいである。
花茎を15センチから20センチくらい伸ばし、暗い紅色の花をつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Echeveria はメキシコの植物画家「エチェベリア(Atanasio Echeverria y Godoy, 1700's)さん」の名からきている。
種小名の runyonii はテキサス州のアマチュアの植物学者「ラニヨン(Robert Runyon, 1881-1968)さんの」という意味である。
写真は8月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Echeveria runyonii

★バラ咲きと言うのだそうだ葉の形
 花も咲くけど葉が美しい

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アリウム・キアネウム

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アリウム・キアネウムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は朝鮮半島、中国である。
標高2100メートルから5000メートルの草地や斜面に生える。
中国名は「天藍韭」という。
英名はダークブルーガーリック(dark blue garlic)である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、藍色ないし紅紫色の花を咲かせる。
花序径は4センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の cyaneum は「暗い藍色の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
同園では「Allium cyneum 北アメリカ」として表示しているが、同園以外では類例がほとんどない。
学名:Allium cyaneum

★表示とは少し違うが恐らくは
 この花だろう載せておこうか

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キルタンツス・サングイネウス090726a-l.jpg

キルタンツス・サングイネウスはヒガンバナ科キルタンツス属の常緑多年草である。
キルタンツス属は南アフリカにおよそ50種が分布し、海岸などに生える。
属名の読み方は「キルタンサス」とするものもある。
種小名の読み方は「サンギネウス」とするものもある。
本種の原産地も南アフリカで、海岸近くに生える。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に筒状をした赤い大輪の花をつける。
花径は7、8センチあり、花被片は6枚である。
花の色にはピンクやオレンジ色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cyrtanthus はギリシャ語の「kyrtos(曲がった)+anthos(花)」からきている。花筒が曲がっていることから名づけられた。
種小名の sanguineus は「血のように赤い」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Cyrtanthus sanguineus

★また一つめずらしい花見つけたよ
 真夏の暑さ忘れる気分

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犬雁足(イヌガンソク)

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犬雁足(イヌガンソク)はイワデンダ科コウヤワラビ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の林の中や道端などに生える夏緑性のシダ植物である。
海外では朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布する。
雁足(ガンソク)というのは草蘇鉄(クサソテツ)の別名である。
草蘇鉄(クサソテツ)は若芽を屈(コゴミ)といい、山菜として人気がある。
これと胞子葉の形が似ているが食用にはならないというのが和名の由来である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
栄養葉は羽状複葉で深い緑色をしており、艶はない。
羽片は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)である。
胞子葉は羽片が裏側に反り返り、丈夫で硬い。
胞子葉は秋に出て冬も残る。
属名の Onoclea は、ローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が用いた植物名が転用された。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Onoclea orientalis

★山地にしか生えないシダに出会ったよ
 晴れ間をぬって来た甲斐あった

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令法(リョウブ)

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食べたいと思わなくとも令法飯

令法(リョウブ)はリョウブ科リョウブ属の落葉高木である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、済州島にも分布する。
樹高は8メートルから10メートルくらいである。
樹皮ははがれやすく、幹は滑らかである。
葉は枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の形は細長い楕円形で先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密生させる。
花径は5、6ミリで、花冠は5つに深く裂ける。
蜜をたくさん出し、訪れる昆虫も多い。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、褐色に熟する。
材は床柱や器具とする。
若葉は山菜とされる。
和名の由来については、救荒食として葉の採取と貯蔵を命じた法令に由来するなどいくつかの説がある。
花言葉は「あふれる思い」である。
俳句の季語は春である。

属名の Clethra はギリシャ語の「klethra(ハンノキ)」からきている。葉の形がハンノキ属に似ていることから名づけられた。
種小名の barbinervis は「脈に鬚のある」という意味である。
写真は7月に山形市野草園で撮った。
学名:Clethra barbinervis

★むせ返る暑さものかわ咲き出づる
 令法の花に蜜を求めて
☆にぎやかにさあ召し上がれ虫たちに
 蜜を与えん令法の花は

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2013/08/12改訂

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クレロデンドルム・ウガンデンセはクマツヅラ科クサギ属(クレロデンドルム属)の蔓性常緑低木である。
分類体系によってはシソ科とされる。
原産地は東アフリカのウガンダなどである。

樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2センチくらいの青紫色の花をたくさんつける。
花冠は5つに裂ける。
脇につく4枚の裂片の色は淡い。
真ん中の裂片は濃い青紫色で内側に巻いて袋状となる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
英名はブルーバタフライブッシュ(blue butterfly bush)という。
属名の Clerodendrum はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の ugandense は「ウガンダの」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Clerodendrum ugandense

★動きある花の姿が面白い
 ウガンデンセは蝶舞うごとく

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使君子(シクンシ)

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使君子(シクンシ)はシクンシ科シクンシ属の蔓性常緑低木である。
原産地は、中国南部、フィリピン、ミャンマー、マレーシア、インドなどである。
和名は、生薬名の使君子(しくんし)からきている。
駆虫剤や整腸剤などに用いられる。
生薬名は中国名を音読みしたもので、使君は「四方の国に遣わされる天子の使者」を意味する。
別名をインド使君子(インドシクンシ)ともいう。
日本でも石垣島や西表島で栽培されている。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
はじめは低木状で、後に蔓状となる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
部分的には互い違いに生える(互生)ものもある。
葉は紙質で薄く、葉が落ちた後は刺状の突起となって残る。
開花時期は7月から8月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花径は2センチから4センチくらいで、花弁は5枚である。
つけ根の部分に細長い萼筒があり、花は下向きにつく。
花の色は、咲き始めは白く、ピンクから紅色へと変化する。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は紡錘形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと暗い褐色になる。
中には種子が1つある。
薬用に用いられるのは種子の部分である。
属名の Quisqualis はラテン語で「quisqualis(どんなものか)」からきている。同定の難しいことからつけられた名である。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
属名は新しい分類体系では Combretum に変更されている。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Quisqualis indica(=Combretum indicum)

★日本にも栽培してるとこがある
 神秘の花咲くインド使君子

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玉蜀黍(トウモロコシ)

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実り待つ玉蜀黍の穂は緑

玉蜀黍(トウモロコシ)はイネ科トウモロコシ属の一年草である。
原産地はメキシコなどである。
稲・小麦とともに世界の三大穀物の1つとなっている。
日本へは16世紀にポルトガル人によって四国にもたらされた。
また、明治時代の初期にアメリカから北海道その他に導入された。
草丈は1メートルから4メートルくらいである。
葉は大形で、幅の広い線形をしている。
開花時期は5月から8月である。
雌雄同株である。
茎先に雄花穂をつけ、茎の中ほどの葉の脇に雌花穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
結実期は7月から9月である。
ピュアホワイトという甘味白色種なども生まれている。
俳句の季語は秋である。
属名の Zea はイネ科植物の1種のギリシャ名で、トウモロコシ属に転用された。
種小名の mays はトウモロコシの南アメリカでの現地語からきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zea mays

★伸びた穂を首を伸ばして眺めても
 まだ届かない玉蜀黍は

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長柄実栗(ナガエミクリ)

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長柄実栗(ナガエミクリ)はミクリ科ミクリ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、川や池などの浅い水中に生える抽水植物(根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のこと)である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は線形で裏側に稜があり、断面は三角形である。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇に球形の花序を1個ずつつける。
茎の下方につく数個の花序には柄があり、雌性花序である。
茎の上方につく花序には柄がなく、雄性花序である。
花の色は緑白色である。
花の後にできる実は直径3センチくらいの球形の集合果で、栗のいがのような形をしている。
属名の Sparganium はギリシャ語の「sparganon(帯)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Sparganium japonicum

★栗のイガ思わすような面白い
 姿をずっと残してゆこう

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獅子頭(シシガシラ)

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獅子頭(シシガシラ)はシシガシラ科ヒリュウシダ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州の屋久島にかけて分布し、山地の林の中や道端などに生える常緑性シダ植物である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
太い根茎があり、放射状に葉を広げる。
1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、羽片は線形である。
斜面に生育していることが多く、斜面方向に葉が垂れ下がる傾向がある。
和名の由来は、その様子を獅子のたてがみにたとえたものである。
命名者は牧野富太郎博士である。
属名の Blechnum はギリシャ語の「blechnon(シダ)」からきている。
種小名の niponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Blechnum niponicum

★葉を広げ地を覆いたる獅子頭
 しばし眺めて名を確かめて

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