2013年6月アーカイブ

姫酸葉(ヒメスイバ)

ヒメスイバ100617a-l.jpg

姫酸葉(ヒメスイバ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
北半球の温帯地域に広く分布し、日本にも帰化している。
北海道から沖縄にかけて分布し、道ばたや荒れ地、田畑などに生える。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に指定されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は矢尻形で先が丸く、幅が狭くて小形である。
葉はシュウ酸を含み、酸味がある。
雌雄異株である。
開花時期は5月から7月である。
花茎の先に数100個の小さな暗い紅色の花をつける。
種子のほか地下茎によっても増え、繁殖力が強い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の acetosella は「スイバに似て小形の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rumex acetosella

★いかにもの面構えした姫酸葉
 油断をすれば雑草天国

ヒメスイバ100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


タカネナナカマド100529a-l.jpg

高嶺七竈(タカネナナカマド)はバラ科ナナカマド属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の縁や低木林に生える。
海外では、サハリンやロシア極東部にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は細長い卵形で、9枚から11枚で構成される。
小葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には褐色の長い毛と白い柔らかな毛が疎らに生える。
葉の表面や縁には白い柔らかな毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
花径1センチに満たない小さな白い5弁花を数輪ずつつける。
花の後にできる実は楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で垂れ下がってつき、赤く熟する。
属名の Sorbus はこの属の植物の古いラテン名からきている。
種小名の sambucifolia は「ニワトコ属(Sambucus)のような葉の」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Sorbus sambucifolia

★高山に咲く七竈たくましい
 背は低いけどどっしりとして

タカネナナカマド100529b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



バシクルモン

バシクルモン070602a-l.jpg

バシクルモンはキョウチクトウ科バシクルモン属の多年草である。
日本固有種である。
面白い名前はアイヌ語に由来する。
「パスクル(カラス)」+「ムム(草)」の転訛したものである。
別名を忍路草(オショロソウ)ともいう。
これは小樽市の忍路海岸に生えることからきた名前である。
北海道と本州の青森県から新潟県にかけての日本海側に分布し、海岸の草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根茎は太く、木質化して広がる。
茎は赤味を帯びていて直立し、上部でよく枝分かれをする。
葉は長さ2センチから5センチの長い楕円形で、短い柄がある。
枝分かれした部分では向かい合って生え(対生)、幹の部分では互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色の小さな花をつける。
花冠は狭い鐘形で、先は5つに裂ける。
なお、本種の基本種は中国などに分布する羅布麻(ラフマ)である。
薬草や健康茶として知られる。
属名の Apocynum はギリシャ語の「apo(去って)+cyno(犬)」からきている。「犬除け」の意味で、その毒性から名づけられた。
種小名の venetum はイタリアの「ベネト州(Veneto)の」という意味である。
変種名の basikurumon は日本語の「バシクルモン」からきている。
写真は6月に氷見市海浜植物園で撮った。
まだ蕾である。
学名:Apocynum venetum var. basikurumon(=Trachomitum venetum var. basikururmon)

★海岸の草地が好きなバシクルモン
 潮風好きと戯れ遊び

バシクルモン070602b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



匂い空木(ニオイウツギ)

ニオイウツギ090530a-l.jpg

匂い空木(ニオイウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
伊豆七島の固有種で、海岸近くに生える。
分類上は、箱根空木(ハコネウツギ)の変種とされている。
特徴は基本種よりも花冠が短く、花に香りがあることである。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
雄花には雌しべがほとんどない。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い漏斗状の花を1輪から3輪ずつつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花の色は咲き進むと紅色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Christian Ehrenfried Weigel, 1748-1831)さん」の名からきている。
種小名の coraeensis は「高麗(朝鮮)の」という意味である。
変種名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Weigela coraeensis var. fragrans

★どれどれと鼻寄せ香り嗅いでみる
 いつか訪ねん伊豆の島々

ニオイウツギ090530b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



エリカ・ファスティギアタ

エリカ・ファスティギアタ100605a-l.jpg

エリカ・ファスティギアタはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
樹高は1メートルくらいまで育ち、直立性である。
葉は線形で輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は3月から6月くらいである。
枝先に4輪ずつ筒状の花をつける。
花の色は白ないし淡いピンクである。
花は平開をする。
筒状の部分は長さが1センチくらい、花径は2センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はフォーシスターズヒース(four sisters heath)である。
そこから四姉妹エリカ(ヨンシマイエリカ)の流通名がある。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の fastigiata は「束になって直立した」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Erica fastigiata

★花開く姿はエリカに珍しい
 葉を見なければわからないかも

エリカ・ファスティギアタ100605b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



捩木(ネジキ)

ネジキ070526a-l.jpg

捩木(ネジキ)はツツジ科ネジキ属の落葉小高木である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、台湾、中国にも分布する。
樹高は2メートルから8メートルくらいである。
樹皮は白っぽい。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、波打っている。
葉の先はよじれて尖る。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い壺形の花をたくさん垂れ下げる。
花冠の長さは1センチくらいで、先は5つに浅く裂ける。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
和名の由来は、幹が捩れることからきている。
馬酔木(アセビ)と同様に葉には有毒成分を含む。
秋には紅葉をする。
属名の Lyonia はアメリカの植物収集家「ライオン(John Lyon, ?-1818)さん」の名からきている。
種小名の ovalifolia は「広楕円形の葉の」という意味である。
変種名の elliptica は「楕円形の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
紅葉の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Lyonia ovalifolia var. elliptica

★葉の陰に鈴蘭思わす壺形の
 花がずらりと居並ぶように

ネジキ070526b-l.jpg

ネジキ071124b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



キスツス・サルビフォリウス

キスツス・サルビフォリウス060506a-l.jpg

キスツス・サルビフォリウスはハンニチバナ科ゴジアオイ属(キスツス属)の常緑小低木である。
属名の読み方は「シスタス」とするものもある。
原産地は南ヨーロッパである。
樹高は30センチから100センチくらいである。
葉は卵形で短い柄があり、向かい合って生える(対生)。
葉の色は灰緑色で、葉脈が浮き出ている。
開花時期は5月から6月である。
白い5弁花である。
花の真ん中と雄しべは黄色い。
開花時間は8時間程度と短いが、次々と咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、箱のような形をしている。
属名の Cistus はギリシャ語の「kistos(古代ギリシャでのこの植物の名)」からきている。
種小名の salviifolius は「アキギリ属(Salvia)のような葉の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cistus salviifolius

★清らかな姿優しいキスツスは
 散っては咲いて散っては咲いて

キスツス・サルビフォリウス060506b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



キスツス・ラダニフェル

キスツス・ラダニフェル060610a-l.jpg

キスツス・ラダニフェルはハンニチバナ科ゴジアオイ属(キスツス属)の常緑低木である。
属名の読み方は「シスタス」とするものもある。
原産地は南ヨーロッパや北アフリカである。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝や葉には毛が生えており、全体が匂いの強い不透明な樹脂状の物質で覆われている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは6センチくらいで、濃い緑色をしている。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
白い5弁花である。
それぞれの花びらのつけ根の部分に赤い斑点がある。
花の真ん中と雄しべは黄色い。
開花時間は8時間程度と短いが、次々と咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、箱のような形をしている。
樹脂状の物質をラブダヌム(labdanum)といい、下痢止めの薬としたり、香料に用いられる。
属名の Cistus はギリシャ語の「kistos(古代ギリシャでのこの植物の名)」からきている。
種小名の ladanifer は「ゴム樹脂を有する」という意味である。
写真は6月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Cistus ladanifer

★清らかな姿優しい五時葵
 栗色目玉とても目立って

キスツス・ラダニフェル060610b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



アメリカボウフウ080624b-l.jpg

アメリカ防風(アメリカボウフウ)はセリ科アメリカボウフウ属の一年草ないし越年草である。
原産地は地中海沿岸地方からコーカサス地方にかけてである。
「アメリカ」の名がつくがアメリカ原産ではない。
「防風」は生薬に用いられる中国産のセリ科の植物名からきている。
別名をパースニップ(parsnip)という。
この名は英名からきている。
ギリシャ・ロ?マの時代から根菜として栽培されてきた。
草丈は70センチから110センチくらいである。
茎につく葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
小葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、頂上葉は浅く裂ける。
根際から生える葉には長い柄があり、束生する。
開花時期は5月から6月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本である。
食用とされる根は長さが30センチから50センチくらいあり、人参(ニンジン)のような逆円錐形をしている。
色は黄白色で、甘みがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2ブロックで構成される。
属名の Pastinaca はラテン語の「pastus(食物)」からきている。根茎を食用にすることから名づけられた。
種小名の sativa は「栽培された」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pastinaca sativa

★防風と思えぬような姿して
 だけど根っこは食べられるとさ

アメリカボウフウ080624c-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ハルザキヤマガラシ120516a-l.jpg

春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)はアブラナ科ヤマガラシ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
世界の広い地域に雑草として帰化している。
日本では、1960年に群馬県で帰化が確認された。
現在では北海道から九州にかけて各地に分布し、道端や牧草地などに生える。
外来生物法では要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
別名を冬芥子(フユガラシ)という。
草丈は20センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
側裂片は小さいが、頂裂片はほぼ円形で大きい。
茎につく葉には柄がなく、つけ根の部分は耳形で茎を抱く。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6?8ミリくらいの小さな黄色い4弁花をまとまってつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Barbarea はキリスト教の女聖者とされる「聖バルバラ(St. Barbara)」の名からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Barbarea vulgaris

★低地でもしっかり根づく強靭さ
 山芥子でも雑草なんだ

ハルザキヤマガラシ120516b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ベロニカ・ゲンチアノイデス

ベロニカ・ゲンチアノイデス070422a-l.jpg

ベロニカ・ゲンチアノイデスはゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はイラン、トルコ、コーカサス地方などである。
山地の草地に生える。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形ないし披針形(笹の葉のような形)で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉には艶があり、濃い緑色である。
茎につく葉は小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
花茎をのばして緩やかな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、下から順に咲き上る。
花径は5ミリくらいで、花冠は4つに裂けて皿形に開く。
花の色は淡い青紫色で、花冠の内側には縦に青い筋が入る。
萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の gentianoides は「リンドウ属(Gentiana)に似た」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Veronica gentianoides

★薄っすらと青みを帯びた花の色
 お洒落な筋がとても似合うよ

ベロニカ・ゲンチアノイデス070422b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花八重葎(ハナヤエムグラ)

ハナヤエムグラ120516a-l.jpg

花八重葎(ハナヤエムグラ)はアカネ科ハナヤエムグラ属の越年草ないし一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
日本では1961年に千葉県で帰化が確認されている。
現在は、北海道から四国にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は地面を這って広がる。
茎の断面は四角形である。
葉は4枚から7枚が輪のようになって生える(輪生)。
ほんとうの葉は2枚で、他は葉間托葉と呼ばれるものである。
葉の形は、下部では卵形、上部では幅の広い線形である。
開花時期は4月から8月くらいである。
葉の間から花序を出し、花径2、3ミリの小さな花を数輪つける。
花冠は4つに裂ける。
花の色は初めは白く、やがて淡い紫色やピンクになる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
「花」は花が目立つこと、「八重」は折り重なって生える葉の様子を表し、「葎」は雑草の総称である。
属名の Sherardia はイギリスの植物学者「シェラード(William Sherard, 1659-1728)さん」の名からきている。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Sherardia arvensis

★雑草と言うのは少しかわいそう
 きれいに咲いた花八重葎

ハナヤエムグラ120516b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



蔦葉雲蘭(ツタバウンラン)

ツタバウンラン120516a-l.jpg

蔦葉雲蘭(ツタバウンラン)はゴマノハグサ科ツタバウンラン属の一年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代の初期に観賞用として渡来した。
現在では逸出したものが野生化し、北海道から九州にかけて分布している。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
和名の由来は、葉が蔦(ツタ)に似て花が雲蘭(ウンラン)に似るところからきている。
別名を雲蘭蔓(ウンランカズラ)、蔦唐草(ツタガラクサ)ともいう。
草丈は10センチから60センチくらいである。
茎は無毛の糸状で枝分かれをし、地を這って広がる。
葉は手のひら状に浅く5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は4月から9月である。
葉の脇から長い柄を出し、唇形の花を1つずつつける。
花径は7、8ミリくらいで、花の色は白ないし淡い青紫色である。
上唇は2つに裂けて直立し、濃い紫色の筋が入る。
下唇は3つに裂け、つけ根のほうに黄褐色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cymbalaria はギリシャ語の「kymbalon(シンバル)」からきている。同属の1種の葉の形がシンバルにたとえられた。
種小名の muralis は「壁に生える」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cymbalaria muralis

★石垣を這って可愛い花つける
 蔦葉雲蘭自然に根づき

ツタバウンラン120516b-l.jpg


COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



クスダマツメクサ110628a-l.jpg

薬玉詰草(クスダマツメクサ)はマメ科シャジクソウ属の一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアである。
日本では、1943年に横浜で帰化が確認された。
現在では、北海道から沖縄にかけて点在している。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
和名の由来は、花序の様子を薬玉(香料を入れた飾り玉)にたとえたものである。
別名をホップ詰草(ホップツメクサ)という。
これは牧野富太郎博士の命名で、花序の様子をビールの原料に使われるホップにたとえたものである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の半分から先にかけて低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、頂小葉には短い柄があり、近縁種の手毬詰草(テマリツメクサ:Trifolium aureum)との相違点である。
開花時期は6月から8月である。
黄色い小さな蝶形の花が50個から60個集まって球形の花序をつくる。
花序径は1センチから2センチある。
近縁種の米粒詰草(コメツブツメクサ:Trifolium dubium)よりも花序がずっと大きい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の campestre は「原野に生える」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Trifolium campestre

★似た花がいろいろあるねこの仲間
 どれがどれやらちんぷんかんぷん

クスダマツメクサ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ジャカランダ・プベルラ

ジャカランダ・プベルラ070609a-l.jpg

ジャカランダ・プベルラはノウゼンカズラ科キリモドキ属の常緑低木ないし高木である。
キリモドキ属は南アメリカに50種くらいが分布する。
本種の原産地はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンである。
一般名はカロベイラ(carobeira)という。
樹高は3メートルから10メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
花の色は淡い紫色である。
花の後にできる実は莢状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Jacaranda はブラジルでの呼び名からきている。
種小名の puberula は「短い軟毛で覆われた」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Jacaranda puberula

★鬱蒼と垂れ下がる花ベルのよう
 傷みやすいが南国気分

ジャカランダ・プベルラ070609b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


車葎(クルマムグラ)

クルマムグラ070616a-l.jpg

車葎(クルマムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や草地、道端などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
茎には毛は生えていない。
葉は普通は6枚が輪生する。
葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、先が尖る。
葉の縁には棘状の毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2、3ミリの白い小さな花をつける。
花冠は杯状に4つに深く裂ける。
雄しべは4本である。
雌しべは1本で、先が2つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、車輪状に葉がつく葎(雑草の総称)ということで名づけられた。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は6月に信州の上高地で撮った。
学名:Galium japonicum

★目を凝らし車葎の花を見る
 咲いているかも見分けにくくて

クルマムグラ070616b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒロハコンロンソウ100529a-l.jpg

広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の渓流沿いなどの湿地に生える。
「崑崙」の名は、花の白さを崑崙山脈の雪に見立てたとする説が一般的である。
崑崙草(コンロンソウ)に比べて小葉の幅が広いというのが和名の由来である。
別名を蓼の湖崑崙草(タデノウミコンロンソウ)という。
この名は奥日光の蓼の湖で発見されたことからつけられた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全体に毛はほとんど生えていない。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5枚から7枚からなる。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)ずある。
葉には長い柄がある。
葉の柄のつけ根の部分には付属体があり、耳状に茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の appendiculata は「附属物のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Cardamine appendiculata

★降りしきる冷たい雨に遮られ
 葉っぱの様子ぼんやりだけど

ヒロハコンロンソウ100529b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒメキンギョソウ100605a-l.jpg

姫金魚草(ヒメキンギョソウ)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はイタリア南部、ギリシャ、北アフリカなどである。
別名を柳海蘭(ヤナギウンラン)という。
学名のリナリア・プルプレアで表示するものもある。
また、異名をリナリア・マロッカナという。
カラフルな園芸品種が出回っている。
また、逸出したものが静岡県などで野生化している。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形で、茎の下部では輪生し、上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をつける。
花冠は唇形である。
上唇は短く、下唇が大きい。
下唇の喉の部分には白い毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は内側に曲がる。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
文献によっては紫雲蘭(ムラサキウンラン:Linaria bipartita)の別名を姫金魚草(ヒメキンギョソウ)としており、混乱が見られる。
属名の Linaria はギリシャ語の「linon(アマ)」からきている。全体が似ているということで名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Linaria purpurea(=Linaria maroccana)

★リナリアもいろいろあって面白い
 背高のっぽだこのプルプレア

ヒメキンギョソウ100605b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



鬼サルビア(オニサルビア)

オニサルビア070623c-l.jpg

鬼サルビア(オニサルビア)はシソ科アキギリ属の越年草である。
原産地は南ヨーロッパから西アジアである。
英名をクラリセージ(clary sage)という。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は長さが15センチくらいの大きな楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
茎先に長くて大きな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンクの苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)に包まれた花を咲かせる。
花の色には、淡い青紫色や桃色などのものがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
葉から採る精油は調味料や香料のほか、薬用にも用いられる。
また、葉もスープに入れたりして食べる。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の sclarea は「清浄な」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Salvia sclarea

★ふくよかな香り漂う花の精
 鬼サルビアの咲くころとなり

オニサルビア070623b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ウズラバタンポポ080427a-l.jpg

鶉葉蒲公英(ウズラバタンポポ)はキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
属名はミヤマコウゾリナ属とするものもある。
原産地はヨーロッパである。
日本でも、神奈川県や長野県で野生化が確認されている。
和名の由来は、葉に鶉(ウズラ)の卵のような模様があることからきている。
観葉植物としても価値がある。
学名のヒエラキウム・マクラツムで表示するものもある。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で長い柄があり、ロゼット状となる。
葉には紅紫色の不規則な斑が入る。
葉柄や葉の縁には長い白毛が密生する。
開花時期は5月から7月である。
茎先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、タンポポに似た黄色い花(頭花)をつける。
花径は3センチから4センチである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の山野草展で撮った。
学名:Hieracium maculatum

★蒲公英の仲間だけれど少しだけ
 葉っぱの模様違っているよ

ウズラバタンポポ080427b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



フロックス・ピロサ

フロックス・ピロサ080505a-l.jpg

フロックス・ピロサはハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の多年草である。
原産地は北アメリカの東部で、カナダとアメリカ合衆国に分布する。
英名はダウニー・フロックス(Downy Phlox)である。
ダウニーには「軟毛が生える」という意味がある。
流通名を紺碧草(コンペキソウ)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎には毛が生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色はピンクないし藤色である。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
裂片のつけ根の部分に赤い斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。
種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Phlox pilosa

★色々な姿があるねフロックス
 でも分からないどこが紺碧

フロックス・ピロサ080505b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



鼬萩(イタチハギ)

イタチハギ060527a-l.jpg

鼬萩(イタチハギ)はマメ科イタチハギ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカで、カナダからメキシコにかけて分布する。
英名はインディゴ・ブッシュ(indigo bush)である。
日本へは砂防用、護岸用として大正時代に渡来した。
現在は日本各地で野生化しており、繁殖するのでほかの植物に影響をおよぼす恐れがある。
そのため日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
外来生物法でも要注意外来生物に指定されている。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
枝には弱い棘がある。
葉はやや大きな奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い紫色をした小さな蝶形の花をたくさんつける。
黄色の葯(雄しべの花粉を入れる袋)が目立つ。
花の後にできる実は長さ1センチくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)で、種子が1個あり、熟しても弾けない。
和名の由来は、花序の姿からイタチの尾を連想したものである。
別名を黒花槐(クロバナエンジュ)という。
属名の Amorpha はギリシャ語の「amorphos(不格好な)」からきている。花が旗弁のみで、翼弁や竜骨弁がないことから名づけられた。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
実の写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Amorpha fruticosa

★イタチの尾ぴんと伸ばして咲く姿
 変わってるねと首をかしげて
☆イタチの尾花粉をつけてにょきにょきと
 花と思わず奇妙な姿

イタチハギ060527b-l.jpg

イタチハギ060806a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ウスアカノイバラ070602c-l.jpg

薄赤野茨(ウスアカノイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
野茨(ノイバラ)の品種の1つで、花弁が淡い紅色を帯びるのが特徴である。
基本種は北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
本種は、そうした中に稀に生える。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
半蔓性で、鋭い棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から9枚で1組になる。
小葉の形は楕円形ないし幅の広い卵形である。
先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
艶はなく、裏面に短い毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花径2センチくらいの淡い紅色の花を総状につける。
花弁数は5枚で、ほのかな香りがする。
萼片は披針形(笹の葉のような形)で反り返り、毛が密生している。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く熟する。
Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
品種名の rosipetala は「バラ色の花弁の」という意味である。
写真は6月に富山市の神通川河原植物園で撮った。
学名:Rosa multiflora f. rosipetala

★ほんのりと頬染め咲いた野茨の
 香り楽しむ朝のひと時

ウスアカノイバラ070602d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ミムルス・グッタツス

ミムルス・グッタツス070429a-l.jpg

ミムルス・グッタツスはゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草である。
分類体系によってはハエドクソウ科とされる。
園芸上は一年草として扱われる。
属名の読み方は「ミムラス」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
アラスカからメキシコにかけて分布し、湿地に生える。
英名はコモンモンキーフラワー(common monkey-flower)である。
日本にも自生する溝酸漿(ミゾホオズキ)の仲間である。
本種からさまざまな園芸品種が生まれている。
草丈は10センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月くらいである。
花は黄色い筒状で、先が唇状に5つに裂ける。
花径は2センチから4センチくらいである。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mimulus はラテン語で「mimus(道化者)」の縮小形である。歯をむき出すような花冠の形と模様から名づけられた。
種小名の guttatus は「斑紋のある」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Mimulus guttatus

★どことなく溝酸漿に似てるかな
 ミムルスの花ひっそり咲いて

ミムルス・グッタツス070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ペンステモン・ハルトウェギー090607a-l.jpg

ペンステモン・ハルトウェギーはゴマノハグサ科イワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はメキシコである。
草丈は40センチから50センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの釣鐘状の花をつける。
花の色は多彩で、赤やピンク、白などのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5つ)+stemon(雄しべ)」からきている。雄しべは実際には4本しかないが、目立つ仮雄しべを含めて5本と見て名づけられた。
種小名の hartwegii はドイツ人の植物学者「ハルトウェグ(Karl Theodor Hartweg, 1812-1871)さんの」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Penstemon hartwegii

★そのルーツ調べてみれば面白い
 新大陸にいろいろあるね

ペンステモン・ハルトウェギー090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



シレネ・ビリディフローラ

シレネ・ビリディフローラ 070603a-l.jpg

シレネ・ビリディフローラはナデシコ科マンテマ属の多年草である。
原産地は中央アジアである。
草丈は40センチから70センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から8月である。
細長くて緑色がかったクリーム色の花びらが反り返って茎から垂れ下がる。
花弁は5枚だが、それぞれの花弁が深く2つに裂けているので、10枚の花びらのように見える。
筒状の萼は緑色である。
花の雰囲気は霞草(カスミソウ)に似ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の viridiflora は「緑色の花の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
同植物園では平成17年に種子交換でフランスのブザンソン大学植物園から入手したという記録が公開されている。
学名:Silene viridiflora

★謎多い花の秘密を知りたくて
 鍵はどこかとネットをめぐり

シレネ・ビリディフローラ 070603b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



エレムルス

エレムルス060610c-l.jpg

エレムルスはユリ科エレムルス属の多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
原産地は中央アジアの西部で、30種くらいある。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
現在では数種類の原種とその交配種が出回っている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
葉は細長い線形で、根際に広がる。
開花時期は5月から7月である。
茎先に円柱状に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、花の色は白、黄色、オレンジ色、ピンク、クリーム色などがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
デザートキャンドル(desert candle)、フォックステイルリリー(foxtail lily)などの英名がある。
属名の Eremurus はギリシャ語の「eremos(砂漠)+oura(尻尾)」からきている。
写真は6月に野田市の清水公園で撮った。
3枚目は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Eremurus spp.

★花々を圧するようにエレムルス
 立てたキャンドル天をめざして

エレムルス060610b-l.jpg

エレムルス060616a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




アネモネ・ビルギニアナ

ハルザキシュウメイギク060610a-l.jpg

アネモネ・ビルギニアナはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国東部のバージニア州で、岩場や草原に生える。
流通名を春咲き秋明菊(ハルザキシュウメイギク)という。
英名はトールアネモネ(tall anemone)である。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎には毛がたくさん生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)、向かい合って生える(対生)。
小葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
花径は3センチくらいで、5枚の花びら(萼片)は白っぽく、緑色を帯びている。
花の中心は黄緑色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
写真は6月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Anemone virginiana

★にょっきりと緑の棒がアクセント
 愛嬌のある花びら見せて

ハルザキシュウメイギク060610b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ドワーフ・コンフリー

ドワーフ・コンフリー080524a-l.jpg

ドワーフ・コンフリー(dwarf comfrey)はムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
別名をイベリアン・コンフリー(Iberian comfrey)という。
草丈は30センチから50センチくらいで、矮性種である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
淡い青紫色ないし白い色をした釣鐘状の小さな花をたくさん垂れ下げてつける。
蕾は濃い桃色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Symphytum はギリシャ語で「symphyton(癒合する)」からきている。切り傷の薬となることから名づけられた。
種小名の ibericum は「イベリア半島の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った園芸品種のヒッドコートブルー(Hidcote Blue)である。
学名:Symphytum ibericum

★ドワーフの名前を聞いて笑み洩れる
 まるでゲームの世界のようで

ドワーフ・コンフリー080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒヨス

ヒヨス080803b-l.jpg

ヒヨスはナス科ヒヨス属の一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、シベリア、ヒマラヤ、中国などである。
日本には自生種はなく、製薬原料として栽培されている。
草丈は20センチから100センチくらいである。
茎は直立し、上部で疎らに枝分かれをする。
全体に腺毛(粘着物質を出す毛)が密生する。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月である。
花は黄色い漏斗形で、花冠の内側には紫色の脈がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヒヨスチアミンなどのアルカロイドを含み、葉を鎮痛、鎮静、鎮痙薬とする。
ただし、劇薬である。
ホメロスの「オデッセイヤ」やシェークスピアの「ハムレット」の中にもヒヨスは登場する。
また、魔女とのつながりも深いそうである。
和名の由来は、属名であるヒヨスキアムス(Hyoscyamus)の上の部分からつけられたものである。
属名の Hyoscyamus はギリシャ語の「hyos(豚)+cyamos(豆)」からきている。豚にも毒の効き目があるという意味で名づけられた。
種小名の niger は「黒い」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Hyoscyamus niger

★この花の色の深さがどことなく
 魔界思わすふと誘われて

ヒヨス080803a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



トビシマカンゾウ080813d-l.jpg

飛島萓草(トビシマカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはワスレグサ科とされる。
日本固有種である。
山形県酒田市の北西にある飛島と新潟県の佐渡島のみに分布し、海の近くの断崖などに生える。
日光黄萓(ニッコウキスゲ)に似ているが、全体に大形である。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は幅広い線形で、根際から生える。
自生地での開花時期は5月から6月である。
茎先に濃い黄橙色の花を10数輪つける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の dumortieri はベルギーの植物学者「デュモルティエ(Barthelemy Charles Joseph Dumortier, 1797-1878)さんの」という意味である。
種小名の exaltata は「非常に背が高い」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Hemerocallis dumortieri var. exaltata

★暖かな島の断崖黄に染めて
 初夏を知らせる飛島萓草

トビシマカンゾウ080813b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




アニス

アニス130525a-l.jpg

アニス(anise)はセリ科ミツバグサ属(アニス属)の一年草である。
表記の名は英語由来であるが、標準和名としても採用されている。
原産地は西アジア、ギリシャ、エジプトなどだが、中世に広くヨーロッパに広まった。
日本へは明治時代に渡来し、少量だが栽培されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は中空である。
根際から生える葉には長い柄があり、卵形で縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさん咲かせる。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実は卵形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
果実をアニシード(aniseed)といい、香辛料として用いられる。
若葉や花はサラダとして、根はスープやシチューに入れて食べられる。
また、果実は生薬名を茴芹(ういきん)といい、気管支炎や生理不順などに薬効がある。
別名を西洋茴香(セイヨウウイキョウ)という。
属名の Pimpinella はこの属やこれと似た植物に対するラテン名からきている。
種小名の anisum はこの植物のギリシャ名(anison)からきている。
写真は5月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pimpinella anisum

★沖縄で初めて出会ったアニスの花
 セリ科の特徴はっきり見せて

アニス130525b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



白藜(シロザ)

シロザ110628a-l.jpg

白藜(シロザ)はアカザ科アカザ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本へは旧い時代に渡来した。
現在は日本全土に分布し、道端や畑地に生える。
北海道ブルーリストでは、Bランクに登録されている。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は下部は菱形状の卵形、上部は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波形の切れ込みがある。
若葉の真ん中は白い粉粒に覆われ、白く見える。
開花時期は9月から10月である。
黄緑色をした粒状の花を穂状につける。
花の後にできる実は球形の胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
変種に藜(アカザ:Chenopodium album var. centrorubrum)がある。
属名の Chenopodium はギリシャ語の「chen(ガチョウ)+podion(小さい足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の album は「白い」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Chenopodium album

★白粉と言うには少し野暮だけど
 まま事ならばそれもまた善し

シロザ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



藜(アカザ)

アカザ080622a-l.jpg

不器用に我を示すか藜の葉

藜(アカザ)はアカザ科アカザ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
原産地は中国ないしインドで、野菜として栽培されていた。
日本へは有史以前に中国経由で渡来した。
現在は日本全土に分布し、道端や畑地に生える。
草丈は60?150センチくらいである。
葉は菱形状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波形の切れ込みがある。
若葉は紅紫色で美しく、食用となる。
ビタミン類が豊富だが、シュウ酸が含まれているので、大量に摂取するのは避けたほうがいい。
開花時期は9?10月である。
黄緑色をした粒状の花を穂状につける。
花の後にできる実は球形の胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
民間療法で、虫刺されに生葉の汁を塗るなどの利用法がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Chenopodium はギリシャ語の「chen(ガチョウ)+podion(小さい足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の album は「白い」という意味である。
変種名の centrorubrum は「中心が赤い」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
花の写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chenopodium album var. centrorubrum

★不器用に我を示すか藜の葉
 色づく姿どこか妖しく
☆まっすぐに伸びて支える藜杖
 赤い若葉はおひたしにして

アカザ080622c-l.jpg

アカザ080921b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



金空木(カナウツギ)

カナウツギ090614a-l.jpg

金空木(カナウツギ)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木である。
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物である。
本州の関東地方から中部地方にかけて主に太平洋側に分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをし、枝は細い。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つから5つに浅く裂ける。
葉の先は尾状に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径5ミリくらいの小さな白い花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは20本から25本あり、近縁種の小米空木(コゴメウツギ)の10本より多い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Stephanandra はギリシャ語の「stephanos(冠)+andron(雄しべ)」からきている。雄しべが冠状に残ることから名づけられた。
種小名の tanakae は博物学者「田中芳男(1838-1916)さんの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Stephanandra tanakae

★白花は目立たないけど金空木
 今が季節と身を着飾って

カナウツギ090614b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



赤染め葎(アカゾメムグラ)

ダイヤーズ・ウッドラフ090524a-l.jpg

赤染め葎(アカゾメムグラ)はアカネ科クルマバソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの北部から中央部である。
英名はダイヤーズ・ウッドラフ(dyer's woodruff)という。
英名の「ダイヤーズ」は染物屋、「ウッドラフ」はクルマバソウを意味する。
名前の通り、根が赤色の染色材料とされる。
和名の「葎」は生い茂る雑草のことである。
草丈は20センチから30センチくらいである。
匍匐性があり、茎は地を這って広がる。
葉は細い披針形(笹の葉のような形)で、2枚が向かい合って生える(対生)。
托葉(葉のつけ根にある付属体)が発達していて、輪生しているように見える。
開花時期は5月から6月である。
茎先や葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径が1センチに満たない白い小さな花をつける。
花冠は漏斗形で、先が深く3つに裂ける。
花の後にできる実は球形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
グランドカバーとされるほかポプリとしても利用される。
属名の Asperula はラテン語の「asper(粗面)」の縮小形である。葉面がざらつくことから名づけられた。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Asperula tinctoria

★染物に使える花をどうやって
 昔の人は見つけたのかな

ダイヤーズ・ウッドラフ090524d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



クルマバツクバネソウ080807b-l.jpg

車葉衝羽根草(クルマバツクバネソウ)はユリ科ツクバネソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で柄はなく、茎の上部に6枚から8枚が輪生する。
これが「車葉」の名の由来である。
開花時期は5月から7月である。
葉の中心から1本の花茎を立て、淡い黄緑色の花を1個上向きにつける。
中心にあって花びらのように見える黄緑の部分は幅広い4枚の萼(外花被片)である。
花びら(内花被片)も4枚あるのだが、糸状になって垂れさがるので見つけにくい。
細長いのは雄しべで、8本から10本ある。
雌しべの花柱は4本あり短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「衝羽根」というのは羽根つきの羽根のことで、花の姿を「衝羽根」に見立てたものである。
属名の Paris はラテン語の「par(同)」からきている。花被が同形であることから名づけられた。
種小名の verticillata は「輪生の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Paris verticillata

★暗がりにいつか見たいと願ってた
 花を見つけて喜び勇み

クルマバツクバネソウ080807a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



オキザリス・トリアングラリス060506d-l.jpg

オキザリス・トリアングラリスはカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地はブラジルである。
紫の舞(ムラサキノマイ)やインカ酢漿草(インカカタバミ)の流通名がある。
異名のオキザリス・レグネリーで表示するものもある。
草丈は10?25センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は三角形である。
葉の色は赤紫色で、大きく美しい。
開花時期は6?10月くらいである。
淡い紅紫色の綺麗な5弁花を咲かせる。
花径は2?4センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の triangularis は「三角形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Oxalis triangularis(=Oxalis regnellii)

★葉の色が変わっているよ艶やかで
 紫の舞その名に恥じず

オキザリス・トリアングラリス060506a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



白檀(ビャクダン)

ビャクダン070603a-l.jpg

白檀(ビャクダン)はビャクダン科ビャクダン属の常緑高木である。
原産地はインドやインドネシアと考えられている。
インドでは紀元前から仏教やヒンズー教で香木とされた。
爽やかな甘い香りが特徴である。
日本へは仏教とともに中国から伝わった。
幹は直立をし、樹高は10メートルくらいになる。
よく枝分かれをし、丸い樹冠になる。
樹皮の色は赤褐色である。
半寄生植物である。
初めは独立して生育するが、後に吸盤で根に寄生するようになる。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径4ミリから5ミリの鐘形の花をつける。
花被片は4枚である。
初めは黄緑色で、後に暗い紅紫色となる。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒紫色に熟する。
属名の Santalum はインドでの呼び名からきている。
種小名の album は「白い」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Santalum album

★名前だけ知っていたけどなるほどと
 白檀の樹にそっと手を触れ

ビャクダン070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



銀厚朴(ギンコウボク)

ギンコウボク070603a-l.jpg

銀厚朴(ギンコウボク)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
オガタマノキ属はモクレン属に統合する見方もある。
別名を玉蘭(ギョクラン)という。
金厚朴(キンコウボク:Michelia champaca)とミケリア・モンタナ(Michelia montana)との交雑種である。
中国の南部、フィリピン、マレーシアなどで植えられている。
日本でも、沖縄で見られる。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から6月くらいである。
花の色は白く、咲き進むと淡い黄白色となる。
花被片の数は8枚か9枚である。
花はよい香りがし、香料を抽出される。
属名の Michelia はフィレンツェの植物学者「ミケーリ(Pietro Antonio Micheli, 1679-1737)さん」の名からきている。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Michelia x alba(=Magnolia x alba)

★モクレンの仲間はみんなよい香り
 銀香木は中でも香り

ギンコウボク070603b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



メコノプシス・シェルドニー

メコノプシス・シェルドニー061008b-l.jpg

メコノプシス・シェルドニーはケシ科メコノプシス属の多年草である。
「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるベトニキフォリア種(Meconopsis betonicifolia)とグランディス種(Meconopsis grandis)の種間交雑種である。
どちらもヒマラヤ山脈などの高山に分布する。
ただし、交雑が確認されたのはイギリスにおいてである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎や葉には毛が生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に鮮やかな青い5弁花をつける。
花径は10センチくらいある大輪である。
属名の Meconopsis はギリシャ語の「mekon(ケシ)+ opsis(似る)」からきている。
種小名の sheldonii は発見者であるイギリス人の園芸家「シェルドン(William George Sheldon, 1900's)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Meconopsis x sheldonii

★掛け合わせ花も大きな青いケシ
 神秘に満ちた色透き通り

メコノプシス・シェルドニー061008a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ラバンジン・ラベンダー

グロッソ080622a-l.jpg

ラバンジン・ラベンダー(lavandin lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
地中海沿岸地方原産のイングリッシュ・ラベンダー(Lavandula angustifolia)と広葉ラベンダー(ヒロハラベンダー:Lavandula latifolia)との交雑によって生まれた栽培品種である。
イングリッシュ・ラベンダーは香りが強く、花穂もきれいである。
広葉ラベンダー(ヒロハラベンダー)は暖地でも育つ。
この両者の長所を併せ持つ品種である。
その中にもいくつもの品種が生まれている。
主産地はフランスである。
イングリッシュ・ラベンダーよりも暑さに強いので、日本でも本州平野部のラベンダー畑はこのグループのものが多い。
草丈は20センチから100センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の唇形をした花をつける。
不念性で、種子は稀にしかつかない。
ポプリやハーブティー、アロマテラピーなどに利用されるほか観賞用ともされる。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
品種名の intermedia は「中間の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮ったグロッソ(Grosso)という品種である。
学名:Lavandula x intermedia

★暑さには強い性質(たち)だよラバンジン
 陽射しを浴びて風にそよいで

グロッソ080622b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



野良人参(ノラニンジン)

ノラニンジン110628a-l.jpg

野良人参(ノラニンジン)はセリ科ニンジン属の一年草ないし多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本では、昭和時代の初期に野生化しているのを牧野富太郎博士が発見した。
現在では日本全土で見られ、特に北海道に多い。
北海道のブルーリストではA3ランクに指定されている。
英名はワイルドキャロット(wild carrot)である。
栽培種が逸出して野生化したものという説や、逆にこちらが基本種だとする説などがある。
草丈は1メートルから2メートルになる。
ただし、やせ地では30センチくらいにしかならない。
茎には毛が生えている。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花をたくさんつける。
花径は3ミリから6ミリくらいである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
根は人参(ニンジン)のようには肥大しない。
属名の Daucus はギリシャ語の「daiein(温める)」からきており、元来はバースニップを示す言葉であったがニンジン属に転用された。
種小名の carota はギリシャ語の「ニンジン(carotos)」からきている。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Daucus carota

★そう言えば人参の花はまだ見ない
 これを機会にどこかで探そう

ノラニンジン110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



イシダテホタルブクロ090927a-l.jpg

石立蛍袋(イシダテホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
徳島県の石立山の石灰岩地に稀に生える。
徳島県のRDBでは絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。
分類上は、蛍袋(ホタルブクロ)の地域変種とされている。
草丈は10センチから30センチくらいで、基本種よりも低い。
全体に粗い毛が生える。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月くらいである。
長さ3、4センチの釣鐘形の淡い紫色をした花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
変種名の kurokawae は人名由来のようだが調べ切れなかった。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Campanula punctata var. kurokawae

★その名前ずっと前から聞いていた
 花に出合えば疲れも忘れ

イシダテホタルブクロ090927b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



長葉唐松(ナガバカラマツ)

ナガバカラマツ100617a-l.jpg

長葉唐松(ナガバカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
北海道固有種である。
日高地方から胆振地方、渡島地方にかけて分布し、山地の河畔などに生える。
漢字では「長葉落葉松」とも書く。
別名を様似唐松(サマニカラマツ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根から生える葉は3-4回3出複葉と呼ばれるもので、小葉3枚で1組となり、それが3、4回枝分かれをすることを指す。
小葉の形は線状の披針形(笹の葉のような形)で、長さは15ミリから30ミリくらいである。
これが「長葉」の名の由来であり、他のカラマツソウ属にはない顕著な特徴でもある。
開花時期は5、6月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い花をたくさんつける。
花弁はなく、萼片も早くに落下する。
花のように見えるのは雄しべの花糸である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。
種小名の integrilobum は「浅く裂けた裂片が全縁の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Thalictrum integrilobum

★ふわふわと白い花びら震わせて
 長葉唐松春の歓び

ナガバカラマツ100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



延根千鳥(ノビネチドリ)

ノビネチドリ070518c-l.jpg

延根千鳥(ノビネチドリ)はラン科テガタチドリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、カムチャツカ半島にも分布する。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は楕円形で4枚から7枚が互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉は細長い。
葉の縁が波打つのが特徴で、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に大きな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花の色には白いものもある。
細長い緑色の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が目立ち、花序の下部では花よりも長くなる。
花は横向きに開く。
唇弁の先は3つに裂けるが、真ん中の裂片が短い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が短くて先が鉤のように曲がるのも特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、根が細長い円柱状であることからきている。
近縁種の手形千鳥(テガタチドリ)の根は手のひら状になっている。
属名の Gymnadenia はギリシャ語の「gymnos(裸の)+adenos(腺)」からきている。ハクサンチドリ属に似ているが、花粉塊の粘着体が袋に入らず裸になっていることから名づけられた。
種小名の camtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Gymnadenia camtschatica

★根を掘って調べるわけにいかぬけど
 延根千鳥の名が面白く

ノビネチドリ070518a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



タマザキクサフジ110628a-l.jpg

玉咲き草藤(タマザキクサフジ)はマメ科タマザキクサフジ属の蔓性多年草である。
原産地はヨーロッパである。
北アメリカなどで外来種として定着している。
英名はクラウンベッチ(crown vetch)という。
ベッチはソラマメなどを指す単語である。
日本でも牧草として導入されたものが野生化し、北海道と本州(福島県、栃木県、神奈川県、静岡県、山口県など)に帰化している。
北海道ブルーリストでは Bランクに選定されている。
茎は匍匐して伸び、1メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から7月くらいである。
淡い紅紫色をした蝶形をした花を球状に固まってつける。
上の弁は紅紫色で、下の弁が白い花の様子が王冠にたとえられる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Securigera はギリシャ語の「securis(斧)+ger(を持った)」からきている。
種小名の varia は「種々の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Securigera varia(=Coronilla varia)

★品の良い花の姿が目を奪う
 雑草なんて思えないよね

タマザキクサフジ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



豆柿(マメガキ)

マメガキ050521a-l.jpg

豆柿(マメガキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木である。
原産地は西アジアである。
日本へは中国経由で古い時代に渡来した。
樹高は10メートルから20メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
雌雄異株である。
開花時期は5月から6月である。
小さな鈴蘭(スズラン)のような黄白色の小さな花を咲かせる。
雄花は萼がほとんどなく、雌花は萼が大きい。
花の後にできる実は小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
秋に小さな実が鈴なりになる姿も美しく、切り花や鉢植え、盆栽など観賞用にも使われる。
属名の Diospyros はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」からきている。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけた。
種小名の lotus はギリシャ神話に登場する「ロートス(実を食べると浮世の苦しみを忘れて楽しい夢を見られる想像上の植物)」からきている。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
実の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Diospyros lotus

★熟しても渋いけれどもそれも味
 実る日を待つ乙女のように

マメガキ081012a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




丸葉下野(マルバシモツケ)

マルバシモツケ100617a-l.jpg

丸葉下野(マルバシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の関東地方北部にかけてと白山に分布し、高山の岩場や林の縁に生える。
海外では、サハリン、ウスリー、千島列島、アリューシャン列島、北アメリカ北西部などにも分布する。
樹高は30センチから100センチくらいである。
盛んに枝分かれをして、こんもりと茂る。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の形には変異が多い。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径7ミリくらいの小さな白い花のかたまりを密につける。
1つ1つの花は花弁は5枚である。
雄しべは5本で、花弁より長く伸びている。
花序(花のかたまり)は直径5センチから10センチくらいになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」からきている。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の betulifolia は「カバノキ属(Betula)のような葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea betulifolia

★こんもりと白い花びら寄せ集め
 丸葉下野群れなし咲いて

マルバシモツケ100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



リシマキア・プンクタータ

リシマキア・プンクタータ070603a-l.jpg

リシマキア・プンクタータはサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
原産地はヨーロッパと西アジアである。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月くらいである。
茎先に黄色い花を輪生状につける。
花冠は5つに裂けて平らに開き、真ん中はオレンジ色になる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はドッテッド・ルースストライフ(dotted loosestrife)である。
ルースストライフはオカトラノオやミソハギを指す言葉である。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Lysimachia punctata

★この花が岡虎の尾の仲間とは
 色が変わると違って見えて

リシマキア・プンクタータ070603b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ミヤマハンショウヅル100429a-l.jpg

深山半鐘蔓(ミヤマハンショウヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低山から高山にかけての林の縁や礫地に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、シベリアなどにも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎は木質化をする。
葉は2回3出複葉で、向かい合って生える(対生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
3本に枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は薄い。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から柄を伸ばし、花径3センチくらいの濃い紫色の花を下向きに1輪ずつつける。
4枚の花弁のように見えるのは萼片で、縁には白い軟毛が生える。
萼片の内側に、萼片より短い花弁が10数枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、半鐘に似た蔓性の花で山地に咲くことからきている。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
亜種名の ochotensis は「オホーツク地方の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Clematis alpina subsp. ochotensis

★幅広く垂れた釣鐘ずんぐりと
 無骨だけれど山に咲く花

ミヤマハンショウヅル100429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



タカネビランジ090719a-l.jpg

高嶺びらんじ(タカネビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、高山(南アルプスと白山)の岩場や砂礫地に生える。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎には下向きに曲がった毛が生える。
葉は長さ2センチから4センチの披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は7月から8月である。
平地では5月から6月に開花する。
茎先に淡い紅紫色の花を1輪から数輪咲かせる。
花径が3センチくらいの5弁花である。
花びらの先は浅く2つに裂ける。
萼筒や花の柄には腺毛が生える。
萼筒には10本の脈がある。
雄しべは10本で、雌しべの花柱の先は3つに裂ける。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「びらんじ」の名の由来は不明である。
牧野富太郎博士も由来不明としている。
分類上は、大ビランジ(オオビランジ)の高山型の変種とする考え方もある。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の akaisialpina は「赤石山脈の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Silene akaisialpina(=Silene keiskei var. akaisialpina)

★そそり立つ南アの峰に咲くという
 高嶺びらんじ花は大きく

タカネビランジ090719b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



杓(シャク)

シャク060615a-l.jpg

杓(シャク)はセリ科シャク属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、湿地や明るい林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、カムチャツカ、シベリア、モンゴル、中央アジア、東ヨーロッパなどに広く分布している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根は多肉質で地中に直下する。
細くて縦に溝のある緑色の茎は直立し、上部でところどころで枝分かれする。
葉は2-3回3出複葉で、裂片は深く切れ込み、長さは20センチから50センチくらいある。
開花時期は5月から6月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径4、5ミリくらいの白い小さな5弁花をたくさんつける。
花びらは中心部では大きさに差がないが、周辺部では外側の花びらが大きく、5枚の大きさが揃っていない。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
円柱形をしており、黒く熟する。
全体によい香りがする。
春先のに柔らかい茎葉は食用になる。
根は生薬で峨参(がさん)といい、解熱、鎮痛、鎮咳、去痰などの薬効がある。
なお、小杓(コシャク)の別名もある。
これは、北海道・東北地方ではかつて獅子独活(シシウド)を杓(シャク)と呼び、杓(シャク)を小杓(コシャク)と呼んできたことの名残である。
属名の Anthriscus はある種のセリ科植物のギリシャ名(anthriskon)からきている。
種小名の sylvestris は「森林に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Anthriscus sylvestris

★うっそうと茂るがごとく傘広げ
 杓の花咲く北の大地に

シャク060615b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



チャービル

チャービル080504a-l.jpg

チャービル(chervil)はセリ科シャク属の一年草である。
原産地はロシア南部と西アジアである。
葉が食用とされ、「美食家のパセリ」とも呼ばれている。
和名は茴香芹(ウイキョウゼリ)である。
仏名をセルフィーユ(cerfeuil)という。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は細かく切れ込む。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Anthriscus はある種のセリ科植物のギリシャ名(anthriskon)からきている。
種小名の cerefolium は「ろう質の葉の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Anthriscus cereifolium(=Anthriscus scandicina)

★葉の味を想像しつつ花を見る
 咲いてしまえば終わりというが

チャービル080504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒロハヒナユリ100515a-l.jpg

広葉雛百合(ヒロハヒナユリ)はユリ科ヒナユリ属(カマシア属)の多年草である。
ヒナユリ属は北アメリカに6種分布する。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
本種の原産地も北アメリカである。
カナダの南部とアメリカ合衆国の北西部に分布し、湿地に生える。
学名のカマシア・クシッキーで表示するものもある。
草丈は60センチから120センチくらいである。
ヒナユリ属の中では草丈が高い品種である。
根際から生える葉は線形である。
葉の質は硬い。
開花時期は4月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色の花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
花被片は6枚で、横に大きく開く。
雄しべの葯は鮮やかな黄色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ネイティブアメリカンは根茎を食用にしたという。
属名の Camassia はネイティブアメリカンの呼び名(camass)からきている。
種小名の cusickii はアメリカ人の植物コレクター「キューシック(William Conklin Cusick, 1842-1922)さん」の名からきている。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Camassia cusickii

★雛百合の名は似合うかなカマシアに
 大柄に咲くアメリカ生まれ

ヒロハヒナユリ100515b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



マルバチシャノキ080607a-l.jpg

丸葉萵苣の木(マルバチシャノキ)はムラサキ科チシャノキ属の落葉高木である。
本州の千葉県から沖縄にかけて分布し、山中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、台湾や中国にも分布する。
「萵苣」というのはキク科の野菜で、サラダ菜やレタスなどがその仲間である。
萵苣の木(チシャノキ)は若葉を食用にするが、味が似ているというのが名の由来である。
本種は葉の幅が広いので「丸葉」とされた。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は灰白色で、縦に割れ目が入る。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には剛毛があってざらつく。
開花時期は6月から7月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠は5つに裂ける。
萼片は緑色で5枚である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は直径4?5ミリの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、9月から10月ころに黄橙色に熟する。
実は食べられる。
属名の Ehretia はドイツの植物学者「エーレット(Georg Dionysius Ehret, 1708-1770)さん」の名からきている。
種小名の dicksonii はイギリスの植物学者「ディクソン(James Dickson, 1738-1822)さんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Ehretia dicksonii var. japonica

★丸い葉に触れてざらつき確かめる
 肌に記憶を刻むがごとく

マルバチシャノキ080607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



白樺(シラカンバ)

シラカバ060616a-l.jpg

白樺(シラカンバ)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木である。
白樺(シラカバ)ともいう。
狭義の解釈では日本原産の変種とされ、北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高原や山地の日当りのよい場所に生える。
広義の解釈では、アジア北東部に分布するものも含まれる。
樹高は10メートルから30メートルくらいである。
幹はまっすぐに伸び、よく枝を分ける。
樹皮の色は淡い黄色みを帯びた白で、艶がある。
外皮は薄く、紙状に剥がれる。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の岳樺(ダケカンバ)と似ているが、岳樺(ダケカンバ)は樹皮の色が赤褐色から灰褐色である。
また、葉脈の数が異なり、白樺(シラカンバ)は7対、岳樺(ダケカンバ)は11対である。
開花時期は4月から6月である。
雌雄同株である。
雄花は黄褐色で長さは3センチから5センチくらいあり、枝から垂れ下がる。
雌花は緑色で長さは2センチくらいであり、枝上に直立する。
果穂は長さ3センチから5センチの円柱形で、枝から垂れ下がる。
種子には広い翼があり、風で遠くまで運ばれる。
雄花の飛ばす花粉は、花粉症の原因ともなっている。
秋には黄葉する。
各地で「自治体の木」となっている。
長野県では「県の木」に指定している。
小樽市、帯広市、千歳市、富士吉田市などでは「市の木」に指定している。
属名の Betula はケトル語の「betu(カバノキ)」からきている。
種小名の platyphylla は「広い葉の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に札幌の百合が原公園で撮った。
上の写真は8月に奥日光の小田代ヶ原で撮った。
学名:Betula platyphylla var. japonica

★清廉を肌にたたえて天を衝く
 白樺の木は林となりて

シラカバ060616b-l.jpg

シラカンバ070804a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




栴檀(センダン)

センダン070603d-l.jpg栴檀は煙るがごとく花をつけ

栴檀(センダン)はセンダン科センダン属の落葉高木である。
本州の伊豆半島から沖縄にかけて分布し、山地の林の中や河原に生える。
また、街路樹や庭木とされる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤ、インドシナ半島、インド、南アジア、オーストラリアなどに広く分布している。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
大きいものは20メートルから30メートルにもなる。
樹皮は赤褐色で縦に割れ目がある。
葉は2-3回の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝のつけ根の葉の脇から複数の集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは10本あり、濃い紫色で合着して筒状になる。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には黄色く熟し、落葉後も木に残る。
木に残った実の様子を千珠(センダマ)にたとえたのが和名の由来である。
材は、建築材、器具材などに使用される。
ラケットや下駄、琵琶の胴などを作るのに用いるという。
また、漢方では実、樹皮、根皮が除虫剤として用いられるが、人や家畜に中毒事故が起こることもある。
古くは万葉集や徒然草などにも登場する。
俳句の季語は夏である。
属名の Melia はトネリコ属(Fraxinus)のギリシャ名からきている。葉の形が似ていることから名づけられた。
種小名の azedarach は「高貴な木」(ペルシャ語由来)という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Melia azedarach

★見上げれば葉陰にひらり花の舞い
 背伸びして撮る木は天を突き

センダン070603a-l.jpg

センダン070603b-l.jpg

センダン081228c-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





ヒコサンヒメシャラ060708a-l.jpg

英彦山姫沙羅(ヒコサンヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが「姫沙羅」の由来である。
「英彦山」は発見地の山の名(福岡県)からきている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、薄く剥がれて紋様ができる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に花径4センチくらいの白い花をつける。
これは近縁種の姫沙羅(ヒメシャラ)の倍くらいあり大きい。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は7月に山中湖の花の都公園で撮った。
学名:Stewartia serrata

★姫沙羅もいろんな仲間いるんだね
 今度は幹も撮ってみたいな

ヒコサンヒメシャラ060708b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



姫沙羅(ヒメシャラ)

ヒメシャラ080614a-l.jpg

姫沙羅(ヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木とされる。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが和名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、成長すると鱗片となってはがれ落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の両面に毛が疎らに生える。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に花径2センチくらいの小さな白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10月から11月ころに熟して5つに裂ける。
材は器具材、彫刻材などに利用される。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の monadelpha は「単体の雄しべの」という意味である。
藪椿(ヤブツバキ)と同様に花弁と雄しべはつけ根の部分で合着している。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Stewartia monadelpha

★群れ成して箱根に生える姫沙羅の
 花を見る日を楽しみに待つ

ヒメシャラ080614e-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



唐姫沙羅(トウヒメシャラ)

トウヒメシャラ110628a-l.jpg

唐姫沙羅(トウヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
樹高は5メートルから9メートルくらいである。
樹皮は滑らかである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径10センチくらいの白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には紅葉をする。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
写真は6月に木場公園で撮った。
学名:Stewartia sinensis

★姫沙羅の名前はつくがそれよりは
 花も大きく香りも強く

トウヒメシャラ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



苔桃(コケモモ)

コケモモ070728d-l.jpg

苔桃(コケモモ)はツツジ科スノキ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、高山ないし亜高山の日当たりの良い岩場や砂礫地に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリンのほか周北極地域に広く分布する。
樹高は10センチくらいである。
地を這ってマット状に広がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
硬くて光沢があり、真ん中の葉脈が目立つ。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
枝先に紅色を帯びた鐘状の花を数個下向きにつける。
花の先は4つに裂けている。
実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋になると赤く熟する。
酸味があって、生食するほか、果実酒やジャムなどにする。
利尿効果や尿路殺菌作用があるという。
和名は、地面を這う様子を「苔」にたとえたものである。
「モモ」は方言で「木の実」のことだという。
北海道では、アイヌ語のフレップ(赤い実)の名で知られている。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の vitis-idaea はギリシャ神話に出てくる「クレタ島のイダ山(Ida)のブドウ」という意味である。
写真は7月に長野県駒ヶ根市の千畳敷カールで撮った。
実の写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Vaccinium vitis-idaea

★やがてくる実りの秋に思い馳せ
 薄紅の花地を見つめ咲く

コケモモ070728c-l.jpg

コケモモ071020a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




レモンベルガモット

レモンベルガモット130525a-l.jpg

レモンベルガモットはシソ科ヤグルマハッカ属の一年草である。
原産地は北アメリカの中南部からメキシコである。
日本ではハーブとして栽培される。
表記の名は流通名で、自生地ではレモンビーバーム(lemon beebalm)などの名で呼ばれる。
学名のモナルダ・キトリオドラを用いるものもある。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉は鮮やかな緑色で、レモンの香りがする。
葉の裏には白くて軟らかい毛が生える。
開花時期は6月から10月くらいである。
花茎に紅紫色をした唇形の花を輪生状にたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
ドライフラワーやハーブティーとして利用される。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の citriodora は「レモンのような香りの」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Monarda citriodora

★モナルダの仲間もいろいろあるんだね
 初の出逢いは梅雨の沖縄

レモンベルガモット130525b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



梯梧(デイゴ)

デイゴ110628a-l.jpg

梯梧(デイゴ)はマメ科デイゴ属の落葉高木である。
沖縄と小笠原諸島に分布する。
沖縄が分布の北限である。
また、小笠原のものは固有種(Erythrina boninensis)と考えられてきたが、最近では同種と見なされている。
沖縄県では県花とされている。
なお、鹿児島県の県花とされているのは近縁種のアメリカ梯梧(アメリカデイゴ)である。
海外では、台湾、中国、フィリピン、タイ、カンボジア、インド、南太平洋などにも分布する。
樹高は10メートルから15メートルくらいである。
幹や枝には太く鋭い棘が生えてい
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生え(互生)。
小葉の形は卵形である。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮紅色の蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Erythrina はギリシャ語の「erythros(赤)」からきている。花の色からつけられた名である。
種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は6月に木場公園で撮った。
学名:Erythrina variegata

★咲き方が梯梧と違って見えるけど
 名札を信じて載せてみようか

デイゴ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



西洋水木(セイヨウミズキ)

セイヨウミズキ100617a-l.jpg

西洋水木(セイヨウミズキ)はミズキ科ミズキ属の落葉低木である。
ヨーロッパ、西アジア、ロシアに分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
英名はコモン・ドッグウッド(common dogwood)である。
この名前は、木の皮を煎じたものを犬のシラミ退治に用いることからつけられた。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝は赤褐色を帯び、よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁は波打つ。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い4弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に紫黒色に熟する。
秋には紅葉をする。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Cornus sanguinea

★水木でもあまり大きくならないね
 花のつき方同じだけれど

セイヨウミズキ100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



八幡草(ヤワタソウ)

ヤワタソウ070701b-l.jpg

八幡草(ヤワタソウ)はユキノシタ科ヤワタソウ属の多年草である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、山地の谷沿いなど湿り気の多い場所に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
地下茎は太い。
根際からは長い柄のある1、2枚の葉が生える。
葉の形は円形ないし卵円形で、縁は手のひら状に浅く裂ける。
茎につく葉は小さく、数枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄白色の小さな花をいくつかつける。
花弁は5枚で、平開はしない。
萼筒は浅い鐘形である。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は不明とされている。
属名の Peltoboykinia はギリシャ語の「pelto(楯状の)+Boykinia(アラシグサ属)」からきている。
種小名の tellimoides はユキノシタ科の「テリマ属(Tellima)に似た」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Peltoboykinia tellimoides

★薄闇に花も目立たぬ八幡草
 艶のある葉が存在示し

ヤワタソウ070701a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



浜鉈豆(ハマナタマメ)

ハマナタマメ130526a-l.jpg

浜鉈豆(ハマナタマメ)はマメ科ナタマメ属の多年草である。
本州(太平洋側は千葉県、日本海側は山形県)から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、台湾、中国にも分布する。
茎は地を這って5メートル以上になる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形である。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をつける。
花径は25ミリから30ミリくらいあり大きい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
実は長い楕円形で長さが5センチから10センチくらいある。
属名の Canavalia はインドのマラバールでの現地語「canavali(ナタマメ)」からきている。
種小名の lineata は「線条のある」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Canavalia lineata

★また一つ南の島が故郷の
 浜鉈豆と出逢い楽しみ

ハマナタマメ130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ブルーハイビスカス

ブルーハイビスカス070217c-l.jpg

ブルーハイビスカスはアオイ科アリオギネ属の常緑低木である。
和名にハイビスカスの名がつくが、ハイビスカスとは属が異なる。
英名はライラックハイビスカス(lilac hibiscus)である。
学名のアリオギネ・ヒューゲリーで表示するものもある。
原産地はオーストラリアで、南西部に分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は手のひら状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から10月である。
花径は10センチくらいあり、花の色は淡い紅紫色(ライラック色)である。
花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)の先が白い星形なのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Alyogyne はギリシャ語の「alytos(完全な)+gyne(雌)」からきている。柱頭の形状から名づけられた。
種小名の huegelii はドイツ人の探検家で博物学者の「ヒューゲル(Baron Karl von Huegel, 1795-1870)男爵の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Alyogyne huegelii

★涼やかな花の姿にいざなわれ
 覗いてみたい妖精の国

ブルーハイビスカス070217d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



サキシフラガ・パニクラタ

サキシフラガ・パニクラタ060615a-l.jpg

サキシフラガ・パニクラタはユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
原産地は周北極地方などで、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、マット状に広がる。
葉の質は多肉質である。
色は淡い緑色で灰白色を帯びる。
開花時期は5月から7月である。
花茎を伸ばして円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの小さな5弁花をつける。
花の色は白やクリーム色で、紫色の斑点が入っていて美しい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Saxifraga paniculata

★ひっそりと花を咲かせてパニクラタ
 住めば都の思い溢れて

サキシフラガ・パニクラタ060615b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



野牡丹(ノボタン)

ノボタン130526a-l.jpg

野牡丹(ノボタン)はノボタン科ノボタン属の常緑低木である。
奄美大島から沖縄にかけて分布し、道端や林の縁などに生える。
海外では、台湾、中国南部、インドシナ半島、フィリピン、インドネシアなどにも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝の断面は四角形で、全体に粗毛がある。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にははっきりとした縦脈があり、両面に毛が密生する。
開花時期は6月から10月である。
枝先に花径3センチから8センチくらいの淡い紅紫色をした5弁花をつける。
稀に白花もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、湾曲する。
属名の Melastoma はギリシャ語の「melas(黒い)+ stoma(口)」からきている。果実を食べると口が黒く染まることから名づけられた。
種小名の candidum は「純白の」という意味である。
写真は5月に沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。
学名:Melastoma candidum

★湧き出づる思い静かに染め抜いて
 咲く野牡丹は南国育ち

ノボタン130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



野原風露(ノハラフウロ)

ノハラフウロ090607a-l.jpg

野原風露(ノハラフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
ヨーロッパの中部からヒマラヤ山脈の西部にかけて分布する。
学名のゲラニウム・プラテンセで表示するものもある。
草丈は50センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に花径4センチくらいの青紫色をした盃状の花をつける。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の pratense は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Geranium pratense

★いろいろな種類があるね風露草
 はるばるようこそヨーロッパから

ノハラフウロ090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



インカルビレア・ゾンディアネンシス100617a-l.jpg

インカルビレア・ゾンディアネンシスはノウゼンカズラ科インカルビレア属の多年草である。
インカルビレア属は中国から中央アジアにかけて16種くらい分布する。
本種の原産地は中国の雲南省である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は根生の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
開花時期は開花時期は5月から7月である。
葉の間から花茎を伸ばし、紅紫色をした筒状の花をつける。
花径は5センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花冠の真ん中は白地に黄色が交じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Incarvillea はフランス人のイエズス会士で中国の植物を研究した「アンカルビル(Pierre Nicholas Le Cheron d'Incarville, 1706-1757)さん」の名からきている。
種小名の zhongdianensis は雲南省の「チョンティエン県(zhongdianen, シャングリラ)の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Incarvillea zhongdianensis

★ヒマラヤを故郷とする仲間たち
 インカルビレアはまだ謎多く

インカルビレア・ゾンディアネンシス100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



雌蛭木(メヒルギ)

カンデリア・カンデル090524c-l.jpg

雌蛭木(メヒルギ)はヒルギ科メヒルギ属の常緑小高木である。
漢字では「雌漂木」とも書く。
鹿児島県の薩摩半島から沖縄にかけて分布し、海岸地帯の海際に生えるマングローブ植物の1つである。
海外では、台湾や中国南部にも分布する。
かつては南アジアやオセアニアに分布するものも含めてカンデリア・カンデル(Kandelia candel)として分類されていたが、2003年に南シナ海より北にあるものはカンデリア・オボバタ(Kandelia obovata)として分離された。
ただし、写真を撮ったつくば植物園ではカンデリア・カンデルを踏襲している。
別名を琉球笄(リュウキュウコウガイ)という。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
日本での樹高は5メートルから8メートルくらいである。
幹は直立をする。
樹皮は濃い赤褐色である。
成木は幹の周囲に呼吸根を持ち、干潟の泥地に株立ちする。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶があり、葉の先は丸い。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い花を10個くらいつける。
花は糸状の5枚の花弁と細長い5枚の萼片をもつ。
花弁は2つに裂け、裂片の先はさらに細く裂ける。
萼片は後ろに反り返る。
花の後には卵形の実をつけ、「胎生種子」を育てる。
属名の Kandelia はインドの現地語(マラヤーラム語)での呼び名(kandel)からきている。
種小名の obovata は「倒卵形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
3枚目は沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。
学名:Kandelia obovata(=Kandelia candel)

★雌蛭木の花はこれかとレンズ寄せ
 マングローブの不思議を思う

カンデリア・カンデル090524a-l.jpg

メヒルギ130526a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



メディニラ・マグニフィカ

メディニラ・マグニフィカ090607a-l.jpg

メディニラ・マグニフィカはノボタン科ノボタンカズラ属(メディニラ属)の常緑低木である。
原産地はフィリピン諸島で、熱帯雨林に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は幅広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは20センチくらいで濃い緑色をしており、淡い緑色の葉脈が目立つ。
開花時期は5月から8月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出す。
花序の上にはコーラルピンクの苞があり、その下に小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は大葉の宿り野牡丹(オオバノヤドリノボタン)である。
属名の Medinilla はマリアナ諸島の知事であった「メディニーリャ(Jose de Medinilla, in 1820)さん」の名からきている。
種小名の magnifica は「壮大な」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Medinilla magnifica

★美しい苞が自慢のマグニフィカ
 綾なす色はコーラルピンク

メディニラ・マグニフィカ090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒメキランソウ130526a-l.jpg

姫金瘡小草(ヒメキランソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
九州の長崎県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの草地や岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
根際から生える葉は倒披針形で、ロゼット状に広がる。
葉の質は肉質で、艶がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から10月くらいである。
沖縄では周年開花をする。
葉の脇に長さ10ミリから15ミリくらいの濃い青紫色をした唇形の花を1つずつつける。
花の色は、紅色を帯びるものや白いものもある。
「姫」の名がつくが、花は金瘡小草(キランソウ)と同じくらいかそれよりも大きい。
花冠は5つに裂ける。
上の2枚の裂弁がいちばん小さい。
下の3枚の裂弁のうち真ん中のものが大きく、中央部に2つの斑点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の pygmaea は「ごく小さい」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Ajuga pygmaea

★南国の砂浜埋めて咲くという
 姫金瘡小草に彼の地を思い

ヒメキランソウ130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



姫萩(ヒメハギ)

ヒメハギ070429d-l.jpg

姫萩(ヒメハギ)はヒメハギ科ヒメハギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
和名の由来は、花が萩(ハギ)に似ていて全体が小形なことからきている。
草丈は10センチから30センチである。
茎は硬く、つけ根の部分で枝分かれをして地を這い、先で立ち上がる。
全体に毛は生えておらず、紅紫色を帯びる。
葉は長さ1センチくらいの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先とつけ根は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の縁と葉の裏面の主脈は紅紫色を帯びる。
開花時期は4月から7月である。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の花をつける。
花の大きさは3ミリから8ミリくらいで、花の色は紅紫色である。
5枚の萼片が花弁のように見える。
そのうちの2枚が大きな卵形で、左右にはり出す。
残る3枚は披針形である。
花弁は筒状になっている。
これは3枚の花弁が合着したものである。
花弁の先は房状となる。
花の後にできる実は円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、広い翼がついている。
属名の Polygala はギリシャ語の「polys(多)+gala(乳)」からきている。この属の1種が乳の分泌をよくすると考えられ名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Polygala japonica

★姫の名がうってつけだよ姫萩は
 小さく咲いて姿やさしく

ヒメハギ070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






浜小豆(ハマアズキ)

ハマアズキ130526a-l.jpg

浜小豆(ハマアズキ)はマメ科ササゲ属の蔓性多年草である。
九州の南部から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、熱帯・亜熱帯地方に広く分布する。
別名を浜大角豆(ハマササゲ)という。
蔓は地上を這って伸び、2メートルから5メートルくらいになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は分厚く艶がある。
頂小葉が側小葉より少し大きい。
開花時期は5月から10月くらいである。
葉の脇から花茎を出し、花径10ミリから15ミリくらいの蝶形をした黄色い花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vigna はイタリアの医師で園芸家の「ビーニャ(Dominico Vigna, ?-1647)さん」の名からきている。
種小名の marina は「海の」という意味である。
写真は5月に沖縄県今帰仁村の古宇利島で撮った。
学名:Vigna marina

★めずらしい花ではないが温帯で
 見られぬだけに喜び増して

ハマアズキ130526b-l.jpg


COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







ロサ・ニティダ

ロサ・ニティダ070603a-l.jpg

ロサ・ニティダはバラ科バラ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダのケベック州や合衆国のコネチカット州など北東部に分布し、1807年から栽培されている。
英名はシャイニングローズ(shining rose)である。
樹高は30センチから100センチくらいである。
枝には細かい棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は楕円形で縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、明るいグリーンで艶がある。
葉にはスズランに似た香りがある。
開花時期は6月から9月である。
花径は5センチから6センチのピンクの一重咲きで、花弁数は5枚である。
花の後にできる実は卵形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋には赤く熟する。
紅葉もきれいである。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の nitida は「艶がある」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rosa nitida

★あっさりとだけど濃い目の花の色
 自然のままにニティダは咲いて

ロサ・ニティダ070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







瓔珞躑躅(ヨウラクツツジ)

ヨウラクツツジ080505a-l.jpg

瓔珞躑躅(ヨウラクツツジ)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
九州の熊本県、大分県、宮崎県に分布し、山地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
「瓔珞」というのは、仏像の天蓋などにつける垂飾りのことである。
和名の由来は、「瓔珞」に似た花を咲かせる躑躅ということから名づけられた。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は長さ4センチくらいの楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面や縁には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に濃い紅紫色の花が数個ずつ下向きにつく。
花冠は長さ12ミリから14ミリくらいの筒形で、先が浅く4つに裂ける。
花冠の内側には短い毛が密生する。
裂片の縁には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
萼片は4枚である。
雄しべは8本である。
花糸には毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Menziesia はイギリス人の医師で博物学者の「メンジーズ(Archibald Menzies, 1754-1842)さん」の名からきている。バンクーバーへ旅行した際にこの植物の1種を持ち帰った。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Menziesia purpurea

★壺形の小さな花が微笑を
 もらすがごとく瓔珞躑躅

ヨウラクツツジ080505b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



インドゴムカズラ130525a-l.jpg

インドゴム葛(インドゴムカズラ)はガガイモ科クリプトステギア属の常緑半蔓性低木である。
分類体系によってはキョウチクトウ科とされる。
原産地はマダガスカルである。
かつてはインドでゴムを採取するために栽培された。
乳状の樹液が弾性ゴムの原料とされた。
英名はラバーバイン(rubber vine)である。
別名を大花朝顔(オオバナアサガオ)という。
潮風に強く、日本では沖縄で生垣や庭木として栽培されている。
樹高は3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は多肉質で艶がある。
開花時期は5月から11月くらいである。
枝先に花径5センチくらいの紅紫色をした漏斗状の花を上向きにつける。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実は竹の子のような形をした袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Cryptostegia はギリシャ語の「cryptos(隠れた)+stego(ふたをする)」からきている。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯植物緑化植物園で撮った。
学名:Cryptostegia grandiflora

★梅雨空も忘れるような輝きに
 何の花かと見上げ眺めて

インドゴムカズラ130525b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



小茄子(コナスビ)

コナスビ100618c-l.jpg

小茄子(コナスビ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、平地や山地の道ばたなどに生える。
海外では、台湾、中国南部、インドシナ半島、マレーシアなどにも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉は長さ1センチから2センチの卵円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径5ミリから7ミリくらいの黄色い5弁花を1輪ずつつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、萼のついた小さな果実の形が茄子(ナス)に似ることからきている。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Lysimachia japonica

★小茄子の小さな花に笑み浮かぶ
 今度は果実写してみたい

コナスビ100618a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ロサ・キネンシス・ミニマ

ロサ・シネンシス・ミニマ080524e-l.jpg

ロサ・キネンシス・ミニマはバラ科バラ属の常緑小低木である。
庚申薔薇(コウシンバラ:Rosa chinensis)の変種で、矮性種である。
原産地は中国である。
学名の読み方はロサ・シネンシス・ミニマとするものもある。
樹高は30センチから50センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は、細長い卵形である。
園芸品種のミニ薔薇(ミニバラ)の交配親であり、四季咲き性がある。
一重咲きや八重咲きのものがあり、花の色にも濃淡がある。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、熟すと赤くなる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
変種名の minima は「最も小さい」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa chinensis var. minima

★ミニバラのご先祖様と聞かされて
 思いを馳せる彼の地の庭に

ロサ・シネンシス・ミニマ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ロベリア草(ロベリアソウ)

ロベリアソウ080727a-l.jpg

ロベリア草(ロベリアソウ)はキキョウ科ミゾカクシ属の一年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
カナダのノバスコシア州から合衆国のアラバマ州にかけて分布する。
草丈は15センチから100センチくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月である。
よく枝分かれをする細い茎に、小さな花をたくさん咲かせる。
花の色は青ないし白で、花径は1センチくらいである。
花冠は唇形である。
上唇は2つに裂けて横に張り出し、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名は西洋溝隠し(セイヨウミゾカクシ)という。
学名のロべりア・インフラタで表示するものもある。
英名はインディアン・タバコ(Indian tobacco)である。
含有される物質がニコチンに似た効果を持つとされ、禁煙サプリメントとして利用されている。
ただし、ニコチンとは違い習慣性や中毒性はないが、ロベリンを含むので多量に摂取すると動悸、息切れなどを起こす。
呼吸興奮薬である塩酸ロベリンの製造原料とされた。
属名の Lobelia はフランドル出身でイギリスの植物学者だった「ロベル(Mathias de Lobel, 1538-1616)さん」の名からきている。
種小名の inflata は「膨れた」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lobelia inflata

★ロベリアは白い花びら埋め尽くし
 蝶のごとくに風に舞い舞う

ロベリアソウ080727b-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



紋羽の木(モンパノキ)

モンパノキ130525c-l.jpg

紋羽の木(モンパノキ)はムラサキ科キダチルリソウ属(スナビキソウ属)の常緑低木である。
別名を浜紫の木(ハマムラサキノキ)という。
沖縄と小笠原諸島に分布し、海岸の砂礫地に生える。
海外では、台湾、熱帯アジア、南太平洋諸島、オーストラリア、アフリカなどに分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(2012)では軽度懸念(LC)に指定されている。
「紋羽」はビロードのように柔らかく起毛させた綿織物のことで、和名の由来は軟毛の生える葉をこれに見立てたものである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰白色を帯、裂け目がある。
へら状の葉は肉厚で、枝先に集まってつく。
葉の両面は細かい白い毛に覆われている。
開花時期は2月から6月である。
枝先から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小さな花を密につける。
花径は4ミリくらいで先が5つに裂ける。
雄しべは5本である。
萼と花冠には銀白色の毛が密生している。
花の後にできる実は黄緑色の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
実の色は橙色から黒へと変化する。
材は漁師が使う潜水用メガネの枠の材料として使われる。
属名の Heliotropium はギリシャ語の「helios(太陽)+ tropein(回転)」からきている。花が太陽の方向へ回転すると信じられていた。
種小名の foertherianum は「Foertherさんに関連した」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Heliotropium foertherianum(=Messerschmidia argentea)

★海原を見つめるように紋羽の木
 嵐が来ても負けることなく

モンパノキ130525b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



オオバミゾホオズキ070707c-l.jpg

大葉溝酸漿(オオバミゾホオズキ)はゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草である。
分類体系によってはハエドクソウ科とされる。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山の水湿地に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地下茎を横に伸ばして群落をつくる。
茎の断面は四角形で直立し、枝分かれをしない。
もう少し低い山地に生える近縁種の溝酸漿(ミゾホオズキ)は枝分かれをする。
葉は長さ3センチから6センチくらいの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁には棘状の鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈は平行脈である。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から花柄を伸ばし、長さ25ミリから30ミリくらいの黄色い筒形の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。
下の唇の内側には褐色の斑点がある。
萼片は5枚である。
雄しべは4本あり、そのうちの2本が長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、萼に包まれる。
和名の由来は、萼につつまれた実の様子を「酸漿」になぞらえたものである。
属名の Mimulus はラテン語で「mimus(道化者)」の縮小形である。歯をむき出すような花冠の形と模様から名づけられた。
種小名の sessilifolius は「柄のない葉の」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Mimulus sessilifolius

★めずらしい花の形が個性的
 湿地を照らす明かりのように

オオバミゾホオズキ070707a-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



雄蛭木(オヒルギ)

オヒルギ130525a-l.jpg

雄蛭木(オヒルギ)はヒルギ科オヒルギ属の常緑高木である。
マングローブの仲間の1つである。
漢字では「雄漂木」とも書く。
鹿児島県の奄美大島から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸や河口の湿地、泥地に生える。
海外では、台湾や熱帯アジアに分布する。
樹高は10メートルくらいになる。
熱帯では20メートルから30メートルになる。
樹幹にはたくさんの皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)がある。
膝根(しっこん)という人が膝を曲げたような根を地上に出すのが特徴である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径3センチくらいの赤い花を下向きにつける。
花弁のように見えるのは萼片で、は8枚から12枚くらいある。
ほんとうの花弁は淡い黄白色で、萼の中に隠れる。
実は赤い萼の中で成熟し、長さ20センチくらいの棒状となる。
マングローブ特有の胎生種子と呼ばれるもので、海流に乗って運ばれる。
属名の Bruguiera はフランス人の探検家で生物学者の「ブリュギエール(Jean Guillaume Bruguiere, 1749-1798)さん」の名からきている。
種小名の gymnorhiza は「根の裸出した」という意味である。
写真は5月に沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。
学名:Bruguiera gymnorhiza

★ほうこれがマングローブの仲間とは
 幹に手を寄せ思いを込めて

オヒルギ130525c-l.jpg

オヒルギ130525d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



大浜車(オオハマグルマ)

オオハマグルマ130526a-l.jpg

大浜車(オオハマグルマ)はキク科ハマグルマ属の多年草である。
本州の紀伊半島から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
匍匐性で茎は地を這い、よく枝分かれをする。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には疎らにぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分はくさび形になる。
開花時期は4月から9月くらいである。
茎先に、花径20ミリから25ミリくらいの黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、ハマグルマ属は Wedelia から Melanthera へ変更されている。
属名の Melanthera は「melas(黒い)+anthera(葯)」からきている。
種小名の robusta は「大形の」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Melanthera robusta(=Wedelia robusta)

★温室で見かけた姿に似ているが
 花は大きく葉っぱも違う

オオハマグルマ130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ブルーセージ

ブルーセージ070623c-l.jpg

ブルーセージ(blue sage)はシソ科サルビア属の多年草である。
原産地はカリフォルニア州の南部である。
学名のサルビア・クレベランディーの名でも流通している。
日本での草丈は50センチから80センチくらいである。
原産地では100センチから150センチくらいに育つ。
茎のつけ根のほうは木質化をする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は灰白色を帯び、甘い香りがする。
開花時期は5月から7月である。
淡い青紫色をした筒状の花を数段にわたって輪生させる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の clevelandii はサンディエゴの法律家でアマチュアの植物学者「クリーブランド(Daniel Cleveland, 1838-1929)さんの」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Salvia clevelandii

★涼しげにリングのような花つけた
 ブルーセージの香りは甘く

ブルーセージ070623d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



シベリアン・アイリス

シベリアアヤメ060616c-l.jpg

シベリアン・アイリス(Siberian Iris)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は北アジア、東ヨーロッパ、中央ヨーロッパである。
別名をシベリア文目(シベリアアヤメ)という。
学名のイリス・シビリカで表示するものもある。
草丈は50センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から6月である。
花の色は青紫色で、花径は10センチくらいある。
花被片は6枚である。
文目(アヤメ:Iris sanguinia)との交配で多くの園芸品種が生まれている。
園芸品種は、花色も花型もバラエティーに富んでいる。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の sibirica は「シベリアの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Iris sibirica

★華やかな網目模様がよく似合う
 清楚に咲いたシベリアンアイリス

シベリアアヤメ060616d-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



キバナニワゼキショウ130525a-l.jpg

黄花庭石菖(キバナニワゼキショウ)はアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本にも野生化している。
草丈は5センチから20センチくらいで小形である。
根際から生える葉は剣形をしている。
この葉の形が石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ているところからつけられた名前である。
開花時期は4月から6月である。
花径1センチくらいの花を開く。
花の色は黄色で、つけ根の部分は濃い茶色である。
花びら(花被片)は6枚で、一日花である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫褐色をしている。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の exile は「細かく小さい」という意味である。
写真は5月に沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。
学名:Sisyrinchium exile

★沖縄へ行けば不思議が待っている
 黄色の花に目を奪われて

キバナニワゼキショウ130525b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



銀合歓(ギンゴウカン)

ギンゴウカン130526a-l.jpg

銀合歓(ギンゴウカン)はマメ科ギンゴウカン属の落葉低木である。
ギンゴウカン属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
本種の原産地もメキシコ、ベリーズ、グァテマラなどである。
日本では、沖縄と小笠原諸島に移入されたものが野生化している。
別名を銀合歓(ギンネム)ともいう。
和名の由来は合歓の木(ネムノキ)に似て白い花を咲かすことからきている。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は2回偶数羽状複葉(枝分かれした先に、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は周年である。
枝先に球形の頭状花序を出し、たくさん白い花をつける。
花序径は2センチくらいである。
花の後にできる実は線形の豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Leucaena はギリシャ語の「leukos(白)」からきている。
種小名の leucocephala は「頭が白い」という意味である。丸く咲く白い集合花の形から名づけられた。
写真は5月に沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。
学名:Leucaena leucocephala

★チェックをしていた花が咲いている
 季節を変えて訪ねた甲斐が

ギンゴウカン130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



鶯爪花(オウソウカ)

ツルイランイラン070623d-l.jpg

鶯爪花(オウソウカ)はバンレイシ科オウソウカ属の蔓性常緑低木である。
原産地は中国の南部からインドにかけてである。
英名はクライミングイランイラン(climbing ylang yang)である。
「イランイラン」はフィリピンのタガログ語で「花の中の花」を意味するという。
そこから蔓イランイラン(ツルイランイラン)の別名がある。
中国名は「鷹爪花」である。
和名の由来は、枝にある鉤状の棘を「鶯の爪」に見立てたものである。
この棘で他の樹木などに絡みついて伸びる。
長さは3メートルから4メートルくらいまで伸びる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は周年である。
葉の脇に甘い香りのする淡い黄緑色の花をつける。
花は線形で細長く、垂れ下がるように咲く。
花は夕方になると開くという。
花の後にできる実は倒卵形で、総状につく。
属名の Artabotrys はギリシャ語の「artao(支え)+botrys(一房のブドウ)」からきている。
種小名の hexapetalus は「花弁が6枚の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Artabotrys hexapetalus

★花の咲く姿をうまく捉えたよ
 夜咲くという蔓イランイラン

ツルイランイラン070623e-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



矢車薄荷(ヤグルマハッカ)

モナルダ070623b-l.jpg

矢車薄荷(ヤグルマハッカ)はシソ科ヤグルマハッカ属(モナルダ属)の多年草である。
モナルダ属は北アメリカに22種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、50種を超える園芸品種が作出されている。
本種が代表種で、属名の和名はヤグルマハッカ属という。
本種の原産地も北アメリカで、カナダのケベック州からアメリカ合衆国のワシントン州にかけてである。
英名はワイルドベルガモット(wild bergamot)という。
ミカン科のベルガモットに香りが似ることからつけられた名である。
ハーブの1種として知られ、庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
日本ではこれを略してベルガモットの名で流通しているが、少し紛らわしい。
和名の由来は、薄荷(ハッカ)の近縁種で花の姿が鯉のぼりにつける矢車に似ていることからつけられた。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尖り、軟毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先に直径4センチから6センチくらいの花序を出す。
一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。
花の色には赤、紅紫色、白などのものがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
近縁種にディディマ種(Monarda didyma)がある。
こちらのほうは和名を松明花(タイマツバナ)という。
花言葉は「安らぎ」である。
8月17日の誕生花である。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の fistulosa は「管状の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda fistulosa

★モナルダの上げる炎はやわらかく
 ベルガモットの香りを添えて

モナルダ070623d-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/08/20 改訂

花図鑑

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






オカタツナミソウ100501a-l.jpg

丘立波草(オカタツナミソウ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の太平洋側と四国に分布し、丘陵地の林の縁などに生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は直立をし、下向きの毛が生える。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に毛が生える。
葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
開花時期は5月から6月である。
茎先に短い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をつける。
花序は立波草(タツナミソウ)よりも短い。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
「立浪草」の名は、一方向に立ち並ぶ花の様子を、押し寄せる波頭に見立てたものである。
和名は丘陵地に多いことからつけられた。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の brachyspica は「短い穂状の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Scutellaria brachyspica

★いろいろなタイプがあるね立波草
 葉っぱを見たり花比べたり

オカタツナミソウ100501b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ミツバノコマツナギ130526a-l.jpg

三葉の駒繋ぎ(ミツバノコマツナギ)はマメ科コマツナギ属の多年草である。
沖縄に分布し、海岸近くの草地や石灰岩の岩場に生える。
海外では、アジアからオーストラリアにかけての亜熱帯・熱帯に広く分布する。
和名の由来は、姿が駒繋ぎ(コマツナギ)に似ていて三葉であることからきている。
別名を那覇烏帽子草(ナハエボシグサ)という。
烏帽子草(エボシグサ)は都草(ミヤコグサ)の別名である。
草丈は20センチから30センチである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は倒卵形で分厚く、先はへこむ。
開花時期はほぼ周年だが、春から初夏にかけて特によく咲く。
葉よりも短い花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の花をつける。
花径1、2センチの蝶形花で、色は緋紅色である。
花の後にできる実は線形の豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Indigofera はラテン語の「indigo(藍)+fero(有する)」からきている。この属の1種から藍染の染料を採ることから名づけられた。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Indigofera trifoliata

★潮風を受けて流せるしなやかな
 葉陰に真っ赤な花を咲かせて

ミツバノコマツナギ130526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



このアーカイブについて

このページには、2013年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2013年5月です。

次のアーカイブは2013年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7