フリティラリア・メレアグリスはユリ科バイモ属の多年草である。
バイモ属はAPG分類体系でもユリ科とされる。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
16世紀ころから園芸化が始まったという。
草丈は20センチから30センチである。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は灰緑色である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に長さ4センチくらいの釣鐘状の花を下向きに1輪つける。
赤紫色に白の市松模様が入るめずらしい花色である。
また、園芸品種として白花もつくられている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、この植物に瓔珞百合(ヨウラクユリ)の名を充てる例を見かけるが、この和名は正しくは同属のフリティラリア・インペリアリス(Fritillaria imperialis)に対してつけられたものである。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の meleagris は「ホロホロ鳥のような斑点のある」という意味である。ギリシャ神話からきている言葉である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fritillaria meleagris
学名:Fritillaria meleagris 'Alba'(白花)
★珍しい花の模様が個性的
フリティラリア咲く頭を垂れて
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