2012年11月アーカイブ

タイワンチトセカズラ091004a-l.jpg

台湾千歳葛(タイワンチトセカズラ)はマチン科ホウライカズラ属の常緑蔓性木本である。
沖縄県の宮古島にのみ分布し、山頂部の林の中に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
日本本土に分布する千歳葛(チトセカズラ)と同種とする見解もあり、YListでは区別していない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は尖る。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は6月から7月くらいである。
花の色は黄色く、花冠は5つに深く裂ける。
花の後にできる実は球形で、赤く熟する。
属名の Gardner は「ガードナー(Gardner)さん」の名からきている。
種小名の shimadae は台湾の植物を採集した熊本県出身の植物学者「島田彌市(Yaichi Shimada, 1884-1971)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
花は咲いていなかった。
学名:Gardneria shimadae

★新しい仲間に出会うまた一つ
 南の地にはマチン科ありて

タイワンチトセカズラ091004b-l.jpg

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シンフォリカルポス081228a-l.jpg

シンフォリカルポス・オルビクラツスはスイカズラ科シンフォリカルポス属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のミネソタ州やテキサス州などに分布する。
英名はコーラルベリー(coralberry)という
樹高は1メートルくらいである。
細い枝が根元から群がって立ち上がる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
枝先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンク色の花をつける。
結実時期は9月から11月くらいである。
直径6ミリから8ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が紅紫色に熟する。
実は冬になっても落ちずに残る。
属名の Symphoricarpos はギリシャ語で「symphorein(共に生ずる)+karpos(果実)」からきている。
種小名の orbiculatus は「円形の」という意味である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Symphoricarpos orbiculatus

★辺りには枯れ枝ばかり目立つなか
 紫映えるオルビクラツス

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ノランテア・ギアネンシス

ノランテア・ギアネンシス061112a-l.jpg

ノランテア・ギアネンシスはマルクグラビア科ノランテア属の常緑蔓性低木である。
原産地は南アメリカである。
蔓を伝って伸び、長さは5メートルにもなる。
葉は長い楕円形で分厚く、互い違いに生える(互生)。
暖地では周年開花をする。
斜上する房状の花序に緋赤色の苞が密生する。
苞の中には甘い蜜が詰まっていて、それをハチドリが啄ばむのだという。
花の部分は赤くて丸い小さな蕾となっている。
花の咲くころには苞は落ちてしまう。
花の観賞価値は低い。
英名はレッド・ポップコーン・バイン (red popcorn vine)という。
属名の Norantea は西インド諸島での呼び名からきている。
種小名の guianensis は「ギアナ地方 (Guiana)の」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Norantea guianensis

★天井に近いところに房見せる
 ノランテアとは手ごわい輩

ノランテア・ギアネンシス061112b-l.jpg

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トサノミゾシダモドキ061105b-l.jpg

土佐の溝羊歯擬き(トサノミゾシダモドキ)はヒメシダ科ヒメシダ属(ミゾシダモドキ属)の常緑多年草である。
高知県に分布し、石灰岩地帯の林の中に生えるシダ植物である。
海外では、中国にも分布する。
しかし、最近の研究で中国のものとは染色体数が異なることがわかっている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
根茎は横に這う。
葉は長い楕円形で、長さは30センチから60センチくらいである。
胞子嚢群は裂片の中肋寄りにでき、円形である。
包膜はない。
属名の Thelypteris はギリシャ語の「thylus(雌)+pteris(シダ)」からきている。
種小名の flexilis は「曲がりやすい」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Thelypteris flexilis(=Cyclogramma flexilis)

★彼方にも仲間がいると聞くけれど
 どんな血筋か心配なんだ

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白梅擬き(シロウメモドキ)

シロウメモドキ081130a-l.jpg

白梅擬き(シロウメモドキ)はモチノキ科モチノキ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、林の中や湿地に生える。
また、庭木とされる。
梅擬き(ウメモドキ)の品種の1つで、花も実も白い。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には小さな尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月ころである。
雌雄異株である。
白い花びらが4枚で、雄花には雄しべが4本、雌花には雌しべと4本の小さな雄しべがある。
秋にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと白くなる。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
品種名の leucocarpa は「白い果実の」という意味である。
実の写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
花の写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Ilex serrata f. leucocarpa

★白い実がどこか不思議を醸し出す
 いろいろなのと白梅擬き

シロウメモドキ081130b-l.jpg

ウメモドキ080601a-l.jpg

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紙八手(カミヤツデ)

カミヤツデ091122c-l.jpg

紙八手(カミヤツデ)はウコギ科カミヤツデ属の落葉小高木である。
原産地は中国南部、台湾である。
原産地では落葉をしない。
日本では、関東地方以南で植栽される。
また、逸出したものが野生化している。
地下茎が横に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖するので、群落化しているところもある。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
幹は直立する。
葉には長い柄があり、幹の上部で互い違いに生える(互生)。
長さが1メートルくらいある大きな葉は手のひら状に7つに裂け、その先がまた浅く2つに裂ける。
葉には艶はなく、葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は11月から12月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、さらに球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)に緑白色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は4弁花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
幹からとれる髄は「通草紙」という紙の原料とされた。
属名の Tetrapanax はギリシャ語の「tetra(4つの)+panakeia(万能薬)」からきている。
種小名の papyrifer は「紙を持った」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tetrapanax papyrifer

★根を張ってどんどん広がる紙八手
 冬の寒さをものともせずに
☆土の下広がり伸びて紙八手
 大きな葉っぱみごとに広げ

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八手(ヤツデ)

ヤツデ091115a-l.jpg

暗がりに白が眩しく花八手

八手(ヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸沿いなどの温暖な場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
また、庭木としても利用される。
和名の由来は、深く切れ込んだ葉の形に由来する。
天狗の葉団扇(テングノハウチワ)の別名もある。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に7つから9つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は11月から12月である。
白い球状に集まった花をつける。
1つの花が、日が経つにつれて雄花から雌花へと変化する。
結実期は3月から5月で、熟すと黒い実になる。
俳句では「八手の花」が冬の季語である。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
実の写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fatsia japonica

★遠目に姿鮮やか咲き誇る
 八手の花は秘密を秘めて

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芭蕉(バショウ)

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芭蕉(バショウ)はバショウ科バショウ属の多年草である。
原産地は中国の南部だといわれる。
沖縄では一部で芭蕉布の原料として栽培が続けられている。
また、暖地では観賞用として植えられている。
ヨーロッパに紹介したシーボルトが、命名者の一人になっている。
草丈は3メートルから4メートルになる。
茎のように見えるのは葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が巻き重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は大型の楕円形で、中心の葉脈から垂れ下がる。
開花時期は8月から9月である。
雄雌同株である。
夏から秋に大型の花序を垂れ下げ、雌花は花序の下に、雄花は花序の上につく。
まれに結実し、雌花のつけ根がふくらんでバナナのような形になる。
偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、中には小さな種子が入っている。
葉を乾燥させたものを生薬で芭蕉(ばしょう)といい、利尿や解熱の薬効がある。
属名の Musa はこの属のアラビア名からきている。
種小名の basjoo は「バショウ」のことである。
写真は写真は11月に小石川植物園で撮った。
全体像は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Musa basjoo

★大きくてバナナによく似た葉をつけて
 芭蕉の花はぶら下がり咲く

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ワイルドポインセチア

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ワイルドポインセチア(wild poinsettia)はアカネ科ワルセウィッチア属の常緑低木である。
原産地はメキシコや西インド諸島である。
ワイルドポインセチアは英名で、ポインセチアの名がつくが仲間は異なる。
学名のワルセウィッチア・コッキネアで表示するものもある。
和名は猩々虎の尾(ショウジョウトラノオ)という。
「猩々」というのは中国の伝説上の禽獣で、オランウータンの和名でもある。
赤い萼片を「猩々」にたとえ、長い花序を「虎の尾」に見立てたのが名の由来である。
ポインセチアのほうは猩々木(ショウジョウボク)という。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に弓なりに伸びる長い花序を出し、黄色い目立たない小さな花をたくさんつける。
萼片が花弁状になって濃い紅色をしており、長く残る。
この萼片にはハチドリを誘う役割がある。
デビットオーヤン(David Auyong)という八重咲きの園芸品種もあり、トリニダード・トバゴ共和国の国花となっている。
なお、ポインセチアの名は、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使で植物学者であったポインセットさん(J. R. Poinsett, 1779-1851)にちなむ。
属名の Warszewiczia はポーランド人の植物収集家「ワルセウィッツ(J. Warszewicz, 1812-1866)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Warszewiczia coccinea

★赤い尾をぐんと伸ばして小鳥たち
 手招きをする不思議な姿

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蓬莱蕉(ホウライショウ)

ホウライショウ061112a-l.jpg

蓬莱蕉(ホウライショウ)はサトイモ科ホウライショウ属(モンステラ属)の蔓性常緑多年草である。
モンステラ属は熱帯アメリカに60種くらいある。
学名のモンステラ・デリキオサで表示をしているところもある。
種小名の読み方は「デリシオサ」とする場合もある。
原産地はメキシコである。
茎からでた気根(空気中に伸びる根)で他の樹木などをよじ登る。
大きなものは7メートルから8メートルにもなる。
葉の取れた跡が節状になる。
葉は卵形である。
革質で、成長すると側脈に沿って羽状に切れ込んだり穴があいたりする。
葉が左右対称なのが特徴である。
開花時期は8月から9月である。
クリーム色の仏炎苞に包まれた肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出し、目立たない花をつける。
実は円筒形で、バナナやパイナップルに似た味がして食用になるが、一般にはあまり流通していない。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
観葉植物として温室で栽培される。
「蓬莱」は神仙の地を指し、「蕉」は芭蕉のことである。
属名の Monstera はラテン語の「monstrum(不思議な)」からきている。
種小名の deliciosa は「快い」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Monstera deliciosa

★一目見て熱帯育ちと思わせる
 蓬莱蕉の不気味な姿

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玄圃梨(ケンポナシ)

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玄圃梨(ケンポナシ)はクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木である。
北海道の一部(奥尻島)から九州にかけて分布し、山地の斜面や沢沿いなどに生える。
また、神社仏閣などに植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
枝が長く伸び、樹冠が広がる。
樹皮は暗灰褐色で、浅い縦の溝がある。
葉は幅広い卵形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな淡い緑色をした5弁花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
11月ころに黒褐色に熟し、生食される。
また、秋には黄葉をする。
果柄を乾燥させたものを生薬で枳ぐ(きぐ)といい、アルコール濃度を低減させる効果がある。
材は楽器材、器具材、彫刻材などに用いられる。
属名の Hovenia は江戸時代に日本にも住んだオランダの宣教師「ホーフェン(David v. d. Hoven, 1724-1787)さん」の名からきている。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Hovenia dulcis

★鬱蒼と茂るがごとく枝広げ
 玄圃梨咲く緑の季節

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ホソバイワガネソウ090524a-l.jpg

細葉岩根草(ホソバイワガネソウ)はホウライシダ科イワガネゼンマイ属の常緑多年草である。
奄美大島の固有種である。
岩の多い林の中に生えるシダ植物である。
和名の由来は、岩の根元に生えて葉が細いということからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
葉の長さは40センチから60センチくらいである。
岩根草(イワガネソウ)と比べて、葉の裂片の幅が15ミリくらいと細い。
葉脈が隣の葉脈とつながって網目状になるのが特徴である。
属名の Coniogramme はギリシャ語の「conia(線紋)+gramme(粉末)」からきている。線状の嚢堆が一見粉状であることから名づけられた。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Coniogramme gracilis

★少しだけ葉っぱが細い岩根草
 ぼくの故郷奄美大島

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ヒロハテイシヨウソウ071105b-l.jpg

広葉ていしょう草(ヒロハテイショウソウ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東海地方、近畿地方と四国に分布し、海岸に近い林の中に生える。
分類上は、ていしょう草(テイショウソウ)の変種とされている。
和名の由来は不明である。
漢字で「禎祥草」とするという説もあるという。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は心形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から12月である。
開花時には葉は落ちる。
茎先に花径1センチくらいの白い花(頭花)を数個つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ainsliaea はイギリス人で東インド会社の外科医だった「エインズリー(W. Ainslie, 1767-1837)さん」の名からきている。
種小名の cordifolia は「心臓形をした葉の」という意味である。
変種名の maruoi は植物採集家「丸尾さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea cordifolia var. maruoi

★花見れば似たものたくさんあるけれど
 葉に個性見せ棲み分けをして

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青紫木(セイシボク)

セイシボク081102b-l.jpg

青紫木(セイシボク)はトウダイグサ科セイシボク属の常緑低木である。
原産地は中国南部やベトナムで、広く熱帯地域に分布する。
英名はチャイニーズ・クロトン(Chinese croton)という。
日本では観葉植物とされる。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は艶のある緑色で淡い色の斑が入り、裏面は紅紫色である。
開花時期は7月から8月で、目立たない花をつける。
樹木から出る乳液には毒性があり、毒矢に使われたという。
属名の Excoecaria はラテン語の「excaco(盲目にする)」からきている。その毒性から名づけられた。
種小名の cochinchinensis は「コーチシナ(ベトナム南部)の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Excoecaria cochinchinensis

★美しい葉っぱの陰に毒をもち
 涼しげな顔名は青紫木

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郁子(ムベ)

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しげしげと郁子の実見つめ首かしげ

郁子(ムベ)はアケビ科ムベ属の常緑蔓性低木である。
別名を常磐通草(トキワアケビ)とも言うが、このトキワは「常葉」に通ずる。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
蔓は長さが5メートルくらいになる。
葉は3枚から7枚の小葉からなる手のひら状の複葉である。
葉の質は厚くて艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
雌雄同株である。
葉の脇に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、香りのよい緑白色の花を数個ずつつける。
花弁はなく、萼片が6枚である。
雌花のほうが少し大きい。
結実期は11月ころである。
長さ5センチから7センチくらいの卵円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤紫色に熟する。
通草(アケビ)に似ているが果皮は裂けない。
果肉は甘く、食べられる。
また、茎や根は生薬で木通(もくつう)といい、強心剤や利尿薬として利用される。
和名の由来は、天智天皇の時代に苞蘂(おおむべ)の名で宮中に献上されたことからきているといわれる。
俳句では「郁子の花」が春の季語、「郁子の実」が秋の季語である。
属名の Stauntonia はイギリス人の医師で中国大使だった「スタウントン(G. L. Staunton, 1740-1801)さん」の名からきている。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stauntonia hexaphylla

★棚つくり郁子絡ませる家ありて
 じっと眺める秋の鎌倉

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仏手柑(ブシュカン)

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仏手柑(ブシュカン)はミカン科ミカン属の常緑小高木である。
原産地はインド、ヒマラヤ地方である。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い5弁花をつける。
萼片は5枚で、雄しべはたくさんある。
花弁の外側は淡い紅紫色を帯びる。
花の後にできる柑果(多心皮性の液果)の形が面白い。
形は釣鐘状で、下部が8つから12くらいに裂ける。
この形を仏像の垂れた手に見立てたのが和名の由来である。
果肉はほとんどなくて生食には向かない。
沖永良部島では味噌漬けにして食べるという。
また、中国では砂糖を加えて煮詰めたものを食べるという。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の medica は「(イランにあった地名)Mediaの」からきており、転じて「薬用の」という意味である。
品種名の Sarcodactylis は「肉質で指状の」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
花の写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Citrus medica 'Sarcodactylis'

★花見てもとても区別はつかぬけど
 果実の形驚くばかり

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獅子柚子(シシユズ)

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獅子柚子(シシユズ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地は中国と考えられている。
日本へは奈良時代に渡来した。
別名を鬼柚子(オニユズ)という。
「柚子」の名はつくが、大形で文旦(ブンタン)に近い仲間である。
関東地方から九州にかけて植栽されているが、食用ではなく観賞用として栽培され、正月の飾り物などに用いられる。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶があり、先は尖る。
開花時期は5月である。
白い大形の5弁花をつける。
花はよい香りがする。
結実時期は10月から1月くらいである。
果実は直径が15センチから20センチくらいあり、重さも1キロくらいになる。
果皮が分厚く、でこぼこしている。
果肉は酸味が強く、生食には向かない。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の pseudogulgul は「グルグル(ヒマラヤ原産の大きいレモン)に似た」という意味である。
写真は11月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Citrus pseudogulgul(=Citrus junos 'Sisi')

★柚子の名はついているけどでこぼこし
 色こそ違え獅子舞の顔

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麝香羊歯(ジャコウシダ)

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麝香羊歯(ジャコウシダ)はイワデンダ科オオシケシダ属の常緑多年草である。
分類の仕方によってはヘラシダ属(Diplazium)とされる。
また、メシダ科とされる場合もある。
鹿児島県の屋久島に分布し、山地の渓流沿いの岩場に生えるシダ植物である。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は短く、多肉質で緑色の根がある。
葉の柄の長さは20センチくらいである。
葉の形は長い楕円形で、長さは30センチくらいである。
胞子嚢群は線形で、羽軸に接して並ぶ。
属名の Deparia はギリシャ語の「depas(受け皿)」からきている。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Deparia formosana(=Diplazium heterophlebium)

★どのような謂れあるのか麝香羊歯
 屋久島の地にぽつり離れて

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コンシンネ・トリカラー061125a-l.jpg

紅覆輪千年木(ベニフクリンセンネンボク)はリュウゼツラン科リュウケツジュ属(ドラカエナ属)の常緑低木である。
原産地はマダガスカル島である。
英名はマダガスカル・ドラゴン・ツリー(Madagascar dragon tree)という。
ドラカエナ・コンキンナや異名のドラカナエ・マルギナタ(Dracaena marginata)の名で流通している。
属名の読み方は「ドラセナ」とするものもあり、種小名の読み方は「コンシンネ」とするものもある。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
細長い剣状の葉には縦縞模様が入る。
写真はトリカラー(Tricolor)という園芸品種である。
1960年代に日本で生まれた。
緑色地に乳白色と鮮やかな赤の縦縞が入るのが特徴である。
属名の Dracaena はギリシャ神話に登場する「drakaina(ドラカイナ:蛇女)」からきている。
種小名の concinna は「上品な」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Dracaena concinna

★はるばるとマダガスカルからやって来て
 日本で少しお化粧したよ

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柊木犀(ヒイラギモクセイ)

ヒイラギモクセイ121031a-l.jpg

柊木犀(ヒイラギモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
公園木や庭木として利用されている。
柊(ヒイラギ)と銀木犀(ギンモクセイ)の雑種と考えられている。
雄株しかなく、結実はしない。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
幹にはコルク質のこぶができる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質である。
葉の先は尖り、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
ただし、時に棘のない全縁の葉が交じる。
開花時期は10月から11月である。
葉の脇や枝の先に花径1センチくらいの小さい白い花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂けるが、柊(ヒイラギ)のように反り返りはしない。
雄しべが2本あり、真ん中には退化した雌しべがある。
花はよい香りがする。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は10月に千葉県立美術館で撮った。
学名:Osmanthus x fortunei

★びっしりと枝を覆って咲く花に
 駆け寄って見るどんな形と

ヒイラギモクセイ121031b-l.jpg

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オオミネイワヘゴ061105a-l.jpg

大峰岩杪羅(オオミネイワヘゴ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
奈良県、三重県に分布し、山地の斜面に生えるシダ植物である。
海外では中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
三重県の場合、既知の生育地点数は1か所で、個体数は50未満だという。
羽片の切れ込みが深い。
羽片のつけ根の部分ではほとんど全裂となる。
胞子嚢群は羽軸の両側の羽軸寄りに1列に並ぶ。
葉身は葉柄よりわずかに長い。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の lunanensis は「(中国の)路南(ルーナン)の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Dryopteris lunanensis

★どこがどう違っているかわからぬが
 多様な姿あるほうがよい

オオミネイワヘゴ061105b-l.jpg

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