2012年8月アーカイブ

房狸藻(フサタヌキモ)

フサタヌキモ091004b-l.jpg

房狸藻(フサタヌキモ)はタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、湖沼、水路などに稀に生える浮遊植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから80センチくらいで、疎らに枝分かれをする。
葉は房状で軟らかい。
食虫植物である。
花には開放花と閉鎖花がある。
開花時期は7月から8月である。
水中から花茎を伸ばし、花径1センチくらいの黄色い花をつける。
これが開放花である。
これとは別に花径1、2ミリの緑色をした閉鎖花をつける。
こちらのほうは6月から9月が開花時期である。
属名の Utricularia はラテン語の「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢があることから名づけられた。
種小名の dimorphantha は「2形の花の」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Utricularia dimorphantha

★狸藻に特有の花咲くという
 いつか見たいと興味津々

フサタヌキモ091004a-l.jpg

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オキナワヒメナキリ090823a-l.jpg

沖縄姫菜切り(オキナワヒメナキリ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
沖縄の固有種である。
沖縄本島、石垣島、西表島に分布し、山地の渓流沿いの岩上に生える。
別名を沖縄姫菜切り萱(オキナワヒメナキリスゲ)という。
分類上は神宮萱(ジングウスゲ)の地域変種とされている。
神宮萱(ジングウスゲ)は別名を姫菜切り萱(ヒメナキリスゲ)という。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は線形である。
葉の質は硬く、長さが35センチから50センチくらいある。
つけ根の部分の鞘は濃い褐色をした繊維状となる。
開花時期は8月から9月である。
小穂は長い楕円状の円柱形である。
和名は、沖縄に分布して小形であり、葉がざらついて菜っ葉が切れるほどだというところからきている。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の sacrosancta は「神聖な場所の」という意味である。
変種名の tamakii は植物学者「玉城松栄さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Carex sacrosancta var. tamakii

★目立たぬが菅の仲間も面白い
 地域に応じ姿を変えて

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オオキツネノカミソリ050721a-l.jpg

大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の縁や山道の脇に生える。
分類上は、狐の剃刀(キツネノカミソリ)の変種とされている。
基本種よりも花が大きく、花冠の長さは9センチくらいある。
また、雄しべが長く、花の外につき出すのが特徴である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
花に先立って早春に生える葉は線形で、葉先は丸い。
葉は彼岸花(ヒガンバナ)よりも幅が広い。
和名の由来は、この葉の形を剃刀に見立て、花の色を狐に見立てたものである。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡いオレンジ色の花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
彼岸花(ヒガンバナ)と同じように、花の咲くころには葉はなく、茎が伸びて花だけが咲く。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
変種名の kiushiana は「九州の」という意味である。
写真は7月に練馬区の牧野記念庭園で撮った。
学名:Lycoris sanguinea var. kiushiana

★どことなく神秘に満ちた花姿
 名も不思議だが姿も不思議

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大栗葉蘭(オオクリハラン)

オオクリハラン090823a-l.jpg

大栗葉蘭(オオクリハラン)はウラボシ科クリハラン属(ヌカボシクリハラン属)の多年草である。
小笠原諸島と石垣島に分布し、岩上に着生するシダ植物である。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島、インドなどにも分布する。
国内にあるものは分布域の北限である。
別名を無人栗葉蘭(ムニンクリハラン)、支那軒忍(シナノキシノブ)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
2000年の環境省RDBではシナノキシノブ(ヌカボシクリハラン属)とされていた。
栗葉蘭(クリハラン)と似るが大形である。
葉は長さが40センチから70センチくらいあり、葉の柄も長さ10センチから25センチくらいある。
胞子嚢群は円形で、中肋の両側に1列に並ぶ。
包膜はない。
属名の Neocheiropteris はギリシャ語の「neos(新しい)+Cheiropteris(属名)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Neocheiropteris fortunei(=Microsorium fortunei)

★いろいろと名前を変えるものもある
 見えぬ姿の次第に見えて

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パボニア・インテルメディア

パボニア・インテルメディア・ケルメシナ090201a-l.jpg

パボニア・インテルメディアはアオイ科ヤノネボンテンカ属(パボニア属)の常緑小低木である。
原産地はブラジルである。
南アメリカ原産の矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ:Pavonia hastata)とハボニア・ムルチフローラ(Pavonia multiflora)との種間交雑種だと考えられている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は周年である。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、赤い花をつける。
赤い部分は副萼片である。
その内側に暗い紫色をした花弁と萼がある。
花弁からは雄しべが突き出す。
属名の Pavonia はスペインの植物学者「パボン(J. A. Pavon)さん」の名からきている。
種小名の intermedia は「中くらいの大きさの」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種名はケルメシナ('Kermesina')である。
学名:Pavonia intermedia(=Pavonia x gledhillii)

★めずらしい花の形に驚きつ
 カメラを向ける温室の中

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ハヤチネコウモリ070623b-l.jpg

早池峰蝙蝠(ハヤチネコウモリ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
本州の東北地方北部に分布し、亜高山の林の中に生える。
北上山地固有の植物である。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は各節ごとにジグザグと曲がる。
葉は五角形状の腎形で、互い違いに生える(互生)。
葉は浅く5つに裂け、裂片の先は尾状に長く尖る。
葉の柄には翼があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎先に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い筒状の頭花を数個つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の hayachinensis は「早池峰山の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Parasenecio hayachinensis

★少しだけ他の仲間と違うけど
 葉っぱの形よく似ているよ

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浜狗尾(ハマエノコロ)

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浜狗尾(ハマエノコロ)はイネ科エノコログサ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地や岩の隙間などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国南部などにも分布する。
狗尾草(エノコログサ)の海岸型の変種である。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は短く、地面に伏せるように四方に枝分かれをする。
葉は長さ5センチから10センチくらいでやや厚く、縁は白く縁取られる。
開花時期は7月から9月である。
穂の長さは1センチから4センチくらいで、狗尾草(エノコログサ)の半分くらいである。
また、直立し、垂れ下がらない。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Setaria はラテン語の「seta(剛毛)」からきている。小穂のつけ根を剛毛が囲むことから名づけられた。
種小名の viridis は「緑色の」という意味である。
変種名の pachystachys は「太い穂状の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Setaria viridis var. pachystachys

★背を低く風に負けぬとへばりつき
 浜狗尾は照り輝いて

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エリカ・バガンス

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エリカ・バガンスはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
種小名の読み方は「ヴァカンス」や「ワガンス」とするものもある。
原産地はイギリスである。
一般名はコーニッシュ・ヒース(Cornish heath)である。
コーニッシュは「イギリスのコーンウォール地方の」という意味である。
樹高は30センチから80センチくらいである。
葉は針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇に2輪ずつ小さな鐘形の花をつける。
花の色は白や桃色のものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の vagans は「広がった、変化した」という意味である。
写真はミセスD・F・マクスウェル(Mrs. D. F. Maxwell)という園芸品種である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Erica vagans

★エリカにいろんな種類あるんだね
 背丈の低いこれはバガンス

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クニフォフィア・ガルピニー

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クニフォフィア・ガルピニーはユリ科シャグマユリ属の多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
赤熊百合(シャグマユリ)というのはトリトマ(Tritoma)のことで、本種もその近縁種である。
原産地は南アフリカである。
草丈は60センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形で、地面に垂れ下がる。
開花時期は6月から10月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、オレンジ色の筒状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニホフ(J. H. Kniphof)さん」の名からきている。
種小名の galpinii は19世紀から20世紀の南アフリカの銀行家で植物学者だった「ガルピン(E. E. Galpin)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Kniphofia galpinii

★背が高く茎もほっそりなかなかに
 ピント合わない花に苦しみ

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大血止め(オオチドメ)

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大血止め(オオチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
分類体系によってはウコギ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉を傷口に当てると血が止まり、近縁種の血止め草(チドメグサ)よりも大きいというところからきている。
別名を山血止め(ヤマチドメ)ともいう。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎は地面を這う。
葉は直径15ミリから30ミリくらいの腎円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉は7つから9つに浅く裂け、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇から葉よりも上に花茎を出し、先に淡い緑白色の小さな花を固まってつける。
花弁は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Hydrocotyle はギリシャ語の「hydro(水)+cotyle(コップ)」からきている。この属の1種の葉の形と水辺に生えることから名づけられた。
種小名の ramiflora は「花序が枝分かれした」という意味である。
写真は8月に志賀高原の長池の畔で撮った。
学名:Hydrocotyle ramiflora

★初めての出合いにほっと息を飲む
 小さな姿ただ愛らしく

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大葉升麻(オオバショウマ)

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大葉升麻(オオバショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地、亜高山のやや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は50センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は円心形で、長さが20センチから30センチくらいあって大きく、手のひら状に5つから9つに裂ける。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花をブラシ状に細長くつける。
花弁のように見えるのは萼片で、開花すると落ちてブラシ状の雄しべが目立つ。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、ペンギンのような形をしている。
「升麻」は中国名である。
近縁種の晒菜升麻(サラシナショウマ)には短い花柄があるので区別できる。
属名の Cimicifuga はラテン語の「cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)」からきている。悪臭がひどくて南京虫も逃げるということで名づけられた。
種小名の acerina は「カエデの葉の」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Cimicifuga acerina

★草むらに葉っぱ広げて存在を
 示すがごとき大葉升麻よ

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蝦夷刺草(エゾイラクサ)

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蝦夷刺草(エゾイラクサ)はイラクサ科イラクサ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の岡山県にかけて分布し、山地の林の中や沢沿いの湿地に生える。
海外では、シベリア、カムチャツカ、サハリンなどにも分布する。
草丈は50センチから180センチくらいである。
茎は赤味を帯び、角張っていて、棘状の毛が下向きに生える。
葉は卵形で、2枚ずつ向かい合って生える(対生)。
縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉も棘状の毛で覆われ、触ると痛い。
開花時期は7月から9月である。
雌雄異株(ときに同株)である。
花の色は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若芽は山菜として食べることができる。
アイヌの人びとは、茎から繊維を取り出して糸をつくり、織物の材料とした。
属名の Urtica はラテン語の「uro(ちくちくする)」からきている。
種小名の platyphylla は「広い葉の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Urtica platyphylla

★役に立つ草だったんだ刺草は
 薬にもなり糸にもなって

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ノコギリソウモドキ080927b-l.jpg

鋸草擬き(ノコギリソウモドキ)はキク科ノコギリソウ属(アキレア属)の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方、東ヨーロッパなどである。
和名を西洋鋸草擬き(セイヨウノコギリソウモドキ)とするものもある。
草丈は50センチから100センチくらである。
ノコギリソウ属の仲間と同様に葉は羽状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
花の色は真ん中の筒状花と周りの舌状花とでコントラストがあり、西洋鋸草(セイヨウノコギリソウ)よりも色彩が豊かである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」にちなむ。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の stricta は「硬い」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Achillea stricta

★擬きとは笑止な名だと苦笑い
 すらりと伸びた花美しく

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小藪蘭(コヤブラン)

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小藪蘭(コヤブラン)はユリ科ヤブラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、山野の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布している。
別名を琉球藪蘭(リュウキュウヤブラン)ともいう。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
藪蘭(ヤブラン)に比べて葉は細い。
また、本種の場合は地下茎を伸ばして広がり、群落をつくる点が異なる。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をやや疎らにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Liriope はギリシャ神話の水の女神「リリオーペ(Leiriope)」の名からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Liriope spicata

★びっしりと縁取るように陣地取り
 点々と咲く小藪蘭の花

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チョコレートコスモス

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チョコレートコスモスはキク科コスモス属の多年草である。
原産地はメキシコである。
コスモスは一年草だが、チョコレートコスモスは多年草で、地中にはダリアのような塊根ができる。
日本にも大正時代に輸入されたが、そのころは増えにくいため普及しなかったという。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉は羽状に切れ込むが、コスモスのように細かく切れ込むことはない。
開花時期は6月から9月である。
花径は4センチくらいで、舌状花は8枚である。
花の色はチョコレート色である。
香りもチョコレートにそっくりである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cosmos はギリシャ語の「cosmos(飾り)」からきている。
種小名の atrosanguineus は「濃い血のように赤い色の」という意味である。
写真は7月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Cosmos atrosanguineus

★色も香もチョコレートを思わせる
 不思議な花が虫を集めて

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ナガバキタアザミ110823a-l.jpg

長葉北薊(ナガバキタアザミ)はキク科トウヒレン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の岩手県(早池峰山が南限)にかけて分布し、亜高山や高山の砂礫地や草地に生える。
青森県、岩手県ではRDBのAランクに指定されている。
海外では、クルリ列島のウルップ島にも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は三角状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は細い翼状になって茎につながる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散房花序を出し(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)、淡い紅紫色をした花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Saussurea  はスイスの科学者「ソシュール(H. B. de Saussure)さん」の名からきている。
種小名の riederii は採集者「リーデル(Rieder)さんの」という意味である。
亜種名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Saussurea riederii subsp. yezoensis

★北の地で撮った変種も数多い
 花の姿を惚れ惚れ眺め

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スピラエア・アルバ

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スピラエア・アルバはバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国にかけて東海岸に分布する。
一般名はナロウリーフ・メドウスイート(narrowleaf meadowsweet)という。
メドウスイートはシモツケの仲間のことである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
花びらは5枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea alba

★学名はシンプルだけど日本では
 あまり出合えぬ花のようだよ

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ケンタウレア・デアルバタ

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ケンタウレア・デアルバタはキク科ヤグルマギク属の多年草である。
原産地はコーカサス地方である。
英名はペルシャンコーンフラワー(Persian cornflower)という。
コーンフラワーはヤグルマギクのことである。
草丈は70センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に切れ込む。
茎につく葉は粉白色を帯びる。
開花時期は5月から9月くらいである。
花の色はピンクないし紅紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Centaurea はギリシャ神話に登場する「ケンタウルス(Centaurus)」に由来する植物名(centaurie)からきているとされる。
種小名の dealbata は「白くなった」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Centaurea dealbata

★かさかさと乾いた花のイメージが
 風土の違い伝えるようで

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木立筬葉風露(コダチオサバフウロ)はカタバミ科オサバフウロ属の多年草である。
原産地は熱帯アジア、熱帯アフリカなどである。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は楕円形である。
葉に触れるとお辞儀草(オジギソウ)のように葉を閉じる。
ただし、お辞儀草(オジギソウ)と違ってゆっくり下向きに閉じる。
また、夜になると葉を閉じる。
開花時期は7月から10月である。
白い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
酢漿草(カタバミ)と同じように種子を跳ばす。
近縁種の筬葉風露(オサバフウロ)は黄色い花を咲かせる。
なお、筬葉(オサバ)の名は、葉の形が櫛の歯のようになっていて、機織り(はたおり)の筬(おさ)に似ているところからきている。
属名の Biophytum はギリシャ語の「bios(生命)+phyto(植物)」からきている。
種小名の dendroides は「樹木状の」という意味である。
写真は8月の箱根湿生花園で撮った。
学名:Biophytum dendroides

★面白い動きにつられ手を伸ばす
 遊び心を誘われながら

コダチオサバフウロ050812b-l.jpg

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鳴子稗(ナルコビエ)

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鳴子稗(ナルコビエ)はイネ科ナルコビエ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河原や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、アムール地方、モンゴル、ベトナムなどにも分布する。
別名を雀の粟(スズメノアワ)ともいう。
草丈は60センチから70センチくらいである。
茎はつけ根で枝分かれをして直立する。
葉は細長い披針形ないし線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、軟毛が生える。
葉脈は平行脈で、葉の先は尖る。
開花時期は7月から10月くらいである。
花序のつく枝は長さ4センチくらいで、穂軸の下側に小穂を密につける。
その様子を鳴子(田畑から害鳥獣を追い払うために数本の竹筒を板に並べてぶら下げた道具)に見立てたのが名の由来である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Eriochloa はギリシャ語の「erion(軟毛)+chloe(草)」からきている。えいに白い軟毛が密生することから名づけられた。
種小名の villosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Eriochloa villosa

★面白い形の草の穂あるものと
 感心しきり腕組みながら

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銀梅草(ギンバイソウ)

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銀梅草(ギンバイソウ)はユキノシタ科ギンバイソウ属の多年草である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の谷沿いや湿った林の中に生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は長さが10センチから20センチの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)があり、先が浅く2つに裂ける。
表面にも裏面にも粗い毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡い紅色をした球状の苞(葉の変形したもの)をつける。
やがて、この苞の中から白い花が現れる。
真ん中には白い梅の花に似た両性花が10個から20個つき、周りには3枚の萼からなる装飾花が数個つく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種が中国の湖北省に生育するとのことで、氷河時代の遺存植物と考えられている。
属名の Deinanthe はスペインの植物学者「deinos(異常な)+anthos(花)」からきている。不思議な花といった意味合いで名づけられた。
種小名の bifida は「2つに中裂した」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Deinanthe bifida

★紫陽花の仲間なんだよ銀梅草
 長い歴史を生き抜き続け

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シラサギカヤツリ051029a-l.jpg

白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)はカヤツリグサ科ミカヅキグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカの南東部と西インド諸島である。
水生植物で地下茎がある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から10月である。
茎先に白い花をつける。
花の白い部分は正確には葉状苞で、本当の花はその中央にある淡い黄褐色をした突起状のものである。
和名の由来は、白い苞が白鷺のように見えるところからきている。
属名の Rhynchospora はギリシャ語の「rhynchos(くちばし)+spora(種子)」からきている。 実の先にくちばし状の部分があることから名づけられた。
種小名の colorata は「彩色された」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Rhynchospora colorata

★群れ咲いた白鷺蚊帳吊風に揺れ
 風情いかがと涼しさ送り

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テリハバンジロウ090927a-l.jpg

照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)はフトモモ科バンジロウ属の常緑低木である。
蕃石榴(バンジロウ)というのは、トロピカルフルーツのグアバ(guava)のことである。
ジュースやグアバ茶として知られる。
本種はその近縁種である。
別名を黄蕃石榴(キバンジロウ)ともいう。
原産地は南アメリカである。
広く熱帯・亜熱帯地域で栽培されているが、繁殖力が強く、日本でも要注意外来生物に指定されている。
日本では、沖縄及び小笠原諸島で栽培されている。
樹高は1メートルから5メートルである。
樹皮は平滑である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は濃い緑色で、表面には艶がある。
開花時期は4月から5月である。
花は葉の脇から出る。
花の色は白い。
たくさんの雄しべが外に飛び出す。
結実期は9月から10月である。
熟すと果皮は赤くなり食べられる。
生食にしたり、ジャムなどに利用される。
英名はストロベリーグアバ(strawberry guava)である。
属名の Psidium はギリシャ語の「psidion(ざくろ)」からきている。
種小名の littorale は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
下の2枚は8月につくば植物園で撮った。
学名:Psidium littorale(=Psidium cattleyanum)

★面白い名前のついた蕃石榴
 赤い実どんな味がするかな

テリハバンジロウ090927b-l.jpg

テリハノバンジロウ080831b-l.jpg

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深山塔花(ミヤマトウバナ)

ミヤマトウバナ060810c-l.jpg

深山塔花(ミヤマトウバナ)はシソ科トウバナ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから70センチくらいである。
茎は直立する。
葉は下部は幅広い卵形、上部は細長い卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先や葉の脇に淡い紅紫色をした唇形の花を数段輪生状につける。
上唇は浅く2つに裂け、下唇は3つに裂ける。
萼は5つに裂け、裂片は尖る。
萼には疎らに毛が生える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Clinopodium sachalinense

★膝屈めそっと覗いて見てごらん
 深山塔花段々に咲く

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深山沙参(ミヤマシャジン)

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深山沙参(ミヤマシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩礫地や岩場に生える。
分類上は姫沙参(ヒメシャジン)の変種とされている。
基本種と比べると萼片の形が異なる。
違いは萼の縁にぎざぎざ(鋸歯)がないことである。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に青紫色をした釣鐘状の花をつける。
花冠から花柱(雌しべの柄)が突き出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の nikoensis は「日光の」という意味である。
変種名の stenophylla は「幅の狭い葉の」という意味である。
写真は8月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Adenophora nikoensis var. stenophylla

★高山の岩場にじっとへばりつき
 深山沙参は鐘打つように

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一つ葉(ヒトツバ)

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一つ葉の姿妖しく唾を飲み

一つ葉(ヒトツバ)はウラボシ科ヒトツバ属の常緑シダ類である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山林や岩場の隙間などに生える。
また、庭園の下草などに用いられる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
硬くて長い匍匐茎から柄の長い葉を1枚ずつ疎らに出す。
葉は厚くて硬く、星状毛を密生しているので毛羽だって見える。
形は楕円形で、色は黄緑色である。
乾燥させた葉の部分を生薬で石韋(せきい)といい、泌尿器系の疾患に薬効がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Pyrrosia はギリシャ語の「pyro(炎)」からきている。赤茶けた鱗片の色から名づけられた。
種小名の lingua は「舌」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Pyrrosia lingua

★一つ葉の姿妖しく唾を飲み
 じっと見つめる出合いの一こま

ヒトツバ060806b-l.jpg

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セイヨウオトギリソウ090712a-l.jpg

西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
ヨーロッパから中央アジアにかけて分布し、道端や林の中、野原などに生える。
北アメリカなどでも野生化している。
英名はセントジョーンズワート(St. John's wort)である。
鎮痛剤として知られ、十字軍の兵士も用いたという。
ハーブとしても利用されている。
また、抗うつ用サプリメントとして注目されている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
葉は小さな披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には明点が散在する。
開花時期は7月から8月である。
花は黄色い5弁花である。
花弁の縁や葯(雄しべの花粉を入れる袋)には黒点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の perforatum は「貫通した」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hypericum perforatum

★似た姿いつも見ている弟切草
 違いはどこと興味の湧いて

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千手岩菲(センジュガンピ)

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千手岩菲(センジュガンピ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中などに生える。
和名の由来は、花が岩菲(ガンピ)に似ており、また花弁が千手観音の手を思わせることからきている。
中禅寺湖の千手ガ浜で発見されたからという説もある。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
花径2センチくらいの白い5弁花を咲かせる。
花びらの先は浅く切れ込んでいる。
茎が細くしなやかなので、風に揺られて咲いている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の gracillima は「非常に細長い」という意味である。
上の写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
下の写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Lychnis gracillima

★しなやかに千手岩菲は風に揺れ
 涼しさ運ぶ林の中に

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蔓びらんじ(ツルビランジ)

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蔓びらんじ(ツルビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方北部から長野県にかけて分布し、山地の岩場に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は蔓状で、地を這って伸びて岩壁などに垂れ下がる。
茎は赤味を帯び、細かな毛が生えている。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
花の色は紅紫色である。
花弁は5枚である。
花弁の先は浅く2つに裂ける。
萼は筒状で赤味を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介の」という意味である。
変種名の minor は「より小さい」という意味である。
品種名の procumbens は「這った」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Silene keiskei var. minor f. procumbens

★絶滅の危機とたたかい花開く
 蔓びらんじは野生の姿

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黄金花(コガネバナ)

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黄金花(コガネバナ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島、中国北部、モンゴル、シベリアなどである。
日本では享保年間に幕府の小石川御薬園で栽培されたという記録がある。
根を乾燥したものを生薬で黄岑(おうごん)といい、各種の漢方処方に配合される。
消炎、解熱、鎮痛などの薬効がある。
和名の由来は、根が鮮やかな黄色であるところからきている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色をした唇形の花をたくさんつける。
花は葉の脇から出て、一方向を向いてつく。
英名はバイカルスカルキャップ(Baikal skullcap)である。
スカルキャップというのは聖職者などがかぶる縁なし帽のことである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の baicalensis は「バイカル地方の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Scutellaria baicalensis

★その昔江戸の薬師の育てたる
 黄金花咲く薬草園に

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藻岩沙参(モイワシャジン)

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藻岩沙参(モイワシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
北海道、本州の東北地方、熊本県に分布し、山地の草地や岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴルにも分布する。
基準標本は札幌市の藻岩山で採取された。
別名を満州釣鐘人参(マンシュウツリガネニンジン)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は卵円形で、長い柄がある。
茎につく葉は披針形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)か互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ15ミリから20ミリくらいの幅の広い釣鐘形の花をつける。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花柱は花冠から少し突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Adenophora pereskiifolia

★訪れる季節を少しずらすなら
 また新しい出合いの待ちて

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グロキシニア

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グロキシニア(Gloxinia)はイワタバコ科オオイワギリソウ属(シンニンギア属)の非耐寒性多年草である。
グロキシニアの名は旧属名からきている。
和名を大岩桐草(オオイワギリソウ)という。
原産地はブラジルである。
18世紀に発見された。
この花は高村光太郎の「智恵子抄」にも登場する。
ヨーロッパに持ち込まれて品種改良をされ、日本へは明治時代の初期に持ち込まれた。
しかし、一般に温室栽培されるようになるのは明治末期以降だという。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は広い卵形である。
葉には柄があって先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
厚ぼったく、ビロード状である。
開花時期は6月から10月である。
花茎の先に横向きにそれぞれ1つの花をつける。
花冠は鐘形で先が5つに裂ける。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の色には赤や紫色が基本だが、園芸品種には白や桃色のものがあり、一重咲き、八重咲き、覆輪咲き(花びらに縁取りが入る)など多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sinningia は19世紀のドイツ人の園芸家「シンニング(Wilhelm Sinning)さん」の名からきている。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は7月に山中湖村の花の都公園で撮った。
学名:Sinningia speciosa

★大正のロマン伝えるグロキシニア
 華麗な姿進化を遂げて

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一つ葉蓬(ヒトツバヨモギ)

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一つ葉蓬(ヒトツバヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の日本海側に分布し、亜高山や高山の道端や林の縁などに生える。
和名の由来は、葉が細かく切れ込まないことからきている。
草丈は1メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には綿毛が密生する。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花を下向きにたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の monophylla は「単葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Artemisia monophylla

★切れ込まぬ葉っぱをもった蓬さん
 綿毛にくるまれ見る夢どんな

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デルフィニウム・ブレヤヌム

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デルフィニウム・ブレヤヌムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省である。
麗江市を中心に標高3100メートルから3700メートルの山地の草原に生える。
中国名は擬螺距翠雀花である。
草丈は65センチから180センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は8月から9月くらいである。
日本では6月から7月くらいに開花する。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の bulleyanum はイギリス人の綿花業者でアマチュアの庭師だった「ブレー(A. K. Bulley)さん」の名からきている。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Delphinium bulleyanum

★謎多き雲南の花また一つ
 北の大地に生き生き咲いて

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姫虎の尾(ヒメトラノオ)

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姫虎の尾(ヒメトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
本州の東北地方から九州の北部にかけて分布し、山地の草原に生える。
草丈は40センチから90センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根には短い柄がある。
開花時期は8月から9月である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花は合弁花で、先が4つに裂ける。
花穂は10センチから20センチくらいある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
長い花穂を虎の尾に見立てたのが名の由来である。
「姫」とつくが全体に大きく、小さいのは1つ1つの花である。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の rotundum は「円形の」という意味である。
変種名の petiolatum は「葉柄のある」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Pseudolysimachion rotundum var. petiolatum

★なるほどと姫虎の尾を眺めやる
 あれも虎の尾これも虎の尾

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柳蘭(ヤナギラン)

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柳蘭(ヤナギラン)はアカバナ科ヤナギラン属(アカバナ属)の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、日当たりのよい山地の草地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
和名の由来は、細長い葉が柳(ヤナギ)に似ていて、花が蘭(ラン)を思わせるところからきている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉の長さは5センチから8センチくらいの長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、縁には小さなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3、4センチの紅紫色の花をたくさんつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花は茎の下のほうから順に咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、中には毛の生えた白い種子がたくさん入っている。
強い生命力をもち、伐採地や山火事の跡などに大群落をつくる。
しかし、土壌が安定するにつれて他の植物に取って代わられる。
属名の Chamerion はギリシャ語の「chamai(小さい)+Nerium(キョウチクトウ属)」からきている。
種小名の angustifolium「細葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Chamerion angustifolium(=Epilobium angustifolium)

★咲き昇る花はピンクの柳蘭
 背高のっぽに高原の風

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地湧金蓮(チヨウキンレン)

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地湧金蓮(チヨウキンレン)はバショウ科ムセラ属の常緑多年草である。
ムセラ属はバショウ属から分離したもので、1属1種である。
中国の雲南省からインドシナ半島にかけて分布し、高山に生える。
名は「地から湧き出た金色の蓮」という意味になる。
漢字では「地涌金蓮」とも書く。
読み方は「チユウキンレン」とするものもあるが、正式には「チヨウキンレン」である。
英名はチャイニーズイエローバナナ(Chinese yellow banana)である。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、芭蕉(バショウ)やバナナに似ている。
花の構造も芭蕉(バショウ)やバナナと同じだが、鮮やかな黄色い苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に特色がある。
開花時期はは6月から10月くらいである。
茎先に花径30センチくらいの花(花序)をつけ、重なり合った黄色い苞の間に上向きに小さな花をつけていく。
花被片は6枚である。
5枚は合着して筒状になり、1枚は離れている。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
中には小さな種子が入っている。
属名の Musella は「Musa(バショウ属)+lla(小さい)」からきている。
種小名の lasiocarpa は「長い軟毛のある果実の」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Musella lasiocarpa

★照り映える花の姿は蓮のよう
 地湧金蓮豪放に咲き

チヨウキンレン090905b-l.jpg

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ソラヌム・ラントネッティー

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ソラヌム・ラントネッティーはナス科ナス属の常緑低木である。
原産地は南アメリカで、パラグアイやアルゼンチンに分布する。
英名はブルーポテトブッシュ(blue potato bush)
日本では鉢植えとして流通している。
写真のように園芸品種には斑入りのものもある。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝に棘はなく、毛も生えていない。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は波状となる。
開花時期は5月から11月である。
葉に脇に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、青色ないし紫色の花をつける。
花径は2センチくらいで、花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと赤くなる。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の rantonnetii は19世紀のフランス人の園芸家「ラントンヌ(V. Rantonnet)さんの」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Solanum rantonnetii 'Variegata'

★温かい土地なら戸外に植えられて
 花期も長いよソラヌムの仲間

ソラヌム・ラントネッティー110823b-l.jpg

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デルフィニウム・エラツム

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デルフィニウム・エラツムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属の多年草である。
ヨーロッパのピレネー山脈から西アジアにかけて分布し、山地の草地や岩礫地に生える。
英名はキャンドル・ラークスパー(candle larkspur)である。
園芸種のデルフィニウムの交配親の1つである。
草丈は120センチから180センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の elatum は「背の高い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Delphinium elatum

★鮮やかな青が朝日に照り映える
 燕のようにイルカのように

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浜朴(ハマボウ)

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浜朴(ハマボウ)はアオイ科フヨウ属の落葉低木である。
本州の房総半島から九州にかけて分布し、海岸近くに生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
樹高は3メートルから4メートルくらいである。
葉は円形ないし心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)があり、先は鋭く尖る。
灰白色の毛が、表面には薄く、裏面には濃く生える。
開花時期は7月から8月である。
花径6センチから10センチくらいの5弁花である。
花びらの色は黄色で、つけ根のほうは暗い紅色をしている。
5枚の花びらは螺旋状に並ぶ。
雄しべはたくさんあり、雌しべの花柱は5つに裂ける。
朝開いて夕方には咲き終わる一日花だが、株全体では次々と花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、浜辺に生える朴の木(ホオノキ)を意味する。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の hamabo は「ハマボウ」のことである。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Hibiscus hamabo

★潮風も気にはならぬと元気よく
 浜朴が咲く真夏の景色

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高嶺酸葉(タカネスイバ)

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高嶺酸葉(タカネスイバ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿気の多い場所に生える。
海外では、シベリア、ヨーロッパ北部などにも分布する。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は長い楕円形または卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から8月である。
雌雄異株である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤や黄色、黄緑色などが入り混じった小さな花をたくさんつける。
花弁はなく萼片が6枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名は、高山に生える酸っぱい葉の意味である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の montanus は「山地に生える」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Rumex montanus

★背は低く花も小振りにまとまって
 高嶺酸葉は雲上の花

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鳩麦(ハトムギ)

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鳩麦(ハトムギ)はイネ科ジュズダマ属の一年草である。
基本種は数珠玉(ジュズダマ)で、その栽培用の変種にあたる。
数珠玉(ジュズダマ)に比べると、皮が薄くて脱皮がしやすい。
原産地は中国の南部からインドシナ半島にかけた一帯で、日本へは江戸時代に中国を経て渡来したといわれる。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は緑色で、束生(根際から束のように集まって生える)して枝分かれをする。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
先は尖り、つけ根は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
雌雄同株である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を互い違いにつける。
それらはさらに枝分かれして、雌雄を異にする小穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の小穂から生じる果実で果皮と種子が密着している)である。
えい果はホウロウ質の苞にくるまれ、中に薄い果皮に包まれた種子がある。
日干しにして精米したものを生薬のよく苡仁(よくいにん)といい、健胃、解熱、利尿、解毒などの薬効がある。
砕いて炒ったものはハトムギ茶などに利用される。
また、さまざまな健康食品が開発されている。
属名の Coix はギリシャ語の「coix(シュロ)」からきている。
種小名の lacryma-jobi は「ヨブの涙(花序の印象をたとえた)」という意味である。
変種名の ma-yuen は「馬耘(中国名)」からきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Coix lacryma-jobi var. ma-yuen

★鳩麦はこんな姿で咲くのかと
 眺めて思う香ばしい味

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デルフィニウム

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デルフィニウムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属(デルフィニウム属)の一年草である。
デルフィニウム属は北半球の温帯などに300種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
同属のデルフィニウム・グランディフロルム(Delphinium grandiflorum)に大飛燕草(オオヒエンソウ)の和名があり、属名の和名はオオヒエンソウ属という。
しかし、園芸品種の場合はこの和名はあまり使われず、デルフィニウムの名で流通している。
つまり、デルフィニウムは園芸品種群の総称でもある。
交配親はヨーロッパ産のデルフィニウム・エラツム(Delphinium elatum)やアジア産の大飛燕草(オオヒエンソウ)などで、400種以上の園芸品種を生み出している。
英名からきたラークスパーや千鳥草(チドリソウ)の名でも流通している。
草丈は1メートルくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
なお、この属の飛燕草(ヒエンソウ)など40種くらいをコンソリダ属(Consolida, ヒエンソウ属)としてデルフィニウム属(オオヒエンソウ属)から分離する見解もある(Catalogue of Lifeなど)が、これについてYListではまだシノニムの扱いをしている。
花言葉は「清明」である。
6月12日の誕生花である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の hybridum は「交配種の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
園芸品種名はディープパールインプ(Deep Pearl Imp)である。
学名:Delphinium x hybridum

★重ね合い華麗に開く花びらの
 すがすがしさに目を奪われて

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2016/06/13改訂

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高嶺撫子(タカネナデシコ)

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高嶺撫子(タカネナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
北海道と本州の中部以北に分布し、高山帯の岩礫地や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ヨーロッパ北部にも分布する。
分類上は、北海道や東北地方北部の海岸部で見られる蝦夷河原撫子(エゾカワラナデシコ)の高山型の変種とされている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に1輪から3輪の紅紫色をした花をつける。
花径は4、5センチで、花弁は5枚である。
花弁のつけ根のほうは爪状で、先のほうは3分の2くらいまで細かく裂ける。
花弁のつけ根のほうに紫褐色の毛が生える。
雄しべは10本、雌しべは2本である。
萼は長い筒形で、先は5つに裂ける。
萼のつけ根には2対の苞(葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えるて名づけられた。
種小名の superbus は「気高い」という意味である。
変種名の speciosus は「華やかな」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Dianthus superbus var. speciosus

★顔を出し今頃咲いていいのかな
 高嶺撫子尋ねるように

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金鈴花(キンレイカ)

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金鈴花(キンレイカ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、主に太平洋側の山地や亜高山の岩場などに生える。
分類上は、白山女郎花(ハクサンオミナエシ)の変種とされている。
違いは、本種には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)があることである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は手のひら状に3つから5つに切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花径は7ミリくらいで、花冠は5つに裂ける。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は長さ3ミリくらいである。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出す。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Patrinia はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)」の名からきている。
種小名の triloba は「3つの裂片の」という意味である。
変種名の palmata は「手のひら状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Patrinia triloba var. palmata

★響きよい名に相応しく金鈴花
 野を彩れば夏の訪れ

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箒木(ホウキギ)

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箒木(ホウキギ)はアカザ科ホウキギ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
別名を箒草(ホウキグサ)ともいう。
また、観賞用のものは旧学名のコキアの名で流通している。
原産地はユーラシア大陸である。
日本へは平安時代に中国から渡来した。
現在では、栽培逸出したものが北海道から九州にかけて断続的に野生化している。
草丈は1メートルくらいになる。
よく枝分かれをして、細長く先の尖った披針形の葉を互い違いにつける(互生)。
開花時期は8月から9月である。
雌雄同株である。
葉のつけ根に淡い緑色をした小花を穂状につける。
花びらはない。
雄花には雄しべが5本あり、黄色い葯がある。
雌花には雌しべが1本で、この中に種ができる。
花の後にできる実は球形の胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
実は「とんぶり」と呼ばれ食用になる。
「畑のキャビア」とも呼ばれる。
紅葉が美しい。
茎は乾燥させて庭箒をつくる。
属名の Bassia はイタリア人の植物学者「バス(F. Bass)さん」の名からきている。
種小名の scoparia は「箒状の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
紅葉の写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Bassia scoparia(=Kochia scoparia)

★いろいろと役に立つんだ箒木は
 とんぶりになり箒にもなり

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ヤナギタムラソウ060819c-l.jpg

柳田村草(ヤナギタムラソウ)はキク科ショウジョウハグマ属の多年草である。
タムラソウの名がつくがタムラソウ属とは異なる。
原産地は北アメリカである。
合衆国東部の湿地ややや湿った草原などに生える。
英名はニューヨーク・アイアンウィード(NewYork ironweed)である。
アイアンウィードはショウジョウハグマ属の植物の総称である。
別名を柳葉田村草(ヤナギバタムラソウ)という。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは20センチ以上になる。
開花時期は8月である。
花の色は紫で、色合いには幅がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Vernonia は17世紀のイギリス人の植物学者「バーノン(W. Vernon)さん」の名からきている。
種小名の noveboracensis は「ニューヨーク(Noveborac)の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Vernonia noveboracensis

★はるばると海を渡ってやって来て
 ついた名前は柳田村草

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穂躑躅(ホツツジ)

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穂躑躅(ホツツジ)はツツジ科ホツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、日当たりのよい山地に生える。
公園や庭にも植えられている。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色の花をつける。
花冠は3つに裂け、先が反り返る。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で長く突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
蜜は有毒で、誤食すると頭痛、嘔吐、下痢などを起こす。
秋には紅葉をする。
和名の由来は花が穂状につくことからきている。
別名を山箒(ヤマボウキ)ともいう。
これは、枝を束ねて箒にすることからきている。
属名の Elliottia は19世紀のアメリカ人の植物学者「エリオット(S. Elliott)さん」の名からきている。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Elliottia paniculata(=Tripetaleia paniculata)

★くるくるとそっくり返った花姿
 角突き出して穂躑躅の咲く

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柳唐綿(ヤナギトウワタ)

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柳唐綿(ヤナギトウワタ)はガガイモ科トウワタ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
南アメリカ原産の唐綿(トウワタ)の近縁種で、和名の通り葉の形に違いがある。
日本へは大正時代に渡来し、鉢物や切り花として流通している。
また、種子の形状から稀に野生化する。
草丈は30?100センチくらいである。
根が塊茎状にふくらむ。
葉は「柳」に似た線状の披針形で、やや互い違いに生える(互生)。
唐綿(トウワタ)の葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6?9月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、カラフルな花をつける。
花の色は、5つに裂けた花冠が紅色で、真ん中の副花冠が橙色ないし黄色になる。
花の後にできる実は長い楕円形で、その中に冠毛のついた種子がたくさん入っている。
その形状がパンヤの木(パンヤノキ)に似ていることから宿根パンヤ(シュッコンパンヤ)の別名がある。
また、パンヤの代用とされて、クッションや枕などの詰め物に利用される。
根は肺疾患の治療薬としてネイティブアメリカンに利用された。
属名の Asclepias はギリシャ神話の医術の神「アスクレピオス(Asklepios)」の名からきている。
種小名の tuberosa は「塊茎のある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Asclepias tuberosa

★独特の花の形が面白い
 柳唐綿異国の響き

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オガサワラツルキジノオ090823b-l.jpg

小笠原蔓雉の尾(オガサワラツルキジノオ)はツルキジノオ科ツルキジノオ属の常緑多年草である。
小笠原固有種である。
沖縄などにも分布する蔓雉の尾(ツルキジノオ)と同一とする見方と区別する見方がある。
YListでは同一とする見方をとっている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
山地に生え、樹幹や岩上に着生する。
根茎が長く伸び、樹幹をよじ登る。
葉身は単羽状で、ぎざぎざ(鋸歯)はない。
属名の Lomariopsis の意味はまだ解明できていない。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lomariopsis boninensis(=Lomariopsis spectabilis)

★シダの葉を説明なんてできないが
 せめて写真に収めておこう

オガサワラツルキジノオ090823a-l.jpg

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ミヤマセンキュウ100811a-l.jpg

深山川弓(ミヤマセンキュウ)はセリ科ミヤマセンキュウ属の多年草である。
漢字の「弓」の字は正しくはクサカンムリがつく。
川弓(センキュウ)は薬用とされるセリ科の植物である。
本種は亜高山に生えるので「深山」が加えられたが、川弓(センキュウ)とは属が異なる。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から亜高山の草地や林の縁に生える。
海外では、千島列島のウルップ島にも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根は太く、茎は中空で直立をする。
葉は2-3回3出の羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
裂片は深く切れ込む。
開花時期は8月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2ミリくらいの白い小さな5弁花をつける。
花弁の先は内に巻く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Conioselinum は属名の「Conium(ドクニンジン属)+Selinum(セリヌム属)」からきている。両者と似ていることから名づけられた。
種小名の filicinum は「シダのような」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Conioselinum filicinum

★繰り返し見てもセリ科はわからない
 降参をして言われるままに

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オオマルバノホロシ080813a-l.jpg

大丸葉の保呂之(オオマルバノホロシ)はナス科ナス属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の広島県にかけて分布し、低山の湿原などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
「保呂之」というのは同じナス科の鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)の古名である。
大きい丸葉の鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)ということでこの名がついた。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は柔らかく蔓状である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の花を数個つける。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花冠は5つに深く切れ込み、先は反り返る。
花の真ん中は淡い緑色をしている。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟してきれいだが有毒である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の megacarpus は「大きな実の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Solanum megacarpus

★紫の茄子そっくりの花咲かせ
 蔓を伝って居場所広げて

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オオマルバノホロシ080813e-l.jpg

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南洋桜(ナンヨウザクラ)

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南洋桜(ナンヨウザクラ)はシナノキ科ナンヨウザクラ属の常緑高木である。
YListではイイギリ科としている。
また、APG植物分類体系ではナンヨウザクラ科とされる。
原産地はメキシコ、中央アメリカ、ペルー、ボリビアである。
現在では世界の熱帯各地で栽培されている。
樹高は7メートルから12メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には細かな毛が生える。
開花時期はほぼ通年である。
葉の脇に花径20ミリから25ミリくらいの白い5弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと赤くなる。
和名の由来は、この果実がサクランボに似ていることからきている。
トウダイグサ科の提琴桜(テイキンザクラ)も別名を南洋桜(ナンヨウザクラ)というが、本種とは異なる。
実は生食されたり、ジャムなどに使用される。
葉は煎じてお茶にされる。
材は製紙用パルプとして利用される。
属名の Muntingia の由来は不明である。
種小名の calabura の由来も不明で、現地名からきているのではないかとする記述が見られる。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Muntingia calabura

★名前だけ聞いていたけど北の地で
 逢うも妙味と笑みの浮かんで

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夏水仙(ナツズイセン)

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夏水仙(ナツズイセン)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島、中国である。
日本へは観賞用として渡来し、ときに野生化している。
北海道から九州にかけて分布し、人里に近い原野、山地、道端などに生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
春に線形の葉を伸ばし、夏には枯れる。
開花時期は8月から9月である。
花茎を伸ばして、ラッパ状の花を数輪つける。
花の色は淡いピンクで、6枚の花被片は反り返る。
結実はしない。
和名の由来は、葉と球根が水仙(スイセン)に似ていて、夏に花が咲くというところからきている。
有毒植物で、麻痺、痙攣、嘔吐などの中毒症状が出る。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の squamigera は「鱗片のある」という意味である。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Lycoris squamigera

★葉を落としつける花びらラッパ形
 強い陽射しも気にせず咲いて

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ミヤマオトコヨモギ080807a-l.jpg

深山男蓬(ミヤマオトコヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、亜高山から高山にかけての岩礫地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は斜めに立ち上がり、紫色を帯びる。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
茎につく葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は3つから5つに浅く裂け、つけ根の部分は半ば茎を抱く。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリから10ミリくらいの球形の頭花をぶら下げる。
花には舌状花はない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の pedunculosa は「花柄のある」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Artemisia pedunculosa

★吹き荒ぶ風もものかわ背をかがめ
 ここが生き場と深山の蓬

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ホソバノヤマハハコ100811c-l.jpg

細葉の山母子(ホソバノヤマハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方(福井・愛知県)から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
草丈は30センチくらいで、近縁種の山母子(ヤマハハコ)よりも小形である。
茎は白い綿毛に覆われる。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の幅は2ミリから6ミリくらいである。
開花時期は8月から9月である。
枝の先にたくさん花(頭花)をつける。
白い花弁に見える部分は総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の margaritacea は「真珠のような」という意味である。
変種名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea var. angustifolia

★なるほどね葉っぱがかなり細くって
 ひ弱に見える花支えるに

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目弾(メハジキ)

メハジキ090830c-l.jpg

目弾(メハジキ)はシソ科メハジキ属の越年草である。
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方、アムール地方、モンゴルなどに広く分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎の断面は四角形で直立し、白い短い毛が密生する。
根際から生える葉は卵心形で長い柄があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉は花時には枯れる。
茎につく葉は楕円形で3つに深く裂け、裂片はさらに羽状に裂ける。
葉には柄があり、向かい合って生える(対生)。
茎の上部につく葉は細く小さな線形である。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした花を輪生状につける。
花冠は10ミリから13ミリくらいで、外側には白い毛が密生する。
下唇は3つに裂け、濃い紅紫色の筋が入る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、目を開かせて遊んだところからきている。
生薬名を益母草(やくもそう)という。
中国では古くから婦人薬として利用されてきた。
属名の Leonurus はギリシャ語の「leon(ライオン)+oura(尾)」からきている。長い花序の形から名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Leonurus japonicus

★ぱっちりと目蓋開いて遊びあう
 子供の声が聞こえる昔

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着せ綿(キセワタ)

キセワタ080727d-l.jpg

着せ綿(キセワタ)はシソ科メハジキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、中国東北部、ウスリー地方などにも分布する。
和名の由来は、白い毛が花を覆っている様子を「花に着せた綿」に見立てたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質で、粗い毛が生える。
近縁種の目弾き(メハジキ)の場合は葉が切れ込む。
開花時期は7月から9月くらいである。
上部の葉の脇に段状に数個ずつ淡い紅紫色をした花をつける。
花冠は長さ25ミリから30ミリくらいの筒状で、先は唇形に裂ける。
上唇の上部には白い毛が生える。
下唇は3つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Leonurus はギリシャ語の「leon(ライオン)+oura(尾)」からきている。長い花序の形から名づけられた。
種小名の macranthus は「大きな花の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Leonurus macranthus

★着せ綿の姿はどこか愛らしく
 産毛なりやと花に見入って

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様似蓬(サマニヨモギ)

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様似蓬(サマニヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と東北地方の北部に分布し、高山の乾いた草地や砂礫地に生える。
「様似」は北海道日高地方にある地名である。
和名の由来は、様似で最初に発見されたことからきている。
本州では八幡平と早池峰山に分布する。
秋田県と岩手県では絶滅危惧種に指定されている。
海外では、カムチャツカ地方、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
全体に白い毛が密生する。
ただし、開花時には毛は薄くなる。
根際には大きな葉があり、羽状に裂ける。
茎の上部にいくほど葉は小さくなる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に黄色い小さな花(頭花)を総状につける。
花径は1センチに満たず、筒状花のみからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の arctica は「北極の」という意味である。
亜種名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Artemisia arctica subsp. sachalinensis

★へばりつく葉っぱの姿いかにもの
 様似蓬に花咲くを知り

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サボン草(サボンソウ)

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サボン草(サボンソウ)はナデシコ科サボンソウ属の多年草である。
シャボン草(シャボンソウ)とも呼ばれる。
原産地はヨーロッパで、雑草として広く分布している。
全体にサポニンが多く、古くから洗剤として利用されてきた。
英名はソープワート(soapwort)である。
ワートは雑草のことである。
日本には明治のはじめに渡来した。
観賞用として栽培されたが、現在では北海道、本州、四国で野生化している。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色ないし白い五弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
乾燥した根は薬用ともされ、去痰や慢性皮膚疾患に用いられる。
属名の Saponaria はラテン語の「sapo(石鹸)」からきている。粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Saponaria officinalis

★可憐なる花びらつけてサボン草
 どんどん咲くよお転婆娘

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石弔蘭(シシンラン)

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石弔蘭(シシンラン)はイワタバコ科シシンラン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の伊豆半島及び京都府以西、四国、九州に分布し、木の幹や岩の上に着生する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は木や岩に着生する苔(コケ)の中を這い、疎らに枝分かれをする。
葉は肉厚の楕円形で、向かい合って生える(対生)。
3、4枚が輪になって生える(輪生)場合もある。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
枝の上部の葉の脇に白ないし淡い紫色の花をつける。
花は長さが4、5センチの筒状で、先が唇形になる。
上唇は2つに裂け、下唇が3つに裂ける。
雄しべは4本で、2本が長い。
花の後にできる実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lysionotus はギリシャ語の「lysis(分離)+notos(背)」からきている。実の長い鞘が裂ける様子からつけられた名である。
種小名の pauciflorus は「少数花の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lysionotus pauciflorus

★這いながら花ぶら下げる石弔蘭
 自然のものを見つけてみたい

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桜蘭(サクララン)

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桜蘭(サクララン)はガガイモ科サクララン属の蔓性常緑低木である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くの林の中などに生える。
海外では、台湾、中国の南部、インドネシア、インド、南太平洋、オーストラリアなどにも分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
気根(空気中に伸びる根)を出し、樹幹や岩上を這いのぼる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)
葉の質は厚くて艶がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、手鞠状に白い花が集まってつく。
花冠は5つに裂け、淡い紅色を帯びる。
花冠の真ん中は星形に赤く色づく。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花の色が桃色で、葉が蘭に似ていることからきている。
属名の Hoya はイギリス人の園芸家「ホイ(T. Hoy)さん」の名からきている。
種小名の carnosa は「肉質の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hoya carnosa

★宝石を思わすような桜蘭
 手鞠のような房をぶら下げ

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アルソビア・ディアンティフローラ120711a-l.jpg

アルソビア・ディアンティフローラはイワタバコ科アルソビア属の常緑多年草である。
原産地はメキシコ、グアテマラ、コスタリカである。
樹上に着生する蔓性植物で、匍匐枝を伸ばして広がる。
英名はレースフラワーバイン(lace-flower vine)である。
蔓は長さが150センチくらいになる。
茎は赤味がかっており、うぶ毛がたくさん生える。
葉は幅の広い楕円形で、うぶ毛がたくさん生えており、肉厚である。
葉脈も赤味がかる。
開花時期は5月から10月くらいである。
花冠が筒状で、先がレースのように切れ込んだ白い花をつける。
花の長さは25ミリくらいである。
属名の Alsobia はギリシャ語の「alsos(森)+bios(生命)」からきている。
種小名の dianthiflora は「2つの葯のある花の」という意味である。
写真は7月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Alsobia dianthiflora

★切れ込んだ縁がレースを思わせて
 茎も葉っぱもふんわりとして

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ポンテデリア

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ポンテデリアはミズアオイ科ポンテデリア属の多年生水生植物である。
原産地は南北アメリカである。
布袋葵(ホテイアオイ)と同じ仲間だが、浮遊性はなくて根茎がある。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉の柄は長く、先に1枚の葉をつける。
開花時期は5月から10月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色の花をたくさんつける。
園芸品種には花の色が白やピンクのものもある。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名を長葉水葵(ナガバミズアオイ)ないし丸長葉水葵(マルナガバミズアオイ)という。
属名の Pontederia は18世紀のイタリアの植物学者「ポンテデーラ(G. Pontedera)さん」の名からきている。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Pontederia cordata

★涼しげに青い穂伸ばし水の上
 ポンテデリアは背高のっぽ

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北岳蓬(キタダケヨモギ)

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北岳蓬(キタダケヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
日本固有種である。
南アルプスの北岳、仙丈ケ岳、千枚岳に分布し、山頂付近の草地に生える。
北岳は富士山に次ぐ日本第二位の高峰である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチから30センチである。
葉は羽状に細かく裂け、互い違いに生える(互生)。
茎にも葉にも銀白色の細かい綿毛が生える。
開花時期は8月である。
黄色い頭花を下向きにつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の kitadakensis は「北岳の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Artemisia kitadakensis

★登られぬ高さの山に咲くという
 北岳蓬をそっと見つめて

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インパチェンス・レペンス

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インパチェンス・レペンスはツリフネソウ科ツリフネソウ属の常緑多年草である。
原産地はスリランカである。
英名はセイロン・バルサム(Ceylon balsam)である。
バルサムはホウセンカの仲間のことである。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎は赤みを帯びた多肉質で、匍匐する。
葉は小さくて幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
花の色は鮮やかな黄色で、、花の形は釣船草(ツリフネソウ)に似ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は7月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Impatiens repens

★故郷はスリランカだよレペンスは
 茎は万年草花は黄釣船

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キレンゲショウマ090904a-l.jpg

黄蓮華升麻(キレンゲショウマ)はユキノシタ科キレンゲショウマ属の多年草である。
キレンゲショウマ属は1属1種である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
紀伊半島、四国山地、九州山地などの限られた地域に生える。
自生地はブナ林帯の林床や湿った石灰岩地などである。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は80センチから120センチくらいである。
葉は大型の円心形で手のひら状の切れ込みがあり、向かい合って生える(対生)。
茎の下部につくはには柄があり、上部につく葉には柄がない。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、筒状の黄色い花を斜め下向きに数輪つける。
花弁は5枚である。
肉厚で、平開はしない。
雄しべは15本、雌しべの花柱は3本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来はキンポウゲ科の蓮華升麻(レンゲショウマ)に似た花ということだが、実際にはあまり似ていない。
属名の Kirengeshoma は日本語の「キレンゲショウマ」からきている。
種小名の palmata は「手のひら状の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
3、4枚目は8月に日光植物園で撮った。
学名:Kirengeshoma palmata

★そっと咲く黄蓮華升麻どことなく
 ひ弱なるゆえなお愛らしく

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キレンゲショウマ060819a-l.jpgCOPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

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御山下野(オヤマシモツケ)

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御山下野(オヤマシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
丹沢大山、箱根の駒岳や双子山、富士山などの高地に分布し、風の強い草地に生える。
分類上は、下野(シモツケ)の高山型とされている。
命名者は牧野富太郎博士である。
樹高は60センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、鮮やかな紅紫色の花をつける。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Spiraea japonica f. alpina(=Spiraea japonica var. alpina)

★鮮やかなピンクの色が目を奪う
 御山下野見事に咲いて

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リアトリス・グラミニフォリア・ラケモサ120709a-l.jpg

リアトリス・グラミニフォリア・ラケモサはキク科リアトリス属の多年草である。
原産地は北アメリカの南東部である。
この名称は撮影地の京都府立植物園で用いられているものである。
しかし、同植物園でも変種名の racemosa を園芸品種扱いする情報がネットに流れていたりして扱いが揺れている。
海外のサイトではこの名称ではほとんど情報がなく、リアトリス・ピロサ(Liatris pilosa)とシノニムのようでこちらの情報が少しある。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎はまっすぐに立つ。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に長い槍咲きの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Liatris はギリシャ語の「leios(無毛)+iatros(医者)」からきている。
種小名の graminifolia は「イネ科植物のような葉の」という意味である。
変種名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
写真は7月に京都府立植物園で撮った。
学名:Liatris graminifolia var. racemosa

★謎多い花を育てる試みに
 感心をする京都らしいと

リアトリス・グラミニフォリア・ラケモサ120709b-l.jpg

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ウンカリナ・ロエオエスリアナ091010a-l.jpg

ウンカリナ・ロエオエスリアナはゴマ科ウンカリナ属の落葉低木である。
原産地はマダガスカルである。
種小名の読み方は「ルーズリアナ」とするものもある。
樹高は1メートルから2メートルである。
乾季の乾燥に耐えるために株元に大きな塊茎のある多肉植物である。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は手のひら状に切れ込むものと切れ込まないものがある。
冬季には落葉をする。
開花時期は春から夏である。
葉の脇に唇形をした黄色い花をつける。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、釣り針のような棘がある。
属名の Uncarina はラテン語の「uncus(ホック)」からきている。実に鈎状に曲がった棘があることから名づけられた。
種小名の roeoesliana は人名由来(roeoesliさん)と思われる。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Uncarina roeoesliana

★ぽってりと突き出る根元可愛いよ
 変わっているねマダガスカルは

ウンカリナ・ロエオエスリアナ091010b-l.jpg

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イビケラ・ルテア

イビケラ・ルテア090928a-l.jpg

イビケラ・ルテアはツノゴマ科イビケラ属の一年草である。
1属1種である。
属名の読み方は「イビセラ」とするものもある。
原産地はブラジル、アルゼンチンである。
植物体全体に細かい腺毛(粘着物質を出す毛)があり、粘液を出して小さな昆虫を捕らえる。
1989年に食虫植物として認められた。
アメリカのカルフォルニア州、オーストラリア、南アフリカなどに帰化している。
和名は黄花の角胡麻(キバナノツノゴマ)という。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は円心形で、フキの葉に似る。
開花時期は7月から9月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い釣鐘形をした花をたくさんつける。
花冠の先が5つに裂ける。
花冠の内側には黄褐色の斑点がたくさんある。
花径は5センチくらいである。
実は熟すと緑色の外果皮がむけて、先が2本のかぎ爪のような形をした姿が現れる。
実は長さが15センチくらいあり、大きい。
属名の Ibicella はラテン語の「ibex(アイベックス:ヤギ)+cella(群れ)」からきている。ヤギの角のような果実の形状をたとえたものである。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ibicella lutea

★花見れば特に怖くはないけれど
 果実の形どこか不気味で

イビケラ・ルテア090928b-l.jpg

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岩南天(イワナンテン)

イワナンテン060722b-l.jpg

岩南天(イワナンテン)はツツジ科イワナンテン属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方西部、中部地方南部、紀伊半島に隔離分布し、太平洋側の山地の日陰の岩場や林の中などに生える。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は長さ5センチから9センチの細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、艶がある。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇に白い筒状花を数個下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
艶のある葉は秋にはきれいに紅葉する。
和名の由来は、岩場に生え葉が南天(ナンテン)に似ているというところからきている。
属名の Leucothoe はギリシャ語でバビロン王オルカモスの娘「レウコトエ(Leucothoe)」の名からきている。アポロとの恋に陥り、父に地中に埋められて死んだという伝説がある。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は7月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Leucothoe keiskei

★岩場からぶら下がり咲く岩南天
 日陰が好きと背を低くして

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姫蓬(ヒメヨモギ)

ヒメヨモギ090823a-l.jpg

姫蓬(ヒメヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山野の草地に生える。
国の指定は受けていないが、絶滅危惧種に指定する県が多い。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は100センチから120センチくらいである。
茎は硬くて紫色を帯びるものが多く、よく枝分かれをする。
葉は羽状に深く裂けて細長く、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面には白い綿毛がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1ミリくらいの小さな花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の feddei は20世紀のドイツの植物学者「フェッド(F. Fedde)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Artemisia feddei

★草丈はしっかりあるが姫蓬
 違っているよ葉っぱの形

ヒメヨモギ090823b-l.jpg

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カルドン

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カルドン(cardoon)はキク科チョウセンアザミ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の柄には棘がたくさんある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に花径10センチから15センチくらいある淡い紫色の大きな花(頭花)をつける。
総包片(萼のところにある棘のような葉)は棘状となる。
近縁種の朝鮮薊(チョウセンアザミ)の場合は棘状とならない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ヨーロッパでは、葉の柄や根が食用とされる。
属名の Cynara はギリシャ語の「cyno(犬)」からきている。総苞の周りの棘が犬の歯に似ていることから名づけられた。
種小名の cardunculus は「小さいアザミ」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Cynara cardunculus

★カルドンが仁王立ちする夏の午後
 幻影かもと目をこすりつつ

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伊吹防風(イブキボウフウ)

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伊吹防風(イブキボウフウ)はセリ科イブキボウフウ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の草原や岩場に生える。
和名の由来は最初に伊吹山で見つかったことからきているが、伊吹山は分布域から見ればほぼ南西限である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
全体に毛がある。
葉は2-3回3出複葉で、小葉は細かく切れ込む。
3出複葉は1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それをもう1、2回繰り返す。
開花時期は7月から9月である。
複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出して、小さな白い花をつける。
花弁は5枚で、花弁の先は爪状に内側に曲がる。
萼片は5枚で、三角形をしている。
雄しべは5本で、花弁より突き出す。
花の後にできる実は卵形の分果(複数の子房からできた果実)で、短くて白い毛が密生する。
根は生薬で和防風(わぼうふう)といい、発汗、解熱、鎮痛などの薬効がある。
海岸に生える浜伊吹防風(ハマイブキボウフウ)や高山に生える高嶺伊吹防風(タカネイブキボウフウ)などの変種がある。
属名の Libanotis はギリシャ語の「libanos(よい香り)」からきている。植物体がよい香りを発することから名づけられた。
種小名の ugoensis は「羽後(秋田県)の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Libanotis ugoensis var. japonica(=Libanotis coreana)

★小柄でもセリ科の花の特徴は
 しっかりとらえ伊吹防風

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ヒポキシス・ニティダ

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ヒポキシス・ニティダはキンバイザサ科コキンバイザサ属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
英名はスターグラス(star grass)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎や葉にはたくさん毛が生える。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に鮮やかな黄色の花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypoxis はギリシャ語の「hypo(下)+oxys(尖った)」からきている。
種小名の nitida は「艶のある」という意味である。
写真は7月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hypoxis nitida(=Hypoxis obtusa)

★小さくて見過ごしそうな花姿
 調べてみれば謎に包まれ

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粟(アワ)

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粟の穂や撓わにしなる重さかな

粟(アワ)はイネ科エノコログサ属の一年草である。
中国で狗尾草(エノコログサ)から作り出されたと言われる穀物である。
日本でも、米の栽培が始まる以前から稗(ヒエ)とともに重要な食料であった。
生育期間が短いので、高い所や高緯度の地域でも栽培することができる。
草丈は1?2メートルくらいである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7?9月である。
茎先に緑色をした円柱状の花穂を垂らす。
花穂はたくさんの小穂からなり、小粒の小さな花を密生させる。
実は熟すと黄色になる。
「五穀豊穣」の五穀の1つである。
現在では、お菓子などの原料となる。
和名の由来は、淡い味がすることからきている。
俳句の季語は秋である。
属名の Setaria は「seta(剛毛)」に由来する。小穂のつけ根を囲む剛毛からきている。
種小名の italica は「イタリアの」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Setaria italica

★地の恵みたわわにつけて粟の咲く
 大きな花穂に驚きの声

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鴨茅(カモガヤ)

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鴨茅(カモガヤ)はイネ科カモガヤ属の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけてである。
日本へは明治時代の初期に牧草として渡来した。
別名をオーチャードグラス(orchard grass)という。
オーチャードは果樹園のことである。
果樹の下草として栽培されたことからこの名がある。
和名のほうは、雄鶏の足(cock's foot grass)の cock が「鴨」に誤訳されたものである。
現在では野生化していて、北海道から沖縄にかけて分布する雑草となっている。
海外でも、亜熱帯から温帯にかけて広く帰化している。
特に近年は花粉症の原因植物ということで悪評が高い。
草丈は30センチから120センチくらいである。
茎はややざらつく。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
葉の質は軟らかく、白っぽい緑色である。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い緑色の小穂をたくさんつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Dactylis はギリシャ語の「dactylos(指)」からきている。指状の穂状花序をつけるということで名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3、4枚目は9月に北大植物園で撮った。
学名:Dactylis glomerata

★鳥の足思わすような穂を提げて
 我は牧草雑草ならず

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カモガヤ070917a-l.jpg

カモガヤ070917b-l.jpg

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菊芋擬き(キクイモモドキ)

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菊芋擬き(キクイモモドキ)はキク科キクイモモドキ属(ヘリオプシス属)の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の半ばに渡来した。
ヒマワリ属の菊芋(キクイモ)によく似た花を咲かせることからこの名がついた。
しかし、菊芋(キクイモ)と違って根塊はできない。
別名を姫向日葵(ヒメヒマワリ)という。
ただし、この名称はヒマワリ属の1種(Helianthus cucumerifolius)にも用いられている。
属名のヘリオプシス(Heliopsis)の名でも流通している。
また、逸出したものが野生化している。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
茎や葉には短くて固い毛が生えている。
開花時期は7月から10月である。
黄色または橙黄色の花(頭花)をいっぱい咲かせる。
花径は5、6センチあり、八重咲きのものもある。
舌状花は8枚から15枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Heliopsis はギリシャ語の「helios(太陽)+opsis(似た)」からきている。頭花の形からつけられた名である。
種小名の helianthoides は「ヒマワリのような花の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名は Heliopsis scabra とするものもあるが、撮影地での表示に従っている。(YListでも helianthoides を採用している。)
学名:Heliopsis helianthoides

★花びらをぐいと広げて咲き誇る
 花の姿は向日葵に似て

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鬼薊(オニアザミ)

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鬼薊(オニアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方(岩手県)から中部地方(石川県)にかけて分布し、日本海側の山地や亜高山、高山の草地に生える。
基準産地は福島県の会津地方である。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎には毛が多い。
特徴は花の咲く時期まで根際から生える葉が残ることである。
根際から生える葉は長い楕円形で長い柄がある。
葉は羽状に裂け、裂片の先には棘がある。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、上部ほど小さくなる。
茎葉につけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に2、3輪の紅紫色をした花(頭花)が固まって下向きにつく。
頭花は筒状花からなる。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は暗い紫色の筒状鐘形で、粘る。
総苞片は6列で、反り返らない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の borealinipponense は「北日本の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Cirsium borealinipponense

★厳つさも中ほどなるか鬼薊
 頭(こうべ)を垂れて何に耐えるや

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リアトリス・スカリオサ

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リアトリス・スカリオサはキク科リアトリス属の多年草である。
原産地は北アメリカで、ペンシルバニア州からジョージア州にかけて分布する。
標準和名を松毬菊(マツカサギク)という。
ただし、ルドベキアの仲間が松笠菊(マツカサギク)と呼ばれることもあり、少し紛らわしい。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎はまっすぐに立つ。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に長い花穂をつけて紅紫色の花(頭花)をつける。
写真のものは槍咲きタイプだが、玉咲きタイプのものもあるようである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Liatris はギリシャ語の「leios(無毛)+iatros(医者)」からきている。
種小名の scariosa は「乾いた膜質の」という意味である。
写真は7月に京都府立植園で撮った。
学名:Liatris scariosa

★いろいろと写真並べて見るけれど
 わかりにくいよ仲間の違い

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嫁菜(ヨメナ)

ヨメナ090927a-l.jpg

訪ね来て嫁菜咲く野のエトランゼ

嫁菜(ヨメナ)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布し、属名の和名をシオン属という。
分類の仕方によってはヨメナ属(カリメリス属)とされるが、現在ではこの分類法はシノニムの扱いである。
本種は日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、草原や畦道などに普通に生える。
和名の由来は、婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比でつけられたものである。
近縁種の関東嫁菜(カントウヨメナ)との対比でつけられた関西嫁菜(カンサイヨメナ)の別名がある。
また、萩菜(ハギナ)の別名があり、うはぎの名で万葉集にも詠まれている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は上部で少し枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で、艶はあまりない。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には冠毛はない。
春の若葉は食用となる。
俳句では「嫁菜の花」が秋の季語である。
花言葉は「隠された美しさ」である。
10月11日の誕生花である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名のyomena は日本語の「ヨメナ」のことである。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aster yomena(syn. Kalimeris yomena)

★野の花をここで撮るのも悔しいが
 西の花ゆえ機会も乏しく

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2016/10/15 改訂

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大車(オオグルマ)

オオグルマ080713c-l.jpg

大車(オオグルマ)はキク科オグルマ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからコーカサス地方にかけてである。
日本でも江戸時代から薬用として栽培されている。
和名は小車(オグルマ)に似て大形であることからつけられた。
草丈は1メートルから3メートルである。
茎にも葉にも軟毛が生える。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に黄色い筒状花と舌状花からなる頭花をつける。
向日葵(ヒマワリ)によく似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根を生薬で土木香(どもっこう)といい、発汗、利尿、去痰の薬効がある。
英名はエリキャンペーン(elecampane)である。
属名の Inula はオオグルマの古代ラテン名からきている。
種小名の helenium はトロイの「ヘレン(Helena)」の名からきている。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Inula helenium

★夏の陽を一杯浴びて人様の
 役に立てれば言うことはなし

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大千成(オオセンナリ)

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大千成(オオセンナリ)はナス科オオセンナリ属の一年草である。
原産地は南アメリカで、チリとペルーに分布している。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
逸出したものが野生化し、北海道から沖縄にかけて畑や荒れ地に稀に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不規則に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは5センチから10センチくらいで、まばらに毛が生え、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から細長い花柄を出し、その先に1つずつ花をつける。
合弁花で、花径は3、4センチあり、先が浅く5つに裂ける。
裂片は淡い青色で、筒部は白い。
実は酸漿(ホオズキ)と同じように球形の液果(中身に液をたくさん含む果実)で、袋のような大きな萼に包まれている。
有毒なので食べられないが、切り花やドライフラワーなどに用いられる。
別名を千成酸漿(センナリホオズキ)ともいう。
英名はアップル・オブ・ペルー(apple of Peru)である。
属名の Nicandra は2世紀頃のギリシャの詩人「ニカンドロス(Nikandros)」の名からきている。
種小名の physaloides は「ホオズキ属(Physalis)に似た」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Nicandra physaloides

★咲く花は平凡だけど秋になり
 袋つけたらまた見に来てね

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オオセンナリ090830f-l.jpg

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草紫陽花(クサアジサイ)

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草紫陽花(クサアジサイ)はユキノシタ科クサアジサイ属の多年草である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から四国、九州にかけて分布し、やや湿った林の中に生える。
草丈は20?70センチくらいである。
葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖る。
開花時期は7?9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い紅紫色ないし白い小さな両性花をたくさんつける。
花序の周りには、萼片が変化した3枚の装飾花がつく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cardiandra はギリシャ語の「cardia(心臓)+andron(雄しべ)」からきている。心臓形の雄しべを持つという意味である。
種小名の alternifolia は「互生葉の」という意味である。
3枚目は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展(湘南一草会)で撮った。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名 Cardiandra alternifolia

★草だけど花の姿は山に咲く
 紫陽花のよう飾りをつけて

クサアジサイ080813c-l.jpg

クサアジサイ080927a-l.jpg

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九蓋草(クガイソウ)

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九蓋草(クガイソウ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
本州に分布し、日当たりのよい草地や林の縁などに生える。
草丈は80センチから130センチくらいである。
茎は直立する。
葉は披針形で、4枚から8枚が輪生して何段もの層になる。
和名の由来もそこからきている。
蓋(がい)というのは笠を数える単位とのことで、ちょうど九層ぐらいあるので九蓋草(クガイソウ)と名づけられた。
葉は先が尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6?8月である。
茎先に穂状の長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状をしていて、先が浅く4つに裂ける。
萼片は5枚で先が尖る。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Veronicastrum japonicum

★段々に葉っぱをつけて九蓋草
 薄紫の花陽射しを浴びて

クガイソウ080807b-l.jpg

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クガイソウ110810a-l.jpg

伊吹九蓋草(イブキクガイソウ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
分類上は、本州に広く分布する九蓋草(クガイソウ)の変種とされている。
伊吹山の固有種で、基本種よりも背丈が低い。
草丈は50センチくらいである。
茎は直立する。
葉は披針形で、4枚から8枚が輪生して何段もの層になる。
葉は先が尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に穂状の長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状をしていて、先が浅く4つに裂ける。
萼片は5枚で先が尖る。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の humile は「背が低い」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Veronicastrum japonicum var. humile

★背が低く同じ花とは思えない
 なるほど分ける見方もあるか

クガイソウ110810b-l.jpg

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エチゴトラノオ090627b-l.jpg

越後虎の尾(エチゴトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
本州の青森県から福井県にかけての日本海側に分布し、海岸に生える。
新潟県では特別地域内指定植物とされており、採取するには県知事の許可が必要である。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚目で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は艶があり、濃い緑色をしている。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色を帯びた小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
花は下から上へと咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の ovatum は「卵円形の」という意味である。
亜種名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion ovatum subsp. maritimum

★出不精と責めてくれるなそれなりに
 努力してると越後虎の尾

エチゴトラノオ090627a-l.jpg

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蝦夷油萱(エゾアブラガヤ)

エゾアブラガヤ060826b-l.jpg

蝦夷油萱(エゾアブラガヤ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州に欠けて分布し、山地の湿地に生える。
分類上は、油萱(アブラガヤ)の亜種とされている。
油萱(アブラガヤ)と異なる点は、小穂がほぼ球形であることである。
「油萱」の名の由来は、花序が油色を帯びていることによる。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は線形で細長く、根際から生える。
開花時期は8月から10月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、球形の小穂をたくさんつける。
秋に赤褐色に熟し、小さなそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)をつける。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の wichurae はドイツ人の植物採集家「ウィチュラ(M. E. Wichura)さんの」という意味である。
亜種名の asiaticus は「アジアの」という意味である。
写真は9月に国立科学博物館付属自然教育園で撮った。
学名:Scirpus wichurae subsp. asiaticus

★群れ成して湿地に秋の訪れを
 知らせるように蝦夷油萱

エゾアブラガヤ060826c-l.jpg

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カムイビランジ070430a-l.jpg

神威ビランジ(カムイビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
北海道固有種である。
日高山脈と十勝地方に分布し、高山の岩礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、日高山脈のカムイエクウチカウシ山で発見されたことからきている。
なお、「ビランジ」の名の由来は不明である。
牧野富太郎博士も由来不明としている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は披針形で、そこから茎が束生する。
葉には柄はなく、葉の縁に疎らに短い毛が生える。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月である。
茎先に普通は1輪の淡い紅紫色の花をつける。
花びらは5枚で、花びらの先は少しへこむ。
萼は筒形で、ほとんど毛は生えておらず、先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の hidaka-alpina は「日高山脈に生える」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Silene hidaka-alpina

★険しくて人寄せつけぬ峰に咲く
 北国の花夏は短く

カムイビランジ070430b-l.jpg

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燕尾仙翁(エンビセンノウ)

エンビセンノウ090830a-l.jpg

燕尾仙翁(エンビセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
北海道の胆振地方、日高地方と本州の埼玉県、長野県に隔離分布し、山地の草原に稀に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方にも点々と分布している。
日本が大陸と地続きだった氷河期の遺存種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に真紅の花を開く。
花弁は5枚で、深い切れ込みがある。
それぞれの花びらが縦に4つに裂け、中央の2つの裂片が長い。
まるで線香花火のように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の様子を燕尾(ツバメの尾)にたとえたものである。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の wilfordii は東アジアの植物を採集したイギリス人の植物学者「ウィルフォード(C. Wilford)さんの」という意味である。
写真は8月の軽井沢町植物園で撮った。
学名:Lychnis wilfordii

★艶やかに花火飛び交う白日夢
 燕尾仙翁花を咲かせて

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アメリカフヨウ070917c-l.jpg

アメリカ芙蓉(アメリカフヨウ)はアオイ科フヨウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
フヨウ属には木本性のものもあるが、本種は草本性である。
そのため、草芙蓉(クサフヨウ)の別名もある。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉や茎、萼片などには毛が生えている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖っており、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは20センチくらいで、裏面には白い軟毛が生える。
通常は裂けないが、浅く3つから5つに裂けることがある。
開花時期は6月から9月である。
上部の葉の脇に花径10センチから20センチの大きな花をつける。
花びらは5枚で重なり合い、全体として円く見える。
花の色は、ピンクや白で濃淡に変化があり、花の真ん中が暗色になるものとならないものがある。
花は一日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。
花の中央で突き出ているのは、雄しべと雌しべの集まりである。
たくさんの雄しべが集まって筒状になり、雌しべを包んでいる。
花の後にできる実はほぼ球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の moscheutos は「麝香の香りのする」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Hibiscus moscheutos

★名の通り花の大きさ並外れ
 アメリカ芙蓉豪快に咲く

アメリカフヨウ070917a-l.jpg

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犬菊芋(イヌキクイモ)

イヌキクイモ070917c-l.jpg

犬菊芋(イヌキクイモ)はキク科ヒマワリ属の多年草である。
原産地は北アメリカの中部である。
日本でも逸出したものが野生化し、空き地や河原などに生えている。
菊芋(キクイモ)と極めて近い仲間で、両者を区別しないとする説もある。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
茎は直立し、毛はほとんど生えていない。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
下部の葉は向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分はくさび形である。
開花時期は7月から9月である。
花径は6センチから8センチくらいである。
頭花は筒状花も舌状花も黄色い。
舌状花は8枚から15枚くらいである。
本種の場合、舌状花の先がやや尖るのが特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
長い地下茎の先には塊茎を形成する。
本種の塊茎は菊芋(キクイモ)に比べて小さい。
塊茎は食用ないし飼料用とされるところから、役に立たないということで「犬」の字が冠せられた。
なお、近縁種の菊芋擬き(キクイモモドキ)には塊茎ができない。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」が語源。日に向いて開く様子や花の姿をたとえたもの。
種小名の strumosus は「腫れたような膨らみのある」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Helianthus strumosus

★野生ゆえ芋の形は小さいが
 いざそのときと犬菊芋は

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瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)

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瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)はキク科ヒゴタイ属(エキノプス属)の多年草である。
エキノプス属はアジア、ヨーロッパ、北アフリカに120種くらいが分布する。
日本にも肥後体(ヒゴタイ)が分布し、属名の和名はヒゴタイ属という。
本種の原産地は南ヨーロッパ、東ヨーロッパ、西アジアである。
薬用植物とされるほか観賞用ともされる。
薬用としては、種子にエキノプシンというアルカロイドが含まれており、小児麻痺や低血圧症の治療薬とされている。
日本へは昭和時代の初期に薬用及び観賞用として渡来した。
観賞用には、庭植え、鉢植え、切り花、ドライフラワーとして利用されている。
和名の由来は、花が瑠璃色をした球状で、葉が薊(アザミ)のように切れ込むことからきている。
別名を裏白肥後体(ウラジロヒゴタイ)という。
これは、肥後体(ヒゴタイ)の仲間で葉の裏面に灰白色の細かい綿毛がたくさん生えることからきている。
属名のエキノプスでも流通し、YListではこれを別名として記載している。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎や葉の裏には灰白色の綿毛がたくさん生える。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に中ほどまで裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に花径4センチから5センチの青紫色をしたボールのような花を咲かせる。
小さな筒状花の集合体である。
筒状花は先が5つに深く裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「独り立ち」である。
7月11日の誕生花である。
属名の Echinops はギリシャ語の「echino(はりねずみ)+ops(似ている)」からきている。
種小名の ritro は「庭の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Echinops ritro

★瑠璃玉の名がお似合いの立ち姿
 夏の陽射しに抗うように
☆瑠璃玉の天よりこぼれ落ちいずる
 星の化身は地に咲き誇り

ルリタマアザミ060729b-l.jpg

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2016/07/13 改訂

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油萱(アブラガヤ)

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油萱(アブラガヤ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、低山から亜高山の湿原の周辺や湿った草地などに生える。
草丈は100センチから150センチくらいである。
地下の根茎は太くて短い。
葉は線形で細長いが厚みがあり、長さは40センチから60センチくらいになる。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部の葉の脇から出た花茎は数回枝分かれをし、褐色の小穂をたくさんつける。
小穂ははじめは立ち上がっているが、やがて頭を垂れる。
秋に赤褐色に熟し、小さなそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)をつける。
和名は、草全体が油光りしているというところからきている。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の wichurae はドイツ人の植物採集家「ウィチュラ(M. E. Wichura)さんの」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Scirpus wichurae

★群れなして湿地を埋める油萱
 独特の色印象深く

アブラガヤ060909a-l.jpg

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インドハマユウ060729d-l.jpg

インド浜木綿(インドハマユウ)はヒガンバナ科ハマオモト属の多年草である。
分類体系によってはユリ科とされることもある。
原産地はインドである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
日本に自生する浜木綿(ハマユウ)と同属で、多数の交配種が作り出されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は幅10センチくらいの帯状で、60センチから90センチくらいの長さがある。
葉の質は肉厚で艶があり、つけ根は肥厚して鱗茎をつける。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散形花序(茎先からたくさん花茎が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、筒状で先の広がる白い大きな花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は緑色をした球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Crinum はギリシャ語の「crinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Crinum latifolium

★大輪がこぼれるように咲き競う
 インド浜木綿豪華な姿

インドハマユウ060729e-l.jpg

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アシタカジャコウソウ080813a-l.jpg

愛鷹麝香草(アシタカジャコウソウ)はシソ科ジャコウソウ属の多年草である。
静岡県、山梨県、愛媛県に分布し、山地の谷間に生える。
草丈は15センチから40センチくらいである。
近縁種の麝香草(ジャコウソウ)に比べて小さく、茎や葉にたくさん毛が生えている。
葉は卵形で、互い違いに生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部の葉の脇から1センチくらいの柄を出し、濃い紅紫色で唇形をした花を下向きにつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、静岡県の愛鷹山で発見され、茎や葉が麝香(ジャゴウ)のようなよい香りがするというところからきている。
属名の Chelonopsis はギリシャ語の「chelone(亀)+opsis(似た)」からきている。花冠の形が亀の首に似ているということで名づけられた。
種小名の yagiharana は発見者「八木原傅三郎さんの」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Chelonopsis yagiharana

★ひっそりと紅紫の花一つ
 谷間に咲かせ風待つように

アシタカジャコウソウ080813d-l.jpg

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朝霧草(アサギリソウ)

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朝霧草(アサギリソウ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や高山の岩場に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は手のひら状に細かく分かれて密につき、裂片は柔らかい。
名の通り銀白色の毛で覆われ、朝霧を思わせる葉が美しい。
開花時期は7月から8月である。
花茎を立ち上げ、下向きに咲く黄色い花(頭花)をつける。
花序にも密に毛が生えている。
しかし、観賞するのは主に葉姿である。
性質は強健でロックガーデンに適する。
鑑賞時期は5月から11月である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の schmidtiana はサハリンの植物の研究家「シュミット(F. Schumidt)さんの」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Artemisia schmidtiana

★涼しげな葉姿露に濡れながら
 朝霧草は岩場に這いて
☆輝ける露を抱きて朝霧草
 朝日を浴びて白く輝き

アサギリソウ080809b-l.jpg

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小豆(アズキ)

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小豆(アズキ)はマメ科ササゲ属の一年草である。
原産地は中国北東部である。
日本へは2000年ほど前に渡来したと推定されている。
種子を食用とするため各地で栽培されるが、北海道が6割以上を占めている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は直立をし、茎の先は蔓性になる。
茎には毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇に淡い黄色の蝶形の花を3個から10個くらいつける。
花の大きさは15ミリから20ミリくらいである。
そして、花の後に円筒形の豆果を結ぶ。
莢の中には10個くらいの小豆色の種子が入っている。
結実時期は10月から11月である。
小豆(アズキ)を煎じたものは生薬で赤小豆(しゃくしょうず)といい、脚気に効く。
俳句の季語は秋である。
属名の Vigna はイタリアの自然科学者「ビーニャ(Dominico Vigna)さん」の名からきている。
種小名の angularis は「角張った」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Vigna angularis

★豆だから花の形はわかるけど
 クリーム色に咲くが優しく

アズキ080622b-l.jpg

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アメリカノウゼンカズラ080727a-l.jpg

アメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉蔓性木本である。
アメリカの東南部からメキシコ湾岸にかけて分布し、林の縁などに生える。
日本へは大正時代の末期に渡来した。
庭木や公園樹として栽培されている。
蔓性で他の植物や人工物に寄りかかって成長し、長さは2メートルから5メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形で、4対から6対で構成される。
開花時期は7月から9月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、赤橙色ないし黄橙色の筒状の花をつける。
凌霄花(ノウゼンカズラ)よりも花径は小さく、筒は長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、長い楕円形をしている。
凌霄花(ノウゼンカズラ)と交配された園芸品種も作出されている。
属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。
種小名の radicans は「根を出す」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Campsis radicans

★細長い筒の先では反り返る
 花の姿が個性を示し

アメリカノウゼンカズラ080727b-l.jpg

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アスター

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立体のごとく蝦夷菊花開き

アスターはキク科エゾギク属の一年草である。
1属1種である。
原産地は中国の北部である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎には毛が生えている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗く不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月である。
花(舌状花)の色は赤、ピンク、紫、白など多彩である。
また、一重、半八重、八重、平弁、管状弁、針状弁など品種も豊富である。
花径は小さなもので3センチから4センチ、大きなものは10センチから15センチくらいある。
筒状花の色は黄色で、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名は蝦夷菊(エゾギク)という。
英名はチャイナ・アスター(China aster)である。
なお、アスター属の花はこれと区別するために宿根アスター(シュッコンアスター)と呼ばれる。
俳句の季語は夏である。
属名の Callistephus はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stephos(冠)」からきている。花冠が大きくて美しい冠状となることから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Callistephus chinensis

★カラフルに花を咲かせるアスターは
 涼しい風が大好きなのと

アスター080927d-l.jpg

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