2012年6月アーカイブ

イランイランノキ080727a-l.jpgイランイランの木(イランイランノキ)はバンレイシ科カナンガ属(イランイランノキ属)の常緑高木である。
熱帯アジアからオーストラリア北東部にかけて広い範囲に分布する。
「イランイラン (ilang-ilang) 」はフィリピンのタガログ語で「花の中の花」を意味するという。
花弁から抽出される精油がイランイラン香水という高級香水の原料とされる。
樹高は10メートルから40メートルくらいである。
枝は細く、先が垂れ下がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
栽培地では半年サイクルで花が咲くようである。
花は線形で細長く、ねじれて垂れ下がるように咲く。
花の色は、咲き始めは淡い緑色で、次第に黄色くなって強い香りを放つ。
花の後にできる実は集合果で、熟すと黒くなる。
属名の Cananga はインドネシアのアンボン島での現地名(Kenanga)から命名された。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
花の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Cananga odorata

★熱帯の花はほんとに面白い
 これも奇妙なイランイランの木

イランイランノキ080727b-l.jpg

イランイランノキ081123a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



深山黒萱(ミヤマクロスゲ)

ミヤマクロスゲ070518a-l.jpg

深山黒萱(ミヤマクロスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は線形で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花穂を2つから5つくらいつける。
鱗片は濃い紫褐色ないし黒紫色をしており、垂れ下がることが多い。
雄花はクリーム色の雄しべが鱗片から伸びる。
雌花は白っぽい雌しべの柱頭が鱗片の間から出てくる。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の flavocuspis は「突出部が黄色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Carex flavocuspis

★黒っぽい花穂の色とクリームの
 雄しべの色が目にも鮮やか

ミヤマクロスゲ070518b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


蔓小桜(ツルコザクラ)

ツルコザクラ070501b-l.jpg

蔓小桜(ツルコザクラ)はナデシコ科サボンソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈の標高2300メートルまでの地帯に分布し、岩礫地に生える。
学名のサポナリア・オキモイデスで表示するところもある。
英名はロックソープワート(rock soapwort)である。
ワートというのは草のことで、他の単語と合成して用いられることが多い。
ソープワートはサボン草(サボンソウ)のことである。
全草にサポニンを含み、石鹸がわりに使われる。
草丈は10センチから20センチくらいである。
よく枝分かれをし、匍匐して広がる。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
花径1センチくらいの桃色の5弁花を株いっぱいに咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saponaria はラテン語の「sapo(石鹸)」からきている。粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから名づけられた。
種小名の ocymoides は「メボウキ属(Ocimum)に似た」という意味である。
写真は5月に六甲高山植物園の野草展で撮った。
学名:Saponaria ocymoides

★岩肌を這って縄張り広げ咲く
 蔓小桜の花は桃色

ツルコザクラ070501a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


浜防風(ハマボウフウ)

ハマボウフウ080607c-l.jpg

浜防風(ハマボウフウ)はセリ科ハマボウフウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリン、 ウスリー、オホーツク、北アメリカの太平洋岸などにも分布する。
栽培もされており、若葉は刺身のつま、若芽は酢の物などにされる。
また、根を乾燥させたものを生薬で浜防風(はまぼうふう)といい、風邪の発汗、発熱、頭痛、関節痛などに薬効がある。
草丈は5センチから40センチくらいである。
長い根を砂の中に伸ばし、葉を広げる。
茎の上部や花の柄、葉の柄には白い毛が密生する。
根元から生える葉には紅紫色の長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それを2回繰り返す。
葉質は厚くて少し光沢があり、小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせた花序を1個出し、花径5、6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ4ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、軟らかい毛が密生している。
属名の Glehnia はロシアの採集家「グレン(Glehn)さん」の名からきている。
種小名の littoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Glehnia littoralis

★海岸に生きる姿はかくなりと
 浜防風は砂地を這って

ハマボウフウ080607a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


タカネタンポポ060401c-l.jpg

高嶺蒲公英(タカネタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
北海道の空知地方、日高地の方アポイ岳、後志地方の大平山、石狩地方の手稲山、日高山系、夕張山系、北見山系、大雪山系などに分布地が限定される北海道固有種である。
高山の蛇紋岩地帯の草原に生える。
別名を夕張蒲公英(ユウバリタンポポ)ともいう。
夕張岳は複雑な地形と特異な地質で多彩な花が育ち、「花の名山」として知られる。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際にたくさんの葉がつく。
葉の形は細長い楕円形で、規則正しく中央部まで羽状に裂け、先は尖る。
開花時期は6月から7月である。
鮮やかな黄色い頭花をつける。
花径は4センチくらいで、たくさんの舌状花からなる。
総苞片の部分は黒っぽく楕円形で、長さは15ミリに満たない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、近縁種に大高嶺蒲公英(オオタカネタンポポ)というものもある。
こちらは総苞が長いのが特徴である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の yuparense は「夕張岳の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Taraxacum yuparense

★咲き姿見せる草原ここだけと
 高嶺蒲公英黄金に燃えて

タカネタンポポ060401b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イエローサルタン

イエローサルタン060610a-l.jpg

イエローサルタン(yellow sultan)はキク科ヤグルマギク属の一年草である。
原産地は西アジアのカスピ海沿岸地方である。
サルタン(sultan)というのはイスラム教国の君主のことである。
黄花匂矢車(キバナニオイヤグルマ)、黄花矢車菊(キバナヤグルマギク)などの流通名がある。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は灰緑色で羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月である。
茎先に花径5、6センチの花(頭花)を1つつける。
花の色は黄色ないしオレンジ色で、舌状花は細かく切れ込んでいる。
よい香りがする。
切り花として栽培されてきたが、最近は鉢物も出回っている。
属名の Centaurea はギリシャ神話に出てくる「ケンタウルス(半人半馬の怪物)」にちなむ。
種小名の suaveolens は「いい香りの」という意味である。
写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Centaurea suaveolens

★繊細な花の姿が魅惑的
 色づく乙女イエローサルタン
☆花の香に呼び止められて矢車の
 生まれ故郷は遠き湖

イエローサルタン060610b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


米萱(コメガヤ)

コメガヤ080504d-l.jpg

米萱(コメガヤ)はイネ科コメガヤ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山麓や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、北半球の温帯地域に広く分布する。
別名を雀の米(スズメノコメ)ともいう。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は線形で、つけ根の部分には筒形の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)があり、紫色を帯びている。
開花時期は5月から7月である。
米粒に似た小穂を10個くらい片側につけ、弓なりになる。
小穂は長さが5ミリから8ミリくらいで、白緑色で横向きにつく。
色は褐色を帯びるものもある。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Melica はギリシャ語の「melica(キビ)」が語源で転用された。
種小名の nutans は「頭を垂れた」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Melica nutans

★米粒を思わすような穂の形
 愛嬌あるね雀の米は

コメガヤ080504e-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


グリーンサントリナ

グリーンサントリナ070623b-l.jpg

グリーンサントリナ(green santolina)はキク科サントリナ属の多年草(常緑小低木)である。
原産地は地中海沿岸地方である。
葉の色が銀色のものをサントリナという。
和名は綿杉菊(ワタスギギク:Santolina chamaecyparissus)である。
これに対して、本種の葉の色は緑色である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は木質化する。
葉は細かく羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
花径15ミリから20ミリくらいの筒状花のみからなる黄色い球形の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草に香りがあり、防虫剤やポプリとして利用される。
属名の Santolina はギリシア語の「sanctum(聖なる)+linum(亜麻)」からきている。
種小名の virens は「緑色の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Santolina virens(=Santolina viridis)

★真ん丸な花が何やら可愛くて
 笑みがこぼれる自然の不思議

グリーンサントリナ070623c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


メディニラ・コッキネア

メディニラ・コッキネア090627b-l.jpg

メディニラ・コッキネアはノボタン科ノボタンカズラ属(メディニラ属)の常緑小低木である。
原産地はニューギニア島である。
樹高は1メートルくらいである。
葉は幅広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは20センチ以上で濃い緑色をしており、淡い緑色の葉脈が目立つ。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出す。
花序の上には赤い苞があり、その下に小さな赤い花をたくさんつける。
雄しべは黄色と紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Medinilla はマリアナ諸島の知事であった「メディニーリャ(J. de Medinilla)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Medinilla coccinea

★美しい大きな苞の下に咲く
 花は小さく雄しべが目立ち

メディニラ・コッキネア090627d-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ヘンルーダ

ヘンルーダ070630a-l.jpg

ヘンルーダはミカン科ヘンルーダ属の常緑小低木である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは江戸時代の中期に薬草として渡来した。
ヨーロッパでは、医術と魔術が分離していない時代から薬草として用いられ、儀式などで重要な役割を果たしてきた。
また、ハーブや香辛料などに使われてきた。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は2、3回羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
さらに1、2回枝分かれをさせて、それぞれの先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は楕円形ないしへら形である。
葉の色は粉白色である。
葉には「山椒」のような甘い香りがある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い小さな花を咲かせる。
花弁は4枚である。
雄しべは8本である。
雌しべのつけ根を取り巻くように蜜腺がある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名前はオランダ語の転化したものである。
芸香草(ウンコウソウ)という和名がある。
英名はルー(rue)である。
属名の Ruta はラテン語の「rue(草)」からきている。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Ruta graveolens

★むっとする強い香りのヘンルーダ
 黄色の小花謎秘めて咲く

ヘンルーダ070630b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ミヤママタタビ100617a-l.jpg深山木天蓼(ミヤママタタビ)はマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地でほかの木に絡みついて伸びる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、東シベリアにも分布している。
蔓の長さは2メートルから5メートルくらいである。
木天蓼(マタタビ)と似ているが、卵形ないし楕円形の葉の根元が心形をしており、開花時期には葉の先が白からピンク色になるところが異なる。
枝も赤みを帯びている。
葉には長い柄があり、互い違いに生える。
開花時期は5月から6月である。
花径15ミリくらいの白い小さな花をつける。
花びらは5枚である。まれに4枚のものもある。
花の後にできる実は長い楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、長さは15ミリから20ミリくらいである。
10月ころ黄緑色に熟する。
未熟な実は果実酒とされ、完熟した実は生食ができる。
また、若い芽や茎は山菜として利用される。
蔓は編み物の材料となる。
和名の由来は、「疲れた旅人がこの実を食べたところ、また旅が続けられた」というところからきている。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の kolomikta はシベリアでの現地名が語源である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Actinidia kolomikta

★くらくらと眩暈するほど濃い香り
 存在感ある深山木天蓼

ミヤママタタビ100617c-l.jpg

ミヤママタタビ110712a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


木天蓼(マタタビ)

マタタビ070630d-l.jpg木天蓼(マタタビ)はマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地でほかの木に絡みついて伸びる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布している。
蔓の長さは2メートルから5メートルくらいである。
葉は卵形ないし楕円形で長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には棘状の小さなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期になると、茎先の葉に白色のものが交じるのが特徴である。
開花時期は6月から7月である。
雌雄異株である。
雄株には、たくさんの雄しべと退化した雌しべのある花が咲く。
雌株には、雌しべだけの花と両性花が咲く。
花径15ミリくらいの白い小さな花をつける。
花びらは普通は5枚である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
雌しべは花柱が線形で、先が放射状に裂ける。
花の後にできる実は長い楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、長さは15ミリから20ミリくらいである。
10月ころ黄緑色に熟する。
未熟な実は果実酒とされ、完熟した実は生食ができる。
また、若い芽や茎は山菜として利用される。
蔓は編み物の材料となる。
和名の由来は、「疲れた旅人がこの実を食べたところ、また旅が続けられた」というところからきている。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の polygama は「完全花と単性花とがある」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Actinidia polygama

★虫たちにアピールするや白い葉の
 花咲くごとく彩り見せて

マタタビ070630a-l.jpg

マタタビ070630b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


青髢草(アオカモジグサ)

アオカモジグサ060527a-l.jpg

青髢草(アオカモジグサ)はイネ科カモジグサ属の越年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端、空き地、草原などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は円柱形である。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
質はやや堅くて艶があり、無毛である。
開花時期は5?7月である。
穂状花序をつくる。花は緑色で先が少し垂れる。
近縁種の髢草(カモジグサ)のほうが紫色を帯びていて、青味がかって見える。
青髢草(アオカモジグサ)の「アオ」とは緑を含む古語なのである。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Agropyron はギリシャ語の「agros(野生)+ pyros(小麦)」からきている。
種小名の ciliare は「縁毛のある」という意味である。
変種名の minus は「より小さい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Agropyron ciliare var. minus

★草いきれ嗅ぎつ五月の空の下
 青髢草の穂先見つめて

アオカモジグサ060527b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


定家葛(テイカカズラ)

テイカカズラ080720b-l.jpg

定家葛(テイカカズラ)はキョウチクトウ科テイカカズラ属の蔓性常緑低木である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野の樹木や岩に絡みついて生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
蔓の長さは5メートルから10メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶がある。
開花時期は5月から9月である。
花の色は最初は純白で、終わりに近づくと黄色くなる。
スクリューのような形をしている合弁花で、5つに裂けている。
花のつけ根の筒には雄しべ5本と雌しべが入っている。
花の後にできる実は弓形をしたさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
実の中から白い毛のついた種子が出てくる。
茎や葉は薬用にされ、鎮痛・強壮などの効果がある。
なお、名は藤原定家にちなんでいる。
また、古名を真拆の葛(マサキノカズラ)という。
天岩戸の神話にちなむ名だという。
属名の Trachelospermum はギリシャ語の「trachelos(首)+sperma(種子)」からきている。種子がくびれていることから名づけられた。
種小名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Trachelospermum asiaticum

★絡みつく塀一面に咲く花は
 天をめざすかプロペラ回し

テイカカズラ080720a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


髢草(カモジグサ)

カモジグサ060527a-l.jpg

髢草(カモジグサ)はイネ科カモジグサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は線形で先が曲がり、長さは20センチくらいである。
開花時期は5月から7月である。
花穂は長さ20センチから30センチである。
穂の先は垂れ下がり、芒(のぎ)という穂から伸びる細い毛のようなものは黒っぽい紫色をしている。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
「髢」は結髪に使う添え毛のことである。
和名の由来は、子どもたちがこの草で「髢」をつくって遊んだことからきている。
属名の Agropyron はギリシャ語の「agros(野生)+ pyros(小麦)」からきている。
種小名の tsukushiensis は「筑紫(現在の福岡県の一部)の」という意味である。
変種名の transiens は「中間種の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Agropyron tsukushiensis var. transiens

★童歌聴こえくるよな髢草
 群がり咲いてのどかな景色

カモジグサ060527b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


懐慶地黄(カイケイジオウ)

カイケイジオウ060409b-l.jpg

懐慶地黄(カイケイジオウ)はゴマノハグサ科ジオウ属で多年草ある。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
中国の華北などに自生する赤矢地黄(アカヤジオウ)から改良された栽培種である。
主産地の河南省懐慶にちなんで名づけられた。
中国や朝鮮半島で栽培されている。
日本へは1940年に渡来し、研究機関などで保存されてきた。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体に灰白色をした軟毛を密生している。
地下茎は太く赤褐色で、横に這う。
根際から生える葉は長い楕円形で皺が多く、裏面は紫色を帯びる。
茎につく葉は疎らで互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした筒状の花を横向きにつける。
花冠は先で浅く5つに裂ける。
特徴は株が大きく、根茎がよく肥大していることである。
根茎を生薬の地黄(じおう)といい、補血、強壮、解熱、緩下、止渇などの薬効がある。
近縁種の赤矢地黄(アカヤジオウ)は奈良県で栽培されている。
属名の Rehmannia はロシア皇帝の侍医だった「レーマン(J. Rehmann)さん」の名からきている。
種小名の glutinosa は「ねばついた」という意味である。
品種名の hueichingensis は地名由来の言葉である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rehmannia glutinosa f. hueichingensis

★パワフルな力を土の下に秘め
 懐慶地黄花は優しく

カイケイジオウ060409a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


オランダワレモコウ080504a-l.jpg

オランダ吾亦紅(オランダワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
原産地は北アフリカ、南ヨーロッパから西アジアにかけてで、乾燥した地域に生える。
英名はサラダバーネット(salad burnet)である。
バーネットはワレモコウの仲間を指す言葉である。
葉には「胡瓜」のような香りがあり、若葉は食用とされる。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は円心形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
花茎を伸ばして吾亦紅(ワレモコウ)に似た赤や緑の花を穂状につける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sanguisorba minor

★花の穂は平凡だけど葉の形
 変わっているよ色も鮮やか

オランダワレモコウ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


浜靫(ハマウツボ)

ハマウツボ070602b-l.jpg

浜靫(ハマウツボ)はハマウツボ科ハマウツボ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸や河原の砂地に生える。
葉緑素をもたない寄生植物で、ヨモギ属の植物、特に河原蓬(カワラヨモギ)の根に寄生する。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、ヨーロッパ東部などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、新たに「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録された。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は黄褐色で太く、直立する。
葉は鱗茎状で茎に疎らにつく。
全体に軟毛が生えている。
開花時期は5月から7月である。
茎の上部に淡い紫色をした花を密につける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花には柄はなく、長さが2センチくらいの筒形で、先は唇状に2つに裂ける。
和名の由来は、花穂の形を靫(矢を携帯するための器)に見立て、浜に咲くことからきている。
属名の Orobanche は、ギリシャ語の「orobos(マメの1種)+anchein(絞め殺す)」からきている。マメに寄生する植物があることから名づけられた。
種小名の coerulescens は「青味がかった」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Orobanche coerulescens

★寄生する草だなんて露ほども
 思わせまいと涼しげに咲き

ハマウツボ070602a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


浜昼顔(ハマヒルガオ)

ハマヒルガオ070602c-l.jpg白砂に浜昼顔の絵染め映え

浜昼顔(ハマヒルガオ)はヒルガオ科ヒルガオ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外でも、世界中に広く分布している。
草丈は10センチから20センチである。
砂の中に地下茎を長く伸ばして増える。
蔓性で、茎は砂の上を這って広がる。
茎に毛は生えておらず、淡い紫褐色をしている。
葉は腎円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は深い心形である。
葉の質厚く艶がある。
水分の蒸発を防ぎ、海水の塩分から葉を守っているのである。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から長い柄を出して、花径4、5センチの淡い紅色の花を1つずつつける。
花冠は漏斗形で、浅く5つに裂ける。
2枚の萼のように見えるのは苞(葉の変形したもの)である。
苞は幅の広い卵形で、5枚の萼片を包んでいる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花は昼顔(ヒルガオ)に似ているが赤みが強い。
稀に白花のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Calystegia はギリシャ語の「calyx(萼)+stege(蓋)」からきている。2枚の大きな苞葉が萼を覆っていることから名づけられた。
種小名の soldanella は「小さい貨幣」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Calystegia soldanella

★するすると茎を伸ばして砂の上
 浜昼顔の花は可憐に

ハマヒルガオ070602e-l.jpg

ハマヒルガオ070602b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


燕水仙(ツバメズイセン)

ツバメズイセン060610b-l.jpg

燕水仙(ツバメズイセン)はヒガンバナ科スプレケリア属の多年草である。
学名のスプレケリア・フォルモシッシマで表示されることもある。
スプレケリア属は1属1種である。
かつてはアマリリス属に分類されていた。
原産地はメキシコである。
日本へは明治時代に渡来した。
草丈は30センチから40センチである。
茎は中空である。
葉は根際から生え、細長い線形である。
開花時期は5月から6月である。
葉があるうちに花が咲く。
1本の花茎に1つの花がつく。
花の色は赤く、花径は10センチくらいある。
花被片は6枚で、反り返る。
このうち下側3枚は、重なり合って間隔が狭くなっている。
雄しべは6本である。
雌しべの花柱の先は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名の由来は、花の形が燕のように見えることからきている。
属名の Sprekelia はドイツ人の植物学者「スプレケル(Dr. Sprekel)さん」の名からきている。
種小名の formosissima は「非常に美しい」という意味である。
写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Sprekelia formosissima

★ユニークな花の姿で色も派手
 メキシコの花燕水仙

ツバメズイセン060610c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


サクラマンテマ100501a-l.jpg

桜マンテマ(サクラマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
北アフリカや、イタリアのシチリア島などに自生している。
日本へは明治時代の中期に観賞用として渡来した。
現在では逸出したものが岡山県、愛媛県、宮崎県などで野生化している。
名の由来は、「桜」のような花を咲かせるマンテマということからきている。
別名を袋マンテマ(フクロマンテマ)というが、これは萼筒の形に由来している。
学名のシレネ・ペンデュラでも流通している。
草丈は20センチ50センチくらいである。
茎も葉も毛に覆われている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶はなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から7月である。
花の色はピンクで、濃淡がある。
花弁は5枚で、花弁の先はへこんでいる。
萼筒はふくらみのある円筒形で、先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の pendula は「下垂の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の山野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Silene pendula

★海を越え渡り来たりしその地にて
 名づけられしは桜マンテマ

サクラマンテマ100501b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


西洋山葵(セイヨウワサビ)

セイヨウワサビ120516a-l.jpg

西洋山葵(セイヨウワサビ)はアブラナ科セイヨウワサビ属の多年草である。
原産地は東ヨーロッパである。
別名を山葵大根(ワサビダイコン)という。
日本へは明治時代に食用として渡来した。
ローストビーフの薬味とされたり、粉ワサビや練りワサビの原料とされる。
逸出したものが北海道、東北地方、中部地方で野生化している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、下部につく葉は羽状に切れ込む。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に白い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Armoracia はケルト語由来のラテン語「Aremoricus(海に近い)」からきている。
種小名の rusticana は「田園の」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Armoracia rusticana

★わさびでも風味が少し違うかな
 涼しいとこが好きなんだけど

セイヨウワサビ120516b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


セイヨウヒルガオ120516a-l.jpg

西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)はヒルガオ科セイヨウヒルガオ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは20世紀の初頭に観賞用として渡来した。
昭和年代に輸入農産物に混入した種子が鉄道輸送で各地に散布された。
蔓の長さは1メートルから2メートルになる。
地下茎を持っているので、庭や畑などに生えると除去するのが大変である。
葉は矢じり形ないし糸状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から9月である。
花径3センチくらいの白ないし淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の昼顔(ヒルガオ)と見分けるポイントは苞の位置である。
昼顔(ヒルガオ)は萼の上に大きな苞が2枚あり、本種は花柄の中間に小さな苞がある。
属名の Convolvulus はラテン語の「convolvere(巻きつく)」からきている。この属の植物の大部分が蔓性であることから名づけられた。
種小名の arvense は「原野に生える」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Convolvulus arvensis

★見比べて違いがわかればいいけれど
 いつかどこかで西洋昼顔

セイヨウヒルガオ120516b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロードデンドロン・パキサンツム070430d-l.jpg

ロードデンドロン・パキサンツムはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾である。
中国名は「台湾山地杜鵑」である。
標高3000メートルから3200メートルの高山に生える。
樹高は120センチくらいである。
枝は軟毛で被われる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
若い葉には黄褐色の軟毛が密生する。
やがて毛は落ちて表面は濃い緑色になる。
葉の裏面は淡い茶色で、赤褐色の軟毛が生える。
開花時期は春から夏である。
花径4センチくらいの広い漏斗状の花を10輪から20輪ずつつける。
花の色は白ないし淡い紅色で、紫ないし紅色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の pachysanthum は「太い花の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron pachysanthum

★高山に這うようにして咲くという
 石楠花の花けな気に見えて

ロードデンドロン・パキサンツム070430b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロードデンドロン・マッデニー080524a-l.jpg

ロードデンドロン・マッデニーはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地はインド、ブータン、中国などで、標高1500メートルから2000メートルの地域に生える。
樹高は1メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白い。
花冠の先は5つに裂け、つけ根のほうは筒状となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の maddenii は植民地時代のベンガル行政府にいた「マッデン(E. Madden)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron maddenii

★独特のカーブがとても魅惑的
 高山に咲くマッデニーの花

ロードデンドロン・マッデニー080524d-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロケア

ロケア060604a-l.jpg

ロケアはベンケイソウ科ロケア属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
多肉植物で耐寒性、耐暑性があまりなく、栽培はやや難しいという。
温室などでの鉢物栽培に向いている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は交互に向かい合って生え(対生)、十字状に密に重なる。
開花時期は5月から6月である。
茎先に紅色の小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で星形をしている。
肉厚で花持ちはよい。
雄しべは5本である。
属名の Rochea はフランスの植物学者「ロシュ(Francois de la Roche)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は6月に軽井沢町で撮った。
学名:Rochea coccinea

★どことなく異国のモード漂わせ
 ロケア花咲く季節は緑

ロケア060604b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


エゾヒナノウスツボ110712a-l.jpg

蝦夷雛の臼壺(エゾヒナノウスツボ)はゴマノハグサ科ゴマノハグサ属の多年草である。
北海道と本州の青森県から石川県にかけての日本海側及び青森県から岩手県にかけての太平洋側に分布し、海岸の岩礫地に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は90センチから150センチくらいである。
茎の断面は四角形で、太くて軟らかい。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、翼のある柄がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄緑色の目立たない花をつける。
花冠は膨らんだ壺状で、先は唇形になる。
上の唇が紫褐色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
関東地方から西には近縁種の雛の臼壺(ヒナノウスツボ)が分布する。
種小名の Scrophularia はラテン語の「scrophula(頸部リンパ節結核)」からきている。この属の1種の塊根がこの病気に効くことから名づけられた。
種小名の grayana は北アメリカの植物分類学者「グレイ(A. Gray)さんの」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Scrophularia grayana

★目立たない花だけれどもよく見れば
 壺の形は味わい深く

エゾヒナノウスツボ110712b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イノンド

イノンド080504b-l.jpg

イノンドはセリ科イノンド属の一年草である。
1属1種である。
原産地は西アジアからインドにかけた一帯である。
種子や葉を生薬や香辛料とする。
生薬では、蒔蘿(じら)、蒔蘿子(じらし)といい、興奮剤や駆風剤として利用される。
香辛料としては、強い香りと味があるので、カレーやピクルスなどに使用される。
英名はディル(dill)である。
日本へは江戸時代に渡来した。
和名はスペイン語のイネルド(eneldo)が転訛したものである。
栽培の歴史は古く、5000年前のメソポタミア文明の時代の記録にも残されている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は羽状に細かく裂けて、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな白ないし黄白色の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Anethum はイノンドのギリシャ古名(anethon)からきている。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Anethum graveolens

★さまざまな香りを生んだ文明の
 足音なるやイノンドの花

イノンド080504a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


オオヤマオダマキ100501a-l.jpg

大山苧環(オオヤマオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草地や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアなどにも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
それをもう1回繰り返すので、1つの葉は9枚の小葉で構成される。
小葉は扇形で2つか3つに裂ける。
開花時期は5月から7月である。
茎の上部に花径3、4センチの花を下向きにつける。
萼弁5枚は紫褐色または淡い黄色である。
花弁5枚は淡い黄色である。
花弁のつけ根の部分は長く伸びて距となる。
距の先が内側に強く巻き込んでいるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の buergeriana はシーボルトの弟子で日本植物採集家であったドイツ人の「ブュルゲル(H. Buerger)さんの」という意味である。
変種名の oxysepala は「鋭い萼片のある」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Aquilegia buergeriana var. oxysepala

★ぐるりんと巻き込むように距をまげて
 大山苧環何を思うや

オオヤマオダマキ100501b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


草橘(クサタチバナ)

クサタチバナ060504a-l.jpg

草橘(クサタチバナ)はガガイモ科カモメヅル属(ビンケトクシクム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
ビンケトクシクム属は世界に107種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)などが分布し、属名の和名はカモメヅル属という。
本種は本州の関東地方から四国にかけて分布し、山地の木陰に生える。
石灰岩地などに多い。
海外では、朝鮮半島や中国の遼寧省、吉林省、山東省、河北省などにも分布する。
中国名は潮風草(チョウフウソウ, chaofengcao)という。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は長さが5センチから15センチ、幅が4センチから8センチの楕円形で柄があり、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、両面にまばらに毛がある。
開花時期は5月から7月である。
茎先に出た数個の花柄に花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花冠の先が深く5つに裂けて横に平に開く。
花びら(花冠の裂片)は長い楕円形をしている。
花の中央には小さな副花冠がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花がミカン科の橘(タチバナ)に似ていることからきている。
中国では根を白薇(びゃくび)といい、「神農本草経」にも記載される薬草である。
花言葉は「勇敢」である。
属名の Vincetoxicum はラテン語の「vinco(克服)+toxicum(毒)」からきている。
種小名の acuminatum は「先が次第に尖った」という意味である。
なお、Vincetoxicum属をCynanchum属の一部と見なす見解もあり、本種もCynanchum属とされてきたが、Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist ではVincetoxicum属に分類され、Vincetoxicum acuminatumが一般名、Cynanchum ascyrifoliumは異名とされている。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Vincetoxicum acuminatum(syn. Cynanchum ascyrifolium)

★橘を思わすような白い花
 品よく咲かす草橘は
☆清楚なる白き花びらふんわりと
 草橘の名は表して

クサタチバナ060504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2017 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2017/06/27改訂

花図鑑

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







蝦夷苺(エゾイチゴ)

エゾイチゴ100617b-l.jpg

蝦夷苺(エゾイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
別名を裏白蝦夷苺(ウラジロエゾイチゴ)、樺太苺(カラフトイチゴ)という。
北方領土を含む北海道から東北地方北部にかけて分布し、山地の道ばたなどに生える。
海外では、サハリンなどにも分布する。
樹高は80センチから120センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、頂小葉の先は尖る。
小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には白い軟毛が密生して白い。
花の柄や萼には短い軟毛が生える。
葉の柄には細い棘と腺毛がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に白い花を数個つける。
花の後にできる実は直径1、2センチの球形のキイチゴ状果(集合核果)で、秋に赤く熟する。
生食するほか、ジャムなどに加工される。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の idaeus は「(地中海のクレタ島にある)イディ山(Ida)の」という意味である。
変種名の aculeatissimus は「非常に棘の多い」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rubus idaeus var. aculeatissimus

★いかにもの荒々しさが目を奪う
 野山に生きる蝦夷苺の花

エゾイチゴ100617a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


犬麦(イヌムギ)

イヌムギ090614a-l.jpg

犬麦(イヌムギ)はイネ科スズメノチャヒキ属の越年草である。
原産地は南アメリカ大陸である。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは明治時代のはじめに牧草としてアメリカから渡来したと推定されている。
現在では北海道から沖縄にかけて野生化し、普通に見られる雑草となっている。
植物の命名では、犬の文字は「役に立たない」という意味がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は線形である。
表面は無毛、裏面には疎らに毛が生える。
開花時期は4月から7月である。
大型の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)で特徴がある。
閉鎖花だけつける株と開花する株があるそうである。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Bromus はギリシャ語の「broma(食料)」からきたカラスムギのギリシャ古名に由来する。
種小名の catharticus は「汚れを落とす」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Bromus catharticus

★もう少し可愛く生まれていたならば
 犬麦の夢空に弾んで

イヌムギ090614b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


犬芥子(イヌガラシ)

イヌガラシ080510b-l.jpg

犬芥子(イヌガラシ)はアブラナ科イヌガラシ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、野原、畦道、道端などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インド、フィリピンなどにも分布する。
草丈は10センチから50センチくらいである。
茎は赤みを帯びている。
全草に毛はない。
根際から生える葉は長い楕円形で、羽状に裂けて地表に広がる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は粗いぎざぎざ(鋸歯)のある披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4月から9月である。
茎先に花径4、5ミリの黄色い小さな十字花を総状(柄のある花が花茎に均等につく)につける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは6本で、そのうち4本が長い。
雌しべは1本である。
実は円柱形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
和名の由来は、芥子菜(カラシナ)に似るが食用にならないというところからきている。
属名の Rorippa はこの植物を示すサクソン語の古名(rorippen)からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Rorippa indica

★雑草の親分なのさ犬芥子
 数で勝負と野を彩って
☆犬芥子雑草にさえ愛らしい
 花の咲くこと我に教えて

イヌガラシ080510a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ゲンチアナ・ベルナ

ゲンチアナ・ベルナ090927a-l.jpg

ゲンチアナ・ベルナはリンドウ科リンドウ属の多年草である。
読み方は「ゲンチアナ・ヴェルナ」や「ゲンチアナ・ウェルナ」とするものもある。
ヨーロッパからシベリアにかけて分布する。
アルプスを代表する花の一つで、アルプスでは標高600メートルから3000メートルの地域に分布し、牧草地や石灰質の土地に生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
開花時期は4月から7月である。
濃い青色の花を咲かせる。
花は筒形で先が5つに裂け、日が当たると花の先の裂片が開く。
花の色は空色や白花のものもある。
花の中には真ん中に花柱(雌しべ)があり、その周りに5本の雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の verna は「春咲きの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Gentiana verna

★アルプスの牧場に咲く青い花
 ゲンチアナ・ベルナいつか見ようと

ゲンチアナ・ベルナ090927c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ケンタウレア・モンタナ

ケンタウレアモンタナ100429a-l.jpg

ケンタウレア・モンタナはキク科ヤグルマギク属の多年草である。
和名は山矢車菊(ヤマヤグルマギク)という。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈、ピレネー山脈、アペニン山脈などに分布し、標高600メートルから2100メートルくらいの林の縁や草地、岩場などに生える。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は灰白色を帯び、葉の先は槍のように尖る。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径4センチから6センチくらいの紫色の花(頭花)をつける。
舌状花は先が4つから5つに裂けている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Centaurea はギリシャ神話に登場する「ケンタウルス(Centaurus)」に由来する植物名(centaurie)からきているとされる。
種小名の montana は「山地に生える」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Centaurea montana

★大きくて薊のような紫の
 花は切れ込む乱れるように

ケンタウレアモンタナ100429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


大米躑躅(オオコメツツジ)

オオコメツツジ080420b-l.jpg

大米躑躅(オオコメツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の秋田県から滋賀県にかけて主に日本海側に分布し、山地や亜高山に生える。
分類上は、米躑躅(コメツツジ)の変種とされている。
基本種に比べると文字通り花や葉が大きく、3脈が明瞭なのが特徴である。
樹高は50センチから150センチくらいである。
葉は長い楕円形で枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面や縁には粗い毛が生える。
開花時期は5月から8月くらいである。
花径10ミリくらいの白い漏斗形の花を咲かせる。
花の色は紅色を帯びるものもある。
花冠の先は4つか5つに裂ける。
裂片は筒部より長い。
雄しべは4、5本、雌しべは1本である。
いずれも花冠から長く突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の tschonoskii は植物収集家「須川長之助さんの」という意味である。
種小名の trinerve は「3脈の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron tschonoskii var. trinerve

★深山には深山の似合う花が咲く
 小振りで元気な大米躑躅

オオコメツツジ080420c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


鹿子草(カノコソウ)

カノコソウ060716a-l.jpg

紅さえも控えて咲くや鹿子草

鹿子草(カノコソウ)はオミナエシ科カノコソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、湿った草地などに生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国東北部、サハリンにも分布する。
和名の由来は、花の咲いている様子が鹿の子しぼりに見えることからきている。
また、女郎花(オミナエシ)に似た姿で淡い紅色の花を咲かせるところから春女郎花(ハルオミナエシ)の別名がある。
草丈は50センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は向かい合って生え(対生)、羽状に分ける。
開花時期は6月から7月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎を乾かしたものが生薬の吉草根(きっそうこん)で、ストレスによる病気に効果がある。
俳句の季語は春である。
属名の Valeriana はラテン語の「valere(強くなる)」からきているという説がある。
種小名の fauriei は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(U. Faurie)さんの」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Valeriana fauriei

★なよやかな花の姿に安らぎて
 辛い思いをしばし忘れて

カノコソウ060716c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


丸葉当帰(マルバトウキ)

マルバトウキ060701a-l.jpg

丸葉当帰(マルバトウキ)はセリ科マルバトウキ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と本州の北部に分布し、海岸の岩場や砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、ロシア極東部、サハリン、アラスカなどにも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎は丸くて中空である。
葉は2回3出複葉である。
3出複葉は1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それをもう1回繰り返す。
小葉は長さ、幅ともに10センチくらいで、艶と厚みがあり丸い。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、小さな白い花をたくさんにつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Ligusticum はラテン語の「Liguria(古代イタリアのリグリア地方)」からきている。ここでウドの栽培が行われていたことから名づけられた。
種小名の hultenii はスウェーデン人の植物学者「フルテン(E. Hulten)さんの」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Ligusticum hultenii

★寒冷な土地に育つが海が好き
 丸葉当帰はパラソル広げ

マルバトウキ060701b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


レッドリーフ・ローズ

レッドリーフローズ100617a-l.jpg

レッドリーフ・ローズ(red-leaved rose)はバラ科バラ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
学名からロサ・ルブリフォリアの名で表示する場合もある。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹は直立し、枝を広げる。
枝は細く、マロンのような色を帯びて蝋がかっており棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は楕円形である。
葉の色は灰色がかった緑色で、葉脈はマロンのような色を帯びる。
開花時期は5月から6月である。
花径5センチくらいの一重咲きの5弁花である。
花色は紅紫色ないし鮮やかな紅色で、花の真ん中は色が淡い。
秋には赤く熟した偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)が鈴なりになってぶら下がる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の rubrifolia は「赤色の葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
実の写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Rosa rubrifolia(=Rosa glauca)

★あっさりと咲いた原種は美しく
 これぞ野薔薇の思い深めて

レッドリーフローズ100617b-l.jpg

レッドリーフローズ070917a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


礼文小桜(レブンコザクラ)

レブンコザクラ090927b-l.jpg

礼文小桜(レブンコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北海道の固有種である。
礼文島、手塩地方、空知地方、北見山地、知床半島だけに分布し、山地の岩場や乾いた草地に生える。
分類上は、雪割草(ユキワリソウ)の変種とされている。
基本種よりも大形である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉はさじ形で、下部は狭まって柄のようになる。
葉の縁はやや裏側に曲がる。
自生地での開花時期は5月から7月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紅紫色の花を10輪くらいボールのようにかためてつける。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花冠は5つに分かれて真ん中は黄色く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の modesta は「内気な」という意味である。
変種名の matsumurae は植物分類学者「松村任三さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula modesta var. matsumurae

★わいわいと春の歓び伝え合う
 乙女のごとく礼文小桜

レブンコザクラ090927a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


シロハナノハナショウブ120610a-l.jpg

野花菖蒲(ノハナショウブ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
花菖蒲(ハナショウブ)の原種である。
北海道から九州にかけて分布し、湿原や湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、シベリアなどにも分布する。
白花野花菖蒲(シロハナノハナショウブ)はその品種の1つである。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形である。
葉の表面中央には突起した筋がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に白い花を咲かせる。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
本種の特徴は、外花被片のつけ根の部分に黄色い筋が入ることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種の花菖蒲(ハナショウブ)は江戸時代から改良が重ねられ、現在では五百を超える品種があるといわれている。
江戸系、肥後系、伊勢系、大船系などの系統がある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の ensata は「剣形の」という意味である。
変種名の spontanea は「野生の」という意味である。
写真は6月に堀切菖蒲園で撮った。
野生種と表示されていたが、白花固有の学名はつけられていないようである。
学名:Iris ensata var. spontanea

★出かければ出合うものだねそれなりに
 初めて見たよこの白花は

シロハナノハナショウブ120610b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


エゾツルキンバイ070602a-l.jpg

蝦夷蔓金梅(エゾツルキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道から本州の北部にかけて分布し、海岸の塩湿地に生える。
塩湿地というのは淡水と海水の混じり合う干潟の周囲で、塩分濃度が高いために普通の植物は生きていけない。
海外では、ユーラシア大陸などに広く分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地を這って伸び、横に広がる。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は長い楕円形で、長さは4センチから6センチくらいある。
小葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
小葉の裏面には綿毛が生えていて、粉白色を帯びる。
1枚の葉は小葉13枚から19枚で構成される。
茎につく葉は小さい。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径2、3センチの黄色い花をつける。
花弁は5枚である。
花弁の形は幅の広い倒卵形である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、北海道に多く蔓性で、黄色い梅に似た花をつけるというところからきている。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の egedei は「エーゲデ(Egede)さんの」という意味である。
変種名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Potentilla egedei var. grandis

★塩水の混じる湿地に群れなして
 咲くはお見事蝦夷蔓金梅

エゾツルキンバイ070602d-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ウラジロキンバイ090927a-l.jpg

裏白金梅(ウラジロキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道と本州中部地方に分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。
海外では、北半球の北部に広く分布する周北極要素植物である。
寒冷期に日本まで分布を広げ、温暖化が進む中で高山に取り残されたものと推測される。
日本での分布は不連続で、北海道の礼文島や夕張岳、中部地方の白馬岳、八ヶ岳、北岳、荒川岳などに生育する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎には白い毛が密生している。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は楕円形で、深いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には白い毛が密生している。
これが和名の由来にもなっている。
近縁種の深山金梅(ミヤマキンバイ)に似ているが、見分けるポイントとなる。
開花時期は6月から7月くらいである。
長い花茎を伸ばし、花径2センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの) である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の nivea は「雪のように白い」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Potentilla nivea

★花茎をひょろりと伸ばし金色の
 花が微笑む裏白金梅

ウラジロキンバイ090927b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


岩桐草(イワギリソウ)

イワギリソウ060701c-l.jpg岩桐草(イワギリソウ)はイワタバコ科イワギリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の北向きの岩壁に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
全体に柔らかい毛が生えている。
葉は根際から生え、卵円形でやや肉厚である。
葉の先は円く、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、白い軟毛が生えている。
自生地での開花時期は5月から6月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紅紫色をした花を数輪つける。
花冠は筒状で、先が唇形に5つに裂ける。
花径は1センチくらい、花冠の長さは2センチである。
萼片は5枚、雄しべは2本である。
花冠、萼片、花柄にも毛が密生する。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、白い軟毛のある葉の形や花の形が桐を思わせるというところからきている。
属名の Opithandra はギリシャ語の「opithe(後ろ)+andros(雄)」からきている。
種小名の primuloides「サクラソウのような」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Opithandra primuloides

★岩場には岩場の好きな花が咲く
 岩桐草は背を低くして

イワギリソウ060701a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロサ・ポミフェラ

ロサ・ポミフェラ060617a-l.jpg

ロサ・ポミフェラはバラ科バラ属の常緑低木である。
原産地は中央ヨーロッパ、西アジアである。
1771年に紹介された。
英名はアップルローズ(apple rose)である。
葉が青リンゴの香りがするとも、秋に実る実がリンゴのように大きいともいう。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面には腺毛(毛先から粘液質やゴム質の液を分泌する毛)が生える。
開花時期は5月から6月である。
花径4、5センチの一重咲きないし半八重咲きである。
花の色は明るいピンクで、強い芳香がある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の pomifera は「リンゴのような果実を持った」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Rosa pomifera

★爽やかなピンクの色が目を引いて
 北国に咲くアップルローズ

ロサ・ポミフェラ060617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


メコノプシス・ベトニキフォリア090927b-l.jpg

メコノプシス・ベトニキフォリアはケシ科メコノプシス属の多年草である。
ヒマラヤ山脈や中国の雲南省、四川省、東部チベット、ミャンマーなどに分布し、高山の草地などに生える。
メコノプシス・グランディスとともに「ヒマラヤの青い芥子」として知られる。
1990年の大阪花博で広く知られるようになった。
草丈は60センチから80センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、褐色の毛が生える。
葉の色は淡い緑色で、縁には切れ込みがある。
開花時期は5月から7月である。
花茎を伸ばし、茎先に数輪の鮮やかな青い花を咲かせる。
花径は5、6センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はブルーポピー(blue poppy)である。
属名の Meconopsis はギリシャ語の「mekon(ケシ)+ opsis(似る)」からきている。
種小名の betonicifolia は「ベトニー(Stachys betonica)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Meconopsis betonicifolia

★透き通る青が鮮やかメコノプシス
 高嶺の花はただ美しく

メコノプシス・ベトニキフォリア090927a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


マイヅルテンナンショウ070630c-l.jpg

舞鶴天南星(マイヅルテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、山地の湿地や河原などに稀に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は1枚で、鳥足状の複葉である。
葉の柄は35センチから70センチくらいあり、小葉17枚から21枚くらいで1枚の葉が構成される。
小葉の形は幅の狭い倒卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
頂小葉が次の側小葉よりもいちじるしく小さいのが特徴である。
開花時期は5月から6月である。
小さな個体は雄花だけからなり、大きな個体は両性花となる。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色である。
仏炎苞のつけ根のほうは筒状である。
上部は卵形で、先は尾状となって曲がる。
肉穂花序は棒状である。
付属体が糸状に上へ向かって長く伸びる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、葉と花序の様子を鶴が舞う姿にたとえたものである。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の heterophyllum は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は6月に東北大植物園で撮った。
学名:Arisaema heterophyllum

★鶴の舞う姿に擬して名づけらる
 天南星の緑爽やか

マイヅルテンナンショウ070630b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


馬の鈴草(ウマノスズクサ)

ウマノスズクサ080713a-l.jpg

馬の鈴草(ウマノスズクサ)はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、川の土手や草地などに生える。
海外では、中国の南部にも分布する。
蔓状の茎は1メートルから3メートルくらいまで伸びる。
葉は長いハート形をしており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月である。
ラッパ状をした暗い紫色の花筒(萼)を横向きにつける。
花弁はなく、3枚の萼が合生して筒状になっている。
花のつけ根の部分は球形の子房になっている。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の形が馬面に似ており、実が馬の首にかける鈴に似ていることからきている。
根を干したものは生薬で青木香(しょうもっこう)といい、解毒剤とされる。
実を干したものは生薬で馬兜鈴(ばとうれい)といい、鎮咳、去痰などの薬効がある。
属名の Aristolochia はギリシャ語の「aristos(最良)+lochia(出産)」からきている。曲がった花の形が胎内の胎児を連想させ、またつけ根の部分の膨らみが子宮を連想させるところから、出産を助ける力を持つと考えられた。
種小名の debilis は「弱小な」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Aristolochia debilis

★草むらを探してごらんこれは何
 馬の鈴草不思議な形

ウマノスズクサ080713b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ヒサカキサザンカ080713b-l.jpg

姫榊山茶花(ヒサカキサザンカ)はツバキ科ヒサカキサザンカ属の常緑高木である。
日本固有種である。
鹿児島県の沖永良部島から沖縄県の西表島にかけて分布し、山地の林の中に生える。
葉が「姫榊」に似て、花が「山茶花」に似るというのが名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は5月から6月である。
花径2、3センチの白い小さな5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
10月ころに熟し、外皮が割れて黒い種子が現れる。
属名の Tutcheria は人名の「タッチャー(Tutcher)」からきている。
種小名の virgata は「枝のある」という意味である。
花の写真は7月に小石川植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Tutcheria virgata

★南国のムードいかがと花咲かす
 妃榊山茶花寒くはないか

ヒサカキサザンカ080713d-l.jpg

ヒサカキサザンカ051015a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


カラフトイソツツジ060615d-l.jpg

樺太磯躑躅(カラフトイソツツジ)はツツジ科イソツツジ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道に分布し、高山の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、シベリアなどにも分布する。
海外では、サハリンなどにも分布する。
「磯」の名がつくが海浜植物ではない。
「イソ」は「蝦夷」の転訛したものだと考えられている。
樹高は30センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬くて厚い。
葉の裏面に生える白い毛は短い。
開花時期は6月から7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂けて横に開く。
雄しべが長くて花冠から飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ledum はハンニチバナ属の古代ギリシャ名 ledon に基づく。香りが似ていることからきている。
種小名の palustre は「沼地を好む」という意味である。
亜種名の diversipilosum は「不同の軟毛ある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Ledum palustre subsp. diversipilosum

★高山の岩場に這って枝伸ばし
 そっと咲かせる白い小花を

カラフトイソツツジ060615a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


カラフトダイコンソウ070616a-l.jpg

樺太大根草(カラフトダイコンソウ)はバラ科ダイコンソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の草地などに生える。
海外では、サハリンやカムチャツカ半島にも分布する。
草丈は40センチから70センチくらいである。
全体に黄赤色の棘状の剛毛が生える。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
頂小葉が大きく、円形である。
茎につく葉は単葉で、3つに中裂する。
開花時期は5月から6月である。
茎先で枝分かれをして花径15ミリくらいの黄色い花を数個つける。
花弁は5枚である。
花弁の形は丸く、落ちやすい。
萼片も5枚で、萼片の間に5枚の副萼片がある。
花の真ん中は緑色で、たくさんの雄しべと雌しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)の集合果である。
卵形で、鉤状の毛が生える。
和名の由来は、樺太で発見され、根際から生える葉が「大根」に似ているというところからきている。
属名の Geum はラテン語の「geuo(美味)」からきている。
種小名の macrophyllum は「大きな葉の」という意味である。
変種名の sachalinense は「サハリンの」という意味である。
写真は6月に信州の上高地で撮った。
学名:Geum macrophyllum var. sachalinense

★落ちやすい花びらどこか儚いが
 いろいろあるね花の咲き方

カラフトダイコンソウ070616b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


唐草華鬘(カラクサケマン)

カラクサケマン120516a-l.jpg

唐草華鬘(カラクサケマン)はケシ科カラクサケマン属の一年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
原産地はヨーロッパである。
草丈は20センチから35センチくらいである。
茎は直立ないし斜上して枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は2、3回羽状に裂けて、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ8ミリくらいの花を10輪から50輪くらいつける。
花冠は筒状の唇形で、花の色は暗い紅紫色である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
紫華鬘(ムラサキケマン)と似ているが、果実が球形の堅果で種子が1つだけである点が異なる。
属名の Fumaria はラテン語の「fumus terrae(臭いの強い)」からきている。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Fumaria officinalis

★見た目ではなかなか区別もむずかしい
 花の姿がまた一つ増え

カラクサケマン120516b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


シオカゼノアザミ070623b-l.jpg

潮風野薊(シオカゼノアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
分類上は野薊(ノアザミ)の海岸型変種とされている。
基準産地は伊豆半島である。
基本種に比べて背丈が低い。
また、葉が厚く、棘が長い。
草丈は50センチくらいである。
葉は羽状に裂け、葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)の先に生える棘は5?15ミリくらいある。
開花時期は5月から6月くらいである。
紅紫色の花(頭花)を上向きにつける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)はよく粘る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium japonicum var. maritimum

★潮風に負けはすまいと背は低く
 葉もぼってりと姿を変えて

シオカゼノアザミ070623a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イリキウム・フロリダヌム

イリキウム・フロリダヌム080504a-l.jpg

イリキウム・フロリダヌムはシキミ科シキミ属の常緑低木である。
かつてはモクレン科に分類されていた。
原産地は北アメリカの南東部である。
英名はフロリダ・アニス(Florida anise)である。
和名はアメリカ樒(アメリカシキミ)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉はハーブの香りがする。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径5センチくらいの紅紫色をした花をつける。
花被片は20枚から30枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
有毒植物である。
属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」に由来する。植物体に芳香があることからきている。
種小名の floridanum は「フロリダ産の」という意味である。
写真は5月東京都薬用植物園で撮った。
学名:Illicium floridanum

★落ち着いた花色を見て安堵する
 毒はあれども芳香漂い

イリキウム・フロリダヌム080504d-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ウナダレヒレアザミ110628a-l.jpg

項垂れ鰭薊(ウナダレヒレアザミ)はキク科ヒレアザミ属の多年草である。
原産地はユーラシア大陸である。
花がよい香りを放つので麝香薊(ジャコウアザミ)の別名がある。
近縁種の鰭薊(ヒレアザミ)は日本に帰化しており、本種も進入が危惧されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は直立して枝分かれをする。
茎には翼(よく)という表皮が変化した膜のようなものがあり、先には棘がある。
和名は、これを魚の鰭にたとえたものである。
葉は羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭い棘がある。
開花時期は5月から7月である。
花径30ミリから50ミリくらいの紅紫色の花(頭花)が1輪ずつ下向きにつく。
頭花は筒状花からなる。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)も鋭い披針形で、棘のようになって反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Carduus はラテン語でラシャカキグサなどを表す言葉が転用された。
種小名の nutans は「頷く」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Carduus nutans

★ただ独り俯き咲くの風情見て
 危うきなるもついほだされて

ウナダレヒレアザミ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イリキウム・ヘンリー

イリキウム・ヘンリー080524b-l.jpg

イリキウム・ヘンリーはシキミ科シキミ属の常緑低木である。
かつてはモクレン科に分類されていた。
原産地は中国の中南部である。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は5月から6月である。
花の色はピンクから濃い紅色に変わる。
花被片は20枚くらいである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」からきている。植物体に芳香があることから名づけられた。
種小名の henryi はアイルランドの植物収集家「ヘンリー(A. Henry)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Illicium henryi

★樒とは思えぬような花姿
 驚きながらカメラに収め

イリキウム・ヘンリー080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


伊勢花火(イセハナビ)

イセハナビ050611a-l.jpg

伊勢花火(イセハナビ)はキツネノマゴ科イセハナビ属の多年草である。
原産地は東南アジアだが、学名は Strobilanthes japonica で japonica の文字が入っている。
日本へは中国経由で渡来し、観賞用に栽培されるほか九州南部など暖地で野生化している。
草丈は50センチくらいである。
茎はやや木質になり、よく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、長さは3センチから6センチくらいである。
葉は十の字状に向かい合って生える(十字対生)。
開花時期は6月から7月である。
淡い紫色の花を咲かせる。
花冠は漏斗状で5つに裂け、長さは10ミリから20ミリくらいである。
花びら(花冠の裂片)は左右非対称である。
花は一日花である。
茶花として人気があったようである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
同属には鈴虫花(スズムシバナ)や雪見花(ユキミバナ)がある。
属名の Strobilanthes はギリシャ語の「strobilos(球果)+anthos(花)」からきている。球果状の花序といった意味がある。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Strobilanthes japonica

★ちょっだけ右と左が不揃いの
 花びらどこか人間らしく
☆よく見れば人の形の可愛さに
 小さき花の面白くもあり

イセハナビ050611b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


黄斑月桃(キフゲットウ)

キフゲットウ070603a-l.jpg

月桃(ゲットウ)はショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布する。
海外では、台湾、中国、インドなどにも分布する。
黄斑月桃(キフゲットウ)はその園芸品種である。
ほかに斑入り月桃(フイリゲットウ:Alpinia sanderae)という和名の植物がある。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円状の披針形(笹の葉のような形)で、長さは40センチから70センチ、幅は5センチから10センチくらいである。
葉の先は鋭く尖り、縁には密に毛が生える。
葉の表面には艶がある。
葉は爽やかな香りを放ち、防虫・抗菌作用がある。
本種の場合は、葉脈に沿って黄色ないし淡い黄色の斑が入る。
開花時期は5月から6月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの白ないし淡いピンクを帯びた花をつける。
花冠は3つに裂け、黄色い唇弁の真ん中には赤い筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、熟すと赤くなり、褐色の毛を密生する。
属名の Alpinia はイタリアの植物学者「アルピーニ(P. Alpini)さん」の名からきている。
種小名の zerumbet の意味はまだ解明できていない。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alpinia zerumbet 'Variegata'

★葉に入る黄色い模様が南国の
 ムード盛り上ぐ黄斑月桃は

キフゲットウ070603b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


黄素馨(キソケイ)

キソケイ100605a-l.jpg

黄素馨(キソケイ)はモクセイ科ソケイ属の常緑低木である。
原産地は北大西洋のマディラ諸島、カナリー諸島である。
日本では、暖地で庭木とされる。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをする。
葉は3枚から7枚の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、先は尖る。
開花時期は4月から7月である。
枝先にまばらな散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチくらいの黄色い花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに深く裂けて平らに開く。
素馨(ソケイ)というのはジャスミンのことである。
なお、このほかにヒマラヤ産のものが黄素馨(キソケイ:Jasminum humile var. revolutum)として流通している。
属名の Jasminum はアラビア語の「ysmyn(マツリカ)」をラテン語化したものである。
種小名の odoratissimum は「非常によい香りのする」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名表示もここでのものに沿っている。
学名:Jasminum odoratissimum

★枝先を埋めるように黄素馨の
 花がほころぶ皐月の空に

キソケイ100605b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


岩石蘭(ガンゼキラン)

ガンゼキラン100429b-l.jpg

岩石蘭(ガンゼキラン)はラン科ガンゼキラン属の多年草である。
紀伊半島、伊豆七島、四国、九州、沖縄などに分布し、渓谷沿いの林の中などに生える地生種である。
海外では、台湾、フィリピン、マレーシア、インドなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
卵形の偽球茎(ラン科植物の地上茎や花茎の一部が肥大した器官で、水分や養分の貯蔵場所となっている)から3枚から5枚くらいの葉が出る。
葉の形は細長い楕円形で大きく、皺がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、やや疎らに10輪前後の淡い黄色の花をつける。
唇弁には褐色を帯びた襞が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phaius はギリシャ語の「phaios( 暗い)」からきている。カクチョウランの花の色が暗い褐色をしていることから名づけられた。
種小名の flavus は「黄色の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Phaius flavus

★花開く岩石蘭はきらきらと
 命の不思議伝えるように

ガンゼキラン100429a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


岩菲仙翁(ガンピセンノウ)

ガンビセンノウ080906a-l.jpg

岩菲仙翁(ガンピセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
単に岩菲(ガンピ)とも呼ばれる。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に中国から観賞用として渡来した。
中国では薬用としても用いられる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
全体に毛は生えていない。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から7月くらいである。
花径は6センチくらいある朱赤色の5弁花である。
花弁は重なり合うように平開し、花弁の先は細かく切れ込む。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の coronata は「花冠のある」という意味である。
写真は9月に帯広市の真鍋庭園で撮った。
学名:Lychnis coronata

★どこぞやで聞いた名前と訝(いぶか)れば
 こちら元祖の岩菲仙翁

ガンビセンノウ080906b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アスター・アルピヌス

アスター・アルピヌス061008b-l.jpg

アスター・アルピヌスはキク科シオン属の多年草である。
ヨーロッパや北アメリカに分布し、亜高山帯から高山帯にかけて草地や礫地に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花茎を伸ばし、淡い青紫色ないし赤紫色の花(頭花)を1つ上向きにつける。
真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の alpinus は「高山に生える」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aster alpinus

★この花を見つけてみたいアルプスで
 夢が広がる青き一輪

アスター・アルピヌス061008c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


オモゴウテンナンショウ090503a-l.jpg

面河天南星(オモゴウテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
本州の中国地方と四国に分布し、山地の林の中に生える。
和名は、愛媛県の面河渓(おもごけい)に由来する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は鳥足状の複葉で1枚である。
葉は9枚から15枚くらいの小葉からなる。
小葉の形は幅の狭い楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑白色で、つけ根のほうには細かい紫色の斑が入る。
長く垂れ下がった部分(舷部)は緑色である。
付属体は棒状で、先がやや膨れる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の iyoanum は「伊予(愛媛県)の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Arisaema iyoanum

★だらりんと垂れた緑が仲間との
 違いを見せる不思議の世界

オモゴウテンナンショウ090503c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


小山撫子(オヤマナデシコ)

オヤマナデシコ090927a-l.jpg

小山撫子(オヤマナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属(ディアンツス属)の多年草である。
小山撫子は流通名である。
学名に関連したダイアンサス・アルピナやディアンツス・アルピヌスで表示するものもある。
原産地はヨーロッパである。
アルプスの東部に分布し、山地や高山の草地に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
株はマット状に広がる。
葉は線形ないし長い披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月くらいである。
花径は3、4センチあり、大輪である。
花は紅紫色をした5弁花で、真ん中が白っぽく、その周りに暗い赤色の輪が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えるて名づけられた。
種小名の alpinus は「高山に生える」という意味である。
写真は写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Dianthus alpinus

★どきどきと胸を焦がせているのかな
 小山撫子頬染めながら

オヤマナデシコ090927b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イロマガリバナ110628c-l.jpg

色曲がり花(イロマガリバナ)はアブラナ科マガリバナ属(イベリス属)の常緑多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
学名のイベリス・ウンベラタで表示するものもある。
原産地は南ヨーロッパで、砂礫地や石灰岩地に生える。
日本では花壇から逸出したものが帰化している。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、青紫色の小さな花を半球状に集まってつける。
花の色には白、桃色、赤などのものもある。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片は4枚である。
雄しべは6本あり、4本が長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
英名はグローブ・キャンディタフト(globe candytuft)である。
「キャンディタフト」はイベリスの仲間のことで、砂糖菓子のように盛り上がった形を表している。
属名の Iberis はギリシャ語の「Iberia(イベリア半島)」からきている。この属の植物の多くがスペインやポルトガルを原産地とすることから名づけられた。
種小名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Iberis umbellata

★イベリスに色のつくものあったのか
 来てみてよかった新たな発見

イロマガリバナ110628a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


浜簪(ハマカンザシ)

ハマカンザシ100617a-l.jpg

浜簪(ハマカンザシ)はイソマツ科ハマカンザシ属の多年草である。
原産地はヨーロッパで、イギリスを含めたヨーロッパの海岸に多い。
和名の由来は、浜に生えて花の様子が簪に似るというところからきている。
属名のアルメリア(Armeria)の名でも流通している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は線形で濃い緑色をしており、ロゼット状に広がる。
開花時期は3月から6月である。
濃いピンク色をした小さな花が、直径2センチくらいのボール状に集まってつく。
このような花が数十本も群がって咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉の形状から松葉簪(マツバカンザシ)の別名もある。
属名の Armeria はケルト語を語源とするラテン語の古語で「海に近い」という意味がある。
種小名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Armeria maritima

★つんつんと背伸びするよに咲きだした
 浜簪に思わず笑顔

ハマカンザシ100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アルメリア・カエスピトサ

アルメリア・カエスピトサ100429a-l.jpg

アルメリア・カエスピトサはイソマツ科ハマカンザシ属の常緑多年草である。
原産地はヨーロッパ南部である。
和名を姫簪(ヒメカンザシ)という。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎は地を這って伸びる。
葉は線形で、長さ1、2センチである。
開花時期は5月から7月である。
茎先に球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紅紫色の花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本である。
白花のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Armeria はケルト語の armar を語源とするラテン語の古語で「海に近い」という意味がある。
種小名の caespitosa は「群がって生えた」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Armeria caespitosa

★地を這って首をもたげて咲く花は
 淡きピンクのポールのように

アルメリア・カエスピトサ100429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


イリキウム・ランケオラツム

イリキウム・ランセオラツム080524b-l.jpg

イリキウム・ランケオラツムはシキミ科シキミ属の常緑低木ないし高木である。
かつてはモクレン科に分類されていた。
原産地は中国である。
英名はグァンドン・スターアニス(Guangdong star anise)である。
グァンドンは「広東」、スターアニスは「唐樒」のことである。
樹高は3メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉はハーブの香りがする。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に1輪から3輪の花をつける。
花の色は紅色で、花被片は10枚から15枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」からきている。植物体に芳香があることから名づけられた。
種小名の lanceolatum は「披針形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Illicium lanceolatum

★紅色の樒の花があるのかと
 驚きながらカメラに収め

イリキウム・ランセオラツム080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アセンヤクノキ080622a-l.jpg

阿仙薬の木(アセンヤクノキ)はマメ科アカシア属の落葉高木である。
この木から採れる生薬の「阿仙薬」は「ペグ阿仙薬」とも呼ばれることから、ペグの木(ペグノキ)の別名もある。
「阿仙薬」には他に、アカネ科の植物を原料とする「ガンビール阿仙薬」がある。
「阿仙薬」の主成分はカテキンで、傷口や粘膜を引き締める収斂剤などに用いられる。
また、染料ともされる。
原産地はインドの東部、バングラデシュ、ミャンマーである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色をしており、枝には短い棘がある。
葉は1、2回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は線形である。
開花時期は5月から6月である。
花の色は淡い黄色で、アカシア属の仲間とよく似ている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
学名からアカシア・カテキューという呼称も用いられる。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の catechu はインド名の「ビンロウ」からきている。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Acacia catechu

★アカシアの中に薬となるものも
 あると知らされ思い新たに

アセンヤクノキ080622b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ツクシムレスズメ120523a-l.jpg

筑紫群雀(ツクシムレスズメ)はマメ科クララ属の常緑低木である。
九州南部の熊本県・宮崎県・鹿児島県に分布し、林の中に生える。
海外では、中国の福建省や雲南省に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
頂小葉がいちばん大きく、側小葉は下へいくほど小さくなる。
葉の表面に毛はなく、裏面にはビロード状の圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Sophora はアラビア語由来の1種の名から転用された。
種小名の franchetiana は日本の植物を研究したフランスの分類学者「フランシェ(A. R. Franchet)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sophora franchetiana

★名を聞けば黄色い花とすぐ思う
 けれど白花清楚に咲いて

ツクシムレスズメ120523b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


キプリペディウム・レギナエ

キプリペディウム・レギナエ110710a-l.jpg

キプリペディウム・レギナエはラン科アツモリソウ属の多年草である。
属名の読み方はシプリペディウムとするものもある。
原産地は北アメリカで、ある。
アメリカ合衆国、カナダの中東部に分布し、湿地に生える。
和名はアメリカ敦盛草(アメリカアツモリソウ)という。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は卵形である。
開花時期は6月から7月である。
膨らんだ袋のような形の桃色の唇弁をもった白い花をつける。
属名の Cypripedium はギリシャ語の「Cypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)」からきている。唇弁が大きく前へ突出して袋状となっているのを婦人用のスリッパにたとえた。
種小名の reginae は「女王の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Cypripedium reginae

★アメリカに咲く敦盛草美しく
 女王の名も欲しいがままに

キプリペディウム・レギナエ110710b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


朱鷺草(トキソウ)

トキソウ110710a-l.jpg

朱鷺草(トキソウ)はラン科トキソウ属(ポゴニア属)の多年草である。
ポゴニア属は東アジアや北アメリカに7種が分布し、いくつかの品種もある。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をトキソウ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、茎の中部に1枚がつく。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に花径2センチくらいの淡い紅色をした花を1輪つける。
花の下には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がある。
唇弁は3つに裂け、中に突起がたくさんある。
花言葉は「献身」である。
6月5日の誕生花である。
属名の Pogonia はギリシャ語の「pogonias(髭のある)」からきている。唇弁に髭が多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Pogonia japonica

★出合いたる朱鷺草の花煌けば
 その彩にほっとため息

トキソウ110710b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/05改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロサ・モスカータ

ロサ・モスカータ120523a-l.jpg

ロサ・モスカータはバラ科バラ属の落葉低木である。
原産地は中国西南部、西アジア、南ヨーロッパ、北アフリカなどである。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花径4、5センチの白い一重の花をつける。
花は麝香の香りがする。
花の後にできる実(ローズヒップ)は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く色づく。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の moschata は「麝香の香りのする」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa moschata

★野ばらより少し花びら大きいな
 香り豊かにモスカータ咲く

ロサ・モスカータ120523b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


サラセニア・プルプレア

サラセニア・プルプレア120523a-l.jpg

サラセニア・プルプレアはサラセニア科サラセニア属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国の東岸やフロリダ州、ミシシッピー州などに分布し、沼地や泥炭地帯に生える食虫植物である。
和名は紫瓶子草(ムラサキヘイシソウ)という。
「瓶子体」という細長い捕虫葉を持つ。
草丈は20センチから60センチくらいである。
瓶子体は細長いチューブ状である。
開花時期は5月から7月くらいである。
花茎を伸ばし、暗い紅紫色の花をつける。
属名の Sarracenia はカナダ人の医師「サラザン(M.S.Sarrazin)さん」の名からきている。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sarracenia purpurea

★スマートにひょろりと伸びる捕虫葉
 甘い蜜出し虫を誘って

サラセニア・プルプレア120523b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アカバナルリハコベ110628a-l.jpg

赤花瑠璃繁縷(アカバナルリハコベ)はサクラソウ科ルリハコベ属の一年草である。
「ハコベ」という名がつくがナデシコ科ではなく、サクラソウ科である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは江戸時代に渡来した。
現在では、本州の宮城県から九州にかけて帰化し、道端や畑の縁に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は枝分かれをして地を這い、斜上する。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3月から6月である。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から短い花柄を出し、先に1つずつ花をつける。
花の色は紅色である。
花径は10ミリくらいで、花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Anagallis はギリシャ語の「ana(再び)+agallein(楽しむ)」からきている。花は曇ると閉じ、陽が照ると再び開く性質がある。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Anagallis arvensis

★江戸の世に大和に根づきし赤花は
 瑠璃の繁縷と対なすごとく

アカバナルリハコベ110628b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


姫小判草(ヒメコバンソウ)

ヒメコバンソウ050528a-l.jpg

姫小判草(ヒメコバンソウ)はイネ科コバンソウ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
現在では世界の温帯の広がっている。
日本へは江戸時代の後期には渡来し、現在では本州から沖縄に帰化している。
草丈は10センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は線形で、ほぼ垂直に立っている。
毛は生えておらず、表面や縁はややざらつく。
開花時期は6月から9月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、三角形のおにぎりのような小穂をつける。
小穂はやや扁平で、淡い緑色をしている。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
別名を鈴萱(スズガヤ)という。
属名の Briza はライムギのギリシャ名からきている。
種小名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に向島百花園で撮った。
学名:Briza minor

★小判だよ覗いてごらん虫眼鏡
 大らかな名に苦笑いして

ヒメコバンソウ050528c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ヒメトウテイラン070603a-l.jpg

姫洞庭藍(ヒメトウテイラン)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
クワガタソウ属とする場合もある。
また、分類体系によっては、オオバコ科とされる。
原産地は北アメリカである。
草丈は40センチくらいである。
全草に白い毛が生えていて、灰白色をしている。
茎は地を這って横に広がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を穂状に出し、青紫色の花をつける。
花冠は筒状で、先が4つに裂ける。
萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の洞庭藍(トウテイラン)よりも小形というのが名の由来である。
「洞庭藍」の名は、花色を中国の湖南省にある洞庭湖の水の色にたとえたものである。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の incanum は「灰白色の柔らかい毛で覆われた」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion incanum(=Veronica incana)

★背は低く白い綿毛で身を覆い
 咲かせる花の色合い深く

ヒメトウテイラン070603d-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロサ・ルビギノサ

ロサ・ルビギノサ070603b-l.jpg

ロサ・ルビギノサはバラ科バラ属の落葉低木である。
種小名の読み方はルビジノーサやルビギノーザなども見られる。
原産地はイギリスを含む北ヨーロッパからコーカサス、西アジアにかけた一帯である。
16世紀の後半から栽培されている。
英名はスィートブライアー(sweet briar)である。
ブライアーは野薔薇のことである。
樹高は2メートルから3メートルである。
枝には下向きの棘があり、横に広がる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
1枚の葉は小葉5枚から9枚で構成される。
葉にはリンゴに似た強い香りがある。
開花時期は6月から7月である。
花径は2センチから4センチくらいで、花弁は5枚の一重咲きである。
花弁の色はピンクで、つけ根のほうは白っぽい。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実(ローズヒップ)は直径1、2センチの球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く色づく。
ローズヒップオイルの原料として知られる。
チリで生産されるものが多い。
異名をロサ・エグランテリア(Rosa eglanteria)という。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の rubiginosa は「赤錆色の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rosa rubiginosa

★ほんのりとピンクに染まりルビギノサ
 素朴な姿安らぎ与え

ロサ・ルビギノサ070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


サラセニア・レウコフィラ

サラセニア・レウコフィラ120523a-l.jpg

サラセニア・レウコフィラはサラセニア科サラセニア属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
合衆国のジョージア州、フロリダ州、ミシシッピー州などに分布し、沼地や湿地に生える食虫植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
和名は網目瓶子草(アミメヘイシソウ)という。
「瓶子体」という細長い捕虫葉を持つ。
草丈は1メートルくらいである。
瓶子体は細長いチューブ状である。
開花時期は5月から7月くらいである。
花茎を伸ばし、暗い赤色の花の花をつける。
属名の Sarracenia はカナダ人の医師「サラザン(M.S.Sarrazin)さん」の名からきている。
種小名の leucophylla は「白い葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sarracenia leucophylla

★スマートにひょろりと伸びる捕虫葉
 甘い蜜出し虫を誘って

サラセニア・レウコフィラ120523b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アポイアズマギク061008b-l.jpg

アポイ東菊(アポイアズマギク)はキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
北海道固有種である。
日高山系アポイ岳、夕張山系崕山、天塩山系パンケ山などに分布し、高山の礫地や草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
深山東菊(ミヤマアズマギク)の狭葉型変種とされている。
深山東菊(ミヤマアズマギク)と比べると、葉がより細いことが異なる。
蛇紋岩地に適応できるように変化したものである。
また、アポイ東菊(アポイアズマギク)は花の色も白いものが多い。
草丈は10センチから15センチくらいである。
花茎は暗い紫色を帯びる。
根際から生えるへら形の葉は、幅が狭く毛が少ない。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径25ミリから30ミリくらいの花(頭花)を1輪ずつつける。
花の周りにつく舌状花は普通は白いが、赤紫色を帯びるものもある。
また、咲き終わりには赤味を帯びる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルク(C. P. Thunberg)さんの」という意味である。
亜種名の glabratus は「やや滑らかな」という意味である。
変種名の angustifolius は「細葉の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Erigeron thumbergii ssp. glabratus var. angustifolius

★この岩に負けるものかとへばりつき
 咲かせた花は白く輝き

アポイアズマギク061008c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


深山莢迷(ミヤマガマズミ)

ミヤマガマズミ070603a-l.jpg

深山莢迷(ミヤマガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
樹高は2メートルから4メートルである。
幹はよく伸びるが、枝は短い。
枝は黒みを帯び、ガマズミ属の植物の中では一番色が濃い。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗く鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。
近縁種の莢迷(ガマズミ)よりも葉は小さく、先が尖る。
開花時期は4月から6月である。
枝先や葉の脇から散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5ミリから7ミリくらいの小さな白い花をたくさんつける。
花序径は4センチくらいで、莢迷(ガマズミ)よりも一回り小さい。
花は強いにおいを発する。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には赤く熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の wrightii はイギリス人の植物学者「ライト( C. H. Wright)さんの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Viburnum wrightii

★虫たちを招く香りは仄かでも
 今この時と深山莢迷

ミヤマガマズミ070603b-l.jpg

ミヤマガマズミ090904b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


カーネーション・ローズドメイ080524a-l.jpg

カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸とされる。
ローズドメイ(Rose de Mai)はその園芸品種である。
フランスで作出され、「5月の薔薇」を意味する。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から9月くらいである。
花の色は淡いピンクで、よい香りがする。
観賞用とされるほか、砂糖漬けやサラダなど食用にも用いられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dianthus 'Rose de Mai'

★貝殻を思わすような花の色
 ローズドメイは波音運び
☆淡き桃甘えるような匂いたち
 君の耳元囁きかけて

カーネーション・ローズドメイ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ロサ・ウィルモッティアエ

ロサ・ウィルモッティアエ060617c-l.jpg

ロサ・ウィルモッティアエはバラ科バラ属の常緑低木である。
原産地は中国の西部である。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は横に出て枝垂れる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は小さな楕円形で、7枚から9枚で構成される。
開花時期は5月から6月である。
花弁数4枚から8枚の一重咲きで、花の色は藤色ないし紫が交じる。
花芯の黄色が目立つ。
花に香りはない。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の willmottiae はイギリス人の女性園芸家「ウィルモット(E. A. Willmott)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Rosa willmottiae

★北の地でそっと開いた原種バラ
 由来知りたく名札を控え

ロサ・ウィルモッティアエ060617e-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ナンブイヌナズナ090315c-l.jpg南部犬薺 (ナンブイヌナズナ) はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
日本固有種である。
岩手県の早池峰山と北海道の日高山系、夕張山系にのみ分布し、高山の蛇紋岩地に稀に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
早池峰山で最初に採集されたので「南部」の名がついている。
「犬薺」については「否」が訛って「イヌ」になったという説と、薺(ナズナ)に似ているが食べられないというところからつけられたという説がある。
草丈は5センチから10センチくらいである。
全草に星のように放射状に生える毛(星状毛)があり、根茎をよく枝分かれさせ密生して生える。
根元から生える葉はロゼット状に密生し、倒披針形である。
茎につく葉は柄がなく披針形で、縁には多少のぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は6月から7月である。
花径5、6ミリの小さな黄色い4弁花が10輪から20輪密集して総状につける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Draba japonica

★がんばって咲いているから見つけてと
 花震わせて南部犬薺

ナンブイヌナズナ090315a-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


姫鋸草(ヒメノコギリソウ)

アキレア・トメントサ070430a-l.jpg

姫鋸草(ヒメノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属の多年草である。
学名のアキレア・トメントサで表示するものもある。
原産地はヨーロッパである。
比較的寒く乾燥した草地に生える。
英名はウーリーヤロウ(wooly yarrow)である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地面を這って横に広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛が密生し、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月くらいである。
茎先で枝分かれをし、小さな黄色い花(頭花)を固まってつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」の名からきている。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Achillea tomentosa

★ふんわりと綿毛に包まれ背を低く
 寒さは平気乾燥も好き

アキレア・トメントサ070430b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


マリア薊(マリアアザミ)

マリアアザミ060527a-l.jpg

マリア薊(マリアアザミ)はキク科オオアザミ属の越年草である。
原産地はスペインやフランスである。
ハーブとしての長い歴史がある。
ギリシャ時代の薬草書にも既に登場しているという。
解毒・再生作用があり、主に肝臓病の治療に使用されてきた。
副作用としては、下痢や胃腸障害、アレルギーなどを起こすことがある。
日本へは江戸時代に園芸植物として渡来した。
現在では、一部で野生化している。
なお、マリア薊(マリアアザミ)の名は小石川植物園での表示に従っている。
別名を大薊(オオアザミ)という。
草丈は1メートルから2メートルである。
根際から生える葉は羽状に浅く切れ込み、白い斑が入る。
葉は大きくて艶があり、棘を勢いよく広げる。
茎につく葉は小さく、茎を抱く。
開花時期は6月から7月である。
茎先につく淡い紅紫色の花は直径が10センチくらいある。
花の後に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)が大きく膨らむ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は聖母マリアからきており、葉に入る白い斑をマリアに捧げようとしてこぼれたミルクに見立てたものである。
属名の Silybum はギリシャ語の「sillybon(房飾り)」からきている。
種小名の marianum は「聖母マリア(Maria)の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Silybum marianum

★炎天下林のごとく咲き誇る
 マリア薊は強さを備え

マリアアザミ060527b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


武者竜胆(ムシャリンドウ)

ムシャリンドウ110710a-l.jpg

武者竜胆(ムシャリンドウ)はシソ科ムシャリンドウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、東シベリアにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
茎の下部は這い、上部は立ち上がる。
下部の葉には柄があり、披針形である。
葉は幅の広い線形で、向かい合って生える(対生)。
また、葉の脇から数対の線形の葉をつけた短い枝が出る。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花を固まってつける。
花の長さは3センチくらいで、唇形である。
下唇が発達していて、濃い紫色の斑が入り、羅生門蔓(ラショウモンカズラ)にやや似ている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来については、儀式で武者が矢を扇子形に盛る様子に花の姿を見立てたなどの説がある。
属名の Dracocephalum はギリシャ語の「dracon(龍)+cephale(頭)」からきている。花冠の様子を見立てたものである。
種小名の argunense は「アルグン川(the Argun river:黒竜江源流)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Dracocephalum argunense

★絶滅の危機と戦い花つける
 武者竜胆をそっと見つめて

ムシャリンドウ110710b-l.jpg

COPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


このアーカイブについて

このページには、2012年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年5月です。

次のアーカイブは2012年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7