2012年5月アーカイブ

サラセニア・ルブラ

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サラセニア・ルブラはサラセニア科サラセニア属の多年草である。
属名の読み方はサラケニアとするものもある。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のノースカロライナ州、サウスカロライナ州、フロリダ州、ジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州などに分布し、沼地や湿地に生える食虫植物である。
和名は赤花瓶子草(アカバナヘイシソウ)という。
「瓶子体」という細長い捕虫葉を持つ。
草丈は10センチから50センチくらいである。
瓶子体は緑色で、細い紅紫色の筋が縦に入る。
開花時期は4月から5月くらいである。
花茎を伸ばし赤い花をつける。
属名の Sarracenia はカナダ人の医師「サラザン(M.S.Sarrazin)さん」の名からきている。
種小名の rubra は「赤色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sarracenia rubra

★赤い花シックに咲いているけれど
 仮面の下でペロリ舌出し

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金比羅菫(コンピラスミレ)

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金比羅菫(コンピラスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は紫背菫(シハイスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は葉の中央部にだけ斑が入ることである。
本州の中部地方(長野県)から九州にかけて分布し、山地や低山の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、香川県の琴平町で発見されたことからきている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種で、全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い三角状の卵形である。
表面には艶があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
柄を伸ばして淡い紅紫色の花を横向きにつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
側弁には毛が生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は先がやや上向きに曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫色の斑点がある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
品種名の pictifolia は「絵のように美しい葉の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola violacea f. pictifolia

★小さくてピンクの花が可愛いね
 紫背菫は西に咲く花

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鉄線(テッセン)

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鉄線花水したたれば艶めけり

鉄線(テッセン)はキンポウゲ科センニンソウ属の落葉蔓性木本である。
原産地は中国である。
日本へは寛文年間(1661-1673)に渡来した。
日本原産の風車(カザグルマ)の花弁状の萼片が8枚なのに対して、鉄線(テッセン)は6枚という違いがある。
蔓が鉄線のように強いと言うことが名の由来である。
この2品種とヨーロッパ原産の品種の交配によって、クレマチスと呼ばれる様々な園芸品種が作られている。
蔓の長さは1メートルから2メートルである。
葉は3枚の小葉からなり、向かい合って生える(対生)。
小葉は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の柄は長く、周囲のものに巻きつく。
開花時期は5月から6月ころである。
花の色も元々は白ないし紫がかったものであったが、赤、ピンク、紅紫色、白、黄色など多彩な色が生まれている。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
紫色になっているのは雄しべの花糸という部分である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句では「鉄線花」が夏の季語である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の florida は「花の多い」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Clematis florida

★仙人は針金の蔓伝い降り
 自在の花を地上に咲かせ

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花菖蒲(ハナショウブ)

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花菖蒲雨は苦手か垂れて咲き

花菖蒲(ハナショウブ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
野花菖蒲(ノハナショウブ)を改良した園芸品種である。
ただし、学名上は花菖蒲(ハナショウブ)のほうが基本種の扱いになっている。
古典園芸植物で非常に多くの品種がある。
草丈は60から120センチくらいである。
葉は剣状で、2列に互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月である。
茎先に2、3輪の花をつける。
花の色は紫色を基本に白、桃色、紅色、青などがあり、絞りや覆輪の入るものもある。
花被片のことを英(はなぶさ)といい、外花被片3枚が大きいものを3英、内花被片3枚も大きいものを6英という。
系統としては、江戸系、肥後系、伊勢系の3つのほか、長井古種、大船系、アメリカ系などがある。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の ensata は「剣形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は神路の誉(カミジノホマレ)で、伊勢系である。
学名:Iris ensata

★どれだけの組合せあれど花菖蒲
 基本の色の深み勝りて

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ヒダカミツバツツジ090502a-l.jpg

日高三葉躑躅(ヒダカミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
北海道固有種である。
日高地方のえりも町にのみ分布し、山地の岩の多い林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は、三葉躑躅(ミツバツツジ)の変種とされている。
本州から海流に乗って種子が運ばれ根づいたものと推測されている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は菱形状の卵形で、枝先に3枚が輪生する。
葉の柄や縁、表面には短い腺毛が疎らに生える。
葉の裏面には毛が疎らに生える。
開花時期は5月から6月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い朱赤色である。
花径は25ミリから30ミリくらいの漏斗状で、先は5つに裂ける。
1つの花芽からは1輪から3輪の花が開く。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
変種名の boreale は「北方系の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron dilatatum var. boreale

★海鳴りの彼方に響く幌泉
 ピンクの花は何処を見詰め

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サラセニア・アラタ

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サラセニア・アラタはサラセニア科サラセニア属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
合衆国のアラバマ州からテキサス州にかけて分布し、沼地や湿地に生える食虫植物である。
ミシシッピー川以西まで分布するのは本種だけである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されている。
「瓶子体」という細長い捕虫葉を持つ。
草丈は1メートルくらいである。
瓶子体は細長い緑色をしたチューブ状で、細くて赤い縦筋が入る。
蓋の先に短い突起があり、縁はやや外へ巻いている。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い黄色である。
属名の Sarracenia はカナダ人の医師「サラザン(M.S.Sarrazin)さん」の名からきている。
種小名の alata は「翼のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sarracenia alata

★少しずつ数を減らしているらしい
 面白い花自然の中に

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シロバナナガバノスミレサイシン090405a-l.jpg

白花長葉の菫細辛(シロバナナガバノスミレサイシン)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は長葉の菫細辛(ナガバノスミレサイシン)の品種の1つとされている。
基本種の花の色が淡い紫色なのに比べて本種の花の色は白い。
本州の福島県から四国にかけて太平洋側に分布し、山地や低地の林の中などに生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種である。
葉は細長い三角状の卵形である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、側弁に毛は生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太くて短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の bissetii は明治時代の初期に来日したイギリス人の植物採集家「ビセット(J. Bisset)さんの」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola bissetii f. albiflora

★特徴は白く大きな花にある
 長い名前で覚えにくいよ

シロバナナガバノスミレサイシン090405b-l.jpg

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実成り文目(ミナリアヤメ)

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実成り文目(ミナリアヤメ)はアヤメ科アヤメ属の常緑多年草である。
原産地は北アフリカとヨーロッパ南西部である。
北アメリカでも野生化しているという。
特徴は濃いオレンジ色のきれいな実がなることである。
花はどちらかという地味である。
英名はコーラルアイリス(coral iris)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は剣状で、時に1メートル近くまで伸びる。
開花時期は5月から6月である。
花の色は渋い紅紫色である。
開花期間は長く、少しずつ開いて4週間ほど咲いているという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子はオレンジ色に熟する。
花にも実にも悪臭がある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の foetidissima は「ひどい悪臭のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Iris foetidissima

★色合いがとても渋いよ通好み
 武家に似合うね実成り文目は

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タマザキサクラソウ060325a-l.jpg

玉咲き桜草(タマザキサクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地は中国西部、ヒマラヤ、アフガニスタンなどである。
標高1500メートルから4000メートルくらいの地域に生える。
学名からプリムラ・デンティクラタの名も用いられる。
寒さに強く強健なので、北海道や信州などの寒冷地で植栽されている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は細長い楕円形である。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の柄には翼がある。
開花時期は3月から5月である。
小さな花が集まってピンポン玉のような球状の花序を出し、紅紫色の花をつける。
白花の品種もある。
花冠は5つに深く裂け、さらに裂片が2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の denticulata は「細かい鋸歯のある」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Primula denticulata

★真ん丸く花を集めて桜草
 ピンクの夢が膨らむように

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サラセニア・フラバ

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サラセニア・フラバはサラセニア科サラセニア属の多年草である。
属名の読み方はサラケニアとするものもある。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国南東部のバージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州、フロリダ州北部、アラバマ州南部などに分布し、沼地や湿地に生える食虫植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは軽度懸念(LC)に指定されている。
また、ワシントン条約附属書ではII類(国同士の取り引きを制限)として保護されている。
和名は黄花瓶子草(キバナヘイシソウ)という。
「瓶子体」という細長い捕虫葉を持つ。
草丈は40センチから120センチくらいである。
瓶子体はトランペット状で、細長い筋が縦に1本入る。
蓋の両側が後方へ反り返る。
開花時期は4月から6月くらいである。
花茎を伸ばし黄色い花をつける。
冬期には剣形の葉をつける。
属名の Sarracenia はカナダ人の医師「サラザン(M.S.Sarrazin)さん」の名からきている。
種小名の flava は「黄色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sarracenia flava

★面白い形の花があるものだ
 どんな仕組みか調べてみたい

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春菊(シュンギク)

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春菊(シュンギク)はキク科シュンギク属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
野菜として栽培され、日本では江戸時代に栽培された記録がある。
和名の由来は、春に花を咲かせ葉の形が菊に似ていることからきている。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で羽状に2回深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、茎を抱く。
旬は11月から3月くらいである。
自然にしておくと4月から5月に開花をする。
花の色は黄色く、舌状花の外側が白い覆輪になるものもある。
花径は3、4センチである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Glebionis はラテン語の「gleba(土)+ionis(特徴のある)」からきている。
種小名の coronaria は「花冠のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Glebionis coronaria

★香り立つ春菊の花晴れやかで
 花壇に植えるもまたよきかなと

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艶菫(ツヤスミレ)

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艶菫(ツヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は葉がやや厚く艶があることである。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
有茎種である。
茎にも葉にも毛は生えていない。
葉は心形で艶がある。
葉の先は少し尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)は披針形で、櫛の歯のように深い切れ込みがある。
開花時期は3月から5月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は淡い紫色が中心である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は6ミリから8ミリくらいで、紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
品種名の lucida は「強い光沢のある」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola grypoceras f. lucida

★海岸に似合う形に少しだけ
 姿を変えて艶菫咲く

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ユウバリキンバイ110712a-l.jpg

夕張金梅(ユウバリキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道の固有種である。
夕張岳や大雪山系、日高山脈などに分布し、高山にある蛇紋岩地の草地や礫地に生える。
分類上は、深山金梅(ミヤマキンバイ)の変種とされている。
基本種との違いは、葉に艶がないことである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、何枚もが輪生する。
小葉の形は倒卵形で、上部の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶はなく、少し毛が生える。
茎につく葉もあるが小さい。
開花時期は5月から6月である。
茎の上部で枝分かれをし、それぞれの先に花径2センチくらいの黄色い花をつける。
花びらは5枚である。
花びらの形は幅の広い倒卵形で、先は少しへこんでいる。
雄しべは20本くらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の matsumurae は植物分類学者「松村任三さんの」という意味である。
種小名の yuparensis は「夕張岳の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla matsumurae var. yuparensis

★少しだけ仲間と違う葉をつけて
 高嶺が似合う夕張金梅

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イタリーマンテマ

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イタリーマンテマはナデシコ科マンテマ属の一年草である。
原産地はイタリアのサルデーニャ島である。
日本では1933年に長崎県で帰化が確認されている。
現在では東京都や新潟県から九州にかけて点々と分布している。
分類上は白花マンテマ(シロバナマンテマ)の変種とされている。
別名を毛無しマンテマ(ケナシマンテマ)という。
全体に毛がないのが特徴である。
草丈は20センチから50センチである。
葉は下部ではへら形、上部へいくほど小さくなって幅の広い線形となり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花径が1センチに満たない淡い紅色の5弁花をつける。
萼筒が長く6ミリから10ミリくらいあり、10本の脈がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の gallica は「赤い」という意味である。
変種名の giraldii は「ジラルドさんの」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Silene gallica var. giraldii

★あまりにも花が小さく風に揺れ
 きれいに撮れぬがなかなか綺麗

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銭葉葵(ゼニバアオイ)

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銭葉葵(ゼニバアオイ)はアオイ科ゼニアオイ属の越年草である。
原産地はユーラシア大陸で、日本では戦後に帰化が確認されている。
現在は北海道から沖縄にかけて分布し、道端、空き地、土手などに生える。
英名はドワーフマロー(dwarf mallow)である。
マローはゼニアオイ属の総称である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は円形で浅く5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
葉の脇に花径15ミリから20ミリくらいの小さな白い5弁花をつける。
花の色は淡い紅色を帯びるものもあり、花弁の先はやや凹む。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Malva はラテン古名でギリシャ語の「malache(軟らかくする)」からきている。この属の植物の1種が持つ粘液に緩和剤の働きがことから名づけられた。
種小名の neglecta は「目立たない」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Malva neglecta

★葉っぱにはたっぷり個性あるけれど
 探してみても花は目立たず

ゼニバアオイ120516b-l.jpg

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アポイタチツボスミレ110824a-l.jpg

アポイ立坪菫(アポイタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「アポイ立壷菫」とも書く。
北海道固有種である。
アポイ岳のほか天塩地方と夕張岳の蛇紋岩地帯に生える。
分類上はアイヌ立坪菫(アイヌタチツボスミレ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
有茎種である。
葉は心形である。
葉の先は少し尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には艶があり、裏面は紫色をしている。
開花時期は4月から6月である。
花の色は淡い紫色で、唇弁には濃い色の筋が入る。
また、側花弁のつけ根の部分には毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Viola sachalinensis var. alpina

★なるほどね葉っぱの色が違ってる
 花に比べて葉が大きいよ

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まい瑰(マイカイ)

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まい瑰(マイカイ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
漢字もあるのだが、作字をしないと表示できないので平仮名交じりとする。
マイは「攻」の字の偏を「王」にしたものを充てる。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に渡来した。
日本にも分布する浜梨(ハマナス)の近縁種である。
かつては両者が同一であると考えられていた時代もある。
現在では、本種は浜梨(ハマナス)の変種であると考えられている。
また、牧野富太郎博士は両者がまったくの別物であると考え、異なる種小名をつけた。
樹高は1メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月である。
花は中輪で半八重咲きである。
花の色は濃い紅紫色で、よい香りがする。
花や蕾を干したものはローズ油の原料とされる。
また、蕾を干したものは中国茶に利用される。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
変種名の ihea は江戸時代の園芸家「伊藤伊兵衛さんの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
薬用植物園での学名表示は牧野説をとっている。
学名:Rosa odorata var. ihea(=Rosa rugosa var. plena)

★薄っすらとその名は知っていたけれど
 実物を見てほっと溜め息

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アマミナツトウダイ120523a-l.jpg

奄美夏灯台(アマミナツトウダイ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草である。
分類上は、日本各地に分布する夏灯台(ナツトウダイ)の地域変種とされている。
奄美大島の固有種で、山地の林の縁や道端に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
2007年版で初めて登録された品種で、YListにも未掲載である。
環境省の説明資料によれば、大隅夏灯台(オオスミナツトウダイ:Euphorbia sieboldiana var. ohsumiensis)に似るが4倍体である点が異なるとされている。
基本種よりも大形である。
草丈は40センチから60センチくらいである。
茎は直立し、毛は生えていない。
葉は三角状の卵形で、下部では互い違いに生え(互生)、上部では向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
上部で対生する葉の間から杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)を出す。
杯状花序は雌しべが1本ある雌花1個と雄しべが1本だけある雄花数個で構成される。
花弁も萼片もない。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草が有毒で、傷をつけると白い乳液が出る。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名にちなむ。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
変種名の amamiana は「奄美大島の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Euphorbia sieboldiana var. amamiana

★染色体調べなければわからない
 花の世界もむずかしくなり

アマミナツトウダイ120523c-l.jpg

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ツルバギア・フラグランス

ツルバギア・フラグランス090426a-l.jpg

ツルバギア・フラグランスはユリ科ツルバギア属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は南アフリカである。
英名をスイートガーリック(sweet garlic)という。
葉を傷つけるとニンニクの香りがする。
草丈は20センチから60センチくらいである。
根際から生える葉はやや肉厚な線形である。
開花時期は10月から5月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し15輪から20輪くらいの花をつける。
花には甘い香りがある。
花径は2センチくらいで、花の色は淡い紅紫色である。
花被片は6枚である。
花被片の内側には肉質の鱗片からできた副花冠がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulbaghia は18世紀のオランダの喜望峰総督「ツルバグ(R. Tulbagh)さん」の名からきている。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Tulbaghia fragrans

★小さくも甘い香りを寄せ集め
 フラグランスは彫り深き花

ツルバギア・フラグランス090426b-l.jpg

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小待宵草(コマツヨイグサ)

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小待宵草(コマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
現在では、本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜や荒地、河原などに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は地を這って枝分かれをしながら横に広がり、上部は斜めに立ち上がる。
茎には軟毛が生える。
葉は倒披針形で、互い違いに生える(互生)。
深く切れ込むものや縁が波状のぎざぎざ(鋸歯)となるものなど変異が多い。
開花時期は5月から10月くらいである。
茎の上部の葉の脇に、花径2、3センチの淡い黄色の花をつける。
花弁は4枚である。
花は夜に開き、翌朝には赤くなってしぼむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の laciniata は「補足分裂した」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Oenothera laciniata

★砂浜にぽつりぽつりと黄を灯し
 荒れた景色に彩り添えて

コマツヨイグサ120516b-l.jpg

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アナマ菫(アナマスミレ)

アナマスミレ090405a-l.jpg

アナマ菫(アナマスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は菫(スミレ)の海岸型変種とされている。
特徴は、葉が厚めで艶があることである。
和名の由来は、礼文島西海岸のアナマ岩で発見されたことからきている。
北海道から本州の中国地方にかけて日本海側に分布し、海岸の砂地などに生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
無茎種で、つけ根のところから花も葉も出る。
葉はへら形で、先が丸い。
開花時期は4月から6月である。
柄を伸ばして濃い紫色の花をつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
花びらの大きさは同じではなく、下の1枚(唇弁)が大きい。
唇弁の真ん中は白く、紫色の筋が入る。
上の2枚を上弁、左右の2枚を側弁という。
側弁のつけ根の部分には毛が生えている。
唇弁の奥には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の crassa は「多肉質の」という意味である。写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola mandshurica f. crassa

★めずらしい名前にはてと訝りつ
 葉っぱのようす確かめてみる

アナマスミレ090405b-l.jpg

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カラタネオガタマ050514b-l.jpg

唐種招霊(カラタネオガタマ)はモクレン科オガタマノキ属の常緑低木である。
別名を唐招霊(トウオガタマ)とも言う。
原産地は中国南部である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
神社・仏閣などに植えられていることが多い。
樹高は2メートルから5メートルになる。
葉の形は長い楕円形で、長さは4?8センチくらいである。
先は尖っておらず、ぎざぎざ(鋸歯)もない。
葉には艶と厚味があり、互い違いに生える。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花径3センチくらいの6弁花をつける。
花弁と萼はアイボリーがかった色をしており、縁だけ紅色になる。
中心部に雌しべがあり、回りを雄しべが取り巻いている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、互いに離れるのが特徴である。
花にはバナナのような香りがあって、香料としても用いられる。
また、鎮咳、去痰などの効果もあるという。
和名の由来は、日本に自生する招霊(オガタマ)の仲間で中国から来たことからきている。
属名の Michelia はスイスの植物学者「ミケーリさん(M. Micheli)」にちなむ。
種小名の figo は実の形が似ているイチジクのポルトガル語表記からきている。
写真は5月に鎌倉の円覚寺松嶺院で撮った。
学名:Michelia figo

★庭に咲く唐招霊が手招きす
 不思議の色と不思議の香り

カラタネオガタマ050514c-l.jpg

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カマヤマショウブ050521a-l.jpg

蒲山菖蒲(カマヤマショウブ)アヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島、中国東北部である。
日本へは古い時代に渡ってきた。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形で直立する。
葉のつけ根の部分は鞘状となり、赤褐色を帯びる。
葉の長さは30センチから60センチくらいある。
開花時期は5月である。
花の色は濃い紫色で、外側の大きい花びら(外花被)の中央に網目模様がある。
外花被片3枚は横に開いて垂れる。
内側の小さい花びら(内花被片)3枚はへら形で直立する。
花茎が長いため切花によく用いられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
分類上は文目(アヤメ)の変種とされている。
花の形や開花時期、乾地に生えることなど、文目(アヤメ)とよく似ている。
違いは本種の外花被片の先のほう(舷部)が大きいこと、葉が長いことなどである。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
変種名の violacea は「菫色の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Iris sanguinea var. violacea

★凛として背筋伸ばした立ち姿
 役者のように品をつくって

カマヤマショウブ050521b-l.jpg

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ベニバナハナミズキ090419a-l.jpg

花水木(ハナミズキ)はミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木である。
ミズキ属とする場合もある。
原産地は北アメリカである。
日本へは、東京市長の尾崎行雄がワシントン市へ贈った桜の苗木の返礼として1915年に寄贈されたのが始まりである。
庭木や街路樹として植えられている。
和名の由来は、水木の仲間で花が目立つことからきている。
紅花花水木(ベニバナハナミズキ)はその品種の1つである。
特徴は花の色が紅色を帯びることである。
樹高は5メートルから12メートルくらいである。
樹皮は灰黒色である。
葉は楕円形で、枝先に集まって向かい合って生える(対生)。
葉の形はやや不規則で葉脈が目立ち、縁は波打つ。
開花時期は4月から5月である。
桜が終わったころから咲き始め、5月の半ばまで咲いている。
4枚の紅色の花弁のように見えるのは総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花弁はその真ん中に集まってつく。
緑色の4弁花で目立たない。
雄しべは4本である。
花弁は早くに落ちる。
花の後にできる実は核果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に赤く熟する。
また、紅葉も美しい。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(G. Bentham)さん」の名からきている。
種小名の florida は「花の多い」という意味である。
品種名の rubra は「赤色の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Benthamidia florida f. rubra

★赤き実はそっと輝く一人して
 問えど答えず静けさの中

ベニバナハナミズキ090419b-l.jpg

ベニバナハナミズキ実051015a-l.jpg

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ホシザキユキノシタ120523a-l.jpg

星咲き雪の下(ホシザキユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
分類上は、雪の下(ユキノシタ)の品種の1つとされている。
筑波山の固有種で、つくば市の「市の花」に指定されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は円心形である。
雪の下(ユキノシタ)と同様に斑が入るが、数は少ない。
開花時期は5月から6月である。
雪の下(ユキノシタ)の花は花弁が5枚、雄しべが10本だが、本種の場合は花弁が雄しべ化をし、放射状の雄しべだけが目立つ。
これを「星咲き」と呼んだのが名の由来である。
花の形には変異があり、花弁のまったくないものや、上の3枚の花弁のあるもの、下の2枚の花弁の目立つものなどがあるという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の stolonifera は「匍匐茎のある」という意味である。
品種名の aptera は「翼のない」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Saxifraga stolonifera f. aptera

★星咲きと名をつけられた雪の下
 ひっそりと咲く筑波の山に

ホシザキユキノシタ090524a-l.jpg

ホシザキユキノシタ120523b-l.jpg

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フイリシハイスミレ090405a-l.jpg

斑入り紫背菫(フイリシハイスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は紫背菫(シハイスミレ)の変種である。
特徴は、葉の表面の色が濃く、葉脈に沿って白い斑が入ることである。
本州の中部地方(長野県)から九州にかけて分布し、山地や低山の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉の裏面が紫色であることからきている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種で、全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い三角状の卵形である。
表面には艶があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
柄を伸ばして淡い紅紫色の花を横向きにつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
側弁には毛が生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は先がやや上向きに曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫色の斑点がある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
品種名の versicolor は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola violacea f. versicolor

★葉の色ですべてが違って見えてくる
 紫背菫も姿異なり

フイリシハイスミレ090405b-l.jpg

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モモイロヒルザキツキミソウ120516a-l.jpg

桃色昼咲き月見草(モモイロヒルザキツキミソウ)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本でも観賞用として渡来したものが逸出して野生化している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
花径4、5センチのピンクの花を咲かせる。
花びらの数は4枚で、つけ根のところは筒状になる。
雄しべは8本ある。
雌しべの柱頭は十字状に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
マツヨイグサの仲間にはめずらしく昼間に開花するのでこの名がついた。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
変種名の childsii はアメリカの植物収集家「チャイルズ(J. L. Childs)さんの」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Oenothera speciosa var. childsii

★咲くのなら昼がよいぞと決意して
 仲間と違う道をたどって

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姫金雀枝(ヒメエニシダ)

ヒメエニシダ060430a-l.jpg

姫金雀枝(ヒメエニシダ)はマメ科エニシダ属の常緑低木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本で「エニシダ」として流通しているものはこの姫金雀枝(ヒメエニシダ)が多いという。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹形は株立ち状となり、枝は枝垂れる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
関東から西では庭植えが可能だという。
開花時期は4月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、マメ科特有の蝶形をした黄色い小振りの花をつける。
花はよい香りがする。
虫がとまるとその重みで花びらが開き受粉をする仕組みをもっているのだという。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Cytisus はギリシャ語の「kytisso(クローバー)」からきている。3出複葉である点が共通する。
種小名の spachianus はフランスの植物学者「スパック(E. Spach)さんの」という意味である。
写真は4月に伊東市の伊豆海洋公園で撮った。
学名:Cytisus x spachianus

★きらきらと輝くような黄金色
 姫金雀枝は初夏に咲く花

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烏来躑躅(ウライツツジ)

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烏来躑躅(ウライツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾北部の烏来である。
分類上は毛蕊躑躅(ケシベツツジ)の変種である。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質である。
葉の表面には艶があり、両面に褐色の毛が生える。
開花時期は3月から5月である。
淡い紅紫色の小輪を咲かせる。
花冠は5つに裂け、雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lasiostylum は「毛深い花柱の」という意味である。
変種名の kanehirai は植物学者「金平亮三さんの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron lasiostylum var. kanehirai

★謎多い躑躅の由来突き止めて
 ほっと一息にんまり笑顔

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紫背菫(シハイスミレ)

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紫背菫(シハイスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の中部地方(長野県)から九州にかけて分布し、山地や低山の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉の裏面が紫色であることからきている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種で、全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い三角状の卵形である。
表面には艶があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
柄を伸ばして淡い紅紫色の花を横向きにつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
側弁には毛が生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は先がやや上向きに曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫色の斑点がある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola violacea

★小さくてピンクの花が可愛いね
 紫背菫は西に咲く花

シハイスミレ090405b-l.jpg

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ナスヒオウギアヤメ120523a-l.jpg

那須の檜扇文目(ナスノヒオウギアヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
栃木県に分布し、那須高原の貯水池や水田の用水路に生える。
北海道から本州の中部地方にかけて分布する檜扇文目(ヒオウギアヤメ)の変種である。
基本種との違いは、全体に大形で、外花被片も幅が広い。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
なお、那須の檜扇文目(ナスノヒオウギアヤメ)の名称は2007年版レッドリストから採用されたものである。
それ以前は那須檜扇文目(ナスヒオウギアヤメ)と呼ばれており、Ylistでもこの名称である。
草丈は80センチから100センチくらいである。
葉は剣状で、幅が2センチから3センチくらいあり、檜扇(ヒオウギ)に似る。
開花時期は5月から6月である。
茎先で枝分かれしてて花径8センチくらいの青紫色の花をつける。
外花被片は3枚あり、円形ないし心形で大きい。
文目(アヤメ)と同様の網目模様が入る。
内花被片は文目(アヤメ)よりも短く、へら形をしている。
花は一日花で、朝開き夕方にはしぼんでしまう。
実は結ばない。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の setosa は「棘状の」という意味である。
変種名の nasuensis は「那須の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris setosa var. nasuensis

★地元ではしっかり育てているらしい
 滅多に見られぬ花に出合って

ナスヒオウギアヤメ120523b-l.jpg

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金鳳花(キンポウゲ)

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花びらの厚味いかほど金鳳花

金鳳花(キンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
一般に、一重咲きのものを馬の足形(ウマノアシガタ)といい、八重咲きのものを金鳳花(キンポウゲ)という。
ただし、馬の足形(ウマノアシガタ)の別名を金鳳花(キンポウゲ)とすることもある。
ここでは、八重咲きのものとして取り上げる。
北海道から沖縄に分布し、日当たりのよい山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、台湾にも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は中空で直立し、毛が生えている。
根際から出る葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、束になって生える(束生)。
茎につく葉は非常に深く裂けている。
開花時期は4月から6月である。
枝分かれをした花茎の先に1つずつ黄色い花をつける。
一重咲きのものは花弁が5枚で横に開き、艶がある。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
八重咲きのものは雄しべや雌しべが花弁に変化したものである。
有毒植物で、誤食すると腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる。
俳句の季語は春である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
品種名の pleniflorus は「八重咲きの花の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ranunculus japonicus f. pleniflorus

★いつの日か見たいと思った金鳳花
 とうとう出合った自然の姿

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タカクマミツバツツジ070331b-l.jpg

高隈三葉躑躅(タカクマミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
鹿児島県大隈半島の高隈山系の固有種で、標高900メートル以上の山地に生える。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は菱形状で、枝先に3枚が輪生する。
開花時期は5月から6月である。
葉が完全に展開した若葉の季節に花を咲かせる。
枝先に普通は1つつく花の色は淡い紅紫色である。
花冠の先は深く5つに裂けて横に開くが、本種は裂片が細い。
雄しべが10本なのも特徴である。
雌しべの子房には腺毛が生えて粘る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
本種は日向三葉躑躅(ヒュウガミツバツツジ)から分化したものと考えられている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の viscistylum は「花柱に粘り気のある」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron viscistylum

★南国と言えど棲家は山の上
 山肌染めるピンクの色に

タカクマミツバツツジ070331a-l.jpg

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猫の目草(ネコノメソウ)

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猫の目草(ネコノメソウ)はユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った場所に生える。
別名を水猫の目草(ミズネコノメソウ)ともいう。
草丈は5センチから20センチくらいである。
全体に無毛である。
茎の断面は四角形である。
茎は地を這って横に広がる。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
近縁種の山猫の目草(ヤマネコノメソウ)の場合は互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に淡い黄色の小さな花が集まってつく。
花の下には、茎につく葉と同じ形の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があり、黄緑色を帯びる。
花径は2ミリくらいで、花弁はない。
淡い黄色の萼片が4枚あり、直立する。
雄しべは4本で、黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋)がある。
山猫の目草(ヤマネコノメソウ)の場合は雄しべは8本だが、稀に4本のこともある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
深く2つに裂けた実を猫の目に見立てたのが和名の由来である。
属名の Chrysosplenium はギリシャ語の「chrysos(金の)+spleen(脾臓)」からきている。花の色を表すとともに、同属に薬効のあるものがあることから名づけられた。
種小名の grayanum は北アメリカの分類学者「グレイさん(A. Gray)の」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Chrysosplenium grayanum

★どれどれと葉っぱのつき方調べ見る
 猫の目草は不思議な姿

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島尻菫(シマジリスミレ)

シマジリスミレ090405a-l.jpg

島尻菫(シマジリスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
沖縄の固有種で、沖縄本島南部の低山の石灰岩の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は8センチから12センチくらいである。
有茎種である。
葉は心形で艶がある。
開花時期は2月から4月くらいである。
花の色は淡い紫色で、花径は15ミリから20ミリくらいである。
柱頭には普通は突起毛がある。
側弁には疎らに毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の okinawensis は「沖縄の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola okinawensis

★島尻の名に思い出す沖縄の
 景色思いつ花を見つめ

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藪空木(ヤブウツギ)

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藪空木(ヤブウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から中国地方の太平洋側と四国に分布し、山地に生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
樹皮は灰褐色ないし灰黒色である。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は緑色、裏面は灰緑色である。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に長さ25ミリから35ミリくらいの紅紫色をした漏斗状の花を数輪ずつつける。
花の先は5つに裂けている。
雄しべは5本である。
長い雌しべが花冠から突き出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、わずかに湾曲する。
なお、毛空木(ケウツギ:Weigela sanguinea)の別名を「藪空木」という。
この学名を本種の異名とする見解と異種とする見解がある。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Weigel)さん」の名からきている。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Weigela floribunda

★濃い色の花の写真が多いけど
 これはピンクだいつこうなるの

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デロスペルマ・ヌビゲヌム

デロスペルマ・ヌビゲヌム120523c-l.jpg

デロスペルマ・ヌビゲヌムはツルナ科デロスペルマ属の多年草である。
分類体系によってはハマミズナ科とされる場合もある。
原産地は南アフリカのオレンジ自由州である。
流通名を黄金の座(コガネノザ)という。
草丈は5センチから10センチくらいである。
マット状に広がる。
葉は多肉質で、濃い緑色をした楕円形である。
開花時期は4月から7月くらいである。
花径15ミリから20ミリくらいの菊に似た黄色い花をつける。
花は光線を受けると開き、夜だけでなく雨や日陰など光線の弱いときにも閉じる。
冬には赤く染まる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Delosperma はギリシャ語の「delo(明白な)+sperma(種)」からきている。
種小名の nubigenum は「雲のように広がる」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Delosperma nubigenum

★めずらしい黄色の花が目を奪う
 君の生まれも南アフリカ

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ツルタチツボスミレ090405a-l.jpg

蔓立坪菫(ツルタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方から中国地方にかけて日本海側に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は5センチから10センチである。
葉は幅の広い腎形ないし三角形である。
つけ根の部分は深く切れ込まない。
葉の裏側は淡い緑色である。
開花時期は4月から6月である。
花の色は白ないし淡い紫色である。
側弁に毛は生えない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は白く、鳥のくちばしのように先が尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の rhizomata は「根茎のある」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola rhizomata(=Viola grypoceras var. rhizomata)

★つんと立つ距がポイントの菫だよ
 地を這い伸びて仲間を増やす

ツルタチツボスミレ090405b-l.jpg

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岩大戟(イワタイゲキ)

イワタイゲキ090426d-l.jpg

岩大戟(イワタイゲキ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の崖地に生える。
海外では、台湾や朝鮮半島南部にも分布する。
「大戟」というのはトウダイグサの中国名である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は太くて直立し、株立ち状となる。
茎には毛は生えていない。
根や根茎は肥厚する。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は肉質で先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎や葉を傷つけると、有毒な白い乳液を出す。
開花時期は4月から6月である。
茎先にたくさんの短い花茎を傘形に出し、トウダイグサ科特有の杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)をつける。
花序の下につく苞葉は卵形で黄色く、子房の表面には乳頭状の突起がたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代のモーリタニア王Jubaの侍医「エウフォルブス(Euphorbus)さん」にちなんで名づけられた。この属の植物の1種の乳液を初めて薬に使ったことからきている。
種小名の jolkinii は日本植物の採集家「ジョルキン(P.Jolkin)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Euphorbia jolkinii

★荒波をものともせずに根を張って
 ここが住みかと岩大戟は

イワタイゲキ090426b-l.jpg

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灯台草(トウダイグサ)

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水光る灯台草に影黒く

灯台草(トウダイグサ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の越年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい道端などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉はへら状で、互い違いに生える(互生)。
茎先の葉は輪生する。
茎や葉を傷つけると白い乳液を分泌し、有毒である。
開花時期は4月から6月である。
茎先に杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)をつける。
花の色は黄色で、花径は5ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、草の姿を昔の灯明台に譬えたものである。
俳句の季語は春である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名にちなむ。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の helioscopia は「向日性の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Euphorbia helioscopia

★うっすらと明かり灯すや道端に
 灯台草はそっと花咲き

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ショウドシマレンギョウ070501a-l.jpg

小豆島連翹(ショウドシマレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
香川県の小豆島の固有種で、石灰岩地帯の崖などに生える。
レンギョウ属では、よく知られる連翹(レンギョウ)も朝鮮連翹(チョウセンレンギョウ)や支那連翹(シナレンギョウ)と同様に渡来種である。
日本固有のものは本種と岡山県に分布する大和連翹(ヤマトレンギョウ)の2つである。
分布域が限られており、絶滅の惧れがある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はほとんどない。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花は筒状で、4つに深く裂ける。
花の色は黄色で、少し緑色を帯びている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の大和連翹(ヤマトレンギョウ)は葉の縁に鋸歯があることや、葉の展開に先立って花を咲かせることなどで本種と区別される。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の togashii は植物研究家「富樫誠さんの」という意味である。
写真は5月に神戸市の六甲高山植物園の野草展で撮った。
学名:Forsythia togashii

★瀬戸内の島であれども小豆島
 高き山並み草木を支え

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ジャーマンアイリス

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木漏れ日にアイリスの花眩しそう

ジャーマンアイリス(German iris)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
別名をドイツ文目(ドイツアヤメ)ともいう。
原産地は地中海沿岸地方である。
ドイツやフランスで改良され、華やかな園芸品種が数多く生み出されている。
花の色は豊富で、白、黄色、オレンジ、ピンク、赤、青、紫、黒、茶色などがある。
草丈は40?100センチくらいである。
葉は文目(アヤメ)に比べると厚手で幅広である。
開花時期は5?6月である。
花被片は6枚である。
内花被片が大きく、外花被片にひげ状の突起があるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では、「アイリス」や「独逸あやめ」が夏の季語である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の germanica は「ドイツの」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名はラテン・レディである。
学名:Iris x germanica

★華やかにフリルをつけた花びらを
 守るがごとく葉は角立てて

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雛菫(ヒナスミレ)

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雛菫(ヒナスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、太平洋側の山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部にも分布する。
分類上は、北関東に分布する藤菫(フジスミレ)の変種とされている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、先は長く尖る。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
花径は15ミリくらいで、淡い紅紫色をしている。
唇弁と側弁には紫色の筋があり、側弁には少し毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は円筒状で太い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の tokubuchiana は植物採集家「徳渕永治郎さんの」という意味である。
変種名の takedana は高山植物の研究家「武田久吉さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola tokubuchiana var. takedana(=Viola takedana)

★名の通り花の可愛い雛菫
 淡いピンクに頬染めて咲き

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浜大根(ハマダイコン)

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浜大根(ハマダイコン)はアブラナ科ダイコン属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
栽培されていた大根が野生化したものと考えられる。
大根の名がついているが根はあまり太くならず、固くて食用にならない。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は4対から6対の小葉がペアで向かい合わせにつく。
先端の葉が大きく、3つに深く切れ込んでいる。
葉は水分の蒸発を防ぐために肉厚になっている。
開花時期は4月から6月である。
茎から枝分かれして、薄い紅紫色をした十字形の花が4、5輪つく。
花の直径は20ミリから25ミリくらいである。
花の後にできる実は数珠状の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、赤褐色の種子が入っている。
属名の Raphanus はギリシャ語の「raphanos(早く割れる)」からきている。発芽の早いことから名づけられた。
種小名の sativus は「栽培された」という意味である。
変種名の raphanistroides は「raphanistrum(セイヨウダイコン)+oides(似た)」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
実の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Raphanus sativus var. raphanistroides

★浜辺には住めば都と根下ろした
 浜大根が風に揺られて

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黒花風露(クロバナフウロ)

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黒花風露(クロバナフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
ピレネー山脈などに分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は手のひら状に5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から8月である。
花茎を伸ばして集散花序(最初の花を茎先につけ、その下から次々に側枝を出してその先に花をつける)を出し、濃い紫色の花を咲かせる。
花径は15ミリくらいである。
花弁は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の phaeum は「暗い色の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展(湘南一草会)で撮った。
学名:Geranium phaeum

★貴婦人の色はかくやと思わせる
 黒花風露シックな姿

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ポレモニウム・ビスコスム

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ポレモニウム・ビスコスムはハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
原産地は北アメリカの西部である。
カナダのブリティッシュコロンビア州からアメリカ合衆国のニューメキシコ州にかけて、ロッキー山脈の岩場などに生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全草に悪臭がある。
茎は直立する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形はスプーン状で、ねばねばする。
開花時期は4月から6月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径20ミリくらいの青紫色の花をたくさんつける。
花冠は筒状で5つに裂ける。
萼は鐘状で、5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Polemonium は一説にギリシャ語の「polemos(戦争)」からきているとされる。
種小名の viscosum は「ねばねばした」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Polemonium viscosum

★日本では滅多にお目にかかれない
 花さりげなく姿を見せて

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屋久島菫(ヤクシマスミレ)

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屋久島菫(ヤクシマスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
屋久島から沖縄本島にかけて分布し、山地の湿地や渓流沿いの岩上などに生える。
草丈は3センチから7センチくらいである。
無茎種である。
葉は心形から三角形である。
葉の縁には円いぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
開花時期は4月から6月くらいである。
花径は10ミリから15ミリで、花の色は白い。
唇弁と側弁には紫色の筋が入る。
側弁のつけ根の部分には短い毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は比較的長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の iwagawae は人名由来だが特定できていない。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola iwagawae

★屋久島の名前のついた菫だが
 いろんな島に点在するよ

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兎の尾(ウサギノオ)

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兎の尾(ウサギノオ)はイネ科ウサギノオ属の一年草である。
ラグラスや兎の尻尾(ウサギノシッポ)の名でも流通している。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本でも千葉県から岡山県にかけて帰化が確認されている。
また、ドライフラワーとして生け花などに使われる。
草丈は15センチから50センチくらいである。
全体に毛がたくさん生えている。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4月から7月くらいである。
長さ4センチくらいの白い穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Lagurus はギリシャ語の「lagos(ウサギ)+oura(尾)」からきている。
種小名の ovatus は「卵円形の」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Lagurus ovatus

★どことなく愛嬌あるね白い穂が
 ほほ笑み誘う兎の尻尾

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牛の舌(ウシノシタ)

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牛の舌(ウシノシタ)はイワタバコ科ウシノシタ属(ストレプトカーパス属) の多年草である。
原産地は南アフリカのナタール地方である。
和名の由来は、大きな1枚の葉を牛の舌に見立てたものである。
学名のストレプトカーパス・ウェンドランディで表示するものもある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は1枚で、長さが50センチくらいある大きな心臓形である。
葉の表面には皺があり、葉脈が目立つ。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から7月くらいである。
花茎を伸ばし、青紫色をした筒状の花を横向きにつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花の色は白やピンクのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
開花・結実後に一代が終わる一稔植物である。
属名の Streptocarpus はギリシャ語の「streptos(ねじれる)+ karpos(果実)」からきている。長いさく果が螺旋状にねじれていることから名づけられた。
種小名の wendlandii は植物採集家「ウェンドランド(H. Wendland)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Streptocarpus wendlandii

★どっしりと存在示す大きな葉
 不思議な姿にびっくりするよ
☆面白き名を付けられた花なれど
 薄紫の花は可憐に

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小麦(コムギ)

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小麦(コムギ)はイネ科コムギ属の一年草である。
稲(イネ)、玉蜀黍(トウモロコシ)とともに世界三大穀物の一つである。
新石器時代から栽培が始められ、今では世界で最も生産量の多い穀物である。
原産地は南西アジアだと考えられている。
野生種には一粒小麦(ヒトツブコムギ)などがある。
現在でも家畜の飼料用として栽培されているという。
現在、最も生産量が多いのはパン小麦(パンコムギ)である。
パン、ケ一キ、うどんなどに利用されている。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎は円柱形で中空であり、直立する。
葉は幅広い線形で、長さは10センチから60センチくらいである。
基部は茎を抱き、葉先は垂れる。
平行脈が走るのが特徴で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
花の色は緑色である。
茎先に長さ6センチから10センチくらいの棒状の穂状花序をつける。
その両側に、たくさんの小穂を互生した複穂状花序である。
小穂には5個から8個の花がつく。
一つ一つの花には3本の雄しべと1本の雌しべがある。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
実がなるのは6月ころである。
属名の Triticum はラテン語の「tritus(磨った)」からきている。
種小名の aestivum は「夏の」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Triticum aestivum

★葉を垂らしだけど真っ直ぐ上向いて
 小麦の花は逞しく咲く

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赤矢地黄(アカヤジオウ)

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赤矢地黄(アカヤジオウ)はゴマノハグサ科ジオウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は中国や朝鮮半島である。
日本では奈良県で薬用に栽培されている。
橿原市地黄町で盛んに栽培されたことから地名となって残っている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
地下茎は太くて赤褐色をしており、横に這う。
葉は長い楕円形で、根際から生える。
葉の表面には縮緬状の皺があり、全草に毛が密生している。
開花時期は4月から6月である。
茎先に淡い紅紫色の花を数輪つける。
花冠は鐘状で、先が浅く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
生薬の地黄(じおう)には増血効果があり、古くから輸入されてきた。
属名の Rehmannia はロシア皇帝の侍医だった「レーマン(J. Rehmann)さん」の名からきている。
種小名の glutinosa は「ねばついた」という意味である。
変種名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rehmannia glutinosa var. purpurea

★花の奥紅紫に染め上げて
 赤矢地黄はいたいけに咲き

アカヤジオウ060409b-l.jpg

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ケイリュウタチツボスミレ090405a-l.jpg

渓流立坪菫(ケイリュウタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は立坪菫(タチツボスミレ)の渓流型変種とされている。
本州と四国に分布し、河原や渓流沿いに生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
有茎種である。
地下茎が発達している。
葉は心形だが、細長くて艶がある。
葉のつけ根の部分は基本種に比べて深く湾入しない。
開花時期は4月から5月である。
花径は15ミリくらいで、基本種よりも小振りである。
花弁は細長く、側弁に毛は生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は色が薄い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
変種名の ripensis は「河岸に生える」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola grypoceras var. ripensis

★渓流が棲家の菫それなりに
 形を変えて子孫を残し

ケイリュウタチツボスミレ090405b-l.jpg

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菊葉地縛(キクバジシバリ)

キクバジシバリ100515a-l.jpg

菊葉地縛(キクバジシバリ)はキク科ニガナ属の多年草である。
大地縛(オオジシバリ)の品種の1つである。
基本種は北海道から沖縄にかけて分布し、水田の畔や道端などに広く生える。
本種の分布域ははっきりしないが広域に分布するようである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地表近くに茎を這わせ、節から根を出して広がる。
根際から生える葉は楕円形で羽状に切れ込み、密に地表面を覆う。
開花時期は4月から5月くらいである。
枝分れした先に黄色い舌状花からなる3センチほどの頭花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
種子は風によって運ばれる。
和名の由来は「葉が菊のように切れ込み」「地面を縛る」ということからきている。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の debilis は「弱くて小さい」という意味である。
品種名の sinuata は「強い波状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ixeris debilis f. sinuata

★逞しい花にちょっぴりアクセント
 ギャザの可愛い菊葉地縛

キクバジシバリ100515b-l.jpg

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パフィオペディルム・アルメニアクム120429a-l.jpg

パフィオペディルム・アルメニアクムはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
中国の雲南省からミャンマーにかけて分布し、標高1000メートルから2000メートルの石灰岩の崖地などに生える地生種である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は長い楕円形で濃い緑色をしており、緑白色の斑が入る。
開花時期は春である。
茎先に花径8センチくらいの黄色い花をつける。
背萼片は卵形である。
花弁は幅の広い卵形で背萼片より大きく、横に開く。
唇弁は巾着形をしていて大きい。
縁は内側へ巻き、つけ根の部分に紫色の斑点が入る。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の armeniacum は「アルメニアの」という意味である。
写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。
学名:Paphiopedilum armeniacum

★学名と産地の違いここにもか
 人間らしくこれも味わい

パフィオペディルム・アルメニアクム120429b-l.jpg

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ヒメミヤマスミレ090405a-l.jpg

姫深山菫(ヒメミヤマスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は5センチから10センチである。
無茎種である。
葉は三角形に近い心形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は普通は淡い緑色である。
麓菫(フモトスミレ)に似るがこちらの裏面は紫色を帯びる。
開花時期は3月から5月である。
花の色は白く、唇弁と側弁には紅紫色の筋が入る。
花径は10ミリから15ミリである。
側弁のつけ根の部分には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は筒状で短く、紫色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の boissieuana はスイス人の植物学者「ボアジェ(H. Boissieu)さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola boissieuana

★菫とは縁の豊かな人らしい
 興味ひかれるスイスの学者

ヒメミヤマスミレ090405b-l.jpg

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シロバナタイツリソウ120429a-l.jpg

鯛釣草(タイツリソウ)はケシ科コマクサ属の多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
原産地は中国、朝鮮半島である。
園芸品種に白花のものがあり、白花鯛釣草(シロバナタイツリソウ)と呼んでいる。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で羽状に3つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
花期は4月から6月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ハート形をした白い花を垂れ下げてつける。
花径は3センチくらいである。
花弁は4枚で、外側の2枚は心臓形、内側の2枚は先が突き出る。
萼片は2枚で、早くに落ちる。
花の後にできる実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を白花華鬘草(シロバナケマンソウ)という。
これは仏具の華鬘に見立ててつけられた名である。
華鬘は寺院のお堂の中にかける透かし彫りの飾りのことで、金・銅・革などを材料に花鳥・天女などを透かし彫りにするものである。
属名の Dicentra はギリシャ語の「dis(二)+centron(距)」からきている。2枚の花弁に距が突き出していることから名づけられた。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。
学名:Dicentra spectabilis 'Alba'

★釣り上げてみればきらめく鯛釣草
 ロマンチックを君に捧げん

シロバナタイツリソウ120429b-l.jpg

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鈴虫草(スズムシソウ)

スズムシソウ120508a-l.jpg

鈴虫草(スズムシソウ)はラン科クモキリソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の中に生える地生種である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
命名は牧野富太郎博士によるものである。
唇弁の形と色あいがスズムシの羽に似ているところからつけられたものである。
鈴虫蘭(スズムシラン)の別名がある。
草丈は10センチから20センチである。
葉は卵形で、2枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
草丈20センチくらいの花茎を立て、暗い紫色をした花を十数輪つける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Liparis はギリシャ語の「liparos(輝く)」からきている。滑らかで艶のある葉を持つことから名づけられた。
種小名の makinoana は「牧野富太郎博士の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Liparis makinoana

★目立たない奥ゆかしさが愛らしい
 鈴虫草は大人の色香

スズムシソウ120508b-l.jpg

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小岩桜(コイワザクラ)

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小岩桜(コイワザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
本州の関東地方西南部から中部地方の南部にかけてと紀伊半島に分布し、岩場に生える。
富士山周辺、箱根、丹沢山など限られた範囲に自生するフォッサマグナ要素の植物の1つである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は腎円形である。
花の咲くころには直径1センチから3センチ、実のなるころには直径7センチくらいになる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
両面に軟毛が生えているが、表面の毛は後になくなる。
開花時期は5月ころである。
花茎を伸ばして紅紫色の花を咲かせる。
花径は2、3センチである。
花冠は5つに深く裂け、それぞれの裂片の先は2つに裂ける。
花の真ん中は淡い黄橙色をしている。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の reinii は日本で植物を採集した「ライン(Rein)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula reinii

★春風にゆらゆら揺れて花つける
 小岩桜は産毛を生やし

コイワザクラ061008b-l.jpg

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ムスカリ・ボウルガエイ

ムスカリ・ボウルガエイ100305a-l.jpg

ムスカリ・ボウルガエイはユリ科ムスカリ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
原産地はトルコである。
アナトリア山脈の高地に生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青い釣鐘状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Muscari はギリシャ語の「moschos(麝香)」からきている。花の香りから名づけられた。
種小名の bourgaei の意味はまだ調べられずにいる。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Muscari bourgaei

★高山に咲く花らしく尚更に
 地面近くに花も小さく

ムスカリ・ボウルガエイ100305b-l.jpg

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頭巾茨(トキンイバラ)

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頭巾茨(トキンイバラ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
原産地は中国の南西部である。
日本へは江戸時代の宝永年間(1700年代初め)に渡来した。
貝原益軒の「花譜」(1694)にもコヤオキの名で掲載されている。
樹高は1メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形である。
小葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5月である。
花径5、6センチの八重咲きの白い花を1輪上向きにつける。
雄しべも雌しべなく実はできないが、地下茎によって繁殖する。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の rosifolius は「バラのような葉の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Rubus rosifolius

★薔薇の花思わすような豪華さに
 驚きながら歴史を感じ

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プリムラ・ブルガリス

プリムラ・ブルガリス100305a-l.jpg

プリムラ・ブルガリスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
種小名の読み方は「ウルガリス」とするものもある。
原産地はヨーロッパからコーカサス地方である。
林縁や草地などに生える。
草丈は10センチから20センチである。
根際から生える葉は楕円形である。
根際から生える葉は楕円形で皺が多く、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面にはビロード状の毛が生えている。
開花時期は3月から5月である
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチから4センチの淡いクリーム色の花をつける。
花冠は5枚に分かれて真ん中は黄色く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は一華桜草(イチゲサクラソウ)というが、あまり使われていない。
英名はプリムローズ(primrose)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula vulgaris

★おとなしい色がかえっていい感じ
 プリムローズは西洋の花

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日陰菫(ヒカゲスミレ)

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日陰菫(ヒカゲスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の中や谷沿いなどの半日陰に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地上茎はなく、根元から葉と花柄を出す。
葉は長い卵形で、長さは4センチから7センチくらいある。
葉の両面には毛が生えており、花柄にも毛が多い。
開花時期は4月から5月である。
花径は2センチくらいで白花で、唇弁と側弁に紫色の筋がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、葉の表面が赤茶色をした品種を高尾菫(タカオスミレ)という。
また、葉がほこ形をした品種を阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)という。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola yezoensis

★紫の筋がとってもチャーミング
 暗がりが好き日陰菫は

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狸蘭(タヌキラン)

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狸蘭(タヌキラン)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
「蘭」の名前がつけられているが、ラン科ではない。
「狸」のほうは、果穂をタヌキの尻尾に見立てたものであるという。
別名を狸萱(タヌキガヤ)ともいう。
日本固有種である。
北海道の南西部から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿った斜面などに生える。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は根元から束になって生える(束生)。
広い線形で長さは20センチから30センチくらい、幅は5?10ミリくらいである。
葉脈は平行で、先は尖る。
開花時期は5月から7月である。
花の色は紫色を帯びた褐色である。
3個から6個の小さな花が穂状につく。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の podogyna は「柄ある雌しべの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Carex podogyna

★面白い名前もらった狸蘭
 風もないのにゆらゆら揺れて

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伊豆千両(イズセンリョウ)

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伊豆千両(イズセンリョウ)はヤブコウジ科イズセンリョウ属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、湿った常緑樹林の中に生える。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島などにも分布する。
和名の由来は、千両(センリョウ)に似て伊豆で多く見られるというところからきている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色で艶があり、裏面は淡い緑色である。
葉に毛は生えていない。
開花時期は4月から5月である。
クリーム色をした長さ5ミリくらいの小さな花を葉の脇につける。
秋に熟する実は千両(センリョウ)とは異なりクリーム色である。
葉は生薬で杜茎山(とけいざん)といい、解毒、消腫などの薬効がある。
属名の Maesa はこの属の1種についたアラビア名 maass からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Maesa japonica

★目立たないクリーム色の花つけて
 伊豆千両の春は何色
☆春の森かすかに聞こゆ鈴の音は
 伊豆千両の花の囁き

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コマガタケスミレ090405a-l.jpg

駒ケ岳菫(コマガタケスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ:Viola mandshurica)と麓菫(フモトスミレ:Viola sieboldii)の交雑種である。
木曽駒ケ岳の山麓で発見されたというのが名の由来である。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から6月である。
花の色は紫色である。
側弁には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い袋状で紫色である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola sieboldii

★ミクロなる不思議の世界に分け入れば
 また新しい自然の姿

コマガタケスミレ090405b-l.jpg

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ガザニア

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ガザニアはキク科ガザニア属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
ヨーロッパで品種改良が行われた。
日本へは明治時代に渡来した。
草丈は15センチから30センチくらいになる。
根際から生える葉は披針形で分厚い。
開花時期は4月から6月である。
オレンジ色、黄色、ピンク、白などの花が咲く。
花の真ん中に蛇の目模様が入るのが特徴である。
花弁に縦線の入る品種も多い。
また、八重咲きのものもある。
秋咲きのものもあり、花期は長い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を勲章菊(クンショウギク)という。
属名の Gazania はギリシャ人の古典学者「ガザ(T. Gaza)さん」の名からきている。
種小名の rigens は「堅い」という意味である。
写真は4月に伊東市の伊豆海洋公園で撮った。
学名:Gazania rigens

★勲章と呼ばれるほどに精緻なる
 花の模様が陽射しに溶けて

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ガザニア060430c-l.jpg

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オオニワゼキショウ120516b-l.jpg

大庭石菖(オオニワゼキショウ)はアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では道端などに野生化している。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は剣状で茎を抱く。
葉の形が石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ていることから「庭石菖」の名はつけられた。
開花時期は5月から6月である。
花径10ミリくらいの花をつける。
花の色は淡い青紫色で、つけ根の部分は黄色い。
花びら(花被片)は6枚である。
一日花である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の iridifolium は「アヤメ属(Iris)のような葉の」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Sisyrinchium iridifolium

★花見ればさてもか細き姿なれ
 名は輝ける大庭石菖

オオニワゼキショウ120516a-l.jpg

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リュウキュウコスミレ090405a-l.jpg

琉球小菫(リュウキュウコスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、草地や道端に生える。
分類上は、野路菫(ノジスミレ)の変種とされている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
無茎種である。
根際から生える葉の形は、幅の広い三角状の披針形である。
開花時期は11月から4月くらいである。
花径は10ミリから25ミリくらいである。
花の色は紫色だが、濃淡など変異が多い。
花弁には紫色の縦筋が入る。
下側の1対の花びら(側弁)には毛が生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
変種名の pseudojaponica は「日本産に似た」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola yedoensis var. pseudojaponica

★沖縄は異なる菫咲く土地だ
 ここにも見える自然の違い

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石斛(セッコク)

セッコク120429a-l.jpg

石斛の色香彩なす様眩し

石斛(セッコク)はラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、樹上や岩上に生える着生種である。
観賞用に栽培もされている。
海外では、中国にも分布する。
草丈は5センチから25センチくらいである。
葉は幅の広い披針形で、茎の上部につく。
葉のつけ根の部分には葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)があり、茎を抱く。
開花時期は5月から6月である。
茎先に1、2輪の花をつける。
花径は2、3センチで、花の色は白ないし淡い紅色である。
萼片3枚と側花弁2枚はほぼ同じ長さである。
唇弁はやや短く、先が尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「石斛の花」が夏の季語である。
蕾のときに全草を乾燥させたものを生薬で石斛(せっこく)といい、健胃、解熱、消炎、強壮などの薬効がある。
属名の Dendrobium は「dendron(樹)+ bios(着生)」に由来する。
種小名の moniliforme は「ネックレス状の」という意味である。
写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。
学名:Dendrobium moniliforme

★山に咲き淡き紅さす石斛は
 磨かれ育ち色香彩なす

セッコク120429b-l.jpg

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フウリンオダマキ120508b-l.jpg

風鈴苧環(フウリンオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
ヒメウズ属(Semiaquilegia)に分類されることもある。
原産地は中国である。
四川省やチベット自治区などに分布し、標高1800メートルから3500メートルの地帯に自生する。
西洋苧環(セイヨウオダマキ)の近縁種だが、オダマキ属の特徴である長い距がない。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひらのような形をした小葉3枚1組で一つの葉になっている。
小葉はさらに切れ込む。
開花時期は4月から5月である。
赤紫色の花を風鈴のように下向きに咲かせる。
花弁と花弁状の萼片が5枚ずつある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はない。
白花の品種もある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の ecalcarata は「距のない」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
3枚目は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Aquilegia ecalcarata

★山の上鐘を鳴らすか苧環は
 遠いチベット忍ぶがごとく

フウリンオダマキ120508a-l.jpg

フウリンオダマキ060401a-l.jpg

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入面蘭(イリオモテラン)

イリオモテラン090503c-l.jpg

入面蘭(イリオモテラン)はラン科トリコグロッティス属の多年草である。
トリコグロッティス属は東南アジアからポリネシアにかけて60種くらいが分布する着生種である。
沖縄県の石垣島、西表島、尖閣諸島に分布し、山地の林に生える樹の幹に着生する。
海外では、台湾、フィリピンにも分布する。
ただし、フィリピンに生えるものと区別する見解もあり(Trichoglottis luchuensis)、国ではこちらを採用している。
沖縄県では Trichoglottis ionosma のほうを採用している。
別名を入面蘭(ニュウメンラン)ともいい、YListではこちらを標準和名としている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチから70センチくらいである。
茎は堅くて直立し、しばしば枝分かれをする。
葉は線状の長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で分厚い。
開花時期は4月から6月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄色の花を疎らにつける。
花冠の内側には紫褐色の斑点が入る。
唇弁は白く、紅紫色の小さい点が入る。
属名の Trichoglottis はギリシャ語の「trichos(毛)+glottis(舌)」に由来する。毛のある唇弁という意味である。
種小名の ionosma はギリシャ語の「ion(すみれ)+osma(臭い)」からきている。
種小名の luchuensis は「琉球の」という意味である。
なお、属名は現在の Trichoglottis から Staurochilus へといずれは変更される方向にある。
写真は神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Trichoglottis ionosma(syn. Trichoglottis luchuensis)

★学問の世界はどんどん進化する
 花の姿はそのままだけど

イリオモテラン090503d-l.jpg

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2016/01/30改訂

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若宮菫(ワカミヤスミレ)

ワカミヤスミレ090405a-l.jpg

若宮菫(ワカミヤスミレ)ははスミレ科スミレ属の多年草である。
丸葉菫(マルバスミレ:Viola keiskei)と叡山菫(エイザンスミレ:Viola eizanensis)との交雑種である。
長野県諏訪郡富士見町の若宮で発見されたのが名の由来である。
発見者の浜栄介さんが人工交配をして確認しているという。
両社の共通する生育地は本州から九州で、いずれも低山などに生える。
草丈は10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、縁は不規則に切れ込む。
開花時期は4月から5月である。
花径は2センチくらいである。
花の色は白く丸みがあり、濃い紫色の縦筋が入る。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太くて長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola keiskei x Viola eizanensis

★交雑をしやすい菫の面白さ
 わかりにくいが自然のままに

ワカミヤスミレ090405b-l.jpg

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垣通し(カキドオシ)

カキドオシ090426b-l.jpg

垣通し(カキドオシ)はシソ科カキドオシ属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア東部にも分布する。
草丈は10センチから25センチくらいである。
夏になると蔓を1メートル以上も伸ばす。
蔓が垣根の下を通り抜けるというのが和名の由来である。
茎につく葉は腎臓形で丸く、周りには細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎に連なった葉の形から連銭草(レンセンソウ)の名もある。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に淡い青紫色の花をつける。
長さ15ミリから25ミリくらいで唇形をしており、紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)などに似ている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
疳取草(カントリソウ)の別名もあるが、これは子どもの疳の虫を取るのに使われたということに由来する。
属名の Glechoma はギリシャ語の「glechon(ハッカの1種)」からきている。
種小名の hederacea は「キズタ属(Hedera)に似た」という意味である。
変種名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Glechoma hederacea var. grandis

★可憐なる姿を見せて垣通
 やがて来る夏ひた待つように

カキドオシ090426a-l.jpg

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ニューギニアインパチェンス

ニューギニアインパチェンス090419a-l.jpg

ニューギニアインパチェンスはツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の多年草である。
インパチェンス属は世界に1000種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも釣船草(ツリフネソウ) などが分布するので、属名の和名をツリフネソウ属という。
しかし、園芸的に見ると、本種や和名をアフリカ鳳仙花(アフリカホウセンカ)というインパチェンス・ワレリアナ(Impatiens walleriana)は、和名ではなくインパチェンスの名で流通している。
本種の原産地はニューギニア島である。
はじめは1884年にニューギニアの高地で発見された。
その後、アメリカで品種改良が行われ、多くの園芸品種が生まれている。
英名はニューギニアインパチェンス(New Guinea impatiens)である。
特徴は、アフリカ産のものよりも花が大きく、葉が細長いことである。
日本へは大正時代に渡来した。
鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケットなどに利用されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から11月くらいである。
花径は3センチから7センチくらいである。
花弁は3枚で、直立する旗弁1枚と1対の翼弁からなる。
翼弁はそれぞれ2つに裂けるので2枚の花弁のように見える。
花の色は白、ピンク、赤などである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「おしゃべり」である。
7月12日の誕生花である。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の hawkeri は本種を1884年に発見した「ホーカー(R. N. Hawker)さんの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Impatiens hawkeri

★豪快に咲いて人目を惹きつける
 大輪の花色鮮やかに

ニューギニアインパチェンス090419b-l.jpg

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2016/07/13 改訂

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鯛釣草(タイツリソウ)

タイツリソウ120508a-l.jpg

鯛釣草ピンクの生地に夢描き

鯛釣草(タイツリソウ)はケシ科コマクサ属の多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
原産地は中国、朝鮮半島である。
中国北部の河北省、四川省や朝鮮半島の山地で見られる。
寒さには強いが、夏の高温と乾燥を嫌う。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で羽状に3つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
花期は4月から6月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ハート形をした白やピンクの花を垂れ下げてつける。
名の由来は、垂れた花の姿を釣り竿にかかった鯛に見立てたものである。
花径は3センチくらいである。
花弁は4枚で、外側の2枚は心臓形、内側の2枚は先が突き出る。
萼片は2枚で、早くに落ちる。
花の後にできる実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
標準和名は華鬘草(ケマンソウ)という。
これは仏具の華鬘に見立ててつけられた名である。
華鬘は寺院のお堂の中にかける透かし彫りの飾りのことで、金・銅・革などを材料に花鳥・天女などを透かし彫りにするものである。
俳句では春の季語である。
属名の Dicentra はギリシャ語の「dis(二)+centron(距)」からきている。2枚の花弁に距が突き出していることから名づけられた。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Dicentra spectabilis

★好きなのとハートピンクに染めながら
 鯛釣草はそっと告白
☆イヤリング耳を飾って鯛釣草
 ハートの花は恋のときめき

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毛蕊躑躅(ケシベツツジ)

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毛蕊躑躅(ケシベツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
台湾の固有種である。
標高500メートルから2650メートルの山地に生える。
中国名は「毛花柱杜鵑」である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紅紫色で、小輪だがたくさんの花がつく。
花冠は5つに裂け、上部の裂片の内側には濃い紅紫色の斑が入る。
特徴は雄しべが5本で、その花柱に毛が生えることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lasiostylum は「毛深い花柱の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron lasiostylum

★小さいがピンクの花が山と咲く
 毛蕊躑躅は自然のままに

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鶴頂蘭(カクチョウラン)

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鶴頂蘭(カクチョウラン)はラン科ガンゼキラン属の多年草である。
鹿児島県の種子島から沖縄県にかけて分布し、山地の草原や林の中に生える。
海外では、台湾や中国南部、インドネシア、マレーシア、南太平洋、オーストラリアなどに分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、花の形を鶴の頭に見立てたものである。
草丈は60センチから120センチくらいである。
偽球茎(バルブ)は円錐形で、数個が接して並ぶ。
葉は披針形で、茎先に4枚から6枚がつく。
開花時期は4月から5月である。
偽球茎のつけ根の部分から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、4輪から10輪くらいの花をつける。
花は外側が白く、内側が赤褐色である。
唇弁は長さが4、5センチで、先は紅紫色、つけ根のほうは白い。
つけ根の部分には2列の板状隆起があり、2つに浅く裂ける距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)とつながる。
蕚片と花弁は長さが4センチから6センチの披針形である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phaius はギリシャ語の「phaios( 暗い)」からきている。カクチョウランの花の色が暗い褐色をしていることから名づけられた。
種小名の tankervilleae はイギリス人の蘭愛好家「タンカルビル(E. Tankerville)さんの」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Phaius tankervilleae

★大輪の内に秘めたる紅の色
 妖しく揺れる鶴頂蘭は

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柿の葉草(カキノハグサ)

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柿の葉草(カキノハグサ)はヒメハギ科ヒメハギ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方、近畿地方、岡山県に分布し、山地のやや乾いた林の中などに生える。
草丈は20センチから35センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える。
長さは8センチから15センチくらい、幅は3センチから5センチくらいである。
葉の形が柿の葉に似ているというのが名の由来である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に長さ2センチくらいの黄色い花をつける。
萼片は5枚で、淡い黄色である。
萼片のうち2枚が側萼片で立ち上がり、残り3枚は花弁を包み込む。
花弁は3枚で黄橙色をしており、合着して舟形となる。
雄しべは8本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、白い毛が生える。
属名の Polygala はギリシャ語の「polys(多)+gala(乳)」からきている。この属の1種が乳の分泌をよくすると考えられ名づけられた。
種小名の reinii は日本で植物を採集した「ライン(Rein)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Polygala reinii

★葉っぱなら誰にも負けぬつもりだが
 花はどうかな気に入られたい

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渋川躑躅(シブカワツツジ)

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渋川躑躅(シブカワツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
静岡県に分布し、岩が露出し植物が生育しにくい蛇紋岩地域に生える。
和名の由来は、静岡県引佐町の渋川温泉付近で発見されたことからきている。
分類上は、神宮躑躅(ジングウツツジ)の変種とされている。
自生地は静岡県指定の天然記念物とされている。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
枝は横に広がらずに上に伸びる。
葉は菱形で、3枚の葉が枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
葉の展開した後に開花する。
枝先に2輪から4輪くらいずつ紅紫色の花をつける。
花径は4センチくらいである。
花冠は漏斗状で、深く5つに裂ける。
上部裂片の内側に濃い色の斑点がある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の sanctum は「神聖な」という意味である。
変種名の lasiogynum は「長い軟毛のある雌しべの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron sanctum var. lasiogynum

★さてどこに違いがあるか難題だ
 きれいに咲いた渋川躑躅

シブカワツツジ080511c-l.jpg

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エチゴタチツボスミレ090405a-l.jpg

越後立坪菫(エチゴタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
磯菫(イソスミレ:Viola grayi)と立坪菫(タチツボスミレ:Viola grypoceras)の自然交雑種である。
立坪菫(タチツボスミレ)は日本各地に分布し、磯菫(イソスミレ)は日本海側に分布する。
両者がともに成育する新潟県で発見されたのが名の由来である。
有茎種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は心形で艶がある。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫色である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は白い。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオーに由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の grayi は北アメリカの分類学者「グレイさん(A. Gray)の」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola grayi x Viola grypoceras

★出逢いたる越後が我の故郷と
 思い定めて咲く菫あり

エチゴタチツボスミレ090405b-l.jpg

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片栗擬き(カタクリモドキ)

カタクリモドキ060401a-l.jpg片栗擬き(カタクリモドキ)はサクラソウ科カタクリモドキ属(ドデカテオン属)の多年草である。
アメリカ合衆国の東部から中部にかけて分布し、高原や草原のやや湿ったところに生える。
英名をプライドオブオハイオ(pride of Ohio)という。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状となる。
開花時期は4月から6月である。
花茎を伸ばして、紅紫色の花を下向きにつける。
花びらは反り返る。
白花もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名のドデカテオンの名でも流通している。
別の英名はシューティングスター(shooting star)で「流れ星」の意味がある。
属名の Dodecatheon はギリシャ語の「dodeka(12)+theos(神)」(オリンポスの12神)からきている。
種小名の meadia は「草原の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Dodecatheon meadia

★背が高く葉っぱの形も違うけど
 片栗擬きの名をいただいて

カタクリモドキ060401b-l.jpg

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ダイセンミツバツツジ070324a-l.jpg大山三葉躑躅(ダイセンミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の中国地方や香川県の小豆島に分布する。
和名の由来は、鳥取県の大山で発見されたことによる。
近縁種は雪国三葉躑躅(ユキグニミツバツツジ)で、分類上は本種の変種とされる。
違いは、本種は葉の柄や葉の裏面の葉脈上に毛が密に生えることである。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
樹皮は灰黒色である。
葉は菱形状をした幅の広い卵形で、枝先に3枚が輪生する。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花をつける。
花は花径4センチくらいの紅紫色で、枝先に1輪ずつつく。
花冠は広い漏斗形で、深く5つに裂ける。
裂片の上部には濃い紅色の斑点がある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lagopus は「ウサギの足の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron lagopus

★大山の山懐に咲くという
 三葉躑躅は紅を濃くして

ダイセンミツバツツジ070324b-l.jpg

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麓菫(フモトスミレ)

フモトスミレ090426a-l.jpg麓菫(フモトスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、低地から亜高山にかけての林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種である。
根際から生える葉は卵形や円心形である。
葉の表面は暗い緑色で艶はなく、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月くらいである。
茎先に花径1センチに満たない白い花をつける。
唇弁には紫色の筋が入る。
側花弁のつけ根の部分には短い毛が密生する。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola sieboldii

★小さくてルーペがないとわからない
 写真で見ようどんな花かを

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カーネーション

ドリーミン090509a-l.jpg襞揺れるカーネーションに思い揺れ

カーネーション(carnation)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパおよび地中海沿岸地方である。
歴史は古く、ことにイスラム世界で愛好され、アラベスクの模様などにも取り入れられている。
もちろん、世界的に普及するには「母の日」が大きくかかわっている。
日本にも江戸時代の初期には既に伝わっていたという。
多くの園芸品種が生み出されているが、系統的には3種類がある。
八重咲きの花を1茎に1輪つけるスタンダードカーネーション。
枝分かれして花をつけるスプレーカーネーション。
矮性で鉢花用とされるポットカーネーションの3つである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月くらいである。
ただし、品種によっては四季咲きのものもある。
花径は3センチから8センチくらいである。
花の色は、赤、ピンク、白、オレンジ色、紫色、黄色などのものがある。
阿蘭陀撫子(オランダナデシコ)、麝香撫子(ジャコウナデシコ)などの和名がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の caryophyllus はギリシャ語の「caryo(胡桃)+phyllus(葉)」からきている。匂いが似ているということで名づけられた。
写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
品種は上がドリーミン、下がピンクベネットである。
学名:Dianthus caryophyllus

★纏いたるドレスふんわりフリル揺れ
 母のごとくに我を包みて

ピンクベネット090509a-l.jpg

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オオキバナカタバミ090321b-l.jpg大黄花酢漿草(オオキバナカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは園芸植物として渡来した。
関東地方より南では、逸出したものが野生化して道端などに生えている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は倒心形である。
色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。
開花時期は4月から9月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。
花径は3センチから4センチくらいあり、花びらは5枚である。
花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。
「バターカップ」はキンポウゲの仲間のことである。
学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Oxalis pes-caprae

★見つけたよやっと開いたこの花を
 春の陽射しに溶け込むような

オオキバナカタバミ090321c-l.jpg

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苗場黄菫(ナエバキスミレ)

ナエバキスミレ100501a-l.jpg苗場黄菫(ナエバキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方南部から上越地方にかけて分布し、山地や亜高山の砂礫地や林の縁に生える。
分類上は、大葉黄菫(オオバキスミレ)の変種とされている。
有茎種である。
基本種よりも小形で葉も小さく、葉は花茎から離れて出る。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は紅紫色を帯びる。
葉は心形で厚く、艶がある。
葉脈がへこむ。
開花時期は6月である。
花の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、基準標本産地の苗場山(上越国境)に因む。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の brevistipulata は「短い托葉のある」という意味である。
変種名の kishidai は採集者「岸田松若さんの」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Viola brevistipulata var. kishidai

★息切らせ登った山に見つけたら
 ちょっと嬉しい苗場黄菫

ナエバキスミレ100501b-l.jpg

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イテア・ユンナエンシス

イテア・ユンナエンシス070623c-l.jpgイテア・ユンナエンシスはユキノシタ科ズイナ属の常緑低木である。
分類体系によってはズイナ科とされる。
日本固有種の随菜(ズイナ)や北アメリカに分布する小葉の随菜(コバノズイナ)と同じ仲間である。
原産地は中国の南西部である。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い5弁花をたくさんつける。
本種は長い花序を垂れ下げるのが特徴である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Itea はギリシャ語で「ヤナギ」を意味する。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Itea yunnanensis

★調べれば調べるほどに面白い
 広い地球と進化の姿

イテア・ユンナエンシス070623a-l.jpg

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エチゼンダイモンジソウ120509a-l.jpg越前大文字草(エチゼンダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
本州の福井県と石川県の固有種で、山地の湿った岩上に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は腎円形で、5つから7つに深く裂ける。
葉には長い柄がある。
開花時期は5月から6月である。
花弁は5枚で、色は白い。
上の3枚が短く、下の2枚が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
大文字草(ダイモンジソウ)と似ているが、開花時期が異なり、葉が深く裂けることで区別する。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の acerifolia は「カエデ属(Acer)の葉に似た」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展(湘南一草会)で撮った。
学名:Saxifraga acerifolia

★土地にあれやこれやと区別され
 むずかしいよね大文字草も

エチゼンダイモンジソウ120509b-l.jpg

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アムールテンナンショウ080504a-l.jpgアムール天南星(アムールテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
中国名は東北天南星という。
原産地は、中国の東北部・華北、朝鮮半島、ロシアの極東部である。
日本に自生する近縁種には広葉天南星(ヒロハテンナンショウ)、四国広葉天南星(シコクヒロハテンナンショウ)がある。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は2枚で、互い違いに生える(互生)。
葉は鳥足状に5つに深く裂ける。
開花時期は5月から6月である。
2つの葉の間から筒状の柄が伸び、肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花序は仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)に覆われている。
仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものである。
本種の仏炎苞は淡い緑色で、縦に白い筋が入る。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で、赤く熟する。
中国の古典「神農本草経」には虎掌(こしょう)の名で出ている。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の amurense は「アムール地方の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
北京植物園から導入されたものだという。
学名:Arisaema amurense

★めずらしい仏炎苞は緑色
 不思議の姿間近に眺め

アムールテンナンショウ080504b-l.jpg

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ビオラ・アエトリカ

ビオラ・アエトリカ090405a-l.jpgビオラ・アエトリカはスミレ科スミレ属の多年草である。
ギリシャ、アルバニアなどのバルカン半島に分布する。
有茎種である。
草丈は1センチから8センチくらいである。
葉は卵形である。
粗い托葉が目立つ。
開花時期は3月から5月である。
花の色は黄色い。
花弁は5枚で、2枚が大きい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の aetolica は「(ギリシャの)アエトリアの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola aetolica

★故郷はギリシャなのかと改めて
 花の写真に視線を投げて

ビオラ・アエトリカ090405b-l.jpg

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アズマシライトソウ090503c-l.jpg東白糸草(アズマシライトソウ)はユリ科シライトソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方に分布し、山地の林の中に生える。
分類上は、白糸草(シライトソウ)の変種とされている。
形態的には、上方の花被片が短い、葉の柄が長いなどの特徴がある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから35センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で先が尖り、ロゼット状となる。
茎につく葉は披針形である。
開花時期は5月から6月である。
花茎を立てて、白い小さな花をブラシ状につける。
花被片6枚のうち上の4枚は極端に短く4ミリ以下で、下の2枚は退化している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chionographis はギリシャ語の「chion(雪)+graphe(筆)」からきている。白い小さな花をたくさんつけた様子を筆にたとえて名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の hisauchiana は東邦大学教授で植物学者であった「久内清孝さんの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Chionographis japonica var. hisauchiana

★どこでこう変わったのかな白糸草
 ブラシ短く関東に咲く

アズマシライトソウ090503d-l.jpg

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アッツ桜(アッツザクラ)

アッツザクラ120508a-l.jpg

アッツ桜(アッツザクラ)はキンバイザサ科ロドヒポキシス属の多年草である。
ロドヒポキシス属は1属1種で、数種の変種がある。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
表記の名は流通名である。
これを和名として認めるかどうかは文献によって判断が異なる。
それというのも、アリューシャン列島のアッツ島を連想するが本種とは関係がなく、また桜の仲間でもないからである。
この名の由来は、アッツ島日本軍守備隊玉砕の記憶も生々しいころに、山野草の店が「アッツ桜」という名前で売り出したことが始まりという。
本種の原産地は南アフリカである。
レント王国にある高山ドラケンスベルクに咲く花である。
日本へは大正時代に渡来した。
属名のロドヒポキシスの名でも流通している。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎は細く、白い毛が生えている。
根際から生える葉は細長い線形で葉脈があり、やはり白い毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
花径は2、3センチである。
花被片は6枚で、3枚ずつ2段になっている。
花の色は白、ピンク、赤紫色などがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
1月23日の誕生花 である。
花言葉は「愛を待つ」である。
属名の Rhodohypoxis はギリシャ語の「rhodon(バラ)+Hypoxis(コキンバイザサ属)」からきている。赤い花を咲かせるコキンバイザサ属という意味合いである。
種小名の baurii は発見者であるドイツ人の宣教師で植物学者だった「バウル(Leopold Richard Baur, 1825-1889)さんの」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Rhodohypoxis baurii

★可憐なる花を次々咲かせたる
 アッツ桜の季節訪れ

アッツザクラ120508c-l.jpg

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2017/01/22 改訂

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エゾヤマツツジ060422a-l.jpg蝦夷山躑躅(エゾヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種で各地に分布する山躑躅(ヤマツツジ)の品種の1つである。
本種は北海道と本州の北部に分布する。
山躑躅(ヤマツツジ)との違いは、葉が大きいことと、萼片の幅が広いことである。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
枝や葉の柄、萼などを含め、全体に毛が生える。
葉は長さ3センチから5センチの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に集まってつくことが多い。
葉の質は薄く、表面は緑色で裏面は灰色を帯びる。
葉の先は丸く、縁には細かくて鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチから5センチの漏斗状の花を1輪から3輪つける。
花冠の先は5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色い。
花の色は赤を基調にするが、橙色がかったものや桃色がかったものなど変化に富む。
花の後につく実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、剛毛が生える。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
品種名の latisepalum は「広い萼片の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi f. latisepalum

 
★雪解けの北の大地を彩りて
 山肌染める蝦夷山躑躅

エゾヤマツツジ060422b-l.jpg

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唐竹蘭(トウチクラン)

トウチクラン090607a-l.jpg唐竹蘭(トウチクラン)はユリ科チゴユリ属の多年草である。
分類体系によってはイヌサフラン科とされる。
原産地は中国、インド、マレーシアなどである。
日本でも古くから栽培されている。
別名を茶花宝鐸草(チャバナホウチャクソウ)という。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月くらいである。
紫褐色の花を下向きにつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、葉が唐竹(トウチク)に似ることからきている。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の pullum は「黒い色の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Disporum pullum

★渋さゆえ人に愛さる花もある
 うな垂れ咲くも風情またよし

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京城菫(ケイジョウスミレ)

ケイジョウスミレ090405a-l.jpg京城菫(ケイジョウスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
朝鮮半島と中国の華北部、東北部に分布する。
分類上は、同じ地域に分布する先駆け菫(サキガケスミレ)の変種とされている。
早咲きの無茎種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は長い卵形である。
葉の色は両面ともに明るい緑色である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は淡い紫色である。
唇弁に紫色の筋が入る。
距は太くて長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の prionantha は「一番に咲く花」という意味である。
変種名の sylvatica は「森林に生える」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola prionantha var. sylvatica

★戦前に日本に渡っていたようで
 流通してる京城菫

ケイジョウスミレ090405b-l.jpg

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イリス・クリスタータ

イリス・クリスタータ060513e-l.jpgイリス・クリスタータはアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国東部のジョージア州からオハイオ州にかけた一帯に分布する。
著莪(シャガ)に近い仲間である。
矮小種で、草丈は7センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
開花時期は5月から6月である。
花の色は淡い青紫色だが、白花の品種もある。
花被片は6枚である。
花は一日花である。
1つの花茎に2、3個の蕾をつけ、花径5センチから7センチくらいの花を次々に咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の cristata は「鶏冠状の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Iris cristata

★薄っすらと青紫の肌の色
 冴えた化粧で華やぎ見せて

イリス・クリスタータ060513c-l.jpg

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油躑躅(アブラツツジ)

アブラツツジ090503a-l.jpg油躑躅(アブラツツジ)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
樹皮は灰色で滑らかである。
葉は倒卵形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の表面の脈上には毛が生え、裏面には艶がある。
和名の由来は、葉の裏が滑らかで油を塗ったようだということからきている。
開花時期は5月から6月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、壺形をした小さな緑白色の花を吊り下げる。
花冠は長さ5ミリくらいの壷形で、先は浅く5つに裂けて反り返る。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、垂れ下がって5つに裂ける。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の subsessilis は「無柄に近い」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Enkianthus subsessilis

★少しだけ花序の姿が違ってる
 油躑躅は花数多く

アブラツツジ090503d-l.jpg

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金毛躑躅(キンモウツツジ)

キンモウツツジ080511a-l.jpg金毛躑躅(キンモウツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾で、中西部の彰化県などに生える。
春から秋にかけて断続的に咲く四季咲き性がある。
樹高は60センチから120センチくらいである。
若い枝や葉には黄褐色の毛が密生している。
これが和名の由来でもある。
花の色は鮮やかな朱赤色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の oldhamii はイギリス人の採集家「オルダム(R. Oldham)さんの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron oldhamii

★背は低くだけど咲く花大きくて
 色鮮やかな金毛躑躅

キンモウツツジ080511c-l.jpg

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大島躑躅(オオシマツツジ)

オオシマツツジ080511b-l.jpg大島躑躅(オオシマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種である。
伊豆諸島、三浦半島、伊豆半島から紀伊半島にかけて分布し、海岸に生える。
分類上は、山躑躅(ヤマツツジ)の海岸型変種とされている。
樹高は1メートルから5メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉厚で艶があり、濃い緑色をしている。
開花時期は5月から6月である。
花の色は、紅紫色ないし紅色である。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花もやや肉厚で、山躑躅(ヤマツツジ)よりも大きい。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の macrogemma は「大きな芽の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. macrogemma

★大島の山懐を赤く染め
 大島躑躅乱れ咲きすと

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大桜草(オオサクラソウ)

オオサクラソウ080426a-l.jpg大桜草(オオサクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の西南部から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山の林の中や草地などに生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄がある。
円形で手のひら状に7つから9つくらいに浅く裂け、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花茎の先に紅紫色の花を輪状に1、2段つける。
花冠は5つに裂け、裂片はさらに2つに裂ける。
のどの部分は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の jesoana は「北海道(蝦夷)産の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Primula jesoana

★ひっそりと林の中に咲くのかな
 深山の似合う大桜草

オオサクラソウ080426b-l.jpg

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ビオラ・ラブラドリカ

ビオラ・ラブラドリカ090405a-l.jpgビオラ・ラブラドリカはスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国からグリーンランドにかけて分布する。
有茎種である。
草丈は10センチから20センチである。
全体に白い毛が生える。
葉はハート形である。
開花時期は3月から5月である。
花の色は濃い紫色で、唇弁には赤紫色の筋が入る。
側弁のつけ根の部分には白い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヨーロッパや北アフリカに分布するビオラ・リビニアナ(Viola riviniana)の異名とする説もある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の labradorica は「(カナダの)ラブラドル半島(Labrador)の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola labradorica

★寒さにはめっぽう強い花なんだ
 北の日陰で育ったそうだ

ビオラ・ラブラドリカ090405b-l.jpg

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岩桜(イワザクラ)

イワザクラ090927a-l.jpg岩桜(イワザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
本州の岐阜県と紀伊半島、それに四国、九州に分布し、石灰岩地帯の岩場や湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉には長さ3センチから10センチくらいの柄があり、直径4センチから10センチくらいの円形のものが数枚放射状に広がってつく。
葉の縁は不規則に浅く裂け、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の脈上と縁には軟らかい毛が生える。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径3センチくらいの花を1輪から5輪つける。
花の色は紅紫色である。
花冠は5つに分かれ、真ん中が黄色くなっている。
萼片は5枚で、小さい腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は長い円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、渓谷の水しぶきがかかるような岩場に咲く桜草というところからきている。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。
種小名の tosaensis は「土佐(高知県)の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula tosaensis

★可愛くて岩場の好きな岩桜
 ピンクに包まれ中は金色

イワザクラ090927b-l.jpg

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赤毛躑躅(アカゲツツジ)

アカゲツツジ060504b-l.jpg赤毛躑躅(アカゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾である。
唯一の内陸県である南投県に分布し、標高1000メートルから3600メートルの高山の斜面に生える。
特に森林火災の跡地に真っ先に根を下ろす樹木として知られる。
中国名は「紅毛杜鵑」という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長さ3センチくらいの細い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に集まってつくものが多い。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチくらいの淡い紅紫色の花を数輪つける。
花冠は広い漏斗状で先が5つに裂ける。
上部の裂片の内側には濃い紅色の斑が入る。
これは昆虫の目を引くためのものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、秋に赤褐色に熟する。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の rubropilosum は「赤い軟毛で被われた」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron rubropilosum

★柔らかなピンクの色が美しい
 赤毛躑躅は高山の花

アカゲツツジ060504a-l.jpg

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ビオラ・リビニアナ

ビオラ・リビニアナ090405a-l.jpgビオラ・リビニアナはスミレ科スミレ属の多年草である。
ヨーロッパと北アフリカに分布する。
英名はコモン・ドッグ・バイオレット(common dog violet)である。
有茎種である。
草丈は10センチから20センチである。
葉はハート形である。
銅葉と言われる濃い紫色になる園芸品種('Purpurea')がある。
開花時期は4月から6月である。
花の色は濃い紫色で、唇弁には赤紫色の筋が入る。
側弁のつけ根の部分には白い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
北アメリカに分布するビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)の異名とする説もある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の riviniana の由来はまだ解明できていない。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola riviniana

★いろいろな説が流れているようだ
 立坪菫と近い仲間だ

ビオラ・リビニアナ090405b-l.jpg

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アクイレギア・ロンギシマ

アクイレギア・ロンギシマ070430a-l.jpgアクイレギア・ロンギシマはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のアリゾナ州とテキサス州に分布する。
草丈は60センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3出複葉は三つ葉のことである。
3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は扇形で、2つか3つに裂ける。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に黄色い花をつける。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が長いのが特徴である。
距の長さは8センチから12センチくらいになる。
そこから爪長苧環(ツメナガオダマキ)の流通名がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の longissima には「非常に長い」という意味がある。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aquilegia longissima

★面白い形の花があるものと
 腕組みをしてほっとため息

アクイレギア・ロンギシマ070430b-l.jpg

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アオテンナンショウ090503b-l.jpg青天南星(アオテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の岡山県から四国、九州の大分県にかけて分布し、山地の林の中に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は1枚ないし2枚である。
葉は鳥足状に小葉7枚から11枚に分かれる。
小葉の形は楕円形で、先が糸状に伸びる。
開花時期は5月から6月である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色で、舷部の先はしだいに細くなって糸状に伸びる。
付属体は太い棒状で、先は円形である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で赤く熟する。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の tosaense は「土佐(高知県)の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Arisaema tosaense

★全体が青い個体もあるんだね
 天南星の不思議な姿

アオテンナンショウ090503a-l.jpg

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源氏菫(ゲンジスミレ)

ゲンジスミレ060325a-l.jpg源氏菫(ゲンジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
青森県から岩手県の太平洋側、関東地方から中部地方の内陸部、岡山県、愛媛県に隔離分布する。
基本種を斑入り源氏菫(フイリゲンジスミレ) と言い、朝鮮半島、中国、シベリアに分布する。
本種は大陸とつながっていた氷河時代からの遺存種であると考えられている。
草丈は5センチから10センチである。
無茎種である。
葉は少数で直立し、卵形ないし円形をしている。
葉の裏面は紫色となる。
これが源氏菫(ゲンジスミレ)の名の由来である。
開花時期は3月から4月である。
花径15ミリから20ミリくらいである。
花の色はごく淡い紅色で、紫色の筋が入る。
裏面のほうが色が濃い。
かつては愛媛県の北条市で発見されたものを伊予菫(イヨスミレ)と呼んだ。
命名者は牧野富太郎博士で、学名を Viola umemurae と言った。
しかし、現在はこれも源氏菫(ゲンジスミレ)に統合されている。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。
変種名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
表示は伊予菫(イヨスミレ)であった。
学名:Viola variegata var. nipponica

★様々な歴史を秘めて今に咲く
 源氏菫はピンクの小花

ゲンジスミレ060325b-l.jpg

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岩千鳥(イワチドリ)

イワチドリ120429a-l.jpg岩千鳥(イワチドリ)はラン科ヒナラン属の多年草である。
本州の中部地方から近畿地方にかけてと四国の限られた地域に分布する。
自生するのは伊豆諸島や紀伊半島の熊野川流域、四国の吉野川流域などで、渓流沿いの岸壁などに生える。
和名の由来は、岩場に生えて千鳥に似ていることからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎の中ほどから下に長さ3センチから7センチくらいの楕円形の葉を普通は1枚つける。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は4月から6月である。
花径10ミリから15ミリくらいの淡い紅紫色をした花を数輪つける。
花は一方向に傾いてつく。
個体差が大きく、花の色や形には変異がある。
唇弁が大きくて目立つ。
唇弁は深く3つに裂け、真ん中の裂片は更に2つに裂ける。
唇弁の真ん中からつけ根の部分にかけて紅紫色の斑が入る。
園芸化が進んでいる。
属名の Amitostigma はギリシャ語の「a(否定)+Mitostigma(属名)」からきている。古くMitostigmaといったが、以前に同一名があり観察が誤っていたので、否定の言葉を付け足した。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。
学名:Amitostigma keiskei

★好事家の目を輝かせ岩千鳥
 されど思うは故郷の川

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ビオラ・アフィニス

ビオラ・アフィニス090405a-l.jpgビオラ・アフィニスはスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
有茎種である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉はハート形である。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の幅は春には狭く、夏には広くなる。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紫色で、喉の部分は白くなる。
下の3枚の花弁にはわずかに毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太くて短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の affinis には「近似の」という意味がある。
ビオラ・ソロリア(Viola sororia)に近い仲間である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola affinis

★すっきりと咲いた姿がいい感じ
 清楚に見えるアフィニスの花

ビオラ・アフィニス090405b-l.jpg

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アクイレギア・カエルレア

アクイレギア・カエルレア070603b-l.jpgアクイレギア・カエルレアはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
属名の読み方は「アキレギア」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
コロラド州の州花とされている。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は40センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉で、長い柄がある。
3出複葉は三つ葉のことで、枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
開花時期は4月から6月である。
花径は8センチくらいある大輪で、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)も長い。
花弁のように見えるのは萼で、花弁は内側にある。
花の色は青紫色である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名は空色苧環(ソライロオダマキ)という。
本種を親とした園芸種が数多くつくられている。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Aquilegia caerulea

★鮮やかなブルーの冴えるカエルレア
 アメリカ育ちのお転婆娘

アクイレギア・カエルレア070603d-l.jpg

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空知小桜(ソラチコザクラ)

ソラチコザクラ070518a-l.jpg空知小桜(ソラチコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北海道固有種である。
石狩川支流の空知川流域で発見されたのが名の由来である。
しかし、発見地はダム建設によって失われているという。
現在は夕張山地東側の空知川の流域、日高地方北部の沙流川や新冠川の流域の岩壁に生える。
夕張岳の蛇紋岩地に生える夕張小桜(ユウバリコザクラ)と類似しており、両者を同種とする見解もある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉はへら形である。
上部が広くて縁に細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根のほうは狭く柄のようになる。
葉の質は薄く、裏面は淡い黄色の粉をふいている。
開花時期は5月から6月である。
花の色は紅紫色だが、色には濃淡がある。
中には青紫色のものや白花もある。
花冠は5つに深く裂け、裂片の先は幅広く裂ける。
花冠の真ん中は黄色ではなく、白っぽいのが本種の特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の sorachiana は「(北海道の)空知の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Primula sorachiana

★小さくて小人が岩肌登るよう
 花は可憐な空知小桜

ソラチコザクラ070518b-l.jpg

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フイリゲンジスミレ090405a-l.jpg斑入り源氏菫(フイリゲンジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は、朝鮮半島、中国、シベリアである。
分類上は、日本に分布する源氏菫(ゲンジスミレ)の基本種とされている。
無茎種である。
草丈は5センチから10センチである。
葉は暗い緑色をした卵円形で、葉脈に沿って白い斑が入る。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紅紫色である。
すべての花弁に紫色の筋が入る。
花の色は裏面のほうが色が濃い。
距は太い円筒形である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola variegata

★斑の入る葉っぱがとても変わってる
 自然の中で生まれた姿

フイリゲンジスミレ090405b-l.jpg

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カナダオダマキ070518a-l.jpgカナダ苧環(カナダオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州にかけて生える。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
学名からアクイレギア・カナデンシスとする場合もある。
草丈は20センチから70センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
それをもう1回繰り返すので、1つの葉は9枚の小葉で構成される。
小葉は扇形で2つか3つに裂ける。
開花時期は4月から6月である。
茎の上部に長さ2、3センチの花を数輪下向きにつける。
萼弁5枚は紅色である。
花弁5枚は黄色である。
雄しべが花弁よりも外に飛び出している。
花弁のつけ根の部分は長く伸びて距となる。
距は日本のものよりも太く、巻き込まずに長く伸びている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は5月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aquilegia canadensis

★苧環の仲間だけども異国風
 ランプのようなカナダ苧環

カナダオダマキ070518d-l.jpg

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