2012年4月アーカイブ

飯能躑躅(ハンノウツツジ)

ハンノウツツジ120429a-l.jpg飯能躑躅(ハンノウツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
埼玉県と長野県に稀に生える。
飯能市の天覧山付近で発見されたのが和名の由来である。
山躑躅(ヤマツツジ)と皐月躑躅(サツキツツジ)の交雑種である。
また、いくつかの園芸品種も作出されている。
樹高は1メートルくらいである。
枝は真っ直ぐに伸びる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は滑らかで、褐色の毛が生える。
裏面の中脈と葉の柄には硬い毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に2輪から3輪の朱紅色の花をつける。
花冠は先が5つに裂ける。
雄しべは5本である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の hannoense は「飯能の」という意味である。
写真は4月に群馬県太田市の関東山野草展で撮った。
学名:Rhododendron x hannoense

★初めての名前にぴくり眉動く
 調べてみようどんな由来か

ハンノウツツジ120429b-l.jpg

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アメリカキスミレ090405a-l.jpgアメリカ黄菫(アメリカキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダとアメリカ合衆国の東部に分布する。
学名からビオラ・プベスケンスと表示するものもある。
草丈は15センチから30センチくらいである。
有茎種である。
葉はハート形である。
葉の色は明るい緑色で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
花の色は黄色い。
距は小さく目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola pubescens

★アメリカに咲く黄菫も可愛いよ
 日本のものと違いはどこと

アメリカキスミレ090405b-l.jpg

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キレンゲツツジ060504b-l.jpg黄蓮華躑躅(キレンゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
蓮華躑躅(レンゲツツジ)のうちで黄花の品種のことをいう。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木とされる。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)が、枝先に集まってつくので輪生しているように見える。
葉には短い柄があり、縁には毛のようなものがつく。
葉のつけ根の部分はくさび形で、先は尖らない。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5、6センチの鮮やかな黄色い花を2輪から8輪つける。
花冠は漏斗形で、先が5つに裂ける。
上部の裂片の内側には橙色の斑が入る。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
有毒で動物が食べないために、時に大群生をする。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の flavum は「黄色の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron japonicum f. flavum

★鮮やかな黄花眩しく照り映える
 五月の空はただ澄み渡り

キレンゲツツジ060504a-l.jpg

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磯菫(イソスミレ)

イソスミレ080420c-l.jpg磯菫(イソスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南西部から本州の鳥取県にかけて主に日本海側に分布し、海岸の砂地に生える。
新潟県村上市の瀬波海岸で発見されたことから瀬波菫(セナミスミレ)の別名がある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地下茎のある有茎種である。
根際から生える葉は心円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の直径は10ミリから35ミリと小さくて厚みと艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉のつけ根の部分は心形で、葉は内側に巻き込む。
托葉には櫛の歯のような切れ込みがある。
開花時期は5月から7月である。
花の色は紅紫色で、色には濃淡の幅がある。
花弁には丸みがある。
側弁のつけ根には毛は生えない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオーに由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の grayi は北アメリカの分類学者「グレイさん(A. Gray)の」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola grayi

★磯浜を故郷として咲く菫
 葉は分厚くて艶々として

イソスミレ080420b-l.jpg

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通草(アケビ)

アケビ・雌花080413a-l.jpg思いをば蔓に宿して通草咲く

通草(アケビ)はアケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。
漢字では「木通」とも書く。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国にも分布する。
葉は小葉5枚からなる手のひら状の複葉である。
小葉の形は楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
淡い紫色をした小さな花をつける。
雌雄同株である。
花弁はなく、3枚の花弁のように見えるのは萼片である。
果実は長い楕円形の裂開果で、秋に熟すと縦に裂け、中から白い果肉と種子が現れる。
白い中身は食べられる。
茎の部分は利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
また、蔓は籠などの細工物に用いられる。
和名の由来は「開け実」が転訛したといわれるが、他にも説がある。
俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語である。
花の写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
雌花、雄花の順である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の quinata は「5枚の小葉の」という意味である。
実の写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Akebia quinata

★吾が思い花に宿して通草咲く
 蔓編むごとく心通わせ
☆大きな実啄ばむ小鳥思い出し
 あけびの花の咲くことを知り

アケビ・雄花080413a-l.jpg

アケビ061118a-l.jpg

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エリカ・アウストラリス

エリカ・アウストラリス090321a-l.jpgエリカ・アウストラリスはツツジ科エリカ属の常緑低木である。
原産地はヨーロッパのイベリア半島である。
英名をスパニッシュヒース(Spanish heath)といい、この名前でも流通している。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は針状で小さく、色はダークグリーンで密生する。
開花時期は3月から6月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした小さなベル形の花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Erica australis

★イベリアが故里というエリカ咲く
 タップの音色風が運んで

エリカ・アウストラリス090321b-l.jpg

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ビオラ・ワルテリ

ビオラ・ワルテリ070324a-l.jpgビオラ・ワルテリはスミレ科スミレ属の多年草である。
種小名の読み方は「ウォルテリ」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南東部に分布し、乾いた岩場や林の中に生える。
草丈は15センチから25センチくらいである。
有茎種で、匍匐茎を持つ。
葉は腎形で、扇状の托葉に特徴がある。
葉の表面は淡い緑色、裏面は茶褐色である。
葉脈に沿って濃い緑色の斑が入る。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紫色で、側弁には白い毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は丸くて白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の姿は立坪菫(タチツボスミレ)に似る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の walteri は18世紀のアメリカの植物収集家「ワルター(T. Walter)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola walteri

★葉の様子少しお洒落に見えるかな
 洋風だけど菫の仲間

ビオラ・ワルテリ070324b-l.jpg

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雲仙躑躅(ウンゼンツツジ)

ウンゼンツツジ090419a-l.jpg雲仙躑躅(ウンゼンツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の崖地などに生える。
和名は雲仙岳に由来するが、雲仙岳には自生していない。
雲仙岳に自生しているのは深山霧島(ミヤマキリシマ)である。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをする。
葉は倒披針形で長さが2センチ以下で小さく、互い違いに生える(互生)。
葉には毛が多く生える。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紅紫色で、花径15ミリくらいの漏斗状の花をたくさんつける。
花冠は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の serpyllifolium は「イブキジャコウソウのような葉の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron serpyllifolium

★躑躅でもこんな小さい花もある
 ミクロの世界雲仙躑躅

ウンゼンツツジ090419b-l.jpg

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アマミセイシカ070429a-l.jpg奄美聖紫花(アマミセイシカ)はツツジ科ツツジ属の常緑小高木である。
奄美大島の固有種で、中南部の山岳地帯に生える。
分類上は、西表島、台湾、中国南部などに分布する聖紫花(セイシカ)の変種とされている。
両者を同一とする見解もある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長さが5センチから10センチ、幅が15ミリから30ミリくらいの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に数枚から10枚くらいが集まってつくので、輪生しているように見える。
葉の先は尖る。
開花時期は4月から5月である。
枝先に1?数輪の淡いピンクを帯びた白い花をつける。
花径は6、7センチくらいの大輪である。
花冠は漏斗状で、先が5つに大きく裂ける。
上部の裂片の内側には淡い黄緑色の斑が入る。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の latoucheae はフランス人の「ラトゥーシュ(M & Mme de la Touche)夫妻の」という意味である。
変種名の amamiense は「奄美大島の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rhododendron latoucheae var. amamiense

★南国の奥山深く咲く躑躅
 色はシックな奄美聖紫花

アマミセイシカ070429b-l.jpg

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スパラキシス

スパラキシス120418a-l.jpgスパラキシスはアヤメ科スパラキシス属の多年草である。
和名を水仙文目(スイセンアヤメ)という。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形または披針形である。
葉は長さが50センチくらい、幅が1センチくらいである。
開花時期は3月から4月である。
茎の上部に花径4センチくらいのきれいな花を3輪から6輪くらいつける。
花の色は、朱橙色、緋色、赤、クリーム色、白、ピンクなど多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
よく流通しているのはトリコロル種といわれるもので、園芸品種の交配親になっている。
花びら(花被片)が朱橙色でつけ根の部分が黒く、真ん中の花(副冠)が黄色いというのがその特徴である。
園芸品種ではスパラキシス・トリカラーミックスとして流通している。
属名の Sparaxis はギリシャ語の「sparasso(1粒の涙)」からきている。
種小名の tricolor は「三色の」という意味である。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Sparaxis tricolor

★三色の色の具合が異国風
 スパラキシスはアフリカの花

スパラキシス120418b-l.jpg

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スズフリイカリソウ070501c-l.jpg鈴振碇草(スズフリイカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
本州の中国地方に分布し、山地の石灰岩地に稀に生える。
梅花碇草(バイカイカリソウ)と常盤碇草(トキワイカリソウ)の自然交配種だと考えられている。
広島県のレッドデータブックでは、存続基盤が脆弱な植物(NT)とされている。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は2回2出複葉ないし2回3出複葉である。
1枚の葉は、2つか3つに枝分かれをして先に3枚ずつの葉をつける。
小葉は楕円形である。
葉の先は尖るものと尖らないものがあり、縁には棘がある。
開花時期は3月から5月である。
花径は1センチくらいで、花の色は白ないし淡い紅紫色である。
花弁は4枚、萼片も4枚で、萼片は花弁状となる。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はあるものとないものがある。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の sasakii は「佐々木さんの」という意味である。
写真は5月に神戸市の六甲高山植物園の山野草展で撮った。
学名:Epimedium x sasakii

★いつの間にこんな姿になったやら
 紛らわしいけど自然の掟

スズフリイカリソウ070501a-l.jpg

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匂い菫(ニオイスミレ)

ニオイスミレ090405a-l.jpg華やぎを隠し睨もか匂い菫

匂い菫(ニオイスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
学名のビオラ・オドラータで表示するものもある。
原産地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカである。
日本でも、逸出したものが野生化している。
英名をスイートバイオレット(sweet violet)という。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は円心形である。
有茎種である。
開花時期は2月から4月である。
花の色は濃い紫色で、左右相称の5弁花である。
園芸品種には、淡い紫色、白、ピンクなどのものもあり、八重咲きもある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太目で短い。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
香料用としても栽培され、料理に使われる。
胃熱、眼炎、直腸脱、百日熱、胸病、腫瘍、消化不良などにも薬効があるという。
ただし、根はアルカノイドを含んでいるため有毒である。
また、この花はシェイクスピアの「夏の夜の夢」の中にも「恋の媚薬」として登場している。
俳句の季語は春である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola odorata

★少しだけ恋の媚薬を使おうか
 たった一度の出来事だから

ニオイスミレ090405b-l.jpg

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セリバヤマブキソウ050417b-l.jpg山吹草(ヤマブキソウ)はケシ科ヤマブキソウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中や森陰に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際に生える葉には長い柄があり、5枚から7枚の小葉で1組になる。
茎につく葉は柄が短く、3枚から5枚の小葉からなる。
小葉は楕円形で切れ込みがある。
開花時期は4月から5月ころである。
上部の葉の脇から花柄を出し、花径4、5センチの黄色い四弁花を1、2輪つける。
稀に多弁のものも見つかる。
萼片は2枚である。
緑色で、早くに落ちる。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
花の後にできる実は細長い円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名の由来は、山吹(ヤマブキ)に似た花を咲かせることからきている。
しかし、山吹(ヤマブキ)の花びらは5枚であるが、山吹草(ヤマブキソウ)のほうは4枚という違いがある。
芹葉山吹草(セリバヤマブキソウ)は山吹草(ヤマブキソウ)の品種の1つで、違いは葉の形にある。
「芹葉」と名づけられているように、葉がより深く裂けている。
遺伝的には安定していないようで、普通の山吹草(ヤマブキソウ)との中間的な形状の葉を持つ個体が見つかることがあるという。
属名の Hylomecon はギリシャ語の「hyle(森)+mecon(ケシ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の dissecta は「多裂した」という意味である。
写真は4月に牧野記念庭園で撮った。
学名:Hylomecon japonica f. dissecta

★草の野にきらり輝き見せて咲く
 芹葉山吹謎秘めながら
☆くっきりと際立つ色で花咲かせ
 何を思うや芹葉山吹

セリバヤマブキソウ050417c-l.jpg

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千本槍(センボンヤリ)

センボンヤリ120410a-l.jpg千本槍(センボンヤリ)はキク科センボンヤリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の日当たりのよい草地などに生える。
海外では、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
春の草丈は10センチくらいである。
春の葉は卵形で、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏面には白い毛が密生する。
開花時期は4月から5月である。
春の花は花径15ミリくらいの頭花で、茎先につく。
花の真ん中に筒状花があり、周りに裏面が紫色を帯びた白い舌状花がつく。
そこから紫蒲公英(ムラサキタンポポ)の別名がある。
秋の草丈は30センチから60センチくらいである。
秋の葉は長い楕円形である。
開花時期は9月から10月である。
茎先に舌状花のない蕾のような花をつけ、そのまま結実する。
このような花を閉鎖花という。
この姿を大名行列の毛槍に見立てたのが名の由来である。
属名の Leibnitzia は17世紀のドイツの哲学者・自然科学者「ライプニッツ (G. W. Leibniz)さん」の名からきている。
種小名の anandria は「雄しべのない」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
下の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Leibnitzia anandria

★静々と進む行列先陣は
 千本槍か秋の野原で

センボンヤリ120410b-l.jpg

センボンヤリ051015b-l.jpg

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シラガミクワガタ080420f-l.jpg白神鍬形(シラガミクワガタ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
青森県と秋田県の県境にある白神山地に分布し、岩石地や草地に稀に生える。
分類上は深山鍬形(シラガミクワガタ)の変種とされている。
両者の違いは葉の様子にあるという。
草丈は15センチから25センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は三角状の卵形で、茎の下部に集まってつく。
葉の先はやや鈍頭で、縁には規則的なぎざぎざ(鋸歯)がある。
重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)になるものもある。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い青紫色をした花を10輪から20輪くらいつける。
花冠は深く4つに裂ける。
2本の雄しべと雌しべが長く突き出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の schmidtianum はサハリンの植物の研究家「シュミット(F. Schumidt)さんの」という意味である。
亜種名の senanense は「信州の」という意味である。
変種名の shiragamiense は「白神の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion schmidtianum subsp. senanense var. shiragamiense

★花見ても違いはあまりわからぬが
 個性を示す白神鍬形

シラガミクワガタ080420c-l.jpg

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春蘭(シュンラン)

シュンラン090412d-l.jpgさりげなく咲いて春蘭時を告げ

春蘭(シュンラン)はラン科シュンラン属(シンビジウム属)の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の林の中や傾斜地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は長さ20センチから35センチくらい、幅5ミリから20ミリくらいの線形で、根際からたくさん生える。
葉は硬く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月ころである。
花茎の先に普通は1つ、稀に2つの花を横向きにとける。
花の色は淡い黄緑色である。
花びらは6枚あるように見えるが、3枚は萼片である。
垂れ下がる唇弁には紫色の斑点がある。
稀に斑点のないものがあり、素心と呼ばれる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
実の形は紡錘形で、6月から7月になって熟すると茎が葉の上まで伸び、上向きに直立する。
俳句の季語は春である。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の goeringii は採集家「ゲーリング(Goering)さんの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cymbidium goeringii

★さりげなく咲いて春蘭時告げる
 自分の色に自分を染めて

シュンラン090412c-l.jpg

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シマテンナンショウ070408a-l.jpg島天南星(シマテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
伊豆七島の八丈島、三宅島、御蔵島に分布し、林の中に生える。
命名者は牧野富太郎博士である。
根茎は直径3センチから5センチくらいの球形で、有毒なこの中ではめずらしく食用とされる。
毒性が少ないのである。
草丈は30センチくらいである。
茎は多肉質である。
葉は2枚あり、7枚から15枚に鳥足状に裂ける。
小葉の形は長い楕円形で先が尖り、葉の質は薄い。
開花時期は3月から4月である。
茎先に緑色で縦に白い筋の入った仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)をつける
目にしたものは緑色だったが、暗い紫色のものもあるようである。
仏炎苞の内側に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)がある。
雌雄異株で、環境によって性が変わる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で赤く熟する。
根茎を茹でて餅のようについたものを団子状にして食べる。
もともとは飢饉のときに食料とする「救荒植物」であったという。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の negishii は「根岸さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Arisaema negishii

★気づかずに見過ごしそうなその姿
 見つけ思わず笑みの浮かんで

シマテンナンショウ070408b-l.jpg

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ケナシノジスミレ070324b-l.jpg毛無し野路菫(ケナシノジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、人里近い道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
分類上は、野路菫(ノジスミレ)の品種の1つとされている。
野路菫(ノジスミレ)は全草に微毛が生えるが、本種にはそれがない。
草丈は10センチから15センチくらいである。
無茎種である。
葉は細長いへら形ないし披針形である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫色である。
唇弁は先で広がる傾向があり、紫色の縦筋のつけ根あたりはやや白っぽい。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)も紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
品種名の glaberrima は「まったく無毛の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola yedoensis f. glaberrima

★仲間とは少し姿を変えて咲く
 小さな花に思いこもごも

ケナシノジスミレ070324a-l.jpg

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大山躑躅(オオヤマツツジ)

オオヤマツツジ070415a-l.jpg大山躑躅(オオヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方とその周辺部や岡山県、山口県に分布し、日当たりのよい山地斜面に生える。
和名の由来は、ヤマツツジに比べて花も葉も大きいことからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉には春葉と夏葉がある。
春葉は長さが2センチから5センチくらいの幅の狭い楕円形で、先は鋭く尖る。
夏葉は長さが15ミリから30ミリくらいの卵形から披針形で、つけ根の部分はくさび形、先は短く尖る。
開花時期は4月から5月である。
枝先に、花径5、6センチの漏斗形の花を2、3輪ずつつける。
花の色は紅紫色で、赤の強いものや紫の強いものなど濃淡の変化がある。
花冠は5つに裂けて横に開く。
上側の裂片の内側に濃い斑がある。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)
本種から多くの園芸品種が生まれている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の transiens は「中間種の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron transiens

★住みやすい土地ではないがいつまでも
 自然の姿伝えてほしい

オオヤマツツジ070415b-l.jpg

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シナヤマツツジ0090502a-l.jpg支那山躑躅(シナヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
奄美大島や沖縄に分布し、山地の岩場や川沿いに生える南方系の躑躅(ツツジ)である。
海外では、台湾、中国などにも分布する。
別名を唐山躑躅(トウヤマツツジ)、台湾山躑躅(タイワンヤマツツジ)ともいう。
ヨーロッパで改良されたものはアザレアとして知られる。
樹高は1メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や縁には褐色の毛が生える。
開花時期は3月から5月である。
花径は1センチくらいの漏斗形で、先は5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の色は朱赤色ないしピンクである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の simsii は植物雑誌の編集者「シムズ(J. Sims)さんの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron simsii

★鮮やかな赤が燃え立つ花の色
 支那山躑躅は満開迎え

シナヤマツツジ0090502b-l.jpg

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富岡菫(トミオカスミレ)

トミオカスミレ070324a-l.jpg富岡菫(トミオカスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
錦菫(ニシキスミレ:Viola mandshurica f. albo-variegata)と斑入り源氏菫(フイリゲンジスミレ:Viola variegata)との人工交配種である。
交配者は鈴木吉五郎さんである。
鈴木さんは、鈴木菫(ススギスミレ)や薄黄薺(ウスキナズナ)などを作出したことで知られる。
また、大賀蓮(オオガハス)の開花にも成功している。
和名は、鈴木さんの自宅のあった横浜市金沢区の富岡に因む。
葉は披針形である。
葉には錦菫(ニシキスミレ)の名の由来となった象牙色と淡い紅色の斑が入り、また斑入り源氏菫(フイリゲンジスミレ)の名の由来となった白い斑も入る。
花の様子は両者の中間形となる。
花の色は濃い紫色で、側弁には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は円筒形である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の kisoana は「木曽の」という意味である。
種小名の suzukii は山野草の栽培技術者「鈴木吉五郎さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola x kisoana f. suzukii

★数々のミラクル生んだ先人の
 姿映して富岡菫

トミオカスミレ070324b-l.jpg

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霧島躑躅(キリシマツツジ)

キリシマツツジ060422a-l.jpg霧島躑躅(キリシマツツジ)はツツジ科ツツジ属半常緑低木である。
九州に自生する山躑躅(ヤマツツジ)と深山霧島(ミヤマキリシマ)との交配種だと言われる。
江戸時代の寛永年間(1624-1644)に、薩摩で作出された。
多くの園芸品種がある。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は広い楕円形で、長さは2センチくらいと小さい。
葉の縁には毛があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に2、3輪の花をつける。
花径は2センチから3センチで、花の色は紅色ないし白である。
雄しべは5本である。
萼片は長い楕円形で小さい。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋から冬にかけて紅葉する。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の obtusum は「円味を帯びた」という意味である。
写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Rhododendron obtusum

★作られた躑躅なれども花は花
 霧島躑躅庭を彩り

キリシマツツジ060422b-l.jpg

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シロバナエゾスミレ070324a-l.jpg白花蝦夷菫(シロバナエゾスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の青森県から九州にかけて分布し、低山の林の中などの日陰に生える。
分類上は、叡山菫(エイザンスミレ)の品種の1つとされている。
なお、蝦夷菫(エゾスミレ)というのは叡山菫(エイザンスミレ)の別名である。
「蝦夷」の名がつくのに北海道には分布しないというのも不思議である。
草丈は5センチから15センチくらいである。
地上茎はない。
葉は深く3つに裂け、裂片はさらに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
基本種の花の色は淡い紅色だが、本種の場合は白い。
唇弁には黒い筋の入るものと入らないものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
品種名の candida は「純白の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola eizanensis f. candida

★命名の謎をはらんで咲く菫
 葉は深く裂け花色白く

シロバナエゾスミレ070324b-l.jpg

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ビオラ・ソロリア

ビオラ・パピリオナケア090405a-l.jpgビオラ・ソロリアはスミレ科スミレ属の多年草である。
和名をアメリカ菫細辛(アメリカスミレサイシン)という。
別名をビオラ・パピリオナケアともいう。
原産地は北アメリカだが、日本各地で野生化している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は濃い緑色をしたハート形で先が尖り、根際から束になって生える(束生)。
根茎は山葵(ワサビ)のように太い。
開花時期は4月から5月である。
花は濃い青紫色で、つけ根の部分がしぼみ気味になり、白い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sororia は「塊になった」という意味である。
種小名の papilionacea は「チョウの形をした」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の菫展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola sororia(=Viola papilionacea)

★渡来して大地に根づきしっかりと
 花を咲かせるパピリオナケア

ビオラ・パピリオナケア090405b-l.jpg

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明神菫(ミョウジンスミレ)

ミョウジンスミレ060325a-l.jpg明神菫(ミョウジンスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
通称なので学名は菫(スミレ)と同一である。
箱根の明神ヶ岳で最初に見つかったのでこの名がある。
生育地は菫(スミレ)と変わらず、北海道から九州にかけて分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、先が丸い。
葉の柄には翼があり、赤味を帯びた筋が入る。
開花時期は3月から6月である。
特徴は花びら(唇弁)の喉に白い部分がなく、花びら全体が濃い紫色であることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica

★紫に花びら染めて咲き出づる
 明神菫のシックな姿

ミョウジンスミレ060325b-l.jpg

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シカヨウツツジ090502a-l.jpg志佳陽躑躅(シカヨウツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
台湾の固有種である。
志佳陽大山という南部の内陸にある3000メートル級の山に分布する。
葉は小さな楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
花は淡い紅紫色の小輪である。
花冠は5つに裂け、上部の裂片の内側には濃い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の sikayotaizanensis は「志佳陽大山の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron sikayotaizanensis

★台湾の奥山深く咲くという
 花は優しい志佳陽躑躅

シカヨウツツジ090502b-l.jpg

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キクバワカミヤスミレ070324a-l.jpg菊葉若宮菫(キクバワカミヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
丸葉菫(マルバスミレ:Viola keiskei)と肥後菫(ヒゴスミレ:Viola chaerophylloides f. sieboldiana)との交雑種である。
長野県のレッドリストで稀少雑種(RH)に指定されている。
葉は肥後菫(ヒゴスミレ)の特徴を受け継ぎ、いわゆる菊葉である。
花は丸葉菫(マルバスミレ)に近く、丸みのある白い花である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola keiskei x Viola chaerophylloides f. sieboldiana

★まだ謎のはっきり解けぬ菫だが
 花愛らしく葉も面白く

キクバワカミヤスミレ070324b-l.jpg

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姫菫(ヒメスミレ)

ヒメスミレ060325c-l.jpg姫菫(ヒメスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、人里近くの道端などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は4センチから10センチくらいである。
無茎種である。
葉は三角状の披針形で、長さは3センチから4センチである。
縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色だが、裏面は紫色を帯びる。
葉の柄に菫(スミレ)のような翼はない。
開花時期は3月から5月である。
花径は10ミリから15ミリくらいで、濃い紫色をしている。
側弁という下の2枚の花びらのつけ根には白い毛が生える。
雌しべの花柱の先は膨らんでいる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の confusa は「混乱した」という意味である。
亜種名の nagasakiensis は「長崎の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola confusa subsp. nagasakiensis

★いろいろの説があるけど姫菫
 人に踏まれて負けずに咲いて

ヒメスミレ060325b-l.jpg

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アメリカザイフリボク120418a-l.jpgアメリカ采振木(アメリカザイフリボク)はバラ科ザイフリボク属の落葉小高木である。
原産地は北アメリカである。
カナダから合衆国にかけての東部地域に分布する。
別名をジューンベリー(June berry)ともいう。
これは、6月ころに実が熟すことからつけられた名である。
日本でも各地で植栽されている。
寒さに強く、特に北海道では推奨されている。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
若葉には白い毛が生える。
開花時期は4月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して、花径2センチくらいの白い5弁花を鈴なりにつける。
遠くから見ると枝先全体が白く煙るように見える。
花びらは細長く、花の真ん中は緑色である。
6月から7月になると、直径1、2センチのブルーベリーに似た赤い実がたくさんつき、やがて濃い赤紫色に熟する。
実は生食をするほかジャムなどの加工品に利用される。
日本でも少しずつ普及してきている。
秋には鮮やかに紅葉する。
属名の Amelanchier は古いヨーロッパのオック語でのヨーロッパ種(Amelanchier ovalis)に対する呼び名からきている。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Amelanchier canadensis

★真っ白に枝を埋めて咲く花に
 ジューンベリーを重ね合わせて

アメリカザイフリボク120418b-l.jpg

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ムラサキコマノツメ070324a-l.jpg紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は、坪菫(ツボスミレ)の品種の1つとされている。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿原に生える。
草丈は5センチから25センチくらいである。
葉は丸みを帯びた心形である。
葉のつけ根にある托葉に切れ込みがある。
花期は3月から5月である。
花径1センチくらいの小さな紅紫色の花をつける。
壷型をした唇弁の中心部に赤紫色の筋模様があるのが特徴である。
基本種との違いは、花の色が淡い紅紫色を帯びることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
品種名の violascens は「淡い紅紫色の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola verecunda f. violascens

★ほんのりと色香漂う紫の
 小さき花に心打たれて

ムラサキコマノツメ070324b-l.jpg

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肥後菫(ヒゴスミレ)

ヒゴスミレ090405c-l.jpg肥後菫(ヒゴスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の秋田県から九州にかけて分布し、山地に日当たりのよい場所に生える。
草丈は7センチから10センチくらいである。
無茎種である。
葉は5つに裂け、それぞれの裂片はさらに細かく裂ける。
叡山菫(エイザンスミレ)の葉も裂けるが、こちらは3つに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、紫の筋がある。
花径は15ミリから20ミリくらいで、少し香りがする。
側弁という下の2枚の花びらには少し毛が生える。
萼の付属体が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola chaerophylloides f. sieboldiana

★すっきりと涼しげに咲く肥後菫
 春の歓び歌うがごとく

ヒゴスミレ090405a-l.jpg

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平塚菫(ヒラツカスミレ)

ヒラツカスミレ090315c-l.jpg平塚菫(ヒラツカスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
肥後菫(ヒゴスミレ)と叡山菫(エイザンスミレ)の自然交雑種である。
肥後菫(ヒゴスミレ)は本州の宮城県から九州にかけて分布し、山野に生える。
花の色は白いものが多く、花径は15ミリから20ミリくらいである。
5枚の花びらのうち下側につく下唇弁といわれる部分に紫色の筋が入る。
葉は3つに大きく裂け、側裂片がさらに裂けて5つに裂けているように見える。
それぞれの裂片は細い糸葉状となる。
叡山菫(エイザンスミレ)は本州の青森県から九州にかけて分布し、太平洋岸に多く生える。
花径は20ミリから25ミリくらいで、花の色は淡い紅紫色が中心である。
ただし、白いものや色の濃い紅紫色のものもある。
葉は深く3つに裂ける。
平塚菫(ヒラツカスミレ)は両者の混生する場所で稀に見られる。
多くの場合は花に紅紫色が混じり、葉は5つに裂ける。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Viola chaerophylloides f. sieboldiana x Viola eizanensis

★裂けた葉と紅の混じった花の色
 それでも見分けは困難だけど

ヒラツカスミレ090315a-l.jpg

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草木瓜(クサボケ)

クサボケ050923c-l.jpg草木瓜の花を見たさに棘を刺し

草木瓜(クサボケ)はバラ科ボケ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい丘陵地に生える。
また、盆栽で知られる長寿梅(チョウジュバイ)は本種から生まれた園芸品種である。
樹高は30センチから100センチくらいである。
木本だが草のように横に広がる。
枝には棘が多い。
葉の形は倒卵形で先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から6月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は5弁花で、色は赤、橙色、白、桃色などのものがある。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
結実期は8月から9月である。
実は球形のナシ状果で黄色に熟し、酸味が強い。
塩漬にして食用にされたり、薬用とされる。
シドミや地梨(ジナシ)の別名がある。
俳句の季語は春である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chaenomeles japonica

★草木瓜の花を見たさに棘を刺す
 春の陽浴びてふと苦笑い

クサボケ050923b-l.jpg

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アロニア・メラノカルパ

アロニア090419b-l.jpgアロニア・メラノカルパはバラ科アロニア属の落葉低木である。
カナメモチ属の近縁で、原産地は北アメリカである。
アロニア属を総称する英名はチョークベリー(chokeberry)である。
同じくアロニア属を総称する通称を西洋鎌柄(セイヨウカマツカ)という。
ただしこの名称は、正式な和名では Aronia arbutifolia を指す。
実の色が赤いものや黒いもの、紫色のものなどがある。
本種はロシアで育種改良されたもので、実の色は黒い。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶はなく、裏面には灰色の毛がたくさん生える。
開花時期は4月から5月くらいである。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径15ミリくらいの小さな白い花をつける。
花弁数は5枚で、花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花の後にできる実は直径6ミリくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に真っ黒に熟する。
実はジャムやジュース、果実酒などに利用される。
属名の Aronia はギリシャ語の「Aria(ナナカマド)」からきている。
種小名の melanocarpa は「黒実の」を意味する。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aronia melanocarpa

★この花はどんな姿で熟すかな
 いつか見たいと楽しみ増やし

アロニア090419c-l.jpg

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姫顎菫(ヒメアギスミレ)

ヒメアギスミレ070324a-l.jpg姫顎菫(ヒメアギスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、低山の湿地や湿原に生える。
分類上は、坪菫(ツボスミレ)の変種とされている。
基本種との違いは、葉の形がブーメラン形になることである。
草丈は5センチから10センチくらいである。
地上茎がある。
茎は地を這い、途中から根を出す。
葉は長い卵形で、つけ根の部分は深い心形となる。
花の後には半月形になる。
開花時期は4月から5月である。
花径は8ミリくらいで白く、唇弁に紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
変種名の subaequiloba は「ほぼ等しい裂片の」からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola verecunda var. subaequiloba

★葉の形ちょっと変かなどれどれと
 目を近づけて姫顎菫

ヒメアギスミレ070324b-l.jpg

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カロライナジャスミン

カロライナジャスミン090412a-l.jpg

カロライナジャスミン(Carolina jasmine)はマチン科ゲルセミウム属の常緑蔓性低木である。
分類体系によっては(APG第3版)ゲルセミウム科とされる。
ゲルセミウム属は東南アジアと北アメリカ、中央アメリカに3種が分布する。
本種の原産地はアメリカ合衆国の南部からメキシコ、グァテマラにかけてである。
和名の由来は、サウスカロライナ州やノースカロライナ州に分布し、ジャスミンのような香りがするということからきている。
サウスカロライナ州の州花とされており、英名もカロライナジャスミン(Carolina jasmine)である。
別名をカロライナ黄素馨(カロライナキソケイ)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で、両面とも濃い緑色である。
また、常緑であるが秋には紅葉する。
開花時期は4月から5月である。
葉に脇につく花は花径2センチくらいの黄色い漏斗状で、花冠の先が5つに裂けて横に広がる。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全体が有毒で毒性も強く、皮膚炎や呼吸麻痺を起こす危険があるので注意が必要である。
花言葉は「甘いささやき」である。
1月26日の誕生花 である。
属名の Gelsemium はイタリア語の「gelsomino(ジャスミン)」からきている。
種小名の sempervirens は「常緑の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gelsemium sempervirens

★遠くから強い香りと鮮やかな
 黄金の色で合図を送り

カロライナジャスミン090412b-l.jpg

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2017/01/26 改訂

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薄黄薺(ウスキナズナ)

ウスキナズナ070310a-l.jpg薄黄薺(ウスキナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
南部犬薺(ナンブイヌナズナ:Draba japonica)と蝦夷犬薺(エゾイヌナズナ:Draba borealis)の人工交配種である。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は楕円形で、茎を抱く。
開花時期は3月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さなクリーム色の花をつける。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
花弁は4枚で十字状となる。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
種小名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Draba japonica x Draba borealis

★背を低くこんもり咲いて鉢の上
 薄黄薺は人工の花

ウスキナズナ070310b-l.jpg

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錦菫(ニシキスミレ)

ニシキスミレ060325a-l.jpg錦菫(ニシキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)の品種の1つである。
江戸時代から栽培されている。
特徴は花の咲くころの葉に斑が入ることである。
斑は夏葉になると消えてしまう。
草丈は10センチから15センチくらいである。
無茎種で、つけ根のところから花も葉も出る。
葉の形は細長いへら形である。
花の大きさは2センチくらいの中輪である。
唇弁は小さく、上弁が比較的大きい。
唇弁には紫色の筋が入り、側弁には毛が生える。
花の色は濃い赤紫色だが、変異が多い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
品種名の albo-variegata は「白い斑の入る」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica f. albo-variegata

★斑の入る葉っぱがよいと好まれて
 錦菫は歴史を刻み

ニシキスミレ060325b-l.jpg

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カンサイタンポポ070429a-l.jpg関西蒲公英(カンサイタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から沖縄にかけて分布し、野原や道端に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は倒披針形で羽状に裂け、ロゼット状に広がる。
開花時期は2月から5月である。
中空の花茎を出し、舌状花のみから成る花径2センチから3センチの黄色い頭花をつける。
頭花を包む総包が外側に反り返らないのが西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)との違いである。
また、関東蒲公英(カントウタンポポ)と比べると総包がほっそりしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Taraxacum japonicum

★どことなくほっそりとして繊細な
 イメージ見せる関西蒲公英

カンサイタンポポ070429b-l.jpg

カンサイタンポポ070429d-l.jpg

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ウスゲクロモジ070429a-l.jpg薄毛黒文字(ウスゲクロモジ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
分類上は、本州の中国地方以西に分布する毛黒文字(ケクロモジ)の変種とされる。
別名を深山黒文字(ミヤマクロモジ)ともいう。
樹高は2メートルから3メートルである。
樹皮や材には独特の香りがある。
葉は幅の狭い倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面には毛は生えておらず、裏面は葉脈が隆起する。
基本種は葉の表面に毛が生えており、黒文字(クロモジ)は裏面の葉脈がほとんど隆起しないことで区別をする。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株である。
葉の展開と同時に開花をする。
花の色は淡い黄緑色で目立たない花である。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は直径5、6ミリの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に黒く熟する。
材は楊枝や細工物に用いられる。
属名の Lindera はスウェーデンの植物学者「ヨハン・リンデル(Johann Linder)さん」の名からきている。
種小名の sericea は「絹糸状の」という意味である。
変種名の glabrata は「やや滑らかな」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lindera sericea var. glabrata

★黒文字の由来を聞けば面白い
 女房詞は恥じらい隠し

ウスゲクロモジ070429b-l.jpg

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ナガバノタチツボスミレ070324b-l.jpg長葉の立坪菫(ナガバノタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地上茎が有る。
根際から生える葉は心形である。
茎が伸びると葉も茎につくようになる。
茎につく葉は細長い楕円形になる。
これが和名の由来でもある。
開花時期は3月から5月である。
花の色は淡い紫色だが、濃い紫色のものもある。
花径は15ミリから20ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の ovato-oblonga は「卵円状長楕円形の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola ovato-oblonga

★少しだけ葉っぱの形違うんだ
 小さき花も個性さまざま

ナガバノタチツボスミレ070324a-l.jpg

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宝鐸草(ホウチャクソウ)

ホウチャクソウ090426a-l.jpg宝鐸草(ホウチャクソウ)はユリ科チゴユリ属の多年草である。
分類体系によってはイヌサフラン科とされる。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、林の中などの陰地に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
地下からまっすぐ伸びた茎は上部で枝分かれし、途中に葉が互い違いについている。
葉は細長い楕円形で、先は尖っている。
開花時期は4月から5月ころである。
茎の上部にいくつかの花柄を出し、その先に長い釣鐘形の花を垂れ下がるようにつける。
茎先に垂れる花も全体が緑がかっており、ひっそりと咲く。
花被片は内側と外側に3枚ずつある。
花被片が合着しないのがアマドコロ属との相違点である。
中には雄しべ6本と雌しべがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
宝鐸というのは、お寺の軒先に下がっている風鈴状のもののことを言う。
若芽には毒があるので注意が必要とのことである。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の sessile は「柄のない」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Disporum sessile

★ひっそりと頭(こうべ)を垂れて宝鐸草
 思い草にも春の訪れ
☆輝ける新緑の中溶け込んで
 宝鐸草は春風に揺れ

ホウチャクソウ090426d-l.jpg

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キバナホウチャクソウ060422a-l.jpg黄花宝鐸草(キバナホウチャクソウ)はユリ科チゴユリ属の多年草である。
分類体系によってはイヌサフラン科とされる。
宝鐸草(ホウチャクソウ)はもともとは緑がかった白い花なのだが、その近縁種である。
「宝鐸」というのは、寺院の御堂の四隅の軒に下がる風鈴のことである。
原産地は朝鮮半島、中国である。
日本では対馬に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は40センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
茎は直立し、上部で枝を分ける。
開花時期は4月から5月である。
茎の上部の葉の葉の脇に2、3輪ずつ垂れ下がるようにして釣鐘形の花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を黄花甘野老(キバナアマドコロ)ともいう。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の flavens は「淡い黄色の」という意味である。
写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Disporum flavens

★ひっそりとだけど少しはお洒落して
 黄花咲かせる木陰は緑

キバナホウチャクソウ060422b-l.jpg

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鳥足菫(トリアシスミレ)

トリアシスミレ090927a-l.jpg鳥足菫(トリアシスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
学名のビオラ・ペダータで表示するところもある。
原産地は北アメリカである。
アパラチア山脈を中心に東部に分布し、林の中や草地などに生える。
和名は、葉が細かく裂けていて鳥の足のように見えることからつけられた。
英名は、バードフット・バイオレット(birdfoot violet)である。
草丈は10センチから25センチくらいである。
無茎種である。
葉は手のひら状に深く切れ込む。
開花時期は4月から6月である。
花の色は青紫色である。
上の花弁2枚は濃い色、下の花弁3枚は薄い色をしている。
花の真ん中は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
いろいろな園芸品種もある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の pedata は「鳥足状の」という意味である。
写真は9月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Viola pedata

★濃淡を上手く生かして咲いている
 鳥足菫は美しい花

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エリカ・ダーリーエンシス

エリカ「ダーリーエンシス」060422a-l.jpgエリカ・ダーリーエンシスはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
アルプス原産のエリカ・カルネア(Erica carnea)とアイルランド原産のエリカ・エリゲナ(Erica erigena)との交雑種である。
したがって耐寒性にすぐれる。
樹高は50センチくらいの矮性種である。
開花時期は2月から4月である。
いろいろな品種があり、花の色は桃色、紅紫色、白などがある。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の darleyensis は「(イギリスの都市)ダーレー・デイル(Darley Dale)の」という意味である。
写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Erica x darleyensis

★寒さには負けないからと元気よく
 ダーリーエンシス頬染めながら

エリカ「ダーリーエンシス」060422b-l.jpg

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霧島水木(キリシマミズキ)

キリシマミズキ090321a-l.jpg霧島水木(キリシマミズキ)はマンサク科トサミズキ属の落葉低木である。
九州の霧島山系と愛媛県、高知県に分布し、高山の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は卵円形で団扇のような形をしており、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分は心形である。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は白味がかった淡い緑色である。
葉脈がはっきりとしている。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝先に長さ4、5センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂らし、10輪くらいの花をつける。
花の色は淡い黄色で、花径2センチくらいの5弁花である。
萼筒は鐘形で毛は生えず、先は5つに裂ける。
雄しべが4?5ミリと短く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)が黄色いのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には黄葉をする。
属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。
種小名の glabrescens は「やや無毛の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
黄葉の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Corylopsis glabrescens

★霧島の春の岩場に色淡く
 明かり灯して霧島水木

キリシマミズキ090321b-l.jpg

キリシマミズキ071125b-l.jpg

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筑紫菫(ツクシスミレ)

ツクシスミレ070324a-l.jpg筑紫菫(ツクシスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、人里近くに生える。
海外では、台湾、中国、フィリピンにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
有茎種である。
全体に毛が生える。
葉は細長い卵形で、つけ根が心形にならないのが特徴である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、淡い紫色を帯びる。
下に1枚ある花びら(唇弁)が小さく、紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の diffusa は「広がった」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola diffusa

★南国の人里近く咲くという
 筑紫菫にそっと触って

ツクシスミレ070324b-l.jpg

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金盞花(キンセンカ)

キンセンカ090419a-l.jpg明日もなき命燃やして金盞花

金盞花(キンセンカ)はキク科キンセンカ属の一年草もしくは越年草である。
秋播きで春に開花するが、8月播きの早生系は年内に楽しむことができる。
原産地はヨーロッパ南部で、特にカナリア諸島には約20種が分布する。
日本へは江戸時代の末に中国から渡来した。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立をし、よく枝分かれをする。
葉はへら状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月から5月と長い。
一般に見かけるのは3月ごろからのものが多い。
花の色は黄色、オレンジ色、クリーム色などである。
花径は7センチから12センチくらいである。
一重咲きのものと八重咲きのものがある。
日の出とともに開き夜には花を閉じる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名は中国名の「金盞花」を日本語読みしたもので、「盞」には盃の意味がある。
花の色と形を「金の盃」にたとえたものである。
英名はポットマリーゴールド(pot marigold)である。
ヨーロッパでは、古くから食用や薬用(虫さされの薬)として使われてきた。
俳句の季語は春である。
属名の Calendula はラテン語の「Calendae(毎月の第1日)」からきている。どの月の初めにも咲いているほど花期が長いということから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Calendula officinalis

★真っ直ぐに空を見上げて金盞花
 燃える思いを忘ることなく
☆金盞花君への想い果てしなく
 ただひたすらに共にあれかし

キンセンカ090419b-l.jpg

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イリス・プミラ

イリス・プミラ070324a-l.jpgイリス・プミラはアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は東ヨーロッパから西シベリアにかけてである。
英名はドワーフアイリス(dwarf iris)である。
ドワーフは小人のことで、矮性動植物に対しても用いられる言葉である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から5月である。
白や紫色、黄色などの花を咲かせる。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の pumila は「背が低い」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Iris pumila

★土の上貼りつくように花咲かす
 ドワーフアイリス北国の花

イリス・プミラ070324c-l.jpg

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エリカ・グランディフローラ

エリカ・グランディフローラ050505a-l.jpgエリカ・グランディフローラはツツジ科エリカ属の常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
樹高は150センチくらいである。
幹は直立し、小枝を多くつける。
葉は線状で、先端が尖っている。
開花時期は3?5月である。
筒状の花が先端付近の葉の脇にたくさんつく。
花冠の長さは2?3センチくらいである。
花の色は橙色が中心だが、変異が多いという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Erica grandiflora

★筒型のピンクの花が愛らしく
 ずらりと並ぶ賑わいの中

エリカ・グランディフローラ050505b-l.jpg

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イソフィルム・タリクトロイデス060318a-l.jpgイソフィルム・タリクトロイデスはキンポウゲ科イソフィルム属の一年草である。
属名の片仮名表示は「イソヒルム」とするものもある。
原産地はヨーロッパからヒマラヤ西部にかけてである。
湿地や日陰を好む。
流通名をアルプス白銀草(アルプスシロガネソウ)という。
草丈は10センチから15センチくらいである。
匍匐性があり、地を這って横に伸びる。
葉はカラマツソウ属に似ており、3つに裂けて互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から5月である。
花弁はなく、花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の色は、淡い紅色を帯びた白である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Isopyrum はギリシャ語の「iso(等しい)+pyros(小麦)」からきている。
種小名の thalictroides は「カラマツソウ属(Thalictrum)に似た」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Isopyrum thalictroides

★アルプスの麓にそっと咲くという
 白銀草のソフトな姿
☆清楚なる姿も可憐その姿
 白銀草はアルプスに咲き

イソフィルム・タリクトロイデス060318b-l.jpg

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岩薺(イワナズナ)

イワナズナ090419c-l.jpg岩薺(イワナズナ)はアブラナ科イワナズナ属(アウリニア属)の多年草である。
分類の仕方によってはアリッサム属とされる。
そこからアリッサム・サクサティレと表示するものもある。
原産地はヨーロッパの東部から西アジアである。
岩礫地に生える。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は直立をする。
根際から生える葉はへら形である。
葉は灰白色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな黄色い4弁花をたくさんつける。
花径は7、8ミリである。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は円形で平べったい角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Aurinia はギリシャ語の「auratas(金色の)」からきている。
種小名の saxatilis は「岩上に生える」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aurinia saxatilis(=Alyssum saxatile)

★植物の世界もあれこれ大変だ
 分類を変え名前を変えて

イワナズナ090419b-l.jpg

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シロバナタチツボスミレ100418a-l.jpg白花立坪菫(シロバナタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は花の色が白く、距の色も白いことである。
距が紫色をしているものは乙女菫(オトメスミレ)と呼ばれる。
草丈は5センチから20センチくらいである。
地上茎がある。
根際から生える葉は心形である。
茎が伸びると葉も茎につくようになる。
開花時期は3月から5月である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola grypoceras f. albiflora

★花の色変わればムードも大違い
 清楚なれどもか弱き姿

シロバナタチツボスミレ100418b-l.jpg

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コシノコバイモ100305a-l.jpg越の小貝母(コシノコバイモ)はユリ科バイモ属の多年草である。
日本固有種である。
北陸地方を中心に、福島県、新潟県、静岡県、岐阜県などにも分布し、山林に生える。
分類上は、美濃小貝母(ミノコバイモ)の変種とされている。
バイモ属の仲間としては黒百合(クロユリ)、貝母(バイモ)などが知られる。
「貝母」というのは不思議な名前だが、これは漢名である。
球根の形を2枚貝の殻に見立てたものである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は線形で先が尖る。
葉は茎の上部に5枚がつく。
上に3枚が輪生し、下に2枚が対生する。
開花時期は3月から4月である。
茎先に鐘形の花を1輪下向きにつける。
花びら(花被片)は6枚で白く、紫の網目模様がある。
花びらの縁や縁や内側の中脈に沿って突起があるのが本種の特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の koidzumiana は「小泉源一さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Fritillaria japonica var. koidzumiana

★ひっそりと俯いて咲く花だけど
 自然が生んだ色合い深く

コシノコバイモ100305b-l.jpg

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オウゴンユキヤナギ090320b-l.jpg雪柳(ユキヤナギ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
原産地は日本と中国である。
国内では、本州の関東地方から九州にかけて分布する。
黄金雪柳(オウゴンユキヤナギ)はその園芸品種である。
特徴は葉の色が黄色いことである。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
株元から多数の枝を出し、白い小さな花がいっぱいにつける。
その花の様子が雪のように見え、枝や葉の形が柳のように見えるのが名の由来である。
花弁は5枚である。
雄しべは20本、雌しべは5本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。 
俳句では「雪柳」が春の季語である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクの」という意味である。
品種名の Aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Spiraea thunbergii 'Aurea'

★するすると伸ばした枝は黄金色
 真白の花びら粉ふくように

オウゴンユキヤナギ090320d-l.jpg

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小菫(コスミレ)

コスミレ070324a-l.jpg小菫(コスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、人里近くや山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種である。
丈は低いが、花や葉は特に小さいというわけではない。
葉は長くて丸みのある三角形ないし卵形である。
柄が長く、色はやや濃いめの緑色である。
開花時期は3月から5月である。
花径は10ミリから20ミリくらいである。
色は淡い紫色だが、個体によって濃淡がある。
中には白花のものもある。
5枚の花びらのうちの上の1対(上弁)は長い。
下の1対(側弁)には毛の生えるものと生えないものがある。
西日本では毛の生えたものが多いという。
一番下にある花びら(唇弁)の後ろに突き出した距(蜜の貯蔵庫)は太い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola japonica

★人里が好きな小菫温もりを
 求めるごとく花びら揺らし

コスミレ070324b-l.jpg

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ピンクユキヤナギ090320a-l.jpg雪柳(ユキヤナギ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
原産地は日本と中国である。
本州の関東地方から九州にかけて分布する。
また、庭木とされる。
ピンク雪柳(ピンクユキヤナギ)はその園芸品種である。
園芸品種名の藤野ピンキー(フジノピンキー)の名でも流通している。
作出者の名を藤野花臣さんという。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
よく枝分かれをし、樹形は株立ち状となる。
樹皮は暗い灰色である。
葉は幅の狭い披針形(柳の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には小さな鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の色は淡いピンク色である。
小さな花をしだれる枝いっぱいに咲かせる。
原種の花の色は白いが、本種は蕾と花びらの裏側が濃い紅色で、開くと淡い桃色になる。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Spiraea thunbergii 'Fujino Pinky'

★紅色を帯びて可憐な雪柳
 ゆらりと揺れて誰を手招く

ピンクユキヤナギ090320b-l.jpg

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慶良間躑躅(ケラマツツジ)

ケラマツツジ060504a-l.jpg慶良間躑躅(ケラマツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
奄美大島、沖永良部島、沖縄島、渡嘉敷島、座間味島に分布し、渓流沿いや林の縁に生える。
江戸時代には、鎖国政策の間も開港都市として交易の拠点となっていた平戸に伝わり、黐躑躅(モチツツジ)などとの自然交配によって平戸躑躅(ヒラドツツジ)が生まれた。
園芸用の採集によって生育個体が減っている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長さ3センチから8センチ、幅1センチから3センチの卵形で、質は厚い。
開花時期は3月から6月である。
花径は6センチから8センチと大きく、赤紫色の花をつける。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
上部の裂片の内側には色の濃い斑が入る。
雄しべは10本で、赤紫色をしている。
萼片や雄しべの花糸には短い軟毛が生える。
雌しべの花柱には毛はなく、子房には毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の scabrum は「ざらつく」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron scabrum

★大型の花が伝える南国の
 エキゾチックをいついつまでも

ケラマツツジ060504b-l.jpg

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サクラタチツボスミレ070324a-l.jpg桜立坪菫(サクラタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は花の色が紅紫色になることである。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は濃い紅紫色になる。
草丈は5センチから20センチくらいである。
地上茎がある。
根際から生える葉は心形である。
茎が伸びると葉も茎につくようになる。
開花時期は3月から5月である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
品種名の rosipetala は「バラ色の花弁の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola grypoceras f. rosipetala

★ほんのりとピンクに染まる花の色
 桜の花を見るがごとくに

サクラタチツボスミレ070324b-l.jpg

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ウンナンオガタマノキ090426c-l.jpg雲南招霊の木(ウンナンオガタマノキ)はモクレン科オガタマノキ属の常緑低木である。
原産地は中国南西部の雲南省で、原野に生える。
また、街路樹とされる。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
枝や蕾には褐色のビロード状の毛が生える。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡いクリーム色で、花径は5センチから8センチくらいある大輪である。
花びらは6枚で、花の真ん中にはたくさんの黄色い雄しべが放射状に広がる。
花の香りはほのかである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)の集合果である。
なお、オガタマノキの由来は、神前に供えて霊を招いた招霊(オキタマ)が転じたものといわれる。
属名の Michelia はスイスの植物学者「ミケーリさん(M. Micheli)」の名からきている。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Michelia yunnanensis

★背は低くだけど大きな花びらは
 花色淡く清楚に香り

ウンナンオガタマノキ090426a-l.jpg

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雲南萩(ウンナンハギ)

ウンナンハギ060506a-l.jpg雲南萩(ウンナンハギ)はマメ科ハナハギ属の落葉低木である。
原産地は中国の南西部である。
雲南省、チベット自治区、四川省、貴州省などに分布し、山の斜面などに生える。
中国名は「多花杭子梢」ないし「小雀花」である。
学名のカンピロトロピス・ポリアンタの名で表示するものもある。
また、流通名を四季咲き雲南萩(シキザキウンナンハギ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は細くて角があり、毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形で、裏面には柔らかい毛が密生する。
すべての葉に小托葉(葉のつけ根にある付属体)がついているのが本種の特徴である。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白ないし淡い紅色の蝶形をした花を密生させる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
現地では重要な蜜原料植物となっているという。
属名の Campylotropis はギリシャ語の「campylos(湾曲)+tropism(屈性)」に関連すると思われる。
種小名の polyantha は「たくさん花の咲く」という意味である。
写真は5月に鎌倉の円覚寺松嶺院で撮った。
学名:Campylotropis polyantha

★あでやかに山の斜面を埋めて咲く
 雲南萩の姿思いて

ウンナンハギ060506b-l.jpg

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ミチノクフクジュソウ060304a-l.jpg陸奥福寿草(ミチノクフクジュソウ)はキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草である。
フクジュソウ属は北半球に20種くらいある。
陸奥福寿草(ミチノクフクジュソウ)は日本固有種である。
本州(東北・関東・中部)と九州に分布し、川岸や傾斜地の草地などに生える。
従来は、日本に分布する福寿草(フクジュソウ)は1種とされてきたが、最近になって福寿草(フクジュソウ)、北見福寿草(キタミフクジュソウ)、陸奥福寿草(ミチノクフクジュソウ)、四国福寿草(シコクフクジュソウ)の4種に分類されるようになった。
乱獲によって自然のものは個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから30センチである。
茎の断面が中空なのが特徴である。
太い地下茎で広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で細く裂け、互い違いに生える(互生)。
人参(ニンジン)の葉に似ている。
開花時期4月から5月である。
近縁種よりも遅い。
1つの花茎に3輪から8輪の花をつける。
これは近縁種よりも多い。
また、萼片は卵形で、花弁が萼片より長いなどの特徴がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、福寿草(フクジュソウ)の名は旧暦の正月に開花することに由来する。
属名の Adonis はギリシャ神話に出てくる青年の名からきている。ヨーロッパ産の赤い花を血にたとえたものである。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
写真は3月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Adonis multiflora

★春の陽にまどろみ咲くか花姿
 めでたき名なれど憂いを秘めて

ミチノクフクジュソウ060304b-l.jpg

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小諸菫(コモロスミレ)

コモロスミレ070324b-l.jpg小諸菫(コモロスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)の品種の1つである。
特徴は雄しべが弁化していて重弁咲きをすることである。
和名の由来は、小諸市の海応院で発見されたことからきている。
小諸市の「市の花」に指定されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種である。
根際から生える葉はへら形で、束になって生える(束生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
花の色は濃い紫色である。
多弁化するが花弁の数は決まっていない。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
品種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
白花といわれる系統のものである。
学名:Viora mandshurica f. plena

★八重に咲く菫の花は珍しく
 花の不思議に心打たれて

コモロスミレ070324a-l.jpg

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犬行李柳(イヌコリヤナギ)

イヌコリヤナギ060422a-l.jpg犬行李柳(イヌコリヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地や川岸などに生える。
海外では、朝鮮半島、ウスリーなどにも分布する。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
葉は長さ3センチから5センチくらいの細長い楕円形で柄はなく、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は日本産のヤナギ属ではただ一つ向かい合って生える(対生)。
ただし、互い違いに生える(互生)こともある。
開花時期は3月から5月である。
葉に先立って短い花穂を出す。
雌雄異株で、雄花と雌花がある。
雄花は黄色い雄しべが密生する。
雌花は黒い苞が目立ち、地味である。
果実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、尾状にたくさんつく。
和名の由来は、行李を作るのに使う行李柳(コリヤナギ)に似ているが弱くて役に立たないというところからきている。
属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」が語源といわれる。水辺に多いことを表している。その他、諸説がある。
種小名の integra は「全縁の」という意味である。
雄花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
雌花の写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Salix integra

★春の陽をたっぷり浴びて蕊立てる
 犬行李柳なかなかいいよ
☆包まれた綿毛は白くふわふわと
 役にたたねど姿可愛く

イヌコリヤナギ060401a-l.jpg

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犬薺(イヌナズナ)

イヌナズナ060422a-l.jpg犬薺(イヌナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や草地の日当りの良い所などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は5センチから30センチくらいである。
根際から生える葉はへら状の長い楕円形である。
茎につく葉は狭く長い楕円形で、周りに粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、茎を抱く。
葉の両面に毛があり、茎にも毛がある。
開花時期は3月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花が集まってつく。
花弁は4枚で、先端がへこむ。
萼には毛がある。
実は長い楕円形の短角果(アブラナなどの果実で楕円形や卵形のもの)で、平たく軟毛が生える。
種子は生薬で蒂歴子(ていれきし)といい、利尿薬、鎮咳薬として用いられる。
和名の由来は、薺(ナズナ)に似て食用にならないというところからきている。
透田牛蒡(スカシタコボウ)と似ているが、こちらは茎や果実に毛がないことで区別できる。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」に由来する。葉や茎に辛味があるという意味合いである。
種小名の nemorasa は「森林に生える」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Draba nemorasa

★虫眼鏡出したくなるよ犬薺
 花びらの中もっと見たいな
☆犬薺小さき花を揺らしては
 可愛い姿愛らしくあり

イヌナズナ060422b-l.jpg

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陸奥梨(ミチノクナシ)

イワテヤマナシ080406a-l.jpg陸奥梨(ミチノクナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州と九州北部に点在し、低山に生える。
早池峰山以北に多く分布するといい、天然記念物に指定されているものもある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
別名を岩手山梨(イワテヤマナシ)という。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄があり、側脈は曲線となる。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな白い5弁花を5輪から10輪くらいつける。
花径は3センチくらいである。
萼片は5枚、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)は5本である。
花の後にできる実はナシ状果で、黄褐色に熟する。
実のお尻の部分に残存蕚があるのが特徴である。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方産の」という意味である。
変種名の aromatica は「芳香のある」という意味である。
花の写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
実の写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Pyrus ussuriensis var. aromatica

★この花を賢治はいつも見ていたか
 遠い景色を朧に見詰め

イワテヤマナシ080406d-l.jpg

イワテヤマナシ081019c-l.jpg

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小仏菫(コボトケスミレ)

コボトケスミレ070324a-l.jpg小仏菫(コボトケスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は、茜菫(アカネスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は、基本種の花の色が紅紫色なのに対し、白花であることである。
和名の由来は、高尾山の西にある小仏峠付近で発見されたことからきている。
基本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
地上茎はない。
全体に細かい毛が密生する。
根際から生える葉の形はさじ形である。
開花時期は4月から5月である。
花径は15ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の phalacrocarpa は「果実に毛のない」という意味である。
種小名の chionantha は「雪のように白い花の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola phalacrocarpa f. chionantha

★真っ白な花色どこかか弱げに
 花を揺らせて小仏菫

コボトケスミレ070324b-l.jpg

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岩団扇(イワウチワ)

イワウチワ060401a-l.jpg岩団扇(イワウチワ)はイワウメ科イワウチワ属の常緑多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中国地方にかけて分布し、山地の林の中や林の縁、岩場などに生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は長い葉柄を持ち、円形をしている。
葉の質は厚く、縁には波状の鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径3センチくらいの淡い紅色の花を横向きに1輪つける。
この花とよく似た岩鏡(イワカガミ)は1本の花茎にたくさんの花をつける。
花冠は漏斗状で先が5つに裂ける。
裂片の先は細く裂ける。
雄しべは5本で、花冠のつけ根の部分に仮雄しべが5本ある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、岩の上に咲き葉の形が団扇(ウチワ)に似ているところからきている。
属名の Shortia はアメリカの植物学者「ショート(C. W. Short)さん」の名からきている。
種小名の uniflora は「1つの花の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Shortia uniflora

★涼やかな風を送るや岩団扇
 妖精の舞う山は緑に

イワウチワ060401b-l.jpg

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アメリカアサガラ060422c-l.jpgアメリカ麻殻(アメリカアサガラ)はエゴノキ科アメリカアサガラ属の落葉小高木である。
北アメリカの東部に分布し、山地に生える。
日本には明治時代の中期に渡来した。
樹高は3メートルから9メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散形花序(枝先に1個ずつ花がつく)を出し、釣鐘状の白い花を咲かせる。
雌しべが突き出ており、白雲木(ハクウンボク)やえごの木(エゴノキ)に似ている。
夏にはゴレンシに似た面白い形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)をつける(緑色)。
属名の Halesia はイギリス人の牧師で植物学の後援者「ヘールズ(S. Hales)さん」の名からきている。
種小名の carolina は「カロライナの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Halesia carolina

★真っ白な花の真ん中金の棒
 ベルが揺れますアメリカ麻殻

アメリカアサガラ060422b-l.jpg

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石割草(イシワリソウ)

イシワリソウ090503a-l.jpg石割草(イシワリソウ)はユキノシタ科オレシトロフェ属の多年草である。
原産地は中国である。
河北省や山西省などに分布し、海抜600メートルから2100メートルの山地の崖や岩場などに生える。
なお、この名称は流通名である。
中国名は独根草(ドッコンソウ)という。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根茎は太い。
根際から長い円心形の葉が2、3枚生える。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の先は尖る。
葉の柄や花茎には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
開花時期は4月から5月である。
茎先に白い小さな花をつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色はピンクである。
なお、石割草(イシワリソウ)として流通するものの中には花の色がピンクのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oresitrophe の由来は未解明である。
種小名の rupifraga は「岩を割る」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Oresitrophe rupifraga

★まだ少し正体見えぬ石割草
 チャンスがあれば調べてみたい

イシワリソウ090503b-l.jpg

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コタチツボスミレ070324a-l.jpg小立坪菫(コタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の変種とされている。
基本種との違いは、匍匐性があって茎は立ち上がらずに地面を這うこと、葉のつけ根の部分が深く切れ込まず切形ないし浅い心形であることなどである。
研究者によって見解の分かれる種であるという。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は心形である。
開花時期は4月から5月である。
花径は15ミリくらいで、花の色は淡い紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
変種名の exilis は「細かく小さい」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola grypoceras var. exilis

★這うように仲間を増やし咲くという
 花色淡き小立坪菫

コタチツボスミレ070324c-l.jpg

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犬群雀(イヌムレスズメ)

イヌムレスズメ060422b-l.jpg犬群雀(イヌムレスズメ)はマメ科エキノソファラ属の落葉小低木である。
原産地は朝鮮半島である。
1属1種である。
和名の由来は、中国原産の群雀(ムレスズメ)に似て小形であるというところからきている。
別名を狗苦参(イヌクララ)ともいう。
これは、薬用とする苦参(クララ)に似ているが役立たないというのが名の由来である。
樹高は50センチから100センチくらいである。
枝には毛が生えており、暗い褐色を帯びる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で長さは4センチから6センチくらいあり、13枚から27枚で構成される。
葉の裏面には白い毛が密に生える。
開花時期は4月から5月である。
新しい枝の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかな黄色をした蝶形の花を5輪から6輪ずつつける。
花径は15ミリくらいである。
花の色は咲き進むと赤味を帯び、橙色になる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Echinosophora は「echinos(ハリネズミ)+sophora(クララ)」に由来する。
種小名の koreensis は「朝鮮の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Echinosophora koreensis

★小形でも役立たずとも構わない
 わが道を行く犬群雀

イヌムレスズメ060422c-l.jpg

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アメリカハナズオウ080413a-l.jpgアメリカ花蘇芳(アメリカハナズオウ)はマメ科ハナズオウ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカの東部である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉はハート形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は直接枝につく。
花の色は淡い紅色で、蝶形をしている。
満開期には枝全体が紅紫色で覆われる。
しかし、中国原産の花蘇芳(ハナズオウ)に比べると、花の色は淡く、花のつき方も疎らである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Cercis はギリシャ語の「cercis(小刀のさや)」からきている。さやの形が似ていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Cercis canadensis

★ぱらぱらとピンクの花をまぶし咲く
 姿穏やか生まれはカナダ

アメリカハナズオウ080413b-l.jpg

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アワノモチツツジ070331a-l.jpg阿波の黐躑躅(アワノモチツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
分類上は、黐躑躅(モチツツジ)の変種とされる。
徳島県と兵庫県に分布する。
特徴は雄しべが10本あることで、黐躑躅(モチツツジ)の5本と区別される。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)が、枝先に集まってつくので輪生しているように見える。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紅紫色で、漏斗状の花冠は先が深く5つに裂ける。
裂片は基本種よりも丸く、縁が波打つ。
萼片や花の柄には毛が生えていて粘つく。
これが「黐躑躅」の名の由来である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の macrosepalum は「大きな萼のある」という意味である。
変種名の decandrum は「10本の雄しべを持った」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron macrosepalum var. decandrum

★めずらしい花がたくさん咲くここに
 また見つけたよ不思議な名前

アワノモチツツジ070331b-l.jpg

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大葉黄菫(オオバキスミレ)

オオバキスミレ060513a-l.jpg濡れてなお明かりほんのり花菫

大葉黄菫(オオバキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中国地方にかけて主に日本海岸の多雪地帯に分布し、山地の林の中や湿った草地などに生える。
和名の由来は、他の菫(スミレ)に比べて葉が大きく、黄花を咲かすところからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は大形の心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、葉脈がはっきりしている。
開花時期は4月から5月である。
茎先につく花の色は黄色で、花径は15ミリから20ミリくらいである。
葉の緑と花の黄色のコントラストが美しい。
唇弁には紫色の筋が入る。
距はほとんど目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の brevistipulata は「短い托葉のある」という意味である。
俳句では「菫」「花菫」「菫野」などが春の季語である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名: Viola brevistipulata

★早春の野に花開き美しき
 大葉黄菫大和の心

オオバキスミレ060513b-l.jpg

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キリガミネスミレ070324a-l.jpg霧ヶ峰菫(キリガミネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と白花菫(シロバナスミレ)の交雑種で、両者の成育する場所に稀に生える。
いずれも国内では各地に分布する。
和名の由来は、長野県の霧ヶ峰で最初に発見されたことからきている。
両者の形状を引き継ぐので、花の色は白に近いものから紫色に近いものまで変異がある。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は披針形で、毛の生えるものも生えないものもある。
開花時期は5月から6月である。
白地に青紫色のぼかしが入るものが多い。
また、花弁には紫色の筋が入る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の patrinii はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
3枚目は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola patrinii

★ほんのりと入るぼかしの美しく
 しばし見とれる霧ヶ峰菫

キリガミネスミレ070324b-l.jpg

キリガミネスミレ100501a-l.jpg

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東菊(アズマギク)

アズマギク090503a-l.jpg東菊(アズマギク)はキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、土手や日当たりのよい原野に生える。
東(あずま)は奈良時代には信濃・遠江より東の諸国をさし、近世には箱根より東の特に関東地方をさした。
和名の由来も、関東地方から東北地方にかけて多いことからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎には毛がたくさん生えている。
根際から生える葉には長い柄があり、へら形をしている。
茎につく葉は線形である。
開花時期は4月から6月である。
花の色は、まわりの舌状花が淡い紅紫色で、真ん中の筒状花が黄色である。
そのコントラストが美しい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Erigeron thunbergii

★美しい紅紫に包まれて
 黄も鮮やかに東菊咲く

アズマギク090503b-l.jpg

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赤八汐(アカヤシオ)

アカヤシオ080330c-l.jpg赤八汐(アカヤシオ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
漢字では「赤八染」とも書く。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
栃木県や群馬県に多く分布し、赤城躑躅(アカギツツジ)の別名がある。
分類上は、西日本に多い曙躑躅(アケボノツツジ)の変種とされる。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で互い違いに生える(互生)が、枝先に5枚が集まってつくので輪生しているように見える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は4、5センチあり、花の色は淡い紅色である。
花冠は広い漏斗状で、先が5つに深く裂ける。
裂片には丸みがあり、柔らかな感じがする。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の pentaphyllum は「5葉の」という意味である。
変種名の nikoense は「日光の」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Rhododendron pentaphyllum var. nikoense

★柔和なる色と形の赤八汐
 風に舞うさえ雅に映り

アカヤシオ080330b-l.jpg

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折鶴菫(オリヅルスミレ)

オリヅルスミレ090419c-l.jpg折鶴菫(オリヅルスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
1982年に沖縄本島の辺野喜(べのき)川沿いで発見され、1988年に新種として学会に発表された。
しかし、自生地はダムの底に沈んでしまっている。
環境省のレッドリスト(2007)では野生絶滅種(EW)に登録され、各地の研究機関で栽培と増殖が試みられている。
東南アジア系のウラジロスミレ亜節に属するという。
草丈は5センチから10センチくらいである。
匍匐茎を伸ばして増える。
数個の葉を根際から出す。
葉柄は1センチくらいで、微毛を密生させる。
葉の形は円心形で、裏面の脈上に細かい毛がある。
開花時期は2月から4月である。
花径15ミリくらいの白い花をつける。
花被片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、茎が地面を這って先端に新しい苗をつくり、次々と増える様子を折鶴に見立てたものである。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の stoloniflora は「stolon(匍匐茎)+flora(花)」からきている。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Viola stoloniflora

★絶滅の危機を逃れて花つける
 折鶴菫にエールを送り

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アクイレギア・アマリアエ

アクイレギア・アマリアエ080427a-l.jpgアクイレギア・アマリアエはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地はバルカン半島南部とギリシャのオリンパス山で、高山に生える。
草丈は15センチから30センチである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、深く切れ込む。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い青色である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)の部分は色が濃く、だんだん薄くなって花冠の先は白くなる。
花径は3センチくらいである。
深山苧環(ミヤマオダマキ)を小振りにして花色を淡くした感じである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
なお、ottonis はギリシャ王オットー、amaliae はその妻の名にちなむ。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の amaliae はギリシャ国王オットー(Otto:1832-1862)の妻アマリア(Amalia)の名からきている。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aquilegia amaliae

★突き抜ける空の青さを映すよう
 爽やかに咲くアマリアエの花

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アメリカシャガ120328a-l.jpgアメリカ著莪(アメリカシャガ)はアヤメ科アメリカシャガ属(ネオマリカ属)の多年草である。
原産地はブラジルである。
属名のネオマリカの名でも流通している。
英名はウォーキング・アイリス(walking iris)である。
地下茎で広がるところからつけられた名だという。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から5月である。
花被片は6枚である。
外花被片は白く、内花被片は青紫色に白の網目模様が入る。
また花被片の真ん中は褐色となり、色の対比が美しい。
花の香りもよい。
一日花で、午後にはしぼみ始める。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Neomarica はギリシャ語の「neos(新しい)+Marica(ローマ神話の水の精の名:アヤメ科Cipura属の異名)」からきている。
種小名の northiana は「ノースさんの」という意味である。
写真は3月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Neomarica northiana

★香りよくコントラストが美しい
 アメリカ著莪が北国に咲き

アメリカシャガ120328d-l.jpg

アメリカシャガ120328b-l.jpg

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サンインシロカネソウ090927a-l.jpg山陰白銀草(サンインシロカネソウ)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草である。
本州の福井県から島根県にかけての日本海側に分布し、山地の沢沿いなどに生える。
別名を底紅白銀草(ソコベニシロカネソウ)という。
萼片のつけ根の部分が紅色を帯びるのが特徴である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、茎の上部に向かい合って生える(対生)。
小葉の形は倒卵形で、先は切れ込み、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
茎先に花径7、8ミリの黄緑色をした花を数輪つける。
花は横向きから下向きにつく。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花弁は黄色で5枚あり、雄しべのように見える。
雄しべは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は淡い黄色、花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)は赤い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Dichocarpum はギリシャ語の「dicho(2部分の)+karpos(果実)」からきている。
種小名の ohwianum は植物分類学者「大井次三郎さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Dichocarpum ohwianum

★底紅と言われる部分がチャーミング
 飛沫を浴びて咲くという花

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乙女菫(オトメスミレ)

オトメスミレ070324a-l.jpg乙女菫(オトメスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は花の色が白く、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が紫色をしていることである。
距も白いものは白花立坪菫(シロバナタチツボスミレ)と呼ばれる。
和名の由来は、箱根の乙女峠で発見されたことからきている。
見づけたのは牧野富太郎博士である。
草丈は5センチから20センチくらいである。
地上茎がある。
根際から生える葉は心形である。
茎が伸びると葉も茎につくようになる。
開花時期は3月から5月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は白い。
側花弁や萼片に毛は生えない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつの」という意味である。
品種名の purprellocalcarata は「purpurella(淡い紫色の)+calcarata(距のある)」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola grypoceras f. purprellocalcarata

★素晴らしい名前もらってご満悦
 乙女菫はぽちっと咲いて

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大宮菫(オオミヤスミレ)

オオミヤスミレ060325a-l.jpg

大宮菫(オオミヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と野路菫(ノジスミレ)の自然交配種である。
菫(スミレ)は日本各地に分布する。
野路菫(ノジスミレ)は本州の秋田県から九州の屋久島にかけて分布する。
いずれも、人家の近くや道端に普通に生える。
大宮菫(オオミヤスミレ)は両者の中間的特長を示す。
草丈は5センチから15センチくらいである。
いずれも無茎種である。
野路菫(ノジスミレ)は菫(スミレ)に比べると葉のつけ根の部分の幅が広く、葉の柄にある翼がはっきりしない。
また、菫(スミレ)の葉は立つが、野路菫(ノジスミレ)は横に開く。
さらに、葉の裏側が紫色を帯びることが多い。
開花時期は3月から4月である。
花の色は淡い紫色から紅紫色まであるが、青紫色のものが多い。
全部の花びらに濃い筋が入る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola yedoensis

★姿からその特質はわからぬが
 しらべてみたい大宮菫

オオミヤスミレ060325b-l.jpg

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鬼縛り(オニシバリ)

オニシバリ090315a-l.jpg鬼縛り(オニシバリ)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の福島県から九州にかけて太平洋側に分布し、低山や山地の林の中に生える。
樹高は50センチから100センチくらいである。
樹皮は灰茶色で、毛は生えていない。
樹皮は縦に裂けて剥がれやすいが、上部でなかなか切れない。
和名の由来は、この丈夫な樹皮が鬼をも縛るというところからきている。
葉は細長い卵形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は2月から4月である。
葉の脇に黄緑色をした小さな花を数輪つける。
花弁のように見えるのは、萼筒が4つに裂けたものである。
雌花は雄花よりも少し小さい。
花の後にできる実は艶のある楕円形をした液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、6月ころ赤く熟する。
実は食用にはならない。
実が熟し終わる夏には葉が散ってしまう。
そのため夏坊主(ナツボウズ)の別名がある。
秋になると新しい葉を出して冬を越す。
属名の Daphne は月桂樹のギリシャ名である。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の pseudo-mezereum は「セイヨウオニシバリ(Daphne mezereum)に似た」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Daphne pseudo-mezereum

★目立たない花を咲かせる鬼縛り
 葉っぱや樹皮に特徴あるよ

オニシバリ090315c-l.jpg

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シマギョクシンカ120328d-l.jpg島玉心花(シマギョクシンカ)はアカネ科ギョクシンカ属の常緑低木である。
小笠原諸島の固有種で、父島、母島に分布する。
和名の由来は、玉のように咲く花序の形からきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、枝先に集まって向かい合って生える(対生)。
葉は濃い緑色で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、白い小さな花を球状につける。
花弁数は5枚である。
花には白粉のような独特の香りがある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、12月頃に黒紫色に熟する。
九州南部や沖縄に近縁種の玉心花(ギョクシンカ)が分布する。
属名の Tarenna の由来は不明である。
種小名の subsessilis は「無柄に近い」という意味である。
写真は3月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Tarenna subsessilis

★独特の香りで蝶を招きよす
 島玉心花は薄暗がりに

シマギョクシンカ120328c-l.jpg

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江戸菫(エドスミレ)

エドスミレ060325a-l.jpg江戸菫(エドスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と叡山菫(エイザンスミレ)との自然交配によって生まれた。
菫(スミレ)も叡山菫(エイザンスミレ)も国内では北海道から九州にかけて分布する。
いずれも無茎種で、草丈は5センチから15センチくらいである。
特徴は、叡山菫(エイザンスミレ)の形状を受け継いで葉の形が「菊葉」となることである。
葉は深く3つに裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫である。
唇弁の真ん中は白く、紫色の筋が入る。
江戸時代から観賞用として栽培されていたという。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
3枚目は紅花江戸菫(ベニバナエドスミレ)と表示されていた。
学名:Viola eizanensis x Viola mandshurica

★あれ変だ葉っぱが違う江戸菫
 小さな花も秘密がいっぱい

エドスミレ060325b-l.jpg

ベニバナエドスミレ060325a-l.jpg

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東雲(シノノメ)

シノノメ120321a-l.jpg梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
東雲(シノノメ)はその園芸品種の1つである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は1月から3月である。
比較的早咲きの品種である。
紅梅系・紅梅性の淡い紅色をした一重咲きの中輪(花径20ミリから25ミリ)である。
底紅(花芯が紅色になる)で、花弁には赤い筋が入る。
雄しべは散らばり開く。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に亀戸天神で撮った。
学名:Prunus mume 'Shinonome'

★曙に見立てし花の慎ましく
 開く姿はそこそこの春

シノノメ120321b-l.jpg

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チューリップ

チューリップ'アプリコットインプレッション'060520a-l.jpg

ビロードの夢弾ませてチューリップ

チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
チューリップといえばオランダを連想するが、原産地はトルコから中央アジアにかけた地域である。
チューリップがヨーロッパに紹介されたのは16世紀のことで、オランダで品種改良された。
日本には1863年にフランスから輸入されたが、栽培が始まったのは日露戦争のころという。
オランダ、トルコ、アフガニスタンでは、チューリップが国花となっている。
また、新潟県と富山県ではチューリップが県花になっている。
子どもが最初に描く花、最初に覚える歌として親しまれている。
現在、園芸品種の数は4000種を超える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、帯状となる。
開花時期は3月から5月である。
茎先に1輪から数輪の花をつける。
花径は5センチから8センチくらいである。
一重咲きのものは花被片は6枚である。
花弁が先が丸いものや尖ったもの、フリル状のものなどがある。
八重咲きのものもある。
花の色は白、赤、ピンク、黄色、紫、青、橙など多彩である。
俳句の季語は春である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の gesneriana はスイスの植物学者「ゲスナー(C. Gesner)さんの」という意味である。
写真は5月に函館市の市民の森で撮った。
品種名は、アプリコットインプレッションとハッピージェネレーションである。
学名:Tulipa gesneriana

★いたいけな乙女の思い姿変え
 溢れんばかり畑埋め尽くし
☆花びらをそっと覗けばお姫様
 いつか夢見る少女のように

チューリップ'ハッピージェネレーション'060520a-l.jpg

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