2011年9月アーカイブ

ゲラニウム・インカヌム090503a-l.jpgゲラニウム・インカヌムはフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は細かく切れ込み、カーペット状に広がる。
葉の裏面は銀白色である。
開花時期は5月から10月である。
紅紫色をした5弁花をつける。
真ん中に花柱があり、それを取り巻くように雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の incanum は「灰白色の柔らかい毛で覆われた」という意味である。
英名はカーペット・ゼラニウム(carpet geranium)である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Geranium incanum

★敷き詰めた銀の芝生にひょっこりと
 姿現す藤色の花

ゲラニウム・インカヌム090503b-l.jpg

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オランダハッカ060729b-l.jpgオランダ薄荷(オランダハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
緑薄荷(ミドリハッカ)の変種で、カーリーミントとも呼ばれている。
これは葉が縮緬状にカールしていることからきた名である。
そのまま訳して縮緬薄荷(チリメンハッカ)の和名も用いられる。
また、緑薄荷(ミドリハッカ)の仲間はスペアミントとも呼ばれている。
原産地はヨーロッパである。
日本へは江戸時代の末期にオランダから渡来した。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形で、よく枝分かれをする。
毛は生えておらず、強い薄荷の臭いがする。
葉は卵状の披針形で、縁は切れ込む。
葉に柄はなく、葉のつけ根はハート形で茎を抱く。
和種の「薄荷」の場合は柄がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に淡い紫色の花をつける。
西洋薄荷(ペパーミント)に比べて花穂が長く、花の色が薄い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
採取される精油は香料や薬用に用いられる。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
変種名の crispa は「縮れた」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha spicata var. crispa

★カールした葉っぱがとても可愛いよ
 オランダ薄荷香り爽やか

オランダハッカ060729a-l.jpg

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キバナオランダセンニチ080727a-l.jpg黄花オランダ千日(キバナオランダセンニチ)はキク科オランダセンニチ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
観賞用、薬用、香辛料として栽培されている。
草丈は30センチから40センチくらいである。
茎は根元からよく枝分かれをする。
葉は濃緑色をした卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
楕円形をした黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
辛味成分のスピラントールを含むが、その含量はオランダ千日(オランダセンニチ)よりも高い。
花、葉を香辛料として用いるほか、食欲増進剤などに用いられる。
属名の Spilanthes はギリシャ語の「spilos(まだら)+anthos(花)」からきている。この属に花床に斑点のあるものがあることから名づけられた。
種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Spilanthes oleracea

★不思議なる花の形は楕円形
 咲いているのと首をかしげて

キバナオランダセンニチ080727b-l.jpg

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ゴマギク110927a-l.jpg胡麻菊(ゴマギク)はキク科ブクリョウサイ属の一年草である。
原産地はメキシコである。
世界の熱帯地域などに広く帰化している。
日本でも帰化が確認されている。
標準和名はアメリカ茯苓菜(アメリカブクリョウサイ)という。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎の下部につく葉は羽状に切れ込む。
上部につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
花径5ミリくらいの白い小さな花(頭花)をたくさんつける。
白い小さな舌状花が5枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花粉は喘息などのアレルギーの原因とされている。
属名の Parthenium はギリシャ語の「parthenos(処女)」からきている。
種小名の hysterophorus は「hystero(内部、子宮)+phoros(配達人)」からきている。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Parthenium hysterophorus

★かすみ草見るがごとくの花姿
 だけどなかなかやっかいな草

ゴマギク110927b-l.jpg

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メキシコアサガオ110927a-l.jpgメキシコ朝顔(メキシコアサガオ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草である。
原産地はメキシコである。
日本では逸出したものが野生化している。
草丈は3メートルくらいになる。
葉はほこ形だが、切れ込まないものもある。
開花時期は8月かに9月である。
紅紫色をした漏斗状の花をつける。
花径は15ミリから20ミリくらいと小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の trifida は「3つに分かれた」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Ipomoea trifida

★朝顔と言うには少し小さいな
 薩摩芋の花こんならしいよ

メキシコアサガオ110927b-l.jpg

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アメリカミズキンバイ110927a-l.jpgアメリカ水金梅(アメリカミズキンバイ)はアカバナ科チョウジタデ属の一年草である。
北アメリカから南アメリカにかけて分布し、湿地に生える。
日本では本州と四国に帰化しており、水田などに生える。
別名は鰭田牛蒡(ヒレタゴボウ)という。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に花径2、3センチの黄色い4弁花をぽつぽつとつける。
萼片は4枚、雄しべは8本である。
花の後にできる実は四角柱状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ludwigia はドイツ人の植物学者「ラディック(C. G. Ludwig)さん」の名からきている。
種小名の decurrens は「下に延びた」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Ludwigia decurrens

★小さいがよくよく見ると可愛いよ
 水金梅にちょっと似ていて

アメリカミズキンバイ110927b-l.jpg

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マツカサススキ090904a-l.jpg松毬薄(マツカサススキ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、湿地や河川敷などに生える。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は太くて硬い。
葉は線形で、硬い。
開花時期は8月から10月である。
楕円形の小穂の集まった球状の花穂をつける。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
和名の由来は、花穂を松毬に見立てたものである。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の mitsukurianus は明治の動物学者「箕作佳吉(みつくりかきち)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Scirpus mitsukurianus

★薄の名ついているれどこの草は
 違う仲間だ紛らわしいね

マツカサススキ090904b-l.jpg

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カナダアキノキリンソウ070917a-l.jpgカナダ秋の麒麟草(カナダアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地はカナダの東北部で、空き地や道端などに生える。
日本でも園芸用に栽培されるものが逸出し野生化し、北海道や本州北部に分布している。
草丈は40センチから120センチくらいである。
茎は硬く、直立をする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄色い小さな花(頭花)をたくさんつける。
花は真ん中に筒状花があり、周りに舌状花がつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Solidago canadensis

★目の前の利益に走る手軽さが
 自然破壊の火種を生んで

カナダアキノキリンソウ070917d-l.jpg

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アカソ060902b-l.jpg赤麻(アカソ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁や道端に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は60センチから80センチくらいである。
茎は断面が四角形で直立し、赤味を帯びる。
葉は卵形で先が3つに裂け、縁には深い切れ込みがある。
真ん中の裂片は尾状に長く伸びる。
葉は向かい合って生え(対生)、葉の柄は赤味を帯びる。
開花時期は7月から9月である。
雌雄同株である。
雄花序は花茎の下のほうにつき、雌花序は上のほうにつく。
雄花は淡い黄白色で、4枚の花被片と4本の雄しべがある。
雌花は淡い紅色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
縄文時代から糸として用いられ、木綿糸が普及するまで糸づくりが行われていた。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(G. R. Boehmer)さん」の名からきている。
種小名の tricuspis は「三尖頭の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Boehmeria tricuspis

★太古より繊維素材に利用され
 暮らしとつながる赤麻の茎は

アカソ060902a-l.jpg

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ヘラバヒメジオン110927a-l.jpg箆葉姫女苑(ヘラバヒメジョオン)はキク科ムカシヨモギ属の一年草ないし越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは大正時代に渡来し、日本全土に分布している。
また、姫女苑(ヒメジョオン)との雑種である柳葉姫女苑(ヤナギバヒメジョオン)も生まれている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
根際から生える葉の柄が不明瞭なこと、茎につく葉のぎざぎざ(鋸歯)が不明瞭でしばしば全縁となることなどが区別点である。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に白ないし淡い紅紫色の花(頭花)を散房状につける。
花径は15ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の strigosus は「先が尖り粗い面の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Erigeron strigosus

★葉の形比べてみるも面白い
 違っているねどこかスマート

ヘラバヒメジオン110927b-l.jpg

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ミツバオオハンゴンソウ110927a-l.jpgルドベキア・トリロバはキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
種小名の読み方は「トリローバ」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
和名は三葉大反魂草(ミツバオオハンゴンソウ)という。
別名を大三葉反魂草(オオミツバハンゴンソウ)という。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
栽培されていたものが逸出し、北海道から沖縄にかけて野生化している。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の下部につく葉は3つくらいに裂ける。
開花時期は6月から10月くらいである。
枝分かれした先に1つずつ花(頭花)をつける。
花の真ん中にある筒状花はこげ茶色をしている。
周りにつく舌状花は8枚で、黄色ないしオレンジ色である。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
日本では園芸品種のタカオ(Takao)が流通している。
属名の Rudbeckia はリンネの後援者「ル?ドベック(Rudbeck)父子」の名からきている。
種小名の triloba は「三片の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Rudbeckia triloba

★仲間には図太いやつもいるけれど
 可憐な花は花壇に似合い

ミツバオオハンゴンソウ110927b-l.jpg

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ムラサキオモト110927a-l.jpg紫万年青(ムラサキオモト)はツユクサ科ムラサキオモト属の常緑多年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
メキシコ南部、グアテマラ、西インド諸島などに分布する。
日本へは江戸時代に渡来した。
沖縄では野生化をしている。
和名の由来は、万年青(オモト)に似て葉裏が紫色になるところからきている。
ただし、万年青(オモト)はユリ科の植物なので仲間が異なる。
本種は1属1種である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、肉厚である。
葉は放射状に出て、先が尖る。
開花時期は7月から9月である。
苞に包まれた白や淡い紫色の3弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
斑入りの園芸品種などがある。
属名の Rhoeo はギリシャ神話に登場する女性「ロエオ(Rhoeo)」からきている。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Rhoeo discolor

★調べれは露草に近い仲間とは
 葉だけでなくて花もみたいな

ムラサキオモト110927b-l.jpg

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オドントネマ・ションバーキアヌム090201b-l.jpgオドントネマ・ションバーキアヌムはキツネノマゴ科ツツサンゴバナ属(オドントネマ属)の多年草である。
原産地はコロンビア、ガイアナである。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は11月から2月ある。
茎の節から穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、鮮やかな紅色をした筒状の花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Odontonema はギリシャ語の「odontos(歯)+nema(糸)」からきている。
種小名の schomburgkianum はドイツの植物学者「ショーンバーク(M. R. Schomburgk)さんの」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Odontonema schomburgkianum

★静やかに燃える炎を垂れ下げた
 温室の花ショーンバーキア

オドントネマ・ションバーキアヌム090201a-l.jpg

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シロタエヒマワリ110927a-l.jpg白妙向日葵(シロタエヒマワリ)はキク科ヒマワリ属の一年草である。
原産地は北アメリカ(テキサス州)である。
日本では栽培されるほか逸出したものがしばしば見かけられるが、定着はしない。
園芸品種に「大雪山」がある。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉や茎には白色の綿毛が密生する。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎の上部で枝分かれをし、先に花径10センチくらいの黄色い花(頭花)をつける。
花の真ん中の筒状花は黒紫色である。
なお、向日葵(ヒマワリ)の花は東を向いているが、本種は太陽の動きに合わせて花の向きを変える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。頭花の様子や日に向いて開くことなどから名づけられた。
種小名の argophyllus は「銀白色をした葉の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Helianthus argophyllus

★向日葵もいろんな仲間いるのだと
 驚きながら葉を確かめて

シロタエヒマワリ110927b-l.jpg

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オランダセンニチ080727a-l.jpgオランダ千日(オランダセンニチ)はキク科オランダセンニチ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
本来は多年草だが、耐寒性が弱いため園芸上は一年草として扱われる。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には山椒(サンショ)のような刺激的な風味があり、香辛料とする。
開花時期は7月から9月である。
筒状花だけからなる卵形をした緑黄色の花(頭花)を咲かせる。
花の後にできる実は扁平なそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
頭花にはスピラントールという辛味成分を含み、リウマチ、痛風の薬になる。
和名の由来は、センニチソウ(千日草)に似ていてオランダから伝わったということからきている。
属名の Spilanthes はギリシャ語の「spilos(まだら)+anthos(花)」からきている。この属に花床に斑点のあるものがあることから名づけられた。
種小名の acmella は「(元属の名)辛い」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Spilanthes acmella

★不思議なる花の姿が可愛いと
 オランダ千日人気を呼んで

オランダセンニチ080727b-l.jpg

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ハチジョウイノコズチ070923b-l.jpg八丈猪の子槌(ハチジョウイノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
本州の南部から沖縄にかけて分布し、海岸の林の縁や道端に生える。
分類上は、日陰猪の子槌(ヒカゲイノコズチ)の変種とされている。
ただし、両者を区別しないとする見解もある。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、疎らに枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は8月から9月である。
茎先に細い花穂を出し、緑色の小さな花を疎らにつける。
花は両性花である。
花の後にできる実は胞果(薄い果皮の中に種子が1つ入っている)で、花序の軸に下向きにつく。
属名の Achyranthes はギリシャ語の「achyron(籾殻)+anthos(花)」からきている。淡い緑色で硬い籾殻のような花の様子を表したものである。
種小名の bidentata は「二歯の」という意味である。
変種名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Achyranthes bidentata var. hachijoensis

★海岸の近くに育つ猪の子槌
 違いはどこか調べてみよう

ハチジョウイノコズチ070923c-l.jpg

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ペルシカリア・アフィニス091010a-l.jpgペルシカリア・アフィニスはタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の多年草である。
原産地は中国の雲南省からネパールにかけた地域である。
標高3000メートルから4500メートルの高山の岩礫地に生える。
そこからヒマラヤ虎の尾(ヒマラヤトラノオ)の流通名がある。
また、ペルシカリア属はポリゴヌム属(Polygonum)とシノニムである。
そのため、ポリゴヌム・アフィネ(Polygonum affine)という学名もある。
草丈は10センチから25センチくらいである。
根際から生える葉は倒披針形である。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、ピンクないし紅色の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の affinis は「近似の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Persicaria affinis

★正体を突き止めるのが大変だ
 野草ファンはあれこれ名づけ

ペルシカリア・アフィニス091010b-l.jpg

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ホタルサイコ090905a-l.jpg蛍柴胡(ホタルサイコ)はセリ科ミシマサイコ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩場や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア東部にも分布する。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
茎につく葉は幅の広い披針形で、茎を抱く。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先や葉の脇から複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花を群がってつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Bupleurum はギリシャ語の「bous(牡牛)+pleuron(肋骨)」からきている。葉のつき方の様子から名づけられた。
種小名の longiradiatum は「放射状に長い」という意味である。
変種名の elatius は「より背の高い」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Bupleurum longiradiatum var. elatius

★繊細な花の姿が目を奪う
 不思議なるかな蛍柴胡は

ホタルサイコ090905b-l.jpg

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マルバイノコヅチ050923b-l.jpg丸葉猪子槌(マルバイノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい道端や原野に生える。
分類上は、日向猪の子槌(ヒナタイノコズチ)の品種の1つとされている。
特徴は葉が丸いことである。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
茎先に細長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、黄緑色の花を疎らにつける。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
実には針状の突起があり、衣服や動物の毛について運ばれる。
属名の Achyranthes はギリシャ語の「achyron(籾殻)+anthos(花)」からきている。淡い緑色で硬い籾殻のような花の様子を表したものである。
種小名の fauriei は明治時代の宣教師「フォーリーさんの」という意味である。日本の植物を採集した。
品種名の rotundifolia は「円形葉の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Achyranthes fauriei f. rotundifolia

★葉の形どうして丸くなったかな
 草の不思議に思いめぐらし

マルバイノコヅチ050923a-l.jpg

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ヒメキンミズヒキ080813b-l.jpg姫金水引(ヒメキンミズヒキ)はバラ科キンミズヒキ属の多年草である。
北海道の南西部から鹿児島県の屋久島にかけて分布し、山地の谷沿いや林の中に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は羽状複葉である。
下部は5枚から7枚の小葉、上部は3枚の小葉で1組となる。
小葉の形は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
茎先に細長い穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、近縁種の金水引(キンミズヒキ)よりも小さな黄色い5弁花を疎らにつける。
花びらも細く、雄しべの数も少ない。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Agrimonia はギリシャ語の「argemone(アザミゲシ属)」からきている。棘が多くて似ているためだが、転用する際に綴りを間違えたという。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Agrimonia nipponica

★ほっそりと伸びた花穂にぱらぱらと
 小花をつける姫金水引

ヒメキンミズヒキ080813a-l.jpg

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ミヤマヤブタバコ081005a-l.jpg深山薮煙草(ミヤマヤブタバコ)はキク科ガンクビソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
海外では、中国などにも分布する。
別名を雁首薮煙草(ガンクビヤブタバコ)ともいう。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は直立し、粗い開出毛(ほぼ垂直に立っている毛)が生える。
葉は互い違いに生える(互生)。
下部につく葉は長い楕円形である。
葉の柄には翼がある。
葉の先は尖り、縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
上部につく葉は披針形ないし線形である。
葉の両端が尖る。
葉の質は薄く、両面に粗い毛が生える。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に鐘形の頭花を下向きにつける。
花径は6ミリから10ミリくらいである。
花は筒状花のみからなり、濁った黄色である。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)の下に線形の苞(葉の変形したもの)がたくさんつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Carpesium はギリシャ語の「carpesion(蕎麦)」からきている。総苞片の様子が蕎麦に似るためと思われる。
種小名の triste は「暗い色の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Carpesium triste

★目立たない姿で藪にひっそりと
 咲くが定めの花はうな垂れ

ミヤマヤブタバコ081005c-l.jpg

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オドントネマ・カリスタキウム090201d-l.jpgオドントネマ・カリスタキウムはキツネノマゴ科ツツサンゴバナ属(オドントネマ属)の常緑半低木である。
原産地はメキシコである。
草丈は1メートルから3メートルである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は6月から11月だが、暖地では周年性がある。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紫色をした筒状の花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はパープルファイヤースパイク(purple firespike)である。
ファイヤースパイクは「炎の穂状花序」を意味し、紅筒花(ベニツツバナ)の英名である。
属名の Odontonema はギリシャ語の「odontos(歯)+nema(糸)」からきている。
種小名の callistachyum は「美しい穂状花序の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Odontonema callistachyum

★パープルに燃える炎の釘開き
 存在示す温室の花

オドントネマ・カリスタキウム090201c-l.jpg

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オオガンクビソウ060819b-l.jpg大雁首草(オオガンクビソウ)はキク科ガンクビソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎や葉には毛が多い。
葉は卵状の楕円形で先が少し尖り、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
枝分かれした茎先に黄色い頭花をつける。
花径は3、4センチほどあり、並外れて大きい。
下を向いているものが多いが、上を向いているものもある。
頭花のつけ根には苞葉がたくさんある。
頭花はたくさんの筒状花からなる。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)である。
冠毛はなく粘液を出して付着し運ばれる。
サイズが大きいのでやっかいな「ひっつき虫」である。
雁首草(ガンクビソウ)の名の由来は、花の様子をキセルの「雁首」に見立てたものである。
雁首草(ガンクビソウ)に比べて花が大きいのでこの名前がついた。
属名の Carpesium はギリシャ語の「carpesion(蕎麦)」からきている。総苞片の様子が蕎麦に似るためと思われる。
種小名の macrocephalum は「頭の大きな」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Carpesium macrocephalum

★異次元へ迷い込んだと錯覚す
 大雁首草迫力の花

オオガンクビソウ060819c-l.jpg

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ヒナタイノコズチ060826a-l.jpg日向猪の子槌(ヒナタイノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、日当たりのよい道端や原野に生える。
海外では、中国にも分布する。
日陰猪の子槌(ヒカゲイノコズチ)と似ているが、それよりも全体に毛が多いことや、花序が太くて短く花が密につくことなどで区別する。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎の断面は四角形で太くて節があり、毛がたくさん生えている。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
先は短く尖り、縁にはほとんどぎざぎざはない(全縁)。
両面に毛が生え、特に裏面に多い。
開花時期は8月から9月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の目立たない花をつける。
花径は5、6ミリで、花びら(花弁)は5枚、雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
実には小包葉という棘があり、動物にくっついて種が運ばれる。
和名の由来は、節の太い茎を「猪の子槌」(イノシシの膝頭)に見立てたものである。
根を生薬の牛膝(ごしつ)といい、利尿、通経、強壮薬とされる。
属名の Achyranthes は「achyron(籾殻)+anthos(花)」に由来する。花の様子が籾殻のようであることを意味する。
種小名の bidentata は「二歯の」という意味である。衣服などにくっつくための2本の棘状の小苞を指す。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Achyranthes bidentata var. tomentosa

★猪の子槌とってもとってもまだとれぬ
 遊び疲れた秋の夕暮れ

ヒナタイノコズチ060826b-l.jpg

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テンニンソウ070917a-l.jpg天人草(テンニンソウ)はシソ科テンニンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の木陰や谷沿いなどの湿った場所に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
シソ科としては大形である。
地下茎は木質化している。
茎の断面は四角形である。
葉は細長い楕円形で、長さ10センチから20センチくらいあり、ほとんど無毛である。
黄緑色をしていて、ほとんど毛は生えず、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を立て、クリーム色の小花を密につける。
花の形は唇形で、4本の雄しべと1本の雌しべが外に飛び出し、ブラシのような感じがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、葉がコガネムシ類に食い荒らされてぽろぽろになる様子を天人の羽衣(破衣)にたとえたとされる。
属名の Leucosceptrum はギリシャ語の「leuco(白い)+sceptrum(笏)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Leucosceptrum japonicum

★山陰にひっそり開く天人草
 突き出す蕊はブラシのように

テンニンソウ070917b-l.jpg

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フジテンニンソウ071008b-l.jpg富士天人草(フジテンニンソウ)はシソ科テンニンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁や草地に生える。
富士山周辺に多く、和名の由来にもなっている。
分類上は、天人草(テンニンソウ)の品種の1つとされている。
葉の裏の真ん中の葉脈に開出(立ち上がるようにつくこと)毛がたくさん生えているというのが基本種との違いである。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期8月から10月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を立て、クリーム色の小さな花をたくさんつける。
花の形は唇形で、4本の雄しべと1本の雌しべが外に飛び出し、ブラシのような感じがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Leucosceptrum はギリシャ語の「leuco(白い)+sceptrum(笏)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
品種名の barbinerve は「脈に鬚のある」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Leucosceptrum japonicum f. barbinerve

★独特の姿を見せて咲き出る
 富士天人草をじっと見詰めて

フジテンニンソウ071008c-l.jpg

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フジアザミ061006a-l.jpg富士薊(フジアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方と中部地方に分布し、山地から亜高山にかけて砂礫地や河原などに生える。
フォッサマグナ要素の植物の1つである。
和名の由来は、富士山の周辺に多いことからきている。
日本産のアザミの中では最も大きな花をつける。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎の上につく葉は小さく、下へいくほど大きくなる。
根際から生える葉は羽状に大きく切れ込む。
どの葉にも縁には鋭い棘がたくさんある。
開花時期は8月から9月である。
茎の上部で少しだけ枝分かれをし、先に大きな花(頭花)を下向けにつける。
花の色は紅紫色で、大きなものは花径10センチにも達する。
花は筒状花が集まったもので、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は球形である。
総苞片は反り返り、縁には棘状の毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の purpuratum は「紅紫色の」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Cirsium purpuratum

★富士薊大きな花を持て余し
 垂れる頭(こうべ)は地面睨んで

フジアザミ061006c-l.jpg

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ヒメノウゼンカズラ081102a-l.jpg姫凌霄花(ヒメノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ヒメノウゼンカズラ属(テコマリア属)の蔓性常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
樹高は150センチから200センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形で先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から11月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、漏斗状をした濃い橙色の花を10数輪つける。
花冠は長さが5センチくらいでやや湾曲し、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tecomaria はこの属のメキシコ名(tecomaxochitl)からきている。
種小名の capensis は「喜望峰地方の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Tecomaria capensis

★花姿少し小さく見えるけど
 南の果てに凌霄花あり

ヒメノウゼンカズラ081102b-l.jpg

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オオニガナ060819a-l.jpg大苦菜(オオニガナ)はキク科フクオウソウ属の多年草である。
「苦菜」の名がつくが、ニガナ属とは分類が異なる。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、限られた湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は互い違いに生え(互生)、葉の柄には長い翼がある。
葉は羽状分裂をし、先の裂片が大きく、つけ根に近づくほど小さくなる。
葉の先は尖り、つけ根は茎を抱く。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
花径3、4センチくらいの大きな黄色い頭花は、数多い舌状花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Prenanthes はギリシャ語の「prenes(下垂した)+anthos(花)」からきている。頭花のつき方から名づけられた。
種小名の tanakae は信州の植物を研究した「田中貢一さんの」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Prenanthes tanakae

★堂々と花びら広げ大苦菜
 湿原に咲く花美しく

オオニガナ060819e-l.jpg

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ヒモゲイトウ090928a-l.jpg

紐鶏頭(ヒモゲイトウ)はヒユ科ヒユ属(アマランツス属)の一年草である。
アマランツス属は世界に88種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属の中に葉を食用とするひゆ(ヒユ)が含まれ、属名の和名をヒユ属という。
本種の原産地は南アメリカで、アンデス地方の山岳地帯に分布する。
葉鶏頭(ハゲイトウ)に近い仲間だが、本種は花穂を楽しむ。
ペンダント・アマランス(pendant amaranth)などの英名がある。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培される。
また、切り花やドライフラワーとしても利用される。
和名の由来は、花穂が紐状になった鶏頭(ケイトウ)ということからきている。
鶏頭(ケイトウ)の名は花序を鶏冠(とさか)に見立てたものである。
別名を仙人穀(センニンコク)という。
これは仙人の食べる穀物という意味合いでつけられた名である。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期8月から10月である。
紅色の花穂がひも状に長く垂れ下がる。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
アマランサスの名で自然食品としても出回っている。
花言葉は「心配ご無用」である。
9月2日の誕生花である。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の caudatus は「尾のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のレッドとグリーンである。
学名:Amaranthus caudatus

★ぶらぶらと花穂垂らして紐鶏頭
 ユニークすぎる花と呼ぶには

ヒモゲイトウ090928b-l.jpg

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2016/09/06 改訂

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ハグロソウ080713a-l.jpg葉黒草(ハグロソウ)はキツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、葉が暗い緑色をしているところからきているが、それほど黒いわけではない。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形で、節がある。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先や上部の葉の脇から花柄を出し、淡い紅紫色をした唇形の花を開く。
花冠の内側には赤褐色の斑が入る。
手のひらが合わさったような2枚の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dicliptera はギリシャ語の「diclis(戸のような二重のひだ)+pteron(翼)」からきている。2枚の総苞葉の形から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に目黒にある国立科学博物館付属自然教育園で撮った。
学名:Dicliptera japonica

★紫のベロ出すように葉黒草
 暗い色した葉に護られて

 

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ハチミツソウ050723a-l.jpg蜂蜜草(ハチミツソウ)はキク科ハネミギク属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
1960年代に養蜂用の蜜源植物として北海道へ導入された。
1980年代から長野県などに野生化し、道ばたや草地、林の縁などに生える。
現在では全国的に帰化しているが、数は少ないという。
草丈は100センチから150センチくらいである。
全草に短くて硬い毛が生える。
茎は円柱形で狭い翼が5つくらいある。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎の下部では向かい合って生え(対生)たり、3枚が輪のようになって生え(輪生)たりする。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に毛が生えていてざらつく。
開花時期は7月から10月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径4センチくらいの黄色い頭花をたくさんつける。
舌状花は3枚から8枚で、反り返り下を向く。
花の後にできる実は扁平なそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で翼がある。
和名を羽実菊(ハネミギク)という。
これは実に翼があるところからつけられた名である。
属名の Verbesina は属名の「Verbena(クマツヅラ属)」の変形である。
種小名の alternifolia は「互生葉の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Verbesina alternifolia

★寄って来る蜂はまだかと羽実菊
 蜂蜜のもとたくさんあるよ

ハチミツソウ050723b-l.jpg

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ノシラン080831c-l.jpg熨斗蘭(ノシラン)はユリ科ジャノヒゲ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、海岸付近のやや湿った林の中などに生える。
また、庭園の縁取りなどに利用される。
海外では、韓国の済州島にも分布している。
和名の由来は、茎も葉も火熨斗(ひのし)で伸ばしたように平べったいことからきている。
火熨斗(ひのし)とは昔のアイロンのことである。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は厚く艶のある線形で、先は垂れ下がる。
開花時期は7月から9月である。
総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をなし、白ないし薄紫色の小花をつける。
花の後にできる液果状の実(種子)は濃い青色に熟する。
属名の Ophiopogon はギリシャ語の「ophio(蛇)+pogon(髭)」からきている。
種小名の jaburan は「ヤブラン」のことである。実際にはヤプランは別の植物である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Ophiopogon jaburan

★青々と茂る葉陰にそっと咲く
 熨斗蘭の花俯きながら

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ノシラン081221a-l.jpg

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オルトシフォン・ラビアツス090928a-l.jpgオルトシフォン・ラビアツスはシソ科ネコノヒゲ属の多年草である。
原産地は南アフリカで、岩礫地に生える。
英名はピンクセージ(pink sage)である。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は心臓形で、向かい合って生える(対生)。
葉はよい香りがする。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色をした筒状の花をつける。
雄しべが花冠から飛び出している。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Orthosiphon は、ギリシャ語の「ortho(真っ直ぐ)+siphon(パイプ)」からきている。
種小名の labiatus は「唇弁のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Orthosiphon labiatus

★よく見ると花の形が面白い
 変わっているね南アの花は

オルトシフォン・ラビアツス090928b-l.jpg

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オオアワダチソウ060716c-l.jpg大泡立草(オオアワダチソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
今では各地に野生化して繁殖している。
外来生物法で要注意外来生物に指定されている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎に毛は生えるが脱落しやすく、枝先付近に微毛が生える他は無毛である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉先のほうの縁に不ぞろいなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質やや硬く、無毛でざらつかない。
開花時期は7月から9月である。
茎先に黄色い花(頭花)を穂状につける。
花の周りには舌状花、真ん中には浅く5つに裂ける筒状花がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
近縁種の背高泡立草(セイタカアワダチソウ)とよく似ているが、大泡立草(オオアワダチソウ)は開花時期が早いこと、茎や葉にはほとんど毛がないことなどで見分けられる。
和名の由来は、泡立草(アワダチソウ)に似ていて大形であることからきている。
泡立草(アワダチソウ)というのは秋の麒麟草(アキノキリンソウ)の別名である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の gigantea は「巨大な」という意味である。
変種名の leiophylla は「滑らかな葉の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Solidago gigantea var. leiophylla

★夏空もものともせずに花つけて
 荒れ地大好きここは我が国

オオアワダチソウ060716a-l.jpg

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タバコ090922b-l.jpg煙草(タバコ)はナス科タバコ属の一年草である。
原産地は南アメリカである。
コロンブスによってヨーロッパへもたらそれた。
はじめは観賞用や薬用に栽培されたという。
日本へは16世紀に鉄砲とともにポルトガル人によって伝えられた。
「タバコ」という言葉もポルトガル語である。
江戸時代には喫煙禁止令がたびたび出されたが、これは防火と贅沢禁止が目的であったそうである。
現在は東北から沖縄にかけて、ほとんどの府県で栽培されている。
しかし、花を咲かせて結実させると葉の品質が落ちるので、栽培用のものは花が切除される。
草丈は150センチから200センチくらいである。
全草に毛が生える。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンクないし黄色の漏斗状の花をつける。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nicotiana はフランスの外交官「ジャン・ニコ(Jean Nicot)さん」の名からきている。初めてタバコの種子をフランスにもたらしたことから名づけられた。
種小名の tabacum はネイティブアメリカンの言葉で「タバコ」のことである。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Nicotiana tabacum

★摘まれるが定めなりきと知りながら
 気丈に開く煙草の花は

タバコ090922a-l.jpg

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ノゲイトウ090922a-l.jpg野鶏頭(ノゲイトウ)はヒユ科ケイトウ属の一年草である。
属名のセロシアの名でも流通している。
原産地は熱帯アメリカである。
日本でも関東地方以西の暖地で野生化している。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から11月である。
花序は細長く、花の色は赤から銀色へと変化する。
花は下から上へと咲き上がる。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
園芸品種が多い。
属名の Celosia はギリシャ語の「keleos(燃やした)」からきている。焼けたように赤く乾燥した様子を表したものである。
種小名の argentea は「銀白色の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
3枚目は9月に京都府立植物園で撮った園芸品種のキャンドルである。
学名:Celosia argentea

★南国の彩り見せて野鶏頭
 眩しい陽射し花に映すや

ノゲイトウ090922b-l.jpg

ノゲイトウ090928b-l.jpg

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メキシコハナヤナギ090607c-l.jpgメキシコハ花柳(メキシコハナヤナギ)はミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)の常緑小低木である。
原産地はメキシコ、グアテマラである。
日本では、沖縄で緑化植物として普及している。
樹高は50センチから60センチである。
よく枝分かれをして横に広がる。
小枝には軟毛が生えている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で、裏面には軟毛が密生する。
開花時期は6月から11月くらいである。
気温さえあれば周年開花をする。
花の色は紫色で、花径は1センチくらいと小さい。
花弁は6枚である。
萼は筒状で6つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cuphea はギリシャ語の「cupoth(曲がる)」からきている。萼筒のつけ根の部分が隆起していることから名づけられた。
種小名の hyssopifolia は「ヤナギハッカ属(Hyssopus)のような葉の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cuphea hyssopifolia

★ぐんぐんと横に広がる強い枝
 暑い夏にも緑溢れて

メキシコハナヤナギ090607b-l.jpg

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メキシカンブッシュセージ071013c-l.jpgメキシカンブッシュセージ(Mexican bush sage)はシソ科アキギリ属の多年草(半低木)である。
メキシカンセージ(Mexican sage)とも呼ぶ。
原産地は北アメリカから中南アメリカにかけてで、ポピュラーな観賞用ハーブである。
別名をアメジストセージ(amethyst sage)という。
ベルベットセージ(velvet sage)と呼ばれることもある。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎の断面は四角形で、2年目から下部は木質化する。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、十の字状に向かい合って生える(十字対生)。
葉には軟毛が生えており、先は鋭く尖る。
葉の色は淡い緑色で、よい香りがする。
開花時期は9月から11月である。
短日植物で、日差しが短くなると花を開く。
茎先に10センチから30センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を斜めに出し、唇形の花をつける。
萼は紅紫色で、ビロード状の軟毛に覆われている。
花の色は白いものと紫色のものがある。
雄しべは5本あるが、そのうちの3本は退化している。
雌しべは1本で、先は2つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
葉を乾燥させたものを生薬でセージ葉といい、芳香性健胃薬とされる。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia leucantha

★ビロードがぽんと弾けて顔を出す
 紅紫は夕陽に染まり

メキシカンブッシュセージ071013e-l.jpg

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ディレニア・スフルティコサ091010a-l.jpgディレニア・スフルティコサはビワモドキ科ビワモドキ属の常緑小高木である。
マレーシアやインドネシアに分布し、林の縁などに生える。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は食べ物を包むのに利用される。
開花時期は乾期(12月から5月)である。
花径8センチから12センチくらいの黄色い花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
果実は球形で、熟すと裂開する。
属名の Dillenia はドイツの植物学者「ディレニウス(J. J. Dillenius)さん」の名からきている。
種小名の suffruticosa は「亜低木状の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Dillenia suffruticosa

★ディレニアと聞いてもぱっと出てこない
 赤道近くに生える樹なんだ

ディレニア・スフルティコサ091010b-l.jpg

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イッスンキンカ061006a-l.jpg一寸金花(イッスンキンカ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
九州の屋久島にだけ分布する固有種である。
山頂近くの岩場や草地に生える。
別名を屋久島一寸金花(ヤクシマイッスンキンカ)という。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
開花時期は8月から9月である。
茎先に小さな黄色い花(頭花)を密につける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の minutissima は「とても小さい」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Solidago minutissima

★一寸の花の命の尊さを
 肌身に感ず一寸金花

イッスンキンカ061006b-l.jpg

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ウモウケイトウ060723a-l.jpg

鶏頭の穂先眩しい昼下がり

羽毛鶏頭(ウモウケイトウ)はヒユ科ケイトウ属の一年草である。
原産地はインドなど熱帯アジアである。
公園などで観賞用として植えられている。
草丈は20センチから70センチくらいである。
茎は木質化して硬い。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分も細くなる。
開花時期は7月から10月である。
鶏の羽を束ねたような形の花を咲かせる。
花弁はなく萼片が5枚、雄しべが5本である。
花の色には赤、黄色、桃色、橙色などがある。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
蓋がとれるように割れて、艶のある黒い種子が現れる。
プルモーサ(Plumosa)の名前でも流通している。
俳句では「鶏頭」が秋の季語である。
属名の Celosia はギリシャ語の「keleos(燃やした)」からきている。焼けたように赤く乾燥した様子を表したものである。
種小名の cristata は「鶏冠のような」という意味である。
変種名の plumosa は「羽毛状の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
キャッスル系と言われる園芸品種である。
学名:Celosia cristata var. plumosa

★ふわふわの赤いキャンドル似合うかな
 羽毛鶏頭お洒落に咲いて

ウモウケイトウ060723b-l.jpg

ウモウケイトウ060723c-l.jpg

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ガンクビソウ081026b-l.jpg雁首草(ガンクビソウ)はキク科ガンクビソウ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、山地の木陰や山道の傍などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから150センチくらいになる。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鈍く尖る。
開花時期は6月から10月である。
枝先に黄色い花(頭花)を下向きに1個ずつつける。
舌状花はなく、黄色い筒状花だけを下向きにつけるので、あまり目立たない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花の様子をキセルの「雁首」に見立てたものである。
属名の Carpesium はギリシャ語の「carpesion(蕎麦)」からきている。総苞片の様子が蕎麦に似るためと思われる。
種小名の divaricatum は「広く分枝した」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
学名:Carpesium divaricatum

★慎ましく雁首下げて咲く花も
 見つめてほしい花にありせば

ガンクビソウ081026c-l.jpg

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ヤノネボンテンカ061007c-l.jpg矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ)はアオイ科ヤノネボンテンカ属(パポニア属)の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
日本へ渡来した時期は不明である。
日本でも帰化していて、道ばたなどに生える。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は下部でよく枝分かれをして、横に広がる。
葉はくさび形で矢じりの形に似ている。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
この葉の形が「矢の根」の名の由来になっている。
「梵天」は婆羅門天のことだが、同時に山伏の峰入り行列の先頭に立てたりする御幣(ごへい)をも意味する。
花の形をこの「梵天」に見立てたものであろう。
同じアオイ科に梵天花(ボンテンカ)という花がある。
開花時期は8月から9月である。
花径は5センチから7センチくらいで、花びらは白く真ん中が濃い赤褐色をしている。
また、花びらの裏側にはきれいな濃い赤色の筋が入っている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を高砂芙蓉(タカサゴフヨウ)という。
属名の Pavonia はスペインの植物学者「パボン(J. A. Pavon)さん」の名からきている。
種小名の hastata は「鉾形の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Pavonia hastata

★あっさりと咲いているよな振りをして
 花の裏には綺麗な模様

ヤノネボンテンカ061007d-l.jpg

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モミジガサ090813e-l.jpg紅葉傘(モミジガサ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山中の林地に生える。
草丈は50センチから100センチくらいになる。
葉は柄が長く、手のひら状に5つから7つに裂ける。
葉は互い違いに生える(互生)。
その形が紅葉に似ていて、若葉はコウモリガサをつぼめたような格好に見えることが名の由来である。
開花時期は8月から9月である。
茎先に細い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花(頭花)をつける。
頭花には筒状花が5つずつ入っている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)むである。
別名をシドケとも言い、若い芽は山菜として食用にされる。
属名の Cacalia はギリシャ語由来の言葉だが、意味ははっきりしていない。
種小名の delphiniifolia は「オオヒエンソウ属(Delphinium)のような葉の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Cacalia delphiniifolia

★貰いたる名は美しき紅葉傘
 花の姿は神秘に充ちて

モミジガサ090813a-l.jpg

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ブルボフィルム・デアレイ090828a-l.jpgブルボフィルム・デアレイはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
原産地は、フィリピン、カリマンタン島、マレー半島である。
標高500メートルから1200メートルに分布し、樹木の幹に生育する着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は長い楕円形で分厚い。
開花時期は主に夏から秋である。
花径5センチから6センチの黄緑色の花をつける。
上萼片は大きく、蓋のようにかぶさる。
下萼片には濃い紫色の筋が入る。
唇弁は小さく、揺れ動く。
花はよい香りがする。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の dearei はイギリス人の植物収集家「ディアレ(C. Deare)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Bulbophyllum dearei

★大木の幹にちゃっかり居つく花
 ここで咲くからしっかり見てね

ブルボフィルム・デアレイ090828c-l.jpg

ブルボフィルム・デアレイ090828b-l.jpg

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アオヤギバナ091018a-l.jpg青柳花(アオヤギバナ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
秋の麒麟草(アキノキリンソウ)とよく似ており、その変種として位置づけられたこともある。
現在は独立種とされているが、典型的な渓流植物である。
日本固有種である。
本州から沖縄にかけて分布するが、生育域が限られていることもあり、絶滅危惧種に指定する県も多い。
和名の由来は、細長い葉を柳にたとえたものである。
草丈は20センチから50センチくらいになる。
開花時期は8月から10月である。
茎の先にたくさんの黄色い花を穂状につける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名 yokusaiana は江戸時代の本草学者「飯沼慾斎さんの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Solidago yokusaiana

★渓流の瀬音が似合う花姿
 青柳花はしなやかに咲き
☆川岸の青柳花は揺れており
 姿は似ても消え行く花と

アオヤギバナ091018b-l.jpg

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メイゲツソウ080914b-l.jpg明月草(メイゲツソウ)タデ科イタドリ属の多年草である。
虎杖(イタドリ)の山地型である。
別名を紅虎杖(ベニイタドリ)という。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の砂礫地や崩壊地に生える。
富士山では五合目以上の高さの高山荒原帯で多く見られる。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は水平である。
開花時期は7月から9月である。
虎杖(イタドリ)の花は白いが、本種の場合は紅色を帯びる。
雌雄異株である。
紅色を帯びた小さな花を穂状にたくさんつける。
雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
和名の由来は、お月見のころに花をつけるところからきている。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の colorans は「着色する」という意味である。
写真は9月に向島百花園で撮った。
学名:Reynoutria japonica f. colorans

★ほんのりと紅をさし咲く明月草
 月の明かりを待つかのように

メイゲツソウ080914a-l.jpg

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ヤマトリカブト070930a-l.jpg

ためらいを凛と振り切り鳥兜

山鳥兜(ヤマトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山野などに生える。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は円心形で3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸葉)がある。
いわゆる重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は8月から10月である。
鮮やかな青紫色をした兜形の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花の形を舞楽の時にかぶる鳥兜にたとえたものである。
また、山地に生える鳥兜なので山鳥兜(ヤマトリカブト)とされた。
全草に猛毒のアルカロイドを含み、世界最強といわれる有毒植物である。
俳句では「鳥兜」が秋の季語である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の montanum は「山地に生える」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum var. montanum

★身の内の業の深さや如何許り
 千切れる思いに背を揺さぶりて

ヤマトリカブト070930d-l.jpg

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リクチメン091004a-l.jpg陸地綿(リクチメン)はアオイ科ワタ属の一年草である。
世界の綿栽培の主力となっている品種である。
紀元前3000年ころのペルーの遺跡から見つかっているという中南アメリカ起源の綿の改良品種である。
特徴は綿毛が長くて細く、製糸用としても紡織用としても優れているということである。
従来は多年草であったものが18世紀に一年草に改良され、大規模栽培が促進された。
別名を帛綿(キヌワタ)という。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎のつけ根のほうは木質化する。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は3つないし5つに裂け、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は9月から10月くらいである。
花は葉の脇につき、淡い黄色の5弁花である。
一日花である。
萼片は5枚で、杯状である。
副萼が3つあって、これは実になっても残る。
実は直径3センチから5センチの卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、先が尖る。
割れると中から綿毛に包まれた種子が出る。
属名の Gossypium はラテン語の「gossum(腫れ物)」からきている。膨らんだ果実の形をたとえたものである。
種小名の hirsutum は「粗い毛のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
実の写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Gossypium hirsutum

★この花が世界の綿を支えると
 思えば不思議静かな姿
☆遺跡から起源を知れば驚きて
 花は静かに語りかけなん

リクチメン091004b-l.jpg

リクチメン091219a-l.jpg

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リコリス・アーフリカーナ070923c-l.jpgリコリス・アフリカーナはヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
異名をリコリス・アウレアという。
原産地は中国の南部や台湾、ミャンマーなどである。
アフリカーナの名は、南アフリカ産と誤認されてつけられたようである。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、開花と同時に展開する。
葉の先は鋭く尖り、裏面は粉白色を帯びる。
葉は翌春に枯れる。
開花時期は9月から10月である。
花の色はクリーム色で、上向きに咲く。
花被片は6枚で強く反り返り、雄しべと雌しべが突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鍾馗水仙(ショウキズイセン)の名でも流通しているが、鍾馗水仙(ショウキズイセン)の学名は Lycoris traubii で本種とは異なる。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の africana は「アフリカの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lycoris africana(=Lycoris aurea)

★あれこれは鍾馗蘭かと見紛うて
 違いを知れば楽しさ広がり

リコリス・アーフリカーナ070923b-l.jpg

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グロッバ・ションバーキー080923a-l.jpgグロッバ・ションバーキーはショウガ科グロッバ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省、ベトナム、タイである。
英名はダンシングガールジンジャー(dancing girl ginger)という。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は大きな楕円形である。
開花時期は7月から10月くらいである。
苞(葉の変形したもの)の色は暗い緑色で、そこから黄色い花が飛び出して咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Globba はインドネシアの現地語「galoba」からきている。
種小名の schomburgkii は「ションブルク(Schomburgk)さんの」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Globba schomburgkii

★ステップはこれでいかがと踊るよう
 ションバーキーの陽気な姿

グロッバ・ションバーキー080923b-l.jpg

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レイジンソウ061006b-l.jpg伶人草(レイジンソウ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中や草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
大陸と陸つながりだった時代の遺存種と考えられている。
「伶人」というのは雅楽の奏者のことである。
和名の由来は、花の姿を「伶人」のかぶる冠に見立てたものである。
トリカブト属なので全草が有毒である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は8月から10月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をつける。
花は下から上へと咲いていく。
花びら(花弁)のように見えるのは蕚で、その中に花びらがある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は、細くて先が渦巻き状になる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の loczyanum は「ロクジー(Loczy)さんに関係した」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Aconitum loczyanum

★耳当てて風にそよぐを聴いてみる
 古人(いにしえびと)になった気分で

レイジンソウ061006c-l.jpg

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オタカラコウ110710a-l.jpg雄宝香(オタカラコウ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の谷川沿いや林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、ヒマラヤなどにも分布する。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉は円形である。
根際から生える葉には長い柄がある。
近縁種の雌宝香(メタカラコウ)の場合は、葉のつけ根のほうの両端が尖る。
開花時期は7月から9月である。
花穂の下から順番に、黄色い花(頭花)をたくさんつける。
1つの花には黄色い舌状花が5?9枚あり、真ん中には黄色い筒状花が10個以上固まってつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「宝香」というのは、防虫剤や香料にする竜脳香のことである。
根や茎の香りが竜脳香に似ていることと、近縁種の雌宝香(メタカラコウ)に比べて大形であることなどが名の由来となっている。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の fischeri はロシアの分類学者「フィシャーさんの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Ligularia fischeri

★大輪を薄暗がりに広げ咲く
 雄宝香の花は豪華に

オタカラコウ110710b-l.jpg

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トラノオスズカケ101002b-l.jpg虎の尾鈴懸(トラノオスズカケ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
静岡県と、四国の南部から九州にかけて分布し、林の中などに生える。
海外では中国の南部にも分布する。
草丈は70センチから150センチくらいである。
茎には毛はなく、蔓状に伸びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には三角状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に短い円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、紅紫色の花をたくさんつける。
花冠は長さ4、5ミリで、先は4つに深く裂ける。
雄しべは2本で花から飛び出す。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の axillare は「葉のつけ根につく」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Veronicastrum axillare

★虎の尾と言うには少し短いが
 茎を伸ばして威風堂々

トラノオスズカケ101002a-l.jpg

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サジオモダカ070623c-l.jpg匙面高(サジオモダカ)はオモダカ科サジオモダカ属の多年草である。
漢字では「匙沢瀉」とも書く。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、水田や池沼などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、楕円形(さじ形)である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から10月くらいである。
雌雄同株である。
花径2センチくらいの白い3弁の単性花をつける。
茎の上部につくのが雄花で、下部につくのが雌花である。
それぞれ3枚の花びらの真ん中に黄色い雄しべ、黄緑色の雌しべがつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
塊茎を生薬で沢瀉(たくしゃ)といい、利尿剤などに用いられる。
属名の Alisma はギリシャ語で「海水(alis)」からきているとの説がある。
種小名の plantago-aquatica は「オオバコ属に似た水生の」という意味である。
変種名の orientale は「東方の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Alisma plantago-aquatica var. orientale

★面高を区別するのはむずかしい
 どんな葉なのか覚えていこう

サジオモダカ070623e-l.jpg

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ヘラオモダカ090913a-l.jpg箆面高(ヘラオモダカ)はオモダカ科サジオモダカ属の多年草である。
漢字では「箆沢瀉」とも書く。
北海道から沖縄にかけて分布し、湖沼、池、川、水田などの浅いところに生える抽水植物(根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のこと)である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、東南アジアなどにも分布する。
草丈は40センチから130センチくらいである。
葉は披針形で、つけ根の部分が次第に細くなって葉柄に続くへら形をしている。
長さは10センチから30センチくらいで濃い緑色をしており、艶はない。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は7月から10月である。
葉の脇から長い花茎を立て、節で3本に枝分かれすることを繰り返して、茎先に白い3弁花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Alisma はギリシャ語で「海水(alis)」からきているとの説がある。
種小名の canaliculatum は「溝のある」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Alisma canaliculatum

★小さくてとても可愛い三弁の
 花と緑の葉が調和して

ヘラオモダカ090913b-l.jpg

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アマミカジカエデ101002a-l.jpg奄美梶楓(アマミカジカエデ)はカエデ科カエデ属の落葉小高木である。
奄美大島の固有種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
梶楓(カジカエデ)に似るが、葉の裏や葉の柄に毛が生えない、果実に長い剛毛が生えないなどの違いがある。
樹高は4メートルくらいである。
葉は手のひら状に5つに裂け、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月で、暗い紅色の花をつける。
翼果(翼のある実)は秋に熟する。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の amamiense は「奄美大島の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Acer amamiense

★この地でもきっと大きく育つねと
 苗木見ながら楽しみ増して

アマミカジカエデ101002b-l.jpg

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オゼミズギク060923a-l.jpg尾瀬水菊(オゼミズギク)はキク科オグルマ属の多年草である。
尾瀬や東北地方に分布し、山地の湿地に生える。
分類上は、水菊(ミズギク)の変種である。
水菊(ミズギク)は北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、九州の宮崎県にも隔離分布をする。
違いは、尾瀬水菊(オゼミズギク)のほうが上部の葉の裏側に腺点(蜜などの粘着物質を出す腺が突起したもの)が多いことである。
草丈は25センチから50センチくらいである。
根際から生える葉はさじ形で、茎につく葉は披針形である。
茎につく葉は、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は8月から9月である。
茎先に花径3、4センチの黄色い花(頭花)を1つ上向きにつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Inula はオオグルマの古代ラテン名からきている。
種小名の ciliaris は「縁毛のある」という意味である。
変種名の glandulosa は「腺のある」という意味である。
写真は9月に尾瀬の大江湿原で撮った。
学名:Inula ciliaris var. glandulosa

★湿原に背は低くして大輪の
 黄が鮮やかな尾瀬水菊咲く

オゼミズギク060923b-l.jpg

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イタドリ090913b-l.jpg虎杖を銜(くわ)え道草童歌

虎杖(イタドリ)はタデ科イタドリ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒地などに自える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
茎は太く中空で、春に出始めた茎は生食したり漬け物にしたりする。
若い茎はかじると酸っぱいので「スカンポ」とも呼ばれる。
草丈は150センチから200センチくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は水平である。
近縁種の大虎杖(オオイタドリ)は心形なので、ここで見分ける。
茎には節ごとに赤い斑紋が入る。
この茎に入る模様を虎の縞模様に見立てたのが「虎杖」の文字を充てた由来である。
開花時期は8月から10月である。
雌雄異株である。
白い小花を穂状にたくさんつける。
雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
和名の由来は、疼(いた)みを取り去る効果があるので「疼取」と名づけられたとされる。
根茎は生薬で虎杖根(こじょうこん)といい、利尿、通経剤として用いられる。
俳句では、「虎杖」が春の季語、「虎杖の花」が夏の季語である。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Reynoutria japonica

★前触れの風花ふわり舞うごとく
 北の川原に虎杖の咲き
☆虎杖は痛み取りたる効用の
 あるを思えど可愛い花よ

イタドリ090913c-l.jpg

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ヒトミソウ080906a-l.jpg瞳草(ヒトミソウ)はゴマノハグサ科アゼトウガラシ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
瞳草(ヒトミソウ)の名称は流通名である。
原産地は北アメリカである。
主として湿地に生えるが、湿地以外にも生育している。
学名からリンデルニア・グランディフローラの名も用いられる。
一般名をエンジェル・ティアーズ(angel tears)といい、そこから「天使の涙」の流通名も用いられる。
草丈は5センチから10センチくらいである。
細い茎が重なりながら横に這って広がる。
葉は心臓形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は淡い緑色で、水分が多い。
開花時期は4月から10月くらいである。
花径1センチに満たない青紫色をした唇形の花をぽつぽつと咲かせる。
葉の脇から細長い花柄を出し、花径7ミリくらいの小さな紫色をした唇形の花をつける。
上唇は小さくて2つに浅く裂ける。
下唇は大きくて3つに裂ける。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lindernia はドイツの医学者で植物学者の「リンダーン(F. B. von Lindern)さん」にちなんで名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は9月に帯広市の真鍋庭園で撮った。
学名:Lindernia grandiflora

★小さくも確かに花咲く瞳草
 虫眼鏡でも持ってこようか

ヒトミソウ080906b-l.jpg

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プセウデランセムム・レティクラツム・オウァリフォリウム070120b-l.jpg丸葉瑠璃花笠擬き(マルバルリハナガサモドキ)はキツネノマゴ科ルリハナガサモドキ属の常緑小低木である。
原産地は南太平洋である。
学名からプセウデランテムム・レティクラツム・オバリフォリウムやプセウデランテムム・オバリフォリウムなどの名でも表示されている。
瑠璃花笠擬き(ルリハナガサモドキ)の変種である。
樹高は1メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は緑色から黄色へと変化する。
開花時期は8月から10月である。
暖地では周年開花をする。
花の色は白くて先が4つに裂け、花の真ん中は赤紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseuderanthemum はギリシャ語の「pseudo(偽)+Eranthemum(ルリハナガサ属)」からきている。ルリハナガサ属に似たという意味合いである。
種小名の reticulatum は「網状の」という意味である。
変種名の ovarifolium は「広楕円形の葉の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pseuderanthemum reticulatum var. ovarifolium

★南海の島が似合うね瑠璃の色
 白との調和ただ美しく

プセウデランセムム・レティクラツム・オウァリフォリウム070120c-l.jpg

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マルバアサガオ061007b-l.jpg丸葉朝顔(マルバアサガオ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草である。
原産地は北アメリカ、中央アメリカである。
17世紀にはフランスに渡って栽培されている。
日本へは江戸時代に渡来したとされる。
観賞用として栽培されるが、野生化もしている。
草丈は1メートルから5メートルくらいである。
茎は蔓性で左巻きに絡みつき、下向きに粗い毛が生える。
葉は円形で切れ込みがなく、先は急に尖っている。
葉の両面に短毛が生えるか、または無毛である。 
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
花径4センチから8センチくらいの漏斗形で、上から見ると丸い。
花の色は紅色、紫色、青、白など多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、下向きにつく。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ipomoea purpurea

★紺碧の色も鮮やか点々と
 丸葉朝顔乱れ咲きして

マルバアサガオ061007a-l.jpg

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薄(ススキ)

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ススキ071020a-l.jpg薄野や揺れる穂先は銀狐

薄(ススキ)はイネ科ススキ属の多年草である。
漢字では「芒」とも書き、これは中国での表記である。
「薄」のほうは和字(和製漢字)で、草が茂っている様子を表している。
原産地は中国など東アジアとされ、朝鮮半島、中国、台湾、マレーシアなどに分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎の上部でよく枝分かれをする。
葉は根際や茎からたくさん出て、線形で細長い。
堅くて、縁には鋭い鉤状のぎざぎざ(鋸歯)があるので、皮膚などを切りやすい。
開花時期は8月から10月である。
枝分かれした枝に、隙間なく小穂が密生する。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。
これを芒(のぎ)といい、薄(ススキ)の特徴である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
日本でも全国的に分布していて馴染みの深い草で、秋の七草の一つでもある。
十五夜の月見に飾る風習は全国で見られる。
俳句の季語では秋であるが、「末黒の薄(すぐろのすすき)」=焼野の薄は春の季語、「青薄」は夏の季語、「枯薄」は冬の季語というように一年を通じて登場する。
ところで、薄(ススキ)には尾花(オバナ)という呼び方もある。
これは花穂の形を動物の尾に見立てたもので、鶏や狐などの説があるという。
さらには、「茅(カヤ)」とも呼ばれ、茅葺き(かやぶき)屋根の材料として古くから重要な植物であった。
また、家畜の飼料や燃料にも使用され、生活に密着した植物であった。
薄(ススキ)は万葉集や源氏物語の中にも登場する。
万葉集にはすすき・をばな・かや・み草の名前で45首に登場している。
穂が出始めたばかりの尾花を「花すすき」「はだすすき」と詠んでいる。
「はだすすき」は「尾花」を導く枕詞としても用いられている。
属名の Miscanthus はギリシャ語の「mischos(小花柄)+anthos(花)」からきている。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Miscanthus sinensis

★野の風にそっと靡(なび)くは君求め
 薄の揺れに思いを乗せて

ススキ071020b-l.jpg

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マルバタバコ080727a-l.jpg丸葉煙草(マルバタバコ)はナス科タバコ属の一年草である。
原産地はアンデス地方と推定されている。
別名をアステカ煙草(アステカタバコ)ともいう。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
自然開花時期は7月から9月である。
花は筒状で花径は2センチくらいあり、先は5つに裂けて平らに開く。
花の色は淡いクリーム色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ニコチン含有量が高く、煙草(タバコ)と同様に用いられる。
かつてはネイティブ・アメリカンが多く利用していたという。
現在ではロシア、インドなど限られた地域で栽培される。
また、農業用殺虫剤の原料などとして利用される。
植物学者の伊藤圭介がシーボルトから譲り受けたとする記録が残されている。
属名の Nicotiana はフランスの外交官「ジャン・ニコ(Jean Nicot)さん」の名からきている。初めてタバコの種子をフランスにもたらしたことから名づけられた。
種小名の rustica は「田舎の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Nicotiana rustica

★さまざまな歴史抱えて花咲かす
 丸葉煙草の色は優しく

マルバタバコ080727b-l.jpg

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アキノタムラソウ080831b-l.jpg秋の田村草(アキノタムラソウ)はシソ科アキギリ属の多年草である。
本州の山形県から九州にかけて分布し、山野の道端などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名は、近縁種の夏の田村草(ナツノタムラソウ)との対比でつけられたものであるが、「田村草」の由来は定かではない。
キク科にも田村草(タムラソウ)がある。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
全体に毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)だったり、3枚から7枚の小葉からなる奇数羽状複葉だったりするが、変異が多いという。
葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月である。
名前は「秋」だが、夏にも元気に花をつける。
葉の上部から花穂が立ち上がり、青紫色をした小さな唇形の花を数段輪生させる。
花は下のほうから順に咲き上がるので、上のほうは蕾の状態で待機する。
1つの段に花は6つくらいつき、日光の来る方向に偏る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Salvia japonica

★飾らずに清楚に見せる唇の
 色は紫日本のサルビア

アキノタムラソウ080831c-l.jpg

アキノタムラソウ090726c-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

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ウリクサ080831b-l.jpg瓜草(ウリクサ)はゴマノハグサ科アゼトウガラシ属の一年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
北海道から沖縄にかけて分布し、草地や畑地に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、マレーシア、インド、ミクロネシアなどにも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
よく枝分かれをして地面に広がる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先はやや尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から細長い花柄を出し、花径7ミリくらいの小さな紫色をした唇形の花をつける。
上唇は小さくて2つに浅く裂ける。
下唇は大きくて3つに裂ける。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、実の形が真桑瓜(マクワウリ)に似ているところからきている。
属名の Lindernia はドイツの医学者で植物学者の「リンダーン(F. B. von Lindern)さん」にちなんで名づけられた。
種小名の crustacea は「皮を被った」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lindernia crustacea

★肉眼で見ても姿は朧だが
 尋ね尋ねて瓜草と知り

ウリクサ080831a-l.jpg

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メキシカンチューリップポピー050923b-l.jpgメキシカンチューリップポピー(Mexican tulip poppy)はケシ科フンネマンニア属の多年草である。
耐寒性がないので日本では一年草として扱われる。
原産地はメキシコの高地である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
属名からきたハンネマニアの名でも流通している。
草丈は40センチから50センチくらいである。
茎や葉は灰色がかる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は羽状に切れ込む。
開花時期は5月から6月ないし7月から9月である。
葉の脇に1輪ずつ花径5センチくらいの黄色い4弁花をつける。
花は夕方になると閉じる。
萼片は2枚である。
雄しべはたくさんあり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)はオレンジ色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hunnemannia はイギリスの植物学者「フネマン(J. Hunneman)さん」の名からきている。
種小名の fumariifolia は「カラクサケマン属(Fumaria)のような葉の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hunnemannia fumariifolia

★ふんわりと黄金の花びらつけて咲く
 ハンネマニアは風に揺ら揺ら

メキシカンチューリップポピー050923a-l.jpg

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ミズトラノオ090929a-l.jpg水虎の尾(ミズトラノオ)はシソ科ミズトラノオ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、湿地や池沼に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
湿地の減少が原因である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は線形ないし広めの線形で、3、4枚が輪生する。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさくつける。
花冠は4つに裂ける。
花は下から順につく。
雄しべは4本で花冠から飛び出している。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)には長い毛がたくさん生える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、長い花穂を「虎の尾」に見立てたものである。
属名の Pogostemon はギリシャ語の「pogo(ひげのある)+stemon(雄しべ)」からきている。
種小名 yatabeana は東大にいた植物分類学者「谷田部良吉さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Pogostemon yatabeana

★湿原を色鮮やかに染め上げて
 水虎の尾は束の間を生き

ミズトラノオ090929c-l.jpg

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ザウシュネリア・カリフォルニカ061008c-l.jpgザウシュネリア・カリフォルニカはアカバナ科ザウシュネリア属の多年草である。
アメリカのカリフォルニア州に分布し、標高1200メートルまでの崖や礫地に生える。
英名はカリフォルニア・フクシア(California fuchsia)である。
ハチドリ(ハミングバード)をひきつける花として知られる。
草丈は30センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には細かな毛が生える。
開花時期は8月から11月くらいである。
長さ4センチくらいの筒状をした朱色の花をつける。
花の色にはピンクや白のものもある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Zauschneria はプラハの植物学者の「ザウシュネル( J. B. J. Zauschner)さん」の名からきている。
種小名の californica は「カリフォルニア州の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Zauschneria californica

★ハチドリが喜ぶという赤い花
 蜜吸う姿想像しつつ

ザウシュネリア・カリフォルニカ061008d-l.jpg

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シマススキ081026c-l.jpg薄(ススキ)はイネ科ススキ属の多年草である。
漢字では「芒」とも書き、これは中国での表記である。
「薄」のほうは和字(和製漢字)で、草が茂っている様子を表している。
原産地は中国など東アジアとされ、朝鮮半島、中国、台湾、マレーシアなどに分布する。
縞薄(シマススキ)はその園芸品種である。
特徴は線形の長い葉に白い縦縞が入ることである。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎の上部でよく枝分かれをする。
葉は根際や茎からたくさん出て、線形で細長い。
葉の質は硬く、縁には鋭い鉤状のぎざぎざ(鋸歯)があるので、皮膚などを切りやすい。
開花時期は8月から10月である。
枝分かれした枝に、隙間なく小穂が密生する。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。
これを芒(のぎ)といい、薄(ススキ)の特徴である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Miscanthus はギリシャ語の「mischos(小花柄)+anthos(花)」からきている。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の Variegatus は「斑入りの」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
学名:Miscanthus sinensis 'Variegatus'

★野の風に靡(なび)く姿は清けれど
 結わえられては興ざめのして

シマススキ081026a-l.jpg

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ポットマム

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ポットマム・パーレクイン061118a-l.jpg

ポットマム(pot-mum)はキク科キク属(クリサンテムム属)の多年草である。
クリサンテムム属はアジアやヨーロッパに44種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
代表種は菊(キク)で、属名の和名もキク属という。
菊(キク)は野生種ではなく栽培種で、平安時代に中国から渡来した。
別名を家菊(イエギク)ともいう。
ポットマムは菊(キク)の品種の1つで、鉢植え向きに育成された矮性種である。
語源は'pot'(鉢)とChrysanthemum(キク属)の'mum'を組み合わせたものである。
1950年代にアメリカで育成されたものがこの名称で発売された。
現在も品種改良が行われており、品種数は100種類を超えている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9月から11月くらいである。
花の色は、赤、白、ピンク、オレンジ、黄色など多彩で、複色のものもある。
花言葉は「高潔なる愛」である。
10月16日の誕生花である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の morifolium は「クワ属(Morus)のような葉の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は上からパーレクイン、ピンクマーブル、ポリッシュマーブルである。
学名:Chrysanthemum morifolium

★びっしりと鉢を覆ったポットマム
 色鮮やかに歌うがごとく
☆鉢植えの花束抱えポットマム
 色とりどりの元気さもらい

ポットマム・ピンクマーブル061118a-l.jpg

ポットマム・ポリッシュマーブル061118a-l.jpg

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2016/10/16 改訂

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ブルグマンシア・ベルシコロル070203a-l.jpgブルグマンシア・ベルシコロルはナス科キダチチョウセンアサガオ属の蔓性常緑低木である。
種小名の読み方は「ウェルシコロル」や「ヴェルシコロル」とするものもある。
原産地は南アメリカのエクアドルである。
英名はエンゼルストランペット(angel's trumpet)である。
これは、キダチチョウセンアサガオ属の総称である。
樹高は4メートルから5メートルくらいである。
葉は大きな楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月から11月くらいである。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から大形のラッパ状の花を垂れ下げる。
花の長さは30センチから60センチくらいある。
花の色は白から淡いオレンジ色に変わる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子や葉には猛毒のアルカロイドが含まれる。
属名の Brugmansia はドイツの博物学者「ブルグマン(S. J. Brugmans)さん」の名からきている。
種小名の versicolor は「種々の色のある」という意味である。
写真は2月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Brugmansia versicolor

★この花のどこが天使と思いつつ
 不気味な様をじっと見上げて

ブルグマンシア・ベルシコロル070203b-l.jpg

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ミシマサイコ090905a-l.jpg三島柴胡(ミシマサイコ)はセリ科ミシマサイコ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草地に生える。
海外では、ユーラシア大陸に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は幅の挾い披針形ないし幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
茎は直立し、中ほどから上で枝分かれして曲がる。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花が群がってつく。
花の後にできる実は長さ3ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、褐色に熟する。
根は生薬で柴胡(さいこ)といい、解熱・鎮痛薬とされる。
和名の由来は、静岡県の三島地方が薬草の栽培地であったことからきている。
属名の Bupleurum はギリシャ語の「bous(牡牛)+pleuron(肋骨)」からきている。葉のつき方の様子から名づけられた。
種小名の falcatum は「鎌状の」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Bupleurum falcatum

★繊細な花の姿を見つめれば
 ありがたきかな三島柴胡は

ミシマサイコ090905b-l.jpg

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ミズタマソウ090718e-l.jpg水玉草(ミズタマソウ)はアカバナ科ミズタマソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、インド北部などにも分布する。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は直立し、節は赤みを帯びる。
葉は楕円形で、2枚ずつ向かい合って生える(対生)。
先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
花びらは2枚で、白ないし淡い紅色をしている。
萼も2つ、雄しべも2本と2数性の植物である。
花の後にできる実は卵形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、かぎ状の白い毛が密生する。
和名の由来は、白い毛の密生した果実を水玉に見立てたものである。
属名の Circaea はギリシャ神話の魔女「キルケ(Circe:オデッセイの友人を豚に変えた)」の名からきている。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Circaea mollis

★雨降れば艶を増すやら緑の実
 水玉草の名に恥じずして

ミズタマソウ090718d-l.jpg

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スパティフィルム・フロリブンドゥム090928a-l.jpgスパティフィルム・フロリブンドゥムはサトイモ科ササウチワ属の多年草である。
原産地はコロンビアである。
おかめ団扇(オカメウチワ)やおかめ笹団扇(オカメササウチワ)の別名がある。
小形のスパティフィルムである。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は楕円形ないし長い楕円形で、やや肉厚である。
葉には艶があり、淡い緑色の筋が入る。
開花時期は周年である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は裏表ともに白く、後ろに反り返る。
大きさも3センチから6センチくらいで小形である。
その間から白っぽい肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Spathiphyllum はギリシャ語の「spathe(仏炎苞)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の floribundum は「花の多い」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Spathiphyllum floribundum

★葉の陰に見せる姿は素朴だが
 そこがまたよいおかめ団扇は

スパティフィルム・フロリブンドゥム090928b-l.jpg

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ルリイロツルナス091018a-l.jpg瑠璃色蔓茄子(ルリイロツルナス)はナス科ナス属の常緑蔓性低木である。
原産地は西インド諸島である。
現在では熱帯地域で広く植栽され、逸出したものが熱帯雨林の林の縁などで野生化している。
日本では沖縄に帰化している。
別名を房成蔓茄子(フサナリツルナスビ)ともいう。
学名のソラヌム・シーフォーシアヌムで表示するものもある。
樹高は3メートルから4メートルくらいになる。
他の樹木などに絡みついて伸びる。
全体に毛や棘は生えていない。
葉は卵形で羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から集散花序を(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2、3センチの青紫色の花をたくさんつける。
花径は3センチくらいである。
花冠は鐘状で先が星形に5つに裂ける。
雄しべは5本である。
黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋)が目立つ。
花の後にできる実は直径5ミリから10ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、真っ赤に熟する。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の seaforthianum は収集した「シーフォース(L. Seaforth)さんの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Solanum seaforthianum

★熱帯のジャングルの中這い登り
 咲かせる花は瑠璃の輝き

ルリイロツルナス091018b-l.jpg

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エッチュウミセバヤ091010b-l.jpg越中見せばや(エッチュウミセバヤ)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草である。
富山県の固有植物である。
熊野川流域の絶壁や崖に生える。
分類上は、小豆島に分布する見せばや(ミセバヤ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
全体に多肉質である。
葉は卵形で、2枚ないし3枚ずつ生える。
開花時期は10月から11月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、たくさんの淡い紅色の花が半球状につく。
花径は8ミリから10ミリくらいの5弁花である。
雄しべは10本で葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Hylotelephium はギリシャ語の「hyle(森)+telephion( ベンケイソウ)」からきている。この属の植物が森にも生えることから名づけられた。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
変種名の ettyuense は「越中(富山県)の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Hylotelephium sieboldii var. ettyuense

★再生をめざす姿を富山で見
 神代の地で花に出合って
☆三枚のふんわり葉っぱ愛らしく
 ピンクの星の束をちりばめ

エッチュウミセバヤ091010c-l.jpg

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ミセバヤ080927b-l.jpgあの島に咲くか見せばや夕景色

見せばや(ミセバヤ)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(ヒロテレフィウム属)の多年草である。
ヒロテレフィウム属はユーラシア大陸と北アメリカに29種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも紫弁慶草(ムラサキベンケイソウ)などが分布し、属名の和名はムラサキベンケイソウ属という。
本種は日本固有種で、香川県の小豆島と奈良県に分布する。
また、古くから鉢花や庭園に用いられ、19世紀にシーボルトによってヨーロッパに紹介された。
山野草として園芸用に栽培されているものが逸出した事例もある。
かつては中国の湖北省にも分布するとされてきたが、これは現在では変種として位置づけられている。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチくらいで下垂する。
全体に多肉質である。
葉は円形で、3枚ずつ輪になって生える(輪生)。
自然開花期は10月から11月である。
茎先にたくさんの淡い紅色の花が球状につく。
花びら(花弁)は5枚で披針形(笹の葉のような形)をしており、星を散りばめたように見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名は「見せたい」という意味の古語の変形で、花の優美さを表す。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「大切なあなた」である。
10月15日の誕生花である。
属名の Hylotelephium はギリシャ語の「hyle(森)+telephion(ベンケイソウ)」からきている。この属の植物が森にも生えることから名づけられた。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
レッドデータリスト(2012)では var. sieboldii を追記している。
中国産のものを変種とした流れからきていると思われるが、YList や Catalogue of Life では未変更である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の山野草展で撮った。
学名:Hylotelephium sieboldii(syn. Hylotelephium sieboldii var. sieboldii)

★可憐さを誰に見せよう見せばやの
 青き蕾はその日を待ちて
☆見せばやの誰に見せたきその心
 紅く燃えては君を想いて

ミセバヤ080927a-l.jpg

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2016/10/15 改訂

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ヒダカミセバヤ081011a-l.jpg日高見せばや(ヒダカミセバヤ)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草である。
北海道の固有種である。
日高、十勝、釧路地方の海岸岸壁やアポイ岳の上部などに分布し、高山に生える。
「見せばや」は「見せたい」を意味する古語である。
この花の美しさを「誰に見せようか」という意味になる。
日高地方で発見された「見せばや」というのが名の由来である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地下茎を這うようにして伸ばし、茎は斜上し垂れ下がる。
葉は扁平で多肉質である。
葉の形は卵形で短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)が少しある。
葉は青白い緑色に少し紅紫色を帯び、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月である。
紅紫色の小さな花が球形になって咲く。
花びらは5枚で披針形をしており、星を散りばめたように見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Hylotelephium はギリシャ語の「hyle(森)+telephion( ベンケイソウ)」からきている。この属の植物が森にも生えることから名づけられた。
種小名の cauticolum は「割れ目に生える」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Hylotelephium cauticolum

★ぽってりと色青白い葉の先に
 日高見せばや花を散りばめ

ヒダカミセバヤ081011b-l.jpg

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フヨウ050910b-l.jpg青空に焦がれるように芙蓉咲く

芙蓉(フヨウ)はアオイ科フヨウ属の落葉低木である。
原産地は台湾、中国である。
国内では四国から沖縄にかけて分布し、海岸近くに生える。
また、観賞用として栽植される。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
樹形は株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)である。
葉は手のひら状に浅く3つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
上部の葉の脇に淡い紅色の5弁花をつける。
花の真ん中にあるブラシのような形のものは、雄しべと雌しべの集まったものである。
ハイビスカスなどフヨウ属の特徴である。
花は一日花で、早朝に開き、夕方にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種には、八重咲きのもの、白色のもの、酔芙蓉といわれる白から紅色に色が変わるものなどがある。
俳句の季語は秋である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の mutabilis は「いろいろに変わる」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Hibiscus mutabilis

★咲くのなら青空の下が好きなのと
 芙蓉の願い誰が謗るや

フヨウ050910a-l.jpg

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セイシカズラ090929a-l.jpg青紫葛(セイシカズラ)はブドウ科セイシカズラ属(キッスス属)の常緑蔓性多年草である。
学名からキッスス・ディスコロルで表示するものもある。
原産地はインドネシアのジャワ島である。
日本へは明治時代の中期に渡来し、観葉植物として栽培されている。
葉は長い卵形でビロード状の艶があり、白い斑が入る。
葉の裏面は暗い紅紫色である。
属名の Cissus はギリシャ語の「kissos(セイヨウキヅタ)」からきている。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Cissus discolor

★青々と繁る葉っぱに銀の色
 交じればそこは南国の森

セイシカズラ090929b-l.jpg

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オオササウチワ090929a-l.jpg大笹団扇(オオササウチワ)はサトイモ科ササウチワ属(スパティフィルム属)の多年草である。
学名のスパティフィルム・カンニフォリウムで表示するものもある。
原産地は南アメリカである。
草丈は50センチから90センチくらいあり大形である。
葉も大きくて分厚く、濃い緑色をしている。
開花時期は周年である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、その間から肌色の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
英名はピースリリー(peace lily)である。
属名の Spathiphyllum はギリシャ語の「spathe(仏炎苞)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の cannifolium は「カンナ属のような葉の」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Spathiphyllum cannifolium

★ほかよりもぐんと大きな笹団扇
 一画を占め威厳たっぷり

オオササウチワ090929b-l.jpg

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ヨウシュチョウセンアサガオ050611a-l.jpg洋種朝鮮朝顔(ヨウシュチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の一年草である。
原産地は不明である。
世界の温帯から熱帯にかけて広く分布する。
日本へは明治時代のはじめに渡来した。
朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)の代わりに薬用に栽培され、野生化もしている。
草丈は80センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、暗い紫色をしている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)があり、無毛である。
開花時期は6月から9月である。
淡い紫色をした直径4センチくらいの漏斗形の花を開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)とよく似ているが、種が黒いのと実が卵形であることで区別できる。
有毒だが、葉と種子が喘息などの薬になる。
別名を藤色曼陀羅華(フジイロマンダラゲ)という。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の stramonium はギリシャ語の「strychnos(ナス属)+manikos(気の触れた)」からきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Datura stramonium

★葉の陰でそっと息して曼陀羅華
 毒になろうか薬になろか

ヨウシュチョウセンアサガオ050611b-l.jpg

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イチジク80913a-l.jpg

無花果は頬赤らめて雨に濡れ

無花果(イチジク)はクワ科イチジク属の落葉低木である。
原産地は西アジアである。
日本へは17世紀に渡来した。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は大形で手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
枝葉を切ると、白色の乳液が出る。
実は中に無数の白い小花を蓄えている。
外から見えないところに花をつけるので、「無花果」という漢字が充てられている。
このような花のつき方を隠頭花序という。
実は秋に熟すると濃い紅紫色になり、甘くて食用になる。
このような果実はイチジク状果と呼ばれる。
なお、食用とする部分は果肉ではなく、花托といわれる部分である。
熟した果実や葉を乾燥したものは、無花果(むかか)、無花果葉(むかかよう)といい、生薬として用いる。
血圧降下剤や下剤とされる。
俳句の季語は秋である。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の carica も「イチジク」という意味である。
写真は9月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Ficus carica

★無花果の赤い果実は雨に濡れ
 陽射しを浴びて輝くように
☆無花果のたわわに実る大木の
 もったいなしと立ち去りがたく

イチジク80913b-l.jpg

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アゲラツム

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アゲラツム090928b-l.jpgアゲラツムはキク科カッコウアザミ属(アゲラツム属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱う。
原産地はメキシコ、ペルーである。
草丈は20センチから70センチくらいである。
全草に粗い毛が生えている。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月である。
薊(アザミ)に似た青紫色の小さな花(頭花)がぎっしりとつける。
園芸品種の中には、白や桃色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
原種は和名を大霍香薊(オオカッコウアザミ) という。
これは花が薊(アザミ)に似ていて、葉が薬草の霍香(カッコウ)の香りに似ていることからきている。
属名の Ageratum はギリシャ語の「ageratos(不老)」からきている。花の色が長い間あせないことから名づけられた。
種小名の houstonianum はメキシコの植物を収集した「ヒューストン(W. Houston)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ageratum houstonianum

★ふんわりと小花の精を寄せ集め
 アゲラツム咲く陽射しに映えて
☆紫の小花で作るポンポンを
 花の妖精両手に持ちて

アゲラツム090928a-l.jpg

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コノクリニウム・コエレスティウムe-l.jpg青花藤袴(アオバナフジバカマ)はキク科コノクリニウム属の多年草である。
以前はヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)に分類されていた。
このためユーパトリウムの名でも流通している。
また、学名のコノクリニウム・コエレスティウムで表示するものもある。
原産地は北アメリカや西インド諸島で、川沿いや湿った草地に生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月である。
よく枝分かれをし、茎先にアゲラタムに似た青紫色の花(頭花)を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)にたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
英名はミストフラワー(mistflower)である。
洋種藤袴(ヨウシュフジバカマ)の名も用いられている。
属名の Conoclinium はギリシャ語の「konos(円錐形の)+klinion(小さなベッド)」からきている。
種小名の coelestinum は「青色の」という意味である。
写真は9月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Conoclinium coelestinum

★爽やかなブルー際立つ藤袴
 彼方の国は瞳も青く

コノクリニウム・コエレスティウムc-l.jpg

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コバンボダイジュ090929a-l.jpg小判菩提樹(コバンボダイジュ)はクワ科イチジク属の常緑低木である。
原産地はマレーシアやインドである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は幅の広い倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は周年である。
隠頭花序で、熟すると黄色から赤橙色になる。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の diversifolia は「いろいろな葉を持った」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Ficus diversifolia

★面白い名前に思わず笑み洩れる
 実も楽しいね小判菩提樹

コバンボダイジュ090929b-l.jpg

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ハバネロ

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ハバネロ080927a-l.jpgハバネロ(habanero chilli)はナス科トウガラシ属の多年草である。
原産地は中南アメリカである。
現在では、メキシコのユカタン半島を中心に栽培されている。
シネンセ種の栽培品種の1つで、激辛である。
ハバネロの名称は「ハバナ」に因む。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花・結実時期は7月から9月くらいである。
葉の脇に白い花を下向きにつける。
実は長さ3センチくらいでピーマンを小型にしたような形である。
緑色からオレンジ色に熟する。
属名の Capsicum はギリシャ語の「kapsa(袋)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Capsicum chinense 'Habanero'

★ハバネロはこんな形をしてるのか
 いつか試そう辛さと風味

ハバネロ080927b-l.jpg

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ヒメゴクラクチョウカ090928c-l.jpg姫極楽鳥花(ヒメゴクラクチョウカ)はバショウ科オウムバナ属の常緑多年草である。
分類体系によってはオウムバナ科とされる。
「極楽鳥花」の名はつくがゴクラクチョウカ属とは異なる。
原産地は西インド諸島や南アメリカである。
南アフリカ産の極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)に比べて全体に小さい。
和名の由来は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠にたとえたものである。
学名からヘリコニア・プシタコルムの名で表示するものもある。
草丈は1メートルから2メートルである。
長い茎のように見えるのは葉の柄である。
葉は長めの楕円形である。
開花時期は周年である。
橙黄色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)である。
くちばしのように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
雄しべは5本、仮雄しべが1本、雌しべが1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Heliconia はギリシャ神話の女神ムーサ(Musa)が住んでいたとされる「ヘリコン山(Mount Helicon)」からきている。
種小名の psittacorum はギリシャ語の「psittakos(オウム)」からきている。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Heliconia psittacorum

★姫の名がついているけど大きいよ
 温室の花すらりと伸びて

ヒメゴクラクチョウカ090928b-l.jpg

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チョウセンアサガオ080921a-l.jpg大輪に空を映して曼陀羅華

朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地はインドである。
日本へは江戸時代に中国経由で伝わった。
和名の「朝鮮」は広く異国を意味する。
江戸時代の蘭学医・華岡清洲が外科手術の麻酔薬として使ったことで有名である。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉には長い柄があり、広い卵形である。
先は尖り、縁は波打つ。
互い違いに生える(互生)が、時として向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に朝顔(アサガオ)に似た白い漏斗状花をつける。
花冠の長さは10センチから15センチくらいあり、筒部が長くて先が浅く5つに裂ける。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、短い棘がたくさん生える。
熟すと割れて灰色の種子を飛ばす。
全草に有毒物質のアルカイドを含む。
中国名を曼陀羅華(マンダラゲ)、英名をダチュラ(datura)という。
日本では栽培が難しく、現在では薬草園などでしか見ることができない。
俳句では「ダチュラの花」や「曼陀羅華」「朝鮮朝顔」が夏の季語である。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の metel はアラビア語の「mathel(麻薬性を表す言葉)」からきている。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura metel

★毒婦とて安らぎあらば静やかに
 そっと咲き遂げ花と散りたき

チョウセンアサガオ080921c-l.jpg

チョウセンアサガオ090922d-l.jpg

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エゾヨモギギク101002a-l.jpg蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)はキク科ヨモギギク属の多年草である。
北海道に分布し、海岸沿いに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
分類上は、ヨーロッパ原産の蓬菊(ヨモギギク)の変種とされている。
両者を区別しない見解もある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は羽状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月くらいである。
花径1センチくらいの筒状花だけからなる黄色い花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を蝦夷の蓬菊(エゾノヨモギギク)ともいう。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
変種名の boreale は「北方系の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare var. boreale

★めずらしい花の姿できらきらと
 輝き放つ蝦夷蓬菊

エゾヨモギギク101002b-l.jpg

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オオスズメウリ110823a-l.jpg大雀瓜(オオスズメウリ)はウリ科オオスズメウリ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島から中国の東北部にかけてである。
日本へは戦後に渡来した。
栽培されていたものが逸出して帰化をしているところもある。
北海道、福島県、群馬県、長野県などの一部で野生化が確認されている。
蔓性で道端や草地などに生える。
草丈は2メートルくらいである。
全体に粗い毛が密生しており、葉や茎に触れるとざらつく。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
雌雄異株である。
ただし、日本へ帰化しているのは雄株のみである。
日本では地下茎による繁殖で子孫を残している。
花は鮮やかな黄色い釣鐘形で、先が5つに深く裂けている。
雄花の花径は20ミリから25ミリくらいである。
雌花の花径は4センチくらいあり、実は長さ4?5センチの長い楕円形をした液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟すという。
別名を黄花烏瓜(キバナカラスウリ)ともいう。
北海道では、北大構内と植物園で確認されている。
属名の Thladiantha はギリシャ語の「thladias(宦官)+anthos(花)」からきている。隠された雄しべが去勢されたように見えることから名づけられた。
種小名の dubia は「疑わしい」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Thladiantha dubia

★見かけない花の姿に首かしげ
 尋ねてみれば大雀瓜

オオスズメウリ110823b-l.jpg

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ビクトリアホワイト080927a-l.jpgサルビア・ファリナケアはシソ科サルビア属の多年草である。
園芸的には春播きの一年草として扱われる。
一般には英名のブルーサルビアの名で親しまれている。
原産地は北アメリカである。
ビクトリアホワイトは、その園芸品種である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の farinacea は「粉質の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Salvia farinacea 'Victoria White'

★真っ白な花爽やかに咲き出した
 これもサルビアあれもサルビア

ビクトリアホワイト080927b-l.jpg

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ロベリア・シフィリテカ060808b-l.jpgロベリア・シフィリテカはキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、カナダからアメリカ合衆国にかけての湿地に生える。
英名はグレートロベリア(great lobelia)である。
草丈は60センチから90センチくらいである。
茎は角張っており、ところどころに白い乳液がつく。
葉は披針形で、2列になって互い違いに生える(互生)。
葉の長さは15センチくらい、幅は2センチから6センチくらいである。
葉に柄はなく、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、20輪くらいの青紫色の花をつける。
花冠は長さ2、3センチの筒状で、先は唇形に5つに裂ける。
上唇は2枚の裂片からなり、耳のように立ち上がって内側に巻く。
下唇は先の尖った3枚の裂片からなり、垂れ下がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はイギリスの植物学者「ロベル(M. Lobel)さん」の名からきている。
種小名の siphilitica は「梅毒(syphilis)に効く」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lobelia siphilitica

★大陸に咲くロベリアは背も高く
 澄んだブルーが夏に似合って

ロベリア・シフィリテカ060808a-l.jpg

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サルビア・カドミカ061007a-l.jpgサルビア・カドミカはシソ科アキギリ属の多年草である。
原産地はギリシャ、トルコである。
乾燥に強く、耐寒性がある。
草丈は60センチから80センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の cadmica の意味は解明できていない。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia cadmica

★何処より訪れ来しかカドミカは
 夏の盛りも花は枯れずに

サルビア・カドミカ061007c-l.jpg

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ルドベキア・フルギダ・スペキオサ070917c-l.jpgルドベキア・フルギダ・スペキオサはキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
分類上は、ルドベキア・フルギダの変種とされている。
ルドベキア・フルギダは和名を東郷菊(トウゴウギク)という。
この基本種に比べて花芯の色が濃い。
英名はオレンジコーンフラワー(orange coneflower)である。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
花径は10センチくらいある。
花の真ん中には紫褐色の筒状花があり、その周りを舌状花が取り囲む。
舌状花の色はオレンジ色ないし黄色である。
属名の Rudbeckia はリンネの後援者「ル?ドベック(Rudbeck)父子」の名からきている。
種小名の fulgida は「艶のある」という意味である。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Rudbeckia fulgida var. speciosa

★鮮やかな色が魅力のルドベキア
 大きな株にどっさり咲いて

ルドベキア・フルギダ・スペキオサ070917b-l.jpg

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マユハケオモト070917a-l.jpg眉刷毛万年青(マユハケオモト)はヒガンバナ科マユハケオモト属の常緑多年草である。
原産地は南アフリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は長めの楕円形で、長さは15センチから20センチくらいになる。
葉の質は肉質で分厚い。
開花時期は9月から11月である。
花茎を伸ばし、「眉刷毛」に似た白い花をつける。
先が黄色いのが雄しべで、先が裂けているのが雌しべである。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名からきたハエマンサスの名でも流通している。
属名の Haemanthus はギリシャ語の「haima(血)+anthos(花)」からきている。
種小名の albiflos は「白い」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Haemanthus albiflos

★眉刷毛を思わすようなユニークな
 花の姿が人気を呼んで

マユハケオモト070917b-l.jpg

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ヤナギタンポポ110823c-l.jpg柳蒲公英(ヤナギタンポポ)はキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
北海道から四国にかけて分布し、日当たりのよい山地のやや湿った草原に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は30センチから100センチくらいになる。
柳(ヤナギ)のような細い葉が特徴である。
開花時期は7月から9月である。
枝分れした先に蒲公英(タンポポ)のような花をつける。
黄色い花は舌状花だけからなり、花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。 
種小名の umbellatum は「散形花序の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Hieracium umbellatum

★蒲公英とよく似た花をつけるけど
 見分けてみてね茎は硬いよ

ヤナギタンポポ110823b-l.jpg

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モミジハグマ080927a-l.jpg紅葉白熊(モミジハグマ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は直立をする。
茎の中ほどに4、5枚の長い柄のある葉を輪生させる。
葉の形は円形で、手のひら状に7から11に浅く裂ける。
葉の両面には軟毛が疎らに生える。
開花時期は8月から9月である。
茎先に白い花(頭花)を数個つける。
花は3つ筒状花からなる。
それぞれの筒状花の先は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、冠毛は紫褐色である。
属名の Ainsliaea はイタリア人の「W. Ainslieさん」の名からきている。
種小名の acerifolia は「カエデの葉に似た」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の山野草展で撮った。
学名:Ainsliaea acerifolia

★本当にこれがそうかと疑いつ
 出合いはやはり嬉しいものと

モミジハグマ080927b-l.jpg

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ソナレマツムシソウ080831d-l.jpg磯馴松虫草(ソナレマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の多年草である。
関東地方南部の犬吠埼から三浦半島にかけて分布し、海岸近くの岩場や草原に生える。
松虫草(マツムシソウ)の海岸型である。
茎が詰まって草丈が低く、葉も小形で厚い。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は深く裂けて細長く、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶がある。
開花時期は8月から10月である。
松虫草(マツムシソウ)よりも小さ目の淡い青紫色の花を咲かせる。
花序の中央にある花は筒状で小さく、周囲の花は唇形で大きい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「磯馴」は海岸などの草木が地を這うように傾いて生えることを指す。
「磯馴の松」という言葉がよく使われる。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の litoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Scabiosa japonica var. littoralis

★負けまいと傾き咲いて幾星霜
 磯馴松虫今も変わらず

ソナレマツムシソウ080831b-l.jpg

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ジャーマンダーセージ070917a-l.jpgジャーマンダーセージ(germander sage)はシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
原産地は北アメリカのテキサス州からメキシコにかけてである。
名の由来はウォールジャーマンダーに似るというところからきている。
別名をメキシカンブルーセージ(Mexican blue sage)ともいう。
学名のサルビア・カマエドリオイデスでも流通している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉や茎は銀白色を帯びる。
開花時期は5月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかなスカイブルーの唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
観賞用とするほかポプリとしても利用される。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の chamaedryoides は「(シソ科ニガクサ属の) ウォールジャーマンダーに似た」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Salvia chamaedryoides

★シルバーの葉っぱの色と花の青
 よくマッチして涼しげに咲き

ジャーマンダーセージ070917b-l.jpg

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エゾマツムシソウ070917c-l.jpg蝦夷松虫草(エゾマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の多年草である。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地や海岸の岩場や草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部などにも分布する。
分類上は松虫草(マツムシソウ)の変種である。
「松虫草」の名の由来は、花が落ちた後の様子が、僧侶が巡礼のときにもつ松虫鉦(まつむしがね)に似ているからとされる。
マツムシの鳴くころに咲くという説もある。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、裂片は線形で先は尖る。
基本種は裂片の先が尖らない。
開花時期は8月から9月である。
茎は上部で枝分かれをして、先に花径3センチから5センチくらいの花(頭花)を1つずつつける。
基本種に比べて花は大形で美しい。
花の色は青紫色である。
花の後にできる実は球形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の acutiloba は「尖った裂片を持つ」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Scabiosa japonica var. acutiloba

★不思議なる花の形はそのままに
 色も鮮やか蝦夷松虫草

エゾマツムシソウ070917d-l.jpg

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デンファレ

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デンファレ051119a-l.jpgデンファレはラン科セッコク属の多年草である。
原種はデンドロビウム・ファレノプシスという。
ティモールや周辺の諸島に分布する着生種である。
これを交配親とする園芸品種群をファレノプシス系といい、デンファレの名で親しまれている。
セッコク属の特徴は、茎(バルブ)に多数の節があることである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は11月から4月くらいである。
花の色は赤、ピンク、白、黄色など多彩である。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の phalaenopsis は「蛾に似た」という意味で、元来はコチョウラン属につけられた名である。
写真は1月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Dendrobium phalaenopsis cv.

★デンファレの燃える炎は芳しく
 南の島の熱気を伝え

デンファレ051119b-l.jpg

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シーマニア

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グロクシニア090201a-l.jpgシーマニア(Seemannia)はイワタバコ科グロキシニア属の多年草である。
原産地は南アメリカのペルーやボリビアである。
半日陰の林の中に生える。
日本では秋から冬の鉢物として流通している。
シーマニアはかつての属名であるが、今もこの名前で流通している。
草丈は30から60センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
3枚から5枚が輪のようになって生える(輪生)こともある。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面に白い毛が生え、表面は緑色、裏面は淡い黄緑色である。
開花時期は10月から1月である。
茎先近くの葉の脇から柄を伸ばし、オレンジ色をした鐘状の花を1、2輪ずつつける。
花冠の先は星形に5つに小さく反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gloxinia はドイツの植物学者「グロキシン(B. P. Gloxin)さん」の名にちなむ。
種小名の sylvatica は「森林に生える」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Gloxinia sylvatica

★寒い時期目を楽しませるシーマニア
 金魚のような姿可愛く

グロクシニア090201b-l.jpg

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イラブナスビ101002a-l.jpg伊良部茄子(イラブナスビ)はナス科ナス属の常緑小低木である。
宮古諸島の固有種である。
伊良部島で自生が確認されている。
宮古島、来間島でも確認されているが、現状は不明である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は30センチくらいである。
茎はやや匍匐し、棘が多い。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
両面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生え、脈上には棘がある。
開花時期は夏である。
花序は短く、1輪から2輪の花をつける。
花の色は白く、紫色を帯びる。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤橙色に熟する。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の miyakojimense は「宮古島の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum miyakojimense

★見ることも叶わぬような花だけど
 姿に触れて喜び溢れ

イラブナスビ101002b-l.jpg

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ミツバヒヨドリ090830b-l.jpg三葉鵯(ミツバヒヨドリ)はキク科フジバカマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草地などに生える。
海外では、中国にも分布する。
沢鵯(サワヒヨドリ)と鵯花(ヒヨドリバナ)との交雑種と考えられている。
葉が3つに深く裂け、藤袴(フジバカマ)と紛らわしい。
草丈は100センチから150センチくらいである。
地下茎が横に這って広がる。
茎は枝分かれをしない。
葉は3つに深く裂け、葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
真ん中の裂片が大きく、形は細長い。
開花時期は8月から9月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白ないし淡い紫色をしたたくさんの花(頭花)をつける。
花は数個の筒状花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「Eupator」の名にちなむ。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の tripartitum は「3つに深裂した」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Eupatorium x tripartitum

★四つ葉なら聞いているけど三つ葉とは
 こんがらかるね鵯花は

ミツバヒヨドリ090830a-l.jpg

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ケイトウ071008a-l.jpg

鶏頭の穂先眩しく輝いて

鶏頭(ケイトウ)はヒユ科ケイトウ属の一年草である。
原産地はインドである。
日本へは中国を経由して天平時代に渡来した。
韓藍(からあい)の名で万葉集にも登場する。
名の由来は、花序をニワトリの鶏冠(とさか)に見立てたものである。
園芸品種には四つの系統がある。
最も一般的な鶏冠鶏頭(トサカケイトウ)系、球形の花序つける久留米鶏頭(クルメゲイトウ)系、羽毛のような花序をつける房鶏頭(フサゲイトウ)系、花序の先が硬くとがる槍鶏頭(ヤリゲイトウ)系である。
高さは30センチから90センチくらいになる。
茎は木質化して硬い。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分も細くなる。
開花時期6月から10月である。
鶏のトサカのような形の花を咲かせる。
花の色には黄色、オレンジ、赤などがある。
花弁はなく萼片が5枚、雄しべが5本である。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
蓋がとれるように割れて、艶のある黒い種子が現れる。
俳句の季語は秋である。
属名の Celosia はギリシャ語の「keleos(燃やした)」からきている。焼けたように赤く乾燥した様子を表したものである。
種小名の cristata は「鶏冠のような」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Celosia cristata

★万葉に韓藍(からあい)の名で詠まれたる
 君さす紅は南国の色

ケイトウ071008c-l.jpg

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ボッグセージ

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ボッグセージ081123a-l.jpgボッグセージ(bog sage)はシソ科アキギリ属の多年草である。
原産地は南アメリカでである。
ブラジルからアルゼンチンにかけて分布し、沼地や湿地に生える。
ボッグというのは湿地帯のことである。
片仮名表記は「ボックセージ」になるものもある。
学名のサルビア・ウリギノサの名でも流通している。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から11月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、スカイブルーの花を咲かせ続ける。
葉は香りがよくハーブとされる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の uliginosa は「湿地に生える」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Salvia uliginosa

★爽やかなスカイブルーの花姿
 ボッグセージの香り仄かに

ボッグセージ081123c-l.jpg

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ステルンベルギア・ルテア081005d-l.jpgステルンベルギア・ルテアはヒガンバナ科キバナタマスダレ属の多年草である。
和名は黄花玉簾(キバナタマスダレ)という。
地中海沿岸地方から西アジアにかけて分布し、砂礫地に生える。
日本へは大正時代に渡来した。
草丈は10センチから20センチくらいである。
1つの球根から2、3本の茎を伸ばす。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は9月から10月である。
茎先に花径3センチくらいの鮮やかな黄色の花をつける。
花被片は6枚である。
クロッカスに似ているが、クロッカスのように平開はしない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sternbergia はオーストリアの植物学者 「シュテルンベルグ(G. K. Sternberg)さん」の名にからきている。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Sternbergia lutea

★玉簾思わすような花姿
 黄花が不思議ステルンベルギア

ステルンベルギア・ルテア081005b-l.jpg

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アスクレピアス080505b-l.jpg唐綿(トウワタ)はガガイモ科トウワタ属の多年草である。
耐寒性がないので園芸的には一年草として扱われる。
和名の由来は、実の中の種子に白い綿毛があり外国から来たというところからきている。
原産地は西インド諸島である。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
アスクレピアスの名でも流通している。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から10月である。
茎先に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、たくさんの小花をつける。
花は後方に反った朱色の5枚の花びら(花冠裂片)に黄橙色の5つの花びら(副花冠裂片)が突起し、二色のように見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
茎を傷つけると白い乳液を分泌するが、強い毒性がある。
属名の Asclepias はギリシャ神話の医術の神「アスクレピオス(Asklepios)」の名からきている。
種小名の curassavica は「キュラソー島(南アメリカにあるオランダ領の島)の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Asclepias curassavica

★南国の熱気伝えているのかな
 アスクレピアスは陽気に咲いて

トウワタ080727a-l.jpg

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マツカゼソウ080914c-l.jpg松風草(マツカゼソウ)はミカン科マツカゼソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地の林の縁や山道沿いなどに生える。
和名の由来は、秋風に揺れる花姿からきている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形(三つ葉)のことである。
それが3回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉は卵を逆さにしたような形(倒卵形)で柔らかく、裏面は白色を帯びている。
大きさは不揃いで、てっぺんの小葉(頂小葉)が大きい。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先が少し窪む。
葉の裏面には油点(油滴で透明に見える小さい点)があり、独特の香りがする。
開花時期は8月から10月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、長めの楕円形をした白い花をたくさんつける。
花びら(花弁)は4枚で、雄しべは7、8本、花柱(雌しべ)は1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、4つに分かれている。
属名の Boenninghausenia はドイツの農学者「ベニングハウゼン(C. M. F. Boenninghausen)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Boenninghausenia japonica

★涼しげに風に揺られる花姿
 松風草は風情に満ちて

マツカゼソウ080914a-l.jpg

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アネモネ・マゲラニカ090927a-l.jpgアネモネ・マゲラニカはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地は南アメリカのチリなどである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
葉には毛が生えている。
開花時期は4月から5月である。
茎先にクリーム色の花をつける。
花弁はなく、5枚の萼片が花弁状に発達している。
雄しべ、雌しべはたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の magellanica は「マゼラン海峡の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Anemone magellanica

★花の色少し変わっているみたい
 故里遠い地球の裏側

アネモネ・マゲラニカ090927c-l.jpg

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トリトマ

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トリトマ050702a-l.jpg

トリトマ(Tritoma)はユリ科シャグマユリ属(クニフォフィア属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ススキノキ科とされる。
クニフォフィア属はアフリカに72種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
トリトマというのは旧属名だが、園芸的にはこの名で流通している。
英名はトーチリリー(torch lily)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植えにされるほか、切り花としても利用される。
和名は赤熊百合(シャグマユリ)という。
「赤熊」は元来は赤く染めたヤクの尾の毛のことで、兜飾りなどに用いられた。
別名を大トリトマ(オオトリトマ)という。
開花時期は6月から10月である。
草丈は60センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。
花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。
蕾のうちは紅色で咲き進むと黄色になるので、上部が紅色、下部が黄色に見える。
小形の姫トリトマ(ヒメトリトマ:Kniphofia triangularis)との交雑で多くの園芸品種が生まれている。
そうしたものには、白、オレンジ、ピンク、赤などのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「恋するつらさ」である。
10月9日の誕生花である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニフォフ(Johann Hieronymus Kniphof, 1704-1763)さん」の名からきている。
種小名の uvaria は「(バンレイシ科の)ウバリア属の」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Kniphofia uvaria

★夏空をめざし元気に咲き昇る
 トーチリリーの花は爽やか
☆夏空にはえる姿は恋の色
 トーチリリーの炎燃やせば

トリトマ050702b-l.jpg

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2016/10/17 改訂

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モナルダ・プンクタータ090726a-l.jpgモナルダ・プンクタータはシソ科ヤグルマハッカ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
英名はスポッテッド・ホースミント(spotted horsemint)である。
つくば植物園では「ホースミント」と表示していたが、ホースミントはメンタ・ロンギフォリア(Mentha longifolia)の一般名のようなので紛らわしい。
草丈は90センチから120センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下部は木質化する。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉には短い柄があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎や葉には毛が生えている。
開花時期は6月から10月くらいである。
花の色は淡い黄色で紫色の斑点があり、あまり目立たない。
白い大きな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)のほうがよく目立つ。
苞は淡いピンクに色づく。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
一般的には観賞用とされる。
ネイティブアメリカンはお茶を風邪薬としたという。
属名の Monarda はスペインの医師「モナルデ(N. Monardes)さん」の名からきている。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda punctata

★謎解きは面白いけど大変だ
 ホースミントを鍵に探して

モナルダ・プンクタータ090726b-l.jpg

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セイヨウマツムシソウ050723a-l.jpg

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)スイカズラ科とされる。
スカビオサ属は地中海沿岸地方などを中心に70種くらいが分布する。
日本にも松虫草(マツムシソウ)などが分布し、属名の和名をマツムシソウ属という。
本種の原産地は南ヨーロッパである。
英名はスイートスケービアス(sweet scabious)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
観賞用として庭植え、鉢植えで利用されている。
松虫草の名は、松虫の鳴くころに咲くということからきている。
園芸的には属名からきたスカビオサの名で流通している。
ただし、スカビオサとされるのは本種だけではなく、コーカサス松虫草(コーカサスマツムシソウ)も含まれる。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、羽状に裂ける。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から10月である。
茎先に花径5センチくらいの暗い紫色の花(頭花)をつける。
園芸品種の花の色は豊富で、青、ピンク、白、黄色などのものがある。
日本原産の松虫草(マツムシソウ)に比べて花弁は短く、中心部の頭状花も周辺の花弁も密で盛り上がっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「悲哀の心」「未亡人」である。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の atropurpurea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Scabiosa atropurpurea

★こんもりと花の茂みを見せながら
 松虫草は涼しげに咲き
☆愛らしいスカビオサの花手に取れば
 こんもり丸いピンクッション

セイヨウマツムシソウ050723b-l.jpg

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2016/06/28 改訂

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ヤブラン080914a-l.jpg

薮蘭(ヤブラン)はユリ科ヤブラン属(リリオペ属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされる。
リリオペ属は東アジアや東南アジアに8種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をヤブラン属という。
本種は本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国に分布する。
中国名は闊葉土麥冬(kuoye tumaidong)という。
和名の由来は、葉の形が春蘭(シュンラン)に似ていて薮に生えることからきている。
その名は既に平安時代の文献(深根輔仁編纂「本草和名」901-923年, など)に著されている。
また、「やますげ」の名で万葉集にも詠まれているものは本種ではないかとの説がある。
ただし、牧野富太郎さんはこの説を否定している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は根際から生え、線形で艶がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、丸い釣鐘形をしている。
花の後には液果状の種子ができ、黒紫色に熟する。
花言葉は「隠された心」である。
10月6日の誕生花である。
根を乾燥させたものを生薬で大葉麦門冬(だいようばくもんどう)といい、滋養強壮、解熱、咳止めなどの薬効がある。
属名の Liriope はギリシャ神話に登場するナルキッソスの母でニンフの「レイリオペ(Leiriope)」の名からきている。
種小名の muscari は「麝香の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Liriope muscari

★雑草と見紛うような葉っぱから
 花茎伸ばし薮蘭の咲く
☆艶やかな葉で楽しませ藪蘭は
 奥ゆかしげな小花を咲かせ

ヤブラン080914c-l.jpg

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2016/10/20 改訂

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シレネ・スカフタ090928a-l.jpgシレネ・スカフタはナデシコ科マンテマ属の多年草である。
原産地はコーカサス地方で、山地の岩礫地に生える。
園芸名を姫桜マンテマ(ヒメサクラマンテマ)という。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地を這って広がる。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に紅色の5弁花をつける。
萼筒は袋状になっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の schafta の意味はまだ解明できていない。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Silene schafta

★地を這って花を咲かせるマンテマは
 故郷思うか紅色淡く

シレネ・スカフタ090928b-l.jpg

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ペリステリア・エラタ080923b-l.jpgペリステリア・エラタはラン科ペリステリア属の多年草である。
原産地は中南アメリカである。
パナマでは国花とされている。
愛称を鳩の蘭(ハトノラン)という。
「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(「ワシントン条約」)で、絶滅のおそれのある種として商業目的の国際取り引きは禁止されている。
大形の地生種で、開花する大きさまで育てるには10年を要するという。
草丈は1メートル以上になる。
葉は長い楕円形で、塊茎の先に1枚から5枚がつく。
葉には縦の襞が入る。
開花時期は8月から9月である。
花茎を立てて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの肉厚な白い花を10数輪つける。
唇弁とずい柱(雄しべと雌しべの合体したもの)の様子が、翼を広げた鳩のように見える。
属名の Peristeria はギリシャ語の「peristerion(鳩)」からきている。
種小名の elata は「背の高い」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Peristeria elata

★花を見る機会は稀な鳩の蘭
 鎮座まします翼広げて

ペリステリア・エラタ080923c-l.jpg

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クジャクアスター080927b-l.jpg孔雀アスター(クジャクアスター)はキク科シオン属の多年草である。
宿根アスター、孔雀菊(クジャクギク)、孔雀草(クジャクソウ)などの流通名がある。
原産地は北アメリカである。
ただし、これは植物名ではなく、園芸品種群の総称である。
友禅菊(ユウゼンギク)に近い仲間で、姿もよく似ている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は針状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
元々は白花で白孔雀(シロクジャク)と呼ばれるが、友禅菊(ユウゼンギク)との交配で花の色が豊富になり、ピンク、紫色、青、藤色などのものがある。
1つ1つの花径は2センチくらいである。
しかし、株いっぱいに咲くとボリュームがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の hybridus は「交配種の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aster hybridus

★一杯に羽を広げた咲き姿
 秋の庭先花と飾って

クジャクアスター080927c-l.jpg

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タイワンハッカ080831b-l.jpg台湾薄荷(タイワンハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地は中国、台湾、朝鮮半島、ロシアなどである。
草丈は60センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には軟らかな毛が生えている。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇に淡い紅紫色の花を段々につける。
花冠は唇形で、雄しべ4本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
かつては赤痢の治療に用いられたという。
現在も風邪の治療薬とされる。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の haplocalyx は「単一の萼の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Mentha haplocalyx

★和薄荷とどこが違っているのかな
 色も鮮やか台湾薄荷

タイワンハッカ080831c-l.jpg

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グラジオラス

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グラジオラス050723a-l.jpg

紅燃やしグラジオラスの昇り咲き

グラジオラスはアヤメ科グラジオラス属(グラディオルス属)の多年草である。
グラディオルス属は南アフリカを中心に260種くらいが分布する。
また、ヨーロッパへ持ち込まれて多くの園芸品種が作出されている。
英名はソードリリー(sword lily)という。
日本へは明治時代に渡来した。
属名を英語風に読んだグラジオラスの名で流通しており、属名の和名もグラジオラス属という。
庭植えや鉢植え、切り花として利用されている。
草丈は80センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は6月から7月である。
長い穂先に花径5センチから15センチくらいの花をずらっと並べて咲かせる。
花被片は6枚である。
花の色は多く、赤、黄色、白、青、紫色などさまざまである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「用心」である。
俳句の季語は夏である。
7月2日の誕生花である。
属名の Gladiolus はラテン語の「gladius(剣)」からきている。尖った剣形をしている葉の形から名づけられた。
種小名の colvillei はイギリスの植木職人「コルビル(James Colville, 1746-1822)さんの」という意味である。
なお、YListでは種小名の綴りを colvillii としている。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Gladiolus x colvillei(or Gladiolus x colvillii)

★紅燃やしグラジオラスは昇り咲く
 君のハートを貫くように
☆恋人に会える嬉しさ伝えゆく
 グラジオラスは秘密の合図

グラジオラス050723b-l.jpg

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2016/07/02 改訂

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イヌサフラン081005a-l.jpg

犬サフラン(イヌサフラン)はユリ科イヌサフラン属(コルキクム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)イヌサフラン科とされる。
コルキクム属は地中海沿岸地方や東アフリカ、南アフリカなどに160種くらいが分布する。
本種の原産地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカである。
英名はオータムクロッカス(autumn crocus)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
庭植えにもされるが、机の上に置いておくだけでも花を咲かせる。
和名の由来は、サフランに似ているが食材として役に立たないことからきている(サフランはフランス料理の食材)。
別名をコルチカム(Colchicum)という。
これは、属名を英語風に読んだものである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
花の咲くころには葉はなく、翌春になって線形の葉が出てくる。
開花時期は9月から10月である。
花の色は紅紫色、ピンク、白などである。
花径は4センチくらいから大きなものは15センチくらいある。
花被片は6枚である。
クロッカスサフランに似ているが、雄しべの数や形状が異なる。
本種の雄しべは6本である。
多弁化した園芸品種もある。
コルヒチンという有毒なアルカロイドを含み、危険である。
誤食すると呼吸麻痺を起こすこともある。
花言葉は「危険な美しさ」である。
10月19日の誕生花である。
属名の Colchicum は自生地である黒海沿岸の地名「コルキス(Colchis)」からきている。
種小名の autumnale は「秋咲きの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Colchicum autumnale

★どことなく妖気を秘めて土の上
 犬サフランの灯す明かりか
☆サフランに似せて咲かせた毒草の
 妖しき姿美しくあり

イヌサフラン081005d-l.jpg

イヌサフラン園芸081005a-l.jpg

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2016/10/19 改訂

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キイロヒメノウゼンカズラ080927a-l.jpg姫凌霄花(ヒメノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科テコマリア属の蔓性常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
黄色姫凌霄花(キイロヒメノウゼンカズラ)はその園芸品種である。
基本種の花の色は濃い橙色だが、本種の場合は黄色い。
樹高は150センチから200センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形で先が尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から11月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、漏斗状の黄色い花を10数輪つける。
花冠は長さが5センチくらいでやや湾曲し、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tecomaria はこの属のメキシコ名(tecomaxochitl)からきている。
種小名の capensis は「喜望峰地方の」という意味である。
品種名の Aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tecomaria capensis 'Aurea'

★イメージが少し違っているけれど
 南の果てに凌霄花あり

キイロヒメノウゼンカズラ080927b-l.jpg

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ギョリュウ050910a-l.jpg御柳(ギョリュウ)はギョリュウ科ギョリュウ属の落葉小高木である。
原産地は中国北部である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
主に庭木用とされる。
樹高は5メートルくらいである。
小さな針状の葉をぎっしりつけた細い枝が下垂する。
開花時期は5月から6月と8月から9月の二度ある。
枝先に淡い紅色の小さな5弁花を棒状にたくさんつける。
萼片は5枚、雄しべも5本である。
秋に咲く花が結実する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tamarix はラテン語の「Tamaris(ピレネー地方の川の名)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Tamarix chinensis

★不思議なる枝垂れ姿で揺れながら
 雅伝えて御柳咲く

ギョリュウ050910b-l.jpg

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ベニニガナ081123a-l.jpg紅苦菜(ベニニガナ)はキク科ウスベニニガナ属の一年草である。
カカリア属(Cacalia)に分類する場合もある。
原産地は中国南部、インド東部である。
熱帯アメリカ説もある。
属名のエミリア、カカリアや絵筆菊(エフデギク)などの名でも流通している。
主に切り花として利用される。
また、本州、四国、沖縄で野生化している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状に生える。
茎につく葉は、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先で枝分かれをし、先に花径15ミリくらいの赤い小さな花(頭花)を次々とつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Emilia は女性名によく用いられる言葉だが、由来ははっきりしていない。
種小名の sagittata は「やじり形の」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Emilia sagittata

★小さくてだけど可愛いエミリアは
 細い茎先花を揺らして

ベニニガナ081123d-l.jpg

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ヒメハッカ080831d-l.jpg姫薄荷(ヒメハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
全体にほとんど毛は生えていない。
茎の断面は四角形で細く、直立をする。
つけ根の部分から地下茎を出して増える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、よい香りがする。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎の上部に短い花穂を出し、淡い紅紫色をした唇形の小さな花をつける。
花径は2ミリから4ミリくらいで、花冠の先は4つに裂ける。
萼片は5枚、雄しべは4本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Mentha japonica

★野に咲いて芳香を放つ姫薄荷
 小さき姿いついつまでも

ヒメハッカ080831c-l.jpg

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チューベローズ090922a-l.jpgチューベローズ(tuberose)はリュウゼツラン科チューベローズ属の多年草である。
原産地はメキシコである。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
和名を月下香(ゲッカコウ)という。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は線形である。
根際から生えるものと茎を抱くものがある。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花を節ごとに2輪ずつつける。
花被片は6枚である。
花は夕方から咲き始め、夜になると甘く強い香りを放つ。
香水の原料とされる。
属名の Polianthes はギリシャ語の「polis(輝く、白い)+anthos(花)」からきている。
種小名の tuberosa は「塊茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Polianthes tuberosa

★夜に咲く花はなかなか撮れないね
 ひとまず撮ろう蕾の姿

チューベローズ090922b-l.jpg

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ルコウソウ090922a-l.jpg

顔出した雄しべ愛しき縷紅草

縷紅草(ルコウソウ)はヒルガオ科サツマイモ属(イポモエア属)の蔓性多年草である。
イポモエア属は世界に500種以上が分布する。
また、多くの園芸品種がある。
薩摩芋(サツマイモ)が代表種で、属名の和名もサツマイモ属という。
園芸的にはイポメア属の名が用いられることが多いが、これは属名を英語風に読んだものである。
なお、本種は分類の仕方によってはルコウソウ属とされることもあるが、Catalogue of Life でも YList でもそれは異名の扱いとなっている。
本種の原産地は、メキシコから南アメリカ大陸の北部である。
英名はサイプレスバイン(cypress vine)である。
サイプレスは糸杉(イトスギ)のことで、バインは蔓性の植物を指す言葉である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
庭植え、鉢植えで支柱を立てるなどして観賞用に栽培されている。
寒さに弱いので、園芸上は一年草として扱われる。
和名の「縷」は糸を意味する言葉で葉の形状を表し、「紅」は花の色を表している。
草丈は40センチから50センチくらいである。
蔓の長さは1メートルから3メートルになる。
葉は羽状に深く裂けて糸のように細かく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
細い筒状で先が星状に浅く5つに裂けた真紅の花をつける。
花径は2センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種に、葉に切れ込みがない丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)がある。
また、両者が交雑育成されたのが羽衣縷紅草(ハゴロモルコウソウ)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「おせっかい」である。
8月24日の誕生花である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の quamoclit はギリシャ語の「kyamos(豆)+clitos(低い)」からきており、マメのように蔓性で背丈が低いという意味から名づけられた。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ipomoea quamoclit(異名:Quamoclit vulgaris)

★小さくも真っ赤に燃える縷紅草
 陽射しに映えるパッションの色
☆夏空に真紅の星は縷紅草
 涼やかな葉は緑優しく

ルコウソウ090922c-l.jpg

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2016/08/31 改訂

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サンインヒキオコシ090928b-l.jpg山陰引起し(サンインヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の北陸地方から九州北部にかけて日本海側に分布し、山地に生える。
分類上は、深山引起し(ミヤマヒキオコシ)の変種とされている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした筒形の花をつける。
花冠は長さが12ミリから17ミリくらいで、仲間の中では大きい。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
変種名の shikokiana は「四国の」という意味である。
種小名の occidentalis は「西方の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Plectranthus shikokiana var. occidentalis

★関東と少し違った花が咲く
 季節を変えてまた訪ねたい

サンインヒキオコシ090928c-l.jpg

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コボタンヅル050910b-l.jpg小牡丹蔓(コボタンヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の多年草である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
草丈は1メートルから10メートルくらいである。
蔓性で他の木にまつわりついて繁殖する。
茎は木質化し丈夫である。
葉は2回3出複葉であることが特徴で、向かい合って生える(対生)。
3出複葉というのは三つ葉のことで、3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉はやや小さな卵形で、縁には粗くて不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
分類上は牡丹蔓(ボタンヅル)の変種とされている。
基本種の葉は1回3出複葉である。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、仙人草(センニンソウ)に似た白い十字の花を咲かせる。
花弁はなく、白く花弁のように見えるのは萼である。
雄しべも雌しべもたくさんあり、雄しべが短い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花柱が伸びて尾状になる。
和名の由来は、葉の形が牡丹(ボタン)に似ているところからきている。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の apiifolia は「オランダミツバ属(Apium)のような葉の」という意味である。
種小名の biternata は「2回3出の」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Clematis apiifolia var. biternata

★小粒でも十字の花は粋だよと
 小牡丹蔓は縄張り広げ

コボタンヅル050910c-l.jpg

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ラベンダーミント090922a-l.jpgラベンダーミント(lavender mint)はシソ科ハッカ属の多年草である。
分類上は、西洋薄荷(セイヨウハッカ)の園芸品種とされる。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇に淡い紫色をした花を球状に数段つける。
花はラベンダーに似た強い香りがする。
香料、ティー、ポプリなどに利用される。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の piperita は「コショウ属のような」という意味である。
品種名の Lavandula「ラベンダー属」の意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha piperita 'Lavandula'

★美しい姿に誘われ近寄れば
 強い香りが辺りに漂い

ラベンダーミント090922b-l.jpg

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オクラ

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オクラ080824a-l.jpgオクラ(okra)はアオイ科トロロアオイ属の多年草である。
原産地はアフリカの北東部である。
エジプトでは紀元前に既に栽培されていたという。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
オクラは英名である。
和名はアメリカネリという。
ネリは黄蜀葵(トロロアオイ)のことで、アメリカから渡来したことから名づけられた。
別名を陸蓮根(オカレンコン)という。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
大形の花穂を立て、黄色くて中心が暗い紅紫色をした5弁花を開く。
花は一日花で、夕方の早い時間に閉じる。
開花後5、6日でできる五稜形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)を食用にする。
刻んだ時に出る粘り気はペクチンなどの食物繊維である。
コレステロールを減らす効果がある。
属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。
種小名の esculentus は「食用になる」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Abelmoschus esculentus

★つんと立つオクラの果実眺めつつ
 花の姿を次は見たいと

オクラ080824b-l.jpg

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ノリアサ080921b-l.jpg糊麻(ノリアサ)はアオイ科オクラ属の一年草である。
1944年に京都大学の香川冬夫博士によって作出された栽培植物である。
黄蜀葵(トロロアオイ)とオクラとの種間雑種である。
両者の性質を持ち合わせており、根からは糊の原料がとれ、果実は食用になる。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月くらいである。
黄色くて中心が暗い紫色をした5弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、糊の原料となり葉の形が「麻」に似ていることからきている。
属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。
種小名の glutinotextilis は「織物に用いるねばついた」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Abelmoschus x glutinotextilis

★めずらしい名前の花を紐解けば
 先人なせし巧みに出会い

ノリアサ080921c-l.jpg

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トロロアオイ090928c-l.jpg大胆に黄蜀葵は咲きて散り

黄蜀葵(トロロアオイ)はアオイ科オクラ属の一年草である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来し、栽培された。
根をすりつぶした粘液が、手漉和紙の糊として利用されてきた。
草丈は100センチから200センチくらいになる。
全体に粗い毛で覆われている。
葉は互い違いに生え(互生)、大きくて5つから9つに手のひら状に深く裂ける。
開花時期は9月から10月である。
大形の花穂を立て、黄色くて中心が暗い紫色をした5弁花を開く。
花は一日花で、夕方の早い時間に閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根を生薬で黄蜀葵根(おうしょっきこん)といい、鎮咳薬などに用いられる。
また、食品添加物としても使用される。
花おくら(ハナオクラ)の別名がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。
種小名の manihot はトロロアオイのブラジル名である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Abelmoschus manihot

★大胆に咲いて散り行く花姿
 黄蜀葵は何を思いて

トロロアオイ090928d-l.jpg

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フジバカマ071008a-l.jpg野辺揺らす花火のごとく藤袴

藤袴(フジバカマ)はキク科フジバカマ属の多年草である。
原産地は中国で、日本へは奈良時代に渡来したとする説がある。
元々は薬草とされ、また観賞用に植えられたが、各地で野生化した。
一方で、日本にも自生するものがあったとする説もある。
海外では、朝鮮半島やフィリピンなどにも分布する。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、川岸などに生えるが、野生のものは減少している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は100センチから150センチくらいになる。
葉は向かい合って生え(対生)、多くは3つに裂けている。
開花時期は8月から10月である。
淡い紅紫色をした筒状花だけの小さな頭花を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)にたくさんつける。
1つの頭花は5つの筒状花で構成される。
筒状花の先は5つに裂け、細くて白い2本の花柱(雌しべ)が飛び出している。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
秋の七草の1つで、俳句の季語は秋である。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「Eupator」の名にちなむ。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の fortunei は東アジアの植物採集家「フォーチュンさんの」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Eupatorium fortunei

★藤色の袴に見立てしこの花で
 平安人は髪洗いしと

フジバカマ071008b-l.jpg

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ミゾカクシ090904a-l.jpg溝隠し(ミゾカクシ)はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、水田の周辺など湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、マレーシア、インドなどにも分布する。
和名の由来は、溝を隠すほど繁茂するということからきている。
別名を畦蓆(アゼムシロ)という。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎は細くて地を這う。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇から花柄を出し、花径1センチくらいの白い花を1輪ずつ上向きにつける。
花の色は淡い紫色を帯びるものもある。
花冠は唇形で、上唇2枚と下唇3枚に分かれる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はイギリスの植物学者「ロベル(M. Lobel)さん」の名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Lobelia chinensis

★機会なく出合えなかった君だけど
 とうとう見つけた溝隠しの花

ミゾカクシ090904b-l.jpg

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クロカミゼキショウ080831a-l.jpg黒髪石菖(クロカミゼキショウ)はユリ科チシマゼキショウ属の多年草である。
分類体系によってはチシマゼキショウ科とされる。
佐賀県産の山野草として流通しているが、原産地を含めて詳細ははっきりしていない。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形(剣状)である。
開花時期は8月から9月である。
垂れ下がった茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、緑白色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
属名の Tofieldia はイギリスの植物学者「トゥフィールド(T. Tofield)さん」の名からきている。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Tofieldia sp.

★霊山の名をいただいた石菖は
 いずこに生まれ今に至るや

クロカミゼキショウ080831b-l.jpg

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グレープフルーツミント080831b-l.jpgグレープフルーツミント(grapefruit mint)はシソ科ハッカ属の多年草である。
アップルミントとペパーミントの交雑種である。
グレープフルーツに似た香りがするというのが名の由来である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は明るい緑色で、綿毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に淡い紫色の花を穂状につける。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。
種小名の piperita は「コショウ属のような」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Mentha suaveolens x piperita

★ミントにもどれほど種類あることか
 新たな名を知り驚くばかり

グレープフルーツミント080831c-l.jpg

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マルバノリクラアザミ060909b-l.jpg丸葉乗鞍薊(マルバノリクラアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
中部地方に分布し、亜高山や高山の林の縁や道端に生える。
草丈は100センチから150センチくらいである。
同じ中部地方に分布する乗鞍薊(ノリクラアザミ)の変種である。
葉は一般のアザミ類と異なって深い切れ込みがなく、細長い楕円形をしている。
基本種には深い切れ込みがある。
葉の長さは10センチから20センチくらいである。
葉の裏面には白い毛が密生し、白っぽい。
このため雪薊(ユキアザミ)の別名がある。
基本種も同様に裏面が白いので、裏白薊(ウラジロアザミ)の別名がある。
開花時期は8月から10月である。
花(頭花)の色は淡い紅紫色で、茎先に横向きか下向きにつく。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が長く反り返るのが特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の norikurense は「乗鞍岳の」という意味である。
種小名の integrifolium は「全縁葉の」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Cirsium norikurense var. integrifolium

★薊でも葉っぱはスマート楕円形
 切れ込むだけが能でないから

マルバノリクラアザミ060909c-l.jpg

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タニワタリノキ060826d-l.jpg谷渡りの木(タニワタリノキ)はアカネ科タニワタリノキ属の常緑低木である。
宮崎県から沖縄にかけて分布する南方要素の植物で、山地の谷間や湿地に生える。
海外では、済州島、台湾、中国、東南アジアなどにも分布している。
樹高は30センチから100センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は8月から9月である。
枝先に1つずつ出る球形の頭状花序(枝を介さずにたくさんの花がまとまって咲く)にたくさんの花をつける。
花の色は淡い黄色で、細長い雄しべが突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)の集合果である。
和名の由来は、谷間に群生するところからきている。
属名の Adina はギリシャ語の「adinos(密集)」からきている。小球状に花の集まる様子から名づけられた。
種小名の pilulifera は「小球を持った」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Adina pilulifera

★丸い花つんと突き出し雄しべ出し
 とてもユニーク谷渡りの木

タニワタリノキ060826e-l.jpg

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オガフウロ070818a-l.jpg男鹿風露(オガフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
秋田県の男鹿半島の固有種である。
分類上は浜風露(ハマフウロ)の品種の1つとされている。
秋田県版レッドデータブックでは本種を含む浜風露(ハマフウロ)が絶滅危惧IB類とされている。
草丈は20センチから50センチくらいで、浜風露(ハマフウロ)よりも小さい。
葉は楕円形で手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎が枝分れをして、その先に花径3センチくらいの5弁花を1輪ずつつける。
花の色は淡い紅紫色で、色の濃淡には幅がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の yesoense は「北海道の」という意味である。
変種名の pseudo-palustre は「偽の沼地生の」という意味である。
品種名の intermedium は「中くらいの大きさの」という意味である。
写真は7月に男鹿半島の入道崎で撮った。
学名:Geranium yesoense var. pseudo-palustre f. intermedium

★固有とははっきり言えぬ花だけど
 お国自慢もまた好きかなと

オガフウロ070818b-l.jpg

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シロバナトリカブト061006b-l.jpg白花山鳥兜(シロバナヤマトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の林の中や林の縁などに稀に生える。
分類上は、山鳥兜(ヤマトリカブト)の品種の1つとされている。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片の形は披針形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎の上部の葉の脇に柄のある花をつける。
白い花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は5枚あり、上に1枚が帽子のように被さり、残る4枚は左右対称につく。
「鳥兜」の名の由来は、上に被さる萼片を烏帽子(えぼし)に見立てたものである。
花弁は萼片の内側に2枚あるが、蜜腺化している。
萼片の内側にはたくさんの雄しべがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草が強い毒性を持つ。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の montanum は「山地に生える」という意味である。
品種名の album は「白い」という意味である。
写真は10月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum var. montanum f. album

★ごく稀に咲くといわれる白い花
 色は洗えど毒なお強く

シロバナトリカブト061006a-l.jpg

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ダンゴギク070917a-l.jpg団子菊(ダンゴギク)はキク科ダンゴギク属の多年草である。
南北アメリカ原産の園芸品種である。
名の由来は、筒状花が球状に盛り上がることからきている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをする。
開花時期は6月から10月である。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
花径は3センチから5センチくらいである。
花の色には黄色、オレンジ色、褐色などがある。
舌状花は先が3つから5裂つに裂けて反り返る。
筒状花は球状に盛り上がる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Helenium はスパルタ王メネラオスの妻「トロイのヘレン(Helena)」の名からきている。
種小名の autumnale は「秋咲きの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Helenium autumnale

★真ん中を盛り上がらせて団子菊
 UFOのような姿可笑しく

ダンゴギク070917b-l.jpg

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スペアミント

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スペアミント060808a-l.jpgスペアミント(spearmint)はシソ科ハッカ属の多年草である。
名の由来は、先が尖った槍状の葉の形からきている。
和名は緑薄荷(ミドリハッカ)という。
和名の由来は、葉や茎の緑色が濃いことからきている。
原産地は地中海沿岸地方である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形で、よく枝分かれをする。
毛は生えておらず、強い薄荷の臭いがする。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、葉のつけ根はハート形で茎を抱く。
和種の薄荷(ハッカ)の場合は柄がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に淡い紅紫色をした小さな唇形の花をたくさんつける。
西洋薄荷(ペパーミント)に比べて花穂が長く、花の色が淡い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
採取される精油は香料や薬用に用いられる。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Mentha spicata

★先っぽが尖った葉っぱ槍のよう
 スペアミントは香りほのかに

スペアミント060808b-l.jpg

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タヌキノカミソリ080831b-l.jpg狸の剃刀(タヌキノカミソリ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
原産地は中国である。
湖北省から雲南省にかけて分布している。
日本には自生していないが、観賞用として導入されている。
面白い名前だが、狐の剃刀(キツネノカミソリ)を意識したネーミングなのであろう。
草丈は50センチから60センチくらいである。
開花時期は8月から9月である。
淡いピンク色の花被片に、濃いピンクの縦ラインが入っている。
花の咲くころには葉は枯れている。
結実はしない。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の incarnata は「肉色の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lycoris incarnata

★美しく咲いているのにどことなく
 気配怪しい狸の剃刀

タヌキノカミソリ080831a-l.jpg

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キツネノカミソリ090813d-l.jpg狐の剃刀(キツネノカミソリ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は30センチから45センチくらいである。
早春から水仙(スイセン)に似た線形の葉をつけ、夏草が茂るころには葉が枯れる。
開花時期は8月から9月である。
葉が枯れた後に花茎を伸ばし、オレンジ色の漏斗形をした花を3輪から5輪つける。
花びら(花被片)は6枚あり、内側に3枚、外側に3枚で構成される。
花びらは斜めに出てあまり反り返らない。
雄しべは6本あり、花びらと同じくらいの長さで、先に花粉をつけている。
雌しべは1本で、雄しべよりも長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
有毒植物だが、鱗茎を生薬の石蒜(せきさん)といい、催吐、去痰薬とする。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
和名の由来は、葉の形を「狐の剃刀」に見立てたものである。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lycoris sanguinea

★ふと見れば渋い色だがどことなく
 オーラ感じる狐の剃刀

キツネノカミソリ090813e-l.jpg

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カノツメソウ080813a-l.jpg鹿爪草(カノツメソウ)はセリ科カノツメソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
別名を岳芹(ダケゼリ)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は直立し、上部で疎らに枝分かれする。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは、1つの葉が3つの小葉で構成されている葉のことである。
それが2回枝分かれを繰り返したものが2回3出複葉で、小葉が9枚で1つの葉になる。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、3出複葉である。
小葉は披針形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
枝先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
一つの花は花びらが5枚で、雄しべは5本ある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、根の形が鹿の爪にていることからきている。
属名の Spuriopimpinella はラテン語の「spurius(異常の)+ミツバグサ属(Pimpinella)」からきている。ミツバグサ属に似ているが異なるという意味で名づけられた。
種小名の calycina は「萼のような」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Spuriopimpinella calycina

★ひっそりと薄暗がりに花開く
 鹿爪草は恥らうように

カノツメソウ080813c-l.jpg

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エゾノコンギク110824b-l.jpg蝦夷野紺菊(エゾノコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
野紺菊(ノコンギク:Aster ageratoides subsp. ovatus)の北方型変種である。
北海道に分布し、低地や山地の明るい草原に生える。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は茎の上部にいくに連れて小さくなる。
葉の縁には少しぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は両面ともに短い毛が生えているので、触るとざらざらしている。
基本種と比べると、葉の中心から下半分が急に細くなるのが特徴である。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部で枝分かれをしてたくさんの花(頭花)をつける。
頭花の真ん中は黄色い筒状花で構成され、その周りに淡い紫色の舌状花がつく。
舌状花の数は20枚以下で、少し空いた感じがする。
花径は25ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の ageratoides は「アゲラタムに似た」という意味である。
亜種名の ovatus は「卵円形の」という意味である。
変種名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Aster ageratoides subsp. ovatus var. yezoensis

★ずっしりと小花をつけて重そうに
 花茎揺れる蝦夷野紺菊

エゾノコンギク110824a-l.jpg

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オオイタドリ060810a-l.jpg山路ゆえ大虎杖の雨宿り

大虎杖(オオイタドリ)はタデ科イタドリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地帯や亜高山帯の日当たりのよい砂礫地に生える。
海外では、サハリンなどにも分布する。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
茎はしばしば赤みを帯び、上部は毛が密生する。
葉も大きく、長さは20センチから30センチくらいある細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は少し丸い心形で、先は少し尖る。
裏面は粉をふいたように白っぽい。
近縁種の虎杖(イタドリ)のほうは薄い黄緑色で、白くはない。
開花時期は7月から9月である。
雌雄異株である。
茎先や上部の葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、たくさんの花をつける。
雄花は上向きにつき、雌花は垂れ下がる。
花被片は白く、5つに裂ける。
雄花の雄しべは8本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
雌花の花被片3枚は、花の後に翼状に張り出して実を包む。
和名の由来は、疼(いた)みを取り去る効果があるので「疼取」と名づけられたとされる。
若い茎は食用になる。
俳句では、「虎杖」が春の季語、「虎杖の花」が夏の季語である。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は8月に岩手県八幡平市の藤七温泉で撮った。
学名:Reynoutria sachalinensis

★背丈より高い葉っぱのその上に
 大虎杖は花を咲かせて

オオイタドリ060810b-l.jpg

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エルサレムセージ070512c-l.jpgエルサレムセージ(Jerusalem sage)はシソ科オオキセワタ属の多年草である。
名称は英名からきているが、セージ(サルビア)の仲間ではない。
原産地は地中海沿岸地方である。
ヨーロッパでは古くから観賞用として植えられてきた。
また、香りがよいのでポプリやドライフラワーとしても利用される。
学名からフロミス・フルティコサの名でも流通している。
和名は黄花被綿(キバナキセワタ)という。
草丈は80センチから120センチくらいである。
よく枝分かれをしてこんもりと茂る。
葉は楕円形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には白い毛がたくさん生えていて、灰白色を帯びる。
また、葉の縁には白い縁取りがある。
開花時期は5月から9月である。
茎の上部に10輪から20輪くらいの黄色い筒状花が輪生状につく。
花の先は唇形に裂けている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Phlomis はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Phlomis fruticosa

★見た目ではセージとだいぶ違うけど
 それもよきかなエルサレムセージ

エルサレムセージ070512e-l.jpg

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ゴボウ110825a-l.jpg牛蒡(ゴボウ)はキク科ゴボウ属の越年草である。
原産地は北部ヨーロッパ、シベリア、中国東北部などである。
日本へは古い時代に中国から薬用として渡来した。
平安時代の文献には既にその名が登場する。
根を野菜として食用にするのは日本と台湾、朝鮮半島だけだそうである。
北海道などでは野生化している。
春に種子を蒔いて、翌年の夏に花が咲く。
草丈は40センチから150センチくらいである。
品種によって異なるという。
葉は根際から生え、長い柄のある心臓形である。
葉の裏には柔らかい綿毛が密生している。
根は真っ直ぐに伸びるが、長さは品種により異なる。
開花時期は7月から8月である。
花茎の先に薊(アザミ)に似た紫色の花(頭花)をつける。
花径は4センチくらいあり、筒状花で構成される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
野菜としての牛蒡(ゴボウ)は1年中出回っているが、旬は晩秋から冬だそうである。
2年以上の株を干したものを生薬の牛蒡根(ごぼうこん)といい、食欲増進、発汗利尿などの薬効がある。
種子を干したものを生薬の悪実(あくじつ)といい、抗菌、血糖降下、血管拡張などの薬効がある。
属名の Arctium はギリシャ語の「arktos(熊)」からきている。
種小名の lappa はごぼうのラテン名である。
写真は8月に北海道の積丹町で撮った。
学名:Arctium lappa

★葉を見るも花を見るのも初めての
 牛蒡をじっと眺め続けて

ゴボウ110825b-l.jpg

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シカクヒマワリ090726a-l.jpg四角向日葵(シカクヒマワリ)はキク科テトラゴノテカ属の一年草である。
向日葵(ヒマワリ)に近い仲間である。
原産地は北アメリカの南東部である。
和名の由来は、茎が四角いところからきている。
草丈は2メートルから3メートルくらいである。
茎は直立をする。
葉は心形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
茎の上部で枝分かれをして、先に黄色い花(頭花)をつける。
花は向日葵(ヒマワリ)ほどは大きくはない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Tetragonotheca はギリシャ語の「tetra(4つの)+gono(種)+theca(ケース)」からきている。
種小名の helianthoides は「ヒマワリ属(Helianthus)のような」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Tetragonotheca helianthoides

★しげしげと花覗き込み考える
 四角向日葵どこが四角い

シカクヒマワリ090726b-l.jpg

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エゾトウヒレン110825d-l.jpg蝦夷唐飛簾(エゾトウヒレン)はキク科トウヒレン属の多年草である。
北海道に分布し、海岸などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は長葉北薊(ナガバキタアザミ)の変種とされている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に紅紫色の小さな花(頭花)をたくさんつける。
花冠も総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)も細長い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Saussurea  はスイスの科学者「ソシュール(H. B. de Saussure)さん」の名からきている。
種小名の riederii は採集者「リーデル(Rieder)さんの」という意味である。
亜種名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
変種名の elongata は「引き延ばされた」という意味である。
写真は8月に積丹半島の神威岬で撮った。
学名:Saussurea riederii subsp. yezoensis var. elongata

★神の住む岬に謎を秘めて咲く
 蝦夷唐飛簾姿優しく

エゾトウヒレン110825c-l.jpg

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カニコウモリ080807a-l.jpg蟹蝙蝠(カニコウモリ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から近畿地方にかけてと四国に分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
和名の由来は、コウモリソウの仲間で葉の形が蟹の甲羅に似ることからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は普通は3枚で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に短く尖り、つけ根の部分は心形である。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い筒状の花(頭花)をつける。
花は横向きにつき、先は5つに裂けて反り返る。
萼に相当する総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は3枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は線形のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)である。
属名の Cacalia はギリシャ語由来の言葉だが、意味ははっきりしていない。
種小名の adenostyloides は「(ラン科の)アデノスティリス属(Adenostylis)に似た」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Cacalia adenostyloides

★草原の薄暗がりに目をやれば
 蟹蝙蝠の朧な姿

カニコウモリ080807b-l.jpg

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ウインターサボリー080921a-l.jpgウインターサボリー(winter savory)はシソ科キダチハッカ属の常緑小低木である。
読み方は「ウインターセイボリー」とするものもある。
和名は山木立薄荷(ヤマキダチハッカ)という。
原産地は南ヨーロッパや北アフリカである。
ハーブの一種で、古代ギリシャ・ローマの時代から料理の臭み消しなどに利用されてきた。
日本へは明治時代に渡来した。
樹高は40センチから80センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇に白い唇形の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックでできている。
属名の Satureja はギリシャ神話に登場する森の精「Satyros(サテュロス)」からきている。媚薬効果があると信じられたことから名づけられた。
種小名の montana は「山地に生える」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Satureja montana

★なるほどね木立薄荷の名が似合う
 香りはどうと鼻寄せながら

ウインターサボリー080921b-l.jpg

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イワシャジン071021c-l.jpg岩沙参(イワシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地の湿った岩場に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
茎につく葉は細い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月である。
鐘形をした紫色の花が多数垂れ下がる。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花径は15ミリから25ミリくらいである。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
沙参(シャジン)というのは釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことである。
和名の由来は、岩場に生える釣鐘人参(ツリガネニンジン)の仲間というところからきている。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の takedae は高山植物の研究家「武田久吉さんの」という意味である。
写真は10月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Adenophora takedae

★ひっそりと俯きながら花つける
 岩沙参は日本の生まれ

イワシャジン071021e-l.jpg

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イワダレソウ090726c-l.jpg岩垂草(イワダレソウ)はクマツヅラ科イワダレソウ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地や岩地などに生える。
海外では、世界の熱帯・亜熱帯地域に広く分布する。
茎は地面を這って伸びる。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は倒卵形で厚く、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月である。
葉の脇から円柱形をしたマツカサのような円柱状の密な穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂ける。
花は下から上へ咲き上がる。
花の後にできる実は楕円形の分果(複数の子房からできた果実)である。
コルク質になった萼に包まれている。
和名の由来は、岩場に垂れるようにして咲くことからきている。
属名の Lippia はフランスの医師で植物学者であった「リッピ(A. Lippi)さん」にちなんで名づけられた。
種小名の nodiflora は「nodi(節) + flora(花)」で「節上に花を着ける」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lippia nodiflora

★不思議なる花の姿に魅せられて
 しばし眺める岩垂草を

イワダレソウ090726b-l.jpg

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レンゲショウマ090830a-l.jpg蓮華升麻(レンゲショウマ)はキンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草である。
日本固有種で、1種1属の植物である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて太平洋岸に分布し、山地の林の中に生える。
和名の由来は、花が蓮(ハス)に似ており、葉が晒菜升麻(サラシナショウマ)に似ているところからきている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は直立し、上部で曲がる。
葉は大形の2-4回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉(小葉)に分かれた形のことである。
それが2回から4回枝分かれを繰り返す。
小葉は長さが4センチから10センチの卵形で先が尖り、縁には不規則な切れ込み(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を立て、花径3、4センチの淡い紫色の花を下向きにつける。
外側にあって白い花びらのように見えるのは萼である。
萼片の数は7枚から10枚ある。
内側にあって雄しべを取り囲むようにしている淡い紅紫色の部分が本当の花びら(花弁)である。
花弁の数は10枚から12枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Anemonopsis はギリシャ語の「アネモネ属(Anemone)+ opsis(似る)」からきている。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Anemonopsis macrophylla

★俯いて透き通るほど切なきや
 蓮華升麻に思い尋ねて

レンゲショウマ090830d-l.jpg

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ツンベルギア・フラグランス090929a-l.jpgツンベルギア・フラグランスはキツネノマゴ科ヤハズカズラ属の常緑蔓性低木である。
原産地は、ネパール、インド、スリランカなどである。
和名は香葛(カオリカズラ)という。
別名を匂い矢筈蔓(ニオイヤハズガズラ)という。
英名はスウィートクロックバイン(sweet clock vine)である。
茎は他の植物に絡まって伸び、2メートルくらいになる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はないが、つけ根のほうが角張っている。
葉の色は濃い緑色で、手触りはざらつく。
開花時期は夏から秋である。
葉の脇に花径5センチくらいの白い花を1輪ずつつける。
花冠は筒状で5つに裂け、喉の部分は淡い黄色になる。
花には香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Thunbergia はスウェーデンの植物学者「ツンベルク(C. P. Thunberg)さん」の名にちなんだものである。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Thunbergia fragrans

★陽光を浴びて咲いたら凄いかな
 植物園のここは温室

ツンベルギア・フラグランス090929b-l.jpg

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ウッドカラミント081005a-l.jpgウッドカラミント(wood calamint)はシソ科トウバナ属の多年草である。
西ヨーロッパや北アフリカ、西アジアなどに分布し、乾いた草地などに生える。
草丈は80センチくらいである。
茎や葉にはたくさん毛が生える。
茎は針金のように細い。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉はミントの香りがする。
開花時期は7月から10月くらいである。
やや濃い紫色の小さな唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
ハーブとして利用される。
属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。
種小名の menthifolium は「ハッカ属(Mentha)に似た葉の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Clinopodium menthifolium(=Calamintha sylvatica)

★爽やかな香りにほっと息をつく
 狙ってみるが風にゆらゆら

ウッドカラミント081005c-l.jpg

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イトバハルシャギク050702a-l.jpg

糸葉波斯菊(イトバハルシャギク)はキク科ハルシャギク属(コレオプシス属)の多年草である。
コレオプシス属は南北アメリカに70種から80種くらいが分布する。
同属のコレオプシス・ティンクトリア(Coreopsis tinctoria)に波斯菊(ハルシャギク)の和名があり、属名の和名もハルシャギク属という。
「波斯」はペルシャのことで、漢字では「春草菊」とも書く。
本種の原産地は北アメリカで、東部を中心に分布する。
草丈は30センチから40センチくらいである。
名前の通り葉は細く切れ込んで糸状に分裂し、輪になって生える(輪生)。
開花時期は6月から9月である。
茎の上部に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径5センチくらいの黄色い花(頭花)をたくさんつける。
舌状花の色はピンクのものもある。
舌状花は8枚で、コスモスに似ている。
そのため、宿根コスモス(シュッコンコスモス)の名でも流通している。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「楽しい思い出」である。
属名の Coreopsis はギリシャ語の「coris(南京虫)+opsis(似た)」からきている。そう果の形が南京虫に似ているということで名づけられた。
種小名の verticillata は「輪生の」という意味である。
写真は7月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
紅花は7月に北大植物園で撮った。
学名:Coreopsis verticillata

★鮮やかな黄金の花が夏空に
 とても似合うよコレオプシスは
☆黄金のコレオプシスは鮮やかに
 夏の夜さえ賑やかに咲き

イトバハルシャギク050702c-l.jpg

イトバハルシャギク140725b-l.jpg

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2015/08/03改訂

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サラシナショウマ060902d-l.jpg晒菜升麻(サラシナショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、カムチャツカ、サハリンなどにも分布する。
草丈は40センチから150センチくらいである。
葉は互い違いに生え(互生)、長い柄があり2、3回に分かれて多くの複葉をつける。
小葉は細長い楕円形で先が尖っており、ところどころで2つから3つに裂ける。
縁には激しいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先で枝分かれをして、雄しべの目立つ白い小花を総状に密生する。
まるでブラシのように見える。
花弁状の萼と花弁は開花すると離脱する。
穂は太いもので直径20ミリくらいになるものもある。
花の後になる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、熟すと黒紫色になる。
和名の由来は、若い葉を晒して食用にすることからきている。
根茎を乾燥させたものを生薬の升麻(しょうま)といい、解熱剤、解毒剤とする。
属名の Cimicifuga はラテン語の「cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)」からきている。悪臭がひどくて南京虫も逃げるということで名づけられた。
種小名の simplex は「無分岐の」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Cimicifuga simplex

★真っ白にブラシのような花つけて
 不思議な姿の晒菜升麻

サラシナショウマ060902e-l.jpg

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ボタンキンバイ060615a-l.jpg牡丹金梅(ボタンキンバイ)はキンポウゲ科キンバイソウ属の多年草である。
北海道の利尻島にのみ分布する固有種で、利尻山の高山草原に生える。
北海道のレッドデータブックでは希少種に登録されている。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は枝別れしないかしても少しである。
葉は拳状に5つに深く裂け、裂片が更に切れ込む。
根元から生える葉や根元に近い葉には長い柄がある。
茎の上部の葉には柄はない。
開花時期は7月から8月である。
茎先に1個(稀に2個)の花をつける。
花の色はオレンジがかった黄色である。
花びらのように見えるのは萼で、9枚から16枚ある。
実際の花びらは雄しべよりも短い。
花は完全には開かず、牡丹(ボタン)のようにやや球状になる。
これが名の由来でもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Trollius はドイツ語の「Trollblume(セイヨウキンバイソウ)」からきている。
種小名の pulcher は「美しい」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Trollius pulcher

★鮮やかなオレンジ色がよく似合う
 牡丹金梅高嶺に咲いて

ボタンキンバイ060615b-l.jpg

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ボタンボウフウ070902a-l.jpg牡丹防風(ボタンボウフウ)はセリ科カワラボウフウ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地や岩の隙間などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
和名の由来は、葉の形が牡丹(ボタン)に似ているというところからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は枝分かれをして大きな株となる。
葉は1-2回3出複葉で、小さな葉が3枚ないし9枚で1組となる。
小葉には長い柄があり、先は2つか3つに裂ける。
葉の質は厚く、白みを帯びた緑色をしている。
開花時期は7月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
若い葉や根は食用になる。
沖縄では「1株食べると1日長生きする」といわれ、長命草(チョーミーグサ)と呼ばれてきた。
葉には滋養強壮の薬効があり、根には鎮咳、鎮静、利尿、強壮などの薬効があるという。
健康茶、健康酒などにも利用されている。
江戸時代には、許しを得て根を朝鮮人参の代用品として使うことができたとのことで、御赦免人参(ゴシャメンニンジン)と呼ばれていたという。
属名の Peucedanum はギリシャ語の「peuce(マツ)+danos(低い)」からきている。香りがマツの木に似ていることから名づけられた。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Peucedanum japonicum

★長命の霊験ありと知られたる
 牡丹防風味はいかがか

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コレオプシス・プベスケンス090928a-l.jpgコレオプシス・プベスケンスはキク科ハルシャギク属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国の中部から南部である。
草丈は90センチから120センチくらいである。
茎や葉には細い軟毛が生える。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
花の色は黄色く、舌状花は8枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Coreopsis はギリシャ語の「coris(南京虫)+opsis(似た)」からきている。そう果の形が南京虫に似ているということで名づけられた。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Coreopsis pubescens

★もう一つコレオプシスに出会ったよ
 まだ日本には少ないようだ

コレオプシス・プベスケンス090928b-l.jpg

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イヌトウバナ110810a-l.jpg犬塔花(イヌトウバナ)はシソ科トウバナ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は楕円形で縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月である。
塔のように段々になって花をつける。
花の形は唇形で、色は白ないし淡い紫色である。
一つの花の長さは6、7ミリくらいで、小さい。
萼が緑色で毛が密に生えるのが特徴である。
また、葉の裏には腺点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。
種小名の micranthum は「小さい花の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Clinopodium micranthum

★ぱらぱらと花の数こそ少ないが
 犬塔花は自信たっぷり

イヌトウバナ110810b-l.jpg

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カラミント

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カラミント090922a-l.jpgカラミント(calamint)はシソ科トウバナ属の多年草である。
英名をレッサーカラミント(lesser calamint)という。
旧学名のカラミンタ・ネペタで表示するものもある。
原産地は南ヨーロッパから地中海沿岸にかけてである。
草丈は40センチから60センチくらいである。
茎や葉には毛が生えている。
葉の形は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、茎の下部につく葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉はミントの香りがする。
開花時期は7月から10月くらいである。
花径5ミリくらいの白や淡い紫色をした小さな花をびっしりつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
ハーブとして利用される。
属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。
種小名の nepeta は「(イタリアの都市)ネペタの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Clinopodium nepeta

★爽やかなミントの香り一面に
 漂わせ咲く秋の日の午後

カラミント090922b-l.jpg

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朮(オケラ)

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オケラ071008d-l.jpg朮(オケラ)はキク科オケラ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い乾いた草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
下部の葉は長い柄があり、羽状に3つから5つに裂ける。
葉の先は尖り、縁には剛毛があって硬い。
開花時期は9月から10月である。
淡い紫色ないし白い鐘形の花(頭花)をつける。
雌雄異株である。
筒状花は先が5つに裂ける。
雌花には花柱(雌しべ)が飛び出している。
雄花には花粉がついている。
花のつけ根には総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若芽は綿毛をかぶっていて軟らかく、食用にされる。
根茎を干したものを白朮(びやくじゅつ)といい、利尿・健胃薬とされる。
また、邪気をはらう力があるとされ、正月の屠蘇(とそ)にも入れる。
古名は宇家良(ウケラ)で、この名で万葉集に詠まれている。
属名の Atractylodes はギリシャ語の「atrakton(紡錘)」からきている。硬い総苞の形から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Atractylodes japonica

★不思議なる力を秘めて咲くおけら
 花の姿も謎に包まれ

オケラ071008f-l.jpg

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エゾトリカブト110823a-l.jpg蝦夷鳥兜(エゾトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
北海道に分布し、山地の林の中や沢沿いに生える。
分類上は独立種とする見方と樺太附子(カラフトブシ)の亜種とする見方がある。
草丈は70センチから150センチくらいである。
茎は中ほどから上部で湾曲する。
葉は3つに裂け、小葉が更に2つに深く裂ける。
開花時期は8月から10月である。
茎先や葉の脇に烏帽子形をした花をつける。
青紫色の花びらのように見えるのは萼片で、5枚ある。
本当の花弁は萼片の内側に2枚あって蜜腺状となる。
雄しべはたくさんあって毛が生える。
雌しべは3本から5本くらいある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草にアルカロイドのアコチニンなどを含み有毒である。
誤食すると痙攣や麻痺が起こり、死に至る。
かつてアイヌの人々が矢毒に用いたが、今は禁止されている。
塊茎を干したものを生薬で附子(ぶし)といい、強心、鎮痛、利尿などの薬効がある。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の yesoense は「北海道の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum yesoense(=Aconitum sachalinense subsp. yezoense)

★業あらば業に生きると背筋張り
 咲く鳥兜ためらいのなく

エゾトリカブト110823b-l.jpg

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オグラセンノウ090719a-l.jpg小倉仙翁(オグラセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
熊本県の阿蘇で採集された標本に基づき、牧野富太郎博士が新種として記載した。
分布域は熊本県阿蘇地方と岡山県北西部から広島県の北東部にかけてで、湿原に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は70センチから100センチくらいである。
茎が細いので、他の植物に寄り添う形で生える。
葉は平たくて細長い線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
花の色は紅色で、花びらは5枚である。
花びらの縁がギザギザに深く裂けており、形は撫子(ナデシコ)に似ている。
花の下には筒形の萼がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lychnis kiusiana

★ギザギザに裂けた花びらぷるぷると
 震わせて咲く小倉仙翁

オグラセンノウ090719b-l.jpg

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