2011年8月アーカイブ

クサギ110823a-l.jpg遠目にも姿優しく臭木咲き

臭木(クサギ)はクマツヅラ科クサギ属の落葉低木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の林の縁や川岸などに生える。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉を揉むと独特の臭気があることからきている。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色で、縦に裂け目が入る。
葉は大きくて広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は白味を帯びた淡い緑色である。
葉の先は鋭く尖り、縁はぎざぎざ(鋸歯)がないものと、低いぎざぎざ(鋸歯)があるものがある。
開花時期は7月から9月である。
枝先や上部の葉の脇から長い柄のある集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花をつける。
花はとてもよい香りがする。
合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
雄しべ4本と雌しべ1本が花の外に突き出ている。
雄しべは上向きになる場合と下向きに垂れる場合がある。
蕚は紅紫色を帯び、5つに浅く裂ける。
萼片は果実の時期まで残り、星形に開いて紅色に変わる。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、藍色に熟する。
実を染料に、若葉を食用にする。
俳句では、「臭木の花」「臭木の実」が秋の季語である。
属名の Clerodendron はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の trichotomum は「3つに分岐した」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Clerodendron trichotomum

★柔らかな香りにつられ近づけば
 臭木の花が梢の先に

クサギ110823b-l.jpg

クサギ091004a-l.jpg

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チャイニーズプルンバゴ080927a-l.jpgチャイニーズ・プルンバゴ(Chinese plumbago)はイソマツ科ルリマツリモドキ属の多年草である。
原産地は中国である。
草丈は100センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
瑠璃茉莉(ルリマツリ)に似た青い花を咲かせる。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ceratostigma はギリシア語の「ceras(角)+stigma (柱頭)」からきている。柱頭(雌しべの先)の形から名づけられたものである。
種小名の willmottianum はイギリスの園芸家「ウィルモット(E. A. Willmott)さんの」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ceratostigma willmottianum

★ややこしいことはさておき瑠璃色の
 花を愛でれば心も和み

チャイニーズプルンバゴ080927b-l.jpg

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ブータンルリマツリ081130a-l.jpgブータン瑠璃茉莉(ブータンルリマツリ)はイソマツ科ルリマツリモドキ属の半常緑小低木である。
原産地はヒマラヤである。
樹高は1メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から11月くらいである。
花径は2センチくらいで、花の色は青紫色である。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉は晩秋に紅葉する。
属名の Ceratostigma はギリシア語の「ceras(角)+stigma (柱頭)」からきている。柱頭(雌しべの先)の形から名づけられたものである。
種小名の griffithii はイギリス人でカルカッタの植物園長だった「グリフィス(W. Griffiths)さんの」という意味である。
写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ceratostigma griffithii

★名前だけ聞いていたけど故里が
 ヒマラヤという花透き通り

ブータンルリマツリ081130c-l.jpg

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キクイモ090909a-l.jpg菊芋(キクイモ)はキク科ヒマワリ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
逸出したものが野生化し、全国各地に分布している。
アメリカでは、塊茎(芋)が先住民であるインディアンに食用とされてきた。
日本ではあまり栽培はされなかったが、戦時中や戦後の食糧難時代には加工用や飼料用とされた。
草丈は2メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形である。
茎の下部では向かい合って生え(対生)、上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
枝の上部で枝分かれをし、花径6センチから8センチくらいの小さな向日葵(ヒマワリ)のような黄色い花(頭花)をつける。
花は、真ん中に筒状花が集まり、周りに舌状花を10枚から20枚くらいつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花が菊(キク)に似ており、根が芋(イモ)として食用になることからきている。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。頭花の様子や日に向いて開くことなどから名づけられた。
種小名の tuberosus は「塊茎のある」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Helianthus tuberosus

★菊芋の見て欲しいのは花姿
 忘れて欲しい芋のことなど

キクイモ090909b-l.jpg

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オオバナノヒメシャジン080807b-l.jpg姫沙参(ヒメシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、高山の砂礫地や岩場に生える。
このうち群馬県の本白根山の特産で、花冠の長さが3センチくらいある大輪のものがある。
これを大花の姫沙参(オオバナノヒメシャジン)として区別する考え方がある。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は細くて、多くは毛がない。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、多くは互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
釣鐘状の青紫色の花を下向きに1輪から10輪くらいつける。
花柱(雌しべ)は花冠と同じくらいの長さかやや長い。
萼片は細い線形で疎らにぎざぎざ(鋸歯)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
変種の深山沙参(ミヤマシャジン)はよく似ているが、花柱(雌しべ)が突き出し萼片にぎざぎざがないことで見分ける。
「沙参」は釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことで、「姫」は小さいことを指す。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の nikoensis は「日光の」という意味である。
品種名の macrocalyx は「大きな萼の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Adenophora nikoensis f. macrocalyx

★名づけ方どこか変だと思うけど
 想像できる変異の多さ

オオバナノヒメシャジン080807a-l.jpg

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イワインチン080807d-l.jpg岩茵陳(イワインチン)はキク科キク属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片は細かな線形で、裏面には白い綿毛が密生する。
開花時期は8月から9月である。
茎先に花径3、4ミリの黄色い頭花を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に密生させる。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
河原艾(カワラヨモギ)の生薬名を茵陳蒿(いんちんこう)といい、そこから茵陳艾(インチンヨモギ)という別名がある。
和名の由来は、葉がこの河原艾(カワラヨモギ)に似ていて岩場に生えるというところからきている。
属名の Chrysanthemum は「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の rupestre は「岩上に生える」という意味である。
写真は6月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum rupestre

★めずらしい名にびっくりの岩茵陳
 咲かせる花はさっぱりとして

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プレクトランツス・ヒリアルディアエ090823d-l.jpgプレクトランツス・ヒリアルディアエはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
属名の読み方は「プレクトランサス」とするものもある。
原産地は南アフリカである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶があり、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
観葉植物として普及している。
開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ2、3センチの筒状の花をつける。
花の色は淡い紫色で、濃い紫色の斑点が入る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の hilliardiae は南アフリカの植物学者「ヒリアード(O. M. Hilliard)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Plectranthus hilliardiae

★細長い斑入りの花が可愛いね
 葉っぱもいいが花もなかなか

プレクトランツス・ヒリアルディアエ090823c-l.jpg

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エーデルワイス090719a-l.jpgエーデルワイス(Edelwaiss)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
ヨーロッパ、ヒマラヤ、シベリアに分布し、アルプスなどの高山に自生する。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」でおなじみの花である。
日本産の深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)などの近縁種である。
西洋薄雪草(セイヨウウスユキソウ)の名で呼ばれることもある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は先がやや尖った披針形(笹の葉のような形)で、根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
開花時期は7月から9月である。
白い綿毛に覆われた苞葉が星形に見えて美しい。
花びらに見えるのは苞葉で、中心の球形のものが花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)
花の名はドイツ語で「高貴な白」を意味する。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の alpinum は「高山に生える」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Leontopodium alpinum

★憧れのエーデルワイスの花姿
 じっと見つめる雨の高原

エーデルワイス090719b-l.jpg

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サワギキョウ090813d-l.jpg沢桔梗(サワギキョウ)はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は沢に咲く桔梗(キキョウ)ということだが、花も葉もあまり桔梗(キキョウ)には似ていない。
草丈は50センチから100センチくらいで、枝分かれをしない。
茎は円柱形で、中空である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紫色の花をたくさんつける。
花冠は唇形である。
上唇は2つに裂けて横に張り出し、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
雄しべは筒のようになって雌しべを包み込んでいる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はイギリスの植物学者「ロベル(M. Lobel)さん」の名からきている。
種小名の sessilifolia は「柄のない葉の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lobelia sessilifolia

★近づいて眺めたいよと思いつつ
 湿地に生える沢桔梗撮り

サワギキョウ090813c-l.jpg

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ルリマツリモドキ061007a-l.jpg瑠璃茉莉擬き(ルリマツリモドキ)はイソマツ科ルリマツリモドキ属の多年草である。
原産地は中国の西部である。
中国名を藍雪花という。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
瑠璃茉莉(ルリマツリ)と属は異なるが近縁である。
英名はプルンバゴ(plumbago)で、この名称でも流通している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
やや這い性で、地下茎を横に伸ばして広がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
秋には紅葉をする。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇から短い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの青紫色の花をたくさんつける。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ceratostigma はギリシア語の「ceras(角)+stigma (柱頭)」からきている。柱頭(雌しべの先)の形から名づけられたものである。
種小名の plumbaginoides は「ルリマツリ属(Plumbago)に似た」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ceratostigma plumbaginoides

★暑さにも負けず次々瑠璃色の
 花を絶やさず花壇彩り

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タカアザミ070902d-l.jpg高薊(タカアザミ)はキク科アザミ属の越年草である。
北海道から本州の長野県にかけて分布し、河原や休耕田などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
根際から生える葉は開花時期には枯れる。
茎につく葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に深く裂け、頂裂片は尾状に伸びる。
開花時期は8月から10月である。
長い柄の先に花径25ミリから35ミリくらいの紅紫色の花(頭花)を下向きにぶら下がるようにつける。
総苞の形は卵状の球形である。
総苞片は線形で、反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花の柄が高く伸び上がっていることからきている。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の pendulum は「下垂の」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Cirsium pendulum

★ぐいぐいと精一杯に背伸びして
 花はだらりと垂れ下がらせて

タカアザミ070902c-l.jpg

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イワタバコ070826b-l.jpg尼寺に紫添えて岩煙草

岩煙草(イワタバコ)はイワタバコ科イワタバコ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、低山や山地の日陰や湿った岩壁などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
和名の由来は、根際から生える楕円形の葉が大きく、「煙草」の葉に似ているというところからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
葉のつけ根の部分は翼のある柄となる。
葉の表面には艶があり、皺がある。
開花時期は6月から9月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径10ミリから15ミリくらいの紫色の花を数輪つける。
花冠は短い筒状で、先が5つに裂ける。
裂片の先は反り返る。
中央に雌しべがあり、回りに黄褐色の雄しべが5本ある。
観賞用にも栽培され、白花や桃花などの品種がある。
花の後にできる実は披針形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
若葉を食用とする。
葉を乾燥させたものを生薬で苦苣苔(くきょたい)といい、胃腸薬としての効果がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Conandron はギリシャ語の「conos(円錐形の)+andros(雄しべ)」からきている。雄しべが集まって円錐形になることから名づけられた。
種小名の ramondioides は「イワタバコ科のRamondia属に似た」という意味である。Ramondia属はヨーロッパの高山に生える植物である。
写真は8月に仙台市野草園で撮った。
学名:Conandron ramondioides

★花咲くをいつかいつかと待ち続け
 紫色の花に出合いて

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クリデミア・ヒルタ090823a-l.jpgクリデミア・ヒルタはノボタン科クリデミア属の常緑多年草である。
原産地はジャマイカである。
国際自然保護連合(IUCN)の定めた「世界の外来侵入種ワースト100」に選ばれており、世界の熱帯・亜熱帯に広く帰化している。
伐採跡地などで急速に生長する。
和名はアメリカ草野牡丹(アメリカクサノボタン)という。
草丈は1メートルくらいである。
全草に硬い毛が生える。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉脈の部分が裏面に突出して凹凸になる。
開花時期は周年である。
白い小さな花が下向きにつき、あまり目立たない。
実は楕円形で黒紫色に熟し、食用になる。
属名の Clidemia は古代ギリシャの著述家「Cleidemus」の名からきている。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Clidemia hirta

★凄まじい生命力を誇るけど
 花は静かに俯き咲いて

クリデミア・ヒルタ090823b-l.jpg

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ヘビウリ081012a-l.jpg

蛇瓜(ヘビウリ)はウリ科カラスウリ属(トリコサンテス属)の蔓性一年草である。
トリコサンテス属は世界に50種くらいが分布する。
日本にも烏瓜(カラスウリ)などが分布し、属名の和名もカラスウリ属という。
本種の原産地はインドである。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
和名の由来は、果実が細長く蛇のようにくねっていることからきている。
別名を長実烏瓜(ナガミカラスウリ)という。
熱帯地域では食用としても栽培されるが、日本では観賞用として栽培されている。
草丈は3メートルから5メートルくらいである。
巻きひげで他のものにからみついて伸びる。
葉は卵円形で手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には艶はない。
開花時期は7月から9月である。
烏瓜(カラスウリ)とよく似た白い花を咲かせる。
花冠は5つに裂け、裂片の縁が長く細く裂ける。
裂片の数は4つや6つのこともある。
なお、烏瓜(カラスウリ)の場合、花は夜に咲く。
花の後にできる実は、長さが30センチから100センチくらいのウリ状果ある。
実の色は淡い緑色で、濃い緑色の縞模様が入る。
属名の Trichosanthes はギリシャ語の「trichos(毛)+anthos(花)」からきている。花冠の先が細かく裂けて糸状になることから名づけられた。
種小名の anguina は「蛇のようにくねくねした」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Trichosanthes anguina

★くねくねと曲がる蛇瓜めずらしく
 早く実れと花を見つめて

ヘビウリ081012b-l.jpg

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2015/11/10改訂

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インドマツリ090201a-l.jpgインド茉莉(インドマツリ)はイソマツ科ルリマツリ属の蔓性常緑低木である。
別名をセイロン茉莉(セイロンマツリ)ともいう。
原産地は熱帯アジアである。
日本では温室で栽培されている。
樹高は1メートルくらいである。
茎先は蔓状になって他の植物に絡みつく。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質である。
開花時期は周年である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、細い漏斗状の白い花をつける。
花のつけ根の部分は萼に包まれている。
花の先は5つに裂け、横に平らに開く。
観賞価値はあまり高くない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
開花後も残る萼には腺毛(粘着物質を出す毛)があって粘り、いわゆるひっつき虫となって散布される。
中国名を「白花丹」といい、解毒剤、鎮痛剤、腫れ物の薬とされる。
英名はレッドワート(leadwort)である。
これは「鉛草」の意味である。
属名の Plumbago はラテン語の「plumbum(鉛)」からきている。かつてこの属の1種が鉛中毒に効くと考えられたことから名づけられた。
種小名の zeylanica は「セイロン島の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Plumbago zeylanica

★薬草の雰囲気辺りに漂わせ
 純白に咲くセイロン茉莉

インドマツリ090201b-l.jpg

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イワショウブ070826c-l.jpg岩菖蒲(イワショウブ)はユリ科チシマゼキショウ属の多年草である。
分類体系によってはチシマゼキショウ科とされる。
本州の日本海側に分布し、山地や亜高山帯の湿地に生える。
日本固有種である。
氷河期の遺存植物と言われる。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎には腺毛(粘着物質を出す毛)がたくさんあって粘る。
葉は線形で根際から生え、長さ10センチから20センチくらいである。
菖蒲(ショウブ)の葉に似ており、それが和名の由来となっている。
開花時期は8月から9月である。
茎先に花径5ミリから10ミリくらいの白い花がたくさん固まってつく。
花は1か所に3つずつつく。
花被片は6枚である。
花被片の形は細長い楕円形で、内側に巻く。
花の真ん中にある緑色のものは雌しべの根元である。
雄しべは6本である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tofieldia はイギリスの植物学者「トゥフィールド(T. Tofield)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に仙台市野草園で撮った。
学名:Tofieldia japonica

★太古より生き抜き深山に花咲かす
 岩菖蒲の可憐な姿

イワショウブ070826d-l.jpg

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ワルナスビ070825c-l.jpg悪茄子(ワルナスビ)はナス科ナス属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本にも帰化していて、本州の関東地方から沖縄にかけて分布する。
各地の道ばたや荒れ地に生える。
和名の由来は、繁殖力が強く、刺があって始末の悪い雑草であることからきている。
名付け親は牧野富太郎博士である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は枝分かれをして斜上し、毛が生えている。
また、黄色く鋭い棘を疎らにつける。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には大形のぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生える。
葉の柄や葉脈上にも鋭い棘がある。
開花時期は7月から10月である。
節の間から出た柄に茄子(ナス)によく似た白または淡い紫色の花を4輪から10輪くらいつける。
花冠は杯状で5つに深く裂ける。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄橙色に熟する。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の carolinense は「カロライナの」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Solanum carolinense

★鎧いたる身には似合わぬ花つけて
 地を這い生きるその逞しき

ワルナスビ070825e-l.jpg

ワルナスビ070825b-l.jpg

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マツカサアザミ070825b-l.jpg松毬薊(マツカサアザミ)はセリ科ヒゴタイサイコ属の多年草である。
「薊」の名がつくが、アザミの仲間とは異なる。
原産地はヨーロッパで、乾燥した草地に生える。
日本へは大正時代の初期に渡来した。
北海道や本州の高冷地が栽培に適する。
なお、松毬薊(マツカサアザミ)は園芸名である。
和名は丸葉の肥後体柴胡(マルバノヒゴタイサイコ)という。
英名はシーホーリー(sea holly)である。
ホーリーは西洋柊(セイヨウヒイラギ)のことである。
学名からエリンギウム・プラヌムの名で表示するところもある。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎には小さな棘がある。
葉は楕円形ないし心形で、縁は切れ込んでいて棘のようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをして先に淡い青紫色をした花(頭花)をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は線形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Eryngium はギリシャ語の「eyringion(同属の古名)」からきている。
種小名の planum は「扁平な」という意味である。
写真は8月に山形市植物園で撮った。
学名:Eryngium planum

★薊とは少し違うとわかるけど
 何セリ科だとこれはわからぬ

マツカサアザミ070825d-l.jpg

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ゲンチアナ・シノオルナータ090927a-l.jpgゲンチアナ・シノオルナタはリンドウ科リンドウ属の多年草である。
中国の雲南省・四川省、チベット、ミャンマー北部などに分布し、標高2800メートルから4400メートルの高山の草地に生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は細長い三角形である。
開花時期は5月から10月くらいである。
花冠は青紫色で、黄白色のストライブが入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の sino-ornata は「中国の美しい」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Gentiana sino-ornata

★高山と言えど花々咲き乱れ
 幻想的な中国南部

ゲンチアナ・シノオルナータ090927b-l.jpg

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ヤマホタルブクロ110810a-l.jpg山蛍袋(ヤマホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
日本固有種である。
東北地方南部から近畿地方東部にかけて分布し、山地の土手などに生える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は長さが5センチから8センチの三角形に近い卵形である。
互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月である。
茎に垂れ下がるようにして円筒形をした薄い紅紫色の花をところどころにつける。
花の長さは4、5センチで、先が浅く5つに切れ込む。
蛍袋(ホタルブクロ)の変種である。
蛍袋(ホタルブクロ)との違いは、山蛍袋(ヤマホタルブクロ)は萼のつけ根が丸く膨らんでいるのに対して、蛍袋(ホタルブクロ)のほうはその部分がめくれて、反り返っていることで見分ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
変種名の hondoensis は「本州の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Campanula punctata var. hondoensis

★ひっそりと項垂れ咲くは山の中
 人音一つ聴こえぬけれど

ヤマホタルブクロ110810b-l.jpg

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ラベンダーセージ090928a-l.jpgラベンダーセージ(lavender sage)はシソ科アキギリ属の常緑低木である。
ブルーセージ(サルビア・ファリナケア:Salvia farinacea)とサルビア・ロンギスピカタ(Salvia longispicata)との人工交雑種である。
カリフォルニア植物園で作出された。
花穂の様子がラベンダーに似ていることからラベンダーセージと呼ばれる。
学名からサルビア・インディゴスパイアとする場合もある。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
長い花穂が伸びて、濃い紺色の蝶型の花が咲く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
品種名の Indigo Spires は「藍色の尖塔」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia 'Indigo Spires'

★鈍色の空はどんより低くても
 忘れさせない透き通る青

ラベンダーセージ090928c-l.jpg

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リモニウム・ラティフォリウム070917b-l.jpgリモニウム・ラティフォリウムはイソマツ科イソマツ属の多年草である。
原産地は東ヨーロッパからコーカサス地方にかけてで、草地や岩場に生える。
流通名を庭花火(ニワハナビ)という。
本種から園芸品種がたくさん生み出され、スターチスの名で流通している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は根際からよく枝分かれをして広がる。
茎には星状毛が生える。
星状毛というのは、放射状に伸びる毛のことである。
開花時期は5月から10月くらいである。
円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出して、青ないし紫色の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はシーラベンダー(sea lavender)という。
属名の Limonium はギリシャ語の「leimon(草地)」からきている。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Limonium latifolium

★霞み咲く花色淡く庭花火
 姿優しく天使のように

リモニウム・ラティフォリウム070917c-l.jpg

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ハクサンオミナエシ080807f-l.jpg白山女郎花(ハクサンオミナエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて日本海側に分布し、山地や亜高山、高山の岩場や砂礫地に生える。
別名を小金鈴花(コキンレイカ)ともいう。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で手のひら状に裂け、向かい合って生える(対生)。
茎の下部につく葉ほど柄が長い。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月くらいである。
葉の脇に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、小さな黄色い花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠に先は5つに裂ける。
裂片の先は丸い。
花の下部にはごく小さな距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Patrinia はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さん」の名からきている。
種小名の triloba は「三片の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Patrinia triloba

★背は低く花は黄金に輝いて
 小金鈴花咲く山の頂

ハクサンオミナエシ080807d-l.jpg

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ハクサンシャジン070825a-l.jpg白山沙参(ハクサンシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山や亜高山の草地や礫地に生える。
分類上は釣鐘人参(ツリガネニンジン)の高山型の変種とされている。
和名の由来は、最初の発見地である白山の名を冠したものである。
別名を高嶺釣鐘人参(タカネツリガネニンジン)ともいう。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、3枚から5枚が輪生する。
葉の縁には尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
下部につく葉は開花時期には枯れる。
よく似た姫沙参(ヒメシャジン)や深山沙参(ミヤマシャジン)の葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
花は淡い青紫色をした鐘形で、数輪ずつ輪生する。
花の色は濃いものや薄いものがある。
花冠の先はやや広がり、雌しべの花柱が長く突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の tripylla は「3枚の葉の」という意味である。
変種名の hakusanensis は「(石川県の)白山の」という意味である。
写真は8月に山形市植物園で撮った。
学名:Adenophora triphylla var. hakusanensis

★花時は終わりに近いようだけど
 出合いの縁に歓び覚え

ハクサンシャジン070825b-l.jpg

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ストロファンツス・プレウシイ090929a-l.jpg

ストロファンツス・プレウシーはキョウチクトウ科キンリュウカ属の蔓性常緑低木である。
原産地は西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカの熱帯地域である。
蔓の長さは4メートルに達する。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から9月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花の色は黄白色である。
特徴的なのは裂片の先が赤褐色の紐状になって長く伸びることである。
長さは数十センチに達する。
属名の Strophanthus はギリシャ語の「strophos(ねじれた紐)+ anthos(花)」からきている。
種小名の preussii は植物採集家「プロイス(P. R. Preuss)さんの」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Strophanthus preussii

★個性ある花の姿にびっくりし
 どうしてなのかと興味の募り

ストロファンツス・プレウシイ090929b-l.jpg

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ヘプタコディウム・ジャスミノイデス090718b-l.jpgヘプタコディウム・ジャスミノイデスはスイカズラ科ヘプタコディウム属の落葉小高木である。
1属1種である。
原産地は中国である。
湖北省、浙江省などに分布し、標高600メートルから1000メートルの崖地などに生える。
英名はオータムライラック(autumn lilac)である。
あるいは、セブンサンフラワー(seven-son flower)とも呼ばれる。
中国名を七子花といい、ここから「ナナコカ」の名も用いられている。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月くらいである。
花の色は白く、よい香りがする。
花は唇状に大きく2つに裂け、上弁は先が4つに裂けている。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Heptacodium はギリシャ語の「hepta(7つの)+codeia(頭)」からきている。
種小名の jasminoides は「ジャスミンのような」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Heptacodium jasminoides

★見ることも稀と言われる七子花に
 目を奪われる夕暮れの道

ヘプタコディウム・ジャスミノイデス090718a-l.jpg

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蒲(ガマ)

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ガマ070825a-l.jpg

蒲の穂に笑顔こぼれる池の端

蒲(ガマ)はガマ科ガマ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、池や沼などに生える。
海外でも、温帯から熱帯にかけて広く分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から8月くらいである。
丸っこいソーセージのような茶色の花穂が雌花で、雄花はその先につく。
肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)と呼ばれている。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
種子には毛があり、風に乗って散布される。
「因幡(いなば)の白兎」の話にあるように花粉には止血効果があり、生薬として用いられている。
生薬名は蒲黄(ほおう)という。
また、古くは蒲の雌花から成る果穂は蒲団綿(ふとんわた)として利用されていた。
「蒲団」に「蒲」の字が用いられるのはこのためである。
俳句では、「蒲の花」「蒲の穂」が夏の季語である。
属名の Typha はギリシャ語の「沼(tiphos)」からきている。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Typha latifolia

★どことなくお茶目な姿面白く
 自然の不思議じっと眺めて

ガマ070825b-l.jpg

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イソマツ081102a-l.jpg磯松(イソマツ)はイソマツ科イソマツ属の多年草である。
伊豆諸島、小笠原諸島、それに屋久島以南の南西諸島に分布し、海岸の岩の割れ目などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから60センチくらいである。
茎の色は黒く、古い茎の皮は鱗片状に割れる。
根際から生える葉はへら形である。
葉の質は分厚く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
自生地での開花時期は8月から9月くらいである。
葉の間から花茎を立て、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出して淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花径は2ミリから6ミリくらいで、鐘形である。
花冠は先が5つに裂ける。
萼は筒状で、先が5つに裂ける。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Limonium はギリシャ語の「leimon(草地)」からきている。
種小名の wrightii はイギリスの植物学者「ライト( C. H. Wright)さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Limonium wrightii

★名前だけ聞いていたけど磯松は
 こんな姿か花も可愛い

イソマツ081102c-l.jpg

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ナンブアザミ070825d-l.jpg南部薊(ナンブアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて主に日本海側に分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
分類上は、太平洋側に多く分布する利根薊(トネアザミ)の基本種とされている。
変種との違いは、茎の上部につく葉の切れ込みが少ないことや総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)のそり返りが大きいことなどである。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎につく葉は楕円状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉は切れ込まずにぎざぎざ(鋸歯)のあるものが多く、下部につく葉には羽状に中裂するものもある。
つけ根の部分は茎を抱かない。
開花時期は8月から10月くらいである。
花径2、3センチの紅紫色をした花(頭花)を横向きにたくさんつける。
頭花は多数の舌状花からなる。
総苞片は7列に並んでそり返り、粘らない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Cirsium nipponicum

★薊ほど区別しにくいものはない
 南部薊かこれもそうかな

ナンブアザミ070825c-l.jpg

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ツリフネソウ070825a-l.jpg帆を掛けて何が獲物の釣船草

釣船草(ツリフネソウ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。
日本各地に分布し、山地の水辺ややや湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部にも分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から花柄を出し、紅紫色の花を数輪ずつつける。
花冠は長さが3、4センチの筒状で、先が唇形に裂ける。
また、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が後ろに突き出て渦巻き状になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花柄から下垂する花の形を釣船に見立てたのが名の由来である。
俳句の季語は秋である。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の textorii は採集家「テックストルの」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Impatiens textori

★のんびりと棹を垂らして釣船草
 派手な衣装で人目気にせず

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ミズーリマツヨイグサ070603a-l.jpgミズーリ待宵草(ミズーリマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
学名のオエノテラ・ミズーリエンシスで表示するものもある。
草丈は30センチくらいである。
開花時期は5月から7月くらいである。
草丈の割に花は大きい。
黄色い4弁花で、夕方に花を開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の missouriensis は「(アメリカ合衆国の)ミズーリの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
種子交換でドイツのゲーテ植物園から入手したという。
学名:Oenothera missouriensis

★夕方に開く花だと聞いたけど
 上手く撮れたよミズーリ育ち

ミズーリマツヨイグサ070603b-l.jpg

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ダキバヒメアザミ070825b-l.jpg抱葉姫薊(ダキバヒメアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方と新潟県に分布し、山地の林の縁や草地に生える。
草丈は150センチから200センチくらいである。
茎は軟らかくて毛は生えず、しばしば紅紫色を帯びる。
軟らかい茎は食用になり、油いためや和え物などにされる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁はぎざぎざ(鋸歯)のあるものや羽状に切れ込むものがある。
葉のつけ根の部分が茎を抱くのが特徴である。
開花時期は7月から9月である。
花(頭花)の色は紅紫色で、多数の舌状花で構成される。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は粘らない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の amplexifolium は「茎を抱く葉のある」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Cirsium amplexifolium

★めずらしい名前にほっと息漏らす
 茎を抱く葉に頷きながら

ダキバヒメアザミ070825d-l.jpg

ダキバヒメアザミ070825c-l.jpg

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ウゼントリカブト070825c-l.jpg羽前鳥兜(ウゼントリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
「羽前」というのは山形県の旧国名である。
蔵王山の山形県側で発見されたのが名の由来である。
本州の東北地方と関東地方に分布する。
秋田県では絶滅危惧種に指定している。
奥鳥兜(オクトリカブト)とよく似ているが、花の柄に腺毛が生えることで区別される。
草丈は50センチから180センチくらいになる。
葉は5つから7つに裂けるが、細長い裂片には分かれず丸味がある。
裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は8月から10月である。
濃い青紫色の花を咲かせる。
花びらのように見えるのは萼である。
萼の中に細長い花弁が2枚ある。
たくさんの雄しべが見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「hierax(=鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の okuyamae は「奥山さんの」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Aconitum okuyamae

★峰連ね雪待つ山に花開く
 羽前の国に固有の姿

ウゼントリカブト070825d-l.jpg

ウゼントリカブト070825f-l.jpg

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コスツス・マロルティエアヌス090929a-l.jpgコスツス・マロルティエアヌスはショウガ科フクジンソウ属の多年草である。
原産地はニカラグアやコスタリカである。
英名はクレープジンジャー(crepe ginger)である。
草丈は1メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、茎に対して螺旋状につく。
開花時期は周年である。
茎先に赤い縞模様のある黄色い花をつける。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Costus はアラビア語の「koost(東インド)」からきており、東方からの植物の意味合いである。
種小名の malortieanus は「Malortie(人名)+anus(関係した)」という意味である。
写真は9月に宇治市立植物公園で撮った。
学名:Costus malortieanus

★くるくると茎の回りを巻いてつく
 葉っぱ不思議なクレープジンジャー

コスツス・マロルティエアヌス090929b-l.jpg

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トキワツユクサ050514a-l.jpg常磐露草(トキワツユクサ)はツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは昭和初期に園芸植物として渡来したが、現在では野生化している。
名前のように常緑である。
茎は横に這い1メートルくらいに伸び、節から根を出す。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月である。
三角形の小さな白い花を咲かせる。
雄しべは6本あり、毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名は野博多唐草(ノハカタカラクサ)である。
露草(ツユクサ)や紫露草(ムラサキツユクサ)と同じ仲間である。
属名の Tradescantia はイギリスの庭師「トラデスカントさん(J. Tradescant)」の名にちなむ。
種小名の fluminensis は「リオ・デ・ジャネイロの」という意味である。
写真は5月に鎌倉の光則寺で撮った。
学名:Tradescantia fluminensis

★花びらの形不思議な三角形
 常磐露草謎秘めて咲く

トキワツユクサ050514b-l.jpg

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タカトウダイ110811a-l.jpg高灯台(タカトウダイ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎葉に白い汁を含み、毒性がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎先には5枚の葉が輪生する。
開花時期は6月から8月である。
茎先と葉の脇に杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)を出し、緑黄色の花をつける。
花には花被がなく、萼状の総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれる。
雌花1個と雄花数個からなり、それぞれ雌しべ、雄しべを1本ずつもつ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名の由来は、春に咲く灯台草(トウダイグサ)より大きいことからきている。
なお、この場合の「灯台」とは、昔の室内照明器具である「灯明台」のことである。
根は生薬の大戟(たいげき)になり、下剤、利尿剤として用いられる。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名にちなむ。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の pekinensis は「北京の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Euphorbia pekinensis

★目立たない花は緑の高灯台
 地味が自慢と背伸びして咲く

タカトウダイ110811b-l.jpg

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オオマツヨイグサ070917b-l.jpg大待宵草(オオマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
ヨーロッパでグランディフローラ種(Oenothera grandiflora)とエラタ種(Oenothera elata)をもとに作り出された園芸品種である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
園芸用に栽培していたものが逸出し、北海道から沖縄にかけて野生化している。
ただし、近年はその後に渡来した近縁種の雌待宵草(メマツヨイグサ)に押されて減少している。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は直立をし、毛がたくさん生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花である。
花径は大きく、6センチから8センチくらいある。
花弁はハート形で4枚ある。
花の真ん中には柱頭が4つに裂けた長い雌しべがあり、その周りに8本の雄しべがある。
雌待宵草(メマツヨイグサ)のほうは花径が2?3センチと小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の erythrosepala は「赤い萼片の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Oenothera erythrosepala

★恋模様そっと見つめて待宵草
 つく溜息に月も微笑み

オオマツヨイグサ070917c-l.jpg

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コイブキアザミ110811a-l.jpg小伊吹薊(コイブキアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
伊吹山の固有種である。
山頂に近いお花畑に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、羽状に裂ける。
葉には鋭い棘があり、茎に密集する。
開花時期は8月から10月である。
茎先に淡い紅紫色をした花(頭花)を密につける。
花径は2センチくらいである。
総苞は筒状で、蜘蛛毛(蜘蛛の巣のような細くからまっている毛)があり粘る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の confertissimum は「密生した」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Cirsium confertissimum

★この土地がとても似合いの咲き方に
 惚れ惚れとする小伊吹薊

コイブキアザミ110811b-l.jpg

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ヒカゲミツバ070810c-l.jpg日陰三葉(ヒカゲミツバ)はセリ科カノツメソウ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿気の多い場所に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎は円柱形で直立し、上部で枝分かれをする。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
3つに枝分かれした先に3枚ずつ葉をつけて1枚の葉となる。
葉には長い柄がある。
小葉の形は楕円形ないし卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本で長い。
雌しべの花柱の先は2つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Spuriopimpinella はラテン語の「spurius(異常の)+ミツバグサ属(Pimpinella)」からきている。ミツバグサ属に似ているが異なるという意味で名づけられた。
種小名の nikoensis は「日光の」という意味である。
写真は8月に上高地で撮った。
学名:Spuriopimpinella nikoensis

★ぱらぱらと隙間の空いたパラソルが
 木陰に開く静かな姿

ヒカゲミツバ070810b-l.jpg

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ミオソティス・アルペストリス100305a-l.jpgミオソティス・アルペストリスはムラサキ科ワスレナグサ属の多年草である。
ヨーロッパのアルプス山脈、アペニン山脈、ピレネー山脈、バルカン半島などに分布し、山地や亜高山の草原や林の中に生える。
英名はアルパイン・フォーゲットミーノット(Alpine forget-me-not)である。
園芸的には「ワスレナグサ」の1つとして流通している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には軟らかい毛が生えている。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、青色の小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリから7ミリくらいである。
花弁は5枚で、花の真ん中は黄色い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Myosotis はギリシャ語の「myos(ハツカネズミ)+otis(耳)」からきている。葉の形を表したものである。
種小名の alpestris は「亜高山の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Myosotis alpestris

★夢見ても身の丈ほどの淡き夢
 けれど悔やまぬそれも人生

ミオソティス・アルペストリス100305b-l.jpg

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ヤエザキサボンソウ070917b-l.jpgサボン草(サボンソウ)はナデシコ科サボンソウ属の多年草である。
シャボン草(シャボンソウ)とも呼ばれる。
原産地はヨーロッパである。
全体にサポニンが多く、古くから洗剤として利用されてきた。
英名はソープワート(soapwort)である。
ワートは雑草のことである。
八重咲きサボン草(ヤエザキサボンソウ)はその変種である。
特徴は、八重咲きをすることである。
雄しべが花弁化したものである。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色ないし白い花をつける。
属名の Saponaria はラテン語の「sapo(石鹸)」からきている。粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
変種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Saponaria officinalis var. plena

★ふさふさと花びらつけてサボン草
 どんどん咲くよお転婆娘

ヤエザキサボンソウ070917c-l.jpg

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チカラシバ080914a-l.jpg力芝(チカラシバ)は、イネ科チカラシバ属の多年草である。
日本各地に分布し、田の畦や堤防、道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、マレー半島、インドなどにも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいになる。
種子と地下茎で繁殖し、枝別れした多くの地上茎が四方に広がる。
葉は線形で、根際から生える。
葉鞘(茎を鞘状に包んでいる葉のつけ根の部分)は平たい。
名の由来は、力一杯引っ張ってもなかなか抜けないというところからきている。
開花時期は9月から10月である。
ふさふさした尾のような円柱形の花穂は直立し、剛毛に包まれた濃い紫色の小穂を密生する。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Pennisetum はラテン語の「penna(羽毛)+ seta(剛毛)」からきている。
種小名の alopecuroides は「スズメノテッポウ属(Alopecurus)に似た」という意味である。
上の写真は9月に向島百花園で撮った。
学名:Pennisetum alopecuroides

★えいこらと力比べをしてごらん
 力芝には根負けしそう

チカラシバ080914b-l.jpg

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イワアカバナ110810a-l.jpg岩赤花(イワアカバナ)はアカバナ科アカバナ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った場所に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国東北部などにも分布する。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は楕円形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎には全体に毛が生えている。
毛が曲がって伸びているのが特徴である。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部に花径1センチくらいの白い4弁花をつける。
日なたに生えるものは淡い紅色を帯びる。
花弁の先は浅く2つに裂けている。
雌しべの子房は細長くて花柄のように見える。
また、雌しべの柱頭は球状に膨らんでいるのが特徴である。
近縁種の赤花(アカバナ)の場合は棍棒状となる。
花の後にできる実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。種子に冠毛がある。
属名の Epilobium はギリシャ語の「on(スミレ)+epi(上)+lobon(莢)」に由来する。スミレ色の花が長い子房の先に着くことを表したものである。
種小名の cephalostigma は「頭状の柱頭」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Epilobium cephalostigma

★花の色白っぽいなと思ったら
 調べてみればここも違うと

イワアカバナ110810b-l.jpg

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ミツモトソウ110810b-l.jpg水源草(ミツモトソウ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地から山地のやや湿った草地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は40センチから70センチくらいである。
全体に毛が多く生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の狭い卵形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には軟毛が生える。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部に花径1センチくらいの黄色い5弁花を疎らにつける。
萼片は5枚で先が鋭く尖り、花弁よりも短い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の cryptotaeniae は「ミツバ属(Cryptotaenia)の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Potentilla cryptotaeniae

★花だけを見ても区別はつかないね
 葉が違ってる水源草は

ミツモトソウ110810a-l.jpg

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シデシャジン070805b-l.jpg四手沙参(シデシャジン)はキキョウ科シデシャジン属の多年草である。
本州と九州に分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部などにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をつける。
花冠は長さ2センチくらいで、細く5つに裂けて反り返る。
雄しべは5本である。
雌しべの花柱が長く突き出し、柱頭が3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことである。
「沙参」は釣鐘人参(ツリガネニンジン)の中国名である。
青紫色の花が後ろに反り返った独特の形から四手(シデ)を連想したものといわれる。
属名の Asyneuma はギリシャ語の「a(否定)+syn(共に)+aeuma(Phyteuma属の略)」からきている。タマシャジン属とは異なったという意味になる。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Asyneuma japonicum

★造形の不思議を見せる花姿
 四手沙参咲く野は深くして

シデシャジン070805a-l.jpg

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グロッバ・ウィニティー090929a-l.jpgグロッバ・ウィニティーはショウガ科グロッパ属の多年草である。
原産地はタイである。
流通名をシャムの舞姫(シャムノマイヒメ)という。
英名はダンシング・レディズ・ジンジャー(Dancing ladies ginger)である。
草丈は45センチから60センチくらいである。
葉の形は長い楕円形である。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に長さ15センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂れ下げる。
紅紫色の部分は苞で、そのつけ根から出る黄色い部分が花弁である。
花期は長く、数週間咲いている。
園芸品種には苞が白いものもある。
属名の Globba はインドネシアの現地語「galoba」からきている。
種小名の winitii は採集者「ウィニット( L. Winit)さんの」という意味である。
写真は9月に宇治市立植物公園で撮った。
学名:Globba winitii

★南国へ行けばいろんなジンジャーが
 迎えてくれるこれは舞姫

グロッバ・ウィニティー090929b-l.jpg

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キケンショウマ090830b-l.jpg鬼瞼升麻(キケンショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、山地のやや湿った林の中に生える。
分類上は、大葉升麻(オオバショウマ)の変種とされている。
特徴は、小葉が円心形とならず、茎が葉の中から出て盾状になっていることである。
ただし、大葉升麻(オオバショウマ)の別名とする見解もある。
草丈は50センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花をブラシ状に細長くつける。
花弁のように見えるのは萼片で、開花すると落ちてブラシ状の雄しべが目立つ。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、ペンギンのような形をしている。
「升麻」というのは生薬名である。
晒菜升麻(サラシナショウマ)の仲間の根茎が生薬に用いられることから、よく似た穂状の花をつける植物にこの名が充てられている。
属名の Cimicifuga はラテン語の「cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)」からきている。悪臭がひどくて南京虫も逃げるということで名づけられた。
種小名の acerina は「カエデの葉の」という意味である。
変種名の peltata は「楯状の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Cimicifuga acerina var. peltata

★どれどれと葉っぱの様子覗き込む
 違いはどこだ鬼瞼升麻

キケンショウマ090830c-l.jpg

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ハマゴウ080721a-l.jpg蔓荊(ハマゴウ)はクマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木である。
漢字では「浜香」「浜栲」とも書く。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、ハワイ、オーストラリアなどにも分布する。
茎は砂上を這い、樹高は50センチから100センチくらいになる。
株全体に香気がある。
葉は灰緑色をした楕円形で波打っており、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面は白い軟毛に覆われている。
開花時期は7月から9月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、青紫色をした唇形の花をたくさんつける。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花冠は上下2つの唇に分かれる。
上唇は2つに裂ける。
下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は両側の裂片の5倍くらいあり、つけ根に2つの白い斑がある。
秋になると球形で硬い核果(水分を多く含み中に種が1つある)が淡い黒色に熟する。
実はコルク質で、海流に運ばれて広がる。
実を乾燥させたものを生薬で蔓荊子(まんけいし)といい、滋養強壮、解熱、消炎などの薬効がある。
属名の Vitex はラテン語の「vieo(結ぶ)」からきている。この属の1種の枝で篭を編んだことから名づけられた。
種小名の rotundifolia は「円形葉の」という意味である。
写真は7月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Vitex rotundifolia

★砂浜を埋めるがごとく咲くという
 蔓荊の花いつか見たいと
★砂浜を埋めるがごとく咲くという
 蔓荊の花求めひたちへ

ハマゴウ080721e-l.jpg

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イクソラ・ダッフィー090904a-l.jpgイクソラ・デュフィーはアカネ科サンタンカ属の常緑低木である。
原産地は中国の南部やマレー半島、スマトラ島、カロリン諸島などである。
サンタンカの仲間ではいちばん大きな花をつける。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から10月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、濃い紅色をした十字形の花をたくさんつける。
花冠は筒形で先が4つに裂ける。
花序径は10センチくらいある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Ixora はシバ神に由来する言葉。この花を供えたことからきている。
種小名の duffii は「ダフ(Duff)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ixora duffii

★イクソラもいろんな仲間あるんだね
 大きな花が色鮮やかに
☆賑やかに空を見上げて背伸びする
 十字の花束両手にかかえ

イクソラ・ダッフィー090904b-l.jpg

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ミツバフウロ110810a-l.jpg三葉風露(ミツバフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草地や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、アムール地方などにも分布する。
現の証拠(ゲンノショウコ)に似るが、葉が3つに裂けるものが多いこと、開出毛(立ち上がるようにつく毛)や腺毛(粘着物質を出す毛)がないことが異なる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は手のひら状で、普通は3つに裂ける。
葉の裂片は菱形状で、先が尖る。
茎や葉の柄には下向きの伏毛(茎や葉に密着して寝た毛)がある。
開花時期は7月から10月である。
茎先や葉の脇に花径10ミリから15ミリくらいの白ないし淡い紅色の花をつける。
花弁数は5枚で、濃い色の筋が入る。
萼片は5枚である。
雄しべは10本ある。
花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)は先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の wilfordii は東アジアの植物を採集したイギリスの植物学者「ウィルフォード(C. Wilford)さんの」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Geranium wilfordii

★葉の形たしかに違っているけれど
 見分けにくいね三葉風露は

ミツバフウロ110810b-l.jpg

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ミヤマタニソバ070804a-l.jpg深山谷蕎麦(ミヤマタニソバ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の節には下向きの棘が生える。
葉は三角形で薄く、先は尖っている。
葉の両面に毛が生える。
暗紫色の薄いV字型の斑点があるものもある。
葉には柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先や葉の脇に数個の小さな白ないし淡い紅色の花をつける。
花被は5つに裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の debilis は「弱くて小さい」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Persicaria debilis

★木道の足元見ればひっそりと
 隠れるように深山谷蕎麦

ミヤマタニソバ070804c-l.jpg

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タラノキ070917a-l.jpgたらの木(タラノキ)はウコギ科タラノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国、サハリン、東シベリアなどにも分布する。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
幹は真っ直ぐに伸び、上部に大きな複葉をまとまってつける。
幹をはじめ随所に鋭い棘がある。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるのが羽状複葉だが、これをもう1回繰り返すので、1つ葉の長さは50センチから100センチにもなる。
小葉の形は卵形ないし楕円形で先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月である。
大型の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小花をたくさんつける。
5数性で、1つの花は萼片が5枚、花弁が5枚、雄しべが5本ずつあり、花柱は5つに裂ける。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、11月ころに黒く熟する。
新芽を「タラの芽」といい、山菜として親しまれている。
樹皮や根皮にはサポニンを含み、生薬名をタラ根皮(たらこんぴ)という。
糖尿病の薬となるほか、健胃、強壮、強精などの薬効がある。
属名の Aralia は最初の標本についていたケベック州の現地語「aralie」からきている。
種小名の elata は「背の高い」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aralia elata

★身を守る棘は鋭く尖るけど
 たらの木のもつ力大きく

タラノキ060902b-l.jpg

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ミヤマコアザミ110810f-l.jpg深山小薊(ミヤマコアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
伊吹山のほか、白山や北アルプスにも分布する。
分類上は野薊(ノアザミ)の変種とされている。
基本種に比べて全体に小形で、棘や毛が多い。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は花の時期にも枯れない。
茎につく葉は茎を抱き、鋭い棘がある。
葉は羽状に裂ける。
開花時期は7月から8月である。
茎の先に頭花を上向きにつけ、筒状花をたくさん咲かせる。
花の下にある総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が球形で、ねばねばするのが特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の ibukiense は「伊吹山の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Cirsium japonicum var. ibukiense

★花の下ぷっくりとして可愛いよ
 背丈も低く愛嬌たっぷり

ミヤマコアザミ110810e-l.jpg

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カボチャ080803a-l.jpg南瓜咲く北の景色や走馬灯

南瓜(カボチャ)はウリ科カボチャ属に属する植物の総称で、蔓性一年草である。
原産地はメキシコ南部から中央アジアにかけた一帯で、各地で栽培されている。
主に栽培されているのは西洋種、東洋種、ペポ種で、それぞれに品種がある。
普段食べているのは西洋種である。
和名の由来は、天文10年(1541)にポルトガル人がカンボジアから東洋種を持ち込んだことからきている。
草丈は30センチくらいである。
蔓は五角形で全体に毛がある。
葉は心臓形で浅く5つに裂け、長い柄がある。
開花時期は6月から8月である。
雌雄同株で雄花と雌花がある。
いずれも黄色い大きな花である。
雄花のほうが柄が長く、雌花は柄が短い。
実は形も色も多様である。
食べられるのは外果皮、中果皮、内果皮で、外果皮の外側に残っている薄い果托が実を乾燥から保護している。
種子を乾燥したものを生薬で南瓜仁(なんかにん)という。
脂肪油、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンEなどを含有し、疲労回復などの薬効がある。
俳句では「南瓜の花」が夏の季語。「南瓜」が秋の季語である。
属名の Cucurbita はラテン語の「cucumis(ウリ)+orbis(円形)」からきている。ヒョウタンの古代ラテン名を転用したものである。
種小名の maxima は「最大の」という意味である。
写真は8月に向島百花園で撮った。
学名:Cucurbita maxima(西洋種)

★鮮やかにダイナミックに空見つめ
 南瓜の花の咲く中庭で

カボチャ080803b-l.jpg

カボチャ080803c-l.jpg

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シチョウゲ090823d-l.jpg紫丁花(シチョウゲ)はアカネ科シチョウゲ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の三重県、和歌山県と四国の高知県に分布し、川岸の岩場に生える。
白丁花(ハクチョウゲ)に近い仲間である。
別名を岩萩(イワハギ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は40センチから70センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉から離れて小さい托葉がある。
開花時期は7月から8月である。
枝先や葉の脇に花径10ミリから15ミリくらいの小さな淡い紫色の花をつける。
花冠は長い漏斗形で、先が5つに裂ける。
萼片5枚、雄しべ5本である。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が花弁と萼を包む。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、5つに裂ける。
属名の Leptodermis はギリシャ語の「leptos(細長い)+derma(皮)」からきている。さく果の果皮が薄いことから名づけられた。
種小名の pulchella は「愛らしい」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Leptodermis pulchella

★カタカナの名前にはっと息を飲む
 どんな花かと思いめぐらし
☆優しげな薄紫の花の色
 消えいるように時に流され

シチョウゲ090823c-l.jpg

シチョウゲ090823b-l.jpg

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ヒメナミキ070804a-l.jpg姫浪来(ヒメナミキ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
地下茎を這わせて繁殖する。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から8月である。
対生する葉の脇に1つずつ並んで、淡い紅紫色を帯びた唇形の花をつける。
普通は2つの花が同じ方向を向いて咲く。
上の唇は兜状に膨らみ、下の唇には淡い紫色の斑点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、浪来草(ナミキソウ)に似て姿が似て小さいことからきている。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の dependens は「下垂した」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Scutellaria dependens

★二輪ずつ仲睦まじく姫浪来
 ご免ねちょいと撮らせておくれ

ヒメナミキ070804c-l.jpg

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ニッコウアザミ070804d-l.jpg日光薊(ニッコウアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東北部から中部地方にかけて分布し、山地の湿った草原に生える。
野原薊(ノハラアザミ)の亜種で、総苞や茎に白い毛が多いのが特徴である。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は、羽状に深く裂ける。
茎につく葉は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎の上部で枝分かれをし、それぞれの先に紅紫色をした頭花を上向きにつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
よく似た野薊(ノアザミ)は花のすぐ下にある総苞が粘るが、日光薊(ニッコウアザミ)は粘らない。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の tanakae は信州の植物を研究した「田中貢一さんの」という意味である
亜種名の nikkoense は「日光の」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Cirsium tanakae subsp. nikkoense

★湿原を彩るように咲くという
 日光薊をじっと見つめて

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スパティフィルム・コクレアリスパツム090904c-l.jpgスパティフィルム・コクレアリスパツムはサトイモ科ササウチワ属(スパティフィルム属)の多年草である。
属名の読み方は「スパティフィラム」とするものもある。
和名は匂い笹団扇(ニオイササウチワ)という。
原産地はメキシコである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
同属の中では大形である。
葉は鮮やかな緑色で艶がある。
開花時期はほぼ周年である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色で、あまり目立たない。
花にはパイナップルのような香りがする。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Spathiphyllum はギリシャ語の「spathe(仏炎苞)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の cochlearispathum は「さじ形の仏炎苞の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Spathiphyllum cochlearispathum

★にょっきりと立った姿がちと違う
 これもやっぱりスパティフィルムか

スパティフィルム・コクレアリスパツム090904b-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

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プロイフィス・アムボイネンシス090726a-l.jpgプロイフィス・アムボイネンシスはヒガンバナ科プロイフィス属の多年草である。
元はユリ科エウリクレス属とされていた。
旧学名からユーリクレスの名でも流通している。
和名は擬宝珠擬き(ギボウシモドキ)である。
原産地は東南アジアからオーストラリア東北部にかけてで、熱帯雨林の中や林の縁に生える。
草丈は20センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は円形である。
葉には艶があり、長さ20センチから30センチと大きい。
開花時期は7月から8月である。
花茎の先に数輪の白い花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Proiphys はギリシャ語の「proi(早い)+phyo(花を咲かせる)」からきている。
種小名の amboinensis は「(インドネシアの)アンボン島の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Proiphys amboinensis(=Eurycles amboinensis)

★艶のある大きな葉っぱが目印だ
 生き生きと咲く擬宝珠擬き

プロイフィス・アムボイネンシス090726b-l.jpg

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ノブドウ080824c-l.jpg野葡萄(ノブドウ)はブドウ科ノブドウ属の蔓性落葉木本である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地や丘陵、野原などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリンなどにも分布する。
蔓は長さが3メートルから5メートルくらいになる。
茎のつけ根は太く木質化する。
若い茎には粗い毛がたくさん生えている。
葉は互い違いに生える(互生)。
形はほぼ円形で、普通は3つから5つに裂ける。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の根元はハート形である。
開花時期は6月から8月である。
葉の反対側に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で、雄しべ5本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、淡い緑色から紫色、空色などに変化する。
実は食べられない。
花の時期に虫が卵を産むので、実が成るにつれて虫が成長し、実が不揃いになったり、斑点ができたり、虫こぶをつくったりする。
茎や葉をすりつぶしたものは生薬の蛇葡萄(じゃほとう)といい、湿布薬となる。
根を乾燥したものは生薬の蛇葡萄根(じゃほとうこん)といい、関節痛などに効く。
属名の Ampelopsis はギリシャ語の「amperos(ブドウ)+opsis(外観)」からきている。ブドウに外観が似たという意味で名づけられた。
種小名の brevipedunculata は「短い花柄のある」という意味である。
変種名の heterophylla は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Ampelopsis brevipedunculata var. heterophylla

★ごろごろと不揃いな実をつけるけど
 コバルトブルーがトレードマーク

ノブドウ080824b-l.jpg

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キヌタソウ110810a-l.jpg砧草 (キヌタソウ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の縁や草地に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は細長い卵形で、4枚が輪のようになって生える(輪生)。
葉の先は尾状に尖り、3脈が目立つ。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、疎らに白い小さな花をつける。
花径は2ミリから3ミリくらいである。
花冠は4つに裂け、平らに開く。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、柄のついた果実の形を、布を柔らかくするためにたたく「砧」に見立てたものである。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の kinuta は日本語の「砧」のことである。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Galium kinuta

★葉の形確かに違っているけれど
 四葉葎とどこが違うの

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オゼヌマアザミ060923a-l.jpg尾瀬沼薊(オゼヌマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の尾瀬を中心に群馬県、福島県、新潟県に分布し、湿原に生える。
北海道から本州の北陸地方にかけて分布する立薊(タチアザミ)の亜種ないし近縁種である。
立薊(タチアザミ)よりも葉が深く切れ込む。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長めの楕円形で、縁が羽状に裂ける。
裂片は細く尖っている。
葉のつけ根は広く、茎を半分抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎先に紅紫色の花(頭花)を上向きにつける。
花のつけ根にある総包片が長く、花を包み込むように伸びるのが特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の inundatum は「洪水地に生える」という意味である。
亜種名の homolepis は「同様な鱗片の」という意味である。
上の写真は9月に尾瀬沼近辺で撮った。
下の写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Cirsium inundatum subsp. homolepis

★もしかしてまだ咲く花もあるかなの
 願いに応え尾瀬沼薊

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トモエソウ070804c-l.jpg巴草(トモエソウ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、シベリアにも分布する。
草丈は50センチから130センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は披針形で向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は7月から8月である。
茎先に花径5センチくらいの黄色の五弁花を開く。
雄しべはたくさんあり、雌しべの先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花弁が巴状(卍のような形)にねじれて咲いているところからきている。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の ascyron はオトギリソウのギリシャ名である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Hypericum ascyron

★黄の花のねじれ不思議な巴草
 空を翔けるやスクリュー巻いて

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ウスベニツメクサ060617b-l.jpg薄紅爪草(ウスベニツメクサ)はナデシコ科ウシオツメクサ属の一年草である。
原産地は北半球の温帯地域である。
日本では戦後に帰化が確認されている。
北海道から九州にかけて分布し、空き地などに生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎や葉には腺毛(粘着物質を出す毛)が多い。
茎は地を這って広がる。
葉は線形で先は尖り、多肉質である。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇に淡い紅紫色の5弁花をつける。
紅紫色のものも、花弁のつけ根の部分は白い。
萼片も5枚で、花弁よりも長い。
細長い卵形で、腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spergularia はギリシャ語の「Spergula(オオツメクサ属)」の縮小形で、ラテン語の「spargere(撒き散らす)」からきている。
種小名の rubra は「赤色の」という意味である。
写真は6月に積丹半島で撮った。
学名:Spergularia rubra

★空き地にはあっと驚く花がある
 君はいったいどこから来たの

ウスベニツメクサ060617a-l.jpg

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フユサンゴ080803a-l.jpg冬珊瑚(フユサンゴ)はナス科ナス属の常緑小低木である。
原産地は中南アメリカである。
日本へは明治時代に渡来した。
観賞用として庭に植えられる。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
目立たない白い花を下向きにつける。
花冠は鐘状で、先が5つに裂ける。
真ん中に橙色の雄しべがある。
人気があるのは花の後につく液果(果皮が肉質で液汁が多い実)のほうである。
青い実、橙色の実、赤い実と微妙に色合いを変化させる。
玉珊瑚(タマサンゴ)、クリスマスチェリーなどの流通名がある。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の pseudocapsicum は「トウガラシ属(Capsicum)に似た」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
3枚目は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Solanum pseudocapsicum

★白き肌染める日を待ち冬珊瑚
 夏に花咲く俯きながら

フユサンゴ080803c-l.jpg

フユサンゴ081221b-l.jpg

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マクワウリ080824c-l.jpg真桑瓜(マクワウリ)はウリ科キュウリ属の蔓性一年草である。
分類上は、メロンの変種とされている。
原産地はインドである。
日本へは古い時代に渡来し、万葉集にも詠まれている。
和名は、産地の美濃国(岐阜県)真桑村に由来する。
2世紀には栽培されていたという。
草丈は1メートルから10メートルくらいである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、手のひら状に5つから7つに浅く裂ける。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄同株である。
開花時期は7月から8月くらいである。
花の色は黄色い。
花冠は5つに裂け、裂片は平に開く。
裂片の先は丸い。
花の後にできる実は黄緑色をした円柱状のウリ状果である。
果肉はよい香りがし、生で食べられる。
属名の Cucumis はラテン語の「cucuma(壷形の容器)」からきている。実の形から連想したものと思われる。
種小名の melo は「メロン、ウリ」のことである。
変種名の makuwa は「真桑」のことである。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
実の写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Cucumis melo var. makuwa

★その味が忘れられない真桑瓜
 今は見かけることも少なく

マクワウリ080914a-l.jpg

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ウスギカワラマツバ110810c-l.jpg薄黄河原松葉(ウスギカワラマツバ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の草地や河原に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
分類上は、黄花の河原松葉(キバナノカワラマツバ)の品種の1つとされている。
基本種との違いは、花の色が淡いことである。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は線形で、輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先や葉の脇に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の花をたくさんつける。
花径は2ミリくらいである。
花冠は4つに裂け、横に平らに開く。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の verum は「純正の」という意味である。
変種名と品種名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Galium verum var. asiaticum f. asiaticum

★少しだけ花色淡く控えめに
 本家の君と違いを見せて

ウスギカワラマツバ110810a-l.jpg

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オオウバユリ070804b-l.jpg大姥百合(オオウバユリ)はユリ科ウバユリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地のやや湿った林の中や草地に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
近縁種の姥百合(ウバユリ)よりも大形で、花序につく花の数も多い。
草丈は150センチから200センチくらいになる。
葉の形は円形ないし心形である。
葉は根際から生え、茎に下部にも少しつく。
葉には長い柄があり、先は丸くつけ根の部分は心形である。
開花時期は7月から8月である。
クリーム色をした長さ10センチから15センチの花が、10輪から20輪くらいつく。
花のつき方は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)で、下のほうから順に咲く。
花びら(花被片)は内側と外側に3枚ずつあり、茎に対して直角につく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の咲く時期に葉が枯れているのを「歯がない=姥」にかけたものである。
かつてアイヌの人びとはこの鱗茎からでんぷんを取って貴重な保存食にしたという。
芽生えてから花が咲くようになるまで数年かかり、一回咲くと鱗茎は枯れる。
属名の Cardiocrinum はギリシャ語の「cardia(心臓)+crinon(ユリ)」からきている。花はユリに似ているが葉は特徴のある心臓形であることから名づけられた。
種小名の cordatum「心臓形の」という意味である。
変種名の glehnii はサハリンの植物採集家「グレーンさんの」という意味である。
写真は8月に奥日光で撮った。
学名:Cardiocrinum cordatum var. glehnii

★にょっきりと花茎立てて咲き出る
 大姥百合はわが道を行き

オオウバユリ070804a-l.jpg

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アキノウナギツカミ070804h-l.jpg秋の鰻掴み(アキノウナギツカミ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
草丈は20センチから100センチくらいである。
茎や葉の柄には鋭い曲がった棘があり、他の植物にまとわりつく。
葉は長さが5センチから10センチの細長い被針形で、互い違いに生える(互生)。
先は尖り、つけ根は矢じりのような形になって茎を抱く。
葉の主脈の下半分にも鋭い曲がった棘が生える。
タデ科の植物の葉のつけ根には托葉鞘という付属物があり、チェックポイントになる。
秋の鰻掴み(アキノウナギツカミ)の場合は筒状である。
近縁種の継子の尻拭(ママコノシリヌグイ)の場合は丸っこい腎円形である。
開花時期は7月から10月である。
茎先や上部の葉の脇から枝分かれした先に10個くらいが集まってつく。
萼は淡い紅紫色で、5つに裂けている。
つけ根のほうは白っぽい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、茎や葉に生える刺から「これを使えば鰻もつかめる」と連想したものである。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Persicaria sieboldii

★愛らしい花と鋭い棘をもつ
 野の草花は自由奔放

アキノウナギツカミ070804d-l.jpg

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キバナシャクナゲ100305a-l.jpg黄花石楠花(キバナシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山や亜高山に生える。
海外では、朝鮮半島北部、中国東北部、サハリン、東シベリアなどに広く分布する。
樹高は5センチから30センチくらいである。
幹は地を這う。
葉は楕円形で先は丸く、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で硬く、縁は裏側に巻き込む。
開花時期は6月から8月である。
花径3センチくらいの淡い黄色の花を枝先に数輪ずつつける。
花冠は漏斗状で、真ん中に茶色い斑点がある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron aureum

★吹き荒ぶ風もものかわ地を這って
 黄花咲かせる健気な姿

キバナシャクナゲ100305b-l.jpg

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ヒナザクラ070720a-l.jpg雛桜(ヒナザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方に分布し、亜高山や高山の湿った草地に生える。
北限は青森県の八甲田山、南限は福島県の吾妻連峰だという。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、4、5枚が放射状に生える。
葉の縁には、上部に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に花径10ミリから12ミリくらいの白い花を数個横向きにつける。
花冠は5つに裂け、裂片の先は2つに裂ける。
花は平開はしない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Primula nipponica

★横顔を見せて揺ら揺ら雛桜
 とっておこうか楽しみ後に

ヒナザクラ070720b-l.jpg

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ツルレイシ080824b-l.jpg

蔓茘枝気障な姿で雨に濡れ

蔓茘枝(ツルレイシ)はウリ科ツルレイシ属の蔓性一年草である。
別名を苦瓜(ニガウリ)ともいう。
原産地はインドから東南アジアである。
日本へは慶長年間(1596-1615年)に中国から渡来した。
現在では、観賞用や食用として栽培されている。
草丈は4メートルから5メートルになる。
葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇に黄色い花をつける。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実は細長い楕円形のウリ状果である。
実は全面にイボイボの突起がある。
実は緑色から黄色に熟し、裂開する。
和名の由来は茘枝(レイシ)=ライチに似て蔓性であることからきている。
沖縄のゴーヤチャンプルーがよく知られている。
俳句の季語は秋である。
属名の Momordica はラテン語の「mordeo (かじる)」からきている。種子にかじったような不規則な突起があることから名づけられた。
種小名の charantia はツルレイシのインド名からきている。
写真は8月に三郷市で撮った。
学名:Momordica charantia

★咲く花は清楚なれども蔓茘枝
 やがて実るは妖しき姿

ツルレイシ080824a-l.jpg

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エゾノカワラマツバ080807d-l.jpg蝦夷の河原松葉(エゾノカワラマツバ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州、四国にかけて分布し、低地や山地の草地や河原に生える。
海外では、朝鮮半島、カムチャツカ半島、サハリン、千島列島、アリューシャン列島、アラスカなどにも分布する。
分類上は、黄花の河原松葉(キバナノカワラマツバ)の変種とされている。
基本種との違いは、実に毛が生えることである。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は線形で、輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先や葉の脇に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い黄色の花をたくさんつける。
花径は2ミリくらいである。
花冠は4つに裂け、平らに開く。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)で、毛がたくさん生える。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の verum は「純正の」という意味である。
変種名の trachycarpum は「ざらざらした実の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Galium verum var. trachycarpum

★蝦夷の名はつくが棲み処は広いよと
 夏に咲かせる花色渋く

エゾノカワラマツバ080807a-l.jpg

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ヤマガラシ070728a-l.jpg山芥子(ヤマガラシ)はアブラナ科ヤマガラシ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や高山の湿った礫地や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東部、シベリア、モンゴル、北アメリカなどにも分布する。
別名を深山芥子(ミヤマガラシ)という。
草丈は20センチから60センチくらいである。
高い山に生えるものは背丈も低い。
茎は群がって生える。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
側裂片は小さいが、頂裂片は楕円形で大きい。
茎につく葉は長い楕円形で、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花を10個から20個くらいまとまってつける。
4弁花で、花径は5ミリから7ミリくらいと小さい。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
なお、若菜は山菜とされる。
属名の Barbarea はキリスト教の女聖者とされる「聖バルバラ(St. Barbara)」の名からきている。
種小名の orthoceras は「直立した角の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Barbarea orthoceras

★花びらは小さいけれど山芥子
 ぴりっと咲いて怖じ気を見せず

ヤマガラシ070728b-l.jpg

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ムカゴトラノオ070728d-l.jpg零余子虎の尾(ムカゴトラノオ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や岩礫地などに生える。
草丈は10センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で、長い柄がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、裏面は白みを帯びる。
茎につく葉は小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
茎先に穂状の細長い花序を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花穂の長さは2センチから8センチくらいである。
花は花序の上部につき、下部にはムカゴができる。
花径は3ミリくらいで、花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花弁はなく、花弁のように見えるのは5枚の萼片である。
雄しべは8本である。
雌しべの花柱は3本あり、花冠の外に突き出ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Bistorta はラテン語の「bis(二重)+tortus(捩れ)」からきている。根茎の形から名づけられた。
種小名の vivipara は「むかごのつく」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Bistorta vivipara

★どことなく落ち着きのない姿だよ
 半端に咲いた零余子虎の尾

ムカゴトラノオ070728f-l.jpg

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サガリバナ090929a-l.jpg下り花(サガリバナ)はサガリバナ科サガリバナ属の常緑高木である。
奄美大島から沖縄にかけて分布し、マングローブや川沿いの湿地に生える。
海外では、台湾、ポリネシア、東南アジア、インドなどに分布する。
樹高は10メートルから20メートルに達する。
葉は長い倒卵形で、枝先に集まってつく。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
長い総状花序を垂れ下げて、白ないし淡い紅色の白い4弁花をつける。
刷毛のような雄しべがたくさんある。
花は一日花である。
夜に香りの良い花を咲かせ、朝には花弁や雄しべを散らす。
花の後にできる実は角張った卵形をしている。
実は種子を1個含み、海水に浮いて遠くへ散布される。
属名の Barringtonia はイギリスの博物学者「バーリントン(Barrington)さん」の名からきている。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Barringtonia racemosa

★幻想の景色映すか下り花
 マングローブの朝はいかにと

サガリバナ090929b-l.jpg

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ネコノヒゲ080921a-l.jpg猫の髭(ネコノヒゲ)はシソ科ネコノヒゲ属の多年草である。
原産地はインドから東南アジアにかけた一帯である。
寒さに弱いので園芸上は一年草扱いをされる。
和名は英名のキャッツウィスカー(cat's whiskers)からきている。
唇形の花の間から伸びる白くて長い雄しべと雌しべを猫の髭に見立てたものである。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は卵形ないし三角形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、表面はやや波打つ。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの花が下から上へと咲き上る。
花の色は白が一般的だが、淡い紫色のものもある。
花の後にできる実は細長い小堅果である。
マレー語のクミスクチンの名でも流通している。
乾燥させたものは、利尿剤や血圧降下剤として利用される。
属名の Orthosiphon は、ギリシャ語の「ortho(真っ直ぐ)+siphon(パイプ)」からきている。
種小名の aristatus は「芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Orthosiphon aristatus

★白い毛をぴーんと立てて猫の髭
 浴びる陽射しに煌めきながら

ネコノヒゲ080921b-l.jpg

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コウトウシラン081005a-l.jpg紅頭紫蘭(コウトウシラン)はラン科コウトウシラン属の常緑多年草である。
日本では八重山諸島に分布する地生蘭である。
海外では、台湾、東南アジア、南アジア、太平洋諸島、オーストラリアなどにも分布する。
八重山諸島は分布域の北限である。
なお、「紅頭」は台湾にある旧地名である。
ランにはめずらしく、道端や草地に群落をつくる。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
偽球茎は円錐形で、長さは2センチから7センチくらいである。
偽球茎というのは、ラン科植物の地上茎や花茎の一部が肥大した器官で、水分や養分の貯蔵場所となっている。
葉は数枚が束になって生える(束生)。
葉の形は線状の披針形(笹の葉のような形)で、縦の皺がある。
葉の長さは30センチから60センチくらいである。
開花時期は7月から9月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
偽球茎の下部から長さ50センチから75センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの花をつける。
花の色は淡い紅紫色であるが、白色の変種もある。
花の真ん中には1対の黄色の突起がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。
種小名の plicata は「副花冠のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Spathoglottis plicata

★咲き誇る花は紫南国の
 熱気溢れる紅頭紫蘭

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マイヅルソウ070728c-l.jpg舞鶴草(マイヅルソウ)はユリ科マイヅルソウ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地から高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、アリューシャン列島、北アメリカなどにも分布する。
草丈は5センチから25センチくらいである。
葉は2枚が互い違いに生える(互生)。
葉の形はハート形で、長さは5センチから10センチくらいである。
両面ともに毛はなく、先は鋭く尖る。
開花時期は5月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を10輪くらいつける。
花びら(花被片)は4枚、雄しべも4本である。
花びらは反り返り、雄しべが突き出す。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
和名は、花の姿を鶴が舞う様子にたとえたものである。
属名の Maianthemum はギリシャ語の「majos(5月)+anthemon(花)」からきている。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
実の写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Maianthemum dilatatum

★背は低く花の姿は小さくも
 舞鶴草は羽ばたくごとく

マイヅルソウ070728a-l.jpg

マイヅルソウ080809a-l.jpg

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チングルマ070728f-l.jpg稚児車(チングルマ)はバラ科チングルマ属の落葉小低木である。
北方領土を含む北海道から中部地方以北の本州にかけて分布し、高山の草地や湿地に生える。
海外では、千島列島、カムチャツカ半島、アリューシャン列島などにも分布する。
和名の由来は、花の後にできる長い毛を持った集合果を稚児車(チゴグルマ=子どもの玩具の風車)に見立てたものが訛ったというのが定説である。
樹高は10センチくらいである。
枝は地面を這って群落を形成する。
葉は羽状をした奇数の複葉で、小葉7枚で1組になる。
互い違いに生える。
小葉は光沢のある楕円形で長い柄があり、周りには鋭いぎざぎざの鋸歯がある。
開花時期は6月から8月である。
花は枝先に花径25ミリくらいの白い花を1個上向きにつける。
色の色は白く、花びらは5枚である。
中央部は黄色で、たくさんの雌しべと雄しべがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
雄しべのうちの花柱と呼ばれる部分が羽毛のように伸びて放射状に広がる。
秋には葉が赤く紅葉する。
属名の Sieversia はドイツの植物学者「シーバーズ(J. Sievers)さん」の名からきている。
種小名の pentapetala は「5弁花の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
実の写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Sieversia pentapetala

★心地よい響き優しい稚児車
 深山の草地彩り咲くや

チングルマ070728c-l.jpg

チングルマ070720e-l.jpg

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ショウジョウバカマ070728f-l.jpg猩々袴(ショウジョウバカマ)はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地から高山のやや湿った場所に生える。
海外では、サハリンや朝鮮半島にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で艶があり、ロゼット状に地面に広がる。
低地での開花時期は3月から8月である。
花茎を出し、その先に3輪から10輪の花をつける。
花の色は、淡い紅色から濃い紫色まで変化が多い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「猩々」というのは中国の伝説上の動物で、能楽に取り入れられている。
紅色の花を能装束の赤い頭の毛に見立て、葉を袴と見立てたのが名の由来である。
属名の Heloniopsis はギリシャ語の「Helonias(ショウジヨウバカマ属)+opsis(似た)」からきている。ただし、どちらもショウジョウバカマ属とされている。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Heloniopsis orientalis

★名の由来知れば知るほど面白く
 じっと眺める猩々袴

ショウジョウバカマ070728e-l.jpg

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タケニグサ050723a-l.jpg背伸びして咲くを確かむ竹似草

竹似草(タケニグサ)はケシ科タケニグサ属の多年草である。
漢字では「竹煮草」とも書く。
本州から九州にかけて分布し、荒地や道端などに生える。
海外では、台湾、中国にも分布する。
草丈は100センチから200センチくらいで、茎は中空である。
葉は幅の広い卵形で手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
別名を占城菊(チャンバギク)という。
占城(南ベトナム)付近からの帰化植物と思われたためだそうだが、実際には東アジア一帯に分布している。
開花時期は6月から8月である。
白い小さな花を円錐状につける。
花には花弁がなく、白い房のように見えるのはたくさんの雄しべの集まりである。
花の後にできる実は扁平なさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、茎が竹のように中空だから竹似草という説と、竹と一緒に煮ると柔らかくなるから竹煮草という説とがある。
アルカロイドを含む毒草で、誤って食べると呼吸マヒを起こす恐れがある。
民間薬として、皮膚病薬や害虫駆除にも用いられる。
俳句の季語は夏である。
属名の Macleaya はニューサウスウェール州の長官だった「マックレイ(Alexander Macleay)さん」の名にちなむ。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Macleaya cordata

★身の丈を超えるのっぽの竹似草
 手を挙げポーズはいチーズだよ

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ヤブミョウガ110809a-l.jpg藪茗荷(ヤブミョウガ)はツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の中や竹藪などに生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名の由来は、藪地に生えて葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきている。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎の上部に長い楕円形の葉を6、7枚互い違いにつける(互生)。
葉のつけ根の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)となる。
開花時期は6月から9月である。
茎先に長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
1つの株に両性花と雄花がつく。
花径は1センチくらいで、一日花である。
花弁は3枚、萼片も3枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
両性花は雌しべが長く、雄花は雌しべが短い。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、濃い青紫色に熟する。
属名の Pollia はオランダ人の「ポール(J. van der Poll)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に名古屋市立東山植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Pollia japonica

★藪の中長い地下茎伸ばしつつ
 点々と咲く白い花びら

ヤブミョウガ110809b-l.jpg

ヤブミョウガ071008c-l.jpg

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トサカメオトラン070923a-l.jpg鶏冠夫婦蘭(トサカメオトラン)はラン科メオトラン属の多年草である。
沖縄本島から八重山諸島にかけて分布し、林の縁や草地に生える地生種である。
海外では、台湾、東南アジア、インド、南太平洋、オーストラリアなどに分布する。
和名の由来は、茎が下に曲がって咲く形を鶏冠に見立てたものである。
「夫婦」のほうははっきりしないが、葉の様子を表したものであろうか。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は50センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、2、3枚生える。
自生地での開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花茎は蕾の時期から開花期まで下垂し、花の後に上向きになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geodorum はギリシャ語の「ge(地)+doron(贈り物)」からきている。
種小名の densiflorum は「あふれるように花をつける」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Geodorum densiflorum

★名の由来わからぬけれど俯いて
 咲く白い花しみじみ眺め

トサカメオトラン081005a-l.jpg

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キバナノコマノツメ070728f-l.jpg黄花の駒の爪(キバナノコマノツメ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけてと四国、九州の山地に分布し、亜高山や高山の湿った草地や岩場などに生える。
海外では、北半球の冷温帯に広く分布する。
草丈は5センチから15センチで有茎種である。
根際から生える葉は直径2センチから5センチくらいの腎円形で、長い柄がある。
葉の質は軟らかく、艶はない。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖らない。
葉の縁や両面の葉脈上には微毛が生える。
茎につく葉は小さい。
開花時期は6月から8月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は黄色である。
上弁と側弁が反り返る。
唇弁には褐色の筋が入り、先は尖るものが多い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の形を馬の蹄に見立てたものである。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の biflora は「2つの花の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Viola biflora

★つんつんと下の唇尖がらせて
 高嶺の花は地を這うように

キバナノコマノツメ070728c-l.jpg

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コイワカガミ070728f-l.jpg小岩鏡(コイワカガミ)はイワウメ科イワカガミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の草地や岩場などに生える。
分類上は、岩鏡(イワカガミ)の高山型とされている。
基本種に比べて全体に小形である。
学者によっては両者の違いは連続的で区別できないとするものもある。
草丈は10センチくらいである。
葉には長い柄があり、根際から数枚が生える。
葉は直径2センチくらいの卵円形で、先は丸いかややへこむ。
葉の質は革質で、表面には艶がある。
これが「岩鏡」の名の由来でもある。
基本種に比べて葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)は少ない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、1輪から5輪の花を横向きにつける。
花の色は淡い紅色から白まで変異がある。
花冠は鐘状で先が5つに裂け、その先が更に細かく裂けている。
雄しべは5本で、真ん中に紅色の雌しべの柱頭が1本ある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Schizocodon はギリシャ語の「scizein(裂ける)+kodon(鐘)」に由来する。鐘形の花冠は縁が細かく切れ込んでいることから名づけられた。
種小名の soldanelloides は「Soldanella(イワカガミダマシ属)+oides(のような)」で、イワカガミダマシ属に似たという意味である。
品種名の alpinus は「高山に生える」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Schizocodon soldanelloides f. alpinus

★岩肌にはりつき咲かす紅の花
 ふさふさ揺らし小岩鏡は

コイワカガミ070728g-l.jpg

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シナノキンバイ070728e-l.jpg信濃金梅(シナノキンバイ)はキンポウゲ科キンバイソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の湿った草地や尾瀬沼などの湿原に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
信濃金梅草(シナノキンバイソウ)や蝦夷金梅草(エゾキンバイソウ)の別名がある。
草丈は20センチから70センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひら状に5つに裂け、それぞれの裂片はさらに細かく切れ込む。
葉には光沢がある。
開花時期は7月から9月である。
花径3、4センチくらいの大きな金色の花をつける。
ただし、5枚から7枚の大きな花弁のように見えるのは萼片である。
花弁は長さが7ミリくらいの線形で、雄しべより短い。
よく似た千島の金梅草(チシマノキンバイソウ)のほうは、花弁が雄しべより長い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Trollius はドイツ語の「Trollblume(セイヨウキンバイソウ)」からきている。
種小名の riederianus は採集者「リーデルの」という意味である。
変種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Trollius riederianus var. japonicus

★金色に照り輝いて奥山に
 夏を知らせる信濃金梅

シナノキンバイ070728d-l.jpg

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フクジンソウ090929a-l.jpg福神草(フクジンソウ)はショウガ科フクジンソウ属の多年草である。
分類の仕方によってはオオホザキアヤメ科とされる。
別名を大穂咲き菖蒲(オオホザキアヤメ)という。
原産地は、中国南部、マレーシア、インド北部などである。
草丈は2メートルから3メートルである。
葉は長い楕円形で、茎に螺旋状につく。
葉の質は多肉質である。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に赤い円錐状の苞に包まれた白い花をつける。
花径は7センチから8センチで、縮れていて薄い。
喉の部分は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根茎は薬用とされ、百日咳や肝炎などに効く。
属名の Costus はアラビア語の「koost(東インド)」からきており、東方からの植物の意味合いである。
種小名の speciosus は「華やかな」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Costus speciosus

★何をもち福神草と名づけしか
 由来不明の文字次々と

フクジンソウ090929b-l.jpg

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シマザクラ090718a-l.jpg島桜(シマザクラ)はアカネ科フタバムグラ属の常緑小低木である。
小笠原諸島の固有種である。
林の縁や道端などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月くらいである。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い紅紫色を帯びた白い花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Hedyotis はギリシャ語の「hedys(甘い)+otos(耳)」からきている。
種小名の grayi は北アメリカの分類学者「グレイさん(A. Gray)の」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Hedyotis grayi

★桜など咲かぬ孤島の島桜
 由縁いかにと思い巡らし

シマザクラ090718c-l.jpg

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ハマユウ110809a-l.jpg

潮風に揺れて浜木綿花反らせ

浜木綿(ハマユウ)はヒガンバナ科ハマオモト属(クリヌム属)の常緑多年草である。
クリヌム属は世界の熱帯・亜熱帯地域などに180種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はハマオモト属という。
本種の和名は浜万年青(ハマオモト)という。
和名の由来は、浜に育ち、葉が厚く万年青(オモト)に似ているところからきている。
浜木綿(ハマユウ)の名は、花が木綿(ゆう)のように白く垂れることからきている。
木綿(ゆう)というのは、神事のとき榊につけて垂れ下げたもののことである。
本州の千葉県南部から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
園芸的には、庭植え、鉢植えとして利用される。
水野元勝が1681年に著した「花壇綱目」に記述があり、江戸時代には既に園芸利用されたいたことがわかる。
狭義には日本固有変種だが、広義で見ると朝鮮半島、中国、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で、厚みと艶がある。
葉の長さは50センチ以上ある。
開花時期は7月から9月くらいである。
太い花茎の先に香りのよい白花を10数輪つける。
花径は6センチから8センチくらいである。
6枚の花被片は細長く、そり返っている。
花は夕方から開き始め、深夜に満開になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
万葉集でも、柿本人麻呂の相聞歌に詠まれている。
また、宮崎県の県花に指定されている。
全草にアルカイドを含み有毒である。
花言葉は「あなたを信じます」である。
俳句の季語は夏である。
7月6日の誕生花である。
属名の Crinum はギリシャ語の「crinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。
種小名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に名古屋市東山植物園で撮った。
学名:Crinum asiaticum var. japonicum(広義:Crinum asiaticum)

★潮風に揺れて浜木綿反り返り
 薫るがままに笛吹くごとく
☆浜木綿の風にそよぎて咲くさまの
 優しき姿君に見せたく?

ハマユウ110809c-l.jpg

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2016/07/06 改訂

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カンダヒメラン081005c-l.jpg神田姫蘭(カンダヒメラン)はラン科ヤチラン属の多年草である。
沖縄県の固有種で、沖縄本島から石垣島にかけて分布し、山地の林の中や草地に生える。
近縁種で台湾に分布する松田姫蘭(マツダヒメラン:Malaxis matsudai)と同一とする見解もある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
偽球茎は円柱形である。
葉は楕円形で、5、6枚が互い違いに生える(互生)。
茎は這って伸び、先が直立する。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色で緑褐色を帯びた花を17輪から40輪くらいつける。
花序には短い毛が生える。
花冠は長さ6ミリくらいである。
蕚片は楕円形、側花弁は線形、唇弁は三角状心形で先が2つに裂ける。
側花弁は斜めに開く。
属名の Malaxis はギリシャ語の「malacos(繊細)」に由来する。この属の1種の性質からつけられた名である。
種小名の kandae は「神田さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧種展で撮った。
学名:Malaxis kandae

★小さくて不思議な色を混ぜて咲く
 神田姫蘭地球の宝

カンダヒメラン081005b-l.jpg

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キンバイソウ110810a-l.jpg金梅草(キンバイソウ)はキンポウゲ科キンバイソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方と伊吹山に分布し、山地から亜高山の林の縁や草地に生える。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は円形で深く裂ける。
葉には艶がある。
開花時期は7月から8月である。
枝分かれをした茎先に、花径4センチくらいの黄色ないし黄橙色の花を1輪ずつつける。
花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚ある。
萼片と雄しべの間に長さ2センチくらいの線形の花弁が8枚から18枚くらいある。
花弁は雄しべより長く、近縁種の信濃金梅(シナノキンバイ)は花弁が短い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
和名の由来は、黄金色をした梅に似た花をつけることからきている。
属名の Trollius はドイツ語の「Trollblume(セイヨウキンバイソウ)」からきている。
種小名の hondoensis は採集者「本州の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Trollius hondoensis

★美しい花の姿にはっとする
 よく似た花を思い浮かべつ

キンバイソウ110810b-l.jpg

キンバイソウ110810c-l.jpg

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クルマバナ110810c-l.jpg車花(クルマバナ)はシソ科トウバナ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の草地や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの毛が疎らに生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には短い柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先や上部の葉のつけ根に淡い紅紫色の唇形の花を数段輪生する。
花の長さは8ミリから10ミリくらいである。
上唇は小さく、下唇が大きい。
下唇は3つに裂け、内側に赤い斑点が入る。
和名の由来は、花が車軸状につくことからきている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
変種名の parviflorum は「小さな花の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Clinopodium chinense var. parviflorum

★くるくると段を重ねて車花
 賑わいの声聞こえるようで

クルマバナ110810b-l.jpg

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タカネスミレ100429b-l.jpg高嶺菫(タカネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の砂礫地に生える。
海外では、朝鮮半島、カムチャツカ半島、チベットなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は心形で艶があり、葉脈がはっきりしている。
開花時期は7月から8月である。
花の色は黄色く、唇形である。
唇弁には紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の crassa は「多肉質の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Viola crassa

★登るには少しきびしい山に咲く
 高嶺菫を間近に見つめ

タカネスミレ100429a-l.jpg

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サワゼリ080813b-l.jpg沢芹(サワゼリ)はセリ科ヌマゼリ属の多年草である。
別名を沼芹(ヌマゼリ)ともいう。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、沼芹(ヌマゼリ)の名で「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎は中空で、上部でよく枝分かれをするる
葉は、茎の上部では3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)、下部では1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で7枚から9枚の小葉からなる。
小葉の形は細長い卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、小さな白い5弁花をいっぱいつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Sium はケルト語の「siw(水)」からきている。沼や沢に生える植物であることから名づけられた。
種小名の suave は「素敵な」という意味である。
亜種名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名 Sium suave subsp. nipponicum

★水辺には花の姿もすっきりと
 沢芹の咲く夏日を浴びて

サワゼリ080813a-l.jpg

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ヒオウギ110809c-l.jpg

檜扇や花に浮き出る闇の穴

檜扇(ヒオウギ)はアヤメ科アヤメ属(イリス属)の多年草である。
イリス属は世界の温帯に150種くらい分布する。
日本にも文目(アヤメ)などが分布し、属名の和名をアヤメ属という。
本種は、かつてはヒオウギ属として独立していたが、DNA解析の結果に基づいて2005年にアヤメ属に編入された。
本州から沖縄にかけて分布し、山地の草地や海岸に生える。
また、鑑賞用として栽培される。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インド北部などにも分布する。
中国名は射干(shegan)という。
和名の由来は、葉の様子を檜扇(平安時代の貴族の持った檜の薄い白板をとじ合わせた扇)にたとえたものである。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は剣状の線形で根際から扇状に広がる。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で枝分かれをし、花径3センチから4センチくらいの花をたくさんつける。
花被片は6枚で平らに開く。
花被片の色は橙色で、内側に暗赤色の斑点がある。
雄しべは3本、雌しべは1本である。
花は夜にはしぼむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
黒く艶のある丸い種子は「ぬばたま」「うばたま」と呼び、和歌で枕詞(夜・夕・髪などに掛かる)とされる。
この枕詞は万葉集にもたくさん用いられている。
根茎を乾燥させたものを生薬で射干(やかん)といい、消炎、利尿、去痰などの薬効がある。
花言葉は「誠実」である。
俳句の季語は夏である。
7月16日の誕生花である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味し、転じて植物名となった。
種小名の domestica は「栽培されている」という意味である。
花の写真は8月に名古屋市東山植物園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Iris domestica(異名:Belamcanda chinensis)

★射干玉(ぬばたま)の夜艶やかに明けぬれば
 東雲に吹く檜扇の風
☆檜扇の闇を思わす斑点の
 色は見せずと天を仰ぎて

ヒオウギ110809b-l.jpg

ヌバタマ051015a-l.jpg

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2016/07/24 改訂

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イリオモテヒメラン061105a-l.jpg西表姫蘭(イリオモテヒメラン)はラン科ヤチラン属(マラクシス属)の多年草である。
八重山諸島に分布し、林の中に生える地生種である。
海外では、台湾やフィリピンにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
5枚から8枚くらいが疎らに生える。
自生地での開花時期は8月から9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色ないし赤紫色の小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいである。
ランの仲間にしては珍しくレッドデータに登録されていない。
株分けでどんどん広がり、繁殖力が強いのだそうだ。
属名の Malaxis はギリシャ語の「malacos(繊細)」に由来する。この属の1種の性質からつけられた名である。
種小名の bancanoides は「bancanに似た」という意味だが、bancanが何なのかは調べてもわからなかった。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Malaxis bancanoides

★蘭だけど育つ力は逞しく
 群れ咲きをする花もあるのと

イリオモテヒメラン061105b-l.jpg

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メタカラコウ110810a-l.jpg雌宝香(メタカラコウ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、亜高山帯の湿気の多い草原などに生える。
海外では、台湾、中国にも分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は長い柄のある三角状の心形で、先は尾状に突き出す。
また、つけ根側の両端も尖る。
雄宝香(オタカラコウ)の葉は、ほぼ心形である。
開花時期は6月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの黄色い頭花をつける。
真ん中にある筒状花6枚から11枚である。
周りにつく舌状花は1枚から3枚と極端に少ない。
雄宝香(オタカラコウ)の舌状花は5枚から9枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「宝香」というのは防虫剤として使われる竜脳香のことである。
根茎の香りが似ているということでつけられた名である。
「雌」は雄宝香(オタカラコウ)に比べて優しい感じがするところからきている。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の stenocephala は「細い頭の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Ligularia stenocephala

★花びらが落ちてしまった訳じゃない
 もともとこうさと雌宝香は

メタカラコウ110810b-l.jpg

メタカラコウ110810c-l.jpg

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ルリトラノオ110810a-l.jpg瑠璃虎の尾(ルリトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
伊吹山の頂上草原にのみ生育する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
ただし、園芸的には外来種のベロニカ・スピカータ(Veronica spicata)も「瑠璃虎の尾」の名で流通しているので注意が必要である。
和名の由来は、花穂が虎の尾に似ていることと花の色からきている。
近縁種の九蓋草(クガイソウ)と似ているが、葉が対生(向かい合って生える)で葉柄がないことで区別できる。
九蓋草(クガイソウ)の場合は輪生である。
草丈は80センチから100センチくらいである。
全草に毛が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄はない。
開花時期は7月から8月である。
長さ10センチから20センチくらいの花穂に青紫色の花を咲かせる。
花径は1センチくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
雄しべは2本で、花冠から突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の subsessile は「無柄に近い」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Pseudolysimachion subsessile

★孤高なる瑠璃虎の尾は花の穂を
 ゆっさゆっさと揺さぶり見せて

ルリトラノオ110810b-l.jpg

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ダイサギソウ091010a-l.jpg大鷺草(ダイサギソウ)はラン科ミズトンボ属の多年草である。
本州の千葉県から沖縄にかけて疎らに分布し、湿った草地や林の縁に生える地生種である。
海外では、台湾や中国、東南アジアなどにも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は楕円形で、下部に数枚がつく。
葉には柄はなく茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には白い縁取りがある。
茎の上部には少数の鱗片葉が生える。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鷺草(サギソウ)に似た白い花をたくさんつける。
本種の場合は花弁も萼片も白い。
唇弁は3つに裂け、真ん中の裂片は尖り、側裂片は幅が広くて縁に不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は緑色を帯び、下に垂れ下がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Habenaria はラテン語の「habena(平紐)」からきている。この属の1種の唇弁の形から名づけられた。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Habenaria dentata

★南国のムードたっぷり伝え咲く
 大鷺草の花は繊細

ダイサギソウ091010b-l.jpg

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チシマキンレイカ100617a-l.jpg千島金鈴花(チシマキンレイカ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、岩場に生える。
海外では、サハリンやシベリア東部にも分布する。
別名を高嶺女郎花(タカネオミナエシ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根元から生える葉はさじ形で、羽状に深く裂ける。
開花時期は6月から8月である。
茎先に黄色い小さな花がびっしりとまとまってつく。
花は合弁花で先が5つに裂け、平たく開く。
雄しべは4本ある。
一つ一つの花は小さいが、色鮮やかな花をたくさんつけるので良く目立つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
名の由来は、生息地と黄色い花の姿からきている。
高嶺女郎花(タカネオミナエシ)のほうは、高山に咲く「女郎花」という意味である。
「女郎花」の語源は不明であるが、「女飯」が訛ったものだという説がある。
属名の Patrinia はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)」の名からきている。
種小名の sibirica は「シベリアの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Patrinia sibirica

★岩肌に張りつくように咲く小花
 身を寄せ合えば色鮮やかに

チシマキンレイカ100617b-l.jpg

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マルバキンレイカ070917c-l.jpg丸葉金鈴花(マルバキンレイカ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の新潟県にかけて分布し、山地の斜面や岩場に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁は羽状に浅く裂けてぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には翼がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花径は4、5ミリで、花冠の先は5つに深く裂ける。
花冠のつけ根の部分には半円形の小さな距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
雄しべは4本で、花冠から突き出る。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Patrinia はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さん」の名からきている。
種小名の gibbosa は「瘤のある」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Patrinia gibbosa

★星屑を散らすがごとく鮮やかに
 あたりを照らす丸葉金鈴花

マルバキンレイカ070917a-l.jpg

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カライトソウ090719d-l.jpg

唐糸草(カライトソウ)はバラ科ワレモコウ属(サングイソルバ属)の多年草である。
サングイソルバ属はアジア、ヨーロッパ、北アメリカに40種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも吾亦紅(ワレモコウ)などが分布し、属名の和名はワレモコウ属という。
本種は日本固有種である。
本州の中部地方北部から北陸地方にかけて分布し、日本海側の亜高山や高山の砂礫地や草地に生える。
また、観賞用として庭植え、鉢植えにされる。
草丈は40センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は長い楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さく、疎らに互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に長さ10センチくらいの紅色の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花は上から下へと咲いていく。
花びらはなく、萼片が4枚で、雄しべが萼片より長く突き出す。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、糸状の花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)を中国から渡来した絹糸に見立てものである。
花言葉は「繊細」である。
8月16日の誕生花である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の hakusanensis は「(石川県の)白山の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sanguisorba hakusanensis

★鮮やかなピンクの色がよく似合う
 唐糸草は日本の宝
☆野の中にピンクの花はフワフワと
 風に揺られて漂うように

カライトソウ090719c-l.jpg

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2016/08/19 改訂

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エゾトウウチソウ060902a-l.jpg蝦夷の唐打草(エゾノトウウチソウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
北海道固有種である。
日高、十勝、上川、胆振地方に分布し、山地の湿った岩場や川原などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は50センチから120センチと大形である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の数は9枚から13枚である。
根際から生える葉には長い柄がある。
小葉の形は細長い楕円形である。
つけ根の部分は心形ないし円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
花穂は7センチから20センチくらいで長く、先は垂れ下がる。
花の色は紅紫色で、花径は5、6ミリである。
花弁はない。
4数性の植物である。
萼片は4枚ある。
雄しべが4本で、長さ7ミリから10ミリと長い。
萼筒には4つ稜があり、白い毛が密生する。
雌しべの花柱は長さが3、4ミリである。
花穂の姿は、中部地方の高山に生える唐糸草(カライトソウ)とよく似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの) である。
唐打草の名は、花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)を中国から渡来した絹糸に見立てものである。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の japonensis は「日本産の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Sanguisorba japonensis

★赤い穂をだらり垂らして悠然と
 風に揺られる蝦夷唐打草

エゾトウウチソウ060902d-l.jpg

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エゾノサワアザミ110802a-l.jpg蝦夷の沢薊(エゾノサワアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、低地や山地の湿原などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は細く毛が生えている。
茎の上部には蜘蛛毛(蜘蛛の巣のような細くからまっている毛)がある。
葉は櫛の歯状に深く裂け、裂片は幅1センチくらいと狭い。
開花時期は7月から8月である。
花径3センチくらいの紅紫色をした花(頭花)が横向きないし下向きにつく。
総苞片(萼のところにある棘のような葉)は偏球形である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の kamtschaticum は「カムチャツカの」という意味である。
亜種名の pectinellum は「多少櫛の歯状の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Cirsium kamtschaticum subsp. pectinellum

★真薊と花の様子が似てるかな
 北国に咲く貴重な薊

エゾノサワアザミ110802b-l.jpg

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モウセンゴケ080809a-l.jpg毛氈苔(モウセンゴケ)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい湿地に生える。
海外では、北半球の温帯を中心に広く分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉は根際から生え、葉のつけ根はくびれて長い柄がある。
葉に腺毛(粘着物質を出す毛)がある。
開花時期は6月から8月である。
花茎をすっと伸ばして、花径10ミリから15ミリくらいの白い花をつける。
そこへ近寄った虫たちは、腺毛から出る粘液でとらえられる。
食虫植物なのである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Drosera はギリシャ語の「drosaros(露を帯びた)」からきている。葉に腺毛がたくさんあって露を帯びたように見えることから名づけられた。
種小名の rotundifolia は「円形葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の一ノ瀬湿原で撮った。
学名:Drosera rotundifolia

★不気味さと可愛らしさを同居させ
 毛氈苔は歴史を生きて

モウセンゴケ080809c-l.jpg

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ノハラアザミ080809b-l.jpg野原薊(ノハラアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原や日当たりのいい斜面に生える。
草丈は60センチから100センチくらいになる。
茎は真っ直ぐに伸び、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉は花期にも残り、羽状に深く裂ける。
茎につく葉は上部ほど小さく、つけ根では茎を抱く。
開花時期は8月から10月である。
頭花は紅紫色で、枝の先に直立してつく。
頭花は小さな筒状花の集合体である。
筒状花は両性花で雄しべと雌しべをもつ。
花の先にある針のような棒が雄しべである。
先が枝分かれしているのが雌しべの花柱である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
名前のよく似た野薊(ノアザミ)との違いは、野薊(ノアザミ)のほうが開花時期が早く5月から8月である。
また、野薊(ノアザミ)は頭花のつけ根にある総苞がふくれて粘着する。
野原薊(ノハラアザミ)のほうは総包片が短い針状になり、やや反り返る。
なお、全草を生薬で小薊(しょうけい)といい、強壮、利尿、止血、消腫の薬効がある。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の tanakae は信州の植物を研究した「田中芳男さんの」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Cirsium tanakae

★枝先に天を睨んで咲きいづる
 野原薊の葉は深く裂け

ノハラアザミ080809d-l.jpg

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ミズトンボ080809b-l.jpg水蜻蛉(ミズトンボ)はラン科ミズトンボ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、中国大陸にも分布する。
和名の由来は、水湿地に生育し、花の形状がトンボに似ていることからきている。
別名を青鷺草(アオサギソウ)という。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎の断面は三角形で直立する。
葉は線形で、茎の下部に2、3枚つく。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花を10輪くらいつける。
緑色の唇弁が3つに裂けて十字形になるのが特徴である。
距は長く垂れる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Habenaria はラテン語の「habena(平紐)」からきている。この属の1種の唇弁の形から名づけられた。
種小名の sagittifera は「やじり形のある」という意味である。
写真は8月に志賀高原の一ノ瀬湿原で撮った。
学名:Habenaria sagittifera

★面白い姿かたちの水蜻蛉
 やっと見つけた木道の脇

ミズトンボ080809d-l.jpg

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ベニバナトケイソウ080721d-l.jpg紅花時計草(ベニバナトケイソウ)はトケイソウ科トケイソウ属の多年草である。
原産地はベネズエラ、ボリビアである。
日本では温室で栽培されるが、沖縄では露地植えされている。
蔓性で他のものに絡まって伸びる。
草丈は3メートルから6メートルくらいになる。
茎や葉には毛が生えている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は肉厚な革質で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月だが、温度さえ合えば通年開花をする。
茎先に近い葉の脇から柄を出し、濃い紅色の花を1輪ずつつける。
花は一日花だが、次々と開花する。
花弁が10枚あるように見えるが、花弁5枚と萼片5枚からなる。
真ん中にある鬚のようなものは副花冠である。
副花冠も濃い紅色で、つけ根の部分は白くなっている。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
「時計草」の由来は、花の形を時計の文字盤に見立てたものである。
英名はレッドパッションフラワー(red passion flower)である。
この場合のパッションは「受難」を意味する。
花の形をキリストの十字架に見立てたものである。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は7月に水戸市植物公園で撮った。
学名:Passiflora coccinea

★刻むなら深紅の時を刻みたい
 惜しんでみても一夜の命

ベニバナトケイソウ080721c-l.jpg

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ヒルガオ110801a-l.jpg昼顔はなぜか切なく薄化粧

昼顔(ヒルガオ)はヒルガオ科ヒルガオ属の多年草である。
原産地は日本で、万葉集にも容花(かほばな)の名で登場する。
北海道から九州にかけて分布し、道端や日当たりのよい草地などに野生化している。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
蔓の長さは1メートルから2メートルになる。
地下茎を持っているので、庭や畑などに生えると除去するのが大変である。
葉は長さ10センチから15センチくらいの三角形をしており、先は丸みがあり、根元は左右両側に突き出る。
互い違いに生える。
開花時期は5月から8月である。
花径5、6センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせる。
名前は昼間に花が開くことからきているが、場所によっては朝のうちから開花している。
夕方にはしぼんでしまう一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
生薬名を旋花(せんか)と言い、干して利尿薬などとする。
なお、近縁種に西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)がある。
見分けるポイントは包の位置である。
昼顔(ヒルガオ)は萼の上に大きな包が2枚ある。
西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)は花柄の中間に小さな包がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Calystegia はギリシャ語の「calyx(萼)+stege(蓋)」からきている。2枚の大きな苞葉が萼を覆っていることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に小清水原生花園で撮った。
学名:Calystegia japonica

★一日の命と聞けばぐっとくる
 だけど縄張り広げ昼顔

ヒルガオ110801b-l.jpg

ヒルガオ080824c-l.jpg

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ウリュウシャジン110802a-l.jpg雨竜沙参(ウリュウシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の雨竜地方白鳥山の特産種で、蛇紋岩地帯に生える。
別名を白鳥沙参(シラトリシャジン)という。
藻岩沙参(モイワシャジン)の近縁種である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に幅の広い釣鐘形をした青紫色の花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
変種名の uryuensis は「雨竜の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Adenophora pereskiifolia var. uryuensis

★幅広い釣鐘型の青い花
 小さいけれど威厳に満ちて

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オオヒョウタンボク070728b-l.jpg大瓢箪木(オオヒョウタンボク)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方北部から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から8月である。
枝先の葉の脇から長い柄を出し、長さ15ミリから20ミリくらいの白い花を2つ並べてつける。
花冠は唇形で、つけ根の部分は膨らむ。
上の唇は浅く4つに裂け、下の唇は線形で垂れ下がる。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
実は2つが合着して「瓢箪」のように見える。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァー(A. Lonitzer)さん」の名からきている。
種小名の tschonoskyi は植物収集家「須川長之助さんの」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Lonicera tschonoskii

★面白い花の形も不思議だが
 二つくっつく実は何でなの

オオヒョウタンボク070728a-l.jpg

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ホソバノソソチドリ070720b-l.jpg細葉の木曽千鳥(ホソバノキソチドリ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や湿地などに生える。
海外では、カムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は細長い楕円形で、茎の下部に1枚がつく。
茎の中部には鱗片状の葉が2、3枚つく。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色の花を10輪から20輪くらいつける。
側花弁と背萼片は兜状になっている。
側萼片は反り返る。
唇弁は舌状である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細長く、前方に曲がる。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種では葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の tipuloides は「アメンボウに似た」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Platanthera tipuloides

★よく見れば区別もつくがそれよりも
 緑の色でつい見落とすよ

ホソバノソソチドリ070720c-l.jpg

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ハナハッカ110712a-l.jpg花薄荷(ハナハッカ)はシソ科ハナハッカ属の多年草(半低木)である。
原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
英名をオレガノ(oregano)という。
ワイルドマジョラム(wild majoram)とも呼ばれる。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎は丸くて毛が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の両面に毛が生える。
開花時期は6月から9月である。
茎先や葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、長さ7ミリくらいの唇形の花をたくさんつける。
花の色には白、桃色、淡い紫色などのものがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
茎や葉にはハッカに似た香りがある。
葉を乾燥させたものが香辛料としてピザなどに用いられる。
属名の Origanum は、ギリシャ語の「oros(山)+ganos(喜び)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Origanum vulgare

★オレガノはからっと晴れた空が好き
 梅雨空見ると憂鬱になる

ハナハッカ110712b-l.jpg

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セイヨウハッカ090922a-l.jpg

西洋薄荷(セイヨウハッカ)はシソ科ハッカ属(メンタ属)の多年草である。
メンタ属は世界に10数種が分布する。
また、多くの栽培品種がある。
日本にも薄荷(ハッカ)が分布し、属名の和名はハッカ属という。
本種は、メンタ・アクアティカ(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の自然交雑種である。
原産地はヨーロッパである。
全草にメントール(menthol)を含み、古代ギリシャやローマの時代から栽培され、香料や風味付けとして使用されてきた。
また、薬用にも利用されてきた。
日本へは明治時代に導入されたが、本格的に栽培されるには至らず、ハーブとして家庭用に栽培されてきた。
逸出したものが全国的に野生化している。
英名はペパーミント(peppermint)という。
日本でも別名とされており、この名称のほうが通りがよいかもしれない。
また、YListでは和名を胡椒薄荷(コショウハッカ)としている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は楕円形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
淡い紫色の花を穂状につけるか輪生させる。
花冠は唇形で、雄しべ4本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「有徳の人」である。
7月22日の誕生花である。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の piperita は「コショウ属(Piper)のような」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha x piperita

★傍に来てペパーミントのこの香り
 楽しんでねと花は囁き
☆爽やかな香りは心安らぎて
 夏の暑さもしばし忘れて

セイヨウハッカ090922b-l.jpg

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2016/07/28 改訂

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イケマ

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イケマ110731a-l.jpgイケマはガガイモ科カモメヅル属の蔓性多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、中国にも分布する。
蔓性なので、他の植物などに絡みついて生長する。
なお、イケマの名はアイヌ語が語源で、「太い根」という意味をもつ。
草丈は2メートルから5メートルくらいである。
根は太くて大きく、浅く枝分かれして肥大する。
茎は数本が束になって生え(束生)、切ると白い乳液が出る。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
先は尖り、つけ根は深い心形である。
縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇から散形花序(茎先からたくさん花柄が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小花をつける。
白い花びらのように見えるのは副花冠で、深く5つに裂ける。
その外側にある淡い黄緑色の部分が花冠で、5つに裂けて反り返る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
綿毛があって、風で運ばれる。
春の若芽は山菜として利用される。
根はアルカロイドを含み有毒だが、利尿、強精、強心などの薬効がある。
属名の Cynanchum は「犬を殺すもの」という意味。この属の1種が犬に対して毒害のあると考えられていた。
種小名の caudatum は「尾状の」という意味である。
写真は7月に北海道の弟子屈町で撮った。
学名:Cynanchum caudatum

★霊草と奉られるイケマには
 神の力の宿るや否や
☆呪術にも使われたるや神の足
 花はのどかに虫と戯れ

イケマ110731b-l.jpg

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キタノコギリソウ110801a-l.jpg北鋸草(キタノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、原野や海岸の草地に生える。
ただし、大半は北海道と青森県に咲く。
海外では、サハリンにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を幌満鋸草(ホロマンノコギリソウ)という。
2000年のレッドデータブックではこの名称が用いられていた。
幌満は北海道の日高地方にある地名である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、2回羽状に深く裂けるか、櫛の歯状に中裂する。
つけ根の部分はやや茎を抱く。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散房状の花序を出し、花径12?14ミリくらいの白ないし淡い紅色の花(頭花)をたくさんつける。
頭花の真ん中は両性の筒状花で、周りに雌性の舌状花が6枚から8枚並ぶ。
基本種の鋸草(ノコギリソウ)よりも花が大きく、舌状花も多い。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」にちなむ。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に小清水原生花園で撮った。
学名:Achillea alpina subsp. japonica

★北に咲く鋸草は大きくて
 色鮮やかに潮風に揺れ

キタノコギリソウ110801b-l.jpg

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エゾゴゼンタチバナ060615a-l.jpg蝦夷御前橘 (エゾゴゼンタチバナ)はミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草である。
北海道の大雪山系や釧路地方、根室地方および北方領土に分布し、原野や湿原に生える。
海外では、サハリン、ユーラシア大陸北部や北アメリカにも分布している。
氷河期時代からの遺存植物の1つである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は5センチから30センチくらいである。
茎や葉の表面には短い毛がまばらにある。
地下茎を伸ばして広がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
近縁種の御前橘 (ゴゼンタチバナ)は一箇所に向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から7月である。
花茎を伸ばし、小さな花が10個から20個集まった黒紫色の花をつける。
白い花びらのように見えるのは萼である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、真っ赤に熟し、食用にもなる。
なお、御前橘 (ゴゼンタチバナ)の名の由来は、白山の御前峰で最初に発見され、果実の形が唐橘(カラタチバナ)に似ていることからきている。
属名の Chamaepericlymenum はギリシャ語の「chamai(小さい)+旧属名(Periclymenum)」からきている。
種小名の crepidioides は「crepidioides(フタマタタンポポ属)+oides(のような)」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Chamaepericlymenum suecicum

★ひっそりと咲くのが好きと蝦夷の地で
 湿原の中命をつなぎ

エゾゴゼンタチバナ060615b-l.jpg

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コバノトンボソウ100807a-l.jpg小葉の蜻蛉草(コバノトンボソウ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿地や草地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎の下部につく葉は長さ3センチから7センチの幅の広い線形で、1枚がつく。
茎の中部には麟片葉が数枚つく。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色の花を10輪くらいつける。
側花弁と背萼片は兜状になっている。
側萼片は反り返る。
唇弁は舌状である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が長く、トンボの尻尾のように後ろへ跳ね上がるのが特徴である。
基本種の細葉の木曽千鳥(ホソバノキソチドリ)の距は下に曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種では葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の tipuloides は「アメンボウに似た」という意味である。
変種名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Platanthera tipuloides var. nipponica

★山道の脇にすっくと立ち上がる
 姿はどこか堂々として

コバノトンボソウ100807b-l.jpg

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サルビア・プラテンシス080504a-l.jpgサルビア・プラテンシスはシソ科アキギリ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
英名はメドーセージ(meadow sage)である。
メドーは「草地」を意味する。
日本ではグラニチカ種(Salvia guaranitica)をメドーセージとして流通させてしまったが、本来は異なる。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面はざらつき、縁は波状となる。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青紫色の唇形をした花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の pratensis は「草原に生える」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia pratensis

★これこそが紛うことなきメドーセージ
 花の蒼さを味わいながら

サルビア・プラテンシス080504d-l.jpg

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サルビア・ガラニチカ090922c-l.jpgサルビア・グラニチカはシソ科アキギリ属の常緑低木である。
種小名の読み方は「ガラニチカ」とするものもある。
原産地は南アメリカである。
「メドーセージ」の名でも流通しているが、分類上のメドーセージ(Salvia pratensis)は別物である。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3センチから5センチくらいの濃い青紫色をした筒状の花をつける。
葉の緑、萼の黒とのコントラストが美しい。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の guaranitica は「(パラグアイの先住民族)グアラニ族の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia guaranitica

★伸びやかに天をめざすかグラニチカ
 大きな口のブルーモンスター

サルビア・ガラニチカ090922b-l.jpg

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サルビア・パープルマジェスティ090928d-l.jpgサルビア・パープルマジェスティはシソ科アキギリ属の多年草である。
南アメリカ原産で青花のガラニチカ種(Salvia guaranitica)とメキシコ原産で赤花のゲスネリフロラの園芸品種「テキーラ」(Salvia gesneraeflora 'Tequila')の人工的な交雑によって、1997年にカリフォルニアのハンチントン植物園で作出された。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から11月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤みががかった濃い紫色の唇形をした花をつける。
萼片は黒紫色をしている。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
品種名の Purple Majesty は「紫の風格」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia 'Purple Majesty'

★人工の花といえども美しく
 咲いて花散る定め儚く

サルビア・パープルマジェスティ090928b-l.jpg

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ヨブスマソウ110801d-l.jpg夜衾草(ヨブスマソウ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の関東地方にかけて分布し、低地や山地、亜高山のやや湿った林の中や原野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカにも分布する。
「夜衾」というのは寝具のことで、コウモリやムササビを指す方言としても使われる。
草丈は100センチから250センチくらいあり大形である。
茎の内部は中空である。
葉は三角状ほこ形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には広い翼がある。
開花時期は7月から10月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、筒状花からなる頭花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若い茎や葉は、「ボウナ」や「ボンナ」と呼ばれ、山菜として利用される。
お浸し、和え物、天ぷらなどにする。
属名の Cacalia はギリシャ語由来の言葉だが、意味ははっきりしていない。
種小名の hastata は植物学者「鉾形の」という意味である。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は8月に弟子屈町の摩周岳登山口で撮った。
学名:Cacalia hastata subsp. orientalis

★夜衾はコウモリなるかムササビか
 濡れた褥もまた乙なりと

ヨブスマソウ110801c-l.jpg

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カラフトヒヨクソウ110731a-l.jpg樺太比翼草(カラフトヒヨクソウ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパからシベリア、サハリンである。
日本でも北海道の北部や東部と三重県に帰化し、道端や草地に生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎や葉には軟毛が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色の花をつける。
花径は10ミリくらいである。
花冠は皿形で、深く4つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の chamaedrys は「(シソ科ニガクサ属の) ウォールジャーマンダーに似た」という意味である。
写真は7月に北海道の弟子屈町で撮った。
学名:Veronica chamaedrys

★この花はいったい何とときめきつ
 道路の脇で目を皿にして

カラフトヒヨクソウ110731b-l.jpg

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ニンフェア・ビオラケア090927a-l.jpgニンフェア・ビオラケアはスイレン科スイレン属の多年草である。
東南アジアからオーストラリアの北部にかけて分布し、池沼に生える。
水面に浮かぶ葉は卵円形で濃い緑色をしており、紫色を帯びるものもある。
葉の縁は波打っている。
花茎は30センチくらいまで伸びる。
開花時期は周年である。
花径は7センチから16センチくらいである。
花の色は紫色で、青や白が交じる。
アボリジニは根、種、茎などを食用とする。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nymphaea はギリシャ神話に登場する水の女神「ニンファー(Nympha)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Nymphaea violacea

★ずっしりと咲いた姿は原種とは
 思えぬほどに色鮮やかで

ニンフェア・ビオラケア090927b-l.jpg

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ヨツバヒヨドリ110731c-l.jpg四葉鵯(ヨツバヒヨドリ)はキク科フジバカマ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、湿った道ばたや林の中に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は1メートルくらいである。
同属の藤袴(フジバカマ)や鵯花(ヒヨドリバナ)と花の形はよく似ているが、葉の特徴で見分けられる。
四葉鵯(ヨツバヒヨドリ)は名の通り4枚の葉が輪生する。
ただし葉の数は3枚だったり5枚だったりする。
葉の形は細長い楕円形である。
これに対して藤袴(フジバカマ)の葉は3裂し、鵯花(ヒヨドリバナ)の葉は裂けずに向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
キク科の花らしく筒状花が集まって咲く。
花の色は淡い紅紫色である。
筒状花の先は5つに裂け、糸のような花柱(雌しべ)が突き出す。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「Eupator」の名にちなむ。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
変種名の sachalinense は「サハリンの」という意味である。
写真は7月に北海道の弟子屈町で撮った。
学名:Eupatorium chinense var. sachalinense

★芳しき蜜の香りはいかばかり
 蝶を集めて四葉鵯

ヨツバヒヨドリ110731b-l.jpg

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ルドベキア・タカオ090922b-l.jpgルドベキア・トリロバはキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
和名は大三葉反魂草(オオミツバハンゴンソウ)という。
タカオ(Takao)はその園芸品種である。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の下部につく葉は3つくらいに裂ける。
開花時期は6月から10月くらいである。
枝分かれした先に1つずつ花(頭花)をつける。
花の真ん中にある筒状花はこげ茶色をしている。
周りにつく舌状花は8枚で、黄色ないしオレンジ色である。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Rudbeckia はリンネの後援者「ル?ドベック(Rudbeck)父子」の名からきている。
種小名の triloba は「三片の」という意味である。
種小名の sericea は「絹糸状の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rudbeckia triloba var. sericea 'Takao'

★お澄ましの顔はいかがとルドベキア
 太陽が好き夏は大好き

ルドベキア・タカオ090922c-l.jpg

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ムラサキツユクサ110712a-l.jpg

紫露草(ムラサキツユクサ)はツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の多年草である。
トラデスカンティア属は北アメリカなどに75種くらいが分布する。
代表種は本種で、属名の和名はムラサキツユクサ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の東部から中央部にかけてとカナダのオンタリオ州の一部に分布する。
英名はオハイオスパイダーワート(Ohio spiderwort)という。
日本へは明治時代の初期に鑑賞用として渡来した。
庭植えや鉢植えとされる。
和名の由来は、露草(ツユクサ)に似て紫色の花をつけることからきている。
現在では逸出したものが各地で野生化し、道ばたや空き地などに生える。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は緑白色である。
開花時期は5月から8月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチから3センチの紫色の3弁花を集まってつける。
早朝に咲いて午後にはしぼんでしまう一日花である。
萼片は3枚、雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
結実することは稀である。
花言葉は「貴ぶ」である。
8月5日の誕生花 である。
属名の Tradescantia はイギリス人のガーデナー「トラデスカント(John Tradescant, 1570-1638)さん」の名からきている。
種小名の ohiensis は「オハイオ州(Ohio)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Tradescantia ohiensis(異名:Tradescantia reflexa)

★一日の夢でありせば紫と
 透ける衣装に我が身飾りて
☆紫の衣羽織りて朝露に
 輝く姿貴く尊く

ムラサキツユクサ110712b-l.jpg

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2016/06/24 改訂
2016/08/06 3訂

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レブントウヒレン110802a-l.jpg礼文唐飛廉(レブントウヒレン)はキク科トウヒレン属の多年草である。
北海道固有種である。
礼文島、利尻島に分布し、海岸近くの草地や礫地に生える。
分類上は、長葉北薊(ナガバキタアザミ)の変種とされている。
草丈は5センチから13センチくらいである。
基本種の草丈は30センチくらいある。
根際から生える葉は開花時には枯れる。
茎につく葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に数輪の淡い紅紫色をした頭花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Saussurea はスイスの科学者「ソシュール(H. B. de Saussure)さん」の名からきている。
種小名の riederii は採集者「リーデル(Rieder)さんの」という意味である。
亜種名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
種小名の insularis は「島に生える」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Saussurea riederii subsp. yezoensis var. insularis

★礼文には背丈の低い花が咲く
 惚れ惚れとする細工ほどこし

レブントウヒレン110802b-l.jpg

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カラフトホソバハコベ110731a-l.jpg樺太細葉繁縷(カラフトホソバハコベ)はナデシコ科ハコベ属の多年草である。
原産地はユーラシア大陸である。
日本では、北海道で広く野生化し、道端や河川敷、空き地などに生える。
本州でも、青森県、福島県、埼玉県、新潟県などで野生化している。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際からよく枝分かれをする。
茎には4稜がある。
葉は線形で、疎らに向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
花径1センチくらいの白い5弁花を疎らにつける。
花弁の先は深く切れ込んでいるので10弁のように見える。
萼片には3脈があり、先が尖る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」にちなむ。花の形が星形をしていることから名づけられた。
種小名の graminea は「イネ科植物のような」という意味である。
写真は7月に北海道の弟子屈町で撮った。
学名:Stellaria graminea

★繁縷でも花はとっても大きいよ
 ワクワク過ごす昼のひと時

カラフトホソバハコベ110731b-l.jpg

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ランタナ

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ランタナ061112a-l.jpg

ランタナはクマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)の常緑低木である。
ランタナ属は中南アメリカを中心に150種くらいが分布する。
本種が代表種で和名を七変化(シチヘンゲ)といい、属名の和名もシチヘンゲ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
英名はコモンランタナ(common lantana)という。
現在では世界各地の広い範囲で野生化している。
そのため、国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」(SSC)では、「世界の外来侵入種ワースト100」に指定している。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
また、小笠原諸島や沖縄では逸出したものが野生化している。
そのため、日本でも侵略的外来種として「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されている。
別名をランタナや紅黄花(コウオウカ)という。
園芸的にはランタナとされることが多い。
樹高は1メートルから2メートルである。
茎の断面は四角形で、棘が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には硬い毛が生え、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から10月である。
茎先に半球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
花冠のつけ根の部分は筒状で、先は4つから5つに裂ける。
花の色は初めは黄色や淡い紅色で、のちに濃い赤色や橙色に変わる。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
種子は有毒である。
園芸品種には花の色が黄色や白で変化しないものもある。
花言葉は「厳格」である。
9月7日の誕生花である。
属名の Lantana はヨーロッパ産の「Viburnum lantana」 からの転用である。花の形や花序が似ていることから転用された。
種小名の camara は「アーチ状の」という意味である。
亜種名の aculeata は「棘のある」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Lantana camara subsp. aculeata(広義:Lantana camara)

★花びらを群がるように寄せ集め
 色鮮やかにランタナの咲く
☆七色に花色変えてランタナは
 故郷を忘れ旅を続けて

ランタナ061112b-l.jpg

ランタナ061112c-l.jpg

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2016/09/07 改訂

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ニンフェア・コロラタ090704a-l.jpgニンフェア・コロラタはスイレン科スイレン属の多年草である。
原産地はタンザニアである。
昼咲きなので訪れた温室でも楽しめる。
全体に小形である。
花茎は30センチくらいまで伸びる。
水面に浮く葉は円形で、直径15センチから20センチくらいである。
葉の縁には丸いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
花の色は青紫色だが、白花もある。
濃い紫色の雄しべが特徴である。
花径は6センチから10センチくらいである。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nymphaea はギリシャ神話に登場する水の女神「ニンファー(Nympha)」からきている。
種小名の colorata は「彩色された」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
白花の写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nymphaea colorata

★ワイルドに咲いた姿が魅力的
 原種なればの味わい見せて

ニンフェア・コロラタ090704b-l.jpg

ニンフエア・コロラタ090201a-l.jpg

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サルスベリ090823b-l.jpg

雲仰ぎ溜め息一つ百日紅

百日紅(サルスベリ)はミソハギ科サルスベリ属の落葉高木である。
原産地は中国南部である。
日本へは江戸時代に渡来した。
漢字では「猿滑り」とも書く。
和名の由来は、樹皮が剥げやすく幹がツルツルしているので「猿も滑る」というところからきている。
樹高は3メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
別名を百日紅(ヒャクジツコウ)というが、これは花期の長さからつけられた名である。
枝先に円錐花序(花序の枝が枝分かれし、全体が円錐状に見える)をつける。
花序のつけ根のほうから咲き始め、次第に先まで花を開く。
1つ1つの花は、花びらは6枚で縮れており、萼は筒状で6つに裂ける。
花の色はピンクや白、紅紫色などで、花径は3、4センチくらいである。
実は丸いさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、種子には翼がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Lagerstroemia はスウェーデンの生物学者「ラジェストロエム(M. von Lagerstroem)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は8月に三郷市で撮った。
学名:Lagerstroemia indica

★切っ先は天を睨むか百日紅
 紅を燃やして褪せることなく

サルスベリ090823a-l.jpg

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クレオメ

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クレオメ110710a-l.jpg

クレオメ(cleome)はフウチョウソウ科タレナヤ属の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)アブラナ科とされる。
タレナヤ属は5種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
かつて属していたクレオメ属(フウチョウソウ属)から分離された属である。
本種の原産地は熱帯アメリカである。
英名はスパイダーフラワー(spider flower)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名は西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)という。
和名の由来は、風に舞う蝶のような花姿で洋種であることからきている。
別名をクレオメやクレオメ草(クレオメソウ)という。
これは旧属名からきた名である。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
逸出したものが全国各地で野生化している。
例えば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は80センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から7枚からなる倒卵形で、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの4弁花をつける。
花の色は桃色が多いが、白や紫色のものもある。
4本ある雄しべが長くて目立つ。
花は下から上へと咲き上っていく。
夕方から咲き始め、翌日の昼ころには花の色が薄くなる。
花の後にできる実は長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「秘密のひととき」である。
8月18日の誕生花である。
属名の Tarenaya の語源はまだ調べられていない。
種小名の spinosa は「棘の多い」という意味である。
写真は7月に札幌の大通公園で撮った。
学名:Tarenaya spinosa(異名:Cleome spinosa)

★クレオメは頬に紅差す夜の蝶
 今宵咲くのは主のためなり
☆薄紅に頬を染めれば愛らしく
 秘密のときに花は酔いしれ

クレオメ110710b-l.jpg

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2016/08/21 改訂

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ヒビスクス・ワイメアエ090823a-l.jpgヒビスクス・ワイメアエはアオイ科フヨウ属の常緑高木である。
原産地はハワイのカウアイ島である。
ワイメア渓谷の標高1000メートルくらいの地域に生える。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉はざらつき、裏面には軟らかい毛が生える。
開花時期は6月から10月くらいである。
花径が15センチから20センチくらいある白い5弁花を枝先近くにつける。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヒビスクス・アーノッティアヌスに似るが、葉がざらつくこと、ずい柱のつけ根の部分が白っぽいことなどが相違点である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の waimeae は「ワイメア渓谷の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hibisucus waimeae

★南国の奥山深く咲くという
 ハイビスカスは香り豊かに

ヒビスクス・ワイメアエ090823b-l.jpg

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エゾチドリ110802e-l.jpg蝦夷千鳥(エゾチドリ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、海岸近くの草地、山地から亜高山の草地に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
別名を双葉連鷺草(フタバツレサギソウ)という。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の下部には長い楕円形2枚の葉が対生状につく。
茎の上部につく葉は披針形(笹の葉のような形)で次第に小さくなる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの花をたくさんつける。
花の色は白ないし緑白色である。
背萼片と側花弁は上に立ち、白くて幅の広の側萼片が横に開く。
唇弁は長い舌状で垂れ下がる。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は後方に伸びる。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種では葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の metabifolia は「ビフォリア種(Platanthera bifolia)とは異なる」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Platanthera metabifolia

★気になって係の方に尋ねたよ
 固有種だった訊いてよかった

エゾチドリ110802d-l.jpg

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オシロイバナ081026a-l.jpg

飯事の母を演ずや白粉花で

白粉花(オシロイバナ)はオシロイバナ科オシロイバナ属(ミラビリス属)の多年草である。
ミラビリス属は南北アメリカ大陸に58種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
代表種の本種に白粉花(オシロイバナ)の和名があり、属名の和名もオシロイバナ属という。
本種の原産地は中南アメリカである。
英名はフォーオクロック(four-o'clock)という。
中国名は紫茉莉(zimoli)という。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
和名の由来は、熟した黒い種をつぶすと白粉のような白い粉が出てくるところからきている。
貝原益軒が命名したとのことである。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
現在では、逸出したものが本州から沖縄にかけて野生化している。
北海道のブルーリストではDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2センチくらいの漏斗状の花をつける。
花冠は筒部が長く先で5つに裂ける。
花の色は赤、白、ピンク、黄色などで、絞りのものもある。
萼片は5枚、雄しべ1本、雌しべ1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「臆病」である。
8月23日の誕生花である。
属名の Mirabilis はラテン語の「mirari(驚く)」からきている。Mirabilisには「不思議な、素敵な」の意味がある。
種小名の jalapa は「(メキシコの)ヤラッパの」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
実の写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Mirabilis jalapa

★お白粉を塗って薄紅頬にさす
 謎の習わし不思議の世界
☆夕闇を待ちて花咲く鮮やかに
 色と香りは恋を誘い

オシロイバナ081026c-l.jpg

オシロイバナ110927a-l.jpg

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2016/08/24 改訂

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ニンフェア・ギガンティア091018b-l.jpgニンフェア・ギガンティアはスイレン科スイレン属の多年草である。
オーストラリアの北部からニューギニアにかけて分布している。
特徴は名前の通り花や葉が大きいことで、「世界最大級」といわれている。
花茎は40センチくらいまで伸びる。
葉は直径30センチから40センチある大形の円心形で、水面に浮かぶ。
花径は30センチくらいある。
花の色は淡い青色ないし青紫色である。
花被片は30枚くらいある。
開花時期は周年である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nymphaea はギリシャ神話に登場する水の女神「ニンファー(Nympha)」からきている。
種小名の gigantea は「巨大な」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nymphaea gigantea

★睡蓮と思えぬほどの大きさに
 ほっと溜め息ギガンティア咲く

ニンフェア・ギガンティア091018a-l.jpg

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ヨモギギク090712c-l.jpg

蓬菊(ヨモギギク)はキク科ヨモギギク属(タナケツム属)の多年草である。
タナケツム属は暫定的学名だが世界に163種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種が代表種で、属名の和名もヨモギギク属という。
本種の原産地はヨーロッパとアジアである。
英名をタンジー(tansy)という。
日本へは明治時代に渡来した。
タンジーの名は日本でも流通名とされ、庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培されている。
ただし、有毒植物なので注意が必要である。
毒性を生かして民間で駆虫剤として用いられるほか、調味料や芳香剤としても用いられる。
逸出したものが北海道と本州で野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は100センチから200センチくらいある。
茎は固く、葉は細かい切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に丸くて平べったい黄色の花をたくさん咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、舌状花のないところが蓬(ヨモギ)に似ているということからきている。
北海道には変種の蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)が自生する。
蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は環境省のレッドリスト(2012)で絶滅危惧II類(VU)に登録されているのだが、その扱いについては流動的である。
YListでは蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)を本種の変種として区別している。
Catalogue of Life では蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は異名の扱いで本種に包含している。
2012年版のレッドリストでは絶滅危惧である蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)の学名に本種のものを充てている。
花言葉は「婦人の美徳」である。
8月12日の誕生花である。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare

★全草に強い香りを漂わせ
 蓬菊咲く姿妖しく
☆タンジーの花は忘れぬ遠き日を
 不死の薬は今も咲きつつ

ヨモギギク090712a-l.jpg

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2016/08/11 改訂

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サントリナ

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サントリナ070623c-l.jpg

サントリナはキク科ワタスギギク属(サントリナ属)の常緑小低木である。
サントリナ属は地中海沿岸地方を中心に20種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より。ただし暫定的学名とされている)
サントリナは属の総称であるが、中心となるのは本種である。
和名は綿杉菊(ワタスギギク)といい、属名の和名もワタスギギク属という。
和名の由来は杉の葉に似た葉が綿毛で覆われているところからきている。
本種はスペインからアイルランドにかけてとトルコに分布する。
英名はコットンラベンダー(cotton lavender)という。
英名の由来は草姿と香りがラベンダーに似ていることからきている。
樹高は30センチから50センチくらいである。
葉は羽状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉には白い綿毛が生える。
開花時期は5月から8月である。
黄色い筒状花からなる球体のような小さな花(頭花)を咲かせる。
花は強い芳香を放つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
園芸的には、庭植え、鉢植えとされ、主として葉を観賞する。
またハーブとして利用される。
精油成分を含み香水原料となるのだが商業栽培は行われていない。
駆虫薬としても利用されている。
花言葉は「移り気な人」である。
8月3日の誕生花である。
属名の Santolina はギリシア語の「sanctum(聖なる)+linum(亜麻)」からきている。
種小名の chamaecyparissus は「ヒノキ属(Chamaecyparis)のような」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Santolina chamaecyparissus

★洋式の庭園ならば欠かせない
 サントリナの花シックに咲いて

サントリナ070623b-l.jpg

サントリナ070623e-l.jpg

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2016/08/04 改訂

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