2011年7月アーカイブ

ヒビスクス・リリイフロルス070430b-l.jpgヒビスクス・リリイフロルスはアオイ科フヨウ属の常緑低木である。
原産地はインド洋の南西部のマスカリン諸島である。
モーリシャスなどの島々である。
和名は百合咲き木槿(ユリザキムクゲ)という。
花弁が完全には開かないことからつけられた名である。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には3つに裂けるものもある。
開花時期は周年である。
花は赤い5弁花で、平開はしない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の liliiflorus は「ユリ属(Lilium)のような花の」という意味である。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Hibiscus liliiflorus

★貴婦人と呼ばれる島に赤々と
 花を咲かせる百合咲き木槿

ヒビスクス・リリイフロルス070430a-l.jpg

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シロミミナグサ090419e-l.jpg白耳菜草(シロミミナグサ)はナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけてである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
英名はスノーインサマー(snow in summer)である。
そこから夏雪草(ナツユキソウ)とも呼ばれている。
草丈は15センチから20センチくらいである。
茎も葉も白い毛で覆われている。
茎は地を這って横に広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から7月である。
茎先に花径2センチくらいの白い花をつける。
花弁は5枚である。
花弁の先はへこんでおり、つけ根のほうは黄緑色になる。
雄しべは10本である。
雌しべの花柱は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cerastium はギリシャ語の「cerastes(つの状の)」からきている。細長くて曲がったさく果の形から名づけられた。
種小名の tomentosum は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cerastium tomentosum

★葉も茎も白い綿毛に覆われて
 涼を呼ぶやら白耳菜草

シロミミナグサ090419b-l.jpg

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カンナ

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カンナ・タイリアーナ090929a-l.jpg

小気味良くビート利かせてカンナ咲く

カンナはカンナ科カンナ属の多年草である。
カンナ属は南北アメリカ大陸の熱帯・亜熱帯地域に10種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの園芸品種が作出されている。
一般にカンナと呼ばれているのは、檀特(ダンドク)を主体に改良された園芸品種である。
YListでは、その和名を花カンナ(ハナカンナ)とし、カンナを別名としている。
英名はカンナリリー(canna lily)という。
日本へは、檀特(ダンドク)が江戸時代の前期に渡来した。
花カンナ(ハナカンナ)が渡来したのは明治時代の後期である。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
芭蕉(バショウ)に似た大型の楕円形の葉を数枚つける。
開花時期は6月から10月である。
花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。
花の色は緋色、桃色、橙色、黄色、白、絞りなど多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「情熱」である。
8月13日の誕生花である。
属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。
種小名の generalis は「一般の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
品種名は上からイタリアーナ、リベレーション、ルシファー、ヒロナムイエローである。
学名:Canna x generalis

★南国の湧き立つようなパッションを
 伝う大輪ビート利かせて
☆華やかな色を咲かせて花カンナ
 夏の暑さが一際似合い

カンナ・リベレーション090929a-l.jpg

カンナ・ルシファー090929a-l.jpg

カンナ・ヒロナムイエロー090929a-l.jpg

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2016/08/13 改訂

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パラグアイオニバス090904c-l.jpgパラグアイ鬼蓮(パラグアイオニバス)はスイレン科オオオニバス属の多年草である。
原産地はパラグアイ、アルゼンチン、ボリビアである。
パラグアイ川とラプラタ川の流域に分布する。
浮葉は直径が150センチから200センチくらいある。
葉の縁が立ち上がり、15センチから20センチくらいある。
縁は緑色である。
葉の裏には棘がある。
開花時期は7月から9月である。
夕方に白く大きな花を咲かせ、2日目には赤紫色に変わる。
花径は23センチから28センチと大きい。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、全体に刺が生えている。
属名の Victoria はイギリスの「ビクトリア女王(Queen Victoria)」の名からきている。
種小名の cruziana は「(ボリビアの都市)サンタクルス(Santa Cruz)の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Victoria cruziana

★昼間でも花を見ることできるんだ
 どんと咲きます大きな花が

パラグアイオニバス090904a-l.jpg

パラグアイオニバス090904d-l.jpg

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ホウセンカ080713a-l.jpg鳳仙花弾ける思いひた隠し

鳳仙花(ホウセンカ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。
原産地は中国からインドにかけてである。
和名の由来は、花を鳳凰(ほうおう)に見立てたものである。
日本へは江戸時代に中国から渡来した。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は軟らかく、直立をする。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇に2、3輪ずつ花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
萼片の後ろには距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の色は赤である。
園芸品種には、白、ピンク、紫色などのものがあり、八重咲きのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
古くは花で爪を染めたことから爪紅(ツマベニ)の名がある。
俳句の季語は秋である。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の balsamina はラテン語でホウセンカを意味する。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
八重咲きのものは9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Impatiens balsamina

★鳳仙花弾ける思いひた隠し
 そっと待ち伏せ君がハートを

ホウセンカ080713d-l.jpg

ホウセンカ090928a-l.jpg

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ヘリクリサム ジャンボイエロー060610b-l.jpg

麦藁菊(ムギワラギク)はキク科ムギワラギク属(キセロクリスム属)の多年草である。
キセロクリスム属はオーストラリアに7種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名はムギワラギク属という。
この属は、かつてはヘリクリスム属に含まれていた。
ヘリクリスム属は南半球やユーラシア大陸に600種くらいが分布する。
日本ではまだ本種をヘリクリスム属に含める例が多い。
しかし、YListでは既にキセロクリスム属のほうを採用しており、Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist もキセロクリスム属を正名としている。
日本でもいずれ変更されていくことものと思われる。
本種の原産地はオーストラリアである。
英名はストローフラワー(strawflower)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
学名からヘリクリサムの名でも流通し、庭植え、鉢植え、切り花などで愛好されている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は5月から9月である。
茎先に1輪ずつ花(頭花)をつける。
特徴は頭花を包む総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が花弁状に発達していることである。
その部分がかさかさとして、ドライフラワーに適している。
花の真ん中にある筒状花は黄色い。
総苞片の色は黄色、橙色、淡い紅色、クリーム色、白などさまざまである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「永遠の輝き」「真実」である。
7月17日の誕生花である。
属名の Xerochrysum はギリシャ語の「xeros(乾燥した)+chrysos(金色)」からきている。
属名の Helichrysum はギリシャ語の「helios(太陽)+chrysos(金色)」からきている。
種小名の bracteatum は「苞葉のある」という意味である。
写真は6月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
ドリームタイム・ジャンボイエローという園芸品種で、大輪である。
学名:Xerochrysum bracteatum(異名:Helichrysum bracteatum)

★手触りがとても不思議なヘリクリサム
 雨が降ったら眠るといいよ
☆カサカサと音たて咲いたヘリクリサム
 ずっとそのまま君と一緒に

ヘリクリサム ジャンボイエロー060610a-l.jpg

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2016/07/25 改訂

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ヒビスクス・ペドウンクラツス061118b-l.jpgヒビスクス・ペドウンクラツスはアオイ科フヨウ属の常緑低木である。
ハイビスカスの原種の1つである。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
海岸に近い林の中などに生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つに裂けるものもある。
開花時期は周年である。
花はピンクの5弁花である。
夕方になってしぼむと青みがかる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の pedunculatus は「花柄のある」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hibiscus pedunculatus

★ほんのりと薄紅色に頬染めて
 はにかみ咲くやペドウンクラツス

ヒビスクス・ペドウンクラツス061118d-l.jpg

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アマリリス

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アマリリス060513a-l.jpg アマリリス見詰め笑顔の雨宿り

アマリリス(Amaryllis)はヒガンバナ科アマリリス属(ヒッペアストルム属)の多年草である。
ヒッペアストルム属は南アメリカのペルーやブラジルが原産地で、90種くらいの原種がある。
また、オランダなどで品種改良が行われ、600種以上の園芸品種がある。
アマリリスの名は英名由来の和名で、属名の和名もアマリリス属という。
アマリリスとして流通しているのは園芸品種である。
鉢植え、路地植えで栽培されている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は線形である。
開花時期は5月から6月である。
葉とともに中空の花茎を伸ばし、大きな花を咲かせる
百合(ユリ)に似た花で、花被片は6枚である。
目の覚めるような濃い紅色のものやピンク、白、絞り、覆輪などがある。
八重咲きのものや斑入りの葉のものなどもある。
なお、ヒッペアストルム属のものをアマリリス(Amaryllis)と呼ぶのは、かつてはホンアマリリス属(Amaryllis)に分類されていたことの名残である。
現在のホンアマリリス属は1属1種である。
学名をアマリリス・ベラドンナ(Amaryllis belladonna)といい、原産地は南アフリカのケープ地方である。
花言葉は「おしゃべり」である。
俳句では夏の季語である。
5月30日の誕生花である。
属名の Hippeastrum はギリシャ語の「hippeos(騎士)+astrom(星)」からきている。拡がった葉と花の様子を表したものである。
種小名の hybridum は「交配種の」という意味である。
写真は5月に芦ノ湖野草園で撮った。
下の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Hippeastrum x hybridum

★大輪はラテンのリズム刻むよう
 アマリリス咲く雨の箱根に
☆純白のドレスは嫁ぐ花嫁の
 心静かに包まれしあり

アマリリス070603b-l.jpg

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2016/05/29改訂

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ヒビスクス・ヒルツス061124b-l.jpgヒビスクス・ヒルツスはアオイ科フヨウ属の常緑低木である。
原産地はインド、マレーシアである。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
花径3センチから5センチくらいの白い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の hirtus は「短い剛毛のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Hibiscus hirtus

★真っ白でこじんまり咲くヒルツスは
 涼しげだけど熱帯育ち

ヒビスクス・ヒルツス061124a-l.jpg

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オニバス090904a-l.jpg鬼蓮(オニバス)はスイレン科オニバス属の浮葉性の一年草である。
本州の新潟県から九州にかけて分布し、池沼に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は円形で、表面には不規則な皺が入る。
葉の裏には鋭い棘がある。
直径は1メートル以上になる。
開花時期は8月から10月くらいである。
花径3、4センチの紫色の花をつける。
花弁はたくさんある。
萼片は4枚である。
花には鋭い棘がある。
花の後にできる実は卵円形で、外側に棘が密生する。
種子は生薬名を欠実(欠=クサカンムリ+欠:けんじつ)と言い、滋養強壮に用いられる。
属名の Euryale はギリシャ語の「euryalos(広大な)」からきている。大きな葉を表したものである。
種小名の ferox は「鋭い棘のある」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Euryale ferox

★葉の姿とてもいかつい鬼蓮の
 花はこれかと不思議な思い
☆葉に乗ればおとぎ話の主人公
 花は優しく夢の世界へ

オニバス090904b-l.jpg

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ヒメヒオウギズイセン080712a-l.jpg

姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)はアヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の多年草である。
クロコスミア属はアフリカの南部や東部に9種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、400種を超える園芸品種が作出されている。
代表種のクロコスミア・アウレア(Crocosmia aurea)に檜扇水仙(ヒオウギズイセン)の和名があり、属名の和名もヒオウギズイセン属という。
本種はフランスで交配によって作出された園芸品種である。
交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ:Crocosmia pottsii)で、どちらも南アフリカが原産地である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
英名をモントブレチア(montbretia)という。
YListではこの名称を別名として記載している。
また、逸出したものが野生化し、今では全国各地の人家周辺に生えている。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は先のとがった線形で2列に並んで立ち、互い違いに生える(互生)。
葉の中央に縦の筋がある。
開花時期は7月から8月である。
花茎から3つから5つの穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。
花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる。
花被片は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついている。
雄しべは3本、花柱(雌しべ)が1本ある。
花柱の先は3つに裂けている。
結実はせず、球根で増える。
花言葉は「謙譲の美」である。
モントブレチアが8月15日の誕生花である。
属名の Crocosmia はギリシャ語の「crokos(サフラン)+osme(匂い)」からきている。サフランの香りがするということで名づけられた。
種小名の crocosmiiflora は「サフランの香りのする花の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Crocosmia x crocosmiiflora

★濡れそぼりだらりの帯を垂らしたる
 風情しおらしモントブレチア
☆夏の雨雫は紅を際立たせ
 モントブレチア草陰に咲き

ヒメヒオウギズイセン080712c-l.jpg

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2016/08/18 改訂

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ゴデチア

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ゴテチャ060610b-l.jpg

ゴデチア(Godetia)はアカバナ科サンジソウ属(クラルキア属)の一年草である。
クラルキア属は南北アメリカに40種以上が分布する。
同属のクラルキア・プルケラ(Clarkia pulchella)に山字草(サンジソウ)の和名があり、属名の和名もサンジソウ属という。
本種の原産地は北アメリカ大陸の西海岸である。
カナダのブリティッシュコロンビア州からアメリカ合衆国のカリフォルニア州にかけて分布し、海岸沿いの山地に生える。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
庭植えとして栽培されるほか切り花ともされる。
ゴデチアの名はかつての属名からきており、園芸的にはこの名前で流通している。
英名はフェアウェル・ツー・スプリング(farewell to spring)ないしゴデチア(godetia)である。
前者には「春への別れ」の意味合いがある。
YListでは和名を大輪待宵草(タイリンマツヨイグサ)、別名を色待宵草(イロマツヨイグサ)としている。
草丈は40センチから60センチくらいである。
園芸品種には矮性種や高性種もある。
よく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、葉柄がある。
開花時期は5月から7月である。
花径3センチから5センチくらいである。
原種の花の色はピンクである。
園芸品種には白、赤、2色咲きなどのものがある。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
園芸品種には八重咲きのものもある。
花は昼咲きの一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「変わらぬ愛」である。
6月4日の誕生花である。
属名の Clarkia はアメリカ人の探検家「クラーク(William Clark, 1770-1838)さん」の名からきている。
種小名の amoena は「愛すべき」という意味である。
写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Clarkia amoena(syn. Godetia amoena)

★花びらを重ね合わせて色重ね
 ゴデチアの花日向に咲いて
☆花びらはサテンのように輝いて
 儚い想いそっと託せば

ゴテチャ060610a-l.jpg

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2016/06/04改訂

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ヒビスクス・ヘテロフィルス070430a-l.jpgヒビスクス・ヘテロフィルスはアオイ科フヨウ属の常緑小高木である。
原産地はオーストラリアである。
東部のニューサウスウェールズ州からクイーンズランド州にかけて分布する。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は披針形ないし線形で、切れ込みのないものや3つに裂けるものがある。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏にかけてである。
花径は15センチくらいある大輪である。
花の色は黄色が基本色だが、白いタイプのものやピンクの園芸品種などがある。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
先住民のアボリジニはこの木を食物源として利用してきた。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hibiscus heterophyllus

★この花の生まれた土地はオセアニア
 だけどやっぱりハイビスカスだ

ヒビスクス・ヘテロフィルス070430b-l.jpg

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カイウ050514a-l.jpg

面影を水に映して海芋咲く

オランダ海芋(オランダカイウ)はサトイモ科オランダカイウ属(ザンテデスキア属)の多年草である。
ザンテデスキア属はアフリカの南部に10種が分布する。(Catalogue of Life の数値)
本種が代表種で、属名の和名もオランダカイウ属という。
本種の原産地もアフリカの南部で、レソト、南アフリカ、スワジランドに分布する。
直接の原産地ではないがエジプトでは学名の由来から国花にしている。
英名はカラーリリー(calla lily)ないしアラムリリー(arum lily)という。
日本へは江戸時代に渡来した。
「海芋」は「海外の芋」といった意味合いである。
国交のあったオランダから伝わったことからこの和名がつけられた。
別名をカラー(Calla)という。
これは以前の分類の名残で、園芸的にはこの名で流通している。
庭植え、鉢植え、切り花などとして利用される。
現在では逸出したものが本州から沖縄にかけて野生化し、湿地に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は大形の矢尻形で、長い柄がある。
葉は肉厚で艶があり、少し巻いている。
開花時期は3月から7月である。
花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ばれる部分で、漏斗状に巻いている。
真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「清浄」である。
俳句では「海芋」が夏の季語である。
7月5日の誕生花である。
なお、花の色が桃色や黄色のものもある。
これらは同じオランダカイウ属だが種が異なる。
属名の Zantedeschia は17世紀イタリアの植物学者「ザンテデスキ(Giovanni Zantedeschi, 1773-1846)さん」の名からきている。
種小名の aethiopica は「エチオピア(Ethiopia)の」という意味である。エチオピアは古い時代には南エジプトやリビアより南の地域を意味する言葉であった。
写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Zantedeschia aethiopica

★ミラクルな仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれて
 カラー囁く内緒話を
☆真っ白な襟を立てればカッコいい
 大人の女性なれる気がして

カイウ050514b-l.jpg

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2016/07/05 改訂

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アサガオ050707a-l.jpg朝顔は秘めどこぼれし色に染み

朝顔(アサガオ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草である。
原産地は東南アジアである。
日本へは奈良時代に中国を経由して薬草として渡来した。
江戸時代に入ってから観賞用として急速に広まり、様々な改良品種がつくられた。
草丈は20センチから600センチくらいである。
葉は幅の広い三尖形だが、様々な変異がある。
開花時期は7月から10月である。
早朝に漏斗形の花を開き、昼前にしぼんでしまう。
ただし、日陰にある場合は夕方まで咲き続けることもある。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
東京では、入谷の鬼子母神の「朝顔市」(7月6日から8日)が有名である。
種子を生薬で牽牛子(けんごし)といい、利尿剤、下剤とする。
俳句の季語は秋である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の nil はアラビア語由来で「藍色」を意味する。
写真は7月に東京都内で撮った。
学名:Ipomoea nil

★朝顔の花一時が涼を呼ぶ
 愛でる心はみな鬼子母神
☆ハンカチを結んで染めて広げれば
 朝顔の花顔を覗かせ

アサガオ050724a-l.jpg

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ネムロコウホネ061008a-l.jpg河骨ややっと寝覚めか水の上

根室河骨(ネムロコウホネ)はスイレン科コオホネ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方にかけて分布する。
北海道では平地、東北地方では高山の池沼に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ、シベリア、モンゴル、ヨーロッパなどに広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、北海道の根室地方で発見されたところからきている。
「河骨」は、根茎が白く肥大し白骨のように見えることからつけられた名である。
草丈は20センチから100センチくらいである。
地下茎を伸ばして広がる。
葉は細長い卵形ないし細長い楕円形で、先は丸い。
葉のつけ根の部分は矢じり形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉は水に浮かぶ。
近縁種の河骨(コウホネ)のほうは、葉の柄が水の上に出ていることや水中葉があるところが異なる。
開花時期は7月から8月である。
水中から伸びた花茎の先に花径2、3センチの黄色い花を1つつける。
花びらのように見えるのは萼片で5枚ある。
花弁は萼片の中にある。
雄しべの先は淡い黄色である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
根茎を乾燥したものを生薬で川骨(せんこつ)といい、強壮薬、止血薬とされる。
俳句では「河骨」が夏の季語である。
属名の Nuphar はアラビア語の「neufar(スイレン)」からきている。
種小名の pumilum は「背が低い」という意味である。
写真は10月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Nuphar pumilum

★北国の水温むころ咲き出る
 根室河骨輝くごとく

ネムロコウホネ061008b-l.jpg

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ナツツバキ080614a-l.jpg

見上げれば葉陰に白く沙羅の花

夏椿(ナツツバキ)はツバキ科ナツツバキ属(ステワルティア属)の落葉高木である。
ステワルティア属は東アジアや北アメリカなどに25種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも本種などが分布し、属名の和名はナツツバキ属という。
本種は本州の宮城県から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
和名の由来は、花が椿(ツバキ)に似ていて夏に咲くことからきている。
なお、寺の敷地内に沙羅双樹(サラソウジュ)として植えられることが多い。
仏教では釈迦が沙羅双樹の下で涅槃に入ったとされている。
沙羅双樹(サラソウジュ)はフタバガキ科の樹木だが、日本では夏椿(ナツツバキ)がこの樹木と誤認されたのだという。
そのため別名を沙羅の樹(シャラノキ)という。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
樹皮は紅色を帯びており、平滑である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に花径5センチから6センチの白い花をつける。
花弁は5枚である。
花弁には皺があり、外側の1枚は緑色を帯びる。
雄しべはたくさんあり、花糸は黄色い。
花は一日花で、咲いた後は椿(ツバキ)と同様に花の形そのままで木の下に落ちる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「愛らしさ」である。
俳句では「沙羅の花」が夏の季語である。
7月15日の誕生花である。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家の「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の pseudocamellia は「ツバキ属(Camellia)に似た」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
紅葉の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Stewartia pseudocamellia

★一日の命なればと白き肌
 風にそよがせ夏椿咲く
☆真っ白な花はそのまま落ちるとも
 ただ一日の命尊く

ナツツバキ080614d-l.jpg

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2016/07/23 改訂

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ゲッカビジン060723b-l.jpg

ときめいて月下美人の咲くを待ち

月下美人(ゲッカビジン)はサボテン科クジャクサボテン属(エピフィルム属)の常緑多年草である。
エピフィルム属は中央アメリカに19種が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
そのような園芸品種の総称を孔雀サボテン(クジャクサボテン)といい、属名の和名もクジャクサボテン属という。
本種の原産地はメキシコで、熱帯雨林に生える多肉植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2016)では軽度懸念(LC)に指定されている。
日本へは大正時代に渡来した。
主に鉢植えとして観賞用に栽培される。
和名の由来は、夜間に美しい花を咲かせることを美人薄命のたとえに重ねたものである。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
下部の茎は木質だが、上部の茎は葉状でよく枝分かれをする。
葉のように見えるのは茎が葉のように変化したものである。
開花時期は7月から11月くらいである。
よい香りのする白い花を咲かせる。
花径は15センチから20センチくらいある大輪の豪華な花で、夜の8時から9時ころに開花し、4時間ほどでしぼむ。
花言葉は「艶やかな人」である。
俳句の季語は夏である。
7月19日の誕生花である。
属名の Epiphyllum はギリシャ語の「epi(上)+ phyllon(葉)」からきている。花が葉の上のほうで咲くことから名づけられた。
種小名の oxypetalum は「鋭い花弁のある」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Epiphyllum oxypetalum

★契りなば燃えにし燃えて一夜妻
 甘き香りを闇に溶かして
☆ただ一夜限りの恋と知りつつも
 甘き香りを放ち咲く花

ゲッカビジン060723d-l.jpg

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2016/07/26 改訂

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ヒメワタスゲ060615a-l.jpg姫綿萓(ヒメワタスゲ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と青森県の八甲田山に分布し、寒地の湿原に生える。
海外では、北半球の冷帯から寒帯地域に広く分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
細い茎が密に並んで直立する。
茎につく葉は鞘状で葉身はほとんどない。
開花時期は6月から8月である。
長さ5ミリから8ミリの小穂を茎先に1つつける。
黄褐色の鱗片が数個あり、棘針のような花被片が6枚ある。
花の後にできる実は3稜形の小堅果で、真っ白な綿毛が疎らにつく。
園芸店で綿萓(ワタスゲ)の名で出回っているものは姫綿萓(ヒメワタスゲ)が多いという。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の hudsonianus は「(アメリカ合衆国の)ハドソン(Hudson)川の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Scirpus hudsonianus

★綿棒がゆらゆら風に揺れるよう
 姫綿菅ののどかな姿

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ヒビスクス・ジェネヴィー070430b-l.jpgヒビスクス・ゲネビイはアオイ科フヨウ属の常緑低木である。
種小名の読み方は「ジェネヴィー」「ゲネウィー」「ゲンビー」などさまざまである。
原産地はインド洋にあるマスカレン諸島のモーリシャス島である。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は若いうちは鳥足状に裂け、成長すると楕円形になる。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏にかけてである。
枝先に1つずつ上向きに花をつける。
花径は12センチくらいあり、淡い紅色をした5弁花である。
花の真ん中は紅色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の genevii は砂糖農園主だった「ジュネーブ(M. Geneve)さんの」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hibiscus genevii

★真っ青な海を望みつ咲くのかな
 ゲネビイの花淡いピンクで

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コマクサ080807a-l.jpg

駒草を求めはるばる旅の空

駒草(コマクサ)はケシ科コマクサ属の多年草である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ケマンソウ科とされる。
APG体系のIIIではケマンソウ科でもいいしケシ科に含めてもいいとされている。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布する。
海外では、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
自生しているのは、他の草の生えない高山の砂礫地で、高山植物の女王と呼ばれる。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根の際から出る葉には長い柄があり、人参(ニンジン)の葉のように細かく羽状に裂ける。
また、粉をふいたように白っぽい。
開花時期は5月から8月である。
茎の先に淡い紅色の花を数輪つける。
花びらは4枚で、先端の2枚が反り返り、真ん中の2枚が剣の先のように突き出す。
この花の形が馬の顔に似ているということで駒草(コマクサ)と名づけられた。
雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草が有毒である。
花言葉は「高嶺の花」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Dicentra はギリシャ語の「dis(二)+centron(距)」からきている。2枚の花弁に距が突き出していることから名づけられた。
種小名の peregrina は「外来の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Dicentra peregrina

★ふらふらとピンクの花を揺さぶって
 咲く駒草に疲れ忘れて

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2014/07/05改訂

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ヒメコウホネ050820b-l.jpg姫河骨(ヒメコウホネ)はスイレン科コウホネ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、池沼や河川に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチくらいである。
葉は円形で、水面に浮かぶ。
葉には艶があり、切れ込みが入っている。
開花時期は5月から10月くらいである。
水面から花茎を伸ばし、花径3、4センチの鮮やかな黄色の花を1輪ずつつける。
萼片は5枚である。
その内側に小さな花弁がたくさんある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)と同じくらいの長さという特徴がある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nuphar はアラビア語の「neufar(スイレン)」からきている。
種小名の subintegerrimum は「やや全縁の」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nuphar subintegerrimum

★鮮やかで艶やかな色目を奪う
 姫河骨は優しさ溢れ

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オオタカネイバラ070720b-l.jpg大高嶺茨(オオタカネイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
北海道から本州にかけて分布し、亜高山から高山にかけて生える。
北海道では海岸近くにも生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島などにも分布している。
樹高は100センチから150センチくらいである。
花の柄には密に刺があり、葉の柄には腺毛がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は卵形で、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の高嶺茨(タカネイバラ)と似ているが、小葉の枚数が異なる。
大高嶺茨(オオタカネイバラ)のほうが1対少なく、5枚から7枚である。
開花時期は6月から7月である。
枝先に花径4、5センチの紅紫色をした5弁花を1輪ずつつける。
花の柄は長く、萼片は細長い。
秋に熟する実はバラ状果(壺状の花托が肥大し、中にそう果がたくさんあるもの)で、紡錘形をしている。
実は食用とされる。
大高嶺薔薇(オオタカネバラ)の別名もある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の acicularis は「針形の」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Rosa acicularis

★高山にひっそりと咲く赤い薔薇
 花びら震わせ風と戯れ

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ウラジロナナカマド070720b-l.jpg裏白七竈(ウラジロナナカマド)はバラ科ナナカマド属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の縁や谷筋などに生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをして横に広がる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は4対から6対くらいつく。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、上部の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
頂小葉より側小葉のほうが大きい。
葉の裏面は白っぽく、それが名の由来にもなっている。
開花時期は6月から8月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を上向きに出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花弁の形は倒卵形である。
萼片は5枚で、茶褐色の軟毛が生える。
雄しべは20本である。
花の後にできる実は楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で上向きにつき、赤く熟する。
属名の Sorbus はこの属の植物の古いラテン名からきている。
種小名の matsumurana は植物分類学者「松村任三さんの」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った
実の写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Sorbus matsumurana

★どれどれと葉っぱの裏を覗き込む
 花の様子も少し違うぞ

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バイカモ060909d-l.jpg梅花藻(バイカモ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
日本固有種である。
キンポウゲ属から分離させてバイカモ属とする説もある。
北海道から本州にかけて分布し、清流に生える。
水温14℃前後の清流にしか育たず、生育場所が限られている。
茎は長さが1、2メートルになり、節から白い根を出す。
葉は互い違いに生え(互生)、3、4回裂けて裂片は糸状になり、全体は房状になる。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から花茎を出し、花びらが5枚ある白い梅(ウメ)に似た花を水面上に咲かせる。
流れの速いところでは水中で開花する。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を梅鉢藻(ウメバチモ)ともいう。
葉と茎の先の柔らかい部分は食用になる。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の nipponicus は「日本の」という意味である。
変種名の submersus は「水中の」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:ranunculus nipponicus var. submersus

★清流に浮かぶ可憐な花姿
 梅花藻の咲く流れは緑

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ヒビスクス・クレイ090927a-l.jpgヒビスクス・クレイはアオイ科フヨウ属の常緑低木である。
ハイビスカスの原種の1つである。
原産地はハワイ諸島である。
カウアイ島東部の標高200メートルから350メートルの山地の林の中に生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄のつけ根の部分には托葉がある。
開花時期は周年である。
花は小形の5弁花で、紅色である。
花弁は細長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の clayii は発見者であるハワイの植物学者「クレイ(H. Clay)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hibiscus clayii

★ハワイにもハイビスカスの原種あり
 小さな花は誇りに満ちて

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ムクゲ080713a-l.jpg夢舞台問わず語りて木槿咲く

木槿(ムクゲ)はアオイ科フヨウ属の落葉低木である。
原産地は中国、インドなどである。
日本へは奈良時代に薬用として朝鮮半島から渡来したと考えられている。
現在では、主に生け垣や庭木として利用されている。
かつては日本にも自生種があったとする説もある。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は長く、6月から10月にかけて咲く。
ハイビスカスや芙蓉(フヨウ)の仲間で一日花だが、夏の間ずっと咲き続ける。
花の色は白、ピンク、赤などで、花径6センチから10センチくらいの5弁花である。
江戸時代に多くの品種が開発され、基本の一重のほかに、半八重や八重の品種がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
韓国では無窮花(ムグンファ)といい、国花になっている。
樹皮を乾燥したものを生薬で木槿皮(もくきんぴ)といい、水虫などに効く。
花を乾燥したものを生薬で木槿花(もくきんか)といい、胃腸炎などに効く。
俳句の季語は秋である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の syriacus は「シリアの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Hibiscus syriacus

★薄紅と紅を見事に調和させ
 木槿の夢は果てることなく

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オグラコウホネ090929b-l.jpg巨椋河骨(オグラコウホネ)はスイレン科コウホネ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、池沼や河川に生える。
和名は京都府の巨椋池に由来するが、この池は干拓によって消滅している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、水面に浮かぶ。
特徴は葉柄が細長く中空であることである。
これはよく似た姫河骨(ヒメコウホネ)との区別点になる。
開花時期は7月から10月くらいである。
花茎の先に花径3、4センチの黄色い花を1輪ずつつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)が短く、花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)の3分の1以下という特徴がある。
花の後にできる実は洋ナシ状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nuphar はアラビア語の「neufar(スイレン)」からきている。
種小名の oguraense は「巨椋の」という意味である。
写真は9月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Nuphar oguraense

★河骨の仲間もいろいろあるものと
 驚きながら花を見つめて

オグラコウホネ090929c-l.jpg

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イワカガミダマシ100505a-l.jpg岩鏡騙し(イワカガミダマシ)はサクラソウ科イワカガミダマシ属(ソルダネラ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈、ピレネー山脈、アペニン山脈などに分布し、標高1200メートルから3000メートルの湿った草地に生える。
草丈は5センチから30センチくらいである。
茎は赤褐色を帯びる。
根際から生える葉は心形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は5月から8月である。
茎先に切れ込みの多い鐘形をした青紫色の花を下向きに2、3輪つける。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は岩鏡(イワカガミ)に花の姿が似ているところからきている。
花に気の毒な命名の1つだが、学名ではこの関係が逆になっている。
学名からソルダネラ・アルピナの名を使う場合もある。
英名はアルペン・スノーベル(alpine snowbell)である。
属名の Soldanella はイタリア語の「soldi(貨幣)」に由来する。肉厚で丸い葉の形から名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Soldanella alpina

★騙されて連れてこられてつけられた
 名前嫌いと岩鏡騙し

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イワカガミ070720b-l.jpg岩鏡(イワカガミ)はイワウメ科イワカガミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、亜高山、高山の岩場や草地などに生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉には長い柄があり、根際から生える。
葉の形は卵円形で、表面には艶がある。
これが和名の由来でもある。
開花時期は4月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、3?10輪の花を横向きにつける。
花の色は淡い紅色から白まで変異がある。
花径は10ミリから15ミリくらいで、鐘状をしている。
花冠は5つに分かれ、その先は更に細かく裂けている。
雄しべは5本で、真ん中に紅色の雌しべの柱頭が1本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Schizocodon はギリシャ語の「scizein(裂ける)+kodon(鐘)」に由来する。鐘形の花冠は縁が細かく切れ込んでいることから名づけられた。
種小名の soldanelloides は「Soldanella(イワカガミダマシ属)+oides(のような)」で、イワカガミダマシ属に似たという意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Schizocodon soldanelloides

★ちりちりと裂けたピンクが可愛いよ
 深山の似合う岩鏡の花

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フランクリンツリー070917a-l.jpgフランクリン・ツリー(Franklin tree)はツバキ科フランクリニア属の落葉低木である。
フランクリニア属は1属1種である。
原産地は北アメリカである。
1765年にジョージア州アラタマハ河畔で発見され、フランクリンにちなんで命名された。
独立戦争が始まる10年前のことである。
しかし、1803年には野生の株は絶滅しているという。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は最大で15センチくらいある長い楕円形で、枝先に集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉は濃い緑色で艶がある。
開花時期は7月から9月である。
花冠は白くて先が5つに裂けて横に開き、花径10センチくらいの「椿」に似た花をつける。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋にはきれいに紅葉する。
属名の Franklinia はアメリカのマルチタレント「フランクリン(Benjamin Franklin)」を記念して名づけられた。
種小名の alatamaha は「アラタマハ川」の意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Franklinia alatamaha

★アメリカが独立めざすその時代
 咲いていたかとしばし見とれて

フランクリンツリー070917c-l.jpg

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ヒビスクス・アーノッティアヌス090927e-l.jpgヒビスクス・アーノッティアヌスはアオイ科フヨウ属の常緑高木である。
原産地はハワイのオアフ島、モロカイ島である。
英名をハワイアン・ホワイトハイビスカス(Hawaiian white hibiscus)という。
樹高は8メートルから10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
花径は5センチから10センチくらいである。
5弁花で花の色は白く、淡いピンクの筋が入る。
花の真ん中にある長い花柱は赤い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の arnottianus はスコットランドの植物学者「アーノット(G. W. Arnott)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Hibiscus arnottianus

★真っ白な花と真っ赤な蘂の色
 和みもたらすオアフの青空

ヒビスクス・アーノッティアヌス090927d-l.jpg

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モミジアオイ080803b-l.jpg紅葉葵(モミジアオイ)はアオイ科フヨウ属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国東南部で、沼地や湿原に生える。
葉は紅葉(モミジ)のように深く手のひら状に裂けており、和名の由来となっている。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
開花時期は7月から9月である。
花径が20センチほどもある深紅色ないし桃色の大形五弁花を横向きにつける。
花は一日花である。
雌しべと雄しべは途中まで合着して柱状となり、長く突き出す。
雌しべの柱頭は5つに分かれ、その下に雄しべが群がっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
紅蜀葵(コウショッキ)の別名がある。
英名はスカーレットローズマロー(scarlet rose mallow)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の coccineus は「赤い」という意味である。
写真は8月に向島百花園で撮った。
学名:Hibiscus coccineus

★鮮やかな紅葉葵の花姿
 陽に煌けば夏は只中

モミジアオイ080803a-l.jpg

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コウホネ090426a-l.jpg河骨を見つけ指差す泥の池

河骨(コウホネ)はスイレン科コウホネ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の池沼や平地の川や池などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
漢字では「川骨」とも書く。
太くて白い根茎が泥中に横たわり、それが骨のように見えるというのが名の由来である。
草丈は20から60センチくらいである。
水上の葉は長さが20センチから30センチある楕円形で、艶がある。
開花時期は5月から8月である。
水中から花茎を伸ばして5センチほどの黄色い花を1輪咲かせる。
5枚の花びらのように見えるものは萼である。
萼はやがて緑色になる。
萼の内側に爪のようなものがたくさんあるが、これが花びらである。
その内側にたくさんの雄しべがあり、真ん中に雌しべの柱頭が1つある。
花の後にできる実は洋ナシ状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
根茎は生薬で川骨(せんこつ)といい、強壮剤や止血剤とされる。
俳句の季語は夏である。
属名の Nuphar はアラビア語の「neufar(スイレン)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Nuphar japonicum

★泥沼に煌き揺れる河骨に
 雨は降る降る負けてはならじ

コウホネ090426c-l.jpg

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エゾノツガザクラ080426d-l.jpg蝦夷の栂桜(エゾノツガザクラ)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木である。
北海道と本州北部に分布し、高山の草地に生える。
本州での分布地は早池峰山、岩木山、月山などに限られる。
海外では、北半球の寒帯地域に広く分布している。
樹高は10センチから30センチくらいである。
枝には白い短毛が生える。
葉は線形で互い違いに密に生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
枝先に紅紫色をした壺形の花を3輪から7輪つける。
花冠の先は浅く5つに裂けて、外側に反り返る。
花冠の外面には白い短毛と紅色の腺毛が密生している。
花の色は濃いものや薄いものがある。
萼片は5枚で、紅紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、北海道に分布し、葉の形が針葉樹の栂に似て桜色の花をつけるということからきている。
属名の Phyllodoce はローマの詩人がつけた海のニンフの名にちなんでいる。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
実の写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Phyllodoce caerulea

★愛らしいピンクの壺に模様つけ
 手招きをする蝦夷の栂桜

エゾノツガザクラ080426b-l.jpg

エゾノツガザクラ100618a-l.jpg

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アカモノ070720h-l.jpg赤物(アカモノ)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木である。
日本固有種である。
北海道から四国にかけて分布し、山地から高山の礫地や草地に生える。
別名を岩櫨(イワハゼ)ともいう。
樹高は10センチから30センチくらいである。
葉は広卵形で、互い違いに生える(互生)。
革質で先はやや尖り、縁には小さなぎざぎざ(鋸歯)があって先は長い毛となる。
開花時期は5月から7月である。
花の脇から短い花柄を出し、先端に白い鐘形の花を下向きにつける。
花冠は先が5つに裂ける。
萼は赤く、毛が密生する。
花柄には小さな苞葉があり、赤褐色の長い毛がたくさん生える。
秋には赤い楕円形の実を上向きにつける。
実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、食用になる。
和名の由来は、「赤桃」の転訛したものといわれる。
属名の Gaultheria はカナダの自然科学者「ゴーティエ(J. F. Gaulthier)さん」の名からきている。
種小名の ovatifolia は「卵円形の葉の」という意味である。
亜種名の adenothrix は「腺毛のある」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
実の写真は8月に信州大学の自然教育園で撮った。
学名:Gaultheria ovatifolia subsp. adenothrix

★岩櫨の花に初めて出合ったよ
 八幡平はいま花盛り
☆釣鐘の小さき音も愛らしく
 秋の実りは紅に染まりて

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アカモノ080808d-l.jpg

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ベニバナイチゴ070720a-l.jpg紅花苺(ベニバナイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から本州の中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の林の縁などに生える。
樹高は1メートルくらいである。
樹皮は灰色ないし淡い灰褐色で、枝に棘はない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小はの形は卵形で、頂小葉が大きい。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の質は薄く、葉脈の上に長い軟毛が疎らに生える。
葉の柄や花の柄には軟毛が生え、腺毛が混じる。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から柄を出して、先に花径2、3センチの紅色の花を1つつける。
花弁は5枚で、あまり開かない。
萼片は5枚で、軟毛が生える。
花の後にできる実は直径2センチくらいのキイチゴ状果(集合核果) で、黄赤色に熟する。
実は食べられるが、甘味が少なく美味しくはない。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の vernus は「春咲きの」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
実の写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Rubus vernus

★俯いて真っ赤に染まる花びらを
 震わすように紅花苺

ベニバナイチゴ070720c-l.jpg

ベニバナイチゴ100806a-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

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トウネズミモチ080712d-l.jpg唐鼠黐(トウネズミモチ)はモクセイ科イボタノキ属の常緑小高木である。
原産地は中国の南部である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
現在では公園や路側帯などによく植えられている。
樹高は6メートルから8メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は分厚く、葉脈が透けて見えるのが特徴である。
開花時期は6月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花には強い香りがある。
花弁は4枚、雄しべは2本である。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
実は生薬で女貞子(じょていし)といい、強壮作用がある。
属名の Ligustrum はラテン語の「ligare(縛る)」からきている。この属の1種の枝で物を縛ったことから名づけられた。
種小名の lucidum は「強い光沢のある」という意味である。
写真は7月に埼玉県の三郷市で撮った。
実の写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Ligustrum lucidum

★遠目にも花の季節はよく目立つ
 唐鼠黐は香りも強く

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オタカンツス・カエルレウス110712a-l.jpgオタカンツス・カエルレウスはゴマノハグサ科オタカンツス属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
属名の読み方は「オタカンサス」とするものもある。
原産地は南アメリカとオーストラリアである。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から12月である。
茎先に花径2、3センチの青紫色の花をつける。
2枚の花びらが上下に唇の形に広がり、中心部が白い。
茎が伸びながら花は次々と咲き上る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
流通名をブルーキャッツアイという。
青紫色の2枚の花びらと真ん中の白い筋が猫の目を連想させる。
英名はブラジリアン・スナップドラゴン(Brazilian snapdragon)である。
スナップドラゴンは金魚草(キンギョソウ)の仲間のことである。
属名の Otacanthus はギリシャ語の「otos (耳) +akantha (棘)」からきている。
種小名の caeruleus は「青色の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Otacanthus caeruleus

★猫の目がニックネームのオタカンツス
 涼やかに咲くブラジル育ち

オタカンツス・カエルレウス110712b-l.jpg

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ナツメッグゼラニウム070512a-l.jpgナツメッグゼラニウム(nutmeg geranium)はフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
園芸植物で、ペニーロイヤルゼラニウム(Pelargonium exstipulatum)とアップルゼラニウム(Pelargonium x odoratissimum)の交雑種である。
特徴は茎や葉にナツメッグの香りがすることである。
ナツメッグというのはモルッカ諸島原産の甘美なスパイスのことで、ひき肉料理などに用いられる。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は円心形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、少し切れ込む。
開花時期は4月から9月である。
花は白い5弁花で、上部の2枚の花弁に淡い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pelargonium x fragrans

★どれどれと鼻寄せ香り楽しんで
 植えてみたいなこのゼラニウム

ナツメッグゼラニウム070512c-l.jpg

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ベニバナ070825b-l.jpg

鎧いたる身は誰のため紅の花

紅花(ベニバナ)はキク科ベニバナ属(カルタムス属)の越年草である。
カルタムス属は地中海沿岸地方やアジアに47種が分布する。
Catalogue of Life にはシノニムを含めて177種が登録されている。
本種が代表種で、属名の和名もベニバナ属という。
本種の原産地はまだ確定されていないが、候補として古代エジプトなどが考えられている。
英名はサッフラワー(safflower)という。
日本へは飛鳥時代かそれ以前(古墳時代)にシルクロードを経て渡来し、末摘花(すえつむはな)と呼ばれた。
「末摘花」は源氏物語に登場する女性の名にもある。
呉藍(くれない)などの古名もあり、万葉集にも登場する。
呉藍(くれない)は紅(くれない)に通ずることばである。
現在では、庭植え、鉢植え、切り花やドライフラワーとして利用されるほか、食用油や化粧品などの原料として栽培される。
草丈は30センチから150センチくらいである。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬くて先は尖り、縁には棘がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先につく花は、大きな総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)のある薊(アザミ)に似た頭花で、筒状花だけからなる。
花の色は最初は黄色で、後に紅色に変わる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
日本では江戸時代までは高級染料として盛んに栽培されたが、化学染料の出現によって栽培は衰退した。
現在は山形県などで試作されている程度である。
種子からリノール酸を含む良質の油が採れるので、今では食用油としての需要が多く、アメリカなどから輸入されている。
山形県の県花になっている。
花を乾燥させたものを生薬で紅花(こうか)といい、血行促進などの薬効がある作用がある。
花言葉は「包容力」である。
俳句では「紅の花」が夏の季語である。
属名の Carthamus はアラビア語の「quartom(染める)」からきている。紅花(ベニバナ)から紅を採ることから名づけられた。
種小名の tinctorius は「染色用の」という意味である。
写真は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Carthamus tinctorius

★お待たせとやっと目覚めて咲き初めし
 紅花愉し色づき待てば
☆君想う恋心にも似るように
 時を重ねて紅花となり

ベニバナ070825d-l.jpg

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2016/06/29 改訂

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アラゲハンゴンソウ110628a-l.jpg粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)はキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
昭和時代の初期に北海道や東北地方で野生化が始まり、現在では関東地方から四国にかけて帰化している。
その繁殖力にはすさまじいものがある。
草丈は30センチから100センチくらいである。
全草を硬く粗い毛が覆い、葉質はざらつく。
これが和名の由来でもある。
根際から生える葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
花径が4センチから6センチくらいある頭花で、舌状花は黄色く、真ん中の筒状花は黒紫色をしている。
近縁種の大反魂草(オオハンゴンソウ)の筒状花は黄緑色なので区別ができる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を衣笠菊(キヌガサギク)という。
属名の Rudbeckia はリンネの後援者「ル?ドベック(Rudbeck)父子」の名からきている。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
変種名の pulcherrima は「最も美しい」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Rudbeckia hirta var. pulcherrima

★美しい花には棘というけれど
 粗毛でどうとウインクをして

アラゲハンゴンソウ110628b-l.jpg

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ハマナツメ070714a-l.jpg浜棗(ハマナツメ)はクロウメモドキ科ハマナツメ属の落葉低木である。
本州の静岡県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの湿地や海跡湖周辺に生える。
海外では、台湾、済州島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は長さ5センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
つけ根から伸びる3本の葉脈が目立つ。
幼木の葉のつけ根には托葉(葉のつけ根にある付属体)の変化した鋭い棘がある。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇に短い集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い緑色の小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで五角形をしている。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは1本、雌しべも1本である。
実は倒円錐形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、縁は広い翼状となって浅く3つに裂ける。
種子が海流に乗って運ばれる海流散布植物である。
中国名は「馬甲子」といい、根を薬用とする。
咽頭痛やリウマチに薬効がある。
属名の Paliurus はギリシャ語の「paliouros(利尿の)」からきている。
種小名の ramosissimus は「枝分かれの多い」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Paliurus ramosissimus

★海流に乗ってはるばる旅すれば
 世界は一つ浜棗の木

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トンボソウ080813a-l.jpg蜻蛉草(トンボソウ)はラン科トンボソウ属の多年草である。
分類の仕方によってはツレサギソウ属(Platanthera)とされる。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方にも分布する。
草丈は15センチから35センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は細長い楕円形で、茎の下部に2枚が互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉のつけ根の部分は鞘状となって茎を抱く。
茎の上部には針状の鱗片葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな淡い緑色の花を20個くらいつける。
唇弁は舌状で、3つに裂けてT字形となる。
距は(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)下に垂れ下がる。
和名の由来は、花の形をトンボに見立てたものである。
属名の Tulotis の由来は解明できていない。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Tulotis ussuriensis

★雨の中はっと気づけば草むらに
 目立たぬ姿ひょろりと伸びて

トンボソウ080813b-l.jpg

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ツマトリソウ070616c-l.jpg褄取草(ツマトリソウ)はサクラソウ科ツマトリソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、亜高山から高山の草地や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、シベリア、ヨーロッパ、北アメリカ、アラスカなど北半球の温帯から寒帯に広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は披針形ないし楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎の下部につく葉は小さい。
茎の上部につく葉は大きく、輪生状につく。
葉の先は尖る。
近縁種の小褄取草(コツマトリソウ)は湿原に生え、葉の先は丸みがある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径15ミリから20ミリくらいの白い花を上向きに1輪つける。
花冠は普通は7つに深く裂ける。
ただし、6つに裂ける場合も8つに裂ける場合もある。
雄しべの数は裂片と同数である。
稀に裂片の先(褄)が赤く染まる個体がある。
それが和名の由来である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Trientalis はラテン語の「trientalis(3分の1フィート)」からきている。草丈を表した言葉である。
種小名の europaea は「ヨーロッパの」という意味である。
写真は6月に信州の上高地で撮った。
学名:Trientalis europaea

★めずらしい花の名前の褄取草
 ピント合わせは難航をして

ツマトリソウ070616b-l.jpg

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ブルボンゼラニウム070408c-l.jpgブルボンゼラニウムはフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
和名を匂天竺葵(ニオイテンジクアオイ)という原種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
エッセンシャルオイルの原料となる。
そのため、原産地をはじめエジプト、レユニオン島、アルジェリア、モロッコ、フランスなど各地で品種改良が行われ栽培されている。
本種はフランスで改良されたバラの香りがするハーブである。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は心臓形で、3つに深く裂け、裂片の先が更に3つに裂ける。
開花時期は3月から7月である。
花の色は淡い紅紫色である。
花びらは5枚である。
上部の2枚の花びらには濃い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
品種名の Bourbon は近世フランスの王朝名からきている。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pelargonium graveolens 'Bourbon'

★小さくて可愛い花が目ひくよ
 香りはどうと顔近づけて

ブルボンゼラニウム070408b-l.jpg

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ノカラマツ090627a-l.jpg野唐松(ノカラマツ)はキンポウゲ科カラマウソウ属の多年草である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
茎には鋭い稜がある。
葉は1-2回3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広いくさび形で、先は3つから5つに切れ込む。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花径は6ミリくらいである。
花弁はなく、萼片も早くに落ちる。
花はたくさんの雄しべからなり、花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)は糸状となる。
雌しべは数本ある。
花の後にできる実は紡錘形のそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、先が尖る。
属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。
種小名の simplex は「無分岐の」という意味である。
変種名の brevipes は「短い柄の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Thalictrum simplex var. brevipes

★少しだけ花の咲く時期早いんだ
 秋唐松とよく似ているよ

ノカラマツ090627c-l.jpg

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ノコギリソウ110712c-l.jpg

葉を揺らし鋸草は霧の中

鋸草(ノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属(アキレア属)の多年草である。
アキレア属は北半球の温帯を中心に100種から150種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はノコギリソウ属という。
本種は北海道から本州にかけて分布し、山地の草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア、モンゴル、北アメリカなどにも分布する。
和名の由来は鋸のように縁が細かく切れ込んだ葉の様子からきている。
中国名は高山蓍(gao shan shi)という。
英名はチャイニーズヤロー(Chinese yarrow)である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
長さ8センチから10センチの細長い楕円形で、葉は互い違いに生える(互生)。
「重鋸歯」と言って、切れ込んだ裂片の縁にも浅いぎざぎざがある。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で細かく枝分かれをして散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、4ミリから8ミリくらいの小さい花(頭花)を密生させる。
花の周辺には舌状花が5枚から7枚つき、真ん中には筒状花が半球状に寄せ集まる。
花の色は白ないし淡いピンクである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「戦い」「勇敢」である。
俳句の季語は夏である。
7月21日の誕生花である。
属名の Achillea はギリシャ神話に登場する英雄「アキレス(Achilles)」の名からきている。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
変種名の longiligulata は「長い舌状の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Achillea alpina var. longiligulata(広義:Achillea alpina)

★葉を揺らし花を揺らして霧の中
 鋸草は群がり咲いて
☆嘆きさえ祈りに込めて鋸草
 愛らしき花群れをなしては

ノコギリソウ110712a-l.jpg

ノコギリソウ110712d-l.jpg

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2016/07/27 改訂

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プランタゴ・サイリウム090712a-l.jpg

プランタゴ・サイリウムはオオバコ科オオバコ属の一年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアである。
和名を枝打ち大葉子(エダウチオオバコ)という。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は線形で、放射状に数段つく。
開花時期は5月から7月くらいである。
円筒形の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
種子や種皮が薬用や健康食品として利用される。
生薬名は望江南(ぼうこうなん)という。
属名の Plantago はラテン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の psyllium はギリシャ語の「psulla(ノミ)」に由来する「psullion(オオバコ)」からきている。種子が似ていることによる。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Plantago psyllium

★オオバコも所変われば品変わる
 同じ仲間ととても思えず

プランタゴ・サイリウム090712b-l.jpg

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ヘレニウム・コッペリア090704a-l.jpgヘレニウムはキク科マルバハルシャギク属(ヘレニウム属)の多年草である。
和名を団子菊(ダンゴギク)という。
原産地は南北アメリカ大陸である。
ヘレニウム・コッペリアはその園芸品種である。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎の上部でよく枝分かれをし、それぞれの先に花径3センチから5センチくらいの花(頭花)をつける。
花の色は茶色っぽいオレンジ色と黄色が混じったような色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Helenium はスパルタ王メネラオスの妻「トロイのヘレン(Helena)」の名からきている。
品種名の Coppelia はバレーの曲名からきている。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Helenium 'Coppelia'

★落ち着いた色合いをしたコッペリア
 群れ咲きすればまるで絨毯

ヘレニウム・コッペリア090704b-l.jpg

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タイワンツクバネウツギ090704c-l.jpg台湾衝羽根空木(タイワンツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木である。
鹿児島県の奄美大島と沖縄県の石垣島に分布し、山地の岩の上に生える。
海外では、台湾にも分布する。
日本での生育地は限られており、環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
枝先に白い漏斗形の花を密生させる。
花冠の先は5つに裂ける。
萼片は5枚である。
近縁種の衝羽根空木(ツクバネウツギ)の場合は花冠の内側に橙色の網目が入るが、本種にはない。
花の後にできる実は細長い紡錘形のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、萼片が残る。
その形を羽根突きの羽根にたとえたのが名の由来である。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(C. Abel)さん」の名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Abelia chinensis var. ionandra

★絶滅の危機とたたかい今年また
 亜熱帯の花姿を見せて

タイワンツクバネウツギ090704b-l.jpg

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パインゼラニウム090704c-l.jpgパインゼラニウム(pine geranium)はフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は80センチから100センチくらいである。
葉は三角形で、手のひら状の切れ込みがある。
濃い茶色の葉脈が目立つ。
開花時期は周年である。
花の色は淡いピンクで、濃い紅色の斑が入る。
花弁は5枚で、2枚が上を向き、3枚が下を向く。
葉にはパイナップルに似た香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の denticulatum は「細かい鋸歯のある」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pelargonium denticulatum

★いろいろな香りがあるねゼラニウム
 花はいずれも似ているけれど

パインゼラニウム090704b-l.jpg

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コアニチドリ110710b-l.jpg小阿仁千鳥(コアニチドリ)はラン科ヒナラン属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の関東地方にかけて分布し、湿原や岸壁に生える着生種である。
和名の由来は、発見地の北秋田市阿仁地区(旧上小阿仁村)に因む。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、茎の中部に1、2枚つく。
開花時期は6月から7月である。
花径7ミリから8ミリの白い小さな花を2輪から5輪くらいつける。
唇弁は深く3つに裂け、真ん中の裂片は少しへこむ。
つけ根の部分に紅紫色の斑紋が2列に並ぶ。
短い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
属名の Amitostigma はギリシャ語の「a(否定)+Mitostigma(属名)」からきている。古くMitostigmaといったが、以前に同一名があり観察が誤っていたので、否定の言葉を付け足した。
種小名の kinoshitae は発見者「木下友三郎さんの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Amitostigma kinoshitae

★外国の花かと思えばさにあらず
 理解しにくい片仮名ことば

コアニチドリ110710a-l.jpg

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ポテンティラ・レクタ110710a-l.jpgポテンティラ・レクタはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパで、低地の草地や道ばたに生える。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
現在では野生化して、北海道から九州にかけて分布する。
和名は大蛇苺(オオヘビイチゴ)という。
英名はサルファーシンクフォイル(sulphur cinquefoil)である。
サルファーは硫黄のことで、淡い黄色の花の色を指す。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全体に長い開出(立ち上がるようにつくこと)毛が生える。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い黄色の5弁花をたくさんつける。
花径は20ミリから25ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の recta は「真っ直ぐの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla recta

★硫黄とは言いえて妙な花の色
 爽やかに咲くパステルカラー

ポテンティラ・レクタ110710b-l.jpg

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オオヤマサギソウ110710a-l.jpg大山鷺草(オオヤマサギソウ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
下部につく2枚が大きく、上部へいくほど葉は小さくなり鱗片葉に移行する。
葉の先は丸く、つけ根は茎を抱く。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色を帯びた花をたくさんつける。
花は下から上へ咲き上がる。
唇弁は後方に反り返り、距は細長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種では葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Platanthera sachalinensis

★名前だけ聞いていたけどこの花か
 堂々と咲く大山鷺草

オオヤマサギソウ110710b-l.jpg

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ロニケラ・インボルクラータ100617a-l.jpgロニケラ・インボルクラータはスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
属名の読み方は「ロニセラ」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
アラスカからメキシコにかけて分布し、山地や亜高山に生える。
英名はブラクテッド・ハニーサックル(bracted honeysuckle)である。
ブラクテッドは「総苞のある」、ハニーサックルはスイカズラの仲間のことである。
樹高は50センチから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、葉の縁や裏面には毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
花は長さ1センチから2センチの筒状で黄色い。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて2個ずつペアでつく。
実は直径12ミリくらいの液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、黒く熟する。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァー(A. Lonitzer)さん」の名からきている。
種小名の involucrata は「総苞のある」という意味である。
写真は6月と7月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Lonicera involucrata

★毛深くて高い山でも大丈夫
 黄色に咲いたハニーサックル

ロニケラ・インボルクラータ110710a-l.jpg

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コウヤカミツレ110710a-l.jpg紺屋カミツレ(コウヤカミツレ)はキク科カミツレモドキ属の多年草である。
「紺屋」は染物屋ないし染物職人のことで、はじめは藍染屋を意味したが、やがて染物屋全般を指すようになった。
英名はダイヤーズカモミール(dyer's chamomile)である。
ダイヤーも染物屋のことである。
名前の通り煮出したものは金茶系の染料となる。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代に渡来し、観賞用に栽培されてきた。
現在は逸出したものが一部で野生化している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
裂片の縁にも切れ込みが入り、灰白色を帯びた明るい緑色である。
開花時期は5月から9月である。
花径2、3センチの黄色い花(頭花)を咲かせる。
筒状花も舌状花も黄色い。
種は薬用オイルとして利用される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anthemis はギリシャ語の「anthos(花)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は7月に札幌市の大通公園で撮った。
学名:Anthemis tinctoria

★小さくて色は鮮やか黄金色
 紺屋カミツレぴちぴち咲いて

コウヤカミツレ110710b-l.jpg

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ペラルゴニウム・アウストラレ090704c-l.jpgペラルゴニウム・アウストラレはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草である。
原産地はオーストラリアの南東部で、亜高山の岩礫地などに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛が生えており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は10月から3月くらいである。
日本での開花時期は3月から7月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径15ミリくらいの淡い紅色をした花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
また、上の2枚には暗い紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の australe は「南半球の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pelargonium australe

★この花がタスマニアに咲くその姿
 いかばかりかと思いを馳せて

ペラルゴニウム・アウストラレ090704a-l.jpg

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テラオカアザミ110710a-l.jpg

寺岡薊(テラオカアザミ)はキク科アザミ属(キルシウム属)の多年草である。
キルシウム属は北半球に300種くらいが分布する。
また、園芸品種も作出されている。
日本にも野薊(ノアザミ)などが分布し、属名の和名はアザミ属という。
本種は日本固有種の野薊(ノアザミ)から改良された園芸品種である。
野薊(ノアザミ)自体は江戸時代から改良が行われてきた古典園芸品種である。
改良されたものは花薊(ハナアザミ)やドイツ薊(ドイツアザミ)の呼び名で親しまれてきた。
本種は昭和時代の初期に作出されたという。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で深く切れ込み、棘がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に花径4センチから5センチくらいの紅紫色をした大きな頭花を上向きにつける。
花の色は白やピンクなどのものもあり、長い間咲き続ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「権威」である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Cirsium japonicum 'Teraoka'

★見た記憶甦ってくるこのタイプ
 そうか名前は寺岡薊

テラオカアザミ110710b-l.jpg

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2016/06/27 改訂

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ヒメナデシコ100617b-l.jpg姫撫子(ヒメナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
原産地は北西ヨーロッパである。
ヨーロッパに広く分布し、草地に生える。
また、さまざまな園芸品種がある。
草丈は20センチから40センチくらいである。
匍匐して広がる。
根際から生える葉は幅の狭い披針形である。
茎につく葉は針形である。
開花時期は5月から11月くらいである。
花径2センチくらいの濃いピンクの5弁花をつける。
花弁の先は細かく切れ込む。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の deltoides は「三角形の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Dianthus deltoides

★愛らしく小さな花がびっしりと
 咲いた姿はこれぞ花園

ヒメナデシコ100617a-l.jpg

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ヒエラキウム・ビロスム100617a-l.jpgヒエラキウム・ビロスムはキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
読み方はヒエラキウム・ウィルロスムとするものもある。
日本に自生する深山髪剃菜(ミヤマコウゾリナ)の近縁種である。
ヨーロッパ中部に分布し、山地や高山の草地に生える。
草丈は20センチから25センチくらいである。
茎には細かな毛が生えている。
根際から生える葉は長い楕円形で白い軟毛に被われ、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に濃い黄色の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の villosum は「柔らかい毛に覆われた」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Hieracium villosum

★アルプスの草原黄金に染めて咲く
 ビロスムの花脳裏に浮かべ

ヒエラキウム・ビロスム100617b-l.jpg

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クリヌム・ムーレイ110712a-l.jpgクリヌム・ムーレイはヒガンバナ科ハマオモト属の多年草である。
原産地は南アフリカのナタール地方である。
英名はケープコーストリリー(Cape coast lily)である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は100センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は帯状で、幅20センチ、長さ1メートルくらいある。
自生地での開花時期は10月から1月である。
日本では夏に花開く。
花の色は淡い紅色を帯びた白である。
花被片は6枚で、花径は12センチくらいある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Crinum はギリシャ語の「crinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。
種小名の moorei はダブリンの植物学者「ムーア(D. Moore)さんの」という意味である。
変種名の variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
斑入りの変種である。
学名:Crinum moorei var. variegatum

★写真だけ撮っていたけど調べれば
 いろんなことがわかってくるね

クリヌム・ムーレイ110712c-l.jpg

クリヌム・ムーレイ110712b-l.jpg

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チャボリンドウ061008b-l.jpg矮鶏竜胆(チャボリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
アルプス山脈やピレネー山脈などに分布し、高山の道端や草地に生える。
「アルプスの3大名花」の1つに数えられている。
別名をアルプス竜胆(アルプスリンドウ)ともいう。
また、学名のゲンチアナ・アカウリスの名でも知られる。
「矮鶏」は茎が短いことからきた命名である。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は細長い楕円形で分厚く、灰緑色をしている。
葉は根際からロゼット状に生える(輪生)。
現地での開花時期は5月から8月である。
濃い青色をした鐘形の花で、緑色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の acaulis は「茎をもたない」という意味である。
写真は10月に大阪の咲くやこの花館で撮った。
学名は Gentiana acaulis

★アルプスの緑に映える青い花
 矮鶏竜胆にうなずきながら

チャボリンドウ061008a-l.jpg

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エロディウム・バリアビレ061008a-l.jpgエロディウム・バリアビレはフウロソウ科オランダフウロ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
園芸品種で、レイカルディ種(Erodium reichardii)とコルシクム種(Erodium corsicum)との種間交雑種と言われる。
姫風露(ヒメフウロ)の名でも流通しているが、日本には同名の自生種があるので紛らわしい。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉は円心形で浅く裂ける。
開花時期は6月から9月である。
花径は2センチくらいで、花の色はピンクや紅色のものがある。
花びらには紅色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erodium はギリシャ語の「erodios(アオサギ)」からきている。長いくちばしのような果実の形から名づけられた。
種小名の variabile は「変化に富む」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Erodium x variabile

★縦じまがとても可愛いエロディウム
 地面を這ってぐんぐん伸びる

エロディウム・バリアビレ061008e-l.jpg

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メコノプシス・カンブリカ100617a-l.jpgメコノプシス・カンブリカはケシ科メコノプシス属の多年草である。
メコノプシス属は「ヒマラヤの青いケシ」などが知られるが、本種は唯一のヨーロッパ原産種であり、花の色も異なる。
原産地はアイルランド、イギリス南部、フランス西部、イベリア半島北部である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は6月から7月くらいである。
花の色は黄色ないしオレンジ色で、花径は3センチから7センチくらいである。
花弁数は4枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Meconopsis はギリシャ語の「mekon(ケシ)+ opsis(似る)」からきている。
種小名の cambrica は「ウェールズの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Meconopsis cambrica

★おやこれが黄色いケシか出会ったぞ
 北の大地は百花繚乱

メコノプシス・カンブリカ100617b-l.jpg

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エゾノシモツケソウ110712a-l.jpg蝦夷の下野草(エゾノシモツケソウ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道に分布し、低地から亜高山の草地などに生える。
草丈は50センチから100センチである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
頂小葉が特に大きく、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径4、5ミリの紅紫色の花をたくさんつける。
萼片の内側に短い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の yezoensis は「蝦夷(北海道)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Filipendula yezoensis

★咲く姿いつか見たいと思ってた
 花に出合える不思議を思い

エゾノシモツケソウ110712b-l.jpg

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コバノイチヤクソウ050724a-l.jpg小葉の一薬草(コバノイチヤクソウ)はイチヤクソウ科イチヤクソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
和名の由来は、一薬草(イチヤクソウ)に比べて葉が小さいことからきている。
「一薬草」の名は、葉を乾かして薬として用いたことに由来する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は広い楕円形ないし円形で、縁に細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
淡くピンクがかった白い花をつける。
花びらは5枚あるように見えるが、根元はくっついているので合弁花である。
雄しべは10本ある。
雌しべは1本で、長く突き出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草を乾燥させたものを生薬の鹿蹄草(ろくていそう)といい、強心、降圧、抗菌などの薬効がある。
属名の Pyrola はラテン語で「pyrus(ナシの木)」の縮小形である。葉が似ていることから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は7月に鬼押出しの花木園で撮った。
学名:Pyrola alpina

★背を屈め覗いて見れば白い花
 小人の国を訪ねるようで

コバノイチヤクソウ050724b-l.jpg

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チシマタンポポ090503c-l.jpg千島蒲公英(チシマタンポポ)はキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
名前から千島原産かと勘違いしてしまうが、原産地はヨーロッパである。
アルプスなどの高山の岩場や草地に生える。
したがって、この名称は通称である。
ヒエラキウム・アルピヌムでは売りにくいということで業者がつけた名称のようである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎や葉には白い毛が生える。
根際から生える葉は楕円形である。
ぎざぎざ(鋸歯)のあるものとないものがある。
開花時期は6月から8月である。
頭花の色は黄色く、花の下にある総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は黒っぽい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
日本にも帰化をしている紅輪蒲公英(コウリンタンポポ:Hieracium aurantiacum)の近縁種である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の alpinum は「高山に生える」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Hieracium alpinum

★アルプスの高嶺にそっと咲くという
 だけど名前は千島蒲公英

チシマタンポポ090503b-l.jpg

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チシママンテマ060701b-l.jpg千島マンテマ(チシママンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
北海道の東部と後志地方、空知地方、礼文島、それに千島に分布し、山地の草原などに生える。
海外では、シベリア東部にも分布する。
樺太マンテマ(カラフトマンテマ)の変種で、基本種に比べて全体に毛深く、葉の幅が広い。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉の形は披針形で、向かい合って生える(対生)。
長さは15ミリから55ミリくらい、幅は5ミリから15ミリくらいである。
開花時期は7月から8月である。
茎先に数輪の花を横向きにつける。
白い5弁花で、花びらの先が2つに浅く裂ける。
また、紫がかった筒状の萼が目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
変種名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Silene repens var. latifolia

★愛らしい花の姿が個性的
 千島マンテマ季節を向かえ

チシママンテマ060701c-l.jpg

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ヒメアケボノフウロ080524c-l.jpg曙風露(アケボノフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからコーカサスにかけた一帯である。
姫曙風露(ヒメアケボノフウロ)はその矮性種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地面を這うようにして茎を伸ばす。
葉は腎臓形で、つけ根の部分まで深く5つに裂ける。
開花時期は5月から7月くらいである。
花の色は紅紫色である。
花弁は5枚で濃い色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の sanguineum は「血のように赤い」という意味である。
品種名の nanum は「小さい」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Geranium sanguineum f. nanum

★ひっそりと這うようにして茎伸ばし
 紅色の花一面埋めて

ヒメアケボノフウロ080524d-l.jpg

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メアカンキンバイ110711a-l.jpg雌阿寒金梅(メアカンキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道固有種である。
知床山系、阿寒山系、大雪山系、十勝連峰、羊蹄山などに分布し、高山の礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名は、発見地である道東の雌阿寒岳に由来する。
草丈は3センチから10センチくらいである。
背は低く、地面にへばりつくようにして広がる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉はくさび形をしている。
葉の色は灰色がかった緑色である。
自生地での開花時期は7月から8月である。
茎先に花径15ミリくらいの黄色い花を数個つける。
先が丸いしゃもじのような形をした5枚の花びらの間は空いていて、緑色の咢片が目立つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を蝦夷深山金梅(エゾミヤマキンバイ)ともいう。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の miyabei は北海道の植物研究者「宮部金吾さんの」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Potentilla miyabei

★雌阿寒の名に厳しさを垣間見る
 高山の花滅ぶことなく

メアカンキンバイ110711b-l.jpg

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レブンサイコ110711a-l.jpg礼文柴胡(レブンサイコ)はセリ科ミシマサイコ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、高山(礼文島、利尻島、増毛山地、大雪山系、夕張山地など)の岩礫地や草地に生える。
海外では、サハリン、カムチャッカ、シベリアにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、先は尖り、つけ根の部分は細くなる。
茎につく葉は少なく、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色から暗い紫色の小さな花をまとまってつける。
花は大きな総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)片に包まれるように咲く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Bupleurum はギリシャ語の「bous(牡牛)+pleuron(肋骨)」からきている。葉のつき方の様子から名づけられた。
種小名の ajanense は「(シベリアの)アジャン湾(Ajan)の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Bupleurum ajanense

★その姿見れば見るほど変わってる
 マイウェイかな礼文柴胡は

レブンサイコ110711b-l.jpg

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クモイリンドウ110711a-l.jpg雲井竜胆(クモイリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
北海道の固有種である。
大雪山系に分布し、高山の砂礫地などに生える。
分類上は、本州の高山に生える当薬竜胆(トウヤクリンドウ)の品種の1つとされている。
このため蝦夷当薬竜胆(エゾトウヤクリンドウ)の別名もある。
ただし、この両種を区別しない考え方もある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は8月である。
茎先に1輪から5輪くらいの鐘形の花をつける。
花の色は黄白色で、花冠の外側には濃い緑色の筋と斑点が入る。
花の長さは5センチくらいあり、先は5つに裂ける。
基本種に比べると草丈が低く、花は大形である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の algida は「氷のあるところを好む」という意味である。
品種名の igarashii は北海道の植物の研究者「五十嵐博さんの」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Gentiana algida f. igarashii

★また一つ平地に咲かぬ花に会い
 命の不思議を肌で感じて

クモイリンドウ110711b-l.jpg

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リアトリス

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リアトリス090719a-l.jpg

リアトリスはキク科リアトリス属の多年草である。
リアトリス属は北アメリカに50種くらいが分布する。
本種にリアトリスの和名があり、属名の和名はリアトリス属という。
本種の原産地も北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国にかけて東部の草原に生える。
英名はデンスブレージングスター(dense blazing star)という。
ブレージングスターには「燃える星」の意味があり、リアトリスの仲間を指している。
また、デンスには「密集した」の意味がある。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
庭植え、鉢植えで利用されている。
和名は属名由来である。
別名を麒麟菊(キリンギク)という。
学名のリアトリス・スピカタで表示するものもある。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎はまっすぐに立つ。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
長さが20センチから30センチもある長い花穂に紅紫色や白の小さな花(頭花)をつける。
小さな花(頭花)の花径は1センチに満たず、すべて筒状花からなる。
花は上から下へと咲いていく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「燃える思い」である。
7月9日の誕生花である。
属名の Liatris はギリシャ語の「leios(無毛)+iatros(医者)」からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Liatris spicata

★切っ先を天に掲げてリアトリス
 日当たりが好き陽気な仲間
☆ほんのりと穂先染めればリアトリス
 夏の陽射しも恋するように

リアトリス090719b-l.jpg

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2016/07/09 改訂

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タチジャコウソウ080622d-l.jpg

立麝香草(タチジャコウソウ)はシソ科イブキジャコウソウ属(ティムス属)の多年草である。
ティムス属は北半球に35(350)種くらいが分布する。(文献により異なる)
また、多くの栽培品種がある。
日本にも伊吹麝香草(イブキジャコウソウ)が分布し、属名の和名をイブキジャコウソウ属という。
原産地は南ヨーロッパ(フランス、スペイン、ポルトガル、イタリアなど)で、海岸沿いの丘陵地に生え、また栽培される。
英名はコモンタイム(common thyme)である。
日本へは明治時代に渡来し、観賞用として花壇で栽培されている。
別名をタイムという。
草丈は20センチから40センチくらいである。
和名の通り立ち性である。
全草に強い香りがある。
葉は細かな線形ないし楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に小さな唇形の花を輪生させる。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
生薬名をタイムといい、健胃、鎮咳、去痰、駆風などの薬効がある。
また、料理の風味づけ、防腐剤などとして利用される。
花言葉は「勇気」である。
6月2日の誕生花である。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Thymus vulgaris

★小さいが強い香りを漂わせ
 コモンタイムは手招きをする
☆愛らしい花の持ちたるその力
 匂いたつ香は勇気与えて

タチジャコウソウ080622b-l.jpg

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2016/06/02改訂

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タチフウロ090830a-l.jpg立風露(タチフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の東北地方、関東地方、中部地方と四国、九州に分布し、山地の草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
和名の由来は、茎が長く立ち上がった姿の風露草(フウロソウ)というところからきている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎や葉の柄、花の柄には下向きの毛が生える。
葉は手のひら形で、深く5つに裂ける。
開花時期は7月から9月くらいである。
花の色は淡い紅色で、濃い紅色の筋が入る。
花径は25ミリから30ミリくらいである。
花びらは5枚である。
萼は5つに裂ける。
花の真ん中に花柱(雌しべ)があり、先は5つに裂ける。
雄しべは10本である。
基部(花の根元)には白い毛が密生する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の krameri は日本の植物を採集した「クラマーさんの」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Geranium krameri

v★すっきりと背筋伸ばした立ち姿
 色鮮やかに立風露咲く

タチフウロ090830c-l.jpg

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チシマギキョウ110711a-l.jpg千島桔梗(チシマギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から中部地方にかけて分布し、高山の砂礫地や岩場に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アラスカなど北半球の周極地方に分布する。
和名の由来は、発見地が千島であったことからきている。
草丈は5センチから15センチである。
根際から生える葉は長い楕円形で、束生する。
葉の質は厚く、表面には艶がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎にも小さな葉を2、3枚つける。
開花時期は7月から8月である。
茎先に青紫色をした釣鐘状の花を1輪つける。
花は長さが3、4センチくらいあり大きい。
花冠の外側は紫色、内側は淡い紫色をしており、先は5つに深く切れこむ。
花冠の内側には白い毛が密生している。
萼筒や萼片には長い軟毛が生える。
雌しべの花柱は雄しべよりも長く、先が3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の chamissonis はドイツの分類学者「シャミッソー(A. von Chamisso)さんの」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Campanula chamissonis

★涼やかな空気が好み山の上
 千島桔梗がそっと顔出し

チシマギキョウ110711c-l.jpg

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エゾカワラナデシコ110711d-l.jpg蝦夷河原撫子(エゾカワラナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地から山地にかけての海岸沿いの草地などに生える。
海外では、ユーラシア大陸に広く分布する。
分類上は河原撫子(カワラナデシコ)の基本種とされている。
「撫子」の名の由来は、「撫(な)でるようにかわいい花」ということである。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は線形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は6月から9月である。
花径5センチくらいの淡い紅色をした可憐な花を咲かせる。
花びら(花弁)は5枚で、先が細かく裂ける。
雄しべは10本、雌しべ(花柱)は2本である。
萼筒は長さが2、3センチで、つけ根の部分に苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が2、3対あり、尾状に伸びる。
河原撫子(カワラナデシコ)のほうが萼筒が長く(3、4センチ)、苞の数も多い(3、4対)。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の superbus は「気高い」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Dianthus superbus

★北の地を望み静に花咲かす
 色は薄紅風走り抜け

エゾカワラナデシコ110711c-l.jpg

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オガサワラボチョウジ090808a-l.jpg小笠原母丁字(オガサワラボチョウジ)はアカネ科ボチョウジ属の常緑小高木ないし低木である。
小笠原諸島の固有種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから7メートルくらいである。
葉はへら形で、枝先に集まって向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で分厚く、支脈が主脈にぶつかるところが膨らんでいる。
開花時期は6月から7月である。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い筒状の花をつける。
花は長さ15?30ミリくらいで、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒紫色に熟する。
属名の Psychotria はギリシャ語の「psyche(生命)+trepho(保つ)」からきている。生活力が旺盛なことから名づけられた。
種小名の homalosperma は「扁平な種子の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Psychotria homalosperma

★来歴を調べてみるも面白く
 一輪なれど夢の膨らみ

オガサワラボチョウジ090808b-l.jpg

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ラベンダー

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ラベンダー・ノウシハヤザキ110711a-l.jpg

垂れ込めた雲を仰ぎてラベンダー

ラベンダー(lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
ラバンデュラ属は地中海沿岸地方を中心に40種くらいが分布する。
また、新たにさまざまな栽培品種が作出されている。
ただし、ヨーロッパの各地で品種改良が行われたことや交雑種を生じやすいことから、品種名や学名は一定していない。
ラベンダーの名は、一般的にはラバンデュラ属の総称である。
ただし、YListではラバンデュラ・アングスティフォリア(Lavandula angustifolia)の和名をラベンダーとしている。
これは、一般的にはイングリッシュラベンダーと呼ばれているものである。
このほかではフレンチラベンダー、ラベンダー・デンタータなどが知られ、さらに細かく栽培品種に分かれる。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
北海道や長野県で観光用も兼ねて栽培されている。
観賞用としては、切り花やドライフラワーとされる。
また、花からラベンダー油を抽出し香料とする。
精油には鎮静作用があり、薬用ともされる。
頭痛、めまい、不眠などに効果がある。
樹高は40センチから80センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)のある品種とない品種がある。
葉の色は灰白色ないし灰緑色である。
開花時期は6月から7月である。
枝先に淡い紫色をした唇形の花を穂状につける。
花序の先に紫色をした花弁状の苞葉を持つ品種もある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
花言葉は「清潔」「期待」などである。
俳句の季語は夏である。
6月11日の誕生花である。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
写真は7月に中富良野町のファーム富田で撮った。
イングリッシュラベンダーの栽培品種「濃紫早咲」(Lavandula angustifolia 'Noshi Hayazaki')である。
学名:Lavandula spp.

★さわさわと風になびいてラベンダー
 ダイナミックに揺れる花の穂
☆一面を紫に染めラベンダー
 君を見つめる香り酔いしれ

ラベンダー・ノウシハヤザキ110711b-l.jpg

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2016/06/11改訂

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ヤマゴボウ110712a-l.jpg山牛蒡(ヤマゴボウ)はヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草である。
原産地は中国である。
日本へは薬用として渡来した。
現在では逸出したものが野生化し、北海道から九州にかけて分布するが、個体数は少ない。
根を干したものを生薬の商陸(しょうりく)といい、利尿、鎮咳、去痰薬とする。
ただし、根は硝酸カリを含み有毒である。
山菜として市販される「ヤマゴボウの味噌漬け」は森薊(モリアザミ)の根を用いたものである。
草丈は50?130センチくらいである。
葉は楕円形で、長さは10?20センチくらいあり、質は柔らかい。
開花時期は6?9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、5枚の萼片からなる白い小花を密生させる。
花の後につく実は液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫黒色に熟する。
属名の Phytolacca はギリシャ語の「phyton(ギリシャ語:植物)+ lacca(ラテン語:深紅色の顔料)」からきている。液果に深紅色があることことから名づけられた。
種小名の esculenta は「食用になる」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
実の写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Phytolacca esculenta

★地味だけど毒にもなるし薬にも
 独り静かに山牛蒡咲く

ヤマゴボウ060902a-l.jpg

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イヨフウロ080813b-l.jpg伊予風露(イヨフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、山地の草地に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
和名の由来は伊予の国(愛媛県)で多く見られることからきており、四国風露(シコクフウロ)の別名もある。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎、花の柄、葉脈の上に毛が生えている。
葉は手のひら状に深く5つに裂け、両面とも毛がある。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
花の色は紅紫色で、色の濃いものと薄いものがある。
花径は3センチくらいで、花弁は5枚である。
花弁のつけ根のほうに白い毛が生える。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は対になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の shikokianum は「四国の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Geranium shikokianum

★爽やかな風に吹かれて伊予風露
 草原に咲く花は紫

イヨフウロ080813c-l.jpg

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エゾクガイソウ110710a-l.jpg蝦夷九蓋草(エゾクガイソウ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
北海道に分布し、低地や山地の草地、林の縁などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
九蓋草(クガイソウ)の近縁種だが、大形で葉の脇から花穂をいくつも伸ばすなどの違いがある。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は披針形で柄がなく、5枚から10枚の葉を数段輪生させる。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を穂状に出し、小さな紫色の花をたくさんつける。
花は下から上へと咲き上る。
花冠は長さ8ミリくらいの筒状で、先は浅く4つに裂ける。
雄しべは2本で花の外に飛び出す。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の sachalinense は「サハリンの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Veronicastrum sachalinense

★見上げねば花穂も見えぬ大きさに
 これが野生と逃げ出しそうに

エゾクガイソウ110710b-l.jpg

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ツボサンゴ110710a-l.jpg壺珊瑚(ツボサンゴ)はユキノシタ科ツボサンゴ属の常緑多年草である。
原産地は北アメリカである。
合衆国のアリゾナ州からメキシコの北部にかけて分布し、岩礫地に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は心形ないし円形で、縁には浅い切れ込みがある。
開花時期は5月から7月である。
長く伸びた茎先に、濃い紅色をした花径7ミリくらいの鐘形の花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
多くの園芸品種が開発されている。
属名のヒューケラの名でも流通している。
英名はコーラルベル(coral bells)である。
「珊瑚の鐘」という意味になる。
属名の Heuchera はドイツの植物学者「ハイホー(Heucher)さん」の名からきている。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Heuchera sanguinea

★鐘形の小花をつけて壺珊瑚
 暑いところがちと苦手なの

ツボサンゴ110710b-l.jpg

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ロドフィアラ・アドベナ080831a-l.jpgロドフィアラ・アドベナはヒガンバナ科ロドフィアラ属の多年草である。
原産地はチリである。
海岸に近い標高500メートルから2000メートルの山地に生える。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、地面を這う。
開花時期は6月から10月くらいである。
花径は4センチから6センチくらいである。
花被片は6枚である。
花の色は赤やピンクのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhodophiala はギリシャ語の「rhodon(バラ)」に関連すると思われるが「phiala」がわからない。
種小名の advena は「外来の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Rhodophiala advena

★背は低く色鮮やかな花の色
 アンデスの山染めて咲くやも

ロドフィアラ・アドベナ080831b-l.jpg

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レモンタイム

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レモンタイム100605b-l.jpgレモンタイム(lemon thyme)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年草(半低木)である。
原産地は地中海沿岸地方である。
ラージタイム(Thymus pulegioides)とオレガノ(Thymus vulgaris)の交雑種である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は立ち性である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には細かい毛が生え、レモンの香りがする。
開花時期は6月から8月である。
茎先に淡い紅紫色の小さな花が集まってつく。
花冠は唇形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
エッセンシャルオイルはマッサージに用いたりスチーム吸入剤とされる。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の citriodorus には「レモンのような香りのする」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Thymus x citriodorus

★爽やかなレモンタイムの香につられ
 歩む高原風も清かで

レモンタイム100605a-l.jpg

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シロバナシャジクソウ110711a-l.jpg車軸草(シャジクソウ)はマメ科シャジクソウ属の多年草である。
白詰草(シロツメクサ)や赤詰草(アカツメクサ)と同じ仲間である。
稀に白花のものがあり、白花車軸草(シロバナシャジクソウ)と呼ぶ。
和名の由来は、葉を牛車の車輪に見立てたものである。
長野県、群馬県、宮城県と北海道に分布し、山地の草原や海岸の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、シベリア、東ヨーロッパ、中央アジア、アラスカなどに分布する。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は5、6枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は細長い楕円形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄が短いので、小葉が輪生しているように見える。
開花時期は6月から9月である。
白くて細長い蝶形の花を扇形に数個つける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の lupinaster は「ハウチワマメ属(Lupinus)に似た」という意味である。
品種名の leucanthum は「白い花の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Trifolium lupinaster f. leucanthum

★真っ白な花が趣きがらり変え
 でももしかしてこれ車軸草

シロバナシャジクソウ110711b-l.jpg

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トカチフウロ070518a-l.jpg十勝風露(トカチフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
北海道の大雪山系および日高山脈に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
分類上は、千島風露(チシマフウロ)の品種の1つとされる。
基本種との違いは花の色である。
基本種は淡い紅紫色だが、本種はさらに淡い青紫色となる。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は手のひら状に5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片はさらに浅く3つに裂ける。
葉の表面や縁には長い毛が生える。
葉の裏面の葉脈にも長い毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い青紫色の花をかたまってつける。
花径は25ミリから30ミリくらいで、花びらは5枚である。
花びらには、花びらの色よりも濃い色の筋が入る。
花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)の長さは6ミリから8ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の erianthum は「軟毛の生えた花の」という意味である。
品種名の pallescens は「青白い」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium erianthum f. pallescens

★薄っすらと青みがかった色合いが
 はかなさ醸し震えるように

トカチフウロ070518b-l.jpg

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エゾネギ110712a-l.jpg蝦夷葱(エゾネギ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地の草原や海岸の礫地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
栽培の歴史は2000年以上に及ぶという。
英名はチャイブ(chives)である。
フランス語名のシブレット(ciboulette)の名でも知られる。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は円筒形で、中空である。
開花時期は5月から7月である。
茎先につく花は初めは苞に包まれているが、やがて開いて半球形となる。
花は淡い紅紫色で、鐘状に半開する。
花被片は6枚である。
長さは1センチくらいで先は長く尖り、縦に濃い色の筋が入る。
雄しべは6本で、花被片よりもずっと短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎と若い葉が食用にされる。
花が咲くと葉が固くなり味が落ちるので、花を見る観賞用と食用とに分けたほうがいい。
別名を西洋浅葱(セイヨウアサツキ)ともいう。
分類上は浅葱(アサツキ)の基本種とされている。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum

★ほんのりと赤みをさした花咲かせ
 チャイブの手毬何処へ弾む

エゾネギ110712b-l.jpg

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ヒメエゾネギ110711a-l.jpg姫蝦夷葱(ヒメエゾネギ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
日本固有種である。
北海道のみに分布し、アポイ岳、幌尻岳、大平山など亜高山から高山の蛇紋岩地や石灰岩地に生える。
草丈は10センチから20センチである。
茎は中空である。
根際から生える葉は円筒形でやはり中空である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に半球形の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紅色の花をつける。
花序は膜質の総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれる。
花被片は6枚で、長さは6ミリから8ミリくらいである。
雄しべは6本で、花披片よりも短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、基本種の蝦夷葱(エゾネギ)よりも小形ということからきている。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
変種名の yezomonticola は「北海道の山に住む」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. yezomonticola

★さり気なく咲いた姿は地味だけど
 自然に生きる強さ忍ばせ

ヒメエゾネギ110711b-l.jpg

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ササゲ080727a-l.jpg大角豆(ササゲ)はマメ科ササゲ属の一年草である。
原産地はアフリカの中部である。
古くから各地で栽培されてきた。
日本にも平安時代には伝わったとされている。
蔓性のものと蔓なしのものがある。
蔓性のものは長さが2メートルから4メートルくらいになる。
蔓なしのものは草丈が30センチから40センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で先が尖り、艶がある。
開花時期は7月から8月くらいである。
葉の脇に淡い紅色を帯びた白い蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
莢は長さが10センチから30センチくらいの円筒形で硬い。
属名の Vigna はイタリアの自然科学者「ビーニャ(Dominico Vigna)さん」の名からきている。
種小名の unguiculata は「爪のある」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Vigna unguiculata

★名前だけ知っているけどなるほどね
 これが大角豆とチェック入れて

ササゲ080727d-l.jpg

ササゲ080727b-l.jpg

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セイヨウオニアザミ110628c-l.jpg西洋鬼薊(セイヨウオニアザミ)はキク科アザミ属の一年草ないし越年草である。
原産地はヨーロッパである。
北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアなどに帰化している。
日本へも北アメリカ経由で渡来して北海道から四国にかけて帰化し、道端や空き地、原野などに生える。
このため、かつてはアメリカ鬼薊(アメリカオニアザミ)とも呼ばれていた。
草丈は50センチから200センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に深く裂け、ロゼット状となる。
茎につく葉も深く切れ込み、縁には鋭い棘がある。
開花時期は7月から9月くらいである。
花径3、4センチの淡い紅紫色をした花(頭花)を1輪から数輪上向きにつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cirsium vulgare

★見るからに鬼のいでたち凄まじく
 北の大地で暴れまくって

セイヨウオニアザミ110628b-l.jpg

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スガワラビランジ110711a-l.jpg菅原びらんじ(スガワラビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
北海道の大雪山系と網走に分布し、高山の砂礫地に生える。
1973年に発見された。
海外では、サハリン、シベリア東部にも分布する。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されていた。
2007年版のレッドリストでは指定から外れている。
草丈は25センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
葉の縁には突起状の短い毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
花は長さ1センチくらいの鐘形の萼筒の先に咲き、花径は2センチくらいである。
花弁は5枚で、先が2つに裂ける。
花の色は白く、紅紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を十勝びらんじ(トカチビランジ)とする文献もある。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の stenophylla は「幅の狭い葉の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Silene stenophylla

 
★どのような訳で指定を外れたの
 資料だけでは読み取れないね

スガワラビランジ110711b-l.jpg

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グンナイフウロ070518b-l.jpg郡内風露(グンナイフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の草地に生える。
「郡内」というのは山梨県東部の桂川流域の古名で、武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域である。
この地域に多いということが和名の由来である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎や葉の柄、花の柄には毛が生えている。
葉は手のひら状に5つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片はさらに浅く裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は6月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、10数輪の花をつける。
花径は25ミリから30ミリくらいである。
花の色は淡い紅紫色で、花の色には濃淡がある。
花びらは5枚で外側に反り返り気味につく。
花びらの形は幅の広い卵形で、花びらの色よりも濃い筋が入る。
また、花の真ん中にある花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)は長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の eriostemon は「軟毛の生えた雄しべの」という意味である。
変種名の reinii は日本で植物を採集した「ライン(Rein)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium eriostemon var. reinii

★戦国の世から営々咲き競い
 名にとどめけり郡内風露

グンナイフウロ070518c-l.jpg

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エゾコザクラ110711a-l.jpg蝦夷小桜(エゾコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、大雪山系、利尻山、斜里岳、羅臼岳などの高山の湿った草地などに生える。
北海道では希少種(R)に指定されている。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アリューシャン、アラスカ、カナダなどにも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
葉の上部には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチくらいの紅紫色の花を1輪から6輪くらいつける。
花冠は5つに裂け、裂片の先はさらに浅く2つに裂ける。
喉の部分は黄橙色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の cuneifolia は「くさび形の葉の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った
学名:Primula cuneifolia

★木の生えぬ高山に咲く蝦夷小桜
 見たいけれども登れないなあ

エゾコザクラ110711b-l.jpg

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キンセイラン110711a-l.jpg金精蘭(キンセイラン)はラン科エビネ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道、本州、九州に分布し、丘陵地や山地の林の縁に生える地生種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、花の色と形からきている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は7月である。
茎先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色の花を5輪から12輪くらいつける。
花弁、萼片は披針形、唇弁は先が3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Calanthe nipponica

★草陰に隠れるように咲く花に
 遥々訪ねた疲れを忘れ

キンセイラン110711b-l.jpg

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カラフトマンテマ110711a-l.jpg樺太マンテマ(カラフトマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
北海道に分布し、後志地方の太平山や日高山系など高山の岩地や砂礫地に生える。
海外では、シベリアやヨーロッパ北部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根茎は地を這い全体に柔らかな毛が生える。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉には両面とも毛はなく、縁に細かく低い毛が生える。
開花時期は7月から8月である。
筒状の萼筒に特徴がある。
花弁は5枚で深く裂ける。
花の色は白い。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
変異が多く、千島マンテマ(チシママンテマ)、アポイマンテマなどの変種がある。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Silene repens

★幻の花にとうとう出合えたよ
 またこの次も逢えたらいいな

カラフトマンテマ110711b-l.jpg

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タケシマユリ110710a-l.jpg竹島百合(タケシマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は韓国の鬱陵島(うつりょうとう・ウルルンド)である。
旧日本名を磯竹島ないし竹島という。
この島は、日本の領土であり韓国との領土問題が存在する竹島とは異なる。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は車百合(クルマユリ)に似て車輪状につくが、本種は2、3段につく。
開花時期は6月から7月である。
1つの花茎に5輪から10輪くらいの花をやや下向きにつける。
花径は5センチくらいで、花の色は黄橙色である。
花被片は6枚でやや分厚く、反り返る。
花被片には赤褐色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の hansonii はアメリカの園芸家「ハンソン(P. Hanson)さんの」という意味である。
学名:Lilium hansonii

★過ぎ越しき時代の翳を忍ばせつ
 竹島百合は北国に咲き

タケシマユリ110710d-l.jpg

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ウキツリボク110712a-l.jpg浮釣木(ウキツリボク)はアオイ科イチビ属の常緑半蔓性低木(多年草)である。
和名の由来は、花が空中に浮かんで吊り下がっていることからきている。
原産地はブラジルである。
樹高は20センチから150センチくらいである。
枝は細い。
葉は円形ないし三角形に近く、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、托葉(葉のつけ根にある付属体)を持つ。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月である。
葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、赤い筒状の萼が目立ち、ランプをぶら下げたような形の色の花を咲かせる。
そのため、流通名をチロリアンランプという。
花は黄色だが、膨らんだ赤い5稜形の萼が目立つ。
雄しべと花柱(雌しべ)は飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、一般種のアブチロンは花径が3センチから5センチで、ハイビスカスに似た花を咲かせる。
花の色は、白、黄、ピンク、赤などである。
両者は花の形がだいぶ違いうが、同じアブチロンの仲間である。
属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。
種小名の megapotamicum は「リオグランデ川の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Abutilon megapotamicum

★アブチロン赤い提灯ゆらゆらと
 風に揺れれば暑さも忘れ

ウキツリボク110712b-l.jpg

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エゾフウロ060902c-l.jpg蝦夷風露(エゾフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、海岸近くから山地にかけての草原に生える。
また、滋賀・岐阜県境の伊吹山にも分布し、高山の草原に生える。
分類上は、白山風露(ハクサンフウロ)や伊吹風露(イブキフウロ)の基本種とされている。
また、浜風露(ハマフウロ)とはきわめて近い間柄で、北海道では海岸に近づくにつれて浜風露(ハマフウロ)に切り替わる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で手のひら状に切れ込むが、浜風露(ハマフウロ)よりも葉の切れ込みが深く、裂片の幅が狭い。
開花時期は7月から9月である。
茎が枝分れをして、その先に花径3センチくらいの5弁花をつける。
花の色は淡い紅紫色で、色の濃淡には幅がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
浜風露(ハマフウロ)と比べると萼片の幅が狭く、萼片に生える長い毛が多い。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の yesoense は「蝦夷(北海道)の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium yezoense

★どこでどう見分けてよいか蝦夷風露
 名にとらわれず花は咲けども

エゾフウロ060902a-l.jpg

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リシリヒナゲシ110711a-l.jpg利尻雛罌粟(リシリヒナゲシ)はケシ科ケシ属の多年草である。
北海道の利尻島の固有種である。
利尻岳の山頂付近の岩礫地に生える。
日本に自生する唯一のケシの仲間である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体に粗い毛が生える。
根際から生える葉は卵形で粉を帯び、羽状に細かく裂ける。
開花時期は7月から8月である。
茎先に透き通るような黄色い4弁花を1輪つける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の fauriei は明治時代の宣教師「フォーリーさんの」という意味である。日本の植物を採集した。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Papaver fauriei

★二年越しやっと出合ったその姿
 花透き通り女神のごとく

リシリヒナゲシ110711b-l.jpg

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リシリリンドウ110711a-l.jpg利尻竜胆(リシリリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本では北方領土を含む北海道のみに分布し、利尻山、大雪山、夕張山系の湿った草地や砂礫地に生える。
海外では、サハリン、中国東北部、朝鮮半島北部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎は上部で枝分れする。
葉は先が尖った長い楕円形で、厚みと光沢があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
長さ25ミリくらいの濃い青紫色の花を咲かせる。
花冠は先で5つに裂ける。
花冠の切れ込んだところにある副片が他のリンドウのように外側に広がらず、蓋のように閉じて内部を覆い隠すのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、利尻島で最初に見つかったことからきている。
雲間竜胆(クモマリンドウ)の別名もある。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の jamesii はアメリカの植物学者「ジェームズ(E. P. James)さんの」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Gentiana jamesii

★蓋を閉じ中を隠して咲いている
 利尻竜胆恥ずかしそうに

リシリリンドウ110711b-l.jpg

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アサマフウロ090813b-l.jpg浅間風露(アサマフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の中部地方に分布し、高原や亜高山の湿った草地などに生える。
和名の由来は、浅間高原に多いことからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は50センチから80センチくらいで、全草に微毛がある。
葉は手のひら状に深く細かく裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
濃い紅紫色をしていて、花径は3、4センチくらいある。
花びらは5枚、萼片も5枚である。
萼片の先は刺針のように尖る。
花の真ん中に白い軟毛が生えている。
フウロソウ属の仲間では最も花の色が濃く、草丈も大きい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の soboliferum は「根本から勢いのよい枝を伸ばす」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Geranium soboliferum

★湿原に茎を伸ばして花開く
 浅間風露は色鮮やかに
☆花びらの内を飾りし噴水は
 儚い花を支えるように

アサマフウロ090813d-l.jpg

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テンニンギク000628a-l.jpg天人菊(テンニンギク)はキク科テンニンギク属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
逸出したものが本州の近畿地方から九州にかけて野生化し、砂浜などに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に毛が生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎の下部につく葉にはぎざぎざ(鋸歯)があり、中裂するものもある。
開花時期は6月から9月である。
花径は5センチから7センチくらいである。
舌状花の色は黄色で、真ん中が赤い。
筒状花は紅紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Gaillardia はフランスの植物学のスポンサーだった「ガイヤール(Gaillard)さん」の名からきている。
種小名の pulchella は「愛らしい」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名 Gaillardia pulchella

★炎天を花の姿で表すか
 天人菊は夏の申し子

テンニンギク000628d-l.jpg

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アレチベニバナ110628b-l.jpg荒地紅花(アレチベニバナ)はキク科ベニバナ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本では1955年に帰化が確認されている。
現在では、本州と四国に分布し、荒れ地などに生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は直立をし、上部でよく枝分かれをする。
茎につく葉は細長い卵形で羽状に浅く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉はつけ根の部分で茎を抱く。
開花時期は7月から8月である。
茎先に長さ2センチくらいの黄色い花(頭花)を1輪ずつつける。
花は大きな苞葉に包まれる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Carthamus はアラビア語の「quartom(染める)」からきている。同属の1種の花から紅を採ることから名づけられた。
種小名の lanatus は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Carthamus lanatus

★名前だけ聴いていたけどこの花か
 きれいに撮れて大収穫さ

アレチベニバナ110628a-l.jpg

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キクノハアオイ110628a-l.jpg菊の葉葵(キクノハアオイ)はアオイ科キクノハアオイ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
今では世界各地に帰化している。
日本へは大正時代に渡来し、本州の関東地方から沖縄にかけて帰化している。
輸入牧草に種が紛れてきたものと推定されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は枝分かれをして横に広がり、上部が立ち上がる。
葉は卵形で手のひら状に5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、裂片の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉の脇に短い花茎を出し、花径1センチくらいの小さな橙色の5弁花を1つずつつける。
花の真ん中には赤くて先が裂けた雌しべがあり、その周りに黄色い雄しべがある。
花は朝のうちは閉じており、日中に開く。
花の後にできる実は扁平な分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Modiola はラテン語の「modiolus(蝸牛軸:車輪のハブ)」からきている。果実の形を表したものである。
種小名の caroliniana は「カロライナの」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Modiola caroliniana

★わからずに謎と記した花の名が
 わかる喜び湧くがごとくに

キクノハアオイ110628c-l.jpg

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ヒメヘビイチゴ071020a-l.jpg姫蛇苺(ヒメヘビイチゴ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の湿った林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
「蛇苺」の名がつくが、ヘビイチゴの仲間ではなくキジムシロの仲間である。
したがって、イチゴのような実も生らない。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は細く、地を這って広がる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は倒卵形である。
葉の質は薄く、小葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から柄を出し、先に黄色い小さな花を1つずつつける。
花径は6ミリから8ミリくらいで、花弁は5枚である。
萼片は楕円形、副萼片は細長くて短い楕円形である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の centigrana は「百粒」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Potentilla centigrana

★小さくてぴかりと光る花つけて
 踏んじゃ厭よと姫蛇苺

ヒメヘビイチゴ071020b-l.jpg

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ヒメモチ070707b-l.jpg姫黐(ヒメモチ)はモチノキ科モチノキ属の常緑小低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から本州の山陰地方にかけて日本海側に分布し、山地に生える。
樹高は20センチから50センチくらいである。
樹皮は灰白色をしている。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉は革質で薄く、表面には艶がある。
開花時期は5月から7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に1個から数個の白い小さな花をつける。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
花弁は4枚で、卵形である。
萼片は4枚で、緑色の半月形をしている。
雄花には雄しべが4本ある。
雌花には緑色の子房と退化して短い4本の雄しべがある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと赤くなる。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の leucoclada は「白い枝の」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Ilex leucoclada

★草原にちょんと顔出す小さな樹
 花も咲いてる実もなっている

ヒメモチ070707e-l.jpg

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ハナチダケサシ080807b-l.jpg花乳茸刺(ハナチダケサシ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
別名を深山乳茸刺(ミヤマチダケサシ)ともいう。
分類上は、赤升麻(アカショウマ)の変種とされている。
草丈は40センチから70センチくらいである。
葉は3回3出複葉で、茎の下部に互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3回枝分かれをして三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉は卵形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
頂小葉の先は尾状に尖る。
開花時期は7月から8月である。
葉の展開に先駆けて花をつける。
茎先によくよく枝分かれした円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
花弁の形はへら形である。
雄しべは10本で花弁よりも短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
変種名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Astilbe thunbergii var. formosa

★よく見れば繊細だけど全体は
 豪放にに咲く花乳茸刺

ハナチダケサシ080807f-l.jpg

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エゾミソハギ080720d-l.jpg蝦夷禊萩(エゾミソハギ)はミソハギ科ミソハギ属の多年草である。
「蝦夷」の名がつくが日本各地に広く分布しており、日当たりのよい湿地に生える。
海外では、ユーラシア大陸や北アフリカに分布し、北アメリカなどにも帰化している。
国際自然保護連合 (IUCN) の種の保全委員会が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。
国内では、近縁種の禊萩(ミソハギ)と分布域は同一である。
両者はよく似ているが、本種のほうがやや大形である。
また、どちらも線形の葉を向かい合ってつける(対生)が、本種はやや茎を抱く。
草丈は50センチから100センチくらいである。
開花時期は6月から8月である。
紅紫色の花が密生して花穂状になる。
花びらは6枚で、咲き始めから花弁には皺がある。
花の寿命は短いが、次々に咲くので長期間観賞できる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「禊」はミソギ(浄めること)を意味し、お盆にお供えと一緒に並べる習慣がある。
属名の Lythrum はギリシャ語の「lythron(血) 」からきている。花の色を表したものである。
種小名の salicaria は「ヤナギに似た」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lythrum salicaria

★すっと立つ蝦夷禊萩は紫の
 花に包まれ日差しの中に

エゾミソハギ080720c-l.jpg

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コバンコナスビ070630b-l.jpg小判小茄子(コバンコナスビ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
原産地はヨーロッパで、河原や空き地などに生える。
戦後にグランドカバー用として導入したものが逸出し、野生化している。
北海道、神奈川県、岡山県などに分布し、道端や荒地などに生える。
草丈は10センチから60センチくらいである。
全体に毛は生えていない。
茎は地面を這って横に広がる。
葉は幅の広い卵形ないし卵円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から7月である。
茎の中部の葉の脇に黄色い花を普通は1つずつつける。
花冠は先は5つに深く裂けて平らに開く。
裂片の形は卵形である。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
葉の両面や花冠には小さな黒い腺点(蜜などの粘着物質を出す腺が突起したもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
洋種小茄子(ヨウシュコナスビ)、西洋小茄子(セイヨウコナスビ)などの別名がある。
日本には近縁種の小茄子(コナスビ)が自生する。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の nummularia は「硬貨形の」を意味する。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Lysimachia nummularia

★面白い名前もらって意気高く
 一面に咲く小判小茄子

コバンコナスビ070630d-l.jpg

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ミミコウモリ060812b-l.jpg耳蝙蝠(ミミコウモリ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
北海道から本州の北部にかけて分布し、低地から山地の林の中や谷間の日陰に生える。
海外では、サハリンやカムチャツカなどにも分布する。
別名を蝦夷蝙蝠(エゾコウモリ)ともいう。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は腎形で、長い柄があり、3、4枚が互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分には耳の形をした翼がついていて茎を抱く。
葉の形が蝙蝠(コウモリ)に似ているというのが和名の由来である。
開花時期は7月から9月である。
茎先に長さ1、2センチの白い花(頭花)をたくさんつける。
頭花は5、6個の筒状花からなり、花冠の先は浅く5つに裂ける。
地味な花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cacalia はギリシャ語由来の言葉だが、意味ははっきりしていない。
種小名の auriculata は「耳形の」という意味である。
変種名の kamtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は8月に東北大学植物園八甲田山分園で撮った。
学名:Cacalia auriculata var. kamtschatica

★ふと見れば翼ひろげて暗がりに
 ひっそりと咲く耳蝙蝠が

ミミコウモリ060812a-l.jpg

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ミゾホオズキ080813b-l.jpg溝酸漿(ミゾホオズキ)はゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草である。
分類体系によってはハエドクソウ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地や清流沿いに生える。
海外では、台湾や朝鮮半島にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎の断面は四角形で、よく枝分かれをして広がる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
上部の葉の脇に黄色い筒状の花をつける。
花の長さは10ミリから15ミリで、先は5つに裂ける。
花冠の内側には黄褐色の斑が入る。
雄しべは4本である。
萼も筒状で先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
成長した萼が実を包む。
和名の由来は、溝に生え、実の形が酸漿(ホオズキ)に似ることからきている。
属名の Mimulus はラテン語で「mimus(道化者)」の縮小形である。歯をむき出すような花冠の形と模様から名づけられた。
種小名の nepalensis は「ネパールの」という意味である。
変種名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Mimulus nepalensis var. japonicus

★暗がりの地面に近くほんのりと
 火を灯すよう溝酸漿は

ミゾホオズキ080813a-l.jpg

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ホザキノナナカマド050618c-l.jpg穂咲き七竈(ホザキナナカマド)はバラ科ホザキナナカマド属の落葉低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
庭木として植えられることも多い。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアにも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、先は尖り縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
小葉が15枚から23枚で1つの葉となる。
開花時期は6月から8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな白い花をいつぱいつける。
花弁数は5枚である。
花弁より長い雄しべがたくさんあり、ふんわりとしている。
花の後にできる実は円柱形の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sorbaria は属名の「Sorbus(ナナカマド属)」からきている。葉が似ていることから名づけられた。
種小名の sorbifolia は「ナナカマド属(Sorbus)のような葉の」という意味である。
写真は6月に鎌倉の光則寺で撮った。
学名:Sorbaria sorbifolia

★七竃綿毛帽子にくるまれて
 あなた待ちます命の限り

ホザキノナナカマド050618a-l.jpg

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フジアカショウマ060701a-l.jpg富士赤升麻(フジアカショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県、山梨県、静岡県に分布し、山地の草原や岩場に生える。
名の通り富士、箱根、丹沢に多く自生する。
フォッサマグナ要素の植物の1つである。
赤升麻(アカショウマ)の変種で、基本種に比べて全体にやや小さく、葉の緑が濃くて硬いという特徴がある。
なお、「赤升麻」の名の由来は、地下茎が赤いところからきている。
「升麻」というのは生薬名であるが、本種が薬草というわけではない。
キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)の根茎が生薬に用いられることから、よく似た穂状の花をつける植物にこの名が充てられている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は3回3出複葉といって、枝分かれを繰り返して先に3出複葉(1つの葉が3枚の小さな葉に分かれた形)をつける。
小葉の形は長い卵形で、先が尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
花穂は側枝があまり枝分かれをせず横に長く広がり、白い5弁花をたくさんつける。
萼片は緑白色だが、先がやや赤みを帯びる。
花びらは雄しべと同じくらいの長さになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
変種名の fujisanensis は「富士山の」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Astilbe thumbergii var. fujisanensis

★横長に白い花穂を繰り広げ
 富士赤升麻岩場を飾り

フジアカショウマ060701b-l.jpg

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ヒレアザミ070630b-l.jpg鰭薊(ヒレアザミ)はキク科ヒレアザミ属の越年草である。
原産地はユーラシア大陸である。
日本へは古い時代に渡来した帰化植物である。
本州から九州にかけて分布し、道端や河原などに生える。
草丈は70センチから100センチくらいである。
茎は直立して枝分かれをする。
茎には翼(よく)という表皮が変化した膜のようなものがあり、先には棘がある。
和名は、これを魚の鰭にたとえたものである。
葉は羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭い棘がある。
開花時期は5月から7月である。
花径20ミリから25ミリくらいの紅紫色の花(頭花)が茎先に数個集まってつく。
頭花は筒状花からなる。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)も鋭い披針形で、棘のようになって反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を矢筈薊(ヤハズアザミ)ともいう。
属名の Carduus はラテン語でラシャカキグサなどを表す言葉が転用された。
種小名の crispus は「縮れた」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Carduus crispus

★全身を棘で覆った鰭薊
 花愛らしき箱入り娘

ヒレアザミ070630c-l.jpg

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バンダイクワガタ070630b-l.jpg磐梯鍬形(バンダイクワガタ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
福島県の会津磐梯山の固有種で、高山の砂礫地に生える。
命名者は牧野富太郎博士である。
分類上は、深山鍬形(ミヤマクワガタ)の品種の1つとされる。
特徴は葉の縁に重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)があることである。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は卵状の長い楕円形で、向かい合って生える(対生)
葉の先は尖り、縁には不揃いな重鋸歯がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色ないし紅紫色の小さな花をつける。
花冠は4つに深く裂け、裂片には濃い色の筋が入る。
雄しべ2本と雌しべ1本が花の外に飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「鍬形」の名は、実につく萼片の形が兜の鍬形に似ていることからきている。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の schmidtianum はサハリンの植物の研究家「シュミット(F. Schumidt)さんの」という意味である。
亜種名の senanense は「信州の」という意味である。
品種名の bandaianum は「磐梯山の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Pseudolysimachion schmidtianum subsp. senanense f. bandaianum

★勇壮な宝の山に咲くという
 磐梯鍬形花愛らしく

バンダイクワガタ070630a-l.jpg

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ペトレア・ボルビリス070430a-l.jpgペトレア・ボルビリスはクマツヅラ科ヤモメカズラ属(ペトレア属)の常緑蔓性低木である。
属名の読み方は「ウォルビリス」や「ヴォルビリス」とするものもある。
和名は寡婦蔓(ヤモメカズラ)という。
原産地は中央アメリカである。
林の中に生え、蔓は10メートル以上も伸びる。
現在では世界の熱帯地域に広く植えられている。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面はざらつく。
開花時期は4月から10月くらいである。
枝先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色の花をたくさんつける。
真ん中にある濃い紫色の部分が花弁で5枚である。
外側の淡い紫色をした細長い部分は萼片で5枚である。
花は2、3日でしぼむが、萼片は長く残る。
この萼片は種子の散布に役立つ。
和名の由来は、花の後に残る萼を「寡婦(未亡人)」にたとえたものである。
英名はパープルリース(purple wreath)である。
別名を紫衝羽根葛(ムラサキツクバネカズラ)という。
属名の Petrea はイギリス人で植物学後援者の「ペトレ(R. J. Petre)さん」の名からきている。
種小名の volubilis は「まとわりつく」という意味である。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
下の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Petrea volubilis

★こんなにもいろんな名前あるなんて
 混乱するね寡婦蔓は

ペトレア・ボルビリス080427a-l.jpg

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フジハタザオ090426a-l.jpg富士旗竿(フジハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の多年草である。
日本固有種である。
富士山にのみ分布し、5合目付近の乾燥した砂地などに生える。
近縁種には分布域の広い岩旗竿(イワハタザオ)がある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根が細かくて、礫に流されながら生育できる。
根際から生える葉は長い柄のある卵倒形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は長い楕円形で、茎を抱く。
ともに縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1、2センチの白い花をつける。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片は4枚で緑色をしている。
雄しべは4本で長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は長い線形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、弓状に開く。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Arabis serrata

★富士山の五合目近く咲くという
 富士旗竿はまだ生まれたて

フジハタザオ090426b-l.jpg

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ハナアロエ061125b-l.jpg花アロエ(ハナアロエ)はユリ科ブルビネ属の常緑多年草(小低木)である。
分類体系によってはハナツルボ科とされる。
南アフリカのケープ地方からモザンビークにかけて分布する。
アロエに近い多肉植物である。
草丈は50センチから60センチくらいである。
根元からよく枝分かれをし、株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)となる。
茎は木質化すをする。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、根元から横にひろがる。
質は肉厚である。
開花時期は3月から8月だが、暖地では周年性がある。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄色の花をたくさんつける。
花被片は6枚で反り返る。
花は一日花である。
園芸品種も多く、白や橙色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はスネークフラワー(snake flower)である。
属名の Bulbine はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)」からきている。この属の植物のほとんどが球根性であることから名づけられた。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
写真は11月に沖縄県の東南植物楽園で撮った。
学名:Bulbine frutescens

★肉厚の葉っぱ広げて花アロエ
 どんどん咲くよ命受け継ぎ

ハナアロエ061125a-l.jpg

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ハチジヨウショウマ090627a-l.jpg八丈升麻(ハチジョウショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
伊豆諸島の八丈島、御蔵島、三宅島の固有種で、山地の岩場に生える。
分類上は赤升麻(アカショウマ)の変種とされている。
草丈は50センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は4回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことで、枝分かれを繰り返して先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は楕円形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面には艶がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に細長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「升麻」というのは生薬名であるが、本種が薬草というわけではない。
キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)の根茎が生薬に用いられることから、よく似た穂状の花をつける植物にこの名が充てられている。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
変種名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Astilbe thunbergii var. hachijoensis

★ふんわりと綿毛のような花つけて
 乙女のごとく八丈升麻

ハチジヨウショウマ090627b-l.jpg

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キョウガノコ050528a-l.jpg京鹿子(キョウガノコ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
古くから庭園などで栽培され、茶花にも利用されてきた。
しかし、自生しているものは発見されていない。
越路下野草(コシジシモツケソウ)を改良したものか、あるいは越路下野草(コシジシモツケソウ)と下野草(シモツケソウ)の交雑種であろうと考えられている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は緑色で、紅紫色を帯びる。
よく枝分かれをする。
シモツケソウ属の葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)、互い違いに生える(互生)。
頂小葉が大きく、5つから7つに手のひら状に裂ける。
裂片は長い卵形で先が尖り、縁には切れ込んだ重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
本種の場合は、側小葉がはっきりしないか、消失している。
開花時期は6月から7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径4、5ミリの小さな花をたくさんつける。
花の色はピンクである。
花弁は5枚で、形は長い卵形である。
雄しべはたくさんあり、花弁よりも長い。
雌しべは3本から5本である。
和名の由来は、京都で染めた鹿の子絞りに見立てたものである。
白花のものもあり、これは夏雪草(ナツユキソウ)と呼ばれている。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は5月に向島百花園で撮った。
学名:Filipendula x purpurea

★愛らしい和みの姿京鹿子
 ひっそりと咲く庭にそよ風

キョウガノコ050528b-l.jpg

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コシジシモツケソウ070630a-l.jpg越路下野草(コシジシモツケソウ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
日本海要素と呼ばれる植物で、山形県から富山県にかけて分布し、山地の岩場などに生える。
草丈は60センチから150センチくらいになる。
近縁種の下野草(シモツケソウ)に比べて大形である。
また、下野草(シモツケソウ)と比べると托葉(葉の付け根にある付属体)が大きく、茎を抱く。
その点は鬼下野(オニシモツケ)に似ているが、鬼下野(オニシモツケ)は花序に毛が生えるという違いがある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)、互い違いに生える(互生)。
頂小葉が大きく、5つから7つに手のひら状に裂ける。
本種は葉の裂片が細くて先が長く伸びる。
葉の色は淡い緑色である。
開花時期は6月から7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径4、5ミリの小さな花をたくさんつける。
花の色はピンクである。
花弁は5枚で、形は円形である。
雄しべはたくさんあり、花から飛び出ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、京鹿子(キョウガノコ)はまだ自生しているものが発見されておらず、越路下野草(コシジシモツケソウ)を改良したものか、あるいは越路下野草(コシジシモツケソウ)と下野草(シモツケソウ)の交雑種であろうと考えられている。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
変種名の auriculata は「耳形の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Filipendula purpurea var. auriculata

★雪国に夏の訪れ知らせ咲く
 ピンクの花はただ愛らしく

コシジシモツケソウ070630b-l.jpg

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ポテンティラ・アウレア070518a-l.jpgポテンティラ・アウレアはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈やピレネー山脈に分布し、標高1200メートルから2800メートルの草地や牧草地などに生える。
英名はゴールデン・シンクフォイル(golden cinquefoil)である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間ことである。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉である。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は灰白色を帯びる。
開花時期は6月から8月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い花をいくつかつける。
花弁は5枚で、ハート形をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla aurea

★ヨーデルの聞こえるような牧草地
 とても好きだよきれいに咲くよ

ポテンティラ・アウレア070518c-l.jpg

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ポテンティラ・アルバ070501c-l.jpgポテンティラ・アルバはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方で、低地や山地の草地、岩場などに生える。
英名はホワイト・シンクフォイル(white cinquefoil)である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉である。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から8月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな白い花をたくさんつける。
花弁は5枚で、ハート形をしている。
花の真ん中には黄色い雄しべがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は5月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。
学名:Potentilla alba

★黄の花も素敵だけれど真っ白な
 花は自ずと気品漂い

ポテンティラ・アルバ070501b-l.jpg

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クワガタソウ090412a-l.jpg鍬形草(クワガタソウ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
東北地方南部から近畿地方にかけて太平洋側に分布し、山地のやや湿った林の中などに生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は根際から数本出て、直立ないし斜上する。
茎には曲がった毛が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分はくさび形である。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には疎らに毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
茎先に淡い紅紫色の皿形をした花を1輪から5輪つける。
花径は1センチくらいである。
花冠は4つに深く裂け、裂片には濃い色の筋が入る。
雄しべ2本と雌しべ1本が花の外に飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「鍬形」の名は、実につく萼片の形が兜の鍬形に似ていることからきている。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の miqueliana はオランダ人で日本の植物を研究した「ミケルさんの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Veronica miqueliana

★木道の脇の地べたに貼りついて
 微笑むように鍬形草は

クワガタソウ090412b-l.jpg

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トリアシショウマ090524b-l.jpg鳥足升麻(トリアシショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中や草原に生える。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
先は尾状に尖り、縁には不規則な重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは10本で、花弁よりも短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、茎が真っ直ぐに伸びて3つに分かれる様子を鳥の足にたとえたものである。
「升麻」というのは生薬名であるが、本種が薬草というわけではない。
キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)の根茎が生薬に用いられることから、よく似た穂状の花をつける植物にこの名が充てられている。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
種小名の congesta は「いっぱいになった」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Astilbe thunbergii var. congesta

★木漏れ日を浴びて林を彷徨えば
 鳥足升麻密に花つけ

トリアシショウマ090524a-l.jpg

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アカバナシモツケ070630b-l.jpg赤花下野草(アカバナシモツケソウ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
日本固有種である。
下野草(シモツケソウ)の変種で、紅色の花が美しい。
基本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草地に生える。
本種の分布域は栃木県、長野県、山梨県で、亜高山や高山に生える。
霧ヶ峰や八ヶ岳周辺など生育場所が限られている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉には長い柄があり、奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
頂小葉(先につく小葉)が大きく、5つから7つに浅く裂ける。
縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
側小葉(脇につく小葉)は3対から5対くらいで小さい。
開花時期は7月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、紅色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は、花弁は5枚で、たくさんある雄しべが花から突き出る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、縁毛がある。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の multijuga は「多対の」という意味である。
変種名の ciliata は「縁毛のある」という意味である。
写真は6月に山形市植物園で撮った。
学名:Filipendula multijuga var. ciliata

★ふんわりと綿毛のような柔らかさ
 赤花下野華やぎの色
☆赤花の下野手折り簪(かんざし)に
 内掛け似合う姫もにっこり

アカバナシモツケ070630c-l.jpg

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エゾヘビイチゴ070518b-l.jpg蝦夷蛇苺(エゾヘビイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
原産地はヨーロッパと北アメリカである。
英名をワイルドストロベリー(wild strawberry)という。
日本では北海道の南西部に帰化しており、低地や山地の草地や林の縁に生える。
それが和名の由来でもある。
なお、和名には蛇苺 (ヘビイチゴ) の名がついているが、ヘビイチゴの仲間ではなく、果物として食用にされるオランダイチゴの仲間である。
オランダイチゴは17世紀から18世紀にヨーロッパでつくられたものだが、それ以前には本種が栽培されていたという。
果実は小さいが、香りが強いのが特徴である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根茎は地面を這って横に広がる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径2センチくらいの白い花を数輪つける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の真ん中にある雄しべは、雌しべの集合体と同じくらいの長さである。
在来種の白花の蛇苺 (シロバナノヘビイチゴ) や蝦夷草苺(エゾクサイチゴ)は雄しべのほうが長いことが区別点となる。
結実時期も開花時期とほぼ重なる。
花の後にできる実はイチゴ状果(食べられる部分は花托の発達したもので、表面につく粒々がそれぞれ果実)で、赤く熟して食べられる。
葉は薬用ハーブティーとなる。
葉と茎には利尿・強壮作用がある。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の vesca は「食べられる」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
実の写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Fragaria vesca

★ワイルドな苺の味も悪くない
 食べてみてねと蝦夷蛇苺

エゾヘビイチゴ070630a-l.jpg

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ムニンオニヤブソテツ070623a-l.jpg無人鬼藪蘇鉄(ムニンオニヤブソテツ)はオシダ科ヤブソテツ属の多年草である。
小笠原諸島と九州の北西部に分布し、海岸に近い林の中に生える。
海外では台湾にも分布する。
ムニンは小笠原諸島に生育する植物に冠せられる名で、かつての小笠原諸島の呼称からきている。
草丈は80センチくらいである。
葉の質は厚く、艶がある。
羽片は卵形である。
属名の Cyrtomium はギリシャ語の「cyrtoma(曲がり)」からきている。羽片が鎌形に曲がることから名づけられた。
種小名の falcatum は「鎌状の」という意味である。
変種名の australe は「南方の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cyrtomium falcatum subsp. australe

★独特の進化を見せる小笠原
 シダの仲間も一味違い

ムニンオニヤブソテツ070623b-l.jpg

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ムシトリスミレ070720e-l.jpg虫取菫(ムシトリスミレ)はタヌキモ科ムシトリスミレ属の多年草である。
氷河時代の遺存植物である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、亜高山や高山の岩礫地や草地に生える。
海外では、周北極地方などに広く分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際からは数枚の長い楕円形の葉が生えて地面に広がる。
葉の縁は少し内側に巻き込んでいる。
葉の表面には腺毛が密生しており、粘液で小さな虫を捕らえて消化する。
開花時期は7月から8月である。
茎先に「菫」に似た紫色の花をつける。
花冠は5つに裂けて唇形となる。
花のつけ根の部分には真っ直ぐな距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
萼片は5枚である。
雄しべは2本である。
雌しべの花柱は短く、柱頭が広がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pinguicula はラテン語の「pinguis(やや脂肪性の)」からきている。葉の面の脂肪光沢が強いためと思われる。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
変種名の macroceras は「つのの大きな」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Pinguicula vulgaris var. macroceras

★気のせいかどこか不気味な花姿
 背を屈め咲く虫取菫

ムシトリスミレ070720d-l.jpg

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ミツバオウレン070728a-l.jpg三葉黄蓮(ミツバオウレン)はキンポウゲ科オウレン属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の中や湿地に生える。
海外では、北半球の寒帯や周北極地方に広く分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、長い柄がある。
小葉の形は倒卵形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の質はやや厚く、艶がある。
開花時期は6月から8月である。
細い茎先に花径7ミリから10ミリくらいの白い小さな花を上向きにつける。
花弁のように見えるのは萼片で、5枚ある。
花弁は花の真ん中にあって黄色く、蜜腺化している。
雄しべはたくさんあり、雌しべは数個ある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Coptis はギリシャ語の「coptein(切る)」からきている。分裂した葉を表すものと思われる。
種小名の trifolia は「三葉の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Coptis trifolia

★小さいが花の姿は妖精を
 思わすような三葉黄蓮

ミツバオウレン070728d-l.jpg

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アワモリショウマ070526a-l.jpg泡盛升麻(アワモリショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の谷川の岩場などに生える。
また、観賞用として栽培される。
草丈は40センチから60センチくらいである。
茎は直立し、硬い。
葉は2回から4回の3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
数回枝分かれをさせて、先に三つ葉をつける。
小葉の形は長い卵形で、縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は硬くて艶がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
それぞれの花は、花弁が5枚、萼片が5枚である。
雄しべは10本、雌しべは2本である。
白い小さな5弁花を泡を盛るように咲かせる。
和名の由来は、花の様子を泡にたとえたものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「升麻」というのは生薬名であるが、本種が薬草というわけではない。
キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)の根茎が生薬に用いられることから、よく似た穂状の花をつける植物にこの名が充てられている。
別名を泡盛草(アワモリソウ)ともいう。
属名の Astilbe の語源は「a(無い)+stilbe(艶)」である。インド種の葉が艶が少なかったことからきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Astilbe japonica

★せせらぎの音を静かに聞きながら
 泡盛草は小花を開き

アワモリショウマ070526e-l.jpg

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オオバタケシマラン070707a-l.jpg大葉竹縞蘭(オオバタケシマラン)はユリ科タケシマラン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低山から亜高山にかけて沢沿いや林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、アムール、カムチャツカ、シベリア、北アメリカなどにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は途中で2、3回枝分かれをし、葉の節ごとに曲がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には毛が生える。
葉には柄はなく、つけ根の部分は茎を抱く。
葉の表面は黄緑色で、裏面は白っぽい。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇から細い柄を出し、緑白色をした鐘形の花を下向きに1輪つける。
花の柄がねじれるのが本種の特徴である。
花被片は6枚で、外側に反り返る。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
属名の Streptopus はギリシャ語の「streptos(ねじれる)+ pous(足)」からきている。花の柄がねじれて葉の下に入ることから名づけられた。
種小名の amplexifolius は「茎を抱く葉のある」という意味である。
変種名の papillatus は「突起のある」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Streptopus amplexifolius var. papillatus

★あれこれは変な形の花だなと
 小さな姿に焦点絞り

オオバタケシマラン070707c-l.jpg

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ヤマルリトラノオ070630e-l.jpg山瑠璃虎の尾(ヤマルリトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて日本海側に分布し、山地から亜高山の草地に生える。
分類上は、九州に分布する筑紫虎の尾(ツクシトラノオ)の亜種であり、北海道から東北地方にかけて分布する蝦夷瑠璃虎の尾(エゾルリトラノオ)や南アルプスの北岳に生える北岳虎の尾(キタダケトラノオ)とは変種同士の関係になる。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎は直立し、先で枝分れをする。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、先は尖る。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡い青紫色(瑠璃色)の花が穂状にたくさんつく。
花冠は4つに裂け、2本の雄しべが花の外に突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の kiusianum は「九州の」という意味である。
亜種名の miyabei は北海道の植物研究者「宮部金吾さんの」という意味である。
変種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Pseudolysimachion kiusianum subsp. miyabei var. japonicum

★爽やかな七月の風に揺れて咲く
 色も鮮やか山瑠璃虎の尾

ヤマルリトラノオ070630d-l.jpg

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ミヤマハタザオ070813b-l.jpg深山旗竿(ミヤマハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけての砂礫地や岩場に生える。
中国地方の大山や四国の剣山にも生育する。
海外では、東アジア、北アジア、北アメリカなどにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は細く、つけ根のあたりからよく枝分かれをする。
根際から生える葉はへら状の幅広い卵形で、羽状に細かく裂ける。
茎につく葉は線形である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな十字状の花をつける。
花の後にできる実は細い円柱状の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、長さが3、4センチくらいある。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の lyrata は「竪琴状の」という意味である。
変種名の kamtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は8月に北アルプス乗鞍岳の畳平で撮った。
学名:Arabis lyrata var. kamtschatica

★風吹けど素知らぬ振りで受け流し
 ここが我が家と深山旗竿

ミヤマハタザオ070813a-l.jpg

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ミソハギ080712a-l.jpg禊萩の揺れてどなたのお帰りか

禊萩(ミソハギ)はミソハギ科ミソハギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、沼地や田の周辺など湿った場所に生える。
また、盆花(ボンバナ)の名で植えられている。
これは、旧盆のとき、お墓や仏壇に供えることからつけられた名である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は1メートルくらいである。
茎は直立をし、断面は四角形である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉のつけ根の部分はくさび形で、柄はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径15ミリくらいの紅紫色の花を穂状につける。
花弁は6枚で、皺がよっている。
雄しべは12本で、そのうちの6本が長い。
萼は筒状で先は6つに裂け、裂片の間には針状の付属片がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は「禊ぎ(みそぎ)+萩(ハギ)」である。
禊萩(みそぎはぎ)が略されて禊萩(ミソハギ)と呼ばれるようになった。
禊ぎ(みそぎ)というのは、水を注いで悪魔を払うことをいう。
別名を溝萩(ミゾハギ)ともいう。
俳句の季語は秋である。
属名の Lythrum はギリシャ語の「lythron(血) 」からきている。花の色を表したものである。
種小名の anceps は「茎に翼のある」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Lythrum anceps

★精霊を迎えるために静やかに
 茎を伝うや禊萩の花

 ミソハギ080712b-l.jpg

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アスチルベ

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アスチルベ060610a-l.jpgアスチルベはユキノシタ科チダケサシ属の総称である。
原種は日本、中国、アメリカなどにある。
それらが改良された園芸品種群をアスチルベと呼んでいる。
日本には、曙升麻(アケボノショウマ)、乳茸刺(チダケサシ)、赤升麻(アカショウマ)、泡盛升麻(アワモリショウマ)などが自生している。
細かな花が穂状に咲く多年草である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は2回から4回の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
茎先に細長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな花を密につける。
花の色は赤、赤紫、ピンク、白などである。
花弁は5枚である。
雄しべは10本あり、先が赤い。
雌しべの先は2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名 Astilbe spp.

★ふんわかと花の穂つけてアスチルベ
 パステルカラーが煌くように

アスチルベ060610c-l.jpg

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クサスギカズラ070701c-l.jpg草杉蔓(クサスギカズラ)はユリ科クサスギカズラ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
本州から沖縄にかけて分布し、海岸の崖地や砂地などに生える。
北海道では渡島地方に帰化している。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国にも分布する。
茎の下部は木質化し、上部は蔓状となって他の植物に絡まる。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉のように見えるのは葉状枝といわれる茎の変化したもので、非常に細かい線形である。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
葉状枝の脇に花径4、5ミリの淡い緑白色をした花をつける。
花冠は漏斗形である。
花の柄の真ん中に関節がある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと白くなる。
根茎は生薬で天門冬(てんもんどう)といい、滋養、強壮、止瀉、鎮咳などの薬効がある。
和名の由来は、葉が「杉」に似て蔓性であることからきている。
アスパラガスと同じ仲間である。
属名の Asparagus はギリシャ語の「a(強勢語)+sparasso(引き裂く)」からきている。はなはだしく裂けるという意味で、葉の状態を表している。
種小名の cochinchinensis は「コーチシナ(ベトナム南部)の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Asparagus cochinchinensis

★うっそうと茂るがごとく葉っぱつけ
 花は小さな草杉蔓

クサスギカズラ070701d-l.jpg

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ラムズイヤー

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ラムズイヤー070630c-l.jpgラムズイヤー(lamb's ear)はシソ科イヌゴマ属の多年草である。
原産地はトルコからアジアの南西部にかけてである。
和名は綿草石蚕(ワタチョロギ)という。
草丈は30センチから80センチくらいである。
株は横に広がる性質がある。
葉も茎も白い毛に覆われている。
葉は幅の狭い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚い。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の唇形をした小さな花を咲かせる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Stachys はギリシャ語の「stachyus(穂)」からきている。花序の様子を表したものである。
種小名の byzantina は「ビザンチンの」のという意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Stachys byzantina

★柔らかな綿にくるまれすやすやと
 眠るがごとしラムズイヤーは

ラムズイヤー070630d-l.jpg

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アエスクルス・パルウィフロラ080705a-l.jpgアエスクルス・パルビフロラはトチノキ科トチノキ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカの東南部である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は小葉5枚から7枚からなる手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、乳白色をした小さな筒状花をたくさんつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の parviflora は「小さな花の」という意味である。
写真は7月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aesculus parviflora

★ハチドリを招きよせるか香を放つ
 パルビフロラは乱れ咲きして

アエスクルス・パルウィフロラ080705b-l.jpg

アエスクルス・パルビフロラ080927a-l.jpg

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ヤナギハッカ090712a-l.jpg柳薄荷(ヤナギハッカ)はシソ科ヤナギハッカ属の多年草である。
1属1種である。
南ヨーロッパから西アジアにかけて分布する。
和名の由来は、柳(ヤナギ)のような葉の形をしていて、薄荷(ハッカ)のような香りがするというところからきている。
英名ではヒソップ(hyssop)と呼ばれる。
葉はハーブティーや料理の香りつけとして利用され、花はポプリにも用い、観賞用に植栽もされる。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は長さ2センチから4センチくらいの線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をたくさんつける。
花の色は、ライトブルー、白、ピンクなどのものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Hyssopus はギリシャ語の「hussopos(聖なる草)」からきている。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名: Hyssopus officinalis

★爽やかな香りにつられ近づけば
 ブルーの花は姿優しく

ヤナギハッカ090712b-l.jpg

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ヤエヤマアオキ080727a-l.jpg八重山青木(ヤエヤマアオキ)はアカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑小高木である。
日本では小笠原諸島と沖縄県に分布し、海岸近くの林の中に生える。
海外では、台湾、中国、東南アジア、インド、ポリネシア、オーストラリアなどに広く分布する。
実が中空で海水に浮かぶため、海流散布されるためである。
沖縄諸島が分布の北限である。
樹高は3メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
開花時期は7月くらいである。
たくさんの蕾が集まって塊りになり、つけ根から順に開花する。
花は長さ1センチくらいの漏斗状で、先が5つから7つに裂ける。
それぞれの花に小さな実ができて集合果となる。
実は緑から黄色へと熟し、白っぽくなる。
果肉は臭気があるが、薬用として注目されている。
アメリカではノニジュース(noni juice)の名でサプリメントとして売られている。
ノニ(noni)は太平洋諸島における現地名である。
根は赤の染料、樹皮は黄色の染料として利用され、琉球王国の貴重な交易品とされた。
属名の Morinda はラテン語の「morus(クワ)+indus(インド)」からきている。実の形と産地を表している。
種小名の citrifolia には「レモンのような葉の」という意味である。
花の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は11月に沖縄の東南植物楽園で撮った。
学名:Morinda citrifolia

★数々の歴史を秘めて今一度
 光を浴びる八重山青木

ヤエヤマアオキ061125b-l.jpg

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タマアジサイ080813a-l.jpg玉紫陽花(タマアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
福島県以南から中部地方にかけて分布し、山地の谷間や沢筋などに生える。
和名の由来は、開花前の蕾が球形をしていることからきている。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
両端が尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に毛が生え、ざらついている。
開花時期は8月から10月である。
真ん中に淡い紫色の両性花を密生させ、周囲に少数の白い装飾花がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の involucrata は「総苞のある」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Hydrangea involucrata

★ふんわりと薄紫の花咲かせ
 白い飾りを回りにつけて

タマアジサイ080813c-l.jpg

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エゾオオバコ070602a-l.jpg蝦夷大葉子(エゾオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
北方領土を含む北海道の全土と本州から九州の北部にかけて日本海側に分布し、海岸の砂地や低草地などに生える。
海外では、朝鮮半島やサハリン、カムチャツカなどにも分布する。
和名の由来は、北海道で多く見られることからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は細長い楕円形ないし幅の広い卵形で、先が尖る。
葉にも茎にも白い軟毛が密生している。
花茎は斜上するものが多い。
開花時期は5月から7月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の camtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
上の写真は6月に富山県の氷見海浜植物園で撮った。
下の写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Plantago camtschatica

★背は低く柔らかな毛にくるまれて
 蝦夷大葉子は海が大好き

エゾオオバコ060902a-l.jpg

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ヘラオオバコ100502a-l.jpg箆大葉子(ヘラオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
ヨーロッパ原産の帰化植物である。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
現在では、北海道から沖縄にかけて帰化し、川原や草地に普通に生える。
草丈は40センチくらいである。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、長さ20センチほどあり、直立ないし斜上する。
この葉を箆(へら)にたとえたのが名の由来である。
開花時期は6月から9月である。
茎先に円柱形の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、濁った白い花をつける。
まわりを土星の環のように取り囲んでるのは雄しべである。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の lanceolata は「披針形の」という意味である。
写真は5月に春日部市で撮った。
学名:Plantago lanceolata

★よく見れば面白いけどすぐ踏まれ
 箆大葉子は因果な思い

ヘラオオバコ100502c-l.jpg

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アメリカオオバコ110628a-l.jpgアメリカ大葉子(アメリカオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の中央部から東部にかけて分布し、海岸や草地に生える。
日本では本州の関東地方から沖縄にかけて帰化している。
草丈は15センチから40センチくらいである。
花茎には白い柔らかな毛が生える。
根際から生える葉は線形である。
葉の先は細く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂け、横に開く。
花にはそれぞれ1枚の苞葉がある。
苞葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、下部につくものほど長い。
雄しべは4本である。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の aristata は「芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Plantago aristata

★葉を見てもこれ大葉子とは分からない
 不思議な姿に驚きながら

アメリカオオバコ110628b-l.jpg

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トウオオバコ090726c-l.jpg唐大葉子(トウオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、海岸の草地や礫地に生える。
「唐」の名がつくが中国から渡ってきたわけではない。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
葉はやや厚くて艶があり、斜めに立ち上がる傾向がある。
開花時期は7月から8月くらいである。
花茎に長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
果期は8月から10月くらいである。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
濃い褐色の種子をつける。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Plantago japonica

★唐の名がどんな理由でついたのか
 謎とされてる唐大葉子は

トウオオバコ090726a-l.jpg

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ヤツマタオオバコ090712b-l.jpg八つ又大葉子(ヤツマタオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
分類上は唐大葉子(トウオオバコ)の品種の1つとされている。
本種の分布ははっきりしないが、基本種は本州から九州にかけて分布する。
特徴は花茎が枝分かれをすることである。
花茎のない時期には区別ができない。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
つけ根の部分はだんだん狭くなって柄に移行する。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先で穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を枝分かれさせ、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
種小名の polystachya は「穂をたくさんつける」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Plantago japonica f. polystachya

★すっきりと咲いているではないけれど
 人目をひくね八つ又大葉子

ヤツマタオオバコ090712c-l.jpg

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メランポジウム・ミリオンゴールド080927a-l.jpgメランポジウムはキク科メランポジウム属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地はアメリカ合衆国の南部やメキシコである。
草丈は30センチから70センチくらいである。
株は枝分かれをしながら次第に大きくなる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
長期間に渡って花径3センチくらいの鮮やかな黄色い花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
夏花壇の定番であり、プランター植えにも適する。
属名の Melampodium はギリシャ語の「melas(黒い)+ podius(足)」からきている。茎が黒いことから名づけられた。
種小名の paludosum は「沼地に生える」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
ミリオンゴールドという園芸品種である。
学名:Melampodium paludosum

★春に蒔き暑さの中に花開く
 元気印のメランポジュウム

メランポジウム・ミリオンゴールド080927b-l.jpg

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ハイドランジア・ビロサ090614a-l.jpg

ヒドランゲア・ビロサはユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。

ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。(紫陽花図鑑参照)
属名の読み方は英語風にハイドランジアとするものもある。
本種の原産地は中国である。
中国名は柔毛繍毬という。
甘肅、陝西、江蘇、湖北、湖南、広西、貴州、四川、雲南に分布し、標高700メートルから2600メートルの谷間などに生える。
日本に自生する玉紫陽花(タマアジサイ)に近い仲間である。
蕾に三角形の小さな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がたくさんある。
かつては独立種とされていたが、Catalogue of Life を見ると、現在はヒマラヤ玉紫陽花(ヒマラヤタマアジサイ:Hydrangea aspera subsp. aspera)のシノニムという扱いになっている。
ヒマラヤ玉紫陽花(ヒマラヤタマアジサイ)の中のグループ(Villosa Group)として扱う文献もある。
ちなみに、ヒマラヤ玉紫陽花(ヒマラヤタマアジサイ)は中国のほか台湾、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、インド、ネパールなどに分布する。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶はなく、褐色の長い毛が生える。
開花時期は6月から9月くらいである。
花序の中央部は両性花で、花径1センチにも満たない青白い五弁花が集まる。
周囲には淡い紅色を帯びた4枚の白い装飾花がつく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名と亜種名の aspera は「手触りがざらざらした」という意味である。
園芸品種名の Villosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hydrangea aspera subsp. aspera 'Villosa Group'(syn. Hydrangea villosa)

★花開く姿はそのまま額紫陽花
 違いはどこと目を皿にして

ハイドランジア・ビロサ090614c-l.jpg

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2016/06/10改訂

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ルリフタモジ110628b-l.jpg瑠璃二文字(ルリフタモジ)はユリ科ツルバギア属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は南アフリカである。
学名からきたツルバキアないしツルバギア・ビオラケ(セ)アの名でも流通している。
学名をそのまま読めばツルバギアだが、流通上はツルバキアとされる傾向がある。
英名はソサエティー・ガーリック(society garlic)という。
和名の「二文字」というのは、韮(ニラ)の別名である。
日本書紀では、ネギを「岐(き)」と一文字で書くのでヒトモジ、ニラは「爾良(にら)」と二文字で書くことからフタモジの別名があるとされる。
「瑠璃」は濃い青紫色のことだが、実際には紅紫色の花が咲く。
学名の菫色も瑠璃色に近いが、ウエブカラーのviolet(#EE82EE)はこの花の色に近いかもしれない。
逸出したものが沖縄などで帰化している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
茎や葉は折ると大蒜(ニンニク)の臭いがする。
開花時期は5月から11月くらいである。
暖地では周年開花をする。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色をした筒形の花を10輪くらいつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulbaghia は18世紀のオランダの喜望峰総督「ツルバグ(R. Tulbagh)さん」の名からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Tulbaghia violacea

★二文字を引き摺り出して名づけたる
 その博識は後に残るや

ルリフタモジ110628a-l.jpg

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ヒナマツヨイグサ110628a-l.jpg雛待宵草(ヒナマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東北部である。
日本では1949年に群馬県の神津牧場で帰化が確認された。
北海道や本州で、道端や空き地などにやや稀に生える。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は開花前には先が垂れ下がる。
葉はへら形ないし倒披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には白い毛が生える。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎の上部の葉の脇に花径1センチから2センチの黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実は棍棒状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の perennis は「多年生の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Oenothera perennis

★雛の字がぴったりとした花咲かせ
 陽射しも何のと輝く命

ヒナマツヨイグサ110628b-l.jpg

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ヒロハハナカンザシ060311a-l.jpg広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)はキク科ハナカンザシ属の一年草である。
原産地はオーストラリアである。
旧属名からローダンセの名でも流通している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は幅の広い卵形である。
開花時期は4月から7月である。
茎先にかさかさした花を横向きにつける。
花径は3、4センチである。
舌状花はなく、真ん中に黄色い筒状花だけがある。
周りにあるかさかさした花びらのように見えるのは総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
総苞片の色は鮮やかなピンクが基本だが、赤や白のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ドライフラワーとしても人気がある。
属名の Helipterum はギリシャ語の「helios(太陽)+ pteron(翼)」からきている。
種小名の manglesii は19世紀の園芸療法家「マングルス(J. Mangles)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Helipterum manglesii

★かさかさと乾いた花のローダンセ
 乾いた気候やっぱり好きと

ヒロハハナカンザシ060311b-l.jpg

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レモンバーム

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レモンバーム060729b-l.jpgレモンバーム(lemon balm)はシソ科セイヨウヤマハッカ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方や中央アジアである。
葉にはレモンに似た強い香りがあり、ハーブティーやアロマテラピーに利用される。
和名を西洋山薄荷(セイヨウヤマハッカ)という。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は長さ8センチくらいの幅広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
花は1センチくらいの白い円筒形であまり目立たないが、蜜が豊富である。
そのため地中海沿岸地方では蜜源植物として栽培され、2000年の歴史があるという。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Melissa はギリシャ語の「melissa(蜜蜂)」からきている。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Melissa officinalis

★味もいい香りも人に負けないよ
 レモンバームは自信に満ちて

レモンバーム060729a-l.jpg

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ミナヅキ090830a-l.jpg水無月(ミナヅキ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
糊空木(ノリウツギ)の園芸品種で、花が全部装飾花になっている。
両者の関係は、両性花と装飾花からなる額紫陽花(ガクアジサイ)と装飾花のみの紫陽花(アジサイ)との関係に似ている。
日本原産で、古くから栽培されている。
和名の由来は、旧暦の6月(水無月)ころに咲くことからきている。
園芸名をピラミッド紫陽花(ピラミッドアジサイ)という。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
花の色は淡いクリーム色である。
結実はしない。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
品種名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Hydrangea paniculata f. grandiflora

★美しく咲くが定めと水無月は
 重なるように花びらつけて

ミナヅキ090830b-l.jpg

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アメリカホドイモ090704a-l.jpgアメリカ塊芋(アメリカホドイモ)はマメ科ホドイモ属の蔓性多年草である。
属名のアピオスの名でも知られる。
原産地は北アメリカである。
地中に数珠状にできる塊茎をネイティブアメリカンは食用とした。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
草丈は3メートルくらいまで伸びる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の数は5枚から7枚である。
小葉の形は卵形である。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇に紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
日本にも近縁種の塊芋(ホドイモ)が自生する。
属名の Apios はギリシャ語の「apios(梨)」からきている。洋梨状をした塊根の形から名づけられた。
種小名の americana は「アメリカの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Apios americana

★蝶形の花のかたまりぽつぽつと
 咲かせ静かにアメリカ塊芋

アメリカホドイモ090704b-l.jpg

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アサリナ090704a-l.jpgアサリナ・バルクライアナはゴマノハグサ科アサリナ属(キリカズラ属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地はメキシコである。
和名は蔦葉桐葛(ツタバキリカズラ)という。
蔓性で、長さは3メートルくらいまで伸びる。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
花は葉の脇につき、花径4センチくらいの釣鐘形である。
花冠は唇形で、上の唇は2つに中裂し、下の唇は3つに裂ける。
花の色は白、桃色、青、紫色などである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Asarina はスペイン語の「asarum(キンギョソウの仲間)」からきている。似ていることから名づけられた。
種小名の barclaiana は「バークレー(R. Barclay)さんの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Asarina barclaiana

★アサリナはもっと細かく分かれるが
 まずは出逢いと花を楽しみ

アサリナ090704b-l.jpg

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クダモノトケイソウ090627a-l.jpg果物時計草(クダモノトケイソウ)はトケイソウ科トケイソウ属の常緑蔓性低木である。
英名はパッションフルーツ(Passion fruit)である。
トケイソウ属は熱帯・亜熱帯地方を中心に500種くらいが分布している。
本種の原産地は南アメリカで、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチンなどである。
現在では世界の熱帯・亜熱帯地域の各地で産業的に栽培が行われている。
日本へは明治時代の中期に渡来したが、本格的な栽培には至らなかった。
戦後になって、愛媛県、鹿児島県、種子島などで栽培が行われ、今では小笠原や沖縄はもとより東北地方でも栽培されているという。
丈は2メートルから4メートルくらいになる。
新しい茎は柔らかく角張っている。
古いものは丸みを帯びて木質化し、巻き髭が出る。
葉は幅の広い卵形で、長さは10センチから20センチくらいある。
葉の柄のつけ根の部分には1対の突起がある。
開花時期は6月から8月である。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花弁と萼片が5枚ずつ交互に並び、花びらが10枚あるように見える。
花の真ん中から髭状の副花冠が垂れ下がる。
副花冠の色はつけ根の部分が赤く、先は白い。
花の後にできる実は直径が5センチから10センチくらいの卵円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
ジャムやジュースに加工して利用される。
おな、英名のパッション(Passion)は「情熱」ではなく「受難」を意味する。
花の姿を「キリストの受難」に見立てた。
日本では同じものを「時計」に見立てたのである。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の edulis は「食用の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
実の写真は8月につくば植物園で撮った。
3枚目は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Passiflora edulis

★名前だけ知っていたけどこれが実か
 花はどんなと興味津々

クダモノトケイソウ090823a-l.jpg

クダモノトケイソウ070430a-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

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