2011年5月アーカイブ

シュンジュギク070429a-l.jpg春寿菊(シュンジュギク)はキク科ミヤマヨメナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から西と四国に分布し、山地の林の中や谷筋などに生える。
主に蛇紋岩地帯に生え、基準標本産地は三重県の朝熊山とされている。
分類上は、深山嫁菜(ミヤマヨメナ)の亜種とされている。
草丈は10センチから25センチくらいである。
基本種に比べて草丈が低いが、場所によっては大型で違いは連続的である。
根際から生える葉には長い柄があり、楕円形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや硬く、表面は濃い緑色である。
葉の表面と裏面には疎らに短い毛が生える。
茎につく葉は小さくて目立たない。
開花時期は5月から7月である。
茎先に1輪ないし数輪の白い花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいである。
舌状花の色は淡い紫色や紅紫色のものもある。
花の真ん中には黄色い筒状花がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Miyamayomena は日本語の「ミヤマヨメナ」からきている。
種小名の savatieri はフランスの医師で日本植物の採集家「サバチェ(P. Savatier)さんの」という意味である。
亜種名の pygmaeus は「ごく小さい」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Miyamayomena savatieri subsp. pygmaeus

★背は低く白い花びらすっきりと
 開く姿は気品を備え

シュンジュギク070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

キツネノボタン060504a-l.jpg狐の牡丹(キツネノボタン)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や野原などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は中空である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
根際から生えるはには長い柄がある。
小葉は2つか3つに裂け、不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月くらいである。
茎先のあたりに出た柄に、花径1センチくらいの小さな黄色い花をつける。
花弁は5枚で、後ろに萼がある。
花の咲いた後に、淡い緑色をした金平糖のようなそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)の集合果を結ぶ。
和名の由来は、狐が住みそうな野に生え、葉が牡丹に似ていることからきている。
全草に毒があり、食べると腹痛、吐き気、下痢などの症状が現れるので注意が必要である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の silerifolius は「(セリ科の)ムカゴニンジン属(Sium=Siler)に似た葉の」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
学名:Ranunculus silerifolius

★道端に金平糖がきらきらと
 毒に用心狐の牡丹

キツネノボタン060504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヘリオトロープ090704a-l.jpg

ヘリオトロープはムラサキ科キダチルリソウ属(ヘリオトロピウム属)の常緑小低木である。
ヘリオトロピウム属は中南アメリカなどに250種から300種くらいが分布する。
本種が代表種で和名を木立瑠璃草(キダチルリソウ)といい、属名の和名もキダチルリソウ属という。
本種の原産地はペルー、チリ、エクアドルなどである。
和名の由来は瑠璃草(ルリソウ)に似て木本であることからきている。
別名を匂い紫(ニオイムラサキ)という。
ヘリオトロープ(heliotrope)は英名で、園芸的にはこの名で流通している。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
本来は小低木だが、若い幹は草本性なので多年草的な扱いをされる。
庭植え、鉢植え、切り花とされるほか香水原料ともされてきた。
夏目漱石の「三四郎」の中にもヘリオトロープの香水が出てくるが、日本に初めて輸入された香水だという。
花は石鹸などの香りづけに、抽出した精油は香水に利用されてきた。
ただし、現在は合成香料が用いられている。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から9月くらいである。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、濃い紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて開く。
花径は4ミリから7ミリくらいで、甘い香りがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花はポプリやドライフラワーとしても利用される。
花言葉は「献身」である。
6月25日の誕生花である。
属名の Heliotropium はギリシャ語の「helios(太陽)+ tropein(回転)」からきている。花が太陽の方向へ回転すると信じられていた。
種小名の arborescens は「樹木のような」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Heliotropium arborescens(syn. Heliotropium peruvianum)

★爽やかな香り溢れる花の精
 ヘリオトープはこんもり咲いて
☆誘惑の甘い香りはやわらかく
 心掴みてヘリオトロープ

ヘリオトロープ090704b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/25 改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハナイカダ100501b-l.jpg花筏(ハナイカダ)はミズキ科ハナイカダ属の落葉低木である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、やや湿り気のある林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長さ6センチから12センチくらいの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の表面の中央に淡い緑色をした3、4弁の小さな花をつける。
雌雄異株である。
雄株では葉の上に数個の雄花が集まってつく。
雄しべは3、4本ある。
雌株には雌花が通常は1個、稀に2、3個つく。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花の後にできる実は直径7ミリから9ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で黒く熟し、甘味がある。
和名の由来は、葉の上に載った花や実を筏に乗った人に見立てたものである。
若い芽は食用になる。
また、葉や果実つきの葉は生薬名を青莢葉(せいきょうよう)といい、下痢止めの薬効がある。
ママッコ、嫁の涙(ヨメノナミダ)などの別名がある。
属名の Helwingia はドイツの牧師「ヘルウィング(G. A. Helwing)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Helwingia japonica

★葉の上に鎮座まします花筏
 どうなってるのと首をかしげて

ハナイカダ100501a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ジョウリョクヤマボウシ080601a-l.jpg常緑山法師(ジョウリョクヤマボウシ)はミズキ科ヤマボウシ属の常緑高木である。
分類の仕方によってはミズキ属(Cornus)とされる。
原産地は中国の南部である。
高木であるが、渡来したものは育っても5メートルくらいである。
幹は直立ないし斜上する。
葉は楕円形で、枝先に向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄白色の花をつける。
花弁のように見えるのは総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)で4枚ある。
真ん中につく花序は直径1センチくらいで、緑黄色の小さな花を密集する。
花の後にできる実は球形の集合果で、黄色く熟する。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(G. Bentham)さん」の名からきている。
種小名の hongkongensis は「ホンコンの」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Benthamidia hongkongensis(=Cornus hongkongensis)

★一目見てこれはなるほど山法師
 紛らわしいが異なる素性

ジョウリョクヤマボウシ080601c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

メラレウカ・チミフォリア080524a-l.jpgメラレウカ・ティミフォリアはフトモモ科メラレウカ属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアの南東部である。
ニューサウスウェールズ州と南クイーンズランド州に分布する。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長さ1センチくらいの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉にはよい香りがある。
開花時期は春から夏にかけてである。
枝先に雄しべの目立つレースのような藤色の花をつける。
花の色はピンクや白のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Melaleuca はギリシャ語の「melas(黒)+leucos(白)」からきている。幹の色と枝の色の濃淡を表現している。
種小名の thymifolia は「(シソ科の)イブキジャコウソウ属(Thymus)のような葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Melaleuca thymifolia

★この花も個性に満ちた姿だな
 オーストラリアは不思議大陸

メラレウカ・チミフォリア080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

モモイロタンポポ060506a-l.jpg桃色蒲公英(モモイロタンポポ)はキク科フタマタタンポポ属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
多年草の蒲公英(タンポポ)とは属も異なる花なのだが、ネーミングがよかったのか人気が出ているという。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で深く切れ込み、ロゼット状となる。
開花時期は4月から7月である。
茎先に蒲公英(タンポポ)によく似たピンクの花(頭花)をつける。
白色の変種もある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
千本蒲公英(センボンタンポポ)の別名がある。
属名の Crepis はギリシャ語の「crepis(長靴)」からきている。
種小名の rubra は「赤色の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Crepis rubra

★桃色の吐息漏らすや蒲公英の
 名で愛されて花壇を埋めて

モモイロタンポポ060506b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハナカンザシ090201b-l.jpg花簪(ハナカンザシ)はキク科ハナカンザシ属の一年草である。
分類の仕方によってはアクロクリニウム属(Acroclinium)とされる。
原産地はオーストラリアである。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は軟らかく、色は緑白色で毛が生える。
開花時期は2月から6月である。
花茎をたくさん出し、先に花径5センチくらいの花を1輪ずつつける。
花はかさかさした質感で艶がある。
色は白、濃い桃色、淡い桃色などで、いわゆる花弁はない。
黄色い筒状花を白いかさかさした総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)が取り囲む。
夜になると花は閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鉢、プランター、花壇などで育てられており、ドライフラワーにもなる。
属名の Helipterum はギリシャ語の「helios(太陽)+ pteron(翼)」からきている。
種小名の roseum は「バラ色の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Helipterum roseum

★陽射し浴び背筋伸ばしてすらり咲く
 花簪は貴婦人の色
☆そのままに優しい色で咲き続け
 花簪はあなたのために

ハナカンザシ090201a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

セリンセ

| トラックバック(0)

セリンセ060506b-l.jpgセリンセ(ケリンテ)はムラサキ科キバナルリソウ属の一年草である。
和名は黄花瑠璃草(キバナルリソウ)という。
原産地は地中海沿岸地方である。
ヨーロッパではポピュラーな植物だが、日本で流通するようになってからはまだ日が浅い。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
シルバーがかった青緑色で美しい。
開花時期は4月から5月である。
和名の通り基本種は黄色い釣鐘形の花を咲かせる。
日本で主に流通しているものは、プルプラスケンス(Purpurascens)という園芸品種である。
この紫色をした花も、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)に覆われて見えないが花の根元は黄色い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Cerinthe はギリシャ語の「ceros(ワックス)+anthos(花)」からきている。ミツバチが巣づくりのワックスを採るため訪れるということから名づけられた。
種小名の major は「巨大な」という意味である。
品種名の Purpurascens は「やや紫色がかった」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cerinthe major 'Purpurascens'

★紫のシャンデリアを思わせる
 セリンセの花庭に似合って

セリンセ060506a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アーリーセンセーション080601c-l.jpg紫陽花(アジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本原産の額紫陽花(ガクアジサイ)の改良品種の総称である。
アーリーセンセーション(Early Sensation)もそんな園芸品種の1つである。
特徴は開花時期が比較的早く、また花の色の変化を楽しめることである。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は艶のある淡い緑色で、葉脈がはっきりしている。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月である。
梅雨の時期と重なる。
一般に花と言われている部分は装飾花で、花びらのように見えるのは萼である。
花の色はピンクから紫色へと変化する。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
品種名の normalis は「通常の」という意味である。
品種名の Early Sensation は「早い感動」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Hydrangea macrophylla f. normalis 'Early Sensation'

★早々と梅雨の走りに花開き
 濡れて見せよう自在の変化

アーリーセンセーション080601a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アメリカムラサキシキブ・プロフュージョン080601a-l.jpgカリカルパ・プロフュージョンはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
園芸品種で、流通名をアメリカ紫式部(アメリカムラサキシキブ)という。
原種のカリカルパ・ボディニエリ(Callicarpa bodinieri)は中国原産で、江蘇省から雲南省にかけて分布する。
「アメリカ」の名前で流通しているのは、その園芸品種が欧米の庭園で普通に植えられているからである。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
枝には星状毛(放射状に伸びる毛)が生える。
開花時期は6月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、桃色の小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに裂ける。
雄しべ4本と雌しべ1本が花冠から飛び出る。
花序の様子は日本に自生する紫式部(ムラサキシキブ)よりもいかつい。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫色に熟する。
属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。
種小名の bodinieri はフランス人の宣教師「ボディニエ(E. Bodinier)さんの」という意味である。
品種名の Profusion は「豊富」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Callicarpa bodinieri 'Profusion'

★アメリカに紫式部があったかと
 驚きながら花に見入って

アメリカムラサキシキブ・プロフュージョン080601c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤグルマギク080505a-l.jpg澄み渡る矢車菊の青に酔い

矢車菊(ヤグルマギク)はキク科ヤグルマギク属の越年草である。
原産地はヨーロッパの南部である。
元々は小麦畑の雑草であったものが品種改良をされた。
ドイツでは国花になっている。
日本へは明治時代の前期に渡来した。
流通上は矢車草(ヤグルマソウ)とも呼ばれるが、ユキノシタ科に同名の植物があるので混同しやすい。
英名はコーンフラワー(corn flower)という。
これは種子が穀物に混入して外国に運ばれることからきている。
和名の由来は、花の形が鯉のぼりの矢車に似ているところからきている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は互い違いに生える(互生)。
茎の下のほうにつく葉は幅の広い倒卵形で、羽状に裂ける。
茎の上のほうにつく葉は線状の披針形である。
開花時期は4月から6月である。
花の色は淡い藍色である。
園芸品種には、白、紫色、桃色、黄色などのものがある。
キク科特有の頭状花だが、舌状花はなく筒状花のみからなる。
周りにつく筒状花は舌状花に似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Centaurea はギリシャ神話に登場する「ケンタウルス(Centaurus)」に由来する植物名(centaurie)からきているとされる。
種小名の cyanus は「浅葱色(あさぎいろ:淡い藍色)の」という意味である。
写真は5月に埼玉県の川口市安行で撮った。
学名:Centaurea cyanus

★名前だけ知ってはいたがこの花か
 矢車菊の色澄み渡り
☆瑠璃色の花の冠愛らしく
 矢車菊の妖精に会い

ヤグルマギク080505c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アズマシャクナゲ060701a-l.jpg東石楠花(アズマシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
日本固有種である。
宮城県南部から中部地方にかけて分布し、山地から亜高山にかけての林の中に生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝は斜上して横に広がる。
葉は互い違いに生え(互生)、枝先に集まってつく。
革質で厚く、長さ8センチから15センチくらいの長い楕円形である。
葉の縁は裏にやや反り返る。
表面は艶があり、裏面には灰褐色の軟毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花径4、5センチの漏斗状の花をたくさんつける。
花の色は蕾の時は赤く開くと淡い紅色になるのが普通だが、濃い紅色や白のものもある。
花冠は先で5つに裂けている。
花の中には雄しべが10本、雌しべが1本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の metternichii は植物採集家「メッテルニッヒさんの」という意味である。
変種名の pentamerum は「5つの」という意味である。花冠が5裂することから。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Rhododendron metternichii var. pentamerum

★ぐるりんと四方八方見渡して
 雨に濡れ咲く東石楠花

アズマシャクナゲ060701b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

プルモナリア'カリビアンナイト'070324a-l.jpgプルモナリア・カリビアンナイトはムラサキ科プルモナリア属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は濃い緑色で、銀色の斑が入る。
開花時期は3月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い瑠璃色の花をいくつかつける。
花冠は深く5つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Pulmonaria はラテン語の「pulmo(肺)」からきている。この属の植物が肺疾患に効くと信じられたことから名づけられた。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pulmonaria 'Caribbean Night'

★鮮やかな色も目立つが葉も目立つ
 洒落た名をもつカリビアンナイト

プルモナリア'カリビアンナイト'070324b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ロサ・カニナ

| トラックバック(0)

ロサ・カニナ080524d-l.jpgロサ・カニナはバラ科バラ属の落葉低木である。
ヨーロッパから西アジアにかけて分布し、普通に生える。
また、ローズヒップを生産するために栽培される。
イギリスで野薔薇といえばこの花を指すという。
英名はドッグローズ(dog rose)である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
弓なりに広がる枝には棘がある。
開花時期は5月から6月である。
花径は4センチくらいで、一重咲きである。
花の色は白ないしピンクである。
結実期は9月から10月である。
赤く熟した偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)にはビタミンCが多く含まれる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の canina は「犬の、ごく普通の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa canina

★さり気なきドッグローズの花姿
 野にあるがよし薔薇と言えども

ロサ・カニナ080524b-l.jpg

ロサ・カニナ080524e-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤナギトラノオ080524a-l.jpg柳虎の尾(ヤナギトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはヤブコウジ科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地や山地の湿地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
和名の由来は、葉を「柳」にたとえ、花序の様子を「虎の尾」にたとえたものだが、本種の花序はそれほど長くはない。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花を密につける。
花冠は長さ5ミリくらいで、6つに深く裂ける。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の thyrsiflora は「多くの枝に花をつける」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia thyrsiflora

★咲く姿見つけられずに見過ごせば
 妻がしっかりフォローをして

ヤナギトラノオ080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

リクニス・ユンナエンシス070430b-l.jpgリクニス・ユンナエンシスはナデシコ科センノウ属の越年草である。
原産地は中国の雲南省である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、濃い桃色の花をつける。
花弁は5枚で、おのおのが細かく裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Lychnis yunnanensis

★センノウもいろんなタイプあるんだね
 撫子みたいなユンナエンシス

リクニス・ユンナエンシス070430c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ラショウモンカズラ060422b-l.jpg羅生門葛(ラショウモンカズラ)はシソ科ラショウモンカズラ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁、山道の道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
蔓性で地面を這って伸びる。
茎の断面は四角形である。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄があり、つけ根の部分は心形である。
茎の上部では葉は小さくなる。
開花時期は4月から5月である。
上部の葉の脇に2、3個の花を横向きにつける。
4、5センチくらいある唇形の花で、紫色をしている。
下唇が発達していて、濃い紫色の斑が入り、白くて長い毛が生えている。
花は一方向を向いていて、段々に咲く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、大きくふっくらとした花の感じを、羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てたものである。
属名の Meehania はアメリカの植物学者「ミーハン(T. Meehan)さん」の名からきている。
種小名の urticifolia は「イラクサ属(Urtica)のような葉の」という意味である。
写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Meehania urticifolia

★ふっくらしオドロオドロの花模様
 二本の腕に誰が見立てし
☆そのような名で呼ばれても振り向かぬ
 けれど雰囲気十分在りて

ラショウモンカズラ060422c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アオハダ070603a-l.jpg青膚(アオハダ)はモチノキ科モチノキ属の落葉高木である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は8メートルから12メートルくらいである。
樹皮は灰白色で皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)がある。
樹皮を剥がすとその内側が緑色をしており、和名の由来となっている。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は枝先に集まってつく。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
両面に毛が生えている。
葉の縁には、低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
枝先に花径4ミリくらいの緑白色の花をつける。
雄花はたくさんつき、雌花は数個つく。
花弁は4、5枚である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に赤く熟する。
材は玩具、寄木細工、小細工などに用いられる。
東北地方ではこけしの材料とされる。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の macropoda は「太い軸の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ilex macropoda

★枝々を降り積むように飾り立て
 青膚の花見事に咲いて

アオハダ070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シナワスレナグサ090904a-l.jpg支那勿忘草(シナワスレナグサ)はムラサキ科オオルリソウ属の多年草である。
別名を細葉瑠璃草(ホソバルリソウ)という。
原産地は中国西南部の雲南省やチベット、ブータンなどである。
標高1900メートルから3500メートルくらいの草地や林の中に生える。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
草丈は40センチから50センチくらいである。
根際から生える葉はへら形である。
茎につく葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から9月である。
立ち上がった茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、勿忘草(ワスレナグサ)に似た青い小さな花をたくさんつける。
花冠は同様に5つに深く裂けるが、花の真ん中は勿忘草(ワスレナグサ)のように黄色くはない。
園芸品種も多く、花の色には白やピンク、紫色などのものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
種子は毛があって、衣服に付着する。
漢名は「倒提壷」という。
属名からきたシノグロッサムの名でも流通している。
属名の Cynoglossum はギリシャ語の「cyno(犬)+glossa(舌)」からきている。この属の1種の葉の形から名づけられた。
種小名の amabile は「愛らしい」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Cynoglossum amabile

★爽やかなブルーの花をが溢れ咲く
 シノグロッサムで水色気分

シナワスレナグサ090904b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

マメグンバイナズナ080524b-l.jpg豆軍配薺(マメグンバイナズナ)はアブラナ科マメグンバイナズナ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
日本各地に帰化しており、道端や荒れ地などに普通に生える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は直立し、毛は生えていない。
根際から生える葉はへら形で、羽状に裂ける。
根際から生える葉は花期には枯れる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎につく葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚で十字状となる。
萼片は4枚で、お椀のような形である。
花の後にできる実は軍配のような形をした角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Lepidium はギリシャ語の「lepis(小鱗)」からきている。果実の形をたとえたものである。
種小名の virginicum は「バージニアの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lepidium virginicum

★雑草と思えぬような花姿
 こんもり咲けば笑みもこぼれて

マメグンバイナズナ080524d-l.jpg

マメグンバイナズナ080524f-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハクチョウソウ080525a-l.jpg白蝶草(ハクチョウソウ)はアカバナ科ヤマモモソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
逸出したものが一部で野生化している。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎は細くて直立し、花の時期には弓なりになる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、ロゼット状である。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
園芸品種には花の色が桃色のものや、白から桃色に変化するものもある。
花径は2、3センチである。
一日花で、下から順に咲き上がる。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を山桃草(ヤマモモソウ)という。
属名のガウラでも流通している。
属名の Gaura はギリシャ語の「gauros(立派な)」からきている。
種小名の lindheimeri はドイツ人の植物学者「リンドハイマー(F. Lindheimer)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
3枚目は園芸品種のピンクフォーム(Pink Form)で、9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Gaura lindheimeri

★くるくると回る思いは風車
 夢に羽ばたく彼方めざして

ハクチョウソウ080525b-l.jpg

ガウラ・ピンクフォーム090928a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シャクヤク090502a-l.jpg芍薬は風に打たれど凛と立ち

芍薬(シャクヤク)はボタン科ボタン属の多年草である。
分類体系によってはキンポウゲ科とされる。
中国北部、モンゴル、シベリア東南部、朝鮮半島北部などに分布する。
中国では紀元前にすでに薬草として栽培されていた。
日本でも古くから薬用・観賞用に栽培されてきている。
牡丹(ボタン)とよく似ているが、一番の違いは木と草であることである。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3つに枝分かれした先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は細長い卵形ないし披針形(笹の葉のような形)である。
葉の質はやや厚く艶がある。
芍薬(シャクヤク)は枝分かれせずにまっすぐに立つが、牡丹(ボタン)は枝分かれして横に広がる樹形になりやすい。
開花時期は5月から6月である。
牡丹(ボタン)が咲き終わるのを待つようにして咲き始める。
茎先にボタンに似た花径10センチくらいの花を1つつける。
花弁数は5枚から10枚であり、もっと多いものもある。
花の色は紅色、桃色、紫紅色、白、黄色などで、一重、八重、半八重咲きなど品種は多彩である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
根を生薬で芍薬(しゃくやく)といい、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗痙攣作用などがある。
俳句の季語は夏である。
属名の Paeonia はギリシャ神話の医神「Paeon(ペオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の lactiflora は「乳色の花の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Paeonia lactiflora

★様々に花の姿は変われども
 変わらぬ風情その立ち姿
☆華麗なる気品漂う立ち姿
 見事な花は今も昔も

シャクヤク090502b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シマサルナシ080511b-l.jpg島猿梨(シマサルナシ)はマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。
本州の紀伊半島から沖縄にかけて分布し、沿岸部の山林に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布している。
周りの植物に絡みついて伸び、蔓は5メートルから10メートルくらいになる。
樹皮は暗い褐色をしている。
葉は長さ6センチから15センチくらいの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は紙質でやや硬く、縁には疎らにぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の先は少し尖り、つけ根の部分は心形である。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
雄花、雌花、両性花をつける。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径10ミリから15ミリくらいの白い5弁花を下向きにつける。
秋に熟する実は長さ3、4センチの楕円形で、茶褐色の果皮には黄褐色の斑がたくさんある。
キウィを小形にした感じで、甘酸っぱく美味しい。
別名を梨蔓(ナシカズラ)という。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の rufa は「赤褐色の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Actinidia rufa

★咲いた花見ながら実りの秋思う
 無事であれかし島猿梨よ

シマサルナシ080511a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

スナビキソウ070602a-l.jpg砂引草(スナビキソウ)はムラサキ科スナビキソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、亜寒帯から温帯にかけてユーラシア大陸の海岸に広く分布する。
和名の由来は、長い地下茎をもつことからきている。
草丈は20センチから30センチである。
茎や葉の両面には白い軟毛が密生している。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径8ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂けて横に開く。
花の真ん中は黄色い。
花の後にできる実は4稜形のコルク質の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、海水に浮いて散布される。
属名の Messerschmidia はロシア人の植物採集家「メッサーシュミッド(D. G. Messerschmid)さん」の名からきている。
種小名の sibirica は「シベリアの」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Messerschmidia sibirica

★砂浜に帯を描いて花咲かす
 砂引草の姿やさしく

スナビキソウ070602b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ニシキウツギ080524a-l.jpg二色空木(ニシキウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけての太平洋岸に分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから3メートルである。
若い枝には毛が生えている。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には葉脈に沿って毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇や枝先に2、3輪ずつ、白い漏斗形の花をつける。
花は淡い黄色を帯びており、花冠の先は5つに裂ける。
花は咲き進むと紅色に変わる。
初めから花の色が紅色のものもあり、紅花二色空木(ベニバナニシキウツギ)と呼ばれる。
花の後につく実は硬い円筒形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、11月ころに熟して裂ける。
同じように花の色が変化するものに箱根空木(ハコネウツギ)がある。
こちらは太平洋側の海岸に近い傾斜地に生える。
若い枝には毛が生えないなどの違いがあるが、中間型のものもあって区別しにくいという。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Weigel)さん」の名からきている。
種小名の decora は「美しい」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Weigela decora

★名前だけ聞いていたけどこの花か
 二色空木をどう見分けるの

ニシキウツギ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デロスペルマ・クーペリ080524b-l.jpgデロスペルマ・クーペリはツルナ科デロスペルマ属の多年草である。
分類体系によってはハマミズナ科とされる場合もある。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
流通名を耐寒性松葉菊(タイカンセイマツバギク)という。
花嵐山(ハナランザン)という別名もある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は多肉質で、濃い緑色の円筒形である。
開花時期は4月から10月くらいである。
花径5センチから7センチくらいの菊に似た花をつける。
花の色は濃い紅紫色だが、色の淡いものもある。
花は光線を受けると開き、夜だけでなく雨や日陰など光線の弱いときにも閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Delosperma はギリシャ語の「delo(明白な)+sperma(種)」からきている。
種小名の cooperi はイギリスの植物学者「クーパー(T. Cooper)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Delosperma cooperi

★葉の形少し変わった松葉菊
 君の生まれもケープ地方か

デロスペルマ・クーペリ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

リビングストンデージー090607a-l.jpgリビングストンデージーはツルナ科ドロテアンツス属の一年草である。
分類体系によってはハマミズナ科とされる場合もある。
その名前からキク科の雛菊(デージー)を連想させるが、仲間が異なる。
松葉菊(マツバギク)やポーチュラカと近い仲間である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
リビングストンはイギリスの探検家であったリビングストンの名前に由来する。
日本には1935年に渡来した。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、匍匐して広がる。
葉はスプーンのへらのような形をしており、多肉質である。
花期は3月から5月である。
花の大きさ4センチくらいである。
花色は紅、紫紅、桃、橙、黄、白など変化に富んでおり、多くは蛇の目咲きをする。
花は光線を受けると開き、夜だけでなく雨や日陰など光線の弱いときにも閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
リビングストンデージーと松葉菊(マツバギク)は花の形がよく似てる。
それに、どっちも多肉質な感じの茎や葉を持っているが、大きな違いはリビングストンデージーの花心に蛇の目模様があることである。
属名の Dorotheanthus はの「Dorothea(命名者の母親の名)+anthus(花)」からきている。
種小名の bellidiformis は「ヒナギク属(Bellis)のような形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Dorotheanthus bellidiformis

★陽射し浴び宝石箱を見るように
 眩しく花は光り輝き
☆花びらを細かく揺らし輝ける
 春の陽射しに喜びながら

リビングストンデージー090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

コガクウツギ060527a-l.jpg小額空木(コガクウツギ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、低地から山地の川沿いや崖地などに生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶がある。
開花時期は5月から7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、両生花と装飾花をつける。
周りにつく装飾花の萼片は3枚から5枚で、色は白い。
中央部には5枚の花弁を備えた両性花があるが、目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は額空木(ガクウツギ)よりも花が小さいというところからきている。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の luteovenosa は「黄色い脈のある」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Hydrangea luteovenosa

★真っ白な飾りをつけたその中に
 淡い緑の花びらつけて

コガクウツギ060527b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

タチカメバソウ080426c-l.jpg立亀葉草(タチカメバソウ)はムラサキ科キュウリグサ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地の湿った谷間や渓流沿いに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
和名の由来は、葉が亀の甲羅に似ていて、茎が直立していることからきている。
直立する茎は柔らかく、圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
上部の葉には短い柄があり、下部の葉には長い柄がある。
葉の先は鋭く尖り、縁には短い毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
枝先の花序に花径7ミリから10ミリくらいの白または薄い青紫色の花をたくさんつける。
花冠の先は5つに裂ける。
萼も5つに裂ける。
雄しべは5本ある。
花の感じは勿忘草(ワスレナグサ)によくにている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Trigonotis はギリシャ語の「trigonos(三角)+ous(耳)」からきている。実の形から連想したものと思われる。
種小名の guilielmii は採集家「ギリエルムさんの」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Trigonotis guilielmii

★しなやかに立つ枝先に愛らしい
 花がゆらゆら立亀葉草

タチカメバソウ080426b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

トケンラン080524b-l.jpg杜鵑蘭(トケンラン)はラン科サイハイラン属の多年草である。
北海道から四国にかけて分布し、山地のやや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮の済州島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
地下にある球形の偽球茎が地下茎でつながる。
葉は長い楕円形で、偽球茎から1枚ないし2枚生える。
葉は紫色の斑点のあるものが多い。
開花時期は5月から6月である。
花茎を出し、黄褐色の花を疎らに数輪つける。
花は上向きか横向きに半開状につく。
萼片と側花弁は黄褐色をした線形で、暗い紫色の斑点がある。
唇弁は白く、紅紫色の斑点がある。
「杜鵑」はホトトギスのことで、葉の斑をホトトギスの胸などの斑にたとえたものである。
属名の Cremastra はギリシャ語の「kremannymi(懸垂する)+astron(星)」からきている。星形の花が下向きに咲くことから名づけられた。
種小名の unguiculata は「爪のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cremastra unguiculata

★薄闇にひっそり咲いた杜鵑蘭
 地味な配色目映く見えて

トケンラン080524d-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

トベラ080524b-l.jpg潮騒の聞こえる丘に海桐咲く

海桐(トベラ)はトベラ科トベラ属の常緑低木である。
太平洋側では岩手県以南、日本海側では新潟県以南の本州と四国、九州、沖縄に分布し、海岸の崖地などに生える。
また、公園、道路の緑化帯などに植えられる。
海外では、台湾や中国の広東省、福建省などにも分布する。
「海桐(かいどう)」は漢名である。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は幅の狭い卵形で、枝先付近に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざはない(全縁)。
つけ根の部分は次第に幅が狭くなり、縁はわずかに肥厚している。
質は厚く、表面は艶があり、裏面は灰色を帯びる。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い5弁花をつける。
花の後につく実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと黒褐色になって3つに裂ける。
中の種子は赤く、粘り気のある物質に包まれている。
別名を扉の木(トビラノキ)ともいう。
節分の日に扉にはさんで魔よけをする風習があったことに由来する。
そのトビラがトベラに転訛したようである。
俳句では、「海桐の花」が夏の季語である。
属名の Pittosporum はギリシャ語の「pitta(黒いねばねばした)+spora(種子)」からきている。種子が真っ黒で艶があり粘着性のあることから名づけられた。
種小名の tobira は「トベラ」のことである。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Pittosporum tobira

★束になり生える葉っぱの真ん中に
 海桐の花は埋もれるように

トベラ080524a-l.jpg

トベラ090627a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ローズゼラニウム060430b-l.jpgローズゼラニウム(rose geranium)はフウロソウ科テンジクアオイ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカである。
樹高は30センチから100センチくらいである。
葉には柄があり、深く3つに裂ける。
裂片はさらに細かく切れ込む。
葉には甘い薔薇の香りがあり、ローズティーの原料となる。
また、窓辺に置くと防虫効果があるという。
開花時期は3月から6月である。
よく枝分かれをし、花径3センチくらいの淡いピンク色をした5弁花をたくさん咲かせる。
花びらのうちの2枚に濃い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は匂い天竺葵(ニオイテンジクアオイ)である。
蚊連草(カレンソウ)という流通名もある。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
写真は4月に伊豆海洋公園で撮った。
学名:Pelargonium graveolens

★どことなく花の姿が魅惑的
 名前のせいかな色のせいかな
☆葉っぱより零れるような薔薇の香は
 ローズの名前付きし由来か

ローズゼラニウム060430c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オレンジバルサムタイム080524a-l.jpgオレンジバルサムタイム(orange balsam thyme)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年草である。
タイムの仲間の1つである。
原産地は南ヨーロッパ、地中海沿岸地方で、乾燥地に生える。
特徴は立ち性で仄かにオレンジの香りがする。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は小さな楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は緑色で、灰白色を帯びる。
開花時期は5月から8月くらいである。
花の色は白く、淡いピンクを帯びる。
花冠は唇形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
グランドカバーなど観賞用とされるほか、薬用(駆風、発汗、去痰など)、香味料として利用される。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の fragrantissimus は「非常に芳しい香りのする」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Thymus fragrantissimus

★色淡きピンクの花の群れて咲く
 オレンジタイムの香り仄かに

オレンジバルサムタイム080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

キュウリグサ090412b-l.jpg胡瓜草(キュウリグサ)はムラサキ科キュウリグサ属の越年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、野原や道端などに普通に生える。
海外では、アジアの温帯に広く分布する。
ムギ類と一緒に入ってきた史前帰化植物と考えられている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から5月である。
ムラサキ科の特徴で花序の先が曲がる。
これを「サソリ型花序」と呼ぶ。
花径2、3ミリくらいの淡い青紫色をした小さな花を上向きにつける。
花冠は5つに裂けて横に開き、花の中心は黄色くなっている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
茎や葉を揉むと胡瓜(キュウリ)に似た匂いがするというのが和名の由来である。
若い茎や葉は山菜料理にも利用される。 
別名を田平子(タビラコ)ともいう。
しかし、キク科の小鬼田平子(コオニタビラコ)も田平子(タビラコ)と呼ぶことがあり、混同しないように注意が必要である。
属名の Trigonotis はギリシャ語の「trigonos(三角)+ous(耳)」からきている。実の形から連想したものと思われる。
種小名の peduncularis は「花柄のある」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Trigonotis peduncularis

★小さくて見逃すような花だけど
 とても可愛く涼しげに咲き

キュウリグサ090412c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

タニウツギ070707d-l.jpg谷空木(タニウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
北海道の西部から本州にかけて分布し、山地の谷間や渓流沿いに生える。
海外では、中国や朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
地際から良く枝分かれをし、株立ち状となる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、裏面には白い毛が生える。
幹や枝が中空になっていることから「空木」の名があるが、白い花を咲かせる空木(ウツギ)はユキノシタ科で、仲間が異なる。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、漏斗状の淡いピンクの花を咲かせる。
花の色は変わらない。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
雌しべの花柱は糸状で長く突き出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Weigel)さん」の名からきている。
種小名の hortensis は「庭園栽培の」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Weigela hortensis

★清らかな水の流れがよく似合う
 谷空木の花鐘を鳴らして

タニウツギ070707b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サンショウバラ080524a-l.jpg山椒薔薇(サンショウバラ)はバラ科バラ属の落葉低木ないし小高木である。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
箱根・富士地方に自生しており、箱根町や山中湖村の花になっている。
また、庭木として栽培もされている。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
野生のものには5、6メートルのものもある。
枝には棘がたくさんあり、葉は山椒(サンショウ)の葉によく似ている。
葉は小葉9枚から19枚からなる奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花径5センチくらいの淡い紅色の5弁花を開く。
開花してからだんだん色が薄くなる。
そして、花は2日ももたずに散っていく。
花を咲さかせたあと、刺の多い偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)ができる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の hirtula は「やや短い剛毛ある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
紅葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa hirtula

★うっすらとピンクに染まり咲く花は
 棘に守られ命短く

サンショウバラ080524b-l.jpg

サンショウバラ081102a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ユキワリコザクラ090927a-l.jpg雪割小桜(ユキワリコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方にかけて分布する。
北海道では海岸に近い草地や道端に生え、東北地方では高山の草地や岩場に生える。
根室市では「市の花」に指定している。
分類上は、雪割草(ユキワリソウ)の変種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は広めの卵形で、つけ根の部分が急に細くなっている。
また、葉先は裏側に反り返る。
開花時期は5月から6月である。
花茎を伸ばし、淡い紅色の花をつける。
花は合弁花で、5つに深く裂ける。
裂片の先がへこんでハート形となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「雪割」の名は、雪解け時期に咲くことからきている。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の modesta は「内気な」という意味である。
変種名の fauriei は明治時代の宣教師「フォーリーさんの」という意味である。日本の植物を採集した。
写真は9月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Primula modesta var. fauriei

★春だけどまだ北風が冷たいと
 雪割小桜頬染めながら

ユキワリコザクラ090927b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オサバグサ100501a-l.jpg筬葉草(オサバグサ)はケシ科オサバグサ属の常緑多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科ないしオサバグサ科とされる。
日本固有種で1属1種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、亜高山の林の中の薄暗い湿った場所に生える。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は、奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
葉の形はシダ類とよく似ている。
小葉の形は長い楕円形で、先が尖る。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鐘形をした花径5ミリくらいの白い小さな花たくさんつける。
やや下向きにつく花は合弁花のように見えるが、花びら4枚の離弁花である。
萼片は2枚、雄しべは4本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の形が櫛の歯のようになっていて、機織りの筬(おさ)に似ているところからきている。
属名の Pteridophyllum はギリシャ語の「 pteris(シダ)+phyllon(葉)」からきている。
種小名の racemosum は「総状花序の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Pteridophyllum racemosum

★何思い頭(こうべ)を垂れて筬葉草
 機(はた)を織るのか真白の色に

オサバグサ100501b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ベニガクエゴノキ050521a-l       .jpg

薄紅の程よさ似合うえごの花

えごの木(エゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどで良く成長する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
紅萼えごの木(ベニガクエゴノキ)はその園芸品種である。
花柄と萼筒が赤いのが特徴である。
樹高は2メートルから7メートルくらいになる。
葉は長さは4センチから8センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。
枝一面に垂れ下がるピンク色の花が美しい。
花冠は5つに深く裂け、花の色は桃色で、中心には10本の黄色い雄しべがある。
花は甘い香りがする。
10月ころに灰白色をした卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がなる。
俳句では「えごの花」が夏の季語である。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の rubicalyx は「萼が赤い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名 Styrax japonica f. rubicalyx

★薄紅の程よさ似合うえごの花
 着飾りて咲く六月の空
☆薄紅に風さえ染めてえごの木の
 揺れる姿よ淡く優しく

ベニガクエゴノキ050521b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒレハリソウ050521a-l.jpg鰭玻璃草(ヒレハリソウ)はムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代に薬用及び牧草として渡来した。
一時は薬用、食用として広く栽培されたが、肝障害を起こす危険があるということで販売が禁止された。
現在では、野生化して北海道から九州にかけて分布する。
野生化しているものには大玻璃草(オオハリソウ)との雑種であるロシアンコンフリー(Symphytum x uplandicum)が含まれる。
別名はコンフリー(comfrey)という。
草丈は30センチから100センチくらいである。
全体に白くて硬い粗毛が生える。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
上部の葉はつけ根の部分に翼がつく。
開花時期は6月から8月である。
茎先が枝分かれをし、その先に淡い紅色をした釣鐘状の小さな花を垂れてつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、上の葉が翼のように茎につく様子を鰭(ヒレ)に見立てたものである。
「玻璃」はガラスのことである。
属名の Symphytum はギリシャ語で「symphyton(癒合する)」からきている。切り傷の薬となることから名づけられた。
種小名の officinale は「薬用の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Symphytum officinale

★食べられて本望なのとコンフリー
 俯く姿ふと手にとって

ヒレハリソウ050521b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ゲットウ080524a-l.jpg月桃(ゲットウ)はショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布する。
海外では、台湾、中国、インドなどにも分布する。
「月桃」の名は台湾での現地名である。
沖縄では「サンニン」という。
英名はシェルジンジャー(shell ginger)である。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円状の披針形(笹の葉のような形)で、長さは40センチから70センチ、幅は5センチから10センチくらいである。
葉の先は鋭く尖り、縁には密に毛が生える。
葉の表面には艶がある。
葉は爽やかな香りを放ち、防虫・抗菌作用がある。
そのため、沖縄ではご飯を包む料理に葉を使う。
また、様々な加工品に利用されている。
開花時期は4月から7月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの白ないし淡いピンクを帯びた花をつける。
花冠は3つに裂け、黄色い唇弁の真ん中には赤い筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、熟すと赤くなり、褐色の毛を密生する。
属名の Alpinia はイタリアの植物学者「アルピーニ(P. Alpini)さん」の名からきている。
種小名の zerumbet の意味はまだ解明できていない。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Alpinia zerumbet

★美ら島の暮らしに深く根づきたる
 月桃の花季節迎えて

ゲットウ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オヘビイチゴ080524a-l.jpg雄蛇苺(オヘビイチゴ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
和名の由来は蛇苺(ヘビイチゴ)に似て大きいということだが、ヘビイチゴ属とは異なる。
したがって、イチゴの実もできない。
本州から九州にかけて分布し、草地や田の畦などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インド、マレーシアなどにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉である。
長い柄の先に手のひら状となってつく。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
小葉の表面には毛はなく、葉の縁と裏面の葉脈上に疎らに毛がはえる。
茎につく葉は単葉ないし2、3小葉である。
開花時期は5月から6月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い花をいくつかつける。
花径は8ミリくらいである。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
萼片の下につく副萼片は先が尖る。
雄しべは20本である。
雌しべは小さなものがたくさん集合する。
花の後にできる実は褐色のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の kleiniana は採集家「クラインさんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Potentilla kleiniana

★苺かと思えば違う仲間とな
 ややっこしいね草の名前は

オヘビイチゴ080524b-l.jpg

オヘビイチゴ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オキザリス・プルプレア060430b-l.jpg芙蓉酢漿草(フヨウカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
学名のオキザリス・プルプレアの名でも知られている。
また、学名には異名があり、オキザリス・バリアビリスとも呼ばれる。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は円形ないし倒卵形である。
葉の柄の長さは5センチから10センチくらいある。
開花時期は3月から5月である。
花径5、6センチの芙蓉(フヨウ)に似たピンクや白の花を花茎に1つつける。
花の色は豊富で、紅、赤、黄、紫、橙などのものもあるという。
花が咲くのは昼の間だけで、朝と夕方は閉じてしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
種小名の variabilis は「変化に富む」という意味である。
写真は4月に伊豆海洋公園で撮った。
学名:Oxalis purpurea(=Oxalis variabilis)

★暖かな春の陽射しに元気よく
 芙蓉酢漿草花を開いて
☆日暮れには綺麗に傘をたたむよに
 花を咲かせる芙蓉酢漿草

オキザリス・プルプレア060430c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ケナシヤブデマリ060513a-l.jpg毛無し藪手毬 (ケナシヤブデマリ) はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から滋賀県北部にかけての日本海側と北海道の東部に分布し、渓流沿いや湿った林の中に生える。
太平洋側に分布する藪手毬 (ヤブデマリ)の日本海側に適応した変種である。
葉がやや大きいので広葉藪手毬(ヒロハヤブデマリ)とも呼ばれている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
枝は水平に広がる。
葉は円形ないし広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉の長さは5センチから15センチくらいである。
また、葉にはほとんど毛がなく、それが名の由来になっている。
開花時期は5月から6月である。
額紫陽花(ガクアジサイ)に似た白い花をつける。
真ん中にあるのが両性花で、周りを直径2、3センチの大きな装飾花が取り囲む。
装飾花というのは、雄しべや雌しべがない花のことである。
装飾花は不揃いに裂け、そのうちの1つが極端に小さいのが特徴である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
はじめ赤く、やがて黒く熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の plicatum は「副花冠のある」という意味である。
変種名の glabrum は「無毛の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Viburnum plicatum var. glabrum

★白花が目にも鮮やか藪手毬
 不揃いだけど自然のままに

ケナシヤブデマリ060513b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオツクバネウツギ090426a-l.jpg大衝羽根空木(オオツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地に生える。
和名の由来は、衝羽根空木(ツクバネウツギ)よりも大きな花を咲かせることからきている。
別名を雌衝羽根空木(メツクバネウツギ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花は長さ2、3センチの漏斗状で、先は唇形に裂ける。
花の色は白く、下の唇の内側に橙色の網状紋がある。
萼片は5枚で、そのうちの1枚が極端に小さい。
これが衝羽根空木(ツクバネウツギ)との区別点でもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(C. Abel)さん」の名にちなむ。
種小名の tetrasepala は「萼片が4つある」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Abelia tetrasepala

★アベリアの仲間で大きな花咲かす
 萼を比べて違い確かめ

オオツクバネウツギ090426b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオハリソウ080524c-l.jpg大玻璃草(オオハリソウ)はムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草である。
原産地はコーカサス地方である。
英名をコンフリー(comfrey)という鰭玻璃草(ヒレハリソウ)の近縁種である。
草丈は60センチから150センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
茎には棘のような毛が生える。
茎に下部につく葉には長い柄があり、細長い卵形である。
茎の上部につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
さそりの尾のような花序を出し、鐘形の花を下向きにつける。
花冠は長さが2センチくらいで、先が浅く5つに裂ける。
花の色は紅紫色で、やがて藍色になる。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
鰭玻璃草(ヒレハリソウ)のほうは葉に柄がないことが区別点である。
なお、コンフリーを使用した健康食品については健康被害の惧れがあるため摂取を控えるよう厚労省より通知が出ている。
属名の Symphytum はギリシャ語で「symphyton(癒合する)」からきている。切り傷の薬となることから名づけられた。
種小名の asperum は「手触りがざらざらした」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Symphytum asperum

★何々と名札確かめ花を見る
 どこが違うか大玻璃草は

オオハリソウ080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ムラサキスズメノオゴケ080607d-l.jpg

紫雀の麻小笥(ムラサキスズメノオゴケ)はガガイモ科カモメヅル属(ビンケトクシクム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
ビンケトクシクム属は世界に107種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)などが分布し、属名の和名はカモメヅル属という。
本種は舟腹草(フナバラソウ)伊予蔓(イヨカズラ)との交雑種で、三浦半島で発見された。
雀の麻小笥(スズメノオゴケ)というのは伊予蔓(イヨカズラ)の別名である。
「麻小笥(おごけ)」は麻糸を積みためる鉢桶のことで、果実の形をたとえた。
別名を三浦雀の麻小笥(ミウラスズメノオゴケ)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は倒卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月くらいである。
葉の脇に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、花径5ミリから10ミリくらいの暗い紫色の花をつける。
花冠は5つに裂けて平らに開く。
花の真ん中には副花冠とずい柱(雄しべ・雌しべの集まったもの)がある。
萼片は緑色で5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
花言葉は「飾らない美」である。
属名の Vincetoxicum はラテン語の「vinco(克服)+toxicum(毒)」からきている。
種小名の purpurascens は「やや紫色がかった」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Vincetoxicum x purpurascens(syn. Vincetoxicum x vernyi)

★謎多き花の由来を紐解いて
 仄かな明かり差し込む心地

ムラサキスズメノオゴケ080607a-l.jpg

COPYRIGHT © 2017 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2017/06/28 改訂

花図鑑

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





イヨカズラ080524a-l.jpg

伊予葛(イヨカズラ)はガガイモ科カモメヅル属(ビンケトクシクム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
ビンケトクシクム属は世界に107種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)などが分布し、属名の和名はカモメヅル属という。
本種は本州、四国、九州と小笠原諸島に分布し、海岸に近い草地や藪に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名の由来は伊予(愛媛県)で発見されたことからきている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
茎先は蔓状に垂れ下がることもある。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面の葉脈上には短い毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、花径8ミリくらいの淡い黄白色の花をつける。
花冠は5つに裂けて平らに開く。
花の真ん中には副冠とずい柱(雄しべ・雌しべの集まったもの)がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
別名を雀の麻小笥(スズメノオゴケ)という。
めずらしい名だが、これは牧野富太郎博士が提唱したものである。
蔓性のものとそうではないものが混生するためであろうか。
「麻小笥」というのは麻糸を積みためる鉢桶のことである。
この名の由来は、果実の形をたとえたものだという。
花言葉は「飾らない美」である。
属名の Vincetoxicum はラテン語の「vinco(克服)+toxicum(毒)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
なお、Vincetoxicum属をCynanchum属の一部と見なす見解もあり、本種もCynanchum属とされてきたが、Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist ではVincetoxicum属とされ、Cynanchum japonicumは暫定的学名の扱いである。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Vincetoxicum japonicum(syn. Cynanchum japonicum)

★潮騒の音を静かに聴きながら
 クリーム色の花を開いて

イヨカズラ080524c-l.jpg

COPYRIGHT © 2017 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2017/06/07 改訂

花図鑑

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








ユリノキ070603a-l.jpg百合の木(ユリノキ)はモクレン科ユリノキ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
街路樹や庭木などに植えられている。
成長が早く、樹高は20メートルから30メートルにもなる。
樹皮は灰白色をしており、老木になると縦の裂け目が目立つ。
幹は真っ直ぐに伸びて、整った樹形になる。
葉は互い違いに生える。
長い柄の先に、浅く4つに裂け、先端部分の窪んだ半纏のような形をした葉をつける。
ここから半纏木(ハンテンボク)の別名もある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に鐘形をしたチューリップのような花を上向きにつける。
花径は5センチから10センチくらいある。
花の色は黄緑色で、下のほうにオレンジ色の斑紋がある。
花被片は9枚である。
内花被片は6枚で上を向き、3枚の外花被片が下側に反り返る。
雌しべが円錐状に集合した周りをたくさん雄しべが取り囲んでいる。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)が松かさのように集まった集合果である。
英名はチューリップツリー(tulip tree)である。
秋の黄葉も美しい。
属名の Liriodendron はギリシャ語の「leirion(ユリ)+dendron(樹木)」からきている。花の形がユリに似ることから名づけられた。
種小名の tulipifera は「チューリップのような花の咲く」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Liriodendron tulipifera

★見上げれば葉陰かすかにオレンジの
 色を感じる百合の木の花
☆花の国チューリップ咲く大木に
 不思議アリスになった気分で

ユリノキ070603b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオヤマレンゲ050514a-l.jpg俯きし大山蓮華に手の震え

大山蓮華(オオヤマレンゲ)はモクレン科モクレン属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、中国にも分布する。
大陸と地続きだった時代の遺存植物と考えられている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
幹の下部から枝をたくさん出す。
葉は楕円形で、ぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の柄の長さは2センチから5センチくらいで、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
花径は5センチから10センチくらいあって大形である。
香りの良い白い花を下向きにつける。
花被片は多くて9枚くらいである。
花の中心部には紅色の雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
俳句の季語は夏である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(P. Magnol)」の名にちなむ。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に鎌倉の円覚寺松嶺院で撮った。
学名:Magnolia sieboldii subsp. japonica

★俯いて葉陰にそっと垂れ下がる
 大山蓮華の花愛らしく

オオヤマレンゲ050514c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アンクサ・センペルビレンス100617a-l.jpgアンクサ・センペルビレンスはムラサキ科ウシノシタグサ属の常緑多年草である。
原産地はヨーロッパの南西部である。
属名の読み方は「アンチューサ」とする場合もある。
種小名の読み方は「センペルウィレンス」とするものもある。
英名はエブリーグリーン・アルカネット(evergreen alkanet)である。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は被針形で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉には軟毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、濃い青紫色の花をつける。
花冠の先は5つに深く裂けて横に開く。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
アルカネットや牛舌草(ウシノシタグサ)と近い仲間である。
属名の Anchusa はギリシャ語の「anchusa(化粧原料)」からきている。この属の1種の根が化粧原料とされた。
種小名の sempervirens は「常緑の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Anchusa sempervirens

★その姿勿忘草を思わせる
 まだ日本には少ないけれど

アンクサ・センペルビレンス100617b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アルカネット

| トラックバック(0)

アルカネット080524a-l.jpgアルカネット(alkanet)はムラサキ科ウシノシタグサ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
属名のアンチューサの名でも流通している。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉には軟毛が生える。
葉には白い毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、青紫色の花を密につける。
花冠の先は5つに深く裂けて横に開く。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
根は染料の原料となる。
また、根を煎じたものには去痰、浄血などの薬効がある。
花や葉はサラダやポプリにする。
属名の Anchusa はギリシャ語の「anchusa(化粧原料)」からきている。この属の1種の根が化粧原料とされた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Anchusa officinalis

★柔らかな産毛たくさん生えている
 アルカネットは紫の花

アルカネット080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アイイロニワゼキショウ070526a-l.jpg藍色庭石菖(アイイロニワゼキショウ)はアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本でも逸出したものが各地で野生化している。
別名を瑠璃庭石菖(ルリニワゼキショウ)ともいう。
いずれも花の色からつけられた名前である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
近縁種の庭石菖(ニワゼキショウ)よりも背が高く、枝分かれをする花茎には翼がある。
根際から生える葉は平たい線形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
花径は10ミリから15ミリくらいで、庭石菖(ニワゼキショウ)よりも小さい。
花の色は青紫色である。
花被片は6枚で、先が庭石菖(ニワゼキショウ)よりも尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の庭石菖(ニワゼキショウ)の倍くらいある。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の graminoides は「イネ科植物(gramen)に似た」という意味である。
写真は5月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Sisyrinchium graminoides

★花姿よく似ているが背が高く
 花びらの先尖っているよ

アイイロニワゼキショウ070526b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

フリージア

| トラックバック(0)

フリージア100307a-l.jpg

衣擦れの音聴くようにフリージア

フリージアはアヤメ科フリージア属の多年草である。
原産地は南アフリカの喜望峰近辺で、世界でアフリカ大陸のみにしか存在しない小さな種である。
オランダで改良が進められ、150以上の園芸品種が生まれている。
和名は浅黄水仙(アサギズイセン)という。
もともとは春の終わりに咲く花である。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉の形は剣状で、立ち上がる。
開花時期は3月から5月である。
花被片は6枚で、花冠は漏斗状となる。
はじめは香りの強い白い花が多く出回っていた。
今では花の色も豊富で、赤、黄色、桃色、紫色などのものがある。
また、八重咲き、半八重咲き、一重咲きがあり、ぼかしや複色などもあって多彩である。
しかし、これらの花は白い花ほど香りが強くない。
結実はほとんどしない。
俳句の季語は春である。
属名の Freesia はドイツ人の医師「フレーゼ(F. H. T. Freese)さん」の名からきている。
種小名の refracta は「屈折した」という意味である。
写真は2月に大船植物園で撮った。
学名:Freesia refracta

★渡り来て遠い故郷思いてか
 南の風に身を委ね揺れ
☆強き香を楽しませるやフリージア
 遠き故郷へ届けとばかり

フリージア100307b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サラサラウツギ060610b-l.jpg更紗空木(サラサウツギ)はユキノシタ科(アジサイ科)ウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木として利用される。
海外では、中国にも分布する。
八重咲きの空木(ウツギ)で、花びらの外側が紅紫色になる品種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉の形は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があって先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、香りのよい八重の花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz)」にちなんで名づけた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
品種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は6月に清水公園の花ファンタジアで撮った。
学名:Deutzia crenata f.plena

★芳しき香りを放ち咲き出ずる
 更紗空木は恥らうごとく

サラサラウツギ060610a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アカバナトチノキ090502a-l.jpg赤花栃の木(アカバナトチノキ)はトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
原産地は北アメリカの南部である。
本種とマロニエの交雑によって紅花栃の木(ベニバナトチノキ)が生まれた。
樹高は3メートルから10メートルくらいである。
葉は5枚から9枚の掌状複葉で、向かい合って生える(対生)。
掌状複葉というのは柄の先に放射状に小葉がつくタイプのものである。
小葉の形は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、鮮やかな紅色の筒状花をたくさんつける。
花序の上部には雄花がつき、下のほうに少し両性花がつく。
ミツバチやハチドリが蜜を吸う。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の pavia の意味はまだ解明できていない。
変種名の humile は「背が低い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
写真のものは矮性種である。
学名:Aesculus pavia
学名:Aesculus pavia var. humile(矮性種)

★なるほどなこれがさんざん聞いてきた
 赤花栃の木朱色が濃くて

アカバナトチノキ090502b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ベニバナトチノキ090503d-l.jpg紅つけて召さるを待つや栃の花

紅花栃の木(ベニバナトチノキ)はトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
ヨーロッパ原産の西洋栃の木 (セイヨウトチノキ)と北アメリカ原産のアメリカ紅花栃の木(アメリカベニバナトチノキ)の交配種である。
西洋栃の木 (セイヨウトチノキ)はフランス語名のマロニエとして親しまれている。
丈夫で樹齢も長く、最近は街路樹として見かけることが多い。
パリでは「マロニエの並木道」が有名だが、この紅花栃の木(ベニバナトチノキ)もよく植えられているという。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は大きな手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は5枚から7枚で1組になり、長さ15センチから30センチくらいの楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
八方に広げた葉の先に赤い花がすっと天に向かって伸びる。
花は房咲きで、やや黄みを帯びた紅色をしている。
紅色には濃いものから薄いものまで幅がある。
花弁数は4枚で、雄しべが花の外に突き出している。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
「栃」は漢字で「橡」とも書く。
俳句では「栃の花」や「マロニエの花」が夏の季語である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の carnea は「肉色の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Aesculus x carnea

★紅さして弾む枝先ゆらゆらと
 橡(とち)の花咲く五月の空に
☆新緑の空に響きて神楽鈴
 花の季節を尊ぶように

ベニバナトチノキ090503b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

マロニエ

| トラックバック(0)

セイヨウトチノキ080518b-l.jpg

マロニエに釣られ夢見る巴里の空

マロニエはトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
原産地はバルカン半島からトルコにかけた一帯である。
マロニエの名はフランス語名の Marronnier からきている。
パリでは街路樹として植えられ、「マロニエの並木道」が有名である。
和名は西洋栃の木 (セイヨウトチノキ)という。
樹高は20メートルから25メートルくらいになる。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は、日本原産の栃の木(トチノキ)に比べてやや小さい。
開花時期は4月から6月である。
枝先に大形の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、ややピンクを帯びた白い4弁花を鈴なりにつける。
花の色はピンクのものもある。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
実の表面に刺があり、栃の木(トチノキ)との比較のポイントになる。
俳句では「栃の花」や「マロニエの花」が夏の季語である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の hippocastanum は「馬栗(ウマグリ)」という意味である。hipp(馬)と castanum(栗)の合成語で、家畜の飼料などとされたことに由来する。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Aesculus hippocastanum

★少しだけずんぐりとして見えるかな
 ミロニエの名の響き愉しく

セイヨウトチノキ080518a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

トチノキ090503c-l.jpg切っ先で宙(そら)を破いて橡の咲き

栃の木(トチノキ)はトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
漢字では「橡」とも書く。
北海道から九州にかけて分布し、低山の渓流に近い肥沃な地に生える。
海外では、中国にも分布する。
公園などにも植えられている。
樹高は15メートルから20メートルくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は5枚から7枚くらいあり、形は楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
1、2センチの白い4弁花が鈴なりにつく。
花穂は上を向いていて大きいので、花の季節には遠くからでもわかる。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
花は蜜源となり、種子は渋をぬいてトチ餅やトチ団子にして食べる。
材は家具や器具に用いる。
俳句では「橡の花」が夏の季語、「橡の実」が秋の季語である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の turbinata は「倒円錐形の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Aesculus turbinata

★すっと立つ橡の花びら天高く
 青空に映え風は涼しく

トチノキ090503b-l.jpg

トチノキ090904a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シダレエゴノキ080518a-l.jpgえごの木(エゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどで良く成長する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
枝垂れえごの木(シダレエゴノキ)はその園芸品種である。
特徴は枝が枝垂れることで、花の色は白い。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。
花冠は5つに深く裂け、花の色は白い。
花の真ん中には10本の黄色い雄しべがある。
10月ころに灰白色をした卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がなる。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Styrax japonica 'Shidareegonoki'

★垂れ下がる枝にびっしりぶら下がる
 花を見上げて笑みを浮かべて
☆星の降る枝垂れえごの木花たわわ
 風に揺られる姿優しく

シダレエゴノキ080518b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

クロミノサワフタギ080511a-l.jpg黒実の沢蓋木(クロミノサワフタギ)はハイノキ科ハイノキ属の落葉低木である。
本州の中国地方と九州に分布し、山地に稀に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
樹皮は他のサワフタギの仲間とは異なり、サクラに似て横に裂ける。
葉は楕円形で短い柄があり、互い違いに生える。
葉の先は鋭く尖り、縁には細かくて鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白色を帯び、軟毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐状に小さな白い花をたくさんつける。
花冠は5つに深く裂け、淡い緑色を帯びる。
花の中央部にたくさんの長い雄しべが見え、花びらよりも目立つ。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すると黒くなる。
属名の Symplocos はギリシャ語で「symplocos(結合した)」からきている。雄しべのつけ根の部分がくっついていることから名づけられた。
種小名の tanakana は「田中芳男さんの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
実の写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Symplocos tanakana

★負けないで花を咲かせているんだよ
 実のなるころにまた来てごらん

クロミノサワフタギ070902a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シロバナヤエウツギ080511a-l.jpg空木(ウツギ)はユキノシタ科ウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本各地の山野に自生し、生垣にも植えられている。
海外では、中国にも分布する。
「空木」の名は、枝が中空になっていることからつけられたものである。
白花八重空木(シロバナヤエウツギ)は園芸植物に見えるが、自生の変異種である。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は細長い卵形で先が尖り、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは3センチから6センチくらいである。
縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、八重の白い花をつける。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz)」にちなんで名づけた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
品種名の candidissima は「非常に白い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Deutzia crenata f. candidissima

★咲くのなら八重がやっぱり可愛いと
 ギャザーをつけてちと澄まし顔

シロバナヤエウツギ080511c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

エゴノキ・ピンクチャイム080518b-l.jpgえごの木(エゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどで良く成長する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
ピンクチャイム(Pink Chimes)はその園芸品種である。
特徴は桃色の花をつけることである。
流通名を紅花えごの木(ベニバナエゴノキ)という。
樹高は2メートルから7メートルくらいになる。
葉は長さは4センチから8センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。
花冠は5つに深く裂け、花の色は桃色で、中心には10本の黄色い雄しべがある。
10月ころに灰白色をした卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がなる。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Styrax japonica 'Pink Chimes'

★見上げれば頭上遥かに鈴なりに
 ピンクの花が俯き咲いて

エゴノキ・ピンクチャイム080518d-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

マルバウツギ080518a-l.jpg丸葉空木(マルバウツギ)はユキノシタ科ウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は短く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色をしている。
両面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生える。
表面は葉脈がへこみ、ざらつく。
開花時期は4月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径15ミリから20ミリくらいの白い5弁花を上向きにたくさんつける。
萼片は5枚、雄しべは10本、雌しべは3本である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、星状毛がたくさん生える。
近縁種の空木(ウツギ)よりも葉が丸いので丸葉空木(マルバウツギ)と名づけられた。
属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz)」にちなんで名づけた。
種小名の scabra は「ざらつく」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Deutzia scabra

★空見つめ咲くのが好きと日向花
 丸葉空木の枝を覆って

マルバウツギ080518b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤマシャクヤク060429a-l.jpg山芍薬(ヤマシャクヤク)はボタン科ボタン属の多年草である。
分類体系によってはキンポウゲ科とされる。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中や森の縁に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名の由来は、山に自生しており、中国から渡来した芍薬(シャクヤク)に葉の形や蕾が似ているところからきている。
草丈は40センチから50センチくらいである。
葉は3枚から4枚あり、互い違いに生える(互生)。
3枚から7枚の小葉で1つの葉が構成される。
小葉の形は楕円形で艶があり、裏面は白っぽい。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径4、5センチの白い花を上向きに1輪つける。
花弁は5枚から7枚で、中心にたくさんの雄しべと2本から4本の雌しべがある。
雌しべの赤い部分(柱頭)はやや曲がっている。
花弁は雄しべや雌しべを抱えるように咲く。
萼片は3枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
秋に実が熟すると莢が裂けて、中から黒い種子と結実しない真っ赤な種子とが現れる。
そのコントラストが美しい。
根は生薬で山芍薬(やましゃくやく)といい、鎮痛薬とされる。
属名の Paeonia はギリシャ神話の医神「Paeon(ペオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に南足柄市の丸太の森で撮った。
実の写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Paeonia japonica

★見つけてねたった三日の命なの
 温もりの目で見つめられたい
☆世の中の穢れも遠く見つめては
 山芍薬は凛と咲きなん

ヤマシャクヤク060429e-l.jpg

ヤマシャクヤク実060808a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリウム・モーリー070603a-l.jpgアリウム・モーリーはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名は黄花の行者葫(キバナノギョウジャニンニク)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
葉は立ち上がり、横には開かない。
開花時期は5月から6月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄色い花を咲かせる。
花序は球体にはならない。
1つ1つの花径は15ミリから20ミリくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はゴールデンガーリック(golden garlic)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の moly はギリシャ神話に出てくる魔法の草の名からきている。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Allium moly

★鮮やかな黄色い葱の花が咲く
 ちょっと不思議なアリウム・モーリー

アリウム・モーリー070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

スズシロ080517a-l.jpg

大根の花の白さに時忘れ

大根(ダイコン)はアブラナ科ダイコン属の一年草である。
原産地は地中海沿岸とされている。
栽培は古代エジブトやギリシャの時代から行われていた。
日本へは中国経由で渡来した。
918年の「本草和名」に「莱箙」として記載されているという。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は深い切れ込みがあり、ロゼット状となる。
開花時期は4月から5月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白または淡い紫色をした十字形の4弁花をたくさんつける。
一般的には、花が咲くとスが入って大根は食べられなくなる。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、赤褐色の種子が入っている。
春の七草の一つ清白(スズシロ)は大根(ダイコン)のことである。
俳句では大根が冬の季語、大根の花が春の季語である。
属名の Raphanus はギリシャ語の「raphanos(早く割れる)」からきている。発芽の早いことから名づけられた。
種小名の sativus は「栽培された」という意味である。
花の写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
根と葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Raphanus sativus

★こんなにも綺麗な花と知っていた
 白い十の字春風に揺れ

ダイコン081102a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

エゴノキ080517b-l.jpg

見上げれば遥か頭上にえごの花

えごの木(エゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどで良く成長する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は長さは4センチから8センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。
花冠は5つに深く裂け、花の色は白い。
花冠の真ん中には10本の黄色い雄しべがある。
10月ころに灰白色をした卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がなる。
実は長さが1センチくらいで、灰白色の星状毛(放射状に伸びる毛)がたくさん生えている。
果皮に有毒物質であるエゴサポニンを含んでおり、その味が「えぐい」ので、エゴノキと名前がついた。
材は硬く、火であぶって曲げて「背負い籠」を作ったり、床柱にされたりする。
英名はジャパニーズスノーベル(Japanese snowbell)である。
俳句では「えごの花」が夏の季語である。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
花の写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
実の写真は9月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Styrax japonica

★見上げれば頭上遥かに鈴なりに
 えごの花咲く季節は緑

エゴノキ080517e-l.jpg

エゴノキ080923a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

イボタノキ080517b-l.jpg水蝋の木(イボタノキ)はモクセイ科イボタノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
また、庭木や生け垣などに利用される。
海外では朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先は4つに裂ける。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には黒く熟する。
和名の由来は、この木に寄生するイボタロウムシの分泌する蝋成分が疣をとる薬になったことからきている。
属名の Ligustrum はラテン語の「ligare(縛る)」に由来する。この属のある植物の枝で物を縛ったことからきている。
種小名の obtusifolium は「先が鈍形の葉を持った」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。   
実の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Ligustrum obtusifolium

★枝覆い花を咲かせて水蝋の木
 手招くような香りを載せて
☆甘き香に誘われつつ見上げれば
 小さき花の鈴なりになり

イボタノキ091122b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アクイレギア・ブルガリス090503b-l.jpg

アクイレギア・ブルガリスはキンポウゲ科オダマキ属(アクイレギア属)の多年草である。
アクイレギア属は世界に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも苧環(オダマキ)などがあり、属名の和名をオダマキ属という。
苧環というのは紡いだ麻糸を中空の玉に巻いたもののことで、花の形をたとえた。
本種の原産地は北ヨーロッパからシベリアにかけてで、林の中に生える。
和名は西洋苧環(セイヨウオダマキ)という。
草丈は60センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
開花時期は5月から6月である。
花の色は青紫色や紫色である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短く、鉤爪状に曲がるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
古くから栽培され、園芸品種の数も多い。
園芸品種には、白、黄色、桃色、赤などのものがある。
花言葉は「寓者」である。
5月20日の誕生花である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Aquilegia vulgaris

★花の奥覗けば何が見えるかな
 不思議の国へいざなうように
☆貴婦人の姿思わす苧環は
 恥じらいつつも自信を持って

アクイレギア・ブルガリス090503c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/22改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アレナリア・モンタナ070429a-l.jpgアレナリア・モンタナはナデシコ科ノミノツヅリ属の常緑多年草である。
夏の暑さには弱いので、園芸上は一年草扱いをする。
原産地はヨーロッパの南西部である。
ピレネー山脈からポルトガルにかけての山地に分布し、明るい林の中などに生える。
草丈は15センチから20センチくらいである。
匍匐してマット状に広がる。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚くて艶がある。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径2、3センチの白い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
流通名を山雪草(ヤマユキソウ)という。
属名の Arenaria はラテン語の「arena(砂)」からきている。この属の植物の多くが砂地に生えることからきている。
種小名の montana は「山の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Arenaria montana

★ピレネーと聞けば心も躍りだす
 山雪草の降り積むごとく

アレナリア・モンタナ070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリウム・ヒルティフォリウム070429a-l.jpgアリウム・ヒルティフォリウムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地はイランである。
草丈は100センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、暗い灰緑色をしている。
葉の先や裏面に毛が生えているのが特徴である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に球状をした大きな散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花序は花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の hirtifolium は「葉に毛の生える」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のアルバ(Alba)である。
学名:Allium hirtifolium

★背の高い姿にほうと驚いて
 花を眺めるちょっと地味かな

アリウム・ヒルティフォリウム070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

マルバサツキ080511d-l.jpg丸葉皐月(マルバサツキ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
九州南部からトカラ列島にかけて分布する野生種である。
園芸用躑躅(ツツジ)の原種ともいわれ、皐月躑躅(サツキツツジ)との交配から多くの園芸品種が生まれている。
樹高は50センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをして枝が広がる。
葉は楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖るが丸みを帯びる。
葉の裏面や葉の柄には毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
花の色は、紫がかったピンクのものや淡い朱色のものがある。
花冠の内側には濃い色の斑点があり、白い短い毛が生える。
花径は4、5センチである。
雄しべは7本から10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の eriocarpum は「軟毛の生えた果実の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron eriocarpum

★野生でも備えた気品溌剌と
 丸葉皐月のピンク輝き

マルバサツキ080511a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ツキヌキニンドウ080511a-l.jpg突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)はスイカズラ科スイカズラ属の常緑蔓性低木である。
原産地は北アメリカで、合衆国の東部や南部に分布する。
蔓の長さはは3メートルから5メートルくらいになる。
葉は卵状の長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
特に花のすぐ下につく葉は、2枚のつけ根がくっついて1枚の長い楕円形になる。
開花時期は4月から8月である。
枝先に赤いラッパのような紅色の花を円心状に咲かせる。
開花直後は花びらの内側は黄赤色をしているが、やがて外側と同じ紅色に変わる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、葉を貫いて花柄が出ているように見える形からきている。
なお、「忍冬」というのは吸葛(スイカズラ)のことである。
英名をトランペット・ハニーサックル(trumpet honeysuckle)という。
ハニーサックルは吸葛(スイカズラ)のことである。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァーさん(A. Lonitzer)」の名からきている。
種小名の sempervirens は「常緑の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Lonicera sempervirens

★面白い形の花が好きならば
 植えてごらんよ突抜忍冬

ツキヌキニンドウ080511b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒメウイキョウ070512a-l.jpg姫茴香(ヒメウイキョウ)はセリ科ヒメウイキョウ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
栽培の歴史は古く、石器時代の遺跡からも出土しているという。
ヨーロッパではハーブとして親しまれてきた。
英名はキャラウェイ(carraway)である。
日本へは明治時代に渡来した。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
それをもう一度枝分かれさせた先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小葉はさらに細かく裂けて糸状となる。
ニンジンの葉のような感じである。
開花時期は5月から6月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
葉、根、種子がエッセンシャルオイルや香辛料などに利用される。
また、種子は生薬名を葛ずい子(かつずいし)といい、鎮痙、去痰剤とされる。
属名の Carum はラテン語の「caron(頭)」に由来するキャラウェイの古代のラテン名(careum)からきている。花序ないし実の形を表したものとされる。
種小名の carvi は「キャラウェイ」のことである。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Carum carvi

★西欧の歴史に深くかかわった
 姫茴香の花の香を嗅ぎ

ヒメウイキョウ070512b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリウム・ネアポリタヌム070429a-l.jpgアリウム・ネアポリタヌムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は地中海沿岸地方で、乾燥した草地などに生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から6月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い星形の花をつける。
花被片は6枚である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
異名をアリウム・コワニー(Allium cowanii)という。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の neapolitanum は「(イタリアの)ナポリの」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Allium neapolitanum

★清純に芳香を添えて咲き出ずる
 花は星形ネアポリタヌム

アリウム・ネアポリタヌム070429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ビランジ080511a-l.jpgびらんじ(ビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけての岩場などに生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎の上部や萼筒には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に淡い紅色の花を数輪つける。
花径は2、3センチくらいである。
花弁は5枚で、花弁の先は浅く2つに裂けている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
変種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Silene keiskei var. minor

★訪れる人もまばらな岩場には
 びらんじの花姿やさしく

ビランジ080511c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハイキンポウゲ080511a-l.jpg這い金鳳花(ハイキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、林の中や湿った草地に生える。
海外では、北半球の冷温帯から亜寒帯にかけて広く分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉や若い茎に毛が少し生えている。
長い匍匐枝を出し、地面を這って広がる。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は2つから3つに深く裂ける。
茎につく葉も3出複葉である。
開花時期は5月から7月である。
花径2センチくらいの鮮やかな黄色の5弁花をつける。
花びらは倒卵形で横に開き、艶がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Ranunculus repens

★敷き詰めた花の絨毯黄金色
 歓声のなか這金鳳花
☆水際も得意と花びら輝かせ
 元気色なり這金鳳花

ハイキンポウゲ080511c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

セイシカ080511c-l.jpg聖紫花(セイシカ)はツツジ科ツツジ属の常緑小高木である。
石垣島、西表島に分布し、山地の渓流近くなどに生える。
海外では、台湾、中国南部にも分布する。
また、奄美大島には近縁種の奄美聖紫花(アマミセイシカ)が分布する。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
幹は太く、直径20センチくらいになる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で艶があり、両端が尖る。
また、中央脈がくぼみ、縁が反り返る。
自生地での開花時期は3月から4月である。
花は枝先に3輪から5輪くらいずつつく。
花径は6、7センチあって大形である。
花の色は淡い紅紫色である。
花冠は漏斗状で、5つに深く裂ける。
花冠の斑点は緑色である。
花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)に毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の latoucheae はフランス人の「ラトゥーシュ(M & Mme de la Touche)夫妻の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron latoucheae

★南国の水辺彩り咲くという
 聖紫花の花どっと開いて

セイシカ080511a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ワサビ060225c-l.jpg

どことなく恥ずかしそうに花山葵

山葵(ワサビ)はアブラナ科ワサビ属の多年草である。
日本固有種である。
西洋わさびと区別するために「本わさび」とも呼ばれている。
北海道から九州にかけて分布し、山地の渓流や岩場に生える。
また、渓流につくられたわさび田で栽培され、香辛料や漬物として利用されている。
食用の歴史はきわめて古く、奈良時代の「本草和名」にも記載されているという。
柔らかい葉や茎、そして花も食べられるので、醤油漬け、天ぷら、お浸しなどに利用されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は円形ないし心臓形である。
葉には長い柄がある。
葉は濃い緑色で艶があり、手のひら状に葉脈が走る。
開花時期は3月から5月くらいである。
茎先に白い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
俳句では、「山葵」が春の季語、「山葵の花」が夏の季語である。
属名の Wasabia は日本名の「ワサビ」から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に伊豆の浄蓮の滝で撮った。
学名:Wasabia japonica

★清らかな流れに育つ花わさび
 自然の香り風が運んで
☆花わさび小さき花の愛らしく
 食することもしばし忘れて

ワサビ060225b-l.jpg

ワサビ060225a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

キリシマエビネ070505a-l.jpg霧島海老根(キリシマエビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
乱獲によって個体数を著しく減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎には短い毛がわずかに生える。
葉は長さが15センチから30センチくらいの長い楕円形で、根際に2、3枚がつく。
葉は海老根(エビネ)よりも細い。
葉の柄は比較的長く、葉の先は尖り、裏面には短い毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
茎先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を10輪から15輪くらい垂れ気味につける。
花は全開はせず、花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
唇弁は扇状の三角形で、先は3つに裂ける。
真ん中の裂片と脇の裂片は、先が浅く裂ける。
距は萼片より長く、長さは15ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の aristulifera は「小さい芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe aristulifera

★鈴蘭を思わすような咲き姿
 霧島海老根は薄紅帯びて

キリシマエビネ070505b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリウム・スティピタツム070429a-l.jpgアリウム・スティピタツムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は中央アジアからアフガニスタンにかけた一帯である。
草丈は120センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は、細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉のない細い茎先に、球状をした大きな散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
花序径は10センチくらいである。
花序は花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
1つひとつの花は比較的大きく、横に平らに開く。
花被片の幅は狭い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の stipitatum は「柄のある」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Allium stipitatum

★ひょろりんと花茎伸ばし葱坊主
 広い大地がわが故里と

アリウム・スティピタツム070429c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オダマキ090502a-l.jpg苧環の鍵穴探す花の園

苧環(オダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
オダマキの仲間は北半球の温帯に広く分布し、さまざまな色のものがある。
また多くの園芸品種も、花壇で栽培されている。
日本で古くから庭に植えられている苧環(オダマキ)は、野生種の深山苧環(ミヤマオダマキ)の改良されたものと考えられる。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひらのような形をした小葉3枚1組で一つの葉になっている。
開花時期は4月から5月である。
中央の白っぽい部分が花びらで5枚あり、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)とつながっている。
青紫色をして外側から巻き込んでいるのは萼片で、5枚ある。
花の中央にはたくさんの雄しべと5本の雌しべがある。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
「苧環」というのは、元来は紡いだ糸を中がうつろになるように丸く巻いたもののことを言うが、花の形が似ていることからこれにたとえたものである。
別名を糸繰草(イトクリソウ)とも言う。
俳句の季語は春である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の flabellata は「扇状の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Aquilegia flabellata

★鍵穴はどこにあるのか苧環の
 扉の先を訪ねてみたき
☆くるくると紡いだ想い重なりて
 苧環の花夢を語らん

オダマキ090502c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サクラバラ090502a-l.jpg桜薔薇(サクラバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
中国の四川省や雲南省に分布する庚申薔薇(コウシンバラ:Rosa chinensis)と野茨(ノイバラ:Rosa multiflora)との自然交雑種だと推定されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互生(互い違いに生える)。
小葉の形は細長い楕円形である。
小葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
桜(サクラ)に似た薄いピンク色のやや大きな花を咲かせる。
花径は4、5センチくらいである。
一重咲きの5弁花で、花びらのつけ根のほうは色が薄く、グラデーションが美しい。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
命名をしたのは牧野富太郎博士である。
別名を海棠薔薇(カイドウバラ)ともいう。
これは海棠(カイドウ)の花に似ているところからつけられた。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の uchiyama は小石川植物園の園丁長だった「内山富次郎さん」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rosa uchiyama

★さっそうと花を開いて桜薔薇
 虫を手招き麗らかな春

サクラバラ090502c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サルジアンスキア070324a-l.jpgザルジアンスキア・オバタはゴマノハグサ科ザルジアンスキア属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
草丈は20センチから30センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花径は2センチくらいで、花冠は5つに深く裂け、裂片は先が更に2つに裂けてハート形となる。
花の色は裏面が紅紫色で、表面は白い。
昼間は半開きで、夜になると開いてよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はナイトフロックス(night phlox)である。
フロックスは芝桜(シバザクラ)の仲間のことであるが、花が開いている時の様子はよく似ている。
属名の Zaluzianskya はプラハの植物学者「ザルジアンスキー(A. Zaluziansky von Zaluzian)さん」の名からきている。
種小名の ovata は「卵円形の」という意味である。
写真は3月に鎌倉の収玄寺で撮った。
ムーンライトフラグランス(Moonlight Fragrance)という園芸品種である。
学名:Zaluzianskya ovata

★花びらが開いていても閉じてても
 姿可愛いナイトフロックス

サルジアンスキア070324c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリウム・ギガンチウム070602b-l.jpgアリウム・ギガンテウムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
アリウムはネギの仲間の総称である。
写真のような紅紫色のかなり大きな球状の花をギガンテウムと呼ぶ。
種小名の読み方は「ギガンチウム」とする場合もある。
原産地は中央アジアである。
草丈は1メートルくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に、ソフトボール状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
花序の直径は10センチから20センチくらいある。
ユリ科なので花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
群生していると壮観である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の giganteum は「巨大な」という意味である。
写真は6月に富山市の神通川河川敷で撮った。
学名:Allium giganteum

★揺ら揺らと坊主頭が風に揺れ
 夢敷き詰める花の絨毯

アリウム・ギガンチウム070602c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ナニワイバラ090502a-l.jpg難波茨(ナニワイバラ)はバラ科バラ属の半常緑蔓性低木である。
原産地は中国の南部と台湾である。
日本へは江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売された。
それが名の由来でもある。
近畿地方から九州にかけて、逸出したものが野生化して自生している。
樹高は1メートルから2メートルである。
蔓は長く伸びれば10メートルにも達する。
蔓には鋭い棘がある。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は長さが2センチから4センチくらいの楕円形で、光沢がある。
開花時期は5月から6月である。
香りのよい大きな白い花を咲かせる。
花径7センチから8センチの5弁花で、真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤橙色に熟する。
実は生薬で金桜子(きんおうし)といい、止瀉、縮尿などの薬効がある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の laevigata は「無毛で滑らかな」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rosa laevigata

★清楚なる野生の薔薇の美しさ
 今に伝える難波茨は

ナニワイバラ090502c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤグルマソウ080510f-l.jpgもう少し側で見たいな矢車草

矢車草(ヤグルマソウ)はユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草である。
北海道西南部から本州にかけて分布し、山地の湿り気のあるところに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は80センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は、手のひら状に5つに裂けた5枚の小葉からなる大きな掌状複葉である。
和名の由来は、この姿を鯉のぼりの矢車に見立てたものである。
開花時期は5月から7月である。
茎先から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、小さな白い花をたくさんつける。
花には花弁はなく、5枚の萼片が花弁化している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Rodgersia はこの植物を採集したアメリカの海軍士官「ロジャース(J. Rodgers)さん」の名からきている。
種小名の podophylla は「柄ある葉の」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Rodgersia podophylla

★葉を回し天を目指すや矢車草
 つけた花びらさわさわ揺れて

ヤグルマソウ080510g-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

フユアオイ080510a-l.jpg冬葵(フユアオイ)はアオイ科ゼニアオイ属の多年草である。
原産地は東アジアである。
日本へは平安時代に渡来し、葉を食用とするために栽培された。
『万葉集』や『源氏物語』の「藤袴」にも登場する。
現在では逸出したものが野生化し、日本各地の海岸などで野生化している。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は大きくて、5つから7つに浅く裂ける。
開花時期は4月から10月くらいである。
花径は1センチくらいで、淡い紅色を帯びる。
花弁は5枚で、先がくぼむ。
花の後には萼が大きくなる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、年中青々としているというところからきている。
中国では、現在でも江西省、湖南省、四川省などで野菜として栽培されている。
種子は生薬名を冬葵子(とうきし)といい、利尿剤、催乳剤とされていた。
俳句の季語は冬である。
属名の Malva はラテン古名でギリシャ語の「malache(軟らかくする)」からきている。この属の植物の1種が持つ粘液に緩和剤の働きがことから名づけられた。
種小名の verticillata は「輪生の」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Malva verticillata

★もう少し開いたとこも見てみたい
 晴れた日ならば花開くかな

フユアオイ080510d-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

コバンソウ090419b-l.jpg

ジバングの夢も儚く小判草

小判草(コバンソウ)はイネ科コバンソウ属の一年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代の初期に渡来し、観賞用として栽培された。
今日では雑草化して草地や砂地などに多く見られる。
草丈は10センチから60センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
イネ科の植物なので、小花をたくさんつけた小穂ができる。
それが細い柄につり下がった形でつく。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
実が稔ってくると黄金色になる。
別名を俵麦(タワラムギ)と言う。
俳句の季語は夏である。
属名の Briza はライムギのギリシャ名である。
種小名の maxima は「最大の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Briza maxima

★小判草夢を追おうと島の国
 狭きジパング狭さも増して

コバンソウ090419a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

クルマバソウ070616a-l.jpg車葉草(クルマバソウ)はアカネ科クルマバソウ属の多年草である。
北海道から本州にかけて分布し、平地や山地の道端や林の中などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は直立をし、断面は四角形である。
葉は細長い楕円形で、6枚から10枚くらいが輪生する。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、葉の先は尖る。
葉には柄はなく、葉の縁や葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
茎の上部に白い小さな花を数輪つける。
花径は3ミリから5ミリくらいである。
花は漏斗形で、先が十字状に深く4つに裂ける。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
実には鉤状の棘があり、衣服などについて運ばれる。
全草にクマリンという芳香成分を含む。
このため、ヨーロッパではビールやワインの香りづけに利用される。
また、衣服の防虫剤としても利用される。
和名の由来は、葉の様子を牛車の車輪に見立てたものである。
属名の Asperula はラテン語の「asper(粗面)」の縮小形である。葉面がざらつくことから名づけられた。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Asperula odorata

★いつの日か花に会おうと追いかけて
 とうとう見たよ十字の姿

クルマバソウ070616b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アサツキ080607b-l.jpg浅葱の花は手毬や戯れて

浅葱(アサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地や海岸の草地に生える。
また、野菜として栽培される。
海外では、中国、シベリアにも分布する。
分類上は、蝦夷葱(エゾネギ)の変種とされている。
蝦夷葱(エゾネギ)にはチャイブ(chive)とか西洋浅葱(セイヨウアサツキ)などの別名がある。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、細い筒状をしている。
開花時期は6月から7月である。
半球形で淡い紫色をした花序をつける。
1つ1つの花には内側と外側に3枚ずつの花びら(花被片)がある。
花の真ん中には6本の雄しべと1本の雌しべがある。
和名の由来は、葉の色が葱(ネギ)よりも淡いことから「浅つ葱(き)」とされた。
葱(ネギ)には球根がないが浅葱(アサツキ)にはある。
茎や葉を乾燥したものを生薬で細香葱(さいこうそう)といい、頭痛、痛風、筋肉痛などに効く。
俳句の季語は春である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
変種名の foliosum は「葉の多い」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. foliosum

★浅葱の花は紫手毬歌
 恥じらうように風と戯れ
☆紫の手鞠は跳ねて手の中へ
 小さき花の囁き聞こえ

アサツキ080607c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シラーベルビアナ080510a-l.jpgシラー・ペルビアナはユリ科ツルボ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
属名の読み方は「スキラ」とするものもある
和名は大蔓穂 (オオツルボ)という。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは明治時代の中期に観賞用として渡来した。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
開花時期は4月から6月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、濃い青紫色をした星形の小さな花をたくさんつける。
花は下から上へと咲いていく。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ツルボ属は温帯地域などに100種くらい分布しているという。
属名の Scilla はギリシャ語の「skyllo(有害)」からきている。 地下茎部分が有毒であることから名づけられた。
種小名の peruviana は「ペルーの」という意味である。ペルー産ということではなく船の名前からきている。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Scilla peruviana

★紫の花はいかがと手を広げ
 君を手招く毒婦のように

シラーベルビアナ080510d-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ジャケツイバラ080510f-l.jpg蛇結茨(ジャケツイバラ)はマメ科ジャケツイバラ属の蔓性落葉低木である。
分類体系によってはジャケツイバラ科とされる。
本州の宮城県・山形県から沖縄にかけて分布し、山地の川岸や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は蔓状で、鋭い鉤状の棘がある。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
枝分かれしたそれぞれの先に、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される。
小葉の形は長い楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い5弁花をたくさんつける。
花径は3センチくらいである。
マメ科だが完全な蝶形にはならず、花弁の重なりが上を向く。
1枚の花弁に赤い筋が入る。
萼片は黄緑色で5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、蔓が絡み合う様子を蛇が絡み合う姿に見立てたものである。
属名の Caesalpinia はイタリアの植物学者「カエサルピノ(A. Caesalpino)さん」の名にちなむ。
種小名の decapetala は「十花弁の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
実の写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Caesalpinia decapetala var. japonica

★鮮やかな黄金の色に驚いて
 名を問うて知る蛇結茨と

ジャケツイバラ080510a-l.jpg

ジャケツイバラ080510i-l.jpg

ジャケツイバラ080720a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

クリンユキフデ070505a-l.jpg九輪雪筆(クリンユキフデ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は15センチから35センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、卵心形で先が尖る。
茎につく葉は細長い心形で先は尖り、互い違いに生える(互生)。
茎につく葉には柄はなく、茎を抱く。
開花時期は5月から6月である。
茎先に長さ1センチから3センチくらいの筆先のような穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
また、葉の脇にも短め目の花序をつける。
1つの花の花径は3ミリくらいである。
花弁はなく、萼片が5枚ある。
8本の雄しべが萼から飛び出る。
雌しべは3本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、白い花を「雪」に、花穂を「筆」に見立て、何段にも咲く様子を仏塔の「九輪」に見立てたものである。
花穂の様子は春虎の尾(ハルトラノオ)と似ている。
属名の Bistorta はラテン語の「bis(二重)+tortus(捩れ)」からきている。根茎の形から名づけられた。
種小名の suffultum は「助ける(亜)」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Bistorta suffultum

★美しい名前に負けず咲くのだと
 九輪雪筆けな気な姿

クリンユキフデ070505b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ニンニク050903a-l.jpg

葫の花は何やら煌いて

葫(ニンニク)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は中央アジアとされている。
栽培は古代エジプト、ギリシャ時代から行われ、中国へは漢の時代に伝わったという。
日本へは中国を経て奈良時代に伝わった。
北海道と本州北部に分布し、山野や平地の道端などに生える。
また、食用として畑で栽培もされる。
草丈は60センチくらいになる。
茎は円柱形である。
葉は幅の広い線形である。
開花時期は5月から7月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紫色を帯びた白い花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎を乾燥させたものを生薬で大蒜(だいさん)といい、健胃、発汗、利尿などの作用がある。
俳句では、「葫」「葫の花」が夏の季語である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の sativum は「栽培された」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Allium sativum

★葫の花は何やら優しくて
 星散りばめた鞠を思わせ

ニンニク050903b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

モンツキヒナゲシ080504e-l.jpg紋付雛罌粟(モンツキヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
原産地は西アジアやコーカサス地方である。
日本でも帰化が確認されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には黒い小さな斑が入っている。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径5センチから7センチくらいの赤い4弁花をつける。
花びらのつけ根の部分には黒く大きな斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名はこれを「紋付」に見立てたものである。
流通名をピエロともいう。
これは花の姿をピエロにたとえたものである。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の commutatum は「変化した」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Papaver commutatum

★戦火なき世界をつくる夢託し
 花壇彩る紋付雛罌粟

モンツキヒナゲシ080504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒメカンゾウ080504b-l.jpg姫萱草(ヒメカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
原産地ははっきりしない。
中国の東北部ないしロシアのアムール地方と言われている。
日本では江戸時代から植栽されてきた。
分類上は、蝦夷萱草(エゾカンゾウ)の基本種とされている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に花径5センチから7センチくらいの黄橙色の花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、全体に小形というところからきている。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の dumortierii はベルギーの植物学者「デュモルティエ(B. C. J. Dumortier)さんの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hemerocallis dumortierii

★北の地の生まれらしいとわかるけど
 姫萱草は謎多き花

ヒメカンゾウ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ルリジサ080504e-l.jpg

瑠璃萵苣(ルリジサ)はムラサキ科ルリジサ属(ボラゴ属)の一年草である。
ボラゴ属は地中海沿岸地方や西アジアに3種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名もルリジサ属という。
本種の原産地は地中海沿岸地方である。
「萵苣」の読み方と関連して「ルリヂシャ」や「ルリチシャ」も別名として用いられている。
YListでは「ルリヂシャ」を和名としている。
また、ボリジ(borage)とも呼ばれ、これは英名からきている。
ヨーロッパでは古くから食用とされ、またハーブとして知られる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
全草に白い剛毛が生える。
茎は中空である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
青い星形をした花を下向きに咲かせる。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花の色は白いものや紅紫色のものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
若葉はサラダに、花はケーキの飾りや砂糖菓子などに利用される。
また、葉と花はハーブティーやボリジ油、入浴剤などに利用される。
花言葉は「心変わり」である。
5月21日の誕生花である。
属名の Borago はラテン語の「 borra(剛毛)」からきている。全体に白い剛毛に覆われることから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Borago officinalis

★俯いた花の姿が愛らしい
 瑠璃萵苣の咲く空晴れ渡り
☆ケーキにも入浴剤にも大活躍
 可愛い姿咲かせ役立ち

ルリジサ080504h-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/22改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ルリハコベ070429b-l.jpg瑠璃繁縷(ルリハコベ)はサクラソウ科ルリハコベ属の一年草である。
「ハコベ」という名がつくがナデシコ科ではなく、サクラソウ科である。
伊豆諸島と本州の紀伊半島から沖縄にかけて分布し、海岸近くの道端や畑に生える。
海外では、温帯から熱帯にかけて広く分布する。
帰化植物だとする見解もある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は枝分かれをして地を這い、斜上する。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇から短い花柄を出し、先に1つずつ花をつける。
花の色は青紫色である。
花径は10ミリから15ミリくらいで、花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Anagallis はギリシャ語の「ana(再び)+agallein(楽しむ)」からきている。花は曇ると閉じ、陽が照ると再び開く性質がある。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
品種名の coerulea は「青色の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Anagallis arvensis f. coerulea

★故郷は何処なりしや瑠璃繁縷
 渡り来たりて大和に根づき

ルリハコベ070429a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

カボス080518b-l.jpg香母酢(カボス)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
漢字では「臭橙」とも書く。
柑橘類の1つで、大分県の特産物である。
柚子(ユズ)の近縁種だが、実は一回り大きい。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝には鋭い棘がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月くらいである。
ミカン科特有の白い5弁花をつける。
収穫時期は11月から冬にかけてである。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)である。
熟すと黄色くなるが、緑色のうちに収穫する。
多汁で酸味が強く、果汁を搾って食用とする。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の sphaerocarpa は「球形果の」という意味である。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus sphaerocarpa

★花見ても違いはあまりわからぬが
 まろやかな香り思い出しつつ

カボス091206a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

葱(ネギ)

| トラックバック(0)

ネギ090426a-l.jpg葱(ネギ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地はシベリアである。
紀元前5000年ころには既にペルシャで栽培されていたという。
日本へは古い時代に朝鮮から伝わり、平安時代には一般に広まった。
草丈は40センチから50センチである。
茎も葉も緑白色の円筒形で、粘液を含む。
茎の下部は莢状に重なり合う。
開花時期は4月から5月である。
葉の間から花茎を立て、先に緑白色の小さな花を球状に密集させる。
花序は開花するまで薄い苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)に包まれている。
花は花被片が6枚、雄しべ6本、雌しべ1本からなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
土を盛って栽培して白い部分を食べる根深葱(ネブカネギ)と緑の葉を食べる葉葱(ハネギ)とがある。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の fistulosum は「管状の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Allium fistulosum

★美味いとは思わぬけれど葱の花
 咲けば咲いたでまた一風情

ネギ090426b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ホソバテンナンショウ080504a-l.jpg細葉天南星(ホソバテンナンショウ)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて太平洋側に分布し、山地の林の中に生える。
箱根や富士山でよく見られるという。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は2枚が互い違いに生える(互生)。
葉は10枚から20枚くらいに深く裂ける。
裂片の形は披針形(笹の葉のような形)で細長い。
それが和名の由来でもある。
開花時期は4月から6月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色で、白いストライブが入る。
付属体がこん棒状ではなく、先が細いのが特徴である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の angustatum は「狭くなった」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Arisaema angustatum

★細い葉と緑の苞が違うんだ
 いろいろあるね天南星も

ホソバテンナンショウ080504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ソシンカ080504b-l.jpg素芯花(ソシンカ)はマメ科ハマカズラ属の常緑低木である。
分類体系によってはジャケツイバラ科とされる。
原産地はインド、マレーシアである。
別名を木碗樹(モクワンジュ)ともいう。
英名はオーキッドツリー(orchid tree)である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや厚く、先が2つに割れている。
開花時期は4月から6月くらいである。
暖地では周年開花をする。
花径5センチから8センチくらいの白い花をつける。
花びら(裂片)は5枚である。
雄しべは10本で、1本だけが長い。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Bauhinia はスイスの植物学者「ボーアン兄弟(J. & C. Bauhin)」にちなむ。葉の先が二つに割れているのを兄弟に見立てたものである。
種小名の acuminata は「先が次第に尖った」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Bauhinia acuminata

★白い蝶飛ぶがごとくにぽつぽつと
 南国の花木碗樹咲く

ソシンカ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

エレオカルプス・グランディフロールス090607a-l.jpgエレオカルプス・グランディフロルスはホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木である。
中国の南部からインドにかけて分布する。
英名はリリーオブザバレーツリー(lily of the valley tree)である。
訳すと「谷間の百合の木」ということになる。
中国名は「大花杜英」である。
樹高は20メートルから30メートルである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は冬から春にかけてである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、先がフリルのように裂ける。
萼片は5枚で、鮮やかな紅色である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
オーストラリア原産のエレオカルプス・アングスティフォリウス(Elaeocarpus angustifolius)とシノニムという記述も見かけるが、Wikipediaでは別の扱いになっていてはっきりしない。
属名の Elaeocarpus はギリシャ語の「elaia(オリーブ)+carpus(果実)」からきている。オリーブに似た実がなることから名づけられた。
種小名の grandiflorus は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Elaeocarpus grandiflorus

★美しい花の姿に驚くよ
 化身のごとく南国に咲き

エレオカルプス・グランディフロールス090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオナルコユリ090503a-l.jpg大鳴子百合(オオナルコユリ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
別名を山鳴子百合(ヤマナルコユリ)という。
草丈は80センチから130センチくらいである。
茎の断面は丸く、毛は生えない。
葉は楕円形で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分には短い柄がある。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に淡い緑色をした筒状の花を2輪から4輪くらい吊り下げる。
花被片6枚が合着しており、長さは25ミリから40ミリくらいある。
雄しべは6本である。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
和名の由来は、茎から垂れる花の姿が鳴子に似ていて大きいというところからきている。
「鳴子」というのは、竹筒が板にぶつかると音が出る仕掛けで、雀などの小鳥を追い払うために用いる。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の macranthum は「大きな花の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Polygonatum macranthum

★比べればくっきりわかるその違い
 大形の花大鳴子百合

オオナルコユリ090503b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ホソバシャクナゲ080504a-l.jpg細葉石楠花(ホソバシャクナゲ)はツヅジ科ツツジ属の常緑低木である。
日本固有種である。
静岡県の西部から愛知県の東部にかけて分布し、山地の岩場に生える。
別名を遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は細長い楕円形ないし披針形(笹の葉のような形)で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉は長さが10センチから15センチくらいあり、革質である。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は艶があり、裏面には褐色の綿毛が密生する。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花をまとまってつける。
花径5センチくらいの漏斗状で、深く5つに裂ける。
上側の裂片の内側に斑点がある。
花の後にできる実は円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の makinoi は「牧野富太郎博士の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rhododendron makinoi

★ほっそりと垂れた葉っぱを従えて
 団子咲きかな細葉石楠花

ホソバシャクナゲ080504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ホタルカズラ080504d-l.jpg蛍蔓(ホタルカズラ)はムラサキ科ムラサキ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、林の中や草地に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は細く、地を這って広がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎と葉には毛が生えている。
開花時期は4月から5月である。
茎先の葉の脇から短い花柄を出し、花径2センチくらいの青い花をつける。
花冠は5つに裂けて横に広がり、裂片の真ん中には白い筋が入る。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花の後に、根際から地面を這う茎を出し新しい株をつくる。
和名の由来は、星形に見える白い筋を蛍の光に見立てたものである。
なお、「蔓(かずら)」というのは蔓状の茎をした植物のことである。
別名を蛍草(ホタルソウ)という。
属名の Lithospermum はギリシャ語の「lithos(石)+ sperma(種子)」からきている。小堅果を結ぶ性質から名づけられた。
種小名の zollingeri はオランダの植物学者「ツォーリンゲル(H. Zollinger)さんの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lithospermum zollingeri

★涼しげに花びら広げ煌けど
 蛍蔓は溜め息混じり

ホタルカズラ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ケウツギ080504b-l.jpg毛空木(ケウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
関東地方の西部から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
富士山の周辺などに見られるフォッサマグナ要素の植物の1つである。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に長さ3センチくらいの濃い紅色をした漏斗状の花を数輪ずつつける。
花の先は5つに裂けている。
雄しべは5本である。
長い雌しべが花冠から突き出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
二色空木(ニシキウツギ)とよく似ているが、花の色で区別できる。
なお、藪空木(ヤブウツギ:Weigela floribunda)の別名を「毛空木」という。
この学名を本種の異名とする見解と異種とする見解がある。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Weigel)さん」の名からきている。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Weigela sanguinea

★限られた地域に育ちつ毛空木の
 花は色濃く産毛きらめき

ケウツギ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

カラタチ060422a-l.jpgからたちの花を染めなん緋の色に

枳殻(カラタチ)はミカン科カラタチ属の落葉低木である。
漢字では「枸橘」とも書く。
原産地は長江の上流域で、日本へは8世紀ころに伝わったとされている。
生け垣に使われたり、ミカン類の台木に使われたりしている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝には鋭い棘がある。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には翼がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の出る前に花が咲く。
花径3センチくらいの白い5弁花である。
花の後に球形の緑色をした柑果(多心皮性の液果)をつける。
実は秋から冬にかけて熟し、オレンジ色になる。
実は酸味や苦味があって食用にはならないが、薬用にされたり果実酒の材料にされたりする。
生薬名は枳実(きじつ)といい、健胃剤とされる。
和名の由来は、唐の国から来た橘の意味で、それが縮小された。
俳句では「枸橘の花」が春の季語である。
属名の Poncirus はミカンの1種のフランス名 poncire からきている。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
花の写真は4月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
学名:Poncirus trifoliata

★歌に聞く枳殻の花目の前に
 手を差し出せば棘に阻まれ

カラタチ081012b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ミヤマナルコユリ090503a-l.jpg深山鳴子百合(ミヤマナルコユリ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、低山や山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
「深山」の名がつくが高い山に生えるわけではない。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は細く、ほぼ丸い形をしている。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は粉白色を帯びる。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から斜めに柄を延ばし、2輪くらいの花を数段つける。
花は白い筒形で、先は浅く6つにさける。
花の先は淡い緑色を帯び、つぼまっている。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、黒紫色に熟する。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の lasianthum は「長い軟毛のある花の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Polygonatum lasianthum

★地味ながら品良く見える山野草
 深山つけども深山に生えず

ミヤマナルコユリ090503c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

タツナミソウ080504c-l.jpg

立浪草(タツナミソウ)はシソ科タツナミソウ属(スクテラリア属)の多年草である。
スクテラリア属は世界中に分布しており、200種から400種くらいある。(文献により異なる。)
日本にも本種などが分布し、属名の和名はタツナミソウ属という。
本種は本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、低山の草地や林の縁などに生える。
園芸的には、庭植えや鉢植えとされる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
英名はスカルキャップ(skullcap)という。
和名の由来は、波立つように見える花の姿からきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は赤みを帯び、白い毛が生える。
葉は円心形で、数対が向かい合って生える(対生)。
葉の両面には軟らかい毛が生え、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
紫色をした唇形の花を、日向の側に波立つように10数輪つける。
花径は10ミリくらい、花の長さは15ミリから20ミリくらいである。
花の色には白いものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「私の命を捧げます」である。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Scutellaria indica

★野を埋めて沸き立つような波起こし
 思いを馳せる遥かなる海

タツナミソウ080504b-l.jpg

タツナミソウ080504e-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/07/03 改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオジシバリ080504a-l.jpg大地縛(オオジシバリ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、水田の畔や道端などに広く生育する。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地表近くに茎を這わせ、節から根を出して広がる。
へら状または切れ込みのある葉は地面から立ち上がって、密に地表面を覆う。
開花時期は4月から6月ころである。
枝分れした先に黄色い舌状花からなる3センチほどの頭花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
種子は風によって運ばれる。
和名の由来は「地面を縛る」ということからきている。
別名を蔓苦菜(ツルニガナ)という。
同属の岩苦菜(イワニガナ)が地縛(ジシバリ)と呼ばれる。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の debilis は「弱くて小さい」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ixeris debilis

★蔓這わせあれれこんなに伸びている
 大地縛は逞しい花
☆よく見れば繊細な花綺麗でしょ
 ロマンティックな名前付けてよ

オオジシバリ080504b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオミサンザシ080504a-l.jpg大実山査子(オオミサンザシ)はバラ科サンザシ属の落葉高木である。
中国北部、朝鮮半島、東シベリアに分布している。
中国では果樹として栽培もされている。
別名を大山査子(オオサンザシ)ともいう。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
小さな白い5弁花を球状にたくさんつける。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が食べられる部分になった果実)で径が2?3センチあり、秋に赤く熟する。
生食ができ、ゼリーなどにも加工される。
実を乾燥させたものを生薬の山査子 (さんざし)といい、健胃、整腸などの薬効がある。
属名の Crataegus はギリシャ語の「kratos(力)+agein(持つ)」からきている。材が堅いことから名づけられた。
種小名の pinnatifida は「羽状中裂の」という意味である。
花の写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Crataegus pinnatifida

★よく熟れた大実山査子美味しそう
 秋の陽射しに照り輝いて

オオミサンザシ080504b-l.jpg

オオミサンザシ081012a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ラナンキュラス090320a-l.jpgラナンキュラスはキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
原産地は東ヨーロッパと西アジアで、湿地に生える。
古くは十字軍がヨーロッパへ持ち帰り、園芸品種として品種改良が行われた。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は3つに裂け、裂片も深く羽状に切れ込む。
開花時期は4月から5月である。
花茎を立てて、黄色の光沢のある重弁花を開く。
18世紀のヨーロッパで大流行をしたとのことで、園芸品種には赤、ピンク、オレンジ、白など花の色も多彩である。
別名を花金鳳花(ハナキンポウゲ)という。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の asiaticus は「アジアの」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名: Ranunculus asiaticus

★着飾って踊り明かそうカーニバル
 きっといい人見つけてくるわ

ラナンキュラス090320b-l.jpg

ラナンキュラス090320c-l.jpg

ラナンキュラス090320d-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

イワユキノシタ100501b-l.jpg岩雪の下(イワユキノシタ)はユキノシタ科イワユキノシタ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から紀伊半島にかけてと四国に分布し、山地の湿り気の多い岸壁に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、粗い毛の生えた長い柄がある。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分は心形である。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁はなく、萼片が5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tanakaea は明治時代の博物学者「田中芳男さん」の名からきている。
種小名の radicans は「根を出す」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Tanakaea radicans

★めずらしい花を集めた野草展
 岩肌に咲く花も我が目に

イワユキノシタ100501a-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ミドリヨウラク090503c-l.jpg緑瓔珞(ミドリヨウラク)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の中国地方から四国、九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
「瓔珞」は仏像を飾る装身具のことである。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は弓形に曲がり、稜がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月くらいである。
葉の脇から長い花柄を出し、淡い黄緑色をした筒状の花を3輪から7輪くらいずつ垂れ下げる。
花には披針形の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がある。
鰐口草(ワニグチソウ)にも苞があるが、こちらの苞の数は2枚、本種では花の数だけ苞がある。
また、本種は花柄が長いことで区別される。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の inflatum は「膨れた」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Polygonatum inflatum

★瓔珞の名前にちょいと驚くが
 なるほど花はよく見る姿

ミドリヨウラク090503b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

チリアヤメ080427a-l.jpgチリ文目(チリアヤメ)はアヤメ科チリアヤメ属の多年草である。
原産地はチリ、ブラジル、アルゼンチンなどである。
日本へは大正時代に渡来した。
草丈は8センチから10センチくらいである。
葉は剣状の線形で、根際から生える。
開花時期は4月から6月である。
花径2センチから3センチの青紫色の花をつける。
花被片は6枚である。
大きな外花被片と小さな内花被片が3枚ずつある。
一日花だが、次々と花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Herbertia はイギリスの植物学者「ハーバート(W. Herbert)さん」の名からきている。
種小名の amoena は「愛すべき」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Herbertia amoena(=Alophia amoena)

★小さくて不思議姿のチリ文目
 プロペラ回し一日の夢

チリアヤメ080427b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

コウシンバラ080427c-l.jpg庚申薔薇(コウシンバラ)はバラ科バラ属の常緑低木である。
原産地は中国の四川省、雲南省である。
日本でも江戸時代以前に渡来して栽培され、多くの園芸品種がある。
基本種は一重咲きである。
学名からロサ・キネンシスないしロサ・シネンシスとも呼ばれる。
和名の由来は庚申月(つまり隔月)に咲くということからきており、四季咲き性がある。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉にはやや艶があり、裏面は白っぽい。
開花時期は5月から11月くらいである。
枝先に1輪ずつ花をつける。
花径は5センチから7センチくらいで、花弁は5枚である。
八重咲きのものもある。
花の色は紅紫色から桃色で、色には濃淡がある。
萼片は5枚である。
雄しべはたくさんあり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、熟すと赤くなる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rosa chinensis

★花びらを重ねる薔薇もいいけれど
 原種の渋さ一際目立ち

コウシンバラ080427b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オスマリア・バークウッディ060325b-l.jpgオスマンツス・バークウッディはモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
昭和時代の初期にイギリスで育成された交雑種である。
デラバイ種(Osmanthus delavayi)とデコルス種(Osmanthus decorus)のかけあわせで生まれた。
園芸上はオスマリア(Osmarea)という異名が用いられている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長さ2センチから6センチの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶があり、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、香りのよい白い花を密につける。
花径は1センチくらいで、花冠は深く4つに裂けて横に開く。
生垣や寄植えに向いている。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の burkwoodii は園芸家「バークウッド(Burkwood)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Osmanthus x burkwoodii(=Osmarea x burkwoodii)

★木犀と近い仲間の低木は
 春に花咲く香りを連れて

オスマリア・バークウッディ060325a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ドウモンワニグチソウ090503a-l.jpg洞門鰐口草(ドウモンワニグチソウ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
山形県、福島県、滋賀県に分布し、山地の草原に生える。
特徴は、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が細いことである。
深山鳴子百合(ミヤマナルコユリ)と鰐口草(ワニグチソウ)の雑種と推定する説もある。
なお、「洞門」の名は発見地である山形県小国町の片洞門からきている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎の下部は円柱形、上部には稜がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に花を2輪ずつ垂れ下げる。
花は緑白色の筒状である。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)に乳頭状突起があり、短い毛が生える。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)は2枚で、細い披針形である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の domonense は「洞門の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Polygonatum domonense

★限られた土地にひっそりうな垂れて
 咲く花ゆえか姿謎めき

ドウモンワニグチソウ090503b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ノトリリオン・トムソニアヌム080427c-l.jpgノトリリオン・トムソニアヌムはユリ科ノトリリオン属の多年草である。
西ヒマラヤからアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩が多い斜面に生える。
標高1600メートルから2300メートルくらいの地域に分布する。
流通名を「ヒマラヤの青いユリ」という。
草丈は30センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月である。
花が咲くまでは4年くらいかかるという。
茎先に長さ4センチくらいの淡い青紫色の花をつける。
花の形は擬宝珠(ギボウシ)にやや似る。
花被片は6枚である。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Notholirion はギリシャ語の「nothos(偽の)+ leirion(ユリ)」からきている。
種小名の thomsonianum はイギリスの植物学者「トムソン(Thomson)さんの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Notholirion thomsonianum

★めずらしい青い百合などいかがかな
 アフガニスタンが故里なるぞ

ノトリリオン・トムソニアヌム080427a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

マダガスカル・ジャスミン080427a-l.jpgマダガスカルジャスミン(Madagascar jasmine)はガガイモ科シタキソウ属の常緑蔓性多年草である。
ジャスミンの名がつくがジャスミンの仲間とは異なる。
こうした命名法は英名ではよく見られるので注意が必要である。
原産地はマダガスカル島である。
蔓性で草丈は5メートルくらいまで伸びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い筒状の花をつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花にはジャスミンのような香りがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名からきたステファノティスの名でも流通している。
属名の Stephanotis はギリシャ語の「stepan(冠)+otis(耳)」からきている。雄しべが変形した副冠が耳状になることから名づけられた。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stephanotis floribunda

★爽やかな香り漂う白花に
 思わず知らず笑みの浮かんで

マダガスカル・ジャスミン080427b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

カワジシャ080503e-l.jpg川萵苣(カワジシャ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草である。
片仮名表記は「カワヂシャ」としてもよい。
本州から沖縄にかけて分布し、川岸や田の畦などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、南アジアにも分布する。
萵苣(チシャ)はキク科の植物でレタスのことである。
川に生えて食用になるというのが和名の由来である。
若葉は食用にされる。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は淡い緑色をした円柱状で、直立し上部で枝分かれをする。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は軟らかく、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花径は3ミリから5ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
裂片には淡い紫色の筋が入る。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica undulata

★柔らかな茎と葉っぱでのほほんと
 水ぬるむころ川萵苣の咲く

カワジシャ080503a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤブデマリ090503b-l.jpg

薮手毬(ヤブデマリ)はスイカズラ科ガマズミ属(ビブルヌム属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APG第3版)レンプクソウ科とされる。
ビブルヌム属は世界に150種以上が分布する。
日本にも莢迷(ガマズミ)などが分布し、属名の和名もガマズミ属という。
漢字では「迷」の文字にはクサカンムリが必要だが、ここでは便宜的に用いる。
本種は本州の関東地方から九州にかけて分布する。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国南部にも分布する。
生育地は山野の谷沿いや川沿いなどである。
また、庭木ともされる。
樹高は2メートルから6メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花の真ん中には花径5ミリくらいの黄色っぽい両性花が集まる。
その周りを、花径3センチから4センチの5つに裂けた白い飾り花(装飾化)が取り巻く。
飾り花の裂片のうちの1枚か2枚は極端に小さい。
この飾り花は花冠が変化したもので、萼が変化してできたユキノシタ科(アジサイ科)の額紫陽花(ガクアジサイ)とはつくりが異なる。
大手毬(オオデマリ)が近い仲間なのだが、大手毬(オオデマリ)のほうはすべてが飾り花になっている。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
花言葉は「覚悟」である。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の plicatum は「副花冠のある」という意味である。
変種名の tomentosum は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
花の写真は5月に神代植物公園で撮った。
実の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum plicatum var. tomentosum

★山の中ぽんと一跳ね薮手毬
 白い飾りが目に飛び込んで

ヤブデマリ090503d-l.jpg

ヤブデマリ090627a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/27改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤエザキエンレイソウ060513b-l.jpg八重咲き延齢草(ヤエザキエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北アメリカ原産の大輪延齢草(タイリンエンレイソウ)の園芸品種である。
基本種は東部の五大湖地方を中心に東部一帯に広く分布し、林の中などに生える。
草丈は40センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形である。
開花時期は4月から6月くらいである。
基本種の場合は、緑色をした外花被片(萼片)と白い内花被片が3枚ずつある。
本種の場合は、内花被片が重弁花している。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
品種名の Flora Plenum は「八重咲きの花」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Trillium grandiflorum 'Flora Plenum'

★八重咲きの花はイメージがらり変え
 同じ仲間と思えぬ姿

ヤエザキエンレイソウ060513c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ウスキワニグチソウ090503b-l.jpg薄黄鰐口草(ウスギワニグチソウ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
福岡県の一部と対馬に分布し、山地の林の中に生える。
海外では朝鮮半島にも分布し、大陸とのつながりを示す植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から花柄を垂らし、黄緑色の花を2、3輪つける。
花冠は筒形で、花の上には2、3枚の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がある。
特徴は、花柄や苞などに柱状突起があることである。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の cryptanthum はギリシャ語の「crypto( 隠れる)+anthos(花)」からきている。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Polygonatum cryptanthum

★大陸とつながり示す花がまた
 ここにも一つひっそりと咲き
☆地続きの証しめして咲く花の
 心はどこに残されしかな

ウスキワニグチソウ090503c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アグロステンマ080504d-l.jpgアグロステンマはナデシコ科ムギセンノウ属の一年草である。
原産地はヨーロッパで、草原や麦畑に生える。
日本へは明治時代に渡来した。
草丈は60センチから90センチくらいである。
細い茎が直立し、葉は麦のような線形をしている。
このため、和名を麦仙翁(ムギセンノウ)という。
開花時期は5月から7月である。
花径は5センチから7センチで、5弁の花びらは軽く外側にカールする。
花びらには放射状に筋が入る。
花の色は濃いピンク、ピンク、白などである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子はサポニン配糖体を含み有毒である。
属名の Agrostemma はギリシャ語の「agros(野原)+ stemma(冠)」からきている。
種小名の githago はラテン語の古名である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Agrostemma githago

★可憐なる花びらくるりカールする
 アグロステンマ微笑むように
☆ふんわりと何に掛けたか花びらを
 アグロステンマ優しき花よ

アグロステンマ080504c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオカワジシャ080429a-l.jpg大川萵苣(オオカワジシャ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからアジアにかけてである。
現在では日本の各地に帰化していて、湿地や川岸などに生える。
特定外来生物に指定されており、栽培等は原則禁止されている。
日本原産の川萵苣(カワジシャ)に比べて大きいというのが和名の由来である。
なお、萵苣(チシャ)はキク科の植物でレタスのことである。
川に生えて食用になるというのが川萵苣(カワジシャ)の名の由来である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、茎を抱く。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)が、間を空けてつく。
葉は波打っており、毛は生えていない。
開花時期は4月から7月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色の花をたくさんつける。
花径は4ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はウォータースピードウェル(water speedwell)である。
スピードウェルはクワガタソウの仲間のことである。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の anagallis-aquaticus は「(サクラソウ科の)ルリハコベ属(Anagallis)に似て水中の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica anagallis-aquatica

★水の中ずんぐり立った花見れば
 それと分かるよ大川萵苣は

オオカワジシャ080429b-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハゴロモジャスミン060430b-l.jpg羽衣ジャスミン(ハゴロモジャスミン)はモクセイ科ソケイ属の常緑蔓性低木である。
原産地は中国の雲南省である。
蔓の長さは1メートルから3メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は楕円形で、先は尖る。
開花時期は4月から6月である。
蔓を長く伸ばし、その先に30輪から40輪の花をまとめてつける。
蕾のときはピンク色をしているが、開いた花は白い。
花冠は筒状で、先が大きく5つに裂ける。
そして、強い香りがする。
蔓ジャスミン(ツルジャスミン)の別名がある。
属名の Jasminum はアラビア語の「ysmyn(マツリカ)」をラテン語化したものである。
種小名の polyanthum は「たくさん花の咲く」という意味である。
写真は4月に伊豆海洋公園で撮った。
学名:Jasminum polyanthum

★咲き出づるジャスミンの花色白く
 強い香りにむせ返りつつ

ハゴロモジャスミン060430a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

フイリアマドコロ080427b-l.jpg斑入り甘野老(フイリアマドコロ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
甘野老(アマドコロ)は北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
斑入り甘野老(フイリアマドコロ)はその園芸品種である。
違いは、葉に白い縞模様の斑が入ることである。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
葉の腋から筒状の白い花が下垂して咲く。
花被片は6枚あるが、筒状に合着していて先だけが裂ける。
花の中には6本の雄しべと1本の花柱(雄しべの一部)がある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、根茎の形がヤマイモ科の野老(トコロ)に似ており、甘みがあることからきている。
「野老」というのは「野原の老人」という意味で、ひげ根と曲がった地下茎を老人に見立てたものである。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の odoratum は「よい香りのする」という意味である。
変種名の pluriflorum は「たくさんの花をもつ」という意味である。
品種名の Variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Polygonatum odoratum var. pluriflorum 'Variegatum'

★涼しげな葉陰にそっとぶら下がる
 花は微かに緑を帯びて

フイリアマドコロ080427a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒメハナビシソウ080427b-l.jpg姫花菱草(ヒメハナビシソウ)はケシ科ハナビシソウ属の一年草である。
原産地はカリフォルニアである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は細く、よく枝分かれする。
葉は線状に細かく裂ける羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
一重の菱形をした4弁花をたくさん咲かせる。
花の色は淡い黄色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の形を家紋の「花菱」に見立てたものである。
同属の花菱草(ハナビシソウ)に比べて矮性であることから「姫」の字がつく。
流通名をミニチュア・サンデーという。
属名の Eschscholtzia はエストニアの自然科学者「エッショルツ(J. F. Eschscholtz)さん」の名からきている。
種小名の caespitosa は「群がって生える」を意味する。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Eschscholtzia caespitosa

★写真など撮っては厭よ恥ずかしい
 姫花菱草は風に靡いて

ヒメハナビシソウ080427a-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

フイリスズラン080427a-l.jpgドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)はユリ科スズラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本に自生する在来種の鈴蘭(スズラン)と比べて耐暑性がある。
また、大形で香りも強く、花が葉の陰に隠れないなどの利点がある。
そのため、市場に流通するものはほとんどが本種であるという。
斑入り鈴蘭(フイリスズラン)はその園芸品種である。
特徴は、葉にクリーム色の縞斑が入ることである。
ほかに覆輪斑が入るものもある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は卵状の楕円形で、2、3枚が根際から出てつけ根の部分は茎を包む。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、10数輪の白い鐘形の花をつける。
花の長さは10ミリくらい、花径は10ミリから15ミリくらいである。
花被片はつけ根の部分で合着する。
雄しべは6本、雌しべは1本ある。
花の後には球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)ができ、秋には赤く熟する。
属名の Convallaria はラテン語の「convallis(谷)+leirion(ユリ)」からきている。
種小名の majalis は「5月に咲く」という意味である。
品種名の Albostriata は「白い縞模様の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の山野草展で撮った。
学名:Convallaria majalis 'Albostriata'

★斑入りの葉強く目を惹き鈴蘭の
 可愛い花は後景に引き

フイリスズラン080427c-l.jpg

COPYRIGHT© 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハタザオ060318a-l.jpg旗竿(ハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい土手や草原、海岸の砂地などに生える。
海外では、北半球の冷帯、温帯に広く分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎はほとんど枝分かれをせず、直立する。
高く伸びる茎に小さく目立たない葉がつく。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛はなく、葉の根元は矢じり形で茎を抱く。
根際から生える葉には星状毛(星のように放射状に生える毛)がある。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
実は細長く上を向いてつき、鞘の中に種子が2列に並んでいる。
和名の由来は、花の姿を旗竿に見立てたものである。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の glabra は「無毛の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Arabis glabra

★合戦の轟き消すか風の音
 旗竿揺れる野を彷徨えば

ハタザオ060318b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サンザシ080427a-l.jpg山査子の花は泡立ち舞うごとく

山査子(サンザシ)はバラ科サンザシ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の享保年間に薬用植物として渡来した。
庭木や盆栽にもされる。
樹高は1メートルから3メートルくらいになる。
よく枝分かれをし、枝の変形である棘がある。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分はくさび形をしている。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い5弁花をつける。
果期は9月から10月である。
花の後にできる実は球形のナシ状果で、赤色や黄色に熟する。
食用になり、観賞もできる。
また、生薬名を山査子(さんざし)といい、健胃・整腸剤として利用される。
俳句では「山査子の花」が春の季語である。
属名の Crataegus はギリシャ語の「kratos(力)+agein(持つ)」からきている。材が堅いことから名づけられた。
種小名の cuneata は「くさび形の」という意味である。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
実の写真は10月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Crataegus cuneata

★渡来して江戸の薬師が珍重す
 山査子の実はときめきの色

サンザシ実051022a-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオムラサキツユクサ090505b-l.jpg

大紫露草(オオムラサキツユクサ)はツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の多年草である。
トラデスカンティア属は北アメリカなどに75種くらいが分布する。
代表種は紫露草(ムラサキツユクサ)で、属名の和名はムラサキツユクサ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の東部に分布する。
英名はコモンスパイダーワート(common spiderwort)という。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
庭植えや鉢植えとされる。
現在では逸出したものが北海道で野生化し、道ばたや空き地などに生える。
たとえば北海道のブルーリストではDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。
草丈は40センチから90センチくらいである。
葉は幅の広い線形である。
開化時期は5月から9月である。
花は大形で花径4センチから5センチの青紫色の3弁花を咲かせる。
花の中央には雄しべが6本と雌しべ(花柱)がある。
萼には毛が多い。
一日花で、午後にはしぼむ。
園芸品種には、紅紫、赤、白などのものがあり、八重咲きもある。
紫露草(ムラサキツユクサ)と交配されたものもあり区別はむずかしい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「尊ぶ」である。
属名の Tradescantia はイギリス人のガーデナー「トラデスカント(John Tradescant, 1570-1638)さん」の名からきている。
種小名の virginiana は「バージニア州(Virginia)の」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tradescantia virginiana

★一日の夢でありせば大輪を
 咲かせ散らんと我が身飾りて

オオムラサキツユクサ090505c-l.jpgCOPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/24 改訂

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒメイズイ090505a-l.jpg姫萎ずい(ヒメイズイ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけてと九州に分布し、海岸や山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、シベリアなどにも分布する。
「萎ずい」は甘野老(アマドコロ)の漢名で、「姫」は小形を意味する。
「ずい」の文字はJIS漢字の第2水準では表示できない。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は直立し、稜がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁や裏面の葉脈上には乳頭状の突起がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から淡い緑白色をした筒状の花を1?2輪下向きにつける。
花冠の先は浅く6つに裂けて外側に反り、緑色を帯びる。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の humile は「低い」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Polygonatum humile

★矮性で鉢が似合うよ姫萎ずい
 小さき故の魅力を見せて

ヒメイズイ090505b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ショウキウツギ090505a-l.jpg鍾馗空木(ショウキウツギ)はスイカズラ科ショウキウツギ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は細長い卵形で、向かい合ってつける(対生)。
開花時期は4月から5月である。
枝垂れた長い枝にピンクを帯びた白い花をたくさんつける。
花冠は筒状で、内側に淡い橙色の斑が入る。
花冠や萼には白い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には剛毛が生える。
これを「鍾馗」様の髭に見立てたのが名の由来である。
「鐘馗」は玄宗皇帝が熱病を患った折に夢の中に現れて悪鬼を退治したとされる神で、五月人形にも使われる。
別名を曙空木(アケボノウツギ)ともいう。
学名からコルクウィッチア・アマビリスの名で表示するところもある。
属名の Kolkwitzia はドイツの植物学者「コルクウィッツ(R. Kolkwitz)さん」の名からきている。
種小名の amabilis は「愛らしい」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Kolkwitzia amabilis

★鈴なりに咲く白い花風に揺れ
 鍾馗空木の季節は五月

ショウキウツギ090505b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ニワザクラ060422c-l.jpg庭桜(ニワザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来した。
古名を「はねず」といい、万葉集にも詠まれている。
今は庭や公園になどに植えられている。
一重咲きの庭梅(ニワウメ:Prunus japonica)の近縁種で、八重咲きである。
樹高は100センチから150センチくらいである。
株立ち状となる。
葉は長い楕円形ないし披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
花の色は、淡い紅色のものと白いものがある。
花径は15ミリから20ミリくらいである。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の glandulosa は「腺のある」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus glandulosa

★小振りでも花はぎっしり庭桜
 梢を染めるピンク交じりに

ニワザクラ060422b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ワニグチソウ100501a-l.jpg鰐口草(ワニグチソウ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵や山地の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部にも分布する。
草丈は25センチから40センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白く、上部がやや緑色を帯びており、壺状の筒形をしている。
花は2枚の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)に抱かれようにつく。
花は普通は2輪ずつつく。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、花を包み込む苞の様子が神社やお寺の軒につり下げられている鰐口に似ているところからきている。
甘野老(アマドコロ)や 鳴子百合(ナルコユリ)が近い仲間である。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の involucratum は「総苞のある」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Polygonatum involucratum

★ふと見れば頭(こうべ)を垂れて鰐口草
 誰かの視線ひた待つように

ワニグチソウ100501b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオデマリ080427b-l.jpg

花寄せて弾む思いか大手毬

大手毬(オオデマリ)はスイカズラ科ガマズミ属(ビブルヌム属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APG第3版)レンプクソウ科とされる。
ビブルヌム属は世界に150種以上が分布する。
日本にも莢迷(ガマズミ)などが分布し、属名の和名もガマズミ属という。
漢字では「迷」の文字にはクサカンムリが必要だが、ここでは便宜的に用いる。
本種は、日本にも分布する藪手毬(ヤブデマリ)の花がすべて装飾花になった園芸品種である。
庭木や公園樹として利用されている。
別名を手毬花(テマリバナ)という。
英名はジャパニーズ・スノーボール(Japanese snowball)である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には皺があり、先が尖っていて、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは5センチから16センチくらいで、裏面に毛が疎らに生える。
開花時期は4月から5月くらいである。
花径3、4センチの淡い緑色をした花がたくさん集まり、手毬のような丸い形の花序をつくる。
花の色はしだいに白に変化していく。
似たような名前の小手毬(コデマリ)という花もあるが、こちらはバラ科である。
大手毬(オオデマリ)は小手毬(コデマリ)を大きくしたというよりは紫陽花(アジサイ)に似ている。
1つ1つの花は装飾花(中性花)なので繁殖機能がなく、実を結ばない。
花言葉は「約束を守って」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名・変種名・品種名の plicatum は「副花冠のある」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
紅葉の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Viburnum plicatum var. plicatum f. plicatum

★花寄せて弾む思いか大手毬
 たわわな枝に風吹きぬけて
☆紫陽花と見間違うよな大手毬
 白き姿はただ嫋やかに

オオデマリ080427a-l.jpg

オオデマリ091122b-l.jpg

植物図鑑

ミラーサイト



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

カラフトビランジ080427b-l.jpg樺太びらんじ(カラフトビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
原産地は、サハリン、シベリアで、高山に生える。
昭和時代の初期に山野草ブームがあったそうである。
その時代に当時の樺太の専門業者が内地に出荷したものが受け継がれているという。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白く、花びらは5枚でつけ根の部分に萼筒がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Silene sachalinensis

★わからないどことつながるこの名前
 山野草には謎が多くて

カラフトビランジ080427c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

エゾキンポウゲ080427b-l.jpg蝦夷金鳳花(エゾキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道に分布し、山地の湿った場所や沢沿いなどに生える。
海外では、中国の東北部やロシアの極東地方などにも分布する。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されていた。
環境省のレッドリスト(2007)では、指定から除外されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひら状に3つに裂け、裂片にはさらに細かく切れ込む。
茎につく葉には柄はなく、3つに深く裂ける。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に花径2センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実は球形のそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、短い毛がたくさん生える。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の franchetii は日本の植物を研究したフランスの分類学者「フランシェさん(A. R. Franchet)さんの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ranunculus franchetii

★北の地に咲く花と聞きますますの
 興味募らせ花と語りて

エゾキンポウゲ080427c-l.jpg

COPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ニガイチゴ070505a-l.jpg苦苺(ニガイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝には棘がたくさんある。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)があり、浅く3つに裂けることが多い。
葉の表面は緑色で、裏面は白みを帯びる。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に花径2、3センチの白い花を1つか2つ上向きにつける。
花弁は5枚である。
花弁が細目で隙間が空いており、皺が多いのが特徴である。
萼片は5枚で、先が反り返る。
雄しべはたくさんある。
結実時期は6月から7月である。
実はキイチゴ状果(集合核果)である。
赤く熟した実は甘いが、種には苦味がある。
それが名の由来でもある。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の microphyllus は「小さい葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus microphyllus

★名を聞いて興味が湧くよ苦苺
 どんな味かと思い巡らし

ニガイチゴ070505b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ナルコユリ070429a-l.jpg鳴子百合(ナルコユリ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎は円柱形で、上部は弓状にたわむ。
近縁種の甘野老(アマドコロ)の茎には角があり、斜上して先は曲がらない。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
本種は葉先が下に下がり、甘野老(アマドコロ)は斜上する。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から花柄を出して枝分かれをさせ、緑白色をした筒状の花を1輪から3輪くらい下向きにつける。
花筒の長さは2センチくらいで、先のほうが色が濃くなる。
先端は6つに裂け、緑色を帯びる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、花の様子を「鳴子」に見立てたものである。
「鳴子」というのは田畑を荒らす鳥や獣を追い払うためのもので、竹筒を小さな板に並べてぶら下げたものである。
根茎は生薬で黄精(おうせい)といい、滋養、強壮薬とされる。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の falcatum は「鎌状の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園の山野草展で撮った。
学名:Polygonatum falcatum

★ぶらぶらと花を垂らして鳴子百合
 触れてみようか音色聞きたく

ナルコユリ070429c-l.jpg

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アクイレギア・ビリディフローラ080427a-l.jpgアクイレギア・ビリディフローラはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は中国西部やシベリアである。
流通名を黒花苧環(クロバナオダマキ)という。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から出る葉は2回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
枝分かれをした先に3枚ずつ小葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は扇形で先が3つに裂け、裂片は更に2つから3つに切れ込む。
開花時期は4月から5月くらいである。
萼片は黒っぽい緑色、花冠や距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は灰色がかった緑色である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
チョコレートのような強い香りがする。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の viridiflora は「緑色の花の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aquilegia viridiflora

★渋い色何とも言えぬ味がある
 玄人好みのビリディフローラ

アクイレギア・ビリディフローラ080427c-l.jpg

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アンゲロニア

| トラックバック(0)

アンゲロニア080427a-l.jpgアンゲロニアはゴマノハグサ科アンゲロニア属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は中央アメリカから西インド諸島にかけてである。
草丈は60センチから120センチくらいである。
花茎が次々と伸びて、こんもり茂る。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から10月である。
暖地では周年開花をする。
花の色は青、紫色、白、ピンクなどのものがある。
花径は1センチくらいだが、たくさんの花がつく。
花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入る。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はサマースナップドラゴン(summer snapdragon)である。
スナップドラゴンは金魚草(キンギョソウ)のことである。
属名の Angelonia はギリシャ語の「Angelos(天使)」からきている。
種小名の angustifolia は「細葉の」を意味する。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Angelonia angustifolia

★暑さにはめっぽう強く夏花壇
 彩り飾るアンゲロニアは

アンゲロニア080427b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハルサメソウ090503a-l.jpg春雨草(ハルサメソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
山野草として愛好されているが、これは流通名である。
英名をロンドンプライド(London pride)という17世紀以前に作出された園芸品種がこれに当たるようである。
学名はサキシフラガ・ウルビウム(Saxifraga x urbium)という。
ピレネー山脈原産のumbrosa種と西アイルランド原産のspathularis種とのハイブリッドである。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は円形ないしへら形で、マット状となる。
葉は多肉質で、クリーム色の斑が入るものがよく流通している。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで、花弁は5枚である。
雄しべは10本で、先につく葯は橙色である。
雌しべは明るいピンクで、先が2つに割れる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の urbium は「町」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の「春の野草展」で撮った。
学名:Saxifraga x urbium 'Variegata'

★謎多き花の素性を追ってみる
 これは仮説と覚悟を決めて

ハルサメソウ090503c-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤブヘビイチゴ080504b-l.jpg藪蛇苺(ヤブヘビイチゴ)はバラ科ヘビイチゴ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、半日陰のやや湿ったところに生える。
海外では、台湾、中国の南部、東南アジアなどにも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地面を這い、匍匐茎で繁殖する。
葉は3小葉からなる。
側小葉が分かれて5小葉のように見えるものもある。
小葉の形は楕円形である。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、濃い緑色をしている。
開花時期は4月から6月くらいである。
葉の脇から柄を伸ばし、先に花径2センチくらいの黄色い5弁花をつける。
萼片は5枚で、その下に萼片より大きな副萼片がある。
イチゴのような実(偽果)は赤く熟すが、食べても味はない。
近縁種の蛇苺(ヘビイチゴ)は明るい場所に生え、葉の色が薄く、萼は花から飛び出さない。
属名の Duchesnea はフランスの植物学者「デュシェーヌ(A. N. Duchesne)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Duchesnea indica

★薄闇をほんのり照らし花開く
 藪蛇苺の花愛おしく

ヤブヘビイチゴ080504a-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ノウルシ080426a-l.jpg野漆(ノウルシ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、河川敷や湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
茎先には5枚の葉を車輪のようにつける(輪生)。
柄はなく、茎に直接つく。
葉の形は楕円形ないし倒披針形である。
葉の先は尖っておらず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
茎先に輪生した5枚の葉の脇から杯状花序をつける。
杯状花序というのはトウダイグサ科トウダイグサ属に特有のもので、数個の総苞片が合わさってできた「杯状」の総包の中に、1本の雄しべからなる雄花多数と、1本の雌しべからなる雌花1つが入った「花序」である。
総苞というのは花の根元につく葉ようなものだが、この黄色い総苞が花びらのように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、茎から漆(ウルシ)に似た白乳液が出ることからきている。
この白乳液には有毒なユーフォルビンが含まれ、かぶれ、皮膚炎、嘔吐、下痢などを引き起こす。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名にちなむ。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の adenochlora は「腺が緑色の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Euphorbia adenochlora

★しっかりとトウダイグサの特色を
 見せて開いた野漆の花

ノウルシ080426b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヒイラギソウ080426c-l.jpg柊草(ヒイラギソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方と中部地方の一部に分布し、山地のやや湿った木陰に生える。
森林伐採や盗掘によって個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には不揃いで鋭い切れ込みがある。
葉の長さは5センチから10センチくらいあり、葉の柄は長さが3センチから5センチくらいある。
開花時期は4月から6月である。
花は茎の上部の花の脇に3段から5段の段になってつく。
花の色は濃い青紫色である。
花は長さが2、3センチの筒形で、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、葉の形が柊(ヒイラギ)に似ているところからきている。
近縁種に甲斐竜胆(カイジンドウ)がある。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Ajuga incisa

★唇の形の花に似合わない
 鋭く切れ込む葉が個性的

ヒイラギソウ080426b-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ハチジョウクサイチゴ080420b-l.jpg八丈草苺(ハチジョウクサイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
関東地方南部、伊豆諸島、山口県、九州、小笠原諸島の父島などに分布し、海岸近くに生える。
和名の由来は、八丈島で発見されたことからきている。
かつては父島に分布するものは島三つ葉木苺(シマミツバキイチゴ:Rubus nishimuranus)と呼び、父島の固有種と見なされていたが、現在では同一種とされるようになった。
本種は梶苺(カジイチゴ)と草苺(クサイチゴ)との自然交雑種と考えられている。
梶苺(カジイチゴ)との違いは、枝に棘があることである。
樹高は30センチから40センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は3月から5月くらいである。
枝先に白い5弁花を上向きにつける。
結実期は5月から6月である。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果) である。
赤く熟した実は食べられるが、酸味がある。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の nishimuranus は小笠原植物の採集者「西村茂樹さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus x nishimuranus

★その由来聞けば納得するけれど
 わからぬことの多さを嘆き

ハチジョウクサイチゴ080420c-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヘビイチゴ060429a-l.jpg蛇苺(ヘビイチゴ)はバラ科ヘビイチゴ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのいい湿った草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は長さ2、3センチの楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
花径10ミリから15ミリくらいで5枚の花びらを持つ黄色い花を咲かせる。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、赤く熟する。
食べられるがあまりおいしくない。
近縁種の藪蛇苺(ヤブヘビイチゴ)は、葉の色が濃くて全体に大きい。
属名の Duchesnea はフランスの植物学者「デュシェーヌ(A. N. Duchesne)さん」の名からきている。
種小名の chrysantha は「黄色の花の」という意味である。
花の写真は4月に南足柄市の「足柄森林公園丸太の森」で撮った。
実の写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Duchesnea chrysantha

★恐ろしい名前もらった蛇苺
 食べてほしいが人に嫌われ

ヘビイチゴ100515a-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オオカメノキ070518a-l.jpg大亀の木(オオカメノキ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山にかけて生える。
海外では、朝鮮半島やサハリンにも分布する。
和名の由来は、卵円形の葉の形を亀の甲羅に見立てたものである。
別名を「ムシカリ」ともいう。
これは葉に虫がよくつくことからの命名である。
樹高は3メートルから4メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色をしている。
葉は向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開直後に花が咲く。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い花をたくさんつける。
花序の中心には両性花がつき、その周りに花径2、3センチの装飾花をつける。
両性花の花びらは5つに分かれ、花径は6ミリから8ミリくらいである。
短い雄しべが5本あり、真ん中に雌しべがある。
花の時期は短い。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
果実酒にすると美味しい。
秋には紅葉がきれいである。
材は弓や輪かんじきの材料となる。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の furcatum は「フォーク状の」という意味である。
花の写真は5月に北大植物園で撮った。
実の写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Viburnum furcatum

★たくさんの赤い実つけて誰招く
 大亀の木の葉は個性的

オオカメノキ080813a-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

スズカイカリソウ080426c-l.jpg碇草(イカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
漢字では「錨草」とも書く。
花の形が船の錨に似ていることからつけられた名前である。
北海道と本州に分布し、山地や林の中に生える。
鈴鹿碇草(スズカイカリソウ)はその園芸品種である。
特徴は、基本種のような碇形の長い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がないことである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
小さな葉が9枚でセットになっている。
3つに枝分かれした後、もう一度3つに分かれる。
小葉の形はハート形である。
開花時期は3月から5月である。
花弁は4枚で、花の色はピンクである。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉。イカリソウに転用された。
種小名の grandiflorum は「大きい花の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Epimedium grandiflorum 'Suzuka'

★さっぱりと姿を変えた碇草
 静かに咲けば春の足音

スズカイカリソウ080426d-l.jpg

植物図鑑

花図鑑



味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

このアーカイブについて

このページには、2011年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年4月です。

次のアーカイブは2011年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7