2011年4月アーカイブ

ハコネシロガネソウ070505c-l.jpg箱根白銀草(ハコネシロカネソウ)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から静岡県にかけて分布し、山地の林の中に生える。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎や葉には毛は生えていない。
葉は5出複葉(1枚の葉が5つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は菱状の卵形である。
頂小葉には浅い切れ込みがあり、切れ込みには丸みがある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径1センチくらいの白い花を普通は1輪ずつつける。
5枚の花びらのように見えるのは萼片である。
5枚の黄色い小さな花弁は蜜腺状となっている。
雄しべは10本くらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
白銀草(シロカネソウ)とよく似ているが、本種は萼片の形が倒卵形で丸みを帯びている。
属名の Dicliptera はギリシャ語の「dicho(2部分の)+karpos(果実)」からきている。
種小名の hakonense は「箱根の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dichocarpum hakonense

★少しだけ姿を変えて限られた
 土地にだけ咲く花は可憐で

ハコネシロガネソウ070505a-l.jpg

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アズマニシキ100501a-l.jpg東錦(アズマニシキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
荒川堤にあったとされ、佐野藤右衛門氏によって保存され残っている。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花の色は淡い紅色で、花弁数は15枚から20枚である。
花径は5センチくらいある八重の大輪である。
花弁の外側がやや濃い色となるのが特徴である。
雌しべの葉化が見られる。
一総につく花の数は3輪から5輪である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は5月に皇居東御苑で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Azumanishiki'

★豪快に咲いた姿の心地よく
 思わず拍手春は爛漫

アズマニシキ100501b-l.jpg

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サワオグルマ080426c-l.jpg沢小車(サワオグルマ)はキク科キオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい山間の湿地などに生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は中空で直立し、柔らかく白い産毛が生える。
根際から生える葉はへら状をした披針形で、長い柄がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は疎らで、互い違いに生える(互生)。
茎葉にはぎざぎざ(鋸歯)はなく、茎を抱くようにつく。
葉は肉質で分厚い。
開花時期は4月から6月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、数個の花(頭花)をつける。
花径は3センチから5センチくらいである。
花の色は黄色く、舌状花の数が多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の pierotii は採集家「ピーロの」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Senecio pierotii

★雨に濡れ沢小車はひっそりと
 黄花を垂らす霞む景色よ

サワオグルマ080426d-l.jpg

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キバナノクリンザクラ080426d-l.jpg黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地はアフリカ北部、地中海沿岸地方、西アジアなどである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は直立し、毛が生えている。
根際からはへら形の葉が数枚生える。
葉には柄があり、縁には不規則な切れ込みがある。
葉の表面には皺があり、葉のつけ根は狭くなって柄とつながる。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2、3センチの黄色い花を数輪横向きにつける。
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開く。
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。
花の真ん中には橙色の斑がある。
萼片は白色を帯び、5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花には香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花や葉は、去痰や鎮静などの薬効がある。
英名はカウスリップ(cowslip)である。
これは牧場によく生えていたことからつけられた名前である。
学名からきたプリムラ・ベリスの名でも流通している。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。
種小名の veris は「春の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Primula veris

★愛らしい名前もらって嬉しいと
 群がりて咲く黄花賑やか

キバナノクリンザクラ080426b-l.jpg

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テンノウメ090503a-l.jpg天の梅(テンノウメ)はバラ科テンノウメ属の常緑小低木である。
鹿児島県の南部から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸の石灰岩上に生える。
海外では、台湾、中国南部、ハワイにも分布する。
別名を磯山椒(イソザンショウ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は20センチくらいである。
地を這って1メートルから3メートルくらいまで広がる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉には艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花を疎らにつける。
花径は1センチくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は小さな球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、赤く熟する。
属名の Osteomeles はギリシャ語の「osteon(骨)+melon(リンゴ)」からきている。骨質の果実の様子から名づけられた。
種小名の anthyllidifolia は「(マメ科の)アンティリス属(Anthyllis)のような葉の」という意味である。
変種名の subrotunda は「やや円形の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Osteomeles anthyllidifolia var. subrotunda

★やっとだよ出合い叶った天の梅
 その小ささに目を細め見る

テンノウメ090503b-l.jpg

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ヤエベニオオシマ080413a-l.jpg八重紅大島(ヤエベニオオシマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
大島桜(オオシマザクラ)の形質が強いが、サトザクラの形質も見られる。
このため両者を交配させたものと考えられている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
花径3センチくらいの中輪で、八重咲きである。
花の色は淡い紅色である。
花弁数は15枚から20枚くらいで、花弁の形は円形である。
萼筒の形は鐘形である。
一総に3、4輪の花をつける。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana var. speciosa 'Yaebeni-Ohshima'

★大島と思えぬような花の色
 ピンクの八重が微笑むように

ヤエベニオオシマ080413b-l.jpg

ヤエベニオオシマ080413d-l.jpg

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キバナイカリソウ080426a-l.jpg黄花碇草(キバナイカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
北海道と東北地方北部、それに近畿地方以北の本州の日本海沿岸に分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は2回3出複葉といって、3つに枝分かれした先にそれぞれ3出複葉(1つの葉が3枚の小さな葉に分かれた形)をつける。
小葉は大きく、卵形で先が尖り、縁には刺状の毛がたくさんついている。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い黄色である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出してたくさんの花をつけ、下についた花から開いていく。
花びらは4枚、萼片は8枚、雄しべは4本ある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は四方に長く伸びる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉。イカリソウに転用された。
種小名の koreanum は「高麗(朝鮮)の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Epimedium koreanum

★ちょっと見は目立たないけど個性的
 よくよく見てね不思議な姿

キバナイカリソウ080426b-l.jpg

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目木(メギ)

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メギ080420b-l.jpg目木(メギ)はメギ科メギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地や丘陵の草地や林の中などに生える。
また、生垣として利用されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをし、針状の細い刺が枝や葉のつけ根に生える。
このため、「コトリトマラズ」や「コトリスワラズ」の別名もある。
葉はへら形で、長枝では互い違いに生え(互生)、短枝では束になって生える(束生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
短枝から新しい葉とともに短い花序が出て、黄色い花を数個下向きにつける。
花は、同じメギ科の柊南天(ヒイラギナンテン)に似ていて、それを小さくしたような感じである。
花径は5、6ミリくらいで、花弁と萼片が6枚ずつある。
萼片のほうが花弁よりも大きくて、萼のほうが花びらのように見える。
雄しべも6本ある。
10月ころには楕円形をした液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤く熟する。
紅葉もきれいである。
枝などを乾燥させたものを生薬で小蘗(しょうはく)といい、結膜炎などの目の病気に効く。
これが名の由来でもある。
小蘗(しょうはく)は健胃、整腸、下痢止めなどの薬効もある。
属名の Berberis はこの属の1種の実につけられたアラビア名「berberys」からきている。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Berberis thunbergii

★葉の陰に棘を隠して目木の木は
 茨の思い誰に向けるか

メギ080420c-l.jpg

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ツルカノコソウ090412d-l.jpg蔓鹿の子草(ツルカノコソウ)はオミナエシ科カノコソウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の川沿いや林の中などに生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
別名を山鹿の子草(ヤマカノコソウ)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
蔓状の走出枝を四方に伸ばして広がる。
茎は中空で直立をする。
葉は羽状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉の裂片は長い楕円形で先が尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎も葉も軟らかい。
開花時期は4月から5月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径2、3ミリの白い小さな花をたくさんつける。
蕾は紅色を帯びている。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
雄しべ3本が花冠から突き出る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、上から見た蕾の様子を「鹿の子絞り」に見立てたものである。
属名の Valeriana はラテン語の「valere(強くなる)」からきているという説がある。
種小名の flaccidissima は「とてもふにゃふにゃした」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Valeriana flaccidissima

★小さくて肉眼ならばぼんやりと
 見えるだけだが蔓鹿の子草

ツルカノコソウ090412a-l.jpg

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マツマエハヤザキ060520b-l.jpg松前早咲き(マツマエハヤザキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間である。
北海道松前町の光善寺に原木がある。
地元では、「南殿」あるいは「血脈桜」の名称を用いている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄には疎らに毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紅色である。
花径は4、5センチの大輪で、八重咲きである。
花びらの数は11枚から20枚で、形は丸い。
一総につく花の数は2?4輪である。
葉の裏面や葉の柄には毛が生える。
花の柄や萼筒にも疎らに毛が生える。
高砂桜(タカサゴザクラ)の影響を受けていると考えられている。
稀に結実をする。
暖地での生育はあまりよくないという。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は5月に函館で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Matsumae-hayazaki'

★蝦夷の地に花を咲かせて幾年ぞ
 五稜郭にも春の訪れ

マツマエハヤザキ060520a-l.jpg

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ムラサキヤシオ080420b-l.jpg紫八汐(ムラサキヤシオ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道から本州の滋賀県にかけて分布し、山地から亜高山にかけての林の中や林の縁に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は倒卵形ないし倒披針形で、互い違いに生える(互生)し、枝先に数枚が輪生状に生える。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、短くて硬い毛が生える。
開花時期は4月から7月である。
葉の展開前かあるいは同時に花を咲かせる。
花は紅紫色で、枝先に1輪から6輪が集まってつく。
花冠は花径3、4センチの幅の広い漏斗形で、先が5つに裂ける。
上部の裂片の内側には濃い色の斑が入り、白い毛が生える。
雄しべは10本である。
そのうちの5本は短く、花糸のつけ根には白い毛がたくさん生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、紫色の染料で何回も染め上げたという意味合いである。
別名を深山躑躅(ミヤマツツジ)という。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の albrechtii は「アルブレヒト(M. Albrecht)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron albrechtii

★山深い林が好きなこの躑躅
 毛にくるまれて色鮮やかに

ムラサキヤシオ080420a-l.jpg

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ミツガシワ080420a-l.jpg三槲(ミツガシワ)はミツガシワ科ミツガシワ属の多年草である。
漢字では「三柏」とも書く。
ミツガシワ属には三槲(ミツガシワ)1種のみしか存在しない。
いわゆる氷河期の遺存植物の1つと言われている。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や低地の沼地や湿地に生える。
海外では、北半球に広く分布し、「極地周辺植物」といわれるものの1つである。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
小葉の形は卵形で、縁は波打っている。
開花時期は4月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの小さな白い花を10輪から20輪くらいつける。
花は下から順に咲いていく。
花冠は深く5つに裂け、裂片の内側には白い縮れた毛をたくさんつけている。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
株によって、雄しべのほうが長い花を咲かせるものと、雌しべのほうが長い花を咲かせるものがある。
長花柱花(雌しべのほうが長い花)が結実する。
花の後にできる実は丸いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、黄赤色に熟する。
和名の由来は、3枚ある葉の形が「柏の葉」に似ている、あるいは家紋の「三柏」に似ているというところからきている。
「丸に三柏」の家紋は山内一豊が用いたものである。
葉には苦味成分が含まれ、生薬で睡菜(すいさい)といって江戸時代には健胃薬として用いられたという。
別名を水半夏(ミズハンゲ)という。
属名の Menyanthes はギリシャ語の「menyein(表現する)+anthos(花)」からきている。花が徐々にひらいていくことから名づけられた。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Menyanthes trifoliata

★古の名残を秘めて三槲
 湿原に咲く人里離れ

ミツガシワ080420b-l.jpg

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シャーレーポピー090419a-l.jpg雛罌粟(ヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは桃山時代に中国を経由して渡来した。
シャーレーポピー(Shirley poppy)はその園芸品種である。
1880年ころに作出され、今日栽培されるものはほとんどこの品種だという。
草丈は40センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は、羽状に深く裂ける。
茎には葉はつかない。
開花時期は4月から5月である。
花径は5センチから8センチくらいである。
花の色は紅色、ピンク、白などのものがある。
原種は4弁花だが、本種には八重咲きのものが多い。
花びらには紙を揉んだような皺がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の rhoeas は「ヒナゲシの」という意味である。
品種名の Shirley は女性名で、女優ではシャーリー・マクレーンなどの例がある。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Papaver rhoeas 'Shirley'

★ふくよかに咲いてみようかどうせなら
 風に揺られてシャーレーポピー

シャーレーポピー090419b-l.jpg

シャーレーポピー090419c-l.jpg

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タイリンエンレイソウ070430b-l.jpg大輪延齢草(タイリンエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
学名のトリリウム・グランディフロルムで表示するものもある。
原産地は北アメリカである。
東部の五大湖地方を中心に東部一帯に広く分布し、林の中などに生える。
草丈は40センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形である。
開花時期は4月から6月くらいである。
緑色をした外花被片(萼片)と白い内花被片が3枚ずつある。
内花被片は咲き進むと桃色に変わる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
日本にも自生する大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)と似ているが、それよりも内花被片の幅が広い。
「延齢草」の名の由来は、生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Trillium grandiflorum

★アメリカと北海道を結ぶ花
 延齢草は羽ばたくように

タイリンエンレイソウ070430a-l.jpg

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サトザクラ・キリン070430c-l.jpg麒麟(キリン)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
分類上はサトザクラ群の栽培品種である。
明治時代に桜の名所であった「荒川堤」から広まった。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
樹形は盃状となる。
関山(カンザン)に似るが枝や幹がごつごつしている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面には皺があり、葉脈が浮き出る。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の下旬である。
花径4センチから5センチの八重咲きの大輪で、花の色は濃い紅色である。
花弁数は30枚から50枚くらいで、花弁の形は円形である。
葉化した雌しべが1、2本ある。
一総につく花の数は3、4輪である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kirin'

★濃い紅の色が豪華な鞠となり
 唸るがごとき麒麟の姿

サトザクラ・キリン070430a-l.jpg

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テシオコザクラ080420b-l.jpg天塩小桜(テシオコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北海道の固有種である。
天塩川と問寒別川流域に分布し、蛇紋岩や石灰岩地帯に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
全体にやわらかな毛が生えている。
葉は根元から生え、手のひら形に浅く裂けている。
自生地での開花時期は5月から6月である。
白くて真ん中の部分が黄緑色をした花を2、3輪つける。
和名の由来は、北海道の手塩で最初に見つかったことからきている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の takedana は高山植物の研究家「武田久吉さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula takedana

★北の地に春の歓びひそやかに
 伝え花咲く天塩小桜

テシオコザクラ080420a-l.jpg

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ツルオドリコソウ080420c-l.jpg蔓踊子草(ツルオドリコソウ)はシソ科ラミアストルム属の多年草である。
原産地はヨーロッパの東部から西アジアにかけてである。
日本では園芸用として渡来したものが野生化している。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は卵形ないし円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には細かい毛が生え、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には斑が入るものもある。
開花時期は3月から5月くらいである。
花径1センチから2センチの黄色い唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花の後に匍匐枝を伸ばして増える。
属名の Lamiastrum はギリシャ語の「オドリコソウ属(Lamium)に近い」 という意味である。
種小名の galeobdolon は「イタチの臭いのする」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Lamiastrum galeobdolon

★踊り子の姿はすれど舶来は
 色鮮やかにラインダンスを

ツルオドリコソウ080420d-l.jpg

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イシガキスミレ090927a-l.jpg石垣菫(イシガキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
沖縄県石垣島の固有種である。
山地の渓流沿いの湿った岩の上に生える。
分類上は、八重山菫(ヤエヤマスミレ)の変種とされている。
基本種との違いは葉っぱの形である。
本種の葉は三角形で、つけ根の部分は切形となる。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は3センチから6センチくらいである。
無茎種である。
葉は三角形で、ロゼット状にたくさん生える。
開花時期は2月から4月くらいである。
花径は1センチくらいで、花の色は白い。
唇弁には淡い紅紫色の筋が入る。
側花弁には短い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の tashiroi は「田代安定さんの」という意味である。
変種名の tairae は「平良朝正さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Viola tashiroi var. tairae

★見ることの適わぬ花に出合えたと
 食い入りて見るガラス越しでも

イシガキスミレ090927b-l.jpg

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ベニタマニシキ080412a-l.jpg紅玉錦(ベニタマニシキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
別名を松前紅玉錦(マツマエベニタマニシキ)ともいう。
北海道松前町で、浅利政俊さんが作出した園芸品種である。
半八重霞桜(ハンヤエカスミザクラ)とサトザクラを交配させ、1963年に生まれた。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は淡い紅色で、八重咲きをする。
花弁数は50枚から100枚くらいあり、下垂してつく。
花弁の形は卵形である。
外側の花弁には濃い色が残る。
雌しべは葉化する。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Beni-tamanishiki'

★造られた花の華麗さ儚げで
 思いも揺れて紅玉錦

ベニタマニシキ080412c-l.jpg

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桷(ズミ)

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ズミ080420c-l.jpg桷(ズミ)はバラ科リンゴ属の落葉小高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や原野に生える。
また、街路や公園、庭などに植えられる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
漢字では「棠梨」ないし「酢実」とも書く。
和名の由来は、染み(ソミ)の転訛で、樹皮を煮出して黄色の染料に用いたことからきているという。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
よく枝分かれし、小枝はしばしば棘状になる。
若枝には毛がある。
葉は円形または楕円形で、時に3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
蕾の時は紅色をしているが、花が開くとほぼ白くなる。
稀に淡いピンクのものもある。
花弁数は5枚である。
果実が成熟するのは9月から10月である。
果実は小球形で赤く熟する。
材は櫛、器具材などに利用される。
小林檎(コリンゴ)、小梨(コナシ)、姫海棠(ヒメカイドウ)、三葉海棠(ミツバカイドウ)などの別名がある。
属名の Malus はギリシャ語の「malon(リンゴ)」からきている。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
実の写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Malus sieboldii

★桷の実の熟す姿の愛らしく
 思わず知らず頬を緩めて

ズミ080420b-l.jpg

ズミ実050903a-l.jpg

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シロヤシオ080420c-l.jpg五葉躑躅(ゴヨウツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけてと四国に分布し、太平洋側の山地に生える。
和名の由来は枝先に五枚の葉をつけることからきている。
白八汐(シロヤシオ)、松膚(マツハダ)の別名がある。
白八汐(シロヤシオ)は赤八汐(アカヤシオ)に対する命名である。
松膚(マツハダ)は古い樹皮が松の木に似ているところからきているという。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は倒卵形で、枝先に5枚が輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らない。
葉には細かい毛が密生する。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は白く、花径は3センチから4センチくらいである。
上部の裂片には緑色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の quinquefolium は「5枚の葉の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron quinquefolium

★真っ白な花は俯き物思い
 そよ風渡る五月の空に

シロヤシオ080420b-l.jpg

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エゾタンポポ070518a-l.jpg蝦夷蒲公英(エゾタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、平地や低山の草地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は根元から生え、羽状に深く切れ込む。
長さいものは30センチ以上にもなり大きい。
花茎の上部には毛が密生する。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇から中空の花茎を伸ばし、花径が4センチくらいある濃い黄色の頭花をつける。
日本在来種のタンポポの中では最も大形の花である。
頭花はすべて両性の舌状花からなる。
総苞の長さは25ミリくらいある。
総苞の長さも在来種の中では一番である。
総苞の直径も太く、 がっしりしている。
総苞片は幅が広くて卵型をしており、反り返らず総苞にくっついている。
また、角状突起もない。
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)は総苞外片が反り返るので区別ができる。
関東蒲公英(カントウタンポポ)は総苞外片に小さな角状突起があることで区別する。
また、蝦夷蒲公英(エゾタンポポ)は総苞外片が太く、長さも内片の2分の1くらいあることで区別する。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の hondoense は「本州産の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Taraxacum hondoense

★蝦夷の地に咲く蒲公英の大きさを
 この眼で見たいの夢を叶えて

エゾタンポポ070518b-l.jpg

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イズモコバイモ090320b-l.jpg出雲小貝母(イズモコバイモ)はユリ科バイモ属の多年草である。
島根県の固有種である。
島根県の東部に2、3の自生地があるだけの稀少植物で、落葉樹の林の中に生える。
1979年発表という新しい植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は長さ5、6センチの細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
あるいは、3枚が輪生する場合もある。
開花時期は3月から4月である。
早春に茎と葉を展開して開花し、結実後に地上部は枯れる。
種から花がつくまでは5年くらいかかるという。
花の色は白く、広い鐘形で茎先に1輪の花を下垂させる。
花被片は6枚で、長さは2、3センチである。
花被片の上部に出っ張りはない。
この特徴は甲斐小貝母(カイコバイモ)と似ている。
違いは、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)に突起がある点や柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)がほとんど分裂しないことなどである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の ayakoana は特異性を発見した「丸山絢子さん」にちなむ。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Fritillaria ayakoana

★早春の林の中にひっそりと
 花を開くか春の妖精

イズモコバイモ090320a-l.jpg

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ハタザクラ070331b-l.jpg旗桜(ハタザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
東京の荒川堤に植えられていたものの1つである。
旗弁という雄しべが花びらのように変化したものが時折2、3枚あるのが特徴であり、それが名の由来でもある。
分類上はサトザクラの1つとされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
一重咲きの大輪である。
花の色は白く、花びらに皺のようなうねりがある。
なお、東京都文京区の白山神社を起源とする白山旗桜(ハクサンハタザクラ)が別にある。
これを別種とする説と同一とする説がある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
品種名の Vexillifera は「旗弁のある」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Vexillifera'

★真っ白な花びらの中よく見れば
 旗が立つさまどこか床しく

ハタザクラ070331a-l.jpg

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コバノミツバツツジ080420c-l.jpg小葉の三葉躑躅(コバノミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
「三葉」は葉が3枚ということであり、「小葉」は近縁種と比べて葉が小さいということである。
樹高は1メートルから3メートルである。
普通は枝先に長さ3センチから5センチの菱形をした3枚の葉を輪になってつける(輪生)。
葉の裏面に網目模様がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は3センチくらいで、漏斗状をした紅紫色の花である。
花の柄や萼には毛が多い。
上側の花びらの内側には色の濃い斑点がある。
雄しべは10本あり、5本は長く5本は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron reticulatum

★葉の前に咲かす花色美しく
 賑わい誘う躑躅の季節

コバノミツバツツジ080420a-l.jpg

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シチトウスミレ070408a-l.jpg大輪が垂れて地を這う七島菫

七島菫(シチトウスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
伊豆諸島と伊豆半島の南部に分布し、林の中や林の縁などに生える。
分類上は立坪菫(タチツボスミレ)の変種とされる。
海岸型であることと大形であることが特徴である。
草丈は15センチから30センチくらいである。
有茎種である。
根際から生える心形の葉には艶がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)が大きくて、粗い切れ込みがある。
開花時期は3月から4月である。
花径は2、3センチあり、花の色は淡い青紫色である。
ただし、変異が多くて伊豆半島にあるものなどは見分けるのが大変なようである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「菫」が春の季語である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつの」という意味である。
変種名の hichitoana は「伊豆七島の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola grypoceras var. hichitoana

★海風を受けてすくすく育ちしか
 色も鮮やか七島菫

シチトウスミレ080420a-l.jpg

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シロカネスミレ070324a-l.jpg白金菫(シロガネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
東京の白金で発見されたのが名の由来である。
分類上は、菫(スミレ:Viola mandshurica)の品種の1つとされる。
花の色が白いほかは、菫(スミレ)と同様の形状である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
草丈は10センチくらいである。
無茎種である。
葉は丸みがあって細長いへら形である。
開花時期は3月から4月である。
花径は2センチくらいで花の色は白く、花弁には紫色の筋が入る。
2枚の上弁が比較的大きく、唇弁は小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
品種名の hasegawae は昆虫学者「長谷川仁さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica f. hasegawae

★東京で見つかる菫あるのだと
 驚きながら見詰め直して

シロカネスミレ070324c-l.jpg

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タグイアラシ080412a-l.jpg類嵐(タグイアラシ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
荒川堤から広まった桜とされるが、名前の由来ははっきりしない。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉の形は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花の色は白い。
花弁数は5枚で、花弁の形は楕円形である。
花弁の縦方向に皺があり、先は深く切れ込む。
咢筒の形は鐘形である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Similis は「類似の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Similis'

★一重でも立体感を出して咲く
 類嵐の花色白く

タグイアラシ080412b-l.jpg

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樒(シキミ)

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シキミ080420d-l.jpg青空をバックに写す花樒

樒(シキミ)はシキミ科シキミ属の常緑小高木である。
かつてはモクレン科に分類されていた。
本州の宮城県から沖縄にかけて分布し、山林に生える。
また、仏事に用いるため寺院などで植栽される。
海外では、台湾、中国にも分布している。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は黒褐色で、虫が這ったような皮目(ひもく=樹皮にあって空気を通す部分)がある。
葉は長い楕円形で、長さは4センチから12センチくらいである。
枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
短い柄を持ち、先は鋭く尖る。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は灰色がかっている。
開花時期は3月から4月である。
花径は3センチくらいで、クリーム色をした細長い花びらが15枚くらいある。
実は六角状の袋果(袋状で熟すと弾けて種子を出す)が集まった集合果で、緑色から褐色に熟する。
実は植物でただ1つ「毒物及び劇物取締法」で劇物に指定されている。
全体に香気があり、仏前に供えたり、葉や樹皮から線香や抹香を作ったりする。
また、材は数珠などにされる。
俳句では「樒の花」が春の季語である。
属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」に由来する。植物体に芳香があることからきている。
種小名の anisatum は「アニスに似た香りの」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
実の写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Illicium anisatum

★独特の香りを放つ樒の木
 淡い花色とても似合って

シキミ080420b-l.jpg

シキミ080720a-l.jpg

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キスミレ080420a-l.jpg黄菫(キスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の山梨県から九州にかけて太平洋側に分布し、低山の草原に生える。
富士山周辺と阿蘇山周辺に比較的多く見られる。
大陸系のスミレで、中国や朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されていた。
レッドリスト(2007)で指定から外れた。
草丈は5センチから15センチくらいである。
有茎種で茎は直立する。
葉は心円形で、上部に3、4枚をつける。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
茎につく葉の脇から花柄を出し、花径2センチ前後の黄色い花をつける。
唇弁と側弁に褐色の筋がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はきわめて短い。
稀に八重咲きのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola orientalis

★阿蘇の春彩り咲くか黄菫は
 眩しい草地夢に描いて

キスミレ080420b-l.jpg

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ゴマギ080505d-l.jpg胡麻木(ゴマギ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木である。
「ゴマキ」と呼ばれることもある。
葉を揉むと胡麻(ゴマ)の香りが漂うというのが名の由来である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、湿気の多いところに生える。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
枝葉が密に繁る。
葉は厚く、向かい合って生える(対生)。
葉の形は卵状の楕円形で、上半部に波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は葉脈に沿って皺が多く、葉脈がへこんでいる。
裏面には白い毛がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い花が集まって咲く。
花冠は4つに裂けて横に開く。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は長い楕円形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころ赤く熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Viburnum sieboldii

★どれどれと胡麻の香りを確かめつ
 胡麻木の花をしげしげ眺め

ゴマギ080505b-l.jpg

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ダイミン080413d-l.jpg大明(ダイミン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラ系の園芸品種である。
川口市安行から多摩森林科学園に導入されている。
鷲の尾(ワシノオ)と同種という説もある。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花弁は5枚から7枚で、円形である。
花弁にはうねるような皺があり、先が切れ込むものが多い。
花の色は白だが、花弁の先は淡い紅色を帯びる。
萼筒は太い鐘形である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Daimin'

★名の由来わからぬけれど大明は
 悠然と咲く巨木となりて

ダイミン080413c-l.jpg

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キシツツジ080420a-l.jpg岸躑躅(キシツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種である。
本州の岡山県・島根県から西と四国、九州に分布し、川岸の岩場に生える。
黐躑躅(モチツツジ)の近縁種で、よく似た性質をもつ。
樹高は1メートルくらいである。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は黐躑躅(モチツツジ)よりも細い。
葉の柄や若い枝には毛が多く粘つく。
開花時期は4月から5月である。
枝先に淡い紅紫色の花を1輪から3輪つける。
花冠は5つに深く裂け、上側の3枚の裂片には濃い紅紫色の斑が入る。
雄しべが10本なのも区別点である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、川岸に生えることからきている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の ripense は「河岸に生える」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron ripense

★好きなのは自然の川と岸躑躅
 水の流れを友に育って

キシツツジ080420c-l.jpg

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オニコバノガマズミ080420c-l.jpg鬼小葉の莢迷(オニコバノガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつく。
白山木(ハクサンボク:Viburnum japonicum)と莢迷(ガマズミ:Viburnum dilatatum)との交雑種である。
九州の北部で発見された。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂ける。
花の後にできる実は楕円形で、秋には真っ赤に熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
実の写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum x kiusiana

★めずらしい花を見るならここがいい
 調べる楽しみ後に控えて

オニコバノガマズミ091005a-l.jpg

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キサントケラス・ソルビフォリア090426c-l.jpgキサントケラス・ソルビフォリアはムクロジ科キサントケラス属の落葉小高木である。
原産地は、中国東北部、モンゴル、朝鮮半島である。
1属1種である。
中国名の文冠果(ブンカンカ)でも流通している。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は4月から5月である。
花弁は5枚で、花の色は白い。
花弁のつけ根の部分は、はじめは淡い緑色で、咲き進むと黄色から淡い紅色へと変化する。
雄しべは8本、雌しべは1本である。
花弁と雄しべの間に花盤があり、黄色い蜜腺をもつ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、中には黒褐色の種子がある。
熟した種子から搾った油は石鹸にしたり食用として利用される。
属名の Xanthoceras はギリシャ語の「xantho (黄色い)+ceras (つの)」からきている。花弁の間に角状に突き出た黄色い腺があることから名づけられた。
種小名の sorbifolia は「ナナカマド属(Sorbus)のような葉の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Xanthoceras sorbifolia

★花色がとてもきれいな文冠果
 つられるように樹に近づいて

キサントケラス・ソルビフォリア090426d-l.jpg

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ソメイベニ080406b-l.jpg染井紅(ソメイベニ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
染井吉野(ソメイヨシノ)にできた枝変わりから生まれたもので、花色が濃い。
原木は三島市にある。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏面の色は淡い緑色である。
葉の柄には毛が多い。
開花時期は4月上旬である。
葉の展開に先立って花をつける。
花径は2、3センチの中輪で、花の色は紅色である。
花弁数は5枚で一重咲きである。
花の色は淡い紅色から濃い紅色に変化する。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも花は小さい。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Somei-beni'

★花色のくっきりついた染井紅
 紅に染まれば名もまた床し

ソメイベニ080406c-l.jpg

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ムラサキオンツツジ080413a-l.jpg雄躑躅(オンツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木ないし小高木である。
本州の紀伊半島と四国、九州に分布し、日当たりの良い山地に生える。
紫雄躑躅(ムラサキオンツツジ)はその希少種で、紀伊半島に分布する。
和名の由来は木の男性的な姿からきており、雌躑躅(メンツツジ)の別名のある藤躑躅(フジツツジ)との対比で命名された。
ツツジ属の中では樹高も高く、3メートルから7メートルくらいである。
葉は長さ5センチから8センチの卵円形で互い違いに生える(互生)が、枝先に3枚が輪生するように見える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開前あるいは展開と同時に開花し、朱赤色ないし濃い紅紫色の花を1輪から3輪つける。
普通の雄躑躅(オンツツジ)の花の色は朱赤色である。
花径も5センチほどある大輪である。
花冠は漏斗状で先が5つに深く裂ける。
裂片の形は楕円形で、上部の裂片の内側には濃い斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の weyrichii は植物採集家「ウェイリッチ(Weyrich)さんの」という意味である。
品種名の purpureum は「紫色の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron weyrichii f. purpureum

★大輪の色は稀なる紅紫
 艶やかにしてダイナミックに

ムラサキオンツツジ080413c-l.jpg

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オオチョウジガマズミ080420a-l.jpg大丁子莢迷(オオチョウジガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
自生種は長崎県の対馬にのみ分布する。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は、丁子莢迷(チョウジガマズミ)の基本種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、20個くらいの白い小さな花をつける。
花は筒状で蕾のときは紅色を帯びる。
花冠の先は5つに裂け、開花時には外に開く。
花はよい香りがする。
実は長さ1センチくらいの楕円形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、初めは赤く、後に黒く熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の carlesii は植物収集家「チャールズ(W. R. Carles)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum carlesii

★ぽかぽかと春の陽気に誘われて
 故郷遠く花を開いて

オオチョウジガマズミ080420b-l.jpg

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オトコヨウゾメ090419a-l.jpg男ようぞめ(オトコヨウゾメ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて太平洋側に分布し、日当たりの良い山地に生える。
不思議な名前である。
漢字名を調べたがわからなかった。
オトコは「男」であろうが、ヨウゾメはどう書くのだろう。
和名の由来は、ガマズミ類をさす木曽・下伊那地方の方言が「ヨウゾメ」で、他の果実は生食できるがこの果実は苦くて食べられないので「男」をつけたものである。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしており、よく枝分かれする。
葉は広い卵形で、向かい合って生える。
長さ3センチから8センチ、幅2センチから4センチで、葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は鋭く尖る。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は白っぽい緑色である。
毛は少ない。
開花時期は4月から5月である。
枝先から小さめの散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径5ミリから10ミリくらいの小さな白い花を数個つける。
合弁花で先が5つに裂け、裂片は平たく開く。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、9月から10月に赤く熟する。
材は道具の柄などに使われる。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の phlebotrichum は「有毛脈のある」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Viburnum phlebotrichum

★垂れ下がる白い花びら雨にぬれ
 オトコヨウゾメ痩せ我慢なり

オトコヨウゾメ090419b-l.jpg

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ソトオリヒメ100403b-l.jpg衣通姫 (ソトオリヒメ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する過程で作出され、大島公園に植えられた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸くて重なり、萼筒が短く毛が少ないなど、大島桜(オオシマザクラ)に近い性質を持ち合わせている。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形である。
花の色は淡い紅色を帯びるが白みが強い。
一総につく花の数は3、4輪である。
花にはかすかに香りがある。
結実性がある。
なお「衣通姫」とは記紀に絶世の美女と伝承される人物で、その美しさが衣を透けて見えるようであったという。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Sotoorihime'

★ふくよかな花の形のそのままに
 君に伝えん春の知らせを

ソトオリヒメ100403a-l.jpg

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モチツツジ080420a-l.jpg黐躑躅(モチツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の伊豆半島から岡山県にかけての太平洋側と四国に分布し、低山や丘陵地の林の縁などに生える。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉も枝も花も毛深く、触るとねばねばとひっついてくる。
和名の由来は、鳥餅のように粘ることからきている。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径5、6センチくらいの淡い紅紫色をした漏斗状の花をつける。
花冠は5つに深く裂け、上部の裂片の内側には濃い紅色の斑が入る。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は長さ1センチくらいのさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、白花のものもあり、白花黐躑躅(シロバナモチツツジ)という。
上部の裂片の内側には黄緑色の斑が入る。
また、園芸種には、大紫(オオムラサキ)、琉球躑躅(リュウキュウツツジ)、花車(ハナグルマ)などがある。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の macrosepalum は「大きな萼のある」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron macrosepalum

★身を護る術は巧みな黐躑躅
 絡めとります我が身に代えて

モチツツジ080420d-l.jpg

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ハマハタザオ080413b-l.jpg浜旗竿(ハマハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリンなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は細くて直立をする。
茎につく葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、葉の両面に毛が生える。
葉のつけ根は茎を抱く。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状にたくさん生える。
葉の上部の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をつける。
花びらは4枚で、十字状となる。
花びらの先はへこむ。
萼片は4枚である。
花の後にできる実は細長い棒状で直立する。
長角果と呼んでいる。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の stelleri は分類学者「ステラーさんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Arabis stelleri var. japonica

★砂浜にひょろりと立って潮風に
 ゆらりゆらゆら浜旗竿は

ハマハタザオ080413c-l.jpg

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オスマンサス・デラバイ080330a-l.jpgオスマンツス・デラバイはモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
原産地は中国である。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質である。
開花時期は3月から4月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白くて香りのよい小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の delavayi はフランス人の植物収集家「デラベイさん(A. Delavay)の」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Osmanthus delavayi(=Osmarea delavayi)

★春の陽に溶け込むようにこぼれ咲く
 デラバイの花香り豊かに

オスマンサス・デラバイ080330b-l.jpg

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センダイヤザクラ090406a-l.jpg仙台屋桜(センダイヤザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
高知市内の仙台屋という店の庭に植えられていた桜で、牧野富太郎博士が命名をした。
東北地方にあった山桜を移植したものと伝えられている。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は単鋸歯ないし重鋸歯である。
葉の裏表や柄に毛は生えていない。
開花時期は4月上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花をつける。
花びらは5枚の一重咲きで、花径4、5センチの大輪である。
蕾の色は淡い紅紫色である。
花の色も淡い紅紫色で、花びらの形は丸い。
一総につく花の数は2、3輪である。
咢筒の形は長い鐘形である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Sendaiya'

★この桜どんな素性があるのかと
 興味そそられじっくり眺め

センダイヤザクラ090406c-l.jpg

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キヨスミミツバツツジ090419b-l.jpg清澄三葉躑躅(キヨスミミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
本州の関東地方南部から近畿地方南部にかけて太平洋側に分布し、他の植物があまり生えていない岩地に生える。
千葉県鴨川市の清澄山で採集された標本を基に昭和5年に命名された。
三葉躑躅(ミツバツツジ)の変種とも言われている。
樹高は2メートルくらいである。
枝先に広い菱形の葉を3枚輪になってつける(輪生)。
これが「三葉躑躅」の名の由来である。
葉には柄があり、縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は4月から5月である。
葉に先立って、濃い紫紅色の花をつける。
雌しべが1本、雄しべが10本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
三葉躑躅(ミツバツツジ)と比べると、開花時期が少し遅く、花の色が濃い。
また、雄しべの数が三葉躑躅(ミツバツツジ)は5本である。
通称を岩躑躅(イワツツジ)という。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kiyosumense は「清澄の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron kiyosumense

★清澄の山を真っ赤に染めて咲く
 三葉躑躅が春を知らせて

キヨスミミツバツツジ090419d-l.jpg

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トサノミツバツツジ080413a-l.jpg土佐の三葉躑躅(トサノミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
本州の岐阜県、滋賀県、紀伊半島と四国の徳島県、高知県に分布し、山地の岩場や崖地に生える。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は菱形で、枝先に3枚が輪生する。
葉は厚くて艶がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は3センチくらいの紅紫色で、花冠は5つに深く咲け、上部の裂片に暗い紫色の斑が入る。
雄しべが10本なのが特徴である。
花の柄、葉の柄、子房には毛が生える。
秋の紅葉も美しい。
名の由来は、高知県越知町の横倉山で最初に発見されたことによる。
発見者は牧野富太郎博士である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
種小名の decandrum は「10本の雄しべのある」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron dilatatum var. decandrum

★隼人には負けてならじと鮮やかに
 花を開いて競うがごとく

トサノミツバツツジ080413b-l.jpg

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スザク090405b-l.jpg朱雀(スザク)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラ系の園芸品種である。
読み方は「シュジャク」「スジャク」とするものもある。
京都の朱雀にあったことが名前の由来とされている。
明治時代に桜の名所であった荒川堤から全国に広まった。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉には毛は生えていない。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
1総に3、4輪の花をつける。
花径は40ミリから45ミリくらいある大輪で、花弁数は10枚から12枚くらいである。
花弁の形は丸い。
花の色は淡い紅色で、外側の色が濃い。
細長い花柄の先に、下を向いて咲く。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、よく結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Shujaku'

★あっさりと咲いた姿がまた良くて
 ピンクの花を見上げ肯く

スザク090405a-l.jpg

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サイゴクミツバツツジ080413a-l.jpg西国三葉躑躅(サイコクミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
九州の熊本県と宮崎県に分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は菱形状の楕円形で、3枚が輪になって生える(輪生)。
葉の柄は短く、先は鋭く尖る。
葉の裏面には粗い毛が疎らに生え、主脈の下部には軟毛が密生する。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝先の1つの花芽から1輪から3輪の花を開く。
花冠は漏斗形で、先が5つに裂ける。
花径は3、4センチで、裂片は細長い楕円形である。
花の色は紅紫色で、上部の裂片の内側に色の濃い斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には紅葉をする。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の nudipes は「裸足の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron nudipes

★どれどれとピンクの色で試し咲き
 冬を越えれば春がまた来たる

サイゴクミツバツツジ080413b-l.jpg

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チョウジガマズミ080413a-l.jpg丁子莢迷(チョウジガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
本州(中国地方)、四国(香川県)、九州(福岡県)に分布し、海岸の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
満鮮要素植物の1つである。
中国東北部から朝鮮、対馬を経て伝わったが海没によって孤立した植物群である。
なお、「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルである。
株立ち状になる。
樹皮は灰褐色をしている。
若い枝には星状毛(放射状に伸びる毛)がある。
葉は向かい合って生え(対生)、広い卵形ないし狭い楕円形で、裏面には星状毛がある。
開花時期は4月から5月である。
白ないし淡いピンク色で小さな花を枝先に散房状につける。
花冠は直径8ミリから13ミリくらいの漏斗状で、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の carlesii は植物収集家「チャールズ(W. R. Carles)さんの」という意味である。
変種名の bitchuense は「備中(岡山県)の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
紅葉の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Viburnum carlesii var. bitchuense

★春の香を運ぶがごとく咲き出づる
 丁子莢迷愛らしき花

チョウジガマズミ080413c-l.jpg

チョウジガマズミ081221a-l.jpg

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トサミズキ090329a-l.jpg身の内に紅を燃やして土佐水木

土佐水木(トサミズキ)はマンサク科トサミズキ属の落葉低木である。
高知県の固有種で、蛇紋岩地の林の中に生える。
記録としては、埼玉県の秩父でも採取された標本がある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があってつけ根は心形、先はやや尖る。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の裏面には毛が生える。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、垂れ下がるように花をつける。
花の色は淡い黄色である。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは花弁と同じくらいかそれよりも長い。
裂開する前の葯(雄しべの花粉を入れる袋)は暗い紅色をしている。
雌しべは2本で花弁より長く、蕾のときは花の外に出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
公園などにも良く植えられている。
日向水木(ヒュウガミズキ)、霧島水木(キリシマミズキ)などの仲間がある。
俳句では春の季語である。
属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Corylopsis spicata

★俯いてさり気なく咲く花の芯
 赤々と燃え誰を待つやら 
☆鈴の音の血潮の騒ぐ土佐水木
 隠した思い春に咲かなん

トサミズキ090329b-l.jpg

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アネモネ・ネモロサ100501a-l.jpgアネモネ・ネモロサはキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
原産地は北ヨーロッパ、トルコ、アジア北西部である。
和名は藪一華(ヤブイチゲ)という。
英名はウッド・アネモネ(wood anemone)である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は4月から5月である。
茎先に1輪ずつ白い花をつける。
花径は2センチから4センチくらいある。
花弁のように見えるのは萼片である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の nemorosa は「森林生の」の意味である。
写真は5月にむさしの山草会の野草展で撮った。
学名:Anemone nemorosa

★背が低くだけど大きな八重の花
 屈んで見てと呟き聞こえ

アネモネ・ネモロサ100501b-l.jpg

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コウカ080413a-l.jpg紅華(コウカ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
北海道松前町で、浅利政俊さんが1965年に作出した園芸品種である。
大山桜(オオヤマザクラ)と「里桜」の1種を交雑させたものである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹形は盃状となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
大輪の八重咲きで、1総に3輪から4輪の花がつく。
花弁数は30枚から40枚くらいである。
花の色は濃い紅色である。
真ん中の花弁は規則正しく螺旋を描く。
開花時期の違いで出る花の色の濃淡が美しい。
雌しべは葉化する。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kouka'

★八重に咲く紅華の姿美しく
 春の日差しに目を細め見る

コウカ080413b-l.jpg

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クロフネツツジ080413a-l.jpg黒船躑躅(クロフネツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島、中国北部、東シベリアなどである。
日本へは1668(寛文8)年に朝鮮から渡来した。
安土桃山時代から日本に来航する外国船は黒船と呼ばれていた。
その黒船で持ち込まれた躑躅というのが名の由来である。
現在では日本の各地に分布して山地の林の中に生え、また植栽されている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
若い枝には腺毛(粘着物質を出す毛)が密生する。
葉は倒卵形で、枝先に5枚ほど集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径は6センチくらいと大きく、花冠は漏斗形で先が5つに裂ける。
花の色は淡い紅色で、上部の裂片の内側には赤い斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を唐躑躅(カラツツジ)ともいう。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の schlippenbachii はロシアの軍人「シュリッペンバッハ(B. A. von Schlippenbach)さんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron schlippenbachii

★女王と呼ばれるほどの大輪を
 見事開いて黒船躑躅

クロフネツツジ080413c-l.jpg

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オオリキュウバイ080413a-l.jpg大利休梅(オオリキュウバイ)はバラ科ヤナギザクラ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
利休梅(リキュウバイ)の交雑種あるいは園芸品種である。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い5弁花をつける。
花径は3、4センチである。
花びらは楕円形で、つけ根のほうが細くなる。
花の真ん中は緑色で雄しべがたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Exochorda はギリシャ語の「exo(外)+chorde(紐)」からきている。胎座(子房中の胚珠の接する部分)の外側に糸が出ることから名づけられた。
種小名の macrantha は「大きな花の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Exochorda x macrantha

★枝枝を真っ白に埋め花咲かす
 春まぼろしや大利休梅

オオリキュウバイ080413c-l.jpg

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アネモネ・ブランダ060409a-l.jpgアネモネ・ブランダはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸の東部地域である。
岩の多い場所や開けた森などに生える。
和名は花アネモネ(ハナアネモネ)である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉には切れ込みがある。
開花時期は3月から4月である。
茎先に1輪ずつ花径2センチから4センチくらいの白い花をつける。
花の色は青紫色やピンクのものもある。
花弁のように見えるのは萼片である。
雄しべ、雌しべはたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はグレシアン・ウインドフラワー(Grecian windflower)である。
グレシアンは「ギリシャの」という意味である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の blanda は「愛らしい」という意味である。
上の写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
下の写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
ホワイトスプレンダー(White Splendour)という園芸品種である。
学名:Anemone blanda
学名:Anemone blanda 'White Splendour'

★妖精を思わすような白い花
 黄金の雄しべアクセントにして

アネモネ・ブランダ060325b-l.jpg

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エドザクラ080413b-l.jpg江戸桜(エドザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
かつて桜の名所であった荒川堤に植えられていたことが名の由来である。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
樹形は枝を広げて傘のような形になる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花径4、5センチの大輪で、八重咲きをする。
花弁の内側は淡い紅色で、外側は濃い紅色が残る。
花弁数は10枚から20枚くらいである。
八重になるのは雄しべが花弁化することによるが、本種には旗弁(はたべん)といって完全に花弁になっていないものがある。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Nobilis は「気品のある」という意味である。
写真は4月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Nobilis'

★江戸の名を大阪で見る面白さ
 八重の花房陽に照り映えて

エドザクラ080413c-l.jpg

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オンツツジ080413c-l.jpg雄躑躅(オンツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉小高木である。
本州の紀伊半島と四国、九州に分布し、日当たりの良い山地に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
和名の由来は木の男性的な姿からきており、雌躑躅(メンツツジ)の別名のある藤躑躅(フジツツジ)との対比名づけられた。
ツツジ属の中では樹高も高く、3メートルから7メートルくらいである。
別名を筑紫赤躑躅(ツクシアカツツジ)という。
葉は長さ5センチから8センチの卵円形で互い違いに生える(互生)が、枝先に3枚が輪生するように見える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開前あるいは展開と同時に開花し、朱赤色ないし濃い朱赤色の花を1輪から3輪ずつつける。
花径も5センチほどある大輪である。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。
裂片の形は楕円形で、上部の裂片の内側には濃い斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の weyrichii は植物採集家「ウェイリッチ(Weyrich)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron weyrichii

★大輪は燃えるがごとき朱赤色
 雄躑躅咲くダイナミックに

オンツツジ080413b-l.jpg

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ゴウダソウ080413c-l.jpg合田草(ゴウダソウ)はアブラナ科ゴウダソウ属(ルナリア属)の越年草である。
原産地はヨーロッパの中央部である。
日本では1901年(明治34年)に東京美術学校教授の合田清氏がパリから種子を持ち帰ったのが始まりである。
それが名の由来でもある。
観賞用の栽培が中心であるが、北海道などの寒冷地では逸出して道端などで野生化しているという。
草丈は40センチから90センチくらいである。
全体に粗い毛がたくさん生えている。
茎は直立している。
葉には柄があるが、上部の葉は柄が短く、柄のないものもある。
葉の形はハート形で、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
茎先に(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの紫色ないし白の4弁花をつける。
アブラナ科特有の十字形の花びらで、雄しべは6本ある。
4本が長く、2本が短い。
花の後になる実は薄く半透明で団扇のような形をしている。
実はドライフラワーとして人気がある。
実の形から、銀扇草(ギンセンソウ)、銀貨草(ギンカソウ)、大判草(オオバンソウ)などの別名がある。
また、学名からルナリアとも呼ばれる。
属名の Lunaria はラテン語の「Luna(月)」からきている。実の形から名づけられたものである。
種小名の annua は「一年生の」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Lunaria annua

★個性ある実が面白い合田草
 名前を知って身近に感じ

ゴウダソウ080607a-l.jpg

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キチジョウジザクラ060409a-l.jpg吉祥寺桜(キチジョウジザクラ)バラ科サクラ属の落葉高木である。
成り立ちは、伊豆大島の大島公園で栽培されていた染井吉野(ソメイヨシノ)の実生選抜種ということである。
大島桜(オオシマザクラ)の特徴も見られ、両種の中間型とされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、葉の縁は単鋸歯ないし重鋸歯である。
開花時期は4月上旬である。
葉の展開に先立って花をつけるが、葉が同時につく場合もある。
花径は4、5センチの大輪で、花の色は白に近い淡い桃色である。
蕾の色も同様である。
花びらは5枚で、一重咲きである。
一総の花の数は3、4輪である。
萼筒は太い鐘状で円筒に近く、毛が生えている。
花の後には結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に多摩森林科学園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Kichijouji'

★さっぱりと咲くのが好きといいつつも
 見ごたえのある花は大輪

キチジョウジザクラ060409b-l.jpg

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アオナシ080413a-l.jpg青梨(アオナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州の群馬県から九州にかけて分布し、人里近くの山林に稀に生える。
山梨県や長野県には特に多い。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は長さ5センチから8センチの幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3センチくらいの白い花を4、5輪つける。
花びらは5枚で、花びらの形は丸い。
萼や花柄には軟らかい毛が密生する。
雄しべは20本くらいある。
萼は実にも残る。
実は直径2センチから4センチくらいで、秋に黄緑色に熟する。
実は山梨(ヤマナシ)ほどは固くなく、食用になる。
しかし、酸味や渋みが強いので果実酒に向いている。
分類上は陸奥梨(ミチノクナシ)の変種とされる。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方産の」という意味である。
変種名の hondoensis は「本州産の」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Pyrus ussuriensis var. hondoensis

★ぽつぽつと花を咲かせて青梨は
 夢見るように春の陽を浴び

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アオナシ080607c-l.jpg

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アシタカツツジ080413b-l.jpg愛鷹躑躅(アシタカツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
静岡県だけに分布するフォッサマグナ要素の植物で、愛鷹山や天子岳に自生する。
純粋種は800メートルから1500メートルの高さに分布する。
低山になると山躑躅(ヤマツツジ)との交配種が多くなるそうである。
裾野市の「市の花」に指定されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁に褐色の毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
花径は3センチくらいで、花冠は5つに裂ける。
小振りだが、たくさんの花がつく。
花の色は紅紫色で、上部の裂片の内側には少し濃い色の斑が入る。
これは蜜標と呼ばれるもので、虫に蜜の在り処を知らせるためのものである。
雄しべは10本ある。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)の下半部に毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は最初の発見地にちなんで牧野富太郎博士が命名した。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。
種小名の komiyamae は採集者の「小官山富太郎さんの」という意味である。
紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron komiyamae

★この花を見たいがために自生地は
 人が群がる愛鷹躑躅

アシタカツツジ080413c-l.jpg

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オムロアリアケ060409d-l.jpg御室有明(オムロアリアケ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
「里桜」の仲間の1つである。
大島桜(オオシマザクラ)の性質が引き継がれている。
京都の仁和寺(御室御所)で栽培されていることが名の由来である。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
根元から枝分かれをして株立ち状となり、地上から20センチから30センチくらいで花をつける。
ただし、これは品種の特性ではなく、立地条件のためであるという。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄に毛は生えていない。
開花時期は4月中旬である。
京都では遅咲きの桜とされている。
花径は4、5センチの大輪で、花の色は白ないし淡い紅色である。
花びらの数は5枚から13枚である。
つまり一重咲きと八重咲きがある。
花弁の形は丸い。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実する。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Candida は「純白の」という意味である。
写真は4月に多摩森林科学園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Candida'

★仁和寺に春の訪れ告げて咲く
 御室有明花色淡く

オムロアリアケ060409b-l.jpg

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ナガバノモミジイチゴ080413c-l.jpg長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
東日本には近縁種の紅葉苺(モミジイチゴ)が分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹や枝には棘が多い。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
稀に手のひら状に3つに裂けるものがある。
葉のつけ根の部分は心形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開直後に葉の脇に白い花を下向きにつける。
集まった雄しべは柱状に直立する。
花びらは5枚である。
萼筒は杯形で、萼片の先は尖る。
花の後にできる実は直径1センチくらいのキイチゴ状果(集合核果)で、6月から7月に黄橙色に熟する。
秋には美しく紅葉する。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の palmatus は「手のひら状の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus

★紅葉の姿もきっと見に来てね
 小さな花が呟くように

ナガバノモミジイチゴ080413a-l.jpg

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ムレスズメ080413c-l.jpg群雀(ムレスズメ)はマメ科ムレスズメ属の落葉低木である。
原産地は中国の南部である。
日本へは江戸時代に渡来した。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は小葉4枚からなる羽状複葉で先端の2枚が大きく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
長さが25ミリから30ミリくらいの黄色い蝶形をした花をたくさんつける。
その様子を雀が群れてるさまに見立てたのが名の由来である。
花の色は咲き始めの黄色からやがて赤褐色に変化する。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
ただし、日本では結実をしない。
属名の Caragana はこの属の1種のモンゴル名(caragon)からきている。
種小名の sinica は「中国の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Caragana sinica

★陽射し浴び空の青さに溶け込んで
 群らがるように乱れ咲きして

ムレスズメ080413b-l.jpg

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サトザクラ・オソミヤコ070415a-l.jpg晩都(オソミヤコ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
「里桜」の仲間の1つである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月中旬から5月初旬である。
染井吉野(ソメイヨシノ)が終わった後に、葉の展開と同時に花をつける。
特徴は花径が5センチくらいある八重咲きの大輪であることである。
花の色は淡い紅色で、花弁数は30枚から40枚くらいある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Osomiyako'

★どのような由来の花かわからぬが
 八重の大輪いつに変わらず

サトザクラ・オソミヤコ070415c-l.jpg

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シナミズキ090321a-l.jpg支那水木(シナミズキ)はマンサク科トサミズキ属の落葉低木である。
中国の中西部からヒマラヤにかけて分布する。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂らし、淡いクリーム色の花を10輪から15輪くらいつける。
近縁種の土佐水木(トサミズキ)に比べて1つの花が大きく、また一総につく花の数も多い。
そして、花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉は秋には見事に黄葉をする。
流通名を匂い土佐水木(ニオイトサミズキ)ともいう。
属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Corylopsis sinensis

★豪快にクリーム色に枝埋めて
 芳香を放ち支那水木咲く

シナミズキ090321c-l.jpg

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ハチジョウキブシ090321a-l.jpg八丈木五倍子(ハチジョウキブシ)はキブシ科キブシ属の落葉低木である。
関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島に分布し、海岸近くに生える。
木五倍子(キブシ)の地域変種で、基本種よりも全体に大形である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉先は鋭く長く尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
基本種に比べて葉が厚く、毛がないのが特徴である。
開花時期は3月から4月である。
葉に先駆けて黄色の花房を吊り下げる。
基本種よりも花房は長い。
雌雄異株である。
雄花のほうが緑色を帯びる傾向にあるという。
花びらは4枚で釣鐘状に咲き、開ききることはない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの硬く乾いた液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄褐色に熟する。
この実を五倍子(ふし)の代用としたのが名の由来である。
五倍子(ふし)というのはヌルデの若葉などにできる虫こぶのことで、タンニンを含み昔は「お歯黒」などに用いられた。
属名の Stachyurus はギリシャ語の「stachyus(穂)+oura(尾)」からきている。尾状に下がる花穂から名づけられた。
種小名の praecox は「早咲きの」という意味である。
変種名の matsuzakii は小石川植物園の元園長「松崎直枝さんの」という意味である。
花の写真は3月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Stachyurus praecox var. matsuzakii

★生命の神秘感じる咲き姿
 風に揺られて八丈木五倍子

ハチジョウキブシ090321c-l.jpg

ハチジョウキブシ090614a-l.jpg

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モミジイチゴ090321a-l.jpg紅葉苺(モミジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山野に普通に生える。
西日本には近縁種の長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)が分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝や葉の柄、葉の裏面には棘がある。
葉は卵形で手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に白い花を下向きにつける。
花びらは5枚である。
萼筒は杯形で、萼片の先は尖る。
花の後にできる実は直径1センチくらいのキイチゴ状果(集合核果) で、6月から7月に黄橙色に熟する。
別名を黄苺(キイチゴ)ともいう。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の palmatus は「手のひら状の」という意味である。
変種名の coptophyllus は「分裂した葉の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus var. coptophyllus

★色浅く裂けた葉っぱが変わってる
 紅葉苺に初めて出合い

モミジイチゴ090321c-l.jpg

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シズカニオイ080413e-l.jpg静匂(シズカニオイ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
小金井堤の山桜(ヤマザクラ)の実生から選抜された園芸品種である。
遺伝研の竹中博士によって作出され、三島市内に植えられた。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には毛は生えていない。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開に先立って花をつける。
花径25ミリくらいの中輪で、花弁数5枚の一重咲きである。
花の色は淡い紅色で、花弁の先や花弁の裏側が濃い紅色となる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実する。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Shizuka?nioi'

★工夫して生まれた花と知らされて
 思い深まる静匂に

シズカニオイ080413d-l.jpg

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トウゴクミツバツツジ080413b-l.jpg東国三葉躑躅(トウゴクミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、山地に生える。
三葉躑躅(ミツバツツジ)よりも高いところに生え、開花時期も遅い。
樹高は2メートルくらいである。
葉が枝先に3枚ずつ輪生するのが特徴で、これが名の由来でもある。
開花時期は4月から6月である。
葉の展開前または葉と同時に開花する。
枝先につく花は紅紫色の花である。
花径は4、5センチで5つに深く裂け、広い漏斗状をしている。
雄しべは10本である。
雌しべの花柱の下部には腺毛(粘着物質を出す毛)が生えるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の wadanum は採集者「和田治衛さんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron wadanum

★びっしりとラッパのような花つけて
 東国三葉は今花盛り

トウゴクミツバツツジ080413c-l.jpg

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ユキグニミツバツツジ080413b-l.jpg雪国三葉躑躅(ユキグニミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の北陸地方から近畿地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高1メートルから3メートルである。
樹皮は灰黒色をしている。
葉は楕円形ないし卵形で、3枚が枝先に輪生する。
葉の縁にぎざぎざはない(全縁)。
表面には毛はなく、裏面に毛が生える。
主脈のつけ根付近に密生するのが本種の特徴である。
また、葉柄には毛がないのも特徴である。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開前ないし展開と同時に紅紫色の花をつける。
花は枝先に1個つく。
花径は3、4センチの漏斗形で、先は深く5つに裂ける。
上部の裂片には濃い紅色の斑点が入る。
雄しべは10本で、毛は生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lagopus は「ウサギの足の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron lagopus var. niphophilum

★雪国に春を知らせて花開く
 紅紫の色も鮮やか

ユキグニミツバツツジ080413a-l.jpg

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ペチコートスイセン090329b-l.jpgナルキッスス・ブルボコディウムはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
分類体系によってはユリ科とされる場合もある。
原産地は地中海沿岸地方の西部である。
英名はペチコートダフォディル(petticoat daffodil)である。
「ダフォディル」は水仙のことである。
そこから流通名をペチコート水仙(ペチコートスイセン)ともいう。
英国王立園芸協会の12分類ではブルボコディウム水仙(ブルボコディウムスイセン)として独立している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は細い円柱形である。
開花時期は2月から4月である。
花茎の先に1つずつユニークな形の花を横向きにつける。
花の色は淡い黄色から濃い黄色である。
特徴は漏斗状の副花冠が発達していることである。
花びら(花被片)は細い披針形であまり目立たず、ラッパのような副花冠が目に飛び込む。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
変種や園芸品種が多いという。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
種小名の bulbocodium は「釣鐘形の鱗茎の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus bulbocodium

★ユニークな花の形が面白く
 副花冠と聞き納得をして

ペチコートスイセン090329a-l.jpg

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チョウセンレンギョウ090329a-l.jpg朝鮮連翹(チョウセンレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島である。
日本では、北海道から九州にかけて植栽をされている。
樹高は2メートルから4メートルである。
近縁種の支那連翹(シナレンギョウ)の枝は直立するが、本種の場合は弓なりになって横に伸びる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には、上半分にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
雌雄異株である。
花の色は鮮やかな黄色で、花冠は4つに深く裂ける。
花径は2センチから3センチである。
雌花は雌しべが突き出ている。
雄花は雄しべが突き出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の koreana は「高麗(朝鮮)の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Forsythia koreana

★先陣を切って小枝に花つけて
 だけどこれでは隠れもできぬ

チョウセンレンギョウ090329c-l.jpg

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オシドリザクラ060211d-l.jpg鴛鴦桜 (オシドリザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
マメザクラ系の重弁品種である。
豆桜(マメザクラ)と他のサトザクラとの雑種ではないかと推定されている。
富士山麓の御殿場市の農家にあった桜である。
和名の由来は、雌しべが2本ある花が多いことからきている。
樹高は2メートルくらいである。
あまり大きくはならないので盆栽にも向いている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には欠刻状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛が生えている。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花をさかせる。
花径25ミリから35ミリくらいの中輪で、花の色は淡い紅色をしている。
花弁数は20枚から50枚である。
萼筒は太い鐘形、萼片は幅の広い三角形である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus incisa 'Oshidori'

★何枚も重ね着をして花開く
 鴛鴦桜は薄紅の色

オシドリザクラ060211b-l.jpg

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シロスミレ070324a-l.jpg白花菫(シロバナスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
別名を白菫(シロスミレ)ともいう。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、やや標高の高い草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、シベリアなどにも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地上茎はなく、根際から葉と花柄を出す。
葉は長い披針形で、先は尖らない。
葉には長い柄があり、縁には低く平らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は白い。
上弁という上の1対の花びらは後ろに反り返る。
側弁という下の1対の花びらには毛が生える。
唇弁という下に垂れる花びらには筋が入る。
花の後ろに突き出した距は3、4ミリで短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の patrinii はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola patrinii

★寒地でも元気に咲くよ白菫
 春の訪れ知らせるように

シロスミレ070324b-l.jpg

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タカオスミレ090405c-l.jpg高尾菫(タカオスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
東京都八王子市にある高尾山周辺にだけ分布し、林の中や谷沿いなどの半日陰に生える。
全国各地に分布する日陰菫(ヒカゲスミレ)の品種の1つである。
草丈は10センチから15センチくらいである。
地上茎はなく、根際から葉と花柄を出す。
葉は長い卵形で、長さは4センチから7センチくらいある。
葉の両面には毛が生えており、花柄にも毛が多い。
高尾菫(タカオスミレ)の特徴は、葉の表面が赤茶色に色づくということである。
開花時期は4月から5月である。
花径は2センチくらいで白花で、唇弁と側弁に紫色の筋がある。
花が終わると葉の色は緑色を帯びてくる。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
品種名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola yezoensis f. discolor

★少しだけ変わったとこがあるんだよ
 高尾菫は葉っぱを見てね

タカオスミレ090405a-l.jpg

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サトザクラ「ウスズミ」060409a-l.jpg薄墨(ウスズミ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
「里桜」の仲間の1つである。
東京の荒川堤より広がったものが栽培されているという。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月中旬から下旬である。
花の色は白く、花径40ミリから45ミリくらいの中輪で一重咲きである。
花びらが細長く、花びらと花びらの間に隙間がある。
咲いた印象が薄墨色に見えるというのが名の由来である。
緑色の大きな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があるのが特徴である。
また、花の柄には白い毛が生える。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Nigrescens は「黒っぽい」という意味である。
写真は4月に多摩森林科学園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Nigrescens'

★薄墨の色に譬えし花の色
 一重に咲けば春の一景

サトザクラ「ウスズミ」060409b-l.jpg

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ノゲシ090329a-l.jpg野芥子(ノゲシ)はキク科ノゲシ属の越年草である。
秋の野芥子(アキノノゲシ)という越年草があるので、それに対比して春の野芥子(ハルノノゲシ)と呼ぶこともある。
史前帰化植物と呼ばれるもので、非常に古い時代に日本へ渡来した。
現在は世界中に分布し、日当たりのよい道端や荒地に生える。
和名は、葉が芥子(ケシ)に似ているところからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は柔らかく、中空である。
茎の下部から中ほどにかけてつく葉は羽状に深く裂ける。
茎の上部につく葉は裂けず、柄もなく茎を抱く。
縁のぎざぎざ(鋸歯)の先は尖るが棘とはならず、さわっても痛くない。
これが近縁種の鬼野芥子(オニノゲシ)との相違点である。
葉の縁はやや内巻きになる。
開花時期は2月から8月である。
花径2センチくらいの蒲公英(タンポポ)に似た花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
種子の綿毛は柔らかくて細い。
茎や葉は切ると乳液のような白汁が出る。
属名の Sonchus はこの属やアザミなどを一括したギリシャ古名である。
種小名の oleraceus は「食用蔬菜の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Sonchus oleraceus

★初めての出合いに少し驚いて
 もっと知りたい雑草のこと

ノゲシ090329b-l.jpg

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ヒメツルニチニチソウ090329b-l.jpg姫蔓日々草(ヒメツルニチニチソウ)はキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ中部からコーカサスにかけた一帯である。
耐寒性が強いので寒地での栽培に適し、繁殖力がある。
近縁種の蔓日々草(ツルニチニチソウ)に比べ、葉も花も小形である。
また、匍匐茎の各所で根をはる。
草丈は20センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、密生して垂れ下がる。
蔓日々草(ツルニチニチソウ)と異なり、萼片に毛はない。
開花時期は3月から7月くらいである。
花のつく茎が直立し、青紫色の花を咲かせる。
筒状の合弁花で、先が5つに大きく裂けている。
一日花で、日ごと新しい花に咲き変わる。
品種は多く、花の色は紫、青、ピンク、白などがあり、八重咲きもある。
また、葉も覆輪や黄金葉などいろいろある。
花の後にできる実は細長いさや状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
主成分のビンカミンは血圧降下作用があり、全草を薬用とする。
学名のビンカ・ミノールの名でも流通している。
属名の Vinca はラテン語の「pervinca(同属の1種)」の省略形である。
種小名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Vinca minor

★地を埋めて葉を敷き詰めたその中に
 点々と咲く紫の花

ヒメツルニチニチソウ090329c-l.jpg

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ホンコンドウダン090329b-l.jpg香港満天星(ホンコンドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の耐寒性常緑低木である。
学名のエンキアンツス・キンケフロルスで表示するものもある。
原産地は中国で、東南部や香港の山間部に自生する。
中国名は「吊鐘」、英名は'Chinese New Year Flower'である。
自生種がどんどん減って、香港では保護植物に指定されているという。
日本で出回っているのは園芸種で、耐寒性の強い選抜種である。
樹高は2メートルから3メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から4月である。
蝋細工のように釣り下がる釣鐘形の花の上部が鮮やかな紅色をしており、下部の白とのコントラストが美しい。
花冠の先は浅く5つに裂けて反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の quinqueflorus は「5つの花の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus quinqueflorus

★シャンデリア吊るしたような花姿
 ピンクが映える香港満天星

ホンコンドウダン090329c-l.jpg

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ヤマトレンギョウ090329c-l.jpg大和連翹(ヤマトレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
日本固有種である。
中国地方の岡山県と広島県に分布し、石灰岩地に生える。
日本には本種と小豆島連翹(ショウドシマレンギョウ)が自生する。
違いは、本種が葉の展開に先立って花を咲かせることである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
花弁は4枚で、花の色は黄色い。
花径は25ミリくらいあり大きいが、花のつき方は疎らである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Forsythia japonica

★ぽつぽつと数えるほどの花つけて
 異質に映る大和連翹

ヤマトレンギョウ090329a-l.jpg

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ミツバツツジ090405a-l.jpg三葉躑躅(ミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて太平洋側に分布し、山地の尾根や岩場などに生える。
庭木としてもよく植えられる。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形ないし卵形で、3枚が枝先に輪生する。
若葉は腺毛(粘着物質を出す毛)があって粘る。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
鮮やかなピンクの花がたくさんつく。
花冠の筒部は3、4センチの漏斗形で、先が5つに深く裂けて平らに開く。
雄しべが5本であるのが特徴である。
他のミツバツツジ類は10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Rhododendron dilatatum

★早春を飾るがごとく華やかに
 三葉躑躅の花は煌き

ミツバツツジ090405b-l.jpg

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ナンゴクミツバツツジ080413a-l.jpg南国三葉躑躅(ナンゴクミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
九州の熊本県、大分県、宮崎県に分布し、丘陵地および山地の岩場に生える。
個体数は少なく、森林伐採や人の採取によって減少や消滅が懸念されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵円形で、枝先に3枚が輪生する。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は明るい紅紫色である。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。
上部の裂片の内側には濃い紅色の斑が入る。
清澄三葉躑躅(キヨスミミツバツツジ)に近く、雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の maebarae は採集した「前原勘次郎さんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron maebarae

★地域ごと個性を見せるその一つ
 南の山に紅を点して

ナンゴクミツバツツジ080413b-l.jpg

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ボタンザクラ070331a-l.jpg牡丹桜(ボタンザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
八重咲きの桜の代表格であるが、実際に栽培されているものは少ないという。
分類上は「里桜」の1つとされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛はなく、葉の縁には芒形(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月下旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は3センチから5センチの大輪で、花の色は淡い紅色である。
八重咲きで、花弁数は11枚から15枚くらいである。
花びらの形は円形である。
花はやや下向きに咲く。
一総につく花の数は3輪から5輪である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Moutan'

★八重に咲く桜といえば数あれど
 牡丹桜の名は高くして

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ヒメカジイチゴ090321a-l.jpg姫梶苺(ヒメカジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
梶苺(カジイチゴ)と苦苺(ニガイチゴ)の交雑種である。
本州の関東地方から四国にかけて分布し、海岸近くの山地に生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
枝先に花径2、3センチの白い5弁花を咲かせる。
花の後にできる実は直径1、2センチのキイチゴ状果(集合核果)で、5月から6月に赤く熟する。
和名の由来は、葉がクワ科の梶の木(カジノキ)に似ることからきており、小形なので「姫」がつく。
別名を大苦苺(オオニガイチゴ)という。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の medius は「中間の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rubus x medius

★実の色はやっぱり赤がいいのよと
 言うがごとくに姫梶苺

ヒメカジイチゴ090321b-l.jpg

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ニワトコ080413a-l.jpg接骨木(ニワトコ)はスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野の明るい林縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
北海道から東北地方にかけては、葉が大き目な蝦夷接骨木(エゾニワトコ)が分布する。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
根元から生える枝はよく枝分かれする。
葉は奇数の羽状複葉で、向かい合って生える。
小葉は2、3組あり、形は長い楕円形で先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
枝先に白っぽい小さな花を円錐状にたくさんつける。
花径は4、5ミリで筒部はごく短く、先が5つに裂けて反り返る。
5本の雄しべと1本の雌しべが前に突き出た感じになる。
花の後にできる実は球形または楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、夏から秋にかけて赤く熟する。
枝や幹を薄く切って乾燥させたものは生薬で接骨木(せっこつぼく)と呼ばれ、骨折や打撲の湿布薬に使われる。
属名の Sambucus はギリシャ語の「sambuce(古代の楽器)」からきている。茎を林立した様子がこの楽器に似ていることから名づけられた。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
亜種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Sambucus racemosa subsp. sieboldiana

★接骨木の花の姿に巡り合い
 指折り数う通いし日々を

ニワトコ実060527a-l.jpg

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ゴテンバザクラ080413c-l.jpg御殿場桜(ゴテンバザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
静岡県の御殿場市や裾野市に古くからあったもので、マメザクラの系統である。
農家などで庭木や生垣として利用されている。
樹高は1メートルから7メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の柄や葉の両面には毛が生えている。
葉の縁には欠刻状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の上旬である。
葉の展開に先立ってかほぼ同時に花を咲かせる。
蕾の色は紅色である。
花径は25ミリから35ミリくらいの一重の中輪である。
花びらは5枚で、花びらの形は丸く先に切れ込みがある。
花の色は淡い紅色で、花びらの外側には濃い紅色が残る。
散り際には花芯が赤味を帯びる。
結実性はない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus incisa x Prunus sp. 'Gotenba-zakura'

★挿し木でも育てやすくて人気ある
 御殿場桜に手を触れてみて

ゴテンバザクラ080413a-l.jpg

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ユキゲユリ090329c-l.jpgチオノドクサ・ルシリアエはユリ科チオノドクサ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸の東部からトルコの西部にかけてである。
高山や亜高山に生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から4月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチから4センチくらいの花を1輪から6輪くらい上向きにつける。
花の色は青く、中心部は白い。
花被片は6枚である。
花の色は淡い紫色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はグローリーオブザスノー(glory of the snow) である。
和名は雪解百合 (ユキゲユリ) という。
属名の Chionodoxa はギリシャ語の「chion(雪)+doxa(栄光)」からきている。
種小名の luciliae は「ルシリアエ(チオノドクサ属を創設したスイスの植物学者ボアシエさんの奥さんの名)さんの」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Chionodoxa luciliae

★爽やかなブルーの花が背を低く
 咲けば静かに春の足音

ユキゲユリ090329a-l.jpg

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ハリエニシダ090321a-l.jpg針金雀枝(ハリエニシダ)はマメ科ハリエニシダ属の落葉低木である。
原産地は南西ヨーロッパである。
西ヨーロッパからイタリアにかけて分布している。
石の多い土地や乾燥した牧草地に生え、観賞用や飼料用として栽培される。
ヨーロッパのゴルフ場に植えてあるのをよく見かける。
樹高は60センチから200センチくらいである。
幹は綿毛で覆われており、そこから小枝を横に伸ばす。
葉は棘状になるが、幼葉には3小葉があり柔らかい。
開花時期は3月から5月である。
棘の多い葉が密集した枝の先に、蝶形をした黄色い小さな花をつける。
花弁も毛で覆われている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Ulex はラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」からきている。
種小名の europaeus は「ヨーロッパの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Ulex europaeus

★少しだけ離れて見てね痛いから
 針金雀枝は気を遣いつつ

ハリエニシダ090321b-l.jpg

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ミカワツツジ090321a-l.jpg三河躑躅(ミカワツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
愛知県東部の三河地方にのみ分布し、林の中や林の縁に生える。
分類上は山躑躅(ヤマツツジ)の変種とされている。
命名者は牧野富太郎博士である。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉がある。
春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。
三河躑躅(ミカワツツジ)の葉は基本種に比べて小形である。
開花時期は4月から6月である。
枝先に紅紫色の花が2、3輪固まってつく。
花冠は漏斗形で、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花糸(葯という雄しべの花粉を入れる袋についている柄のこと)に短い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の mikawanum は「三河の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. mikawanum

★少しだけ仲間と違い見せて咲く
 三河躑躅はローカルな花

ミカワツツジ090321c-l.jpg

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アオキ070331b-l.jpg青木(アオキ)はミズキ科アオキ属の常緑低木である。
日本固有種である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
また、日陰でもよく育つので、庭園や公園などに植栽される。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は艶のある濃い緑色で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や枝は、冬でも緑が色あせない。
開花時期は3月から5月である。
雌雄異株である。
花は褐色ないし緑色で花弁は4枚である。
果期は11月から4月である。
花の後にできる実は卵形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、緑色から赤く熟する。
材は箸、杖、細工物などに利用される。
葉は飼料や薬用(健胃薬に配合)とされる。
属名の Aucuba は日本語の「アオキバ(方言名)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
花の写真は3月に小石川植物園で撮った。
実の写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Aucuba japonica

★日陰でも青木は緑に照り映えて
 すくすく育つ寒さに負けず

アオキ081228a-l.jpg

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サトザクラ「カリギヌ」060409b-l.jpg狩衣(カリギヌ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は白く、花径4、5センチの大輪で一重咲きである。
花びらの形は丸い。
一総につく花の数は2、3輪である。
葉や葉の柄には毛が生えている。
結実はしない。
「狩衣」というのは神官が身につけているような衣装である。
花の色をたとえたものであろう。
白雪(シラユキ)や翁桜(オキナザクラ)と呼ばれる園芸品種ときわめて近く、同一とする見解もある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に多摩森林科学園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kariginu'

★狩衣をまとい静々進み行く
 心地味わう春のひと時

サトザクラ「カリギヌ」060409c-l.jpg

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レンギョウ090329b-l.jpg黄に染まり揺れて連翹花の舞い

連翹(レンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本には300年ほど前に薬用として渡来したが、現在では花の観賞用が中心となっている。
もちろん、漢方薬としても使われていて、解毒、排膿、消炎、利尿に薬効があるとのことである。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
新しい枝は枝垂れることが多い。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月くらいである。
葉の展開に先立って黄色の花をつける。
花冠は筒状で4つに深く裂け、下向きに花をつける。
雄しべは2本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は春である。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の suspensa は「垂れる」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Forsythia suspensa

★枝垂れ咲く連翹の花春の陽に
 眩しく映えて黄金を散らし
☆一面に黄金に燃ゆ連翹は
 春を喜ぶ野山あらわし

レンギョウ090329c-l.jpg

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フォザギラ・マヨール080426b-l.jpgフォザギラ・マヨールはマンサク科シロバナマンサク属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
和名を白花満作(シロバナマンサク)という。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月くらいである。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花弁の色は白く、糸状である。
「白いブラシ」のように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には紅葉をする。
属名の Fothergilla はイギリスの植物収集家「フォザギル(J. Fothergill)さん」の名からきている。
種小名の major は「巨大な」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Fothergilla major

★マヨールはこれか違いはどこにある
 調べてみようと増える楽しみ

フォザギラ・マヨール080426e-l.jpg

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オモイガワ080406a-l.jpg思川(オモイガワ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
栃木県小山市の修道院に咲く十月桜(ジュウガツザクラ)の実生から育った桜である。
名は修道院の下を流れる思川にちなんでつけられた。
小山市の「市の花」とされている。
十月桜(ジュウガツザクラ)と八重のエドヒガン系の交雑種ではないかと推定されている。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏面には少し毛が生える。
開花時期は4月中旬である。
花径2、3センチの中輪で、花の色は淡い紅色である。
花弁数は5枚から10枚の半八重咲きである。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実する。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の subhirtella は「やや短剛毛のある」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x subhirtella 'Omoigawa'

★爛漫の春に似合いの思川
 枝先埋めるピンクのシャワー

オモイガワ080406b-l.jpg

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コブシ090321a-l.jpg満身を風に晒して辛夷咲く

辛夷(コブシ)はモクレン科モクレン属の落葉高木である。
漢字では「拳」とも書く。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
また、庭木とされる。
海外では、済州島にも分布する。
樹高は5メートルから18メートルである。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い紙質で、先は急に尖る。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は白くてよい香りのする大きな6弁花である。
花びらの形はへら形で、花のつけ根の部分は紅色を帯びる。
萼片が3枚あり、花弁に似るが小さい。
雌しべは花の真ん中にたくさんあり、緑色をしている。
雄しべは橙色で雌しべの周りを取り囲むようにして、これもたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)を集めた瘤状である。
10月ころに熟し、集合果が裂けて赤い種子を白い糸で垂らす。
和名の由来は、蕾の形や実の形を「拳」に見立てたものである。
「北国の春」(千昌夫)の歌詞に出てくることで有名になったが、北国では山に春を呼ぶ植物として慕われている。
蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、鎮痛剤として利用される。
材は床柱や器具材とされる。
俳句の季語は春である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(Pierre Magnol)」にちなむ。
種小名の praecocissima は「最も早い」という意味である。
花の写真は3月に小石川植物園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Magnolia praecocissima

★青空に溶け込むように辛夷咲く
 春の小道を君と二人で
☆花びらは空にひらひら舞い踊り
 辛夷指差し見つめん二人

コブシ090321d-l.jpgコブシ090904a-l.jpg

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シナレンギョウ090329a-l.jpg支那連翹(シナレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
中国名は「金鐘花」である。
レンギョウの仲間の中でもっとも多く植えられているのが本種である。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
枝が立ち上がり、株立ちの樹形である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には上半分に鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
ただし、ぎざぎざ(鋸歯)のないタイプのものもある。
近縁種の連翹(レンギョウ)の場合は、全体に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、朝鮮連翹(チョウセンレンギョウ)の葉は卵形で、上半分にぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄別株である。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は淡い黄色である。
花冠は4つに裂け、裂片の幅は5ミリくらいで細長い。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の viridissima は「濃い緑色の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Forsythia viridissima

★比べればなるほどここが違うかと
 支那連翹をじっくり見詰め

シナレンギョウ090329b-l.jpg

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シデコブシ080330a-l.jpg四手辛夷(シデコブシ)はモクレン科モクレン属の落葉低木である。
日本の固有種である。
本州の愛知県、岐阜県、三重県にのみ分布し、湿原の周辺や渓流沿いなどに生える。
このような分布をする植物を「周伊勢湾要素植物」と呼んでいる。
「生きている化石」とも言われる貴重な植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、やや皮目(ひもく=樹皮にあって空気を通す部分)がある。
若い枝や葉の柄には軟毛が密生する。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、つけ根の部分はくさび形である。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は白ないし淡い紅色で、花径は7センチから12センチくらいある。
細長いリボン状の花びら(花被片)を12枚から18枚くらい外向きにつける。
雄しべと雌しべはたくさんある。
「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことである。
花の様子を見立てたものである。
別名を姫辛夷(ヒメコブシ)ともいう。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(P. Magnol)さん」の名にちなむ。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
花の写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Magnolia tomentosa

★不思議なる姿かたちの四手辛夷
 太古のロマン今に伝えて

シデコブシ080330e-l.jpg

シデコブシ080831a-l.jpg

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コガネイウスベニザクラ080406a-l.jpg小金井薄紅桜(コガネイウスベニザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原木は都立小金井公園にある。
サトザクラ系の園芸品種である。
昭和63年に新品種として登録された。
霞桜(カスミザクラ)、丁子桜(チヨウジザクラ)、支那実桜(シナミザクラ)などが自然交雑をして生まれたものと推定されている。
樹高は10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月中旬である。
咲き始めは濃い紅色で、満開時には淡い紅色になる。
花弁数は5枚で、花弁の縁の色が濃いという特徴がある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Koganeiusubenizakura'

★小金井にいろんな桜のあるを知る
 尋ねてみよう花開くころ

コガネイウスベニザクラ080406c-l.jpg

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ウチワノキ080316a-l.jpg団扇の木(ウチワノキ)はモクセイ科ウチワノキ属(アベリオフィルム属)の落葉低木である。
1属1種である。
原産地は朝鮮半島である。
大正時代に発見された。
日本に持ち込まれたものが初めて開花したのは昭和14年のことで、場所は小石川植物園だという。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹皮は縦に長く裂けて剥がれる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分はくさび形である。
開花時期は3月から4月である。
雌雄異株である。
葉の展開に先立って開花する。
花は連翹(レンギョウ)によく似ている。
蕾のうちは濃い桃色で、開花後は白く、淡い桃色を帯びるものもある。
花冠は4つに裂け、裂片の先は浅く2つに裂ける。
別名を白花連翹(シロバナレンギョウ)ともいう。
花には仄かな香りがある。
そこから匂い団扇の木(ニオイウチワノキ)という流通名がある。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分はくさび形である。
花の後にできる実は扁平で円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この形が団扇に似ているというのが名の由来である。
属名の Abeliophyllum はギリシャ語の「Abelia(ツクバネウツギ属)+phyllum(葉)」からきている。アベリアの葉に似ているということから名づけられた。
種小名の distichum は「2列になった」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Abeliophyllum distichum

★咲き時を少したがえて団扇の木
 小春日和も悪くはないと

ウチワノキ080316b-l.jpg

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コチョウ080406b-l.jpg胡蝶(コチョウ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
分類上はサトザクラ群の栽培品種である。
もとは京都の仁和寺境内にあった桜とされている。
満開になると蝶が飛ぶような風情があるところから名づけられた。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
枝は太くて数が少なく、樹高はあまり伸びない。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には両面ともに毛は生えない。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花の色は淡い紅色で、花弁は5枚である。
花弁の形は円形で、先に切れ込みがある。
花には旗弁(はたべん)という雄しべが花弁のように変化したものがある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、たくさん結実する。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kocho'

★仁和寺の庭にきれいに咲くという
 胡蝶の姿思い描いて

コチョウ080406d-l.jpg

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キンギョソウ090320a-l.jpg金魚草(キンギョソウ)はゴマノハグサ科キンギョソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
プランターなどに適する矮性品種、花壇などに適する高性品種、吊り鉢に向く匍匐性品種などがある。
夏の暑さに弱いので、園芸上は一年草として扱う。
草丈は20センチから100センチくらいである。
葉は披針形で、下部では向かい合って生え(対生)、上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3、4センチくらいの唇形をした花をたくさんつける。
花の色は赤、オレンジ、白、黄色、ピンクなど多様である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の形が金魚に似ているというのが名の由来である。
属名の Antirrhinum はギリシャ語の「anti(似)+rhinos(鼻)」からきている。花冠の形から名づけられたものである。
種小名の majus は「巨大な」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Antirrhinum majus

★きらきらと陽射しを浴びて金魚草
 五月の空を見上げ花咲く
☆揺らゆらと揺れて漂う金魚草
 色とりどりのべべ着せかえて

キンギョソウ090320b-l.jpg

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ギンヨウアカシア090320c-l.jpg銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)はマメ科アカシア属の常緑高木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州である。
オーストラリアの国花とされている。
日本へは明治時代の後期に渡来し、各地で栽培されている。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は20対くらいである。
小葉の形は幅の広い線形で、白みを帯びた青緑色をしている。
開花時期は2月から4月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチに満たない球状の黄色い花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
別名を花アカシア(ハナアカシア)という。
ミモザ(Mimosa)の名でも流通しているが、これは本来はオジギソウ属を表す属名である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(棘)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の baileyana は園芸家「ベイレーさんの」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Acacia baileyana

★貴婦人の輝き見せて早春を
 飾るがごとき銀葉アカシア

ギンヨウアカシア090320b-l.jpg

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サノザクラ090405c-l.jpg佐野桜(サノザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
ヤマザクラ系の桜である。
名は京都の桜研究家佐野藤右衛門さんに因み、牧野富太郎博士によって命名された。
佐野さんが山桜(ヤマザクラ)の実生から選抜した栽培品種である。
特徴は、八重咲きをすることである。
樹高は6メートルから8メートルくらいである。
樹形は箒状で、上に向かって放射状に高く伸びる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状の(先が針のような)ぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を開く。
花弁数は11枚から20枚くらいである。
旗弁(はたべん)という雄しべが花弁のように変化したものがある。
花径は3センチくらいの中輪で、2、3輪ずつ花をつける。
花の色は淡い紅色で、散りぎわには花芯が赤味を帯びる。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Sanozakura'

★人の名を冠する桜また一つ
 ここにもありと労苦を偲び

サノザクラ090405a-l.jpg

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アカシア・モニカ090228a-l.jpgアカシア・モニカはマメ科アカシア属の落葉低木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
原産地はオーストラリアで、西部に分布する。
房アカシア(フサアカシア)の園芸品種である。
英名はドラモンズ・ワトル(drummond's wattle)である。
「ワトル」はオーストラリアにおけるアカシアの呼称である。
矮性種で、鉢植えなどでも楽しめる。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、暗い緑色をしている。
開花時期は2月から4月くらいである。
自生地での開花時期は9月から11月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花を穂状に垂れ下げる。
花穂の長さは2センチから5センチくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(棘)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の dealbata は「白くなった」という意味である。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Acacia dealbata 'Monica'

★猫じゃらし思わすような穂をたらし
 鉢が似合うねアカシア・モニカ

アカシア・モニカ090228b-l.jpg

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アカシア・フィンブリアタ070324a-l.jpgアカシア・フィンブリアタはマメ科アカシア属の常緑小高木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
アカシア属は温帯地域に広く分布し1200種を数えるが、そのうちの700種がオーストラリアに分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東部に分布する。
英名はブリスベーンワトル(Brisbane wattle)である。
「ワトル」はオーストラリアにおけるアカシアの呼称である。
日本では、庭木、公園樹、街路樹、鉢植えなどに利用される。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
枝は先がやや枝垂れる。
葉は長さ2センチから5センチの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリくらいで淡い黄色の球状をした頭花をたくさんつける。
花には甘い香りがある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の fimbriata は「フリンジのある」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acacia fimbriata

★はるばると海を渡ってやって来て
 異国モードを振りまき咲いて

アカシア・フィンブリアタ070324b-l.jpg

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イシドノカバザクラ080330c-l.jpg石戸の蒲桜(イシドノカバザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原木は埼玉県北本市の東光寺の境内にある。
樹齢は800年と推定されている。
大正11年に国の天然記念物に指定されている。
和名の由来は、源頼朝の異母弟で「蒲冠者」と呼ばれた源範頼の伝説に因む。
また、広重が浮世絵に描いたものがヨーロッパに渡り、ゴッホのタンギー爺さんの絵の背景に使われているという。
日本五大桜に数えられる名木である。
山桜(ヤマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然雑種である。
なお、「蒲桜」というのはカンバ類に似た木肌をした桜の総称である。
原木の樹高は14メートルくらいである。
原木の開花時期は染井吉野(ソメイヨシノ)よりも少し遅く、4月上旬である。
5弁花で花の色は白い。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の media は「中間の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x media 'Media'

★江戸の世に既に知られた名木の
 末裔なるかこの花びらは

イシドノカバザクラ080330d-l.jpg

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アカシア・ルビダ070324b-l.jpgアカシア・ルビダはマメ科アカシア属の常緑小高木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
アカシア属は温帯地域に広く分布し1200種を数えるが、そのうちの700種がオーストラリアに分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東南部に分布する。
英名はレッドステームワトル(red-stemmed wattle)である。
「ワトル」はオーストラリアにおけるアカシアの呼称である。
日本では、庭木、公園樹、街路樹、鉢植えなどに利用される。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
葉は長さが20センチくらいある披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は三日月状に反り返る。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6、7ミリくらいで淡い黄色の球状をした頭花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の rubida は「赤味がかった」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acacia rubida

★葉は長く錆びてるような花の色
 個性に満ちたアカシア・ルビダ

アカシア・ルビダ070324a-l.jpg

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アカシア・ブアマニー060325b-l.jpgアカシア・ブアマニーはマメ科アカシア属の常緑低木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
原産地はオーストラリアの東部である。
英名はスノーウィーリバーワトル(snowy river wattle)である。
ワトルというのはオーストラリアでのアカシア属の呼称である。
日本では庭木、公園樹、鉢植えなどで利用される。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
地際からよく枝分かれをし、株立ち状の樹形となる。
葉は長さ5センチから8センチくらいの線形で、灰白色を帯びる。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、明るい黄色の球状の花をたくさんつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の boormanii は「ブアマンさんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acacia boormanii

★びっしりと枝に隙間のないほどに
 黄金煌く春の歌声

アカシア・ブアマニー060325c-l.jpg

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