2010年12月アーカイブ

グレープフルーツ091219a-l.jpg

グレープフルーツ(grapefruit)はミカン科 ミカン属(キトルス属)の常緑小高木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本では「蜜のように甘い柑橘類」の意味でつけられた蜜柑(みかん)の呼称が一般化しており、属名の和名もミカン属という。
本種の原産地は西インド諸島のバルバドス島である。
主な生産国はアメリカ、イスラエル、スペイン、キューバなどである。
その他、世界各地の温暖な地域で栽培される。
文旦(ブンタン)とオレンジの自然交雑種である。
日本へは大正時代に渡来した。
しかし、日本では冬の温度が不足するため、商業的な栽培は行われていない。
和名の由来は、果実が葡萄(ブドウ)のように房状につくことからきている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
葉の脇に花径5センチくらいの白い5弁花が固まってつく。
結実時期は12月から1月くらいである。
花の後にできる実は10センチから15センチくらいの球形の柑果(多心皮性の液果)で黄色く、果皮はでこぼこしている。
花言葉は「乙女の無邪気」である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の paradisi は「楽園の」という意味である。
実の写真は12月につくば植物園の温室で撮った。
花の写真は7月につくば植物園の温室で撮った。
学名:Citrus paradisi(syn. Citrus x paradisi)

★ぶらりんとグレープフルーツ垂れ下がる
 ぽかぽかとした温室の中

グレープフルーツ080720d-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/30 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・ヘリックス100111b-l.jpg

デンドロビウム・ヘリックスはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島である。
標高150メートルまでの森で樹木や岩の上などに生える着生種である。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で分厚く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は周年である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチから10センチくらいの黄緑色の花を10数輪つける。
花被片がねじれている。
唇弁のつけ根の部分は紅紫色をしている。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の helixは「らせん状の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium helix

★花びらが渦巻くように捻れてる
 南の森の野生がここに

デンドロビウム・ヘリックス100111c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/30 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


シマカコソウ100105a-l.jpg

島夏枯草(シマカコソウ)はシソ科キランソウ属(アユガ属)の多年草である。
アユガ属はアジアやヨーロッパなどに60種くらいが分布する。
日本にも金瘡小草(キランソウ)などが分布し、属名の和名をキランソウ属という。
本種は日本固有種である。
小笠原諸島の父島、母島にのみ分布し、山地のやや湿った林の縁などに生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
2007年版のレッドリストまでは絶滅危惧IA類(CR)であった。
和名の由来は、島(小笠原諸島)に産し「夏枯草」=靱草(ウツボグサ)に似ることからきている。
別名を島金瘡小草(シマキランソウ)という。
草丈は20センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は12月から1月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をつける。
花冠は長さ15ミリくらいの筒状で、先が唇形に裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の boninsimae は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Ajuga boninsimae

★小さくて肉眼なんて役立たない
 咲いているかと半信半疑

シマカコソウ100105c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/29 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

オモト081228c-l.jpg

見て見てと強請っているのおもとの実

万年青(オモト)はユリ科オモト属(ローデア属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされることもある。
ローデア属は長い間1属1種とされていたが、最近の研究で転属されるものがあり、Catalogue of Life には20種がカウントされている。
日本にも万年青(オモト)が分布し、属名の和名はオモト属という。
「万年青」という漢字は中国名からきており、和名の「オモト」をこの漢字に充てた。
「オモト」の由来には諸説がある。
漢字では「老母草」とも書き、常緑の葉を老母、赤い実を子に見立て、老母が子を抱いている姿になぞらえたとされるなどである。
本種は本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、鉢植えの観葉植物として栽培される。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
古典園芸植物の1つで、江戸時代の中期に爆発的に流行し、多くの園芸品種が生まれた。
現在、品種の数は1000種を超えるという。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は長い卵形で、大きい。
葉の質は革質で分厚く艶があり、縁は波打つ。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな花を円筒状に密生させる。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤ないし黄色に熟する。
根茎はロデキシンを含み有毒である。
俳句では「万年青の実」が秋の季語である。
花言葉は「母性の愛」である。
属名の Rohdea は19世紀のドイツの植物学者「ロイデ(Michael Rohde, 1782-1812)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rohdea japonica

★昔から時折目にしてきたけれど
 カメラ向けるはこれが初めて

オモト090530b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/29 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アマナツミカン081228a-l.jpg

甘夏蜜柑(アマナツミカン)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑小高木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本では「蜜のように甘い柑橘類」の意味でつけられた蜜柑(みかん)の呼称が一般化しており、属名の和名もミカン属という。
本種は、夏蜜柑(ナツミカン)の品種の1つである。
夏蜜柑(ナツミカン)の起源は、江戸時代の中期に山口県の青海島に漂着した種を蒔いたことに始まる。
甘夏蜜柑(アマナツミカン)のほうは昭和時代の初期に大分県津久見市の果樹園で川野豊さんによって選抜・育成された。
作出者の名をとって和名は川野夏橙(カワノナツダイダイ)という。
戦後に品種登録され、栽培が本格化している。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は幅の狭い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の柄には狭い翼がある。
葉の質は革質で、毛は生えていない。
開花時期は5月である。
枝先の葉の脇に花径15ミリくらいの白い5弁花をつける。
花の後にできる実は扁球形をしたオレンジ色の柑果(多心皮性の液果)である。
秋には色づくが、酸味がとれて完熟するのは翌年の4月から6月である。
花言葉は「清純」である。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の natsudaidai は日本語の「ナツダイダイ」のことである。
品種名の kawanonatsudaidai は日本語の「カワノナツダイダイ」のことである。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus natsudaidai f. kawanonatsudaidai

★甘夏の花の香りがほんのりと
 漂う季節空澄み渡り

アマナツミカン090509a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/29 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アリドオシ081221c-l.jpg

蟻通し(アリドオシ)はアカネ科アリドオシ属(ダンナカンツス属)の常緑小低木である。
ダンナカンツス属はアジアに10種くらいが分布する。
本種が基本種で、属名の和名もアリドオシ属という。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では朝鮮半島、台湾、中国、インドシナ半島、インドなどに分布する。
中国名は虎刺(huci)である。
別名を一両(イチリョウ)ともいう。
これは万両(マンリョウ)千両(センリョウ)との対比でつけられた名である。
樹高は30センチから60センチくらいである。
葉の脇には細長い棘が生える。
この棘が「蟻をも刺し通す」というのが和名の由来である。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は4月から5月くらいである。
葉の脇に白い小さな花を1、2輪ずつつける。
花冠は長さ1センチくらいの筒状で、先が4つに裂ける。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、真っ赤に熟する。
属名の Damnacanthus は、ギリシャ語の「damnao(優る)+acantha(刺)」からきている。鋭い刺針を持つことから名づけられた。
種小名の indicus は「インドの」という意味である。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
花の写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Damnacanthus indicus

★小粒でも真っ赤に熟す実に加え
 長い棘あり花も咲かそう

アリドオシ100501a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/23 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・プルプレウム080524c-l.jpg

デンドロビウム・プルプレウムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はマレーシア、ニューギニア、フィジー、バヌアツなどである。
低地から中高地に生える着生種である。
草丈は40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は周年である。
バルブ(肥大した茎)の節に花径1センチから2センチくらいの淡い紅紫色をした花をポンポン状にたくさんつける。
花は漏斗状で全開はしない。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の purpureumは「紫色の」という意味である。
変種には花の色が白いものもある。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium purpureum

★ポンポンを思わすようなランの花
 愛嬌たっぷりプルプレウムは

デンドロビウム・プルプレウム080524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/23 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


バンクシア・エリキフォリア091219a-l.jpg

バンクシア・エリキフォリアはヤマモガシ科バンクシア属の常緑小高木である。
バンクシア属は80種くらいあり、ほとんどがオーストラリアに分布する。
本種の原産地はオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州である。
英名はヒースバンクシア(heath banksia)という。
ヒースはエリカ属などを意味する。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
葉は線形である。
葉の表面は暗い緑色、裏面は灰白色である。
日本での開花時期は1月から2月である。
原産地では周年開花をする。
長い円筒形のブラシのような穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、橙色の花をつける。
長く飛び出しているのは花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)である。
花被片が4枚あり、それぞれに雄しべが1本ずつつく。
花の後にできる実は木質の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
松かさのようになり、種子は硬い殻の中にとどまって山火事を待つという。
属名の Banksia はイギリスの植物学者「バンクス(Joseph Banks, 1743-1820)さん」の名からきている。
種小名の ericifolia は「エリカ属(Erica)に似た葉の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Banksia ericifolia

★不思議さは並みではないねバンクシア
 ブラシのような花に見とれて

バンクシア・エリキフォリア091219c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/22 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

イヨカン081228a-l.jpg

伊予柑(イヨカン)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
日本では「蜜のように甘い柑橘類」の意味でつけられた蜜柑(みかん)の呼称が一般化しており、属名の和名もミカン属という。
本種は明治時代の初期に山口県の萩市で突然変異として発見された。
このため当初は穴門蜜柑(アナモンミカン)と呼ばれていた。
「穴門」は長門地域の古名である。
その後、1890年に愛媛県に移植され、ここで主に栽培されるようになったことから伊予柑(イヨカン)と呼ばれるようになった。
現在では温州蜜柑(ウンシュウミカン)に次ぐ生産量となっている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
白い5弁花をつける。
結実時期は12月から2月である。
扁球形の果実はオレンジ色に熟する。
果皮は厚く、むきやすい。
果汁は甘く、香りもよい。
生食されるほか、マーマレードやゼリーなどにも利用される。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の iyo は「伊予(愛媛県)」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus iyo

★伊予柑の味と香りが口の中
 広がるようで笑みのこぼれて

イヨカン081228b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/22 改訂

植物図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デンドロビウム・プセウドグロメラツム081207a-l.jpg

デンドロビウム・プセウドグロメラツムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種はニューギニア島に分布し、標高1800メートルまでの川沿いの森に生える着生種である。
草丈は60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は12月から3月である。
茎先に花径2センチから4センチくらいのピンクの花を10数輪つける。
唇弁の色は橙色である。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の pseudoglomeratum は「グロメラツム種(glomeratum)に似た」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Dendrobium pseudoglomeratum

★ぼんぼりを思わすような花房に
 これもあるかと笑みのこぼれて

デンドロビウム・プセウドグロメラツム081207c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/21 改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


冬青(ソヨゴ)

| トラックバック(0)

ソヨゴ080614a-l.jpg

冬青(ソヨゴ)はモチノキ科モチノキ属(イレクス属)の常緑高木である。
イレクス属は北半球の温帯を中心に400種くらいが分布する。
日本にも黐の木(モチノキ)などが分布し、属名の和名をモチノキ属という。
本種は本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国、台湾にも分布する。
和名の由来は、堅い葉が風にそよいでソヨソヨと音を立てることからきている。
中国名は具柄冬青という。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉の形は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の長さは4センチから8センチくらいで、縁は波打っている。
雌雄異株である。
開花時期は5月から6月である。
雌花は、葉の脇から花柄を出し、1輪の小さな白い花をつける。
花びらは5、6枚である。
中心に大きな雌しべがあり、周りに小さな雄しべがある。
雄花は枝分かれした花柄に数輪の白い花をつける。
花びらは4、5枚で、4、5本の雄しべがある。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、橙色から赤く熟する。
材は白く緻密で、器具材、床柱などに使われる。
樹皮や葉は染料として利用される。

属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の pedunculosa は「花柄のある」という意味である。
花の写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ilex pedunculosa

★そよぐ葉の下で静かに顔を出す
 冬青(ソヨゴ)の花は内気に見えて

ソヨゴ081228a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/15改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ナンテン080628a-l.jpg

南天の乱れ咲きして瀧飛沫(しぶき)

南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属(ナンディナ属)の常緑低木である。
ナンディナ属は和名の「南天」からつけられた名である。
1属1種である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
古い時代に渡来したものが野生化したと考えられている。
海外では、中国やインドにも分布する。
また、公園樹や庭木として好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
江戸時代に盛んに栽培された古典園芸植物でもある。
さまざまな変わり葉の品種が作出された。
和名の由来は、中国名の南天燭からきている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
歯の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は直径1センチ近い球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
結実期は11月から2月で、赤く熟する。
中には白い実や黄色い実のものもある。
実を乾燥させたものを生薬で南天実(なんてんじつ)といい、鎮咳薬とする。
葉を乾燥させたものは南天葉(なんてんよう)といい、健胃、解熱、鎮咳などの薬効がある。
花言葉は「私の愛は増すばかり」である。
俳句では「南天の花」が夏の季語、「南天の実」が秋の季語である。
属名の Nandina は南天(ナンテン)の和名に基づいてつけられた。
種小名の domestica は「栽培されている」という意味である。
江戸時代に来日した植物学者のツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんによる命名である。
花の写真は6月に向島百花園で撮った。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Nandina domestica

★南天の乱れ咲きして瀧飛沫(しぶき)
 実りの秋を手招くように
☆南天の白き花咲く初夏の頃
 実りの秋は紅に染まりて

ナンテン081228a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/06/15改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デンドロビウム・フォーブシイ090823d-l.jpg

デンドロビウム・フォルベシーはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島である。
標高900メートルから1500メートルの熱帯雨林に生える着生種である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花径5センチから7センチくらいの黄白色をした花を数輪つける。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の forbesii はイギリスの園芸家「フォーブス(J. Forbes)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium forbesii

★色合いはとてもシンプルさっぱりと
 咲いた姿が清楚に見えて

デンドロビウム・フォーブシイ090823b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/31改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ムニンシュスラン100105c-l.jpg

無人繻子蘭(ムニンシュスラン)はラン科シュスラン属(グッディエラ属)の多年草である。
グッディエラ属はアジアやヨーロッパなどに100種以上が分布する。
日本にも繻子蘭(シュスラン)などが分布し、属名の和名はシュスラン属という。
本種は日本固有種である。
小笠原諸島の父島と母島にのみ分布し、湿った林の中に生える。
別名を小笠原繻子蘭(オガサワラシュスラン)という。
伊豆諸島に分布する八丈繻子蘭(ハチジョウシュスラン)の近縁種である。
「繻子蘭」の名は艶のある葉の様子を織物の繻子にたとえたものである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は長い卵形である。
濃い緑色で、葉の先は尖る。
開花時期は11月から1月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Goodyera はイギリスの植物学者「グッドイヤー(John Goodyer, 1592-1664)さん」の名からきている。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Goodyera boninensis

★葉っぱにはあんまり模様ないのかな
 ガラス戸越しに姿確かめ

ムニンシュスラン100105a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/31改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


レモン

| トラックバック(0)

レモン091206b-l.jpg

喉越しを思い浮かべつ檸檬見る

レモン(lemon)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
また、多くの栽培品種が生まれている。
本種の原産地はインドのアッサム地方である。
十字軍の遠征でヨーロッパに持ち帰られたということで、今では地中海沿岸地方が主産地となっている。
コロンブスの航海にもビタミンCの供給源として持参されたという。
日本へは明治時代に渡来し、現在は広島県などで栽培されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉の脇には棘がある。
葉は長い楕円形ないし披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、香りのよい白い5弁花を咲かせる。
果期は10月から12月である。
果実は長い楕円形の柑果(多心皮性の液果)で両端がとがり、レモン色に熟す。
古くから、飲料や香料に利用されてきた。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「熱意」である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の limon はイタリア名で「limosus(湿地帯に生える)」からきている。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は4月に箱根強羅公園で撮った。
学名:Citrus limon

★ほんとはね寒さとっても苦手なの
 だけど我が儘言わないつもり

レモン070421b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/30改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

テコマンテ・デンドロフィラ091219a-l.jpg

テコマンテ・デンドロフィラはノウゼンカズラ科テコマンテ属の蔓性常緑低木である。
テコマンテ属はインドネシアやニューギニア、ニュージーランド、オーストラリアなどに5種くらいが分布する。
本種の原産地はモルッカ諸島、ソロモン諸島、ニューギニア島である。
英名はニューギニア・トランペットバイン(New Guinea trumpet vine)という。
蔓の長さは3メートルから6メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形である。
葉の質は革質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は冬から夏である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紅紫色をしたラッパ状の花を下向きにつける。
花は長さが7センチから8センチあり大きい。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の寿命は数日だが、次々と新しい花が開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tecomanthe はギリシャ語の「Tecoma(テコマ属=近縁種)+anthos(花)」からきている。
種小名の dendrophila は「樹木を好む」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Tecomanthe dendrophila

★大きくて触れればぼたぼた落ちるんだ
 不思議があるよ冬の温室

テコマンテ・デンドロフィラ091219c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/30改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デンドロビウム・フィニステラエ091219a-l.jpg

デンドロビウム・フィニステラエはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島である。
標高1300メートルから2100メートルの地域に生える着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は卵形で大きい。
開花時期は冬から夏である。
茎先に花径4センチくらいの黄色の花を数輪つける。
萼片の内側は黄色く、外側には赤褐色の斑が入り長い毛が生える。
側花弁は黄色く、ねじれている。
唇弁には赤褐色の斑が入る。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の finisterrae は「地の果ての」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium finisterrae

★色合いは濁った黄色で地味だけど
 斑や長い毛がアクセント添え

デンドロビウム・フィニステラエ091219b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/30改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

アメリカンブルー071223a-l.jpg

アメリカンブルーはヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)の多年草である。
エボルブルス属は南北アメリカや東南アジアなどに400種くらいが分布する。
日本にも沖縄に朝顔柄草(アサガオガラクサ)が分布し、属名の和名をアサガオガラクサ属という。
本種の原産地は北アメリカの中南部である。
アメリカンブルーは流通名である。
ハワイで花つきのよい選抜種が開発され、ブルーデイズ(Blue Daze)と名づけられた。
ところが、1980年代に日本に渡来したとき、業者に知識がなかったためにいろんな名がつけられたが、やがてアメリカンブルーに統一されていった。
学名のエボルブルスやエボルブルス・ピロススで表示するものもある。
草丈は10センチから25センチくらいである。
匍匐性があり、葉や茎には軟毛が生えている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から10月である。
暖地では周年開花をする。
茎先に花径2センチくらいの青い花をつける。
花冠は杯状で、花の真ん中は白い。
雄しべは5本で白い。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「あふれる思い」である。
属名の Evolvulus はラテン語の「evolvere(よじれない)」からきており、地をはって伸びることを示している。
種小名の pilosus は「軟毛のある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Evolvulus pilosus

★昼顔の流れを組みし君の青
 陽射しの中に涼風送り

アメリカンブルー071223b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/30改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ヤブコウジ091219c-l.jpg

藪柑子人様よりも鳥を待ち

藪柑子(ヤブコウジ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属(アルディシア属)の常緑小低木である。
分類体系によっては(APG第3版)サクラソウ科とされる。
アルディシア属はアメリカ、アジア、太平洋、オーストラリアなどに400種から500種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名をヤブコウジ属という。
本種は北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭木や盆栽とされる。
海外では、台湾や朝鮮半島、中国にも分布する。
和名の由来は柑子(コウジ)に似ていて藪に生えるということからきている。
柑子(コウジ)は柑橘類の名称で薄皮蜜柑(ウスカワミカン)とも呼ばれる。
別名(古名)を山橘(ヤマタチバナ)という。
万葉集にも登場する古典植物である。
江戸時代に盛んに改良が行われ、変わり葉などの園芸品種がたくさんある。
縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われることから流通名を十両(ジュウリョウ)という。
樹高は10センチから20センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
枝には棘がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5ミリから8ミリくらいの小さな白い花をいくつか下向きにつける。
花の色は紫色を帯びるものもある。
合弁花で、花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実は直径5ミリから10ミリくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、11月から2月ころに赤く熟する。
俳句の季語は冬である。
花言葉は「明日の幸福」である。
属名の Ardisia はギリシャ語の「ardis(鎗先)」からきている。雄しべ葯の形が似ていることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
実の写真は12月につくば植物園で撮った。
花の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Ardisia japonica

★首傾げやっと見つけた藪柑子
 また来てみれば鳥に運ばれ

ヤブコウジ071125b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/29改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デンドロビウム・ビコーダツム091219a-l.jpg

デンドロビウム・ビカウダツムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種はインドネシアのスラウェシ島、モルッカ諸島に分布し、標高1000メートルまでの岩の上に生える着生種である。
草丈は30センチから40センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で分厚い。
開花時期は秋から冬である。
花径5センチくらいの琥珀色をした花をつける。
唇弁は白に赤い斑が入る。
花の香りはしない。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の bicaudatum は「2つの尾のある」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium bicaudatum

★色淡き花の姿が軟らかく
 心も和む冬の温室

デンドロビウム・ビコーダツム091219e-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/29改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

デコポン

| トラックバック(0)

デコポン081228a-l.jpg

デコポンはミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
また、多くの栽培品種が生まれている。
本種の品種名は不知火(シラヌイ)という。
デコポンは登録商標で、不知火のうち一定基準をクリアしたものだけにその名称が用いられる。
清見(キヨミ)という品種に椪柑(ポンカン)を交配して育成された栽培品種である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月くらいである。
花の姿は他の柑橘類と区別しにくいが、白い5弁花である。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)である。
実の成熟期は3月くらいである。
へたの下にデコがあるのが特徴である。
糖度が高く食味にも優れるということで、甘夏蜜柑(アマナツミカン)や八朔(ハッサク)に代わって人気が出ている。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
学名の Citrus unshiu は温州蜜柑(ウンシュウミカン)、Citrus sinensis はオレンジ、Citrus reticulata は椪柑(ポンカン)を指している。
実の写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:(Citrus unshiu x Citrus sinensis) x Citrus reticulata

★デコポンの名前はうまくつけたねと
 笑みを浮かべつ花の香をかぎ

デコポン080518c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/26改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

ヤハズカズラ071223a-l.jpg

矢筈葛(ヤハズカズラ)はキツネノマゴ科ヤハズカズラ属(ツンベルギア属)の蔓性多年草である。
ツンベルギア属はアフリカや南アジアの熱帯地域に100種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もヤハズカズラ属という。
原産地は東アフリカ、南アフリカである。
現在では熱帯各地に帰化している。
日本では小笠原諸島、南西諸島で野生化している。
本州などでは鉢植えにされるほか温室などで栽培される。
和名の由来は、葉の形が矢筈(矢の一端の弦にかける部分)に似ているところからきている。
蔓性で、支柱があれば1メートルから2メートルくらいまで伸びる。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から6月くらいである。
暖地では周年開花をする。
花径は3センチくらいである。
黄色い花冠は5つに裂けて横に開き、花の真ん中は褐色になっている。
花の色にはオレンジ色や白などのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「黒い瞳」である。
属名の Thunbergia はスウェーデンの植物学者「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さん」の名からきている。
種小名の alata は「翼のある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Thunbergia alata

★鮮やかな黄の真ん中につぶらなる
 黒き瞳か矢筈葛は
☆まっすぐな視線感じて振り向けば
 矢筈葛の黒き瞳よ

ヤハズカズラ071223b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/05/26改訂

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

パキスタキス・ルテア090928a-l.jpg

パキスタキス・ルテアはキツネノマゴ科パキスタキス属の常緑小低木である。
パキスタキス属は中南アメリカ、西インド諸島に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属のパキスタキス・コッキネアに紅珊瑚花(ベニサンゴバナ)の和名があり、属名の和名をベニサンゴバナ属とするものもある。
本種の原産地も中南アメリカ、西インド諸島である。
YListでは和名を鬱金珊瑚花(ウコンサンゴバナ)としている。
英名はロリポッププラント(lollipop plant)やゴールデンシュリンプ(golden shrimp)である。
日本へは戦後に渡来した。
日本では鉢植えとして栽培される。
樹高は90センチから120センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から11月である。
温度さえ合えば周年開花をする。
茎先に黄色い苞(葉の変形したもの)を重なるようにつけ、その先に白い舌状の花が垂れ下がるようにつく。
苞は花の咲かない時期にも残る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「美しい娘」である。
8月11日の誕生花である。
属名の Pachystachys はギリシャ語の「pachys(太い)+stachys(穂)」からきている。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園の温室で撮った。
学名:Pachystachys lutea

★温室の定番なれどパキスタキス
 苞と花とがバランス保ち
☆デザートの飾りを思わす花姿
 パキスタキスの不思議な魅力

パキスタキス・ルテア090928b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2106/05/26 改訂
2016/08/10 3訂

花図鑑

植物図鑑

ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





ゴレンシ070602a-l.jpg

五斂子(ゴレンシ)はカタバミ科ゴレンシ属(アベロア属)の常緑高木である。
アベロア属は熱帯地域に数種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名もゴレンシ属という。
本種の原産地はマレー半島、ジャワ島などの熱帯アジアである。
これらの地域で熱帯果樹として栽培されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、1つの葉に9枚から11枚がつく。
開花時期は7月から9月である。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、淡い紅紫色の5弁花をつける。
結実時期は9月から11月である。
花の後にできる実には5つの稜があり、断面が星形になる。
そこから英名をスターフルーツ(star fruit)という。
果肉にシュウ酸を含み、酸味がある。
和名は中国名からきている。「斂」は「稜」のことである。
花言葉は「偽りの魅力」である。
属名の Averrhoa はスペインの博物学者「アベロエス(Averroes, 1126-1198)さん」の名からきている。
種小名の carambola は同種のスペイン名からきている。
花の写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園の温室で撮った。
実の写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターの温室で撮った。
学名:Averrhoa carambola

★五斂子の花と驚き調べれば
 よく似ているねカタバミ仲間

ゴレンシ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/07改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ジャボチカバ

| トラックバック(0)

ジャボチカバ070430a-l.jpg

ジャボチカバ(jaboticaba)はフトモモ科ジャボチカバ属(ミルキアリア属)の常緑高木である。
ミルキアリア属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もジャボチカバ属という。
本種の原産地はブラジルの南部で、丘陵地帯に生える。
和名はブラジルの先住民族の言葉からきており「亀のいる地」という意味である。
別名を木葡萄(キブドウ)という。
南アメリカで広く果物として栽培される。
樹高は8メートルから10メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
花も実も周年性があり、幹や太い枝に直接つく。
花は花径5ミリから10ミリくらいと小さく、色は白い。
長い雄しべの目立つ花である。
幹に直接つく花を幹生花という。
幹に鈴なりにつく実は、直径2センチくらいの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
幹に直接つく実は幹生果という。
果皮は黒く、果肉は白い。
食感は葡萄(ブドウ)とよく似ている。
属名の Myrciaria はフトモモ科の「ミルキア属(Myrcia)」の縮小形である。
種小名の cauliflora は「幹生花のある」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Myrciaria cauliflora

★花も実も幹にべったり貼りついた
 ジャボチカバには異国情緒

ジャボチカバ070430b-l.jpg

ジャボチカバ100305a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/07改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


パラミツ061124a-l.jpg

波羅密(パラミツ)はクワ科パンノキ属(アルトカルプス属)の常緑高木である。
アルトカルプス属は東南アジアや南太平洋諸島に60種くらいが分布する。
代表種はパンの木(パンノキ)で、属名の和名もパンノキ属という。
本種の原産地はインド、バングラデシュである。
バングラデシュでは「国の果物」に指定されている。
別名をジャックフルーツ(Jack fruit)という。
これは英名からきた呼び方である。
現在では、東南アジア、南アジア、アフリカ、ブラジルなどで広く商品栽培されている。
樹高は20メートルから30メートルである。
幹は直立する。
葉は長い楕円形だが、幼木では大きな切れ込みがある。
雌雄同株である。
雄花序は枝の先につき、雌花序は幹に直接つく幹生花である。
実は幹や太い枝に連なってぶら下がる。
大きな長い楕円形で、1つが40キロになるものもある。
実の表面にはいぼ状の突起があり、熟すと全体に黄色くなって甘い香りを放つ。
熟した果肉や仮種皮は生で食用にされる。
未熟な果実は野菜として煮物などに使われる。
種子も焼いたり茹でたりして食用にされる。
材は建材、家具、仏像、印鑑などにするほか、ガムランなどの楽器にも使われる。
また、仏僧の法衣などを黄色く染める染料とされる。
属名の Artocarpus はギリシャ語の「artos(パン)+karpos(果実)」からきている。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターの温室で撮った。
学名:Artocarpus heterophyllus

★楽園の果物なるか波羅密は
 幹に鈴なり驚くばかり

パラミツ061124c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/05改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ギムノスタキウム・ケイラニクム090607a-l.jpg

ギムノスタキウム・ケイラニクムはキツネノマゴ科ギムノスタキウム属の多年草である。
ギムノスタキウム属は東南アジアや南アジアに30種から70種くらいが分布する。
中国名を裸柱花属という。
本種の原産地はスリランカである。
種小名の読み方は英語風にセイラニカムとするものもある。
草丈は20センチから30センチである。
全体に毛が生える。
茎は地を這って広がる。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で、先は尖らない。
葉脈に沿って銀白色の斑が入る。
開花時期は不明である。
温室では冬から夏にかけて花をつけるようだ。
穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径7ミリくらいの花をたくさんつける。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
花冠の外側は紅紫色、内側は黄色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gymnostachyum はギリシャ語の「gymnos(裸の)+stachyum(穂状花序)」からきている。
種小名の ceylanicum は「セイロンの」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Gymnostachyum ceylanicum

★美しい葉っぱがぼくの見せ所
 花はシックなツートンカラー

ギムノスタキウム・ケイラニクム090607b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/05改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

セイロンマンリョウ061124b-l.jpg

セイロン万両(セイロンマンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属(アルディシア属)の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)サクラソウ科とされる。
アルディシア属はアジア、オーストラリア、南北アメリカなどに400種から500種くらいが分布する。
日本にも藪柑子(ヤブコウジ)などが分布し、属名の和名はヤブコウジ属という。
本種の原産地はスリランカである。
現在では、台湾、東南アジア、南太平洋諸島オーストラリアなどに分布する。
また、北アメリカ、ハワイなどにも帰化している。
沖縄でも、民家や公園に植えられている。
YListでは標準和名を紅頭橘(コウトウタチバナ)としている。
「紅頭」は台湾にある旧地名である。
国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」(SSC)では、「世界の外来侵入種ワースト100」に指定している。
日本では野生化はしていないが、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。
樹高は3メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚めで、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
自生地での開花時期は周年である。
沖縄では夏に開花する。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな青白い花をつける。
あまり目立たない花である。
花の後にできる実は偏球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤から赤紫へと変化し、熟すと黒くなる。
実は食べられて、特に小鳥には好まれる。
属名の Ardisia はギリシャ語の「ardis(鎗先)」からきている。雄しべ葯の形が似ていることから名づけられた。
種小名の elliptica は「楕円形の」の意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
3枚目は2月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。
学名:Ardisia elliptica

★万両を思わすような形して
 だけど大形南国の木は

セイロンマンリョウ061124c-l.jpg

セイロンマンリョウ130226a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/04改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

セイロンライティア090823a-l.jpg

セイロンライティア(Ceylon wrightia)はキョウチクトウ科ライティア属(リグティア属)の常緑低木である。
リグティア属は世界に30種くらいが分布する。
園芸上は英語風の読みのライティアとして流通している。
本種の原産地はスリランカである。
日本へはタイを経由して渡来した。
樹高は70センチから200センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で先が尖り、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
20度以上の温度があれば周年開花をする。
枝先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチくらいの白い5弁花をつける。
花弁の真ん中には白い髭のような副花冠がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Wrightia はイギリスの植物学者「ライト(William Wright, 1735-1819)さん」の名からきている。
種小名の antidysenterica は「赤痢に効力のある」という意味である。樹皮に効力があるという。
写真は8月につくば植物園の温室で撮った。
学名:Wrightia antidysenterica

★温かい土地に育ったライティアは
 髭たくわえた仙人の花

セイロンライティア090823b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/04改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

コロマンソウ071223a-l.jpg

ころまん草(コロマンソウ)はキツネノマゴ科アシスタシア属の蔓性常緑多年草である。
アシスタシア属は旧世界の熱帯・亜熱帯地域に70種くらいが分布する。
本種の原産地はフィリピンである。
逸出したものが熱帯・亜熱帯の各地で野生化している。
日本では沖縄に帰化している。
YListでは標準和名をツノグサとしている。
流通名は赤道桜草(セキドウサクラソウ)である。
草丈は90センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをし、地面を這って伸びる。
葉は卵形ないし円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期はほぼ周年である。
花は長さ3センチから4センチの筒形で、先が5つに裂ける。
花の色は赤紫色、青紫色、白などがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Asystasia は「一致しない」という意味である。キツネノマゴ科の中での花冠の形状の違いから名づけられた。
種小名の gangetica は「ガンジス川(Ganges)の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Asystasia gangetica

★筒形の花が可愛いころまん草
 地面を這ってぐんぐん伸びる

コロマンソウ071223c-l.jpg

コロマンソウ071223d-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/04改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

樹豆(キマメ)

| トラックバック(0)

キマメ070603b-l.jpg

樹豆(キマメ)はマメ科キマメ属(カヤヌス属)の常緑低木である。
漢字では「木豆」とも書く。
カヤヌス属はアジア、アフリカ、オーストラリアに37種が分布する。
本種は3500年前にインドで栽培化されたというこの属の代表種で、属名の和名もキマメ属という。
現在では熱帯から亜熱帯にかけて広く分布し、特にインドでは生産量が多い。
日本では沖縄に導入されている。
そのため、琉球豆(リュウキュウマメ)とも呼ばれている。
若い莢や種子が野菜として利用される。
高蛋白質、高脂肪で、スープなどの料理に使われるほか、製粉したりもやしにしたりと、用途は広い。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形である。
沖縄での開花時期は秋から冬である。
花は黄色く、マメ科特有の蝶形をしている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Cajanus はキマメのマレーシアでの現地名からきている。
種小名の cajan はキマメのマレーシアでの現地名からきている。
写真は6月に富山県中央植物園の温室で撮った。
学名:Cajanus cajan

★にょっきりと背を伸ばしてる樹豆の木
 黄色い花と赤い莢つけ

キマメ070603a-l.jpg

キマメ070603c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/04改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・トランスパレンス090524a-l.jpg

デンドロビウム・トランスパレンスはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はインド、ネパール、ヒマラヤ、ミャンマーなどである。
標高500メートルから2100メートル付近に生える着生種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から6月くらいである。
肥大した茎の節にたくさんの花をつける。
花径は3センチから5センチくらいである。
花の色は白く、唇弁の中央に紅紫色の斑が入る。
唇弁は漏斗状になる。
花にはほのかな甘い香りがある。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の transparens は「明瞭な」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium transparens

★紅帯びたリップが強いアクセント
 乱れ咲きするトランスパレンス

デンドロビウム・トランスパレンス090524b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ジャノヒゲ051204b-l.jpg

蛇の髭(ジャノヒゲ)はユリ科ジャノヒゲ属(オフィオポゴン属)の常緑多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
オフィオポゴン属はアジアに50種くらいが分布する。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭の下草などに利用される。
海外では、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどに分布する。
別名を竜の髭(リュウノヒゲ)ともいう。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地下茎を伸ばして群落を形成する。
根際から生える葉は線形で、深い緑色をしており、日陰でもよく茂る。
開花時期は7月から8月である。
葉の間から葉より短い花茎を出し、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花の色は淡い紫色ないし白である。
秋から冬にかけて熟した実(種子)は青紫色になり美しい。
球形の果実のように見えるが種子である。
肥大した根の部分を生薬で麦門冬(ばくもんとう)と呼び、滋養・強壮、咳止、解熱、利尿などの薬効がある。
花言葉は「変わらぬ思い」である。
俳句では「竜の玉」=蛇の髭(ジャノヒゲ)の実が冬の季語である。
属名の Ophiopogon はギリシャ語の「ophio(蛇)+pogon(髭)」からきている。和名の直訳である。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Ophiopogon japonicus

★ころころと道に転げて竜の玉
 葉をめくってと道先案内
☆足元に輝く玉を見つければ
 紫の色美しく蛇の髭のあり

ジャノヒゲ081221a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/02改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

サネカズラ081221a-l.jpg

ギヤマンのグラスが如く実葛

実葛(サネカズラ)はマツブサ科サネカズラ属の蔓性常緑低木である。
サネカズラ属はアジアに20種くらいが分布する。
本種は本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
また、庭木や盆栽とされる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
蔓性だが絡みつくというよりは垂れる感じになる。
葉は長めの楕円形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
葉の先はやや尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は赤味を帯びることが多い。
開花時期は7月から8月である。
雌雄異株である。
葉の脇から柄を出して、釣鐘形をした黄白色の小さな花をつける。
雄花の中には赤い雄しべが、雌花の中には緑色の雌しべが、それぞれたくさんあって螺旋状に集まる。
花の後にできる実は球状の小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で、10月から12月ころ赤く熟する。
和名の由来は、「実(さね)」が美しい「葛(蔓性の植物)」というところからきている。
小倉百人一首など多くの和歌に詠まれている。
別名を美男葛(ビナンカズラ)ともいう。
これは、枝の皮に含まれる粘液を水に混ぜ、整髪料として用いたことに由来する。
実を乾燥させたものを生薬で南五味子(なんごみし)といい、滋養強壮、鎮咳などの薬効がある。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「再会」である。
属名の Kadsura は、日本名の「サネカズラ」の一部からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
実の写真は12月に向島百花園で撮った。
花の写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Kadsura japonica

★ギヤマンのグラス思わす実葛
 毒杯たれど我も呷(あお)らん

サネカズラ・雄花090913c-l.jpg

サネカズラ・雌花090913a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/02改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル

シトロン

| トラックバック(0)

シトロン091219a-l.jpg

シトロン(citron)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地はインドの東部である。
しかし、紀元前には既にローマや中国に伝わっていたという。
中国名は枸櫞(くえん)といい、クエン酸の原料にされる。
樹高は3メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
花の色は淡い黄緑色を帯びる。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)である。
果皮が分厚く果肉が少ない。
花言葉は「美しいけれど意地悪な人」である。
YListでは別名を丸仏手柑(マルブシュカン)としている。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の medica は「(イランにあった地名)Mediaの」からきており、転じて「薬用の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Citrus medica

★シトロンの響きがどこか懐かしく
 古典紐解く心地に酔って

シトロン091219b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/01改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・ディスコロル091219a-l.jpg

デンドロビウム・ディスコロルはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島とオーストラリアのクイーンズランド州である。
標高500メートルくらいまでの海岸近い崖などに生える。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で分厚く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は冬から春である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3センチから7センチくらいの濁った黄褐色をした花をたくさんつける。
萼片と側花弁は波打ってねじれている。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium discolor

★唇弁にピンクの筋がないけれど
 ディスコロルの由来は耳かな

デンドロビウム・ディスコロル091219b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/03/01改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



アメリカハマグルマ090929a-l.jpg

アメリカ浜車(アメリカハマグルマ)はキク科ハマグルマ属(ウェデリア属)の蔓性多年草である。
ウェデリア属は世界に100種くらいが分布する。
日本にも浜車(ハマグルマ)などが分布し、属名の和名はハマグルマ属という。
ただし、この属は一度は大枠で括られたが、現在は再び分離される傾向にある。
その場合はスファグネティコラ属(Sphagneticola)とされる。
本種はフロリダ州の南部からスペイン、中央アメリカにかけて分布する。
また、世界の亜熱帯地域で広く野生化が進行している。
国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」(SSC)では、「世界の外来侵入種ワースト100」に指定している。
日本でも沖縄で植栽されていたものが野生化している。
草丈は15センチから25センチくらいである。
茎が地面を這い、茎の節から根を出してマット状に広がる。
広がりは2、3メートルに及ぶ。
葉は卵形で、先が3つに裂ける。
葉の両端の裂片の先は鋭く尖り、大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で艶がある。
開花時期は6月から10月である。
暖地では周年開花をする。
茎先に花径2、3センチの黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を三葉浜車(ミツバハマグルマ)という。
園芸的には属名のウェデリア(Wedelia)の名も使われている。
花言葉は「万能」である。
属名の Wedelia はドイツ人の外科医で植物学者だった「ウェデル(Georg Wolfgang Wedel, 1645-1721)さん」の名からきている。
種小名の trilobata は「三裂片の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Wedelia trilobata(syn. Sphagneticola trilobata)

★花園の隅でひっそり咲いている
 ウェデリアの花じっと見詰めて

アメリカハマグルマ090929b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/29改訂

植物図鑑

花図鑑

ミラーサイト

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・デアレイ090726b-l.jpg

デンドロビウム・デアレーはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はフィリピンである。
ルソン島、ミンドロ島、レイテ島、ミンダナオ島の低地の海岸林に生える着生種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、たくさんつく。
開花時期は冬から春である。
温室では不定期に開花する。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6センチから7センチくらいの白い花を10輪前後つける。
唇弁の喉の部分は黄緑色ないし淡い茶色になる。
花に香りはなく、花の寿命は長い。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の dearei はイギリス人の大佐でコレクターだった「デアレ(C. Deare, 1800's)さんの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium dearei

★楚々と咲くデアレーの花爽やかで
 暑さものかはしばしの憩い

デンドロビウム・デアレイ090726c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヤナギバサザンカ081221a-l.jpg

柳葉山茶花(ヤナギバサザンカ)はツバキ科ツバキ属(カメリア属)の常緑小高木である。
カメリア属はアジアに250種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種がある。
日本にも椿(ツバキ)などが分布し、属名の和名はツバキ属という。
本種の原産地は中国の南部と香港、台湾である。
中国名は「柳葉山茶」ないし「柳葉毛蘂茶」である。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
葉は「柳」の葉に似た広めの披針形で、互い違いに生える(互生)
葉の長さは6センチから8センチくらい、幅は1センチから2センチである。
葉の表面は緑色ないし黄緑色で艶は鈍く、裏面には細かい毛が生える。
開花時期は12月から4月くらいである。
葉の脇に花径2センチから4センチくらいの小振りな白い花を数輪ずつ下向きにつける。
花びらは5枚から6枚であまり開かず、枝の陰に隠れて目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の salicifolia は「ヤナギのような葉の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia salicifolia

★暖かな土地が好みの山茶花の
 花は小さく葉っぱは細く

ヤナギバサザンカ081221b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/28/改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



カンラン081207a-l.jpg

寂しげに見えて寒蘭すいと立ち

寒蘭(カンラン)はラン科シュンラン属(シンビジウム属)の常緑多年草である。
シンビジウム属はインド、中国、東南アジア、オーストラリアの北部などに50種くらいが分布し、着生種と地生種がある。
属名の読み方はシンビジュームやキンビディウムとするものもある。
ラテン語の読みとしてはキンビディウムが近いが、ここでは一般化しているシンビジウムの呼称を用いる。
日本にも春蘭(シュンラン)などが分布し、属名の和名もシュンラン属という。
本種は本州の静岡県から沖縄にかけて分布し、広葉樹林の林の中に生える地生種である。
しかし、愛好家による乱獲によって絶滅状態に近いという。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
海外では、台湾や中国にも分布する。
草丈は40センチから60センチくらいである。
茎は細くて硬い。
線形の葉を数枚つける。
葉の表面には艶があり、やや反り返って伸びる。
開花時期は11月から1月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数個の花をつける。
花径は5センチから7センチくらいで、よい香りがする。
花は3枚の萼片と3枚の花弁からなる。
萼片は細く、3方に開く。
花弁のうち2枚は細長く、先が尖る。
色は淡い緑色で、紫色を帯びるものもある。
もう1枚を唇弁といい、普通は黄白色に赤紫色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「秘めやかな愛」である。
俳句の季語は冬である。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「kymbe(舟)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の kanran は日本語の「カンラン」のことである。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium kanran

★幻の花とするまい寒蘭を
 人の性(さが)とは悲しけれども

カンラン081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


ハゼノキ071202a-l.jpg

主役の座射止め櫨の木自慢げに

櫨の木(ハゼノキ)はウルシ科ウルシ属(テクシコデンドロン属)の落葉高木である。
テクシコデンドロン属は世界の温帯から熱帯にかけて十数種が分布する。
日本でも漆(ウルシ)が栽培され、属名の和名はウルシ属という。
本種の原産地は中国である。
室町時代に琉球へ伝わった。
現在では、野生化したものが本州の関東地方から沖縄にかけて分布している。
単に櫨(ハゼ)ともいう。
別名を琉球櫨(リュウキュウハゼ)や唐櫨(トウハゼ)、蝋の木(ロウノキ)ともいう。
樹高は7メートルから10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
1枚の葉は小葉9枚から15枚からなる。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で先が尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は白っぽい。
日本には近縁種の山櫨(ヤマハゼ)が古くから自生しているが、本種との違いは葉に毛が生えることである。
秋にはきれいに紅葉する。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
雄花、雌花ともに花弁は5枚である。
雄花には5本の雄しべがある。
雌花の雌しべの柱頭は3つに裂ける。
結実時期は9月から10月である。
直径10ミリから15ミリくらいの偏球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)をつける。
実は緑色から淡い褐色に熟する。
実からは木蝋が採れる。
俳句では、「櫨紅葉」や「櫨の実」が秋の季語である。
花言葉は「真心」である。
属名の Toxicodendron はギリシャ語の「toxikos(毒)+dendron(樹木)」からきている。
種小名の succedaneum は「代用の」という意味である。
写真は12月に東京の六義園で撮った。
3枚目は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Toxicodendron succedaneum(syn. Rhus succedanea)

★他を圧し燃えるが如く櫨紅葉
 目の前の冬しばし止めて

ハゼノキ071202b-l.jpg

ハゼノキ080727a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・タンゲリヌム091219a-l.jpg

デンドロビウム・タンゲリヌムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニアである。
標高1200メートルくらいまでの地域に分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は卵形で分厚く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は不定期である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの黄緑色をした花をたくさんつける。
萼片はオレンジ色で、まるでうさぎの耳のように見える。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の tangerinum は「オレンジ色の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium tangerinum

★月兎踊るがごとき花姿
 色と形が妙味を見せて

デンドロビウム・タンゲリヌム091219b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/27改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



トックリキワタ061125a-l.jpg

徳利木綿(トックリキワタ)はパンヤ科パンヤノキ属(ケイバ属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)アオイ科とされる。
ケイバ属は中南アメリカやアフリカに数種が分布する。
同属のケイバ・ペンタンドラ(Ceiba pentandra)にパンヤの木(パナヤノキ)の和名があり、属名の和名もパンヤノキ属という。
本種の原産地はボリビア、ブラジル、アルゼンチンである。
別名を酔いどれの木(ヨイドレノキ)という。
これはスペイン語の「パロ・ボラーチョ」=palo(木)borracho(酔った)を和訳したものだという。
沖縄にも戦後に導入され、公園樹として人気がある。
樹高は10メートルから20メートルである。
幹の真ん中あたりが太くて徳利状になる。
幹には角のような大きな棘がある。
葉は手のひら状の複葉で、小葉は5枚から9枚である。
開花時期は9月から12月である。
枝先に花径10センチから20センチくらいある鮮やかなピンクの花をつける。
花びらは5枚で、先のほうがピンクになり、真ん中は白い。
10センチくらいある長くて白い花柱が目立つ。
白花のものもある。
花の後には緑色をした紡錘形の実がつき、黒く熟する。
中の種子には長い繊維質の白い毛がついている。
この白い毛は枕や座布団の綿として使われる。
また、材は下駄や漆器に用いられる。
属名の Ceiba はネイティブアメリカンによるカヌーの現地語からきている。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
3枚目は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Ceiba speciosa

★この木にもきれいな花が咲くのかと
 驚き見つめる徳利木綿

トックリキワタ061125c-l.jpg

トックリキワタ090927a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/02/26改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



オオバナカリッサ061125a-l.jpg

大花カリッサ(オオバナカリッサ)はキョウチクトウ科カリッサ属の常緑小高木である。
カリッサ属はアジア、アフリカ、オーストラリアの熱帯・亜熱帯地域に30種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカのナタール地方である。
現在では熱帯・亜熱帯地帯の各地で、果樹として広く商品栽培されている。
英名はナタールプラム(Natal plum)である。
樹高は6メートルから9メートルくらいである。
枝は横に広がり、潮風にも強い。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶があり、先は尖る。
開花時期は夏である。
枝先から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花をつける。
花は筒状で、先が5つに深く裂ける。
花径は5センチくらいあり、よい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
実はプラム(plum)に似ており、赤く熟する。
適度な酸味と甘味があり、生食をするほかゼリーやジャムに加工される。
属名の Carissa はインドの現地語で「刺」を意味する。
種小名の macrocarpa は「大きな果実の」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Carissa macrocarpa

★プラムの実思わすような赤い実が
 美味しそうだね大花カリッサ

オオバナカリッサ061125b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/26改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・スペクタビレ091219b-l.jpg

デンドロビウム・スペクタビレはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島、ソロモン諸島である。
標高300メートルから2000メートルの熱帯雨林に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で分厚く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は冬から春である。
総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して、花径7センチくらいのクリーム色をした花をたくさんつける。
唇弁には濃い紫色の筋が入る。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の spectabile は「素晴らしい」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium spectabile

★美しい花というのは無理だけど
 見ごたえあるね野性味溢れ

デンドロビウム・スペクタビレ091219c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/26改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



タコノキ061124a-l.jpg

蛸の木(タコノキ)はタコノキ科タコノキ属(パンダヌス属)の常緑高木である。
パンダヌス属はアジア、アフリカ、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布し、650種くらいある。
日本にも日本固有種の本種が分布し、属名の和名もタコノキ属という。
本種は小笠原諸島固有種で、海岸近くに生える。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されていた。
環境省のレッドデータリスト(2007)からは削除されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
根元に気根(空気中に伸びる根)が垂れるのが特徴である。
それが蛸の足のように見えるというのが名の由来である。
葉は肉厚で、細長い剣状である。
葉の縁には鋭い棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄異株である。
花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
雄花は黄白色で、雌花は緑色である。
花の後にできる実はパイナップルのような集合果で、10月ころに赤黄色に熟する。
実は食べられる。
花言葉は「集い」である。
属名の Pandanus はマレーシアなどでの現地語「パンダン(pandan)」からきている。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pandanus boninensis

★足元がとてもミラクル蛸の木は
 ねじれよじれて踏ん張りながら

タコノキ071222b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/25改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ビヨウタコノキ061125b-l.jpg

美葉蛸の木(ビヨウタコノキ)はタコノキ科タコノキ属(パンダヌス属)の常緑高木である。
漢字では「美容蛸の木」とも書く。
パンダヌス属の中で一番美しい葉(姿)だというのが和名の由来である。
「蛸の木」は気根(空気中に伸びる根)の様子を蛸の足にたとえたものである。
別名を赤蛸の木(アカタコノキ)という。
これは葉に赤い棘があることからきた名で、YListではこちらを標準和名としている。
パンダヌス属は世界に650種くらいが分布する。
日本にも蛸の木(タコノキ)が小笠原諸島に分布し、属名の和名をタコノキ属という。
本種の原産地はマダガスカルである。
日本では沖縄で公園樹とされ、本土では温室で植栽される。
樹高は10メートルから20メートルである。
沖縄では5メートルくらいにしかならない。
葉は青緑色をした線形で、長さが50センチから100センチくらいあり、螺旋状にねじれる。
葉の縁と中央脈の裏側には赤く鋭い刺がある。
開花時期は11月くらいである。
葉の脇から大きな穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、白い花をたくさんつける。
実は集合果で枝先から垂れ下がり、橙色に熟する。
食用にはならない。
花言葉は「強がり」である。
属名の Pandanus はマレーシアなどでの現地語「パンダン(pandan)」からきている。
種小名の utilis は「有用な」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pandanus utilis

★こんなにも育つものなのタコの足
 異形見つめて溜息ついて

ビヨウタコノキ071222b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/25改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・スズキイ081207a-l.jpg

デンドロビウム・スズキイはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はベトナムである。
2002年記載の新種で、2008年に一般公開された。
草丈は40センチくらいである。
葉は楕円形で分厚く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏である。
花の脇に花径4センチから5センチの淡い黄緑色をした花を数輪つける。
唇弁の色は濃い緋色である。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の suzukii は日本の植物学者「鈴木三男すずき・みつお, 1947-)さんの」という意味である。東北大学植物園の園長などを務めた。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium suzukii

★地味だけど日本が絡んだ発見だ
 日本の名前に胸が躍るね

デンドロビウム・スズキイ081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/02/24改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



カニステル

| トラックバック(0)

カニステル070430b-l.jpg

カニステル(canistel)はアカテツ科ポウテリア属の常緑高木である。
ポウテリア属は世界の熱帯地域に50種くらいが分布する。
本種の原産地は中央アメリカおよび西インド諸島である。
現在では東南アジアでも商品栽培されており、日本では沖縄に導入されている。
実が卵に似ているということで、エッグフルーツ(eggfruit)という英名がある。
和名は果物卵(クダモノタマゴ)である。
樹高は5メートルから15メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、長さは20センチくらいある。
暖地では周年開花をする。
花は緑白色で小さく、葉の脇に2個から5個くらいつける。
花はよい香りがする。
実は卵形ないし扁平形で、直径5センチから10センチくらいである。
熟すと黄橙色になり、光沢がある。
果肉には果汁が少なく、芋のような食感だという。
生食にされるほか、飲料やジャムなどに加工される。
属名の Pouteria の由来はまだ調べられていない。
種小名の campechiana は「(メキシコの都市)カンペチェ(Campeche)の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館の温室で撮った。
学名:Pouteria campechiana

★果物と言われてみても実感は
 あまりわかない果物卵

カニステル070430a-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/01/25改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



フウリンブッソウゲ080614.jpg

風鈴仏桑華(フウリンブッソウゲ)はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布し、属名の和名はフヨウ属という。
本種の原産地は東アフリカのモムバサである。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根には托葉(葉のつけ根にある付属体)がある。
開花時期は6月から11月である。
暖地では周年開花をする。
花径は5センチから20センチくらいで、5枚の花びらが反り返り、細く裂ける。
雄しべも長く10センチくらいある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、垂れ下がって咲く花の姿を「風鈴」にたとえたものである。
「仏桑華」はハイビスカスの和名である。
英名はコーラル・ハイビスカス(coral hibiscus)である。
これは、花の色や形を珊瑚にたとえたものである。
花の色は赤を基本に、ピンクや白の絞りなどがある。
花言葉は「繊細な美しさ」である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の schizopetalus は「裂けた花弁の」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターの温室で撮った。
学名:Hibiscus schizopetalus

★花姿まるで珊瑚を思わせて
 南国育ちは華やぎの色
☆繊細な切り絵思わす花姿
 ゆらり揺られて心ふるわせ

フウリンブッソウゲ080614c-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/01/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



パッシフローラ・ビオレッタ090928a-l.jpg

パッシフローラ・ビオレッタはトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)の蔓性常緑多年草である。
パッシフローラ属は世界に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
同属のパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea)に時計草(トケイソウ)の和名があり、属名の和名をトケイソウ属という。
本種はチェコで作出された交配種である。
交配親はオエルステディー種(Passiflora oerstedii)と時計草(トケイソウ)だと推定されている。
蔓の長さは3メートルから7メートルくらいになる。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花の色は紫色である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、冬にオレンジ色に熟する。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
園芸品種名の Violetta は「violet(菫色)」のイタリア語表現である。
写真は9月に京都府立植物園の温室で撮った。
学名:Passiflora 'Violetta'

★色合いはとてもシックな菫色
 咲いた姿も高貴に見えて

パッシフローラ・ビオレッタ090928b-l.jpg

COPYRIGHT © 2016 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2016/01/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



テイキンザクラ071223b-l.jpg

提琴桜(テイキンザクラ)はトウダイグサ科ナンヨウアブラギリ属(ヤトロファ属)の常緑低木である。
属名の読み方はジャトロファ属とするものもある。
ヤトロファ属は中央アメリカなどに150種くらいが分布する。
基本種は南洋油桐(ナンヨウアブラギリ)で、属名の和名はナンヨウアブラギリ属という。
本種の原産地は西インド諸島である。
樹高は1メートルから3メートルである。
枝はやや下垂する。
葉は楕円形で先が尖っており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から9月である。
暖地では周年性がある。
雌雄同株である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2、3センチの5弁花を数輪つける。
花の色には濃い紅色や桃色、橙色などある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「提琴」というのはバイオリンのことである。
葉をバイオリンに見立て、花を桜(サクラ)に見立てたのが和名の由来である。
属名の Jatropha はギリシャ語の「iatros(医師)+trophe(栄養)」からきている。この属の1種が薬用とされることから名づけられた。
種小名の integerrima は「全縁の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Jatropha integerrima

★花の紅少し濃くとも故郷の
 桜偲ばすこの地にあれば

テイキンザクラ071223d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・シライシイ081207a-l.jpg

デンドロビウム・シライシイはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島の西部(イリアンジャヤ)である。
標高500メートルから1500メートルの地域に生える着生種である。
草丈は60センチくらいである。
葉は細長い楕円形である。
開花時期は12月から3月である。
花径3センチから5センチくらいである。
の花色は淡い黄緑色で、唇弁には紅紫色の縞が入る。
つくば植物園で新種として発表され、同園に基準標本がある。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の shiraishii は日本のラン愛好家「白石茂さん」の名からきている。埼玉県三郷市でラン園を経営している。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium shiraishii

★日本の人が見つけた蘭の花
 咲いた姿はとてもまぶしく

デンドロビウム・シライシイ081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



シマトウガラシ071222b-l.jpg

島唐辛子(シマトウガラシ)はナス科トウガラシ属(カプシクム属)の多年草である。
カプシクム属は世界に数十種があり、数百種の栽培品種がある。
日本でも唐辛子(トウガラシ)などが栽培されており、属名の和名はトウガラシ属という。
島唐辛子(シマトウガラシ)は沖縄での名称である。
標準和名は木立唐辛子(キダチトウガラシ)という。
沖縄方言では「コーレーグス」という。
「コーレー」は高麗、「グス」は薬をさす。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
白い花が葉の脇につく。
花の後にできる実は長さ3センチから5センチくらいで、緑色から赤く熟する。
属名の Capsicum はギリシャ語の「kapsa(袋)」からきている。袋状の果実であることから名づけられた。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Capsicum frutescens

★クースーに漬けて沁み込む一滴が
 沖縄そばに旨味加えて

シマトウガラシ071222a-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒレザンショウ061124a-l.jpg

鰭山椒(ヒレザンショウ)はミカン科サンショウ属(ザントクシルム属)の常緑小低木である。
ザントクシルム属は世界の熱帯・亜熱帯地域に250種くらいが分布する。
日本にも山椒(サンショウ)などが分布し、属名の和名をサンショウ属という。
本種は小笠原諸島の父島と沖縄県に分布し、サンゴ礁の石灰岩地帯に生える。
海外では、台湾や中国の南部にも分布する。
沖縄方言では「センスルギー」という。
樹高は50センチから100センチである。
枝には小さな棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
複葉の長さは4、5センチ、小葉の長さは5、6ミリである。
葉には艶があり、ちぎると柑橘系の香りがする。
葉の柄に翼があるのが特徴で、これが和名の由来でもある。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇に緑黄色の小さな目立たない花をたくさんつける。
結実時期は秋である。
実は直径3ミリくらいの球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
種子は黒くて艶がある。
葉や実は山椒(サンショウ)の代用品となる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の beecheyanum はイギリスの海軍士官で地理学者だった「ビーチー(Frederick William Beechey, 1796-1856)さんの」という意味である。
変種名の alatum は「翼のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum beecheyanum var. alatum

★南国に南国なりの香りあり
 鰭山椒に鼻を近づけ

ヒレザンショウ061124d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ラッパバナ070203e-l.jpg

喇叭花(ラッパバナ)はナス科ラッパバナ属(ソランドラ属)の蔓性常緑低木である。
ソランドラ属はメキシコから南アメリカにかけて8種くらいが分布する。
いずれも蔓性の低木である。
本種が代表種で、属名の和名もラッパバナ属という。
本種の原産地はメキシコ、ジャマイカなどである。
日本へは1951年に渡来した。
蔓を伝って伸び、長さは6メートルくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶がある。
開花時期は周年である。
特に12月から1月くらいが開花の盛んな時期である。
花は夕方に開花する。
蕾を開くときにはポンという音を立てるそうである。
花にはココナツのような香りがある。
ラッパ状で花径は15センチくらいあり大きく、先は5つに裂ける。
花の色は咲き始めは白く、日がたつにつれて黄色くなる。
花には紫色の筋が入る。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Solandra はスエーデンの自然科学者「ソランダー(Daniel Carlsson Solander, 1733-1782)さん」の名からきている。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は2月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Solandra grandiflora

★ふと見れば頭上高く喇叭花
 撮ってご覧と花を開いて

ラッパバナ070203b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



サキシマフヨウ061124c-l.jpg

先島芙蓉(サキシマフヨウ)はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布し、属名の和名はフヨウ属という。
本種は九州の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は7センチから11センチの五角状円形ないし幅広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先のほうで浅く3つに裂ける。
開花時期は10月から12月である。
5弁花で、長く突き出た蕊柱(雄しべと雌しべの合着したもの)があるのが特徴である。
花の色は白花のものと淡いピンクを帯びたものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の makinoi は「牧野富太郎さんの」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Hibiscus makinoi

★咲く花は小さいけれど野生ゆえ
 力強いよ先島芙蓉

サキシマフヨウ061124a-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


デンドロビウム・サンデラエ・ルゾニクム090726a-l.jpg

デンドロビウム・サンデラエ・ルゾニクムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はフィリピンのルソン島である。
草丈は40センチくらいである。
葉は小さな楕円形で分厚く、たくさんつく。
開花時期は夏である。
大輪で、花の色は白い。
唇弁の喉は緑色になる。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の sanderae はイギリスのラン育種家「サンダー(Henry Frederick Conrad Sander, 1847-1920)さん」の名からきている。
種小名の読み方は「サンデレ」や「サンデレー」とするものもある。
変種名の luzonicum は「ルソン島の」という意味である。
変種名の読み方は「ルゾニカム」とするものもある。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium sanderae var. luzonicum

★ジャングルの中に咲く花楚々たるも
 行って見るより温室の花

デンドロビウム・サンデラエ・ルゾニクム090726b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/28改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



シマヤマヒハツ061124c-l.jpg

島山篳撥(シマヤマヒハツ)はトウダイグサ科ヤマヒハツ属(アンティデスマ属)の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)コミカンソウ科とされる。
アンティデスマ属は東南アジアなどに160種くらい分布する。
日本にも山篳撥(ヤマヒハツ)などが分布し、属名の和名はヤマヒハツ属という。
篳撥(ヒハツ)はコショウ科の植物名である。
和名の由来は、山に生えて篳撥(ヒハツ)に似ることからきている。
本種は与那国島以南に分布する。
海外では、台湾からフィリピンにかけて分布する。
現在では琉球列島の各地で栽培されている。
沖縄方言では「ビバーシ」と呼び、沖縄料理に使われる。
YListでは標準和名を紅頭山篳撥(コウトウヤマヒハツ)としている。
「紅頭」は台湾にある旧地名である。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い革質で、艶がある。
雌雄異株である。
開花時期は3月から9月くらいである。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花弁のない小さな花が咲かせる。
結実時期は9月から12月くらいである。
直径5ミリくらいの楕円形の実を房状につける。
実は黄緑色から橙色、赤色、紫色と変わり、熟すと黒紫色になる。
一斉に熟すわけではないので、カラフルで観賞用としても楽しめる。
渋味と酸味が強いので果実酒の材料とされる。
属名の Antidesma はギリシャ語の「anti(対する)+desmos(帯)」からきている。
種小名の pentandrum は「5つの雄しべの」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Antidesma pentandrum

★きらきらと輝くような珠の色
 自在に変えて島山篳撥

シマヤマヒハツ061124b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/26改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



アメリカチシャノキ071222a-l.jpg

アメリカ萵苣の木(アメリカチシャノキ)はムラサキ科カキバチシャノキ属(コルディア属)の常緑高木である。
コルディア属は世界の温暖な地域に250種以上が分布する。
日本にも奄美大島より南に柿葉萵苣の木(カキバチシャノキ)が分布し、属名の和名をカキバチシャノキ属という。
本種の原産地は中南アメリカである。
実が食用になり、熱帯地方で広く栽培されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の形はやや柿(カキ)の葉に似る。
葉には柄があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は周年である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、濃いオレンジ色をした筒状の花をつける。
花の先は5つか6つに裂ける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと白くなる。
属名の Cordia はドイツ人の医師で植物学者の「コルドゥス(Valerius Cordus, 1515-1544)さん」の名からきている。
種小名の sebestena は「セベスタ(Sebesta, ペルシャの町の名)の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Cordia sebestena

★オレンジの色鮮やかに咲き誇る
 南国の花風にはためき

アメリカチシャノキ071222b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/26改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・クリソトクスム080524c-l.jpg

デンドロビウム・クリソトクスムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地は中国の南部、タイ、インドである。
着生種である。
山地の林の中に生え、樹木などに着生する。
草丈は20センチから30センチである。
葉は長い楕円形で、茎の上部に2枚から4枚つく。
開花時期は4月から5月である。
花茎を伸ばし、鮮やかな黄色い花を房状に10数輪つける。
唇弁は漏斗状になる。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の chrysotoxum は「黄色く弓なりになった」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium chrysotoxum

★垂れ下がる房に鈴なり重そうに
 黄花をつけたクリソトクスム

デンドロビウム・クリソトクスム080524a-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/15改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



サルオガセモドキ071222a-l.jpg

猿尾枷擬き(サルオガセモドキ)はパイナップル科ハナアナナス属(ティランジア属)の常緑多年草である。
ティランジア属は南北アメリカ大陸に730種くらいが分布する。
学名の読み方はチランジア属とするものもある。
基本種は花アナナス(ハナアナナス)で、属名の和名もハナアナナス属という。
本種は北アメリカの南東部から南アメリカにかけて分布し、木の枝などに垂れ下がる着生植物である。
和名の由来は、猿尾枷(サルオガセ)という地衣類に似ていることからきている。
英名はスパニッシュモス(Spanish moss)である。
草丈は7メートルから8メートルである。
根はない。
根のように見えるのは、針金のように細い茎である。
よく枝分かれをし、小さな葉をつける。
水分や養分は葉から取り入れている。
全体に白い粉をふいたようで、灰褐色である。
開花時期は4月から5月である。
淡い黄緑色をした花径2、3ミリの小さな花をつける。
属名の Tillandsia はスウェーデンの植物学者「ティルランツ(Elias Tillandz, 1640-1693)さん」の名からきている。
種小名の usneoides は「Usnea(サルオガセ属)に似た」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターの温室で撮った。
学名:Tillandsia usneoides

★木の枝に垂れ下がるさまぎょっとする
 パイナップルの仲間だそうな

サルオガセモドキ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/15改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ゴバンノアシ071222a-l.jpg

碁盤の脚(ゴバンノアシ)はサガリバナ科サガリバナ属(バリングトニア属)の常緑高木である。
バリングトニア属はアジア、アフリカ、オーストラリア、南太平洋、インド洋などに50種くらいが分布する。
日本にも奄美大島から沖縄にかけて下り花(サガリバナ)などが分布し、属名の和名をサガリバナ属という。
本種は沖縄県の石垣島、西表島、波照間島に分布し、海岸の林の中に生える。
これは分布域の北限である。
海外では、台湾、東南アジア、南太平洋諸島オーストラリアなどにも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は8メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形である。
葉には艶があり、両面ともに毛は生えていない。
開花時期は周年である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花を上向きにつける。
花は夜に開いて朝には落ちる。
後に萼と長い雄しべが残る。
雄しべは長さが10センチくらいあり、下のほうは白く上のほうは紫色を帯びる。
和名の由来は、実が四角形で4稜があり、碁盤の脚に似ていることからきている。
実は種子を1個含み、海水に浮いて遠くへ散布される。
属名の Barringtonia はイギリス人の自然科学者「バーリントン(Daines Barrington, 1728-1800)さん」の名からきている。
種小名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリ?ムセンターの温室で撮った。
学名:Barringtonia asiatica

★花咲けば虹のごとくに鮮やかに
 空に向かって雄しべ広げて

ゴバンノアシ071222d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/06改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒビスクス・セントジョニアヌス090823c-l.jpg

ヒビスクス・セントジョニアヌスはアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木ないし小高木である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
園芸品種のうちいくつかの種は、属名を英語読みしたハイビスカスの名で流通している。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布し、属名の和名はフヨウ属という。
本種はハワイのカウアイ島固有種である。
同島北西部の標高150メートルから890メートルの地域に生える。
ヒビスクス・コキオ(Hibiscus kokio)の亜種とする考え方もある。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶がある。
開花時期は周年である。
花径5センチから7センチくらいのオレンジ色ないし黄色の花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべはたくさんあり、花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)がつけ根の部分で合着して筒状になり突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の saintjohnianus はアメリカ人の植物学者「セントジョン(Harold St. John, 1892-1991)さん」の名からきている。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hibiscus saintjohnianus(syn. Hibiscus kokio subsp. saintjohnianus)

★カウアイの島に静かに咲くという
 きれいな花に思いを馳せて

ヒビスクス・セントジョニアヌス090823b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/06改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・オタグロアヌム081207a-l.jpg

デンドロビウム・オタグロアヌムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニアである。
標高1500メートルから2200メートルの地域に生える着生種である。
草丈は20センチくらいである。
茎は太く肥大する。
茎の上部につく葉は細長い楕円形で、革質である。
開花時期は12月から3月くらいである。
茎先に白い花が数輪つく。
唇弁は淡い緑色で、紅紫色の筋と斑点が入る。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の otaguroanum はアメリカ人のラン愛好家「Otaguro さんの」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium otaguroanum

★ずいぶんと高い所に咲くんだな
 出会いうれしいオタグロアヌム

デンドロビウム・オタグロアヌム081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/02改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



メキシコサワギク071222a-l.jpg

メキシコ沢菊(メキシコサワギク)はキク科プセウドギノクシス属の蔓性多年草である。
プセウドギノクシス属は南北アメリカに10数種が分布する。
分類の仕方によってはキオン属(Senecio)に含める場合もある。
本種の原産地はメキシコである。
別名をメキシコ堆金菊(メキシコタイキンギク)ともいう。
蔓性で茎は3メートル以上に伸びる。
葉はやじり形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から7月くらいである。
沖縄ではほぼ周年開花をする。
花径3センチから4センチの朱橙色をした花(頭花)をつける。
舌状花は15枚くらいである。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Pseudogynoxys はギリシャ語+属名の「pseudo(偽)+Gynoxys(キク科ギノクシス属)」からきている。ギノクシス属に似たという意味合いである。
種小名の chenopodioides は「アカザ属(Chenopodium)に似た」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯緑化植物園で撮った。
学名:Pseudogynoxys chenopodioides(syn. Senecio confusus)

★蔓性でずんずん伸びたその先に
 赤い花つけメキシコ沢菊

メキシコサワギク071222b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/02改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ピタンガ

| トラックバック(0)

ピタンガ070430a-l.jpg

ピタンガ(pitanga)はフトモモ科エウゲニア属の常緑低木である。
エウゲニア属は世界の熱帯・亜熱帯地方に1000種以上が分布する。
フトモモ属(Syzygium)に近い仲間である。
本種の原産地はブラジルである。
ブラジルでは果樹として人気がある。
広く熱帯・亜熱帯地域で商品栽培されているが、原産地ほどの人気はない。
ピタンガはツピー語(Tupi)で「赤い果実」という意味である。
ツピー語というのはブラジルやパラグアイに住んだ先住民族の言語である。
和名は橘赤楠(タチバナアデク)という。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は9月くらいである。
葉の脇に白い花がつく。
結実時期は10月から11月である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと濃い赤色になる。
生食にされるほか、ジャムやゼリー、アイスクリームなどに加工される。
属名の Eugenia はオーストリアの司令官だった「プリンツ・オイゲン(Prince Eugene of Savoy, 1663-1736)さん」の名からきている。
種小名の uniflora は「uni(1つの)+floris(花)」からきており、「1つの花の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
花の写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Eugenia uniflora

★どのような味がするのかピタンガは
 尽きぬ興味に唾を飲み込み

ピタンガ070430b-l.jpg

ピタンガ100305a-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/02改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒバーティア・ペデュンクラタ070518a-l.jpg

ヒベルティア・ペデュンクラタはビワモドキ科ヒベルティア属の常緑小低木である。
属名の読み方はヒバーティアとするものもあある。
ヒベルティア属は150種以上あり、その大部分がオーストラリアに分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東海岸のニューサウスウェールズ州、東ヴィクトリア州に分布する。
樹高は1メートル未満である。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉質で、長さは3ミリから10ミリと小さい。
開花時期はほぼ周年である。
葉の上まで花茎を伸ばし、花径12ミリくらいの小さな黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「無邪気」である。
属名の Hibbertia はイギリス人の商人でアマチュアの植物学者だった「ヒバート(George Hibbert, 1757-1837)さん」の名からきている。
種小名の pedunculata は「花柄のある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
Hibbertia pedunculata

★また一つ個性豊かな花を見て
 世界の広さ実感をして

ヒバーティア・ペデュンクラタ070518b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/02改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・エセレ081207a-l.jpg

デンドロビウム・エセレはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はタイである。
標高1500メートルから1700メートルの山地の森の樹上に生える小形の着生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は細長い卵形である。
開花時期は12月から3月である。
茎先に10数輪の白い花を下向きにつける。
唇弁は緑色である。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の eserre の由来は調査中である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium eserre

★俯いて咲いた姿は目立たぬが
 内に秘めたる思い青々

デンドロビウム・エセレ081207b-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/02改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



オキナワギク071222d-l.jpg

沖縄菊(オキナワギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布し、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種 である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄県の沖縄本島にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
株元から匍匐茎を伸ばして繁殖する。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の形は円形ないし倒卵形で、両面に粗い毛が生える。
花茎にもたくさん毛が生える。
開花時期は11月から12月くらいである。
花径は2センチくらいで、ほのかな香りがする。
筒状花は黄色、舌状花は白ないし淡い紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の miyagii は発見者である沖縄の理科の先生「宮城さんの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Aster miyagii

★群生をすれど目立たず見過ごして
 てくてく戻る君はいずこと

オキナワギク071222f-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



オオバナソシンカ071222a-l.jpg

大花蘇芯花(オオバナソシンカ)はマメ科ハマカズラ属(バウヒニア属)の常緑小高木である。
バウヒニア属は世界の亜熱帯・熱帯地方に500種以上が分布する。
日本にも袴葛(ハマカズラ)が分布し、属名の和名をハマカズラ属という。
本種の原産地は香港である。
蘇芯花(ソシンカ:Bauhinia variegata)と紫蘇芯花(ムラサキソシンカ:Bauhinia purpurea)との交雑種ではないかと推測されている。
YListでは赤花袴の木(アカバナハカマノキ)を標準和名としている。
英名はホンコンオーキッドツリー(Hong Kong orchid tree)である。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で浅く裂ける。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや厚く、羊の蹄のように2つに割れている。
開花時期は10月から4月くらいである。
花径は15センチくらいある。
花の色は鮮やかな紅紫色である。
5枚の花びら(裂片)のうちの1枚(旗弁)に濃い紅色の斑が入る。
花には甘い香りがある。
結実はしない。
香港市の花とされている。
属名の Bauhinia はスイスの植物学者「ボーアン兄弟(Jean Bauhin & Caspar Bauhin, 1500's-1600's)」の名からきている。葉の先が二つに割れているのを兄弟に見立てたものである。。
種小名の blakeana は香港総督だった「ブレイク(Henry Arthur Blake, 1840-1918)さんの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Bauhinia x blakeana

★香港が故郷と知り頷ける
 大花蘇芯花色鮮やかに

オオバナソシンカ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・ウニフロルム090627a-l.jpg

デンドロビウム・ウニフロルムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の常緑多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地は東南アジアである。
ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、カリマンタン島などに分布し、標高100メートルから700メートルくらいの樹上に生える着生種である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
開花時期は不定期である。
花の色は白く唇弁は淡い緑色である。
花径は2センチから3センチくらいである。
花には淡い香りがある。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の uniflorum は「uni(1つの)+floris(花)」からきており、「1つの花の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium uniflorum

★豪快に咲いた姿は見事だよ
 ウニフロルムは賑やかな花

デンドロビウム・ウニフロルム090627c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ディスティクティス071222c-l.jpg

ディスティクティス・ブッキナトリアはノウゼンカズラ科ディスティクティス属の常緑蔓性低木である。
ディスティクティス属はツリガネカズラ属(ビグノニア属)のシノニムでメキシコや中南アメリカに数種が分布する。
本種の原産地はメキシコである。
蔓の長さは10メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は春から夏にかけてである。
暖地では周年開花をする。
花径は5センチくらいである。
花は筒状で先が5つに裂ける。
花の色は紅紫色で、花冠の真ん中は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名をトランペットバイン(trumpet vine)という。
写真は園芸品種のリバーズ(River's)である。
属名の Distictis はギリシャ語の「dis(二重の)+stiktos(点々のある)」からきている。種子の形状から名づけられた。
種小名の buccinatoria は「ラッパ吹きの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Distictis buccinatoria(syn. Bignonia cherere)

★花すがた凌霄花とよく似るが
 色は優しくバイオレットに

ディスティクティス071222d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/12/01改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ササガニユリ071222a-l.jpg

笹蟹百合(ササガニユリ)はヒガンバナ科ヒメノカリス属の多年草である。
ヒメノカリス属は南北アメリカに60種くらいが分布する。
本種の原産地は中南アメリカで、メキシコからブラジルにかけて分布する。
また、現在では世界の熱帯・亜熱帯地域に広く帰化している。
日本では小笠原諸島にも帰化している。
「笹蟹」というのは蜘蛛の古名である。
英名はスパイダーリリー(spider lily)という。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から8月である。
暖地では周年開花をする。
花の形は特異である。
6枚の白い花被片は細長く、蜘蛛の足を思わせる。
花のつけ根の部分には膜状の副花冠がある。
雄しべの先の黄色い葯がよく目立つ。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hymenocallis はギリシャ語の「hymen(膜)+kallos(美しい)」からきている。副花冠が美しいことから名づけられた。
種小名の littoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Hymenocallis littoralis

★浜木綿に近い仲間かなるほどね
 笹蟹百合は個性たっぷり

ササガニユリ071222d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/30改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ツンベルギア・マイソレンシス070120d-l.jpg

ツンベルギア・マイソレンシスはキツネノマゴ科ヤハズカズラ属(ツンベルギア属)の蔓性常緑多年草である。
ツンベルギア属は南アジアからアフリカにかけて100種以上が分布する。
代表種は矢筈葛(ヤハズカズラ)で、属名の和名もヤハズカズラ属という。
本種の原産地はインドの南部である。
読み方はツンベルギア・ミソレンシスとするものもある。
また、和名をマイソール矢筈葛(マイソルヤハズカズラ)とするものもある。
蔓性で草丈は10メートルにもなる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3月から8月である。
暖地では周年性がある。
長さが1メートルにもなる総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げる。
花径は4センチから5センチである。
花筒の内部は濃い黄色で、花冠を包む苞は鮮やかな赤褐色をしており、コントラストが美しい。
花冠の裂片が反り返るので、花は縦長に見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Thunbergia はスウェーデンの植物学者「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さん」の名からきている。
種小名の mysorensis は「(インドの都市)マイソールの」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Thunbergia mysorensis

★不思議なる花の形が人目惹く
 この世の花やマイソレンシス

ツンベルギア・マイソレンシス070120a-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/30改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ブッソウゲ071222a-l.jpg

南国の風を伝えて仏桑花

仏桑花(ブッソウゲ)はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布し、属名の和名はフヨウ属という。
中国南部ないしインド洋の島々が原産地だと考えられている。
ハワイに持ち込まれてから急速に広まった。
摘んでもなかなかしおれないので、ハワイではレイ(花の首飾り)に使われる。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
幹は直立をし、よく枝分かれをする。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗く不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期6月から9月である。
暖地では周年開花をする。
沖縄などでも1年中咲いている。
沖縄での方言名はアカバナーという。
一日花だが次々に蕾をつけて咲く。
大きな広い漏斗状の赤い5弁花で、長く突き出た蕊柱(雄しべと雌しべの合着したもの)が特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種はハイビスカスの名で親しまれている。
園芸品種は、花の色も紅色、白、桃色、黄色、橙色など多彩である。
花言葉は「繊細な美しさ」「新しい恋」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の rosa-sinensis は「中国産のバラ」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯植物緑化植物園で撮った。
学名:Hibiscus rosa-sinensis

★南国の風を伝えて仏桑花
 鮮やかに咲く陽射しの中で
☆南国のムードいっぱい仏桑花
 眩しい陽射し花も輝き

ブッソウゲ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/30改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ホソバワダン071222a-l.jpg

細葉海菜(ホソバワダン)はキク科アゼトウナ属(クレピディアストルム属)の多年草である。
クレピディアストルム属は東アジアの固有種で10種くらいが分布する。
日本にも畔唐菜(アゼトウナ)などが分布し、属名の和名はアゼトウナ属という。
本種は本州の島根県、山口県の日本海側から沖縄にかけて分布し、海岸の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根茎は木質化していて太い。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)に広がる。
葉の形はへら状の細長い楕円形である。
近縁種の海菜(ワダン)に比べて葉が細いというのが名の由来である。
なお、「ワダ」は海を意味する古語、「ン」は菜の転訛したものといわれる。
沖縄方言では「ンジャナ」という。
沖縄では琉球王朝時代から灰汁消しとして葉を魚汁や肉汁に入れたり、細かく刻んでツナや豆腐と和えて食べてきた。
開花時期は10月から1月である。
茎先から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、薬師草(ヤクシソウ)に似た黄色い花(頭花)を次々とつける。
舌状花の先はぎざぎざに切れ込んでいる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の lanceolatum は「披針形の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum lanceolatum

★海の香を嗅ぎつ冬場の岩の上
 細葉海菜は黄花広げて

[付記]
日本海側に咲く花という記憶があったが、沖縄でこの花を見られるとは思っていなかったのでうれしかった。
周年開花をする花に溢れた沖縄に、冬にしか咲かない花があることも何かうれしかった。

ホソバワダン071222d-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/30改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ターネラ・ウルミフォリア071222b-l.jpg

ターネラ・ウルミフォリアはターネラ科(ツルネラ科)ターネラ属(ツルネラ属)の常緑小低木である。
分類体系によっては(APGIII)トケイソウ科とされる。
ツルネラ属は中南アメリカに100種くらいが分布する。
本種の原産地も中南アメリカである。
YListでは標準和名を黄花ツルネラ(キバナツルネラ)としている。
樹高は60センチから120センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から10月くらいである。
暖地では周年開花をする。
花の色は淡い黄色で、花径は5センチくらいある。
花の形は鐘状で、先が5つに裂ける。
花は一日花だが次々と開花する。
英名はセージローズ(sage rose)である。
属名の Turnera はイギリス人の自然科学者「ターナー(William Turner, 1508-1568)さん」の名からきている。
種小名の ulmifolia は「Ulmus(ニレ属)に似た葉の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Turnera ulmifolia

★どことなく見慣れた花に見えるけど
 紐解きみればほうと腕組み

ターネラ・ウルミフォリア071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/29改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



デンドロビウム・アフロディテ08120a-l.jpg

デンドロビウム・アフロディテはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は英語風にデンドロビューム属とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はタイ、ミャンマーである。
樹上に生える着生種である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は肥大している。
葉は細長い楕円形である。
開花時期は冬から春である。
花の色は白く、唇弁の喉が黄色い
花径は4センチから5センチくらいである。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の aphrodite はギリシャ神話に登場する女神の名で、ローマ神話でいうビーナスのことである。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium aphrodite

★端正な花の姿に驚嘆す
 よくぞ名づけたさすがは女神

デンドロビウム・アフロディテ08120c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/29改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ベニツツバナ071222b-l.jpg

紅筒花(ベニツツバナ)はキツネノマゴ科オドントネマ属の多年草である。
オドントネマ属は中央アメリカに数種が分布する。
本種の原産地も中央アメリカで、林の中や林の縁に生える。
日本では沖縄に帰化をしている。
別名を筒珊瑚花(ツツサンゴバナ)という。
学名のオドントネマ・ストリクツムで表示する所もある。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は6月から11月である。
暖地では周年性がある。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、真っ赤な筒状の花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はファイヤースパイク(fire spike:炎の穂)である。
属名の Odontonema はギリシャ語の「odontos(歯)+nema(糸)」からきている。
種小名の strictum は「硬い」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Odontonema strictum

★燃え上がる炎のような紅の花
 暑い陽射しになえることなく

ベニツツバナ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/29改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



ヒゴロモコンロンカ071222a-l.jpg

緋衣崑崙花(ヒゴロモコンロンカ)はアカネ科コンロンカ属(ムッサエンダ属)の常緑低木である。
学名のムッサエンダ・エリトロフィラで表示をする所もある。
ムッサエンダ属はアジア・アフリカの熱帯・亜熱帯に200種くらいが分布する。
日本にも崑崙花(コンロンカ)が分布し、属名の和名もコンロンカ属という。
本種の原産地は中央アフリカで、コンゴやザイールに分布する。
特徴は萼片が艶のある美しい赤色をしていることで、それが和名の由来でもある。
「崑崙花」の名は、白い萼片を中国の崑崙山に積もる雪に見立てたものである。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から12月である。
暖地では周年開花をする。
白い小さな花は散房状(枝先に1個つずつ花がつく)につくが、それぞれの花の萼片の1枚だけが花弁状に大きくなる。
この萼片の色が赤い。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「神話」である。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の erythrophylla は「赤い葉の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Mussaenda erythrophylla

★緋衣を思わすように鮮やかで
 滑らかな萼ただ美しく

ヒゴロモコンロンカ071222c-l.jpg

COPYRIGHT © 2015 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2015/11/29改訂

植物図鑑

花図鑑

味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



このアーカイブについて

このページには、2010年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年11月です。

次のアーカイブは2011年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7