2010年10月アーカイブ

ゲスネリア・イエローバード090928a-l.jpg

ゲスネリアはイワタバコ科ゲスネリア属の植物の総称である。
ゲスネリア属は西インド諸島、中南アメリカに50種くらい分布する多年草ないし常緑低木である。
イエローバード(Yellow Bird)はその園芸品種で、蔓性常緑低木である。
原種名ははっきりしない。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚く、濃い緑色をしており艶がある。
開花時期は周年である。
葉の脇から集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、黄色い筒状の花をつける。
萼片は緑色である。
雄しべが花から飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gesneria はスイスの自然科学者「ゲスナー(Conrad Gesner, 1516-1565)さん」の名からきている。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Gesneria 'Yellow Bird'

★調べてもわからなければ尚更に
 知りたくなるねその成り立ちを

ゲスネリア・イエローバード090928b-l.jpg

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ハナシュクシャ081026a-l.jpg

花縮砂(ハナシュクシャ)はショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の常緑多年草である。
ヘディキウム属はアジアを中心に70種から80種が分布する。
本種の別名を縮砂(シュクシャ)と言い、属名の和名もシュクシャ属という。
和名は生薬の縮砂(しゅくしゃ)に利用される花に似ていることからつけられた。
ただし、この植物は別属であり、本種を縮砂(シュクシャ)と呼ぶのは紛らわしい。
本種の原産地はインド、マレー半島である。
日本へは江戸時代に渡来した。
流通名はジンジャーである。
これは英名のジンジャーリリー(ginger lily)やホワイトジンジャー(white ginger)からきたものである。
英名のジンジャー(ginger)は生姜(ショウガ)のことだが、それとは異なる。
本種は花から香水用の精油を取るための作物として栽培される。
また、庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培される。

九州や沖縄では野生化もしている。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から11月である。
短日植物で、夕方になると香りのよい白い花を開く。
花の仕組みも独特である。
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
また、飛び出している蘂は、雄しべと雌しべが1つになったものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
キューバ共和国とニカラグア共和国の国花である。
花言葉は「無駄なこと」である。
7月10日の誕生花である。

属名の Hedychium はギリシャ語の「hedys(美味)+chion(雪)」からきている。花が雪のように白く甘い香りがすることから名づけられた。
種小名の coronarium は「花冠のある」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
学名:Hedychium coronarium

★仄かなる香り床しき夜の花
 真白が冴えるジンジャーリリー
☆真白なる花を咲かせて花縮砂
 夜の帳に香り誘い

ハナシュクシャ081026b-l.jpg

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2016/07/11 3訂

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パフィオペディルム・インシグネ・サンデラエ081207a-l.jpg

パフィオペディルム・インシグネラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
パフィオペディルム・インシグネが代表種で和名を常盤蘭(トキワラン)といい、属名の和名もトキワラン属という。
インド、バングラデシュ、ヒマラヤに分布し、標高1000メートルから2000メートルの石灰岩地帯に生える。
サンデラエ(sanderae)はその品種の1つである。
特徴は基本種に比べて花色に黄味が強いということである。
草丈は20センチから30センチである。
葉は細長い楕円形である。
開花時期は11月から2月くらいである。
背萼片の縁は白い。
側花弁の縁は波打つ。
全体に少し濃い色(緑色)のストライブが入る。
本種は園芸品種の交配親として広範に利用されている。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の insigne は「素晴らしい」という意味である。
品種名の sanderae はイギリスのラン育種家「サンダー(Henry Frederick Conrad Sander, 1847-1920)さん」の名からきている。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum insigne f. sanderae

★シンプルな色組合せ咲く姿
 清楚に見える名はサンデラエ

パフィオペディルム・インシグネ・サンデラエ081207b-l.jpg

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センニチコウ'バイカラーローズ'060916b-l.jpg

千日紅頬をピンクに染めて揺れ

千日紅(センニチコウ)はヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)の一年草である。
ゴンフレナ属はアジア、アフリカ、オーストラリア、南北アメリンなどに100種くらいが分布する。
代表種である本種に千日紅(センニチコウ)の和名があり、和名の属名もセンニチコウ属という。
本種の原産地は北アメリカの南部や熱帯アメリカである。
英名はグローブアマランス(globe amaranth)という。
中国名は千日紅(qianrihong)である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
和名は中国名を音読みしたものである。
由来は、長い間花の色が褪せないことからきている。
庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培されている。
また、時として逸出し、本州から沖縄にかけて野生化している。
江戸時代の中期には既にドライフラワーとして利用されたという記録もある。
花期が長いことから仏花として好まれている。
草丈は40センチから50センチくらいである。
全草に毛が生えており、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で先が尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月である。
茎先にボンボンのような丸い花(頭花)をつける。
花のように見え丸い部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が発達したものである。
花の色はピンク、白、紅紫などがある。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「変わらぬ愛情」である。
9月8日の誕生花である。
属名の Gomphrena はギリシャ語の「gromphaena(ケイトウの1種)」からきている。
種小名の globosa は「球形の」という意味である。
写真は9月に野田市の清水公園で撮った。
園芸品種のバイカラーローズである。
学名:Gomphrena globosa

★爽やかな季節迎えて千日紅
 ピンクの頬をずらり並べて

センニチコウ'バイカラーローズ'060916a-l.jpg

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スイフヨウ071021b-l.jpg

ほんのりと艶めき揺れて酔芙蓉

芙蓉(フヨウ)アオイ科 フヨウ属(ヒビスクス属)の落葉低木である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
日本にも芙蓉(フヨウ)などが分布し、属名の和名をフヨウ属という。
芙蓉(フヨウ)は四国から沖縄にかけて分布し、海岸近くに生える。
海外では台湾、中国に分布する。
酔芙蓉(スイフヨウ)はその園芸品種である。
特徴は、花の色が朝のうちは白いが、午後には桃色、夕方には紅色に変化することである。
八重咲きの品種が多いが、一重咲きのものもある。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は手のひら状に浅く3つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
花径は8センチから10センチくらいで、一重咲きのものは5弁花である。
一日花で、早朝に開き、夕方にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「熱い思い」である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の mutabilis は「いろいろに変わる」という意味である。
園芸品種名の Versicolor は「種々の色のある」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hibiscus mutabilis 'Versicolor'

★ねえあなた凭れかかって酔芙蓉
 絡むつもりはないけど少し

スイフヨウ071021d-l.jpg

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キリタ・アスペリフォリア090928a-l.jpg

キリタ・アスペリフォリアはイワタバコ科キリタ属の多年草である。
キリタ属は中国や東南アジアなどに150種くらいが分布する。
ただし、この属名は旧属名である。
まだ詳細は調べていないが、2011年に中国の研究者によってPrimulina、Henckeria、Damrongia、Liebigia、Microchiritaの5属に再編成されたという。
本種の原産地はジャワ島、スマトラ島である。
草丈は10センチから20センチである。
茎や葉にはびっしりと軟毛が生える。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、葉脈がはっきりとしている。
開花時期は夏から秋である。
花は筒状で、先が唇形に裂ける。
花冠の表側は紫色、内側が白である。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chirita はインドの現地語からきている。
種小名の asperifolia は「ざらざらした葉の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Chirita asperifolia

★天然の生み出す色の見事さに
 しばし佇む時を忘れて

キリタ・アスペリフォリア090928b-l.jpg

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ヤクシマウメバチソウ071020a-l.jpg

梅鉢草(ウメバチソウ)ユキノシタ科ウメバチソウ属(パルナシア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)ニシキギ科とされる。
パルナシア属は北半球に50種くらいが分布する。
日本にも梅鉢草 (ウメバチソウ) などが分布し、属名の和名はウメバチソウ属という。
屋久島梅鉢草 (ヤクシマウメバチソウ) はその近縁種で、変種同士の関係になる。
梅鉢草 (ウメバチソウ) が日本各地に分布するのに対し、本種は鹿児島県の屋久島にのみ分布する固有種で、高層湿原に生える。
草丈は3センチから5センチくらいである。
葉はハート形または円形で茎を抱く。
開花時期は8月から10月である。
茎先に白い5弁花を上向きに1輪ずつつける。
花径は1センチくらいである。
花弁には緑色の脈が目立つ。
花の中央に雄しべが5本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の様子を家紋の「梅鉢」に見立て、屋久島に分布することからきている。
属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)」からきている。霊地として神聖視された山である。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
変種名の yakushimensis は「屋久島の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Parnassia palustris var. yakusimensis

★低い背で高い山でも大丈夫
 踏まずに見てね花の姿を

ヤクシマウメバチソウ071020b-l.jpg

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パフィオペディルム・インシグネ・アルボマギナツム081207a-l.jpg

パフィオペディルム・インシグネラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
パフィオペディルム・インシグネが代表種で和名を常盤蘭(トキワラン)といい、属名の和名もトキワラン属という。
アルボマギナツムはその変種である。
基本種との違いは白い縁取りが入ることである。
ただし、撮影地では変種として扱っていたが、微細な違いなので基本種のシノニムとして区別されないことが多い。
基本種の原産地はヒマラヤ、バングラディッシュ、インドなどである。
標高1000メートルから2000メートルの石灰岩地帯に分布し、岩の上に生える地生種である。
草丈は20センチから30センチである。
葉は葉は細長い楕円形である。
開花時期は11月から2月くらいである。
花径8センチから10センチくらい黄緑色の花を1輪ずつつける。
背萼片には赤褐色の斑点が入る。
唇弁は黄褐色である。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の insigne は「素晴らしい」という意味である。
変種名の albo-maginatum は「白い縁取りのある」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum insigne albo-maginatum

★縁取りの白さが花を引き立てる
 清楚に咲けばムードも変わり

パフィオペディルム・インシグネ・アルボマギナツム081207b-l.jpg

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2015/01/30改訂

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センブリ081102e-l.jpg

風情ある千振引くより花愛でよ

千振(センブリ)はリンドウ科センブリ属(スウェルティア属)の越年草である。
スウェルティア属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸、アフリカ大陸などに100種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名もセンブリ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、草地や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は断面が四角形で、根元から数本に枝分かれをする。
茎は紫色を帯びる。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は9月から11月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、薄紫色の筋がある白い花をつける。
花は合弁花で、花冠が5つに深く裂ける。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花びら(花冠の裂片)のつけ根には2個の密腺があり、毛のような付属物がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、千回煎じてもまだ苦いというところからきている。
古くから民間薬として用いられてきた。
全草を乾燥したものを生薬で当薬(とうやく)といい、胃腸虚弱、下痢、腹痛などに薬効がある。
俳句では、「千振引く」が秋の季語である。
花言葉は「すべて良し」である。
属名の Swertia はオランダ人の園芸家「スウェルツ(Emanuel Sweert, 1552-1612)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Swertia japonica

★ポイントは紫色のストライブ
 どこか床しい千振の花

センブリ081102a-l.jpg

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ヤクシソウ071103a-l.jpg

薬師草(ヤクシソウ)はキク科アゼトウナ属(クレピディアストルム属)の越年草である。
エングラー体系ではオニタビラコ属(Youngia)とされていたが、APGIIIで本種はアゼトウナ属に移行した。
クレピディアストルム属はアジアに20種くらいが分布する。
日本にも畔唐菜(アゼトウナ)などが分布し、属名の和名をアゼトウナ属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい道端や山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
和名の由来には諸説があるそうだ。
薬師堂の傍で見つかったとか、苦いので薬効があると思われたなどなどである。
草丈は30センチから120センチくらいである。
茎は無毛で、赤紫色を帯びる。
茎はよく枝分かれをし、切ると白い乳液を出す。
根際から生える葉には長い柄があり、さじ形である。
根際から生える葉は開花時期には枯れる。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分は茎を抱くようについている。
開花時期は8月から11月である。
茎先や上部の葉の脇に黄色い小さな花(頭花)を数個ずつ上向きにつける。
黄色い舌状花が12枚くらいある。
花の真ん中には雌しべがあり、そのつけ根の部分を取りまくように筒状になった雄しべがある。
花の咲いた後には下を向く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「賑やか」である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の denticulatum は「細かい鋸歯のある」という意味である。
写真は11月に山梨県の昇仙峡で撮った。
学名:Crepidiastrum denticulatum(syn. Youngia denticulata)

★小さくてだけどきれいな花つけて
 咲く薬師草光り輝き

ヤクシソウ071103d-l.jpg

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2015/12/22 三訂

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ミズオオバコ091005a-l.jpg

水大葉子(ミズオオバコ)はトチカガミ科ミズオオバコ属(オッテリア属)の一年草である。
漢字では「水車前草」とも書く。
オッテリア属は世界の熱帯・亜熱帯地域などに十数種が分布する。
日本にも本種が分布し、属名の和名をミズオオバコ属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、水田や溝に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、東南アジア、インド、アフリカ、オーストラリアなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2013)では軽度懸念(LC)に指定されている。
根際から生える葉は幅の広い楕円形で、水中にある。
葉の質は柔らかく、縁には波状の皺がある。
葉の大きさは水深によって異なり、長さ10センチから30センチくらいである。
葉のつけ根の部分はくさび形で、長い柄がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
花茎を水面に伸ばし、花径2、3センチの白い3弁花をつける。
花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
一日花である。
果実は細長い筒状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、水中で裂開する。
和名の由来は、水中に生え、葉の様子が大葉子(オオバコ)に似ていることからきている。
属名の Ottelia はインドのマラバルの現地語「ottelambel(植物名)」からきている。
種小名の alismoides は「サジオモダカ属(Alisma)に似た」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Ottelia alismoides

★調べれば水大葉子も花が咲く
 そんな様子をやっと捉えて

ミズオオバコ091005b-l.jpg

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パフィオペディルム・インシグネ100111a-l.jpg

パフィオペディルム・インシグネはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
本種が代表種で和名を常盤蘭(トキワラン)といい、属名の和名もトキワラン属という。
本種の原産地はヒマラヤ、バングラディッシュ、インドなどである。
標高1000メートルから2000メートルの石灰岩地帯に分布し、岩の上に生える地生種である。
草丈は20センチから30センチである。
葉は線形である。
開花時期は11月から2月くらいである。
花径8センチから10センチくらい黄緑色の花を1輪ずつつける。
背萼片には赤褐色の斑点が入る。
唇弁は黄褐色である。
花言葉は「変わり者」である。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の insigne は「素晴らしい」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum insigne

★清楚なる色組合せインシグネ
 シンプルに咲く静かな姿

パフィオペディルム・インシグネ100111b-l.jpg

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ナギナタコウジュ071020a-l.jpg

薙刀香需(ナギナタコウジュ)はシソ科ナギナタコウジュ属(エルショルツィア属)の一年草である。
漢字の「需」の字には正しくは「クサカンムリ」がつくが、ここでは便宜的に用いている。
エルショルツィア属はアジアに40種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をナギナタコウジュ属という。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい野原などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は断面が四角形で直立し、上部でやや枝分かれをする。
全体に軟毛が生える。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月である。
茎先に太い花穂を出し、淡い紫色の唇形をした花を片側だけに密につける。
この様子を「薙刀」に見立てたのが和名の由来である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
茎葉を乾燥させたものを生薬で香需(こうじゅ)といい、解熱、発汗、利尿などの薬効がある。
全草に精油を含み、強い香りがある。
花言葉は「匂い立つ魅力」である。
属名の Elsholtzia はドイツ人の自然科学者「エルショルツ(Johann Sigismund Elsholtz, 1623-1688)さん」の名からきている。
種小名の ciliata は「縁毛のある」という意味である。
写真は10月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Elsholtzia ciliata

★個性ある花の姿で顔を出す
 秋の野原の薙刀香需

ナギナタコウジュ071020c-l.jpg

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シコンノボタン071021a-l.jpg

紫紺野牡丹(シコンノボタン)はノボタン科シコンノボタン属(ティボウキナ属)の常緑小低木である。
「野牡丹」の名でも流通しているが、日本にも分布する野牡丹(ノボタン)はノボタン属で仲間が異なる。
ティボウキナ属は中南アメリカに350種くらい分布する。
日本で多く流通する本種の名から属名の和名はシコンノボタン属という。
原産地はブラジルである。
樹高は100センチから150センチくらいである。
寒さには比較的強く、暖地では冬でも屋外で育てることができる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にはビロード状の短い毛が生える。
開花時期は二度あり、9月から12月と3月から5月である。
濃い紫の比較的大きな美しい花をつける。
花弁は普通は5枚である。
野牡丹(ノボタン)とは雄しべの色が異なり、紫色である。
雄しべは10本である。
そのうちの5本が長く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の部分が節のように曲がっている。
このためブラジリアン・スパイダーフラワーとも呼ばれている。
花は一日花で、朝咲いて翌日には散る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「平静」である。
属名の Tibouchinaは はギアナの現地語での土地の名からきている
種小名の urvilleana は探検家の「デュルブィユさん(Dumont d'Urville, 1790-1842)」の名からきている。
写真は10月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Tibouchina urvilleana

★鮮やかな紫の花次々と
 咲かせ花散る紫紺野牡丹
☆紫の長い睫毛は美しく
 ただ一日と華やかに咲く

シコンノボタン071021c-l.jpg

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タイアザミ071020c-l.jpg

大薊(タイアザミ)はキク科アザミ属(キルシウム属)の多年草である。
漢字では「痛薊」とも書く。
YListでは標準和名を利根薊(トネアザミ)としている。
キルシウム属は北半球に300種くらい分布し、日本にも60種以上が分布する。
属名の和名のアザミ属は、この仲間の総称からつけられたものである。
本種は日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方南部にかけて太平洋側に分布し、野原や林の縁などに生える。
日本海側に分布する南部薊(ナンブアザミ)の近縁種である。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は互い違いに生え(互生)、羽状に裂けた先にはたくさんの刺がある。
開花時期は9月から11月である。
花(頭花)は紅紫色の筒状花だけからなり、茎先に横向きまたは下向きにつく。
総苞片(萼のところにある棘のような葉)は水平に開くか反転する。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
変種名の incomptum は「自然のままの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Cirsium nipponicum var. incomptum

★大輪を棘に護られひっそりと
 大薊咲く秋の野揺れて

タイアザミ071020a-l.jpg

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2015/01/21改訂

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ヒヨドリジョウゴ060924a-l.jpg

鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)はナス科ナス属(ソラヌム属)の蔓性多年草である。
ソラヌム属は世界に1500種以上が分布する。
代表種は茄子(ナス)で、属名の和名もナス属という。
北海道から沖縄にかけて分布し、林の縁や山道などに生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などに広く分布する。
長い葉の柄で他のものに絡みついて伸びる。
蔓の長さは2メートルから4メートルくらいになる。
全体に軟毛が密生する。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
下部の葉は3つから5つに深く裂ける。
開花時期は8月から10月である。
葉と向き合って、疎らに集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)をつける。
小さな白い花で、花冠は5つ裂けて反り返る。
雄しべは雌しべの回りを筒状に取り囲むように並ぶ。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から赤く熟する。
直径は1センチに満たない。
実には解熱、利尿、解毒などさまざまな薬効がある薬用植物だが、神経毒であるソラニンを含む有毒植物でもあるので食べるのは危険である。
和名の由来は、鵯(ひよどり)が実を好むというところからきているという。
別名を保呂之(ホロシ)といい、この名称は万葉集にも登場する。
花言葉は「真実」である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の lyratum は「竪琴状の」という意味である。
写真は9月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
実の写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Solanum lyratum

★紅き実が鵯呼ぶと伝えらる
 白き小花は静御前や

ヒヨドリジョウゴ060924e-l.jpg

ヒヨドリジョウゴ141030a-l.jpgヒヨドリジョウゴ141030b-l.jpg

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パフィオペディルム・アッドゥクツム081207a-l.jpg

パフィオペディルム・アドクツムはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
種小名の読み方はアッドゥクツムやアダクタムとするものもある。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
代表種のパフィオペディルム・インシグネ(Paphiopedilum insigne)を和名で常盤蘭(トキワラン)というので、属名の和名をトキワラン属という。
本種の原産地はフィリピンのミンダナオ島である。
標高1300メートルくらいの林の中に生える地生種である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2004)では絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
草丈は30センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
開花時期は11月から2月くらいである。
茎先に数輪の花をつける。
花の色は黄白色と紫色がベースになる。
側花弁は細くて垂れ下がる。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の adductum は「先に立った」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum adductum

★フィリピンで落ち葉の中に咲くという
 花おとなしく見落としそうで

パフィオペディルム・アッドゥクツム081207b-l.jpg

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カメバノヒキオコシ071020c-l.jpg

亀葉引起し(カメバヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属(イソドン属)の多年草である。
イソドン属はアジアやアフリカに150種くらいが分布する。
日本にも山薄荷(ヤマハッカ)などが分布し、属名の和名はヤマハッカ属という。
本種は東北地方の南部から中部地方にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名は亀葉の引起し(カメバノヒキオコシ)とするものもある。
和名の由来は、葉の先が3つに裂け、中央の裂片が亀の尾のように長く伸びるところからきている。
なお、引起し(ヒキオコシ)は同属の植物で、名の由来は「葉が苦くて起死回生の力がある」ということからきている。
草丈は60センチから90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、細かい毛が生える。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした唇形の花をたくさんつける。
上唇は立ち上がり、下唇は舟形である。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Isodon はギリシャ語の「iso(等)+dons(歯)」からきている。萼が同じ大きさの裂片になることから名づけられた。
種小名の umbrosus は「日陰地を好む」という意味である。
変種名の leucanthus は「白い花の」という意味である。
品種名の kameba は「亀葉」の意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Isodon umbrosus var. leucanthus f. kameba(syn. Plectranthus kameba)

★面白い名前にひかれしげしげと
 見入る小花はぷるぷる震え

カメバノヒキオコシ071020b-l.jpg

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オヤマボクチ071021e-l.jpg

雄山火口(オヤマボクチ)はキク科ヤマボクチ属(シヌルス属)の多年草である。
シヌルス属は東アジアに数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をヤマボクチ属という。
本種は北海道から四国にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
奇妙な名前だが、火口(ほくち)というのは火打石で出した火を移す綿毛のことである。
勇壮に山に生えて火口(ほくち)のとれる草という意味合いになる。
信州ではそれを蕎麦のつなぎに用いている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎は太くて直立し、紫色を帯びる。
下部に生える葉には長い柄があり、長さ15センチから35センチくらいの三角状の卵形である。
上部に生える葉は小形である。
葉の裏には白い綿毛が密生する。
開花時期は9月から10月である。
茎先や葉の脇に直径4、5センチの頭花を下垂させる。
筒状花は暗い紫色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Synurus はギリシャ語の「syn(合同)+oura(尾)」からきている。葯の下部にある尾状の附属物が合一して筒になることから名づけられた。
種小名の pungens は「硬くて尖った」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Synurus pungens

★勇壮な名前の花のその姿
 求め続けて遂に出合いて

オヤマボクチ071021a-l.jpg

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シロバナミヤマラッキョウ051030b-l.jpg

深山辣韮(ミヤマラッキョウ)ユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、APGIIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は北海道と岩手県、秋田県、埼玉県、長野県に分布し、亜高山帯や高山帯の岩場や乾いた草地に生える。
北海道では海岸沿いにも生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は線形で平たい。
自生地での開花時期は7月から8月である。
紫色の小さな花を花茎の先にたくさんつける。
花被片は雄しべより少し短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
稀に白花も見られて、白花深山辣韮(シロバナミヤマラッキョウ)の名で流通している。
ただし、あくまでも流通名であり、特別に学名がつけられているわけではない。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は10月に箱根強羅公園で撮った。
学名:Allium splendens

★高山に咲くという白花に
 思わず知らず瞳を凝らし

シロバナミヤマラッキョウ051030a-l.jpg

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タニジャコウソウ071020b-l.jpg

谷麝香草(タニジャコウソウ)はシソ科ジャコウソウ属(ケロノプシス属)の多年草である。
ケロノプシス属は日本と中国、ヒマラヤに15種くらいが分布する。
日本には麝香草(ジャコウソウ)などが分布し、属名の和名もジャコウソウ属という。
本種は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中や谷間に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は紅紫色を帯びていることが多い。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、麝香(じゃこう) の香りがする。
開花時期は9月から10月である。
葉の脇に紅紫色をした唇形の花を1輪から3輪つける。
近縁種の麝香草(ジャコウソウ)によく似ているが、花の柄が著しく長いのが特徴である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Chelonopsis はギリシャ語の「chelone(亀)+opsis(似た)」からきている。花冠の形が亀の首に似ているということで名づけられた。
種小名の longipes は「longus(長い)+pes(足)」からきている。「長い柄の」という意味で名づけられた。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Chelonopsis longipes

★横向きに唇つんと突き出して
 紅紫の谷麝香草

タニジャコウソウ071020a-l.jpg

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チシマヒョウタンボク071020d-l.jpg

千島瓢箪木(チシマヒョウタンボク)はスイカズラ科スイカズラ属(ロニケラ属)の落葉小低木である。
ロニケラ属は北半球に180種くらいが分布する。
属名の読み方はロニセラとするものもある。
日本にも吸葛(スイカズラ)など20種くらいが分布し、属名の和名をスイカズラ属という。
本種は北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の中に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アムールなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は50センチから100センチくらいである。
よく枝分かれをする。
枝には毛は生えていない。
葉は幅の広い卵形ないし楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面は粉白色を帯びる。
自生地での開花時期は7月から8月である。
葉の脇から短い花の柄を出し、先に長さ1センチくらいの濃い紅色をした花を2つずつつける。
花冠の先は2つに裂けて唇形になる。
上唇は浅く4つに裂けて直立する。
下唇は垂れる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
合着して「瓢箪」のような形になった実が赤く熟する。
属名の Lonicera はドイツ人の植物学者「ロニツァー(Adam Lonitzer, 1528-1586)さん」の名からきている。
種小名の chamissoi はドイツの詩人で植物学者の「シャミッソ(Adelbert von Chamisso, 1781-1838)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
実の写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Lonicera chamissoi

★低地ならこんな季節も好きなのと
 迷い咲きした花愛らしく

チシマヒョウタンボク071020e-l.jpg

チシマヒョウタンボク110710a-l.jpg

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ホソバオケラ080921a-l.jpg

細葉朮(ホソバオケラ)はキク科 オケラ属(アトラクティロデス属)の多年草である。
アトラクティロデス属は東アジアに4種から6種くらい分布する。
日本にも朮(オケラ)などが分布し、属名の和名をオケラ属という。
本種の原産地は中国である。
日本へは江戸時代の享保年間に渡来し、薬園で栽培された。
現在では新潟県の佐渡に植えられたものが残存しており、そのため佐渡朮(サドオケラ)の別名もある。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は直立し、末端部でやや枝分かれをする。
葉は楕円形ないし細めの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は変異が多く、ぎざぎざのないもの(全縁)もあれば、深く裂けるものや浅く裂けるものもある。
開花時期は8月から10月である。
通常は雌雄異株で、雄花をつける株と両性花をつける株がある。
茎先に白い筒状花からなる頭花をつける。
花の色は紅紫色を帯びる。
花のつけ根の部分には包葉(花のつけ根の部分につく葉)がつき、その内側には円柱状の総包(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎を乾かしたものを生薬で蒼朮(そうじゅつ)という。
健胃や止痛の効果がある。
属名の Atractylodes はギリシャ語の「atrakton(紡錘)」からきている。硬い総包の形から名づけられた。
種小名の lancea は「披針形の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Atractylodes lancea

★有り難き草木なれどどことなく
 ついた名前の響きおかしく

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ミヤマラッキョウ140729a-l.jpg

深山辣韮(ミヤマラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、APGIIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は北海道と岩手県、秋田県、埼玉県、長野県に分布し、亜高山帯や高山帯の岩場や乾いた草地に生える。
北海道では海岸沿いにも生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は線形で平たい。
自生地での開花時期は7月から8月である。
紫色の小さな花を花茎の先にたくさんつける。
稀に白花もある。
花被片は雄しべより少し短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は7月に釧路市春採公園の野草園で撮った。
学名:Allium splendens

★育つのは遥かに高い山の上
 かがんで咲くよ深山辣韮

ミヤマラッキョウ140729b-l.jpg

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ツクシイワシャジン071020e-l.jpg

筑紫岩沙参(ツクシイワシャジン)はキキョウ科キツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
宮崎県と熊本県に分布し、山地の岩場に生える。
園芸用の採集や森林伐採によって個体数を減らしている。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
現存が確認されているのは3地域のみで、自生するものを見るのはかなりむずかしくなっている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は卵状の心形で、長い柄がある。
茎に下部につく葉にも長い柄がある。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には短い毛が生える。
茎には毛は生えない。
開花時期は9月から10月である。
濃い紫色をした釣鐘形の花が花茎に数輪ずつぶら下がる。
花冠は長さ1センチくらいで、花柱(雌しべ)が長く突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の hatsushimae は日本の植物学者「初島住彦(はつしま・すみひこ, 1906-2008)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Adenophora hatsushimae

★長い蕊つんと突き出し可愛いよ
 育てていこう幻の花

ツクシイワシャジン071020d-l.jpg

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ワレモコウ071021d-l.jpg

震えてもいいの見ないで吾亦紅

吾亦紅(ワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属(サングイソルバ属)の多年草である。
サングイソルバ属はユーラシアや北アメリカに40種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも本種などが分布し、属名の和名をワレモコウ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、野山の草原に生える。
昔から広く親しまれる山野草の1つである。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、ヨーロッパなどにも分布する。
漢字では「吾木香」「割木瓜」「我毛香」などの文字も充てられる。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は茎の下部につくか、根際から伸びる。
奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5枚から13枚で1組となる。
小葉の形は長めの楕円形である。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から11月である。
枝分かれした茎の先に、楕円形をした赤紫色の花穂をつける。
1つの花は4枚の萼からなり、花弁はない。
花穂の上から順に咲く。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎は黒褐色で太く、生薬の地楡(じゆ)となる。
下痢止めや、傷の止血、やけどに効くとされる。
また、若葉は食用となり、和え物、油いため、佃煮などにする。
花言葉は「物思い」である。
俳句の季語は秋である。
10月12日の誕生花である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sanguisorba officinalis

★吾亦紅燃やす炎はさり気なく
 されど尽きない種火のように
☆吾亦紅小さき想いぽつぽつと
 星の数ほど風に揺らして

ワレモコウ071021c-l.jpg

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2016/10/14 3訂

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レモンマリーゴールド061105a-l.jpg

レモン・マリーゴールド(lemon marigold)はキク科センジュギク属(タゲテス属)の多年草である。
タゲテス属はメキシコなどに30種くらい分布する。
同属のアフリカン・マリーゴールド(African marigold)の和名を千寿菊(センジュギク)といい、属名の和名もセンジュギク属という。
本種の原産地はアメリカ合衆国の南部からメキシコである。
種小名のレモニー(lemmonii)の名でも流通している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
葉には強いレモンのような香りがある。
このため、ハーブとしても利用されている。
開花時期は6月から11月である。
花径3センチくらいの黄色い一重の花(頭花)をたくさんつける。
筒状花も舌状花も黄色い。
舌状花の先は浅く切れ込む。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「健康」である。
属名の Tagetes はギリシャ神話に登場する神の名「タゲース(Tages)」からきている。
種小名の lemmonii はアメリカ人の植物学者「レモン(John Gill Lemmon, 1831-1908)さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Tagetes lemmonii

★レモニーの一重の花は黄金色
 小春日和に香り爽やか

レモンマリーゴールド061105c-l.jpg

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パキポディウム・ビスピノスム090823a-l.jpg

パキポディウム・ビスピノスムはキョウチクトウ科パキポディウム属の落葉小低木である。
属名の読み方はパキポジウムとするものもある。
パキポディウム属はアフリカに20種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカのケープ地方で、乾燥した草地や砂礫地に生える。
樹高は120センチくらいまで育つ。
地下に大きな塊茎を持つ多肉植物である。
枝には棘がある。
葉は幅の狭い披針形で、茎の上部に集まってつく。
自生地での開花時期は8月から12月くらいである。
淡い桃色や白色の花をつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Pachypodium はギリシャ語の「pachys(太い)+podius(足)」からきている。肥大した塊茎を表したものである。
種小名の bispinosum は「2つの棘がある」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Pachypodium bispinosum

★滑稽な形に和むひと時に
 疲れ忘れるビスピノスムは

パキポディウム・ビスピノスム090823b-l.jpg

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キイイトラッキョウ051029a-l.jpg

紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は日本固有種である。
分布域は本州の愛知県、岐阜県、和歌山県、山口県に限定され、山地の日当たりの良い岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は、長崎県の平戸島に生育する糸辣韮(イトラッキョウ)の変種とされてきたが、この2012年版で学名は変更された。
草丈は10センチから20センチくらいである。
長い糸状の葉が根際から生える。
開花時期は10月から11月くらいである。
花は糸辣韮(イトラッキョウ)よりもやや小さい。
花の色は紅紫色で、雄しべが花びらよりずっと長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の kiiense は「紀伊(和歌山県)の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Allium kiiense(syn. Allium virgunculae var. kiiense)

★突き出した長い雄しべが可愛いよ
 紀伊糸辣韮息を潜めて

キイイトラッキョウ051029c-l.jpg

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2015/01/15改訂

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ハガクレツリフネ071020b-l.jpg

葉隠釣舟(ハガクレツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の一年草である。
インパチェンス属は世界に1000種くらいが分布する。
日本にも釣船草(ツリフネソウ)などが分布するので、属名の和名をツリフネソウ属という。
本種は日本固有種である。
本州の紀伊半島と四国、それに九州の中南部に分布し、山地の林の縁や湿地に生える。
中央構造線の南側に分布する「ソハヤキ要素」の植物の1つである。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
葉の表面にも裏面にも、葉脈上に白い縮れ毛が生える。
開花時期は7月から10月である。
花は葉の脇からぶら下がってつく。
花の色は淡い紅紫色で、濃い斑点がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は内側に曲がるが巻き込まない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の下に隠れるように咲く「釣舟草」ということからきている。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の hypophylla は「葉の下面に生ずる」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Impatiens hypophylla

★ひっそりと隠れるように花つけて
 人待ち顔の葉隠釣舟

ハガクレツリフネ071020c-l.jpg

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オオベンケイソウ080921c-l.jpg

大弁慶草(オオベンケイソウ)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(ヒロテレフィウム属)の多年草である。
ヒロテレフィウム属はユーラシアと北アメリカに33種が分布する。
日本にも紫弁慶草(ムラサキベンケイソウ)などが分布し、属名の和名をムラサキベンケイソウ属という。
本種の原産地は朝鮮半島から中国東北部にかけてである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
各地で栽培され、園芸用として市販されている。
弁慶草(ベンケイソウ)に比べて花の色がやや濃く、雄しべが花弁より長い。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、3枚が輪生する。
葉は向かい合って生える(対生)場合もある。
葉は多肉質でやや粉を帯び、緑白色をしている。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から11月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな花を上向きにたくさんつける。
花の色は濃い紅紫色や淡い桃色である。
花弁は5枚で横に平らに開く。
萼片は5枚、雄しべは10本である。
雌しべの子房が5個ある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Hylotelephium はギリシャ語の「hyle(森)+telephion( ベンケイソウ)」からきている。この属の植物が森にも生えることから名づけられた。
種小名の spectabile は「素晴らしい」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hylotelephium spectabile

★君のため咲いていたいよいつまでも
 叶わぬとてもいつか再び

オオベンケイソウ080921b-l.jpg

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ダルマギク091018a-l.jpg

達磨菊(ダルマギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は本州の中国地方から九州にかけて分布し、日本海側の海岸の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島やロシアの極東地方にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は木質化し、上部でよく枝分かれをする。
葉はへら状で、重なり合うように互い違いに生える(互生)。
葉はビロード状の白い毛で覆われている。
開花時期は9月から12月である。
長い花柄の先に、淡い青紫色をした花径3センチから4センチの花(頭花)を上向きにつける。
舌状花に囲まれた真ん中の筒状花は黄色である。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は細かく尖り、3列である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、ずんぐりした花姿から達磨を連想させるからなどの説がある。
花言葉は「打たれ強い」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の spathulifolius は「さじ形をした葉の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aster spathulifolius

★くるりんと葉っぱを巻いて達磨菊
 どこか愉快な姿に見えて

ダルマギク091018b-l.jpg

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ツルドクダミ081011c-l.jpg

蔓毒痛み(ツルドクダミ)はタデ科ソバカズラ属(ファロピア属)の蔓性多年草である。
ファロピア属はAPG分類体系で新設された属で、12種くらいある。
代表種は蕎麦葛(ソバカズラ)で、ヨーロッパ原産の帰化植物である。
従来ははタデ属などに分類されていた。
本種の原産地は中国である。
日本へは薬用として江戸時代の享保年間に渡来し栽培された。
現在ではほとんど栽培されることもないが、各地で野生化している。
塊根を乾燥したものを生薬で何首烏(かしゅう)といい、緩下・強壮薬として利用される。
蔓の長さは1?5メートルくらいである。
葉は卵心形で先が鋭く尖り、柄がある。
和名の由来は、葉の形が毒痛み(ドクダミ)に似ていることからきている。
開花時期は8月から10月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅色の小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Fallopia はイタリア人の解剖学者で園芸家の「ファロピオ(Gabriello Fallopio, 1523-62)さん」の名からきている。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Fallopia multiflora(syn. Polygonum multiflorum)

★古に不老長寿と謳われし
 蔓どくだみも雑草となり

ツルドクダミ081011b-l.jpg

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2014/10/23改訂

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イトラッキョウ071123b-l.jpg

咲くを待つ糸辣韮はまだ蕾

糸辣韮(イトラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は日本固有種である。
長崎県の平戸島のみに分布し、岩場に生える。
また、山野草愛好家の間で古くから愛好されてきた。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
なお、この2012年版で学名が変更された。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は幅1ミリくらいの円筒形で、根際から生える。
開花時期は10月から12月である。
茎先に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、2輪から12輪くらいの小さな花をつける。
花被片は6枚である。
花の色は淡い紅紫色で、稀に白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
雄しべは花被片より長い。
花言葉は「つつましいあなた」である。
俳句では「辣韮の花」が秋の季語である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
種小名と変種名の virgunculae は「小さな女の子の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Allium virgunculae var. virgunculae(syn. Allium virgunculae)

★小振りでも花は大きく見栄えする
 糸辣韮の不思議な魅力
☆蕾割れ花簪を思わせる
 薄紫の糸辣韮は

イトラッキョウ071123a-l.jpg

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2014/10/23改訂

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ホソバノギク081005b-l.jpg

細葉野菊(ホソバノギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である。
本州の和歌山県と三重県に分布し、熊野川支流域の湿った岩の上に生える。
別名を紀州菊(キシュウギク)という。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
それまでは絶滅危惧IA類(CR)に登録されていた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎に毛は生えていない。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、葉脈がへこむ。
開花時期は8月から10月くらいである。
花径2センチに満たない小さな白い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の sohayakiensis は「襲速紀(そはやき)地帯(襲:九州南部、速:豊予海峡、紀:和歌山県と三重県南部を指す)の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster sohayakiensis

★めずらしい花に出合えた幸運に
 胸ときめかせシャッターを切る

ホソバノギク081005a-l.jpg

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アキチョウジ081012a-l.jpg

秋丁字(アキチョウジ)はシソ科ヤマハッカ属(イソドン属)の多年草である。
イソドン属はアジアやアフリカに150種くらいが分布する。
日本にも山薄荷(ヤマハッカ)などが分布し、属名の和名はヤマハッカ属という。
本種は本州の岐阜県から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は40センチから90センチくらいである。
葉は細めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、葉には疎らに毛が生える。
開花時期は8月から10月である。
茎先や葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、細かな毛の生えた柄の先に小さな青紫色をした唇形の花を横向きにつける。
花は細長く、花の中には4本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)がある。
萼は5つに裂け、裂片は鈍角である。
近縁種の関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)は花柄が長く、萼の裂片が尖っている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、秋に丁字形の花をつけることからきている。
花言葉は「秘めやかな思い」である。
属名の Isodon はギリシャ語の「iso(等)+dons(歯)」からきている。萼が同じ大きさの裂片になることから名づけられた。
種小名の longitubus は「長い管の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Isodon longitubus(syn. Plectranthus longitubus)

★どことなくか細く見える花だけど
 秋丁字は木陰で負けず
☆秋の山佇み見れば足元に
 小さき花の秋丁字あり

アキチョウジ081012e-l.jpg

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ゲッキン051030a-l.jpg

月橘(ゲッキツ)はミカン科ゲッキツ属(ムラヤ属)の常緑小高木である。
ムラヤ属はアジアや南太平洋、オーストラリアなどに12種くらいが分布する。
日本でも奄美大島以南に本種が分布し、属名の和名はゲッキツ属という。
海外では、台湾、中国南部、ミャンマー、マレーシア、インド、メラネシア、オーストラリアなどにも分布する。
樹高は3メートルから8メートルくらいになる。
沖縄では2メートルから4メートルくらいである。
樹皮は灰白色をしている。
花にはよい香りがある。
和名の由来は、花が月夜によく香る柑橘類というところからきている。
英名は、オレンジジャスミン(orange jasmine)である。
シルクジャスミン(silk jasmine)の別名もある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、3枚から7枚で構成される。
葉の質は薄い革質で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から10月である。
枝先や葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2センチくらいの白い5弁花をつける。
花の後にできる実は卵形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から赤く熟する。
実は生食用やジャムに利用される。
材は細工物に用いられ、葉は香辛料とされる。
花言葉は「純粋な心」である。
属名の Murraya はスェーデンの植物学者「マレー(Johan Andreas Murray, 1740-1791)さん」の名からきている。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
花の写真は10月に箱根強羅公園で撮った。
実の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Murraya paniculata

★ぷりぷりと赤く熟した月橘は
 どんな味かな摘んでみたい

ゲッキン051030b-l.jpg

ゲッキン070603a-l.jpg

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ヒロハノタイワンホトトギス081012a-l.jpg

広葉の台湾杜鵑草(ヒロハノタイワンホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は園芸交配種のようである。
表記の名称は撮影地で用いていたものだが、あまり一般的な名称ではない。
Tricyrtis 'Amethystina' で検索したほうが外国サイトに出てくる。
恐らくヨーロッパで交配されたもので、毛台湾杜鵑草(ケタイワンホトトギス:Tricyrtis lasiocarpa)に近いのかもしれない。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は8月から10月である。
茎先で枝分かれし、そこにやや小形の花が上向きにたくさんつく。
花被片は6枚で斜めに開く。
花被片の色は淡い紅色で、赤紫色の斑点が入る。
花冠のつけ根の部分には黄色い斑紋がある。
外花被片のつけ根の部分には球状のふくらみが2つずつある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
園芸品種名の Amethystina は「アメジスト色の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tricyrtis 'Amethystina'

★薄暗いロックガーデンその奥に
 謎めいた花風に揺られて

ヒロハノタイワンホトトギス081012b-l.jpg

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ヤブタバコ081012a-l.jpg

藪煙草(ヤブタバコ)はキク科ガンクビソウ属(カルペシウム属)の多年草である。
カルペシウム属はアジアとヨーロッパに20種くらいが分布する。
日本にも雁首草(ガンクビソウ)などが分布し、属名の和名をガンクビソウ属という。
なお、学者によってはヤブタバコ属とするものもある。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、山野の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
草丈は25センチから150センチくらいである。
根際から生える葉と茎の下部につく葉は広めの楕円形で皺があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の上部につく葉は長めの楕円形である。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は9月から11月である。
横に枝分かれをした葉の脇に、黄色い花(頭花)が下向きにずらりと並んでつく。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、藪に生え、根際から生える大きな葉が煙草の葉に似ているというところからきている。
茎のつく花の姿が煙管(きせる)の雁首(がんくび)に似ているからという説もある。
葉を天命精(てんめいせい)といい、民間で打ち身の治療薬として用いる。
また、果実を鶴虱(かくしつ)といい、条虫の駆虫薬とする。
花言葉は「豊かな感情」である。
属名の Carpesium はギリシャ語の「carpesion(蕎麦)」からきている。総苞片の様子が蕎麦に似るためと思われる。
種小名の abrotanoides は「(ヨモギ属の)サザンウッド(Artemisia Abrotanum)のような」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Carpesium abrotanoides

★気づかれずそっと咲くのが好きなのと
 うつむきながら藪煙草の花

ヤブタバコ081012c-l.jpg

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サツマノギク081019b-l.jpg

薩摩野菊(サツマノギク)はキク科キク属の多年草である。
キク属はアジアやヨーロッパに40種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
本種は日本固有種である。
熊本県と鹿児島県の海岸と屋久島に分布し、日当たりのいい場所に生える。
栽培菊の原種の1つとなっている。
熊本県のレッドデータブック(2009)では絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
草丈は25センチから60センチくらいである。
茎は根際から束になって生え(束生)、上部で枝分かれをする。
茎には銀白色の毛が生える。
葉は広めの卵形で、羽状に浅く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色で縁が白く、裏面には銀白色の毛が生える。
開花時期は11月から12月である。
舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の ornatum は「華美な」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum ornatum

★びっしりと白い花びら敷き詰めて
 薩摩野菊は宴迎えて

サツマノギク081019c-l.jpg

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ハマラッキョウ081207a-l.jpg

浜辣韮(ハマラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は関東地方の南部から東海地方にかけて分布し、海岸の草地などに生える。
また、同一種と判定された玉紫(タマムラサキ:Allium pseudojaponicum)は九州の長崎県、鹿児島県に分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の断面は平たい。
開花時期は10月から12月くらいである。
茎先に紅紫色の花を球状にたくさんつける。
花被片は6枚あり、半開状となる。
6本の雄しべと1本の雌しべが花冠から突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、浜に生える辣韮(ラッキョウ)ということからきている。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
種小名の litorale は「海浜に生える」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Allium litorale(syn. Allium pseudojaponicum)

★また一つめずらしい花咲いていた
 師走と言えどここは花園

ハマラッキョウ081207c-l.jpg

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ノアサガオ091018a-l.jpg

野朝顔(ノアサガオ)はヒルガオ科サツマイモ属(イポメア属)の蔓性多年草である。
イポメア属は世界に500種以上が分布する。
代表種は薩摩芋(サツマイモ)で、属名の和名もサツマイモ属という。
園芸的にはイポメア属の名が用いられることが多い。
本種の原産地は沖縄である。
本州の伊豆半島や四国、九州などで野生化し、海岸の草地や崖、人里近い道ばたなどに生える。
海外では、熱帯から温帯にかけて広く分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は地を這い、他のものに巻きつきながら伸びる。
長いものだと10メートルを超える。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面に毛が生える。
開花時期は6月から12月くらいである。
枝先や葉の脇に数輪の花をつける。
花径6、7センチの漏斗状で、花の色は淡い青色である。
一日花で、午後になると花の色は紅紫色に変わる。
花の柄には2枚の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がつく。
萼片は5枚で先が尖り、反り返らない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「はかない恋」である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ipomoea indica(syn. Ipomoea congesta)

★朝顔もいろんな種類あるんだね
 野生の花だよこの朝顔は

ノアサガオ091018b-l.jpg

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マツムシソウ090830a-l.jpg

しげしげと松虫草を覗き込み

松虫草(マツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)の多年草である。
スカビオサ属は地中海沿岸地方などを中心に70種くらいが分布する。
日本にも松虫草(マツムシソウ)などが分布するので、属名の和名をマツムシソウ属という。
本種は日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
和名の由来は松虫の鳴くころに咲くというところからきている。
草丈は50センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は深く裂けて細長く、向かい合って生える(対生)。
葉の表面や縁には長い毛が疎らに生える。
葉の裏面には短い毛が密生し、葉脈の上には長い毛が疎らに生える。
開花時期は8月から10月である。
真っ直ぐ伸びた茎の先に青紫色の花(頭花)をつける。
花序の直径は3センチから5センチくらいである。
花序の中央にある花は筒状で小さく、周囲の花は唇形で大きい。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は線状である。
雄しべは4本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は青い色が濃い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「感じやすい」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Scabiosa japonica

★複雑な花の姿が珍しく
 松虫草をしげしげ眺め

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ゲンペイコギク081123b-l.jpg

源平小菊(ゲンペイコギク)はキク科ムカシヨモギ属(エリゲロン属)の多年草である。
エリゲロン属は北アメリカなどに390種くらい分布する。
日本にも昔蓬(ムカシヨモギ)などが分布し、属名の和名をムカシヨモギ属という。
本種の原産地はメキシコからベネズエラにかけてで、標高1200メートルから3500メートルの山地に生える。
現在では、北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなどに広く帰化している。
日本へは戦後に観賞用、緑化用として導入された。
関東以西で野生化し、岸壁や荒れ地などに生える。
国立環境研究所の侵入生物データベースに登録されている。
和名の由来は、白い花が赤く変化することからきている。
なお、YListでは標準和名をぺらぺら嫁菜(ペラペラヨメナ)としている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は匍匐して伸び、繁殖力が強い。
根際から生える葉は倒披針形で、先が3つに裂ける。
茎の上部につく葉は線形ないし披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から11月くらいである。
枝の先に花径2センチくらいの白い花(頭花)をつける。
花の色は時間が経つにつれてピンクに変化する。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ムカシヨモギ属には、山野草として知られる東菊(アズマギク)や、雑草の春紫苑春紫苑(ハルジオン)姫女苑(ヒメジョオン)などがある。
英名はメキシカンフリーベイン(Mexican fleabane)である。
フリーベインは姫女苑(ヒメジョオン)のことである。
花言葉は「遠くから見守ります」である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の karvinskianus はハンガリー生まれの自然科学者「カルウィンスキー(Baron Wilhelm Friedrich Karwinski von Karvin, 1780-1855)男爵の」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Erigeron karvinskianus

★真っ白なだけでは少し寂しいと
 色変わりする花愛らしく
☆白と黄のコントラストがよく似合う
 ぺらぺら嫁菜はメキシコ育ち

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ヤマラッキョウ071020c-l.jpg

山辣韮(ヤマラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は本州の秋田県から沖縄にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
和名の由来は、山に生える辣韮(ラッキョウ)ということだが、食用にはされていない。
ただし、食べられないことはないとのことだ。
草丈は30センチから50センチくらいである。
地下には球根があり、根際から数枚の円柱形をした細い葉を出す。
開花時期は9月から11月である。
茎の先に紅紫色の花を球状にたくさんつける。
花の色には地域差があり、稀には白花もある。
花びら(花被片)は6枚あり、半開状となる。
6本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が花びらから突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「つつましいあなた」である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Allium thunbergii

★突き出した雄しべがとても個性的
 紫色濃い山辣韮は

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マツムラソウ071020d-l.jpg

松村草(マツムラソウ)はイワタバコ科マツムラソウ属の多年草である。
1属1種である。
石垣島、西表島に分布し、湿っぽい場所に生える。
海外では、台湾、中国南部にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
和名の由来は、小石川植物園の初代園長であった植物学者の松村任三(まつむら・じんぞう, 1856-1928)さんの名からきている。
草丈は15センチから70センチくらいである。
全体に柔らかい毛に覆われている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、漏斗形の花を下向きにつける。
花の色は黄色で、花冠の内面には赤い斑紋がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Titanotrichum はギリシャ語の「titanos(石灰)+trichum(毛)」からきている。
種小名の oldhamii はイギリス王立キュー植物園から日本と中国に派遣された植物採集家「オルダム(Richard Oldham, 1837-1864)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Titanotrichum oldhamii

★南国に生まれた花と思われぬ
 松村草はシックな姿

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マアザミ071020d-l.jpg

真薊(マアザミ)はキク科アザミ属(キルシウム属)の多年草である。
キルシウム属は北半球に300種くらい分布し、日本にも60種以上が分布する。
属名の和名のアザミ属は総称からつけられたものである。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉の数は少なく、根際に生える葉が花の時期にもついている。
また、茎には棘がない。
開花時期は9月から10月くらいである。
花(頭花)は紅紫色で、茎先に横向きないし斜め下向きにつく。
その姿を煙草を吸う煙管に見立てて、煙管薊(キセルアザミ)の別名がある。
下を向いた花は、花が終わると上を向く。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「批評家」である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Cirsium sieboldii

★すっと立つ茎の先から俯いた
 真薊の花煙管思わせ

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ヘーベ・ビショッピアナ071021b-l.jpg

ヘーベ・ビショッピアナはゴマノハグサ科ヘーベ属の常緑小低木である。
ヘーベ属はクワガタソウ属から分離したもので、南半球に75種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
本種の原産地はニュージーランドの北島である。
樹高は40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は夏から秋にかけてである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花は下から上へと咲き上る。
花冠は先で4つに裂け、2本の雄しべが花から突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hebe はギリシャ神話の女神「ヘーベー(Hebe, ゼウスとヘラの娘)」の名からきている。
種小名の bishopiana はニュージーランドの植物採集家「ビショップ(John J. Bishop, 1865-1933)さんの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hebe bishopiana

★じめじめとされては少し滅入るけど
 慣れてきたんだ日本の気候

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ラッキョウ081102a-l.jpg

らっきょうの花愛らしく笑みの漏れ

辣韮(ラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種の原産地は中国である。
日本へは9世紀ころに薬用として渡来した。
広く栽培されるようになったのは江戸時代からである。
別名を大韮(オオニラ)、里韮(サトニラ)という。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、中空である。
根際から束になって生える(束生)。
葉は冬でも枯れない。
開花時期は9月から10月である。
茎先から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな紫色の花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
白い鱗茎を食用とする。
また、鱗茎は生薬で薤白(がいはく)といい、胸のつかえや痛みなどに効くとされる。
俳句では「辣韮」が夏の季語、「辣韮の花」が秋の季語である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Allium chinense

★紫の小さなぼんぼり垂らし咲く
 辣韮の花いと愛らしく

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メボウキ071013a-l.jpg

目箒(メボウキ)はシソ科メボウキ属(オキムム属)の一年草である。
オキムム属はアフリカなどに150種くらい分布する。
日本でも目箒(メボウキ)などが栽培され、属名の和名もメボウキ属という。
原産地はインドである。
4000年も前にギリシャや地中海地方に伝わった。
バジル(basil)やバジリコ(basilico)の名のほうがよく知られているかもしれない。
パスタやサラダなどで使われるほか、エッセンシャルオイルやハーブティーとしても活用される。
日本へは江戸時代に中国から漢方薬として伝わった。
生薬名を羅勒(らろく)という。
種子は水分を含むとゼリー状の物質で覆われるので、目のほこりを取るのに使ったという。
それが和名の由来でもある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
歯の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は6月から10月である。
白ないし淡い紫色の唇形をした花を穂状につける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「好意」である。
属名の Ocimum はギリシャ語の「ozo(香り)」からきている。
種小名の basilicum は「王の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ocimum basilicum

★ふさふさで柔らかい葉に包まれて
 夢見るように目箒の花

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ベンケイソウ071013a-l.jpg

花房や弁慶草が立ち姿

弁慶草(ベンケイソウ)はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(ヒロテレフィウム属)の多年草である。
ヒロテレフィウム属はユーラシアと北アメリカに33種が分布する。
日本にも紫弁慶草(ムラサキベンケイソウ)などが分布し、属名の和名をムラサキベンケイソウ属という。
本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、モンゴル、ヨーロッパなどにも分布している。
日本へは遣唐使などによって中国からもたらされたと言われている。
古名を伊岐久佐(いきくさ)という。
漢字では「活草」とも書くが、これは枯れない強い草という意味が込められている。
その強さを武蔵坊弁慶になぞらえたのが和名の由来である。
草丈は30センチから80センチくらいである。
全体に多肉質で緑白色をしている。
茎は直立し、楕円形の葉が向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月である。
薄い紅色の小さな花が群がってつく。
花弁は5枚で横に平らに開く。
萼片は5枚、雄しべは10本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
なお、北海道には近縁種の紫弁慶草(ムラサキベンケイソウ)が自生している。
また、園芸用に市販されているものは大弁慶草(オオベンケイソウ)であることが多い。
こちらのほうが雄しべが長く、花房も豪華である。
花言葉は「穏やか」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Hylotelephium はギリシャ語の「hyle(森)+telephion( ベンケイソウ)」からきている。この属の植物が森にも生えることから名づけられた。
種小名の erythrostictum は「赤い斑点のある」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hylotelephium erythrostictum

★薙刀を構え弁慶仁王立ち
 薄紅に花は微笑み

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ケナフ

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ケナフ071013a-l.jpg

ケナフ (kenaf)はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の一年草である。
ヒビスクス属は北半球の熱帯や温帯を中心に250種くらい分布する。
また、多くの園芸品種がある。
本種の原産地はインドまたはアフリカとされている。
繊維を目的として、インドやバングラデシュ、タイなどで栽培されてきた。
製品は洋麻やボンベイ麻などとなる。
また、アジア、オーストラリア、北アメリカなどで野生化している。
YListでは、標準和名を葵綱麻(アオイツナソ)としている。
草丈は3メートルから5メートルくらいである。
成長が早く、茎の下部は太いもので10センチくらいになり、木質化する。
茎はあまり枝分かれをせずに直立する。
葉の形は株によって異なるが、はじめのうちはハート形で縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
成長するににつれて3つから9つに切れ込みが増えていく。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
上部の葉の脇に、横向きに花をつける。
花径は8センチから10センチくらいで、花びら(花弁)は5枚である。
花の色は白、黄色、紫などがあり、中心部は暗い紫色となる。
萼片は5枚で先が尖る。
雄しべは花糸が合着して柱状になる。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
二酸化窒素を吸収することや木材に代わる紙資源として期待できることなどで注目を集めている。
一方で、日本では未定着だが、帰化による生態系への影響も懸念されている。
植栽する場合にはきちんとした管理が必要である。
花言葉は「開放感」である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の cannabinus は「アサ属のような」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hibiscus cannabinus

★騒がれてとても増えたのそれだけど
 ケナフの気持ち誰も知らない

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ヒキオコシ081012a-l.jpg

引起し(ヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属(イソドン属)の多年草である。
イソドン属はアジアやアフリカに150種くらいが分布する。
日本にも山薄荷(ヤマハッカ)などが分布し、属名の和名はヤマハッカ属という。
本種は北海道の南西部から九州にかけて分布し、日当たりのよい山野に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、弘法大師が倒れていた修験者に絞り汁を飲ませたら元気になったという伝説からきている。
別名を延命草(エンメイソウ)という。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの毛が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした唇形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
生薬名を別名を延命草(えんめいそう)といい、腹痛や下痢などの薬とする。
花言葉は「支えてください」である。
属名の Isodon はギリシャ語の「iso(等)+dons(歯)」からきている。萼が同じ大きさの裂片になることから名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Isodon japonicus(syn. Plectranthus japonicus)

★小さくて目立たないけど引起
 役に立つんだ不思議な薬

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タイワンシュウメイギク071020b-l.jpg

台湾秋明菊(タイワンシュウメイギク)はキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
日本にも固有種である一輪草(イチリンソウ)などが分布するので、属名の和名はイチリンソウ属という。
本種の原産地は台湾である。
異名のアネモネ・ビティフォリアで表示されることもある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
花の色は白く小輪である。
花弁のように見えるのは萼片である。
本種と秋明菊(シュウメイギク)との交配から、ジャパニーズアネモネと呼ばれる多くの園芸品種が生まれている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の matsudae は日本の植物学者「松田定久(まつだ・さだひさ, 1857-1921)さんの」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Anemone matsudae(syn. Anemone vitifolia)

★小さいが花をいっぱいつけて咲く
 飾らぬ姿原種ならでは

タイワンシュウメイギク071020a-l.jpg

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ジンジソウ071020a-l.jpg

人字草(ジンジソウ) はユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿り気の多い谷間や岩壁などに生える。
草丈は10センチから35センチくらいである。
根元から生える葉には柄があり、手のひら状に7から11に裂ける。
裂片にも縁に切れ込みがある。
葉や茎にはまばらに毛が生える。
開花時期は9月から11月である。
花茎を伸ばして集散花序をつけ、人の字に似た花を咲かせる。
花びらは5枚あり、上側3枚が短く、下側2枚は長く伸びる。
上部の花びらのつけ根の部分には黄色ないし紅色の斑がある。
雄しべは10本で、葯は黄橙色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の形を「人」の字に見立てたものである。
花言葉は「不調和」である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の cortusaefolia は「サクラソウモドキ属(Cortusa)のような葉の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Saxifraga cortusaefolia(syn. Saxifraga cortusifolia)

★ひらひらと北風受けて人字草
 揺れる姿はとても寒そう

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クマノギク070902a-l.jpg

熊野菊(クマノギク)はキク科ハマグルマ属の多年草である。
別名を浜車(ハマグルマ)ともいう。
本州の伊豆半島から沖縄にかけて分布し、海岸近くのやや湿った場所に生える。
海外では、台湾、中国、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は地面を這って広がり、節から根を出す。
葉は長い楕円形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質で、ざらつく。
開花時期は5月から10月である。
茎先に黄色い花(頭花)を1輪ずつつける。
花径は20ミリから25ミリくらいで、筒状花も舌状花も黄色い。
舌状花は7枚から10枚くらいで、先がへこんでいる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、和歌山県の熊野地方で発見されたことからきている。
属名の Wedelia はドイツ人の外科医で植物学者の「ウェデル(Georg Wolfgang Wedel, 1645-1721)さん」の名からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Wedelia chinensis(syn. Sphagneticola calendulacea)

★独特の花の姿の熊野菊
 地に葉を広げぽつぽつ咲いて

クマノギク070902d-l.jpg

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シモバシラ071008c-l.jpg

霜柱(シモバシラ)はシソ科シモバシラ属の多年草である。
シモバシラ属には6種くらいが分布する。
本種は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
草丈は40センチから90センチくらいである。
茎の断面は四角形で硬く、上部で枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月である。
上部の葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、片側だけに白い唇形の花を並べてつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、花の姿を霜柱に見立てたものである。
花言葉は「健気」である。
属名の Keiskea は、幕末から明治時代の植物学者「伊藤圭介(いとう・けいすけ, 1803-1901)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Keiskea japonica

★遠目には白房垂れるその姿
 近づき見れば花咲き乱れ
☆密やかに耳を澄ませば聞こえくる
 小さき花は霜柱と云い

シモバシラ071008e-l.jpg

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茶(チャ)

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茶の花に笑みを浮かべる年となり

茶(チャ)はツバキ科ツバキ属(カメリア属)の常緑低木である。
別名を茶の木(チャノキ)という。
カメリア属はアジアに250種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
日本にも椿(ツバキ)などが分布し、属名の和名もツバキ属という。
本種の原産地は中国の南部とする説が有力である。
日本へは最澄が805年に種子を持ち帰り、比叡山に植えたのが最初という。
若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るために、アジア一帯で広く栽植されている。
日本では、暖地では野生化しており、九州には自生するものもある。
日本や中国で栽培されているものは低木だが、インドやスリランカで栽培されているものは高木なのだそうである。
日本のものでも刈り込まなければ5メートルから6メートルに達するらしい。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをし、細長い卵形で艶のある濃い緑色の葉を互い違いに生やす(互生)。
開花時期は10月から12月である。
葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偏球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと褐色になって裂開する。
花言葉は「追憶」である。
俳句では「茶の花」が冬の季語である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
花の写真は10月に小石川植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia sinensis

★陽が差すと眩しいからと言い訳し
 俯きながら君何思う
☆頬紅のたっぷりの刷毛思い出す
 茶の花少しうつむいて咲き

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ピーマン

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ピーマン071006a-l.jpg

ピーマンはナス科トウガラシ属(カプシクム属)の一年草である。
カプシクム属は世界に数十種があり、数百種の栽培品種がある。
日本でも唐辛子(トウガラシ)などが栽培されており、属名の和名はトウガラシ属という。
本種の原産地は中南アメリカである。
分類上は、唐辛子(トウガラシ)の変種とされている。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
しかし、普及をしたのは戦後のことである。
辛味種のほうは16世紀には渡来し、江戸時代にはかなり普及していた。
ピーマンの名は仏語の piment からきている。
甘口トウガラシ品種の中で、釣鐘状をしていて未熟な緑色をしたものがピーマンと呼ばれる。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
一般的には7月から10月ころに栽培される。
葉の脇に下向きにつける花の色は白い。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
英名はベルペッパー(bell pepper)である。
花言葉は「哀れみ」である。
属名の Capsicum は、ギリシャ語の「capsa(袋)」からきている。果実の形から名づけられた。
種小名の annuum は「一年生の」という意味である。
変種名の grossum は「大きい(太い、厚い)」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Capsicum annuum var. grossum

★ピーマンの姿見つけて頬緩め
 辺りを見れば小さな花も

ピーマン071006c-l.jpg

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イズノシマダイモンジソウ061105b-l.jpg

伊豆の島大文字草(イズノシマダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種は日本固有種である。
房総半島南部、三浦半島と伊豆七島に分布し、半日陰の岩場などに生える。
分類上は、大文字草(ダイモンジソウ)の変種とされている。
基本種に比べて茎や葉の毛が多いのが特徴である。
草丈は5センチかせら20センチくらいである。
根際から生える葉は厚く、腎円形をしている。
開花時期は10月から1月である。
ダイモンジソウの仲間では遅咲きである。
花の色は白く、花びら(花弁)は5枚で「大の字」状になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「自由」である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
変種名の crassifolia は「厚葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. crassifolia(syn. Saxifraga fortunei var. jotanii)

★訪れる人も少ない冬の伊豆
 岩場にひそと大文字草
☆冬だから産毛覆われ大文字
 儚き姿雪にも見えて

イズノシマダイモンジソウ061105c-l.jpg

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ケナツノタムラソウ071006a-l.jpg

毛夏の田村草(ケナツノタムラソウ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、高山や亜高山の湿った林の縁や湿地に生える。
別名を深山田村草(ミヤマタムラソウ)ともいう。
分類上は、夏の田村草(ナツノタムラソウ)の変種とされている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は3出複葉ないし1-2回羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎の上部に花穂を直立し、淡い青紫色をした唇形の花を数段輪生させて円錐状につける。
近縁種の秋の田村草(アキノタムラソウ)と比較した夏の田村草(ナツノタムラソウ)の特徴は、雄しべが花冠から突き出ることである。
本種の場合は、花冠に軟毛が生えている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の lutescens は「淡い黄色の」という意味である。
変種名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Salvia lutescens var. crenata

★名前には似合わぬけれどじっくりと
 秋深くまで花咲き続け

ケナツノタムラソウ071006c-l.jpg

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マルバノキ071006a-l.jpg

丸葉の木(マルバノキ)はマンサク科マルバノキ属の落葉低木である。
別名を紅満作(ベニマンサク)という。
遺存種で日本固有種である。
本州の中部地方と岡山県、広島県、高知県に分布し、山地に生える。
また、各地で庭木とされる。
分布地では、多くの県で絶滅危惧種に指定されている。
なお、中国に分布するものを変種(var.longipes)と見る解釈と同一とする解釈がある。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形ないし円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、先は短く尖る。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく(全縁)、5本から7本の手のひら状の葉脈がある。
開花時期は10月から11月である。
落葉前に紅葉しながら花が咲く。
花は暗い紅紫色で、葉の脇から出る短い枝先に2輪が背中合わせにつく。
花びらは5枚で、線形をしていて先が細長く尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ハート形の実は翌年の春に熟する。
花言葉は「早熟」である。
属名の Disanthus はギリシャ語の「dis(2つの)+anthos(花)」からきている。2つずつ接着する花の様子から名づけられた。
種小名の cercidifolius は「ハナズオウ属(Cercis)の葉に似た」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Disanthus cercidifolius

★落葉をしながら紅い花咲かす
 紅満作に驚きの声

マルバノキ071006d-l.jpg

マルバノキ071006e-l.jpg

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ニシキナギナタコウジュ071006a-l.jpg

錦薙刀香需(ニシキナギナタコウジュ)はシソ科ナギナタコウジュ属の一年草である。
別名を錦香需(ニシキコウジュ)という。
漢字の「需」の字には正しくは「クサカンムリ」がつく。
ナギナタコウジュ属はアジアに40種くらいが分布する。
本種は長野県の東部のみに分布し、山地の林の中や林の縁、道端などに稀に生える。
1992年に発見された。
満鮮要素の植物の1つである。
朝鮮半島や中国大陸東北部に分布するもので、日本にあるものは大陸と地続きの時代の遺存種と考えられている。
長野県版レッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)に選ばれている。
香需(こうじゅ)というのは生薬の名前である。
「薙刀」は片側だけに花がつく花穂の様子を見立てたものである。
近縁種の薙刀香需(ナギナタコウジュ)よりも鮮やかな花を咲かせるというのが名の由来である。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月くらいである。
茎先に花穂を出し、片側に濃い紅紫色をした唇形の花をたくさんつける。
外側には長い毛が密に生え、雄しべと雌しべが花冠から突き出る。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)にも細かな毛が生える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Elsholtzia はドイツ人の自然科学者「エルスホルツ(Johann Sigismund Elsholtz, 1623-1688)さん」の名からきている。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Elsholtzia splendens

★鮮やかな色に驚き名を問うが
 園芸用とばかり思いて

ニシキナギナタコウジュ071006f-l.jpg

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トリコグロッティス・フィリピネンシス・ブラキアタ090928a-l.jpg

トリコグロッティス・フィリピネンシスはラン科ニュウメンラン属(トリコグロッティス属)の多年草である。
トリコグロッティス属は東南アジアからポリネシアにかけて60種くらいが分布する着生種である。
日本にも南西諸島に入面蘭(ニュウメンラン)が分布し、属名の和名をニュウメンラン属という。
トリコグロッティス・フィリピネンシスの原産地はフィリピンである。
標高100メートルから300メートルくらいの低地に生える。
ブラキアタ(brachiata)はその変種である。
別名をトリコグロッティス・ブラキアタ(Trichoglottis brachiata)という。
あるいは、トリコグロッティス・アトロプルプレア(Trichoglottis atropurpurea)とするものもある。
草丈は20センチから100センチくらいである。
茎は上へ伸び、肉厚の楕円形の葉が左右に生える。
開花時期は夏から秋である。
葉の脇に花茎を出し、花径4センチから5センチの濃い紅紫色をした花をつける。
唇弁は赤く(マゼンダ)、喉が橙色になる。
花にはほのかな香りがある。
属名の Trichoglottis はギリシャ語の「trichos(毛)+glottis(舌)」からきている。唇弁に毛があることから名づけられた。
種小名の phillippinensis は「フィリピンの」という意味である。
変種名の brachiata は「枝のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Trichoglottis phillippinensis var. brachiata(syn. Trichoglottis brachiata)

★肉厚の花の示せる迫力に
 参りましたと頭を下げて

トリコグロッティス・フィリピネンシス・ブラキアタ090928b-l.jpg

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ハマシラヤマギク081005a-l.jpg

白山菊(シラヤマギク)キク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
白山菊(シラヤマギク)は北海道から九州にかけて分布し、雑木林や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
浜白山菊(ハマシラヤマギク)はその海岸型変種である。
2000年に伊豆半島の下田市須崎で発見された。
草丈は1メートルくらいである。
基本種よりも草丈は低い。
茎や葉にはざらざらした毛が生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
茎先に白い頭花をたくさんつける。
花は舌状花と中心部の筒状花からなる。
白い舌状花の数が少ないので、間が透けて見えるものが多い。
黄色い筒状花も数は多くない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の scaber は「ざらつく」という意味である。
変種名の litoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名: Aster scaber var. litoralis

★また一つ不思議な花に出合ったよ
 どこに咲くかな浜白山菊

ハマシラヤマギク081005b-l.jpg

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ヤクシマダイモンジソウ071020b-l.jpg

屋久島大文字草(ヤクシマダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の屋久島にのみ分布し、標高1000メートル以上の湿った岩の上に生える。
分類上は、団扇大文字草(ウチワダイモンジソウ)の品種の1つとされている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は直径1センチくらいで小さい。
葉は5つくらいに切れ込む。
開花時期は9月から10月である。
茎の上部に散状花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花は短い花弁3枚と長い花弁2枚とで大の字に見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
変種名の obtusocuneata は「先が鈍形で基部がくさび形の」という意味である。
品種名の minima は「最も小さい」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. obtusocuneata f. minima

★小ささに目を細め見る花なれど
 自然の姿見るは難題

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ハバヤマボクチ071006d-l.jpg

葉場山火口(ハバヤマボクチ)はキク科ヤマボクチ属(シヌルス属)の多年草である。
シヌルス属は東アジアに数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をヤマボクチ属という。
本種は日本固有種である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、山地の草原などに生える。
「葉場山」というのは草刈り場のある山のことである。
「火口(ほくち)」というのは昔の人が火をつけるときに用いた綿毛のことである。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は三角状の矛形である。
茎につく葉は、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月ころである。
上部で枝分かれをし、茎先に暗い紫色をした大きな花(頭花)を1つずつつける。
花径は4センチから5センチくらいある。
花は筒状花だけからなる。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は球形で、くも毛が生える。
総苞片は開出(軸に対して垂直に立つこと)し、先は棘状に尖る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Synurus はギリシャ語の「syn(合同)+oura(尾)」からきている。葯の下部にある尾状の附属物が合一して筒になることから名づけられた。
種小名の excelsus は「背の高い」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Synurus excelsus

★我が身をば保つも難き大輪を
 茎先につけ葉場山火口

ハバヤマボクチ071006f-l.jpg

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蕎麦(ソバ)

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ソバ071006e-l.jpg

花と花戯れあって蕎麦の咲く

蕎麦(ソバ)はタデ科ソバ属(ファゴピルム属)の一年草である。
ファゴピルム属はアジアに15種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もソバ属という。
本種の原産地は中央アジアから中国東北部と考えられている。
日本でも縄文時代から栽培されている。
草丈は40センチから70センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は三角形ないし心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は6月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6ミリくらいの白ないしピンクの小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚である。
雄しべは8本である。
雌しべの花柱は1本で、先が3つに裂ける。
短花柱花(花柱が雄しべより短い花)と長花柱花(花柱が雄しべより長い花)がある。
花の後にできる実は三角錐状のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、黒褐色ないし銀灰色に熟する。
俳句では「蕎麦」「蕎麦の花」が秋の季語である。
花言葉は「懐かしい思い出」である。
属名の Fagopyrum は「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」からきている。三稜のある実がブナの実に似ていることから名づけられた。
種小名の esculentum は「食用になる」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
実の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fagopyrum esculentum

★しなやかに身を揺るがせて戯れて
 花びら開く白き妖精

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ソバ071013b-l.jpg

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セキヤノアキチョウジ071006b-l.jpg

関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)はシソ科ヤマハッカ属(イソドン属)の多年草である。
イソドン属はアジアやアフリカに150種くらいが分布する。
日本にも山薄荷(ヤマハッカ)などが分布し、属名の和名はヤマハッカ属という。
本種は日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
「関屋」というのは箱根の関所の番小屋のことで、その辺りに多く生えることが名の由来である。
「秋丁字」の名は、秋に丁字形の花をつけることからきている。
近縁種の秋丁字(アキチョウジ)は愛知県以西に分布する。
本種のほうが花の柄が少し長い。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月である。
いくつか枝分かれしながら花茎を出し、その途中に長い柄のある細長い筒状をした青紫色の花を総状につける。
花冠の先は上下に開いた唇形である。
上唇は3つに裂け、下唇のほうが少し長くて浅く2つに裂ける。
花の中には雄しべ4本と花柱(雌しべ)1本がある。
萼は先が5つに裂けている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Isodon はギリシャ語の「iso(等)+dons(歯)」からきている。萼が同じ大きさの裂片になることから名づけられた。
種小名の effusus は「非常に開いた」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Isodon effusus(syn. Plectranthus effusus)

★頼りなく見えるけれどもしっかりと
 咲いて見せると群れなしながら

セキヤノアキチョウジ071006e-l.jpg

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エスキナンツス・スペキオスス090928a-l.jpg

エスキナンツス・スペキオススはイワタバコ科ナガミカズラ属(エスキナンツス属)の常緑小低木である。
エスキナンツス属は着生植物で、東南アジアなどに100種くらいが分布する。
日本にも西表島に長実蔓(ナガミカズラ)が分布し、属名の和名をナガミカズラ属という。
本種の原産地はマレー半島、カリマンタン島、ジャワ島などである。
草丈は80センチから100センチくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は8月から3月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、赤い筒状花をつける。
花筒の部分はオレンジ色をしている。
花冠の先は唇形に裂ける。
上唇は2つに裂け、下唇は3つに裂ける。
雄しべと雌しべが花冠から飛び出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Aeschynanthus はギリシャ語の「aischuno(恥ずかしい)+anthos(花)」からきている。赤い花をたとえたものである。
種小名の speciosus は「華やかな」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Aeschynanthus speciosus

★赤々と燃える炎が南国の
 イメージ高め温室に咲き

エスキナンツス・スペキオスス090928b-l.jpg

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ヒメツルソバ071021d-l.jpg

姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)はタデ科イヌダテ属(ペルシカリア属)の常緑多年草である。
ペルシカリア属は世界に100種から150種くらいが分布する。
日本にも犬蓼(イヌタデ)などが分布し、属名の和名をイヌダテ属という。
本種の原産地はインド北部からヒマラヤにかけた一帯である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
もともとは園芸用として輸入されたものが野生化している。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)にも掲載されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
赤味を帯びた細い茎が枝分かれをし、地面を這うように伸びて広がる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には暗い紫色をしたV字模様の斑が入る。
開花時期は5月から1月と長い。
茎先に6ミリから8ミリくらいの球形をした円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、蔓蕎麦(ツルソバ)に似て小形であることからきている。
ただし、蔓蕎麦(ツルソバ)の花は白い。
花言葉は「愛らしい」である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の capitata は「頭状の」という意味である。
写真は10月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Persicaria capitata (syn. Polygonum capitatum)

★まん丸な薄紅の花ぽんぽんと
 散りばめ咲くよ姫蔓蕎麦は

ヒメツルソバ071021b-l.jpg

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2014/10/12改訂

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シロバナイワシャジン071021a-l.jpg

岩沙参(イワシャジン)キキョウ科ツリガネニンジン属(アデノフォラ属)の多年草である。
アデノフォラ属は東アジアを中心に60種くらいが分布する。
日本にも釣鐘人参(ツリガネニンジン)などが分布し、属名の和名をツリガネニンジン属という。
岩沙参(イワシャジン)は日本固有種である。
フォッサマグナ要素の植物である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地の湿った岩場に生える。
草丈は30センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は卵形をしているが、茎につく葉は細い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は9月から10月である。
鐘形をした紫色の花が多数垂れ下がる。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花径は15ミリから25ミリくらいである。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の色は白いものもあり、これを白花岩沙参(シロバナイワシャジン)と呼んでいる。
「沙参」というのは釣鐘人参(ツリガネニンジン)の仲間を指す中国名(生薬名)である。
和名の由来は、岩場に生える釣鐘人参(ツリガネニンジン)の仲間というところからきている。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の takedae は日本の植物学者で登山家だった「武田久吉(たけだ・ひさよし, 1883-1972)さんの」という意味である。
学名上は岩沙参(イワシャジン)と区別されていない。
写真は10月に箱根町の芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Adenophora takedae

★ひっそりと俯きながら花つける
 岩沙参は日本の生まれ

シロバナイワシャジン071021b-l.jpg

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キンモクセイ081011a-l.jpg

早足で金木犀は刻(とき)醸し

金木犀(キンモクセイ)はモクセイ科モクセイ属(オスマンツス属)の常緑小高木である。
オスマンツス属は東アジアを中心に35種と11の変種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
渡来種だが銀木犀(ギンモクセイ)が別名を木犀(モクセイ)といい、代表種となっている。
属名の和名もモクセイ属という。
本種の原産地は中国の桂林地方である。
中国名は丹桂(dangui)という。
日本へは江戸時代のはじめに渡来した。
香りがよく、庭木として栽植されている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で先が尖り、裏側に少し曲がる。
開花時期は9月から10月である。
雌雄異株である。
日本には雄株のみが入っている。
葉の脇に芳香のあるオレンジ色の小花を密につける。
花径は5ミリくらいである。
雄花には雄しべ2本と不完全な雌しべが1本ある。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「気高い人」である。
10月10日の誕生花である。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
変種名の aurantiacus は「黄色を帯びた橙色の」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus

★儚さを醸すアロマは思い出の
 刻(とき)閉じ込めて記憶の隅に
☆見上げれば輝く月はオレンジに
 染めて桂花の香り漂い

キンモクセイ081011b-l.jpg

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2014/10/11 改訂
2016/10/16 3訂

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ムラサキゴテン081011a-l.jpg

紫御殿(ムラサキゴテン)はツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の多年草である。
トラデスカンティア属は南北アメリカを中心に75種くらいが分布する。
日本にも明治時代に渡来し野生化している紫露草(ムラサキツユクサ)などがあり、属名の和名はムラサキツユクサ属という。
本種の原産地はアメリカ合衆国の南部からメキシコの東部にかけてである。
YListでは標準和名を紫大露草(ムラサキオオツユクサ)としている。
日本へは1955年に導入された。
葉や茎が紅紫色のパープルハート(Purple Heart)という園芸品種が広く普及している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には白っぽい毛が生える。
葉の質は肉質で分厚い。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根の部分は茎を抱く葉鞘となる。
開花時期は5月から11月くらいである。
花径2センチくらいの紅紫色をした3弁花をつける。
真ん中に6本の雄しべと1本の雌しべが立ち上がる。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「変わらぬ愛」である。
属名の Tradescantia はイギリス人のガーデナー「トラデスカント(John Tradescant, 1570-1638)さん」の名からきている。
種小名の pallida は「淡い色の」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tradescantia pallida

★紫の葉が目を奪う変わり種
 紫御殿は三角の花
☆紫のハートを重ね雨の中
 雫も似合う紫御殿

?ムラサキゴテン081011b-l.jpg

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シロバナアキノタムラソウ091010a-l.jpg

秋の田村草(アキノタムラソウ)シソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布し、属名の和名をアキギリ属という。
秋の田村草(アキノタムラソウ)は本州の山形県から九州にかけて分布し、山野の道端などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名は、近縁種の夏の田村草(ナツノタムラソウ)との対比でつけられたものであるが、「田村草」の由来は定かではない。
花の色は青紫色だが、稀に白花のものもあり、これを白花秋の田村草(シロバナアキノタムラソウ)という。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
全体に毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)だったり、3枚から7枚の小葉からなる奇数羽状複葉だったりするが、変異が多いという。
葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月である。
葉の上部から花穂が立ち上がり、白い小さな唇形の花を数段輪生させる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Salvia japonica f. albiflora

★飾らずに清楚に見せる唇の
 色は純白大和の装い

シロバナアキノタムラソウ091010b-l.jpg

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ダイモンジソウ070930b-l.jpg

岩を背に大文字草は股開き

大文字草(ダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は円形で、手のひら状に粗く切れ込む。
葉には長い柄があり、つけ根の部分は心形である。
開花時期は9月から11月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花を疎らにつける。
花弁は5枚で、そのうちの2枚がほかよりも長く「大」の字に似ている。
雄しべは10本、雌しべは2本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
山野草としても人気があり、鉢花として出回っている。
花の色も赤、桃、白などがあり、多くの園芸品種がある。
花言葉は「自由」「不調和」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
種小名の incisolobata は「鋭く裂けた裂片の」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. incisolobata(syn. Saxifraga fortunei var. alpina)

★岩肌にへばりつき咲くその姿
 どこかユニーク大股開き

ダイモンジソウ070930a-l.jpg

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ヤナギバヒマワリ090928b-l.jpg

柳葉向日葵(ヤナギバヒマワリ)はキク科ヒマワリ属(ヘリアンツス属)の多年草である。
ヘリアンツス属は北アメリカに50種くらいが分布する。
代表種は向日葵(ヒマワリ)で、属名の和名もヒマワリ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の中南部に分布し、草地や道ばたに生える。
英名をゴールデンピラミッド(gorden pyramid)という。
草丈は80センチから180センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉が細く、それが名の由来にもなっている。
開花時期は9月から10月である。
茎先に花径5センチくらいの向日葵(ヒマワリ)に似た黄色い花(頭花)をたくさんつける。
舌状花は淡い黄色で、筒状花は褐色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「崇拝」である。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。日に向いて開く様子や花の姿をたとえたものである。
種小名の salicifolius は「ヤナギのような葉の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Helianthus salicifolius

★茎先に煌くような花つけて
 秋の実りや柳葉向日葵

ヤナギバヒマワリ090928a-l.jpg

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ホソバタムラソウ080927a-l.jpg

細葉田村草(ホソバタムラソウ)はキク科タムラソウ属の多年草である。
ただし、この名称は流通名であり、観賞用として栽培されている。
原産地は韓国の済州島とされているが、はっきりしない。
関西を中心に耽羅田村草(タンナタムラソウ)の名称でも流通している。
「耽羅」は済州島の古称である。
田村草(タムラソウ)の矮性種のようで葉も細い。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片は細い披針形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月くらいである。
茎先に花径1センチくらいの淡い紅紫色の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Serratula はラテン語の「serratus(鋸歯のある)」からきている。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展で撮った。
学名:Serratula spp.

★なよやかな姿はどこか稚く
 淡きぼんぼりほのかに灯し

ホソバタムラソウ080927b-l.jpg

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ツルタイワンホトトギス061021a-l.jpg

蔓台湾杜鵑草(ツルタイワンホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種の原産地は台湾である。
また、園芸品種として栽培される。
分類上は台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)の変種とされている。
匍匐性で、茎が地面を這う。
ただし、YListなどは両者を区別しない立場をとっている。
草丈は60センチから110センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から10月である。
花茎を枝分かれさせて、その先に淡い青紫色をした小形の花を上向きにつける。
花被片は6枚で斜めに開く。
花被片の色は淡い紅色で、赤紫色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
変種名の stolonifera は「匍匐茎のある」という意味である。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Tricyrtis formosana var. stolonifera

★暖かな南の島から来たけれど
 ここも好きだなどんどん咲こう

ツルタイワンホトトギス061021b-l.jpg

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コショウジョウバカマ091004a-l.jpg

小猩猩袴(コショウジョウバカマ)はユリ科ショウジョウバカマ属の常緑多年草である。
分類体系によっては(APGIII)シュロソウ科とされる。
ショウジョウバカマ属は東アジアと北アメリカに数種が分布する。
東アジアのものと北アメリカのものは区別して考えられてきたが、同種と解釈されるようになった。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄にかけて分布し、やや湿った林の中や岩の上に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
かつては台湾に分布する姫猩猩袴(ヒメショウジョウバカマ:Helonias umbellata)と同種と考えられていたが訂正された。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は幅の狭いへら形で、8枚から25枚がロゼット状に生える。
開花時期は9月から10月くらいである。
茎先に淡い黄白色ないし淡い黄緑色の花を数個つける。
花径は6ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Helonias はギリシャ語の「helos(湿地)」からきている。湿地に生えることから名づけられた。
種小名の kawanoi は日本の植物学者「河野昭一(かわの・しょういち, 1936-)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Helonias kawanoi(syn. Heloniopsis kawanoi)

★花のない姿であるが大きさは
 手に取るようなミクロの世界

コショウジョウバカマ091004b-l.jpg

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シブカワシロギク091004a-l.jpg

渋川白菊(シブカワシロギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である
愛知県と静岡県に分布し、蛇紋岩地に稀に生える。
分類上は、沢白菊(サワシロギク)の変種とされている。
「渋川」というのは静岡県浜松市の渋川温泉あたりの地名で、周辺には岩が露出し植物が生育しにくい蛇紋岩地域がある。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
基本種と違って開花時期にも根際から生える葉が残る。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花ははじめは白く、後に淡い紅色を帯びる。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の rugulosus は「やや皺のある」という意味である。
変種名の shibukawaensis は「渋川の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster rugulosus var. shibukawaensis

★渋川と言えばもちろん蛇紋岩
 変わった草木を育む地形

シブカワシロギク091004b-l.jpg

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スルガジョウロウホトトギス091010a-l.jpg

駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
静岡県にのみ分布し、山地の湿った岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類に登録されている。
相模上臈杜鵑草(サガミジョウロウホトトギス)の近縁種である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎には毛はなく、垂れ下がって生える。
葉は卵状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3センチくらいの黄色い釣鐘形をした花を2、3輪くらい垂れ下げる。
花被片の内側には赤紫色の斑点がたくさんある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の ishiiana は基本種の発見者である「石井初男さんの」という意味である。
変種名の surugensis は「駿河(静岡県)の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Tricyrtis ishiiana var. surugensis

★絶滅の危機が迫ると聞く花の
 姿を見るはうれしかれども

スルガジョウロウホトトギス091010b-l.jpg

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オオオサラン091010b-l.jpg

大筬蘭(オオオサラン)はラン科オサラン属(エリア属)の多年草である。
エリア属はアジアの熱帯・亜熱帯地方に広く分布する。
400種以上があり、着生種が多い。
日本にも筬蘭(オサラン)などが分布するので、属名の和名をオサラン属という。
本種は鹿児島県の屋久島から沖縄県にかけて分布し、山地の樹の幹や岩の上に生える着生種である。
海外では、台湾、中国、ベトナムなどにも分布する。
別名を穂咲き筬蘭(ホザキオサラン)という。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
「筬」というのは織機の付属具のことで、角張った卵形の偽球茎が並んでいる様子をたとえたものである。
草丈は20センチから25センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は9月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い黄白色をした花をつける。
属名の Eria はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛の生える種類が多いことから名づけられた。
種小名の corneri はイギリス人のラン収集家「コーナー(Corner, 1800's)さんの」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Eria corneri

★また一つ沖縄の蘭見つけたよ
 南の島は花の楽園

オオオサラン091010c-l.jpg

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イヌホオズキ090823a-l.jpg

犬酸漿(イヌホオズキ)はナス科ナス属(ソラヌム属)の一年草である。
ソラヌム属は世界に1500種以上が分布する。
代表種は茄子(ナス)で、属名の和名もナス属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地などに普通に生える。
海外でも、温帯から熱帯にかけて広く分布している。
日本には古い時代に入ってきた史前帰化植物だと考えられている。
しかし、近年見られるものは外来種の可能性があるとも考えられている。
そのため、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は枝分かれをして横に広がる。
全草が有毒である。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質で、短い毛が疎らに生える。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を数個ずつつける。
花径は8ミリくらいで、花冠の先は5つに裂け、やや反り返る。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
花言葉は「真実」である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の nigrum は「黒い」という意味である。
写真は8月につくば市で撮った。
3枚目の写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum nigrum

★たっぷりと毒もちながら涼しげに
 咲けば何やら高貴に見えて

イヌホオズキ090823b-l.jpg

イヌホオズキ091004a-l.jpg

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イワギク091004b-l.jpg

岩菊(イワギク)はキク科キク属の多年草である。
キク属はアジアやヨーロッパに40種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
本種は北海道から九州にかけて点々と隔離分布をし、海岸の岩場や山地の岸壁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどに幅広く分布する。
大陸とつながっていた時代の遺存植物と考えられている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
なお、2012年版で学名が変更され、変種名が加えられた。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は長い柄がある幅の広い卵形である。
葉はやや肉質で、表面には艶がある。
葉は手のひら状に深く裂け、その裂片がさらに羽状に裂ける。
開花時期は8月から11月である。
茎先に花径3センチから5センチくらいの花(頭花)をつける。
舌状花は白く、筒状花は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「感謝」である。
属名の Chrysanthemum は「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名と変種名の zawadskii はポーランド人の自然科学者「ザワツキー(Aleksander Zawadzki, 1798-1868)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum zawadskii var. zawadskii(syn. Chrysanthemum zawadskii)

★逃げ道を失い残りし山の上
 岩菊の花絶えることなく

イワギク091004a-l.jpg

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キバナシュスラン091004a-l.jpg

黄花繻子蘭(キバナシュスラン)はラン科キバナシュスラン属(アネクトキルス属)の常緑多年草である。
アネクトキルス属はヒマラヤ、スリランカ、東南アジア、南太平洋などに50種くらい分布する地生種である。
日本にも本種などが分布し、属名の和名もキバナシュスラン属という。
本種は沖縄県八重山諸島の石垣島、西表島に分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は20センチくらいである。
茎は匍匐し、先で直立する。
葉は広めの卵形で、3枚から4枚が互い違いに生える(互生)。
葉の表面は暗い紫色を帯び、白ないし淡い黄色の網目模様が入る。
開花時期は12月から1月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、3つから5つくらいの花を疎らにつける。
蕚片は赤褐色、花弁は白である。
花弁のうちの唇弁は白く、先は2つに裂けてY字形となる。
つけ根から中央にかけて5対から7対の黄色い糸状突起がある。
なお、「繻子」というのは織物の1つで、経糸または緯糸のみが表に表れているように見える特徴がある。
属名の Anoectochilus はギリシャ語の「aniktos(開く)+cheilos(唇)」からきている。
種小名の formosanus は「台湾の」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Anoectochilus formosanus

★自生地は南の島の山の上
 結構寒いと黄花繻子蘭
☆寒いからちょっとふわふわ毛も生やし
 咲いてみたのよ蝶を見立てて

キバナシュスラン091004b-l.jpg

キバナシュスラン101002a-l.jpg

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カンキチク070923a-l.jpg

寒忌竹(カンキチク)はタデ科カンキチク属(ミューレンベキア属)の蔓性常緑低木である。
ミューレンベキア属は南半球に20種くらいが分布する。
寒忌竹(カンキチク)の原産地はニューギニア島、ソロモン諸島である。
熱帯地域の各地に帰化している。
英名はリボンブッシュ(ribbon bush)という。
なお、撮影地をはじめとして国内では、1属1種のホマロクラディウム属(Homalocladium)とする解釈が多い。
一方、YListやWikipedia英語版はミューレンベキア属に統合している。
日本へは明治時代の初期に観葉植物として渡来した。
樹高は50センチから300センチである。
鉢植えでは数十センチにしかならない。
枝は扁平で節があり、葉のように見える。
本当の葉は小さな披針形で、節の部分に生える。
花も節の部分にまとまってつくが、小さな白い花で目立たない。
花の後にできる実は三稜形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、紫色に熟する。
和名の由来は、竹に似て寒さを忌むということからきている。
属名の Muehlenbeckia はアルザス人の医師で植物学者の「ミューレンベック(Heinrich Gustav Muhlenbeck, 1798-1845)さん」の名からきている。
種小名の platyclada は「広い枝の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Muehlenbeckia platyclada(Homalocladium platycladum)

★ぽつぽつと平らな茎に白い花
 首をかしげる不思議な姿

カンキチク070923b-l.jpg

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サガミジョウロウホトトギス091004a-l.jpg

相模上臈杜鵑草(サガミジョウロウホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
神奈川県の丹沢山地にのみ分布し、沢沿いの岩場に生える。
フォッサマグナ要素の植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
なお、この2012年版で学名が変更され、変種名が加わった。
駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)の近縁種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎には毛はなく、垂れ下がって生える。
上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)に似るが小形である。
葉は卵状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3センチくらいの黄色い釣鐘形をした花を2輪から5輪くらい垂れ下げる。
総状花序となるのは本種の特徴である。
花被片の内側には赤紫色の斑点がたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名と変種名の ishiiana は発見者「石井初男さんの」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Tricyrtis ishiiana var. ishiiana(syn. Tricyrtis ishiiana)

★限られた土地に根づいたこの花が
 ここに咲くのを訝りつつも

サガミジョウロウホトトギス091004b-l.jpg

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キダチワタ090904a-l.jpg

弾け出る綿の白さに目を細め

木立綿(キダチワタ)はアオイ科ワタ属(ゴシピウム属)の多年草である。
ゴシピウム属は世界の熱帯や亜熱帯に50種くらいが分布する。
日本にも系統的に本種とつながりがあって古い時代に渡来し栽培されてきた綿があり、属名の和名もワタ属という。
本種の原産地はインドである。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
花径4センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すると裂開し、白い綿毛が露出する。
綿毛は脱脂綿の製造原料となる。
種子は綿実子(めんじつし)といい、絞った油は食用油、マーガリン、ローソク、石鹸などに利用される。
花言葉は「軟らかい愛情」である。
俳句では「綿」が秋の季語、「綿の花」が夏の季語である。
属名の Gossypium はラテン語の「gossum(腫れ物)」からきている。膨らんだ果実の形をたとえたものである。
種小名の arboreum は「樹木の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Gossypium arboreum

★いろいろな使い道ある木立綿
 花美しく実もまた楽し
☆弾けたるふんわり白い綿の実は
 天の与えし商品のよう

キダチワタ090904b-l.jpg

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キバナノセッコク091004a-l.jpg

黄花の石斛(キバナノセッコク)はラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらいが分布する着生種である。
園芸品種もたくさん作出されている。
属名の読み方はデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種は四国から沖縄にかけてと八丈島に分布する着生種である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
なお、この2012年版で学名が変更された。
茎は普通は下垂し、長さが15センチから40センチくらいになる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、数枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
淡い黄緑色をした数輪の花をつける。
唇弁には紅紫色の斑紋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の catenatum は「鎖状の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium catenatum(syn. Dendrobium tosaense)

★小振りでもしっかりとした花の色
 静かに咲いた黄花の石斛

キバナノセッコク091004b-l.jpg

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インパチェンス・マリアナエ090928a-l.jpg

インパチェンス・マリアナエはツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の一年草である。
インパチェンス属は世界に1000種くらいが分布する。
日本にも釣船草(ツリフネソウ)などが分布するので、属名の和名をツリフネソウ属という。
本種の原産地はインドのアッサム地方である。
草丈は30センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には白い斑が入って美しい。
開花時期は6月から9月くらいである。
花径3センチくらいの釣船草(ツリフネソウ)とよく似た花をつける。
花冠は長さが3センチくらいの筒状で先が唇形に裂ける。
花冠の先は唇形に裂ける。
また、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が後ろに突き出てる。
花の色は紅紫色で、喉に黄色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の marianae は「聖母マリア(Maria)の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Impatiens marianae

★アッサムに咲く釣船草きれいだよ
 葉っぱが醸す異国の趣

インパチェンス・マリアナエ090928b-l.jpg

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ホソバハグマ091219a-l.jpg

細葉白熊(ホソバハグマ)はキク科モミジハグマ属(アインスリアエア属)の多年草である。
アインスリアエア属は東アジアに30種くらいが分布する。
日本にも紅葉白熊(モミジハグマ)などが分布し、属名の和名はモミジハグマ属という。
本種は日本固有種である。
屋久島にのみ分布し、山地の渓流沿いの岩上に生える。
ダム建設などにより個体数が減少している。
鹿児島県のレッドリスト(2013)では準絶滅危惧(NT+LP)に指定されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は茎の中ほどにつき、線形である。
水圧に適応したものである。
開花時期は7月から11月くらいである。
花(頭花)は3つの白い小さな花からなる。
花冠は筒状で、先は5つに深く裂け、裂片は反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「白熊」というのはヤクの尾の毛のことで、実に生える冠毛の様子をたとえたものである。
「白熊」は僧侶の使う払子(ほっす)などに用いられたものだが、時として植物名に冠される。
属名の Ainsliaea はイギリス人で東インド会社の外科医だった「エインズリー(Whitelaw Ainslie, 1767-1837)さん」の名からきている。
種小名の faurieana は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846-1915)さんに関する」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea faurieana(syn. Ainsliaea linearis)

★渓流に生える草だとよくわかる
 葉っぱの様子にうなずきながら

ホソバハグマ091219b-l.jpg

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コハクホトトギス051022a-l.jpg

琥珀杜鵑草(コハクホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は園芸交配種である。
交配親は上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)と山杜鵑草(ヤマホトトギス)である。
琥珀上臈杜鵑草(コハクジョウロウホトトギス)の名で呼ばれることもある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎は下垂し、花は上向きにつく。
個体差があるが、花の色は白か淡いクリーム色の地に紅紫色の斑点が入る。
「琥珀」に例えられた色合いが美しい。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tricyrtis 'Kohaku'

★彩りは琥珀ベースの立ち姿
 気品を湛えそっと微笑み

コハクホトトギス051022b-l.jpg

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シャクチリソバ090922a-l.jpg

赤地利蕎麦(シャクチリソバ)はタデ科ソバ属(ファゴピルム属)の多年草である。
ファゴピルム属はアジアに15種くらいが分布する。
代表種は蕎麦(ソバ)で、属名の和名もソバ属という。
本種の原産地は北インドから中国にかけた地域である。
日本へは明治時代に薬用植物として渡来したが、今では本州から九州にかけて野生化している。
北海道のブルーリストでもDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。
また、国立環境研究所の日本の外来種全種リストにも「定着(現在国内に定着していると思われるもの)」として掲載されている。
最初に植えられたのは小石川植物園である。
和名の由来は、茎の根元が赤いことからきている。
別名を宿根蕎麦(シュッコンソバ)ともいう。
これは、日本産の蕎麦(ソバ)と異なり多年草であることからきている。
根茎を生薬で赤地利(しゃくちり)といい、解熱、解毒薬とする。
原産地では作物として栽培もされている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は三角形でつけ根の部分が横にはり出し、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分には鞘状の托葉がある。
開花時期は、9月から11月である。
茎の上部の葉の脇から花柄を出して2つから3つに枝分かれをし、蕎麦(ソバ)に似た白い小花を数個つける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
真ん中には8本の雄しべ、3本の花柱(雌しべ)、8個の蜜腺がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「喜びも悲しみも共に」である。
属名の Fagopyrum は「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」からきている。三稜のある実がブナの実に似ていることから名づけられた。
種小名の dibotrys は「2つの総の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fagopyrum dibotrys(syn. Fagopyrum cymosum)

★小さくて星の形にひっそりと
 赤地利蕎麦の花愛らしく

シャクチリソバ090922b-l.jpg

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オグルマ081012a-l.jpg

小車(オグルマ)はキク科オグルマ属(イヌラ属)の多年草である。
イヌラ属はユーラシア大陸やアフリカに90種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をオグルマ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、湿地や田の畦などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
地下茎で増える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎には軟毛があり、上部で枝分かれする。
根際から生える葉や茎の下部つく葉は、開花時には枯れている。
茎につく葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
葉は柔らかく、縁には点状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には白い圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生え、白い腺点(蜜などの粘着物質を出す腺が突起したもの)が疎らにある。
開化時期は7月から10月くらいである。
茎先に花径3センチから4センチの黄色の頭花を1つずつつける。
近縁種の歌仙草(カセンソウ)に比べると、外側の花びら(舌状花)の乱れが少ない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、放射状にきれいに並んだ黄色の花を金の小車(牛車)に見立てたものである。
漢字では「御車」とも書く。
花言葉は「清楚」である。
属名の Inula はオオグルマ(Inula helenium)の古代ラテン名からきている。
種小名の britannica は「イギリスの」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Inula britannica subsp. japonica

★夏の陽を浴びて小車きらきらと
 花咲く姿人に愛でられ

オグルマ081012b-l.jpg

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トレニア

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トレニア081012a-l.jpg

トレニアはゴマノハグサ科ツルウリクサ属(トレニア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)アゼナ科とされる。
トレニア属は東南アジアやアフリカに60種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも蔓瓜草(ツルウリクサ)が分布し、属名の和名はツルウリクサ属という。
本種の原産地はベトナムである。
英名はブルーウィングス(bluewings)やウィッシュボーンフラワー(wishbone flower)である。
ウィッシュボーンは鳥の胸のV字形をした骨のことである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
園芸上は一年草扱いをされ、庭植えや鉢植えで観賞用に栽培されている。
和名は花瓜草(ハナウリクサ)という。
和名の由来は、蔓瓜草(ツルウリクサ)の仲間で花がきれいなことからきている。
トレニアは属名であるが、YListでは本種の別名として記載している。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から10月である。
紫青色をした花径15ミリから20ミリくらいの唇形の花をつける。
園芸品種には花の色が白やピンク、青などのものもある。
喉の部分には黄色の斑紋が入る。
上唇は浅く2つに裂ける。
下唇は上唇より大きく、3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「ひらめき」である。
8月6日の誕生花である。
属名の Torenia はスウェーデン人の宣教師「トレン(Olaf Toren, 1718-1753)さん」の名からきている。
種小名の fournieri はドイツ人の植物学者「フルニエ(Eugene Fournier, 1834-1884)さんの」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Torenia fournieri

★暑いから乾杯しようごくごくと
 咲くトレニアは水が大好き
☆トレニアはちょっとおすまし見つめれば
 得意顔して悪戯仕掛け

トレニア081012b-l.jpg

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アカソバ091018b-l.jpg

姫君の野と戯れて蕎麦の咲く

赤花蕎麦(アカバナソバ)はタデ科ソバ属の一年草である。
別名を赤蕎麦(アカソバ)や紅花蕎麦(ベニバナソバ)ともいう。
原産地は中国の雲南省やヒマラヤである。
これを信州大学の氏原暉男さんが1985年にネパールから持ち帰って育種し、高嶺ルビー(タカネルビー)と名づけ品種登録したものが各地で植えられている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎も赤い。
葉は三角形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9月から10月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤やピンクの花をつける。
5枚の花弁のように見えるのは萼片である。
食用にもなるが、主として観賞用に利用されている。
咲きはじめは淡い紅色だが、気温が低くなるにつれて色が濃くなる。
花の後にできる実は三角錐状のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、黒褐色ないし銀灰色に熟する。
花言葉は「あなたを救う」である。
俳句では「蕎麦」「蕎麦の花」が秋の季語である。
属名の Fagopyrum は「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」からきている。三稜のある実がブナの実に似ていることから名づけられた。
種小名の esculentum は「食用になる」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
植物名というのではなく一般名なので、学名としては蕎麦(ソバ)と変わらない。
学名:Fagopyrum esculentum

★そわそわと期待を込めて近づけば
 これぞまさしく赤蕎麦の花

アカソバ091018c-l.jpg

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ツルハナナス090704a-l.jpg

蔓花茄子(ツルハナナス)はナス科ナス属(ソラヌム属)の蔓性常緑低木である。
ソラヌム属は世界に1500種以上が分布する。
代表種は茄子(ナス)で、属名の和名もナス属という。
本種の原産地はブラジルである。
英名はポテトバイン(poteto vine)である。
学名のソラヌム・ジャスミノイデスで表示するものもある。
蔓は50センチから200センチくらいまで伸び、棘はない。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から11月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色をした星形の花をつける。
花冠は5つに深く切れ込み、横に平らに開く。
咲き始めは紫色だが、時間が経つと白くなる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
ただし、結実することは稀である。
花言葉は「真実」である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の jasminoides は「ジャスミンのような」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Solanum jasminoides(syn. Solanum laxum)

★するすると蔓を伸ばして咲き出せば
 次から次と絶えることなく

ツルハナナス090704c-l.jpg

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キバナノホトトギス091010a-l.jpg

黄花の杜鵑草(キバナノホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。九州の宮崎県の固有種で、林の中や林の縁に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎には硬い開出毛(ほぼ垂直に立っている毛)が疎らに生える。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は少し茎を抱く。
開花時期は9月から11月である。
葉の脇から花茎を出し、長さ2、3センチの黄色い花を上向きにつける。
花被片の内側には紅紫色の小さな斑点がぽつぽつとある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「夢より素敵な現実」である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名と亜種名の flava は「黄色の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Tricyrtis flava subsp. flava(syn. Tricyrtis flava)

★古くから園芸栽培するという
 黄色い花は渋さのあって
☆ぽつぽつと星をたずさえ空を見て
 古き時代を思い出すよに

キバナノホトトギス091010c-l.jpg

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2014/10/07改訂

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キミガヨラン101002a-l.jpg

君が代蘭(キミガヨラン)はリュウゼツラン科キミガヨラン属(ユッカ属)の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
ユッカ属は南北アメリカに40種から50種が分布する。
属名の和名は本種の名からキミガヨラン属という。
文献によってはイトラン属とするものもある。
本種の原産地は北アメリカで、砂漠地帯に生える。
分類上は、厚葉君が代蘭(アツバキミガヨラン)の変種とされている。
樹高は150センチから200センチくらいである。
茎は太く、直立をする。
根際から生える葉は剣形で分厚く、先が鋭く尖る。
葉は少し垂れ下がり気味になる。
開花時期は5月から10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径5、6センチの淡いクリーム色をした鐘形の花をたくさんつける。
虫媒花だが、花粉を運ぶ蛾が日本にはいないので結実しない。
和名の由来は、花が数多く咲き続け、いつまでも栄えるというところからきている。
属名の Yucca はハイチでの現地語からきている。
種小名の gloriosa は「立派な」という意味である。
変種名の recurvifolia は「反り返った葉の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Yucca gloriosa var. recurvifolia(syn. Yucca recurvifolia)

★遠目にも豪華絢爛咲き誇る
 君が代蘭は人目を惹いて

キミガヨラン101002b-l.jpg

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マツゲカヤラン101002b-l.jpg

睫毛榧蘭(マツゲカヤラン)はラン科カシノキラン属(ガストロキルス属)の多年草である。
ガストロキルス属はアジアに60種くらいが分布する着生種である。
日本にも樫の木蘭(カシノキラン)などが分布するので、属名の和名はカシノキラン属という。
本種は鹿児島県の屋久島に分布し、山地の林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
「幻の植物」である。
新種として登録されて以後、なかなか再発見ができず、標本記録が途絶えていたが、2005年に再発見された。
台風で倒れた山車(ヤマグルマ)の樹上15メートルの地点に着生していたという。
屋久島固有種と考えられてきたが、その後、台湾に分布するものと同一であることがわかり、学名も変更された。
それまではマツラン属(サッコラビウム属)に分類されていた。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは1センチくらいである。
開花時期は秋である。
花径5、6ミリの小さな淡い緑色の花を数輪つける。
唇弁は白っぽい。
属名の Gastrochilus はギリシャ語の「gaster(腹部)+cheilos(唇)」からきている。唇弁の様子から名づけられた。
種小名の ciliaris は「睫毛状の毛の生えた」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Gastrochilus ciliaris(syn. Saccolabium ciliare)

★幻の蘭に出合えた幸運を
 資料紐解きいま我が肌に

マツゲカヤラン101002a-l.jpg

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タイワンシシンラン101002a-l.jpg

台湾石弔蘭(タイワンシシンラン)はイワタバコ科シシンラン属(リシオノツス属)の多年草である。
リシオノツス属はアジアに51種が分布する。
日本にも石弔蘭(シシンラン)などが分布し、属名の和名はシシンラン属という。
和名の由来は不明である。
中国名を「石弔蘭」といい、漢字表記にはこの文字が充てられている。
本種は沖縄本島にわずかに分布し、樹の幹に着生する。
海外では、台湾や中国にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
3、4枚が車軸状につく(輪生)こともある。
葉の質は革質で分厚く、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
上部の葉の脇に淡い紅色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形となる。
上唇は2つ、下唇は3つに裂ける。
萼片は5枚である。
雄しべは4本あり、そのうちの2本が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lysionotus はギリシャ語の「lysis(分離)+notos(背)」からきている。実の長い鞘が裂ける様子からつけられた名である。
種小名の apicidens は「先に歯牙のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Lysionotus apicidens

★米軍の基地の跡から見つかって
 まだ謎多い花と聞かされ

タイワンシシンラン101002b-l.jpg

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2014/10/07改訂

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コドナンテ・グラキリス090928a-l.jpg

コドナンテ・グラキリスはイワタバコ科コドナンテ属の常緑蔓性多年草である。
コドナンテ属は中南アメリカを中心に20種くらいが分布する。
本種の原産地はブラジルの南部である。
蔓性で、草丈は2メートルくらいまで伸びる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質である。
茎は地を這って伸びるか下垂する。
開花時期は9月から12月くらいである。
葉の脇に白い筒状花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はオレンジ色の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Codonanthe はギリシャ語の「codon(鐘)+anthos(花)」からきている。釣鐘状の花の形から名づけられた。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Codonanthe gracilis

★日本ではまだめずらしいコドナンテ
 葉はぽってりし花は清楚で

コドナンテ・グラキリス090928b-l.jpg

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カラスウリ091129b-l.jpg

ぽってりと赤い実つけて烏瓜

烏瓜(カラスウリ)はウリ科カラスウリ属(トリコサンテス属)の蔓性多年草である。
トリコサンテス属は世界に50種くらいが分布する。
日本にも烏瓜(カラスウリ)などが分布し、属名の和名もカラスウリ属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、林や藪の草木にからみついて生える。
海外では、中国にも分布する。
蔓の長さは3メートルから5メートルくらいである。
巻きひげで他の植物などにからみついて伸びる。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は短い毛で覆われる。
開花時期は8月から9月である。
雌雄異株である。
一つの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
夕方に、縁が糸状に裂けてレースのように見える白い5弁花を開く。
花は夜明け前にはしぼんでしまう。
実がつくのは10月から11月である。
雌花の咲く雌株にのみ実をつける。
実は楕円形のウリ状果で、オレンジ色ないし朱色に熟する。
人間の食用には適さないが、鳥が食べて種子を運ぶ。
なお、根から採ったデンプンは天瓜粉(てんかふん)の代用になる。
また、漢方では、根を通経・利尿剤に、種子を鎮咳剤に用いる。
花言葉は「よき便り」である。
俳句では「烏瓜」が秋の季語、「烏瓜の花」が夏の季語である。
属名の Trichosanthes はギリシャ語の「trichos(毛)+anthos(花)」からきている。花冠の先が細かく裂けて糸状になることから名づけられた。
種小名の cucumeroides は「キュウリ属(Cucumis)に似た」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Trichosanthes cucumeroides

★ぽってりと赤い実つけて烏瓜
 幹にすがりて誰を待つやら
☆鳥を呼ぶ赤い実つけた烏瓜
 早く私を連れて行ってと

カラスウリ100823a-l.jpg

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2014/10/06改訂

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カゴメラン091010a-l.jpg

籠目蘭(カゴメラン)はラン科シュスラン属の多年草である。
シュスラン属は世界に110種くらいが分布する。
大部分が地生種だが、一部に着生種もある。
本種は伊豆諸島と鹿児島県南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える地生種である。
海外では、台湾にも分布する。
分類上は、八丈繻子蘭(ハチジョウシュスラン)の変種とされている。
特徴は、葉に網目模様の白い斑が入ることである。
基本種のほうは帯状の斑である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は地を這い、先で直立する。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色を帯びた小さな白い花をたくさんつける。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が白くて短いのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Goodyera はイギリスの植物学者「グッドイヤー(John Goodyer, 1592-1664)さん」の名からきている。
種小名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
変種名の matsumurana は植物分類学者「松村任三(まつむら・じんぞう, 1856-1928)さんの」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Goodyera hachijoensis var. matsumurana

★葉の模様とても綺麗な籠目蘭
 自然の生んだ不思議に触れて
☆職人の描く模様は籠目蘭
 不思議な花にしばし見とれて

カゴメラン091010b-l.jpg

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キイジョウロウホトトギス091004a-l.jpg

紀伊上臈杜鵑草(キイジョウロウホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
紀伊半島にのみ分布し、山地の沢や湿った崖に生える。
「上臈」というのは江戸幕府大奥の職名で、優雅な貴夫人を意味する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
四国に生育する上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)と似ているが、葉がより細く、艶がある。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は垂れ下がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎が葉のつけ根を突き抜いている。
開花時期は9月から10月である。
茎先や葉の脇に花をつける。
花は筒のような形をしており、半開きで下を向いて咲く。
花の色は艶のある鮮やかな黄色で、内側に紫褐色の斑点がある。
花びら(花被片)は6枚で、真ん中に6本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)がある。
花のつけ根には球形の膨らみがあり、距と呼んでいる。
中には蜜がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の macranthopsis は「大きな花のような」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Tricyrtis macranthopsis

★鮮やかな黄花の奥に秘めたるは
 雅に満ちた煩悶の色

キイジョウロウホトトギス091004b-l.jpg

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ツクバトリカブト091004a-l.jpg

筑波鳥兜(ツクバトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
トリカブト属は世界に250種、日本に30種くらいが分布する。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて太平洋側に分布し、山地の草地や林の縁などに生える。
和名の由来は、筑波山で発見されたことからきている。
鳥兜の名は、花の形を舞楽でかぶる鳥兜にたとえたものである。
分類上は、山鳥兜(ヤマトリカブト)の亜種とされる。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は3つに全裂し、これが本種の特徴である。
開花時期は8月から10月である。
茎先や葉の腋から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色の花を咲かせる。
花びらのように見えるのは萼である。
左右対称の花で、2枚の下萼片、2枚の側萼片、1枚の頂萼片があり、頂萼片が兜状になる。
2枚の花弁は頂萼片の内側に隠れる。
また、花の柄に曲がった毛が密生するのも特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草に猛毒のアルカロイドを含む強い有毒植物である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
亜種名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum subsp. maritimum(syn. Aconitum tsukubense)

★待ちかねた時がとうとうやって来た
 近づき写せる筑波の地にて

ツクバトリカブト091004c-l.jpg

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リンドウ091018b-l.jpg

身震わす竜胆の音は雨に沁み

竜胆(リンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
草丈は30センチから100センチくらいである。
根茎は薄黄色で、少し肥大して長くのび、多数のひげ状の根をつける。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、つけ根の部分は茎を抱く。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は少しざらつく。
開花時期は9月から11月である。
茎先や上部の葉の脇に青紫色をした釣鐘形の花を開く。
花冠は長さ4センチから5センチで、先が5つに裂ける。
花は日が当たると開き、かげるとしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根は苦みが強く、竜胆(りゅうたん)の生薬名で健胃薬とされる。
熊胆(のうたん=くまのい)より苦いということから竜の胆の名がついたという。
花言葉は「悲しみにくれるあなた」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名からきている。
種小名の scabra は「ざらつく」という意味である。
変種名の buergeri はドイツ人で日本植物の採集家であった「ブュルゲル(Heinrich Buerger, 1806-1858)さんの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Gentiana scabra var. buergeri

★地より湧き花びら折りし星影は
 空の青さと競うがごとく
☆紫の花を咲かせて空仰ぐ
 深き想いは竜胆のごと

リンドウ091018c-l.jpg

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ハマギク090928a-l.jpg

浜菊(ハマギク)はキク科ハマギク属の多年草である。
ハマギク属は1属1種である。
日本固有種である。
本州の青森県から茨城県にかけて太平洋岸に分布し、海岸の崖地や砂地に生える。
また、栽培もされる。
園芸栽培の歴史は古く、江戸時代初期の文献にも登場するという。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉はへら形で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、葉には柄がない。
開花時期は9月から11月である。
花径は6、7センチくらいある。
花の色は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
マーガレットなどに似ているが、葉を見ると他との違いがわかる。
花言葉は「逆境に立ち向かう」である。
属名の Nipponanthemum はギリシャ語の「Nippon(日本)+anthemon(花)」からきている。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Nipponanthemum nipponicum

★菊だけど少し様子は違うのよ
 海辺育ちの浜菊だから
☆海を見て育ちし花のたくましさ
 命咲かせん浜菊の花

ハマギク090928b-l.jpg

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ヒロハホウキギク090905c-l.jpg

広葉箒菊(ヒロハホウキギク)はキク科シンフィオトリクム属の多年草である。
シンフィオトリクム属は1990年代にシオン属から分離した属で、北アメリカなどに90種くらいが分布する。
ただし、今でもシオン属とする文献も多い。
本種の原産地は北アメリカである。
本州の関東地方から九州にかけて帰化しており、道端や空き地などに生える。
草丈は1メートルくらいである。
全体に毛は生えていない。
茎の上部はよく枝分かれをし、横に広がる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄がある。
開花時期は9月から11月くらいである。
花径7ミリから9ミリくらいの白い花(頭花)をつける。
花の色は紫色を帯びるものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Symphyotrichum はギリシャ語の「symphyes(結合する)+trichum(毛)」からきている。
種小名の subulatum は「針先状の」という意味である。
変種名の squamatum は「鱗片のある」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Symphyotrichum subulatum var. squamatum(syn. Aster subulatus var. ligulatus)

★茎先がひょろりと伸びて面白い
 花は小さな広葉箒菊

ヒロハホウキギク090905a-l.jpg

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2014/09/11改訂

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キバナノツキヌキホトトギス071020c-l.jpg

黄花の突抜杜鵑草(キバナノツキヌキホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
九州の宮崎県のみに分布し、山地の渓流沿いの崖地などに生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は50センチから70センチくらいである。
茎に毛は生えておらず、下垂して生える。
葉は披針葉で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱いて合着し、茎が葉の下部をつき抜けるようになるのが特徴である。
開花時期は9月から10月である。
葉の脇に花径20ミリから25ミリくらいの黄色い花を1つずつ上向きにつける。
花被片は6枚で紫色の斑が入り、斜めに開く。
外花被片の下部には腺毛(粘着物質を出す毛)があり、つけ根の部分には膨らみがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の perfoliata は「貫生葉の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Tricyrtis perfoliata

★葉の様子見れば見るほど不思議だね
 調べてみたいどうしてなのか

キバナノツキヌキホトトギス071020d-l.jpg

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サワシロギク090909b-l.jpg

沢白菊(サワシロギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がわずかにある。
開花時期は8月から10月である。
舌状花ははじめは白く、後に淡い紅色を帯びる。
花径は3センチくらいで、舌状花に囲まれて真ん中に黄色い筒状花がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「清純」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の rugulosus は「やや皺のある」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aster rugulosus

★さわさわと風に揺られる花姿
 沢白菊はどこか切なく

サワシロギク090909a-l.jpg

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カントウヨメナ081004a-l.jpg

関東嫁菜(カントウヨメナ)はキク科シオン属(ヨメナ属)の多年草である。
かつてはヨメナ属(Kalimeris)として区別されたが、現在はシオン属(Aster)にまとめられることが多い。
シオン属は世界に400種くらいが分布する。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方から関東地方にかけて分布し、やや湿った草地や道端などに生える。
東海地方以西に分布する嫁菜(ヨメナ)と比べて葉が薄く、葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)が粗いのが特徴である。
また、野紺菊(ノコンギク)などとも似ているが、本種は花の後にできる綿毛が短い。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は細く、大きくなると直立できない。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に1つずつ花(頭花)をつける。
花径は3センチくらいで、舌状花は淡い青紫色をしており、真ん中の筒状花は黄色い。
舌状花の色は白いものもある。
筒状花の数は比較的多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若菜は食用にされる。
和名の由来は、婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比でつけられたものである。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名 yomena は日本語の「ヨメナ」からきている。
変種名の dentatus は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Aster yomena var. dentatus(syn. Kalimeris pinnatifida var. dentata)

★少しだけ染まる紫陽射し浴び
 これが気品と関東嫁菜

カントウヨメナ081004c-l.jpg

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シラヤマギク080905b-l.jpg

白山菊(シラヤマギク)はキク科シオン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、雑木林や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は80センチから150センチくらいである。
茎や葉にはざらざらした毛が生えている。
葉は互い違いに生える(互生)。
茎の下部の葉には長い柄があり、心形で先は尖っている。
上部につく葉は細長い楕円形である。
開花時期は8月から10月である。
茎先に白い頭花をたくさんつける。
花は舌状花と中心部の筒状花からなる。
白い舌状花の数が少ないので、間が透けて見えるものが多い。
黄色い筒状花も数は多くない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若苗は食用となり、婿菜(ムコナ)の別名がある。
花言葉は「丈夫」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の scaber は「ざらつく」という意味である。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Aster scaber

★間の抜けた花だななんて言わずにと
 白山菊はおめかしをして

シラヤマギク080905c-l.jpg

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シロバナヤマジソ090922a-l.jpg

白花山紫蘇(シロバナヤマジソ)はシソ科イヌコウジュ属(モスラ属)の一年草である。
モスラ属は東アジア、東南アジア、ヒマラヤに36種が分布する。
日本にも犬香需(イヌコウジュ)などが分布するので、属名の和名はイヌコウジュ属という。
「需」の字は正しくはクサカンムリがつく。
本種は山紫蘇(ヤマジソ)の変種である。
基本種は環境省のレッドリスト(2012)で準絶滅危惧(NT)に登録されている。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地や丘陵地などの日当たりの良い草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布している。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
全体に紫色を帯び、毛が多い。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
葉の脇に白くて長さ3ミリから5ミリくらいの小さな唇形をした花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Mosla はこの属の植物の1種のインド名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の thymolifera は「イブキジャコウソウ属(Thymus)のような」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mosla japonica var. thymolifera

★白花がすっきりとしてチャーミング
 小さな花を咲かす山紫蘇

シロバナヤマジソ090922b-l.jpg

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タカクマホトトギス080927d-l.jpg

高隈杜鵑(タカクマホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の大隅半島に分布し、山地の岩場や林の縁などに生える。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
全草ほぼ無毛である。
茎は普通は斜上するが、弓なりに垂れることもある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は9月から11月くらいである。
茎先や葉の脇に淡い黄色の花を上向きにつける。
花被片には赤褐色の斑点が疎らにつく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「高隈」は大隈半島にある高隈山に因む。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の ohsumiensis は「大隅半島の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tricyrtis ohsumiensis

★めずらしい花に出合えば元気出る
 だけどどこまで広がるのやら

タカクマホトトギス080927a-l.jpg

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ミゾソバ060902a-l.jpg

溝蕎麦に咲いてごらんと語りかけ

溝蕎麦(ミゾソバ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿気のある草地や田の畔などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方、アッサム地方などにも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎には下向きの棘がある。
葉はほこ形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
茎先に淡い紅色の小さな花を球状につける。
花弁に見える部分は萼片で、花弁はない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、実が蕎麦(ソバ)に似ていて、溝など湿気のある所に生えることからきている。
実際に、飢饉の際には「救荒植物」として利用されたという。
別名を牛の額(ウシノヒタイ)という。
これは葉の形を牛の顔に見立てたものである。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「純情」である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Persicaria thunbergii

★薄っすらとピンクを帯びた蕾見て
 咲いてごらんと手のひらかざし
☆懐かしき桜の花の簪は
 場所も選ばずただ愛らしく

ミゾソバ060902d-l.jpg

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シロヨメナ081005b-l.jpg

白嫁菜(シロヨメナ)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属は世界に400種くらい分布する。
日本には紫苑(シオン)などが分布し、属名の和名もシオン属という。
本種は本州から沖縄にかけて分布し、林の中や林の縁に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から11月である。
茎先で少し枝分かれをし、散房状(柄のある花がいくつかつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に花(頭花)をつける。
白い花びら(舌状花)は8枚から13枚くらいで、間隔は不ぞろいである。
胡麻菜(ゴマナ)に似ているが、それよりも総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がやや長く、総苞片の数も多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「隠れた美しさ」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名と変種名の ageratoides は「カッコウアザミ属(Ageratum)に似た」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster ageratoides var. ageratoides

★さりげなく野を彩って白嫁菜
 ゆらりゆらゆら風に吹かれて

シロヨメナ081005c-l.jpg

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トチカガミ090823d-l.jpg

鼈鏡(トチカガミ)はトチカガミ科トチカガミ属(ヒドロカリス属)の多年草である。
ヒドロカリス属は、ユーラシア、オーストラリア、アフリカに3種が分布する浮葉植物である。
日本にも本種が分布し、属名の和名もトチカガミ属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、平地の湖沼に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア北部などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
「鼈」というのはスッポンのことである。
艶のある丸い葉を「スッポンの鏡」に見立てたのが和名の由来である。
匍匐茎を出して殖える。
葉は心臓形で、裏面にある浮き袋で水面に浮かぶ。
葉の柄の長さは5?20センチくらいである。
開花時期は8月から10月である。
花茎を立てて、白い3弁花をつける。
花は一日花である。
雌雄異株である。
果実は細長い筒状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、水中で裂開する。
花言葉は「思うはあなた一人」である。
属名の Hydrocharis はギリシャ語の「hydro(水)+charis(喜び)」からきている。水を好む生態から名づけられた。
種小名の dubia は「疑わしい」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hydrocharis dubia

★ぷかぷかと浮かぶ葉っぱに照らされて
 とち鏡咲く景色はのどか

トチカガミ090823c-l.jpg

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シロホトトギス090928b-l.jpg

くるりんと一皮剥いたか杜鵑草

杜鵑草(ホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
杜鵑草(ホトトギス)日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵や低山の半日陰に生える。
稀に白花のものがあり、白杜鵑草(シロホトトギス)という。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎には上向きに褐色の毛が密生している。
また、直立するものもあるが、多くはやや垂れ下がる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から11月である。
葉の脇に白い花を1輪から3輪上向きにつける。
花びら(花被片)は6枚で、斜め上に向かって開く。
喉の部分に黄色い斑点がある。
花びらの内側には6本の雄しべがある。
その内側に花柱(雌しべ)がある。
花柱は深く3つに裂け、更に先が2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「永遠にあなたのもの」である。

属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
品種名の albescens は「白味を帯びた」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Tricyrtis hirta f. albescens

★くるりんと一皮剥いたみたいだよ
 さっぱりとした白杜鵑草

シロホトトギス090928a-l.jpg

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アキギリ081004c-l.jpg

秋桐(アキギリ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
本州の中部地方から中国地方にかけて日本海側に分布し、山地の日陰に生える。
和名の由来は、秋に咲き、葉の形が桐(キリ)に似ていることからきている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
全体に毛がある。
葉は三角状の鉾形で長い柄があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先の短い花穂に青紫色の花をつける。
変異種には白花もある。
花の先は上下に分かれた唇形で、つけ根のほうは細い筒形となる。
上唇は帽子のようになり、下唇は3つに裂ける。
花柱(雌しべ)は細長い糸状で、先が2つに裂ける。
長い雄しべが2つある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
花言葉は「尊敬」である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の glabrescens は「やや無毛の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Salvia glabrescens

★秋の日を浴びて紫よく似合う
 秋桐の花背は低くして
☆秋の夜に月明かり受け紫の
 花のおしゃべり秋桐は咲き

アキギリ081004a-l.jpg

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ミズアオイ080914a-l.jpg

一日の命尽きるや水葵

水葵(ミズアオイ)はミズアオイ科ミズアオイ属の一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、水辺の湿地や水田などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
古名を菜葱(ナギ)といい、葉を食べたという。
また、万葉集にも「水葱」の名で詠まれている。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄がある。
葉の形は心形で、厚くて艶がある。
葉の形が葵に似ているというのが和名の由来である。
開花時期は8月から10月である。
葉より上まで伸びる総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をつける。
花びら(花被片)は6枚で、内側の3枚の花びら(内花被片)は外側の花びら(外花被片)に比べて幅が広い。
6本ある雄しべのうち5本の葯は黄色で、残る1本は大きく下に垂れて葯は紫色である。
雌しべは1本で下側に曲がる。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「前途洋々」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Monochoria はギリシャ語の「monos(単)+chorizo(離す)」からきている。雄しべの形状から名づけられた。
種小名の korsakowii は植物採集家「コルサコフ(Korsakow)さんの」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Monochoria korsakowii

★一日の命燃やして水葵
 水辺にそっと佇みおれば
☆深き藍想い伝えん水葵
 わずか一日ただ潔く

ミズアオイ080914b-l.jpg

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ホテイアオイ081005a-l.jpg

咲き急ぐ布袋葵は儚けり

布袋葵(ホテイアオイ)はミズアオイ科ホテイアオイ属(エイクホルニア属)の多年草である。
エイクホルニア属は南北アメリカに6種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
代表種である本種に布袋葵(ホテイアオイ)の和名があり、属名の和名はホテイアオイ属という。
本種の原産地は南アメリカで、アマゾン流域の池や沼などに群落をつくる。
英名はウォーターヒヤシンス(water hyacinth)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
和名の由来は、葉柄が大きく膨らんだ葉の姿を布袋さんのおなかにたとえたものである。
観賞用として導入されたが、現在では日本各地で野生化している。
たとえば北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
そして、環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」(SSC)では、「世界の外来侵入種ワースト100」に指定している。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長さ5センチから10センチの楕円形で、立ち上がる。
開花時期は8月から10月である。
花茎に青紫色の6弁花をたくさんつける。
上の1枚が大きく、黄色い斑点が入る。
花は一日花だが、次々と咲き続ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「揺れる心」である。
9月1日の誕生花である。
属名の Eichhornia はドイツの政治家「アイヒホルン(Johann Eichhorn, 1779-1856)さん」の名からきている。
種小名の crassipes は「太い柄のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Eichhornia crassipes

★水辺にて一日のいのち輝かす
 薄紫は陽に照り映えて
☆儚げな薄紫の花揺れて
 清らかなりし水面飾りて

ホテイアオイ081005c-l.jpg

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2014/07/20 改訂
2016/09/06 3訂

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ナガバシラヤマギク090909a-l.jpg

長葉白山菊(ナガバシラヤマギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属は世界に400種くらい分布する。
日本には紫苑(シオン)などが分布し、属名の和名もシオン属という。
本種は、沢白菊(サワシロギク白山菊(シラヤマギク)との自然交雑種である。
本州に分布し、山地の湿地に生える。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は細く尖る。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花の色は白い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の sekimotoi は発見者である栃木県の植物学者「関本平八(せきもと・へいはち, 1889-1969)さんの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aster x sekimotoi

★大自然織り成す不思議見せて咲く
 花の姿を腕組み見つめ

ナガバシラヤマギク090909b-l.jpg

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タイワンホトトギス081004a-l.jpg

台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は、日本では沖縄県の沖縄本島、西表島に分布する。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
台湾ではごく普通に生える。
日本でも、園芸品種としてはよく栽培される。
また、本州の関東地方から九州にかけて逸出したものが野生化している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から11月である。
茎先で枝分かれし、そこにやや小形の花が上向きにたくさんつく。
花被片は6枚で斜めに開く。
花被片の色は淡い紅色で、赤紫色の斑点が入る。
花冠のつけ根の部分には黄色い斑紋がある。
外花被片のつけ根の部分には球状のふくらみが2つずつある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
本州を中心に自生する杜鵑草(ホトトギス)とよく似るが、杜鵑草(ホトトギス)は葉の脇に1輪から3輪つくので区別できる。
花言葉は「秘められた恋」である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Tricyrtis formosana

★南からやってきたけどこの地なら
 自由気儘に花も咲かせる

タイワンホトトギス081004c-l.jpg

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ユキミバナ090928a-l.jpg

雪見花(ユキミバナ)はキツネノマゴ科イセハナビ属(ストロビランテス属)の多年草である。
ストロビランテス属は熱帯アジアやマダガスカルに350種くらいが分布する。
ストロビランテス・ジャポニカ(Strobilanthes japonica)に伊勢花火(イセハナビ)の和名があり、属名の和名もイセハナビ属という。
本種は日本固有種である。
福井県と滋賀県にのみ分布し、山地の林の中に生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面と縁には毛が生える。
開花時期は9月から11月である。
茎の上部の葉の脇に長さ3センチくらいの漏斗状の花がつく。
花の色は青紫色で、一日花である。
朝開いて、午後にはしぼんでしまう。
花冠は先が5つ裂に裂け、淡い紅紫色の斑が入る。
また、外側には短い毛が密生する。
雄しべは4本である。
そのうち2本が長く、2本が短い。
雌しべは1本で、長い雄しべよりやや短い
雄しべの花糸にも雌しべの花柱にも毛が密生する。
萼は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鈴虫花(スズムシバナ)と似ているが、常緑であることや茎が立ち上がらないで横を這うこと、花茎に毛が生えることなどから新種と認められ、1993年に登録された。
和名の由来は、初雪の降るころまで咲き続けることからきている。
属名の Strobilanthes はギリシャ語の「strobilos(球果)+anthos(花)」からきている。球果状の花序といった意味がある。
種小名の wakasana は「若狭の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Strobilanthes wakasana

★暗がりでじっと静かに雪見花
 雪はまだだとと健気に咲いて

ユキミバナ090928b-l.jpg

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ミツデコトジソウ090928a-l.jpg

三手琴柱草(ミツデコトジソウ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
分類上は、黄花秋桐(キバナアキギリ)の変種とされている。
特徴は、基本種よりも小形で、葉の三角形の張り出しが強いことである。
なお、「琴柱草」は黄花秋桐(キバナアキギリ)の別名である。
高知県と鹿児島県に分布し、山地に生える。
高知県では三葉琴柱草(ミツバコトジソウ)、鹿児島県では深山琴柱草(ミヤマコトジソウ)の名が用いられるが、いずれも県の絶滅危惧種とされている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は三角状鉾形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い唇形の花を段になってつける。
上唇は立ち上がり、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
変種名の trisecta は「3つの部分のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia nipponica var. trisecta

★葉の形少し違っているんだよ
 比べてごらんきっとわかるさ

ミツデコトジソウ090928c-l.jpg

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シラネセンキュウ060909b-l.jpg

白根せんきゅう(シラネセンキュウ)はセリ科シシウド属の多年草である。
シシウド属は北半球に60種くらい分布する。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山の湿り気のある林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は3-4回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
枝分かれを3-4回繰り返して、先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉には深い切れ込みがあり、更に裂片の縁にもぎざぎざ(鋸歯)のある重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
猪独活(シシウド)に似ているが、葉の質が薄く、葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)が深い。
また、上部の葉は柄が発達していて、ふくらんで茎を包んでいるのが特徴である。
開花時期は9月から10月である。
大形のセリ科植物の中では花期は遅いほうである。
茎先に大きな複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花序は径が20センチくらいになるが、枝の数は20本から40本くらいで少ない。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、薬用植物のせんきゅう(センキュウ)に似ていて日光の白根山で発見されたことからきている。
センキュウは漢字では、センが川、キュウはクサカンムリに弓と書く。
別名を鈴鹿芹(スズカゼリ)ともいう。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の polymorpha は「多形の」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Angelica polymorpha

★似ていると思うだろうが調べてよ
 シラネセンキュウここに咲くから

シラネセンキュウ060909c-l.jpg

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ヤマホトトギス080914b-l.jpg

山杜鵑草(ヤマホトトギス)はユリ科 ホトトギス属の多年草である。
ホトトギス属は東アジアに20種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
新しい分類体系で(APGIII)ユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は引き続きこの科に含まれる。
本種は日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先と葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白地に紅紫色の斑点がある花をつける。
花冠の長さは15ミリから20ミリくらいである。
花被片は6枚あり、強く反り返る。
杜鵑草(ホトトギス)の場合は、花被片は全開せず斜めに開く。
山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)の場合は、花被片は全開するが反り返らない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「優柔不断」である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の macropoda は「長い柄の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Tricyrtis macropoda

★やっと見る花の姿に頷きつ
 目に焼きつける山杜鵑草
☆万葉の庭を訪ねん秋の日を
 しのびて想う山杜鵑草

ヤマホトトギス080914a-l.jpg

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2014/07/17改訂

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シナノアキギリ051015a-l.jpg

信濃秋桐(シナノアキギリ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
群馬県と長野県に分布し、林の中に稀に生える。
発見されたのは長野県の松原湖付近で、小山海太郎さんが発見し、牧野富太郎博士が発表した。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから50センチである。
葉の形は円心形で、つけ根の部分はハート形である。
このため別名を丸葉秋桐(マルバアキギリ)という。
よく似た黄花秋桐(キバナアキギリ)の葉は鉾形をしている。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い唇形の花が段になってつく。
上唇は立ち上がり、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、長野県で発見され、秋に咲いて葉の形が桐(キリ)に似ていることからきている。

属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の koyamae?は「小山海太郎さんの」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Saliva koyamae

★ひっそりと林の中で花つける
 信濃秋桐滅びぬように

シナノアキギリ051015c-l.jpg

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2014/07/17改訂

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キバナアキギリ091004c-l.jpg

黄花秋桐(キバナアキギリ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は三角状の鉾形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先に花穂をつくり、黄色い唇形の花が段になってつく。
上唇は立ち上がり、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、秋に咲いて花の色が黄色く、葉の形が桐(キリ)に似ていることからきている。
花言葉は「華やかな青春」である。

属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Salvia nipponica

★薄暗い木陰にそっと花開く
 黄花秋桐背を低くして

キバナアキギリ091004a-l.jpg

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2014/07/15改訂

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ルエリア・マクロフィラ・ルテア090928a-l.jpg

ルエリア・マクロフィラ・ルテアはキツネノマゴ科ルイラソウ属(ルエリア属)の常緑小低木である。
ルエリア属はアメリカ大陸の熱帯地域などに250種くらい分布する。
ルエリア・レペンスの和名をルイラ草(ルイラソウ)といい、属名の和名をルイラソウ属という。
この和名の由来は属名のルエリアの転訛したものだという。
本種の原産地はメキシコである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。