2010年9月アーカイブ

シロバナマンジュシャゲ080923b-l.jpg

紅白でおめでたきかな曼珠沙華

白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
鍾馗水仙(ショウキズイセン)小彼岸花(コヒガンバナ)との自然交雑種である。
本州から沖縄にかけて帰化し、道端や土手などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
彼岸花(ヒガンバナ)よりも太く、鍾馗水仙(ショウキズイセン)よりも細い。
葉のある時期には花は咲かず、花期には葉がない。
開花時期は9月から10月である。
花の色は白く、ピンクのぼかしの入るものもある。
花びら(花被片)は6枚である。
強く反り返るが、彼岸花(ヒガンバナ)ほどは反り返らない。
また、縁の皺も弱い。
雄しべは6本で、先に花粉をつける。
花粉をつけていないのが雌しべの花柱である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
結実することは稀である。
鱗茎にはアルカロイドを含み、猛毒である。
なお、「曼珠沙華」は梵語で「紅色の花」を意味するという。
別名を白花彼岸花(シロバナヒガンバナ)ともいう。
俳句では「曼珠沙華」、「彼岸花」が秋の季語である。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Lycoris x albiflora

★束の間に果てる夢ならこの夢に
 白無垢を着て曼珠沙華咲く

シロバナマンジュシャゲ080923a-l.jpg

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2014/06/24改訂

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チョウマメ090929b-l.jpg

蝶豆(チョウマメ)はマメ科チョウマメ属(クリトリア属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱われる。
クリトリア属は世界に50種以上が分布する。
属名の和名には本種の名が用いられている。
本種の原産地は東南アジア、インドである。
現在では、熱帯・亜熱帯地域に広く野生化している。
また、栽培もされている。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
蔓性で草丈は100センチから200センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は先の尖った楕円形で、5枚から7枚からなる。
葉の質は軟らかい。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に、蝶形をした花径3センチから5センチの青い花をつける。
花の色には白いものもある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花は染料、葉は飼料、未熟な莢は食用にされる。
英名はバタフライピー(butterfly pea)である。
和名はこれを直訳したもので、花の姿に由来する。
花言葉は「小さな恋」である。
属名の Clitoria はギリシャ語の「clitoris(女性の性器)」からきている。花の形をたとえたものである。
種小名の ternatea は「三数の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Clitoria ternatea

★大形の花に驚く蝶豆は
 色鮮やかな姿を見せて

チョウマメ090929d-l.jpg

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ツルウリクサ091004a-l.jpg

蔓瓜草(ツルウリクサ)はゴマノハグサ科ツルウリクサ属(トレニア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)アゼナ科とされる。
トレニア属は東南アジアやアフリカに40種くらいが分布する。
日本にも本種が分布するので、属名の和名をツルウリクサ属という。
本種は沖縄県の沖縄島北部と宮古島に分布し、林の縁に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は細く、葉も薄い。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から11月くらいである。
上部の葉の脇から花柄を出し、濃い紫色をした唇形の花を1輪ずつつける。
花は長さが2センチから3センチくらいである。
上唇は浅く2つに裂ける。
下唇は上唇より大きく、3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、YListでは標準学名を Torenia concolor としているが、ここでは環境省レッドリストの表示に従った。
属名の Torenia はスウェーデンの宣教師「トレン(Olaf Toren, 1718-1753)さん」の名からきている。
種小名の concolor は「同色の」という意味である。
変種名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Torenia concolor var. formosana

★地面からほんの間近に咲くけれど
 花は大きく色鮮やかで

ツルウリクサ091004b-l.jpg

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トレニア・バイロニー090928a-l.jpg

トレニア・バイロニーはゴマノハグサ科ツルウリクサ属(トレニア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)アゼナ科とされる。
トレニア属は東南アジアやアフリカに40種くらいが分布する。
日本にも蔓瓜草(ツルウリクサ)が分布するので、属名の和名をツルウリクサ属という。
本種は中国からインドシナ半島にかけて分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
匍匐性があり、地面を這って広がる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から10月くらいである。
花の色は黄色く、真ん中には黒褐色の目がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Torenia はスウェーデンの宣教師「トレン(Olaf Toren, 1718-1753)さん」の名からきている。
種小名の baillonii はフランスの植物学者「バイヨン(Henri Ernest Baillon, 1827-1895)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Torenia baillonii(=Torenia flava)

★トレニアに黄色い花があったんだ
 わくわくするね新たな発見

トレニア・バイロニー090928b-l.jpg

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2014/06/20改訂

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ファレノプシス・コルヌケルビ090928a-l.jpg

ファレノプシス・コルヌケルビはラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)の多年草である。
ファレノプシス属は東南アジアを中心に70種くらい分布する着生種である。
ファレノプシス・アフロディテ(Phalaenopsis aphrodite)が胡蝶蘭(コチョウラン)の和名を持ち、そこから属名の和名もコチョウラン属とされる。
本種の原産地は、東南アジアやインドである。
インド東北部、マレー半島、ミャンマー、タイ、インドネシア、カリマンタン島などに分布し、標高200メートルから1000メートルの地域に生える着生種である。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は長い楕円形で肉厚である。
開花時期は春から秋である。
花径は4センチくらいで、花の色は黄緑色である。
分布域が広いため地域差があるという。
属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(似る)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。
種小名の cornu-cervi は「鹿の角のような」という意味である。
写真のような花色のタイプのものを var.flava として表示するものもある。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Phalaenopsis cornu-cervi

★真実はどこにあるやら知らねども
 花は見事に咲き誇りおり

ファレノプシス・コルヌケルビ090928b-l.jpg

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2014/06/19改訂

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マンジュシャゲ080923a-l.jpg

一日の夢に嫁ぐや曼珠沙華

曼珠沙華(マンジュシャゲ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
「曼珠沙華」は梵語で「紅色の花」を意味するという。
標準和名は彼岸花(ヒガンバナ)という。
日本全土に分布し、人里に近い川岸や田の縁などに生える。
古い時代に中国から渡来した帰化植物といわれ、万葉集にも「いちしの花」として詠まれている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
花の咲く時には葉はなく、花の後に線状の葉が出て、翌春に枯れる。
開花時期は9月である。
花茎の先に赤い花をつける。
花被片は6枚で強くそり返り、長い雄しべが目立つ。
結実はしない。
鱗茎にリコリンというアルカロイドを含み、有毒植物とされている。
漢方では鱗茎を生薬の石蒜(せきさん)と言い、去痰、催吐薬にする。
また鱗茎中には大量のデンプンが含まれ、水にさらすと食用になる。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「悲しい思い出」である。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の radiata は「放射状の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Lycoris radiata

★曼珠沙華思いねじれる恋の淵
 燃える思いに身を焼き尽くし

マンジュシャゲ080923b-l.jpg

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ホソバヒャクニチソウ090913a-l.jpg

細葉百日草(ホソバヒャクニチソウ)はキク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)の一年草である。
原産地はメキシコである。
近縁種の百日草(ヒャクニチソウ)に比べて葉が細く、草丈が低いのが特徴である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は線状の披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月くらいである。
花の色には、白、黄色、橙色などのものがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「友への思い」である。
属名の Zinnia はドイツ人の植物学者「ツイン(Johann Gottfried Zinn, 1727-1759)さん」の名からきている。
種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
品種名は不明である。
3枚目は9月に京都府立植物園で撮った。
品種名はスターブライト・オレンジである。
学名:Zinnia angustifolia(syn. Zinnia linearis)

★葉の細いジニアの仲間びっしりと
 花壇飾れば華やぎ溢れ
☆伝えたい遠き地にても元気だと
 メキシコ生まれ陽気なジニア

ホソバヒャクニチソウ090913b-l.jpg

ホソバヒャクニチソウ スターブライトオレンジ090928a-l.jpg

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マルバヌスビトハギ090830c-l.jpg

丸葉盗人萩(マルバヌスビトハギ)はマメ科ヌスビトハギ属の多年草である。
ヌスビトハギ属は世界に400種くらい、日本にも9種くらい分布する。
本種は本州の岩手県から九州にかけて分布し、草地や林の縁などに生える。
海外では、台湾、中国、ヒマラヤ、インドなどに広く分布している。
草丈は30センチから120センチくらいである。
茎や葉には粗毛が生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形で、頂小葉が大きい。
小葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先や葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)ないし円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をつける。
花径は3ミリから5ミリくらいである。
花の後にできる実は節果(種子の入った部屋が仕切られた分果)で、短い鉤毛が密生する。
属名の Desmodium はギリシャ語の「desmos(鎖)+eidos(構造)」からきている。実の途中がくびれて鎖状に連なっていることから名づけられた。
種小名と亜種名の podocarpum は「柄ある実の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Desmodium podocarpum subsp. podocarpum(syn. Hylodesmum podocarpum subsp. podocarpum)

★丸い葉の盗人萩があるなんて
 知らなかったなまた発見だ

マルバヌスビトハギ090830a-l.jpg

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タツタナデシコ090928a-l.jpg

竜田撫子(タツタナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの東部から南部である。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
カーネーションをはじめ様々な園芸品種の交配親として利用されている。
YListでは標準和名を常撫子(トコナデシコ)としている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は青緑色である。
開花時期は6月から9月くらいである。
花径は3センチから4センチである。
花の色は白からからピンクで幅がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「純愛」である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の plumarius は「羽毛で覆われた」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った園芸品種である。
学名:Dianthus plumarius

★あれこれと工夫するのはわかるけど
 花の名前はシンプルがいい

タツタナデシコ090928b-l.jpg

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ハゴロモルコウソウ100928a-l.jpg

まだまだと負けず嫌いや縷紅草

羽衣縷紅草(ハゴロモルコウソウ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草である。
分類の仕方によってはルコウソウ属とされる。
丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)縷紅草(ルコウソウ)との交配種である。
別名を紅葉縷紅(モミジルコウ)ないし紅葉縷紅草(モミジルコウソウ)という。
日本では観賞用として栽培されるほか、稀に逸出している。
蔓の長さは2メートルから3メートルになる。
葉は羽状ではあるが、縷紅草(ルコウソウ)よりも幅が広い。
開花時期は8月から10月である。
細い筒状で上方が浅く5つに裂ける真紅の花をつける。
俳句では縷紅草が夏の季語である。
花言葉は「私は忙しい」である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の multifida は「多数に中裂した」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ipomoea x multifida

★天に向け真っ赤な花を突き上げて
 羽衣縷紅は陽気な姿

ハゴロモルコウソウ100928b-l.jpg

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ソクズ090712c-l.jpg

蒴くず(ソクズ)はスイカズラ科ニワトコ属の多年草である。
ニワトコ属は世界に25種くらい分布する。
分類体系によっては(APGIII)レンプクソウ科とされる。
本種は本州から九州にかけて分布し、山野や川沿いなどに生える。
海外では、中国やタイにも分布する。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は細く先が尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から11月である。
茎の先に白い小さな花をびっしりとつける。
花には蜜はなく、花の脇に黄色の皿のような部位があり、そこに蜜をためている。
漢方では根や葉を干した物を浴用や薬用にする。
和名は、生薬名の「蒴(さく)てき」からきている。
別名を草接骨木(クサニワトコ)という。
これは葉が接骨木(ニワトコ)に似ていることからきている。
名の Sambucus はギリシャ語の「sambuce(古代の楽器)」からきている。茎を林立した様子がこの楽器に似ていることから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sambucus chinensis

★茎の先白い小花をびっしりと
 つけてソクズは時を迎えて

ソクズ090712a-l.jpg

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ヌスビトハギ080813d-l.jpg

盗人萩(ヌスビトハギ)はマメ科ヌスビトハギ属の多年草である。
ヌスビトハギ属は世界に400種くらい、日本にも9種くらい分布する。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、草地や道端、林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い卵形の小葉3枚からなる3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
頂小葉が大きく、側小葉はやや小さい。
葉には柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、蝶形の小さな花を疎らにつける。
花径は3ミリから4ミリくらいで、花の色は紅紫色ないし淡い紅紫色である。
稀に白い花もある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は莢の形から見立てたものである。
半月形で2つにくびれた莢(豆果)の形を盗人の忍び足の形にたとえたものである。
密生する鍵状の毛は衣服などにつきやすい。
花言葉は「略奪愛」である。
属名の Desmodium はギリシャ語の「desmos(鎖)+eidos(構造)」からきている。実の途中がくびれて鎖状に連なっていることから名づけられた。
種小名の podocarpum は「柄ある実の」という意味である。
亜種名の oxyphyllum は「鋭い形の葉のある」という意味である。
変種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum var. japonicum(syn. Hylodesmum podocarpum subsp. oxyphyllum var. japonicum)

★面白い名前貰ってご満悦
 盗人萩は風に吹かれて

ヌスビトハギ080813c-l.jpg

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ツキミソウ090928a-l.jpg

月見草(ツキミソウ)はアカバナ科マツヨイグサ属の越年草である。
マツヨイグサ属はアメリカ大陸に145種くらい分布する。
本種の原産地はメキシコである。
日本へは江戸時代の後期に観賞用として渡来した。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は不揃いに羽状に裂ける。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇に花径3センチから4センチの白い花をつける。
花は夕方から咲き始め、明け方には淡い紅色、明るくなると紅色になる。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「物言わぬ恋」である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の tetraptera は「翼が4つある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Oenothera tetraptera

★見慣れてる花とは趣違うけど
 まだ咲いてたよ朝の公園

ツキミソウ090928b-l.jpg

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カラスノゴマ090928a-l.jpg

鴉の胡麻(カラスノゴマ)はシナノキ科カラスノゴマ属の一年草である。
分類体系によっては(APGIII)アオイ科とされる。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、道端や草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎は直立をし、全草に星状毛(放射状に伸びる毛)が生える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇に花径2センチくらいの黄色い5弁花を1輪ずつつける。
花柄が2、3センチあり、花は横向きないし下向きにつく。
萼片は5枚で反り返る。
雄しべは10本で、その間に5本の長い仮雄しべがある。
花の後にできる実はつの状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、胡麻(ゴマ)のような種子が採れるが役に立たないというところからきている。
属名の Corchoropsis は「ツナソ属(Corchorus)+opsis(似た)」からきている。葉の様子が似ていることから名づけられた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Corchoropsis crenata(syn. Corchoropsis tomentosa)

★鴉の名どこから来たか面白い
 名づけ方にもいろいろあって
☆なんとなく役には立たぬ鴉かな
 花は知らずとただ咲き誇り

カラスノゴマ090928b-l.jpg

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ハマエンツス・アマリロイデス090928a-l.jpg

ハエマンツス・アマリロイデスはヒガンバナ科マユハケオモト属(ハエマンツス属)の多年草である。
ハエマンツス属は南アフリカに22種分布する。
園芸的にはハエマンサスと呼ばれている。
同属のハエマンツス・アルビフロス(Haemanthus albiflos)に眉刷毛万年青(マユハケオモト)の和名があり、属名の和名をマユハケオモト属という。
本種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈20センチくらいである。
自生地での開花時期は2月から4月である。
日本での開花時期は9月から11月である。
花の色は朱色ないし桃色で、花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
葉は花の後に展開し、肉厚な楕円形である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Haemanthus はギリシャ語の「haima(血)+anthos(花)」からきている。
種小名の amarylloides は「ホンアマリリス属(Amaryllis)に似た」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Haemanthus amarylloides

★ハエマンツス撮るのはこれで三つ目だ
 眉刷毛の名がいかにも似合う

ハマエンツス・アマリロイデス090928b-l.jpg

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コンギク091018a-l.jpg

紺菊(コンギク)はキク科シオン属の多年草である。
野紺菊(ノコンギク)の園芸品種で、濃い青紫色をしている。
古くから栽培されてきた。
また、本州から九州にかけて野生化し、山野の草地や庭先などに生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎や葉には毛が生えており、よく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から11月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径は2、3センチの濃い青紫色をした花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「秘めた恋」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の ageratoides は「カッコウアザミ属(Ageratum)に似た」という意味である。
亜種名の ovatus は「卵円形の」という意味である。
品種名の Hortensis は「庭園栽培の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名 Aster ageratoides subsp. ovatus 'Hortensis'

★野の花を色濃く変えた紺菊は
 雅たたえて静やかに咲き

コンギク091018b-l.jpg

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ケチョウセンアサガオ090922a-l.jpg

毛朝鮮朝顔(ケチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
畑の周辺や荒れ地などに生える。
全体に短い軟毛が生えるのが特徴である。
全草が有毒植物である。
草丈は1メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
白い漏斗形の花を上向きに咲かせる。
花径は10センチ以上あり大きい。
花は朝開いて昼前には閉じてしまう。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、太くて長い棘がある。
花言葉は「あなたを酔わせる」である。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の inoxia はラテン語の「innoxia(無害の)」からきている。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura inoxia

★不気味さを隠すことなく花開く
 短い時を楽しむように
☆清楚なる白花咲かすその姿
 毒を持ちたることを隠して

ケチョウセンアサガオ090922b-l.jpg

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2014/06/16改訂

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フジカンゾウ090928a-l.jpg

藤甘草(フジカンゾウ)はマメ科ヌスビトハギ属の多年草である。
ヌスビトハギ属は世界に400種くらい、日本にも9種くらい分布する。
本種は本州から九州にかけて分布し、山地や丘陵地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、中国東北部にも分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から7枚からなり、形は長い楕円形である。
近縁種の盗人萩(ヌスビトハギ)は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
開花時期は8月から9月くらいである。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ1センチくらいの淡い紅色をした蝶形の花を疎らにつける。
花の後にできる実は半月形の豆果(莢の中に種子が入るもの)で短い鉤毛があり、動物や衣服にくっついて運ばれる。
和名の由来は、花を「藤」に葉を「甘草」に見立てたものである。
花言葉は「背伸びした恋」である。
属名の Desmodium はギリシャ語の「desmos(鎖)+eidos(構造)」からきている。実の途中がくびれて鎖状に連なっていることから名づけられた。
種小名の oldhamii はイギリス王立キュー植物園から日本と中国に派遣された植物採集家「オルダム(Richard Oldham, 1837-1864)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Desmodium oldhamii(syn. Hylodesmum oldhamii)

★少しだけ花の姿が大きいと
 綺麗に見えるこれは不思議だ

フジカンゾウ090928b-l.jpg

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ペンタス

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ペンタス バイオレット090928a-l.jpg

ペンタスはアカネ科クササンタンカ属(ペンタス属)の多年草である。
原産地は東アフリカ、マダガスカル、イエメンなどである。
日本へは大正時代のはじめに渡来した。
園芸的には一年草として扱われる。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉には皺があり、葉脈が目立つ。
開花時期3月から10月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、星形をした小さな花をまとめて咲かせる。
5弁花のように見えるが合弁花で、花冠は5つに裂けて横に開く。
花の色は紅色、桃色、ラベンダー色、白など多彩である。
和名は草山丹花(クササンタンカ)という。
これは、花の姿が山丹花(サンタンカ)に似ているところからきている。
沖縄などでは草三段花(クササンダンカ)と呼んでいる。
花言葉は「願いごと」である。
属名の Pentas はギリシャ語の「pente(5)」からきている。
種小名の lanceolata は「披針形の」という意味である。
亜種名の cymosa は「集散花序の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
品種は、上がニュールックバイオレット、下がニュールックホワイトである。
学名:Pentas lanceolata subsp. cymosa

★舞い降りた真白の星を君の胸
 飾ってみたい笑顔ほしくて
☆夜空から零れ落ちたる星々を
 願いを込めて君に送らん

ペンタス ホワイト090928a-l.jpg

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ポーチュラカ

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ポーチュラカ090928a-l.jpg

ポーチュラカはスベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)の多年草である。
耐寒性がないので園芸上は一年草として扱われる。
ブラジル原産の滑りひゆ(スベリヒユ:Portulaca oleracea)と松葉牡丹(マツバボタン:Portulaca pilosa subsp. grandiflora)の交配種である。
多肉質の葉に特徴がある。
和名は花滑りひゆ(ハナスベリヒユ)という。
「滑りひゆ」の名は、多肉質のために踏みつけるとつるりと滑ることからきている。
松葉牡丹(マツバボタン)が近い仲間の植物である。
花の姿は似ているが、松葉牡丹(マツバボタン)の葉は細く、ポーチュラカの葉は丸い。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は地面を這う。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉質で分厚く、艶がある。
開花時期は7月から10月である。
花の色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白など豊富である。
一重咲きが主だが、八重咲きや絞り咲きもある。
花径は2センチから3センチである。
一日花だが次々に花を咲かせ、地を這うように伸びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「無邪気」である。
属名の Portulaca はラテン語の「porta(入口)の縮小形である portula」からきている。果実は熟すと蓋がとれて口が開くことから名づけられた。
種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。
種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。
亜種名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Portulaca oleracea x Portulaca pilosa subsp. grandiflora

★どう思うわたし地に咲くポーチュラカ
 綺麗と言ってお世辞でもいい

ポーチュラカ090928c-l.jpg

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シシウド060819b-l.jpg

猪独活(シシウド)はセリ科シシウド属の多年草である。
シシウド属は北半球に60種くらい分布する。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
草丈は100センチから200センチくらいである。
茎は中空で、毛が生えている。
茎は直立し、上部で別枝分かれをする。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
本種は2-3回枝分かれをし、それぞれの先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小 葉の形は細長い長楕円形で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から11月である。
茎先に大きな複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で内側に曲がる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
根を乾燥させるたものは生薬名を独活(どっかつ)といい、風邪やむくみの薬になる。
和名の由来は、独活(ウド)に似るが食用にならないというところからきている。
花言葉は「健康美」である。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Angelica pubescens

★猪独活の白いパラソルそこここに
 薄野原の緑に映えて

シシウド060819a-l.jpg

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コヒガンバナ070923d-l.jpg

小彼岸花(コヒガンバナ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
原産地は中国で、揚子江の流域を中心に分布する。
分類上は彼岸花(ヒガンバナ)の変種とされている。
彼岸花(ヒガンバナ)の原産地も中国だが、古い時代に日本にも帰化していて、人里に近い川岸や田の縁などに生える。
本種がこれに比べて小さいのかというと、見掛け上の違いはほとんどない。
違いは細胞の染色体数にある。
本種は2倍体だが、彼岸花(ヒガンバナ)は3倍体である。
2倍体には実ができるが、3倍体には実はできない。
したがって、分類上は本種が変種だが、本種から彼岸花(ヒガンバナ)が生まれたと推定されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
花の咲く時には葉はなく、花の後に線状の葉が出て、翌春に枯れる。
開花時期は9月である。
花茎の先に赤い花をつける。
花被片は6枚で強くそり返り、長い雄しべが目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎にリコリンというアルカロイドを含み、有毒植物である。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の radiata は「放射状の」という意味である。
変種名の pumila は「背が低い」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lycoris radiata var. pumila

★命賭け思い伝えて小彼岸花は
 骸(むくろ)となるも心満ちたり

コヒガンバナ070923a-l.jpg

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シイノキカズラ070923a-l.jpg

椎の木葛(シイノキカズラ)はマメ科デリス属の蔓性常緑木本である。
鹿児島県から沖縄県にかけて分布し、海岸近くの林の中などに生育し、他の樹木の上などを這うように伸びる。
沖縄では、マングローブ林の縁に多く見られる。
海外では、台湾、中国、東南アジア、太平洋諸島などにも分布する。
果実は海流に乗って運ばれる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
葉の質は薄い革質で、やや艶がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紫色を帯びた花をつける。
花の後にできる実は幅の広い楕円形をした豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Derris はギリシャ語の「dereion(皮)」からきている。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Derris trifoliata

★蔓を編み綱引きをする光景を
 思い描きつ椎の木葛

シイノキカズラ070923b-l.jpg

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イヌタデ081012a-l.jpg

めかしてもどこか隙あり赤のまま

犬蓼(イヌタデ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、道端などに普通に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも広く分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から11月である。
茎先に長さ1センチから5センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花をたくさんつける。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。
萼は5つに深く裂けて花びらのように見える。
雄しべは8本、花柱(雌しべ)は3本である。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、黒く熟する。
その姿から赤飯(アカマンマ)の別名もある。
犬蓼(イヌタデ)の名には「食べられない蓼」という意味合いがある。
料理に使うのは柳蓼(ヤナギタデ)で、別名を本蓼(ホンタデ)、真蓼(マタデ)などという。
花言葉は「あなたのために役立ちたい」である。
俳句では、「犬蓼の花」「赤のまま」「赤まんま」などが秋の季語である。
属名の Persicaria は「persica(モモ)」に由来する。葉がモモの葉に似ているという意味である。
種小名の longiseta は「長い刺毛の」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Persicaria longiseta

★犬蓼はちょっぴり角を立てながら
 厭よ厭よと涙に濡れて
☆食べられぬ蓼であっても可愛いよ
 赤飯などめでたい名前

イヌタデ081012b-l.jpg

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フレンチ・マリーゴールド イエロー090928a-l.jpg

フレンチマリーゴールド(French marigold)はキク科センジュギク属(タゲテス属)の一年草である。
タゲテス属はメキシコなどに30種くらい分布する。
同属のアフリカンマリーゴールド(African marigold)に千寿菊(センジュギク)の和名があり、属名の和名はセンジュギク属という。
本種の和名は紅黄草(コウオウソウ)というが、現代ではあまり使われていない。
花の色からつけられた名前である。
孔雀草(クジャクソウ)や万寿菊(マンジュギク)の名でも流通している。
本種の原産地はメキシコである。
フレンチの名がつくのは、パリから広がったことによる。
日本へは江戸時代に渡来した。
1695年に三之丞伊藤伊兵衛が著した「花壇地錦抄」に紅黄草(コウオウソウ)の名で記載がある。
草丈は30センチから50センチくらいである。
よく枝分かれをして横に広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は線形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から11月である。
茎先に花径5センチくらいの頭花を1つずつつける。
花の色は、黄色や橙色のほかに赤や斑入りのものもあり多彩である。
また、一重咲き、八重咲き、二色咲きなどのものがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「変わらぬ愛」などである。
7月18日の誕生花である。
属名の Tagetes はギリシャ神話に登場する神の名「タゲース(Tages)」からきている。
種小名の patula は「やや開出した」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
品種名は上がボナンザ・イエロー、下がボナンザ・ボレロである。
学名:Tagetes patula

★開発の手を休めずに次々と
 生まれる花が花壇を飾り

フレンチ・マリーゴールド ボレロ090928a-l.jpg

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2014/06/06 改訂
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ミツバハマゴウ090928a-l.jpg

三葉蔓荊(ミツバハマゴウ)はクマツヅラ科ハマゴウ属の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、やや湿った林の縁に生える。
海外では、中国、フィリピン、東南アジア、インド、ミクロネシア、オセアニア、東アフリカなどに広く分布する。
近縁種の蔓荊(ハマゴウ)が単葉なのに対し、本種は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)なのが特徴である。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
枝には綿毛が密生する。
葉は3出複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形である。
葉の裏面は灰白色を帯び、綿毛が生える。
開花時期は8月から9月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、青紫色をした唇形の花をたくさんつける。
一日花である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
実を乾燥させたものを生薬で蔓荊子(まんけいし)といい、滋養強壮、解熱、消炎などの薬効がある。
属名の Vitex はラテン語の「vieo(結ぶ)」からきている。この属の1種の枝で篭を編んだことから名づけられた。
種小名の trifolia は「三葉の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Vitex trifolia

★名前だけ聞いていたけどこの花か
 いっぱい咲いた三つ葉蔓荊

ミツバハマゴウ090928b-l.jpg

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ブルボフィルム・バルビゲルム090823a-l.jpg

ブルボフィルム・バルビゲルムはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
ブルボフィルム属(Bulbophyllum)は東南アジアなどに広く分布する着生種で、約2000種の原種がある。
属名の読み方はバルボフィラム属とするものもある。
日本にも豆蔦蘭(マメヅタラン)などが分布し、属名の和名をマメヅタラン属という。
本種の原産地は熱帯アフリカである。
山地の林の中で樹上に生える小形の着生種である。
草丈は8センチから20センチである。
葉の形は楕円形である。
開花時期は3月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチから3センチの小さな赤い花をたくさんつける。
唇弁に紅褐色の長い毛が生えていることや、切れ込んだ唇弁が少しの風でも揺れることなどに特徴がある。
虫を誘うための作戦と考えられている。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の barbigerum は「鬚のある」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Bulbophyllum barbigerum

★個性ある花に出合えて頬緩む
 バルビゲルムは唇揺らし

ブルボフィルム・バルビゲルム090823b-l.jpg

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オオカニコウモリ070825b-l.jpg

大蟹蝙蝠(オオカニコウモリ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中国地方にかけて日本海側に分布し、山地の湿った林の中に生える。
別名を黒部蟹蝙蝠(クロベカニコウモリ)ともいう。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は紫色を帯びていて、節ごとに曲がる。
葉は五角形に近い腎形で、疎らに互い違いに生える(互生)。
葉の幅は10センチから20センチくらいあって大きい。
葉の形を「蟹の甲羅」に見立てたのが名の由来である。
葉の裏面の葉脈上に曲がった毛が生えるのが本種の特徴である。
開花時期は8月から10月である。
伸ばした花茎に疎らに散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
頭花は5、6個の筒状花と総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の nikomontanus は「日光の山地の」という意味である。
写真は8月に山形市植物園で撮った。
学名:Parasenecio nikomontanus

★どれどれと葉っぱの様子観察し
 目に焼きつけて頬を緩めて

オオカニコウモリ070825c-l.jpg

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コヤシセンナ070430a-l.jpg

肥やし旃那(コヤシセンナ)はマメ科センナ属の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ジャケツイバラ科とされる。
また、カワラケツメイ属に分類する場合もある。
YListでは標準和名を双穂旃那(フタホセンナ)としている。
本種の原産地はアフリカの中部である。
ケニアやエチオピアなどに分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
鮮やかな黄色の5弁花をつける。
流通名を「ポップコーンの木」という。
葉を揉むとポップコーンのような香りがすることからつけられた名である。
英名はポップコーン・カッシア(popcorn cassia)である。
属名の Senna はアラビア語の「sana(耳)」からきている。莢が耳の形に似ていることから名づけられた。
種小名の didymobotrya は「2つ連合した総状の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Senna didymobotrya(syn. Cassia didymobotrya)

★カッシアの仲間もいろいろあるんだね
 この木はケニアに生えてるそうな

コヤシセンナ070430b-l.jpg

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キクニガナ090830a-l.jpg

菊苦菜(キクニガナ)はキク科キクニガナ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
英名をチコリー(cichory)といい、若い葉や芽をサラダなどに用いる。
また、根をコーヒーに混ぜて苦味をつけたりする。
食欲増進、消化促進、利尿などの効果があるそうである。
帰化して北海道から九州にかけて野生化し、低地の湿原や泥炭地などに生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎は直立をする。
根際から生える葉は細長い卵形である。
葉は羽状に切れ込み、蒲公英(タンポポ)の葉に似ている。
茎につく葉は柄がなくて茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
花径2センチくらいのライトブルーの花をつける。
稀にピンクや白のものもあるという。
午後には萎んでしまう半日花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「倹約」である。
属名の Cichorium はアラビア語の「kio(行く)+chorion(畑)」からきている。
種小名の intybus はアラビアでの古い名からきている。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
3枚目は8月に青森県の龍飛岬で撮った。
学名:Cichorium intybus

★野生化し元気に生える菊苦菜
 ライトブルーの色鮮やかに

キクニガナ090830b-l.jpg

キクニガナ070817d-l.jpg

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ツルニンジン090830a-l.jpg

蔓人参(ツルニンジン)はキキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国北部、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
他の植物に絡みついて伸び、草丈は2、3メートルになる。
葉は細長い楕円形で互い違いに生える(互生)が、側枝の先には3、4枚が集まってつく。
葉の裏面は粉白色となる。
蔓や葉を傷つけると白い乳液が出る。
また、触れると青臭い臭いがする。
開花時期は8月から10月である。
花冠は幅の広い鐘形で下向きに咲き、先は5つに浅く裂けて反り返る。
花の色は白緑色で、内側に紫褐色をした筋や斑がある。
花冠の長さは3センチくらいである。
萼片は5枚である。
雄しべは5本で、花粉を出した後に先が3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、根の形が「朝鮮人参」に似ているところからきている。
根を乾燥させたものを生薬で羊乳(ようにゅう)といい、去痰作用がある。
別名を爺蕎(ジイソブ)という。
「ソブ」というのは木曽の方言で「そばかす」を意味し、「爺さんのそばかす」といった意味になる。
これは近縁種の婆蕎(バアソブ)と対比してつけられた名だという。
花言葉は「誠実」である。
属名の Codonopsis はギリシャ語の「codon(鐘)+opsis(似)」からきている。釣鐘状の花の形から名づけられた。
種小名の lanceolata は「披針形の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Codonopsis lanceolata

★目立たない色に気づかず通り過ぎ
 見つけた妻に呼び戻されて

ツルニンジン090830d-l.jpg

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セイヨウニンジンボク100911a-l.jpg

西洋人参木(セイヨウニンジンボク)はクマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木である。
分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。
原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
産地では実を香辛料にし、利尿剤など薬用にも用いられる。
英名はチェストツリー(chaste tree)である。
「貞操の木」という意味になり、この植物にまつわる神話や伝説がいろいろとある。
中国原産の人参木(ニンジンボク)の近縁種である。
「人参木」の名は、葉の形が朝鮮人参(チョウセンニンジン)に似ることからきている。
日本へは明治時代に渡来した。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉5枚から7枚で1枚の葉となり、小葉の形は披針形である。
開花時期は7月から9月くらいである。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、唇形をした淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
花言葉は「香りがよい」である。
属名の Vitex はラテン語の「vieo(結ぶ)」からきている。この属の1種の枝で篭を編んだことから名づけられた。
種小名の agnus-castus は「貞操」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
白花の写真は9月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Vitex agnus-castus

★爽やかな香りにのせて花つける
 人参木の花は紫

セイヨウニンジンボク100911b-l.jpg

セイヨウニンジンボク080923a-l.jpg

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ネリネ・デュパルクェティアナ100911a-l.jpg

ネリネ・デュパルクェティアナはヒガンバナ科ネリネ属の多年草である。
原産地は南アフリカのナミビアとボツアナである。
草丈は20センチから30センチくらいである。
地下に肥大した鱗茎がある。
葉は幅の狭い線形である。
開花時に葉は生えていない。
自生地での開花時期は夏である。
日本での開花時期は秋である。
茎先に集散花序を出し、淡い紅紫色の花をつける。
花被片は6枚である。
花被片は細く、ゆるやかに反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nerine はギリシャ神話の海の女神「ネレイス(Nereis)」からきている。
種小名の duparquetiana はフランス人の収集家「デュパルケ(Charles Duparquet, 1830-1888)さんの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Nerine duparquetiana

★ネリネにもいろんな種類あるものと
 ここへ来るたび思い深めて

ネリネ・デュパルクェティアナ100911b-l.jpg

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シオン080923c-l.jpg

千歳経し雅こぼして紫苑咲く

紫苑(シオン)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をシオン属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、山地のやや湿った所に生える。
野生のものは稀で、中国山地や九州山地にわずかに生育する。
庭に植えられることが多く、逸出して野生化するものもある。
海外では、朝鮮半島、中国、モンゴル、シベリアなどにも分布する。
中国名は紫苑(正確にはクサカンムリ+宛をワカンムリにしたもの)(ziwan)という。
栽培の歴史は古く、今昔物語にも「思い草」の名で登場する。
元々は根を薬用としたが、平安時代になって鑑賞用として庭植えされるようになった。
和名の由来は中国語から転訛したもので、大形で美しい紫色の花の形状から名づけられた。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は150センチから200センチくらいである。
茎には疎らに剛毛が生える。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に短い毛が生えていてざらつく。
下部につく葉ほど大きく、茎につく葉にはほとんど柄がない。
根際から生える葉には長い柄があるが、開花時期には枯れるものが多い。
開花時期は8月から10月くらいである。
花(頭花)は花径が25ミリから35ミリくらいである。
筒状花は黄色く、舌状花は淡い紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「追憶」である。
10月7日の誕生花である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の tataricus は「(中央アジアの)タタール(Tatar)の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aster tataricus

★穏やかな陽射しに揺れて紫苑咲く
 見せる姿は何も変わらず
☆静かなる風にまかせて時刻む
 紫苑の花よ思い忘れず

シオン080923b-l.jpg

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キノクニスズカケ090823c-l.jpg

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
同属は世界に20種くらいが分布する。
本種は和歌山県南部の固有種で、串本町、古座川町などで確認されている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、「紀ノ国」に産し山伏装束の「鈴掛」に似るというところからきている。
草丈は1メートルくらいである。
茎は細くて斜上し、短い曲がった毛が生える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖る。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は9月から10月くらいである。
葉の脇から円柱状の花序を出し、白い花をたくさんつける。
花冠は長さが7ミリくらいで先が4つに裂ける。
花は下から上へと咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の tagawae は植物学者「田川基二(たがわ・もとじ, 1908-1977)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Veronicastrum tagawae

★咲き初めの初々しさに目を細め
 しばし見とれる紀ノ国鈴掛

キノクニスズカケ090823b-l.jpg

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ヤブツルアズキ090904a-l.jpg

藪蔓小豆(ヤブツルアズキ)はマメ科ササゲ属の蔓性一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野の草地に生える。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国、ヒマラヤなどにも分布している。
蔓は3メートル以上も伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
小葉の先は鋭く尖り、浅く3つに裂けるものもある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い蝶形の花をつける。
2枚の竜骨弁はねじれている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
豆果は真っ直ぐな線形で、毛が生えていないのが特徴である。
本種は小豆(アズキ)の原種と考えられている。
中国で改良された小豆(アズキ)は2000年以上前に日本に伝わった。
属名の Vigna はイタリアの医師で園芸家の「ビーニャ(Dominico Vigna, ?-1647)さん」の名からきている。
種小名の angularis は「角張った」という意味である。
変種名の nipponensis は「日本産の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Vigna angularis var. nipponensis

★この花が改良されて小豆とは
 人の営為の凄さ感じつ

ヤブツルアズキ090904b-l.jpg

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アメリカチョウセンアサガオ080921b-l.jpg

アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、乾燥地帯に生える。
日本へは明治時代に渡来し、観賞用や薬用として栽培されている。
全草が有毒植物である。
草丈は1メートルくらいである。
葉の表面や茎、枝に軟毛が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
白い漏斗形の花を上向きに咲かせる。
花径は10センチ以上あり大きい。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、太くて長い棘がある。
YListなどでは毛朝鮮朝顔(ケチョウセンアサガオ)とシノニムとしているが、撮影地では区別して扱っている。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の meteloides は「チョウセンアサガオ(Datura metel)に似た」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura meteloides

★毒草と思えばどこか不気味だが
 甘い香りに吸い寄せられて

アメリカチョウセンアサガオ080921a-l.jpg

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シロバナサクラタデ080824d-l.jpg

白花桜蓼(シロバナサクラタデ)はタデ科イヌタデ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、平地の湿地や草地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
茎先に長い花穂を伸ばして、白い小さな花をたくさんつける。
5枚の花弁に見えるのは萼片である。
近縁種の桜蓼(サクラタデ)に似ているが、花の色が白くて花穂も細い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花の色が桜(サクラ)に似て美しいところからきている。
花言葉は「愛くるしい」である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Persicaria japonica

★ほんわかと膨らむように花開き
 しっぽり濡れてまどろみの午後

シロバナサクラタデ080824a-l.jpg

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フウセンカズラ080927a-l.jpg

風船葛(フウセンカズラ)はムクロジ科フウセンカズラ属の蔓性多年草である。
原産地は北アメリカの南部である。
現在では東南アジアやアフリカなどに広く分布している。
日本では一年草として栽培される。
また、一部で(北海道や関西より西で)逸出したものが野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は3メートルくらいまで伸びる。
葉は2-3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、それが2-3回枝分かれをして1枚の葉となる。
小葉の形は披針形で先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から11月くらいである。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで、4弁花である。
萼片は4枚、雄しべは8本である。
花の後に、緑色の風船形の実がなる。
酸漿(ホオズキ)のような形で、中空のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)が、風船のように垂れ下がってつく。
種子に白いハート形の斑紋がある。
なお、葛(かずら)は蔓性植物につけられる名である。
花言葉は「飛翔」である。
属名の Cardiospermum はギリシャ語の「cardia(心臓)+spermum(種子)」からきている。
種小名の halicacabum は「塩の樽のような」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cardiospermum halicacabum

★絡みつき頬膨らめておねだりは
 連れて行ってよあの雲の下

フウセンカズラ080927b-l.jpg

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キツネノヒマゴ070623b-l.jpg

狐の曾孫(キツネノヒマゴ)はキツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草である。
鹿児島県南部のトカラ列島から沖縄にかけて分布し、道端や林の縁に生える。
海外では、台湾にも分布する。
分類上は、狐の孫(キツネノマゴ)の変種とされている。
命名者は牧野富太郎博士とのことだが、ユニークである。
名の由来は、基本種よりも葉が小さいというところからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は長さ1センチから3センチの幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚で、両面に毛が生える。
基本種の葉は細く、毛は生えない。
開花時期は周年である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした小さな唇形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Justicia はスコットランドの植物学者「ジャスティス(James Justice, 1698-1763)さん」の名からきている。
種小名の procumbens は「這った」という意味である。
変種名の riukiuensis は「琉球の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Justicia procumbens var. riukiuensis

★名を見れば吹き出しそうなユニークさ
 植物学は楽しい世界

キツネノヒマゴ070623a-l.jpg

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キツネノマゴ080831b-l.jpg

狐の孫(キツネノマゴ)はキツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、野原や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、マレー半島、インドなどにも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は根元の部分が地を這い、よく枝分かれをする。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
茎にも葉にも下向きの短い毛が生えている。
開花時期は8月から10月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の唇形をした花をつける。
花の真ん中には白い星形の模様が入っている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花穂の形を孫狐のしっぽに見立てたものといわれるが、花が孫狐の顔に似ているからなど諸説があるらしい。
乾燥させると腰痛、風邪などに薬効があるとされており、清の時代には目薬としても利用されたという。
花言葉は「美の極致」である。
属名の Justicia はスコットランドの植物学者「ジャスティス(James Justice, 1698-1763)さん」の名からきている。
種小名と変種名の procumbens は「這った」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Justicia procumbens var. procumbens

★騙す気はないけどちょいと騙されて
 狐の孫は見習いだから

キツネノマゴ080831a-l.jpg

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タヌキマメ080831b-l.jpg

狸豆(タヌキマメ)はマメ科 タヌキマメ属の一年草である。
タヌキマメ属は世界に600種くらいある。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、原野など日当たりのよい草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、インドなどにも分布する。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は直立をする。
茎にも葉にも褐色の長い毛が多い。
葉は幅の広線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をつける。
萼は大きく、褐色の毛が密生している。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、毛が生える。
和名の由来は、毛の多い萼を「狸」に見立てたものである。
花言葉は「愛嬌」である。
属名の Crotalaria はギリシャ語の「crotalon(玩具のガラガラ)」からきている。莢の中で種子がガラガラ鳴ることから名づけられた。
種小名の sessiliflora は「柄のない花の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Crotalaria sessiliflora

★どことなくユーモラスだね花姿
 ぼくの名前は狸豆だと

タヌキマメ080831c-l.jpg

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タマスダレ080923d-l.jpg

六花弁競い客寄せ玉簾

玉簾(タマスダレ)はヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランテス属)の多年草である。
漢字では「珠簾」とも書く。
和名は、細長く円柱状の葉が集まっている様子をたとえたものである。
ゼフィランテス属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
園芸的にはゼフィランサスの名が使われる。
本種の原産地はペルーである。
耐寒性が強く丈夫な花である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
現在では、各地に点在して野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に直径3センチくらいの白い花を咲かせる。
花被片は6枚である。
葉の濃い緑色と花被片の白、それに雄しべの黄色の配色が美しい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「便りがある」である。
属名の Zephyranthes はギリシャ語の「zephyros(西風)+anthos(花)」からきている。Zephyrosはギリシャ神話に登場する西風の神のことでもある。
種小名の candida は「純白の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Zephyranthes candida

★空仰ぎ花びら広げ玉簾
 どうぞわたしを忘れないでね
☆ふんわりと蕾膨らむ玉簾
 花びら広げおしゃべりをして

タマスダレ080824b-l.jpg

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ハナカタバミ080923a-l.jpg

花酢漿草(ハナカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
暖地では野生化しているものも見られる。
草丈は5センチから30センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は丸みのある倒心形で、細かな毛が生えている。
開花時期は9月から11月である。
葉の間から花茎を伸ばし、散形花序を出して濃い桃色の花をつける。
散形花序というのは、茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序のことである。
花径は3センチから5センチと大きく、花の真ん中は黄色い。
日当たりがよい場所を好み、曇っていたり日陰になったりすると花を閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「輝く心」である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の bowieana はイギリスの植物学者「ボウィ(James Bowie, 1789 -1869)さんの」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Oxalis bowieana(syn. Oxalis bowiei)

★するすると大きな葉っぱの間から
 茎を伸ばすよ花酢漿草は
☆茎伸ばしハートの葉っぱしきつめて
 花酢漿草の花愛らしく

ハナカタバミ080923c-l.jpg

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パフィオペディルム・ロウイ100911a-l.jpg

パフィオペディルム・ロウイはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
代表種のパフィオペディルム・インシグネ(Paphiopedilum insigne)を和名で常盤蘭(トキワラン)というので、属名の和名をトキワラン属という。
本種の原産地は東南アジアである。
マレー半島、カリマンタン島、セレベス島、スマトラ島、ジャワ島に分布し、樹上に生える着生種である。
草丈は70センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は秋から春である。
茎先に3輪から7輪くらいの花をつける。
花径は13センチくらいある。
弁は黄色で黒い斑が入り、先は紅紫色である。
背萼片は緑色である。
唇弁は赤褐色である。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の lowii はイギリス人の植物収集家「ロー(Hugh Low, 1824-1905)さんの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum lowii

★女王を思わすような大輪を
 息飲み眺める自然の凄さ

パフィオペディルム・ロウイ100911b-l.jpg

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ハシカンボク091010a-l.jpg

波志干木(ハシカンボク)はノボタン科ハシカンボク属の常緑小低木である。
ハシカンボク属は東アジアや東南アジアに30種くらいが分布する。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の南部から沖縄県にかけて分布し、低地や山地の沢沿いや湿り気のある林の縁などに生える。
樹高は30センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白みを帯びている。
開花時期は9月から10月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色の4弁花をつける。
稀に白花のものもある。
花弁は先が尖り、雄しべはそっくり返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は沖縄での呼び名からきているが、語源ははっきりしない。
花言葉は「変わらぬ真情」である。
属名の Bredia はオランダ植物学者「ブレダ(Jacob Gijsbertus Samuel van Breda, 1788-1867)さん」の名からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Bredia hirsuta

★小振りでも引いているのは南の血
 波志干木は賑わい咲いて

ハシカンボク091010b-l.jpg

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キバナオウギ081012a-l.jpg

黄花黄耆(キバナオウギ)はマメ科 ゲンゲ属の多年草である。
ゲンゲ属は北半球を中心に3000種くらいが分布する大きな属である。
本種の原産地は朝鮮半島や中国大陸で、石灰岩地に生える。
根を乾燥させたものを生薬の黄耆(おうぎ)といい、強壮、制汗、利尿作用などがある。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎は枝分かれをして伸び、株状となる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇から花茎を伸ばし、淡い黄色の蝶形をした花をたくさんつける。
花の長さは15ミリから20ミリくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Astragalus はギリシャ語の「astragalos(距骨)」からきている。距骨はかかとの上側の短い骨のことで、これがゲンゲ属の名にも用いられた。
種小名の mongholicus は「モンゴルの」という意味である。
変種名の dahuricus は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Astragalus mongholicus var. dahuricus(syn. Astragalus membranaceus)

★漢方の奥の深さを感じつつ
 黄花黄耆の姿見詰めて

キバナオウギ081012b-l.jpg

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2014/05/25改訂

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カワラハハコ060902b-l.jpg

河原母子(カワラハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、川原や海岸の砂地に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は地際から群がって生え(束生)、上部でも枝分かれをする。
葉は線形で幅1、2ミリと細く、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざがなく(全縁)、裏側に巻く。
近縁種の山母子(ヤマハハコ)の場合は、葉の幅が5ミリから15ミリくらいと広い。
開花時期は9月から10月である。
花の咲く時期には下部の葉が枯れる。
茎先に頭花を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)につける。
花には両性花と雌雄花があり、異株である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草を干したものが、黄疸の薬になる。
花言葉は「永遠」である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の margaritacea は「真珠のような」という意味である。
亜種名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea subsp. yedoensis

★白っぽい色が何やらチャーミング
 河原母子は河原が似合い

カワラハハコ060902c-l.jpg

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カリガネソウ090922a-l.jpg

雁草(カリガネソウ)はクマツヅラ科カリガネソウ属の多年草である。
カリガネソウ属はアジアに16種が分布する。
分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は1メートルくらいである。
茎の断面は四角形で直立し、上部で枝分かれをする。
葉は幅広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
花のつけ根は筒形で、先が5つに裂けている。
そのうちの下につく1つの裂片が舌状に長く伸びて上側に曲がり、濃い斑点が入る。
雄しべ4本と雌しべは大きく飛び出して弓形に下側へ曲がる。
花の後にできる実は小堅果で、先は4つに裂ける。
和名の由来はこの花の様子を雁の首に見立てたものである。
青紫色の花はとても美しいが、全草に強い臭気がある。
別名を帆掛草(ホカケソウ)ともいう。
これは帆掛舟にたとえたものである。
花言葉は「楽しい思い出」である。
属名の Caryopteris はギリシャ語の「karyon(堅果)+pteron(翼)」からきている。果実が小堅果で翼があるように見えることから名づけられた。
種小名の divaricate は「広く分枝した」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Caryopteris divaricate

★珍しい姿に顔を近づけて
 臭いに驚く雁草は
☆涼しげな花の姿と裏腹に
 臭いで知らすここにいるわと

カリガネソウ090922b-l.jpg

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マルバハッカ090922a-l.jpg

丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方である。
日本へは栽培用として渡来したものが逸出し、北海道から九州にかけて野生化している。
野生化が確認されたのは明治時代の初期だという。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
和名の由来は、丸い葉を持つ「薄荷」であることからきている。
英名はアップルミント(apple mint)といい、林檎(リンゴ)のような香りがする。
草丈は30センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて、皺が目立つ。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7月から10月である。
茎先に3センチから6センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色の唇形の花をつける。
花冠の先は4つに裂ける。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「美徳」である。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha suaveolens

★柔らかな葉が醸し出すムードよく
 アップルミントの香り爽やか

マルバハッカ090922c-l.jpg

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パフィオペディルム・ニベウム100911a-l.jpg

パフィオペディルム・ニベウムはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
パフィオペディルム属は熱帯アジアを中心に80種くらい分布する地生種ないし半着生種である。
代表種のパフィオペディルム・インシグネ(Paphiopedilum insigne)を和名で常盤蘭(トキワラン)というので、属名の和名をトキワラン属という。
本種はマレー半島、カリマンタン島に分布し、海岸に近い石灰岩地帯に生える地生種である。
草丈は15センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
色は濃い緑色で、灰色の斑が入る。
開花時期は春から秋である。
茎先に花径5センチから7センチくらいの1輪ないし2輪の白い花をつける。
花にはかすかに紅紫色の斑点が入る。
花弁には丸みがある。
属名の Paphiopedilum はギリシャ語の「Paphos(ビーナスの異名)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の niveum は「雪のように白い」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum niveum

★南国に降る雪のごと咲きいずる
 ニベウムの花姿やさしく

パフィオペディルム・ニベウム100911b-l.jpg

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チシマワレモコウ060902b-l.jpg

千島吾亦紅(チシマワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、亜高山や高山の草地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉である。
小葉の形は楕円形で、11枚から15枚で1組になる。
縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の長穂の白吾亦紅(ナガボノシロワレモコウ)と似ているが、こちらは小葉の幅が狭い。
開花時期は8月から9月である。
「吾亦紅」の名はつくが、花の色は白い。
茎先に長さ2センチから5センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を直立させ、白い花をたくさんつける。
花は先のほうからつけ根に向かって咲く。
長穂の白吾亦紅(ナガボノシロワレモコウ)は花穂が長く、先が垂れ下がる。
花弁はなく、白く見えるのは雄しべである。
萼は緑白色で毛は生えず、4つに裂けて花びらのように見える。
雄しべは萼より長く、外側に突き出る。
雄しべの先は黒い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の tenuifolia は「薄い葉の」という意味である。
変種名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Sanguisorba tenuifolia var. grandiflora

★高山に合わせ背丈はコンパクト
 花穂も短くスマートに咲き

チシマワレモコウ060902a-l.jpg

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2014/05/23改訂

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ヒゴタイ090830a-l.jpg

肥後体(ヒゴタイ)はキク科ヒゴタイ属の多年草である。
日本が大陸と地続きだったころから分布する植物と言われ、植物地理学上貴重な存在である。
現在では愛知、岐阜、広島の各県と九州の限られた地域で生育が確認されている。
阿蘇の草原に咲くものがよく知られている。
貝原益軒の「大和本草」にも登場し、江戸時代の中期から栽培されていたことがわかる。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は、1年目で15センチから20センチくらい、2年目で30センチから40センチくらいになり、小花をつける。
3年目で150センチくらいに育ち、たくさんの花をつける。
葉は縁に棘があり、羽状に切れ込む。
開花時期は7月から9月である。
瑠璃色の小さな筒状の花が集まって、花径5センチほどのボールのような花を咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
近縁の栽培種として、ヨーロッパ原産の瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)がある。
花言葉は「実らぬ恋」である。
属名の Echinops はギリシャ語の「echino(はりねずみ)+ops(似ている)」からきている。
種小名の setifer は「剛毛のある」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Echinops setifer

★瑠璃玉が陽に照り映えしヒゴタイよ
 涼風を呼ぶ野辺の歌声

ヒゴタイ090830d-l.jpg

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2014/05/23改訂

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ツルフジバカマ090830a-l.jpg

蔓藤袴(ツルフジバカマ)はマメ科ソラマメ属の多年草である。
ソラマメ属は世界に140種くらいが分布する。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山野の草地や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどに広く分布する。
蔓性で草丈は150センチから200センチくらいになる。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の数は10枚から16枚で、形は長い楕円形である。
托葉が大きく、粗く裂ける。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の amoena は「愛すべき」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Vicia amoena

★なになにと花の名前に驚きつ
 撮ってみたけど半信半疑

ツルフジバカマ090830b-l.jpg

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2014/05/23改訂

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バアソブ090830a-l.jpg

婆雀斑(バアソブ)はキキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の原野や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
「ソブ」というのは長野県木曽地方の方言で「ソバカス」を意味する。
花冠の内側にある斑点を、お婆さんの「ソバカス」に見立てたものである。
近縁種の蔓人参(ツルニンジン)をこの地方では爺雀斑(ジイソブ)と呼んでおり、それとの対比でつけられた名称である。
全体に爺雀斑(ジイソブ)よりは小形である。
蔓性で他の植物などに巻きつき、草丈は2メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面に白い毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に長さ20ミリから25ミリくらいの緑白色をした鐘形の花を下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂け、裂片は反り返る。
花冠の内側の上部は紫色で、下部には濃い紫色の斑点がある。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Codonopsis はギリシャ語の「codon(鐘)+opsis(似)」からきている。釣鐘状の花の形から名づけられた。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方産の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Codonopsis ussuriensis

★葉も花も小柄なれども婆雀斑は
 内に潜めて色香忘れず

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2014/05/22改訂

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ミズヒキ090830a-l.jpg

水引の花を見たさに眼鏡とり

水引(ミズヒキ)はタデ科ミズヒキ属(イヌタデ属)の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
和名の由来は、花の姿を紅白の水引にたとえたものである。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎には粗い毛が生える。
葉は楕円形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の両面に毛があり、時に逆V字状の黒い斑入りのものもある。
開花時期は8月から10月である。
細長い花序が出て、小花をまばらにつける。
花弁はなく、花弁状の萼があり、深く4つに裂ける。
雄しべは5本である。
雌しべの花柱は先が2つに裂け、先端は鍵のように曲がる。
萼片4枚のうち3枚が赤く1枚が白い。
このため、上から見ると紅く、下から見ると白く見える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句では「水引の花」が秋の季語である。
花言葉は「慶事」である。
属名の Antenoron はギリシャ語の「antenna(触角)」からきている。
種小名の filiforme は「糸状の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Antenoron filiforme(syn. Persicaria filiformis)

★水引の花をしみじみ眺めれば
 赤くなったり白くなったり

ミズヒキ090830b-l.jpg

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ドリティス・プルケリマ090823a-l.jpg

ドリティス・プルケリマはラン科ドリティス属の多年草である。
ドリティス属は本種のみからなる1属1種である。
原産地は中国の南西部、東南アジア、インドのアッサム地方などである。
東南アジアではインドシナ半島のほかカリマンタン島やスマトラ島などにも分布する着生種ないし地生種である。
以前はコチョウラン属(ファレノプシス属)に分類されていた。
コチョウラン属との違いは、3つに裂けた唇弁のうち真ん中の裂片の先が細くなることと、花茎が立ち上がることである。
草丈は60センチくらいである。
根際に生える葉は楕円形で、先が丸い。
開花時期は夏から秋である。
長い花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチから3センチのピンクの花を10輪から15輪くらいつける。
ファレノプシス属との交配で人工属のドリティノプシス(Doritinopsis)属が生まれている。
属名の Doritis はギリシャ語の「dory(槍)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の pulcherrima は「非常に美しい」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Doritis pulcherrima

★全体を撮ろうとすればむずかしい
 うまく撮れての願いを込めて

ドリティス・プルケリマ090823c-l.jpg

ドリティス・プルケリマ090823b-l.jpg

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ヒメサギゴケ090904a-l.jpg

姫鷺苔(ヒメサギゴケ)はゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草である。
サギゴケ属は世界に30種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)ハエドクソウ科とされる。
本種は九州の南部から沖縄県にかけて分布し、山地の渓流沿いに生える。
海外では、台湾やニューギニア島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
鷺苔(サギゴケ)と異なり、匍匐茎は出さない。
根際から生える葉は長い楕円形である。
葉の縁には切れ込んだぎざぎざ(鋸歯)があり、先は丸い。
開花時期は4月から9月くらいである。
花の色は白く、筒状で先は唇形になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mazus はギリシャ語の「mazos(乳頭突起)」からきている。花冠の喉に突起があることから名づけられた。
種小名の goodenifolius は「(クサトベラ科の)グーデニア属(Goodenia)に似た葉の」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Mazus goodenifolius

★小さいねルーペで覗いてみようかな
 南の島の不思議の世界

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ミズオジギソウ090929a-l.jpg

水お辞儀草(ミズオジギソウ)はマメ科ミズオジギソウ属(ネプチュニア属)の常緑多年草である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ネムノキ科とされる。
東南アジア、南アジア、アフリカ、南アメリカなどの熱帯地方に広く分布し、河川や池沼に生える。
東南アジアでは食用とされる。
日本では、沖縄と小笠原諸島に帰化している。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
葉はお辞儀草(オジギソウ)と同様に触れると閉じ、夜になると閉じる。
茎のまわりには海綿状の浮き袋があり、水面を這って広がる。
開花時期は7月から9月くらいである。
葉の脇に頭状花序を出し、黄色い花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
英名はウォーターミモザ(water mimosa)である。
属名の Neptunia はローマ神話に登場する海の神「ネプチュヌス(Neptunus)」からきている。
種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Neptunia oleracea

★お辞儀する葉っぱがここにもまた一つ
 熱帯育ちの水お辞儀草

ミズオジギソウ090929b-l.jpg

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ユウガギク090718c-l.jpg

柚香菊(ユウガギク)はキク科シオン属(ヨメナ属)の多年草である。
かつてはヨメナ属(Kalimeris)として区別されたが、現在はシオン属(Aster)にまとめられることが多い。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、草地や道端などに生える。
一般に野菊と呼ばれるものの1つである。
草丈は40センチから150センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、斜めに張り出す。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は羽状に切れ込む。
開花時期は6月から10月である。
マーガレットを小形にしたような花径2、3センチの花(頭花)を茎先につける。
花の色は白ないし白に近い紫色で、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、柚(ユズ)に似た香りのする菊ということからきている。
花言葉は「天真爛漫」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の iinumae は江戸時代の本草学者(博物学者)「飯沼慾斎(いいぬま・よくさい, 1783-1865)さんの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Aster iinumae(syn. Kalimeris pinnatifida)

★道端をきれいに飾る柚香菊
 青空の下白さ目に滲み

ユウガギク090718d-l.jpg

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ユウゼンギク080905a-l.jpg

友禅菊(ユウゼンギク)はキク科シオン属の多年草である。
和風の名前だが、原産地は北アメリカで、ヨーロッパで改良された。
英名はニューヨークアスター(New York aster)という。
日本へは明治時代に渡来した。
逸出したものが野生化し、北海道から九州にかけて点在して分布する。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は半ば茎を抱く。
開花時期は9月から12月である。
菊先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径2センチから3センチの花(頭花)をつける。
花の色は淡い青紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「老いても元気」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の nobi-belgii は「北アメリカのニューヨークの」という意味である。
最近はシムフィヨトリクム属(Symphyotrichum)に再分類されている。

写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Aster nobi-belgii(syn. Symphyotrichum novi-belgii)

★ひらひらと花弁の先は風に揺れ
 友禅菊の色はむらさき
☆花びらは風と戯れ秋の空 
 友禅菊の優しき姿

ユウゼンギク080905b-l.jpg

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2014/05/20改訂

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ヤエザキオオハンゴンソウ080905c-l.jpg

八重咲き大反魂草(ヤエザキオオハンゴンソウ)はキク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)の多年草である。
ルドベキア属は北アメリカに23種分布する。
日本にも大反魂草(オオハンゴンソウ)が野生化しているので、属名の和名をオオハンゴンソウ属という。
本種は、北アメリカ原産の大反魂草(オオハンゴンソウ)の園芸品種である。
北海道から本州にかけて野生化し、人家近くの道端や畑の縁などに生える。
最初に発見されたのは十勝地方で、1975年に報告されている。
別名を花笠菊(ハナガサギク)ともいう。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
茎は束になって生え、全体に毛は生えていない。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片は披針形で、葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
花径は5センチから10センチくらいあり大きい。
花の色は黄色で、ぽんぽん咲きをする。
属名の Rudbeckia はスエーデンの植物学者「ルードベック父子(Olof Rudbeck the Elder (1630-1702), Olof Rudbeck the Younger (1660-1740))」の名からきている。
種小名の laciniata は「補足分裂した」という意味である。
品種名の Hortensis は「庭園栽培の」という意味である。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Rudbeckia laciniata 'Hortensis'

★八重咲きをすればイメージ大違い
 ルドベキアとは思えぬ姿

ヤエザキオオハンゴンソウ080905b-l.jpg

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ハベナリア・ロドケイラ090823a-l.jpg

ハベナリア・ロドケイラはラン科ミズトンボ属(ハベナリア属)の多年草である。
ハベナリア属は世界に900種くらいが分布する。
日本にも水蜻蛉(ミズトンボ)などが分布するので、属名の和名をミズトンボ属という。
本種は中国南部からマレー半島にかけて分布し、岩上に生える地生種である。
草丈は20センチから30センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
ビロード状の暗い緑色で、裏面には網目模様が入る。
開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3センチくらいの朱赤色の花をつける。
花の色は、黄色、桃色、オレンジ色などのものもある。
属名の Habenaria はラテン語の「habena(平紐)」からきている。この属の1種の唇弁の形から名づけられた。
種小名の rhodocheila は「赤いリップの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Habenaria rhodocheila

★鷺草の仲間だそうだロドケイラ
 ムードは少し違っているが

ハベナリア・ロドケイラ090823b-l.jpg

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シロツリフネ090928a-l.jpg

白釣船(シロツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の一年草である。
インパチェンス属は世界に1000種くらいが分布する。
日本にも釣船草(ツリフネソウ)などが分布するので、属名の和名をツリフネソウ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の河原など湿ったところに稀に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
分類上は、釣船草(ツリフネソウ)の品種の1つとされている。
白花釣船草(シロバナツリフネソウ)とも呼ばれる。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から花柄を出し、白いの花を数輪ずつつける。
花冠は長さが3センチから4センチの筒状で先が唇形に裂ける。
また、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が後ろに突き出て渦巻き状になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花柄から下垂する花の形を釣船に見立てたのが名の由来である。
別名を朝鮮釣船(チョウセンツリフネ)ともいう。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の textorii はイギリス人の採集家で幕末に日本の植物を採集した「テクスター(Textor)さんの」という意味である。
品種名の pallescens は「淡い白色の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Impatiens textorii f. pallescens

★のんびりと棹を垂らして草の海
 白装束に身を包みつつ

シロツリフネ090928c-l.jpg

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シナガワハギ050923a-l.jpg

品川萩(シナガワハギ)はマメ科シナガワハギ属の越年草である。
原産地はユーラシア大陸である。
日本全国に分布する帰化植物である。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
和名の由来は、江戸時代後期に品川付近で発見されたことからきている。
別名を箙萩(エビラハギ)という。
草丈は50センチから200センチくらいである。
茎は直立するか斜めに立ち、よく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は5月から10月である。
葉の脇に黄色い蝶形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
飼料、牧草に用いられ、蜜源植物としても重要である。
属名の Melilotus はギリシャ語の「meli(蜂蜜)+lotos(ミヤコグサ属)」からきている。ミヤコグサに似て蜜蜂が集まるということで名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
亜種名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Melilotus officinalis subsp. suaveolens

★野生でもどこか見所あるものと
 品川萩は身をしならせて

シナガワハギ050923b-l.jpg

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綿(ワタ)

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ワタ090922c-l.jpg

弾け出る綿の白さに目を細め

綿(ワタ)はアオイ科ワタ属の一年草である。
原産地はインドや中南米である。
繊維作物として熱帯から温帯にかけて広く栽培されている。
日本へは平安時代に渡来したという。
別名をアジア綿(アジアワタ)とも言う。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
花径4センチくらいの黄色い5弁花である。
花の中心部は暗い紅色をしている。
花の外側には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があり、苞の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
花は翌日には紅紫色になってしぼむ。
花の後にできる実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。
綿毛は木綿の原料となるほか、脱脂綿などの原料ともされる。
綿実油は食用油として、天ぷら油、サラダ油などに利用される。
俳句では「綿」が秋の季語、「綿の花」が夏の季語である。
花言葉は「繊細」である。
なお、YListでは、この学名の和名を白花綿(シロバナワタ)としている。
属名の Gossypium はラテン語の「gossum(腫れ物)」からきている。膨らんだ果実の形をたとえたものである。
種小名の herbaceum は「草本の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gossypium herbaceum 

★この花が綿になるかと眺めれば
 涼しげなれど熱帯の色

ワタ090922b-l.jpg

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綿(ワタ)

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過ぎし日の温もり偲び綿の花

綿(ワタ)はアオイ科ワタ属の一年草である。
原産地はインドや中南米である。
繊維作物として熱帯から温帯にかけて広く栽培されている。
日本へは平安時代に渡来したという。
別名をアジア綿(アジアワタ)とも言う。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
花径4センチくらいの黄色い5弁花である。
花の中心部は暗い紅色をしている。
花の外側には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があり、苞の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
花は翌日には紅紫色になってしぼむ。
花の後にできる実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。
綿毛は木綿の原料となるほか、脱脂綿などの原料ともされる。
綿実油は食用油として、天ぷら油、サラダ油などに利用される。
俳句では「綿」が秋の季語、「綿の花」が夏の季語である。
花言葉は「繊細」である。
なお、YListでは、この学名の和名を白花綿(シロバナワタ)としている。
属名の Gossypium はラテン語の「gossum(腫れ物)」からきている。膨らんだ果実の形をたとえたものである。
種小名の herbaceum は「草本の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gossypium herbaceum 

★この花が綿になるかと眺めれば
 涼しげなれど熱帯の色

ワタ090922c-l.jpg

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マルバルコウソウ090922b-l.jpg

丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)はヒルガオ科サツマイモ属の一年草である。
分類の仕方によってはルコウソウ属(Quamoclit)とされることもある。
原産地は中央アメリカである。
日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来した。
今ではほとんど栽培されず、本州の関東地方から九州にかけて帰化し、空き地や荒地などで野生化している。
左巻きの蔓性である。
蔓の長さは2メートルから5メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖っており、つけ根の部分は心形で葉柄がある。
開花時期は8月から10月である。
ラッパのような形をした小さな花を次から次へに咲かせる。
花の色は朱赤色で先が5つに裂け、中心部は黄色い。
萼片は5枚、雄しぺは5本である。
一日花で、午後にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「お節介」である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ipomoea coccinea

★しっとりと染まる朱色は妖しくて
 小形なれども大人の風情

マルバルコウソウ090922a-l.jpg

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ピレオギク070917d-l.jpg

ピレオ菊(ピレオギク)はキク科キク属の多年草である。
北海道の南西部(渡島、桧山、後志、石狩、留萌地方)に分布し、海岸の岩の裂け目などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
和名の由来は、サハリンの地名であるピレオ(和名:幌渓、現在のロシア名:ルイコフ)からきている。
別名を蝦夷の磯馴菊(エゾノソナレギク)ともいう。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は肉質で、幅広いへら形をしており、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に深く裂け、裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
白ないし淡い紅色を帯びた舌状花のある頭花を茎先に一輪ずつつける。
筒状花は黄色い。
花径は3センチから6センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の weyrichii はロシア人の軍医で採集家の「ウェイリヒ(Heinrich Weyrich, 1828-1863)さんの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum weyrichii

★背は低く花は大きなピレオ菊
 風に抗い岩場に咲いて
☆サハリンに咲いていたのと問いかける
 遠き世界も花が繋いで

ピレオギク070917c-l.jpg

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プシコプシス・ベルステーギアナ090823a-l.jpg

プシコプシス・ベルステーギアナはラン科プシコプシス属の多年草である。
属名の読み方は「サイコプシス」とするものもある。
世界に4種だけ分布する小さな属である。
この仲間は、かつてはオンシジウム属に含まれていた着生種である。
日本ではまだオンシジウム属として扱うものも多い。
本種の原産地はスリナム、エクアドル、ボリビアである。
葉は長い楕円形で、長さが20センチくらいある。
開花時期は春から夏である。
花の色は黄緑色で、赤褐色の斑が入る。
花径は8センチくらいである。
花の形は、蝶が飛ぶように見える。
属名の Psychopsis はギリシャ語の「psyche(蝶)+opsis(似た)」からきている。
種小名の versteegiana はオランダ人のラン収集家「ベルステーグ(Gerard Martinus Versteeg, 1876-1943)さんの 」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Psychopsis versteegiana(syn. Oncidium versteegiana)

★蝶の飛ぶ姿に喩えし花姿
 いかにも似合う南国の森

プシコプシス・ベルステーギアナ090823b-l.jpg

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キバナコスモス080824b-l.jpg

黄花コスモス(キバナコスモス)はキク科コスモス属の一年草である。
原産地はメキシコである。
日本へは大正時代の初期に渡来した。
花壇で栽培されるほか、逸出したものが河川敷や道端で野生化している。
草丈は30センチから100センチくらいである。
また、矮性種もある。
よく枝分かれをし、茎や葉には軟毛が生える。
葉は羽状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉の切れ込み方はコスモスよりも粗く、裂片の幅が広い。
開花時期は6月から11月である。
花茎の先に花径6センチくらいの花(頭花)を1輪つける。
花の色はオレンジ色ないし黄色である。
周りにつく舌状花は普通は8枚で、先が3つに切れ込む。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「野生的な美しさ」である。
属名の Cosmos はギリシャ語の「cosmos(飾り)」からきている。
種小名の sulphureus は「黄色の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cosmos sulphureus

★暮れなずむ空の滴を浴びながら
 黄花コスモス花びら広げ
☆太陽の輝き持ちて溢れ出る
 陽気な姿黄花コスモス

キバナコスモス080824c-l.jpg

キバナコスモス060910d-l.jpg

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ウコン080803a-l.jpg

葉の陰に鬱金の花はひっそりと

鬱金(ウコン)はショウガ科ウコン属の多年草である。
原産地はインドである。
紀元前2000年ころには既に栽培されていたという。
16世紀から17世紀に沖縄に伝えられ、琉球王朝では専売制度をとっていた。
根茎は、熱帯地域では食物の香辛着色料、特にカレー粉の成分として利用される。
日本では沢庵漬の着色料とされている。
また、黄色の染料としても世界的に用いられる。
俗に「肝臓の機能を高める」といわれるが、消化管障害を起こすことがあるので注意が必要である。
草丈は50センチから80センチくらいになる。
根茎から長い柄をもった楕円形の葉を伸ばす。
開花時期は8月から9月である。
長さ10センチから15センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花をつける。
そこから秋鬱金(アキウコン)の別名がある。
なお、白い部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花弁は黄色く、一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はターメリック(turmeric)である。
花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」である。
俳句では「鬱金の花」が秋の季語である。
属名の Curcuma はアラビア語の「kurkum(黄色)」からきている。根茎から黄色の色素を得ることから名づけられた。
種小名の longa は「長い」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Curcuma longa(syn. Curcuma domestica)

★葉の陰に鬱金の花はひっそりと
 何を思うか天を見つめて
☆ひっそりと君への想い募らせて
 葉陰の鬱金薄紅に染め

ウコン080803b-l.jpg

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オジギソウ081123a-l.jpg

お辞儀草(オジギソウ)はマメ科オジギソウ属の多年草である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ネムノキ科とする場合もある。
耐寒性がないので園芸的には一年草として扱う。
原産地はブラジルである。
熱帯に広く帰化している。
日本へは江戸時代に渡来した。
日本では庭などに植えられるが、沖縄では雑草として大きく育つこともあるという。
別名を眠り草(ネムリグサ)ともいう。
夕方になると葉を閉じることからきた名である。
和名の由来は、触れると葉を閉じて葉柄も下に垂れることからきている。
草丈は30センチくらいである。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるのが羽状複葉である。
2回というのは、枝分かれをしてそれぞれの先に羽状複葉をつけて1枚の葉が構成されるという意味である。
小葉の形は細長い楕円形で、先が尖る。
開花時期は6月から11月くらいである。
マメ科の植物だが、花の形は蝶形ではない。
雄しべが伸びた筒状の花が集まり、球状になっている。
色は淡いピンクで、一日花である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「感受性」である。
属名の Mimosa はギリシャ語の「mimos(狂言師)」からきている。この属のオジギソウが運動することから名づけられた。
種小名の pudica は「内気な」という意味である。花などがよく開かない性質を表している。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Mimosa pudica

★面白い葉の動きするお辞儀草
 花は淡くてパステルの色
☆シャボン玉花にしたよなお辞儀草
 指で触ればふわり動いて

オジギソウ081123b-l.jpg

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マルバハタケムシロ100911a-l.jpg

丸葉畑蓆(マルバハタケムシロ)はキキョウ科ミゾカクシ属(ロベリア属)の多年草である。
ロベリア属は世界に415種ほど分布する。
日本にも溝隠し(ミゾカクシ)などが分布するので、属名の和名をミゾカクシ属という。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の奄美大島や沖縄本島、久米島などに分布し、海岸の岩場や畑の畦に生える。
環境省のレッドデータリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
茎は横に這って伸び、節から根を出す。
葉は円形ないし倒卵形で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉質で艶があり、長さは5ミリから7ミリと小さい。
開花時期は9月から12月くらいである。
花は葉の脇につき、花径8ミリから9ミリで、白色ないし淡い青紫色である。
花冠は深く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Lobelia はフランドル出身でイギリスの植物学者だった「ロベル(Mathias de Lobel, 1538-1616)さん」の名からきている。
種小名の loochooensis は「琉球の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lobelia loochooensis

★波洗う岩場にひっそり咲くという
 花を見る日をそっと夢見て

マルバハタケムシロ100911b-l.jpg

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アマミカタバミ100911a-l.jpg

奄美酢漿草(アマミカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
漢字では「奄美片喰」とも書く。
鹿児島県の奄美大島に分布する。
海外では、オーストラリアにも分布する。
ただし、オーストラリアのものは別種と考える説もある。
山地の渓流沿いの岩の割れ目に、コケと一緒に生える。
ダム建設による環境の悪化で個体数が減少している。
環境省のレッドブック(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は3センチくらいである。
茎はよく枝分かれをして地面を這う。
茎の長さは10センチから20センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉の形は倒心形である。
両面に微毛が生える。
葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになる。
開花時期は4月から10月くらいである。
茎先に1つずつ花をつける。
花径は5ミリくらいの小さな黄色い花である。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実は円柱状で先が尖ったさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、真っ直ぐ上を向いてつく。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」からきている。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことから名づけられた。
種小名の exilis は「細かく小さい」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Oxalis exilis(syn. Oxalis amamiana)

★花開く姿をとうとう目にしたぞ
 お伽の世界か奄美酢漿草

アマミカタバミ100911b-l.jpg

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ノコンギク091004b-l.jpg

楚々と咲き色づき微か野紺菊

野紺菊(ノコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
和名の由来は、野にある紺色の菊というところからきている。
園芸品種の紺菊(コンギク)の原種でもある。
古い時代に舌状花の青紫色が濃いものを選抜して栽培し、根分けで植え継いだものと思われる。
近縁種の嫁菜(ヨメナ)関東嫁菜(カントウヨメナ)と比べると、本種のほうが花が固まってつき、葉がざらついている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)があり、ざらつく。
開花時期は8月から11月である。
花は茎先にまとまってつき、花径は25ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「指導」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の microcephalus は「小さい頭の」という意味である。
変種名の ovatus は「卵円形の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster microcephalus var. ovatus

★野にありて紫秘めて咲き乱る
 乙女に求む夢托されて

ノコンギク091004a-l.jpg

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イヌショウマ071008g-l.jpg

犬升麻(イヌショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁や林の中に生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
卵形をした小葉は手のひら状に裂け、縁に不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
長い花茎を伸ばし、白い小さな花をたくさんつける。
花が開くと花弁状の萼は落下し、花のように見えるのは雄しべである。
近縁種の晒菜升麻(サラシナショウマ)に比べて花の柄が短いので、花穂は細く見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、晒菜升麻(サラシナショウマ)に似ているが役に立たない(薬用にならない)というところからきている
花言葉は「逃げる」である。
属名の Cimicifuga はラテン語の「cimix(南京虫)+fugere(逃げる)」に由来する。悪臭に南京虫も逃げるという意味である。
種小名の biternata は「2回3出の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Cimicifuga biternata

★つまらない名前だけれど慣れてきて
 犬升麻は落ち着き払い
☆薬用にならないからとからかわれ
 私は私犬升麻咲き

イヌショウマ071008e-l.jpg

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コバノセンナ061124a-l.jpg小葉の旃那(コバノセンナ)はマメ科センナ属(カワラケツメイ属)の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ジャケツイバラ科とされる。
原産地はペルー、ボリビア、パラグアイ、ブラジルなどである。
九州や沖縄では公園樹として植栽されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉は長さ2、3センチの細長い楕円形で、縁が肥厚している。
夕方になると葉を閉じる。
開花時期は10月から12月である。
花径は3、4センチの黄色い5弁花である。
2本の湾曲した雄しべが特徴である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
英名はスクランブルエッグ(scrambled eggs) である。
属名の Senna はアラビア語の「sana(耳)」からきている。莢が耳の形に似ていることから名づけられた。
種小名の pendula は「下垂の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Senna pendula(=Cassia coluteoides)

★寒さなど気にもならぬと煌いて
 小葉の旃那は羽ばたくように

コバノセンナ061124b-l.jpg

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ハマトラノオ081005a-l.jpg浜虎の尾(ハマトラノオ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。
日本固有種である。
鹿児島県の甑島から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
学名は2012年版でクワガタソウ属に変更された。

草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は円柱形で、直立ないし斜上をする。
茎には毛は生えていない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉質で分厚く、艶がある。
葉の先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花は下から上へと咲きあがる。
花径は8ミリから10ミリくらいで、先は4つに深く裂けて平らに開く。
萼片は4枚である。
雄しべは2本、雌しべは1本で、花冠から突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の sieboldianum は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Veronica sieboldiana(syn. Pseudolysimachion sieboldianum)

★南海の小島にそっと咲くという
 浜虎の尾は色透き通り

ハマトラノオ081005b-l.jpg

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蝦夷竜胆(エゾリンドウ)

エゾリンドウ080905a-l.jpg蝦夷竜胆(エゾリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の草原などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから90センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の色は粉っぽい緑色である。
茎は赤みを帯びることが多い。
開花時期は9月から11月である。
茎先や葉の脇に長さ3センチから5センチの青紫色の花をつける。
花の色は、普通の竜胆(リンドウ)よりも濃い。
花は筒形で先が5つに裂け、日が当たると花の先の裂片が開く。
花の中には真ん中に花柱(雌しべ)があり、その周りに5本の雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
切り花として売られているリンドウには本種の園芸品種が多い。
花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の triflora は「3つの花の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Gentiana triflora var. japonica

★透き通る青が眩しき立ち姿
 蝦夷竜胆は気品に満ちて

エゾリンドウ080905b-l.jpg

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トリゴニディウム・アクミナツム090823a-l.jpgトリゴニディウム・アクミナツムはラン科トリゴニディウム属の多年草である。
原産地は中南アメリカである。
山地の湿った林の中に生育する着生種である。
トリゴニディウム属はマキシラリア属の近縁で、この地域に14種が分布するという。
草丈は20センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花の色は黄緑色ないし橙色で赤いストライブが入る。
萼片は三角形である。
属名の Trigonidium はギリシャ語の「trigonos(三角)」からきている。萼片の形から名づけられた。
種小名の acuminatum は「先が次第に尖った」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Trigonidium acuminatum

★ランの花いったいいくつあるのかな
 アクミナツムはラテンが故里

トリゴニディウム・アクミナツム090823b-l.jpg

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秋明菊(シュウメイギク)

シュウメイギク090904a-l.jpg

秋明菊(シュウメイギク)はキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
日本にも一輪草(イチリンソウ)などが分布し、属名の和名はイチリンソウ属という。
本種の原産地は中国である。
中国名は秋牡丹(qiumudan)という。
日本へは江戸時代以前に中国から渡来した。
文献上では「花壇綱目」(水野元勝著, 1681刊)に記載があり、その頃には既に定着していたものと想定できる。
庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培され、切り花やドライフラワーともされる。
また、青森県を除く各地で野生化している。
ちなみに、北海道のブルーリストではDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。
和名の由来は秋に菊に似た花を咲かせるというところからきているる。
特に京都の貴船山に多いので貴船菊(キブネギク)の別名がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、根際から生える葉と茎につく葉がある。
根際から生える葉のほうが大きい。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は9月から11月である。
花柄の先に菊(キク)に似た淡い紅紫色ないし白の花をつける。
ただし、花びらのように見えるのは花片ではなく萼片である。
八重咲きのものは、萼と雄しべが弁化したものである。
花の真ん中には橙色の雄しべと緑色の雌しべがたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「褪せていく愛」である。
10月8日の誕生花である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の hupehensis は「湖北省産の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Anemone hupehensis var. japonica(広義:Anemone hupehensis)

★都人忘れられぬか秋牡丹
 聴くや聴かずや袖震わせて
☆風の花揺れる姿に古都の色
 秋明菊は忘れられても

シュウメイギク090904b-l.jpg

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白髭草(シラヒゲソウ)

シラヒゲソウ090813c-l.jpg白髭草(シラヒゲソウ)はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)ニシキギ科とされる。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の湿原や渓流沿いに生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は円心形で、茎を抱くようにつく。
茎の途中にも小さな葉がつく。
開花時期は8月から9月である。
花茎を立て、茎先に縁が糸状に細かく裂けた白い5弁花を1輪開く。
花径は2センチくらいである。
花の真ん中には柱頭が3つに裂けた雌しべがある。
外側に10本の雄しべがある。
そうちの5本には葯(雄しべの花粉を入れる袋)がある。
残る5本は先が3つに裂けた仮雄しべで、先に黄色の玉をつけて虫を誘うという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の姿を白い髭にたとえたものである。
花言葉は「愛情の絆」である。
属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)」の意味である。霊地として神聖視された山である。
種小名と変種名の foliosa は「葉の多い」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Parnassia foliosa var.?foliosa

★不思議なる花の姿に魅せられて
 しばし見入らん白髭草に

シラヒゲソウ090813b-l.jpg

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羽根旃那(ハネセンナ)

ハネセンナ090929a-l.jpg羽根旃那(ハネセンナ)はマメ科センナ属の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ジャケツイバラ科とされる。
また、カワラケツメイ属に分類する場合もある。
原産地は西インド諸島、南アメリカである。
日本でも奄美大島以南で栽培され、帰化している。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形で、先は丸い。
開花時期は8月から10月くらいである。
枝先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
葉には抗菌物質を含み、皮膚病薬とされる。
和名の由来は、豆果(莢の中に種子が入るもの)に対の翼があることからきている。
属名の Senna はアラビア語の「sana(耳)」からきている。莢が耳の形に似ていることから名づけられた。
種小名の alata は「翼のある」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Senna alata(syn. Cassia alata)

★大形で迫力のある姿だよ
 遠目も似合う熱帯の花

ハネセンナ090929b-l.jpg

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細葉海蘭(ホソバウンラン)

ホソバウンラン070917a-l.jpg細葉海蘭(ホソバウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代の初期に観賞用や薬用植物として渡来した。
繁殖力が強く、北海道から近畿地方にかけて野生化し、道端や草地に生える。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎は円柱形で、直立する。
茎に毛は生えていない。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
場合によっては、向かい合って生える(対生)たり、輪生するものもある。
開花時期は7月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花は日本にも自生する海蘭(ウンラン)とよく似ている。
花冠は長さ10ミリから15ミリくらいの唇形で、つけ根の部分に隆起した黄橙色の斑が入る。
上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。
花冠のつけ根の部分は下に伸びて、長さ1センチくらいの距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)になる。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はトードフラックス(toadflax)という。
トードはヒキガエル、フラックスは亜麻(アマ)を意味する。
属名の Linaria はギリシャ語の「linon(アマ)」からきている。全体が似ているということで名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Linaria vulgaris

★はるばるとやって来たけどこの土地も
 性に合うよと根を深く張り

ホソバウンラン070917c-l.jpg

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2014/05/03改訂

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秋海棠(シュウカイドウ)

シュウカイドウ070714b-l.jpg

いつ実る秋海棠の恋模様

秋海棠(シュウカイドウ)はシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草である。
ベゴニア属は世界に2000種くらいが分布する。
日本にも野生化した本種などが分布し、属名の和名をシュウカイドウ属という。
本種の原産地は中国である。
中国名は秋海棠(qiuhaitang)という。
日本へは江戸時代の初期に観賞用として渡来した。
庭植えや鉢植えで栽培されている。
和名は中国名を音読みしたもので、由来は花の色がバラ科の海棠(カイドウ)に似ていて秋に開花することからきている。
逸出したものが野生化し、関東以西に帰化分布している。
草丈は40センチくらいである。
葉はゆがんだハート形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
淡いピンクの長い花が下向きに咲く。
雄と雌が同じ株で、茎の上に雄花があり下部に雌花がつく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「恋の悩み」「片思い」である。
10月18日の誕生花である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
種小名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Begonia grandis

★花言葉恋の悩みとつけられし
 秋海棠のハートはゆがみ
☆うつむきて咲かせる花のいじらしさ
 ハートの葉さえ片思いして

シュウカイドウ070714c-l.jpg

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銀水引(ギンミズヒキ)

ギンミズヒキ080927a-l.jpg銀水引(ギンミズヒキ)はタデ科ミズヒキ属の多年草である。
分類の仕方によってはイヌタデ属に含まれる。
北海道から沖縄にかけて分布し、低地や山地の林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
分類上は、水引(ミズヒキ)の品種の1つとされている。
基本種は花弁のように見える萼片4枚のうち3枚が赤く1枚が白い。
本種は萼片が4枚とも白い。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、両面に毛が生えている。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に細長い穂状に花径5ミリくらいの小さな白い花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Antenoron はギリシャ語の「antenna(触角)」からきている。
種小名の filiforme は「糸状の」という意味である。
品種名の albiflorum は「白い花の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Antenoron filiforme f. albiflorum(syn. Persicaria filiforme f. albiflorum)

★薄闇に立った姿もぼんやりと
 銀水引は隠れるように

ギンミズヒキ080927c-l.jpg

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2014/05/03改訂

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チンネベリー・センナ

チンネベリー・センナ050923b-l.jpgチンネベリー・センナはマメ科センナ属の常緑低木である。
インド南部のチンネベリー地方で生産されたことが名の由来である。
葉と実が医薬品(緩下薬)とされる。
別名を細葉旃那(ホソバセンナ)という。
インドからアラビアにかけて分布する。
樹高は1メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は薄い紙質である。
開花時期は9月くらいである。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、暗い黄色の5弁花をつける。
花の後にできる実は扁平な長い楕円形をした豆果(莢の中に種子が入るもの)で、暗い褐色に熟する。
種子は扁平な倒卵形をしている。
属名の Senna はアラビア語の「sana(耳)」からきている。莢が耳の形に似ていることから名づけられた。
種小名の alexandrina は「アレキサンドリアの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Senna alexandrina

★古くから使われてきた妙薬と
 知ればますます興味の募り

チンネベリー・センナ050923a-l.jpg

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屁糞葛(ヘクソカズラ)

ヘクソカズラ080824d-l.jpg

紅の痣恥じらうなかれ灸花

屁糞葛(ヘクソカズラ)はアカネ科ヘクソカズラ属の多年草である。
すごい名前だが、別名を灸花(ヤイトバナ)ともいう。
和名の由来は、草全体がいやなにおいを放つ蔓性の植物というところからきている。
万葉の時代にも「くそかずら」の名で詠まれているが、それに「屁」もついたわけである。
灸花(ヤイトバナ)のほうは、花の中心部の形がお灸の跡に似ているところからきている。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドシナ半島、インドなどに広く分布する。
草丈は150センチから250センチくらいである。
茎は長く伸びて蔓になり、左巻きで他のもに絡む。
葉は楕円形ないし細めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖る。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から短い集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花を疎らにつける。
花冠は長さ10ミリくらいの釣鐘形で、先は5つに裂ける。
筒部は白く、中央が紅紫色をしている。
花の後には艶のある黄褐色の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)をつける。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「人嫌い」である。
属名の Paederia はギリシャ語の「paidor(悪臭)」からきている。全草に悪臭のあることから名づけられた。
種小名の scandens は「よじ登る性質の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Paederia scandens

★拗ねないで花を咲かせてみようかな
 まあるくなってぶらぶらぶらり

ヘクソカズラ080824c-l.jpg

ヘクソカズラ081221a-l.jpg

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桜蓼(サクラタデ)

サクラタデ080914b-l.jpg桜蓼(サクラタデ)はタデ科イヌタデ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、水田や水辺の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立する。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
雌雄別株である。
長い花穂を伸ばして、淡い紅色の花を咲かせる。
ただし、花びらに見えるのは萼片である。
雄花は8本の雄しべが雌しべの花柱よりも長い。
雌花は雌しべの花柱のほうが長い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、タデの仲間で「桜」に似た美しい花をつけるというところからきている。
花言葉は「愛くるしい」である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の conspicua は「目立った」という意味である。
写真は9月に向島百花園で撮った。
学名:Persicaria conspicua

★小さくてピンクの小花可愛いね
 水辺が好きな桜蓼咲く
☆ふと見れば優しき色の桜蓼
 寂しき水辺心休まり

サクラタデ080914d-l.jpg

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ケラトテカ・トリロバ

セラトテカ・トリロバ080927a-l.jpgケラトテカ・トリロバはゴマ科ケラトテカ属の一年草である。
属名の読み方は「セラトテカ」とするものもある。
原産地は南アフリカである。
英名はワイルドフォックスグローブ(wild foxglove)という。
フォックスグローブは狐の手袋(キツネノテブクロ)のことである。
草丈は120センチから150センチくらいである。
葉は柔らかく、3つに深く裂ける。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い筒状の花をつける。
花は下から上へと咲き上る。
花径は4センチくらいで先は5つに裂け、裂けた花冠の先の一方が舌状に長く伸びる。
花の色はピンクや藤色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、2つの角がある。
属名の Ceratotheca はギリシア語の「ceras(角)+theke (ケース)」からきている。実の形から名づけられたものである。
種小名の triloba は「三片の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ceratotheca triloba

★ジギタリス思わすような花姿
 手招くように我を呼び寄せ

セラトテカ・トリロバ080927b-l.jpg

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アンデスノオトメ080921b-l.jpgアンデスの乙女(アンデスノオトメ)はマメ科センナ属の落葉低木である。
原産地はブラジル中部からアルゼンチン北部にかけてである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
「アンデスの乙女」は流通名である。
和名は花センナ(ハナセンナ)という。
学名からカッシア・コリンボサの名も使われている。
樹高は2、3メートルである。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
開花時期は8月から10月くらいである。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、マメ科特有の黄色い蝶形をした花を咲かせる。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「輝かしい未来」である。
属名の Senna は生薬の「旃那」を意味する。
種小名の corymbosa は「散房花序の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Senna corymbosa

★清楚なる名に恥ずことなく花咲かす
 黄花麗しアンデスの乙女
☆アンデスの光眩しく輝きて
 乙女の花は弾けんばかり

アンデスノオトメ080921a-l.jpg

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カトレア・マキシマ

カトレア・マキシマ090913a-l.jpgカトレア・マキシマはラン科カトレア属の多年草である。
原産地はエクアドル、ペルーである。
低山や山地の林の中に生える。
スペインの植物学者によって18世紀に発見されたが、実際に登録されたのは50年以上後のことだという。
世界に30から50種あるというカトレア属の原種の1つである。
カトレア属は樹木などに着生する着生蘭である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
茎や葉はやや多肉質である。
葉は長い楕円形で、茎先にまとまってつく。
開花時期は11月から3月である。
花径10センチから12センチくらいの紅紫色をした大輪である。
唇弁の喉から黄色い縦筋が伸び、濃い色の網目模様が入る。
本種から多くの園芸品種が生まれている。
属名の Cattleya はイギリス人の植物収集家「カトレイ(William Cattley, 1788-1835)さん」の名からきている。
種小名の maxima は「最大の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Cattleya maxima

★一面に強い香りを漂わせ
 風格見せるカトレア・マキシマ

カトレア・マキシマ090913b-l.jpg

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犬薄荷(イヌハッカ)

イヌハッカ090922a-l.jpg犬薄荷(イヌハッカ)はシソ科イヌハッカ属(ネペタ属)の多年草である。
ネペタ属はユーラシア大陸やアフリカに250種くらいが分布する。
本種の原産地はヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
日本では、北海道から四国にかけて帰化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
植物名に「犬」の字がつくと「劣る」とか「役に立たない」という意味になる。
この場合は「薄荷」に似ているがメントール成分を含まないということになる。
英名はキャットニップ(catnip)である。
「猫が噛む草」という意味である。
この草の精油にネペタラクトンという猫を興奮させる物質が含まれていることからきている。
猫も喜ぶが、ハーブとして人間にも役立つ薬用植物である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立し、よく枝分かれをする。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は軟毛に覆われており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形をした白い花をたくさんつける。
下唇のつけ根には濃い赤紫色の斑点がある。
雌しべの先は濃い紅色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
別名を筑摩薄荷(チクマハッカ)ともいう。
花言葉は「自由な愛」である。
属名の Nepeta はイタリアのトスカーナ・ウィンブリア地方の都市の古名「Nepete」からきている。
種小名の cataria はラテン語の「cattus(雄ネコ)」からきている。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Nepeta cataria

★東西で違っているよ名づけ方
 キャットニップが犬薄荷とは
☆犬薄荷可愛い小花つけながら
 猫も人にも役立つ草よ

イヌハッカ090922b-l.jpg

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ハベナリア・メデューサ

ハベナリア・メデューサ090909a-l.jpgハベナリア・メデューサはラン科ミズトンボ属(ハベナリア属)の多年草である。
ハベナリア属は世界に900種くらいが分布する。
日本にも水蜻蛉(ミズトンボ)などが分布するので、属名の和名をミズトンボ属という。
本種はタイ、ラオス、カンボジア、インドネシアに分布し、岩上に生える地生種である。
草丈は20センチから30センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチから5センチの白い花をつける。
花弁は細かく切れ込んでいる。
花弁の揺らめきで昆虫を誘っているのではないかという。
属名の Habenaria はラテン語の「habena(平紐)」からきている。この属の1種の唇弁の形から名づけられた。
種小名の medusa はギリシャ神話に登場する「Medusa(メデューサ)」のこで、髪の毛が蛇になった女性である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Habenaria medusa

★切れ込んだ花弁がとても美しく
 立ち止まり見る神秘の姿

ハベナリア・メデューサ090909b-l.jpg

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シラヒゲウメバチソウ071020a-l.jpg白髭梅鉢草(シラヒゲウメバチソウ)はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草である。
表記の名称は流通名である。
中国名は「鷄心梅花草」という。
分類体系によっては(APGIII)ニシキギ科とされる。
原産地は中国で、四川省や雲南省に分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に黄味を帯びた白い花を1輪ずつつける。
花弁の周辺は糸状に細かく裂ける。
雄しべは10本で、そのうち5本は仮雄しべである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)の」という意味である。霊地として神聖視された山である。
種小名の crassifolia は「太い葉の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Parnassia crassifolia

★白い髭生やすがごとき花姿
 敷き詰め咲けば笑みのこぼれて

シラヒゲウメバチソウ071020e-l.jpg

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波布草(ハブソウ)

ハブソウ080921a-l.jpg波布草(ハブソウ)はマメ科カワラケツメイ属の一年草である。
属名はセンナ属とするものもある。
原産地は熱帯アメリカである。
日本へは江戸時代に渡来し、薬用に栽培されている。
また、沖縄や小笠原諸島には帰化をしている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
全草に毛は生えていない。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は長い卵形で先が尖る。
開花時期は7月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の黄色い五弁花をつける。
花はマメ科特有の蝶形ではない。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
豆は夷草(エビスグサ)とともに「ハブ茶」という健康茶の材料となっている。
また、煎じたものは健胃、緩下、解毒薬とされる。
汁が蛇毒に効くということで蝮草(マムシグサ)の別名もあるが、実際には効果はないという。
中国名は望江南(ぼうこうなん)という。
属名の Cassia はヘブライ語の「gasta(皮を剥く)」からきている。
種小名の occidentalis は「西方の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cassia occidentalis(syn. Senna occidentalis)

★蝮棲む野に咲くという蝮草
 日陰に見つけ後ずさりして

ハブソウ080921e-l.jpg

ハブソウ080921f-l.jpg

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洞庭藍(トウテイラン)

トウテイラン0909005a-l.jpg洞庭藍(トウテイラン)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
また、属名はルリトラノオ属とする場合もある。
日本固有種で、京都府、兵庫県、鳥取県に分布し、海岸近くに生える。
生育地が少ないことから、環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
レッドリストでも属名は2012年版からクワガタソウ属に改められた。
草丈は40センチから50センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は少し尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉も茎も白い綿毛で覆われている。
開花時期は8月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を穂状に出し、青紫色の花をつける。
花冠は筒状で、先が4つに裂ける。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、瑠璃色の花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえたものである。
江戸時代にはすでに園芸植物として栽培され、そのころにつけられた名だという。
花言葉は「汚れない心」である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の?ornata は「華美な」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Veronica ornata(syn. Pseudolysimachion ornatum)

★彼方な湖水の色に憧れて
 洞庭藍の名を冠せられ

トウテイラン0909005c-l.jpg

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浜沙参(ハマシャジン)

ハマシャジン080831c-l.jpg浜沙参(ハマシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
沙参(シャジン)というのは釣鐘人参(ツリガネニンジン)の漢名である。
浜沙参(ハマシャジン)は、釣鐘人参(ツリガネニンジン)の海岸型である。
本州と伊豆諸島に分布し、海岸の草地に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に毛は生えない。
葉は長い楕円形で、3、4枚が輪のようになって生える(輪生)。
葉の質が厚く艶があるのが特徴である。
葉の先は尖り、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色の花を下向きにつける。
花冠は釣鐘形で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の tripylla は「3枚の葉の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の glabra は「無毛の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Adenophora triphylla var. japonica f. glabra

★波の音と響き合いつつ聴こえくる
 浜沙参の鳴らす鐘の音

ハマシャジン080831b-l.jpg

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八丈菜(ハチジョウナ)

ハチジヨウナ090905a-l.jpg八丈菜(ハチジョウナ)はキク科ノゲシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、海岸の砂地や荒地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、アルタイなどにも分布する。
和名の由来は、八丈島の原産と誤認されたことによるという。
草丈は30センチから100センチくらいである。
地下茎を伸ばして増え、茎は直立する。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、つけ根は茎をわずかに抱く。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は7月から10月である。
茎先で枝分かれをし、花径3、4センチの黄色い舌状花からなる頭花を数個つける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は15ミリから20ミリくらいで、密に毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
野芥子(ノゲシ)の仲間で、葉や茎を切ると白い汁が出る。
花言葉は「求愛」である。
属名の Sonchus はハチジョウナやアザミを意味するギリシャ語の古語からきている。
種小名の brachyotus は「短い耳の」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Sonchus brachyotus

★蒲公英によく似た花をつけて咲く
 海の香りに引き寄せられて

ハチジヨウナ090905b-l.jpg

ハチジヨウナ090905c-l.jpg

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リンコスティリス・ギガンテア090823a-l.jpgリンコスティリス・ギガンテアはラン科リンコスティリス属の多年草である。
リンコスティリス属はバンダ属の近縁で、熱帯・亜熱帯アジアに分布する。
本種は中国の南西部、インシナ半島、マレー半島、インドに分布する着生種である。
標準和名を大穂咲松蘭(オオホザキマツラン)とする文献もある。
草丈は20センチから30センチである。
葉は線形で、先が窪む。
開花時期は11月から3月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2、3センチの白い花をたくさんつける。
花に入る斑点には紅紫色や黄緑色のものがある。
花には強い芳香がある。
属名の Rhynchostylis はギリシャ語の「rhynchos(くちばし)+stylos(ずい柱)」からきている。
種小名の gigantea は「巨大な」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Rhynchostylis gigantea

★ネット見て出てくる花と少しだけ
 色合い違うこれも個体差

リンコスティリス・ギガンテア090823b-l.jpg

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秋の野罌栗(アキノノゲシ)

アキノノゲシ090830a-l.jpg秋の野罌栗(アキノノゲシ)はキク科アキノノゲシ属の一年草ないし二年草である。
漢字では「秋の野芥子」とも書く。
北海道から沖縄にかけて分布し、草地や空き地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、東南アジアなどにも分布している。
古い時代に日本へ渡来した「史前帰化植物」だと考えられている。
草丈は60センチから200センチくらいである。
茎は中空で直立をする。
葉や茎を切ると白い液が出る。
葉は羽状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から12月くらいである。
花径は2センチくらいで、舌状花だけでできている。
花の色は淡い黄色である。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、冠毛があり風で散布される。
花言葉は「控えめな人」である。
属名の Lactuca はラテン語の「lac(乳)」 からきている。葉や茎から乳を出すことから名づけられた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Lactuca indica

★パステルで描いたごとき花の色
 秋の野罌栗は優雅に揺れて
☆夢の中セピア色した風景に
 秋の野罌栗が煌くばかり

アキノノゲシ090830b-l.jpg

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オクモミジハグマ090823b-l.jpg奥紅葉白熊(オクモミジハグマ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州の北部にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
分類上は西日本に多い紅葉白熊(モミジハグマ)の変種とされている。
基本種のほうが葉が深く切れ込む。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は円心形ないし腎心形で手のひら状に浅く裂け、茎の中ほどに輪生状につく。
葉には長い柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
花(頭花)は白く、左右対称に穂状につく。
頭花は3つの小花からなり、それぞれの小花の花冠は5つに裂けるので、1つの頭花の裂片は15枚になる。
裂片はカールしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「白熊」はヤクの毛で作られた仏具のことである。
属名の Ainsliaea はイギリス人で東インド会社の外科医だった「エインズリー(W. Ainslie, 1767-1837)さん」の名からきている。
種小名の acerifolia は「カエデ属(Acer)の葉に似た」という意味である。
変種名の subapoda は「sub(の下で)+apoda(柄のない)」からきている。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea acerifolia var. subapoda

★カールした花がとっても可愛いよ
 小さいけれど不思議な形

オクモミジハグマ090823c-l.jpg

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夷草(エビスグサ)

エビスグサ080727a-l.jpg夷草(エビスグサ)はマメ科カワラケツメイ属の一年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
沖縄では野生化している。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は倒卵形である。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
種子を煎じたものが生薬の決明子(けつめいし)で、同属の波布草(ハブソウ:Cassia occidentalis)とともに「ハブ茶」という健康茶の材料とされる。
和名の由来は、異国から導入されたので「夷」が充てられたものである。
夷草(エビスグサ)と波布草(ハブソウ)の和名と学名の関係には混乱が見られるが、ここでは東京都薬用植物園の表示に従った。
属名の Cassia はヘブライ語の「gasta(皮を剥く)」からきている。
種小名の tora はインドでの現地名からきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cassia tora

★人のため世のためなれば夷草
 海も渡らん決意を秘めて

エビスグサ080727b-l.jpg

エビスグサ090922a-l.jpg

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大毛蓼(オオケタデ)

オオケタデ090830b-l.jpg大毛蓼(オオケタデ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
原産地は中国、インド、マレーシアなどである。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
今では野生化して北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地、土手などに生えている。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は1メートルから2メートルになる。
茎に毛が多いのが特徴で、名の由来にもなっている。
葉は卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
開化時期は6月から10月である。
花径6ミリから7ミリの紅紫色の小さな花が集まり、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)となる。
犬蓼(イヌタデ)を大きくしたような花である。
先の丸い花びらが5枚あるが、花びらは花弁ではなく萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「思いやり」である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Persicaria orientalis

★役に立つ時代もあった大毛蓼
 雑草なれど気位高く

オオケタデ090830c-l.jpg

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曙草(アケボノソウ)

アケボノソウ090830a-l.jpg

曙草(アケボノソウ)はリンドウ科センブリ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿原や沢沿いに生える。
海外では、中国やヒマラヤなどにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角い。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には縦に3本の葉脈が目立つ。
開花時期は9月から10月である。
茎の上部の葉の脇で枝分かれをして、その先に花を1つずつつける。
花の色は白ないしクリーム色である。
花冠は5つに分かれ、内側に少しめくれる。
花びらの中央には黄緑色の2つの蜜腺があり、先のほうは緑黒色の斑点が散りばめられている。
和名の由来は、この斑点を夜明けの星座に見立てたものである。
花の真ん中にはとっくりのような花柱(雌しべ)があり、5本の雄しべが取り囲む。
萼片は5枚で、先は尖る。
さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)
別名を吉野草(ヨシノソウ)、吉野静(ヨシノシズカ)ともいう。
花言葉は「今日も元気で」である。
属名の Swertia はオランダ人の園芸家「スエルツ(Emanuel Sweert, 1552-1612)さん」の名からきている。
種小名の bimaculata は「2つの斑点がある」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Swertia bimaculata

★夢ならば覚めてくれるな曙の
 空に浮かびし星のまたたき
☆妖精のお気に入りなの曙草
 胸元飾るボタンにも似て

アケボノソウ090830d-l.jpg

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白鷺蘭(シラサギラン)

シラサギラン090904a-l.jpg

白鷺蘭(シラサギラン)はユリ科ディウランテラ属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
原産地は中国の雲南省、四川省である。
標高500メートルから2400メートルの地域に生える。
この名称は、導入した富山県中央植物園が提唱しているものである。
中国名は鷺鶯蘭(lusicao)という。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は7月から9月くらいである。
花の色は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Diuranthera はギリシャ語の「dis(2つの)+anther(葯)」からきている。
種小名の major は「巨大な」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Diuranthera major

★日本ではまだここにしかないのかな
 白鷺蘭の花は繊細

シラサギラン090904b-l.jpg

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南蛮煙管(ナンバンギセル)

ナンバンギセル090909b-l.jpg

地の上を掻き分け見れば思草

南蛮煙管(ナンバンギセル)はハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、草原や林の縁などに生える。
海外では、中国、インドシナ半島、マレーシアなどにも分布している。
名の由来は、花の姿を南蛮渡来の煙管(キセル)に見立てたものである。
葉緑素を持たない寄生植物で、薄(ススキ)茗荷(ミョウガ)などの根に寄生する。
万葉集にも「尾花」(ススキ)と一緒に「思い草」の名で登場している。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎はほとんど地上に出ず、小さな鱗片状の葉をつける。
開花時期は8月から10月である。
葉のわきから花柄を立て、その先にパイプに似た筒形で薄紫色の花を横向きにつける。
花冠の長さは3センチくらいで、先は浅く5つに裂ける。
花の中には黄色い球のような雌しべの柱頭があり、その下に雄しべが4本ある。
花のつけ根には舟形の萼がある。
花の後にできる実は卵球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、中に小さな種子がたくさん詰まっている。
俳句では「南蛮煙管」や「思草」が秋の季語である。
花言葉は「物思い」である。
属名の Aeginetia はギリシャ人の医師「アエギネタ(P. Aegineta, 600's)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aeginetia indica

★鮮やかでエキゾチックな彩りに
 足元見れば南蛮煙管
☆秋めいて薄を見れば月明かり
 南蛮煙管が妖しく咲いて

ナンバンギセル090909c-l.jpg

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男郎花〈オトコエシ)

オトコエシ080914b-l.jpg

男郎花対を願いて花開き

男郎花〈オトコエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、女郎花(オミナエシ)と対比させてつけられたもので、花の色が白く地味で茎や葉は女郎花(オミナエシ)より大きく、男性的な感じがするというところからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
下部につく葉は羽状に裂ける。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部で枝分かれをして、散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小花をたくさんつける。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。
雄しべは4本、花柱(雌しべ)は1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、うちわ状の翼がある。
全草干したものを生薬で敗醤(はいしょう)といい、解毒剤とされる。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「野性味」である。
属名の Patrinia はフランスの博物学者「パトラン(Eugene Louis Melchior Patrin, 1742-1815)さん」の名からきている。
種小名の villosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Patrinia villosa

★男郎花対を願いて女郎花
 見(まみ)える夢を風に託して

オトコエシ080914c-l.jpg

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2014/01/30改訂

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シロバナヤマハギ090922c-l.jpg

山萩(ヤマハギ)マメ科ハギ属の落葉低木である。
日本各地に分布し、日当たりのよい山野に生える
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものがあり、白花山萩(シロバナヤマハギ)と呼ばれる。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝はほとんど枝垂れない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、表面にも裏面にも毛が生える。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の bicolor は「二色の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lespedeza bicolor f. albiflora

★蝶形の花はとっても小さいが
 姿はどれも踊るがごとく

シロバナヤマハギ090922a-l.jpg

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胡麻菜(ゴマナ)

ゴマナ100822a-l.jpg胡麻菜(ゴマナ)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州に分布し、山地から高山の草地などに生える。
地下に太い地下茎があり、直立する茎を出して群生する。
草丈は100センチから150センチくらいである。
ただし、高山では背丈は低い。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎や葉には細かい毛があってざらつく。
開花時期は8月から10月である。
茎先でたくさん枝分かれをして、白い菊(キク)に似た小さな花(頭花)をつける。
花径は15ミリくらいで、真ん中の筒状花は黄色く、周りの舌状花は白い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、葉が胡麻(ゴマ)に似ていて、食べられる草であるというところからきている。
なお、北海道や東北北部には大形の蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ) が分布する。
花言葉は「実り」である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の glehnii はロシアの植物学者「グレーン(Peter von Glehn, 1835-1876)さんの」という意味である。
変種名の hondoensis は「本州産の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Aster glehnii var. hondoensis

★秋の野を胡麻菜の花が埋め尽くす
 静かな景色じっと眺めて
☆群れなして秋を思わす胡麻菜咲く
 空を見上げん白き花束

ゴマナ100822b-l.jpg

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エゾゴマナ110824a-l.jpg

蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)はキク科シオン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から東北地方の北部にかけて分布し、草地や林の縁などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、本州に分布する胡麻菜(ゴマナ)の基本種とされている。
違いは、本種のほうがやや大きく、短い毛が多く生えることである。
草丈は100センチから170センチくらいである。
茎は直立をし、上部で少し枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には細かい毛がたくさん生えており、裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
上部へいくほど葉は小さくなり、先では線形となる。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先で細かく枝分かれをし、先に花径15ミリくらいの白い花(頭花)をつける。
頭花は真ん中にある黄色い筒状花とその周りを囲んだ白い舌状花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、北海道に分布し、芽生えの様子が「胡麻」に似ていることからきている。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の glehnii はロシアの植物学者「グレーン(Peter von Glehn, 1835-1876)さんの」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Aster glehnii

★端麗と言うには少しはばかるが
 賑わい見せて蝦夷胡麻菜咲く

エゾゴマナ110824b-l.jpg

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コスモス

コスモス090913a-l.jpg

薄肌を晒すコスモス色に出て

コスモス(cosmos)はキク科コスモス属の一年草である。
原産地はメキシコの高原地域である。
和名を秋桜(アキザクラ)とするものもある。
メキシコには20種以上の野性種があるといわれている。
また、多くの園芸品種がある。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は1メートルから3メートルである。
茎は太い。
葉は羽状に細かく切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉の裂片は線形となる。
開花時期は9月から10月くらいである。
6月から咲く早生品種もある。
花径は6センチから10センチくらいである。
舌状花は8枚くらいあり、先が3つに裂ける。
花の色は淡い紅色である。
園芸品種には白、赤、黄色、オレンジなどのものや八重咲きのものもある。
筒状花の色は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「乙女の心」である。
属名の Cosmos はギリシャ語の「cosmos(飾り)」からきている。
種小名の bipinnatus は「2回羽状の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Cosmos bipinnatus

★コスモスが寄り添うようにひそひそと
 内緒の話聴いてみたいな
☆風に揺れ色とりどりのコスモスに
 そっと話せば想い届いて

コスモス090913b-l.jpg

コスモス090913c-l.jpg

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瓜皮(ウリカワ)

ウリカワ050820a-l.jpg

瓜皮(ウリカワ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、湿地や水田などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は根際から生え、長さ10センチから20センチくらいの幅の広い線形をしている。
葉には柄はない。
これを真桑瓜(マクワウリ)をむいたときの皮に見立てたのが、和名の由来である。
開花時期は7月から10月である。
上部に柄のある白い雄花、下部に柄のない雌花をつける。
雄花には白い3枚の花弁と多数の雄しべがある。
雌花には雌しべがある。
雌花には花の後に小さく扁平なそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)が固まりになってつく。
属名の Sagittaria はラテン語の「sagitta(矢)」からきている。矢形をした葉の様子から名づけられた。
種小名の pygmaea は「ごく小さい」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Sagittaria pygmaea

★瓜皮の花はひっそり水の上
 水面に浮かぶ葉に寄り添って

ウリカワ050820b-l.jpg

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2014/01/28改訂

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白花萩(シロバナハギ)

シロバナハギ050828a-l.jpg

白萩の舞いを眺めて悦に入り

白花萩(シロバナハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
分類上は、宮城野萩(ミヤギノハギ)の品種の1つとされている。
YListでは標準和名を白萩(シラハギ)としている。
よく公園などに植えられている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は楕円形をしている。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。
俳句では「白萩」が秋の季語である。
花言葉は「物思い」である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名と亜種名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は8月に神代植物公園で撮った。
学名:Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii f. albiflora

★葉の緑ひきたてて舞う花姿
 白花萩は清楚なままに

シロバナハギ050828b-l.jpg

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2014/01/28改訂

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小狸蘭(コタヌキラン)

コタヌキラン100822b-l.jpg小狸蘭(コタヌキラン)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南西部から近畿地方にかけてと屋久島に分布し、亜高山や高山の草地や礫地に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、束生する。
葉の裏面は白い粉をふいている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に小さな穂を2、3個固めてつける。
1つの花穂に雄花と雌花をつける。
花の後にできる実は小堅果である。
和名の由来は、花穂の様子をタヌキの尻尾に見立てたものである。
花言葉は「私を騙さないで」である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の doenitzii はドイツ人の医師(お雇い外国人)で採集家だった「デニツ(Wilhelm Doenitz, 1838-1912)さんの」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Carex doenitzii

★愛らしい姿でどこか得してる
 小狸蘭に頬が緩んで
☆子狸と親しみ込めて名を呼べば
 可愛い尻尾見え隠れして

コタヌキラン100822a-l.jpg

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2014/01/27改訂

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浜風露(ハマフウロ)

ハマフウロ110825c-l.jpg浜風露(ハマフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、海岸の草原などに生える。
蝦夷風露(エゾフウロ)とは変種同士の関係である。
蝦夷風露(エゾフウロ)とよく似ているが、浜風露(ハマフウロ)のほうが萼片の幅が広く、萼片に生える長い毛が少ない。
また、葉は楕円形で手のひら状に切れ込むが、葉の切れ込みが浅く、裂片の幅が広い。
草丈は30センチから80センチくらいである。
開花時期は7月から9月である。
茎が枝分れをして、その先に花径3センチくらいの5弁花をつける。
花の色は淡い紅紫色で、色の濃淡には幅がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の yesoense は「北海道の」という意味である。
変種名の pseudo-palustre は「沼地生のような」という意味である。
写真は8月に積丹半島の神威岬で撮った。
学名:Geranium yesoense var. pseudo-palustre

★北の地の浜にぽつんと浜風露
 紅紫の花が覗いて

ハマフウロ110825a-l.jpg

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2014/01/27改訂

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田村草(タムラソウ)

タムラソウ080813c-l.jpg

田村草(タムラソウ)はキク科タムラソウ属(セルラツラ属)の多年草である。
セルラツラ属は暫定的な学名だがユーラシア大陸に39種と2亜種2変種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも本種が分布し、属名の和名をタムラソウ属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、山地の草原や林の縁などに生える。
また、山野草として庭植えにして栽培される。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
基本亜種の満州田村草(マンシュウタムラソウ:Serratula coronata subsp. coronata)は中国からヨーロッパにかけて分布する。
和名の由来は不明とされている。
別名を玉箒(タマボウキ)という。
草丈は30センチから150センチくらいである。
茎には多数の縦線があり、上方で疎らに枝分かれをする。
葉は大形の細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)
葉は羽状に深く切れ込むが、刺がない。
開花時期は8月から10月である。
茎先に紅紫色の花(頭花)を上向きにつける。
花は薊(アザミ)の仲間によく似ている。
舌状花はなく筒状花だけで構成される。
花の下にある総苞は細長い三角状である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「あなただけ」である。
10月20日の誕生花である。
属名の Serratula はラテン語の「serratus(鋸歯のある)」からきている。
種小名の coronata は「花冠のある」という意味である。
亜種名の insularis は「島に生える」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Serratula coronata subsp. insularis

★薊かとふと思わせる田村草
 棘はないよと笑み送られて
☆棘のない優しい花と田村草
 覚えた頃が懐かしきかな

タムラソウ080813b-l.jpg

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2014/01/27 改訂
2016/10/20 3訂

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ウルギネア・マリティマ

ウルギネア・マリティマ080927a-l.jpgウルギネア・マリティマはユリ科ウルギネア属の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
和名は海葱(カイソウ)という。
英名はシーオニオン(sea onion)である。
草丈は100センチから150センチくらいである。
巨大な球根をもつ。
この球根を乾燥させたものが古代から殺鼠剤として用いられてきた。
また、強心剤や利尿剤など薬用としても用いられてきた。
ただし、全草が有毒である。
開花時期は9月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの白い花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Urginea はこの属の1種が生育するアルジェリアの地名ないし部族名(Beni Urgin)からきている。
種小名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Urginea maritima

★どことなく姿不気味な海葱に
 うーんと唸りしばし腕組み
☆花白くかわいい姿有毒の
 薬になりし不思議な花よ

ウルギネア・マリティマ080927b-l.jpg

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2014/01/26改訂

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琉球萩(リュウキュウハギ)

リュウキュウハギ071222e-l.jpg

琉球萩(リュウキュウハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
原産地は東南アジアだと考えられている。
日本では、鹿児島県や沖縄県で栽培されている。
YListでは標準和名を台湾萩(タイワンハギ)としている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝は細くて横に広がり、枝垂れる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
小葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は年に2回ある。
3月から6月ころと9月から11月ころに蝶形の花を咲かせる。
花は大きめで、紅紫色の花の色も濃い。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の liukiuensis は「琉球の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Lespedeza liukiuensis(syn. Lespedeza thunbergii subsp. formosa)

★南国のムードにすっと溶け込んで
 鮮やかに咲く琉球萩は

リュウキュウハギ071222c-l.jpg

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2013/12/27改訂

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葛(クズ)

クズ100823a-l.jpg

整いし姿はないかくずの花

葛(クズ)はマメ科クズ属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
沖縄にも帰化している。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、ニューギニアなどにも分布する。
地を這ったり他の木に絡みついたりしながら伸びる。
草丈は10メートルから15メートルくらいになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)、
小葉の形は卵円形や楕円形で、浅く3つに裂けるものもある。
葉には長い柄があり、裏面には白い毛が密生する。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花には甘い香りがある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
秋の七草の1つである。
肥大した根からは葛粉がとれる。
葛粉は葛切りや葛餅などの原料となる。
根を干したものを生薬で葛根(かっこん)といい、発汗・解熱剤とされる。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「治癒」である。
属名の Pueraria はスイスの植物学者「プエラリ(Marc. N. Puerari, 1765-1845)さん」の名からきている。
種小名の lobata は「浅く裂けた」という意味である。
写真は8月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pueraria lobata

★車窓から何度も見たよ葛の花
 やっと撮れたな綺麗な姿

クズ100823b-l.jpg

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シロバナトウウチソウ070826a-l.jpg

白花唐打草(シロバナトウウチソウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方に分布し、亜高山や高山の湿った草地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は11枚から15枚の小葉で構成される。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は8月から9月である。
茎先に穂状花序を出し、たくさんの花をつける。
花は上から順に開花する。
花弁はなく、4枚の萼が花弁状になり、雄しべが突き出る。
雄しべのいろはほとんど白だが、稀に淡い紅色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「唐打」というのは中国の組紐のことで、穂状に咲く花の姿を譬えた。
長穂の白吾亦紅(ナガボノシロワレモコウ)と似ているが、こちらは穂が長く先が垂れる。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は8月に蔵王連峰で撮った。
学名:Sanguisorba albiflora

★立てた穂は短いけれどすっと立つ
 白い雄しべを突き出しながら

シロバナトウウチソウ070826d-l.jpg

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磯野菊(イソノギク)

イソノギク090905a-l.jpg

磯野菊(イソノギク)はキク科シオン属の多年草である。
奄美大島から沖縄本島にかけて分布し、海岸の岩場や草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は15センチから50センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、斜上するか地を這う。
根際から生える葉はさじ形で、ロゼット状となる。
茎につく葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや多肉質である。
開花時期は周年である。
茎先に1輪ないし数輪の花(頭花)がつく。
花径は3センチくらいである。
舌状花の色は、白ないし淡い紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の asagrayi はアメリカの植物分類学者「エイサ・グレイ(Asa Gray, 1810-1888)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Aster asagrayi

★万座毛あたりに生える花らしい
 いつか見たいなあの沖縄で

イソノギク090905b-l.jpg

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アマミクサアジサイ081005b-l.jpg

奄美草紫陽花(アマミクサアジサイ)はユキノシタ科クサアジサイ属の多年草である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
鹿児島県の奄美大島と沖縄県の西表島に分布し、渓流沿いの岩場や湿った崖などに生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
アジサイの仲間ではクサアジサイだけが互生である。
開花時期は8月から9月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径5ミリくらいの小さな白い花をつける。
花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
クサアジサイの仲間の原種といわれ、草紫陽花(クサアジサイ)のような装飾花はない。
属名の Cardiandra はギリシャ語の「cardia(心臓)+andron(雄しべ)」からきている。心臓形の雄しべを持つという意味である。
種小名の amamiohsimensis は「奄美大島の」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Cardiandra amamiohsimensis

★細々とされど先祖の威厳見せ
 咲いた小花は煌くように

アマミクサアジサイ081005c-l.jpg

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屋久島萩(ヤクシマハギ)

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屋久島萩(ヤクシマハギ)はマメ科ハギ属の落葉小低木である。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
YListでは標準和名を紅黒花木萩(ベニクロバナキハギ)としている。
樹高は20センチから50センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い楕円形ないし円形で、先は丸い。
開花時期は7月から10月くらいである。
小ぶりの濃い紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の melanantha は「黒い花の」という意味である。
品種名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は6月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Lespedeza melanantha f. rosea

★こじんまりピンクの花を揺らし咲く
 屋久島萩は優しい姿

ヤクシマハギ050626b-l.jpg

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2013/12/26改訂

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鏡蓋(ガガブタ)

ガガブタ090905a-l.jpg

鏡蓋(ガガブタ)はミツガシワ科アサザ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、低地の池や沼に生える。
海外では、中国、台湾、東南アジア、オーストラリアなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は3センチから5センチである。
水面に浮かぶ葉の形は円心形で、睡蓮(スイレン)に似ている。
開花時期は6月から9月である。
花の色は白く、花冠は星形に5つに深く裂ける。
花径は15ミリくらいである。
花冠の中心部は黄色く、裂片の表面には白毛が生える。
このような花の色から金銀蓮花(キンギンレンカ)という別名がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の形を鏡の蓋にたとえて「鏡蓋」と呼んでいたものが転嫁したという。
英名はウォーター・スノーフレーク(water snowflake)である。
花言葉は「純情」である。
属名の Nymphoides はギリシャ語の「Nymphaea(ヒツジグサ属)+eidos(外観)」からきている。ヒツジグサ属に似ているということで名づけられた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Nymphoides indica

★星形の白い小花がぽっかりと
 水に浮かんでゆらりゆらゆら

ガガブタ090905b-l.jpg

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浜苦菜(ハマニガナ)

ハマニガナ090905b-l.jpg

浜苦菜(ハマニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ベトナム、カムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎は砂地の中を這って伸びる。
葉は長さが3センチくらいで、手のひら状に3つから5つに裂ける。
葉はやや肉厚である。
葉には長い柄があるが、砂地の中にもぐっている。
開花時期は4月から10月である。
葉の脇から長い花の柄を出し、花径2、3センチの黄色い花(頭花)をつける。
頭花は15枚から20枚の舌状花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を浜銀杏(ハマイチョウ)という。
葉が「銀杏」に似ていることからつけられた名である。
花言葉は「質素」である。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は9月に富山県氷見市で撮った。
学名:Ixeris repens

★ふと見れば砂に埋もれてただ一輪
 浜苦菜咲く静かな浜辺

ハマニガナ090905a-l.jpg

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姫鍬形(ヒメクワガタ)

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姫鍬形(ヒメクワガタ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、両面に毛が生える。
葉の先はやや尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に短い花序を出し、花径5ミリくらいの小さな淡い紫色の花をいくつかつける。
花冠は4つに深く裂ける。
雄しべは2本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「鍬形」の名は、実につく萼片の形が兜の鍬形に似ていることからきている。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Veronica nipponica

★なかなかに出合えぬ花を見つけたよ
 不安げに咲く姫鍬形を

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セイタカアワダチソウ070917a-l.jpg

背高泡立草(セイタカアワダチソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカではゴールデンロッド(金の鞭)と呼ばれ、アラバマ州では州花にもなっている。
急速に繁殖して悪名を轟かせたのは戦後になってからである。
ほぼ全国に分布し、線路沿い、川沿い、空き地などに生える。
外来生物法で要注意外来生物に指定されている。
花粉症の原因とされたのだが、風媒花ではなく虫媒花であることが行き渡って沈静化した。
草丈は1メートルから3メートルくらいある。
茎は円形で毛が生える。
葉は被針形で、先が尖り、縁にはぎざぎざがない(全縁)。
葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には凹凸があり、ざらつく。
裏面の脈上には微毛が生える。
開花時期は9月から11月である。
大きな円錐花序をつける。
1つの頭花には5つくらいの筒状花があり、その周りに舌状花がある。
舌状花は細く、カールをしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、背が高く花が泡立っているように見えることからきている。
花言葉は「生命力」である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の altissima は「非常に高い」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Solidago altissima

★秋の野を黄で埋め尽くし泡立草
 趣きいかが黄金舞う海

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アキザキスノーフレイク080927a-l.jpg秋咲きスノーフレーク(アキザキスノーフレーク)はヒガンバナ科スノーフレーク属(オオマツユキソウ属、レウコユム属)の多年草である。
原産地はポルトガル、モロッコである。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形で細い。
開花時期は8月から10月である。
小さな白ないし淡いピンク色の鐘形の花を下向きに数輪咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「汚れなき心」である。
属名の Leucojum はギリシャ語の「leukos(白)+ion(スミレ)」からきている。
種小名の autumnale は「秋咲きの」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Leucojum autumnale

★俯いてスノーフレーク何思う
 秋咲きなれば憂いも深く

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筮萩(メドハギ)

メドハギ090909a-l.jpg

筮萩(メドハギ)はマメ科ハギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や河原、荒地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎は硬くて細く、よく枝分かれをして直立する。
茎は木質化する。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
頂小葉が他の2枚の小葉よりも大きい。
開花時期は8月から10月である。
葉の脇に長さ6ミリくらいの蝶形の花を数個ずつつける。
花の色は淡い黄白色で、真ん中に紫色の斑が入る。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、占いの筮(めどき)に用いられたことからきている。
後に占いには竹が使われるようになり、この竹は筮竹(ぜいちく)と呼ばれる。
花言葉は「人見知り」である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の cuneata は「くさび形の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lespedeza cuneata

★めずらしい名前にこれは何物と
 紐解きみれば歴史の知れて
☆占筮(せんぜい)に使われし頃想いなば
 小さき花の囁き聞こえ

メドハギ090909b-l.jpg

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海蘭(ウンラン)

ウンラン090905a-l.jpg海蘭(ウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
日本固有種である。
北海道、本州、四国北部に分布し、海岸の砂地に生える。
和名の由来は、海岸に生え花が蘭(ラン)に似ているところからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は枝分かれをして斜上ないし匍匐する。
葉は楕円形をしており、肉質で分厚く緑白色である。
葉は向かい合って生える(対生)か束になって生える(束生)。
茎の上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に中央が黄色く周りが白い唇形の花を数個つける。
花冠の先は唇形で上下に裂けるが、虫が来るまで閉じている。
これは仮面状花冠と呼ばれている。
花の形は園芸品種の金魚草(キンギョソウ)によく似ている。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「欲望」である。
属名の Linaria はギリシャ語の「linon(アマ)」からきている。全体が似ているということで名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に富山県の氷見市で撮った。
学名:Linaria japonica

★ひっそりと砂浜に這う海蘭は
 爽やか色で風に吹かれて

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浜撫子(ハマナデシコ)

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浜撫子(ハマナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、海岸の岩上や砂浜に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
対生する葉はつけ根の部分が合着する。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径15ミリくらいの紅紫色の5弁花をたくさんつける。
花弁の先は浅く切れ込む。
萼片5枚、雄しべ10本、雌しべ1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を藤撫子(フジナデシコ)という。
花言葉は「清純」である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Dianthus japonicus

★浜辺にも咲く撫子があるんだね
 分厚い葉っぱ個性を見せて

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女郎花(オミナエシ)

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誰忍び風にたゆたう女郎花

女郎花(オミナエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野や土手などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は向かい合って生え(対生)、羽状の切れ込みがある。
開花時期は7月から10月である。
茎の上部で枝分かれをして散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い小さな花が群がり咲く。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。
裂片の先は丸い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
女郎花(オミナエシ)は秋の七草の一つであり、万葉集にも登場する花である。
薬用にもなり、解熱や消炎の効果がある。
花言葉は「親切」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Patrinia はフランスの博物学者「パトラン(Eugene Louis Melchior Patrin, 1742-1815)さん」の名からきている。
種小名の scabiosaefolia は「マツムシソウ属(Scabiosa)のような葉の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Patrinia scabiosaefolia

★紬織り小粋に着込み艶姿
 裾をからげて風よ来い来い
☆遠き日の襲色目(かさねいろめ)の女郎花
 爽やかなりし柔らかき色

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高三郎(タカサブロウ)

タカサブロウ090903a-l.jpg高三郎(タカサブロウ)はキク科タカサブロウ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、湿った道端や水田の縁などに生える。
縄文時代の後期には日本に渡来していたという史前帰化植物である。
世界中の温帯から熱帯にかけて広く分布する。
和名の由来ははっきりしない。
近縁種として1981年に確認されたアメリカ高三郎(アメリカタカサブロウ)がある。
そちらのほうは、花径が半分くらい、葉がやや細く鋸歯が明瞭、種子に翼がないなどの特徴があるという。
草丈は20センチから70センチくらいである。
よく枝分かれをする。
茎や葉には毛が生えていてざらつく。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に花径1センチくらいの白い花(頭花)をつける。
真ん中にある筒状花は緑白色で、周りに白い舌状花がある。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)である。
そう果には冠毛はなく、種子は水に流されて散布される。
種子には翼がある。
属名の Eclipta はギリシャ語の「ecleipo(不完全の)」からきている。冠毛のないことを表したものである。
種小名の thermalis は「暖かい」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Eclipta thermalis

★名前だけ聞いていたけど高三郎
 とても綺麗だモザイクのよう

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錦萩(ニシキハギ)

ニシキハギ060819c-l.jpg錦萩(ニシキハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい山地に普通に生える。
また、公園や庭でもよく栽培される。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長さが2センチから6センチくらいで、楕円形ないし長めの楕円形である。
葉の先は尖らず、両面に毛が生える。
開花時期は8月から10月である。
紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「内気」である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名と亜種名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
品種名の Nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii 'Nipponica'(syn. Lespedeza japonica var. japonica f. angustifolia)

★鮮やかな紅紫の花が舞い
 錦萩咲く晩夏の頃に

ニシキハギ060819b-l.jpg

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シロバナハマゴウ100821a-l.jpg蔓荊(ハマゴウ)クマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木である。
漢字では「浜香」「浜栲」とも書く。
分類体系によってはシソ科とされる。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジアなどにも分布する。
稀に白花のものがあり、白花蔓荊(シロバナハマゴウ)と呼んでいる。
茎は砂上を這い、樹高は50センチから100センチくらいになる。
株全体に香気がある。
葉は灰緑色をした楕円形で波打っており、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面は白い軟毛に覆われている。
開花時期は7月から9月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花冠は上下2つの唇に分かれる。
上唇は2つに裂ける。
下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は両側の裂片の5倍くらいある。
秋になると球形で硬い核果(水分を多く含み中に種が1つある)が淡い黒色に熟する。
実はコルク質で、海流に運ばれて広がる。
属名の Vitex はラテン語の「vieo(結ぶ)」からきている。この属の1種の枝で篭を編んだことから名づけられた。
種小名の rotundifolia は「円形葉の」という意味である。
品種名の albescens は「白味を帯びた」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Vitex rotundifolia f. albescens

★花の色変われば姿も違い見え
 気づくも遅し蔓荊の花

シロバナハマゴウ100821b-l.jpg

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浜女郎花(ハマオミナエシ)

ハマオミナエシ100821a-l.jpg浜女郎花(ハマオミナエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州に分布し、海岸に生える。
分類上は、女郎花(オミナエシ)の品種の1つとされている。
基本種との違いは、草丈が低く葉が分厚いことである。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉には羽状の切れ込みがあり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎の上部で枝分かれをして散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。
裂片の先は丸い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Patrinia はフランスの博物学者「パトラン(Eugene Louis Melchior Patrin, 1742-1815)さん」の名からきている。
種小名の scabiosaefolia は「マツムシソウ属(Scabiosa)のような葉の」という意味である。
品種名の crassa は「多肉質の」という意味である。
写真は8月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Patrinia scabiosaefolia f. crassa

★浜辺には浜辺に見合う姿あり
 背丈も低く浜女郎花

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ハチジョウアキノキリンソウ061105a-l.jpg八丈秋の麒麟草(ハチジョウアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
伊豆諸島にある八丈島の固有種である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
近縁種の秋の麒麟草(アキノキリンソウ)よりも小振りである。
浜秋の麒麟草(ハマアキノキリンソウ)が近い仲間である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から11月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、たくさんの黄色い花(頭花)をつける。
頭花は筒状花と舌状花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の virgaurea は「黄金の枝」という意味である。
亜種名の leiocarpa は「毛のない果実の」という意味である。
変種名の praeflorens は「早咲きの花の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa var. praeflorens

★びっしりと手毬のように花つけて
 跳ねる思いで空を見上げて

ハチジョウアキノキリンソウ061105d-l.jpg

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アキノキリンソウ060910d-l.jpg秋の麒麟草(アキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい山地から高山にかけての草地や土手などに生える。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎は細くて硬く、下部は黒紫色をしている。
葉は互い違いに生え(互生)、下部の葉は卵形、上部の葉は披針形(笹の葉のような形)をしている。
開花時期は8月から11月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの黄色い花(頭花)をつける。
1つ1つの花は舌状花4枚から6枚が一列に並び、真ん中に筒状花がある。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は狭い鐘形で、総苞片は4列に並ぶ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、秋に咲き、また黄色い花の美しさをベンケイソウ科の麒麟草(キリンソウ)にたとえたものである。
別名を泡立草(アワダチソウ)という。
これは、花が泡立つように咲くというところからきている。
花言葉は「警戒」「用心」である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の virgaurea は「黄金の枝」という意味である。
亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は9月に信州の白馬五竜山野草園で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. asiatica

★一面を黄金に染めて元気よく
 咲く花の上陽射しも強く
☆黄金の鈴かとみまう花の房
 秋の陽射しも眩いばかり

アキノキリンソウ060910c-l.jpg

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隠元豆(インゲンマメ)

インゲン050723b-l.jpgぶら下がる隠元豆に蝶の舞い

隠元豆(インゲンマメ)はマメ科インゲンマメ属の一年草である。
原産地は中央アメリカである。
日本へは明治時代の初期に北海道開拓使によって導入された。
和名の由来は、明の帰化僧・隠元禅師によって江戸時代にもたらされたことから来ていると言われる。
しかし、隠元禅師が持ってきたのは別種の藤豆(フジマメ)であった。
藤豆(フジマメ)は現在、関西の一部で栽培が続けられている。
隠元豆(インゲンマメ)には蔓性の品種と蔓のない品種がある。
また、莢ごと食べるものと中の豆を食べるものとがある。
草丈は蔓性のもので2、3メートル、蔓なしのもので30センチくらいである。
開花時期は7月から8月である。
花径15ミリくらいの白ないし淡い紫色の蝶形の花をつける。
暖地では年に三度も収穫できるので三度豆(サンドマメ)の名称もある。
花言葉は「喜びの訪れ」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Phaseolus はギリシャ語の「phaseolus(丸木舟)」からきており、莢の形を見立てて名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は7月の軽井沢町植物園で撮った。
学名:Phaseolus vulgaris

★隠元の莢に驚き見上げれば
 白い花咲く蝶舞うように

インゲン050723a-l.jpg

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筑紫萩(ツクシハギ)

ツクシハギ050918a-l.jpg筑紫萩(ツクシハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい山地に生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉にはやや艶があり、先は丸いかややくぼむ。
開花時期は8月から10月である。
枝先の葉の脇から出る総状花序(柄のある花が花茎にほぼ均等につき柄の長さもほぼ等しい)に、淡い紅紫色の蝶形花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、福岡県で最初に見つけられたことからきている。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の homoloba は「同様な裂片の」という意味である。
写真は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lespedeza homoloba

★艶やかな花を揺すって筑紫萩
 目立ちたいのと突き出るように

ツクシハギ050918b-l.jpg

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グンバイヒルガオ090905a-l.jpg軍配昼顔(グンバイヒルガオ)はヒルガオ科サツマイモ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸に生える。
海外では、世界中の亜熱帯や熱帯に広く分布する。
種子は海水に浮き、海流に乗って広がる。
茎は砂の上を這って広がる。
草丈は10センチから20センチである。
葉は幅の広い楕円形で、先が浅く切れ込んで「軍配」に似る。
開花時期は8月から9月が中心だが、ほぼ周年開花をする。
葉の脇から長い花柄を伸ばし、花径5、6センチの淡い紫色をした漏斗状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Ipomoea pes-caprae

★確かめる間もなく置いた花の名を
 偶然知ってどこかうれしく

グンバイヒルガオ090905b-l.jpg

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栂桜(ツガザクラ)

ツガザクラ100822a-l.jpg栂桜(ツガザクラ)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から四国にかけて分布し、亜高山や高山の岩場に生える。
樹高は10センチから20センチくらいである。
茎は地面を這い、上部が斜上する。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色で艶がある。
開花時期は7月から8月である。
枝先に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、2輪から6輪くらい鐘形の花を横向きにつける。
花冠は長さが4ミリから5ミリ、幅が3ミリから4ミリくらいである。
花の色は白く、淡い紅色を帯びる。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
萼片は紅紫色で短い。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上を向いてつく。
和名の由来は、葉が針葉樹の栂(ツガ)に似て、桜色の花をつけることからきている。
属名の Phyllodoce はローマの詩人がつけた海のニンフの名にちなんでいる。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Phyllodoce nipponica

★花の咲く姿はじめて捉えたよ
 仲間はあれこれ撮っていたけど

ツガザクラ100822c-l.jpg

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オオアキノキリンソウ080904a-l.jpg大秋の麒麟草(オオアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の東北地方にかけて分布し、海岸や山地の渓流沿いに生える。
分類上は、洋種秋の麒麟草(ヨウシュアキノキリンソウ)の亜種とされている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
近縁種の秋の麒麟草(アキノキリンソウ)よりも茎が太い。
茎の上部につく葉は幅の狭い楕円形、茎の下部につく葉は幅の広い卵形である。
開花時期は9月から10月である。
茎先に小さな黄色い花(頭花)が密集して咲く。
花の真ん中には筒状花、周囲には舌状花があり、いずれも黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の virgaurea は「黄金の枝」という意味である。
亜種名の gigantea は「巨大な」という意味である。
写真は9月に襟裳岬で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. gigantea

★背は低くずんぐりとした花姿
 北の大地に生まれ育って

オオアキノキリンソウ080904b-l.jpg

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梅蕙草(バイケイソウ)

バイケイソウ100822a-l.jpg梅蕙草(バイケイソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の林の中や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は長さが20センチから30センチある幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉脈は平行脈で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
茎先に大きな円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、緑白色の花をたくさんつける。
花径は10ミリから25ミリくらいである。
花被片は6枚で、緑色の筋が入る。
花弁の縁は縮れており、たくさんの突起毛が生える。
雄しべは6本で花被片より短い。
雌しべの柱頭は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根茎にアルカロイドを含み、有毒である。
和名の由来は、花が「梅」に、葉が中国産の「蕙蘭」に似ていることからきている。
花言葉は「寄り添う心」である。
属名の Veratrum はラテン語の「verator(予言者)」からきている。この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があり、北ヨーロッパに「くしゃみをしてから言うことは真実」ということわざがあるため。
種小名の album は「白い」という意味である。
亜種名の oxysepalum は「鋭い萼片のある」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Veratrum album subsp. oxysepalum

★雪田ににょっきり立って存在を
 誇示するごとく梅蕙草は

バイケイソウ100822b-l.jpg

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薄雪草(ウスユキソウ)

ウスユキソウ080807a-l.jpg薄雪草(ウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山の草地や礫地に生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
全体に灰白色の綿毛が生える。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は淡い緑色で、裏面には綿毛が密生する。
葉には柄はなく、先はやや尖る。
根際から生える葉もあるが、開花時には枯れる。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に数個の頭花をつける。
頭花は「薄雪」に譬えられる白い苞葉の上につく。
周りに雌花があり、真ん中に雄花がある。
花の後にできる実はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、毛が生えている。
花言葉は「純粋」である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Leontopodium japonicum

★薄っすらと包む綿毛が個性的
 薄雪草はイメージ淡く

ウスユキソウ080807d-l.jpg

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丸葉萩(マルバハギ)

マルバハギ081004a-l.jpg丸葉萩(マルバハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形をした3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸い。
開花時期は8月から10月である。
葉の脇に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の蝶形をした花をかたまってつける。
花序は伸びない。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、葉が丸いことからきている。
別名を深山萩(ミヤマハギ)ともいう。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の cyrtobotrya は「曲がった総の」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Lespedeza cyrtobotrya

★薄紅と葉の緑とがよく似合う
 丸葉萩咲く秋の陽受けて

マルバハギ081004b-l.jpg

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ミヤマダイコンソウ070813c-l.jpg深山大根草(ミヤマダイコンソウ)はバラ科ダイコンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山帯の岩石地や礫地などに生える。
近畿地方や四国の一部の高山にも分布する。
基本種は北アメリカの西部に分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎や葉の柄には黄褐色の剛毛が生える。
根際から生える葉には長い柄があり、羽状複葉である。
ただし頂小葉という先につく小葉だけが大きくて、側葉は目立たない。
頂小葉は円形で、ぎざぎざに切れ込む。
葉の表面は艶があり、分厚くて硬い。
茎につく葉は単葉である。
円形でぎざぎざに切れ込む。
開花時期は7月から8月である。
花は鮮やかな黄色い5弁花である。
花びらの先は浅く2つに裂け、丸みがある。
花の真ん中にたくさんの雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)の集合果である。
属名の Geum はラテン語の「geuo(美味)」からきている。
種小名の calthaefolium は「リュウキンカ属(Caltha)のような葉の」という意味である。
変種名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に乗鞍岳の畳平で撮った。
学名:Geum calthaefolium var. nipponicum

★鮮やかな黄金の花びら開きたる
 姿をやっと山で目にして

ミヤマダイコンソウ070813d-l.jpg

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反魂草(ハンゴンソウ)

ハンゴンソウ100822a-l.jpg反魂草(ハンゴンソウ)はキク科キオン属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、カムチャツカ半島、サハリン、アリューシャン列島にも分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は羽状に3つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
近縁種の黄苑(キオン)とよく似ているが、こちらは葉が裂けない。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、たくさんの黄色い花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいである。
真ん中にたくさんの筒状花があり、周りに舌状花がつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
アイヌの人びとは葉や茎を食用や薬用にしたという。
和名の由来としては、薬効から「魂を甦らせる草」としたという説がある。
花言葉は「正義」である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の cannabifolius は「アサ属のような葉の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Senecio cannabifolius

★雪田を黄色に染めて花開く
 反魂草に目を奪われて

ハンゴンソウ100822b-l.jpg

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丸葉面高(マルバオモダカ)

マルバオモダカ050820b-l.jpg丸葉面高(マルバオモダカ)はオモダカ科マルバオモダカ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、池や沼、水田などの浅い所に生える。
海外では、中国やインド、オーストラリア、マダガスカルなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は円形または腎臓形ではっきりした葉脈が見られる。
和名の由来は、オモダカの仲間で葉が丸いことからきている。
はじめは水面に浮かんでいるが、その後直立する。
開花時期は8月から9月である。
30センチから100センチくらいの花茎を伸ばし、円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつくる。
花は白い三弁花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Caldesia はイタリア人の植物学者「カルデシ(Lodovico Caldesi, 1821-1884)さん」の名からきている。
種小名の parnassifolia は「パルナッソス山のような(丸い)葉の」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Caldesia parnassifolia

★花茎を伸ばし小さな白い花
 風に震わす丸葉面高

マルバオモダカ050820a-l.jpg

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山萩(ヤマハギ)

ヤマハギ090922a-l.jpg泣き顔を隠し山萩楚々と舞い

山萩(ヤマハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の日当たりのよい草地や林の縁などに生える
海外では朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
枝はほとんど枝垂れない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い楕円形ないし円形で、先は丸い。
葉の裏面には毛が生える。
開花時期は7月から9月である。
枝先の葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした蝶形の花をつける。
花序が長く伸び、花が葉から突き出ている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
秋の七草の1つである。
花言葉は「清楚」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の bicolor は「二色の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lespedeza bicolor

★ほんのりと薄紅塗まぶし山萩は
 舞いに興ずる秋は麗らか

ヤマハギ090922b-l.jpg

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アオノツガザクラ100822a-l.jpg青の栂桜(アオノツガザクラ)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や草地に生える。
海外では、サハリンや千島列島、アリューシャン列島、アラスカなどにも分布する。
近縁種には栂桜(ツガザクラ)蝦夷の栂桜(エゾノツガザクラ)がある。
樹高は10センチから20センチくらいである。
葉は針状の線形で針葉樹の栂(ツガ)に似ており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に長さ7ミリから8ミリの壺形の花を下向きにつける。
花の色は緑白色で、花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の柄や萼片には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「臆病」である。
属名の Phyllodoce はローマの詩人がつけた海のニンフの名にちなんでいる。
種小名の aleutica は「アリューシャンの」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Phyllodoce aleutica

★高山の岩場に低く陣広げ
 壺形の花どっと咲かせて

アオノツガザクラ100822b-l.jpg

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岩黄耆(イワオウギ)

イワオウギ100822b-l.jpg岩黄耆(イワオウギ)はマメ科イワオウギ属の多年草である。
別名を立山黄耆(タテヤマオウギ)という。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の草地や砂礫地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、中国で薬用にされる「黄耆」に似て、岩場に生えることからきている。
草丈は10センチから80センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の狭い卵形で、1枚の葉は小葉が5対から12対で構成される。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部の葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、10輪から30輪くらいの黄白色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、くびれがあるのが特徴である。
属名の Hedysarum はギリシャ語の「hedysaron(ある植物)」に由来する。リンネがこの属に当てた。
種小名の vicioides は「Vicia(ソラマメ属)+oides(のような)」という意味である。
亜種名と変種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Hedysarum vicioides subsp. japonicum var. japonicum

★高山もわが故郷と岩黄耆
 蝶舞うごとき小花を房に

イワオウギ100822c-l.jpg

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ミヤマダイモンジソウ100822c-l.jpg

深山大文字草(ミヤマダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の岩場などに生える。
大文字草(ダイモンジソウ)と区別をしないという考え方もある。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は、手のひら状に浅裂ないし中裂する。
葉や茎にはほとんど毛が生えていない。
開花時期は7月から8月である。
花茎の先に小さな白い花をつける。
花弁は5枚で、下の2枚が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. alpina

★こんなにも高いところに咲くなんて
 驚きながら姿とらえて

ミヤマダイモンジソウ100822b-l.jpg

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毛萩(ケハギ)

ケハギ090830b-l.jpg

毛萩(ケハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州に分布し、山地や川原に生える。
野生種の萩(ハギ)の中では花が最も大きいと言われる。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は直立するものも垂れるものもある。
茎や葉には毛がたくさん生えている。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
紅紫色の蝶形の花をつけるが、紅の濃いものや紫の濃いものがある。
早いものは5月ころから咲き始めるので五月雨萩(サミダレハギ)の別名がある。
宮城野萩(ミヤギノハギ)と似ているが、葉が丸いことで見分けられる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
亜種名の patens は「立ち上がるようにつく」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Lespedeza thunbergii subsp. patens

★梅雨明けの空は眩しく照り映えて
 毛萩の花は煌くように

ケハギ090830a-l.jpg

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黒唐飛廉(クロトウヒレン)

クロトウヒレン100822b-l.jpg黒唐飛廉(クロトウヒレン)はキク科トウヒレン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に棘はなく、茎には翼がある。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根のほうにはひれのような翼がある。
開花時期は7月から9月である。
上部の葉の脇に淡い紅紫色の花(頭花)を1輪から3輪くらいつける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は球形で、暗い紫色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Saussurea? はスイスの科学者「ソシュール(H. B. de Saussure, 1740-1799)さん」の名からきている。
種小名の sessiliflora は「柄のない花の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
Saussurea sessiliflora

★ちらちらと名を見覚えた唐飛廉
 ついに捉えた花咲く姿

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2013/11/12改訂

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