2010年8月アーカイブ

エゾノコギリソウ060902a-l.jpg

蝦夷鋸草(エゾノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、草原に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ半島、シベリア東部などにも分布する。
別名を大花鋸草(オオバナノコギリソウ)という。
草丈は10センチから80センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
しかし、ノコギリソウ属の他の仲間のように櫛の歯状には切れ込まない。
葉に柄はなく、つけ根は半ば茎を抱く。
開花時期は7月から9月である。
花径1センチから3センチくらいの大きな花(頭花)を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)にたくさんつける。
舌状花の色は白く2列に並び、12枚から19枚ある。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は半球形で、密に毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「戦い」である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」の名からきている。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の ptarmica は「くしゃみを引き起こす」という意味である。
亜種名の macrocephala は「頭の大きな」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名 Achillea ptarmica subsp. macrocephala

★仲間よりずっと大きな花つけて
 蝦夷鋸草見事な姿

エゾノコギリソウ060902d-l.jpg

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2013/11/07改訂

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蒔絵萩(マキエハギ)

マキエハギ080831d-l.jpg

蒔絵萩(マキエハギ)はマメ科ハギ属の落葉小低木である。
本州から沖縄にかけて分布し、草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国にも分布する。
樹高は30センチから60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は緑色で毛はなく、裏面には短い毛が生える。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の白い蝶形の花をつける。
花径は5ミリから10ミリくらいで、つけ根の部分に紅色の斑が入る。
花の後にできる実は長さ3、4ミリの豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、細い花柄の先に花をつける様子を蒔絵の筆法にたとえたものだという。
花言葉は「内気」である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の virgata は「枝のある」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lespedeza virgata

★品のよい名前の似合う蒔絵萩
 よく見てごらん味のある花

マキエハギ080831b-l.jpg

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ミヤマワレモコウ100822b-l.jpg

深山吾亦紅(ミヤマワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけて草地や湿地に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、茎の下部に集まる。
小葉は長い楕円形で、1枚の葉は小葉9枚から13枚で構成される。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
枝先に穂状に暗い紫色の花をつける。
花序は長さ2センチから4センチの円柱状である。
花は先のほうから咲き始め、4本の雄しべが萼片から突き出す。
吾亦紅(ワレモコウ)の場合は、雄しべは萼片からあまり出ない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の longifolia は「長い葉の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Sanguisorba longifolia

★よく見れば見事に咲いた吾亦紅
 うっとりと見るミクロの世界

ミヤマワレモコウ100822a-l.jpg

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カンチコウゾリナ100822a-l.jpg

寒地顔剃菜(カンチコウゾリナ)はキク科コウゾリナ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩礫地や草地に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ半島、シベリアなどにも分布する。
顔剃菜(コウゾリナ)の近縁種である。
別名を高嶺顔剃菜(タカネコウゾリナ)という。
草丈は25センチから50センチくらいである。
茎や葉、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に黒っぽい剛毛が生える。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先で枝分かれをし、花径3センチくらいの黄色い花(頭花)をつける。
総苞は黒みを帯びる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Picris はギリシャ語の「picros(苦い)」からきている。類似の苦い草本につけられた名が転用された。
種小名の hieracioides は「ミヤマコウゾリナ属(Hieracium)に似た」という意味である。
亜種名の kamtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は8月に北アルプスの立山室堂平で撮った。
学名:Picris hieracioides subsp. kamtschatica

★背が高く花も大きい顔剃菜
 高山に咲く野生の姿

カンチコウゾリナ100822b-l.jpg

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河原撫子(カワラナデシコ)

カワラナデシコ080712a-l.jpg

薄紅に染まる撫子恋を知り

河原撫子(カワラナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属(ディアンツス属)の多年草である。
ディアンツス属は北半球の温帯地方を中心に300種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をナデシコ属という。
園芸的には、特に外国産のものは属名を英語風に読んだダイアンサスの名で流通している。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、草地や河原などに生える。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国にも分布している。
中国名は瞿麥(qumai)という。
和名の由来は、河原に生え「撫(な)でるようにかわいい花」ということからきている。
別名を撫子(ナデシコ)という。
この名称で「万葉集」にも登場する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は線形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は6月から9月である。
淡い紅色や白い可憐な花を咲かせる。
花弁は5枚で、先が細かく裂ける。
雄しべは10本、雌しべの花柱は2本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
古名を常夏(とこなつ)と言う。
これは、花期が夏から秋に渡ることからついた名である。
この名称で「古今集」や「源氏物語」に記載がある。
また、秋の七草の一つで、俳句の季語は秋である。
花言葉は「大胆」である。
分類上は、蝦夷河原撫子(エゾカワラナデシコ)が基本変種とされている。
河原撫子(カワラナデシコ)のほうが萼が長く、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)の数も多い。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えるて名づけられた。
種小名の superbus は「気高い」という意味である。
変種名の longicalycinus は「長い萼の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
白花は7月につくば植物園で撮った。
学名:Dianthus superbus var. longicalycinus

★薄紅の大和撫子微笑みて
 誰を待つのか黙し語らず
☆楚々とした優しさたたえ咲く姿
 河原撫子大和の花と

カワラナデシコ080712c-l.jpg

カワラナデシコ090726c-l.jpg

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蝦夷白根(エゾシロネ)

エゾシロネ080808a-l.jpg

蝦夷白根(エゾシロネ)はシソ科シロネ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、北海道に分布し、根茎が白いというところからきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は直立し、細かい毛が密生する。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月くらいである。
葉の脇に白い小さな唇形の花をつける。
花径は2ミリくらいで、茎を取り囲むように段になってつく。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Lycopus はギリシャ語の「lycos(オオカミ)+pous(足)」からきている。葉の形を狼の足にたとえて名づけられたものである。
種小名の uniflorus は「uni(1つの)+floris(花)」に由来し、「1つの花の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の信州大学教育学部附属自然教育園で撮った。
学名:Lycopus uniflorus

★屈み込みやっと写した蝦夷白根
 小さな花の息吹き感じつ

エゾシロネ080808b-l.jpg

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木萩(キハギ)

キハギ080712b-l.jpg木萩(キハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国にも分布する。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3枚の小葉で1組になり(3出複葉)、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形ないし長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がない。
小葉の表面は濃い緑色で無毛であり、裏面は灰緑色を帯びて全面に毛がある。
頂小葉の長さは2センチから5センチ、幅は1センチから3センチくらいである。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎にほぼ均等につき柄の長さもほぼ等しい)を出し、蝶形の花をたくさんつける。
花の色は、淡いクリーム色に紅紫色が混じる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「物思い」である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の buergeri はドイツ人で日本植物の採集家であった「ブュルゲル(Heinrich Buerger, 1806-1858)さんの」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Lespedeza buergeri

★ふと見れば梢を飾りちらほらと
 木萩花咲く色鮮やかに

キハギ080712a-l.jpg

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ミヤマアキノキリンソウ100822c-l.jpg深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
海外では、サハリンやシベリア東部などにも分布する。
別名を黄金菊(コガネギク)という。
草丈は10センチから70センチくらいである。
生育地によって草丈は大きく異なる。
根際から生える葉には翼のある長い柄があり、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
鮮やかな黄色い花(頭花)が茎先に散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に集まってつく。
頭花は両性花の筒状花と雌花の舌状花からなり、花径は12ミリから15ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
秋の麒麟草(アキノキリンソウ)の高山型で、よく似ている。
深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)のほうが花が大きく、茎先に固まってつく傾向がある。
また、総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が3列であり、4列の秋の麒麟草(アキノキリンソウ)とは異なる。
近縁種に、湿原に生える霧が峰秋の麒麟草(キリガミネアキノキリンソウ)がある。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の virgaurea は「黄金の鞭」という意味である。
亜種名の leiocarpa は「毛のない果実の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa

★小さくてだけど大きな花びらが
 黄金に燃える色は鮮やか

ミヤマアキノキリンソウ100822b-l.jpg

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岩弟切(イワオトギリ)

イワオトギリ100822a-l.jpg

岩弟切(イワオトギリ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
また、北海道では低地に生える。
分類上は信濃弟切(シナノオトギリ)の亜種とされる。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は卵形で先は丸い。
向かい合って生える(対生)が、1段おきに向きが異なる。
葉に黒点(ねばねばした液を出す腺で色素を含む)が多く、明点(ねばねばした液を出す腺で色素を含まない)が少し混じる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に1輪から3輪の黄色い5弁花をつける。
花径は2センチくらいで、仲間の中では小さい。
長い雄しべが目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「弟切草」の名の由来は、仲の良い兄弟の兄が弟切草から作る秘伝の薬の秘密を漏らした弟を斬り殺したという伝説からきている。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の senanense は「信州の」という意味である。
亜種名の mutiloides は「○○(mutilatus?)に似た」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Hypericum senanense subsp. mutiloides(syn. Hypericum kamtschaticum var. hondoense)

★背は低く花は大きく空見つめ
 岩弟切は高山の花

イワオトギリ100822b-l.jpg

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サガエギボウシ060624a-l.jpg

寒河江擬宝珠(サガエギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は山形県寒河江市で、栽培されているものが大正時代に発見された。
寒河江市の花とされている。
1987年にAHS(アメリカホスタ協会)に登録された。
唐擬宝珠(トウギボウシ)の変種である黒波擬宝珠(クロナミギボウシ)の覆輪斑入り品種である。
開花時期は6月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、下から順に開花する。
花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子には翼がある。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
変種名の fluctuans は「波打った」という意味である。
写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Hosta sieboldiana var. fluctuans 'Sagae'

★日本よりアメリカのほうが人気ある
 寒河江擬宝珠葉っぱが魅力

サガエギボウシ060624b-l.jpg

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猪の子槌(イノコズチ)

ヒカゲイノコヅチ060819b-l.jpg

ざらつきを指で確かむ猪の子槌

猪の子槌(イノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
表記は「イノコヅチ」とするものもある。
漢字では「牛膝」とも書く。
日本固有種である。
本州から沖縄にかけて分布し、道端や林の中などに生える。
別名を日陰猪の子槌(ヒカゲイノコズチ)という。
これは近縁種の日向猪の子槌(ヒナタイノコズチ)と対比してつけられた名前であるが、両者の差異は微細である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立し、上部でもあまり枝分かれをしない。
日向猪の子槌(ヒナタイノコズチ)に比べて全体に毛が少ない。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
葉のつけ根に長さ10センチから20センチくらいの穂状の花序を出し、緑色の小さな花をやや疎らにつける。
花被片は5枚で先は尖る。
仮雄しべがあるが、あまり目立たない。
花の後にできる実は、長い楕円形の胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
実には棘状の小苞があり、人間や動物にくっついて運ばれる。
和名の由来は、茎の節のふくらんだところを猪の膝頭に見立てたところからきているという。
花言葉は「命燃え尽きるまで」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Achyranthes は「achyron(籾殻)+anthos(花)」に由来する。花の様子が籾殻のようであることを意味する。
種小名の bidentata は「二歯の」という意味である。衣服などにくっつくための2本の棘状の小苞を指す。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Achyranthes bidentata var. japonica

★秋の野にひっつき虫の猪の子槌
 ざらつく肌を指で確かめ
☆隠れんぼ出てきてみれば猪の子槌
 あちこちついて皆で笑って

ヒカゲイノコヅチ060819a-l.jpg

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ミヤコジマソウ090904a-l.jpg

宮古島草(ミヤコジマソウ)はキツネノマゴ科ヒロハサギゴケ属の多年草である。
日本では、宮古島の東平安名岬にのみ分布し、海岸の崖下の砂地や石灰岩上に生える。
海外では、台湾、インドネシア、ニューギニア、ポリネシアなどに分布する。
宮古島は分布域の北限であり、植物地理学上で貴重な存在である。
昭和時代の初期に発見され、名づけられた。
しかし、自生地では既に数個体しか残されていない。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
環境省は表記の名を採用しているが、標準和名を広葉鷺苔(ヒロハサギゴケ)とする見解もある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は長さ1、2センチの卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の両面には軟らかい毛が生える。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色を帯びた白い小さな花を2輪から5輪咲かせる。
花は長さが15ミリくらいである。
花冠は筒状で、先が漏斗状に広がり唇形に裂ける。
上の唇は2つに、下の唇は3つに深く裂ける。
雄しべは4本で、そのうちの2本が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hemigraphis はギリシャ語の「hemi(半分)+graphis(鉛筆)」からきている。
種小名の reptans は「匍匐性の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Hemigraphis reptans(syn. Hemigraphis okamotoi)

★自生する花は危うい命だが
 愛し育てる島人のあり

ミヤコジマソウ090904b-l.jpg

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韮(ニラ)

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すらり立ち乙に澄まして韮の花

韮(ニラ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は中国の西部である。
日本へは弥生時代に渡来したとされる。
古くから畑で栽培され、また野生化もしている。
古事記には加美良(かびら)、万葉集には久々美良(くくみら)として記載がある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は平たい線形で、強い匂いがある。
開花時期は8月から10月である。
花茎を出し、真っ白い花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
栄養分にも富み、健康野菜として人気がある。
種子は韮子(きゅうし)という生薬になり、腰痛、遺精、頻尿に使う。
葉は韮白(きゅうはく)という生薬になり、強精、強壮作用がある。
花言葉は「多幸」である。
俳句では「韮」が春の季語、「韮の花」が秋の季語である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の tuberosum は「塊茎のある」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Allium tuberosum

★すらり立ち乙に澄まして韮の花
 見目に涼しき秋の訪れ
☆純白の姿見つけて駆け寄れば
 秋風の中韮の花咲く

ニラ080914b-l.jpg

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岩桔梗(イワギキョウ)

イワギキョウ100822c-l.jpg岩桔梗(イワギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の礫地や草地に生える。
海外では、千島列島、アリューシャン列島、アラスカにも分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は細長いへら形で数枚が束になってつく(束生)。
葉には柄はなく、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に青紫色の釣鐘状の花を1輪斜め上向きにつける。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
雌しべは1本で、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)の先は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上を向く。
千島桔梗(チシマギキョウ)によく似ているが、千島桔梗(チシマギキョウ)は花冠の内側や縁に長い毛が生える。
花言葉は「誠実な恋」である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の lasiocarpa は「長い軟毛のある果実の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Campanula lasiocarpa

★地の上に斜め上向き花つける
 岩桔梗に気づき驚き

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イワギキョウ100822b-l.jpg

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ミヤマトリカブト100822a-l.jpg

深山鳥兜(ミヤマトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
東北地方南部から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎の上部には曲がった毛が密に生える。
葉は円心形で深く5つに裂け、裂片はさらに切れ込む。
葉の柄にも曲がった毛が生える。
開花時期は8月から9月である。
枝分かれをした茎先に、青紫色をした兜形の花をつける。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草にアルカイド系の猛毒を含む。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
かつては、立山に咲くものは白山鳥兜(ハクサントリカブト)とされていた。
また、室堂平に咲くのは谷地鳥兜(ヤチトリカブト)という記述もある。
解説員さんは白山鳥兜(ハクサントリカブト)と言っていた。
3枚目は9月に信州の白馬五竜山野草園で撮った。
学名:Aconitum nipponicum?subsp. nipponicum var. nipponicum

★とき刻み名を変えつつも今年また
 室堂平に鳥兜の咲き

ミヤマトリカブト100822b-l.jpg

ミヤマトリカブト060910b-l.jpg

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リュウキュウハナイカダ070623b-l.jpg

琉球花筏(リュウキュウハナイカダ)はミズキ科ハナイカダ属の落葉低木である。
日本固有種である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄県にかけて分布し、山地に生える。
分類上は、花筏(ハナイカダ)の亜種とされている。
特徴は、葉に艶があることである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
自生地での開花時期は1月から5月くらいである。
葉の表面の真ん中に淡い緑色の小さな花をつける。
和名の由来は、これを「花を乗せた筏」に見立てたものである。
花の後にできる実は偏球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫黒色に熟する。
属名の Helwingia はドイツの牧師「ヘルウィング(George Andreas Helwing, 1666-1748)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
亜種名の liukiuensis は「琉球の」という意味である。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
雌花のようである。
実の写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Helwingia japonica subsp. liukiuensis

★土地土地に合わせ姿を変え育つ
 花の不思議に思い致しつ

リュウキュウハナイカダ090823a-l.jpg

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冬瓜(トウガン)

トウガン090922a-l.jpg

冬瓜に口もあんぐり食いきれぬ

冬瓜(トウガン)はウリ科トウガン属の蔓性一年草である。
1属1種である。
原産地はジャワ島である。
日本へは奈良時代に渡来し、古くから栽培されている。
茎につく葉は大きな円形で浅く5つに裂け、細かい毛がたくさん生える。
茎は長く延びて地上を這う。
蔓の丈は1メートルから10メートルくらいである。
夏に黄色の花をたくさんつける。
「冬瓜の花は咲いても百に一つ」と言われるように結実するものは少なく、無駄花、アダ花のたとえとされる。
果実は直径が20センチから30センチ、長さが30センチから50センチくらいになり大きい。
夏野菜の定番で、冬まで貯蔵できる瓜ということで冬瓜(トウガン)の名がつけられている。
中国では薬膳料理の食材として重宝され、近年はダイエット食としても注目を集めている。
同じ漢字で「トウガ」とも呼ばれる。
また、種子は生薬の冬瓜子(とうがし)となる。
利尿、緩下、排膿などの薬効がある。
花言葉は「静かなる愛」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Benincasa はイタリアの貴族で植物の好きの「ベニンカーザ(Guiseppe Benincasa, 1500-1595)さん」の名からきている。
種小名の hispida は「剛毛のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Benincasa hispida

★実るなら咲くも甲斐あることなれど
 冬瓜の花は空しさの中

トウガン090922b-l.jpg

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唐辛子(トウガラシ)

トウガラシ050723a-l.jpg

清らかに咲く唐辛子まだ乙女

唐辛子(トウガラシ)はナス科トウガラシ属の一年草である。
原産地は南アメリカである。
熱帯地方では小低木として扱われる。
日本へは16世紀には渡来していたという記録がある。
「唐」は中国のことだが、この場合は異国というような意味である。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇に白い花をつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
実は形も色も様々だが、一般に辛味が強く、香辛料や薬用とする。
花言葉は「旧友」である。
俳句では「唐辛子の花」が夏の季語、「唐辛子」が秋の季語である。
属名の Capsicum は、ギリシャ語の「capsa(袋)」からきている。果実の形から名づけられた。
種小名の annuum は「一年生の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Capsicum annuum

★清らかに咲く唐辛子まだ乙女
 強くなるから役に立つから

トウガラシ050723b-l.jpg

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シロウマアサツキ090426d-l.jpg

白馬浅葱(シロウマアサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、北アルプスの白馬岳、朝日岳、北海道の夕張岳などの高山の砂礫地や草地に生える。
和名の由来は、白馬岳に多く自生することからきている。
浅葱(アサツキ)の高山型変種である。
顕著な特徴は、雄しべと花びらの長さがほぼ同じということである。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は円筒形で、直径3ミリから5ミリくらいである。
自生地での開花時期は7月から8月である。
花茎を伸ばして赤紫色の花を咲かせる。
白花品種もある。
花序径は3センチから4センチで、花びら(花被片)の長さは6ミリくらいである。
花冠と萼の区別がつかないようなとき、まとめて花被という。
その1つ1つが花被片である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「浅葱」の名は、葉の色が葱(ネギ)に似て色が浅いところからつけられた。
浅葱色(あさぎいろ)というのは「浅葱」の葉の色のことである。
花言葉は「幸を祈る」である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
変種名の orientale は「東方の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. orientale

★白馬に群れなすように咲くという
 姿思いて浅葱眺め

シロウマアサツキ090426b-l.jpg

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深山竜胆(ミヤマリンドウ)

ミヤマリンドウ100822c-l.jpg

深山竜胆(ミヤマリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の少し湿った草地に生える。
草丈は5センチから10センチである。
茎は長く這い、茎先が立ち上がる。
根際から生える葉は花期には枯れてなくなる。
茎につく葉は長い楕円形で、やや分厚い。
開花時期は8月から9月である。
茎先に1輪から5輪くらいの青紫色をした筒状鐘形の花をつける。
花冠は長さ15ミリから20ミリで、先が5つに裂ける。
裂片と裂片の間には幅の狭い三角形をした副片がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「正義」である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Gentiana nipponica

★顔を出す深山竜胆小さくて
 横から撮るは至難の業なり

ミヤマリンドウ100822a-l.jpg

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タテヤマリンドウ100822a-l.jpg立山竜胆(タテヤマリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方の日本海側に分布し、亜高山や高山の湿原や湿り気のある草地に生える。
分類上は、春竜胆(ハルリンドウ)の高山型変種とされている。
別名を小深山竜胆(コミヤマリンドウ)という。
花の色は淡い青紫色のものと白いものがある。
白いものを白花立山竜胆(シロバナタテヤマリンドウ:Gentiana thunbergii var. minor f. ochroleuca)として区別する場合もある。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎は長く地面を這い、茎先で立ち上がる。
花期にも根元に卵形の根生葉が残る。
茎につく葉は披針形で、茎に寄り添う。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に長さ1センチから2センチの筒状鐘形の花を1輪つける。
花冠の先は5つに裂ける。
裂片の間には短い副片がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
変種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Gentiana thunbergii var. minor

★室堂の雪田彩りそこここに
 競うがごとく花を開いて

タテヤマリンドウ100822c-l.jpg

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2013/10/23改訂

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ヤクシマショウマ090719b-l.jpg

屋久島升麻(ヤクシマショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
鹿児島県の屋久島の固有種である。
標高300メートルから山頂にかけて分布し、渓流沿いや湿った岩場に生える。
生育する場所によって草丈は異なる。
草丈は5センチから50センチくらいである。
茎や葉の柄は赤紫色を帯びる。
葉は3回3出複葉である。
小葉の形は卵形で、頂小葉は3つに裂ける。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白ないし淡い紅色の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
盆栽とされたり、近縁種との交配で園芸品種がつくられたりしている。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の glaberrima は「まったく無毛の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Astilbe glaberrima

★地に生えた指丈ほどの花姿
 これは何かと目を皿にして

ヤクシマショウマ090719a-l.jpg

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ユーコミス・ザンベシアカ

ユーコミス・ザンベシアカ090726a-l.jpg

ユーコミス・ザンベシアカはユリ科ユーコミス属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
属名の読み方は「エウコミス」とするものもある。
原産地は東アフリカ(マラウイ)である。
パイナップルリリー(pineapple lily)と呼ばれるものの1つで矮性種である。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で輪のようになって生え(輪生)、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花がややまばらにつく。
花被片は6枚である。
先に苞葉が束のようにつき、パイナップルのように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Eucomis はギリシャ語の「eu(良)+ kome(髪の毛)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の zambesiaca は「ザンベジ川(Zambesi)の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis zambesiaca

★ふわふわに白花つけて可愛いね
 お転婆さんかなパイナップルリリー

ユーコミス・ザンベシアカ090726b-l.jpg

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2013/10/22改訂

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四葉塩竈(ヨツバシオガマ)

ヨツバシオガマ100822a-l.jpg

四葉塩竈(ヨツバシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
分類体系によってはハマウツボ科とされる。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、裂片もさらに羽状に裂ける。
葉は普通は4枚ずつ数段に輪生する。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花を普通は4つずつ数段に輪生させる。
花冠は唇形である。
上の唇は兜状になり、先は鳥の嘴のように曲がって尖る。
下の唇は3つに裂ける。
萼は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「誘惑」である。
属名の Pedicularis はラテン語の「pediculus(シラミ)」からきている。この属の1種の生えるところで草を食べる家畜にはシラミがたかると信じられたことから名づけられた。
種小名の chamissonis はドイツの詩人で植物学者の「カミッソ(Adelbert von Chamisso, 1781-1838)さんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Pedicularis chamissonis var. japonica

★葉っぱにも花にも強い個性ある
 四葉塩竈乱れ咲きして

ヨツバシオガマ100822b-l.jpg

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2013/10/22改訂

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ウサギギク100822b-l.jpg兎菊(ウサギギク)はキク科ウサギギク属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
海外では、千島列島、アリューシャン列島にも分布する。
氷河時代の遺存植物である。
分類上は、蝦夷兎菊(エゾウサギギク)の変種とされている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は直立をし、茎や葉には軟らかい毛が生える。
葉はさじ形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に花径5センチくらいの黄色い花(頭花)を上向きに1つずつつける。
花の感じは向日葵(ヒマワリ)に似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、葉の様子をウサギの耳に見立てたものである。
別名を金車(キングルマ)ともいう。
花言葉は「愛嬌」である。
属名の Arnica はギリシャ語の「arnakis(子羊のコート)」からきている。軟らかくて毛の多い葉の様子から名づけられた。
種小名の unalaschcensis は「(アリューシャン列島の)ウナラスカ島の」という意味である。
変種名の tschonoskii は植物収集家「須川長之助(すがわ・ちょうのすけ, 1842-1925)さんの」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Arnica unalaschcensis var. tschonoskyi

★柔らかな葉っぱをつけた兎菊
 花は大きくとても目立つよ

ウサギギク100822c-l.jpg

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梛蘭(ナギラン)

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梛蘭(ナギラン)はラン科シュンラン属の多年草である。
本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える地生種である。
海外では、台湾や中国、東南アジア、インドなどにも分布する。
なお、日本固有種とする見方もあり、その場合の学名は Cymbidium nagifolium となる。
環境省ではこの名称を採用している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は披針形で大きく、1枚から3枚がつく。
葉の質は革質で艶がある。
葉の先は尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄は細くて長い。
開花時期は6月から7月くらいである。
白くてわずかに淡い紫色を帯びる花を2輪から4輪くらい疎らにつける。
花弁の内側に紫褐色の斑が入る。
和名の由来は葉の様子が梛(ナギ)に似ていることからきている。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の lancifolium は「披針形の葉の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium lancifolium(syn. Cymbidium nagifolium)

★盗掘に遭って次第に数減らす
 那岐蘭の花鉢に納まり

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ユーコミス・コモサ

ユーコミス・コモーサ080720b-l.jpg

ユーコミス・コモサはユリ科ユーコミス属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
属名の読み方は「エウコミス」とするものもある。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
和名は星万年青(ホシオモト)という。
また、異名をユーコミス・プンクタタ(Eucomis punctata)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で輪のようになって生え(輪生)、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花がややまばらにつく。
花の色にはピンクや暗い紅紫色のものもある。
花被片は6枚である。
先に苞葉が束のようにつき、パイナップルのように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Eucomis はギリシャ語の「eu(良)+ kome(髪の毛)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の comosa は「長い束毛のある」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis comosa(syn. Eucomis punctata)

★やってきた時の名前は星万年青
 歳月を経て今も花咲き

ユーコミス・コモーサ080720c-l.jpg

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御山竜胆(オヤマリンドウ)

オヤマリンドウ100822b-l.jpg

御山竜胆(オヤマリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、亜高山から高山にかけての草地や林の縁に生える。
四国の石鎚山にも分布する。
草丈は20センチから60センチである。
茎は直立する。
葉は披針形で、10対から20対が向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
茎先や葉の脇に濃い青紫色の花を上向きにつける。
花の長さは2センチから4センチと大きいが、あまり開かない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、山に生える竜胆(リンドウ)の意味である。
なお、「竜胆」の名は根茎が竜の肝のように苦いというところからきている。
古来より健胃薬として用いられてきた。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の makinoi は日本の植物学の父「牧野富太郎(まきの・とみたろう, 1862-1957)さんの」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Gentiana makinoi

★なかなかに開かぬ花と知るならば
 開かぬもよし御山竜胆

オヤマリンドウ100822d-l.jpg

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タテヤマウツボグサ100822c-l.jpg

立山靫草(タテヤマウツボグサ)はシソ科ウツボグサ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
和名は、基準となった標本が立山連峰で採取されたことからきている。
平地に生える靫草(ウツボグサ)と似ているが、靫草(ウツボグサ)より全体に大きく、花の色も濃く鮮やかである。
草丈は25センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
靫草(ウツボグサ)とは違って、根際から匍匐枝を出さない。
葉の形は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分は丸くなっている。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄がほとんどないのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に短い花穂をつくり、鮮やかな紫色の唇状をした花を数段に輪生させる。
花冠は3センチくらいあり大きい。
上の唇は帽子のような形になる。
下の唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
「靫草」の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。
花言葉は「感謝」である。
属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。
種小名の prunelliformis は「ウツボグサ属(Prunella)のような形の」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Prunella prunelliformis

★霧の中エキゾチックに咲き誇る
 立山靫むらさき映えて

タテヤマウツボグサ100822a-l.jpg

タテヤマウツボグサ100822b-l.jpg

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胡麻(ゴマ)

ゴマ090904a-l.jpg

柔らかな毛にくるまれて胡麻の花

胡麻(ゴマ)はゴマ科ゴマ属の一年草である。
原産地は東アフリカだと言われる。
日本へは天平時代に中国から渡来した。
江戸時代までは高価な食用作物だったそうである。
高さは60センチから90センチくらいである。
全体に軟らかい毛が密生する。
茎は四角く直立する。
葉は長い楕円形をしている。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部ではしばしば互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇に唇形をした白い花をつける。
花の色には紅色や紫色のものもある。
花冠は先で5つに裂け、下唇が長い。
雄しべは4本で、そのうちの2本が長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子の色により、白色を白胡麻、黄色を金胡麻、黒色を黒胡麻と言う。
食用とし、またごま油を搾る。
俳句では「胡麻」が秋の季語、「胡麻の花」が夏の季語である。
花言葉は「救護」である。
属名の Sesamum はギリシャ語の「zesamm」などのゴマの古名からきている。
種小名の indicum は「インドの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名. Sesamum indicum

★柔らかな毛にくるまれて幼子は
 はにかみながら明日を夢見る
☆恥じらいて頷き咲くは胡麻の花
 幼さ残る乙女のように

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ユーコミス

ユーコミス080720c-l.jpg

ユーコミスはユリ科ユーコミス属(エウコミス属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされる。
エウコミス属はアフリカの南部に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
ユーコミスの名は属名を英語風に読んだもので、園芸的にはこの名称で流通している。
園芸品種も含めてすべてこの名称に含まれるが、中心となる品種は本種(エウコミス・アウツムナリス)である。
英名はパイナップルリリー(pineapple lily)という。
これも、エウコミス属全体を指す名称である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
庭植えや鉢植えとして愛好されている。
本種の原産地も南アフリカである。
山地の湿り気のある斜面に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で輪のようになって生え(輪生)、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花がたくさんつく。
咲き進むと花の色は緑色になる。
花径は2センチくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
茎先には小さな葉のような形をした苞がたくさんつく。
その姿がパイナップルを連想させることが、英名の由来である。
花言葉は「完璧」である。
8月4日の誕生花である。
属名の Eucomis はギリシャ語の「eu(良)+ kome(髪の毛)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の autumnalis は「秋咲きの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis autumnalis

★夏空にとても似合ってチャーミング
 こんもりと咲くパイナップルリリー
☆爽やかな風を思わすユーコミス
 パイナップルの姿可愛く

ユーコミス080720a-l.jpg

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味噌川草(ミソガワソウ)

ミソガワソウ100822a-l.jpg味噌川草(ミソガワソウ)はシソ科イヌハッカ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から四国にかけて分布し、山地から高山のやや湿った草地や河原に生える。
和名の由来は、木曽川源流の味噌川にちなむ。
味噌川の語源は「未だ曽ならず」、つまり未だ木曽川になっていないという意味である。
そのため「未曽川」の文字も充てられる。
現在は味噌川ダムができて愛知・岐阜など下流域の水甕となっている。
草丈は50センチから100センチくらいあり大形である。
茎は断面が四角形で直立し、枝分かれをしない。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部に花穂を出し、紫色の唇形をした花をつける。
花冠は25ミリから30ミリくらいある。
上下2つに分かれ、上唇はふくらみ、下唇は白っぽくて先が3つに裂け、真ん中の裂片に紫色の斑点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「物思い」である。
属名の Nepeta はイタリアのトスカーナ・ウィンブリア地方の都市の古名「Nepete」に由来する。
種小名の subsessilis は「無柄に近い」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Nepeta subsessilis

★すっと立つ姿堂々風に揺れ
 味噌川草は山が似合って

ミソガワソウ100822b-l.jpg

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エゾムカシヨモギ100822a-l.jpg蝦夷昔蓬(エゾムカシヨモギ)はキク科ムカシヨモギ属の越年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地に生える。
海外では、北半球の寒帯に広く分布する。
草丈は10センチから50センチくらいである。
茎や葉には粗い毛が生える。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は7月から9月である。
茎先に疎らな散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白ないし淡い紅紫色の花(頭花)をつける。
花の真ん中にある筒状花は黄色い。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は鐘形で毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
中国では、花序や果実を薬用にする。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名と変種名の acer は「裂ける」という意味である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Erigeron acer?var. acer

★素朴さがたまらずによい咲き姿
 高嶺が似合う蝦夷昔蓬

エゾムカシヨモギ100822b-l.jpg

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深山当帰(ミヤマトウキ)

ミヤマトウキ070825a-l.jpg深山当帰(ミヤマトウキ)はセリ科シシウド属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山や亜高山の岩場や礫地に生える。
分類上は、低地に生える当帰(トウキ)の高山型の亜種とされている。
別名を南部当帰(ナンブトウキ)ともいう。
草丈は20センチから50センチくらいである。
全体に毛は生えていない。
茎や葉を切ったり揉んだりすると強い香りがする。
葉は1-3回3出複葉である。
基本種に比べると小葉の幅が広い。
葉の質は厚く、艶がある。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)があり、柄のつけ根の部分は鞘となる。
開花時期は6月から8月である。
枝先に複数の組み合わさった散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は3ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の acutiloba は「尖った裂片を持つ」という意味である。
亜種名の iwatensis は「岩手の」という意味である。
写真は8月に山形市植物園で撮った。
学名:Angelica acutiloba subsp. iwatensis

★東北の強い連携示すよう
 名札を見れば南部当帰と

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ハマツルボ090909a-l.jpg浜蔓穂(ハマツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
三浦半島など関東地方南部の海岸付近の草地に生える。
山野に生える蔓穂(ツルボ)の海岸型変種である。
ただし、現状では学名は異分類になる。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は線形で、基本種に比べて分厚く幅も広い。
開花時期は9月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花びら(花被片)は6枚で横に開く。
雄しべは6本で花被片と同じくらいの長さである。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Scilla は「シーオニオン(Urginea scilla)」の名を転用したものである。
種小名の scilloides は「シーオニオン(Urginea scilla)に似た」という意味である。
変種名の litoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides var. litoralis

★ぼってりと葉を太くして浜蔓穂
 潮風などにびくともせぬと

ハマツルボ090909b-l.jpg

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タカネマツムシソウ090719b-l.jpg高嶺松虫草(タカネマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草である。
日本固有種で、松虫草(マツムシソウ)の高山型である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけてと四国に分布し、亜高山や高山の草地や礫地に生える。
別名を深山松虫草(ミヤママツムシソウ)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は直立して硬く、まばらに枝分かれする。
根際から生える葉は羽状複葉である。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に花(頭花)を1つずつつける。
花の色は淡い青紫色である。
花の構造はキク科の花と同じように小花の集合である。
中央には筒状の小花が集まる。
浅く5つに裂け、雄しべ4本と雌しべ1本をもつ両性花である。
周りには上下2唇状の小花が集まる。
下の花びらが大きい。
下の花びらは3つに裂け、その中央のものは更に2つに裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
普通の松虫草(マツムシソウ)よりも草丈は低いが、花は大きくて色も濃い。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Scabiosa japonica var. alpina

★涼風にゆらりゆらゆら身を揺すり
 高嶺彩る花は優しく

タカネマツムシソウ090719c-l.jpg

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タカネアオヤギソウ100808a-l.jpg高嶺青柳草(タカネアオヤギソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
青柳草(アオヤギソウ)の高山型変種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの黄緑色をした6弁花をつける。
花序には細かい突起毛が生える。
苞が花序より長いのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veratrum はラテン語の「verator(予言者)」からきている。この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があり、北ヨーロッパに「くしゃみをしてから言うことは真実」ということわざがあるため。
種小名の maackii はロシアの植物分類学者「マーック(Richard Karlovich Maack, 1825-1886)さんの」という意味である。
変種名の longibracteatum は「長い苞のある」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Veratrum maackii var. longibracteatum

★見た目にはとっても地味な花だけど
 よくよく見れば気品のこぼれ

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芹擬き(セリモドキ)

セリモドキ070805a-l.jpg芹擬き(セリモドキ)はセリ科セリモドキ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて主に日本海側に分布し、山地の林の中や草地に生える。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は2-3回羽状に裂ける。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先から複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、内側に巻いている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Dystaenia の由来はまだ解明できていない。
種小名の ibukiensis は「伊吹山の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Dystaenia ibukiensis

★どこでどう区別するのか芹擬き
 セリ科の花にこんがらかって

セリモドキ070805b-l.jpg

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白花蔓穂(シロバナツルボ)

シロバナツルボ060819c-l.jpg

蔓穂(ツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい道端や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリーなどにも分布する。
白花蔓穂(シロバナツルボ)はその1つの品種である。
群生する蔓穂(ツルボ)の中に稀に混生する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
鱗茎は卵形で外皮は黒い。
葉は春葉と夏葉がある。
春葉は数枚が生えるが夏には枯れる。
根際から生える夏葉は線形で、2枚が向かい合って生える(対生)。
葉の長さは10センチから25センチくらいである。
質は肉質で分厚く、表面が浅くくぼむ。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花びら(花被片)は6枚で、横に平らに開く。
花の後にできる実は倒卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Scilla は「シーオニオン(Urginea scilla)」の名を転用したものである。
種小名の scilloides は「シーオニオン(Urginea scilla)に似た」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides f. albiflora

★どことなく弱々しげに見えるけど
 負けずに咲いて白花蔓穂

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岨菜(ソバナ)

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岨菜(ソバナ)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の沢沿いや林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形ないし幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした鐘形の花を疎らにつける。
釣鐘人参(ツリガネニンジン)と似ているが、釣鐘人参(ツリガネニンジン)は花を輪生する。
また、本種のほうが先が広がっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「岨」は切り立った崖を意味する。
漢字では「杣菜」あるいは「蕎麦菜」の文字も使われる。
花言葉は「清らかな愛」である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の remotiflora は「疎らに離れた花の」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Adenophora remotiflora

★かんかんと陽射し眩しい山道も
 岨菜の花に慰められて
☆夏の日に揺れる岨菜の涼やかさ
 薄紫は風を思わせ

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金光花(キンコウカ)

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金光花(キンコウカ)はユリ科キンコウカ属の多年草である。
分類体系によってはキンコウカ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の近畿地方北部にかけて主に日本海側に分布し、亜高山や高山の湿原や湿地に生える。
地下茎が横に伸びるので、しばしば大群落をつくる。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形で、長さが20センチから30センチ、幅が1センチくらいである。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部に長さ3センチから5センチの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1、2センチの黄金色をした花を10輪から20輪くらいつける。
花被片は6枚で、細い線状の披針形である。
雄しべは6本で、花糸には縮れた毛が生える。
真ん中にある雌しべの花柱は柱状をしている。
花は咲き進むと緑色になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、黄金色に輝く花の色からきている。
花言葉は「威厳」である。
属名の Narthecium はギリシャ語の「narthecion(膏薬を入れる箱)」からきている。この属の1種を食べて生きている羊の骨を傷つけると考えられていた。
種小名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Narthecium asiaticum

★鮮やかな黄金の色に一面を
 染めて豪華に金光花咲く

キンコウカ100806b-l.jpg

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ヒトツバショウマ090719a-l.jpg

一つ葉升麻(ヒトツバショウマ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
本州の関東地方西南部に分布し、山地の沢沿いの岩場に生える。
フォッサマグナ要素の植物で、丹沢、箱根、愛鷹山などに分布域は限定される。
チダケサシ属の他の仲間と違って単葉であることが大きな特徴で、それが名の由来ともなっている。
また、同属の中では小型である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉の長さは4センチから8センチくらいで、三角形に近い広い卵形をしている。
葉の先は3つに浅く裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の simplicifolia は「裂けない葉を持った」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Astilbe simplicifolia

★瀬音聴き水辺に育つ一つ葉の
 升麻の花は背を低くして

ヒトツバショウマ090719b-l.jpg

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蔓穂(ツルボ)

ツルボ090905c-l.jpg

蔓穂(ツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
和名の由来は不明である。
別名を参内傘(サンダイガサ)という。
これは、宮中に参内するとき貴婦人が使った柄の長い傘を畳んだ形に見立てたものだそうである。
葉は線形で、2枚が根際から生える。
葉の長さは10センチから20センチくらいである。
開花時期には葉はないこともある。
開花時期は8月から10月である。
葉の間から20センチから40センチくらいの花茎を立て、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花は密につき、薄い紅紫色をしている。
花被片は6枚、雄しべも6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
江戸時代には飢餓の時の非常食として用いたそうで、鱗茎や若葉はよく晒すと食べられるという。
花言葉は「寂しさ」「悲しみ」である。
属名の Barnardia はイギリスの園芸家「バーナード(Edward Barnard, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Barnardia japonica(syn. Scilla scilloides var. major)

★群れ成して花茎立てて蔓穂咲く
 止まる蜻蛉は身じろぎもせず
☆秋風は気配を消して蔓穂咲く
 過ぎ行く季節織り交ぜながら

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蝦夷塩竃(エゾシオガマ)

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蝦夷塩竃(エゾシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
分類体系によってはハマウツボ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山から高山の草地に生える。
和名の由来は、北海道に分布し、塩竃は「浜で美しい」を「葉まで美しい」にひっかけたとされる。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は円柱形で直立する。
葉は三角状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
先はやや尖り、つけ根は切形(突き出る部分はなく直線的に切れている形)をしている。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は7月から9月である。
上部の葉の脇に黄白色の唇形をした花を1つずつつける。
花冠は長さが15ミリくらいで、上唇は細長く尾状に尖る。
下唇は浅く3つに裂け、真ん中の裂片は小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pedicularis はラテン語の「pediculus(シラミ)」からきている。この属の1種の生えるところで草を食べる家畜にはシラミがたかると信じられたことから名づけられた。
種小名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Pedicularis yezoensis

★地味だけどよく見てみれば個性的
 蝦夷塩竃は花びら捻り

エゾシオガマ100808b-l.jpg

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木曽千鳥(キソチドリ)

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木曽千鳥(キソチドリ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山の林の中などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は楕円形で、茎の下部に1枚がつく。
葉には艶があり、つけ根の部分はやや茎を抱く。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎の中部には鱗片状の葉が1、2枚つく。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色の花を5輪から15輪くらいつける。
側花弁は斜め上に開く。
側萼片は線形で、左右に開く。
背萼片は幅の広い卵形である。
唇弁は線状の披針形である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は長さ6ミリから10ミリくらいで、前方に曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、信州の木曽で最初に採集されたことからきており、「千鳥」は花の姿をたとえたものである。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種の葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の mandarinorum は「中国で発見された」という意味である。
亜種名の ophrydioides は「オフリス属(Ophrys)に似た」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Platanthera mandarinorum subsp. ophrydioides

★よく見れば不思議な姿の木曽千鳥
 色が緑でつい見落とすよ

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当帰(トウキ)

トウキ080622c-l.jpg

当帰(トウキ)はセリ科シシウド属の多年草である。
日本固有種である。
別名を日本当帰(ニホントウキ)という。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
また、北海道や奈良で薬用として栽培される。
中国に産するものは同属の別種(Angelica sinensis)である
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎は赤紫色を帯び、毛は生えていない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は2つか3つに深く裂ける。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径5、6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
全株に芳香がある。
根を乾燥させたものを生薬で当帰(とうき)と言い、婦人科疾患の薬とされる。
花言葉は「インスピレーション」である。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の acutiloba は「尖った裂片のある」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Angelica acutiloba

★パラソルを開いたように白い花
 土の下には恵みを秘めて

トウキ080622a-l.jpg

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2013/10/15改訂

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浜萓草(ハマカンゾウ)

ハマカンゾウ090704a-l.jpg

浜萓草(ハマカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはススキノキ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の草地や岩場などに生える。
野萓草(ノカンゾウ)とよく似ているが、葉が厚く、冬期も枯れないで残る。
草丈は50センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で艶がある。
開花時期は7月から10月である。
茎先に3輪から6輪の花を上向きにつける。
濃いオレンジ色をした一日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「醜い争い」である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の fulva は「茶褐色の」という意味である。
変種名の littorea は「海浜に生える」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hemerocallis fulva var. littorea

★オレンジの色が眩しい浜萓草
 海の香りの届くがごとく

ハマカンゾウ090704b-l.jpg

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水菊(ミズギク)

ミズギク100807a-l.jpg

水菊(ミズギク)はキク科オグルマ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけてと九州の宮崎県に分布し、山地の湿地などに生える。
海外では、シベリアや中国にも分布する。
氷河期の遺存植物である。
競争力が弱いので、他の植物のあまり生えない場所に生育する。
和名の由来は湿原に生えることからきているが、流水には弱いという。
草丈は25センチから60センチくらいである。
茎は紫色を帯び、密に毛が生える。
根際から生える葉はへら形で、花の時期にも残っている。
茎につく葉は卵状の披針形で互い違いに生え(互生)、やや茎を抱く。
開花時期は6月から10月である。
普通は茎先に花径3、4センチの黄色い花を1輪だけつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「愛らしい」である。
属名の Inula はオオグルマの古代ラテン名からきている。
種小名の ciliaris は「縁毛のある」という意味である。
写真は8月に八幡平の大沼で撮った。
学名:Inula ciliaris

★太古より命つなぎし水菊は
 黄の花びらを今年もつけて

ミズギク100807b-l.jpg

ミズギク100807c-l.jpg

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エゾオヤマリンドウ100807a-l.jpg

蝦夷御山竜胆(エゾオヤマリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
蝦夷竜胆(エゾリンドウ)の高山型変種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
花がほとんど茎先だけに数輪まとまってつく。
蝦夷竜胆(エゾリンドウ)は葉の脇にもつく。
花の色は濃い青紫色で釣鐘形をしており、先が5つに裂ける。
裂片の間にある副片は、あまり目立たない。
花の長さは4、5センチくらいである。
天気の悪いときや夜は閉じており、晴れた日の日中になると開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の triflora は「3枚の葉の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の montana は「山地に生える」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Gentiana triflora var. japonica f. montana

★茎先に濃い紫の花揺れて
 北の乙女は涼しげに咲き

エゾオヤマリンドウ100807c-l.jpg

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2013/10/15改訂

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向日葵(ヒマワリ)

ヒマワリ050820a-l.jpg

日輪に恋す向日葵照り映えて

向日葵(ヒマワリ)はキク科ヒマワリ属(ヘリアンツス属)の一年草である。
ヘリアンツス属は北アメリカを中心に暫定的学名だが76種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの栽培品種が作出されている。
代表種の本種に向日葵(ヒマワリ)の和名があり、属名の和名はヒマワリ属という。
本種の原産地も北アメリカで、西部に分布する。
1510年にスペイン人によってヨーロッパに紹介され、スペインで商品栽培が開始された。
英名はサンフラワー(sunflower)という。
ロシアでは国花とされている。
中国名は向日葵(xiang ri ku)である。
日本へは中国を経由して江戸時代の初期に渡来した。
和名は、中国名の漢字にひまわり(いつも太陽に顔を向けて咲く花)の名を充てたものである。
種子を栽培するほか、庭植え、鉢植えとして観賞用にも栽培される。
草丈1メートルから3メートルくらいである。
茎は直立をする。
葉はハート形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月である。
茎先に花径20センチから30センチくらいの黄色い大きな頭花をつける。
品種改良も進んで、巨大輪のものから中小輪まで様々な品種が生まれている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
栽培用のものは種子は食用とし、また油を採る。
日輪草(ニチリンソウ)、日車草(ヒグルマソウ)などの別名がある。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「光輝」である。
8月22日の誕生花である。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。頭花の様子や日に向いて開くことなどから名づけられた。
種小名の annuus は「一年生の」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Helianthus annuus

★眩しげに咲く向日葵に照る日差し
 梅雨明けの空八月の空
☆向日葵の中に幾万ハート型
 夏の陽射しに胸を張るよに

ヒマワリ050820b-l.jpg

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2013/10/15 改訂
2016/08/24 3訂

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深山唐松(ミヤマカラマツ)

ミヤマカラマツ070707b-l.jpg深山唐松(ミヤマカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
漢字では「深山落葉松」とも書く。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、アムール地方にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は2-3回3出複葉で、長い柄がある。
3出複葉は三つ葉のことで、2-3回枝分かれをさせてそれぞれの先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は長い楕円形で、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の唐松草(カラマツソウ)も同様であるが、本種と異なり葉の柄のつけ根に大きな托葉(付属体)がある。
茎につく葉は2、3枚で、上部の葉は単葉となる。
開花時期は5月から8月である。
茎先に白ないし淡い紫色の花をつける。
花弁はなく、萼片も早くに落ちてしまう。
花弁のように見えるのは雄しべの花糸である。
花糸が急に太くなるのが本種の特徴である。
唐松草(カラマツソウ)の場合は太さがあまり変わらない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Thalictrum はギリシャ語の「thaliktron(葉が枝分かれをする植物の名)」からきている。
種小名の tuberiferumは「塊茎のある 」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Thalictrum tuberiferum

★少しだけ雄しべの太さ変えて咲く
 それがお洒落と深山唐松

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2013/10/12改訂

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藪萱草(ヤブカンゾウ)

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萱草は花茎立てて八重の夢

藪萱草(ヤブカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはススキノキ科とされる。
有史以前に中国から帰化したといわれ、栽培されていたものが野生化して全国で見られる。
今日では北海道から九州にかけて分布し、道端や土手に生える。
野萓草(ノカンゾウ)は一重の花だが、本種は八重の花を咲かせる。

別名を鬼萓草(オニカンゾウ)という。
草丈は80センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、長さは40センチから60センチ、幅は2センチから4センチくらいである。
開花時期は7月から8月である。
葉の間からの花茎を出し、上端に橙色の百合(ユリ)に似た八重の一日花を咲かせる。
花径は10センチくらいあり、雄しべと雌しべが花弁化している。
結実はしない。
若葉と花は食用になる。
また、利尿剤として利用される。
花言葉は「宣告」である。
俳句では「萱草の花」が夏の季語である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の fulva は「茶褐色の」という意味である。
変種名の kwanso は日本語の「カンゾウ」のことである。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hemerocallis fulva var. kwanso

★花茎を立てて咲かせる八重の夢
 藪萱草は一日に生きて

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水弟切(ミズオトギリ)

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水弟切(ミズオトギリ)はオトギリソウ科ミズオトギリ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿地や池や沼に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、アムール地方にも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
地下茎は泥の中を這って枝分かれをする。
葉は長さ3センチから5センチくらいの長い楕円形で、茎を抱くように向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に花径1センチくらいの淡い紅色の花を1輪から3輪つける。
花は午後の3時から4時に開き夕方にはしぼむ。
花弁は5枚である。
雄しべは3本ずつ束になって9本ある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
雌しべの先は3つに割れる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には葉、茎、実が真っ赤に紅葉する。
属名の Triadenum はギリシャ語の「treis(3つ)+adenodes(腺のある)」からきている。雄しべのつけ根に3つの腺体があることから名づけられた。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に八幡平の大沼で撮った。
3枚目は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Triadenum japonicum

★葉っぱだけ撮っていつかと願ってた
 花に出合えた奥地の沼で

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青森薊(アオモリアザミ)

アオモリアザミ100806d-l.jpg青森薊(アオモリアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の西南部から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地や亜高山の日当たりのよい草地に生える。
草丈は50センチから90センチくらいである。
根際から生える葉は花期にも残り、羽状に中ほどまで裂ける。
葉脈は赤紫色を帯びる。
開花時期は8月から9月である。
茎の先に1つから3つの紅紫色をした頭花をつける。
1つの頭花の直径は3センチくらいあり、上を向いて咲く。
総苞片はやや反り返る。
稀に白花のものもある。
別名を大野薊(オオノアザミ)といい、野原薊(ノハラアザミ)に近い仲間である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の aomorense は「青森の」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Cirsium aomorense

★にょっきりと背筋伸ばして天睨み
 青森薊は野生の姿

アオモリアザミ100806c-l.jpg

アオモリアザミ100806e-l.jpg

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デンドロビウム・イグジミウム090627a-l.jpg

デンドロビウム・イグジミウムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
原産地はニューギニア島である。
標高500メートルくらいの樹木に生える着生種である。
葉は肉厚の長い楕円形である。
開花時期は春から秋である。
花径は6センチから9センチくらいある。
花の色は白く、唇弁に紅紫色の筋が入る。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の eximium は「抜群の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium eximium

★さっぱりと清楚に咲いているけれど
 リップを見れば南国の色

デンドロビウム・イグジミウム090627b-l.jpg

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ミヤマゼンコ070728d-l.jpg

深山前胡(ミヤマゼンコ)はセリ科エゾノシシウド属の多年草である。
読み方は「ミヤマゼンゴ」とするものもある。
日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は中空でやや太い。
葉は2-5回3出複葉である。
小葉の形は卵形で、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)があり、赤味を帯びるものもある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花を密につける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
「前胡」の名は中国名からきている。
属名の Coelopleurum はギリシャ語の「coelos(空洞)+pleuron(肋脈)」からきている。果実の形から名づけられた。
種小名の multisectum は「多くの切れ込みのある」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Coelopleurum multisectum

★どっしりと威厳をもって山に咲く
 深山前胡の白き閃光

ミヤマゼンコ070728a-l.jpg

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ノカンゾウ080705a-l.jpg

野萓草思い一重に咲き乱れ

野萓草(ノカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはススキノキ科とされる。
本州から沖縄にかけて分布し、雑木林の縁や野原に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は根際から生え、細長い線形で弓状に曲がって垂れる。
主脈はへこんでいる。
開花時期は6月から8月である。
太くて強い茎を出し、下から順番に2つに分かれた先に花をつけていく。
花の形は百合(ユリ)に似ていて、橙色をしている。
花びら(花被片)は6枚で、花びらの真ん中に黄白色の筋が入っている。
なお、花は一日花で、朝開き夕方にはしぼむ。
近縁種の藪萓草(ヤブカンゾウ)は八重咲きだが、よく似ていて花が咲くまでは区別がつかない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
若葉は食用にされる。
花言葉は「憂いを忘れる」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の fulva は「茶褐色の」という意味である。
種小名の disticha は「2列になった」という意味である。
写真は7月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Hemerocallis fulva var. disticha

★一日の命なれども野萓草
 次から次へ花咲き乱れ

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アカバナ080809c-l.jpg

赤花(アカバナ)はアカバナ科アカバナ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから70センチくらいである。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部の葉の脇に淡い紫紅色の小さな4弁花を十字形につける。
花弁の先は浅く2つに裂ける。
雄しべは8本、雌しべは1本である。
雌しべは棍棒のようにふくらむ。
花の後にできる実は棒状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子には種髪という白い冠毛があり、風に乗って運ばれる。
和名の由来は、秋に葉や茎が赤く染まることからきている。
そのため漢字では「赤葉菜」とも書く。
若菜はお浸しなどにされる。
花言葉は「集中」である。
属名の Epilobium はギリシャ語の「on(スミレ)+epi(上)+lobon(莢)」に由来する。スミレ色の花が長い子房の先に着くことを表したものである。
種小名の pyrricholophum は「赤色の綿毛がある」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Epilobium pyrricholophum

★茎も葉も色づき見せる赤花は
 秋の訪れ知らせるように

アカバナ080809a-l.jpg

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ミヤマアカバナ070813a-l.jpg

深山赤花(ミヤマアカバナ)はアカバナ科アカバナ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地、湿地、礫地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎の上部には柔らかい毛が生える。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部の葉の脇に、花径5ミリから8ミリくらいの小さな花をつける。
花の色は淡い紅紫色ないし白である。
花弁は4枚で先が浅く2つに裂ける。
雄しべは8本である。
雌しべの柱頭は棍棒状となる。
萼や実には腺毛(粘着物質を出す毛)があり、種子には乳状突起がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「赤花」は花の色ではなく、秋に葉が赤くなることを指す。
属名の Epilobium はギリシャ語の「on(スミレ)+epi(上)+lobon(莢)」に由来する。スミレ色の花が長い子房の先に着くことを表したものである。
種小名の hornemannii はデンマークの植物学者「ホーヌマン(Jens Hornemann, 1770-1841)さんの」という意味である。
写真は8月に北アルプス乗鞍岳の畳平で撮った。
学名:Epilobium hornemannii

★思い切り高いところへ登ったら
 見える景色も花も違って

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ミヤマホツツジ100806a-l.jpg

深山穂躑躅(ミヤマホツツジ)はツツジ科ミヤマホツツジ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や岩場に生える。
樹高は30センチから90センチくらいである。
よく枝分かれをし、倒卵形の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に淡いピンクを帯びた白色の花を疎らにつける。
花の色は白いが、周辺部や裏は赤みを帯びている。
また、花柱(雌しべ)は緑色で長く、上に反り返っている。
ツツジの仲間なので合弁花だが、3枚の花びらが反り返っているように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花粉や蜜には有毒物質を含むので注意が必要である。
属名の Cladothamnus はギリシャ語の「klados(枝)+thamnos(低木)」からきている。
種小名の bracteatus は「苞葉のある」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Cladothamnus bracteatus

★花びらも雌しべもぷいと反り返る
 深山穂躑躅不思議な姿

ミヤマホツツジ100806b-l.jpg

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センニンソウ080727b-l.jpg

仙人草(センニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)の蔓性多年草である。
クレマチス属は北半球に300種くらい分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をセンニンソウ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、道端や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
茎の長さは3メートルから5メートルくらいである。
葉は3枚から7枚の小葉からなる羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉はやや艶があって厚みがある卵形である。
先は尖り、縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇に花径2、3センチくらいの白い花をたくさんつける。
花弁状に見えるのは4枚の萼である。
花の後に、羽毛のあるそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
和名の由来は、果実の先につく長い毛を仙人の髭に見立てたものと言われる。
茎や葉にかぶれを起こす有毒物質を含むが、生薬名を和威霊仙(わいれいせん)といい、鎮痛・利尿薬としても利用される。
花言葉は「安全」「無事」である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の terniflora は「三つの花の」という意味である。集散状の花序を表している。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
実は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Clematis terniflora

★風車ぐるぐる回し遊んだ日
 ふと思い出す髭撫でながら☆
ふわふわと雲のたなびく仙人草
 自由自在に蔓を伸ばして

センニンソウ080727c-l.jpg

センニンソウ090922a-l.jpg

センニンソウ090922b-l.jpg

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ムニンセンニンソウ090909b-l.jpg

無人仙人草(ムニンセンニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
日本固有種である。
小笠原諸島の父島と母島にのみ分布し、林の縁などに生える。
「無人」は小笠原諸島を意味する。
現地名は毒蔓(ドクヅル)という。
分類上は、仙人草(センニンソウ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)だが、葉の数は2、3枚である。
小葉の形は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
基本種の仙人草(センニンソウ)よりも少し大きな白い花を咲かせる。
花径は3センチくらいである。
花弁状に見えるのは4枚の萼である。
花の後に、羽毛のあるそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
和名の由来は、果実の先につく長い毛を仙人の髭に見立てたものと言われる。
茎や葉にはかぶれを起こす有毒物質がある。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の terniflora は「三つの葉の」という意味である。
変種名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Clematis terniflora var. boninensis

★滅ぶ日のいつか来ること悟りつつ
 大きな花をそっと広げて

ムニンセンニンソウ090909d-l.jpg

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タカネトウウチソウ070701c-l.jpg

高嶺唐打草(タカネトウウチソウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や湿地、礫地に生える。
海外では、ウスリー地方、サハリン、千島列島、アリューシャン列島、カナダなどにも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は楕円形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
1枚の葉は小葉9枚から13枚で構成される。
葉の裏面は紛白色となる。
開花時期は7月から9月である。
茎先に長さ3センチから10センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を直立させ、白い小さな花をたくさんつける。
花は下から順に咲き上がる。
花には花弁はなく、緑白色の花弁のように見えるのは萼片で、4枚ある。
雄しべは4本あって先が太く、外に突き出る。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花穂の形が中国の組み紐の「唐打」に似ていて高山に咲くことからきている。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
亜種名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Sanguisorba canadensis subsp. latifolia

★さり気なく咲いた姿は素朴だが
 染み出るように味わい深く

タカネトウウチソウ070701b-l.jpg

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ミズギボウシ080831c-l.jpg

水擬宝珠(ミズギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
日本固有種である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、湿地の周辺に生える。
「擬宝珠」というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことである。
蕾の形が似ているというのでこの名がつけられた。
本種の和名の由来は、水辺に生える擬宝珠ということからきている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
同じような場所に生える小葉擬宝珠(コバギボウシ)に比べて、葉が細長い。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、細長いラッパ形をした淡い紫色の花を疎らにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の longissima は「非常に長い」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hosta longissima

★湿原に眠るがごとき姿見せ
 水擬宝珠の花は静かに

ミズギボウシ080831d-l.jpg

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シロバナニガナ100806a-l.jpg

白花苦菜(シロバナニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の縁や草地に生える。
分類上は、磯苦菜(イソニガナ)の変種とされている。
茎や葉を切ると、苦みのある乳液が出る。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
披針形(笹の葉のような形)の茎葉は茎を抱く。
開花時期は5月から8月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い頭花をつける。
頭花は花径が2センチくらいあり大きい。
舌状花は8枚から11枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ixeridium は「キク科タカサゴソウ属(Ixeris)に似た」という意味である。
種小名の dentatum は「鋭い鋸歯の」という意味である。
亜種名の nipponicum は「日本の」という意味である。
変種名の albiflorum は「白い花の」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Ixeridium dentatum subsp. nipponicum var. albiflorum

★頑張れば高い山でも咲けるよと
 白花苦菜縄張り広げ

シロバナニガナ100806b-l.jpg

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タカネニガナ060810b-l.jpg

高嶺苦菜(タカネニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から本州にかけてと四国の石鎚山および九州の屋久島に分布し、亜高山や高山の岩場に生える。
茎や葉を切ると、苦みのある乳液が出る。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
披針形の細い茎葉が1枚から3枚つき、茎を抱かない。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い頭花をつける。
頭花は花径が2センチくらいあり大きい。
舌状花は8枚から11枚あり、苦菜(ニガナ)よりも多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ixeridium は「キク科タカサゴソウ属(Ixeris)に似た」という意味である。
種小名の alpicola は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Ixeridium alpicola

★岩場でも根をしっかりと下ろし咲く
 高嶺苦菜の花美しく

タカネニガナ060810c-l.jpg

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タチセンニンソウ090808a-l.jpg

立ち仙人草(タチセンニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属の多年草である。
原産地は、朝鮮半島、中国東北部、アムール地方、ウスリー地方などである。
日本に自生するものはない。
分類上は、仙人草(センニンソウ)の変種とされている。
生薬で威靈仙(いれいせん)と言い、消炎などに用いられる。
葉は奇数羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から8月である。
花の色は白い。
5枚の白い花びらのように見えるのは萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の terniflora は「三つの葉の」という意味である。
変種名の mandshurica は「満州の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Clematis terniflora var. mandshurica

★この花はどこが違っているのかな
 仲間の花とそっくりだけど

タチセンニンソウ090808b-l.jpg

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ノアザミ100811a-l.jpg

花薊紅つけ揺れて誰誘う

野薊(ノアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は花の時期にも枯れない。
茎につく葉は茎を抱き、鋭い棘がある。
葉は羽状に裂ける。
開花時期は5月から8月である。
茎の先に頭花を上向きにつけ、筒状花をたくさん咲かせる。
花の下にある総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が球形で、ねばねばするのが特徴である。
花の色は紅紫色のものが多いが、白いものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「心の成長」である。
俳句では「薊」が春の季語で、夏薊、秋薊などの季語もある。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Cirsium japonicum

★野薊は紅つけ揺れて誰誘う
 衣の下に棘を隠して
☆いろいろなアザミ出会いて比べれば
 野原アザミは優しき姿

ノアザミ100811c-l.jpg

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エゾオオヤマハコベ090830a-l.jpg

蝦夷大山繁縷(エゾオオヤマハコベ)はナデシコ科ハコベ属の多年草である。
北海道から東北地方の北部にかけてと長野県、岐阜県に分布し、平地や山地のやや湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島北部やサハリンにも分布する。
草丈は40センチから60センチくらいである。
茎や葉には毛が生えている。
茎の上部で、よく枝分かれをする。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に花径2センチくらいの白い花を疎らにつける。
花弁は5枚で、それぞれ4つから5つに深く裂け、裂片の先も浅く裂ける。
雄しべは10本、雌しべは3本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」からきている。花の形が星形をしていることから名づけられた。
種小名の radians は「放射状の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Stellaria radians

★美しくギャザーのような花びらは
 小さく咲いたカーネーションか

エゾオオヤマハコベ090830b-l.jpg

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マルバタマノカンザシ070917c-l.jpg

丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は中国の北部である。
楊貴妃が特に愛好したということで知られる。
草丈は30センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は心形で艶がある。
長葉の変種を玉の簪(タマノカンザシ)といい、江戸時代の中期に日本へ渡来している。
開花時期は8月から9月である。
花茎を伸ばし、先で枝分かれをして白い花を数輪穂状につける。
花はギボウシ属では最大級で、夜開く。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名と変種名の plantaginea は「オオバコ属(Plantago)に似た」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Hosta plantaginea var. plantaginea

★葉さえもがまるで浮き彫りその姿
 見ればため息咲くはいかにと

マルバタマノカンザシ070917a-l.jpg

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マルバダケブキ100813a-l.jpg

丸葉岳蕗(マルバダケブキ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地から亜高山帯のやや湿った草地や林の縁に生える。
中国山地や四国山地の一部にも分布する。
海外では、中国にも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は、長さも幅も20センチから40センチくらいある大きく丸い腎円形である。
葉の表面には光沢があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
蕗(フキ)によく似ており、長い柄がある。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部で枝分かれをし、その先に黄色い頭花をつける。
花径は8センチから10センチくらいある。
舌状花は10枚くらいあり、やや後ろに反る。
峠蕗(トウゲブキ)と似ているが、峠蕗(トウゲブキ)の花の柄には目立つ苞葉があるので区別できる。
また、丸葉岳蕗(マルバダケブキ)は総苞が濃い紫褐色をしているのも特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Ligularia dentata

★反り返る花の姿はイナバウアー
 豪放に咲く丸葉岳蕗

マルバダケブキ100813b-l.jpg

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トウゲブキ100806a-l.jpg

峠蕗(トウゲブキ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山帯のやや湿った明るめの草地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
和名の由来は、峠に咲く蕗というところからきている。
蝦夷宝香(エゾタカラコウ)の別名がある。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は厚くて艶があり蕗(フキ)の葉によく似ている。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に黄色い頭花をいくつかつける。
頭花の柄には大きな苞葉がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の hodgsonii は長崎・箱館領事だったイギリス人の植物採集家「ホジソン(Christopher Pemberton Hodgson, 1821-1865)さんの」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Ligularia hodgsonii

★すっくりと背筋伸ばして峠蕗
 華麗に咲けば風も爽やか

トウゲブキ100806b-l.jpg

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ソナレヤマホタルブクロ080720a-l.jpg

磯馴山蛍袋(ソナレヤマホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地は伊豆半島である。
山蛍袋(ヤマホタルブクロ)の海岸型変種である。
海岸型の特徴で、葉は分厚く艶がある。
また、生えている毛も少ない。
葉の形は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
茎先に長さ4センチから5センチの大きな釣鐘形の花をつける。
花の色は紫や白である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
亜種名の hondoensis は「本州の」という意味である。
変種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Campanula punctata subsp. hondoensis var. maritima

★めずらしい変異を見せる伊豆半島
 ここにも一つ違った姿

ソナレヤマホタルブクロ080720b-l.jpg

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アオジソ090922a-l.jpg

青紫蘇の幼き葉色紅交じり

青紫蘇(アオジソ)はシソ科シソ属の一年草である。
原産地は中国の南部である。
日本へは縄文時代に渡来していたと言われる。
畑で栽培されるほか、逸出して野生化したものも見かける。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
葉は広めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があって先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紫色の小さな花を密につける。
花は筒状の唇形で、下唇は3つに裂け、真ん中のものが一番大きく、さらに2つに裂ける。
葉は大葉(おおば)とも呼ばれ、香味野菜として広く料理に利用される。
葉は生薬で紫蘇葉(しそよう)といい、殺菌、防腐、解熱、解毒作用がある。
種子は紫蘇子(しそし)といい、鎮咳・去痰の薬効がある。
花言葉は「善良な家風」である。
俳句では「紫蘇」が夏の季語、「紫蘇の実」が秋の季語である。
属名の Perilla はインドでの現地語からきている。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
変種名の crispa は「縮れた」という意味である。
品種名の viridis は「緑色の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Perilla frutescens var. crispa f. viridis

★青紫蘇の幼き葉色紅交じり
 どこかひ弱に見えるも愛し

アオジソ090922b-l.jpg

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ムラサキギボウシ060819a-l.jpg紫擬宝珠(ムラサキギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は中国江西省である。
中国では広く栽培されており、18世紀にヨーロッパへ伝わっている。
ギボウシ属の中では中型に属する。
葉は濃い緑色で先が尖り、葉脈が目立つ。
開花時期は7月から8月である。
花の色は紫である。
花に香りはない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の ventricosa は「カップ状に肩の張った」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Hosta ventricosa

★珍しい名前にじっと覗き込む
 紫擬宝珠葉が美しく

ムラサキギボウシ060819b-l.jpg

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ウバユリ100731a-l.jpg姥百合(ウバユリ)はユリ科ウバユリ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、低山や山地の林の中や林の縁に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉はハート形で、茎の下部に数枚がつく。
葉のつけ根の部分は心形である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に長さが7センチから15センチくらいの緑白色の花を横向きにつける。
花被片は内側に3枚、外側に3枚あり、漏斗状となる。
雄しべは6本である。
花の後につく実は円柱形をしたさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花盛りには葉が枯れているので、それを「歯がない」姥に譬えたものである。
花言葉は「威厳」「無垢」である。
属名の Cardiocrinum はギリシャ語の「cardia(心臓)+crinon(ユリ)」からきている。花はユリに似ているが葉は特徴のある心臓形であることから名づけられた。
種小名の cordatum「心臓形の」という意味である。
写真は7月に赤城山で撮った。
学名:Cardiocrinum cordatum

★木漏れ日を浴びて静かに花開く
 姥百合の色落ち着き見せて
☆どことなく大人の色気漂わす
 木々の間に姥百合は咲き

ウバユリ100731c-l.jpg

ウバユリ100731b-l.jpg

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ギンリョウソウ100808b-l.jpg銀竜草(ギンリョウソウ)はイチヤクソウ科ギンリョウソウ属の腐生植物である。
分類体系によってはツツジ科とされる。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、湿り気のある林の中に育つ。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国、台湾などにも分布する。
葉緑素を持たず、落ち葉などを養分にして育つ。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体が白く、多肉質である。
茎は直立した円柱状である。
鱗片葉と呼ばれる葉の退化したものが、鱗のように全体を覆っている。
10枚から20枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に壺状円筒形の花を1個だけ下向きにつける。
3枚から5枚の花弁を重ね合わせているが、この花も白い。
萼片は1枚から3枚で鱗片状である。
花の先に紫色を帯びた雌しべと黄色い雄しべの先が透けて見える。
花の後にできる実は卵形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、全体の姿を白銀色の竜に見立てたものである。
幽霊茸(ユウレイタケ)の別名がある。
根を含む全草が生薬の水晶蘭(すいしょうらん)となる。
強壮、強精、鎮咳などの薬効がある。
花言葉は「そっと見守る」である。
属名の Monotropastrum はギリシャ語の「Monotropa(シャクジョウソウ属)+astrom(似る)」からきている。
種小名の humile は「低い」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Monotropastrum humile

★薄闇に浮かぶ花影ほの白く
 銀竜草のシックな姿

ギンリョウソウ100808c-l.jpg

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キオン100731a-l.jpg黄苑(キオン)はキク科キオン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地から高山の草地などに生える。
海外でも、東アジアからヨーロッパにかけて広く分布している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立して上部で枝分かれをする。
茎には細かい毛が生える。
葉は長さ5センチから15センチくらいの披針形(笹の葉のような形)で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、鮮やかな黄色い頭花をつける。
花径は2センチくらいで、舌状花、筒状花ともに黄色い。
花びら(舌状花)は5枚から6枚である。
真ん中の筒状花は10個くらいである。
花の後にできる実はそう果(実の中に1つだけ種子があり開かない)で、くすんだ白い綿毛がある。
和名は紫苑(シオン)に対比してつけられたものだという。
花言葉は「元気」である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の nemorensis は「森林に生える」という意味である。
写真は7月に赤城山で撮った。
学名:Senecio nemorensis

★草原の遥か彼方に黄苑咲く
 すらりと伸びてここにいるよと

キオン100731b-l.jpg

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ヤマハハコ100806a-l.jpg山母子(ヤマハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外ではサハリン、中国、ヒマラヤ、北アメリカなどに分布し、ヨーロッパにも帰化植物として生育しているという。
和名の由来は、母子草(ハハコグサ)に似て山に生えることからきている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎は白い綿毛に覆われる。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
枝の先にたくさん花(頭花)をつける。
白い花弁に見える部分は総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「純情」である。
属名の Anaphalis は属名の「Gnaphalium(ハハコグサ属)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名と亜種名の margaritacea は「真珠のような」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea subsp. margaritacea

★山母子白い綿毛に覆われて
 小振りの花をぽつぽつ咲かせ

ヤマハハコ100806b-l.jpg

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ウメバチソウ100708a-l.jpg梅鉢草(ウメバチソウ)はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿原などに生える。
海外では、北半球の寒帯から温帯にかけて広く分布する。
草丈は10センチから40センチくらいになる。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)である。
茎につく葉はハート形または円形で茎を抱く。
開花時期は8月から10月である。
茎先に白い5弁花を上向きに1輪つける。
花弁には緑色の脈が目立つ。
花の中央に雄しべが5本ある。
雄しべは1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。
雄しべの隣に細かく分裂した仮雄しべがある。
仮雄しべは花粉を出さない。
また、真ん中に白い帽子のような形の雌しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の様子を家紋の「梅鉢」に見立てたものである。
属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)」からきている。霊地として神聖視された山である。
種小名と変種名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Parnassia palustris var. palustris

★華麗なる姿を見せて花つける
 梅鉢草は胸張るように

ウメバチソウ100708c-l.jpg

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チシマイチゴ061008a-l.jpg千島苺(チシマイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
千島列島と夕張山系に分布し、高山に生える。
海外では、サハリン、北アメリカ、ヨーロッパなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
2000年版のRDBでは情報不足(DD)とされていた。
樹高は5センチから25センチくらいである。
一見して草のように見える。
茎は横に這い、斜上して立つ。
若いときは、葉と茎には毛が生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
側小葉の形は幅の広い卵形、頂小葉の形は菱状をした幅の広い卵形である。
小葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に長い花柄を出し、先に1輪ずつ花をつける。
花径20ミリから25ミリくらいの5弁花である。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果)である。
和名は千島で最初に発見されたことからつけられた。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の arcticus は「北極の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rubus arcticus

★謎多い花に出合えた喜びに
 頬を緩めつやる気の満ち

チシマイチゴ061008b-l.jpg

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オオハンゴンソウ060819a-l.jpg大反魂草(オオハンゴンソウ)はキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、ケベック州からフロリダ州にかけて分布する。
日本へは明治時代の中期に園芸植物として渡来した。
逸出したものが川岸や草地などに広がり、旺盛な繁殖力で野生化している。
種子とともに地下茎で繁殖をする。
現在では北海道から九州にかけて分布している。
北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種)に選定されている。
また、2006年2月から「外来生物法」で特定外来生物に指定され、栽培や移動ができなくなった。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
茎には毛は生えておらず、白っぽい。
葉は羽状に5つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に黄色い花(頭花)をつける。
花径は5センチから7センチくらいあり、筒状花の周りに舌状花がつく。
舌状花は細長く、やや垂れ下がっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
種子には冠毛があって風で散布される。
和名は反魂草(ハンゴンソウ)に似て花が大きいというところからきているが、仲間も異なり実際にはあまり似ていない。
「反魂」は魂を呼び戻すという意味で、手のひら状に裂ける葉を幽霊の手に見立てたともいう。
大反魂草(オオハンゴンソウ)の名の由来も葉っぱのほうにあるのかもしれない。
属名の Rudbeckia はスエーデンの植物学者「ルードベック父子(Olof Rudbeck the Elder (1630-1702), Olof Rudbeck the Younger (1660-1740))」の名からきている。
種小名の laciniata は「補足分裂した」という意味である。
上の写真は8月に日光の中禅寺湖畔で撮った。
下の写真は9月に北大農学部の花木園で撮った。
学名:Rudbeckia laciniata

★草原を鮮やかな黄に染め上げて
 やりすぎたかなと大反魂草

オオハンゴンソウ060902a-l.jpg

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イワツメクサ070728c-l.jpg岩爪草(イワツメクサ)はナデシコ科ハコベ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は細くて軟らかく、上部で枝分かれをする。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶があって先が尖り、脈が1本ある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に花径1センチくらいの白い5弁花をつける。
花弁は深く裂けていて10枚あるように見える。
萼片は線状の披針形で細い3本の脈がある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、岩場に生えて葉の形が鳥の爪のようだということからきている。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」にちなむ。花の形が星形をしていることから名づけられた。
種小名と変種名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った。
学名:Stellaria nipponica var. nipponica

★柔らかな茎と葉っぱで風かわし
 岩爪草は清楚に咲いて

イワツメクサ070728b-l.jpg

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スジギボウシ080713a-l.jpg筋擬宝珠(スジギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
自然雑種で、江戸時代から栽培されてきた園芸品種である。
日本各地で栽培されているが、自生するものはない。
葉に白い斑の入っているのが特徴である。
この斑の部分は葉緑素が欠けているために生育が不均一になり、広い卵形の葉は波打っている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
開花時期は6月から7月である。
1本の花茎に10個以上の蕾を房のようにつけ、下から咲いていく。
淡い紫色をした鐘状の花で、朝開いて夕方にはしぼむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、擬宝珠というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことである。
蕾の形が似ているというので「擬宝珠」の名がつけられた。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Hosta undulata

★一遍に咲きたかろうに筋擬宝珠
 しおれた花も風情なれども

スジギボウシ080713b-l.jpg

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トモエシオガマ100724c-l.jpg巴塩竃(トモエシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
分類体系によってはハマウツボ科とされる。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の草地に生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は幅の狭い卵形で、茎の下部では向かい合って生え(対生)、上部では互い違いに生える(互生)。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)の脇に紅紫色をした唇形の花をつける。
花はねじれてつくので、上から見るとスクリューのように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pedicularis はラテン語の「pediculus(シラミ)」からきている。この属の1種の生えるところで草を食べる家畜にはシラミがたかると信じられたことから名づけられた。
種小名の resupinata は「反対の方向に湾曲した」という意味である。
亜種名の teucriifolia はシソ科の「ニガクサ属(Teucrium)のような葉の」という意味である。
変種名の caespitosa は「群がって生える」を意味する。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Pedicularis resupinata subsp. teucriifolia var. caespitosa

★地味だけどとても目につく姿だよ
 見つけにっこり巴塩竃

トモエシオガマ100724b-l.jpg

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オクトリカブト100807a-l.jpg奥鳥兜(オクトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の新潟県にかけて日本海側に分布し、山地の渓流沿いや林の中などの湿った所に生える。
草丈は50センチから180センチくらいである。
花柄に屈毛が密生するのが特徴である。
葉は3つから7つに裂けるが、細長い裂片には分かれず丸味がある。
裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は8月から10月である。
濃い青紫色の花を咲かせる。
花びらのように見えるのは萼である。
萼の中に細長い花弁が2枚ある。
たくさんの雄しべが見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、陸奥(みちのく)に多いことからきている。
トリカブトの類は猛毒で知られるが、本種はその中でも特に毒性が強いという。
近縁種に山鳥兜(ヤマトリカブト)がある。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
亜種名の subcuneatum は「やや楔形の」という意味である。
写真は8月に八幡平の大沼で撮った。
学名:Aconitum japonicum subsp. subcuneatum

★湿り気を帯びた大地を飾り立て
 豪華に咲くは奥鳥兜

オクトリカブト100807b-l.jpg

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オウサイギョク100605a-l.jpg

フェロカクツス・スクワルジーはサボテン科フェロカクツス属の多年草である。
原産地はメキシコのシナロア州北部である。
園芸名を黄彩玉(オウサイギョク)という。
玉サボテンと呼ばれるものの1つである。
直径40センチから50センチになる。
はじめのうちは黄緑色の肌で棘が黄色い。
これが名前の由来である。
成長すると肌の色は緑が濃くなり、棘も象牙色になる。
開花時期は5?7月くらいである。
花径10センチくらいの黄色い花を咲かせる。
属名の Ferocactus はラテン語の「ferox(荒々しい)」とギリシャ語の「kaktos(朝鮮アザミ)」からきている。
種小名の schwarzii は最初の収集者「シュバルツ(Friedrich Schwarz)さんの」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Ferocactus schwarzii

★ずっしりと存在感は満点で
 花も綺麗だ黄彩玉は

オウサイギョク100605b-l.jpg

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アブチロン

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アブチロン090201a-l.jpg

アブチロンはアオイ科イチビ属(アブチロン属)の常緑低木である。
原産地は中南アメリカである。
アブチロンの仲間には様々な品種があるが、ハイビスカスに似た花を咲かせるものはアブチロン・ヒブリドウムと呼ばれる。
アブチロン・ダルウィニイ(Abutilon darwinii)とアブチロン・ピクツム(Abutilon pictum)との交雑種である。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉は切れ込みのないものや、3つないし5つに裂けるものがある。
開花時期は4月から9月である。
暖地では周年開花をする。
花は葉の脇に1つつき、普通は下向きに咲く。
花径は3センチから5センチくらいある。
花冠は鐘形か盃形で、花弁は5枚である。
萼片も5枚である。
花の色は、白、黄色、オレンジ色、赤などのものがある。
花言葉は「尊敬」「憶測」「よい便り」である。
属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。
種小名の hybridum は「交配種の」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Abutilon x hybridum

★南国の煌く陽射し浴びるよう
 アブチロン咲く眩しい白さ
☆涼し気な真白いランプ爽やかに
 アブチロン咲く南国ムード

アブチロン090201b-l.jpg

アブチロン081005a-l.jpg

アブチロン080831a-l.jpg

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ムニンノボタン090718a-l.jpg

無人野牡丹(ムニンノボタン)はノボタン科ノボタン属の常緑低木である。
小笠原諸島の父島の固有種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
小石川植物園や東京都小笠原支庁などによって保護増殖事業が続けられている。
別名を島野牡丹(シマノボタン)という。
樹高は1メートルくらいである。
全体が褐色の毛で覆われている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は3本の葉脈が目立ち、両面に硬い毛が疎らに生える。
開花時期は7月から8月である。
花径3センチくらいの白い花を次々とつける。
花弁数は4枚ないし5枚である。
花の色はピンクがかったものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Melastoma はギリシャ語の「melas(黒い)+ stoma(口)」からきている。果実を食べると口が黒く染まることから名づけられた。
種小名の tetramerum は「4つの部分の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Melastoma tetramerum

★真っ白な無人野牡丹花咲けば
 父島の夏鮮やかな夏

ムニンノボタン090718c-l.jpg

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シロバナタチギボウシ100807a-l.jpg

立擬宝珠(タチギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、平地から高山にかけての湿地や湿った草原などに生える。
海外では、サハリン、シベリアにも分布している。
稀に白花のものがあり、白花立擬宝珠(シロバナタチギボウシ)と呼んでいる。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長さが20センチくらい、幅が6、7センチくらいあり、先がとがった長い楕円形である。
長い柄を含めると全長は30センチから40センチにもなる。
葉の縁はやや波打ち、縦に走る葉脈が目立つ。
開花時期は7月から8月である。
花のつき方は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)で、下についた花から順に開花する。
花の色は白い。
一日花で、朝咲いて午後にはしぼむ。
和名の由来は、葉が立っていることと、蕾の形が橋の欄干につける飾りの擬宝珠に似ているというところからきている。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
変種名の rectifolia は「真っ直ぐな葉の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は8月に八幡平の大沼で撮った。
学名:Hosta sieboldii var. rectifolia f. albiflora

★濃厚な色に囲まれ白花は
 ひっそりと咲く湿地の中に

シロバナタチギボウシ100807c-l.jpg

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エゾスズラン100724a-l.jpg

蝦夷鈴蘭(エゾスズラン)はラン科カキラン属の多年草である。
別名を青鈴蘭(アオスズラン)という。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地から亜高山の林の中に生える。
海外では、中国東北部、ウスリー地方、カムチャツカ半島にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に短い毛が密生する。
葉は幅の広い披針形で先が尖り、数枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
背萼片、側花弁、側萼片は淡い緑色、唇弁は緑白色でつけ根のほうは暗い褐色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Epipactis はギリシャ語の「epi(上)+pactos(硬い)」からきている。
種小名の papillosa は「乳頭状の」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Epipactis papillosa

★見たかった花にとうとう出合えたよ
 蝦夷鈴蘭は静かに咲いて

エゾスズラン100724b-l.jpg

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ツルキケマン100724b-l.jpg

蔓黄華鬘(ツルキケマン)はケシ科キケマン属の一年草である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、ロシア沿海部やシベリア東部にも分布する。
YListでは蔓華鬘(ツルケマン)を標準和名としているが、環境省の表示は蔓黄華鬘(ツルキケマン)である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は数十センチだが、茎は柔らかく他の植物に寄りかかって伸びるので1メートルくらいになる。
葉は2-3回3出複葉である。
3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形である。
それが2、3回枝分かれを繰り返し、それぞれの先に3出複葉をつけて1枚の葉となる。
開花時期は8月から9月である。
葉の脇から柄を出して、緑色を帯びた黄色い花を疎らにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で種子は2列に並ぶ。
近縁種の長実の蔓黄華鬘(ナガミノツルキケマン)の場合は莢が細長く、種子が1列に並ぶ。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の ochotensis は「オホーツク地方の」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Corydalis ochotensis

★ふと見れば蔓黄華鬘が顔出して
 ここにいるよと誘(いざな)うように

ツルキケマン100724c-l.jpg

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ヒメシロネ090719a-l.jpg

姫白根(ヒメシロネ)はシソ科シロネ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、東シベリアにも分布する。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は細長い披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は鋭く尖る。
葉の表面には艶がある。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇に白い小さな唇形花が数個ずつ集まり、段々に咲く。
花冠の長さは3ミリから5ミリくらいである。
萼は5つに裂け、先が尖る。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
「白根」の名の由来は根茎が白いことによる。
白根(シロネ)に比べて茎も細く葉も細いことで「姫」の名がついた。
小白根(コシロネ)と似るが、こちらは葉の形が細長い倒卵形である。
属名の Lycopus はギリシャ語の「lycos(オオカミ)+pous(足)」からきている。葉の形を狼の足にたとえて名づけられたものである。
種小名の maackianus はロシアの自然科学者「マーック(Richard Karlovich Maack, 1825-1886)さんの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lycopus maackianus

★湿原にふと目をやれば姫白根
 急ぎ足では見つからぬ花

ヒメシロネ090719b-l.jpg

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タチギボウシ100717a-l.jpg

擬宝珠や内に秘めたる花の筋

立擬宝珠(タチギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、平地から高山にかけての湿地や湿った草原などに生える。
海外では、サハリン、シベリアにも分布している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長さが20センチくらい、幅が6、7センチくらいあり、先がとがった長い楕円形である。
長い柄を含めると全長は30センチから40センチにもなる。
葉の縁はやや波打ち、縦に走る葉脈が目立つ。
開花時期は7月から8月である。
花のつき方は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)で、下についた花から順に開花する。
花の色には濃淡があるが、淡い紫色ないし濃い紫色である。
花の長さは4センチくらいあり、花びら(花被片)の内側には濃い筋が入る。
一日花で、朝咲いて午後にはしぼむ。
和名の由来は、葉が立っていることと、蕾の形が橋の欄干につける飾りの擬宝珠に似ているというところからきている。
若芽は春の山菜としてお浸しや酢味噌和えなどにされる。
俳句では「擬宝珠」が夏の季語である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
変種名の rectifolia は「真っ直ぐな葉の」という意味である。
写真は7月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Hosta sieboldii var. rectifolia

★俯いた花の中には美しい
 模様を秘めて立擬宝珠咲く

タチギボウシ100717b-l.jpg

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ヤチトリカブト100724a-l.jpg

谷地鳥兜(ヤチトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
中部地方の日本海側などに分布し、亜高山や高山の湿った草地に生える。
分類上は細葉鳥兜(ホソバトリカブト)の変種とされる。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は手のひら状に5つに深く裂け、それぞれに深い切れ込みがある。
開花時期は8月から9月である。
花びらのように見える萼は青紫色で、茎先に総状につく。
花柄と萼には毛が生えている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草に猛毒を含む。
なお、谷地というのは湿地のことである。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の senanense は「信州の」という意味である。
亜種名の paludicola は「沼地の住人」という意味である。
写真は7月に信州の上高地で撮った。
学名:Aconitum senanense subsp. paludicola

★湿地には湿地の似合う花が咲く
 谷地鳥兜は上高地の花

ヤチトリカブト100724b-l.jpg

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キツリフネ070804d-l.jpg

黄釣舟(キツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った場所に生える。
海外では、北半球の温帯や冷帯に広く分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
全体に白っぽい。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、先は尖らない。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色の花を数輪つり下げる。
花冠の袋状の部分は萼片の1つである。
尻尾の部分は距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)である。
本種の距は巻かずに垂れ下がる。
花弁は3枚で下の2枚が唇弁状になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は黄色い花を咲かせる釣舟草(ツリフネソウ)の意味である。
「釣舟」の由来は、細い柄にぶら下がる花の姿を帆をかけた舟に見立てたものである。
属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。
種小名の noli-tangere はラテン語の「Noli me tangere(私に触らないで)」からきている。さわると種子が飛ぶという意味合いである。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
学名:Impatiens noli-tangere

★のんびりと獲物を待ちて黄釣舟
 うたた寝もよいこくりこっくり

キツリフネ070804b-l.jpg

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ハクサンイチゲ070728e-l.jpg

白山一華(ハクサンイチゲ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿り気のある草原や砂礫地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は手のひら状に裂ける。
茎の中ほどに生える葉は、深く裂けて線状となる。
開花時期は6月から8月である。
茎先の苞葉(芽や蕾を包んでいる葉)の真ん中から数本の柄を出し、花径3、4センチの白い花をつける。
5枚から7枚の花びらのように見えるのは萼である。
花の真ん中には黄色い雄しべが密集し、緑色の雌しべとコントラストをなす。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、石川県の白山で発見されたことからきている。
日本アルプスのお花畑に普通に生え、代表的な高山植物として親しまれている。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の narcissiflora は「Narcissus(スイセン属)のような花の」という意味である。
亜種名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は7月に長野県駒ヶ根市の千畳敷カールで撮った。
学名:Anemone narcissiflora subsp. nipponica

★夏の山お花畑に揺れて咲く
 アルピニストの親しみの花

ハクサンイチゲ070728d-l.jpg

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ナガバノコウヤボウキ080831b-l.jpg

長葉の高野箒(ナガバノコウヤボウキ)はキク科コウヤボウキ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、山地のやや乾燥したところなどに生える。
高野山でこの木の枝を束ねて箒の代わりに用いたことから「高野箒」と呼ばれる。
「長葉」は葉が細長いという意味である。
近縁種の高野箒(コウヤボウキ)は葉や枝に毛が多い。
樹高は50センチから100センチくらいである。
枝は紫色を帯びていて、毛はない。
1年目の枝につく葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
2年目の枝につく葉は細長い楕円形で、束になって生える(束生)。
葉の縁には小さなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
花は2年目の枝につき、白い筒状花が10数個集まっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Pertya はドイツ人の自然科学者「パティ(Joseph Anton Maximillian Perty, 1804-1884))さん」の名からきている。
種小名の glabrescens は「やや無毛の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
3枚目は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Pertya glabrescens

★覚えるに苦労するほど長い名も
 これがご縁と覚えてほしい

ナガバノコウヤボウキ080831c-l.jpg

ナガバノコウヤボウキ081221a-l.jpg

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オオバギボウシ070820a-l.jpg一遍に咲きたかろうに花擬宝珠

大葉擬宝珠(オオバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、やや湿り気のある原野などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
標準和名は唐擬宝珠(トウギボウシ)という。
「擬宝珠」というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことである。
蕾の形が似ているというのでこの名がつけられた。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は根際から生え、柄がある。
形は大きな卵形で、弧を描くように走る葉脈が目立つ。
長さは30センチから40センチくらいあり、つけ根の部分は心形で先は尖る。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、下から順に開花する。
花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲く。
一日花で、朝咲いて午後にはしぼむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子には翼がある。
若い芽や茎は山菜として利用されている。
俳句では「擬宝珠」が夏の季語である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Hosta sieboldiana

★びっしりと生えた大葉にするすると
 茎を伸ばして花を咲かせて

オオバギボウシ070820b-l.jpg

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サギソウ090719c-l.jpg

鷺草は宙舞うごとく鉢の上

鷺草(サギソウ)はラン科サギソウ属(ペクテイリス属)の多年草である。
ペクテイリス属はアジアに9種が分布する。
日本にも本種が分布し、属名の和名はサギソウ属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、湿地に生える。
また、鉢植えなどで観賞用に栽培される。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名の由来は、白鷺が翼を広げたような花の形からきている。
草丈は15センチから40センチくらいである。
茎の下部に3枚から5枚の細長い線形の葉をつける。
葉の先は尖り、葉には並行脈が走る。
葉は互い違いに生える(互生)。
上部の葉は鱗状の鱗片葉になる。
開花時期は7月から8月である。
花の色は白く、大きさは3センチくらいである。
茎先に1輪から3輪の花がつく。
手前にある花びらを唇弁といい、後方の耳のような形をしている花びらを側花弁という。
中央の鼻のような形をした部分をずい柱という。
ここに雄しべと雌しべがある。
花の後ろには3枚の萼がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「夢でもあなたを思う」である。
俳句の季語は夏である。
6月26日の誕生花である。
属名の Pecteilis はラテン語の「pecten(櫛の歯)」からきている。唇弁が櫛の歯状に切れ込むことから名づけられた。
種小名の radiata は「放射状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
3枚目は8月に山形市野草園で撮った。
学名:Pecteilis radiata

★遠目にも笑窪こぼれる舞姿
 近づき見れば綾織るごとく
☆今もなお白鷺愛でん常盤姫
 想いを知りて咲き誇りけり

サギソウ090719d-l.jpg

サギソウ070825d-l.jpg

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シキンカラマツ090719f-l.jpg

紫錦唐松(シキンカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
本州の長野、群馬、福島の三県に分布し、山地の湿った木陰などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
漢字では「紫錦落葉松」とも書く。
和名の由来は、「紫錦」は美しい紫色の花を意味し、「唐松」は花の姿を唐松(カラマツ)にたとえたものである。
草丈は70センチから150センチくらいである。
葉は2回から3回の3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3枚の小葉で1組になるのが3出複葉である。
それを2、3回繰り返し、分かれた枝先に3枚ずつの小葉をつけたものが1枚の葉となる。
小葉の形は楕円形で、先が浅く3つに裂ける。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花びらはなくて萼片が4枚ある。
萼は開花しても落下しない。
雄しべが目立ち、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の黄色とのコントラストが美しい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Thalictrum はギリシャ語の「thaliktron(葉が枝分かれをする植物の名)」からきている。
種小名の rochebrunianum はフランス人の植物学者「ロシェブルン(Alphonse Tremeau de Rochebrune, 1834-1912)さんの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Thalictrum rochebrunianum

★鮮やかなコントラストも美しく
 紫錦唐松高貴に咲いて

シキンカラマツ090719h-l.jpg

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モミジカラマツ070720a-l.jpg

紅葉唐松(モミジカラマツ)はキンポウゲ科モミジカラマツ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿った草原に生える。
海外では、ウスリー地方などにも分布する。
漢字では「紅葉落葉松」とも書く。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれする。
根際から生える葉は円形で7つから9つに裂ける。
形は紅葉(モミジ)の葉に似ている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に数個の白い花をつける。
花には花びらはなく、萼もすぐに落ちる。
残るのは白い花糸(雄しべ)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、葉を紅葉(モミジ)にたとえ、花を唐松(カラマツ)にたとえたものである。
属名の Trautvetteria はロシアの植物学者「トロートベッター(Ernst Rudolf von Trautvetter, 1809-1889)さん」の名からきている。
種小名の caroliniensis は「カロライナの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Trautvetteria caroliniensis var. japonica

★青空の下が似合うね晴れたなら
 生き生きと咲く紅葉唐松

モミジカラマツ070720b-l.jpg

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シロバナコバノギボウシ080808d-l.jpg

小葉擬宝殊(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国、九州に分布し、山地の湿原に生える。
通常の花の色は淡い紫色だが、稀に白花のものがある。
これを白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長さが10センチから15センチくらいある細長い楕円形である。
葉には艶はなく、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は7月から9月である。
花被片は6枚で、長さは4、5センチである。
やや下向きに咲き、花の色は白い。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で突き出している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
品種名の alba は「白い」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Hosta sieboldii f. alba

★恥じらいて咲くがごとくに俯いて
 小葉擬宝殊の花色白く

シロバナコバノギボウシ080808c-l.jpg

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ミズキンバイ090719a-l.jpg

水金梅(ミズキンバイ)はアカバナ科チョウジタデ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、水辺や水田などに稀に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
長い地下茎で広がり、茎の節から白い呼吸根を出す。
抽水植物(根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のこと)である。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は直立して水上に出る。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は7月から9月である。
花径2、3センチの黄色い5弁花をつける。
花弁数は4枚のこともある。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ただし、裂開はせずそのまま落下する。
和名の由来は、キンポウゲ科の金梅草(キンバイソウ)に似ていて水中に生えることからきている。
属名の Ludwigia はドイツ人の植物学者「ラディック(Christian Gottlieb Ludwig, 1709-1773)さん」の名からきている。
種小名の peploides はトウダイグサ属の「チャボタイゲキ(Euphorbia peplus)に似た」という意味である。
亜種名の stipulacea は「托葉のある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Ludwigia peploides subsp. stipulacea

★水の中黄色い花が顔を出す
 一日だけの命だけれど

ミズキンバイ090719b-l.jpg

ミズキンバイ090719c-l.jpg

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ハコネコメツツジ090719a-l.jpg

箱根米躑躅(ハコネコメツツジ)はツツジ科ツツジ属(ハコネコメツツジ属)の半落葉小低木である。
日本固有種である。
箱根で発見されたのでこの名があり、箱根町では天然記念物に指定して保護している。
箱根の他に伊豆諸島、伊豆半島、丹沢などの岩場に生育している。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
米躑躅(コメツツジ)に似ているが、花冠が円筒状をしていて、雄しべの割れ方も違うことからハコネコメツツジ属に分類されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は60センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや厚く、両面に褐色の毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
密集した小さな葉の中に、米粒のような小さな白い花をつける。
花径は8ミリから10ミリくらいで、花冠は円筒状で浅く5つに裂ける。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は縦に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「可愛い人」である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の tsusiophyllum は日本語とギリシャ語の「tsutsuzi(ツツジ)+phyllon(葉)」からきている。ツツジの葉に似たという意味合いである。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Rhododendron tsusiophyllum(syn. Tsusiophyllum tanakae)

★珍しい花は小さく米粒を
 思わすようにぽつぽつ咲いて

ハコネコメツツジ090719b-l.jpg

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ナミキソウ090719c-l.jpg

浪来草(ナミキソウ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
砂の中に地下茎を長く這わせる。
茎は直立し、断面は四角形である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚く、全体に短い軟毛が密生する。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
花は茎の上部の対生した葉の脇に1つずつつき、2つが同じ方向を向いて咲く。
花冠は長さ2センチくらいの青紫色をした筒状で、先は唇形に裂ける。
筒の部分は、つけ根のところで曲がって立ち上がる。
上の唇は兜のように膨らみ、下の唇は3つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、海岸近くに生え、花の形が打ち寄せる波に似ているところからきている。
花言葉は「時代錯誤」である。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の strigillosa は「先がやや尖り密着した剛毛で覆われた」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Scutellaria strigillosa

★小波の寄せては返す姿見せ
 浪来草咲く野を埋め尽くし
☆打ち寄せる音さえ聞こゆ浪来草
 夏の野原は海原のごと

ナミキソウ090719b-l.jpg

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エリシムム・ヘルベチカム070603a-l.jpg

エリシムム・ヘルベチクムはアブラナ科エゾスズシロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
ピレネー、アルプス、バルカンなど中南部の標高500メートルから2000メートルの山地に生える。
草丈は30センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に黄色い十字状の花を固まってつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Erysimum はギリシャ語の「eryomai(救う)」からきている。この属の植物の1種に薬効があると考えられたことからきている。
種小名の helveticum は「スイス(Helvetia)の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Erysimum helveticum

★アルプスの山地に生えるエリシムム
 春風渡る青空の下

エリシムム・ヘルベチカム070603b-l.jpg

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芹(セリ)

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セリ080712d-l.jpg

花と咲き気分いかがと芹に問う

芹(セリ)はセリ科セリ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、湿地や畦道、溝などに生える。
海外では、北半球一帯とオーストラリアに広く分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は1-2回羽状複葉である。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成され、枝分かれをして羽状複葉をつける場合もある。
小葉は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花を10個から20個くらいずつつける。
花は5弁花で、花弁は内側に曲がる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
春の七草の1つで、若い茎葉は食用とされる。
開花した後のものは硬くて食用に向かない。
俳句の季語は春である。
属名の Oenanthe はギリシャ語の「oinos(酒)+anthos(花)」からきている。
種小名の javanica は「ジャワ島の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Oenanthe javanica

★花と咲く夢は芹とて変わらぬと
 呟くごとく傘を広げて

セリ080712c-l.jpg

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コバノギボウシ080808d-l.jpg

小葉擬宝殊(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国、九州に分布し、山地の湿原に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長さが10センチから15センチくらいある細長い楕円形である。
葉には艶はなく、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は7月から9月である。
花被片は6枚で、長さは4、5センチである。
やや下向きに咲き、花の色は淡い紫色である。
花被片の内側には濃い紫色の縦筋が入る。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で突き出している。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。
種小名と変種名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
品種名の spathulata は「さじ形の」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Hosta sieboldii var. sieboldii f. spathulata

★恥じらいて咲くがごとくに俯いて
 小葉擬宝殊は色鮮やかに

コバノギボウシ080808c-l.jpg

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サワギク070804a-l.jpg

沢菊(サワギク)はキク科キオン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、沢沿いや山地の湿り気のあるところに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は羽状に深く切れ込み、疎らに互い違いに生える(互生)。
白い毛に覆われて根際から生える葉は、花の咲くころにはなくなってしまう。
開花時期は6月から8月である。
茎の上部で細かく枝分かれをして、その先に花径1センチくらいの黄色い花(頭花)をたくさんつける。
中央の筒状花も周りの舌状花も黄色い。
舌状花は7枚から13枚くらいあり、筒状花はたくさんある。
花の後にできる実はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、白い冠毛があってボロ屑のように見える。
この形状から襤褸菊(ボロギク)の別名もある。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の nikoensis は「日光の」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Senecio nikoensis

★薄暗い林の中で沢菊は
 ぱっと開いた花火のように

サワギク100724b-l.jpg

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ツリガネニンジン070804e-l.jpg

釣鐘人参(ツリガネニンジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山野や土手に生える。
海外では、サハリンや中国などにも分布する。
葉の形や付き方に変異が多いという。
和名の由来は、花が釣鐘状で、根が朝鮮人参(チョウセンニンジン)に似ているところからきている。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉の形は長い楕円形で、普通は3、4枚が輪になって生える(輪生)。
稀に互い違いに生える(互生)ものや向かい合って生える(対生)ものもある。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月である。
茎の上部で4段から6段に分かれて、青紫色の鐘状の花を下向きに輪生する。
花冠の先は浅く5つに裂け、花柱(雌しべ)は花から長く突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の岨菜(ソバナ)と似ているが、花の付き方で区別ができる。
春の若芽は山菜として親しまれている。
太い根茎は生薬で沙参(しゃじん)といい、鎮咳、去痰などの薬効がある。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の triphylla は「3枚の葉の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Adenophora triphylla var. japonica

★ぶら下がる紫の鐘風に揺れ
 涼を満喫夏の湿原

ツリガネニンジン070804a-l.jpg

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チダケサシ070804h-l.jpg

乳蕈刺(チダケサシ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、湿原、林の縁、湿った草原などに生える。
和名の由来は、乳蕈(チダケ)というキノコを茎に刺して持ち帰ったというところからきている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎や葉の柄には褐色の毛がある。
葉は2回から4回の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎の先に細長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅色を帯びた白い小花を密につける。
花びらは5枚である。
雄しべは10本あり、先が赤い。
雌しべの先は2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。
種小名の microphylla は「小さい葉の」という意味である。
写真は8月に奥日光の竜頭の滝園地で撮った。
学名:Astilbe microphylla

★水際に姿を見せる乳蕈刺
 野性の姿生き生きとして

チダケサシ070804i-l.jpg

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シンカルファ・アルギロプシス100605b-l.jpg

シンカルファ・アルギロプシスはキク科シンカルファ属の多年草である。
シンカルファ属はかつてはヘリクリスム属(ムギワラギク属)に含まれていた。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎や葉は銀白色を帯びる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11月から8月である。
茎先で枝分かれをして、先に紙質の白い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syncarpha はギリシャ語の「syn(合同)+carphos(わら)」からきている。
種小名の argyropsis は「銀色の」を意味する。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Syncarpha argyropsis(syn. Helichrysum argyropsis)

★かさかさと音立てそうな姿だよ
 遠い異国に不思議な花が

シンカルファ・アルギロプシス100605a-l.jpg

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ハクサンフロ090719a-l.jpg白山風露(ハクサンフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿った草地に生える。
和名は石川・岐阜両県にまたがる白山にちなんでつけられた。
分類上は、蝦夷風露(エゾフウロ)の変種とされている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎には下向きに毛が生える(伏毛)。
根際から生える葉は手のひら形に5つから7つの深い切れ込みがある。
茎につく葉は向かい合ってつける(対生)。
葉の裏面には粗い毛が生える。
秋に美しく紅葉する。
開花時期は7月から8月である。
花の色は白に近いものから濃いピンクまである。
花径は25ミリから30ミリくらいである。
花弁は5枚である。
花弁のつけ根の部分には白い軟毛が生える。
花の真ん中には10本の雄しべが放射状に並ぶ。
花弁の先に切れ込みはない。
近縁種の伊吹風露(イブキフウロ)のほうは切れ込みがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の yesoense は「北海道の」という意味である。
変種名の nipponicum は「日本産の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Geranium yesoense var. nipponicum

★可憐なる白山風露の花姿
 群がり咲きて湿原いろどり

ハクサンフロ090719d-l.jpg

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オニシモツケ070804e-l.jpg鬼下野(オニシモツケ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や高山の草地や湿地などに生える。
海外では、サハリンやカムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は100センチから200センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
頂小葉が極端に大きく、円形で手のひら状に5つに裂ける。
開花時期は6月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の色は稀にピンクを帯びるものもある。
花弁は5枚である。
萼片も5枚である。
たくさんある雄しべが花弁よりも長い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、下野草(シモツケソウ)に似ていて大きいことからきている。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の kamtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Filipendula kamtschatica

★びっしりと綿毛のような花つけて
 鬼下野は名に似合わずに

オニシモツケ070804c-l.jpg

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タマガワホトトギス100731b-l.jpg玉川杜鵑(タマガワホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山の谷筋や湿った林の中などに生える。
杜鵑(ホトトギス)は秋に咲くが、本種は夏に咲く。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
花の色は黄色で、内部に暗い赤色の小さな斑点がある。
花被片は6枚である。
上向きに花をつけ、二日間咲く。
花被片の根元の外側に丸い突起がある(距)。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、黄花であることから、山吹(ヤマブキ)の名所である京都の玉川にちなんだものという。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は7月に赤城山で撮った。
学名:Tricyrtis latifolia

★咲く花はどこか床しき風情あり
 黄の杜鵑霧に浮かんで

タマガワホトトギス100731a-l.jpg

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サツマハギ090719a-l.jpg

薩摩萩(サツマハギ)はマメ科ハギ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
九州南部の薩摩半島と男女列島に分布し、低地や山地の草地や林の縁などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
別名を南国朝鮮山萩(ナンゴクチョウセンヤマハギ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
地際から枝分かれをしてたくさんの枝を出す。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、真ん中のものが大きい。
葉の表面にはふつう伏した毛が密に生える。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のため。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
亜種名の satsumensis は「薩摩(鹿児島県)の」という意味である。
写真は7月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Lespedeza thunbergii subsp. satsumensis

★背を屈め蝶舞うごとく薩摩萩
 鮮やかな色誰を見初めて

サツマハギ090719d-l.jpg

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サイジョウコウホネ100717a-l.jpg西条河骨(サイジョウコウホネ)はスイレン科コウホネ属の多年草である。
広島県と佐賀県に分布し、溜め池などに生える。
河骨(コウホネ:Nuphar japonicum)と紅小椋河骨(ベニオグラコウホネ:Nuphar oguraensis var. akiensis)の自然交雑種である。
河骨(コウホネ)との違いは、柱頭盤が赤いことである。
和名は、広島県の西条盆地にちなむ。
草丈は20センチから60センチくらいである。
水上の葉は長さが20センチから30センチある楕円形で、艶がある。
開花時期は6月から9月である。
水中から花茎を伸ばして5センチほどの黄色い花を1輪咲かせる。
5枚の花びらのように見えるものは萼片である。
萼の内側に爪のようなものがたくさんあるが、これが花びらである。
その内側にたくさんの雄しべがあり、真ん中に雌しべの柱頭が1つある。
本種では、この部分が赤くなる。
花の後にできる実は洋ナシ状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Nuphar はアラビア語の「neufar(スイレン)」からきている。
種小名の saijoensis は「西条の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Nuphar x saijoensis

★泥沼に煌き揺れるその姿
 守り育てんいつの日までも

サイジョウコウホネ100717b-l.jpg

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シンカルファ・パニクラタ100605a-l.jpg

シンカルファ・パニクラタはキク科シンカルファ属の多年草である。
シンカルファ属はかつてはヘリクリスム属(ムギワラギク属)に含まれていた。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は30センチくらいである。
茎や葉は銀白色を帯びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11月から8月である。
茎先に紙質の白い花(頭花)をつける。
蕾の色はピンクである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syncarpha はギリシャ語の「syn(合同)+carphos(わら)」からきている。
種小名の paniculata は「円錐花序の」を意味する。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Syncarpha paniculata(syn. Helichrysum paniculatum)

★ケープにはこんなきれいな花が咲く
 遠く離れた彼の地を思い

シンカルファ・パニクラタ100605b-l.jpg

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ムシトリナデシコ110712a-l.jpg

虫取撫子(ムシトリナデシコ)はナデシコ科マンテマ属の越年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来した。
元は園芸種だったが、やがて野生化して広がった。
北海道から九州にかけて分布し、荒地や河川敷などに生える。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
和名の由来は、花のつく節の下あたりに粘液があり、アリなどの小さな虫が付着するところからきている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは3センチから5センチで、柄はなく茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紅紫色の5弁花を密生させる。
花弁は横に平らに開き、先は浅く2つに裂ける。
花弁のつけ根には2つずつ鱗片があり、それが花の真ん中で飾りのように見える。
萼筒は先に向かって太くなり、10本の縦筋が入る。
雄しべは10本である。
雌しべは1本で、花柱は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「未練」「しつこさ」である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の armeria は「海岸に生える」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Silene armeria

★背高の茎を揺らして咲く小花
 撫子なれば虫もつくやら
☆撫子は夏の陽射しも負けず咲く
 ピンクの小花やんちゃな少女

ムシトリナデシコ110712b-l.jpg

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ウメガサソウ060708a-l.jpg

霧雨に小人被るや梅笠草

梅笠草(ウメガサソウ)はイチヤクソウ科ウメガサソウ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や海岸の林の中に生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
長い楕円形ないし披針形で、2、3枚が輪生する。
葉の先は鋭く尖り、縁には尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径1センチくらいの白い花を1個ないし稀に2個つける。
花ははじめ下向きに咲くが、果実が熟するとともに上向きになる。
合弁花で花冠は深く5つに裂ける。
花の後ろには5枚の細長い萼片がある。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は円盤形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の形が梅(ウメ)に似ていて下向きに咲くことからきている。
俳句の季語は夏である。
属名の Chimaphila はギリシャ語の「cheima(冬)+philein(愛する)」からきている。常緑の性質を表すためにこの名がつけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に山中湖村で撮った。
学名:Chimaphila japonica

★びっしりと列をつくって咲いている
 梅笠草は小人のように

ウメガサソウ060708b-l.jpg

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ノヒメユリ080831c-l.jpg

野姫百合(ノヒメユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
四国、九州から沖縄にかけて分布し、山地の草地や崖地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、アムール地方などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
別名を菅百合(スゲユリ)ともいう。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は線形で互い違いに生える(互生)。
葉には柄はない。
開花時期は7月から8月くらいである。
花径3、4センチの赤橙色をした花を数輪ずつ段々につける。
花は下向きにつく。
花被片は6枚で、強く反り返る。
小鬼百合(コオニユリ)に似るが、斑点はない。
日本に自生するユリ属の中で花はもっとも小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の callosum は「皮が固くなった」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium callosum

★ヒメの名がぴたりと似合う野姫百合
 俯き咲いて募る愛しさ

ノヒメユリ090823b-l.jpg

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オトギリソウ070804a-l.jpg

弟切草(オトギリソウ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、低山から亜高山の日当たりのよい草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎には毛はなく緑色で、円柱形をしている。
葉は細長い楕円形で、裏面から透かすと黒い小さい点が散在している。
葉は向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根は茎を抱き、先は円い。
開花時期は7月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、たくさんの黄色い5弁花をつける。
花は一日花である。
花径は15ミリから20ミリくらいである。
萼は5つに裂け、萼片は細長い楕円形をしている。
花びらや萼片には黒い点や黒い線があり、やや縁に多い。
雄しべはたくさんあって、つけ根のほうでくっついて3つの束になる。
雌しべは1つで、花柱は3つに裂ける。
花の後になる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
煎じたものを生薬の小連翹(しょうれんぎょう)といい、切り傷の止血薬や鎮痛薬として用いる。
また、「弟切草」の名はガマの油売りにも登場する。
和名の由来は、この草を原料とした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が怒りのあまり斬り殺したという伝説からきている。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の erectum は「直立した」という意味である。
写真は8月に奥日光の竜頭の滝園地で撮った。
学名:Hypericum erectum

★口上を述べたくなるねリズムよく
 弟切草は不思議を秘めて

オトギリソウ070804d-l.jpg

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フシグロセンノウ100717a-l.jpg

節黒仙翁(フシグロセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
マンテマ属(Silene)に統合する考え方もある。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の縁や林の中などに生える。
和名の由来は、茎の節が黒褐色であるところからきている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には毛が生える。
開花時期は7月から10月である。
茎先に花径5センチくらいの朱色の5弁花をつける。
花弁は平らに開く。
花弁のつけ根のほうに2つずつ濃い色の鱗片がある。
雄しべは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は紫色である。
雌しべの花柱は5本である。
萼は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は長い楕円形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の miqueliana はオランダ人で日本の植物を研究した「ミケル(Friedrich Anton Wilhelm Miquel, 1811-1871)さんの」という意味である。
写真は7月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Lychnis miqueliana(syn. Silene miqueliana)

★薄っすらと朱色に染めた花びらを
 五弁に開き節黒仙翁

フシグロセンノウ100717b-l.jpg

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2013/09/19改訂

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