2010年7月アーカイブ

ゲンノショウコ100724b-l.jpg

惚れ惚れと現の証拠を眺めおり

現の証拠(ゲンノショウコ)はフウロソウ科フウロソウ属 の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、草地や道端に生える。
花の色は西日本では紅紫色が多く、東日本では白や淡い紅色のものが多いという。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は地を這い、下向きの毛が生える。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の柄は長く、つけ根の部分に1対の托葉(葉のつけ根にある付属体)がある。?
開花時期は7月から10月である。
葉の脇から出た花柄の先に小さな5弁花をつける。
雄しべは10本ある。
雌しべの花柱の先は5つに裂ける。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
5つの球形の種子ができる。
全草にタンニンを含み、干したものを煎じて下痢止め、健胃薬とする。
名の由来は、飲むとすぐ効くので「現の証拠」である。
別名を御輿草(ミコシグサ)という。
これは実の裂けた姿を御輿の屋根にたとえたものである。
俳句の季語は夏である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
ここには西日本タイプと東日本タイプの両方があった。
学名:Geranium thunbergii

★顔を出す紅紫の花姿
 頬を緩めてじっと眺めて

ゲンノショウコ100724a-l.jpg

ゲンノショウコ100724c-l.jpg

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ミヤマイボタ070804c-l.jpg深山水蝋(ミヤマイボタ)はモクセイ科イボタノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島やサハリンにも分布する。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶はない。
葉の縁には、ぎざぎざ(鋸歯)はない。
近縁種の水蝋の木(イボタノキ)に比べ、葉の先が尖っている。
開花時期は6月から8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、長さ6ミリから7ミリの白い筒形の花をつける。
花冠の先は4つに裂け、2本の雄しべが花から飛び出している。
水蝋の木(イボタノキ)の場合は、雄しべは少し出る程度である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫黒色に熟する。
属名の Ligustrum はラテン語の「ligare(縛る)」に由来する。この属のある植物の枝で物を縛ったことからきている。
種小名の tschonoskii は植物収集家「須川長之助(すがわ・ちょうのすけ, 1842-1925)さんの」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Ligustrum tschonoskii

★筒形の白い小さな花束が
 枝先揺らす深山水蝋は

ミヤマイボタ070804a-l.jpg

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クルマユリ070720f-l.jpg

車百合(クルマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山帯から高山帯の草地に生える。
四国の剣山にも隔離分布する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の中央より下側に、柄のない細長い葉が1段から3段輪生する。
和名の由来は、葉の様子を車輪にたとえたものである。
茎の上部には小さな葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に赤橙色をした花を1輪ないし数輪、横向きないし斜め下向きにつける。
花径は3センチから4センチで、花びら(花披片)は先が強く反り返り、濃い色の斑がある。
花粉は赤褐色をしている。
花の姿は鬼百合(オニユリ)や小鬼百合(コオニユリ)に似ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の medeoloides は「メデオラ属(Medeola)に似た」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Lilium medeoloides

★花びらをつんと反らせて車百合
 葉っぱの姿とてもユニーク

クルマユリ070720g-l.jpg

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ホザキシモツケ070804g-l.jpg

穂咲き下野(ホザキシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地から亜高山にかけて湿った草地や林の中などに生える。
海外では、北半球の冷帯から温帯にかけて広く分布する。
環境省のレッドデータブック(2000)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されていた。
環境省のレッドリスト(2007)では削除された。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径5ミリから8ミリくらいの小さな淡い紅色の花を穂のようにつける。
花は上から下へと咲いていく。
花弁と萼片は5枚である。
雄しべは5本で、花弁よりも長い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の5分果である。
下野(シモツケ)に似ているが、下野(シモツケ)が扇状に広がるように花をつけるのに対して、穂のように長く伸びて咲く。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の salicifolia は「ヤナギのような葉の」という意味である。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
学名:Spiraea salicifolia

★ピンクの穂突き立てながらそこここに
 穂咲下野連れ舞うように

ホザキシモツケ070804f-l.jpg

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ネバリノギク100717a-l.jpg

粘り野菊(ネバリノギク)はキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
その後、各地で栽培されながら野生化し、道端や荒れ地に生える。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は先の尖った細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉の全体に腺毛(粘着物質を出す毛)があり粘るのが名の由来である。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に花径3センチくらいの花(頭花)をたくさんつける。
舌状花は青紫色で、筒状花は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の novae-angliae は「ニューイングランドの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Aster novae-angliae

★見捨てられ野に放たれてしまっても
 粘り野菊は負けずに咲いて

ネバリノギク100717c-l.jpg

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レダマ070603a-l.jpg

連玉(レダマ)はマメ科レダマ属の常緑低木である。
1属1種である。
原産地は地中海沿岸地方である。
英名はスパニッシュブルーム(Spanish broom)である。
ブルームは金雀児(エニシダ)のことである。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
和名の由来は、「Retama」という別の植物と誤認したことによるという。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、黒く熟する。
草連玉(クサレダマ)の名の由来となった植物である。
属名の Spartium はギリシャ語の「spartos(植物名)」からきている。エニシダなどロープを作るによい植物の総称である。
種小名の junceum は「イグサ属(Juncus)に似た」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Spartium junceum

★連玉の名幾度も聞いていたけれど
 花を見るのはこれが初めて

レダマ070603b-l.jpg

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ホソバトウキ060701b-l.jpg

細葉当帰(ホソバトウキ)はセリ科シシウド属の多年草である。
北海道の固有種である。
アポイ岳や夕張岳などに分布し、蛇紋岩地に生える。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
全体に紫色を帯びている。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるのが羽状複葉で、それを2、3回枝分かれさせて1枚の葉となる。
小葉は細い線状となって先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で内側に巻き込む。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の stenoloba は「幅の狭い葉の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Angelica stenoloba

★北国のごく限られた山に咲く
 花に出合える不思議な思い

ホソバトウキ060701c-l.jpg

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カサブランカ

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カサブランカ090704a-l.jpg

カサブランカ(Casa Blanca)はユリ科ユリ属の多年草である。
1970年代にオランダで作出された園芸品種で、オリエンタルハイブリッドと呼ばれるグループに属する。
オリエンタルハイブリッドというのは、日本に自生する山百合(ヤマユリ)や鹿の子百合(カノコユリ)などを原種とするグループである。
カサブランカはモロッコにある都市名で、映画の名でも知られている。
草丈は100センチから200センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
純白の大輪の花をつけ、「ユリの女王」と言われる。
花被片は6枚である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium 'Casa Blanca'

★乾きたる大地潤す柔肌を
 見るがごとくにカサブランカ咲き

カサブランカ090704b-l.jpg

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ツチアケビ100717a-l.jpg土通草(ツチアケビ)はラン科ツチアケビ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山地の暗く湿った林の中に生える。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉緑素を持たない腐生植物で、葉は退化している。
茶色い毛の生えた茎を伸ばし、枝分れをする。
開花時期は6月から7月である。
花径2、3センチの半開した黄褐色の花を総状につける。
唇弁は円形で、縁は細かく裂ける。
花は半開のまま終わる。
花の後に、茎の上部に実を垂れ下げてつける。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
肉質で赤く、バナナのような形をしており、長さ6センチから10センチくらいある。
実を乾燥させたものを生薬の土通草(どつうそう)といい、強壮、利尿などの薬効がある。
和名は、実を通草(アケビ)に見立て、土から生えるということでつけられたものである。
属名の Cyrtosia はギリシャ語の「kyrtos(曲がった)」からきている。
種小名の septentrionalis は「北半球の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Cyrtosia septentrionalis(syn. Galeola septentrionalis)

★花も実も奇妙だけど土通草
 愛嬌があり人気を呼んで

ツチアケビ100717b-l.jpg

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クサレダマ100717a-l.jpg草連玉(クサレダマ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿原の周辺や沼沢地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアにも分布する。
名は「腐れ玉」を連想させてしまうのだが、熱帯で栽培されるマメ科の連玉(レダマ)に似ている草本ということで名づけられた。
草丈は50センチから100センチくらいである。
地下茎で繁茂し、群落を形成する。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
3、4枚を輪生させることもある。
葉には柄はなくて先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花冠の先は5つに深く裂ける。
萼片は5枚、雄しべも5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
硫黄草(イオウソウ)の別名がある。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
変種名の davurica は「(シベリアの)ダブリカ地方の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia vulgaris var. davurica

★湿原を黄金の色に染め上げて
 草連玉咲く群れなすように

クサレダマ100717b-l.jpg

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チョウセンヨメナa-l.jpg朝鮮嫁菜(チョウセンヨメナ)はキク科シオン属(ミヤマヨメナ属)の多年草である。
原産地は朝鮮半島である。
別名を朝鮮紫苑(チョウセンシオン)ともいう。
日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。
一部は野生化して、関東地方を中心に道ばたなどに群落を形成している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎は直立する。
全体に毛は生えていない。
葉は広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄はなく茎を抱く。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に青紫色の花(頭花)をまず咲かせ、それから脇枝の蕾が次々と開いていく。
花径は3、4センチくらいである。
真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の koraiensis は「高麗(朝鮮)の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Aster koraiensis(syn. Miyamayomena koraiensis)

★紫と黄のコントラスト冴え渡り
 涼しげに咲く朝鮮嫁菜

チョウセンヨメナb-l.jpg

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ニガナ100718b-l.jpg苦菜(ニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
和名の由来は、茎や葉に苦味のある白汁を含むことからきている。
草丈は20センチから70センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
根際から生える葉には長い柄がある。
茎につく葉は茎を抱く。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、黄色い花(頭花)をつける。
花は花弁のように見える舌状花5、6枚からなる。
7枚から11枚あるものは花苦菜(ハナニガナ)という。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ixeridium は「キク科タカサゴソウ属(Ixeris)に似た」という意味である。
種小名と亜種名の dentatum は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は7月に箱根町で撮った。
学名:Ixeridium dentatum subsp. dentatum(syn. Ixeris dentata)

★八月の志賀高原の片隅に
 ぽつんと咲いた苦菜を見つけ

ニガナ100718a-l.jpg

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チョウカイフスマ070630d-l.jpg鳥海衾(チョウカイフスマ)はナデシコ科ノミノツヅリ属の多年草である。
日本固有種である。
東北地方の鳥海山と月山のみに分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。
乾燥に強く、他の植物が生育できないようなところに群落をつくる。
「衾」は夜具を意味し、群落を形成する様子をたとえたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
葉は卵形で、十字対生をする。
開花時期は7月から8月である。
花の色は白く、花径は15ミリくらいである。
5弁花が星形に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
分類上は雌阿寒衾(メアカンフスマ)の変種とされている。
属名の Arenaria はラテン語の「arena(砂)」からきている。この属の植物の多くが砂地に生えることから名づけられた。
種小名の merckioides は「ナデシコ科メルキア属(Merckia)に似た」という意味である。
変種名の chokaiensis は「鳥海山の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Arenaria merckioides var. chokaiensis

★びっしりと葉を茂らせてぽつぽつと
 白花つける鳥海衾

チョウカイフスマ070630c-l.jpg

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リリウム・カナデンセ090607a-l.jpg

リリウム・カナデンセはユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部で、山地に生える。
英名はカナダリリー(Canada lily)である。
草丈は40センチから150センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
花径6センチから9センチくらいの鐘形で、俯いて咲く。
花の色は黄色、赤、オレンジ色などで、暗い赤褐色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の canadense は「カナダの」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium canadense

★カナダではこんな百合の花咲くんだな
 濃い花色に斑点入れて

リリウム・カナデンセ090607b-l.jpg

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コウゾリナ070804b-l.jpg

髪剃菜(コウゾリナ)はキク科コウゾリナ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、低地から山地の草地や道ばたなどに生える。
海外では、中国やサハリンにも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいである。
よく枝分かれをする。
茎や葉、萼など全体に剛毛があり、触れるとざらつく。
漢字では「顔剃菜」とも書くが、固い毛を剃刀に見立てたのが名の由来である。
根際から生える葉はロゼット状で、花期には枯れる。
茎の下部につく葉は倒披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根には翼のある柄がある。
茎の上部につく葉は披針形で、茎を抱く。
開花時期は5月から10月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、蒲公英(タンポポ)のような黄色い舌状花だけの頭花を数個つける。
舌状花の先は細かく切れ込む。
花径は20ミリから25ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「私に触らないで」である。
属名の Picris はギリシャ語の「picros(苦い)」からきている。類似の苦い草本につけられた名が転用された。
種小名の hieracioides は「ミヤマコウゾリナ属(Hieracium)に似た」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Picris hieracioides subsp. japonica

★夏の野に野生煌く髪剃菜
 触れるを拒み身を固くして
☆たくましく枝を伸ばして次々に
 黄色き花は風と戯れ

コウゾリナ070804d-l.jpg

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ドクゼリ070804b-l.jpg

毒芹(ドクゼリ)はセリ科ドクゼリ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地や水辺に生える。
海外では、北半球の温帯に広く分布する。
草丈は80センチから100センチくらいである。
茎は中空で、上部で枝分かれをする。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されることをいう。
それがもう1回枝分かれをして、枝分かれした先が羽状複葉になっていくのが「2回」の意味である。
小葉は長めの楕円形で、先端が尖る。
小葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径3ミリから5ミリの白い小さな花をたくさんつける。
小花序は密だが、花序全体はやや疎らである。
1つ1つの小花序が球形でよく目立つ。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
全体に芹(セリ)より大きいので大芹(オオゼリ)の別名がある。
全草にシクトキシンというアルカロイドを含み、誤食をすると中毒症状を起こす。
その毒性は「鳥兜」に匹敵し、日本三大毒草の1つに数えられる。
芹(セリ)と比較をすると、葉が細く先端が尖る。
また、地下茎が竹のように太い。
属名の Cicuta はラテン語の「cyein(中空)」からきている。茎の節の間が中空なことから名づけられた。
種小名の virosa は「有毒の」という意味である。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
学名:Cicuta virosa

★毒あるはそっと隠して地の下に
 毒芹は咲く乙女のように

ドクゼリ070804c-l.jpg

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エロディウム・レイカルディー070603a-l.jpg

エロディウム・レイカルディーはフウロソウ科オランダフウロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの西部である。
流通名は紅花姫風露(ベニバナヒメフウロ)という。
園芸店では「姫風露」の名でも流通しているが、これは別に日本にも自生するヒメフウロ(Geranium robertianum)があるので紛らわしい。
草丈は10センチから15センチくらいである。
よく枝分かれをしてマット状に広がる。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には浅い羽状の切れ込みがある。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に花径2、3センチの小さな紅紫色の花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erodium はギリシャ語の「erodios(アオサギ)」からきている。長いくちばしのような果実の形から名づけられた。
種小名の reichardii はドイツの植物学者「ライヒャルト(Johann Jakob Reichard, 1743-1782)さんの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Erodium reichardii

★ピレネーの山に育ったエロディウム
 小さな赤い花は可憐で

エロディウム・レイカルディー070603b-l.jpg

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2013/09/17改訂

植物図鑑

花図鑑


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オオバコ100724a-l.jpg

それぞれに姿を変えて車前草

大葉子(オオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
漢字では「車前草」とも書く。
日本各地に分布し、道ばたや空地などにごく普通に生える。
海外では、アジアの冷帯から熱帯にかけて広く分布する。
葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しており、適度な踏みつけによって生き延びることができる。
草丈は10センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で、縁が波打つ。
開花時期は4月から9月くらいである。
花茎を伸ばし、穂状に白い花を密集してつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
全草を乾燥させたものを生薬で車前草(しゃぜんそう)、葉と種子を乾燥させたものを車前葉(しゃぜんよう)、車前子(しゃぜんし)といい、それぞれ消炎、利尿、止瀉などの薬効がある。
俳句では「車前草の花」が夏の季語である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Plantago asiatica

★目立たない姿でじっと踏むを待つ
 大葉子の花緑に溶けて

オオバコ100724b-l.jpg

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シャスターデージー090704a-l.jpg

シャスターデージー(Shasta daisy)はキク科フランスギク属の多年草である。
アメリカの育種家がフランス菊(フランスギク)や浜菊(ハマギク)など数種を交配させて作出した園芸品種である。
花色は白が主だが、丁子咲きや八重咲き、花弁が細いものなどいろいろな品種がある。
名はシェラネバダ山脈のシャスター山に残る万年雪に因んでつけられた。
草丈は60センチから80センチくらいである。
矮性のものもある。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に花径6センチから10センチくらいの花(頭花)をつける。
頭花はまわりに白い舌状花があり、真ん中に黄色い筒状花がある。
花言葉は「忍耐」である。
属名の Leucanthemum はギリシャ語の「leukos(白)+anthemon(花)」からきており、「白い花」を意味する。
種小名の superbum は「気高い」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
オールドコート(Old Court)というフリンジ咲きの品種である。
学名:Leucanthemum x superbum

★真っ白な花は清楚で美しく
 人に愛され歴史を刻み
☆寒さにもまけず緑の葉を繁り
 真っ白な花は雪山のよに

シャスターデージー090704b-l.jpg

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リーガルリリー090607b-l.jpg

リーガルリリー(regal lily)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は中国の四川省である。
標高1500メートルから5000メートルの地域に分布し、渓谷の岸壁などに生える。
和名を王冠百合(オウカンユリ)とする文献もある。
ヨーロッパに持ち込まれて、多くの園芸品種の交配親となっている。
これらのものは、英国王立園芸協会(RHS)の園芸区分では第6群「オーレリアン・トランペット・ハイブリッド」とされている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月くらいである。
漏斗状の花を横向きにつける。
花の色は白いが、強い日差しを受けると濃い紫色になる。
喉の部分は黄色い。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は緑色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の regale は「王者の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium regale

★また一つ原種の百合に出合えたよ
 気品漂うリーガルリリー

リーガルリリー090607a-l.jpg

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ヤマアジサイ100717b-l.jpg

山紫陽花(ヤマアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。
ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。(紫陽花図鑑参照)
日本にも本種などが分布し、属名の和名はアジサイ属という。
本種は日本固有種である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、谷間などに生える。
別名を沢紫陽花(サワアジサイ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形でやや細長く、向かい合って生える(対生)
葉には艶がないのが特徴である。
開花時期は6月から8月くらいである。
中心に多数の両性花、周辺に装飾花がある。
花の色は白、淡い青色、桃色などである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
多くの園芸品種がある。
花言葉は「乙女の愛」である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名と変種名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Hydrangea serrata var. serrata

★優しいねこんな姿をきれいだと
 言ってくれるのでもそっとして

ヤマアジサイ100717a-l.jpg

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2016/06/10 3訂

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オトメアオイ100717a-l.jpg乙女葵(オトメアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
神奈川県と静岡県に分布し、山地の林の中に生える。
フォッサマグナ要素の植物の1つである。
和名の由来は、箱根の乙女峠で発見されたことからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
葉は腎円形で、長さ5センチから7センチくらいである。
葉には雲紋が入るものがあるが、個体によって差異がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
花の色は暗い紫色や緑色である。
花径は15ミリくらいである。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の savatieri はフランスの医師で日本植物の採集家だった「サバチェ(Paul Savatier, 1830-1891)さんの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Asarum savatieri

★葉の下で鳴らす鐘の音闇に舞い
 乙女葵の花やまぼろし

オトメアオイ100717b-l.jpg

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2013/09/16改訂

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プランタゴ・アルピナ070603a-l.jpg

プランタゴ・アルピナはオオバコ科オオバコ属の多年草である。
原産地はヨーロッパのアルプス山脈で、高山性の植物である。
英名はアルパインプランティン(Alpine plantain)である。
プランティンはオオバコのことである。
草丈は40センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形である。
また、雄しべの色は黄色である。
日本に自生する大葉子(オオバコ)とは大分雰囲気が異なる。
開花時期は4月から8月である。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はラテン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Plantago alpina

★えっこれが大葉子なのと訝るが
 葉はともかくも花それらしく

プランタゴ・アルピナ070603b-l.jpg

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キュウリ080824b-l.jpg

ひっそりと胡瓜の花は蔓につき

胡瓜(キュウリ)はウリ科キュウリ属の蔓性一年草である。
南アジアを原産地とする華南型とヒマラヤ山麓を原産地とする華北型とがあり、前者は春胡瓜、後者は夏胡瓜として発達してきた。
現在では交雑育種が進み、日本独自の品種を作り出している。
漢字では「木瓜」または「黄瓜」とも書く。
草丈は1?2メートルである。
蔓性で、全体に棘状の毛を密生する。
葉は手のひら状に浅く切れ込み、長い柄があって互い違いに生える(互生)
開花時期は6月から8月くらいである。
雌雄同株である。
花径3センチくらいの黄色い5弁花をつける。
結実期は7月から9月くらいである。
実はウリ状果と呼ばれるもので、野菜として普通に利用される。
俳句では「胡瓜」と「胡瓜の花」が夏の季語である。
属名の Cucumis はラテン語の「cucuma(壷形の容器)」からきている。実の形から連想したものと思われる。
種小名の sativus は「栽培された」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cucumis sativus

★皺々でだけどなんだか温かく
 胡瓜(きゅうり)の花が夏日を浴びて

キュウリ080824a-l.jpg

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ミツバ100724b-l.jpg

三つ葉(ミツバ)はセリ科ミツバ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地の日陰に生える。
また、水耕栽培をされている。
茎と葉が食用とされ、お浸しや吸い物、鍋物などの具として広く用いられる。
海外では、朝鮮半島や中国、ロシアにも分布する。
草丈は40センチから50センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、小さな白い5弁花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
別名を三つ葉芹(ミツバゼリ)という。
属名の Cryptotaenia はギリシャ語の「cryptos(隠れた)+tainia(紐)」からきている。油管が隠れていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Cryptotaenia canadensis subsp. japonica

★地に生える三つ葉見るのは初めてで
 花の姿にほっとため息

ミツバ100724c-l.jpg

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マドンナリリー090607b-l.jpg

マドンナリリー(Madonna lily)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ南西部、地中海沿岸、バルカン地方、パレスチナ地方、コーカサス地方などである。
マドンナというのは狭義には聖母マリアを指す言葉である。
ヨーロッパでは古くから聖母マリアの象徴とされ、教会花として用いられた。
バチカン市国の国花である。
日本に自生する鉄砲百合(テッポウユリ)に近い仲間である。
日本へは1765年に渡来した。
和名を庭白百合(ニワシロユリ)とする文献もある。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径が10センチくらいある大きな白い花を横向きに5、6輪つける。
花被片は6枚で、先は反り返る。
花には強い香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の candidum は「純白の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium candidum

★教会のムードいかにも似合うかな
 マドンナリリーはハイカラな花

マドンナリリー090607a-l.jpg

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シロバナシモツケ100717a-l.jpg

白花下野(シロバナシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、丘陵地や山地に稀に生える。
海外では、中国にも分布する。
分類上は、下野(シモツケ)の品種の1つとされている。
特徴は白い花を咲かせることである。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹形は株立ち状である。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から8月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚、雄しべも5本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、5分果である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Spiraea japonica f. albiflora

★下野のふんわりタッチそのままに
 咲かせる花の色は真っ白

シロバナシモツケ100717b-l.jpg

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イヌゴマ100717a-l.jpg

犬胡麻(イヌゴマ)はシソ科イヌゴマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿った草地や藪に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は40センチから70センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの棘が生える。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉には短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には皺があり、裏面には棘があってざらつく。
開花時期は7月から9月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花を数段輪生する。
花径は4ミリから8ミリくらいで、花冠は上唇と下唇からなる唇形である。
上の唇は兜状である。
下の唇は3つに裂け、紅紫色の斑が入る。
萼片は5枚で、毛が生える。
雄しべは4本で、そのうち2本が長い。
花の後にできる実は楕円形の分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、実がゴマに似ているが食べられないところからきている。
地下茎が正月料理に使う草石蚕(チョロギ)に似ているところから、草石蚕騙し(チョロギダマシ)の別名がある。
属名の Stachys はギリシャ語の「stachyus(穂)」からきている。花序の様子を表したものである。
種小名の aspera は「手触りがざらざらした」という意味である。
変種名の hispidula は「やや剛毛のある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Stachys aspera var. hispidula

★紫の穂をつんと立て犬胡麻は
 我は我なり野に在り咲かん

イヌゴマ100717b-l.jpg

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ロダンテムム・ゲイアヌム100605a-l.jpg

ロダンテムム・ゲイアヌムはキク科ロダンテムム属の多年草である。
属名の読み方は「ローダンセマム」とする場合もある。
種小名の読み方は「ガヤヌム」とする場合もある。
以前の属名からクリサンセマム・マウイ(Chrysanthemum mawii)の名でも流通している。
原産地はモロッコ、アルジェリアである。
草丈は30センチくらいである。
葉は羽状に裂ける。
開花時期は7月から8月である。
花の色はピンクで、真ん中は褐色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Rhodanthemum はギリシャ語の「rhodon(バラ)+anthemon(花)」からきている。
種小名の gayanum はフランス人の植物学者「ゲイ(Jacques Etienne Gay, 1786-1864)さんの」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Rhodanthemum gayanum

★モロッコは独自の花の咲くところ
 めずらしいよねこの花もまた

ロダンテムム・ゲイアヌム100605b-l.jpg

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茄子(ナス)

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ナス081005a-l.jpg

実らんと決意秘めるや茄子の花

茄子(ナス)はナス科ナス属の一年草である。
原産地はインドである。
日本へは奈良時代に中国経由で渡来した。
和名の由来には諸説があるが、夏にとれる野菜「夏の実」から「なすび」になったとする説が有力だそうである。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月である。
葉の脇に淡い紫色の花を下向きにつける。
実の形は様々で、長ナス、卵形ナス、丸ナスなどの種類がある。
「親の小言と茄子の花は千にひとつの無駄もない」といわれるように、茄子(ナス)の花は結実する割合が高い。
俳句では「茄子」「茄子の花」などが夏の季語だが、「秋茄子」のように秋の季語となるものもある。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の melongena は「ウリのなる」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum melongena

★実の色と合わせるように茄子の花
 咲いて夏陽に俯くように

ナス081005c-l.jpg

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コバイケイソウ070720c-l.jpg

小梅蕙草(コバイケイソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿った草地や湿原に生える。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉脈は平行脈で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
茎先に太い円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い花をたくさんつける。
真ん中の長い花穂には両性花がつく。
脇に枝分かれしてつく花穂には雄花がつく。
花被片は長卵形で、6枚ある。
雄しべは6本で花被片より長く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黒紫色である。
根茎にアルカロイドを含み、有毒である。
花を咲かせるに十分な養分を必要とし、数年に一度しか咲かない。
和名の由来は、花が「梅」に、葉が中国産の「蕙蘭」に似ており、梅蕙草(バイケイソウ)より小振りなことからきている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veratrum はラテン語の「verator(予言者)」からきている。この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があり、北ヨーロッパに「くしゃみをしてから言うことは真実」ということわざがあるため。
種小名の stamineum は「雄しべの」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
3枚目と4枚目は6月にサロベツ湿原センターで撮った。
学名:Veratrum stamineum

★湿原を統べるがごとく雄大な
 姿に息呑む小梅蕙草

コバイケイソウ070720e-l.jpg

コバイケイソウ130627a-l.jpg

コバイケイソウ130627b-l.jpg

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シマカノコユリ080831b-l.jpg

島鹿の子百合(シマカノコユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
分類上は、鹿の子百合(カノコユリ)の3変種の1つとされている。
区別をしない見方もある。
九州の西海岸と甑島に分布し、海岸近くに生える。
基本種は環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
直立した茎に10輪から15輪くらいの花を下向きにつける。
花被片は6枚である。
花の色は白く、紅色の斑点がある。
この斑点を「鹿の子絞り」に見立てたのが和名の由来である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名と変種名の speciosum は「華やかな」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium speciosum var. speciosum

★美しい島ならそこに咲く花も
 なるほどこれかと納得できて

シマカノコユリ080831c-l.jpg

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ミズチドリ100717a-l.jpg

水千鳥(ミズチドリ)はラン科ツレサギソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や低地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は30センチから90センチくらいである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
茎の下部では長さが10センチから20センチくらいあるが、茎の上部では小さくなる。
開花時期は6月から7月である。
茎先にやや疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花は下から上へと咲き上がる。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
側萼片は長さが6、7ミリで開き、背萼片と側花弁は長さが5ミリくらいで丸まる。
唇弁は舌状で長さが6ミリから8ミリくらいある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細長く、垂れ下がる。
緑色の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が花よりも長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は「水辺の千鳥」にたとえたものである。
花にはよい香りがあるので麝香千鳥(ジャコウチドリ)の別名もある。
属名の Platanthera はギリシャ語の「platys(広い)+anthera(葯)」からきている。基本種では葯の間隔が広いことから名づけられた。
種小名の hologlottis は「完全に舌状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Platanthera hologlottis

★芳しき香り放ちて水千鳥
 水辺に憩う虫を手招き

ミズチドリ100717b-l.jpg

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ハコネギク100717b-l.jpg

箱根菊(ハコネギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
箱根、伊豆、丹沢から山梨県、長野県、群馬県あたりまで分布し、山地の林の縁や草原に咲く。
別名は深山紺菊(ミヤマコンギク)である。
総苞が粘ること、葉が細いことなどが特徴である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には、不揃いな低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、1輪ずつ花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいである。
花の色は白く、淡い紫色を帯びるものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の viscidulus は「少し粘りのある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Aster viscidulus

★雨に濡れ咲く箱根菊どことなく
 メランコリーな気分を誘い

ハコネギク100717c-l.jpg

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プルネラ・ラキニアタ・ピンナティフィダ070603a-l.jpg

プルネラ・ラキニアタ・ピンナティフィダはシソ科ウツボグサ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ中部である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
基本種の葉は卵形で羽状に深く裂け、向かい合って生える(対生)。
基本種の英名はカットリーブドセルフヒール(cut-leaved selfheal)である。
本種の場合は羽状に中裂する。
開花時期は夏である。
茎先に円筒形の花穂を出し、紫色をした唇形の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。
種小名の laciniata は「補足分裂した」という意味である。
変種名の pinnatifida は「羽状中裂の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunella laciniata var. pinnatifida

★葉を見ればなるほど少し変わってる
 花はやっぱり靫草だが

プルネラ・ラキニアタ・ピンナティフィダ070603b-l.jpg

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トマト

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トマト080824a-l.jpg

熟す日を待つやトマトの実と花と

トマト(tomato)はナス科トマト属の一年草である。
原産地は南アメリカのアンデス地方である。
日本へは江戸時代に渡来した。
当初は観賞植物として栽培され、「唐柿」と呼ばれていた。
食用にし始めたのは明治時代以降のことである。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
初めは直立し、伸びるに従って匍匐し始める。
葉は羽状複葉で、茎や葉には軟毛を密生する。
開花時期は5月から7月である。
花の色は黄色で、花冠は浅い皿状をしており、多数の裂片に分かれ、先端が反り返る。
果実は生食用、加工用に利用される。
俳句の季語は夏である。
属名の Lycopersicon はギリシャ語の「lycos(オオカミ)+persicon(モモ)」からきている。味の悪い桃という意味合いで名づけられた。
種小名の esculentum は「食用になる」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Lycopersicon esculentum

★朱に染まるその日の来るを信じ咲く
 トマトの花は黄金に照りて

トマト080824c-l.jpg

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アメリカリョウブ090704b-l.jpg

アメリカ令法(アメリカリョウブ)はリョウブ科リョウブ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカの東部で、湿地に生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉脈がはきりしている。
開花時期は6月から8月くらいである。
枝先に長さ2センチから15センチくらいの穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡いピンクの小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリから10ミリくらいで、花冠は深く5つに裂ける。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Clethra はギリシャ語の「klethra(ハンノキ)」からきている。葉の形がハンノキ属に似ていることから名づけられた。
種小名の alnifolia は「ハンノキ属(Alnus)のような葉の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Clethra alnifolia

★アメリカで育つ令法は背が低い
 違和感ちょっと頭よぎって

アメリカリョウブ090704a-l.jpg

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カノコユリ060723d-l.jpg

俯けど色に出にけり鹿の子百合

鹿の子百合(カノコユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。
リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種が作出されている。
日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。
「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。
本種は四国から九州にかけて分布し、海岸の崖や山中の岩場に生える。
また、栽培もされており、庭植えや鉢植え、切り花とされる。
海外では、台湾の北部と中国の江西省にも分布している。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
自生地は限られており、四国では愛媛、徳島県の山間部、九州では薩摩半島から熊本、長崎、福岡の海岸線や薩摩川内市の甑島、佐世保市の南九十九島などに生える。
薩摩川内市、佐世保市、魚津市などが「市の花」に指定している。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は線形で長さが10センチから18センチくらいあり、革質で艶がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先で枝分かれをして、数個から十数個の花をやや下向きにつける。
花径は8センチから10センチくらいあり、花びら(花被片)は反り返っている。
花の色は白ないし淡い紅色で、内側に赤い斑点がある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
和名の由来は、花の斑点を鹿子絞りに見立てたものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
シーボルトがヨーロッパに紹介し、オランダで品種改良が行われて、カサブランカなどが生まれた。
鱗茎には食用になる。
また、生薬では百合(ひゃくごう)といい、滋養強壮、利尿、咳止め、解熱、消炎などの薬効がある。
土用百合(ドヨウユリ)、七夕百合(タナバタユリ)などの別名がある。
開花時期にちなんで名づけられたものであろう。
花言葉は「荘厳」「慈悲深さ」である。
俳句の季語は夏である。
8月2日の誕生花である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の speciosum は「華やかな」という意味である。
なお、環境省のレッドリストでは2012年版から学名をLilium speciosum var. speciosumに変更したが、YListではこの学名を島鹿の子百合(シマカノコユリ)のものとしており、相違がある。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium speciosum(RDB:Lilium speciosum var. speciosum)

★俯けど色に出にけり鹿の子百合
 紅い斑点艶かしくて
☆鮮やかな紅い斑点鹿の子百合
 何を祈りて咲くその姿

カノコユリ060723c-l.jpg

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フウラン090719a-l.jpg

風蘭は梢をわたる風を愛で

風蘭(フウラン)はラン科フウラン属の常緑多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、常緑樹の樹皮や岩場などに着生して生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬く、内側に折れる。
開花時期は6月から8月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を数輪つける。
萼片と側花弁は長さ1センチくらいの線状の披針形である。
唇弁は浅く3つに裂け、側裂片は下に湾曲して突き出す。
細長い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)があり、ゆるく湾曲して垂れ下がる。
花は夜になると甘い香りを放つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Neofinetia はギリシャ語の「neos(新しい)+Finetia(属名)」からきている。
種小名の falcata は「鎌状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Neofinetia falcata

★風蘭は梢をわたる風を愛で
 木漏れ日受けて育ち来たりて

フウラン090719b-l.jpg

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ヒメシャジン090719a-l.jpg

姫沙参(ヒメシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の砂礫地や岩場に生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は細くて、多くは毛がない。
葉は披針形で、多くは互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
釣鐘状の青紫色の花を下向きに1輪から10輪くらいつける。
花柱(雌しべ)は花冠と同じくらいの長さかやや長い。
萼裂片は細い線形で疎らにぎざぎざ(鋸歯)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
変種の深山沙参(ミヤマシャジン)はよく似ているが、花柱(雌しべ)が突き出し萼裂片にぎざぎざがないことで見分ける。
「沙参」は釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことで、「姫」は小さいことを指す。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の nikoensis は「日光の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Adenophora nikoensis

★地に伏して釣鐘だらり垂らし咲く
 姫沙参は高山の花

ヒメシャジン090719d-l.jpg

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ツユクサ080824d-l.jpg

露草や腰をかがめて雨に濡れ

露草(ツユクサ)はツユクサ科ツユクサ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、やや湿った空き地や道ばたなどに生える。
海外では、世界中に広く分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
節から根を出しながら枝分かれして広がる。
葉は笹の葉のよような形をした広い線形で、基部(葉の根元)は茎を抱いている。
色はやや淡く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月である。
二つ折れになった苞の間から青色の花が次々と咲く。
花は一日花である。
早朝に咲き出して、午後にはしぼんでしまう。
3枚の花びらのうち2枚が大きい。
残りの1枚は小さな白い色をしている。
雄しべは6本ある。
そのうち2本が長く、花粉を出す。
残りの4本は黄色くて目立つが、花粉は出さない仮の雄しべである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、 早朝に咲き出して午後にはしぼむことから朝露を連想して名づけられたなどの説がある。
全草を乾燥させたものを生薬で鴨跖草(おうせきそう)という。
解熱、利尿、解毒などの薬効がある。
蛍草(ホタルグサ)、青花(アオバナ)、帽子花(ボウシバナ)などの別名がある。
「万葉集」や「古今集」にも月草の名で登場する。
花言葉は「懐かしい関係」「尊敬」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Commelina はオランダの植物学者「コメリン兄弟(Johan and Caspar Commelin, 1600's)」からきている。
種小名の communis は「普通の」という意味である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Commelina communis

★露草の青が目に染む朝の道
 胸躍らせつ歩みを進め
☆足元を濡らす露草朝の道
 悪戯顔で花は見上げて

ツユクサ080824a-l.jpg

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イチヤクソウ060701d-l.jpg

一薬草(イチヤクソウ)はイチヤクソウ科イチヤクソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は15センチから25センチくらいである。
葉は深緑色をした広い楕円形で、根際から生える。
葉はやや厚く、先が鈍く尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈の部分の緑色が薄くて模様になっている。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、5輪から10輪の白い花をつける。
花径は12ミリから15ミリくらいで、やや下向きに開く。
花びらは5枚、雄しべは10本である。
雄しべの先の葯は小さな穴が開いているように見える。
雌しべの花柱は飛び出して湾曲している。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、薬草として優れているというというところからきている。
全草を乾燥させたものを生薬の鹿蹄草(ろくていそう)といい、強心、降圧、抗菌などの薬効がある。
花言葉は「恥じらい」である。
属名の Pyrola はラテン語で「pyrus(ナシの木)」の縮小形である。葉が似ていることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Pyrola japonica

★飛び出して曲がる雌しべが面白い
 一薬草はユニークな花
☆足元の緑の葉屋根照らすよに
 花茎を伸ばし咲くよ白花

イチヤクソウ060701c-l.jpg

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ヤマユリ100718a-l.jpg

山百合は我が身さらけて咲き誇り

山百合(ヤマユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。
リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種が作出されている。
日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。
「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁や草地に生える。
また、庭植えにされる。
「山百合」の名称が充てられるようになったのは明治時代以降のことで、それ以前はそれぞれの地域名などで呼ばれていた。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に香りのよい漏斗状の花をつける。
花径は20センチくらいあり、大形である。
花被片は6枚である。
花の色は白く、花被片の先端が反り返るように横向きに咲く。
花被片の真ん中には黄色の筋が入り、赤褐色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎を乾燥させたものを生薬で百合(ひゃくごう)といい、鎮咳、解熱、利尿などの薬効がある。
また、鱗茎は食用にもなる。
神奈川県では「県の花」に指定されている。
花言葉は「荘厳」である。
俳句の季語は夏である。
7月14日の誕生花である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の auratum は「黄金色の」という意味である。
写真は7月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Lilium auratum

★山百合のここにいますと咲く姿
 息飲むように佇み眺め
☆どこからか香り誘う山百合に
 姿なくとも想いを馳せて

ヤマユリ100718b-l.jpg

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ヌマトラノオ100717a-l.jpg

沼虎の尾(ヌマトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、水辺に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
草丈は40センチから70センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
茎はまっすぐに立ち、ほとんど枝分かれをしない。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
直立した茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
岡虎の尾(オカトラノオ)と似ているが、花穂がまっすぐ立って葉も小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lysimachia fortunei

★湿原のあちこちに咲く白い花
 沼虎の尾は首をもたげて

ヌマトラノオ100717b-l.jpg

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ナガボノシロワレモコウ100717a-l.jpg長穂の白吾亦紅(ナガボノシロワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、湿原や湿性の草原に生える。
湿原に生育する植物の中には氷河時代に分布したものが生き残っていることがあるが、本種もその一例である。
海外では、サハリンにも分布する。
なお、長穂の吾亦紅(ナガボノワレモコウ:Sanguisorba tenuifolia)として長穂の赤吾亦紅(ナガボノアカワレモコウ:Sanguisorba tenuifolia f. purpurea)と区別しない考え方もある。
草丈は60センチから130センチくらいである。
葉は11枚から15の小葉からなる奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は幅の狭い楕円状の線形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から10月である。
茎の中部で枝分かれをして白い花穂を出し、長いものは垂れ下がる。
花は上から咲き始め、下へと向かう。
花には花弁がなく、白く見えるのは萼片である。
萼片は4枚あり、4本の雄しべが花から突き出る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の tenuifolia は「薄い葉の」という意味である。
品種名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sanguisorba tenuifolia f. alba

★太古より咲かせ続けた花の穂は
 白くゆったり地に垂れ下がり

ナガボノシロワレモコウ100717b-l.jpg

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ポテンティラ・ツリンギアカ070603a-l.jpgポテンティラ・ツリンギアカはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地はコーカサス、アルメニアである。
標高500メートルから1900メートルの地域に生える。
英名はヨーロピアン・シンクフォイル(European cinquefoil)である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、小葉の先に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
花は黄色い5弁花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の thuringiaca は「(ドイツの)チューリンギアの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Potentilla thuringiaca

★葉の様子少し違っているようだ
 コーカサスにはこんな花咲く

ポテンティラ・ツリンギアカ070603b-l.jpg

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ハナトラノオ090830c-l.jpg

花虎の尾(ハナトラノオ)はシソ科ハナトラノオ属(フィソステギア属)の多年草である。
フィソステギア属は北アメリカに12種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名もハナトラノオ属という。
本種はカナダの東部からメキシコの南部にかけて分布する。
英名はオビディアントプラント(obedient plant)などである。
オビディアントには従順なという意味がある。
別名を角虎の尾(カクトラノオ)という。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
庭植えや切り花とされるが、逸出したものが全国の河川敷や道ばたなどに野生化している。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
四方に突き出すように花が咲き、花穂は四角錐のようになる。
花は下から順に次々と咲き上がっていく。
花の色はピンクや白や紫色などがある。
花径は2センチくらいの唇形で、内側に紅紫色の斑点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「達成感」である。
6月20日の誕生花である。
属名の Physostegia はギリシャ語の「physa(胞)+ stege(ふたをする)」からきている。萼が膨らんでいることから名づけられた。
種小名の virginiana は「バージニア州(Virginia)の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Physostegia virginiana

★花の穂をぴんと突き出し咲き昇る
 花虎の尾は元気な姿

ハナトラノオ090830a-l.jpg

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アマギアマチャ070630b-l.jpg天城甘茶(アマギアマチャ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉小低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
伊豆半島と箱根南面に分布し、山地に生える。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
分類上は、山紫陽花(ヤマアジサイ)の変種とされている。
樹高は70センチから100センチくらいである。
山紫陽花(ヤマアジサイ)に比べて葉が細い。
長さ5センチから10センチくらいの被針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
花の色は淡い青色である。
装飾花の萼片は3、4枚で白く、倒卵形をしている。
それぞれの萼片の間には隙間がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
甘味料として用いられている。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
種小名の angustata は「狭くなった」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Hydrangea serrata var. angustata

★涼しげに咲けば緑にとけ込んで
 天城甘茶は甘く優しく

アマギアマチャ070630a-l.jpg

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サクユリ080720a-l.jpg豪快に作百合咲いて香を放ち

作百合(サクユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本固有種である。
伊豆諸島と伊豆半島に分布し、草原に生える。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
利島村では「村の花」に指定されている。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
花径25センチから30センチくらいの大きな白い花をつける。
草丈も花の大きさもユリ属では世界最大だと言われる。
分類上は山百合(ヤマユリ)の変種として位置づけられている。
基本種に比べて、花びら(花被片)に赤褐色の斑点がないことや葉の幅が広いこと、香りが強いことなどが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を為朝百合(タメトモユリ)という。
園芸品種の「カサブランカ」の交配親の1つとなっている。
俳句の季語は夏である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の auratum は「黄金色の」という意味である。
変種名の platyphyllum は「広い葉の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium auratum var. platyphyllum

★大輪となりしわが身に堪えかねて
 為朝百合は頭(こうべ)を垂れて

サクユリ080720b-l.jpg

サクユリ080720c-l.jpg

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マツモトセンノウ100717a-l.jpg松本仙翁(マツモトセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
マンテマ属(Silene)に統合する考え方もある。
熊本県と宮崎県に分布し、阿蘇山の外輪山の原野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方にも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
高さ30センチから80センチくらいである。
茎は叢生し、下向きの毛がある。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にも毛が多い。
開花時期は6月から8月くらいである。
花は茎先や葉の脇につき、深い紅色から淡い紅色まで変異がある。
花弁は5枚である。
花弁の先は浅く2つに裂け、さらに不規則な歯牙がある。
園芸品種には、赤、白、橙色、桃色、絞りなどのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「仙翁」の名は京都府嵯峨の仙翁寺に伝わったことに由来する。
また、「松本」は花の形が歌舞伎役者の松本幸四郎の紋所に似ていることからきているという。
花言葉は「ふたりの秘密」である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lychnis sieboldii(syn. Silene sieboldii)

★蒸し暑い陽気をどこか和ませる
 松本仙翁小首傾げて

マツモトセンノウ100717b-l.jpg

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キキョウ100717c-l.jpg謎めきて走る桔梗が花の筋

桔梗(キキョウ)はキキョウ科キキョウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部、東シベリアなどにも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は長さが4センチから7センチくらいの細長い卵形である。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
秋の七草の一つだが、むしろ真夏が盛りである。
花は先が5つに咲けた鐘形である。
咲き始めは、花粉のついた雄しべは雌しべの花柱にくっついている。
花柱に花粉をつけ終わると雄しべはしなびる。
花柱の花粉が昆虫に持ち去られると、先が5つに裂けて柱頭が現れる。
花の色は濃い青紫が基本だが、園芸品種には白や淡い紫、淡いピンクなどがあり、半八重咲きのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名は蕾の膨らんだ姿から連想してバルーンフラワー(balloon flower)という。
なお、根を生薬で桔梗根(ききょうこん)といい、去痰、鎮咳などの薬効がある。
花言葉は「誠実」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Platycodon はギリシャ語の「platys(広い)+codon(鐘)」からきている。花の形から名づけられた。
種小名の grandiflorus は「大きな花の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Platycodon grandiflorus

★この淵に身を沈めんや遠方の
 海を思わす桔梗が青さ
☆魅せられし桔梗が青の切なさよ
 海の深さに色を映して

キキョウ100717a-l.jpg

キキョウ100717d-l.jpg

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ポテンティラ・ビロサ00617a-l.jpgポテンティラ・ビロサはバラ科キジムシロ属の多年草である。
アラスカ、ブリティッシュコロンビア州、ワシントン州に分布し、ツンドラ地帯や高山に生える。
英名はアルパイン・シンクフォイル(alpine cinquefoil)である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
草丈は30センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、白っぽい毛が生えている。
開花時期は7月から9月である。
花は黄色い5弁花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の villosa は「柔らかい毛に覆われた」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla villosa

★寒さには負けないように武装した
 シンクフォイルに拍手を送り

ポテンティラ・ビロサ00617b-l.jpg

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アカンサス

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アカンサス080614a-l.jpg

アカンサス(Acanthus)はキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンツス属)の多年草である。
アカンツス属は地中海沿岸地方やアジア、アフリカに30種くらいが分布する。
本種の和名を葉薊(ハアザミ)といい、属名の和名もハアザミ属という。
本種の原産地は地中海沿岸地方である。
ギリシャ建築のコリント様式の模様に使われていることで知られる。
ギリシャでは国花とされている。
英名はベアーズブリーチイズ(bear's breeches)である。
「クマの半ズボン」の意味になる。
日本へは大正時代の中期に渡来した。
園芸的には、属名を英語風に読んだアカンサスの名で流通している。
この属の全体を指すこともあるが、主として本種の名称として用いられる。
和名の由来は、ぎざぎざな葉が薊(アザミ)に似ていることからきている。
庭植え、鉢植え、切り花として利用される。
草丈は80センチから100センチくらいである。
根際に生える葉は楕円形で羽状に深く切れ込み、縁には刺がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紫色を帯びた唇形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「技巧」「芸術」である。
6月27日の誕生花である。
属名の Acanthus はギリシャ語の「akanthos(棘の多い)」からきている。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
葉の写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acanthus mollis

★時空超え遥かアテネに遡り
 棘と呼ばれし白き唇
☆艶やかに茂る葉模様今もなお
 アテネに在りとアカンサス咲く

アカンサス080614c-l.jpg

アカンサス葉060506a-l.jpg

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2016/06/27 3訂

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アカンツス・カロリアレクサンドリ080720a-l.jpg

刺葉薊(トゲハアザミ)はキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンツス属)の多年草である。
アカンツス属は地中海沿岸地方やアジア、アフリカに30種くらいが分布する。
代表種の和名を葉薊(ハアザミ)といい、属名の和名もハアザミ属という。
本種の原産地はイタリア、ギリシャ、トルコ西部である。
学名のアカンツス・スピノススで表示するものもある。
草丈は80センチから150センチくらいである。
根際に生える葉は楕円形で羽状に深く切れ込み、縁には刺がある。
本種の特徴は、葉の切れ込みが深く、暗い緑色をしていることである。
開花時期は6月から7月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし紫色を帯びた唇形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Acanthus は「akanthos(棘の多い)」からきている。
種小名の spinosus は「棘の多い」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
撮影地ではギリシャ原産のアカンツス・カロリアレクサンドリ(Acanthus caroli-alexandri)の名で表示されていた。
しかし、Catalogue of Life ではこの名称はシノニムの扱いとなっているため、3訂にあたって標準和名の棘葉薊(トゲハアザミ)で掲載することとした。
学名:Acanthus spinosus(syn. Acanthus caroli-alexandri)

★どのような違いがあるか知りたくて
 目を皿にするこれもアカンサス

アカンツス・カロリアレクサンドリ080720c-l.jpg

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2016/06/27 3訂

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ササユリ080622a-l.jpg

笹百合は闇よく日向もまた似合い

笹百合(ササユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。
リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種が作出されている。
日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。
本種は日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
また、庭植え、鉢植え、切り花などとして園芸利用される。
和名の由来は、葉の形が「笹」に似ることからきている。
「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや厚い。
開花時期は6月から7月である。
ユリの仲間の中では開花時期が早い。
茎先に2、3輪の淡い紅色の花をつける。
稀に白花もある。
花は大輪である。
長さが10センチから15センチくらいある漏斗状で、横向きに花をつける。
花には独特の香りがある。
雄しべは6本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎は、古来、食用、薬用にされてきた。
鱗茎を乾燥させたものを生薬で百合(ひゃくごう)といい、消炎・鎮咳などの薬効がある。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「上品」「清浄」である。
6月17日の誕生花である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lilium japonicum

★鮮やかな雄しべの色とマッチさせ
 花色淡く笹百合の咲き
☆御前にて笹百合かざす舞姿
 巫女となりしも心洗われ

ササユリ080622b-l.jpg

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2013/09/11 改訂
2016/06/17 3訂

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シモツケソウ100717a-l.jpg

下野草(シモツケソウ)はバラ科シモツケソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地や亜高山の草地や林の縁などに生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)、互い違いに生える(互生)。
頂小葉が大きく、5つから7つに手のひら状に裂ける。
開花時期は6月から8月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径4、5ミリの小さな花をたくさんつける。
花の色は普通は淡い紅色だが、濃い紅色のものもある。
花弁は5枚で、形は円形である。
雄しべはたくさんあり、花冠から飛び出ている。
萼片は5枚で反り返り、内側には毛が生えていない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
近縁種の京鹿の子(キョウガノコ)は毛が生えている。
草下野(クサシモツケ)の別名がある。
属名の Filipendula はラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊り下がった)」からきている。基本種の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名づけられた。
種小名の multijuga は「多対の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Filipendula multijuga

★ふんわりと綿毛のような柔らかさ
 下野草の花は薄紅

シモツケソウ100717b-l.jpg

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ヤブレガサ100717b-l.jpg

薄闇に濡れて花咲く破れ傘

破れ傘(ヤブレガサ)はキク科ヤブレガサ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は枝分かれをしない。
根際から生える葉は手のひら状に7つから9つに裂ける。
裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期になると花茎を伸ばし、茎にも2、3枚の葉をつける。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色の花(頭花)をつける。
頭花の花径は1センチくらいで舌状花はなく、先が5つに裂けた10個くらいの筒状花からなる。
花からは雄しべが飛び出す。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、若い葉が土から出たときの様子をすぼめた破れ傘にたとえたものである。
新芽は山菜として天ぷら、お浸し、和え物などに利用される。
俳句の季語は夏である。
属名の Syneilesis はギリシャ語で「合着して巻いた子葉を持つ」という意味のようである。
種小名の palmata は「手のひら状の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
若葉の写真は4月に牧野記念庭園で撮った。
学名:Syneilesis palmata

★薄闇に濡れて花咲く破れ傘
 目凝らし見ても霞みの中に

ヤブレガサ100717d-l.jpg

ヤブレガサ060409a-l.jpg

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シシリンキウム・マグシフォリウム00617a-l.jpg

シシリンキウム・マグシフォリウムはアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
ただし、この名称はネット検索をしてもまったく出てこない。
撮影地に問い合わせたところ、そんな事情もあって「ニワゼキショウ属の1種」としつつ、この学名を併記しているとのことであった。
草丈は20センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形である。
開花時期は夏である。
茎先につく花は黄色く、紅色の斑と縦筋が入る。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の magsifolium は「○○のような葉の」という意味だが該当するものは見当たらない。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Sisyrinchium magsifolium

★めずらしい庭石菖の黄花だが
 その正体は謎に包まれ

シシリンキウム・マグシフォリウム00617b-l.jpg

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ダリア

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ダリア・エオナG080927a-l.jpg

曇天もダリアの花は透き通り

ダリア(dahlia)はキク科ダリア属の多年草である。
ダリア属は暫定的学名も含めて世界に44種が分布する。
本種の原産地はメキシコである。
メキシコでは国花になっている。
18世紀にメキシコからヨーロッパ(最初はスペイン)に導入され、園芸品種の作出が開始された。
現在ではその数は数万種に及ぶ。
日本へは江戸時代の後期にオランダを経由して渡来した。
かつては和名を天竺牡丹(テンジクボタン)といった。
花の形が牡丹(ボタン)に似ていて遠い異国からきたことから名づけられた。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培される。
また、切り花やドライフラワーとされる。
草丈は20センチから200センチくらいである。
葉は羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
花径は3センチの小輪から30センチの大輪まである。
花の形も色も多彩である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「優雅さ」「気高さ」である。
俳句の季語は夏である。
9月3日の誕生花である。
属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「ダール(Anders Dahl, 1715-1789)さん」の名からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
上はエオナG、下はクロイトンエースという園芸品種で、いずれも大輪系である。
学名:Dahlia pinnata

★幾重にもピンクの花びら重ね咲く
 ダリアの花はまろやかタッチ
☆コサージュと見間違うよな美しさ
 胸に飾りて花に酔いしれ

ダリア・クロイトンエース080927a-l.jpg

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イワイチョウ070720c-l.jpg

岩銀杏(イワイチョウ)はミツガシワ科イワイチョウ属の多年草である。
1種1属である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の湿原などに生える。
海外では、北アメリカのアラスカからワシントン州にかけて分布する。
ただし、この両者を区別する説もある。
区別をする場合は学名に subsp. japonicum が加わる。
草丈は15センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は腎円形でやや厚く、長い柄がある。
葉には艶があり、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
和名の由来は、葉が秋に黄葉して銀杏(イチョウ)に似ていることからきている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径1、2センチくらいの白い小さな花をつける。
花冠は深く5つに裂け、裂片の中央に縦のひだ、縁に波状の皺がある。
雌しべが長く雄しべが短い株と、雌しべが短く雄しべが長い株がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nephrophyllidium はギリシャ語の「nephron(腎臓)+ phyllon(葉)」に由来する。本種の腎臓形の葉を表したものである。
種小名の crista-galli は「鶏の鶏冠」という意味である。反り返る花弁の姿を鶏冠に見立てたものである。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Nephrophyllidium crista-galli

★高山の水辺にそっと咲き初むる
 岩銀杏の白い花びら

イワイチョウ070720b-l.jpg

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コオニユリ110810a-l.jpg

小鬼百合地面めざしてパラシュート

小鬼百合(コオニユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の少し湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、アムール地方にも分布する。
近縁種の鬼百合(オニユリ)は中国から渡来したものと考えられている。
両者の違いは、本種のほうが花が小さく、珠芽(むかご)がつかないことで区別できる。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
湿原などでは背丈の低いものもある。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、つけ根の部分はくさび形である。
葉脈は並行脈である。
葉には柄はなく、茎を抱く。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄赤色の花を下向きに2輪から10輪くらいつける。
花被片は6枚あり、披針形で上部がそり返る。
花被片の内側には黒紫色の斑が散りばめたように入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「百合の花」が夏の季語である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の leichtlinii はドイツの植物愛好家「ライヒトリン(Maximilian Leichtlin, 1831-1910)さんの」という意味である。
品種名の pseudotigrinum は「オニユリ(tigrinum)に似た」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Lilium leichtlinii?f. pseudotigrinum

★ゆんゆらと地面めざしてパラシュート
 降るがごとくに小鬼百合咲き

コオニユリ110810b-l.jpg

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エゾニュウ060617a-l.jpg

蝦夷ニュウ(エゾニュウ)セリ科シシウド属の大形多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や山地の草地に生える。
海外では、サハリンやカムチャツカ半島にも分布する。
「ニュウ」はアイヌ語由来の言葉で、食用・薬用になるものにつけられた名称である。
若い芽や茎が食用とされる。
草丈は1メートルから3メートルである。
葉は2-3回3出複葉である。
3出複葉は三つ葉のことで、2、3回枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉はさらに羽状に裂ける。
上部の葉は退化して赤褐色の鞘となる。
開花時期は6月から8月である。
茎先に大きな複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の ursina は「熊の」という意味である。
写真は6月に積丹半島で撮った。
学名:Angelica ursina

★背の高い草ぼうぼうの原野でも
 一際目立つ野生の姿

エゾニュウ060617c-l.jpg

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ミズカンナ100717a-l.jpg

水カンナ(ミズカンナ)はクズウコン科ミズカンナ属の多年草である。
原産地は北アメリカの南部で、湿地に生える。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
和名の由来は葉がカンナに似ていることからきている。
英名はウォーターカンナ(water cannna)である。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
根際から生える葉は長さが60センチくらいある。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紫色の花を固まってつける。
紫色の花と白い萼が混ざって美しい。
花の後には黒紫色をした球形の実がつく。
属名の Thalia はドイツの植物学者「タル(Johann Thal, 1542-1583)さん」の名からきている。
種小名の dealbata は「白くなった」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Thalia dealbata

★遠目にもはっきり見える水カンナ
 紫の花葉陰に揺れて

ミズカンナ100717b-l.jpg

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ミオソティス・アウストラリス070603b-l.jpg

ミオソティス・アウストラリスはムラサキ科ワスレナグサ属の多年草である。
原産地はオーストラリア、ニュージーランドである。
草丈は10センチから40センチである。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は夏である。
茎先にさそり型花序を出し、黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
英名は Austral forget-me-not である。
属名の Myosotis はギリシャ語の「myos(ハツカネズミ)+otis(耳)」からきている。葉の形を表したものである。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Myosotis australis

★おやこれは忘れな草が黄色いぞ
 オーストラリアの不思議に出会い

ミオソティス・アウストラリス070603a-l.jpg

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ネムノキ080720a-l.jpg合歓の花揺らす揺り籠夢招き

合歓の木(ネムノキ)はマメ科ネムノキ属の落葉高木である。
本州から沖縄にかけて分布し、河岸や原野に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、ヒマラヤ、インド、イランなどにも分布する。
和名の由来は、夕方になると葉が合わさって閉じてしまう様子をたとえたものである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は20センチから30センチと大きく、2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い披針形で、縁には短い毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
淡い紅色の花が枝先に十数個集まって咲く。
長く伸びた糸状のものは雄しべである。
花の後には、10個から15個の種子が入った豆果(莢の中に種子が入るもの)がつく。
樹皮や葉は生薬の合歓(ごうかん)、合歓皮(ごうかんひ)となる。
利尿、強壮、鎮痛などの薬効がある。
俳句では「合歓の花」が夏の季語である。
属名の Albizia はヨーロッパにこの属を紹介したイタリアの自然科学者「アルビッツィ(Filippo Degli Albizzi, 1700's)さん」の名からきている。
種小名の julibrissin はインドでの呼び名からきている。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Albizia julibrissin

★あら厭だ寝起き見ないで恥ずかしい
 夢見て咲くが合歓の花なの

ネムノキ080720b-l.jpg

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ヒメシロアサザ080927a-l.jpg

姫白浅沙(ヒメシロアサザ)はミツガシワ科アサザ属の浮葉性の多年草である。
漢字では「姫白阿佐佐」とも書く。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、湖沼などに稀に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
枝分かれをしながら水中に茎を伸ばし、長さは1メートルから2メートルに達する。
丸い心臓形をした浮葉は艶があり、水面上では葉脈が目立つ。
葉は向かい合って生える(対生)が、茎の下部では互生(互い違いに生える)である。
開花時期は7月から10月である。
水の上に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小花をつける。
花径は5ミリから8ミリと極めて小さい。
花びらの縁にだけ白い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Nymphoides はギリシャ語の「Nymphaea(ヒツジグサ属)+eidos(外観)」からきている。ヒツジグサ属に似ているということで名づけられた。
種小名の coreana は「朝鮮の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nymphoides coreana

★虫眼鏡ほしくなるよな大きさの
 姫白浅沙ぽつぽつ咲いて

ヒメシロアサザ080927c-l.jpg

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ヒメユリ100717a-l.jpg

姫百合は空を見上げて何祈る

姫百合(ヒメユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。
リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種が作出されている。
日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。
「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。
本種は本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい山地や草原に生える。
また、園芸的には庭植えや鉢植えにされる。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島、アムール地方などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、百合の仲間でも小振りであることからきている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は直立し、茎につく葉は被針形おしており、長さは5センチから10センチくらいである。
葉は披針形で、たくさんの葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月ころである。
茎先に1輪から5輪の花がつき、上向きに咲く。
花の色は朱紅色で、濃い赤褐色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「誇り」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の concolor は「均一の色の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lilium concolor

★受け咲きの姫百合の花空が好き
 願い叶えと祈るがごとく
☆人知れず願いは届くその姿
 ただ在るがままここに咲きおり

ヒメユリ100717c-l.jpg

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カセンソウ100717a-l.jpg

歌仙草(カセンソウ)はキク科オグルマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い山野の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアなどにも分布する。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎は直立して硬く、上部で少し枝を分ける。
根際から生える葉は鱗片状で、花の咲くころには枯れる。
茎につく葉は細長い楕円形で柄はなく、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には葉脈が浮き出る。
近縁種の小車(オグルマ)とよく似ているが、小車(オグルマ)は葉の幅が広く葉脈は目立たない。
開花時期は7月から9月である。
枝分かれした茎先に1つずつ頭花をつける。
花径は4センチくらいあり、筒状花も舌状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(皮が固くて弾けず、中に種子が1つある)で、毛がある。
これも小車(オグルマ)との違いの1つで、小車(オグルマ)には毛がない。
和名の由来は不明である。
属名の Inula はオオグルマの古代ラテン名からきている。
種小名の salicina は「ヤナギのような」という意味である。
変種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Inula salicina var. asiatica

★くるりんと花びら巻いた歌仙草
 野に咲く花の見事な姿

カセンソウ100717b-l.jpg

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ヒメイワダレソウ100717a-l.jpg

姫岩垂草(ヒメイワダレソウ)はクマツヅラ科イワダレソウ属の多年草である。
原産地はペルーである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は10センチから30センチくらいである。
成長が早く、地面を這うようにして広がる。
丈夫なので、グラウンドカバーとして使われたり、雑草を抑制する目的で使われたりする。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には短い毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
葉の脇から花茎を立て、長さ5ミリくらいの小さな筒形の花をつける。
花冠の先は唇形で平らに開く。
花の色は白ないし淡い紅紫色で、つけ根の部分にオレンジ色の斑紋がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
旧属名のリッピアの名でも流通している。
属名の Phyla はラテン語の「phyle(種族)」の複数形である。1つの包葉の中にたくさんの花が集まることから名づけられた。
種小名の canescens は「灰白色の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Phyla canescens(syn. Lippia canescens)

★地を這ってぐんぐん伸びる小花たち
 陽気な国のリズム聞こえて

ヒメイワダレソウ100717b-l.jpg

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アルパイン・ペンステモン100617b-l.jpg

アルパイン・ペンステモン(Alpine penstemon)はゴマノハグサ科アメリカイワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は北アメリカである。
分類上は、ペンステモン・グラベルの高山型変種とされている。
草丈は30センチから90センチである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は夏である。
茎先に総状花序を出し、紫色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の glaber は「無毛の」という意味である。
変種名の alpinus は「高山に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Penstemon glaber var. alpinus

★茎先が重たそうだよペンステモン
 風に吹かれてゆらりゆらゆら

アルパイン・ペンステモン100617a-l.jpg

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ネジバナ100718b-l.jpg

捩摺(モジズリ)は捩れながらもすっと立ち

捩花(ネジバナ)はラン科ネジバナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、原野や芝生地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
別名を捩摺(モジズリ)とも言う。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
茎には披針形の鱗片葉がつく。
開花時期は6月から9月である。
茎先に螺旋状にねじれた花序をつける。
ねじれは左巻きも右巻きも両方ある。
花の色は淡い紅色だが、色の濃いものから薄いものまで変化が多い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「思慕」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Spiranthes はギリシャ語の「speira(螺旋)+anthos(花)」からきている。花穂が捩れて螺旋状に花がつくことから名づけられた。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
変種名の amoena は「愛すべき」という意味である。
写真は7月に箱根町で撮った。
学名:Spiranthes sinensis var. amoena

★捩摺(モジズリ)は捩れ捩れてすっと立つ
 空へと続く螺旋階段
☆くるくると回る捩摺(モジズリ)愛らしく
 小さき花は音を奏でて

ネジバナ100718c-l.jpg

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イヌヌマトラノオ100717c-l.jpg

犬沼虎の尾(イヌヌマトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、湿地に生える。
湿地帯に生える沼虎の尾(ヌマトラノオ)と高原や山に生える岡虎の尾(オカトラノオ)との自然雑種である。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
合弁花で花冠は5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
花穂は岡虎の尾(オカトラノオ)は垂れ下がり、沼虎の尾(ヌマトラノオ)は直立するが、犬沼虎の尾(イヌヌマトラノオ)はその中間ということである。
属名の Lysimachia はマケドニア王「Lysimachion」に由来する。伝説によれば、牡牛に襲われた際にこの植物を振って牛を鎮めたという。
種小名の pilophora はラテン語の「pileus(帽子)+phoros(持つ)」に由来する。
写真は7月の箱根湿生花園で撮った。
学名:Lysimachia x pilophora

★虎ノ尾とわかりはするが腕組みだ
 微妙すぎるよ犬沼虎ノ尾は

イヌヌマトラノオ100717b-l.jpg

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スカシユリ080721a-l.jpg 軟らかき砂掻くように透百合

透百合(スカシユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の紀伊半島から北に分布し、海岸の岩場や砂丘、山地の崖などに生える。
太平洋岸に咲くものを岩戸百合(イワトユリ)、日本海岸に咲くものを岩百合(イワユリ)として区別する場合がある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は6月から8月である。
オレンジ色で赤褐色の斑点のある花を茎先に上向きにつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花被片の間に隙間があり、和名の由来となっている。
園芸品種には、花の色が白や黄色、濃い赤などのものもある。
俳句の季語は夏である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
写真は7月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Lilium maculatum

★草むらにふと目をやれば透百合
 潮の香運ぶ風に揺られて

スカシユリ080721c-l.jpg

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ホソバヒナウスユキソウ100703a-l.jpg

細葉雛薄雪草(ホソバヒナウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
日本固有種である。
尾瀬の至仏山と笠ガ岳、上信越国境の谷川岳のみに分布し、高山の蛇紋岩地帯に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は、東北地方の日本海側高山に分布する雛薄雪草(ヒナウスユキソウ)の変種とされている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は幅1、2センチの細長い楕円形で、表面には白い綿毛が密生している。
開花時期は6月から7月である。
白い星型の花のように見える部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
苞も細長く、白い綿毛に包まれる。
この苞に包まれるようにして、黄色い花(頭花)を数個つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の fauriei は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846-1915)さんの」という意味である。
変種名の angustifolium は「細葉の」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Leontopodium fauriei var. angustifolium

★なよやかに細い葉揺らし山の上
 雛に譬えし姿優しく

ホソバヒナウスユキソウ100703b-l.jpg

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タカネコウリンカ100703a-l.jpg

高嶺紅輪花(タカネコウリンカ)はキク科キオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、長い柄がある。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は長い楕円形で茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に黄褐色の花(頭花)を散房状に4輪から10輪くらいつける。
舌状花は水平に開かない。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は黒紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の takedanus は日本の植物学者で登山家だった「武田久吉(たけだ・ひさよし, 1883-1972)さんの」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Senecio takedanus

★日本の屋根にはまだたまだいろいろな
 花があるなと楽しみ増やし

タカネコウリンカ100703b-l.jpg

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ホソバノヨツバムグラa-l.jpg

細葉の四つ葉葎(ホソバノヨツバムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地から亜高山にかけての湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、北アメリカなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎の断面は四角形で、角には下向きの棘が生える。
葉は細長い楕円形で、普通は4枚が輪生する。
葉の数は5、6枚の場合もある。
葉の先は丸く、縁にはわずかに棘が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2ミリくらいの白い小さな花をつける。
花冠は普通3つに裂けるのが特徴である。
近縁種は4つに裂ける。
雄しべも普通は3本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の trifidum は「3つに分かれた」という意味である。
亜種名の columbianum は北アメリカの「コロンビア川の」という意味である。
写真は8月に奥日光の小田代原で撮った。
学名:Galium trifidum subsp. columbianum(syn. Galium trifidum var. brevipedunculatum)

★小さいがよく花びらを見てみると
 個性がわかる水草のよう

ホソバノヨツバムグラb-l.jpg

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エゾスカシユリ060617c-l.jpg

晴れ渡る神威岬に透百合

蝦夷透百合(エゾスカシユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、海岸の草地や山地の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国北東部、サハリン、、カムチャツカ半島、シベリアなどにも分布する。
小清水原生花園で有名な小清水町では町の花に制定されている。
江戸時代に岩戸百合(イワトユリ)との交雑で園芸品種の透百合(スカシユリ)が生まれた。
草丈は20センチから90センチくらいである。
茎は角張っている。
披針形の葉がたくさん互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から8月である。
茎の先に1輪から5輪くらいの花が上向きにつく。
花の色は主にオレンジ色である。
花径は9センチから10センチくらいで、花の長さは7センチから8センチである。
花被片は6枚あり、濃いオレンジ色の斑点がある。
また、花被片のつけ根の部分が細くなっていて隙間があり、これが名の由来となっている。
茎や蕾には白い綿毛が多い。
球根は食用とされる。
俳句では「百合」が夏の季語である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
変種名の dauricum はシベリアの「ダフリア地方の」という意味である。
写真は6月に積丹半島の神威岬で撮った。
学名:Lilium maculatum subsp. dauricum

★蝦夷の地にオレンジの花誇らしく
 咲かせ続けし蝦夷透百合

エゾスカシユリ060617b-l.jpg

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チョウノスケソウ070518a-l.jpg

長之助草(チョウノスケソウ)はバラ科チョウノスケソウ属の落葉小低木である。
北海道と本州の中部地方に分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島、ウスリー地方、アリューシャン列島などに分布する。
氷河時代の遺存植物と考えられている。
和名の由来は、発見者である須川長之助さんの名にちなむ。
富山県の立山で発見したものを牧野富太郎博士は基本種の洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)と同一と判断し、和名をつけた。
現在では、日本のものは変種として位置づけられている。
樹高は5センチから10センチくらいである。
よく枝分かれをし、地面を這って伸びる。
葉は長さ1、2センチの細長い楕円形で、縁には先が丸いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉脈がへこんで皺のようになる。
葉の裏面には綿毛が密生する。
開花時期は6月から8月である。
枝先に1つずつ花径2センチくらいの白ないし黄白色の花をつける。
花弁は普通は8枚である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
雌しべの花柱が羽毛状に伸びて、髭のようになる。
属名の Dryas はギリシャ神話の森の女神「Dryas(ドリアス)」の名からきている。
種小名の octopetala は「花弁が8枚ある」という意味である。
変種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Dryas octopetala var. asiatica

★高山に行かねば会えぬ花だけど
 こうしてここに咲くを歓び

チョウノスケソウ070518c-l.jpg

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チシマキンバイ070518a-l.jpg

千島金梅(チシマキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、海岸の岩場や草地に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ半島、シベリア、北アメリカなど周北極地域に分布している。
千島で発見され、花の形が梅に似て鮮やかな黄色というのが、和名の由来である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
寒い地方の植物の特徴だが、茎や葉など全体が綿毛に被われている。
茎はやや斜めに伸びる。
根から生える葉は、3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形はくさび形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、綿毛に覆われている。
自生地での開花時期は6月から8月である。
花径3センチから5センチくらいの黄色い5弁花を数輪つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
丈夫な花なので、鉢植えやロックガーデン植えとして愛好されている。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の fragiformis は「もろい形の」という意味である。
亜種名の megalantha は「大きな花の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla fragiformis subsp. megalantha(syn. Potentilla megalantha)

★鮮やかな黄金の色がよく似合う
 千島金梅人に愛され

チシマキンバイ070518b-l.jpg

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ロサ・ブランダ100617a-l.jpg

ロサ・ブランダはバラ科バラ属の常緑低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダや合衆国に分布している。
樹高は60センチから150センチくらいである。
棘は少ない。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
花の色は淡い桃色で、一重咲きの中輪である。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の blanda は「愛らしい」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rosa blanda

★色淡くひっそり咲いたバラの花
 姿目にしてほっと一息

ロサ・ブランダ100617b-l.jpg

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キンシバイ090614a-l.jpg

金糸梅(キンシバイ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に渡来し、庭木などとされる。
属名のヒペリカムの名でも流通している。
樹高は1メートルくらいである。
樹形は株立ち状となり、緩やかに枝垂れる。
葉は長い楕円形で、2列に向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
枝先にふっくらとした黄金色の5弁花を次々と咲かせる。
花径は3センチくらいで、花弁にはそれぞれ切れ込みが入る。
花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。
雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがあり、5つの束になっている。
雄しべの長さは花弁よりは短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、長い雄しべを金糸に見立て、花の形から梅の文字が充てられたものである。
近縁種に未央柳(ビヨウヤナギ)がある。
花言葉は「秘密」「煌き」である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の patulum は「やや開出した」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hypericum patulum

★梅雨空がとても似合うね金糸梅
 色鮮やかに五弁輝き
☆梅雨の空心晴々金糸梅
 優し睫毛の花きらめかせ

キンシバイ090614b-l.jpg

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シラネニンジン090811a-l.jpg

白根人参(シラネニンジン)はセリ科シラネニンジン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や礫地に生える。
海外では、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリア、アリューシャン列島などにも分布する。
和名の由来は、日光白根山で発見され、葉がニンジンに似ることからきている。
別名を千島人参(チシマニンジン)ともいう。
草丈は5センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は2回羽状複葉である。
小葉はさらに細かく裂ける。
茎につく葉は少ない。
葉の柄のつけ根の部分は赤みを帯び、鞘状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径2、3ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Tilingia はロシアの植物学者「ティリング(Heinrich Sylvester Theodor Tiling, 1818-1871)さん」の名からきている。
種小名の ajanensis は「(シベリアの)アジャン湾(Ajan)の」という意味である。
写真は8月に福島県の安達太良山で撮った。
学名:Tilingia ajanensis

★安達太良の空は雨雲覆うとも
 礫地ものかは足元飾り

シラネニンジン090811b-l.jpg

シラネニンジン090811d-l.jpg

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オウゴンオニユリ080713f-l.jpg

鬼百合は見果てぬ夢に彩られ

鬼百合(オニユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
東アジアの広い範囲に分布する。
日本へは食用百合として古くに渡来したと見られ、人里近いところに生育する。
黄金鬼百合(オウゴンオニユリ)というのは、この鬼百合(オニユリ)の突然変異種である。
長崎県の対馬のみに自生する。
大陸と陸続きの時代に朝鮮半島経由でやってきたものと思われる。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立し、白い綿毛に覆われる。
葉は被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、先は尖っている。
両面とも無毛で、艶がある。
鬼百合(オニユリ)と同様に葉の脇にムカゴがつく。
開花時期は7月から8月である。
花の色は黄金色で、花被片は6枚である。
花はやや下向きにつき、花びらの先は反り返る。
3倍体なので結実しない。
和名は牧野富太郎博士によって昭和8年に命名されたという。
黄色い百合の交配親となっている。
俳句では「鬼百合」が夏の季語である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の lancifolium は「披針形の葉の」という意味である。
変種名の flaviflorum は「黄色い花の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Lilium lancifolium var. flaviflorum

★鬼百合は地面見つめているけれど
 巻き髭ぴんと反り返らせて

オウゴンオニユリ080713d-l.jpg

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ハヤチネウスユキソウ100703a-l.jpg

今年また薄雪草はさり気なく

早池峰薄雪草(ハヤチネウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
岩手県の早池峰山にのみ分布する特産種で、高山の蛇紋岩地に生える。
北上山地の最高峰・早池峰山(1917メートル)は、約200種にも及ぶ高山植物の宝庫で、「早池峰山高山植物帯」の名称で国の特別天然記念物にも指定されている。
この花は、アルプスに咲くエーデルワイスに似ていることでも有名である。
これが縁で早池峰山の麓にある大迫町(現花巻市)は、オ?ストリアのベルンドルフと姉妹都市になっている。
他のウスユキソウ属の花と比べて、花も大きく綿毛も多いので見栄えがする。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
全体が薄っすらと雪をかぶったように白い綿毛で被われている。
花をつける茎の葉は広い線形で、7枚から10枚つく。
花をつけない茎の葉は線形で、根元に群生する。
葉の両面に綿毛がある。
自生地での開花時期は7月から8月である。
4枚から8枚の線状披針形の総包葉が星形につき、全体に白い綿毛を密生する。
茎先には柄のない頭花を4個から8個つける。
頭花の中心部には雄花、周辺部には雌花がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句では「薄雪草」が夏の季語である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の hayachinense は「早池峰山の」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Leontopodium hayachinense

★ちょっと見はあまり冴えない花だけど
 よくよく見れば味わい深く

ハヤチネウスユキソウ100703b-l.jpg

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タマシャジン100703a-l.jpg

玉沙参(タマシャジン)はキキョウ科シデシャジン属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈やアペニン山脈、カルパチア山脈に分布し、草地や岩場に生える。
表記の名は流通名である。
したがって、学名のフィテウマ・ショイヒツェリで表示するものもある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は細長い楕円形で長い柄がある。
茎につく葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は7月から8月である。
国内では5月から6月くらいに花を咲かせる。
花の色は青紫色で、管状の花冠が集まって球状の花序となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phyteuma は「コーンミニョネット(Reseda phyteuma)」という植物に与えられたギリシャ名からきている。
種小名の scheuchzeri はスイスの植物学者「ショイヒツァー(Johann Jakob Scheuchzer, 1672-1733)さんの」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Phyteuma scheuchzeri

★ユニークな姿に咲いた玉沙参
 高原の風花を揺さぶり

タマシャジン100703b-l.jpg

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ビヨウヤナギ090614c-l.jpg

着飾りて未央柳は刻迎え

未央柳(ビヨウヤナギ)はオトギリソウ科オトギリソウ属(ヒペリクム属)の半常緑小低木である。
ヒペリクム属はユーラシア大陸の温帯・亜熱帯を中心に400種から500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも弟切草(オトギリソウ)などが分布し、属名の和名はオトギリソウ属という。
本種の原産地は台湾、中国である。
中国では広い地域に分布し、沿海部では標高150メートルまでの地域、山地では1500メートルまでの地域の斜面や道沿いに生える。
中国名は金絲桃(jin si tao)という。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
1694年に貝原益軒が著した「花譜」に中国名での記述がある。
庭木や公園樹として利用されている。
また、逸出したものが一部で野生化している。
和名は白楽天の詩「長恨歌」の一節を由来としている。
漢字では「美容柳」とも書く。
樹高は50センチから130センチくらいである。
よく枝分かれをし、枝は緩やかに枝垂れる。
葉は長い楕円形で、十字状に向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
枝先に花径5センチくらいの黄色い5弁花を次々に咲かせる。
萼片は5枚である。
花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。
雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがあり、5つの束になっている。
雄しべの長さは花弁よりも長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「気高さ」である。
俳句の季語は夏である。
7月7日の誕生花である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」からきている。
種小名の monogynum は「雌しべが1つの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hypericum monogynum(異名:Hypericum chinense var. salicifolium)

★梅雨空にきっと勝気に花開く
 未央柳の枝は垂れても
☆ふわふわの長い睫毛を濡らしては
 梅雨に輝く黄色艶やか

ビヨウヤナギ090614a-l.jpg

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2013/09/06 改訂
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オオバノヨツバムグラ070707d-l.jpg

大葉の四葉葎(オオバノヨツバムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から四国にかけて分布し、亜高山の林の中や草地などに生える。
海外では、サハリンや千島列島にも分布する。
草丈は15センチから40センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は楕円形で、4枚ずつ輪生する。
葉は長さが2センチから5センチくらいあり、3本の葉脈がよく目立つ。
葉には柄はなく、葉の縁と両面の脈上には硬い毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径3ミリくらいの黄白色の花を疎らにつける。
花冠は杯状で、先が4つに裂けて鋭く尖る。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形の分果(複数の子房からできた果実)で、長い鉤状の毛が生える。
「葎」は雑草の総称である。
和名は「4枚の大きな葉をつけた草」という意味になる。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の kamtschaticum は「カムチャツカの」という意味である。
変種名の acutifolium は「葉の先の尖った」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Galium kamtschaticum var. acutifolium

★葉っぱから強い霊気が漂えば
 記憶の襞に深く刻まれ

オオバノヨツバムグラ070707a-l.jpg

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テッポウユリ100418a-l.jpg

ふんわりと鉄砲百合は花芯見せ

鉄砲百合(テッポウユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本原産である。
九州南部から沖縄にかけて分布し、海岸に自生している。
別名を琉球百合(リュウキュウユリ)という。
観賞用、切り花用として栽培もされている。
近縁種に台湾原産の高砂百合(タカサゴユリ)がある。
高砂百合(タカサゴユリ)のほうが葉が少し細い。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
開花時期は6月から8月である。
まっすぐに伸びた茎の先に漏斗状の白い花を横向きにつける。
花冠の長さは10センチから15センチくらいである。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の longiflorum は「長い形の花の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
3枚目、4枚目は5月に首里城公園で撮った。
学名:Lilium longiflorum

★ふんわりと鉄砲百合は花芯見せ
 白花咲かす威厳を見せつ

テッポウユリ100418b-l.jpg

テッポウユリ130524a-l.jpg

テッポウユリ130524b-l.jpg

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ワタスゲ070720f-l.jpg

綿菅(ワタスゲ)はカヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低山から高山にかけての湿原に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は10センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形で硬い。
茎につく葉は退化して鞘状となる。
開花時期は4月から5月である。
茎先に長さ1、2センチの卵形の小穂をつけ、鱗片(葉の変形したもの)が黒っぽくて葯(雄しべの花粉を入れる袋)が黄色の花をたくさんつける。
結実期は6月から8月である。
花の後にできる実は小堅果である。
花が終わると茎が伸び、先に白い綿毛をつける。
別名は雀の毛槍(スズメノケヤリ)という。
これは花期の姿をたとえたものである。
属名の Eriophorum はギリシャ語の「erion(軟毛)+phoros(身につける)」からきている。
種小名の vaginatum は「鞘になった」という意味である。
亜種名の fauriei は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846-1915)さんの」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Eriophorum vaginatum subsp. fauriei

★湿原に揺れる姿を見るたびに
 不思議な思い胸に浮かんで

ワタスゲ070720e-l.jpg

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ハマベマンテマ100703a-l.jpg

浜辺マンテマ(ハマベマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
学名からシレネ・マリティマと表示するところもある。
原産地はイギリスと北アフリカで、海浜植物である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
灰緑色の茎は地面を這って広がり、花茎を斜上させる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く灰緑色をしており、細かい毛が生える。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に1輪から数輪の白い花をつける。
花径は3センチくらいで、花びらは5枚である。
花びらの先は浅く2つに裂ける。
萼は釣鐘形で、開花をすると袋のように膨らむ。
雄しべはたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はシーキャンピオン(sea campion)である。
キャンピオンはマンテマの仲間のことである。
マンテマの由来は諸説がありはっきりしないが、西洋の言葉の転訛したものであるようだ。
流通名を布袋マンテマ(ホテイマンテマ)ともいう。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Silene maritima

★ユニークな萼の姿が面白い
 浜辺マンテマ花愛らしく

ハマベマンテマ100703b-l.jpg

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セネキオ・ソルダネラ100617a-l.jpg

セネキオ・ソルダネラはキク科キオン属の多年草である。
属名の読み方は「セネシオ」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
コロラド州やニューメキシコ州に分布し、高山に生える。
英名はコロラド・ラグワート(Colorado ragwort)である。
ラグワートはキオンの仲間のことである。
草丈は5センチから20センチである。
葉は卵形である。
開花時期は5月から7月である。
花の色は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の soldanella は「小さい貨幣」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Senecio soldanella

★見ることも適わぬような花だけど
 知る喜びを肌に感じつ

セネキオ・ソルダネラ100617b-l.jpg

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オニユリ080727a-l.jpg

鬼鬼百合の反らす花びら天を衝き

鬼百合(オニユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は中国である。
大形の鱗茎を百合根として食用にするため古い時代に渡来したと言われる。
現在では北海道から九州にかけて分布し、野原や人里近くに生える。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は長さ5センチから15センチくらいの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、先は尖っている。
両面とも無毛で、艶がある。
葉の脇には珠芽(むかご)がある。
鬼百合(オニユリ)には種子ができず、珠芽(むかご)で繁殖する。
近縁種の小鬼百合(コオニユリ)とよく似ているが、小鬼百合(コオニユリ)には珠芽(むかご)はなく、種子ができる。
開花時期は7月から8月である。
茎の上部の葉の脇から長い花柄を出し、花径10センチくらいの橙赤色をした花を総状につける。
花は下向きに咲き、6枚の花被片が反り返る。
花被片の内側には黒紫色の斑点がある。
多くは3倍体で実ができない。
鱗茎を乾したものを生薬で百合(ひゃくごう)といい、鎮咳、解熱、利尿などの薬効がある。
別名を天蓋百合(テンガイユリ)という。
花が俯いて咲く様子を天蓋にたとえたものである。
花言葉は「賢者」「陽気」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の lancifolium は「披針形の葉の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lilium lancifolium

★ゆんゆらと地面めざしてパラシュート
 降るがごとくに鬼百合の咲き
☆オレンジのバルーン鮮やか山あいに
 鬼百合の声聞こえるように

オニユリ080727d-l.jpg

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カラマツソウ070720a-l.jpg唐松草(カラマツソウ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地から高山の草原などに生える。
漢字では「落葉松草」とも書く。
草丈は50センチから120センチくらいである。
葉は3-4回3出複葉といって、枝分かれした先に3出複葉(1つの葉が3枚の小さな葉に分かれた形)を繰り返しつけて1枚の葉となる。
開花時期は7月から9月である。
長い茎の先に、白く細い線形の小花をつける。
花弁はなく、萼片も早くに落下する。
花のように見えるのは雄しべの花糸である。
花糸は先が棍棒のように肥厚している。
この花の姿を唐松(カラマツ)の葉に見立てたのが名の由来である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「献身」「大胆」である。
属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。
種小名の aquilegifolium は「オダマキ属(Aquilegia)に似た葉の」という意味である。
変種名の intermedium は「中くらいの大きさの」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Thalictrum aquilegifolium var. intermedium

★不思議なる唐松草の花姿
 じつと見つめつ自然を感じ
☆見つめれば花線香花火の音さえも
 聞こえん白く飛び跳ねながら

カラマツソウ070720c-l.jpg

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ミヤママンネングサ070603a-l.jpg

深山万年草(ミヤママンネングサ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から近畿地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や岩礫地に生える。
分類上は、雌の万年草(メノマンネングサ)の高山型変種とされている。
草丈は3センチから10センチくらいである。
茎は針金のように細くて硬く、地を這って広がる。
葉は円柱状で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は多肉質である。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、黄色い小さな花をつける。
花径1センチくらいの5弁花で、星形に開く。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名と亜種名の japonicum は「日本の」という意味である。
変種名の senanense は「信州の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Sedum japonicum subsp. japonicum var. senanense

★背を低く強い風にも耐えて咲く
 万年草は色鮮やかに

ミヤママンネングサ070603b-l.jpg

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エゾノヨツバムグラ100709a-l.jpg

蝦夷の四葉葎(エゾノヨツバムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、ウスリー地方、カムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎の断面は四角形で、斜め上に伸びる。
茎には毛は生えていない。
葉は幅の広い楕円形で、4枚が輪生する。
葉の先は丸くてやや尖り、表面や縁には毛が生える。
3本の葉脈が目立つ。
近縁種の大葉の四葉葎(オオバノヨツバムグラ)は本種よりも大形で、葉は細く先が尖る。
開花時期は7月から8月である。
茎先や葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2ミリくらいの小さな黄白色の花を疎らにつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名と変種名の kamtschaticum は「カムチャツカの」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Galium kamtschaticum var. kamtschaticum

★足元を見れば小さな白い花
 ここにいるよと手招きをして

エゾノヨツバムグラ100709b-l.jpg

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オノエマンテマ100703a-l.jpg

尾上マンテマ(オノエマンテマ)はナデシコ科カスミソウ属(ジプソフィラ属)の多年草である。
原産地はヒマラヤである。
四川省からシッキム地方にかけて分布し、高山の草原や林の中に生える。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
尾上マンテマ(オノエマンテマ)と「マンテマ」の名がつくが、マンテマとは仲間が異なる。
「尾上」には山の頂の意味があり、高山性の植物に冠せられる名である。
流通名をカーペット霞草(カーペットカスミソウ)やヒマラヤ霞草(ヒマラヤカスミソウ)ともいう。
学名のジプソフィラ・ケラスティオイデスで表示するものもある。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉は卵形で白い毛が生えており、十の字状に向かい合って生える(十字対生)。
開花時期は5月から7月である。
白い花びらに淡い紫色の筋が入った花径1センチくらいの小さな5弁花を密につける。
萼片は5枚である。
雄しべは10本、雌しべは2本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gypsophila はギリシャ語の「gypsos(石灰)+philein(好む)」からきている。石灰質の土地によく生える種があることから名づけられた。
種小名の cerastioides は「ミミナグサ属(Cerastium)に似た」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Gypsophila cerastioides

★花の筋すっきりとしてチャーミング
 オノエマンテマはヒマラヤの花

オノエマンテマ100703b-l.jpg

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アークティック・ポピー100617a-l.jpg

アークティック・ポピー(arctic poppy)はケシ科ケシ属の多年草である。
アークティックは「北極の」を意味する。
ただし、この名称はアイスランド・ポピーにも用いられる。
原産地はアラスカ、カナダのユーコン州、グリーンランドなどで、ツンドラ地帯に生える。
草丈は15センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
開花時期は6月から8月である。
花径4センチから5センチの黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の lapponicum は「ラプランド(スカンジナビア半島北部)の」という意味である。
亜種名の occidentale は「西方の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Papaver lapponicum subsp. occidentale

★花びらは淡く黄色く透き通る
 極北に咲くポピー気高く

アークティック・ポピー100617b-l.jpg

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ウツボグサ090719a-l.jpg

矢の如く降る雨去ってうつぼ草

靫草(ウツボグサ)はシソ科ウツボグサ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい草地や道端に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は根元から群がって生える。
茎の断面は四角形である。
茎や葉には白い毛が生える。
葉の形は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まって咲く。
上唇は帽子のような形になる。
下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。
萼片は5枚で、先が鋭く尖る。
花の後に花穂のみが枯れたように褐色に変わる。
これは結実するためだが、そのため夏枯草(カコソウ)の別名がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
この花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用される。
和名の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。
俳句の季語は夏である。
属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica

★古の兵どもが夢乗せて
 靫草咲く紫の色

ウツボグサ090719b-l.jpg

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テカリダケキリンソウ100703a-l.jpg

光岳麒麟草(テカリダケキリンソウ)はベンケイソウ科キリンソウ属(マンネングサ属)の多年草である。
南アルプスの光岳(てかりだけ)に分布し、亜高山の岩場や礫地に生える。
学名としては麒麟草(キリンソウ)と変わりない。
草丈は10センチから20センチである。
茎は直立ないし斜上する。
葉の質は分厚く、縁は赤みを帯びるものが多い。
開花時期は6月から8月である。
茎先に黄色い花をつける。
花弁は5枚で先が尖る。
萼片も5枚、雄しべは10本で、雌しべの先は尖る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Phedimus はギリシャ語の「phaidimos(輝く)」からきている。同属のある種の葉の様子から名づけられたものと思われる。
種小名の aizoon は「常緑の」という意味である。
変種名の floribundum は「花の多い」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Phedimus aizoon var. floribundum(syn. Sedum aizoon var. floribundum) Mt.Tekaridake form

★かっこいい山の名前を頂いた
 花は地を這い星の輝き

テカリダケキリンソウ100703b-l.jpg

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オカトラノオ100710a-l.jpg

威勢良くされど可憐に虎尾草

岡虎の尾(オカトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
漢字では「丘虎の尾」とも書く。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
「○○トラノオ」というのは、花穂が長くその周りに花がつくものにつけられる名称である。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の表面にも裏面にも短い毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
白い花びらは5枚だが、花の根元でつながった合弁花である。
花びらの先は丸みがある。
中央には雄しべは5本と雌しべは1本がある。
花は茎に近いところから咲き始め、長期間咲き続ける。
花穂は途中で曲がり、先で反転するような感じになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「優しい風情」「清純な恋」である。
俳句では「虎尾草」や「虎の尾」が夏の季語である。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の clethroides は「リョウブ属(Clethra)に似た」という意味である。
写真は7月に松島の円通院で撮った。
学名:Lysimachia clethroides

★角ばった茎の先から群れなして
 花は四方に突き出すごとく
☆ゆさゆさと風に揺らせば白き花
 連なるように尾を立ち上げて

オカトラノオ100710b-l.jpg

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ホザキサクラソウ100703a-l.jpg

穂咲き桜草(ホザキサクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
園芸上は一年草として扱う。
原産地は中国の南西部の四川省や雲南省で、標高3000メートルから4000メートルの高山の湿り気のある場所に生える。
草丈は15センチから35センチくらいである。
根際から生える葉は細長い楕円形で、ロゼット状になる。
明るい緑色で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、表面には皺がある。
開花時期は6月から7月である。
「穂咲き」というだけあって、サクラソウ属にしては不思議な形の花をつける。
茎先に穂状に花をつけるが、赤とピンクのツートンで「とんがり帽子」のように見える。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花は下から上へと咲き上る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
学名のプリムラ・ビアリーの名でも流通している。
種小名の読み方は「ヴィアリー」とするものもある。
ヨーロッパで人気があるという。
英名はオーキッド・プリムローズ(orchid primrose)である。
オーキッドは蘭のこと、プリムローズはプリムラのことである。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の vialii は人名由来のようだがはっきりしない。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Primula vialii

★小さくてとんがり帽子を思わせる
 花がお洒落なプリムラ・ビアリー

ホザキサクラソウ100703b-l.jpg

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スプレッディング・フロックス100617a-l.jpg

スプレッディング・フロックス(spreading phlox)はハナシノブ科フロックス属の多年草である。
原産地は北アメリカの西北部で、乾燥した山の斜面に生える。
芝桜(シバザクラ:Phlox subulata)の近縁種である。
学名からフロックス・ダグラシーとするものもある。
和名は梅咲き芝桜(ウメザキシバザクラ)という。
草丈は10センチから20センチくらいである。
匍匐してマット状に広がる。
葉は針状で、向かい合ってつける(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白や淡い桃色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。
種小名の douglasii はスコットランドの植物学者「ダグラス(David Douglas, 1799-1834)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Phlox douglasii

★いろいろと仲間いるんだこの花も
 咲いた姿は似ているけれど

スプレッディング・フロックス100617b-l.jpg

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ジギタリス・グランディフローラ・ドワーフカリヨン080622a-l.jpg

ジギタリス・グランディフローラはジギタリス属(キツネノテブクロ属)の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパから西アジアである。
英名をラージイエローフォックスグローブ(large yellow foxglove)という。
名前の通り花の色は黄色く、花冠の内側に褐色の斑点が入る大輪である。
和名は大花ジギタリス(オオバナジギタリス)という。
ドワーフカリヨン(Dwarf Carillon)はその園芸品種で矮性種である。
草丈は35センチから40センチくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鐘形の花を横向きにつける。
花は下から上へと咲き上る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
品種名の Dwarf Carillon は「小人のカリヨン(組み鐘)」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Digitalis grandiflora 'Dwarf Carillon'

★ドワーフの名前がどこかうれしくて
 笑みがこぼれる毒草だけど

ジギタリス・グランディフローラ・ドワーフカリヨン080622b-l.jpg

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シロバナイワカガミ070720c-l.jpg

白花岩鏡(シロバナイワカガミ)はイワウメ科イワカガミ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩場や草地などに生える。
分類上は、岩鏡(イワカガミ)の品種の1つとされている。
基本種の花の色は淡い紅色だが、本種の場合は白い。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉には長い柄があり、根際から数枚が生える。
葉の形は卵円形で、先は丸いかややへこむ。
葉の質は革質で、表面には艶がある。
開花時期は4月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、3輪から10輪の花を横向きにつける。
花の色は白い。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花冠は鐘状で先が5つに裂け、その先が更に細かく裂けている。
雄しべは5本で、真ん中に紅色の雌しべの柱頭が1本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Schizocodon はギリシャ語の「scizein(裂ける)+kodon(鐘)」に由来する。鐘形の花冠は縁が細かく切れ込んでいることから名づけられた。
種小名と変種名の soldanelloides は「Soldanella(イワカガミダマシ属)+oides(のような)」で、イワカガミダマシ属に似たという意味である。
品種名の leucanthus は「白い花の」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Scizocodon soldanelloides var. soldanelloides f. leucanthus

★ちりちりと裂けた花びら真っ白で
 はっと驚く清楚な姿

シロバナイワカガミ070720a-l.jpg

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アガパンサス

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アガパンサス080712b-l.jpg

アガパンサスはユリ科アガパンツス属の多年草である。
分類体系によってはヒガンバナ科とされる。
原産地は南アフリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は長さ40センチほどの線形で、受け咲き君子蘭(ウケザキクンシラン)に似ている。
ここから紫君子蘭(ムラサキクンシラン)という和名がつけられている。
英名はアフリカンリリー(African lily)である。
開花時期は6月から7月である。
茎先に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い紫色をした漏斗状の花をたくさんつける。
花は外側から内側へと順に咲く。
花びら(花被片)は6枚で、百合(ユリ)に似ている。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「恋の訪れ」である。
属名の Agapanthus はギリシャ語の「agape(愛)+anthos(花)」からきている。
種小名の africanus は「アフリカの」という意味である。
写真は7月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Agapanthus africanus

★次々と薄紫に溢れ咲く
 アガパンサスは夢を奏でて
☆妖精の集いて踊るアガパンサス
 揺れて輪になり囁き合って

アガパンサス100709b-l.jpg

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ミヤマコウゾリナ060810c-l.jpg

深山髪剃菜(ミヤマコウゾリナ)はキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎や葉には剛毛が生え、ざらざらしている。
根際から生える葉は、先のやや丸い楕円形で柄がある。
縁には毛が生えるが、ぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎につく葉は小さく、茎を抱く。
開花時期は7月から8月である。
枝分かれした茎先に花径15ミリから20ミリくらいで黒緑色の総苞のある頭花をつける。
花びら(舌状花)は、濃い黄色をしている。
花は日中に開花し、夜は閉じている。
また、日中でも陽が当たらないと開かない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「髪剃菜」は剛毛が生える茎を剃刀(カミソリ)に見立てたものである。
高山に生える「髪剃菜」の意味だが、髪剃菜(コウゾリナ)とは属が異なる。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名は Hieracium japonicum

★陽を浴びて花びら一杯広げ咲く
 高山の花いと愛らしく

ミヤマコウゾリナ060810b-l.jpg

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ハクサンチドリ100709b-l.jpg

蔵王路や釜は見えぬが千鳥草

白山千鳥(ハクサンチドリ)はラン科ハクサンチドリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草原や湿原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、ロシア東部、アラスカなどにも分布する。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は5センチから15センチの細長い形で、3枚から6枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月である。
茎先に紅紫色の花を10輪くらいつける。
花の左右に羽を広げたように見えるのは側萼片とよばれる部分である。
花の上部では上萼片と側花弁が合わさって帽子のように見える。
花の下部にあるのは唇弁で、円形をしており先が尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
石川・岐阜両県にまたがる白山に多く、千鳥の飛ぶ姿に似ていることからこう名づけられた。
葉に暗紫色の斑点がある品種を鶉葉白山千鳥(ウズラバハクサンチドリ)、白い花を咲かせる品種を白花白山千鳥(シロバナハクサンチドリ)という。
花言葉は「美点の持ち主」である。
俳句では「白山千鳥」や「千鳥草」が夏の季語である。
属名の Dactylorhiza は、ギリシャ語の「dactylos(指)+rhiza(根)」からきている。塊根の形から名づけられた。
種小名の aristata は「芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Dactylorhiza aristata(syn. Orchis aristata)

★ひっそりと深山の窪に咲くという
 白山千鳥花は紫
☆夏山のお花畑で出会いしは
 白山千鳥の夢見る姿

ハクサンチドリ100709a-l.jpg

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スペックルポッド・ローコ100617a-l.jpg

スペックルポッド・ローコ(specklepod loco)はマメ科ゲンゲ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダからメキシコにかけて西海岸に分布する。
中国原産で日本でも野生化している紫雲英(ゲンゲ)=蓮華草(レンゲソウ)の近縁種である。
カナダなどで絶滅危惧種に指定されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は長さ10ミリから15ミリくらいの卵形で、11枚から19枚の小葉で1枚の葉が構成される。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ1センチから2センチの蝶形の花をつける。
花の色は淡い紅紫色である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、莢は赤いまだら模様になる。
学名の片仮名読みはアストラガルス・レンティギノススとなる。
属名の Astragalus はギリシャ語の「astragalos(距骨)」からきている。距骨はかかとの上側の短い骨のことで、これがゲンゲ属の名にも用いられた。
種小名の lentiginosus には「小点で覆われた」という意味がある。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Astragalus lentiginosus

★アメリカに紫雲英とよく似た花が咲く
 そんな不思議を肌身で感じ

スペックルポッド・ローコ100617b-l.jpg

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シュムシュノコギリソウ090718a-l.jpg

占守鋸草(シュムシュノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属の多年草である。
礼文島や利尻島など北海道の北部に分布し、山地の草原に生える。
海外では、カムチャツカ半島や千島列島にも分布する。
和名は千島列島の北東端にある占守島からきている。
分類上は、鋸草(ノコギリソウ)の亜種とされている。
蝦夷鋸草(エゾノコギリソウ)に似るが、本種のほうが葉の幅が狭く、また葉のつけ根は茎を抱かないなどの違いがある。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は羽状に深い切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月くらいである。
花径は10ミリから15ミリくらいで、舌状花は8枚から12枚くらいである。
舌状花の色は淡い紅紫色から白に変わる。
筒状花の色は黄色から白に変わる。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)には長い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」にちなむ。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
亜種名の camtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Achillea alpina subsp. camtschatica

★北に咲く大きな花の鋸草
 深く切れ込み背丈は低く

シュムシュノコギリソウ090718b-l.jpg

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2013/09/01改訂

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タイマツバナ080622d-l.jpg

松明花(タイマツバナ)はシソ科ヤグルマハッカ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダや合衆国の湿り気のある林の中や川岸などに生える。
英名はベルガモット(bergamot)である。
これは香りをベルガモットオレンジにたとえたものである。
日本へは観賞用として渡来したが、北海道から本州にかけて逸出したものが野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に直径4センチから6センチくらいの輪状の花序を出し、赤い唇形の花をたくさんつける。
花の色にはピンクのものなどもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「感受性豊か」である。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の didyma は「2つ連合した」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Monarda didyma

★赤々と燃えるごとくに花開く
 松明花は夏の先駆け
☆赤々と燃える花びら妖しげに
 夏の夜には想い飛ばして

タイマツバナ080622e-l.jpg

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タイリンキバナジギタリス050625a-l.jpg

ジギタリス・グランディフローラはジギタリス属(キツネノテブクロ属)の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパから西アジアである。
英名をラージイエローフォックスグローブ(large yellow foxglove)という。
名前の通り花の色は黄色く、花冠の内側に褐色の斑点が入る大輪である。
和名は大花ジギタリス(オオバナジギタリス)という。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鐘形の花を横向きにつける。
花は下から上へと咲き上る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Digitalis grandiflora(syn. Digitalis ambigua)

★色合いが地味に見えるが褒めるなら
 シックと言える大人の色香

タイリンキバナジギタリス050625b-l.jpg

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ネバリノギラン100709a-l.jpg

粘り芒蘭(ネバリノギラン)はユリ科ソクシンラン属の多年草である。
分類体系によってはキンコウラン科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方と四国、九州に分布し、山地や高山の草地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で、ロゼット状となる。
茎にも数枚の小さな葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色から黄褐色をした長さ6、7ミリの小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚あるが、合着して壺形になっていて先だけが開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
茎や花の柄、花被片には腺毛が生えていて粘つく。
属名の Aletris はギリシャ語の「aletoris(粉挽き女)」からきている。花被片が粉状になっていることから名づけられた。
種小名の foliata は「葉のある」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Aletris foliata

★見た目にはわかりにくいがこれでもね
 咲いているんだ粘り芒蘭

ネバリノギラン100709b-l.jpg

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ハクサンボウフウ100709a-l.jpg

白山防風(ハクサンボウフウ)はセリ科カワラボウフウ属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿った草地などに生える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は1-2回3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は卵形で光沢があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小花をたくさん咲かせる。
花びらは5枚で、内側に曲がる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、白山で採集され、中国の薬用植物である「防風」に似ているということからきている。
属名の Peucedanum はギリシャ語の「peuce(マツ)+danos(低い)」からきている。香りがマツの木に似ていることから名づけられた。
種小名の multivittatum は「多くの縞のある」という意味である。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Peucedanum multivittatum

★花びらの一つ一つを見てごらん
 とても可愛い白山防風

ハクサンボウフウ100709c-l.jpg

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オリエントイバラ100617c-l.jpg

オリエント茨(オリエントイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
原産地はトルコである。
分類上は、ロサ・ヘケリアナの亜種とされている。
基本種はバルカン半島とイタリア南部に分布する。
樹高は100センチから150センチくらいである。
枝には鋭い棘がある。
葉は、奇数羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月である。
白い大きな5弁花をつける。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の heckeliana はフランスの植物学者「ヘッケル(Edouard Marie Heckel, 1843-1916)さんの」という意味である。
亜種名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rosa heckeliana subsp. orientalis

★花見ればとても清楚な白い薔薇
 枝はごつごつ棘に被われ

オリエントイバラ100617d-l.jpg

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シロバナヒメシャクナゲ100305c-l.jpg

白花の姫石楠花(シロバナノヒメシャクナゲ)はツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高層湿原や寒地の湿原に生える。
海外では、北半球の北部に広く分布する。
分類上は、姫石楠花(ヒメシャクナゲ)の品種の1つで、稀に生える。
樹高は10センチから30センチくらいである。
葉は広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬く、縁が外側に巻き込む。
葉の裏面は白い毛で覆われている。
自生地での開花時期は6月から7月である。
枝先に満天星躑躅(ドウダンツツジ)に似た壺形の花を数輪下向きにつける。
基本種の花の色は淡い紅紫色だが、本種は白い。
萼片も白い。
花冠の長さは5、6ミリで、浅く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Andromeda はギリシャ神話の美女「Andromeda(アンドロメダ)」からきている。
種小名の polifolia は「ニガクサ属(Teucriumpolium)のような葉の」という意味である。
品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Andromeda polifolia f.leucantha

★ひっそりと静まりかえる湿原に
 そっと顔出す花色白く

シロバナヒメシャクナゲ100305d-l.jpg

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ケジギタリス080622b-l.jpg

毛ケジギタリス(ケジギタリス)はジギタリス属(キツネノテブクロ属)の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパである。
バルカン半島からハンガリーにかけて分布し、園芸品種として栽培される。
日当たりのよい高地に育つ。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い毛がたくさん生えており、ジギタリスのような皺はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をつける。
花の色は黄白色で、褐色の網目模様がある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ジギタリスには強心作用があるが、毒性も強い。
毛ケジギタリス(ケジギタリス)はジギタリスよりも薬効的に優れ、毒性も少ないと言われる。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の lanata は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Digitalis lanata

★謎めいた花に秘めたる効能は
 怖ろしきほど毛ケジギタリス

ケジギタリス080622c-l.jpg

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アサザ080713a-l.jpg

岸辺より少し離れてあさざ咲く

浅沙(アサザ)はミツガシワ科アサザ属の多年草である。
漢字では「阿佐佐」とも書く。
本州から九州にかけて分布し、池や沼に生える浮葉植物である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、シベリア、インド、ヨーロッパ、北アメリカなど北半球の温帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
葉は緑色のハート形をしており、地下茎から柄を出して水面に浮かぶ。
葉の直径は5センチから10センチくらいである。
開花時期は5月から9月である。
縁が糸状に裂けてフリルのようになった黄色い花を花茎の先につける。
花びらは5枚あるが、花の根元はつながっており、合弁花である。
一日花で午前中に開き、夕方には閉じる。
花の後にできる実は卵形で扁平なさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
若葉は食用になり、花蓴菜(ハナジュンサイ)の別名がある。
花言葉は「信頼」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Nymphoides はギリシャ語の「Nymphaea(ヒツジグサ属)+eidos(外観)」からきている。ヒツジグサ属に似ているということで名づけられた。
種小名の peltata は「楯状の」という意味である。
写真は7月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Nymphoides peltata

★岸辺より少し離れてあさざ咲く
 欄干越しに距離を測って
☆朝日浴び水辺明るくあさざ咲く
 ハートの葉っぱ露も輝き

アサザ080713b-l.jpg

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蓮(ハス)

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ハス090704a-l.jpg

薄紅に身を閉じ込めて紅の蓮

蓮(ハス)はハス科ハス属(ネルンボ属)の多年草である。
ネルンボ属は本種と北アメリカ原産の黄花蓮(キバナハス)の2種が分布する。
日本へも本種が古い時代に渡来しており、属名の和名をハス属という。
本種の原産地はインドとその周辺地域である。
インドとスリランカの国花とされている。
中国名は蓮(lian)という。
日本へは中国を通じて伝わり、池や水田で栽培されてきた。
また、仏教では西方浄土に神聖な蓮の池があると信じられているため、寺の境内にも蓮池が多い。
古名を「はちす(蜂巣)」といい、転訛して「はす(蓮)」になった。
漢字は中国名の「蓮」を充てたものである。
古代蓮としては大賀蓮(オオガハス)や中尊寺蓮(チュウソンジハス)が知られる。
草丈は1メートルくらいである。
茎の中は中空である。
地下茎から茎を伸ばして水面に葉を出す。
葉は円形で、撥水性がある。
開花時期は7月から8月である。
水上につき出た花茎の先に花径10センチから25センチくらいの紅色ないし白の花をつける。
花弁数は一重咲きで20枚から25枚くらいである。

花は朝早く開き、午後3時ころには閉じてしまう。
花の開閉は3日繰り返され、4日目には花びらが散る。
花弁と萼片は分化しておらず、雄しべはたくさんある。
花の後にできる実は蜂の巣状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
根の部分は蓮根(れんこん)になる。
花言葉は「雄弁」「神聖」である。
俳句では、「蓮の花」や「蓮の葉」が夏の季語、「蓮の実」が秋の季語である。
属名の Nelumbo はハスを指すスリランカでの現地語からきている。
種小名の nucifera は「堅果を持った」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nelumbo nucifera

★凛と咲き誰に嫁ぐや紅の蓮
 水面に映る影に問えども

ハス090704b-l.jpg

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2013/08/30 改訂
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オオガハス060723e-l.jpg

天空に突き出すように古代蓮

大賀蓮(オオガハス)はハス科ハス属(ネルンボ属)の多年草である。
ネルンボ属は蓮(ハス)と北アメリカ原産の黄花蓮(キバナハス)の2種が分布する。
日本へも蓮(ハス)が古い時代に渡来しており、属名の和名をハス属という。
蓮(ハス)の原産地はインドとその周辺地域である。
日本へは中国を通じて伝わり、池や水田で栽培されてきた。
また、仏教では西方浄土に神聖な蓮の池があると信じられているため、寺の境内にも蓮池が多い。
本種は1951年に千葉市にある東京大学検見川農場で、およそ2000年前の地層(弥生時代)から3粒の種子が発見され、そのうちの1粒の発芽に成功した。
発見者の大賀一郎博士の名にちなんで大賀蓮(オオガハス)と命名された。
「検見川の大賀蓮」は千葉県の天然記念物に指定され、千葉市の花ともされている。
草丈は1メートルくらいである。
葉の形は偏円形で水面から立ち上がり、水をはじく。
開花時期は6月から7月である。
花の色は淡い鮮やかな紅色で、花弁数14枚から20枚の一重咲きである。
朝には開花し、午後には閉じてしまう。
花の後にできる実は蜂の巣状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
花言葉は「純真な心」である。
俳句では、「蓮の花」が夏の季語である。
属名の Nelumbo はハスを指すスリランカでの現地語からきている。
種小名の nucifera は「堅果を持った」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nelumbo nucifera 'Oga-hasu'

★眠りから覚めて花咲くふくよかに
 大賀蓮には夢が溢れて

オオガハス060723c-l.jpg

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ペンステモン・セルラツス100617a-l.jpg

ペンステモン・セルラツスはゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は北アメリカである。
カナダのブリティッシュコロンビア州から合衆国のオレゴン州にかけて西海岸に分布し、湿った草地に生える。
英名はカスケード・ペンステモン(cascade penstemon)である。
カスケードは「滝」のことである。
草丈は40センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をつける。
全体に毛は生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の serrulatus は「細かい鋸歯のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Penstemon serrulatus

★アメリカの湿った寒地に花咲かす
 ペンステモンは蝦夷地も好きと

ペンステモン・セルラツス100617b-l.jpg

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ユウスゲ090607e-l.jpg

夕萓や今宵一夜の宴かな

夕萓(ユウスゲ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草原や林の縁に生える。
海外では、中国にも分布する。
夕方に開花し翌日の昼には閉じるところからこの名がついた。
漢字では「夕菅」とも書く。
別名を黄萓(キスゲ)という。
これはレモンイエローの花の色からつけられた名である。
萓(スゲ)は葉の形が萓(スゲ)に似ているところからきている。
ワスレグサ属の他の仲間と同様に一日花だが、他のものは朝開くのに対して夕萓(ユウスゲ)は夕方に開くところに違いがある。
草丈は100センチから150センチくらいである。
長さ40センチから60センチくらいの線形の葉が2列に交互に出て、扇形になる。
開花時期は6月から7月である。
長さ10センチくらいの6枚の花びらは先が軽く反り返る。
花の中央には6本の雄しべと1本の雌しべがある。
茎先で枝分かれをして、10輪くらいの花を次々と咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「麗しき姿」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の citrina には「シトロンのような」という意味である。
変種名の vespertina は「夕方の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hemerocallis citrina var. vespertina(syn. Hemerocallis thunbergii)

★夕萓の儚さ増すは淡き色
 日暮れを待ちてじっと佇み
☆夕萓の心は静か淡き色
 月の光を花びら写し

ユウスゲ090607a-l.jpg

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ミヤマニワトコ100627a-l.jpg

深山接骨木(ミヤマニワトコ)はスイカズラ科ニワトコ属の落葉小低木である。
別名を大接骨木(オオニワトコ)という。
日本固有種である。
本州の日本海側に分布し、山地に生える。
分類上は、接骨木(ニワトコ)の変種とされている。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹は横に這う。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形で、2対から3対からなる。
小葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は卵球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、7月から8月ころに赤く熟する。
属名の Sambucus はギリシャ語の「sambuce(古代の楽器)」からきている。茎を林立した様子がこの楽器に似ていることから名づけられた。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
亜種名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
変種名の major は「巨大な」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Sambucus racemosa subsp. sieboldiana var. major

★木だったと後で調べてびっくりだ
 たくさんあったよ深山接骨木

ミヤマニワトコ100627b-l.jpg

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キバナジギタリス060716b-l.jpg

黄花ジギタリス(キバナジギタリス)はジギタリス属(キツネノテブクロ属)の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパから北西アフリカにかけた一帯である。
草丈は1メートルくらいになる。
葉は長さが5センチから20センチくらいの細長い楕円形で、艶があり密につく。
開花時期は5月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ10ミリから25ミリくらいの筒状の花をつける。
花の色は淡い黄色である。
花冠の内側には褐色の模様が入る。
強心利尿薬とされるが毒性も強い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Digitalis lutea

★独特の雰囲気もって花開く
 黄花ジギタリス近づきがたく

キバナジギタリス060716c-l.jpg

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ヒダカハナシノブ090927a-l.jpg

日高花忍(ヒダカハナシノブ)はハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
北海道の日高地方に分布し、山地や亜高山の草地に生える。
分類上は、蝦夷の花忍(エゾノハナシノブ)の品種の1つとされている。
茎や花序に毛が生えていないところが基本種との違いだが、区別をしない考え方もある。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は披針形ないし広い披針形で9対から12対あり、細長い。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い青紫色の花をつける。
花径は2センチから3センチくらいで、5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Polemonium は一説にギリシャ語の「polemos(戦争)」からきているとされる。
種小名の caeruleum は「青色の」という意味である。
亜種名の yezoense は「北海道の」という意味である。
品種名の hidakanum は「日高地方の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Polemonium caeruleum subsp. yezoense f. hidakanum

★分けてたら切りがないよと思うけど
 土地の名つけば響きまたよく

ヒダカハナシノブ090927b-l.jpg

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ヒューケラ・アルペストリス100617c-l.jpg

ヒューケラ・アルペストリスはユキノシタ科ツボサンゴ属の多年草である。
属名の読み方は「ヘウケラ」とするものもある。
壺珊瑚(ツボサンゴ)に近い仲間である。
原産地は北アメリカである。
カナダのブリティッシュコロンビア州と合衆国のカリフォルニア州に分布し、標高1500メートルから3800メートルの日陰の岩場に生える。
英名はサンベーナディーノ・アラムルート(San Bernardino alumroot)である。
サンベーナディーノはカリフォルニア州南部にある地名及び山の名、アラムルートはツボサンゴの仲間のことである。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、鳥足状に深く5つに裂ける。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Heuchera はドイツの植物学者「ハイホー(Johann Heinrich von Heucher, 1677-1747)さん」の名からきている。
種小名の alpestris は「亜高山の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Heuchera alpestris

★ネットでは花の写真は一枚も
 載ってなかっためずらしい花

ヒューケラ・アルペストリス100617b-l.jpg

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ニッコウキスゲ080807b-l.jpg日光黄萓(ニッコウキスゲ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはワスレグサ科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原に生える。
日光に多いのでこの名がある。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアにも分布する。
漢字では「日光黄菅」とも書く。
標準和名は禅庭花(ゼンテイカ)と言う。
和名の由来は、日光戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたものである。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6月から8月である。
花はラッパ状に開き、直径7センチくらいである。
花びら(花被片)は6枚あり、黄橙色をしている。
朝開いて夕方にはしぼむ一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の黄萓(キスゲ)は夕方から咲き始めて翌日の朝にしぼみ、夕萓(ユウスゲ)とも呼ばれる。
園芸種のヘメロカリスは黄萓(キスゲ)が欧米で品種改良されたものである。
ヘメロカリスはギリシャ語で一日を意味する。
属名のワスレグサは「忘れ草」で、この名は万葉集にも登場する。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の dumortieri はベルギーの植物学者「デュモルティエ(Barthelemy Charles Joseph Dumortier, 1797-1878)さんの」という意味である。
変種名の esculenta は「食用になる」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山で撮った。
学名:Hemerocallis dumortieri var. esculenta(syn. Hemerocallis middendorffii var. esculenta)

★高原を黄の絨毯に染め上げて
 咲く禅庭花呼び名も変えて

ニッコウキスゲ080807f-l.jpg

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ジギタリス・タプシー080622a-l.jpg

ジギタリス・タプシーはゴマノハグサ科ジギタリス属(キツネノテブクロ属)の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はスペイン、ポルトガルである。
草丈は40センチから50センチくらいで、矮性種である。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には細かな綿毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鐘形の花を横向きにつける。
花の色はピンクと白のツートンカラーである。
花は下から上へと咲き上る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の thapsi は「タプスス(Thapsus:チュニジアにあった古代都市)」のラテン名である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Digitalis thapsi

★愛らしい花の故里ポルトガル
 どんな景色か思いめぐらし

ジギタリス・タプシー080622d-l.jpg

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ウラジロタデ100617a-l.jpg

裏白蓼(ウラジロタデ)はタデ科オンタデ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山から高山の砂礫地や火山灰地に生える。
八甲田山、岩木山、谷川岳、利根川源流部、日光、北アルプス中北部などで見られる。
海外では、サハリンなどにも分布する。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は長い卵形で、先が鋭く尖る。
葉の裏に毛が密生しているため白く見える。
近縁種の御蓼(オンタデ)は葉の裏面が緑色なので区別できる。
開花時期は6月から8月である。
雌雄異株である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aconogonon はギリシャ語の「acon(砥石)+ gone(種子)」からきている。
種小名と変種名の weyrichii はロシア人の軍医「ウェイリヒ(Heinrich Weyrich, 1828-1863)さんの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Aconogonon weyrichii var. weyrichii(syn. Pleuropteropyrum weyrichii)

★うっそうと茂る葉の裏覗き見る
 裏白蓼の花咲く季節

ウラジロタデ100617b-l.jpg

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セイヨウノコギリソウ100617a-l.jpg

西洋鋸草(セイヨウノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代に切り花用として渡来した。
その後野生化し、北海道から沖縄にかけての道ばたや草地などに生えている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
和名の由来は、葉が鋸の歯のように細かく裂けていることによる。
英名をコモンヤロー(common yarrow)という。
属名のアキレアやヤローの名でも流通している。
欧米では外傷用の薬草やハーブサラダとして用いられてきた。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は2-3回羽状に細かく裂ける。
葉の質は軟らかい。
開花時期は6月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、たくさんの花(頭花)をつける。
花の色は白いものが多いが、ピンクや赤のものもある。
舌状花は5枚で、ほぼ円形となって先が浅く3つに裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」にちなむ。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の millefolium は「たくさんの葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Achillea millefolium

★怪我したら使ってみてねこの私
 のこぎりなんて名前だけれど

セイヨウノコギリソウ100617b-l.jpg

セイヨウノコギリソウ081123a-l.jpg

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ガイラルディア100617c-l.jpg

ガイラルディア・アリスタータはキク科テンニンギク属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代に渡来した。
和名は大天人菊(オオテンニンギク)という。
近縁種の天人菊(テンニンギク:Gaillardia pulchella)や両者の交雑種もガイラルディアの名で流通している。
草丈は60センチから90センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
茎の下部につく葉は縁が波状になる。
開花時期は6月から9月である。
花径は5センチから8センチくらいである。
花の色は黄色で、真ん中が赤い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Gaillardia はフランス人のアマチュアの植物学者「ガイヤール(Gaillard de Marentonneau, 1700's)さん」の名からきている。
種小名の aristata は「芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名 Gaillardia aristata

★炎天の夏の花壇を彩って
 ガイラルディアは姿艶やか

ガイラルディア100617a-l.jpg

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レウイシア・コチレドン100617a-l.jpg

レウイシア・コチレドンはスベリヒユ科レウイシア属の多年草である。
カナダのブリティッシュコロンビア州から合衆国のカリフォルニア州にかけて西海岸に分布し、高山から亜高山にかけての砂礫地に生える。
和名を岩花火(イワハナビ)という。
花の姿を打ち上げ花火に見立てたものである。
草丈は5センチから10センチくらいである。
へら状の葉は肉厚で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
開花時期は3月から6月である。
葉の間から細い茎を伸ばし、花径2、3センチの濃い桃色の花を開く。
花の色には赤やオレンジのものもある。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lewisia はアメリカ人の探検家「ルイス(Meriwether Lewis, 1774-1809)さん」の名からきている。
種小名の cotyledon は「子葉」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Lewisia cotyledon

★すっと立ちぽんと開いた岩花火
 春を知らせる打ち上げ花火

レウイシア・コチレドン100617b-l.jpg

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クチナシ080622d-l.jpg

梔子は雨の隙間に花開き

梔子(クチナシ)はアカネ科クチナシ属(ガルデニア属)の常緑低木である。
ガルデニア属は The Plant List には140種の記載がある。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はクチナシ属という。
本種は本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、林の中や林の縁などに生える。
また、庭木や生垣、鉢植えとして観賞用に栽培される。
海外では、台湾や中国、ベトナム、ミャンマー、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、果実が熟しても口を開かない(「口無し」)ことからきているなどの説がある。
英名はガーデニア(gardenia)である。
中国名は梔子(zhizi)である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は厚くて艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
枝先に香りがよくて白い6弁花をつける。
花の色は咲き進むと黄色くなる。
園芸品種には八重咲きや大輪咲きなどのものもある。
花の後にできる実は肉質の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
結実期は10月から11月で、赤黄色に熟する。
実は古くから黄色の着色料とされ、クリキントンや沢庵漬けなどに利用されてきた。
また、乾燥した果実を生薬で山梔子(さんしし)といい、消炎剤、利尿剤とする。
花言葉は「洗練」「沈黙」である。
俳句では、「梔子」が秋の季語、「梔子の花」が夏の季語である。
6月8日の誕生花である。

属名の Gardenia はスコットランドの博物学者「ガーデン(Alexander Garden, 1730-1791)さん」の名からきている。
種小名の jasminoides は「ソケイ属(Jasminum)のような」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
八重咲きのものは6月に埼玉県三郷市で撮った。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Gardenia jasminoides

★梔子の花の白さが目に染みる
 短き命を滴に濡らし
☆梔子の香り優雅に漂いて
 白無垢のごと花は咲きなん

クチナシ・ヤエ080628a-l.jpg

クチナシ081221a-l.jpg

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シラタマノキ100703a-l.jpg

白玉の木(シラタマノキ)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の縁や草地に生える。
大山や三瓶山にも隔離分布をする。
海外では、サハリンや千島列島にも分布する。
別名を白物(シロモノ)ともいう。
これは、赤物(アカモノ)との対比でつけられた名である。
赤物(アカモノ)というのは、岩櫨(イワハゼ)の別名である。
樹高は5センチから20センチくらいである。
枝は地を這い、上部は斜上する。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
革質で硬く、先は丸く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月ころである。
上部の葉の脇や枝先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、1輪から6輪の壷形の花を下向きにつける。
花の後には、萼が肥大してさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)を包み、白い球形の液果状になる。
白玉になるのは9月ころである。
茎、葉、実はサルチル酸メチルの臭いがする。
属名の Gaultheria はカナダの自然科学者「ゴーティエ(Jean Francois Gaultier, 1708-1756)さん」の名からきている。
種小名の miqueliana はオランダ人で日本の植物を研究した「ミケル(Friedrich Anton Wilhelm Miquel, 1811-1871)さんの」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
実の写真は9月に白馬五竜山野草園で撮った。
学名:Gaultheria miqueliana

★ころころと転がりそうな実をつけて
 白玉の木は地を這うように

シラタマノキ060910a-l.jpg

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マツノハマンネングサ081005b-l.jpg

松の葉万年草(マツノハマンネングサ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
本州の埼玉県から静岡県にかけて分布し、ブナなどの大木の樹幹に着生する。
環境省のレッドデータブック(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎はつけ根の部分からよく枝分かれをする。
茎は紅紫色を帯びる。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、肉質でやや扁平である。
葉の先は丸い。
開花時期は7月から8月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、10輪から20輪くらいの黄色い小さな花をつける。
花弁数は4枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の hakonense は「箱根の」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧種展で撮った。
花の咲いているものはまだ撮れていない。
学名:Sedum hakonense

★面白い万年草があるものだ
 花咲く姿いつかこの目で

マツノハマンネングサ081005a-l.jpg

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ベニバナイチヤクソウ100627a-l.jpg

紅花一薬草(ベニバナイチヤクソウ)はイチヤクソウ科イチヤクソウ属の多年草である。
分類体系によってはツツジ科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、シベリアにも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
匍匐枝を横に這わせ、群生することが多い。
根際から生える葉は円形ないし幅の広い楕円形で、3枚から5枚くらい生える。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は5月から7月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色の花を7輪から15輪くらい下向きにつける。
花径は13ミリくらいで、花冠は深く5つに裂ける。
萼片は紅色で、5枚である。
雄しべは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は赤紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「一薬草」の名の由来は、一番よく効く薬草の意味である。
生薬名を鹿蹄草(ろくていそう)といい、強心や抗菌などの作用がある。
属名の Pyrola はラテン語で「pyrus(ナシの木)」の縮小形である。葉が似ていることから名づけられた。
種小名の asarifolia は「カンアオイ属(Asarum)のような葉の」という意味である。
亜種名の incarnata は「肉色の」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Pyrola asarifolia subsp. incarnata

★はっとして思わず見入る花の色
 俯き咲くは雅の姿

ベニバナイチヤクソウ100627b-l.jpg

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オオハナウド100617a-l.jpg

大花独活(オオハナウド)はセリ科ハナウド属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布する。
関東地方以西では亜高山や高山の林の中や林の縁に生えるが、東北地方や北海道では比較的湿気のある平地や海岸に生える。
海外では、ウスリー、カムチャツカなどにも分布する。
草丈は1メートルから2メートルと大形である。
葉は長い柄のある3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、特に頂小葉は大きい。
小葉は3つから5つに中裂する。
開花時期は6月から8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな花の集合花をつける。
花序は大きく、中央部と周辺部では花の形が異なる。
周辺部の花の花びらは大きくて、先が2つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、大型で独活(ウド)に似ていて、花が美しいことからきている。
属名の Heracleum はギリシャ神の「ヘラクレス(Hercules)」にちなむ。最も薬効が高いとして名づけられた。
種小名と変種名の lanatum は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Heracleum lanatum var. lanatum

★堂々と圧するごとき姿でも
 大花独活の花は清楚で

オオハナウド100617c-l.jpg

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ワインリーフ・シンクフォイル100617a-l.jpg

ワインリーフ・シンクフォイル(wineleaf cinquefoil)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
学名からポテンティラ・トリデンタータと表示するものもある。
原産地は北アメリカで、山地に生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は深く3つに裂け、裂片の先が更に浅く3つに裂ける。
葉の色は艶のある緑色だが、冬にはワインレッドに紅葉する。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径15ミリくらいの小さな白い5弁花を6輪から8輪くらいつける。
萼片の数も5枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の tridentata は「3鋸歯の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Potentilla tridentata

★なるほどね花の形は雉蓆
 萼の形もよく似ているよ

ワインリーフ・シンクフォイル100617b-l.jpg

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アベリア

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アベリア080628b-l.jpgアベリア(Abelia)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の半常緑低木である。
原産地は中国である。
野生種を元につくられた園芸品種である。
台湾衝羽根空木(タイワンツクバネウツギ:Abelia chinensis)とアベリア・ウニフロラ(Abelia uniflora)の交雑種だと考えられている。
日本へは大正時代に渡来した。
和名は花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ)という。
アベリアは属名であるが、本種を指すことが一般的である。
樹高は1メートルから2メートルである。
樹形は株立ち型である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや厚く、艶がある。
開花時期は5月から11月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色を帯びた花をつける。
花冠は鐘形で、長さが2センチくらい、花径が1センチくらいである。
筒部は淡い紅色を帯び、先は5つに裂けて開き、色は白い。
萼片は5枚である。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花にはよい香りがある。
乾燥にも強いので、生垣や道路の潅木などに使われている。
和名の由来は、花の落ちたあとの萼片の形が羽根つきの羽根に似ているというところからきている。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Abelia x grandiflora

★アベリアの鈴の音耳に響くよう
 手つなぎ歩むプロムナードは

アベリア080628c-l.jpg

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シロバナグンナイフウロ100627a-l.jpg

白花郡内風露(シロバナグンナイフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、山地や亜高山の草地や林の中に生える。
郡内風露(グンナイフウロ)や高嶺郡内風露(タカネグンナイフウロ)の近縁種である。
「郡内」は山梨県の地名である。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は手のひら状に5つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片はさらに浅く裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に花径3センチくらいの白い5弁花を下向きにつける。
花の色は淡い青紫色を帯びるものもある。
雌しべや雄しべが前に突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名と変種名の onoei は明治時代初期の博物学者「小野職愨(おの・もとよし, 1838-1890)さんの」という意味である。
品種名の albiflorum は「白い花の」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Geranium onoei var. onoei f. albiflorum

★俯いてなかなか顔を見せず咲く
 地に膝つけて撮ってみたけど

シロバナグンナイフウロ100627b-l.jpg

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ホソバノキリンソウ100703a-l.jpg

細葉の麒麟草(ホソバノキリンソウ)はベンケイソウ科キリンソウ属(マンネングサ属)の多年草である。
APG体系ではキリンソウ属(Phedimus)に変更されている。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原や林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
別名を深山麒麟草(ミヤマキリンソウ)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は多肉質で水分が多く、厚ぼったい感じがする。
葉の縁にはつけ根近くまでぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の麒麟草(キリンソウ)の場合は、上部半分くらいまでしかぎざぎざ(鋸歯)がない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、黄色い5弁花をつける。
花はほぼ水平に開く。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Phedimus はギリシャ語の「phaidimos(輝く)」からきている。同属のある種の葉の様子から名づけられたものと思われる。
種小名と変種名の aizoon は「常緑の」という意味である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Phedimus aizoon var. aizoon(syn. Sedum aizoon var. aizoon)

★地味だけど綺麗に咲いて見せるから
 気づいてほしいわたしのことに

ホソバノキリンソウ100703b-l.jpg

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チシマウスユキソウ100617a-l.jpg

千島薄雪草(チシマウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
北方領土の色丹島や択捉島などに分布し、岩場などに生える。
海外では、サハリンにも分布している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体が灰白色の綿毛に被われている。
葉は細めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は7月から10月である。
茎先に小さな黄色い頭花をつける。
白い星形の花のように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ウスユキソウ属の中では育てやすいということで、古くから栽培もされている。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の kurilense は「クリル諸島(千島列島)の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Leontopodium kurilense

★自生地で見てみたいね咲く姿
 北の島にも短い夏が

チシマウスユキソウ100617b-l.jpg

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エゾウサギギク100617a-l.jpg蝦夷兎菊(エゾウサギギク)はキク科ウサギギク属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山のやや湿った草地に生える。
海外では、千島列島、アリューシャン列島に分布する。
氷河時代の遺存植物である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体に白い軟毛が生える。
茎の下部に2対から3対へら形の細長い葉を向かい合ってつける(対生)。
これを兎の耳にたとえたのが名の由来である。
開花時期は7月から8月である。
茎先に1つ黄色い花(頭花)をつける。
頭花の真ん中には黄色い筒状花がたくさんつき、周りには舌状花が1列だけ並んでつく。
近縁種の兎菊(ウサギギク)の筒状花には毛が生えるが、本種には毛がない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの) である。
分類上は、ウサギギクの基本種とされている。
属名の Arnica はギリシャ語の「arnakis(子羊のコート)」からきている。軟らかくて毛の多い葉の様子から名づけられた。
種小名と変種名の unalaschcensis はアリューシャン列島の「ウナラスカ島の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Arnica unalaschcensis var. unalaschcensis

★束の間の夏が来たよと知らせ咲く
 花は大きな蝦夷兎菊

エゾウサギギク100617b-l.jpg

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アクイレギア・フォルモサ100617b-l.jpg

アクイレギア・フォルモサはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地はアラスカ、カナダ、アメリカ合衆国などである。
和名は二色苧環(ニシキオダマキ)という。
ただし、あまり一般化した名称ではない。
英名はクリムソン・コロンバイン(crimson columbine)である。
クリムソンは「深紅色の」を意味し、コロンバインはオダマキの仲間のことである。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は3つに切れ込む。
開花時期は5月から8月である。
花径がは3センチから5センチくらいで、花の形は細長い。
花弁は5枚で色は黄色い。
萼片も5枚で色は赤い。
雄しべはたくさんあり、花冠から飛び出す。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aquilegia formosa

★赤と黄のコントラストも美しく
 俯き咲けば気品に満ちて

アクイレギア・フォルモサ100617c-l.jpg

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イワミツバ100617a-l.jpg

岩三葉(イワミツバ)はセリ科エゾボウフウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
葉はホウレンソウに似て食用にされる。
また、痛風や関節リューマチの治療薬とされる。
戦前に栽培されていたものが逸出し、北海道と東京都、神奈川県で野生化している。
北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種)に選定されている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は匍匐して広がる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉の形は長い楕円形である。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径2ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックでできている。
属名の Aegopodium はギリシャ語の「aigos(ヤギ)+podius(足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の podagraria は「痛風に効く」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Aegopodium podagraria

★雑草と言えどなかなか出合えない
 花を見つけて出るアドレナリン

イワミツバ100617b-l.jpg

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エゾノキリンソウ090719c-l.jpg

蝦夷の麒麟草(エゾノキリンソウ)はベンケイソウ科キリンソウ属(マンネングサ属)の多年草である。
APG体系ではキリンソウ属(Phedimus)に変更されている。
北海道から四国かけて分布し、日当たりのよい岩場などに生える。
海外では、中国東北部やカムチャツカ半島にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根元付近の茎は地面を這う。
葉は肉厚の楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
鋸歯が葉先側半分にだけあるのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に星形をした小さな黄色い花がまとまってつく。
花弁は5枚で、先が尖る。
萼も5枚である。
雄しべは10本である。
雌しべは先が尖る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Phedimus はギリシャ語の「phaidimos(輝く)」からきている。同属のある種の葉の様子から名づけられたものと思われる。
種小名の kamtschaticus は「カムチャツカの」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Phedimus kamtschaticus(syn. Sedum kamtschaticum)

★星形の花は地面にへばりつき
 天の恵みの雫を受けて

エゾノキリンソウ090719a-l.jpg

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イブキトラノオ070804j-l.jpg

伊吹虎の尾(イブキトラノオ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
タデ属に分類されることもある。
北海道から九州にかけて広く分布し、山地の日当たりのよい草原などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
和名の由来は、伊吹山で発見され虎のしっぽに似た花穂をしていることからきている。
草丈は40センチから120センチくらいでである。
根際から生える葉は長い楕円形ないし披針形で、つけ根の部分がくさび形をしている。
茎につく葉は披針形で茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に長さ5センチから8センチくらいの花穂をつける。
花の色は白とピンクのものがある。
花には花弁はなく、萼が花弁状になって5つに裂ける。
雄しべは8本で、萼よりも長く伸びる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
長さ3ミリくらいの三稜形で、黒褐色の艶がある。
なお、伊吹山は岐阜県と滋賀県の境にある。
全山が石灰岩から成り、好石灰植物が豊富である。
また、山麓に信長が薬草園を開かせたことでも有名で、全山薬草の宝庫といわれてきた。
このような事情から伊吹山の名を冠した植物名が多い。
伊吹虎の尾(イブキトラノオ)も、根茎を用いて生薬の拳参(けんじん)がつくられる。
解毒、鎮咳、抗菌などの薬効がある。
属名の Bistorta はラテン語の「bis(二重)+tortus(捩れ)」に由来する。根茎の形をたとえたものである。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
亜種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
後の2枚は8月に伊吹山で撮った。
学名:Bistorta officinalis subsp. japonica

★真っ白な花穂が何だか精悍で
 伊吹虎ノ尾霊験あらたか

イブキトラノオ070804k-l.jpg

イブキトラノオ110810a-l.jpg

イブキトラノオ110810b-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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エゾイブキトラノオ100617d-l.jpg

蝦夷伊吹虎の尾(エゾイブキトラノオ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
北海道と本州の北部に分布し、海岸や山地の草原に生える。
草丈は80センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は卵状の披針形である。
伊吹虎の尾(イブキトラノオ)に比べると葉の幅が広く、つけ根の部分は翼となる。
茎につく葉は小さい。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円柱状の花序をつくり、白や淡い紅色の花をたくさんつける。
花には花弁はなく、萼が花弁状になって5つに裂ける。
雄しべは8本で、萼よりも長く伸びる。
伊吹虎の尾(イブキトラノオ)よりも花穂は長い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎を乾燥させたものを生薬で拳参(けんじん)といい、解毒、消腫などの薬効がある。
属名の Bistorta はラテン語の「bis(二重)+tortus(捩れ)」からきている。根茎の形から名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
亜種名の pacifica は「太平洋の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Bistorta officinalis subsp. pacifica

★区別せぬ見方もあると言うけれど
 やはりここでは名前を分けて

エゾイブキトラノオ100617c-l.jpg

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アオチドリ100618a-l.jpg

青千鳥(アオチドリ)はラン科アオチドリ属の多年草である。
別名を根室千鳥(ネムロチドリ)という。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、低地や山地の草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長い楕円形で3枚から5枚が互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は鞘になる。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花をたくさんつける。
唇弁は長さ1センチくらいで先が浅く3つに裂け、紅紫色を帯びる。
属名の Coeloglossum はギリシャ語の「coelos(空洞)+glossa(舌)」からきている。唇弁のつけ根の部分に凹みがあることから名づけられた。
種小名の viride は「緑色の」という意味である。
変種名の bracteatum は「苞葉のある」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Coeloglossum viride var. bracteatum

★名前すら知らなかったよ青千鳥
 見つけにくいがいつか野山で

アオチドリ100618b-l.jpg

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ホソバイワベンケイ070518b-l.jpg

細葉岩弁慶(ホソバイワベンケイ)はベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
和名の由来は、岩場でたくましく育ち、近縁種の岩弁慶(イワベンケイ)に比べて葉が細いことからきている。
また、岩弁慶(イワベンケイ)のように葉に白い粉をふかないことから青の岩弁慶(アオノイワベンケイ)の別名がある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体に肉厚の円柱形で、たくさんの茎が出て株立ち状となる。
密に生える葉は倒披針形で細長く、互い違いに生える(互生)。
葉の上部の縁には深いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があって、明るい緑色をしている。
開花時期は6月から8月である。
雌雄異株である。
雄株は茎先に淡い黄緑色の小さな花を密集させる。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは8本で、葯は黄橙色をしている。
雌株の花は花弁がなく緑色で、受精すると子房が赤く色づく。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Rhodiola はギリシャ語の「rhodon(バラ)」とラテン語の接尾辞「iola(小さい)」との合成語である。
種小名の ishidae は植物学者「石田文三郎さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Rhodiola ishidae

★小振りでも弁慶なれば仁王立ち
 寒風吹けど何のこれしき

ホソバイワベンケイ070518a-l.jpg

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ナガバイワシモツケ100617a-l.jpg

長葉岩下野(ナガバイワシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
分類上は、岩下野(イワシモツケ)の品種の1つとされる。
基本種は本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場に生える。
本種の分布ははっきりしない。
基本種との違いは、葉が倒披針形になることである。
基本種と区別しない考え方もある。
樹高は50センチから100センチくらいである。
開花時期は5月から7月である。
枝先に花径1センチに見たいない白い5弁花を散房状につける。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
品種名の oblanceolata は「逆披針形の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea niopponica f. oblanceolata

★なかなかに見られぬ花がまた一つ
 葉っぱの違いよく見てみよう

ナガバイワシモツケ100617b-l.jpg

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ベニバナヒョウタンボク100617c-l.jpg

紅花瓢箪木(ベニバナヒョウタンボク)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道に分布し、低地や山地の林の中に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長さ1、2センチの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には毛はなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
花冠は唇形で、花の色は紅紫色である。
花は葉の脇に2輪ずつ並んでつく。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、2つが合着して瓢箪形になる。
属名の Lonicera はドイツ人の植物学者「ロニツァー(Adam Lonitzer, 1528-1586)さん」の名からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
実の写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Lonicera sachalinensis

★紅花がチャーミングだね瓢箪木
 北に咲く花変わっているよ

ベニバナヒョウタンボク100617a-l.jpg

ベニバナヒョウタンボク110712b-l.jpg

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チシマアザミ100617a-l.jpg

千島薊(チシマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
別名を蝦夷薊(エゾアザミ)という。
北方領土を含む北海道に分布し、平地から亜高山にかけての草地や林の中に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ半島、千島列島、アリューシャン列島にも分布する。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
根際から生える葉は開花時期には枯れる。
茎につく葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は変異が多く、全縁のものから羽状に深く裂けるものまである。
葉の縁には鋭い棘がある。
開花時期は7月から9月である。
花(頭花)は直径4センチから5センチの淡い紅紫色をした筒状花で、横向きないし下向きにつく。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は球状の釣鐘形で、くも毛がある。
総苞片は披針形ないし線形で、反り返る。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「豊麗」である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の kamtschaticum は「カムチャツカの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Cirsium kamtschaticum

★背が高く花までなかなか届かない
 北の大地の巨大な薊

チシマアザミ100617b-l.jpg

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アクイレギア・クリサンタ100617a-l.jpg

アクイレギア・クリサンタはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地はカナダ、アメリカ合衆国、メキシコである。
英名はゴールデン・コロンバイン(golden columbine)である。
コロンバインはオダマキの仲間のことである。
和名は黄花苧環(キバナオダマキ)という。
草丈は40センチから60センチである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は3つに切れ込む。
開花時期は5月から6月である。
花径が4センチくらいで、長さ6センチくらいの距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)のある黄色い花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚、雄しべはたくさんあり、いずれも黄色い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の chrysantha は「黄色の花の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aquilegia chrysantha

★カナダにも咲いているんだこの花は
 アメリカ南部と書かれているが

アクイレギア・クリサンタ100617b-l.jpg

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ダイコンソウ110810a-l.jpg

大根草(ダイコンソウ)はバラ科ダイコンソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や道ばたに生える。
海外では朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎は直立をし、上部でよく枝分かれをする。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
頂小葉が大形である。
茎葉は卵形で3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
茎と葉には粗い毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
花径10ミリから20ミリくらいの黄色い花を疎らにつける。
花弁は5枚で、花弁の形は円形である。
萼片も5枚である。
萼片の間には5枚の副萼片がある。
雄しべと雌しべはたくさんある。
雌しべの花柱は先が鉤状に曲がり、花の後まで残る。
花の後にできる集合果は球形である。
大大根草(オオダイコンソウ)のほうは楕円形である。
根際から生える葉が「大根」の葉に似ているというのが和名の由来である。
全草を乾燥させたものを生薬の水楊梅(すいようばい)といい、利尿薬、止瀉薬とされる。
花言葉は「前途洋々」である。
属名の Geum はラテン語の「geuo(美味)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Geum japonicum

★草むらにきらり輝く黄金色
 大根草はムードたたえて

ダイコンソウ110810c-l.jpg

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黒実木苺(クロミキイチゴ)

クロミキイチゴ100617a-l.jpg

黒実木苺(クロミキイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
英名はアレゲニーブラックベリー(Alleghany blackberry)ないしブラックラズベリー(black raspberry)という。
広い意味でブラックベリーと呼ばれるものの1つである。
栽培逸出したものが北海道、滋賀県、愛媛県で野生化している。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
花径25ミリくらいの白い花を総状につける。
小果が集まって黒く熟する。
キイチゴ状果(集合核果) と呼んでいる。
実はソースやジャム、リキュールなどに用いられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の allegheniensis は「アレゲニー山(Allegheny:北アメリカ)の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rubus allegheniensis

★大きくてとても目だった花が咲く
 実も見てみたい黒実木苺

クロミキイチゴ100617b-l.jpg

クロミキイチゴ110712a-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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イワベンケイ070518c-l.jpg

岩弁慶(イワベンケイ)はベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山や海岸の岩場に生える。
海外では、中国の東北部、サハリンやヨーロッパなど北半球の温帯、冷帯、高山帯に分布する。
和名の由来は、岩場でたくましく育つ様子を「弁慶」にたとえたものである。
岩麒麟草(イワキリンソウ)の別名もある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体に肉厚で、たくさんの茎が出て株立ち状となる。
密に生える葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は白っぽく、粉をふいたように見える。
開花時期は6月から8月である。
雌雄異株である。
雄株は茎先に淡い黄色の小さな花を密集させる。
小花の花弁は4枚ないし5枚で、細長い。
雌株の花は花弁がなく緑色で、受精すると子房が赤く色づく。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する) である。
属名の Rhodiola はギリシャ語の「rhodon(バラ)」とラテン語の接尾辞「iola(小さい)」との合成語である。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Rhodiola rosea

★岩場でも海の傍でも平気だよ
 岩弁慶は逞しい花

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2013/08/19改訂

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アケボノフウロ090419a-l.jpg

曙風露(アケボノフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからコーカサスにかけた一帯である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は腎臓形で、つけ根の部分まで深く7つに裂ける。
開花時期は4月から7月である。
種小名の sanguineum は「血紅色の」を意味し、基本種の花の色は濃い桃色である。
しかし、花の色は白、青紫色、赤紫色などのものもある。
花径は4センチくらいで、5枚の花びらには濃い色の筋が入る。
さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)
学名のゲラニウム・サングイネウムでも流通している。
花言葉は「変わらぬ信頼」「陽気」である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の sanguineum は「血のように赤い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Geranium sanguineum

★桃色の花びらそっとなびかせて
 誰を待つのか曙風露
☆ハート型花びら寄せて星ひとつ
 君にあげたい曙風露

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