2010年6月アーカイブ

タイプ・ペンステモン100617a-l.jpg

タイプ・ペンステモン(type penstemon)はゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
イワブクロ属は北アメリカに200種以上が生育する。
本種はカナダから合衆国にかけて東海岸に分布する。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
和名は姫岩袋(ヒメイワブクロ)である。
学名からペンステモン・ヒルスツス・ピグマエウスとする場合もある。
草丈は15センチから25センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色はくすんだ緑色である。
開花時期は6月から7月である。
花の色は紅紫色を帯びた白で、花の形は唇形である。
花冠は細長い筒状で、先が唇状に2つに裂ける。
さらに上唇は2つに、下唇は3つに裂ける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5つ)+stemon(雄しべ)」からきている。雄しべは実際には4本しかないが、目立つ仮雄しべを含めて5本と見て名づけられた。
種小名の hirsutus は「粗い毛のある」という意味である。
変種名の pygmaeus は「ごく小さい」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Penstemon hirsutus var. pygmaeus

★筒形の花が可愛くぶら下がる
 カナダから来た姫岩袋

タイプ・ペンステモン100617b-l.jpg

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ツルニチニチソウ090405a-l.jpg

蔓日日草(ツルニチニチソウ)はキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
現在では、北海道から沖縄にかけて逸出したものが野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は10センチから60センチくらいである。
蔓性で地面を這って伸びる。
葉や花のつく茎は直立する。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚で艶がある。
開花期は4月から7月である。
茎の先につける5弁花は、プロペラのようである。
ただし、5枚の花びらは根元でくっついているので、正しくは合弁花である。
花の色は白いものや薄い紫やブルーが入っているものなどがある。
花の後にできる実は細長いさや状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
葉はよく茂るが、花つきは少ない。
花言葉は「幼馴染み」「朋友」である。
属名の Vinca はラテン語の「pervinca(同属の1種)」の省略形である。
種小名の major は「巨大な」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Vinca major

★瑠璃色のプロペラ回し春の空
 たゆたう夢に花はほころび
☆岩陰にプロペラ回す音楽し
 ビンカは枯れず天を目指して

ツルニチニチソウ090405b-l.jpg

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ツルマンネングサ080517c-l.jpg

蔓万年草(ツルマンネングサ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島と中国の東北部である。
日本へは古い時代に観賞用として渡来したものが逸出し、北海道から九州にかけて人里近くなどで野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体が無毛で多肉質である。
茎は紅色を帯びている。
花をつけない茎は長く地を這う。
葉はへら形で、普通は3枚が輪生する。
葉の色は淡い緑色ないし濃い黄緑色である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花径は15ミリくらいで、花弁は5枚である。
花弁は星形に横に開く。
萼片は5枚である。
雄しべは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は橙赤色である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
ただし、日本では普通は結実しない。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の sarmentosum は「蔓性の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Sedum sarmentosum

★葉を見れば3枚ずつが輪のように
 これでわかるね蔓万年草と

ツルマンネングサ080517d-l.jpg

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シコタンソウ100618c-l.jpg

色丹草(シコタンソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
和名の由来は、千島の色丹島で最初に発見されたことからきている。
草丈は3センチから12センチくらいである。
よく枝分かれをしてマット状に広がる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
葉の先は尖り、縁には剛毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径1センチくらいの白い5弁花を2、3輪つける。
花びらには黄色と紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の bronchialis は「咽喉の」という意味である。
亜種名の funstonii は「ファンストン(Funston)さんの」という意味である。
変種名の rebunshirensis は北海道の「礼文島の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis(syn. Saxifraga cherlerioides var. rebunshirensis)

★岩肌にぺたり貼りつき少しずつ
 縄張り広げ色丹草は

シコタンソウ100618b-l.jpg

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イワブクロ100618a-l.jpg

岩袋(イワブクロ)はゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
和名の由来は、岩間に生え、花冠の形が袋状であることからきている。
別名を樽前草(タルマイソウ)という。
北海道と本州の東北地方に分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地に生える。
海外では、シベリアにも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に長さ4センチくらいの淡い紅紫色をした釣鐘形の花を横向きに数輪つける。
花冠は上下に唇状に裂け、上の唇はさらに2つに、下の唇は3つに裂ける。
花冠の縁には長い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5つ)+stemon(雄しべ)」からきている。雄しべは実際には4本しかないが、目立つ仮雄しべを含めて5本と見て名づけられた。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Penstemon frutescens(syn. Pennellianthus frutescens)

★日本にも自生しているペンステモン
 花の姿はチャーミングだね

イワブクロ100618b-l.jpg

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オオダイコンソウ100618a-l.jpg

大大根草(オオダイコンソウ)はバラ科ダイコンソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地や山地の草原に生える。
海外では、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸に広く分布する。
和名の由来は、近縁種の大根草(ダイコンソウ)に似ていて大形であるところからきている。
「大根草」の名は、根際から生える葉が大根に似ていることからきている。
草丈は60センチから100センチくらいである。
全体に粗く長い毛がある。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
頂小葉(先につく小葉)は大きくて、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
側小葉(左右に並ぶ小葉)は3対から4対である。
茎につく葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
大根草(ダイコンソウ)に比べると、小葉の先端が尖っている。
開花時期は6月から9月である。
茎先に花径15ミリから20ミリの黄色い5弁花をつける。
花弁は落ちやすい。
花の後にできるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)の集合果は楕円形である。
大根草(ダイコンソウ)のほうは球形である。
属名の Geum はラテン語の「geuo(美味)」からきている。
種小名の aleppicum は「シリアのアレッポ産の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Geum aleppicum

★少しだけ大きな花が自慢だよ
 黄金の色で野を彩どって

オオダイコンソウ100618b-l.jpg

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ハマホタルブクロ080720a-l.jpg

浜蛍袋(ハマホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地は伊豆半島である。
伊豆下田市須崎で発見された。
特徴は、葉が厚くて艶があり、毛がほとんど生えていないことである。
分類上は、蛍袋(ホタルブクロ)の海岸型変種とされている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に長さ4センチから5センチの大きな釣鐘形の花を垂れ下げる。
花の色は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
変種名の litoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Campanula punctata var. litoralis

★交雑が進むというよこの花は
 名札によれば浜蛍袋

ハマホタルブクロ080720c-l.jpg

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ホタルブクロ090719a-l.jpg

うな垂れて蛍袋の片思い

蛍袋(ホタルブクロ)はキキョウ科ホタルブクロ属(カンパヌラ属)の多年草である。
カンパヌラ属は北半球を中心に500種以上が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
園芸的にはカンパニュラという英語風の読み方で流通している。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はホタルブクロ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭植えや鉢植えなどに利用される。
海外では、朝鮮半島や中国、ロシアにも分布している。
中国名は紫斑風鈴草(zi ban feng ling cao)という。
英名はスポッテッドベルフラワー(spotted bellflower)である。
単にベルフラワー(bell flower)とすると、広くカンパヌラ属を指す言葉になる。
和名の由来については、提灯の古名である火垂(ほたる)からきているなどの説がある。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は卵心形である。
開花時期には枯れる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎につく葉は上部へいくほど小さくなる。
下部では短い柄があり、上部では茎を抱く。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇に、長さ4、5センチの釣鐘形の花を下向きにつける。
花の色は、白から濃い紅紫色まである。
花冠の内側には濃い色の斑点がある。
萼片は5枚で、萼片の間に反り返る付属片があるのが本種の特徴である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「正義」「貞節」「愛らしさ」である。
俳句の季語は夏である。
7月24日の誕生花である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名と変種名の punctata は「斑点のある」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula punctata var. punctata

★うな垂れて蛍袋は物思い
 独りぽっちで咲くのが厭と
☆頷きて揺れる姿は愛らしく
 誰に聴かせる澄んだ音色を

ホタルブクロ090719b-l.jpg

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2013/08/15 改訂
2016/07/30 3訂

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ハママンネングサ090524a-l.jpg浜万年草(ハママンネングサ)はベンケイソウ科マンンネングサ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くの崖地やサンゴ礁石灰岩に生える。
海外では、台湾にも分布する。
別名を島万年草(シママンネングサ)、高砂万年草(タカサゴマンネングサ)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は多肉化して太く、赤みを帯びる。
よく枝分かれをする。
葉はへら形で、疎らに互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、艶がある。
葉の先は丸みを帯びる。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は斜めに開き、葉状の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の formosanum は「台湾の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sedum formosanum

★波洗う崖地に似合う姿して
 賑わい開く浜万年草

ハママンネングサ090524c-l.jpg

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エゾノチチコグサ100617a-l.jpg蝦夷の父子草(エゾノチチコグサ)はキク科エゾノチチコグサ属の多年草である。
北海道の礼文島と大雪、阿寒、知床各山系のみに分布し、高山の乾いた草地に生える。
海外では、北半球の高緯度地方に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから25センチくらいである。
茎には白い綿毛が生えている。
地下茎を横に伸ばし、先にロゼット葉ができて増える。
ロゼット葉はさじ形で、白い綿毛をかぶる。
茎につく葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
雌雄異株である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、桃色の花をつける。
花の色には濃淡があり、濃い紅色のものもある。
なお、花弁のように見えるのは総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
英名はキャッツフット(catsfoot)である。
花の姿がネコの足のように見えることからきている。
属名の Antennaria はギリシャ語の「antenna(触角)」からきている。長い冠毛が昆虫の触角に似ていることから名づけられた。
種小名の dioica は「雌雄異株の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は4月に太田市大光院での関東山野草展で撮った。
学名:Antennaria dioica

★地味だけど白い綿毛が個性的
 いかにもこれは高山の花

エゾノチチコグサ100617b-l.jpg

エゾノチチコグサ120429a-l.jpg

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チシマフウロ100617a-l.jpg

千島風露(チシマフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と本州北部の早池峰山、八甲田山に分布し、高山の草地や岩場に生える。
北海道では平地にも生育している。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アラスカなどにも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は直立し、上部でやや枝分かれする。
茎や葉の柄には下向きの毛(伏毛)が生えている。
葉は手のひら状に5つから7つに裂け、裂けた部分が更に切れ込む。
開花時期は6月から8月である。
茎先に花径3センチくらいの淡い紅紫色をした花をまばらにつける。
花びらは5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の白山風露(ハクサンフウロ)に比べて青みが強く、花全体が丸い。
なお、青みの更に強いものは十勝風露(トカチフウロ)と呼ばれる。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の erianthum は「軟毛の生えた花の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Geranium erianthum

★点々と青紫の火を灯し
 千島風露は瞬くように

チシマフウロ100617b-l.jpg

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エゾコウゾリナ100617a-l.jpg

蝦夷顔剃菜(エゾコウゾリナ)はキク科エゾコウゾリナ属の多年草である。
北海道の日高地方のアポイ岳が中心で、他に空知地方、上川地方と分布地は限定され、高山の蛇紋岩地に生える。
海抜500メートル以上の乾いた草原に多い。
海外では、ウスリー地方にも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は15センチから40センチくらいである。
普通は枝分かれをしない。
葉や茎には硬い毛がある。
根際から生える葉は幅広い倒披針形でロゼット状をしており、長さは6センチから16センチくらいである。
開花時期は6月から7月である。
茎先に黄色い花をつける。
舌状花(1枚1枚が雄しべ・雌しべをもつ花)からなる頭花の花径は3センチから4センチくらいである。
総苞は黒い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、固い毛を剃刀に見立てた(顔剃菜)もので、北海道に分布することから名づけられた。
属名の Hypochoeris はギリシャ語の「hypo(のため)+choeros(子豚)」からきている。
種小名の crepidioides は「crepidioides(フタマタタンポポ属)+oides(のような)」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Hypochaeris crepidioides

★この山の空気がとても好きだから
 咲き続けるのと蝦夷顔剃菜

エゾコウゾリナ100617b-l.jpg

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オオバオオヤマレンゲ100617a-l.jpg

はにかみを隠し大山蓮華咲く

大葉大山蓮華(オオバオオヤマレンゲ)はモクレン科モクレン属の落葉低木である。
園芸店で売られたり公園などに植栽されている大山蓮華(オオヤマレンゲ)は、この大葉大山蓮華(オオバオオヤマレンゲ)であるという。
日本特産の大山蓮華(オオヤマレンゲ)の自生地は奈良の大峰山系などに限られ、ここはユネスコ世界遺産にも登録されている。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)のほうは、平地で植栽をしてもなかなか成長をしないということだ。
大葉大山蓮華(オオバオオヤマレンゲ)は朝鮮半島や中国に分布している。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉には柄があり、卵形をしていて互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
花びらは6枚から9枚で純白である。
花径は5センチから7センチくらいで、やや下向きに咲く。
よい芳りがある。
実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)がたくさん集まった集合果で、オレンジ色に熟する。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)にくらべて少し葉が大きく、花の中心のある雄しべが赤いのが特徴である。
俳句では「大山蓮華」が夏の季語である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(Pierre Magnol, 1638-1715)さん」の名からきている。
種小名と亜種名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌の北大植物園で撮った。
学名:Magnolia sieboldii subsp. sieboldii

★純白に包まれ見せる紅の色
 俯き咲くは乙女のごとく

オオバオオヤマレンゲ100617b-l.jpg

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キリンソウ110810b-l.jpg覆われた鱗輝き麒麟草

麒麟草(キリンソウ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩場や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
太い根茎を持つ。
葉は肉厚の長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には葉先側にのみ鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、10輪から30輪の黄色い小さな花をつける。
花弁は5枚で先が尖る。
萼片も5枚、雄しべは10本で、雌しべの先は尖る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
もともとは「黄輪草」としていたようだが、牧野図鑑などでは「麒麟草」とされている。
俳句の季語は夏である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の aizoon は「常緑の」という意味である。
変種名の floribundum は「花の多い」という意味である。
なお、APG体系での属名はPhedimus(キリンソウ属)とされる。
写真は8月に伊吹山で撮った。
Sedum aizoon var. floribundum(syn. Phedimus aizoon var. floribundum)

★岩の上金の鱗に覆われて
 麒麟草這う山に涼風

キリンソウ110810c-l.jpg

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シュロソウ110810a-l.jpg

棕櫚草(シュロソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
別名を大棕櫚草(オオシュロソウ)ともいう。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国北部、シベリア東部にも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、茎の下部に集まってつく。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、暗い紫褐色をした花径1センチくらいの花をたくさんつける。
花序の上部には両性花、下部には雄花がつく。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、枯れた葉柄がシュロの毛のようになって残ることからきている。
属名の Veratrum はラテン語の「verator(予言者)」からきている。この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があり、北ヨーロッパに「くしゃみをしてから言うことは真実」ということわざがあるため。
種小名の maackii はロシアの分類学者「マーック(R. Maack)さんの」という意味である。
変種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Veratrum maackii var. japonicum

★目立たない色のマントに身をくるみ
 そっと拡げる精緻の世界

シュロソウ110810c-l.jpg

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シコタンハコベ110710d-l.jpg色丹繁縷(シコタンハコベ)はナデシコ科ハコベ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の岩場に生える。
海外では、サハリン、アムール地方、カムチャツカ半島などにも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は卵形ないし卵状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は白みがかっている。
開花時期は5月から6月である。
茎先に花びらが5枚の白い花をつける。
花びらは深く2つに裂けているので10枚のように見える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
また、繁縷(ハコベ)と比べて花びらは大きく、15ミリくらいある。
和名の由来は、千島列島の色丹島で最初に発見されたことからきている。
根室繁縷(ネムロハコベ)の別名もある。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」にちなむ。花の形が星形をしていることから名づけられた。
種小名の ruscifolia は「ナギイカダ属(Ruscus)のような葉の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
なお、写真が違うのではないかという意見をいただいたので、同じ株で撮った2枚を追加する。
いずれも6月に北大植物園で撮った。
学名:Stellaria ruscifolia

★北の地に足を踏み入れ見出した
 色丹繁縷花は大きく
 

シコタンハコベ110710c-l.jpg

シコタンハコベ100617c-l.jpg

シコタンハコベ100617d-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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マツバボタン090704a-l.jpg

松葉牡丹(マツバボタン)はスベリヒユ科スベリヒユ属(ポルチュラカ属)の一年草である。
ポルチュラカ属は世界の温帯から熱帯にかけて137種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの園芸品種が作出されている。
本種の原産地はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイである。
英名はローズモス(rose moss)、モスローズ(moss rose)などである。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培されている。
また、逸出したものが全国各地で野生化している。
例えば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
和名の由来は、葉が多肉質で「松」のように細く、花が「牡丹」に似るということからきている。
草丈は10センチくらいである。
茎は地を這って横に広がる。
葉は線状の披針形(笹の葉のような形)で、先は鋭く尖る。
葉は互い違いに生える(互生)が、茎先では輪生状となる。
開花時期は6月から9月である。
花の色には赤、桃色、白、黄色、橙色などがある。
花径は3センチから6センチくらいで、一重咲きのものと八重咲きのものがある。
一重咲きの場合の花弁数は5枚である。
花は一日花だが、次々と花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「無邪気」「可憐」である。
8月21日の誕生花である。
属名の Portulaca はラテン語の「porta(入口)の縮小形である portula」からきている。果実は熟すと蓋がとれて口が開くことから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Portulaca grandiflora(異名:Portulaca pilosa subsp. grandiflora)

★むせ返る夏の陽射しも友にして
 色も鮮やか松葉牡丹は
☆夏の日の燃える思いはその花に
 松葉牡丹の色とりどりに

マツバボタン090704b-l.jpg

マツバボタン090704c-l.jpg

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アンミ・マユス080622d-l.jpg

アンミ・マユスはセリ科ドクゼリモドキ属(アンミ属)の一年草である。
アンミ属は3種から6種が知られている。
本種が代表種で和名を毒芹擬き(ドクゼリモドキ)といい、属名の和名もドクゼリモドキ属という。
本種の原産地は地中海沿岸地方(北アフリカ、アゾレス諸島、マデイラ諸島、カナリア諸島、南ヨーロッパ)から西アジアにかけてである。
観賞用や食用、薬用として、世界各地で広く栽培されている。
毒芹擬き(ドクゼリモドキ)という和名はちょっと気の毒な名である。
毒芹(ドクゼリ)には猛毒があるが本種に毒性はない。
流通名はホワイトレースフラワーである。
これは和製英語である。
英名はビショップズフラワー(bishop's flower)などである。
bishop は司祭のことである。
庭植えされるほか切り花やドライフラワーとして利用される。
栽培逸出したものが世界各地で野生化しており、日本でも関東地方以西と四国で野生化している。
草丈は30センチから150センチくらいである。
葉は1回から3回の3出複葉(三つ葉)である。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径4ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、先が内側に曲がる。
花の後にできる実は円柱形の分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックで構成される。
エジプトでは13世紀から白斑症の治療に使われてきたという。
また、利尿剤ともされる薬用植物である。
花言葉は「可憐な心」である。
属名の Ammi はギリシャ語の「ammos (砂)」からきている。散形花序を表現する言葉である。
種小名の majus は「巨大な」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ammi majus

★柔らかな花の姿が愛される
 アンミ・マユスは実は薬草
☆宙に浮くレースの花は愛らしく
 乙女心は風に揺られて

アンミ・マユス080622c-l.jpg

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タイトゴメ070602b-l.jpg大唐米(タイトゴメ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
「大唐米」というのは高知県柏島の方言で、あまり上等ではない米のことだそうである。
多肉質で米粒状をした葉の様子をたとえたものと考えられている。
草丈は5センチから12センチくらいである。
茎は多肉質で、枝分かれをしながら岩上を這って伸び、先のほうで立ち上がる。
葉も多肉質で、米粒状の円柱形をしており、互い違いに生える(互生)。
葉の色は通常は緑色だが、赤味を帯びるものもある。
開花時期は5月から7月である。
花は花径1センチくらいの黄色い5弁花で、茎の上部に密生してつく。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
亜種名の oryzifolium は「イネ属(Oryza)のような葉の」という意味である。
写真は6月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Sedum japonicum subsp. oryzifolium

★めずらしい名前の由来紐解けば
 これが葉っぱと笑みのこぼれて

タイトゴメ070602d-l.jpg

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ミヤマキンポウゲ100618d-l.jpg

深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や岩礫地に生える。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎には上向きの毛が生える。
葉は濃い緑色で艶がある。
根元から生える葉は大きく3つに裂け、さらに細かく切れ目が入る。
茎につく葉は小さく、3つから5つに裂ける。
自生地での開花時期は7月から8月である。
茎先で枝分かれして、鮮やかな黄色い5弁花を咲かせる。
花びらには丸みがあり、艶がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の acris は「先の尖った」という意味である。
変種名の nipponicus は「日本の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Ranunculus acris var. nipponicus

★鮮やかな黄金の色に煌いて
 群れなし咲くや深山金鳳花

ミヤマキンポウゲ100618c-l.jpg

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マムシグサ060422a-l.jpg

蝮草(マムシグサ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、明るい林の中や谷沿いのやや湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎(偽茎)の途中からは2枚の葉が横に広がる。
茎には紫褐色の斑点がある。
この模様を蝮(マムシ)の銭形模様に見立てたのが和名の由来である。
なお、筒状の葉が重なって花茎を巻いていて、茎のように見える部分を偽茎という。
葉は7枚から15枚の小葉で構成される。
葉脈は網目状になっている。
開花時期は4月から6月である。
2つの葉の間から筒状の柄が伸び、先に仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ばれるものをつける。
仏炎苞は淡い紫色ないし淡い緑色で、縦に白い筋が入る。
雌雄異株である。
雄株には暗い紫色をした2、3個の葯を持つ雄花がたくさんつく。
雌株には棍棒のような穂軸の下に緑色の子房のある雌花がたくさんつく。
花の後、雌花には小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果がつき、秋には真っ赤に熟する。
根茎を干したものを生薬の天南星(てんなんしょう)といい、去痰、鎮痙の薬効がある。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Arisaema japonicum(syn. Arisaema serratum)

★どことなく異形なりしや蝮草
 遭遇すれば背筋の寒く

マムシグサ060422b-l.jpg

マムシグサ080813c-l.jpg

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ヒマラヤハシドイ100617a-l.jpg

ヒマラヤ丁香花(ヒマラヤハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地はヒマラヤ地方である。
ネパールからアフガニスタンにかけて標高2100メートルから3600メートルの地域に生える。
英名はヒマラヤンライラック(Himalayan lilac)である。
樹高は2メートルから5メートルである。
葉は長さ6センチから10センチの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇からピラミッド状の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、藤色の筒状の花をつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の emodi はラテン語の「emodi montes(ヒマラヤ山脈)」からきている。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa emodi

★ヒマラヤに咲くライラックよい香り
 違いはどこと楽しみ増えて

ヒマラヤハシドイ100617b-l.jpg

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フタリシズカ100619a-l.jpg

二人静(フタリシズカ)はセンリョウ科センリョウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎の上部に2、3対の葉が向かい合って生える(対生)。
葉は長さ10センチくらいの卵形で、柄があり先が尖る。
縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花穂が枝分かれして2本になり、柄のない白い花が穂状にたくさんついて、下のほうから開花する。
花穂の本数は2本とは限らず、1本から5本と一定しない。
花には花弁も萼もなく、白い3本の雄しべが丸くなって雌しべを包んでいる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、濃い緑色に熟する。
和名の由来は、花の姿を静御前とその亡霊の舞い姿にたとえたものである。
属名の Chloranthus はギリシャ語の「chloros(黄緑)+anthos(花)」からきている。
種小名の serratus は「鋸歯のある」という意味である。
写真は6月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Chloranthus serratus

★ひっそりと舞いてみようか森の中
 二人静の衣は白く

フタリシズカ100619c-l.jpg

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ヒメフウロ110810a-l.jpg姫風露(ヒメフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の越年草である。
滋賀県の伊吹山、岐阜県、三重県、徳島県剣山などに分布し、石灰岩地に生える。
海外では、北半球の温帯や南アメリカに広く分布する。
日本に自生するものは遺存的に残っていると考えられるという。
ただし、都市部で国外から入ったものが帰化している例が多数報告されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎や葉には細かな毛が生えている。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は向かい合って生える(対生)。
葉は深く3つに裂け、小葉はさらに1、2回羽状に深く裂ける。
開花時期は5月から8月である。
葉の脇から細長い柄を出し、先に紅色の小さな花1、2輪ずつつける。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花びらは5枚である。
花びらには濃い紫色の筋が2本入る。
花の柄や萼片には毛が生えている。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を塩焼草(シオヤキソウ)という。
この名は、全体に特有の匂いがあり、この匂いが塩を焼いたときの匂いに似ているところからきている。
花言葉は「変わらぬ信頼」である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の robertianum は薬草としての効能を発見した「聖ロベルト(St. Robert)さんの」という意味である。
写真は8月に伊吹山で撮った。
学名:Geranium robertianum

★塩を焼く匂いを嗅いだことはある
 似ているそうよ変な気持ちね
☆姫とつく小さき花は苦笑い
 遠い日塩を焼く傍で咲き

ヒメフウロ110810b-l.jpg

ヒメフウロ110810d-l.jpg

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ルピナス

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ノボリフジ100617a-l.jpg

この思い天に届けと昇藤

ルピナスはマメ科ハウチワマメ属(ルピヌス属)の多年草である。
ルピヌス属は南北アメリカや地中海沿岸地方に200種以上が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
同属のルピヌス・ペレンニス(Lupinus perennis)に羽団扇豆(ハウチワマメ)の和名があり、属名の和名はハウチワマメ属という。
「羽団扇豆」というのは根際から生える手のひら状の葉の様子をたとえたものである。
ルピナスの名は属名を英語風に読んだもので、同属の総称としても用いられている。
英名はルピナスではなくルーピン(Lupin)という。
日本へは大正時代に渡来した。
本種の原産地は北アメリカで、西部に分布する。
YListでは和名を多葉羽団扇豆(タヨウハウチワマメ)としている。
北海道では逸出したものの帰化が進んでいる。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は団扇のような形をした手のひら状の複葉で、10枚くらいの小さな葉が集まって1セットになっている。
開花時期は5月から8月である。
茎先に蝶形をした小さな花を群生させる。
花の色は白、赤、ピンク、黄、紫、オレンジなど多彩である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「空想」「母性愛」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Lupinus はラテン語の「lupus(オオカミ)」からきている。どんな土地にも育つ逞しさから名づけられたものである。
種小名の polyphyllus は「多葉の」という意味である。
花の写真は6月に北大植物園で撮った。
実の写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Lupinus polyphyllus

★するすると天を目指すか昇藤
 色とりどりの花美しく
☆どこまでも天の頂目指すよに
 色とりどりの想い咲かせて

ノボリフジ100617b-l.jpg

ノボリフジ110710a-l.jpg

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エゾゼンテイカ100617c-l.jpg

蝦夷禅庭花(エゾゼンテイカ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
別名を蝦夷萓草(エゾカンゾウ)という。
禅庭花(ゼンテイカ)については、自生する地域で種を区別する説と一括りにしようとする説がある。
分けていくと、蝦夷禅庭花(エゾゼンテイカ)のほかに日光黄萓(ニッコウキスゲ)、武蔵野黄萓(ムサシノキスゲ)、飛島萓草(トビシマカンゾウ)などに分類されていく。
この花は北大植物園で撮ったが、北大でも「植物園だより」では「最近は同じ種とすることが多いようです」と記述し、最近のラベルでは「ゼンテイカ」と「エゾカンゾウ」を併記している。
東大の小石川植物園では、種を分けたものを並べて植栽していて、これは観察をしているのであろうか。
ともあれ、ここでは固有種として記述する。
蝦夷禅庭花(エゾゼンテイカ)は北海道に分布し、湿地や海岸の草原に生える。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は長さが60センチから70センチ、幅が16ミリから20ミリと細長く、弓形に曲がって垂れる。
開花時期は6月から7月である。
茎先に橙色で先がわずかに反り返った花径7センチから10センチくらいのラッパ状の花を3輪から10輪くらいつける。
花びらが6枚あるように見えるが、花びらは内側の3枚だけで、外側の3枚は萼が変化したものである。
このように花弁と萼に見掛け上の違いがない場合は、それぞれを内花被、外花被と呼ぶ。
朝に開花し夕方にはしぼんでしまう一日花である。
蝦夷禅庭花(エゾゼンテイカ)は花柄が短く、花びらが厚いことで区別される。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の dumortieri はベルギーの植物学者「デュモルティエ(Barthelemy Charles Joseph Dumortier, 1797-1878)さんの」という意味である。
変種名の esculenta は「食用になる」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は6月に積丹半島の神威岬で撮った。
学名上は禅庭花(ゼンテイカ)と同一である。
学名:Hemerocallis dumortieri var. esculenta(syn. Hemerocallis middendorffii var. esculenta)

★陽射し浴びオレンジ色に煌いて
 神威岬に蝦夷禅庭花

エゾゼンテイカ100617b-l.jpg

エゾゼンテイカ060617a-l.jpg

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エゾキスゲ100618a-l.jpg

蝦夷黄萓(エゾキスゲ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、海岸に近い草地や砂丘に生える。
海外では、ロシア極東地方にも分布する。
本州に咲く黄萓(キスゲ)の近縁種である。
分類上は、満州黄萓(マンシュウキスゲ)の変種とされている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径7、8センチの漏斗状の黄色い花を数輪ずつつける。
花は葉よりも上につく。
花の色は淡い黄色で、雄しべも黄色い。
一日花で、黄萓(キスゲ)と同様に夕方咲き始めて翌日の午前中くらいまで開いている。
このため黄萓(キスゲ)には夕萓(ユウスゲ)の別名もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の lilioasphodelus は「Lilium(ユリ属)+Asphodelus(ツルボラン属)」からきている。
変種名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Hemerocallis lilioasphodelus var. yezoensis(syn. Hemerocallis flava var. yezoensis)

★透き通るレモンイエロー爽やかに
 蝦夷黄萓咲く空晴れ渡り

エゾキスゲ100618c-l.jpg

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シセンハシドイ100617c-l.jpg

四川丁香花(シセンハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地は中国の四川省である。
樹高は2メートルから4メートルである。
樹形はアーチ状で横に広がる。
開花時期は6月である。
葉の脇からピラミッド状の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、ピンクの花をつける。
花は甘い香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の komarowii はロシアの植物学者で極東の植物を研究した「コマロフ(Vladimir Leontiewitch Komarow, 1869-1945)さんの」という意味である。
亜種名の reflexa は「背曲した」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa komarowii subsp. reflexa

★花房の姿がとても艶やかで
 一際目立つ四川丁香花

シセンハシドイ100617b-l.jpg

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アマニュウ100617a-l.jpg

甘ニュウ(アマニュウ)はセリ科シシウド属の大形多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけてと鳥取県の大山、四国の石鎚山に分布し、平地や山地の草地に生える。
「ニュウ」はアイヌ語由来の言葉で、食用・薬用になるものにつけられた名称である。
茎に甘味があり食用になるというのが和名の由来である。
別名を丸葉蝦夷ニュウ(マルバエゾニュウ)という。
小葉が幅の広い卵形であることからきた名である。
草丈は2メートルに達する。
茎や葉には毛は生えていない。
葉は1-2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となることもある。
小葉は幅の広い卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄のつけ根の部分は膨れて鞘状となる。
開花時期は6月から8月である。
茎先に大きな複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花序径は10センチから25センチくらいある。
花の柄のつけ根には小総苞片がつく。
近縁種の猪独活(シシウド)はこの小総苞片がなく、また葉に毛が生える。
花の後にできる実は円柱形の分果(複数の子房からできた果実)で、翼がある。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の edulis は「食用の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Angelica edulis

★大きさに圧倒されて葉っぱなど
 なかなか見られぬまだまだ甘い

アマニュウ100617b-l.jpg

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チョウセンキハギ070701c-l.jpg

朝鮮木萩(チョウセンキハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島の南部と中国の東部である。
日本でも、対馬の北部に自生するものがある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、2列に互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い卵形である。
開花時期は5月から7月である。
紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のため。
種小名の maximowiczii はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんの」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Lespedeza maximowiczii

★ちんまりと紅紫に梢染め
 大陸の花朝鮮木萩

チョウセンキハギ070701b-l.jpg

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ミヤマアズマギク100618a-l.jpg

深山東菊(ミヤマアズマギク)はキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山帯から高山帯の礫地や草地に生える。
本州では、早池峰山、八幡平、男鹿半島、大白森山、野反、白馬山系などに分布する。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、カムチャツカ半島などにも分布する。
東菊(アズマギク)の高山型亜種である。
基本種に比べると全体の軟毛が少なく、草丈も低い。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉はへら形で、根際から生える葉が大きく、茎につく葉は小さい。
開花時期は6月から8月である。
花茎の先に花径3、4センチくらいの大輪の頭花が1つつく。
筒状花は黄色で、周りの舌状花は淡い紅紫色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である。
亜種名の glabratus は「やや滑らかな」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
3枚目は7月にアルプの里で撮った。
学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus

★山登りするではないが憧れる
 晴れた深山に咲くその姿

?ミヤマアズマギク100618b-l.jpg

ミヤマアズマギク100703b-l.jpg

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スカシタゴボウ100618a-l.jpg

透かし田牛蒡(スカシタゴボウ)はアブラナ科イヌガラシ属の越年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や畦などやや湿った場所に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
根際から生える葉は羽状に切れ込み、不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の間から田が透かして見えるというのが和名の由来である。
葉のつけ根の部分はやや茎を抱く。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をつける。
花径は3、4ミリと小さく、4弁花である。
花の後にできる実は円柱形のころりとした長角果である。
属名の Rorippa はこの植物のサクソンの古名「rorippen」からきている。
種小名の islandica は「アイスランドの」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Rorippa islandica

★小さくて撮ってみなけりゃわからない
 この実の形透かし田牛蒡

スカシタゴボウ100618b-l.jpg

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ズダヤクシュ100618a-l.jpg

喘息薬種(ズダヤクシュ)はユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中で湿り気の多い所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ヒマラヤにも分布する。
「ズダ」というのは長野県の方言で喘息のことであり、その薬になるというのが名の由来である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は浅く手のひら状に裂ける。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな鐘状の花を下向きにつける。
花弁のように見えるのは5枚の萼片である。
5枚の花弁は糸状で、萼片の間にある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tiarella はラテン語の「tiara(王冠)」の縮小形である。雌しべの形から名づけられた。
種小名の polyphylla は「多葉の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Tiarella polyphylla

★暗がりに浮かぶがごとき咲き出ずる
 喘息薬種は風に揺らめき

ズダヤクシュ100618b-l.jpg

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ヨツバハギ070701a-l.jpg

四つ葉萩(ヨツバハギ)はマメ科ソラマメ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、高原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は硬くて細長く、直立ないし斜上をする。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
1枚の葉は小葉2対から3対で構成される。
葉軸の先は巻き鬚となることが多い。
小葉は真ん中の幅が広い楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の蝶形の花をやや下向きにつける。
花は長さが10ミリから12ミリくらいで、咲き進むと青みが増す。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Vicia nipponica

★一目見て頷くほどでないけれど
 つい見たくなる葉っぱの形

ヨツバハギ070701b-l.jpg

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ウスゲハシドイ100617a-l.jpg

薄毛丁香花(ウスゲハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島と中国北部である。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は長さ10センチから15センチの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には毛の生えるものもある。
開花時期は6月である。
葉の脇からピラミッド状の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、藤色の花をつける。
花序は長さが10センチから15センチくらいある。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の velutina は「ベルベットのような」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa velutina

★日本語の名前を見てもよく似てて
 なかなか上手く見分けられない

ウスゲハシドイ100617b-l.jpg

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エゾノシロバナシモツケ070518d-l.jpg

蝦夷の白花下野(エゾノシロバナシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地の岩場や斜面に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長さ4センチから8センチの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となるのが特徴である。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に直径5センチくらいの散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を複数出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は6ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、9月ころ熟する。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の miyabei は北海道の植物研究者「宮部金吾(みやべきんご, 1860‐1951)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea miyabei

★真っ白な花の手毬を転々と
 つけて皐月の陽射しを浴びて

エゾノシロバナシモツケ070518b-l.jpg

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ジギタリス

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ジギタリス・プルプレア100617a-l.jpg

入り口はここと手招きジギタリス

ジギタリスはゴマノハグサ科ジギタリス属(ディギタリス属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)オオバコ科とされる。
ディギタリス属はヨーロッパ、北アフリカ、中央アジアなどに20種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もジギタリス属という。
なお、ジギタリスという呼称は属名を英語風に読んだものである。
かつては和名を狐の手袋(キツネノテブクロ)といったが、今は別名の扱いである。
これは英名のフォックスグローブ(fox glove)を和訳したものである。
学名からジギタリス・プルプレアで表示するものもある。
本種の原産地はヨーロッパである。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
現在では、花壇での路地植えや切り花として利用されている。
草丈は1メートルくらいである。
全草に腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
葉は卵形で、車軸状につく(輪生)。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色をした鐘形の花をたくさんつける。
花径は2センチから4センチくらいである。
花冠の内側には白い縁取りのある暗い紫色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
かつてはジギタリスの名で生薬として日本薬局方に記載されていたが、現在は削除されている。
全草が有毒で観賞用として栽培する場合も注意が必要である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「熱愛」である。
属名の Digitalis はラテン語の「digitus(手袋)」からきている。筒状の花冠が「人または妖精の手袋」と言われていたことから名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Digitalis purpurea

★どことなく謎秘めて咲くジギタリス
 御伽の国が手招くように
☆妖精の飛び交う姿似合うよに
 不思議な花は鈴なりに咲き

ジギタリス・プルプレア100617b-l.jpg

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ムラサキセンダイハギ100617c-l.jpg

紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)はマメ科ムラサキセンダイハギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では園芸植物として栽培されるほか、各地で野生化している。
草丈は70センチから120センチくらいである。
地下茎が這って伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の裏面には軟毛が生え、白っぽい。
開花時期は5月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Baptisia はギリシャ語の「bapto(染める)」からきている。
種小名の australis は「南方の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Baptisia australis

★うららかな千代萩の舞い姿
 一目見たしと足を運びて

ムラサキセンダイハギ100617b-l.jpg

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オダサムタンポポ100617c-l.jpg

小田寒蒲公英(オダサムタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
北海道の後志地方に分布し、羊蹄山など高山の草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリンなどにも分布する。
基準標本は渤海地方とされている。
「小田寒」というのは旧樺太南部にある地名である。
現在はフィルソボ(Firsovo)という。
別名を蝦夷富士蒲公英(エゾフジタンポポ)という。
「蝦夷富士」は自生地である羊蹄山の別名である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根は太い。
根際から生える葉は倒披針形である。
不揃いに羽状に裂け、つけ根のほうは細くなる。
葉の柄は紫色を帯びる。
開花時期は7月から8月である。
花径は4センチくらいある。
総苞外片は卵形で、小さな小角状突起がある。
また、上部に白い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の platypecidum の platy は「広い、大きい」の意味だが、pecidum がよくわからない。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Taraxacum platypecidum

★北方に異文化あるを感じつつ
 違いはどこと目を凝らし見て

オダサムタンポポ100617a-l.jpg

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エゾアカバナ100619a-l.jpg

蝦夷赤花(エゾアカバナ)はアカバナ科アカバナ属の多年草である。
北海道から東北地方の北部にかけて分布し、低地や山地の湿った草地や林の縁に生える。
海外では、ヨーロッパなどにも分布する。
草丈は20センチから70センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には鋭い不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先に花径10ミリくらいの淡い紅色の花をつける。
花弁は4枚で、先が浅く2つに裂ける。
萼片は4枚である。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で、先(柱頭)が4つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Epilobium はギリシャ語の「on(スミレ)+epi(上)+lobon(莢)」に由来する。スミレ色の花が長い子房の先に着くことを表したものである。
種小名の montanum は「山地に生える」という意味である。
写真は6月に札幌市の豊平公園で撮った。
学名:Epilobium montanum

★平地でもあなどれないよ北海道
 調べてみれば蝦夷赤花だ

エゾアカバナ100619b-l.jpg

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ヤクシマシソバタツナミ100501a-l.jpg

屋久島紫蘇葉立浪(ヤクシマシソバタツナミ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
屋久島の固有種で、標高1000メートルくらいのやや湿った林の中に生える。
別名を屋久島浪来(ヤクシマナミキ)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチである。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗くて低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に長さ15ミリくらいの青紫色をした筒状の花を数輪つける。
花はつけ根のほうでほぼ直角に曲がる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
基本種に比べると全体に小形で、葉の数が多い。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の kuromidakensis は「(屋久島の)黒味岳の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Scutellaria kuromidakensis

★屋久島の土地に合わせて変化した
 マリンブルーの花透き通り

ヤクシマシソバタツナミ100501b-l.jpg

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ハナニガナc-l.jpg

花苦菜(ハナニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、低山から高山にかけての草地や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布している。
分類上は、苦菜(ニガナ)の変種である白花苦菜(シロバナニガナ)の品種の1つとされている。
白花苦菜(シロバナニガナ)の黄花品種という位置づけである。
苦菜(ニガナ)の場合は舌状花が5枚から7枚だが、本種は7枚から12枚である。
草丈は40センチから70センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
本種は葉のつけ根の部分が茎を抱くのが特徴である。
開花時期は5月から7月である。
花径は2センチくらいあり大きい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
変種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
品種名の amplifolia は「茎を抱く葉のある」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Ixeris dentata var. albiflora f. amplifolia(=Ixeridium dentatum subsp. nipponicum var. albiflorum f. amplifolium)

★いろいろな種類があるよ苦菜には
 花びらの数数えてみよう

ハナニガナb-l.jpg

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オオヤマフスマ100618c-l.jpg

大山衾(オオヤマフスマ)はナデシコ科オオヤマフスマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草地や道端などに生える。
北半球の温帯に広く分布するが、遺存種(生きている化石)なので生存力が弱い。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
茎には細かい毛が生えている。
葉は長さ2センチくらいの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、先は丸い。
開花時期は6月から8月くらいである。
花径1センチくらいの白い花をつける。
花弁は5枚である。
萼片も5枚で、花弁の半分くらいの長さである。
花の中央部には10本の雄しべと少し太めの花柱(雌しべの一部)が3本ある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「衾」は夜具のことである。
大きな夜具ということになるが、蚤の衾(ノミノフスマ)との対比であろうか。
別名を姫誰袖草(ヒメタガソデソウ)という。
属名の Moehringia はドイツ人の医師で植物学者の「メーリンク(Paul Heinrich Gerhard Moehring, 1710-1792)さん」の名からきている。
種小名の lateriflora は「花が側生した」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Moehringia lateriflora

★生きている化石と呼ばれ今に生き
 草原飾る大山衾

オオヤマフスマ100618b-l.jpg

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リシリゲンゲ110711a-l.jpg

利尻紫雲英(リシリゲンゲ)はマメ科オヤマノエンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の利尻島、大雪山系、夕張山系などに分布し、高山の岩場や乾いた草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は幅の狭い楕円形である。
開花時期は6月から7月である。
淡い黄色の蝶形の花を総状につける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Oxytropis はギリシャ語の「oxys(鋭い)+tropis(竜骨弁)」からきている。
種小名の campestris は「原野に生える」という意味である。
亜種名の rishiriensis は「利尻島の」という意味である。
写真は7月に旭山動物園で撮った。
学名:Oxytropis campestris subsp. rishiriensis

★しっかりと咲いた姿を目にしたよ
 これで二度目さ君に逢うのは

リシリゲンゲ110711b-l.jpg

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サイハイラン100619c-l.jpg

采配蘭(サイハイラン)はラン科サイハイラン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、低地から山地にかけての林の中などに生える。
海外では、サハリン、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、1、2枚が地面に倒れてつく。
葉の長さは15センチから35センチくらいあり、先は尖る。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、葉脈は平行脈である。
葉は花が咲くと枯れる。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花を10輪から20輪くらいつける。
花は縦に並んでやや下向きにつき、あまり開かない。
唇弁は長さが3センチくらいあり、先が3つに裂ける。
脇の2枚の裂片は鮮やかな紅紫色をしている。
花の色は変化が多く、白褐色や緑色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名の由来は、花が垂れたようすが采配の形に似ていることからきている。
鱗茎はひび、あかぎれの薬として利用される。
属名の Cremastra はギリシャ語の「kremannymi(懸垂する)+astron(星)」からきている。星形の花が下向きに咲くことから名づけられた。
種小名の appendiculata は「附属物のある」という意味である。
写真は6月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Cremastra appendiculata

★采配を振っていよいよ花咲かす
 采配蘭の出陣間近

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コケイラン100619a-l.jpg

小恵蘭(コケイラン)はラン科コケイラン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、低地や山地のやや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、台湾、サハリン、カムチャツカ半島、ウスリー地方などにも分布する。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は細長い披針形で2枚生える。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの小さな花を10輪から30輪くらいつける。
花の色は黄褐色で、唇弁は白い。
唇弁はつけ根から3つに裂け、真ん中の裂片が大きい。
唇弁には紅紫色の斑点がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oreorchis は、ギリシャ語の「oreos(岩)+orchis(睾丸)」からきている。塊根の形を表したものである。
種小名の patens は「立ち上がるようにつく」という意味である。
写真は6月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Oreorchis patens

★じっとりと湿った草から首伸ばし
 咲くを見つけてあっと声上げ

コケイラン100619b-l.jpg

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2013/08/02改訂

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エゾノシジミバナ100617e-l.jpg

蝦夷の蜆花(エゾノシジミバナ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
原産地は岩手県である。
岩手県のレッドデータでDD(情報不足)とされている。
蜆花(シジミバナ)と雪柳(ユキヤナギ)の雑種ではないかと推定する学者もいる。
小蜆花(コシジミバナ)、渡島下野(オシマシモツケ)の別名がある。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の上部に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月である。
枝先に散房花序を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の faurieana は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846?1915)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea faurieana

★蝦夷の名がつくが蝦夷にはないのかな
 東北もまた古くは蝦夷だが

エゾノシジミバナ100617c-l.jpg

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オドリコソウ100619e-l.jpg

群れをなす踊子草は肌白く

踊子草(オドリコソウ)はシソ科オドリコソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、木陰の草むらや林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立した柔らかい四角柱状で、枝分かれをしない。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は縮れていて、皺が多い。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉には長い白い毛と短い腺毛(粘着物質を出す毛)がたくさん生える。
開花時期は4月から6月である。
葉の脇に輪生状に唇形をした花をつける。
花の色は淡い紫色のものもあるが、普通に見られるものは白い色をしている。
花の後にできる実は3稜のある分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、茎を取り巻いて咲く花の様子を笠をかぶった踊子に見立てたものである。
若葉は食用になる。
また、生薬名を野芝麻(やしま)といい中国では根が薬用になる。
花言葉は「陽気」「快活」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Lamium はギリシャ語の「laipos(のど)」 からきている。葉の筒が長くてのど状に見えることから名づけられた。
種小名の album は「白い」という意味である。
変種名の barbatum は「ひげの生えた、芒ある」という意味である。
写真は6月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Lamium album var. barbatum

★草むらで花びら揺れる密やかに
 小人のダンス楽しむように
☆分け入れば鈴の音響く踊子草
 小人になりて我も踊れり

オドリコソウ100619c-l.jpg

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イヌカミツレ100618a-l.jpg

犬カミツレ(イヌカミツレ)はキク科シカギク属の越年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは明治時代の中期に渡来し、北海道から九州にかけて点々と帰化している。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
海外では、北アメリカやオーストラリアにも侵入している。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎はほとんど無毛で、匂いはない。
葉は羽状に細かく切れ込む。
開花時期は6月から9月くらいである。
花径20ミリから35ミリくらいの白い舌状花をつける。
舌状花の数は15枚から20枚くらいである。
花の真ん中は半球形で黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Tripleurospermum はギリシャ語の「treis(3)+pleuron(肋骨)+sperma(種子)」からきている。
種小名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
亜種名の inodorum は「香りのない」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Tripleurospermum maritimum subsp. inodorum (=Matricaria inodora)

★雑草と思えぬような美しさ
 これが危険と苦笑いして

イヌカミツレ100618c-l.jpg

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コマツナギ090719b-l.jpg

色気なら負けませんわと駒繋ぎ

駒繋ぎ(コマツナギ)はマメ科コマツナギ属の落葉小低木である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい野原や川岸などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は50センチから90センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形である。
葉は夜になると閉じる。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色ないし白の蝶形をした花を開く。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、枝に馬を繋いでも切れないほどに丈夫だということからきている。
俳句の季語は夏である。
属名の Indigofera はラテン語の「indigo(藍)+fero(有する)」からきている。この属の1種から藍染の染料を採ることから名づけられた。
種小名の pseudo-tinctoria は「tinctoria種(タイワンコマツナギ)に似た」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Indigofera pseudo-tinctoria

★土の下頑固なまでに根を張って
 駒繋ぎなる名を冠せられ

コマツナギ090719c-l.jpg

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ウコンウツギ100617b-l.jpg

鬱金空木(ウコンウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から東北地方北部にかけて分布し、亜高山や高山の林の中や草地に生える。
海外では、サハリン、シベリアにも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先や葉の脇に淡い黄色の漏斗形の花を数輪ずつつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花冠の内側には橙色や赤褐色の斑点がある。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、 鬱金色(黄色)の花をつける空木(ウツギ)というところからきている。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Christian Ehrenfried Weigel, 1748-1831)さん」の名からきている。
種小名の middendorffiana はロシアの植物学者「ミッデンドルフ(Alexander von Middendorff, 1815-1894)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Weigela middendorffiana

★めずらしい鬱金の色が空木にも
 吸い寄せられてしばし見入って

ウコンウツギ100617a-l.jpg

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チョウセンキバナアツモリソウ100617a-l.jpg

朝鮮黄花敦盛草(チョウセンキバナアツモリソウ)はラン科アツモリソウ属の多年草である。
日本では秋田県の男鹿半島にのみ分布する。
海外では、中国、朝鮮半島、ロシア極東部にも分布し、冷帯や亜高山帯の草地や林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
また、「種の保存法」で「国内希少野生動植物種」に指定されている。
草丈は20センチくらいである。
葉は卵円形である。
開花時期は6月から8月である。
花径は2センチくらいである。
花の色は白く、赤い斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
キバナとされるのは、種としてはキバナノアツモリソウに含まれることからきている。
属名の Cypripedium はギリシャ語の「Cypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)」からきている。唇弁が大きく前へ突出して袋状となっているのを婦人用のスリッパにたとえた。
種小名の guttatum は「斑紋のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
同園では種子を人工的に発芽させて保存に取り組んでいる。
学名:Cypripedium guttatum

★出会うとは思えぬ花の姿見て
 疲れも忘れる夢のひと時

チョウセンキバナアツモリソウ100617b-l.jpg

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タイサンボク080614b-l.jpg

天を衝く泰山木の花香り

泰山木(タイサンボク)はモクレン科モクレン属の常緑高木である。
漢字では「大山木」とも書く。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来し、公園木などとされている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
幹は直立し、枝も葉も密に茂る。
樹皮は灰褐色で滑らかである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、長さ15センチから25センチ、幅5センチから10センチと大形である。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は暗い褐色でフェルトのように細かい毛が生えている。
葉の質は革質で、縁は裏側に反り返る。
開花時期は6月から7月である。
大輪のクリーム色の花で、ほどよい香りがある。
花径は50センチから60センチくらいあり、日本の樹木の花としては最大である。
花冠は杯状である。
普通は花弁が6枚、萼片が3枚あり、9枚の花びらがあるように見える。
ただし花弁の数は一定しておらず、9枚から12枚になることもある。
花冠の真ん中には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
花言葉は「壮麗」である。
俳句では「泰山木の花」が夏の季語である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(Pierre Magnol, 1638-1715)さん」の名からきている。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Magnolia grandiflora

★すくすくと伸びて彼岸へ繋がるや
 泰山木の花は香りて
☆鳥になり香り楽しむ夢の中
 泰山木の花は開きて

タイサンボク080614d-l.jpg

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ブッシュ・シンクフォイル100617c-l.jpg

ブッシュ・シンクフォイル(bush cinquefoil)はバラ科キジムシロ属の落葉低木である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
日本にも分布する金露梅(キンロバイ)の基本種である。
北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどに分布し、高山に生える。
学名では、ポテンティラ・フルティコサとなる。
樹高は30センチから120センチくらいである。
よく枝分かれをし、枝は直立する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長さ3センチくらいの細長い楕円形である。
1枚の葉は3枚から7枚の小葉で構成される。
開花時期は6月から10月くらいである。
初霜の降りるころまで開花を続ける。
花径3センチから5センチくらいの黄色い5弁花である。
花の色が白やオレンジ色の栽培品種もある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。同属の1種に強い薬効があったのでつけられた名である。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Potentilla fruticosa

★名札には違う名前が書かれても
 見分けどころはわからぬままに

ブッシュ・シンクフォイル100617b-l.jpg

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フランスギク100617a-l.jpg

フランス菊(フランスギク)はキク科フランスギク属の多年草である。
ヨーロッパ原産の帰化植物である。
江戸時代の末期に観賞用として渡来したものが北海道から本州にかけて野生化している。
元々寒冷地の種なので、日本では特に北海道に多い。
北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種) に選定されている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎はつけ根で枝分かれをし、粗い毛がある。
木質化はしない。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があるが、切れ込まない。
開花時期は6月から7月である。
頭花の花径は5センチくらいで白い色をしており、マーガレットとよく似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
交配種のシャスターデイジー(Leucanthemum x superbum)が花壇用の草花として普及している。
属名の Leucanthemum はギリシャ語の「leukos(白)+anthemon(花)」からきており、「白い花」を意味する。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Leucanthemum vulgare

★爽やかな高原の風よく似合う
 フランス菊の瞳輝き

フランスギク100617c-l.jpg

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テマリカンボク100617c-l.jpg

手毬肝木(テマリカンボク)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島である。
江戸時代に薬用樹として移入された。
北海道や東北地方などで、公園や庭園に植えられている。
肝木(カンボク)の品種の1つで、花序すべてが装飾花になったものである。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は円形ないし楕円形で、楓(カエデ)の葉のように浅く3つから5つに裂ける。
手毬型の花が咲くものには同属の大手毬(オオデマリ)があるが、こちらは葉が卵形で裂けないので区別できる。
開花時期は5月から7月である。
枝先に大きな白い花をつける。
結実はしない。
属名の Viburnum はこの属の1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の opulus はカンボクのラテン名である。
変種名の calvescens は「裸出状になる」という意味である。
品種名の sterile は「不妊の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Viburnum opulus var. calvescens f. sterile

★ぽんぽんがぐんと大きく野性的
 手毬肝木寒さに強く

テマリカンボク100617b-l.jpg

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タイワンコマツナギ090904b-l.jpg

台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)はマメ科コマツナギ属の常緑低木である。
別名を南蛮藍(ナンバンアイ)という。
原産地は東南アジアないし熱帯アフリカである。
藍染めの原料になる。
日本では沖縄に帰化している。
日本に自生する駒繋ぎ(コマツナギ)よりも大形である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は、長い楕円形である。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Indigofera はラテン語の「indigo(藍)+fero(有する)」からきている。この属の1種から藍染の染料を採ることから名づけられた。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Indigofera tinctoria

★藍染めに用いられたる歴史持つ
 南国の花に往時を偲び

タイワンコマツナギ090904a-l.jpg

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キンロバイ080511a-l.jpg

金露梅(キンロバイ)はバラ科キジムシロ属の落葉小低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の岩上に生える。
海外では、周北極地方に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は30センチから100センチくらいである。
樹皮は褐色で薄く、縦に裂ける。
よく枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉3枚から7枚で1枚の葉が構成される。
小葉の形は長い楕円形で、質は革質である。
葉の縁は裏面に巻き込む。
開花時期は6月から8月である。
上部の葉の脇に1輪から3輪の黄色い5弁花をつける。
花径は20ミリから25ミリくらいで、花びらの形は丸い。
萼片は5枚である。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の柄や萼片には白い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、梅に似た黄色い花を咲かせるところからきている。
白花種もあり、白露梅(ハクロバイ)ないし銀露梅(ギンロバイ)とよばれる。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
変種名の rigida は「堅い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Potentilla fruticosa var. rigida

★高山の冷気伝えて金露梅
 黄金の花を散らすがごとく

キンロバイ080511b-l.jpg

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ギンロバイ100617a-l.jpg

銀露梅(ギンロバイ)はバラ科キジムシロ属の落葉小低木である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国に分布し、高山の岩上に生える。
海外では、周北極地方に広く分布する。
別名を白露梅(ハクロバイ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は30センチから100センチくらいである。
樹皮は褐色で薄く、縦に裂ける。
よく枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉3枚から7枚で1枚の葉が構成される。
小葉の形は長い楕円形で、質は革質である。
葉の縁は裏面に巻き込む。
開花時期は6月から8月である。
上部の葉の脇に1輪から3輪の白い5弁花をつける。
花径は20ミリから25ミリくらいで、花びらの形は丸い。
萼片は5枚である。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の柄や萼片には白い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、梅に似た白い花を咲かせるところからきている。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
変種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla fruticosa var. leucantha

★高山の冷気伝えて銀露梅
 静かに咲けば暑さ忘れて

ギンロバイ100617b-l.jpg

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アナベル

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アナベル050702a-l.jpg

アナベル(Annabelle)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
原産地は北アメリカの東部地方である。
基本種は西洋紫陽花(セイヨウアジサイ)ないしアメリカ糊の木(アメリカノリノキ)と呼ばれる。
アナベルはその園芸品種である。
樹高は90センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
蕾の色は緑色で、花序は大きな手毬形になる。
一般に花と言われている部分は装飾花で、花びらのように見えるのは萼である。
花の色は緑がかった白から真っ白へと次第に変化する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「ひたむきな愛」である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の arborescens は「小高木の」という意味である。
品種名の Annabelle は「愛らしい」という意味で、女性名に用いられる。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Hydrangea arborescens 'Annabelle'

★真っ白な手毬のような花つけて
 アナベルが咲く梅雨の晴れ間に
☆ゆるやかに緑の花は純白へ
 両手一杯差し出すように

アナベル050702c-l.jpg

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アリセマ・サクサタイル090607e-l.jpg

アリサエマ・サクサティレはサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
種小名の読み方は「サクサタイル」とするものもある。
原産地は中国である。
四川省、雲南省に分布し、標高1800メートルから2800メートルの石灰岩地帯に生える。
草丈は50センチくらいである。
葉は鳥足状の複葉である。
開花時期は5月から6月である。
仏炎苞は白っぽい緑色で、付属体は濃い緑色で垂れ下がる。
英名はチャイニーズコブラリリー(Chinese cobra lily)である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の saxatile は「岩上に生える」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arisaema saxatile

★色白の美肌でそっと佇むに
 思わず知らずほうと溜め息

アリセマ・サクサタイル090607d-l.jpg

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ヒメジョオン100618a-l.jpg

姫女苑(ヒメジョオン)はキク科ムカシヨモギ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治維新前後に渡来した。
当初は柳葉姫菊(ヤナギバヒメギク)と名づけて珍重にされたらしい。
今日では日本全土の道端や野山に広がり、 亜高山帯にまで入り込んでいる。
日本生態学会が定めた日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は30センチから150センチくらいである。
茎には荒い毛が生える。
秋に芽生えてロゼット(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)を形成し、そのまま越冬して次の年の初夏から夏に花茎を伸ばして開花する。
根際から生える葉には長い柄があり、円形に近い。
開花するころには枯れ落ちてしまう。
茎につく葉は幅の狭い被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根は茎を抱かない。
開花時期は6月から10月である。
茎先に花径2センチくらいの花(頭花)をたくさんつける。
真ん中に黄色い筒状花があり、周りに白くて細い舌状花がつく。
舌状花は淡い紅紫色を帯びるものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「素朴」である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の annuus は「一年生の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Erigeron annuus

★道端が似合っていても姫女苑
 たくましいとは言わずが花と
☆道端を飾りて咲けし姫女苑
 母なるような優しさ秘めて

ヒメジョオン100618c-l.jpg

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2013/07/25改訂

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ハクサンシャクナゲ100617b-l.jpg

白山石楠花(ハクサンシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国の石鎚山などに分布し、亜高山帯の針葉樹林などに生える。
海外では、朝鮮半島の北部にも分布する。
和名の由来は、白山に多い「石楠花」というところからきている。
樹高は30センチから3メートルくらいである。
枝は太く円柱状をしている。
葉は細長い楕円形で、長さは5センチから15センチ、幅は2センチから5センチくらいである。
厚みがあって質も硬い。
表面は光沢があるが、裏面には褐色の細かい毛が密生している。
葉の周りはぎざぎざのない全縁で、裏面に巻き込んでいるのが特徴である。
葉の根元は円形ないし浅い心形で、近縁種の東石楠花(アズマシャクナゲ)と見分けるポイントになる。
開花時期は6月から7月である。
枝先に漏斗形をした花径3、4センチの花を5輪から20輪くらい集まってつける。
花冠の先は5つに裂ける。
蕾のころは濃いピンク色だが、次第に色は薄くなり、開花するころには白ないし淡い紅色となる。
花冠の内側には黄緑色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の brachycarpum は「短い果実の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rhododendron brachycarpum

★花びらのぶつぶつ模様気にかかる
 白山石楠花個性を見せて

ハクサンシャクナゲ100617a-l.jpg

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ニワフジ080914a-l.jpg

庭藤(ニワフジ)はマメ科コマツナギ属の落葉小低木である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、川沿いの岩場などに生える。
庭木ともされる。
海外では、台湾と中国にも分布する。
樹高は50センチから60センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、長さは2、3センチである。
開花時期は6月から7月である。
藤(フジ)のような花房をつけ、長さは10センチから20センチくらいになる。
紅紫色をした蝶形の花で、長さは1、2センチである。
白花の品種もある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
鉢物は岩藤(イワフジ)の名で流通している。
属名の Indigofera はラテン語の「indigo(藍)+fero(有する)」からきている。この属の1種から藍染の染料を採ることから名づけられた。
種小名の decora は「美しい」という意味である。
写真は9月に向島百花園で撮った。
学名:Indigofera decora

★首傾げ庭藤の花眺めれば
 梅雨の暑さもしばし忘れて

ニワフジ080914b-l.jpg

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フタマタタンポポ100618c-l.jpg

二股蒲公英(フタマタタンポポ)はキク科フタマタタンポポ属の多年草である。
一見すると普通の蒲公英(タンポポ)に似ているが、別の属に分類されている。
茎が中空ではない点が異なる。
近縁種には蝦夷高嶺苦菜(エゾタカネニガナ)や園芸種の桃色蒲公英(モモイロタンポポ)がある。
夕張山系、大雪山系、日高山系などに分布する北海道固有種である。
山地の岩礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎が二股に分かれるのが特徴だが、すべての茎が必ず分かれるわけではない。
根際から生える葉は細長い楕円形をしていて、蒲公英(タンポポ)と同じように羽状に裂ける。
葉に軟毛が生えているのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
たくさんの舌状花からなる黄色い頭花をつける。
茎の上部や総苞にも毛が生えている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepis はギリシャ語の「crepis(長靴)」からきている。
種小名の hokkaidoensis は「北海道の」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Crepis hokkaidoensis

★蒲公英とそっくりだけどあれ不思議
 二股蒲公英風にゆらゆら

フタマタタンポポ100618d-l.jpg

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コウリンタンポポ100617a-l.jpg紅輪蒲公英(コウリンタンポポ)はキク科ヤナギタンポポ属(コウリンタンポポ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代の中期に観賞用として渡来した。
北海道で広く野生化しているほか、本州の中部地方以北などに見られる。
特に道北に多いとのことで、戦後にサハリンから侵入したものと推定されている。
北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種)に選定されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎には黒っぽい毛が密生している。
葉は根際から出る葉と茎から出る葉がある。
寝際から生える葉はロゼット状となる。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
葉の形はへら状である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は丸い。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、10輪くらいの花(頭花)をつける。
花の色は赤橙色で、花径は20ミリから30ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
絵筆蒲公英(エフデタンポポ)、絵筆菊(エフデギク)などの別名がある。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(=鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。
種小名の aurantiacum は「黄色を帯びた橙色の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Hieracium aurantiacum(=Pilosella aurantiaca)

★舶来の派手なオレンジよく似合う
 紅輪蒲公英北の大地に

コウリンタンポポ100617b-l.jpg

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ザンセツソウ100501a-l.jpg

残雪草(ザンセツソウ)はキク科ザンセツソウ属の多年草である。
原産地はニュージーランドで、高山の砂礫地に生える。
日本でも山野草として流通している。
草丈は5センチくらいである。
苔のようにマット状に広がる。
葉は3ミリくらいの小さな円形で、白い毛に被われている。
夏に淡い黄色の小さな花をつけるが、あまり目立たない。
属名の Raoulia はフランス人の自然科学者「ラウル(Etienne Fiacre Louis Raoul, 1815-1852)さん」の名からきている。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Raoulia australis

★灰色の苔のごとくに拡がった
 姿にほうと驚きながら

ザンセツソウ100501b-l.jpg

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カルミア・ペパーミント080518c-l.jpg

カルミアはツツジ科カルミア属の常緑低木である。
原産地は北アメリカの東部である。
和名はアメリカ石楠花(アメリカシャクナゲ)という。
ペパーミント(Peppermint)はその園芸品種である。
基本種は花の色が白ないしピンクで、花冠の内側に濃い紅色の斑点、真ん中に折れ線のような筋が入る。
本種の場合は、喉の部分全体が星状に濃い紅色に染まる。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、艶がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、濃い紅色の花をたくさんつける。
花冠は先が浅く5つに裂けて、五角形の皿形になる。
花径は2センチくらいである。
雄しべは10本、雌しべは1本で、花冠から飛び出す。
萼片は5枚で、腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は5つの丸いでっぱりあるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kalmia はスウェーデンの植物学者「カルム(P. Kalm)さん」の名からきている。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
品種名の Peppermint は「ペパーミント」のことである。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Kalmia latifolia 'Peppermint'

★少しだけどぎついかしら我慢して
 ペパーミントは華麗に咲いて

カルミア・ペパーミント080518b-l.jpg

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エゾイヌナズナ070518a-l.jpg

蝦夷犬薺(エゾイヌナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸の岩場や高山の岩場に生える。
海外では、サハリンなどにも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状となる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に毛が生える。
茎につく葉は幅の広い楕円形で2枚から7枚くらいつく。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を5輪から20輪くらいつける。
花弁は4枚で、花弁の先はへこむ。
花の後につく実は長い楕円形の角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)で、ねじれているのが特徴である。
別名を白花の犬薺(シロバナノイヌナズナ)ともいう。
これは、犬薺(イヌナズナ)の花が黄色いのに対してつけられた名である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Draba borealis

★こんもりと株立ちをして白い花
 泡立つような蝦夷犬薺

エゾイヌナズナ070518b-l.jpg

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ヒロハクサフジ090524b-l.jpg

広葉草藤(ヒロハクサフジ)はマメ科ソラマメ属の蔓性多年草である。
別名を浜草藤(ハマクサフジ)という。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、海岸の草地に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
蔓性で草丈は50センチから150センチくらいである。
茎の断面は四角形で、毛が生えている。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
1枚の葉は小葉10枚から16枚で構成され、近縁種の草藤(クサフジ)よりも少ない。
小葉の形は楕円形で、草藤(クサフジ)よりも幅が広い。
小葉の両面に軟毛が生えており、先は丸く縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
表面の毛はやがておちる。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を直立させ、淡い紅紫色をした蝶形の花をつける。
花は一方向に向かってつく。
花の長さは15ミリくらいあり、草藤(クサフジ)よりも大きい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Vicia japonica

★この花が広葉草藤ふむふむと
 頷き見るが手ごわい相手

ヒロハクサフジ090524a-l.jpg

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サラガミネキキョウ120509a-l.jpg

皿ケ峰桔梗(サラガミネキキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
蛍袋(ホタルブクロ)と千島桔梗(チシマギキョウ)とを交配させて2004年に玉井忠幸さんによって作出された。
「皿ケ峰」というのは愛媛県にある山の名前で、育種された場所に因むという。
山野草として流通している。
草丈は15センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青紫色をした鐘形の花をつける。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の saragamine は「皿ケ峰」のことである。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展(湘南一草会)で撮った。
学名:Campanula x saragamine

★似ているが蛍袋と少しだけ
 様子の違う花に出会って

サラガミネキキョウ120509b-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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キミノトケイソウ080614a-l.jpg

黄実の時計草(キミノトケイソウ)はトケイソウ科トケイソウ属の蔓性常緑多年草である。
原産地は西インド諸島、南アメリカ北東部である。
和名の由来は、果皮が黄色いことからきている。
果実は食べられる。
英名はウォーターレモン(water lemon)である。
そこから水レモン(ミズレモン)の別名もある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から8月である。
花の姿は何とも個性的である。
垂れ下がる副花冠が電気の傘のように見える。
花径は10センチくらいある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の laurifolia「ゲッケイジュのような葉の」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Passiflora laurifolia

★時計草こんな姿もあるのかと
 ラベルを見ればおや別物だ

キミノトケイソウ080614b-l.jpg

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ステノカルプス・サリグヌス090607a-l.jpg

ステノカルプス・サリグヌスはヤマモガシ科ステノカルプス属の常緑高木である。
原産地はオーストラリアである。
東部のクイーンズランド州からニューサウスウェールズ州にかけて分布する。
自生地では樹高は30メートルに達する。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は夏である。
枝先に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、淡い黄緑色の花をつける。
花被片は10枚である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は莢状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Stenocarpus はギリシャ語の「steno(幅の狭い)+carpus(果実)」からきている。
種小名の salignus は「ヤナギのような」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stenocarpus salignus

★花の咲く姿はじめて見つけたと
 小躍りをするオーストラリア園

ステノカルプス・サリグヌス090607b-l.jpg

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ハクチョウゲ060527a-l.jpg

雨もよい花びら反らせ白丁花

白丁花(ハクチョウゲ)はアカネ科ハクチョウゲ属の常緑小低木である。
長崎県の西海市、平戸市に自生するものがある。
海外では、台湾、中国やインドシナ半島に自生している。
また、庭木として、花壇の縁取りや生け垣などによく使われる。
環境省のレッドリスト(2007)では、新たに「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録された。
樹高は1メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は小さな楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から7月である。
白または淡い紫色で花冠が5つに裂ける小さな花をたくさんつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
日本では結実しない。
和名の由来は、花がフトモモ科の丁子(チョウジ)に似て白いことからきている。
俳句の季語は夏である。
属名の Serissa はインドでの呼び名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Serissa japonica

★星型の白い花咲く白丁花
 香りにつられ庭を覗いて

ハクチョウゲ060527b-l.jpg

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チョウセンニワフジ080524c-l.jpg

朝鮮庭藤(チョウセンニワフジ)はマメ科コマツナギ属の落葉低木である。
大陸系の遺存植物である。
日本では九州の大分県、熊本県、長崎県に分布し、山地の林の中に稀に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は1メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色の蝶形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
駒繋ぎ(コマツナギ)は花穂を上向きにつけて花が咲き上るが、本種の花序は横向きで花は下向きにつく。
属名の Indigofera はラテン語の「indigo(藍)+fero(有する)」からきている。この属の1種から藍染の染料を採ることから名づけられた。
種小名の kirilowii はロシア人の植物採集家「キリロフ(I. V. Kirilow ,1800's)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Indigofera kirilowii

★絶滅の惧れの多いこの花を
 残し伝えん山の中にも

チョウセンニワフジ080524d-l.jpg

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カルミア

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カルミア090524d-l.jpg

カルミアはツツジ科カルミア属の常緑低木である。
原産地は北アメリカの東部である。
和名はアメリカ石楠花(アメリカシャクナゲ)という。
東京都がアメリカへ贈ったサクラの返礼として、日本へは昭和4年に渡来した。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で、艶がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白ないし淡い紅色の花をたくさんつける。
蕾は「金平糖」のような形である。
花冠は先が浅く5つに裂けて、五角形の皿形になる。
花冠の内側に濃い紅色の斑点、真ん中に折れ線のような筋が入る。
花径は2センチくらいである。
雄しべは10本、雌しべは1本で、花冠から飛び出す。
萼片は5枚で、腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は5つの丸いでっぱりあるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「優美な女性」である。
属名の Kalmia はスウェーデンの植物学者「カルム(Pehr Kalm, 1716-1779)さん」の名からきている。
種小名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Kalmia latifolia

★鈴なりの鐘をいっぱいぶら提げた
 カルミアの音のさざめくばかり
☆金平糖溢れんばかりに枝につけ
 咲くはレースの日傘のごとく

カルミア090524b-l.jpg

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ハコネウツギ100605a-l.jpg

箱根空木(ハコネウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道南部から九州にかけて分布し、海岸近くに生える。
また、庭木ともされる。
箱根の名がつくが、箱根に自生するものは少ない。
「空木」というのは中空の枝のことを言う。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える。
葉の先は尾状に尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇にラッパ形で先が5つに裂けた花を1輪から3輪くらいずつつける。
花の色ははじめは白で、それが薄いピンクから紅色へと変化する。
ただし、白花のものやはじめからピンクのものもある。
花冠のつけ根には棍棒状の蜜腺がある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Christian Ehrenfried Weigel, 1748-1831)さん」の名からきている。
種小名の coraeensis は「高麗(朝鮮)の」という意味である。
日本固有種なので誤認されたのであろうか。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Weigela coraeensis

★白花がやがてピンクに頬染めて
 箱根空木は可憐な姿

ハコネウツギ100605b-l.jpg

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ハナウド100605a-l.jpg

花独活(ハナウド)はセリ科ハナウド属の大形多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
茎は太く中空で、草丈は1メートルくらいになる。
葉は3枚から7枚の小葉からなり、互い違いに生える(互生)。
左右に切れ込みがある三角形や楕円形の葉が組み合わさる。
開花時期は5月から6月である。
たくさんの柄に分かれ、その先に5枚の白い花びらをつける。
それが20個から30個集まって傘形になる。
外側の花が大きく、内側の花が小さい。
外側の花びらの先は2つに裂ける。
このような花序を複散形花序といい、セリ科特有のものである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、ウコギ科の独活(ウド)に似ていて花が大きく美しいことからきている。
若い葉や茎は食べられるが、あまりおいしくはないらしい。
近縁種に大花独活(オオハナウド)がある。
こちらのほうは、北海道から本州の近畿地方にかけて分布している。
属名の Heracleum はギリシャ神の「ヘラクレス(Hercules)」にちなむ。最も薬効が高いとして名づけられた。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Heracleum nipponicum

★花独活と呼ばれてみるも恥ずかしい
 野が似合うからそっとしといて

ハナウド100605b-l.jpg

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クモキリソウ090607c-l.jpg

雲切草(クモキリソウ)はラン科クモキリソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来については、「蜘蛛に似ている」や「霧のかかるような場所に生える」などがあるが定説とされるものはない。
草丈は15センチから25センチくらいである。
根際から長い楕円形の葉が2枚生える。
葉の縁は細かく波打つ。
開花時期は6月から7月である。
直径8ミリから10ミリくらいの淡い緑色をした花を総状につける。
花の色は紫色を帯びたものもある。
萼片や側花弁は細い線形である。
唇弁は下に反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Liparis はギリシャ語の「liparos(輝く)」からきている。滑らかで艶のある葉を持つことから名づけられた。
種小名の kumokiri は日本語の「クモキリ」からきている。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Liparis kumokiri

★比較的数多く咲く雲切草
 目立たぬけれど奇妙な姿

クモキリソウ090607b-l.jpg

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オクナセルラータ070602a-l.jpg

オクナ・セルラータはオクナ科オクナ属の常緑低木である。
原産地は南アフリカで、海岸近くの林の中や草地に生える。
実の形から英名をミッキーマウス・プラント(Mickey-Mouse plant)という。
そこから「ミッキーマウスの木」という流通名がある。
樹高は80センチから150センチくらいである。
幹には凸凹がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から9月である。
暖地では周年開花をする。
花径は3センチくらいの黄色い5弁花をつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は、核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
初めは萼が黄緑色で実は緑色である。
やがて熟すと、萼は反り返って赤くなり、実は黒くなる。
その姿がミッキーマウスを連想させる。
属名の Ochna はギリシャ語の「ochne(野生のナシ)」からきている。
種小名の serrulata は「細かい鋸歯のある」という意味である。
花の写真は6月に富山県の氷見海浜植物園で撮った。
実の写真は5月に箱根強羅公園で撮った。
学名:Ochna serrulata

★造形の不思議感じるその姿
 ミッキーマウスの木かなるほどと

ミッキーマウスの木050501a-l.jpg

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オオバナミミナグサ070602b-l.jpg

大花耳菜草(オオバナミミナグサ)はナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
大花の耳菜草(オオバナノミミナグサ)ともいう。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、海岸沿いの草地や岩礫地に生える。
海外では、千島列島、アリューシャン列島からアラスカにかけても分布する。
草丈は15センチから60センチくらいである。
葉は長さ1センチから5センチくらいの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は丸い。
開花時期は6月から8月である。
花径は25ミリから30ミリくらいあり大きい。
花弁の数は5枚で、先が2つに割れる。
萼片は5枚である。
耳菜草(ミミナグサ)の場合は萼片と花弁の長さは同じくらいであるが、本種の萼片は花弁の半分以下の長さである。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cerastium はギリシャ語の「cerastes(つの状の)」からきている。細長くて曲がったさく果の形から名づけられた。
種小名の fischerianum はロシアの植物分類学者「フィシャー(Fischer)さんの」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cerastium fischerianum

★北の地で開く花びら大きくて
 野に咲く花と思えぬ姿

オオバナミミナグサ070602c-l.jpg

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ナヨクサフジ060603a-l.jpg

弱草藤(ナヨクサフジ)はマメ科ソラマメ属の一年草ないし越年草である。
原産地はヨーロッパである。
肥料や飼料用として輸入されたものが野生化した。
日本全土に分布し、人里、田畑、河原、草原などに生える。
蔓性で草丈は80センチから150センチくらいである。
茎は細く無毛で、よく枝分かれする。
近縁種の草藤(クサフジ)より弱弱しい感じがするというのが名の由来である。
葉は互い違いに生え、小葉は10対くらいで1組になる。
先は巻きひげとなっている。
開花時期は6月から8月である。
花の色は青紫色で筒形をしている。
花は10輪から30輪くらい固まって咲き、穂をつくる。
花の長さは草藤(クサフジ)の倍くらいある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の dasycarpa は「粗毛ある果実の」という意味である。
変種名の glabrescens は「やや無毛の」という意味である。
写真は6月に関越道の駒寄パーキングエリアで撮った。
学名:Vicia dasycarpa var. glabrescens

★鮮やかな紫の色敷き詰めて
 花の宴か弱草藤は

ナヨクサフジ060603b-l.jpg

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エゾハナシノブ090927a-l.jpg

蝦夷花忍(エゾハナシノブ)はハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州北部の日本海側に分布し、山地の林の中や草原に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を蝦夷の花忍(エゾノハナシノブ)といい、レッドリスト(2007)ではこちらを採用した。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎には短い毛が生えている。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は披針形ないし広い披針形で9対から12対あり、細長い。
開花時期は5月から8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い青紫色の花をつける。
花径は10ミリから12ミリくらいで5つに裂け、先はへこむか尖る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉が忍(シノブ)というシダに似ているところからきている。
属名の Polemonium は一説にギリシャ語の「polemos(戦争)」からきているとされる。
種小名の caeruleum は「青色の」という意味である。
亜種名の yezoense は「北海道の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Polemonium caeruleum subsp. yezoense

★降る雨に俯き咲くか花忍
 晴れる日もあるその日を待とう

エゾハナシノブ090927b-l.jpg

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ハナシノブ090607d-l.jpg

花忍(ハナシノブ)はハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
日本固有種である。
世界中で九州の阿蘇の草原だけに自生する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長さ2センチから4センチの披針形で、先が尖る。
開花時期は6月から7月である。
花茎を伸ばして円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつけ、青紫色の花を咲かせる。
花径は10ミリから15ミリくらいで。花冠は5つに裂ける。
雄しべの黄色がアクセントになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は葉の形をシダ植物の忍(シノブ)にたとえたものである。
属名の Polemonium は一説にギリシャ語の「polemos(戦争)」からきているとされる。
種小名の kiushianum は「九州の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Polemonium kiushianum

★阿蘇の地に根づき静かに花開く
 その名も可憐な花忍かな

ハナシノブ090607b-l.jpg

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ブフタルムム・サリキフォリウム090607a-l.jpg

ブフタルムム・サリキフォリウムはキク科トウカセン属(ブフタルムム属)の多年草である。
原産地はヨーロッパ中部で、山地の草地や岩場に生える。
オグルマ属の近縁種である。
和名は唐歌仙(トウカセン)である。
英名をイエロー・オックスアイデージー(yellow oxeye daisy)という。
草丈は60センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
茎につく葉は小さい披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎の上部で枝分かれをし、先に1輪ずつ黄色い花(頭花)をつける。
花径は3センチから6センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Buphthalmum はギリシャ語の「bous(牡牛)+ophthalmos(目玉)」からきている。盛り上がった筒状花が牛の目玉のように見えることから名づけられた。
種小名の salicifolium は「ヤナギのような葉の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Buphthalmum salicifolium

★大輪の花美しき唐歌仙
 黄のデージーは誇らしげなり

ブフタルムム・サリキフォリウム090607b-l.jpg

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アジサイ100612c-l.jpg

紫陽花に罪はなけれど物憂き日

紫陽花(アジサイ)はユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。
ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。
日本にも額紫陽花(ガクアジサイ)などが分布し、属名の和名はアジサイ属という。
本種は額紫陽花(ガクアジサイ)を改良した品種の総称だが、自生説もある。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は艶のある薄緑色で、葉脈がはっきりしている。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
梅雨の時期と重なる。
一般に花と言われている部分は装飾花で、花びらのように見えるのは萼である。
花の色は紫、ピンク、青、白などいろいろある。
咲き始めは薄く、咲き終わりに近づくにつれて濃くなっていく。
装飾花にも退化した雌しべと雄しべがあるが、結実はしない。
花言葉は「移り気」「冷淡」「辛抱強さ」である。
俳句の季語は夏である。
万葉集にも詠まれている。
なお葉や根には有毒物質が含まれており、嘔吐、めまい、顔面紅潮などの中毒症状を引き起こす危険がある。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名・品種名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Hydrangea macrophylla f. macrophylla

★浮気だと見つめないでよそんな目で
 生きているのよただひたすらに
☆あなたなら分かってくれる根を下ろし
 気持ちのままに色を変えても

アジサイ100612b-l.jpg

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オオバタネツケバナ060603a-l.jpg

大葉種漬花(オオバタネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の渓流沿いなど湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、アリューシャン列島、ウスリー地方などにも分布する。
「種漬花」の名の由来は、稲の種漬けをするころに咲く花というところからきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎や葉に毛が生えないのが特徴である。
葉は互い違いに生える。
奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、先につく小葉が側につく小葉よりかなり大きく、それが名の由来でもある。
小葉の周りにはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い十字状の花を咲かせる。
白い花びらの長さは4ミリくらいである。
萼も4枚で、長さは2ミリくらいである。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、熟すと2つに裂けて反り返り、細かい種を飛ばす。
葉を噛むと少し辛く、天ぷらやお浸し、和え物などに用いられる。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の regeliana はロシアの植物を研究したドイツの植物分類学者「レーゲル(Eduard August von Regel, 1815-1892)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に戸隠森林植物園で撮った。
学名:Cardamine regeliana

★さりげなく白い十字に咲く花と
 爽やかな葉とのコントラストなよく

オオバタネツケバナ060603b-l.jpg

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シロバナナンテンハギ080923a-l.jpg南天萩(ナンテンハギ)はマメ科ソラマメ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、サハリン、シベリア東部などにも分布する。
和名の由来は、葉の形が南天(ナンテン)に似ていて、花の形が萩(ハギ)に似ていることからきている。
稀に花の色の白いものもあり、白花南天萩(シロバナナンテンハギ)という。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は2枚の小葉からなる羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には毛が生えている。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、細長い蝶形をした白い花をたくさんつける。
花の後には、長さ3センチくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)をつける。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の unijuga は「一対の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Vicia unijuga f. albiflora

★真っ白におめかしすればその姿
 違って見える自然の不思議

シロバナナンテンハギ080923b-l.jpg

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シモツケ100605a-l.jpg下野の夢膨らんで枝たわわ

下野(シモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、里山や山地の草地や林の中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、下野国(栃木県)で最初に発見されたことからきている。
樹高は1メートルくらいである。
樹形は株立ち状になる。
葉は普通は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉脈は表面ではへこみ、裏面ででっぱる。
葉の表面は緑色で毛は生えておらず、裏面には葉脈上に毛が密生して緑白色となる。
開花時期は5月から7月である。
枝先に枝先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな花5弁花を半球形状に密生させる。
花の色は、薄い紅色や濃い紅色のものがある。
萼片は5枚である。
雄しべは5本で、雄しべのほうが花弁よりもいちじるしく長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、5つのブロックからなる。
別名を木下野(キシモツケ)という。
これは、草本の下野草(シモツケソウ)に対してつけられた名である。
俳句の季語は夏である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea japonica

★びっしりと花積もらせて下野は
 淡雪のようふんわりと咲き

シモツケ100605b-l.jpg

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タチアオイ100612a-l.jpg

梅雨葵陽射しに笑みを浮かべおり

立葵(タチアオイ)はアオイ科タチアオイ属(アルケア属)の一年草ないし多年草である。
アルケア属は世界に60種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名はタチアオイ属という。
本種はかつては中国原産と考えられていた。
しかし、現在では、タチアオイ属のトルコ原産種(Alcea setosa)と東ヨーロッパ原産種(Alcea biennis subsp. biennis)との交雑種とする考え方が有力である。
中国名は蜀葵である。
英名はコモンホリホック(common hollyhock)という。
日本へは古い時代に中国から薬用として渡来した。
現在では、庭植え、鉢植え、切り花として利用されている。
また、逸出したものが野生化し、全国各地の道ばたや空き地に生える。
例えば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
梅雨葵(ツユアオイ)の別名がある。
草丈は150センチから250センチくらいである。
茎は円柱形で直立をし、毛が生えている。
葉は円形で3つから7つに浅く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は6月から8月である。
上部の葉の脇に短い柄のある花をつける。
花は茎の下部より上部へと咲き上がる。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは1本で、たくさんの葯(雄しべの花粉を入れる袋)が密集する。
雌しべの花柱は1本で、先は細かく裂ける。
花には八重のものもある。
花の色も赤、白、桃色、紫紅色、黄色など多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「野心」や「熱烈な恋」である。
俳句の季語は夏である。
6月23日の誕生花である。
なお、属名に関してはタチアオイ属(Alcea)を広義のビロードアオイ属(Althaea)に包含する見解もある。
その場合の学名はアルタエア・ロセア(Althaea rosea)となる。
属名の Alcea はギリシャ語の「alkaia(ゼニアオイ属の1種の名)」からきている。
属名の Althaea はギリシャ語の「althaino(治療)」からきている。薬効があることから名づけられた。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Alcea rosea(syn. Althaea rosea)

★梅雨葵やっと晴れ間にめぐり合い
 伸びた背筋に力を込めて
☆立葵色とりどりの花咲かせ
 梅雨の中でも天を目指して

タチアオイ100612b-l.jpg

タチアオイ100612c-l.jpg

タチアオイ100612d-l.jpg

タチアオイ100612e-l.jpg

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ラヌンクルス・アクリス100501a-l.jpgラヌヌクルス・アクリスはキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
ヨーロッパや北アフリカに分布し、野原や道ばたに生える。
分類上は、日本に自生する深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)の基本種である。
草丈は30センチから90センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉には長い柄のある円形で、手のひら状に5つに深く裂け、裂片はさらに細かく裂け、ロゼット状となる。
茎につく葉も3つから5つに深く裂ける。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎の上部に花径2センチから3センチの黄色い5弁花を数輪つける。
花弁には艶がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の acris は「先の尖った」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Ranunculus acris

★どこがどう違っているか知りたいが
 花はやっぱり金鳳花だね

ラヌンクルス・アクリス100501b-l.jpg

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マーガレット

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マーガレット100307a-l.jpg花園にマーガレットの息遣い

マーガレットはキク科モクシュンギク属の多年草である。
原産地はモロッコ沖のカナリア諸島である。
日本へは明治時代に渡来した。
和名は木春菊(モクシュンギク)である。
これは、枝や茎に木質化する性質があり、若葉が春菊に似ていることからきている。
主にフランスで改良されたことからパリ・デージーとも言われる。
なお、マーガレットの名はギリシャ語のマルガリーテ(真珠)に由来している。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は12月から7月と長く、白い可憐な花を咲かせる。
中央の管状花は黄色である。
花径は5センチくらいである。
次々に花を咲かせて長く楽しめることから、広く親しまれて身近な花になった。
現在では、春菊(シュンギク)と交配して作りだされた黄色の花や桃色の花もある。
また、一重咲き、八重咲きと形状もさまざまである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「恋占い」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Argyranthemum はギリシャ語の「argyros(銀色の)+anthemon(花)」からきている。
種小名の frutescens は「低木状の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
4、5、6枚目は中富良野町のファーム富田で撮った。
学名:Argyranthemum frutescens

★緑野に白を敷き詰め可憐なる
 マーガレットは花嫁の花
☆様々な花の形に変われども
 親しみの花マーガレット

マーガレット100307b-l.jpg

マーガレット100307c-l.jpg

マーガレット110802a-l.jpg

マーガレット110802b-l.jpg

マーガレット110802C-l.jpg

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タガソデソウ070616b-l.jpg誰袖草(タガソデソウ)はナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
本州の中部地方に分布し、山地や亜高山の草地や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、モンゴル、シベリアなどにも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全草に細かな毛が生える。
根茎は細長く、地中を横に這って広がる。
茎は直立し、細くて疎らに枝分かれをする。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎の下部につく葉はへら形である。
開花時期は5月から7月である。
茎の上部で枝分かれをして集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径15ミリから20ミリくらいの白い花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは10本、雌しべの花柱は5つに裂ける。
花の後にできる実は円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、萼が残る。
和名は古今集の歌「色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも」にちなむ。
属名の Cerastium はギリシャ語の「cerastes(つの状の)」からきている。細長くて曲がったさく果の形から名づけられた。
種小名の pauciflorum は「少数花の」という意味である。
変種名の amurense は「アムール地方の」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Cerastium pauciflorum var. amurense

★古(いにしえ)の和歌になぞらえ名づけしは
 美しかれど歯の浮くようで

タガソデソウ070616a-l.jpg

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ナンテンハギ080831a-l.jpg南天萩(ナンテンハギ)はマメ科ソラマメ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国、サハリン、シベリア東部などにも分布する。
和名の由来は、葉の形が南天(ナンテン)に似ていて、花の形が萩(ハギ)に似ていることからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は2枚の小葉からなる羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には毛が生えている。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色ないし青紫色をした細長い蝶形の花をたくさんつける。
花の色には白いものもあり、白花南天萩(シロバナナンテンハギ)という。
花の後には、長さ3センチくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)をつける。
別名を二葉萩(フタバハギ)という。
若い芽を小豆菜(アズキナ)といい、おひたし、てんぷら、和え物などに用いる。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の unijuga は「一対の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Vicia unijuga

★野にありてふらりふらふら花つけて
 南天萩のおめかしいかが

ナンテンハギ080831b-l.jpg

ナンテンハギ080831d-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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メキシコマンネングサ100612a-l.jpgメキシコ万年草(メキシコマンネングサ)はベンケイソウ科マンネングサ属の常緑多年草である。
メキシコの名がつくが、原産地は不明である。
アメリカ大陸には近縁種は存在しない。
一説では、雄の万年草(オノマンネングサ)に類似することから原産地は中国東部と推定されている。
日本では1969年に東京で帰化が確認された。
現在では、本州の関東地方から九州にかけて発見されており、道ばたや空き地に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎や葉には赤味はない。
円柱状の細い葉が密につき、こんもりとした姿になる。
開花時期は4月から6月である。
花径12ミリくらいの小さな黄色の花がぎっしりと咲く。
花弁は5枚で平開する。
雄しべは10本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sedum はラテン語の「sedere(座る)」からきている。多くの種が岩や壁に張りついていることから名づけられた。
種小名の mexicanum は「メキシコの」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Sedum mexicanum

★ふと見れば黄色い花の絨毯が
 道端覆う朝のひととき

メキシコマンネングサ100612b-l.jpg

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スイセンノウ100612a-l.jpg酔仙翁(スイセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
属名についてはセンノウ属をマンテマ属の統合する考え方もある。
原産地は南ヨーロッパである。
丘陵の低木地帯や岩の多い場所などに生える。
乾燥に強いので、ロックガーデンなどの乾燥する場所の植栽に適する。
また切り花としても栽培されている。
逸出したものが一部で野生化している。
草丈は50センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉も茎も柔らかい白毛で覆われている。
ここからフランネルを連想してフランネル草(フランネルソウ)の別名がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に5弁花をつける。
花径は2センチから3センチである。
花の色は明るい紅紫色が多いが、白やピンクのものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の coronaria は「花冠のある」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
白花の写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Lychnis coronaria(=Silene coronaria)

★ほろ酔いが好きとゆらゆら風に揺れ
 酔仙翁は色香を増して

スイセンノウ100612b-l.jpg

スイセンノウ100628a-l.jpg

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シロアザミゲシ080607d-l.jpg

白薊芥子(シロアザミゲシ)はケシ科アザミゲシ属の一年草である。
原産地はアメリカ合衆国の南部で、乾燥地帯に生える。
花が芥子(ケシ)に似ていて、棘のある葉が薊(アザミ)に似ているところからこの名がつけられた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。
開花時期は6月から8月である。
花径7センチくらいの白い花をつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は鮮やかな黄色である。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は赤い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Argemone はギリシャ語の「argemon(白内障)」からきている。汁液がこの病気に効くことから名づけられた。
種小名の hispida は「剛毛のある」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Argemone hispida

★鎧う棘身から出た錆薊芥子
 ナイトひた待つ思い切なく

シロアザミゲシ080607b-l.jpg

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サンカヨウ060603b-l.jpg山荷葉(サンカヨウ)はメギ科サンカヨウ属の多年草である。
北海道から本州の中国地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や沢に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
大きな葉は中央部が切れ込み、周りには不揃いのぎざぎざ(鋸葉)がある。
この大きな葉を、2股に分かれる茎の上部に1枚ずつつける。
「荷葉」というのは蓮(ハス)の葉のことで、葉を蓮(ハス)に見立てて、山の蓮(ハス)という意味で名づけられたものである。
開花時期は5月から7月である。
花は茎の先に3輪から15輪くらいまとまってつく。
白い花びらは6枚あり、花径は2センチくらいである。
花の中央に黄色の雄しべと黄緑色の雌しべがある。
葉と合わせて色のコントラストが美しい。
ただし、花は散りやすく、これをとらえるのはなかなかむずかしい。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、白粉を帯びたような濃紫色をしていて大きく、熟すと甘い。
属名の Diphylleia はギリシャ語の「dis(2)+phyllon(葉)」からきている。1本の茎に普通は2枚の葉がつくことから名づけられた。
種小名の grayi はアメリカ合衆国の植物分類学者「グレイ(Asa Gray, 1810-1888)さんの」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は6月に戸隠森林植物園で撮った。
学名:Diphylleia grayi

★新鮮な花を求めてさまよえば
 小さいけれど山荷葉咲く

サンカヨウ060603c-l.jpg

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クサフジ090719a-l.jpg

草藤(クサフジ)はマメ科ソラマメ属の蔓性多年草である。
北海道と本州、九州に分布し、日当たりのよい草地や林の縁などに生える。
海外では、北半球の温帯、亜寒帯地域に広く分布する。
和名の由来は、藤(フジ)に似た花をつけるところからきているが、藤(フジ)とは異なり花序は上向きに咲く。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は8対から13対の羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
先端は巻き髭になっていて、長く伸びて枝分かれをする。
小葉の形は幅の狭い卵形で、長さは15ミリから30ミリくらいである。
開花時期は5月から9月である。
上部の葉の脇に腋に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな青紫色の蝶形をした花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
中国では薬用に用い、生薬名を透骨草(とうこつそう)と呼ぶ。
リューマチなどの痛みや皮膚病に効果があるという。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の cracca はマメの古名である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Vicia cracca

★草むらにふと目をやれば紫の
 蝶舞うように草藤の咲き

クサフジ090719b-l.jpg

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トケイソウ080614a-l.jpg

時計草(トケイソウ)はトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)の蔓性常緑多年草である。
パッシフローラ属は南アメリカや東南アジアなどに500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
本種が代表種で、属名の和名もトケイソウ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルに分布する。
英名はブルーパッションフラワー(blue passionflower)やコモンパッションフラワー(common passionflower)という。
この場合のパッションは「受難」を意味する。
これは、花の形を十字架にかけられたキリストに見立てたものである。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
和名の由来は、3つに分裂した雌しべが時計の針のように見えるところからきている。
草丈は3メートルから6メートルくらいになる。
葉は手のひら状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から9月である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
副花冠が水平に放射状に開き、時計の文字盤のように見える。
色は白が多いが、ピンクが交じったものなどがある。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、オレンジ色に熟する。
なお、本種は食用にはならないが、トケイソウ属の中には果物時計草(クダモノトケイソウ)など果樹栽培用のものもあり、果実はパッションフルーツ(passion fruit)と呼ばれる。
花言葉は「聖なる愛」「受難」である。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Passiflora caerulea

★時などはお日様任せの花時計
 わたし刻むは陽気な今よ
☆時刻み生き生き咲くよ時計草
 不思議の国のアリス呼び寄せ

トケイソウ080614c-l.jpg

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2016/06/13改訂

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パッシフローラ・キトリナ100605a-l.jpg

パッシフローラ・キトリナはトケイソウ科トケイソウ属の多年草である。
原産地はグアテマラ、ホンジュラスである。
20世紀の後期になって発見された。
蔓性で他のものに絡まって伸びる。
葉は先が角のような形に2つか3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から12月とほぼ周年である。
茎先に近い葉の脇から柄を出して、花径3センチから5センチの黄色い花をつける。
花弁が10枚あるように見えるが、花弁5枚、萼片5枚からなる。
花冠の真ん中にある副花冠も黄色い。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
種小名の citrina には「シトロンのような」という意味がある。
シトロンはレモンに似た果実である。
読み方は「シトリナ」とするものもある。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Passiflora citrina

★睦まじく一つグラスのシトロンを
 飲み交わす間に時は流れて

パッシフローラ・キトリナ100605c-l.jpg

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2013/07/16改訂

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ガマズミ100605c-l.jpg

ガマズミ100605a-l.jpg

莢迷(ガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝には密に毛が生える。
葉は幅の広い卵形ないし円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は直径5ミリくらいで、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には赤く熟する。
実は甘酸っぱく生食ができ、果実酒としても利用される。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum dilatatum

★びっしりと咲いた小花に髭つけて
 輝く様はただ愛らしく

ガマズミ081102a-l.jpg

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ワトソニア・マルギナタ100605a-l.jpgワトソニア・マルギナタはアヤメ科ワトソニア属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
ワトソニア属は50種以上あり、すべて南アフリカ原産である。
交配によって多くの園芸品種が生まれており、日本でも檜扇水仙(ヒオウギズイセン)の名で流通している。
花の様子はフリージアやグラジオラスに似ている。
本種も重要な交配親となっている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
葉は中央脈が目立ち、縁は黄色っぽくなる。
開花時期は5月から6月くらいである。
花茎を伸ばして穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、藤色の小さな花をつける。
花の色はピンクや白のものもある。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Watsonia はイギリスの自然科学者「ワトソン(William Watson, 1715-1787)さん」の名からきている。
種小名の marginata は「縁取りのある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Watsonia marginata

★か弱げに咲くマルギナタ色淡く
 花茎垂れた自然の姿

ワトソニア・マルギナタ100605b-l.jpg

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クリサンセマム・ムルチコーレ090228a-l.jpg クリサンセマム・ムルチコーレはキク科コレオステフス属の一年草である。
原産地はアルジェリアである。
日本へは昭和30年代に渡来した。
文献によるが、和名をムルティカウレとするものもある。
草丈は15センチから20センチくらいである。
よく枝分かれをしてマット状に広がる。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや肉質で艶がある。
開花時期は3月から6月である。
茎先に黄色いくっきりした花(頭花)を咲かせる。
周りにつく舌状花弁も真ん中の筒状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、クリサンセマムというのはキク属の総称であるが、このムルチコーレやノースポールなどが特にクリサンセマムの名で呼ばれてきた。
属名の読み方は「クリサンテムム」とするものもある。
ただし、ムルチコーレは現在では他の属(コレオステフス属)に分類が変わっている。
属名の Coleostephus はギリシャ語の「koleos(鞘)+stephanos(冠)」からきている。冠毛の形から名づけられたものである。
種小名の myconis の由来はまだ解明できていない。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Coleostephus myconis(=Chrysanthmum multicaule)

★燦然と春を知らせて咲き競う
 ムルチコーレは乙女のごとく

クリサンセマム・ムルチコーレ090228b-l.jpg

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イワツクバネウツギ090503d-l.jpg

岩衝羽根空木(イワツクバネウツギ)はスイカズラ科イワツクバネウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて点々と分布し、石灰岩地や蛇紋岩地の林の中や林の縁に生える。
近縁種が中国などに分布し、大陸とつながっていた時代の遺存種と考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2メートルから3メートルである。
幹に6本の溝があるのが特徴である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には、粗いぎざぎざ(鋸歯)のあるものやないものがある。
葉脈に沿って粗い毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に長さ1、2センチの白い筒状の花を1、2輪ずつつける。
花冠は筒状で、長さは16ミリから18ミリくらいである。
花冠の先は4つに裂けて平らに開く。
花の色は部分的に紅色を帯びる。
花冠の外側には毛が疎らに生え、内側には長い毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
4枚の萼片は実の時期になっても残る。
属名の Zabelia はアベリアの名を最初に記述した「ザベル(H. Zabel)さん」の名からきている。Abeliaに発音が近いので選ばれた。
種小名の integrifolia は「全縁葉の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Zabelia integrifolia

★限られた土地に花咲き育んだ
 豊かな個性振りまくように

イワツクバネウツギ090503c-l.jpg

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クララ080607c-l.jpg

苦参(クララ)はマメ科クララ属の多年草である。
別名を草槐(クサエンジュ)という。
本州から九州にかけて分布し、草地や川原などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は80センチから150センチくらいである。
茎は円柱形で毛が生えており、つけ根の部分は木質化する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の数は15枚から35枚くらいである。
小葉の形は長い楕円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
茎先に長さ10センチから20センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ15ミリから20ミリくらいで蝶形をした淡い黄色の花をたくさんつける。
花の後には、長さが7、8センチくらいある円柱形の豆果(莢の中に種子が入るもの)ができる。
和名の由来は、眩草(クララグサ)がつまったものである。
根を噛むと目が眩むほど苦いことからきているという。
漢方では根を乾燥したものを苦参(くじん)と言い、健胃、利尿、解熱・鎮痛などの薬効がある。
また、駆虫薬として、家畜の寄生虫を駆除するためにも使用され、有毒である。
属名の Sophora はアラビア語由来の1種の名から転用された。
種小名の flavescens は「淡い黄色の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Sophora flavescens

★苦くってくらっとするからクララだと
 ネーミングにはいろいろあるね

クララ080607b-l.jpg

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ツクシイバラ100605a-l.jpg

筑紫茨(ツクシイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
四国と九州に分布し、河岸など湿った場所に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
分類上は、野茨(ノイバラ)の変種とされている。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹や枝には棘がたくさんある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形で、3、4対からなる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面の葉脈上に毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い紅色の5弁花をつける。
花の色は稀に白いものもある。
花径は3センチから5センチあり、基本種よりも大きい。
花の柄や萼片には紅色の長い腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く熟する。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
変種名の adenochaeta は「腺毛のある」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa multiflora var. adenochaeta

★野生とは思えぬほどの美しさ
 筑紫茨はなかなかの花

ツクシイバラ100605c-l.jpg

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クスノキ100605a-l.jpg楠(クスノキ)はクスノキ科クスノキ属の常緑高木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸近くなどに生える。
また、社寺などに植えられる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ベトナムなどにも分布する。
漢字では「樟」とも書く。
樹高は15メートルから20メートルくらいである。
樹皮は明るい褐色で、縦の割れ目がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はないが少し波状となる。
葉の質は革質で艶がある。
葉の表面は緑色、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は5月から6月である。
新しい枝の葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな白い花を疎らにつける。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月から11月ころに黒く熟する。
小鳥が食べるが、食用にはならない。
枝や葉からは樟脳(しょうのう)がとれる。
属名の Cinnamomum はギリシャ語の「cinein(巻く)+amomos(申し分ない)」からきている。巻いた皮の形と香りを称えて名づけられた。
種小名の camphora はアラビア語で「樟脳」の意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Cinnamonum camphora

★枝広げ王の風情の楠は
 すくすく伸びて大地に根づき

クスノキ081102a-l.jpg

クスノキ100605b-l.jpg

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アリステア・エクロニー100605a-l.jpgアリステア・エクロニーはアヤメ科アリステア属の多年草である。
原産地は南アメリカのケープ地方である。
英名はブルースター(blue star)である。
草丈は40センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
青紫色をした皿形の花をたくさんつける。
花被片は6枚で、内花被片と外花被片が3枚ずつある。
雄しべは黄色い。
一日花である。
繁殖力は強いという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Aristea はギリシャ語の「arista(芒に似た剛毛)」からきている。
種小名の ecklonii はデンマークの植物学者でフリージアの発見者でもある「エクロン(Christian Friedrich Ecklon, 1795-1868)さんの」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Aristea ecklonii

★旺盛な繁殖力を示すよう
 エックロニーは一画占めて

アリステア・エクロニー100605b-l.jpg

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ウスベニアオイ090510b-l.jpg

薄紅葵(ウスベニアオイ)はアオイ科ゼニアオイ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
英名はコモンマロウ(common mallow)である。
古代ギリシャの時代から茎や葉はサラダとして利用されてきた。
また、ハーブティーとしても利用されている。
日本には江戸時代に渡来した。
現在では、一部で逸出したものが野生化している。
草丈は80センチから120センチくらいである。
茎は直立し、全体に粗い毛が生える。
葉は互い違いに生え(互生)、手のひら状に5つから7つに深く裂ける。
開花時期は5月から8月である。
葉のつけ根に赤紫色の5弁花をいくつかつける。
花びらには濃い色の縞模様が入る。
花は下から上へ咲きあがる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Malva はラテン古名でギリシャ語の「malache(軟らかくする)」からきている。この属の植物の1種が持つ粘液に緩和剤の働きがことから名づけられた。
種小名の sylvestris は「森林に生える」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Malva sylvestris

★爽やかなピンクの花が愛らしい
 薄紅葵は葵の仲間

ウスベニアオイ090510c-l.jpg

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イワガラミ080607d-l.jpg岩絡み(イワガラミ)はユキノシタ科イワガラミ属の落葉蔓性木本である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、高木の幹についたり、岩を這い登ったりして生育する。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
気根という空中で伸びる根で樹皮や岩にへばりつく。
長さは10メートルから15メートルくらいまで伸びる。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の長さは3センチから10センチくらいである。
開花時期は5月から7月である。
花の中心部には小型の両性花(本当の花)がたくさんあり、周辺には1枚の白い萼でできた装飾花がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、木の幹や岩に絡みつくことからきている。
属名の Schizophragma はギリシャ語の「schizo(裂ける)+phragma(壁)」に由来する。実が熟すると主脈の間で割れることことから名づけられた。
種小名の hydrangeoides は「hydrangea(アジサイ属)+oides(似た)」に由来する。アジサイ属に似た花をつけるというところから名づけられた。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Schizophragma hydrangeoides

★するすると幹を昇って岩絡み
 白い萼片旗振るように

イワガラミ080607b-l.jpg

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マシケゲンゲ070429a-l.jpg

増毛紫雲英(マシケゲンゲ)はマメ科オヤマノエンドウ属の多年草である。
北海道の増毛山地にある暑寒別岳の特産種で、高山の礫地に生える。
園芸採取によって個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉はすべて根際から生える奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は長さ10センチから15ミリくらいの幅の広い披針形で、1枚の葉は19枚から27枚の小葉で構成される。
葉の裏面には白い毛が生えている。
自生地での開花時期は6月から7月である。
花は茎先に3輪から5輪がつく。
花の色は紅紫色である。
萼筒は細長く裂け、表面に白い軟毛が生える。
花の後にできる実は長さ12ミリから15ミリくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Oxytropis はギリシャ語の「oxys(鋭い)+tropis(竜骨弁)」からきている。
種小名の shokanbetsuensis は「暑寒別岳の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園の山野草展で撮った。
学名:Oxytropis shokanbetsuensis

★見ぬならばなかなか知るを得がたきが
 ここに咲くかと笑顔になれず

マシケゲンゲ070429b-l.jpg

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ヤマボウシ100605c-l.jpgイガグリの頭てからせ山法師

山法師(ヤマボウシ)はミズキ科ヤマボウシ属(ミズキ属)の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し低山に自生するほか、庭木や街路樹ともされる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国に分布している。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形ないし卵円形で、長さは4センチから12センチくらいである。
ぎざぎざ(鋸歯)のない全縁で、やや波打っている。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞を4枚つけ、中央にごく小さな緑色の花を密生させる。
また、秋には表面がぶつぶつの苺のような赤い実をつける。
実は食べられる。
材は器具用や薪炭材として利用されている。
和名の由来は、中央の丸い花穂を坊主頭に見立て、4枚の白い苞を白頭巾に見立てたものである。
花水木(ハナミズキ)が近い仲間である。
花言葉は「友情」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(George Bentham, 1800-1884)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
実の写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Benthamidia japonica(=Cornus kousa subsp. kousa)

★山法師深山に入りて禅問答
 花なぜ白く実はなぜ赤い
☆山法師知らせるごとく山飾り
 白き心を紅に染めなん

ヤマボウシ100605b-l.jpg

ヤマボウシ100605a-l.jpg

ヤマボウシ実050903a-l.jpg

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ノハナショウブ090524a-l.jpg

野花菖蒲(ノハナショウブ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
花菖蒲(ハナショウブ)の原種である。
北海道から九州にかけて分布し、湿原や湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、シベリアなどにも分布する。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形である。
葉の表面中央には突起した筋がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に濃い紅紫色の花を咲かせる。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
本種の特徴は、外花被片のつけ根の部分に黄色い筋が入ることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
有毒であるために牛馬に食べられないので大群生することがある。
園芸品種の花菖蒲(ハナショウブ)は江戸時代から改良が重ねられ、現在では五百を超える品種があるといわれている。
江戸系、肥後系、伊勢系、大船系などの系統がある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の ensata は「剣形の」という意味である。
変種名の spontanea は「野生の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris ensata var. spontanea

★言わないで花の命は短きと
 勝負している一途に咲いて

ノハナショウブ090524c-l.jpg

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ムニンボウラン100501b-l.jpg無人棒蘭(ムニンボウラン)はラン科ボウラン属の多年草である。
小笠原諸島の固有種である。
父島、母島、聟島に分布し、林の中の樹幹や岩壁に生える着生種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチくらいである。
茎は褐色で、節がある。
葉は青緑色の棒状で、互い違いに生える(互生)。
葉は多肉質で先が尖る。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から柄を伸ばし、淡い黄緑色の小さな花をつける。
近縁種の棒蘭(ボウラン)と異なり、唇弁の真ん中の裂片が裂けない。
属名の Luisia はスペイン人の植物学者「ルイス(Don Luis de Torres, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の boninensis は「無人島(小笠原)の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Luisia boninensis

★茎と葉とどっちがどっち分からない
 奇妙だけれど花は可愛い

ムニンボウラン100501c-l.jpg

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キキョウソウ080607b-l.jpg

桔梗草(キキョウソウ)はキキョウ科キキョウソウ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
関東地方以西に帰化をし、荒れ地や公園の草地、畑などに生える。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は茎を抱くようにつく。
開花時期は5月から6月である。
直径1センチから2センチの桔梗(キキョウ)に似た小さな青紫色の花を咲かせる。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。
花は下から上へと咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花も葉も段になってついているので、段々桔梗(ダンダンギキョウ)の別名がある。
属名の Triodanis はギリシャ語で「3つの歯」という意味である。
種小名の perfoliata は「茎が葉を貫いたような」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Triodanis perfoliata

★するすると茎を伸ばして桔梗草
 ぽつりぽつりと花つけながら

キキョウソウ080607a-l.jpg

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レブンソウ090719a-l.jpg

礼文草(レブンソウ)はマメ科オヤマノエンドウ属の多年草である。
北海道の固有種である。
北海道の礼文島のほか利尻島、知床半島のみに分布し、海岸近くの礫地や草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形で、17枚から23枚くらいつく。
開花時期は6月から7月である。
茎先に赤紫色をした10個くらいの蝶のような花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Oxytropis はギリシャ語の「oxys(鋭い)+tropis(竜骨弁)」からきている。
種小名の megalantha は「大きな花の」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Oxytropis megalantha

★限られた土地に根づいた礼文草
 姿を見せていついつまでも

レブンソウ090719b-l.jpg

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アメリカキササゲ080607b-l.jpg

アメリカ木大角豆(アメリカキササゲ)はノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカである。
湿気のある道端などに生える。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は幅広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、大きな釣鐘形の花をつける。
花の色は白くて縁が縮れており、中には紫の斑点と黄色の筋が入る。
近縁種に中国原産の木大角豆(キササゲ)がある。
木大角豆(キササゲ)の名の由来は、実の形が大角豆(ササゲ)というさやごと食べる豆に似ていることからきている。
ただし、本種の実は豆果ではなくさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Catalpa はこの属のアメリカキササゲの北アメリカでの現地名からきている。
種小名の bignonioides は「(ノウゼンカズラ科の)ツリガネカズラ属(Bignonia)に似た」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Catalpa bignonioides

★満開の花の姿は美しく
 自然の機微にため息混じり

アメリカキササゲ080607a-l.jpg

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ハタザオキキョウ080607a-l.jpg

旗竿桔梗(ハタザオキキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
学名からカンパヌラ・ラプンクロイデスの名でも呼ばれている。
原産地はユーラシア大陸で、北アメリカでも帰化している。
日本へは大正時代に園芸用として渡来した。
繁殖力が強く、各地で野生化している。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
直立した茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、旗竿のように紫色をした鐘形の花をつける。
花の長さは10ミリから13ミリくらいで、花冠は先で5つに裂ける。
萼片は5枚で、緑色である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の rapunculoides は「rapunculus(ラプンクルス種)+oides(似た)」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Campanula rapunculoides

★俯いて流す涙の瓶詰めは
 香り仄かな愁いの香水

ハタザオキキョウ080607d-l.jpg

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ハシドイ090510b-l.jpg

丁香花(ハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
ライラックの和名を紫丁香花(ムラサキハシドイ)というが、ハシドイ属の木の中では丁香花(ハシドイ)だけが日本に自生している。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は5メートルから12メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月から7月である。
枝先に大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、真っ白な小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠は深く4つに裂ける。
雄しべは2本である。
花はやがて黄色味を帯び、二色が混在するかのように見える。
花には清々しい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
材は建築・器具用とされる。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Syringa reticulata

★仄かなる香りにつられ見上げれば
 はしどいの花零れんばかり
☆ふわふわと天より降りて包まれし
 零れる花の優し香りに

ハシドイ080607e-l.jpg

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ヘンリーハシドイ060615b-l.jpgヘンリー丁香花(ヘンリーハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
薄毛支那丁香花(ウスゲシナハシドイ)とハンガリー丁香花(ハンガリーハシドイ)の交配種で、フランスで作出された。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期はは6月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花にはよい香りがある。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の henryi はアイルランドの植物収集家「ヘンリー(Augustine Henry, 1857-1930)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa x henryi

★リラの花パリの街角埋め尽くす
 そんな土地からこの木は生まれ

ヘンリーハシドイ060615a-l.jpg

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サルビア

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サルビア080505a-l.jpg

緋衣を纏いサルビア蜜の味

サルビア(Salvia)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布し、属名の和名をアキギリ属という。
本種の原産地はブラジルで、標高2000メートルから3000メートルの山地に生える。
英名はスカーレットセージ(scarlet sage)という。
セージはサルビアの仲間を示す言葉である。
中国名は一串紅(yi chuan hong)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
園芸的には一年草として扱われ、庭植え、鉢植えとして愛好されている。
また、逸出したものが一部で野生化している。
和名は緋衣草(ヒゴロモソウ)という。
サルビアは属名であるが、普通はサルビアといえば本種を指す。
YListにも別名としてサルビアの名が記載されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、朱色の唇形をした花をたくさんつける。
花のつけ根で赤く咲いているように見えるのは萼である。
花はすぐに落ちるが、色づいた萼が残るので長期間咲いているように見える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「燃える思い」である。
8月7日の誕生花である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Salvia splendens

★朱に染まり咲くサルビアは夏の陽を
 浴びてしおれず花壇いろどり
☆ぎらぎらと真夏の陽射し負けはせぬ
 燃ゆる想いは古き時より

サルビア080505b-l.jpg

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イソツツジ070816d-l.jpg

磯躑躅(イソツツジ)はツツジ科イソツツジ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道と本州の東北地方に分布し、亜高山や高山の湿原や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、シベリアなどにも分布する。
「磯」の名がつくが海浜植物ではない。
「イソ」は「蝦夷」の転訛したものだと考えられている。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、縁は裏面に巻き込む。
葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花を球状につける。
花径は1センチくらいで、花冠は先が5つに裂けて横に開く。
雄しべが長くて花冠から飛び出している。
花には強い芳香がある。
精油には抗菌・殺菌作用があり、アロマテラピーで利用される。
ただし、精油や蜜には揮発性の成分を含むので、長い時間嗅ぐと頭痛や眩暈を引き起こす。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ledum はハンニチバナ属の古代ギリシャ名 ledon に基づく。香りが似ていることからきている。
種小名の palustre は「沼地を好む」という意味である。
亜種名の diversipilosum は「不同の軟毛ある」という意味である。
変種名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に下北半島の恐山で撮った。
学名:Ledum palustre subsp. diversipilosum var. nipponicum

★エとイとの故郷訛り面白く
 笑みを漏らしつ磯躑躅見る

イソツツジ070816a-l.jpg

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ハマエンドウ070506c-l.jpg

巻きひげで浜豌豆は胸を張り

浜豌豆(ハマエンドウ)はマメ科レンリソウ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜や、海岸付近の道ばた、川岸、畔や畑などに生える。
海外では、北半球の冷帯から亜熱帯にかけて広く分布する。
茎は横に這って長さは20センチから70センチくらいになる。
葉は羽状複葉で托葉があり、茎先は巻きひげとなる。
開花時期は4月から7月である。
茎の途中から花柄を伸ばし、紫色をした蝶形の花を何個かつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、豌豆(エンドウ)に似ている。
園芸植物のスイートピーの仲間であり、若い実は食用になる。
俳句の季語は夏である。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は5月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Lathyrus japonicus

★浜豌豆巻きひげの先を追ってみる
 海の彼方か空の彼方か

ハマエンドウ070506b-l.jpg

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ハゴロモグサ100605c-l.jpg

羽衣草(ハゴロモグサ)はバラ科ハゴロモグサ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の夕張岳と北アルプスの白馬岳、南アルプスの北岳などに分布し、高山の草地や岩場に生える。
近縁種の西洋羽衣草(セイヨウハゴロモグサ:Alchemilla vulgaris)の英名がレディス・マントル(lady's mantle)であり、和名はそれを直訳したものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は円形で、手のひら状に浅く裂ける。
開花時期は7月から8月である。
黄緑色の小さな花が房状にたくさん集まってつく。
花びらのように見えるのは萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Alchemilla はアラビア語の「alkemelyeh(絹状の軟毛)」からきている。葉の様子を表したものである。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Alchemilla japonica

★麗しき羽衣草の名に負けず
 胸張り咲こう高嶺の花と
☆天近く星の里かと見間違う
 羽衣草の囁き聞きて

ハゴロモグサ100605d-l.jpg

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ツルコケモモ100605b-l.jpg

蔓苔桃(ツルコケモモ)はツツジ科ツルコケモモ属の常緑小低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、寒地の湿原や高層湿原に水苔(ミズゴケ)などと一緒に生える。
海外では、北半球の亜寒帯から寒帯にかけて広く分布する。
樹高は10センチから20センチくらいである。
幹は細く、地を這って枝分かれをする。
葉は卵形ないし長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は硬くて艶があり、裏面は粉をふいたように白くなる。
開花時期は6月から7月である。
枝先が立ち上がって、花径1センチくらいの淡い紅色の花を下向きにつける。
花冠は4つに深く裂け、裂片の先は反り返る。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
初めは白っぽいが、10月から11月ころに赤く熟する。
実は甘酸っぱく、食用になる。
秋には紅葉をする。
属名の Oxycoccus はギリシャ語の「oxys(酸い)+coccus(液果)」からきている。果実の性質を表したものである。
種小名の quadripetalus は「花弁が4枚の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
実の写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Oxycoccus quadripetalus

★艶々と熟した赤い実おいしそう
 しおれぬように凍えぬように

ツルコケモモ061006b-l.jpg

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ワタゲハシドイ060615c-l.jpg

綿毛丁香花(ワタゲハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地は中国南西部の雲南省である。
樹高は2メートルから3メートルである。
枝には毛が生えている。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の色は濃い緑色で、少し皺がよる。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から横幅のある円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、濃い藤色の花をつける。
花序は長さが最大で15センチ、幅が12センチくらいある。
花は咲き進むと色が落ちて白くなる。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa tomentella

★藤色の花穂でっぷり突き出して
 愛嬌のある綿毛丁香花

ワタゲハシドイ060615b-l.jpg

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ガーベラ

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ガーベラ100307a-l.jpg大輪を開きガーベラ得意げに

ガーベラはキク科ガーベラ(オオセンボンヤリ)属の多年草である。
ガーベラの仲間はアジア、アフリカに40種くらいある。
園芸用ガーベラの原産地は南アフリカである。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形ないしへら形で、羽状に裂ける。
開花時期は3月から10月くらいである。
茎先に花径7センチから10センチくらいの花(頭花)を1輪ずつつける。
一重咲きと八重咲きがあり、花の色も赤、桃色、黄色、橙色、白など豊富である。
ガーベラの歴史は比較的新しい。
南アフリカに自生する橙色の小さいキクをイギリス人が持ち帰ったのが19世紀末のことである。
その後、イギリスを始めフランス、ドイツ、オランダなど各国で競い合うように多彩な品種が創り出された。
特に1950年代にオランダで大輪系で花色も豊富な種が作り出されてから、切り花として急速に生産が増加したという。
花言葉は「神秘」「常に前進」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Gerbera はドイツ人の自然科学者「ゲルバー(Traugott Gerber, 1710-1743)さん」の名からきている。
種小名の hybrida は「交配種の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Gerbera x hybrida

★爽やかな陽射しを浴びて花車
 ピンクに染まる恋の始まり
☆走り持ち風にまわるよ花車
 春の野原に笑顔溢れて

ガーベラ100307b-l.jpg

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コンロンソウ090426c-l.jpg崑崙草(コンロンソウ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア東部などにも分布する。
和名の由来は、中国の崑崙山に積もる雪をイメージしたのではないかとされている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は5枚から7枚を1組とする小葉の集まりである。
小葉には裏表ともに毛が生えており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、先は鋭く尖る。
地表を這う匍匐茎を出して繁殖し、群落を形成する。
開花時期は5月から6月である。
茎先に十字形をした白い4弁花の集まりをつける。
花びらの長さは7ミリから10ミリくらいで、6本の雄しべがある。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
近縁種の大葉種漬花(オオバタネツケバナ)と似ているが、こちらのほうは葉先が尖らず鋸歯もない。
花言葉は「優美」「完全な美」である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Cardamine leucantha

★素晴らしい名前もらった崑崙草
 ロマンチックが大好きなのと
☆はらはらと崑崙山に舞う雪の
 清らかなりし花愛らしく

コンロンソウ090426d-l.jpg

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ツルナシレンリソウ070324b-l.jpg

蔓なし連理草(ツルナシレンリソウ)はマメ科レンリソウ属の多年草である。
ヨーロッパからコーカサス地方にかけて分布する。
また、観賞用として栽培される。
スイートピー(sweet pea)の近縁種である。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は卵形である。
「連理」というのは夫婦や男女の仲が睦まじいことのたとえである。
「比翼連理の契り」という言葉がある。
名の由来は、小葉がきれいに向かい合って生える(対生)ことからきている。
同属に連理草(レンリソウ)があり蔓性だが、本種には蔓がないことから名づけられた。
開花時期は4月から6月である。
紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の vernus は「春咲きの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lathyrus vernus

★お互いを縛る絆は持たずとも
 連理の翼永久に誓いて

ツルナシレンリソウ070324a-l.jpg

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キリガミネヒオウギアヤメ070603d-l.jpg霧ヶ峰檜扇文目(キリガミネヒオウギアヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
長野県に分布し、霧ヶ峰高原の鎌ヶ池に生える。
北海道から本州の中部地方にかけて分布する檜扇文目(ヒオウギアヤメ)の変種である。
基本種との違いは、花がやや大形なことと、内花被片がへら形で先に芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状の突起があることである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は60センチから70センチくらいである。
葉は剣状で長さが20センチから40センチ、幅が1センチから2センチくらいで、檜扇(ヒオウギ)に似る。
開花時期は7月から8月である。
茎先で枝分かれしてて花径8センチくらいの紫色の花をつける。
外花被片は3枚あり、円形ないし心形で大きい。
文目(アヤメ)と同様の網目模様が入る。
内花被片は文目(アヤメ)よりも短く、へら形をしている。
雌しべの花柱は三つに分かれ、花びら状に見える。
花は一日花で、朝開き夕方にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の setosa は「棘状の」という意味である。
変種名の hondoensis は「本州の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Iris setosa var. hondoensis

★その由来謎に満ちてはいるけれど
 姿麗し湿原の花

キリガミネヒオウギアヤメ070603a-l.jpg

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ヒオウギアヤメ100529a-l.jpg

檜扇文目(ヒオウギアヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地から亜高山の湿地や湿原などに生える。
海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカにも分布している。
草丈は60センチから70センチくらいである。
葉は剣状で長さが20センチから40センチ、幅が1、2センチくらいで、檜扇(ヒオウギ)に似る。
開花時期は6月から8月である。
茎先で枝分かれしてて花径8センチくらいの紫色の花をつける。
外花被片は3枚あり、円形ないし心形で大きい。
文目(アヤメ)と同様の網目模様が入る。
内花被片は文目(アヤメ)よりも短く、目立たない。
雌しべの花柱は三つに分かれ、花びら状に見える。
花は一日花で、朝開き夕方にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の setosa は「棘状の」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Iris setosa

★美しい網目模様がよく似合う
 檜扇文目は湿原の花
☆雨露の似合いし姿美しく
 紫は冴え儚きを知る

ヒオウギアヤメ100529b-l.jpg

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ナツロウバイ100605d-l.jpg

夏蝋梅(ナツロウバイ)はロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木である。
分類の仕方によってはナツロウバイ属(Sinocalycanthus)とされる。
原産地は中国の浙江省で、山岳地帯に生える。
中国名は夏梅(シャラメイ)である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で大きく、向かい合って生える(対生)。
葉の質は軟らかく、艶がある。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白く、花径は6、7センチくらいあり大きい。
花はやや下向きにつく。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calycanthus はギリシャ語の「calyx(萼)+ anthos(花)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Calycanthus chinensis(=Sinocalycanthus chinensis)

★はっとする花の姿の夏蝋梅
 香りはなくも色香に溢れ

ナツロウバイ100605c-l.jpg

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ハンガリーハシドイ060615a-l.jpg

ハンガリー丁香花(ハンガリーハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地はハンガリーからアフガニスタンにかけてである。
英名はハンガリアンライラック(Hungarian lilac)である。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期はは6月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色を帯びた花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が4つに裂ける。
花の香りはかなり強い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の josikaea は本種を発見した植物学者「ジョシカ(Baroness Rosalia von Josika)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa josikaea

★東欧を故郷とするライラック
 背は低くして香りは強く

ハンガリーハシドイ060615b-l.jpg

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シュッコンレンリソウ070603b-l.jpg広葉の連理草(ヒロハノレンリソウ)はマメ科レンリソウ属の多年草である。
このほかにも、宿根連理草(シュッコンレンリソウ)や宿根スイートピー(シュッコンスイートピー)などの名称が用いられている。
原産地はヨーロッパである。
現在では広く温帯地域に帰化している。
草丈は20センチから50センチくらいである。
全体が無毛である。
葉は2出複葉(双葉)である。
小葉の形は細長い楕円形である。
開花時期は6月から8月である。
花の色は濃いピンクや白いものがある。
花の形は蝶形である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の latifolius は「広葉の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Lathyrus latifolius

★いろいろな名前があるよこの花は
 マメ科の花とすぐわかるけど

シュッコンレンリソウ070603c-l.jpg

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ユキザサ090426a-l.jpg

雪笹(ユキザサ)はユリ科ユキザサ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東シベリアなどにも分布する。
草丈さは30センチくらいである。
葉は長い楕円形で少し笹に似ており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
茎先に粗い毛の多い円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚、雄しべ6本、雌しべ1本である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
実は有毒である。
和名は、白い花を雪に、葉を笹にたとえたものである。
北海道では小豆菜(アズキナ)の名で親しまれている。
これは茹でると小豆のような香りがするところからきている。
若芽や若葉はおひたしにして食べると甘くておいしい。
また、根や根茎は鹿薬(ろくやく)という名の生薬として利用されている。
頭痛、リウマチによる疼痛などに効果がある。
属名の Smilacina は「(ユリ科の)シオデ属(Smilax)」の縮小形である。葉の形が似ているところから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Smilacina japonica

★雪笹の白い小花がゆらゆらと
 踏まないように妖精の花

ユキザサ090426d-l.jpg

ユキザサ080809a-l.jpg

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ハルナユキザサ100529c-l.jpg

榛名雪笹(ハルナユキザサ)はユリ科ユキザサ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
日本固有種である。
本州の栃木県、群馬県、長野県に分布し、山地の林の中に生える。
和名の由来は、群馬県の榛名山で発見されたことからきている。
仲間の雪笹(ユキザサ)に比べると大型である。
草丈は70センチから150センチくらいである。
葉は長い楕円形で、2列に互い違いに生える(互生)。
葉の両面には毛が多い。
開花時期は5月から7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をつける。
花序も大きく、花の数も多い。
外花被片と内花被片が3枚ずつある。
雄しべは6本である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Smilacina は「(ユリ科の)シオデ属(Smilax)」の縮小形である。葉の形が似ているところから名づけられた。
種小名の robusta は「大形の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Smilacina robusta

★大型でがっしりとした葉の先に
 勇壮に咲く榛名雪笹

ハルナユキザサ100529d-l.jpg

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ヒロハユキザサ070720d-l.jpg

広葉雪笹(ヒロハユキザサ)はユリ科ユキザサ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
別名を緑雪笹(ミドリユキザサ)ともいう。
近縁種の雪笹(ユキザサ)に似るが、大形であることや雌雄異株であることが異なる。
草丈は40センチから70センチくらいある。
葉は長さが15センチくらいある長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉や茎にはほとんど毛が生えていない。
茎は緑色である。
近縁種の大和雪笹(ヤマトユキザサ)の場合は、茎の下部は緑色だが上部は赤味を帯び、毛が密集している。
開花時期は6月から7月である。
雌雄異株である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い緑色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、細長い楕円形である。
雄花は雌しべが退化している。
雌花は雌しべの柱頭が3つに裂けて反り返る。
雌花は紫褐色を帯びるものもある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
属名の Smilacina は「(ユリ科の)シオデ属(Smilax)」の縮小形である。葉の形が似ているところから名づけられた。
種小名の yesoensis は「北海道の」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った雄花である。
3枚目は7月に中央アルプスの千畳敷カールで撮った雌花である。
学名:Smilacina yesoensis

★存在は聞いていたけどなるほどね
 緑の色がはっきりわかる

ヒロハユキザサ070720f-l.jpg

ヒロハユキザサ070728a-l.jpg

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ヤマトユキザサ070707b-l.jpg

大和雪笹(ヤマトユキザサ)はユリ科ユキザサ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
別名を大葉雪笹(オオバユキザサ)ともいう。
近縁種の雪笹(ユキザサ)に似るが、大形であることや雌雄異株であることが異なる。
草丈は50センチから70センチくらいある。
葉は長さが15センチくらいある長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
茎は下部は緑色だが、上部は赤味を帯び、毛が密集している。
近縁種の広葉雪笹(ヒロハユキザサ)の場合は緑色で毛も疎らである。
開花時期は6月から7月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、細長い楕円形である。
雄花は雌しべが退化している。
雌花は雌しべの柱頭が3つに裂けて反り返る。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Smilacina は「(ユリ科の)シオデ属(Smilax)」の縮小形である。葉の形が似ているところから名づけられた。
種小名の hondoensis は「本州産の」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Smilacina hondoensis

★姿見て雪笹だとはわかるけど
 奥が深いね大和雪笹
☆ちらちらと大き葉っぱに積もりなば
 今にも溶けん大和雪笹

ヤマトユキザサ070707c-l.jpg

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タチハシドイ060615a-l.jpg

立ち丁香花(タチハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉小高木である。
原産地は朝鮮半島と中国の北部である。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面には綿毛が生える。
開花時期はは5月から6月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の robusta は「大形の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa robusta

★吉林を故郷とする立ち丁香花
 北の都に花添えて咲く

タチハシドイ060615c-l.jpg

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モイワナズナ100429a-l.jpg

藻岩薺(モイワナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
北海道と本州の長野県に分布し、山地の岩場に生える。
海外ではサハリンにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名は札幌市郊外の藻岩山に因む。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎や葉には白い毛や星状毛(一点から放射状に伸びた毛)が生える。
根際から生える葉は卵形ないし披針形でロゼット状となる。
茎にも数枚の葉がつく。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に花径6ミリから8ミリの小さな白い4弁花を密生させる。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Draba sachalinensis

★あの山で見つかったのかこの花は
 名前を聞いて親しみ覚え

モイワナズナ100429b-l.jpg

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レンリソウ080524a-l.jpg

連理草(レンリソウ)はマメ科レンリソウ属の多年草である。
本州と九州に分布し、河原など湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシアのシベリア東部、アムール地方、ウスリー地方などにも分布する。
「連理」とは男女の深く睦まじい契りのことであり、葉の様子をたとえたものである。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎は直立し、両側に翼がある。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、先は巻きひげとなって絡みつく。
小葉の形は披針形で、3対くらいつく。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の蝶形をした花を5輪から8輪くらいつける。
花の長さは2センチくらいである。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の quinquenervius は「5つの脈の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lathyrus quinquenervius

★名ばかりを聞いて覚えた連理草
 やっと出合いの時を迎えて

レンリソウ080524d-l.jpg

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ウツギ090524b-l.jpg

卯の花はじとつく肌に風送り

空木(ウツギ)はユキノシタ科ウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本各地の山野に自生し、生垣にも植えられている。
海外では、中国にも分布する。
和名は、枝が中空になっていることからつけられたものである。
材質は硬く、木釘や楊枝などに用いられている。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は細長い卵形で先が尖り、向かい合って生える(対生)。
葉の長さは3センチから6センチくらいである。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月くらいである。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花を垂れ下げてつける。
花弁は5枚、雄しべが10本、花柱(雌しべ)は3、4本ある。
雄しべの花糸には狭い翼がある。
花の後にできる実は緑白色をした球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと3つから4つに裂ける。
別名は卯の花(ウノハナ)である。
これは、卯月(陰暦4月)に花が咲くということからつけられた名である。
「♪卯の花の匂う垣根に...」の卯の花である。
なお、葉や実を乾燥させたものには利尿効果があり、生薬名を溲疏(そうじょ)と言う。
花言葉は「古風」「秘密」である。
俳句では、「卯の花」「空木の花」「花空木」「卯の花垣」などが夏の季語である。
属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz, 1743-1784)」にちなんで名づけた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は10月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Deutzia crenata

★花見ればふいと忘れる蒸し暑さ
 卯の花の笑みそよ風を呼び
☆爽やかな風を起こさん白き花
 卯の花のした君を待ちつつ

ウツギ090524c-l.jpg

ウツギ実051001a-l.jpg

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カイジンドウ080524b-l.jpg

甲斐竜胆(カイジンドウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道、本州、九州、沖縄に分布し、山地の林の中に生える。

分布域は限定されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、「甲斐の国に咲く竜胆」が転訛したものである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は直立し、赤紫色を帯びる。
茎や葉には白い細かな毛がたくさん生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には不揃いな粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の下部につく葉は鱗片状で小さく、脱落する。
開花時期は5月から6月である。
茎の上部に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、苞葉の脇に唇形をした花を円錐状につける。
花の色は紅紫色である。
花冠は長さが10ミリから12ミリくらいの筒部があり、先が唇形に裂ける。
上唇は2つに裂けて短い半円形の裂片となる。
下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は更に浅く2つに裂ける。
雄しべは4本あり、そのうちの2本が長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の ciliata は「縁毛のある」という意味である。
変種名の villosior は「長い軟毛のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ajuga ciliata var. villosior

★珍しい名前にまずは驚くよ
 花は見慣れた形だけれど
☆花の色溢れるように葉を染めて
 竜胆の花甲斐を住処に

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カイナンサラサドウダン080524e-l.jpg

海南更紗満天星(カイナンサラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の愛知県、三重県、和歌山県、四国の徳島県に分布し、山地の岩場に点在する。
分類上は、更紗満天星(サラサドウダン)の変種とされている。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は倒卵形ないし楕円形で、枝先に集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は主脈上に微毛が生え、裏面には褐色の縮れた毛が疎らに生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色の花を下垂させる。
花冠は長さ7ミリから9ミリくらいの広い釣鐘形で、先は5つに裂ける。
花冠は緑色で、紅色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の campanulatus は「鐘形の」という意味である。
変種名の sikokianus は「四国の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
紅葉と実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus var. sikokianus

★細やかな姿可憐な花模様
 小さく咲くけど見つけてみてと

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カイナンサラサドウダン081102b-l.jpg

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ウンナンハシドイ060615a-l.jpg

雲南丁香花(ウンナンハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地は中国南西部の雲南省や四川省で、標高2000メートルから4000メートルの渓谷沿いの斜面などに生える。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は槍のように尖り、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、藤色の花をつける。
花にはかすかなよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa yunnanensis

★渓谷に沿った斜面に咲くという
 花色淡き雲南丁香花

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アイズシモツケ100529c-l.jpg

会津下野(アイズシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
表記は「アイヅシモツケ」とするものもある。
和名の由来は、福島県の会津地方で発見されたことからきている。
北海道の西南部から本州の中部地方にかけてと九州の熊本県に分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、東シベリアにも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、重重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い5弁花をたくさんつける。
花弁の形は丸い。
雄しべは20本くらいあり、花弁より長く伸びるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の chamaedryfolia は「(シソ科ニガクサ属の)ウォールジャーマンダー(Teucrium chamaedrys)に似た葉の」という意味である。
種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Spiraea chamaedryfolia var. pilosa

★花の咲く姿にとうとう出会ったよ
 濡れ鼠だがそれもうれしく

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オオキンケイギク060527d-l.jpg

大金鶏菊(オオキンケイギク)はキク科ハルシャギク属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
観賞用に栽培されていたものが野生化し、戦後になって全国各地の海岸や河川敷、道端などに群落をつくるようになった。
このため外来生物法に基づき「特定外来生物」として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されている。
家庭で栽培することも禁止されているので注意が必要である。
草丈は20センチから70センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、3枚から5枚の小葉に分かれる。
葉の両面には粗い毛が生える。
ただし、葉の様子は個体によって差がある。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に花径5センチくらいのやや大型の花(頭花)をつける。
花の色は鮮やかな黄色である。
中央部には筒状花がたくさんあり、そのまわりには舌状花がある。
舌状花というのは花びらのように見える部分である。
舌状花の先にはぎざぎざの切れ込みがあり、コスモスによく似ている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
園芸品種が多く、大輪咲き、半八重咲き、八重咲きなどのものがある。
和名の由来は、花の形が鶏冠に似ていることからきている。
属名の Coreopsis はギリシャ語の「coris(南京虫)+opsis(似た)」からきている。そう果の形が南京虫に似ているということで名づけられた。
種小名の lanceolata は「披針形の」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Coreopsis lanceolata

★陽光を浴びてきらきら照り映える
 大金鶏菊華やかなりし

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カトレアクローバー060610.jpg

カトレアクローバーはマメ科シャジクソウ属の常緑多年草である。
原産地は南アフリカなどである。
草丈は10センチくらいである。
葉は白詰草(シロツメクサ)と同じ3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
開花時期は5月から6月である。
花の色は紫だが花びらの先が白く、グラデーションがかかっているように見える。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の burchellianum はイギリス人の探検家「バーチェル(William John Burchell, 1781-1863)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Trifolium burchellianum

★紫の花が灯すはほの明かり
 逞しいけどチャーミングだよ

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レンゲツツジ100529a-l.jpg

血潮燃え蓮華躑躅は冷めやらず

蓮華躑躅(レンゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道南部から九州にかけて分布し、高原などに生える。
また、庭木ともする。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁には毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
葉が出た後、葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5、6センチくらいの大きな漏斗状の花を2輪から8輪くらいつける。
花の色は朱赤色だが、黄色のものもあり、黄蓮華躑躅(キレンゲツツジ)という。
蜜に毒を含む有毒植物で牛や馬が食べないこともあって、しばしば大群落を形成する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花と葉が輪状に並ぶ様子を蓮華(ハス)に見立てたものである。
俳句の季語は春である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の molle は「軟毛のある」という意味である。
亜種名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Rhododendron molle subsp. japonicum

★敷き詰めた絨毯の色鮮やかに
 蓮華躑躅は夢の一時

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ベニサラサドウダン100529b-l.jpg

紅更紗満点星(ベニサラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
更紗満点星(サラサドウダン)の変種で、花の色が紅色になる。
日本固有種である。
北海道から本州の中国地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから5メートルくらいになる。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花は吊り鐘状で下を向き、紅色の花弁に濃い紅色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は花の姿を更紗模様にたとえたものである。
更紗満点星(サラサドウダン)に比べると花冠は短く、先が細かく裂ける。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の campanulatus は「鐘形の」という意味である。
変種名の palibinii はロシアの植物学者「パリビン(Ivan Vladimirovich Palibin, 1872-1949)さんの」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus var. palibinii

★赤々と燃えるがごとく色づいて
 花は静かに調べ奏でて

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ウスゲシナハシドイ060615d-l.jpg

薄毛支那丁香花(ウスゲシナハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉低木である。
原産地は中国の北部である。
英名はレイトライラック(late lilac)である。
樹高は2、3メートルである。
葉は長さ10センチから15センチの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月である。
葉の脇からピラミッド状の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、藤色の花をつける。
花序は長さが15センチから25センチくらいある。
花の香りは少ない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の villosa は「柔らかい毛に覆われた」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Syringa villosa

★悠然と伸ばす花穂は槍のよう
 突然の雨ああ気の毒と

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ニワゼキショウ080524b-l.jpg

庭石菖(ニワゼキショウ)はアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代に渡来し、芝生や草地に野生化している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は剣形をしている。
この葉の形が石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ているところからつけられた名前である。
開花時期は5月から6月である。
花径5ミリから15ミリくらいの花を開く。
花の色は赤紫または白紫で、そこに紫色の筋が入っている。
花びら(花被片)は6枚で、中央部分が濃く彩られている。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を南京文目(ナンキンアヤメ)ともいう。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の rosulatum は「ロゼット状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sisyrinchium rosulatum

★群れ咲きて増える力も強けれど
 花の命は一日に尽きて

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アオモリマンテマ070505c-l.jpg

青森マンテマ(アオモリマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
青森県と秋田県の固有種である。
白神山地など限られた地域に分布し、山地の岩場に生える。
氷河時代の残存植物と考えられている。
1968年に発見され、1973年に新種として登録された。
盗掘によって個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから20センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色は白く、花径は2センチくらいある。
花弁は5枚で、先が不規則に切れ込む。
萼筒の部分は膨らんでいる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の aomorensis は「青森の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Silene aomorensis

★切れ込んだ花びらとてもユニークで
 見とれてしまう青森マンテマ

アオモリマンテマ070505a-l.jpg

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シャジクソウ060722b-l.jpg

車軸草(シャジクソウ)はマメ科シャジクソウ属の多年草である。
長野県、群馬県、宮城県と北海道に分布し、山地の草原や海岸の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、シベリア、東ヨーロッパ、中央アジア、アラスカなどに分布する。
白詰草(シロツメクサ)や赤詰草(アカツメクサ)と同じ仲間である。
和名の由来は、葉を牛車の車輪に見立てたものである。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は5、6枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は細長い楕円形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄が短いので、小葉が輪生しているように見える。
開花時期は6月から9月である。
淡い紅紫色をした細長い蝶形の花を扇形に数個つける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
稀に白花のものもあり、白花車軸草(シロバナシャジクソウ)と呼んでいる。
花言葉は「あどけなさ」である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の lupinaster は「ハウチワマメ属(Lupinus)に似た」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Trifolium lupinaster

★蝶形の小花揺らして夏の野に
 車軸草咲く高原の朝
☆朝露が花びら揺らす車軸草
 夏の空へと飛び立つように

シャジクソウ060722a-l.jpg

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サラサドウダン080524a-l.jpg

更紗満天星(サラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
東北地方から近畿地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、広い鐘形の花を下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の色は、淡い黄色の地に紅色の筋が入り、先端が少し紅色になって、とても美しい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この姿を更紗染めの模様に見立てたのが名の由来である。
別名を風鈴躑躅(フウリンツツジ)ともいう。
この名もまた花の形と模様からきている。
秋の紅葉も燃えるように美しい。
花言葉は「溢れる喜び」である。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の campanulatus は「鐘形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus

★音なくもいずこともなく音曲の
 聴こえるように花は震えて
☆満天の星は輝き頬染めて
 乙女の歌は夜風誘い

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ウラジロヨウラク100529a-l.jpg

裏白瓔珞(ウラジロヨウラク)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木である。