2010年5月アーカイブ

エキサイゼリ100515a-l.jpg

益斎芹(エキサイゼリ)はセリ科エキサイゼリ属の多年草である。
日本固有種で、1属1種である。
本州の関東地方と中部地方に分布し、河川敷などの湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名は、発見者の前田益斎にちなむ。
前田益斎は江戸時代の富山藩主で、天保年間に初めて記録されたという。
草丈は20センチから30センチである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は1対から4対で、卵形をしている。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は細い線形で、花より短い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Apodicarpum はギリシャ語の「a(無)+pos(足)+karpos(果)」からきている。分果に柄がないことから名づけられた。
種小名の ikenoi は植物学者「池野成一郎(いけの・せいいちろう, 1866-1943)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Apodicarpum ikenoi

★江戸の世に発見された益斎芹
 奥が深いねその面白さ

エキサイゼリ100515b-l.jpg

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ウスノキ100529a-l.jpg

臼の木(ウスノキ)はツツジ科スノキ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
北海道から九州の北部にかけて分布し、低山から亜高山の林の中や岩場などに生える。
和名の由来は、先の窪んだ実の形が「臼」に似ていることからきている。
別名を角実酢の木(カクミスノキ)とい。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形ないし細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、先は尖る。
葉のつけ根はくさび形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、1、2個の花を下向きにつける。
花冠は緑白色で赤味を帯び、壺形をしている。
先は浅く5つに裂け反り返る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、先が5つに割れて窪む。
酸味があり、赤く熟すと食べられる。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の hirtum は「短い剛毛のある」という意味である。
変種名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
実の写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Vaccinium hirtum var. pubescens

★枝先にちょんと顔出す赤い実は
 これが臼の木どんな味かな

ウスノキ100529b-l.jpg

ウスノキ060819b-l.jpg

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スイートピー

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スイートピー100220b-l.jpg

うな垂れて誰を思うかスイトピー

スイートピー(sweet pea)はマメ科レンリソウ属(ハマエンドウ属)の一年草である。
原産地はシチリア島で、イギリスで品種改良が行われた。
日本へは明治時代に渡来した。
蔓性で長さは3、4メートルにも達する。
全体に粗い毛が生えている。
葉は緑色の羽状で、先端は巻きひげとなって他の物にからんで這い上がる。
開花時期は5月から6月である。
ただし、今では夏咲き系や冬咲き系などもある。
葉の脇から20センチくらいの花茎を出し、大きな蝶形の花をつける。
萼は釣鐘形で先は5つに裂ける。
原種の色は淡い紫色だが、白、ピンク、オレンジなど色も豊富である。
覆輪や絞りの品種、大輪多花系、矮性品種などもある。
甘酸っぱい香りがするので切り花としてもよく利用される。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
有毒植物であり、多食すれば麻痺や歩行困難を引き起こす危険がある。
香豌豆(カオリエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)、麝香豌豆(ジャコウエンドウ)などの和名があるが、ほとんど用いられていない。
YListではスイートピーを標準和名としている。
花言葉は「門出」「別離」「優しい思い出」である。
俳句の季語は春である。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の odoratus は「よい香りのする」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lathyrus odoratus

★鼻歌を口ずさみたくなってくる
 スイートピーは青春の花
☆ヒラヒラと戯れ遊ぶ蝶の花
 春風吹きて旅立ちの時

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ヒメウツギ100515b-l.jpg

姫空木(ヒメウツギ)はユキノシタ科ウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の岩の上などに生える。
また、古くから庭園樹として利用されている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをしてして茂り、近縁種の空木(ウツギ)より小形である。
また、葉も空木(ウツギ)よりも細い。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)
葉の先は鋭く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い5弁花をたくさんつける。
花径は10センチから15ミリくらいである。
雄しべは10本である。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)の両側に翼がある。
雌しべは3、4本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz, 1743-1784)」にちなんで名づけた。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Deutzia gracilis

★岩肌を真白き花で覆いつつ
 漏らす溜息誰聞くとなく

ヒメウツギ100515c-l.jpg

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桐(キリ)

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キリ090503e-l.jpg

天を衝く槍のごとくに桐の花

桐(キリ)はゴマノハグサ科キリ属の落葉高木である。
分類体系によっては、ノウゼンカズラ科あるいはキリ科に分類されることもある。
原産地は中国といわれているが、はっきりしていない。
日本へは古い時代に朝鮮を経て渡来した。
日本では北海道の南西部以南で植栽され、あるいは野生化して山地に生える。
樹高は8メートルから15メートルくらいである。
樹皮は淡い灰褐色をしている。
葉は大形で幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、葉の長さは30センチにもなる。
時に3つから5つに裂け、先は尖っている。
表面には軟毛が密生し、触るとざらざらする。
開花時期は5月から6月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色の花をたくさんつける。
花冠は長さ5センチくらいの筒形で、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
10月ころに熟し、2つに裂けて翼のある種子をたくさん飛び散らせる。
材は軽くて柔らかく、色白で木目も美しい。
このため古くから良質の木材として重宝され、箪笥、楽器、下駄などの材料とされてきた。
また、古くから神聖な木とされ、上流社会で紋章や装飾として用いられてきた。
岩手県の県花である。
俳句では「桐の花」が夏の季語である。
属名の Paulownia はオランダの女王「アンナ・パブロブナ(Anna Paulowna)」の名からきている。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Paulownia tomentosa

★天を衝く槍のごとくに桐の花
 空の青さに溶け込むように

キリ090503b-l.jpg

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ホオノキ090503c-l.jpg

天空と契り交わすや朴の花

朴の木(ホオノキ)はモクレン科モクレン属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は15メートルから30メートルくらいになる。
幹の太さも100センチから150センチくらいになる。
幹は真っ直ぐに伸び、枝も上方に伸びる。
樹皮は灰白色をしている。
葉は互い違いに生え、倒卵形といって卵を逆さにしたような長い楕円形で、長さは20センチから50センチくらいになる。
これは日本産の広葉樹の中で最も大きい。
古代には食物を盛る器として用いられた。
現在でも、朴葉味噌などで知られている。
葉の表面は緑色、裏面は灰白色を帯びた緑色である。
葉の周りにぎざぎざ(鋸歯)はなく、波打ったようになる。
開花時期は5月から6月である。
枝先に花径15センチから20センチくらいの大きなクリーム色をした杯形の花が上向きにつく。
花には強い香りがある。
花びらは8枚から9枚あり、萼片は3枚である。
中央部には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)がたくさん集まった集合果で、落葉のころに赤く熟する。
材は狂いが少なく、寄木や彫刻、下駄の歯、家具などに用いられている。
花言葉は「誠意ある友情」である。
俳句では「朴の花」が夏の季語である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(Pierre Magnol, 1638-1715)さん」の名からきている。
種小名の obovata は「倒卵形の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Magnolia obovata

★天空と契り交わすや朴の花
 伸びる梢も空をめざして
☆大き葉に鎮座するよな朴の花
 天に捧げる香り豊かに

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スグダチキイチゴ070603a-l.jpg

直立木苺(スグダチキイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
雲南省西北部および四川省に分布し、標高2000メートルから4000メートルの地域に生える。
中国名は「直茎苺」である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い紅紫色の5弁花を数輪つける。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果)で、赤橙色に熟する。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の stans は「直立した」を意味する。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rubus stans

★調べてもまるで姿が見えぬけど
 富山しかない雲南の花

スグダチキイチゴ070603b-l.jpg

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シライトソウ100529a-l.jpg

白糸草(シライトソウ)はユリ科シライトソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
本州の秋田県から九州にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長楕円形で、根ぎわに放射状につく。
また、花の下には小さくて細長い葉があり、これが苞である。
開花時期は5月から6月である。
ブラシのように固まって白い花穂をつける。
花びら(花被片)は、長い花びら4枚と短い花びら2枚で1組になっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、伸びた花被片を白い糸に見立てたものである。
属名の Chionographis はギリシャ語の「chion(雪)+graphe(筆)」からきている。白い小さな花をたくさんつけた様子を筆にたとえて名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Chionographis japonica

★青空になぞり書きする雪の筆
 白糸草の願い知りたく

シライトソウ100529b-l.jpg

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センダイハギ100529a-l.jpg

先代萩(センダイハギ)はマメ科センダイハギ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や川岸などに生える。
また、植栽もされている。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東地方、北アメリカ北部などに分布する。
和名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものだという。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の柄には小葉に似た形の托葉がつく。
葉の裏には白い毛がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い大きな蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Thermopsis はギリシャ語の「thermos(ハウチワマメ)+opsis(似た)」からきている。花や葉の形が似ていることから名づけられた。
種小名の lupinoides は「ハウチワマメ属(Lupinus)に似た」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Thermopsis lupinoides

★一面を黄金に染めて咲き出ずる
 先代萩は蝶舞うごとく

センダイハギ100529b-l.jpg

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ムラサキカタバミ080505b-l.jpg

紫酢漿草(ムラサキカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは江戸時代の後期に観賞用として渡来した。
現在では逸出して広く全国に分布し、道ばた、空き地、畑などに生える。
海外では、北アメリカ、オーストラリア、南ヨーロッパ、アジアに分布している。
環境省の要注意外来生物に指定されている。
また、北海道のブルーリストでは、A3ランクに登録されている。
別名を桔梗酢漿草(キキョウカタバミ)ともいう。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、倒心形の3小葉からなる。
葉の裏面には褐色の点があるのが特徴である。
開花時期は5月から10月である。
花は淡い紅紫色の5弁花で、花の真ん中は淡い緑色をしている。
よく似た芋酢漿草(イモカタバミ)は、花の真ん中が濃い紫色である。
また、雄しべの葯の色が、芋片喰(イモカタバミ)は黄色で、紫片喰(ムラサキカタバミ)は白である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の corymbosa は「散房花序の」という意味である。
写真は5月に埼玉県川口市で撮った。
学名:Oxalis corymbosa

★雑草と思えぬほどに美しい
 紫酢漿草広く帰化して

ムラサキカタバミ080505c-l.jpg

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ケキツネノボタン100515a-l.jpg

毛狐の牡丹(ケキツネノボタン)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、湿り気のある道端や湿地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で切れ込みが深く、先が尖る。
根際から生える葉には長い柄がある。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から7月である。
花径1センチくらいの黄色い花を咲かせる。
花には光沢があり、後ろに萼がある。
花弁は5枚である。
雄しべ、雌しべはたくさんある。
花の後には、球状に集合した実をつける。
実には棘がある。
雌しべの1つ1つが棘になるのである。
近縁種の狐の牡丹(キツネノボタン)との違いは、茎に毛が多いことである。
また、狐の牡丹(キツネノボタン)のほうは実の棘の先が曲がっている。
「狐の牡丹」の名の由来は、葉が牡丹に似ているところからきている。
有毒植物で、皮膚に対する刺激性成分を含んでいる。
芹(セリ)と生育場所が似ているので誤認されて採集されることがあるという。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の cantoniensis は「(中国の)広東の」という意味である。
写真は5月につくぱ植物園で撮った。
学名:Ranunculus cantoniensis

★あぜ道で風に吹かれて毛繕い
 毛狐の牡丹眩しい黄金

ケキツネノボタン100515b-l.jpg

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アルケミラモリス100515b-l.jpg

アルケミラ・モリスはバラ科ハゴロモグサ属(アルケミラ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパ東部からトルコ、コーカサスにかけてである。
ヨーロッパでは古くからハーブとして知られる西洋羽衣草(セイヨウハゴロモグサ:Alchemilla vulgaris)と同属である。
こちらのほうが英名をレディスマントル(lady's mantle)というのだが、日本では本種がこの名前で出回っている。
草丈は60センチから80センチくらいである。
葉は心臓形で浅い切れ込みが入り、互い違いに生える(互生)。
葉の色は灰緑色である。
茎の上部につく葉には柄がなくて茎を抱き、表面には毛が生えている。
開花時期は5月から7月である。
茎先から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花には花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片である。
萼片が4枚あり、その間に小さな副萼片が4枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Alchemilla はアラビア語の「alkemelyeh(絹状の軟毛)」からきている。葉の様子を表したものである。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Alchemilla mollis

★黄緑の小花びっしり敷き詰めて
 ヒロインなのとアルケミラ・モリス

アルケミラモリス100515c-l.jpg

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シナユリノキ070603a-l.jpg

支那百合の木(シナユリノキ)はモクレン科ユリノキ属の落葉高木である。
原産地は中国の中南部で、標高1000から1500メートルの山地の林の中に生える。
明治時代の初期に発見されたという。
北アメリカに分布する百合の木(ユリノキ)の近縁種である。
両者はアジアと北アメリカに隔離分布し、大陸移動の生物的証拠であるとされる。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では準絶滅危惧(NT)に指定されている。
樹高は15メートルから40メートルくらいである。
葉は浅く手のひら状に2つから4つに裂け、先はへこんでいる。
葉の質は薄くて硬い。
開花時期は5月から6月である。
チューリップのような形をした花をつける。
花被片は9枚である。
外側の3枚は萼のようになって横に開く。
内側の6枚は花弁状になる。
百合の木(ユリノキ)のようにオレンジ色の斑は入らず、花の色も緑が濃い。
花の真ん中には雌しべが円錐形に集合したものがあり、その周りをたくさんの雄しべが取り囲む。
雌しべが花の外に突き出しているのが特徴である。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)の集合果である。
属名の Liriodendron はギリシャ語の「leirion(ユリ)+dendron(樹木)」からきている。花の形がユリに似ることから名づけられた。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Liriodendron chinense

★色の濃い花が何やら神秘的
 支那百合の木は語り部なるや

シナユリノキ070603b-l.jpg

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ムラサキ100515a-l.jpg

紫(ムラサキ)はムラサキ科ムラサキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、アムール地方に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
古くは中国最古の薬物書「神農本草経」にも登場し、また万葉集にも多数登場する。
根は乾燥すると紫色となり、紫根(しこん)と呼ばれ、紫の染料として利用されてきた。
また、漢方でも解熱薬、解毒薬、皮膚病の薬などとして用いられる。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立し、上方で枝分かれする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に小さな白い花をつける。
花冠は5つに裂けて横に開き、花の真ん中がへこんでいるのが特徴である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Lithospermum はギリシャ語の「lithos(石)+ sperma(種子)」からきている。小堅果を結ぶ性質から名づけられた。
種小名の erythrorhizon は「赤い根の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lithospermum erythrorhizon

★紫の雅は土の下なりと
 軽やかに咲く花は純白

ムラサキ100515b-l.jpg

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ホオベニエニシダ090426a-l.jpg

頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)はマメ科エニシダ属の落葉低木である。
ヨーロッパ南西部原産の金雀枝(エニシダ)の園芸品種である。
特徴は両翼弁に赤いぼかしが入ることである。
樹高は2、3メートルである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、先が尖る。
開花時期は4、5月である。
葉の脇にやや長い蝶形をした黄色い花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Cytisus はギリシャ語の「kytisso(クローバー)」からきている。3出複葉である点が共通する。
種小名の scoparius は「箒状の」という意味である。
品種名の Andreanus は「アンドレー(Andre)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Cytisus scoparius 'Andreanus'

★頬紅がピエロのようなアクセント
 どこか愉快に見えるが不思議

ホオベニエニシダ090426c-l.jpg

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フレンチタイム100515a-l.jpg

フレンチタイム(French thyme)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年草である。
和名を立ち麝香草(タチジャコウソウ)というコモンタイム(common thyme)の選抜種である。
原産地は南ヨーロッパである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
立ち性である。
葉は細かな線形ないし楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から8月くらいである。
茎先に小さな唇形の花を輪生させる。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花はよい香りがする。
ロックガーデンなどで観賞用とされるほか、ハーブとして利用される。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Thymus vulgaris 'Narrow-leaf French'

★選ばれて育てられたと言うだけに
 香り見事なフレンチタイム

フレンチタイム100515b-l.jpg

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ブタナ100515a-l.jpg

豚菜(ブタナ)はキク科エゾコウゾリナ属の多年草である。
ヨーロッパ原産の帰化植物である。
蒲公英(タンポポ)の花が終わったころから夏にかけて、蒲公英(タンポポ)とよく似た花を咲かせる。
ただし、タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花をつけるが、豚菜(ブタナ)は花茎が枝分かれして複数の頭花をつける。
昭和8年に北海道で最初に確認され、現在では北海道と本州の広い範囲で野生化している。
環境省の要注意外来生物リストに登録されている。
また、北海道のブルーリストでA2ランクに指定されている。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は根際から生える葉だけである。
不揃いの波形のぎざぎざ(鋸歯)があり蒲公英(タンポポ)に似ているが、葉の両面や縁には剛毛が生える。
開花時期は6月から9月である。
茎の先に花径3センチから4センチの舌状花だけからなる頭花をつける。
舌状花は黄色で、遠くから見ると蒲公英(タンポポ)のように見える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を蒲公英擬き(タンポポモドキ)という。
属名の Hypochaeris はギリシャ語の「hypo(のため)+choeros(子豚)」からきている。
種小名の radicata は「根のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Hypochaeris radicata

★遠目には蒲公英咲くと見間違う
 豚菜の花は夏陽を浴びて

ブタナ100515b-l.jpg

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イトキンポウゲ100515a-l.jpg

糸金鳳花(イトキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道東部と南西部の余市山系、本州の日光と尾瀬、野反湖に分布し、湖畔などの湿地に生える。
海外では、中国の東北部やサハリンなど北半球の亜寒帯地域に広く分布する。
北方系の遺存種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎は細く、地面を這う。
葉は糸状で幅が1ミリくらいしかない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に花径5ミリから10ミリくらいの小さな黄色い花をつける。
花弁数は5枚から9枚くらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」に由来する。蛙の棲むような所に生えるということからきている。
種小名の reptans は「匍匐性の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ranunculus reptans

★よく見れば小さいけれど金鳳花
 可愛い花に会話も弾み

イトキンポウゲ100515b-l.jpg

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ミツバシモツケ070603a-l.jpg

三葉下野(ミツバシモツケ)はバラ科ギレニア属の多年草である。
原産地は北アメリカで、合衆国の南東部に分布する。
学名のギレニア・トリフォリアタで表示するものもある。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎の色は鮮やかな赤で、よく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄はない。
開花時期は5月から6月である。
枝先に緩やかな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い5弁花をつける。
赤い萼片が5枚あり、花弁が落ちた後も星形になって残る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
秋には紅葉をする。
ネイティブ・アメリカンは葉や根茎を薬用とした。
属名の Gillenia はドイツ人の植物学者「ギレン(Arnold Gillen, 1600's)さん」の名からきている。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Gillenia trifoliata

★下野の名とはイメージ違うけど
 白い花びら姿優しく

ミツバシモツケ070603c-l.jpg

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ノイバラ080510f-l.jpg

野茨の白さ目に沁む雨の庭

野茨(ノイバラ)はバラ科バラ属(ロサ属)の落葉低木である。
ロサ属はヨーロッパ、日本、中国、ヨーロッパ、北アメリカなどに200種くらい分布している。
また、改良された数1000種の園芸品種がある。(薔薇図鑑参照)
「ばら」は「いばら」の転訛で同属の植物の総称として用いられている。
属名の和名もバラ属という。
漢字には中国語の「薔薇」が充てられており、「そうび」や「しょうび」とも読まれる。
本種は北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
別名を野薔薇(ノバラ)という。
英名はマルチフローラローズ(multiflora rose)などである。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
半蔓性で、幹や枝には鋭い棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から9枚で1組になる。
小葉の形は楕円形ないし幅の広い卵形である。
先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
艶はなく、裏面に短い毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花びらは5枚で、ほのかな香りがする。
萼片は披針形で反り返り、毛が密生している。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く熟する。
種子を乾燥させたものを生薬で営実(えいじつ)といい、利尿剤、下剤とされる。
古名を荊(うらま)といい、万葉集にも詠まれている。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「詩」や「才能」である。
6月15日の誕生花である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
実の写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Rosa multiflora

★野茨の鋭き棘もものとせず
 君を射止めん心のままに
☆埋め尽くす君への想いそのままに
 溢れんばかり野茨は咲き

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ノイバラ081221a-l.jpg

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ドクダミ080531a-l.jpg

ドクダミの二輪寄り添う子守唄

毒痛み(ドクダミ)はドクダミ科ドクダミ属の多年草である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、日陰や湿地に生える。
海外では、東アジアや東南アジアに広く分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は先の尖った心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかい。
開花時期は5、6月である。
茎先に十字型の白い花を咲かせる。
花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものである。
実際のドクダミには花弁も萼片もない。
花の中央に穂状になっているのは雄しべと雌しべである。
種子は不稔性(次の世代の子孫を作れない)である。
名前の由来は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転じたものといわれる。
あるいは、ドクダミの葉は特有の臭気があるため、毒が入っているのではないかということで毒溜め(ドクダメ)と呼ばれるようになり、それがドクダミになったという。
そのほかにもいろいろな説があるらしい。
生薬名を十薬(じゅうやく)といい、整腸、利尿、解毒などの薬効がある。
花言葉は「白い追憶」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Houttuynia はオランダの医師で植物学者の「ホッタイン(Maarten Houttuyn, 1720-1798)さん」の名からきている。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Houttuynia cordata

★路地裏に十字に開く薬箱
 赤髭先生譬わばドクダミ
☆時を越え見つめん花のあることを
 白きドクダミ我に教えて

ドクダミ080531b-l.jpg

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セイヨウミヤコグサ100617a-l.jpg

西洋都草(セイヨウミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属(ロツス属)の多年草である。
ロツス属は世界中に分布し、70種から150種くらいある。
日本にも都草(ミヤコグサ)が分布し、属名の和名をミヤコグサ属という。
本種はヨーロッパ原産で、世界中に帰化している。
日本では戦後帰化しているのが発見された。
牧草として導入したのが野生化したものである。
現在では北海道から九州にかけて分布し、道端、原野、堤防などの草地に生える。
たとえば北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
また、国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも登録されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎には微毛がある。
葉は3出複葉といって、小葉が3枚で1組になる。
小葉の形は卵形で、葉の先は少し尖り、縁にはぎざぎざの鋸歯がない(全縁)。
葉の色は粉白色を帯びている。
開花時期は4月から8月である。
花は黄色い蝶形花である。
花のつき方は散形花序で、茎先から1個から7個の柄が放射状に出て、その先にひとつずつ花がつく。
散形花序というのは、横から見ると平らな感じになる花序である。
都草(ミヤコグサ)と似ているが、本種のほうが大きくて花数も多い。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lotus はギリシャ語の「lota(球形の水壺)」からきている。
種小名と変種名の corniculatus は「小さなつののある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Lotus corniculatus var. corniculatus

★舞うような黄金の花がよく似合う
 帰化したけれど名は都草

セイヨウミヤコグサ100617c-l.jpg

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2013/06/14 改訂
2016/07/08 3訂

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ヒメシャガ100515a-l.jpg

姫著莪(ヒメシャガ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州北部にかけて分布し、山地の林の中や道端などに生える。
また、観賞用として寺院などに植えられる。
著莪(シャガ)に全体が似ており、それを小形にした感じというのが名の由来である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
冬には枯れることと艶がないことが特徴である。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径4センチくらいの淡い紫色をした花を2、3輪つける。
花被片は6枚で、花の色は著莪(シャガ)よりも濃い。
外花被片には黄色い斑紋があり、「とさか状」の突起がある。
また、著莪(シャガ)は実ができないが、本種はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)ができる。
なお、園芸品種には白花や八重咲きのものもある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の gracilipes は「gracilis(細い)+pes(足)」からきている。足は花茎を指している。
写真は5月につくば植物園で撮った。
白花は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Iris gracilipes

★少しだけお澄ましをしていいかしら
 姫射干が咲く空澄み渡り

ヒメシャガ100515b-l.jpg

ヒメシャガ・白花090503a-l.jpg

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チョウジソウ100515c-l.jpg

丁子草(チョウジソウ)はキョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草である。
漢字では「丁字草」とも書く。
花を横から見ると「丁」の字に見えるのでこの名前がついた。
北海道、本州、九州に分布し、川原や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉の形は細長い楕円形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花の色はコバルトブルーで、星型をしている。
横から見ると筒状をしたいくつかの花が、茎先に群がってつく。
花の後にできる実は円柱状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
全草に有毒成分を含み、誤食すると危険である。
花言葉は「威厳」である。
属名の Amsonia はアメリカの植物学者「アムソン(Charles Amson, 1700's)さん」の名からきている。
種小名の elliptica は「楕円形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Amsonia elliptica

★歩み来て先に道なき行き止まり
 右に曲がるか後ろに退くか
☆星型の涼やかなりし花なれど
 毒を秘めしは誰のためにと

チョウジソウ100515b-l.jpg

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ウンナンバイカウツギ070603a-l.jpg

雲南梅花空木(ウンナンバイカウツギ)はユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
原産地は中国の南西部からミャンマーにかけてである。
標高700メートルから3800メートルの地域に生える。
中国名は「云南山梅花」という。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は灰白色を帯びる。
開花時期は6月から7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白いカップ形の花をつける。
花弁は4枚である。
萼片も4枚で、紅紫色をしている。
花弁と萼片のコントラストが美しい。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、バイカウツギの名の由来は、花が梅に似ていて幹が中空であることからきている。
属名の Philadelphus はエジプト王「プトレマイオス2世フィラデルフォス(Ptolemy II Philadelphus)」にちなむ。
種小名の delavayi はフランス人の宣教師で植物学者の「デラベイさん(Pierre Jean Marie Delavay, 1834-1895)の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Philadelphus delavayi

★爽やかな香り伴い咲き出ずる
 花は清楚に青空見詰め

ウンナンバイカウツギ070603c-l.jpg

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ハマナス100515a-l.jpg

はまなすの咲く砂浜に足とられ

浜梨(ハマナス)はバラ科バラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道に多く、本州では太平洋側は茨城県、日本海側は島根県にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
また、庭木とされる。
北海道の花に指定されている。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島などにも分布する。
樹高は1、2メートルである。
枝は太く、また刺が多く鋭い。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形である。
表面は艶つやがあって毛は生えず、裏面には毛が密生する。
開花時期は5月から8月である。
枝先に紅色の5弁花を1輪から3輪ずつつける。
花の色は白いものもある。
花径は6センチから8センチくらいある。
野生のバラの仲間では最も大きな花である。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で赤く熟し、甘酸っぱい梨に似た味がする。
このことから「浜梨」と呼ばれていたのが訛って「ハマナス」になったという。
花言葉は「美しい悲しみ」である。
俳句では花が夏の季語である。
また、実は秋の季語である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の rugosa は「皺のある」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Rosa rugosa

★何食わぬ顔で浜茄子微笑めど
 染まる紅色隠すすべなく
☆微笑みし浜茄子の花咲き誇り
 北の大地に夏は訪れ

ハマナス100515b-l.jpg

ハマナス080712b-l.jpg

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シロバナハマナス100515c-l.jpgはまなすの白も引き立つ昼下がり

白花浜梨(シロバナハマナス)はバラ科バラ属の落葉低木である。
基本種の浜梨(ハマナス)は紅色の花をつけるが、稀に白花をつけるものがある。
北方領土を含む北海道に多く、本州では太平洋側は茨城県、日本海側は島根県にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島などにも分布する。
樹高は100センチから150センチくらいである。
太い枝には針のような棘が密生する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長目の楕円形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、裏面には毛がたくさん生える。
開花時期は5月から7月くらいである。
枝先に1輪から3輪くらいずつ白い花をつける。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんある。
花には強い香りがある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で赤く熟し、甘酸っぱい梨に似た味がする。
このことから「浜梨」と呼ばれていたのが訛って「ハマナス」になったという。
俳句では浜梨の花が夏の季語である。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の rugosa は「皺のある」という意味である。
品種名の alba は「白い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa rugosa f. alba

★白花の清かな姿一際に
 目を奪い咲く浜梨の花

シロバナハマナス100515b-l.jpg

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ミヤコグサ080831b-l.jpg

都草(ミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属(ロツス属)の多年草である。
ロツス属は世界中に分布し、70種から150種くらいある。
日本にも本種が分布し、属名の和名をミヤコグサ属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物だといわれている。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤ、インドなどに広く分布する。
中国名は百脈根(bai mai gen)という。
和名の由来については、かつて京都に多かったからなど諸説がある。
別名を烏帽子草(エボシグサ)という。
これは、花の様子からつけられた名である。
帰化植物である西洋都草(セイヨウミヤコグサ)とは変種同士の関係にある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から枝分かれをし、地を這って広がる。
西洋都草(セイヨウミヤコグサ)は茎、葉、萼などに毛が生えるが、本種は無毛である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5枚の小葉で1枚の葉が構成される。
ただし、つけ根のほうにある2枚は小さいので、3出複葉のように見える。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は4月から8月である。
茎先に黄色い蝶形の花を1個から3個つける。
西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の場合は、5個から7個の花をつけることもある。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花弁は5枚である。
下部につく2枚の竜骨弁は合着して筒状となる。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花言葉は「また逢う日まで」である。
7月8日の誕生花である。
属名の Lotus はギリシャ語の「lota(球形の水壺)」からきている。
種小名の corniculatus は「小さなつののある」という意味である。
変種名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lotus corniculatus var. japonicus

★野の花の可憐さ見せて都草
 背は低くとも光り輝き
☆ぽつぽつと明かり灯すよ都草
 輝く花をこっそり咲かせ

ミヤコグサ080831a-l.jpg

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アスパラガス

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アスパラガス100515a-l.jpgにょっきりとアスパラガスは背を伸ばし

アスパラガスはユリ科クサスギカズラ属の多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は南ヨーロッパからウクライナにかけた地域である。
古代ギリシャ時代から栽培されていたという。
日本へは江戸時代にオランダ人によって伝えられたが、観賞用であった。
作物としての歴史は新しく、大正時代に北海道で栽培が開始された。
草丈は80センチから200センチくらいになる。
若い茎が食用とされるが、栽培しないでおくと直立して伸び、さらに枝分かれする。
葉は退化して糸状の葉状枝(偽葉)というものになっている。
葉状枝は節に1枚ずつ互い違いにつく。
開花時期は5月から7月である。
細長い花枝の先に黄緑色をした釣鐘形の小さな花をつける。
花径は1センチに満たない。
雄株と雌株があり、雄花と雌花が別々の株につく。
雄株は雄しべが目立つ雄花を咲かせ、雌株は雌しべと子房が目立つ雌花を咲かせる。
雌株には実がつく。
実は直径7、8ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋になると赤く熟する。
実のなかには黒い種が4個入っている。
なお、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは栽培方法によるもので、品種の違いではない。
ホワイトアスパラガスは若芽に光があたらないように盛り土をして育てる。
光をあてて育てればグリーンアスパラガスになる。
花言葉は「何も変わらない」である。
俳句の季語は春である。
属名の Asparagus はギリシャ語の「a(強勢語)+sparasso(引き裂く)」からきている。はなはだしく裂けるという意味で、葉の状態を表している。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
茎の写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Asparagus officinalis

★アスパラはミクロのような花咲かせ
 百合ぞルーツと知らせるごとく
☆風の精思わす花のアスパラは
 かすかな音で鈴を鳴らして

アスパラガス100515b-l.jpg

アスパラガス060422b-l.jpg

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ギョウジャニンニク100515a-l.jpg行者葫(ギョウジャニンニク)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の中や水の綺麗な沢沿いなどに生える。
北海道が国内最大の自生地である。
海外では、サハリンにも分布する。
基本種はヨーロッパの高山に分布する。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で青緑色をしており、長さは20センチほどになる。
ネギの仲間の葉の様子とは異なり、鈴蘭(スズラン)などに似ている。
普通は2枚の葉が根元から生える。
開花時期は5月から7月である。
葉の間から長い花茎を立て、白い小花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は牧野富太郎博士の命名で、修行中の行者たちが食べたということに由来する。
「山菜の王様」と呼ばれている。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の victorialis は「勝利の」という意味である。
亜種名の platyphyllum は「広い葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Allium victorialis subsp. platyphyllum

★地味だとて秘めたパワーはもりもりと
 行者の命支えるほどに

ギョウジャニンニク100515b-l.jpg

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ウドンゲ070603b-l.jpg

優曇華(ウドンゲ)はモクレン科モクレン属の常緑高木である。
学名のマグノリア・デラベイで表示するものもある。
原産地は中国の南部で、貴州省、四川省、雲南省などに分布する。
中国名は「山玉蓮」という。
仏教で三千年に一度花が咲くとされる想像上の花を「優曇華の花」と呼ぶが、本種もその1つである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(1994, Ver. 2.3)では絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は大きくて長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は6月くらいである。
直径20センチくらいある大きなクリーム色をした杯形の花が上向きにつく。
花には強い香りがある。
花被片は6枚から7枚である。
真ん中には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)がたくさん集まった集合果である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(P. Magnol)さん」の名からきている。
種小名の delavayi はフランス人の宣教師で植物学者の「デラベイさん(Pierre Jean Marie Delavay, 1834-1895)の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Magnolia delavayi

★伝説の花の名前に驚いて
 写す手許も微かに震え

ウドンゲ070603d-l.jpg

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マツバギク080517b-l.jpg

花びらに露を零して松葉菊

松葉菊(マツバギク)はツルナ科マツバギク属(ランプランツス属)の常緑多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ハマミズナ科とされる場合もある。
ランプランツス属は南アフリカなどに80種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカで、ケープ州の乾燥地帯に生える。
日本へは明治時代に渡来した。
路地植えや鉢植えとされる。
地を這うように広がるのでグランドカバーに適している。
暖地では逸出したのが海岸などで野生化している。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は棒状で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は多肉質である。
開花時期は5月から8月である。
花径4センチから6センチくらいの菊(キク)に似た花が株を覆うように咲く。
花の色はピンクが基本だが、黄色や橙色などのものがあり、八重咲きもある。
花は日中に開き、夜になると閉じてしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉が松(マツ)に似ており、花が菊(キク)に似ているということからきている。
花言葉は「怠惰」である。
俳句の季語は夏である。
6月10日の誕生花である。
属名の Lampranthus はギリシャ語の「lampros(輝かしい)+anthus(花)」 からきている。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Lampranthus spectabilis

★くっきりと咲いてみたよと松葉菊
 零す雫に色香を増して
☆艶やかな花びら写す空の色
 気持ちのままに咲いてみたいの

マツバギク080517d-l.jpg

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ヒツジグサ100515a-l.jpg

純白を水面に映し未草

未草(ヒツジグサ)はスイレン科スイレン属(ニンファエア属)の多年草である。
ニンファエア属は世界各地の熱帯や温帯に58種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本には本種のみが分布する。
本種の中国名を睡蓮(shuilian)という。
これを音読みした睡蓮(スイレン)がこの仲間の総称となっており、属名の和名もスイレン属という。
英名はピグミーウォーターリリー(pygmy water lily)である。
本種は沖縄をのぞく日本各地に分布し、池や沼に生える。
海外では、中国、台湾、シベリア、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布する。
和名の由来は、未の刻(午後2時)ころに開花するというところからきている。
実際には午前中に花を開き、夕方にはしぼむ。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は根際から生えて水面に浮く。
円形でつけ根の部分はやじり形に深く切れ込んでいる。
開花時期は5月から10月くらいである。
花茎の先に花径5センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚から15枚くらいである。
萼片は4枚、雄しべはたくさんある。
一つの花は3日咲いた後、水中に沈んで実をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「純真」「信仰」である。
俳句の季語は夏である。
睡蓮(スイレン)が7月23日の誕生花である。
明治時代の末期から栽培品種が輸入されるようになり、逸出したものが野生化している。
在来種の遺伝的撹乱が懸念されている。
属名の Nymphaea はギリシャ神話に登場する水の女神「ニンファー(Nympha)」からきている。
種小名の tetragona は「四角の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Nymphaea tetragona

★どきどきと胸躍らせて近づけば
 未草咲く清楚な姿
☆真っ白な花は水面を飾るよに
 静かに祈る未草咲く

ヒツジグサ100515c-l.jpg

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キングサリ080524b-l.jpg

金鎖(キングサリ)はマメ科キングサリ属の落葉小高木である。
原産地はヨーロッパ南部である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から房のような総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、黄色い蝶形の花をたくさんつける。
房の長さは20センチから30センチくらいにもなる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
別名を黄花藤(キバナフジ)ともいう。
ただし、フジとは別属でエニシダ属に近い。
有毒植物なので注意が必要である。
和名は英名の golden chain をそのまま訳したものである。
花言葉は「哀愁の美」である。
属名の Laburnum は古代ギリシャでのキングサリの呼び名からきている。
種小名の anagyroides は「(マメ科の)アナギリス属(Anagyris)に似た」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Laburnum anagyroides

★弓形に枝しならせて金鎖
 黄金の色の房を垂れ下げ
☆輝ける黄金の房は金鎖
 毒のあるのも素知らぬ顔で

キングサリ080524a-l.jpg

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ユキノシタ100515c-l.jpg

葉の筋は浮き立つばかり雪の下

雪の下(ユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、湿った石垣や岩場などに生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉はほぼ円形で、根際から伸びる。
長い柄があり、縁は浅く裂ける。
葉脈に沿って白い筋が入る。
開花時期は5月から7月である。
花茎を伸ばし、特徴ある白い小花をたくさんつける。
花びらは5枚で、上の3枚は小さく濃い紅色の斑点があり、下の2枚は大きく垂れ下がる。
雄しべは10本で、雌しべの頭柱は2つに分かれる。
萼は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、雪の積もった下でも枯れないことからきている。
下の2枚の花びらを「雪の舌」にたとえたという説もある。
葉は一年中いつでも採れるので、山菜に利用されている。
また、乾燥した葉を虎耳草(こじそう)と言い、民間薬として利用されている。
腫れ物、凍傷、火傷、咳などに効果がある。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「愛情」である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の stolonifera は「匍匐茎のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Saxifraga stolonifera

★雪の下零れ咲きして柄を揺する
 帆を張るように花びら広げ
☆襟元に結んだリボン雪の下
 見れば見るほど愛らしき花

ユキノシタ100515d-l.jpg

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2013/04/10改訂

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ミヤマヨメナ100515a-l.jpg

深山嫁菜(ミヤマヨメナ)はキク科ミヤマヨメナ属の多年草である。
分類の仕方によってはシオン属(Aster)とされる。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
和名は深山に生える嫁菜(ヨメナ)ということである。
別名を野春菊(ノシュンギク)という。
なお、江戸時代以降に作られた都忘れ(ミヤコワスレ)は、深山嫁菜(ミヤマヨメナ)の園芸品種に対する呼び名である。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面に毛があり、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)が2、3か所にある。
開花時期は4月から7月くらいである。
茎先に花径3センチくらいの頭花を1輪ずつつける。
舌状花は10枚である。
色は白色から少し紫を帯びたものまである。
中心部の筒状花は淡い黄色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Miyamayomena は日本語の「ミヤマヨメナ」からきている。
種小名の savatieri はフランスの医師で日本植物の採集家だった「サバチェ(Paul Savatier, 1830-1891)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Miyamayomena savatieri(=Aster savatieri)

★背をかがめ深山嫁菜に目をやれば
 頬も緩んで疲れを忘れ

ミヤマヨメナ100515b-l.jpg

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2013/05/09改訂

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コウリョウキョウ080603a-l.jpg

高良姜(コウリョウキョウ)はショウガ科ハナミョウガ属の多年草である。
原産地は中国の南部や東南アジアである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏にかけてである。
赤茶色をした唇形の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根茎は胃腸薬とされる。
属名の Alpinia はイタリアの植物学者「アルピーニ(Prospero Alpini, 1553-1617)さん」の名からきている。
種小名の officinarum は「薬屋の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alpinia officinarum

★薬効がありそうだよね渋い花
 高良姜の名前を知って

コウリョウキョウ080603c-l.jpg

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アルストロメリア080505b-l.jpg

アルストロメリアはユリ科ユリズイセン属(アルストロメリア属)の多年草である。
分類体系によってはユリズイセン科(アルストロメリア科)とされる。
和名は百合水仙(ユリズイセン)である。
原産地はブラジル、チリ、ペルーなどの南アメリカ大陸である。
原種は60種類くらいあり、さまざまな地形に生える。
オランダで品種改良が行われ、大量栽培されるようになった。
日本へは昭和のはじめに渡来したが、普及はしなかった。
近年になって人気が出てきた。
英名はリリーオブザインカ(lily of the Incas)である。
そこから「インカの百合」とも呼ばれる。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
茎先から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、長さ5センチくらいの筒状花をつける。
花被片は6枚である。
内花被片が3枚、外花被片が3枚ある。
花の色はオレンジ、黄色、ピンク、紫、白などがあり、内花被片の内側には斑点がある。
この斑点は昆虫を誘うためのものである。
雄しべは6本あり、曲がっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「エキゾチック」「持続」である。
属名の Alstroemeria はスウェーデンの植物学者「アルストレーメル(Clas Alstroemer, 1736-1794)さん」の名からきている。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Alstroemeria spp.

★誕生を祝い子からのプレゼント
 インカの百合は笑みをたたえて
☆幸福な日々は優しい出来事に
 包まれ生きん明日も祈りて

アルストロメリア080505c-l.jpg

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ヒトツバタゴ080504d-l.jpg

一つ葉たご(ヒトツバタゴ)はモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木である。
原産地は中国福建省で、中国、台湾、朝鮮半島などに分布している。
日本国内では、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を「ナンジャモンジャの木」という。
ナンジャモンジャは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。
樹高は15メートルから25メートルくらいである。
葉の形は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、裏面には毛が生えている。
開花時期は4月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をたくさんつくる。
4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようである。
満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟する。
なお、和名の由来は、「一つ葉のタゴ(トネリコの別名)」からきている。
トネリコが複葉なのに対し、本種が単葉であることを指す。
花言葉は「清廉」である。
属名の Chionanthus はギリシャ語の「chion(雪)+anthos(花)」からきている。
種小名の retusus は「(花弁の先が)ややくぼみのある形の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chionanthus retusus

★真白に枝を覆ってひらひらと
 ヒトツバタゴは宴迎えて
☆ふわふわと雪を積もらせ春の空
 ナンジャモンジャの不思議花びら

ヒトツバタゴ080504b-l.jpg

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エニシダ100515b-l.jpg金雀児に揺られ揺られて夢枕

金雀児(エニシダ)はマメ科エニシダ属の落葉低木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
本州の関東地方より南では庭植えができる。
樹高は2、3メートルである。
よく枝分かれをし、先は弓のように垂れ下がる。
葉は3出複葉といい、3枚の小さな葉で1セットになる。
小葉の形は倒卵形である。
開花時期は4、5月である。
前年の枝の葉の脇に1つずつ花をつける。
鮮やかな黄色ないし暗い赤色の蝶形の花である。
満開になると、枝いっぱいに蝶が群がり飛ぶようである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
なお、エニシダという読みは、旧属名のヘニイスタ(genista)の日本語なまりだという。
また、ヨーロッパでは枝箒とされ、ハリーポッターなどで空を飛ぶ箒もこの樹でつくったものだという。
全草にアルカロイドを含み、誤食すると危険である。
俳句の季語は夏である。
属名の Cytisus はギリシャ語の「kytisso(クローバー)」からきている。3出複葉である点が共通する。
種小名の scoparius は「箒状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cytisus scoparius

★金雀児は揺られ揺られて夢枕
 風吹くままに蝶よ花よ

エニシダ100515a-l.jpg

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ツルネコノメソウ100522b-l.jpg

蔓猫目草(ツルネコノメソウ)はユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方と四国の徳島県に分布し、山地の沢沿いなどに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、アムール、ウスリーにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
花の後に細い蔓(匍匐枝)を伸ばす。
茎につく葉は幅の広い卵形で縁が浅く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
茎先に直径5ミリくらいの淡い黄緑色の花を数個つける。
雄しべは8本である。
花弁のように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
苞は幅の広い卵形で横に平らに開き、黄緑色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chrysosplenium はギリシャ語の「chrysos(金の)+spleen(脾臓)」からきている。花の色を表すとともに、同属に薬効のあるものがあることから名づけられた。
種小名の flagelliferum は「匍匐枝のある」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Chrysosplenium flagelliferum

★なかなかにスマートだよねこの花は
 水辺にほっそり姿を見せて

ツルネコノメソウ100522a-l.jpg

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ミヤマハコベ100522a.jpg

深山繁縷(ミヤマハコベ)はナデシコ科ハコベ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中のやや湿り気の多い場所に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は地面付近を這い、上部が斜めに立ち上がる。
茎には毛が生えている。
葉には柄があって、繁縷(ハコベ)より大きい。
葉の色は黄緑色で、向かい合って生える。
葉の形は幅の広い卵形で、長さは2センチくらいである。
葉の裏の縁や脈の上、柄の部分などにも毛が生えている。
開花時期は5月から7月である。
上部の葉の脇から毛の生えた花柄を出し、1個ずつ花をつける。
ハコベ属の中では大形の花で、花径は10ミリから15ミリくらいある。
花びらは5枚だが、切れ込みが深いので10枚のように見える。
花びらが萼よりも長いのも特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」にちなむ。花の形が星形をしていることから名づけられた。
種小名の sessiliflora は「柄のない花の」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Stellaria sessiliflora

★ハコベでも大きな花もあるんだよ
 深く切れ込む自慢の花びら

ミヤマハコベ100522b-l.jpg

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コミヤマカタバミ100522c-l.jpg

小深山酢漿草(コミヤマカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、亜高山の針葉樹林の中に生える。
海外では、北半球の温帯から寒帯に広く分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
葉は酢漿草(カタバミ)と同様に逆ハート形をした3枚の小葉で1組になり、長い柄の先につく。
仲間の深山酢漿草(ミヤマカタバミ)に比べると小葉に丸みがあるのが特徴である。
また、カタバミ属の特徴で、葉は暗くなると閉じる。
なお、酢漿草(カタバミ)は地上で茎を伸ばして繁殖するが、小深山酢漿草(コミヤマカタバミ)は地下茎を伸ばす。
開花時期は5月から6月である。
花びらは5枚で、花の色は白く、淡い紅紫色の筋が入る。
また、花弁のつけ根の部分に黄色い斑点がある。
萼片も5枚で、雄しべは10本ある。
花径は2、3センチである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の acetosella は「スイバに似て小形の」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Oxalis acetosella

★見つけたよ樹林の床に悠々と
 葉を広げ咲く小さな姿

コミヤマカタバミ100522d-l.jpg

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ウンナンボンテンカ070603a-l.jpg

雲南梵天花(ウンナンボンテンカ)はアオイ科ボンテンカ属の常緑低木である。
富山県中央植物園が中国の雲南省から導入した。
標高1300メートルから2200メートルの地域に生える。
中国名は「雲南地桃花」という。
沖縄などに自生する大葉梵天花(オオバボンテンカ)の近縁種である。
樹高は1、2メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は手のひら状に浅く3つから5つに裂ける。
開花時期は6月から7月である。
花は葉の脇に1つずつつく。
花径は2センチくらいで、花の色は淡い紅色である。
花弁は5枚で、花の真ん中は紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「梵天花」の名の由来は、インドの花ということからきている。
属名の Urena はインド南西部のマラバール語での呼び名「uren」からきている。
種小名の lobata は「浅く裂けた」という意味である。
変種名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Urena lobata var. yunnanensis

★小さくて可愛い花がちょんとつく
 じっと見とれる雲南梵天花

ウンナンボンテンカ070603b-l.jpg

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アメリカテマリシモツケ070603b-l.jpg

アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)はバラ科テマリシモツケ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国北東部の亜寒帯地域に分布する。
樹高は2、3メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つに裂けるものとまったく裂けないものがある。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に小手毬(コデマリ)に似た半球状の集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白や紅色の小さな花をたくさんつける。
花弁と萼片は5枚ずつである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、赤く熟する。
銅葉品種のディアボロ種(Diabolo)や黄金葉品種のルテウス種(Luteus)などの園芸品種がある。
属名の Physocarpus はギリシャ語の「physa(気泡)+ carpus(果実)」からきている。果実が膨らんでいることから名づけられた。
種小名の opulifolius は「(ガマズミ属の)カンボク(Viburnum opulus)のような葉の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Physocarpus opulifolius

★めずらしい名前の花があるものと
 奥の深さに小躍りをして

アメリカテマリシモツケ070603a-l.jpg

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ウケザキオオヤマレンゲ080505b-l.jpg

受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)はモクレン科モクレン属の落葉小高木である。
公園や庭などに植えられている。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)と朴の木(ホオノキ)の自然交雑種と考えられている。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
淡い黄白色の大きな花を上向きにつける。
花径は12センチから15センチくらいある。
花被片は9枚である。
淡い紅色の雄しべを上に突き出す。
花には強い芳香がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(Pierre Magnol, 1638-1715)さん」の名からきている。
種小名の watsonii はアメリカ合衆国の植物学者「ワトソン(Sereno Watson, 1826-1892)さんの」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Magnolia x watsonii

★天仰ぎ大輪の花香り立つ
 皐月の空は霞みもとれて

ウケザキオオヤマレンゲ080505a-l.jpg

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フッキソウ100522b-l.jpg

富貴草(フッキソウ)はツゲ科フッキソウ属の常緑小低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山中の樹下に生える。
海外では、中国やサハリンにも分布している。
一年中葉が茂っているのを繁栄のシンボルととり、おめでたい名前がつけられた。
樹高は20センチから30センチくらいである。
茎の下部は地を這う。
葉は楕円形で、輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は3月から6月くらいである。
雌雄同株である。
花穂を直立し、花弁のない花をつける。
雄花は茎の上に密につき、下に雌花が5個から7個つく。
両方とも花弁がなく、4枚の萼弁がある。
花の後にできる実は卵形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、白く熟する。
属名の Pachysandra はギリシャ語の「pachys(太い)+andros(雄しべ)」からきている。
種小名の terminalis は「茎先に生える」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Pachysandra terminalis

★名の割に目だった花でないけれど
 緑は綺麗目を休めてね

フッキソウ100522a-l.jpg

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ヤマエンゴサク100522c-l.jpg

山延胡索(ヤマエンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
本州から九州にかけて分布し、山地のやや湿り気のある林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は小葉3枚1組からなる複葉である。
小葉は卵形だが、切れ込みが入っていたり細長かったりと変形が多い。
開花時期は5月から6月くらいである。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色の花を数輪つける。
花の長さは2センチくらいで筒状をしており、先が唇形に開く。
花の色は紅紫色のものもある。
花の後ろには「距」と呼ばれる出っ張りがある。
蜜をためる部分である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を藪延胡索(ヤブエンゴサク)ともいう。
全草に有毒成分を含む。
花言葉は「思慮深い」である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の lineariloba は「直線状の裂片のある」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Corydalis lineariloba

★透き通るピンクの色がよく似合う
 山延胡索は森の妖精
☆しっとりと山の空気に身をまかせ
 誰を想うや山延胡索

ヤマエンゴサク100522b-l.jpg

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2013/06/14改訂

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エゾキスミレ100505a-l.jpg

蝦夷黄菫(エゾキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の固有種である。
日高山脈、夕張山地などに分布し、アポイ岳周辺の蛇紋岩地帯などの岩場に生える。
分類上は大葉黄菫(オオバキスミレ)の変種とされている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
葉は幅の狭い卵形で、茎の上部に3枚が輪生状につく。
葉は厚くて艶があり、先は尾状に尖る。
葉の裏面は紫色を帯びる。
葉の長さは2センチから5センチくらいである。
開花時期は5月から7月である。
花径15ミリから20ミリくらいの黄色い花をつける。
側弁のつけ根の部分や花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)の上部に毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の brevistipulata は「短い托葉がある」という意味である。
変種名の hidakana は「日高地方の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Viola brevistipulata var. hidakana

★鮮やかな黄金の色がまばゆいよ
 蝦夷黄菫は高山の花

エゾキスミレ100505b-l.jpg

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ミヤマカタバミ090315d-l.jpg

深山酢漿草(ミヤマカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
東北地方の南部から四国にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、中国やヒマラヤにも分布する。
草丈は10センチから20センチである。
地下茎から長い柄を出し、ハート形の小葉を3枚つける。
開花時期は3月から5月である。
茎先に花径3、4センチくらいの白い5弁花を1つつける。
花びらに淡い紫色の筋が入る。
小深山酢漿草(コミヤマカタバミ)とは違って花弁のつけ根に黄色い斑点はない。
花は日光が当たっていないと開かず、夕方には閉じてしまう。
花の真ん中にはつけ根から5つに分かれた雌しべの花柱があり、周りには10本の白い雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の griffithii はイギリス人の植物学者でカルカッタの植物園長だった「グリフィス(William Griffith, 1810-1845)さんの」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Oxalis griffithii

★少しだけ花びら開けてみようかな
 深山酢漿草陽にほだされて
 

ミヤマカタバミ090315e-l.jpg

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アメリカテマリシモツケ・ディアボロ080518a-l.jpg

アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)はバラ科テマリシモツケ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
ディアボロ(Diabolo)はその園芸品種である。
オランダのエスベルト園で作出されたという。
特徴は葉の色が暗い紫色をしていることである。
そこから赤葉小手鞠(アカバコデマリ)などの流通名が用いられている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、3つから5つに切れ込む。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉の展開した後に花をつける。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、半球状に白い小さな花をつける。
花序の様子は小手鞠(コデマリ)に似る。
花序径は4センチくらい、花径は1センチくらいである。
葉の色との対比が美しい。
属名の Physocarpus はギリシャ語の「physa(気泡)+ carpus(果実)」からきている。果実が膨らんでいることから名づけられた。
種小名の opulifolius は「(ガマズミ属の)カンボク(Viburnum opulus)のような葉の」という意味である。
品種名の Diabolo は「悪魔」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Physocarpus opulifolius 'Diabolo'

★紫の葉の色どこか刺激的
 息呑むように姿見詰めて

アメリカテマリシモツケ・ディアボロ080518c-l.jpg

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ワスレナグサ100515a-l.jpg

今年また勿忘草の時迎え

勿忘草 (ワスレナグサ)はムラサキ科ワスレナグサ属の多年草である。
園芸上は一年草扱いをされる。
原産地はヨーロッパである。
日本では観賞用に栽培され、逸出したものが野生化している。
北海道や本州の中部地方、四国などに分布し、湿地などに生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎や葉には灰白色の軟毛が生える。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
花径5ミリから10ミリくらいの花を次々に咲かせる。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花の色は青紫色で、喉の部分が黄色い。
園芸品種には花の色がピンクのものや白いものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「真実の愛」「私を忘れないでください」である。
俳句の季語は春である。
属名の Myosotis はギリシャ語の「myos(ハツカネズミ)+otis(耳)」からきている。葉の形を表したものである。
種小名の scorpioides は「サソリの尾に似た(巻いた形の)」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Myosotis scorpioides

★淡き夢勿忘草の呼び覚まし
 じっと佇む和みの中に
☆空の中消えてゆくよな花びらは
 記憶の欠片忘れないでと

ワスレナグサ100515b-l.jpg

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エゾムラサキ100522d-l.jpg

蝦夷紫(エゾムラサキ)はムラサキ科ワスレナグサ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と本州の中部地方に分布し、日当たりのよい林の中や道端に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンのほか、北半球の亜寒帯に広く分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は根元から直立している。
葉や萼には粗い毛が生えている。
根際から出る葉はへら形である。
長さ5センチくらいで、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
茎の途中から出る葉は細く小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から7月である。
花は、花冠が5つに裂けている。
花の色は青、紫色、白っぽい青などで、花の真ん中に黄色い目がある。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
帰化植物の勿忘草(ワスレナグサ)とよく似ている。
花で区別するのはむずかしい。
勿忘草(ワスレナグサ)は茎の根元が横に這うことや、萼の切れ込みが浅いこと、毛が短いことなどで区別する。
属名の Myosotis はギリシャ語の「myos(ハツカネズミ)+otis(耳)」からきている。葉の形を表したものである。
種小名の sylvatica は「森林に生える」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Myosotis sylvatica

★清楚なる蝦夷紫の花姿
 上高地にはとても似合って

エゾムラサキ100522b-l.jpg

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ハシリドコロ100522a-l.jpg

走野老(ハシリドコロ)はナス科ハシリドコロ属の多年草である。
本州と四国に分布し、山地のやや湿った林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布している。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は幅広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の長さは10センチ以上あって広がるので、花は目立ちにくい。
開花時期は4月から5月である。
花は暗い紅紫色の鐘形で、下向きにつく。
花の長さは2センチくらいで、先は浅く5つに裂ける。
花の内側は黄橙色をしている。
萼片は5枚で緑色である。
雄しべは5本である。
雌しべの花柱は糸状となる。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉や根にアルカロイドを含む猛毒植物なので注意が必要である。
和名の由来は、野老(トコロ)というヤマノイモ科の植物と根茎が似ており、間違えて食べると発狂状態になって「走り回る」ということからきている。
地下茎はロートエキスとして鎮痛薬や目薬に使用されているが、劇薬なので素人の利用は厳禁とのことである。
属花言葉は「沈黙」である。
名の Scopolia はオーストリアの植物学者「スコポリ(Giovanni Antonio Scopoli, 1723-1788)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Scopolia japonica

★ひっそりと咲いているのに摘まないで
 走野老が悲鳴を上げる
☆目立たない花は危険を知らせてる
 走野老は優しさたたえ

ハシリドコロ100522b-l.jpg

ハシリドコロ100522c-l.jpg

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ハスノハイチゴ100515a-l.jpg

蓮の葉苺(ハスノハイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、中国にも分布する。
樹高は50センチから100センチくらいである。
よく枝分かれをし、枝には鉤状の棘がある。
葉は卵円形で浅く3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
開花時期は5月から6月である。
花は花径3、4センチの白い5弁花で下向きにつく。
果実は長い円柱形のキイチゴ状果(集合核果)である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の peltatus は「楯状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus peltatus

★棘多く葉は大きくて野性的
 深山に育つ蓮の葉苺

ハスノハイチゴ100515b-l.jpg

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カミツレ

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カミツレ090502a-l.jpg

カミツレはキク科カミツレ属(マトリカリア属)の一年草である。
マトリカリア属はアジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカに20種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名もカミツレ属という。
かつては日本に分布する鹿菊(シカギク)もこの属に含めていたため、属名の和名はシカギク属としていた。
しかし、鹿菊(シカギク)はトリプレウロスペルムム属(Tripleurospermum)に移行したため、シカギク属の和名もこのトリプレウロスペルムム属に移行した。
本種の原産地はヨーロッパ、西アジアである。
和名はオランダ語のkamilleを「加密列」などと表記したことに由来している。
江戸幕府がオランダから取り寄せた薬草の一つとして渡来した。
現在では、園芸的にはローマンカモミールとともにカモミールの名で流通し、庭植えや鉢植えにされている。
英名はジャーマンカモミール(German chamomile)ないしコモンカモミール(common chamomile)という。
中国名は母菊(muju)である。
草丈は30センチから60センチである。
葉は羽状に細かく裂ける。
開花時期は5月から6月である。
茎先に、中心が黄色く周りが白い花径2センチくらいの花を咲かせる。
成熟するにつれて花芯が盛り上がり、周辺の舌状花は垂れ下がってくる。
花には甘い芳香があり、ハーブとして全国で栽培されている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
滋養強壮効果があり、ヨーロッパでは古代バビロニアの時代から既に薬用として用いられていた。
花言葉は「苦難に耐える」である。
属名の Matricaria はラテン語の「matrix(子宮)」からきている。婦人病に薬効があるということから名づけられた。
種小名の chamomilla は「地面のリンゴ」という意味である。花にリンゴのような香りがあることから名づけられた。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Matricaria chamomilla

★舌をかむ名前だなんて言わないで
 カミツレの花体にいいよ
☆麦わらを思い浮かべてカミツレの
 花はりんごの香り漂い

カミツレ090502c-l.jpg

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2016/06/16改訂

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ガクウツギ080504a-l.jpg額空木(ガクウツギ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の縁に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は長さ4センチから8センチくらいの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖る。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、周りには3枚から5枚の萼片をもつ白い装飾花、中央には淡い黄緑色の小さい両性花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、ガクは「額紫陽花」の略で花の姿をたとえ、ウツギは「空木」で木の姿をたとえたものである。
花言葉は「明日の幸福」である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の scandens は「よじ登る性質の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hydrangea scandens

★紫陽花の仲間だけども名は違う
 ややこしいけど額空木咲く
☆花びらは心和ます風鈴の
 姿思わん風を誘いて

ガクウツギ080504c-l.jpg

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オウゴンコデマリ090502a-l.jpg

黄金小手毬(オウゴンコデマリ)はバラ科テマリシモツケ属の落葉低木である。
「小手毬」の名がつくので小手毬(コデマリ)の園芸品種と思いがちだが異なる。
基本種はアメリカ手毬下野(アメリカテマリシモツケ)で、原産地は北アメリカである。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は3つから5つに切れ込み、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
本種は若葉が黄色ないし緑黄色になる。
開花時期は5月から6月である。
枝先に手毬状の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな5弁花をつける。
花の後にできる実はは袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
別名を金葉小手毬(キンバコデマリ)ともいう。
葉が銅葉色をしたディアボロ(Diabolo)という園芸品種もある。
属名の Physocarpus はギリシャ語の「physa(気泡)+ carpus(果実)」からきている。果実が膨らんでいることから名づけられた。
種小名の opulifolius は「(ガマズミ属の)カンボク(Viburnum opulus)のような葉の」という意味である。
品種名の Luteus は「黄色の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Physocarpus opulifolius 'Luteus'

★きらきらと光る金葉が自慢だが
 すぐに変わるよライトグリーンに

オウゴンコデマリ090502c-l.jpg

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ジャガイモ100515a-l.jpg

ジャガイモの花に思わず頬緩め

ジャガ芋(ジャガイモ)はナス科ナス属の多年草である。
原産地はペルーやボリビアなどアンデス山脈の高地である。
日本へは慶長年間(1596-1614年)にオランダ人によって長崎に持ち込まれた。
当時の日本ではジャワのことをジャガタラと呼んでおり、ジャガ芋(ジャガイモ)の名はそこから生まれた。
当初は白い花を観賞するための植物だったが、やがて冷害に備えた備蓄作物として奨励されるようになった。
「馬鈴薯」の名は中国での呼び名に由来するもので、「馬鈴」はマレーを指す。
草丈は60センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形である。
開花時期は5月から6月である。
白または淡い紫色の茄子(ナス)に似た花を開く。
地下茎が枝分かれをし、その先にデンプンが蓄えられて芋となる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「慈愛」である。
俳句の季語は秋である。
また、「ジャガイモの花」は夏の季語である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の tuberosum は「塊茎のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum tuberosum

★庭に植え見つめてほしいこの花を
 ジャガイモなどと呼ばずにじっと
☆薄紅のジャガイモの花愛らしく
 続く大地の果ての大空

ジャガイモ100515b-l.jpg

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カジイチゴ100515a-l.jpg

梶苺(カジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸近くの山地に生える。
また、庭木とされる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
枝には棘はなく、よく枝分かれをする。
葉は幅の広い卵形で手のひら状に浅く3つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は大形で、長さが6センチから12センチくらいある。
開花時期は3月から5月である。
枝先に花径3センチくらいの白い5弁花を咲かせる。
実は直径1、2センチのキイチゴ状果(集合核果) で、5月から6月に黄橙色に熟する。
甘酸っぱい味がして食用になる。
和名の由来は、葉がクワ科の梶の木(カジノキ)に似ることからきている。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の trifidus は「3つに分かれた」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は5月に向島百花園で撮った。
学名:Rubus trifidus

★小鳥さん待っててほしいもう少し
 実のなる前に花と生きるの

カジイチゴ050528a-l.jpg

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カッコソウ100429a-l.jpg

勝紅草(カッコソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
漢字では「羯鼓草」とも書く。
群馬県桐生市の鳴神山周辺の固有種で、山地の林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから20センチである。
花茎や葉の柄には白い毛が密に生える。
根際から生える葉は幅の広い円形で、長い柄がある。
葉の表面には皺があり、縁は浅く不規則に裂ける。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径2、3センチの紅紫色の花を輪状に1段から3段つける。
花弁は5枚で、花冠の喉の部分は濃い紅褐色になる。
稀に白花のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。
種小名の kisoana は「木曽の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Primula kisoana

★いつの日か見たいと思った勝紅草
 出会いの時に背筋震えて

カッコソウ100429b-l.jpg

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2013/03/18改訂

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ジシバリ080504c-l.jpg

地縛(ジシバリ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や草地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は細長く、地面を這って伸びる。
伸びた茎のところどころから根を出して増える様子が地面を縛るようだというのが名の由来である。
根際から生える葉には長い柄があり、円形ないし広い楕円形である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から7月である。
花茎は上部で枝分かれをし、1輪から3輪の黄色い花をつける。
蒲公英(タンポポ)に似ているが、花びらのように見える舌状花の数はそれより少ない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、綿毛ができる。
別名を岩苦菜(イワニガナ)という。
この名は、岩の上などでも少しの土があれば生育できるというところからきている。
なお、近縁種の大地縛(オオジシバリ)は全体が大きいほかに、葉の形がへら状であり、生育地もやや湿った場所を好むなどの違いがある。
花言葉は「束縛」「いつもと変わらぬ心」である。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の stolonifera は「匍匐茎のある」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ixeris stolonifera

★蒲公英を思わすような花つけて
 さっぱり咲くよ地縛だけど
☆背伸びしてお日様見つめ地縛りは
 力のかぎり花を咲かせて

ジシバリ080504b-l.jpg

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2013/06/13改訂

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ハナツルボラン090419a-l.jpg

花蔓穂蘭(ハナツルボラン)はユリ科ツルボラン属の多年草である。
分類体系によってはツルボラン科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本には園芸用として渡来したが、一部で帰化をしている。
別名を荒地雛百合(アレチヒナユリ)という。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
花は6枚の白い花被片からなる。
花被片には真ん中に赤茶色の縦筋が入り、平開するのでヒトデのようである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Asphodelus はギリシャ神話の「asphodelos(アスフォデロス=不死の花)」からきている。
種小名の fistulosus は「管状の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Asphodelus fistulosus

★花茎の途中にぽつり開く花
 ヒトデのようで不思議な気分

ハナツルボラン090419c-l.jpg

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ナナカマド090429d-l.jpg

かじかめど紅を燃やして七竃

七竈(ナナカマド)はバラ科ナナカマド属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地などに生える。
北国を代表する樹木として親しまれている。
特に北海道では、街路、公園、庭などにたくさん植えられている。
旭川市など36の市町村で市町村の木に指定されているという。
海外では、朝鮮半島やサハリンにも分布する。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
大きく育つと15メートルに達するものもある。
樹皮は暗い灰色で、浅く裂ける。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
枝先に白い小さな5弁花が群がって咲く。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
秋には鮮やかに紅葉し、球形の赤い実が垂れ下がる。
和名の由来は、七度かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいというところからきている。
花言葉は「慎重」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Sorbus はこの属の植物の古いラテン名からきている。
種小名の commixta は「混合した」という意味である。
花の写真は4月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は11月に十和田湖畔の休屋で撮った。
学名:Sorbus commixta

★真っ白に咲いて誘うや七竈
 小さき命育むように
★乙女花紅い実をつけ七竃
 固く契りて芯まで燃えて
☆白無垢の春を喜ぶ花の束
 燃える想いは秋に実らせ

ナナカマド090429b-l.jpg

ナナカマド071118a-l.jpg

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2013/07/04改訂

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バライチゴ100515a-l.jpg

薔薇苺(バライチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
茎や花柄には棘がある。
葉は奇数羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小さい葉(小葉)何組かが羽状について1セットになるのが「羽状複葉」である。
葉の軸の先に小葉が1枚ついているものは、小葉の数が奇数枚になるので「奇数羽状複葉」という。
小葉は細長く先が尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
また、中央から左右に斜めに走る葉脈(側脈)が目立つ。
開花時期は6月から7月である。
真っ白な5弁花で、花径は4センチくらいある。
花びらは卵円形で横に開く。
萼の裂片は狭い卵形で先が尖る。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果)である。
実は食べられるが、甘みがないので生食には向かない。
和名の由来は、薔薇のような大きな花をつけることからきている。
別名を深山苺(ミヤマイチゴ)ともいう。
花言葉は「可憐な乙女」である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の illecebrosus は「(ナデシコ科の)イレケブルム属(Illecebrum)のような」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus illecebrosus

★皺のある花はいかがと薔薇苺
 大人の味を味わってみて
☆はらはらと白き花びら風に舞い
 君を誘う紅き実をつ

バライチゴ100515b-l.jpg

バライチゴ120523a-l.jpg

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2013/07/20改訂

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コキンバイ070518b-l.jpg

小金梅(コキンバイ)はバラ科コキンバイ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、アムール、シベリアなどにも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根茎は細く、地面を這って広がる。
根際から生える葉には長い柄があり、3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は倒卵形で切れ込んでおり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
茎先に花径2センチくらいの黄色い花を数輪つける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Waldsteinia はオーストリアのヴァルトシュタイン・ヴァルテンベルク(Waldstein-Wartenburg)の伯爵に捧げられた名である。
種小名の ternata は「三数の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Waldsteinia ternata

★背を低く地を這いながら小金梅
 縄張り広げ鮮やかに咲き

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2013/03/02改訂

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ドロニガナ100515a-l.jpg

瀞苦菜(ドロニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
紀伊半島にのみ分布する固有種である。
日本有数の多雨地帯である大台ヶ原に源を発する北山川の流域に生える。
北山川は熊野川の支流で、流域には「瀞八丁」などがある。
本種は1952年に瀞八丁で採集された。
特徴はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)が小さいこととロゼット状となることだとされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチくらいである。
茎には毛が生えている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
茎先で枝分かれをして集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い頭花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ixeris はこの属のある植物のインド名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
亜種名の kitayamensis は「北山川の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ixeris dentata subsp. kitayamensis

★どのような個性をもった花なのか
 調べてみたいもっと詳しく

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シラネアオイ100515a-l.jpg

白根葵角は立てずに丸く咲き

白根葵(シラネアオイ)はシラネアオイ科シラネアオイ属の多年草である。
分類法によってはキンポウゲ科とされる。
1属1種で日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の林の中などに生える。
日光の白根山で最初に発見され、立葵(タチアオイ)の花に似ているところからこの名前がついた。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は手のひら状で、互い違いに生える。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
下の葉が大きく、上の葉は小さい。
開花時期は4月から6月である。
茎先に丸みを帯びた菱形で薄紫色の花を1輪つける。
花は大きく、花径は5センチから10センチくらいある。
ただし、花びらのように見えるのは4枚の萼片で、花弁ではない。
花の後にできる実は2つの四角形の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
春芙蓉(ハルフヨウ)、山芙蓉(ヤマフヨウ)の別名がある。
花言葉は「完全な美」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Glaucidium は「Glaucium(ツノゲシ属)」の縮小形である。花の姿が少し似ていることから名づけられた。
種小名の palmatum は「手のひら状の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Glaucidium palmatum

★訪ね人待ちて静かに花開く
 白根葵は高貴に満ちて
☆朝霧の色を思わす花びらの
 高貴な姿ただ美しく

シラネアオイ100505b-l.jpg

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ツクバネウツギ080524a-l.jpg

衝羽根空木(ツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
宮城県以南の本州から九州の佐賀県にかけて分布し、日当たりのよい山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は向かい合って生える(対生)。
幅の広い卵形ないし楕円形で、長さは25ミリから50ミリくらい、幅は20ミリから25ミリくらいである。
葉の表面は緑色、裏面は白っぽい緑色をしている。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に白い漏斗形の花を2輪ずつつける。
花の長さは2、3センチで、細い筒から急に鐘状に広がる。
先はやや唇状で上唇は2つに裂け、下唇は3つに裂ける。
花の内側に黄色い網目模様が見える。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、プロペラのような萼片を残した実を羽根衝きの羽根にたとえたものである。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の spathulata は「さじ形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
紅葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Abelia spathulata

★花の中黄色い網目が気にかかる
 衝羽根空木の不思議な姿

ツクバネウツギ080524b-l.jpg

ツクバネウツギ091129a-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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マメナシ100515a-l.jpg

豆梨(マメナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州の中部地方の長野、岐阜、愛知、三重の4県にのみ分布し、湧水のあるため池の周辺などに生える。
伊勢湾要素植物といわれるものの1つである。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
氷河時代の残存植物と考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花を6輪から8輪くらいずつつける。
花径は2センチくらいで、花弁は5枚である。
雄しべはたくさんあり、雌しべは2本である。
実も直径1センチくらいと小さく、秋に褐色に熟する。
味はやや酸味がある。
食用梨の原種の1つといわれる。
別名を犬梨(イヌナシ)ともいう。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の calleryana はフランスの宣教師「キャラリー(Joseph-Marie Callery, 1810-1862)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Pyrus calleryana

★めずらしい花にわくわく胸躍る
 これが豆梨花も小さく

マメナシ100515b-l.jpg

マメナシ080524b-l.jpg

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フタマタイチゲ100515a-l.jpg二又一華(フタマタイチゲ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、湿った海岸や湿原周辺の草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、シベリア、ヨーロッパなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は3つに深く裂け、2枚ずつが向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は6月から7月である。
茎が2つに枝分かれをし、先に1輪ずつ白い花をつける。
花弁はなく花びらのように見えるのは萼片で、5枚か6枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の dichotoma は「二股になった」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Anemone dichotoma

★真白な花がとってもよく目立つ
 寒さに強い二又一華

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トバタアヤメ100515a-l.jpg戸畑文目(トバタアヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
北九州市戸畑区の固有種である。
分類上は文目(アヤメ)の変種とされている。
明治時代の末期に絶滅したものと考えられていたが、2009年に新変種として記載された。
福岡県のRDBでは野生絶滅(EW)に指定されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は5月である。
花茎は短く、花は低い位置につく。
花の色は青紫色や白のものがある。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
外側に3枚の大きな花びら(外花被片)が垂れ下がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
愛媛文目(エヒメアヤメ)と似るが、葉脈がは目立たないなどの相違点がある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
変種名の tobataensis は「戸畑の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris sanguinea var. tobataensis

★伝説の花が再び見つかって
 戸畑文目と名も改まり

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ヒメブッソウゲ100505a-l.jpg

姫仏桑華(ヒメブッソウゲ)はアオイ科ヒメブッソウゲ属の常緑低木である。
原産地はメキシコからペルーである。
別名を姫芙蓉(ヒメフヨウ)という。
植物園の温室でよく見かける頷き姫芙蓉(ウナズキヒメフヨウ)の基本種にあたる。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵状の心臓形である。
先は浅く3つに裂け、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から4月くらいである。
葉の脇に長さ2センチから4センチくらいの赤い花を上向きにつける。
花は平開せず、花柱が長く突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Malvaviscus は「malva(ゼニアオイ属)+viscus(とりもち)」からきており、果実に粘液があることから名づけられた。
種小名の arboreus は「樹木の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
3枚目の写真は新宿御苑で撮った。
学名:Malvaviscus arboreus(=Malvaviscus arboreus var. drummondii)

★おやこれは花がまっすぐ立っている
 ついに出会った姫仏桑華

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ヒメブッソウゲ130116a-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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シロバナイモカタバミ080517b-l.jpg

芋酢漿草(イモカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは戦後に渡来した。
現在では、栽培されていたものが逸出して各地で野生化し、道端などに生える。
和名の由来は、芋のような塊茎によって増えるところからきている。
白花芋酢漿草(シロバナイモカタバミ)はその変異個体である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は根元から生え、ハート形をした3小葉からなる。
開花時期は4月から9月である。
花茎の先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、十数個の花をつける。
花びらは5枚である。
花の色は白く、花弁には縦に筋が入る。
雄しべの葯の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の articulata は「節目のある」という意味である。
品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Oxalis articulata 'Alba'

 
★爽やかな白花交じる咲き姿
 芋酢漿草に気品を添えて

シロバナイモカタバミ080517a-l.jpg

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ヤエコデマリ090419a-l.jpg

八重小手鞠(ヤエコデマリ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に渡来した。
分類上は、小手鞠(コデマリ)の変種である。
学名からプレナとも呼ばれる。
樹高は1、2メートルである。
葉の形は長い楕円形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
文字通り八重の純白の小花をいっぱいにつける。
小手鞠(コデマリ)の可憐さはないが豪華である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の cantoniensis は「(中国の)広東の」という意味である。
変種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Spiraea cantoniensis var. plena

★小手鞠の花の形をそのままに
 豪華さ増して八重小手鞠は

ヤエコデマリ090419c-l.jpg

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ハンカチノキ100515a-l.jpg

ハンカチの木(ハンカチノキ)はミズキ科ハンカチノキ属の落葉低木ないし高木である。
分類の仕方によってはハンカチノキ科やオオギリ科とされる。
1属1種である。
原産地は中国の南西部である。
四川省や雲南省の標高2000メートルくらいの森に生える。
19世紀の後半に発見された。
第四氷河期に同属の樹木は滅んでおり、「生きた化石」と言われている。
樹高は3メートルから20メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月くらいである。
白いハンカチのように見えるのは2枚の苞(葉の変形したもの)である。
苞は初めは黄緑色で、だんだん大きくなって白くなる。
この苞に包まれてつけ根の部分に花のかたまりがある。
花の後にできる実は楕円形をした堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Davidia はフランス人の神父「ダビッド(Armand David, 1826-1900)さん」の名からきている。
種小名の involucrata は「総苞のある」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Davidia involucrata

★ふわふわと白いハンカチ靡(なび)かせて
 思いよ届け遠い故郷
☆不思議花出会いに心ときめいて
 眩しき春の白きハンカチ

ハンカチノキ100515b-l.jpg

ハンカチノキ080927a-l.jpg

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ハクサンボク100515a-l.jpg

白山木(ハクサンボク)はスイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木である。
日本固有種である。
愛知県近辺の太平洋岸、伊豆諸島、山口県、九州、沖縄などに分布し、山野や海岸に生える。
和名の由来は定かではないが、石川・岐阜県境の白山に生えると誤認されたという説がある。
樹高は2メートルから6メートルくらいになる。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面には艶があり、浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先にいくつも集まって小さな白い5弁花をつける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋になると真っ赤に熟する。
花と葉は乾くと特有の臭いがある。
庭木や生け花として利用される。
また、材は木釘に用いられる。
別名をイセビという。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum japonicum

★びっしりと白い小花の花飾り
 つけてにやにや白山木は

ハクサンボク100515b-l.jpg

ハクサンボク081102b-l.jpg

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ハクウンボク100515a-l.jpg

白雲木(ハクウンボク)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉の形は倒卵形ないし円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を垂れ下げる。
花冠は5つに裂け、雄しべは10本である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、白い花が密集して咲く様子を白雲になぞらえたものである。
花はエゴノキにそっくりだが、白雲木のほうが葉っぱが大きい。
エゴノキは別名を萵苣の木(チシャノキ)と言うが、白雲木(ハクウンボク)のほうにも大葉萵苣(オオバジシャ)の別名がある。
材は器具や彫刻用に用いられている。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の obassia は「オオバジシャ(ハクウンボクの別名)」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Styrax obassia

★花房が白く煌めき青い空
 プロムナードに初夏を伝えて

ハクウンボク100515b-l.jpg

ハクウンボク080727a-l.jpg

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プリムラ・スペクタビリス100505b-l.jpg

プリムラ・スペクタビリスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地は北イタリア(アルプス山脈の南部)である。
標高1600メートル以上の地域に生える。
草丈は10センチくらいである。
根際から生える葉は大きな楕円形で、ロゼット状となる。
葉は波打つ。
開花時期は5月である。
花の色はピンクである。
花冠は5枚に分かれ真ん中は白く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の spectabilis は「美しい」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Primula spectabilis

★アルプスの岩の裂け目に貼りついて
 スペクタビリスは雪解けを告げ

プリムラ・スペクタビリス100505a-l.jpg

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キショウブ100515a-l.jpg

黄菖蒲(キショウブ)はアヤメ科アヤメ属(イリス属)の多年草である。
イリス属は世界の温帯に150種くらい分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも文目(アヤメ)などが分布し、属名の和名をアヤメ属という。
本種の原産地は地中海沿岸地方や西アジアである。
原種のほかに多くの園芸品種がある。
日本へは明治時代に渡来した。
湿地に観賞用として植えられる。
逸出したものが北海道から九州にかけて各地の水辺に野生化している。
侵略性が高く、在来種を駆逐するおそれがあり警戒が必要である。
日本生態学会が定めた日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。
また、たとえば北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種)に選定されている。
草丈は50センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形で幅は2、3センチあり、真ん中に盛り上がった縦の筋が目立つ。
開花時期は5月から6月である。
花の色は黄色で、外側に大きな花びら(外花被片)が3枚ある。
花の中心部に小さな内花被片が3枚ある。
外花被片に重なるようにある3枚の花びらは、雌しべの花柱が3つに分かれたものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「幸せをつかむ」である。
6月24日の誕生花である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の pseudacorus は「ショウブ属(Acorus)に似た」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris pseudacorus

★両脇に騎士を従え花開く
 御供なければ気楽だけれど

キショウブ100515b-l.jpg

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カマツカ100515a-l.jpg

鎌柄(カマツカ)はバラ科カマツカ属の落葉小高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
枝は毎年伸びる長枝と、ほとんど伸びない短枝とがある。
葉は楕円形で、長枝では互い違いに生え(互生)、短枝では3枚が輪生する。
葉の先は鋭く尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は淡い緑色で、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は4月から6月である。
短枝の先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で丸い。
雄しべは20本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は白から黒に変わる。
雌しべの柱頭は3つに裂け、つけ根の部分には白い毛が密生する。
花の後にできる実はナシ状果で、秋に赤く熟する。
また、秋には紅葉をする。
材が硬くて丈夫なため鎌の柄などに使われた。
それが和名の由来でもある。
別名を牛殺し(ウシゴロシ)ともいう。
この名は、材を牛の鼻環に使ったことからきている。
属名の Pourthiaea はフランスの宣教師「プルーチェ(Jean Antoine Pourthie, 1830-1866)さん」の名からきている。
種小名の villosa は「軟毛のある」という意味である。
変種名の laevis は「無毛で、なめらかな艶を持つ」という意味である。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Pourthiaea villosa var. laevis

★小さくてまん丸な花可愛くて
 しばし見とれるこれが鎌柄

カマツカ081005a-l.jpg

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バージニアイチゴ100515a-l.jpg

バージニア苺(バージニアイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国東部のバージニア州である。
カナダ東南部から合衆国南部にかけて分布し、草地や林の縁に生える。
オランダ苺(オランダイチゴ)の花粉親として知られる。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎には繊毛が生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形でぎざぎざ(鋸歯)があり、質は薄い。
雌雄異株である。
開花時期は4月から6月である。
花径は2センチくらいの小さな白い5弁花である。
花の後にできる実はイチゴ状果(食べられる部分は花托の発達したもので、表面につく粒々がそれぞれ果実)である。
実も小粒で緋紅色をしている。
実はジャムなどに加工される。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Fragaria virginiana

★なるほどねこれが苺の親なのか
 生の姿を見るは楽しく

バージニアイチゴ100515b-l.jpg

バージニアイチゴ100605a-l.jpg

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オランダイチゴ100515a-l.jpg

オランダ苺(オランダイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
18世紀にオランダの農園で、北アメリカ原産のバージニア苺(バージニアイチゴ)と南アメリカ原産のチリ苺(チリイチゴ)との自然交雑から生じた。
日本へは江戸時代の末期にオランダ人によって伝えられた。
しかし、この段階では観賞用としてしか普及しなかった。
栽培をされ始めるのは明治時代になってからである。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は小葉3枚が1組となる3出複葉である。
小葉の形は倒卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
全体にちぢれた毛を密生し、葉の裏面は白っぽい。
根元から走出茎(ランナー)を長く伸ばして繁殖する。
開花時期は4月から7月である。
花径2、3センチの白い5弁花を咲かせ、実をつける。
赤い肉質の部分は花托(花のつけ根)が肥大したものである。
子房(雌しべの下部)が熟してできた果実は表面の窪みについた1つ1つの粒である。
イチゴ状果と呼んでいる。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の ananassa は「アナナス属の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名: Fragaria x ananassa(=Fragaria grandiflora)

★花だって捨てたものではないんだと
 言うがごとくにオランダ苺

オランダイチゴ100515b-l.jpg

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チリイチゴ100515a-l.jpg

チリ苺(チリイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
原産地は南アメリカのチリである。
18世紀にヨーロッパに渡り、北アメリカ原産のバージニア苺(バージニアイチゴ:Fragaria virginiana)との交配によって栽培種のオランダ苺(オランダイチゴ:Fragaria x ananassa)が生まれた。
いずれも雌雄異株であった。
バージニア苺(バージニアイチゴ)は、色や味がよかったが、果実が小さかった。
一方、チリ苺(チリイチゴ)は、雌株だけが大きな果実をつけるものだった。
この両者を交配させることで、現在にも伝わる栽培種の原型ができた。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は長さ5センチくらいの幅の広い卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月くらいである。
花は白い5弁花である。
花の後にできる実はイチゴ状果(食べられる部分は花托の発達したもので、表面につく粒々がそれぞれ果実)である。
熟すと赤くなる。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の chiloensis は「(チリの)チロエ島の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Fragaria chiloensis

★この花が今の苺の原型か
 ルーツに触れる歓び溢れ

チリイチゴ100515b-l.jpg

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プリムラ・ステイニイ100505a-l.jpg

プリムラ・ステイニーはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
分類上は、プリムラ・フォルステリ(Primula x forsteri)の品種の1つとされている。
基本種は、Primula hirsuta と Primula minima の自然交雑種である。
草丈は5センチくらいである。
根際から生える葉は肉厚の小さな鋸状の楕円形で、ロゼット状となる。
開花時期は4?5月である。
花の色はピンクである。
花冠は5枚に分かれ真ん中は白く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の forsteri はドイツの博物学者「フォルスター(J. R. Forster)さんの」という意味である。
品種名の steinii は植物学者「シュタイン(Stein)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Primula x forsteri f. steinii

★小ささにびっくりするよステイニー
 それでも花はしっかり咲いて

プリムラ・ステイニイ100505b-l.jpg

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2013/01/28改訂

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カキツバタ080524d-l.jpg

すいと立つ姿麗し杜若

杜若(カキツバタ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
花菖蒲(ハナショウブ)に似ているが、葉の幅が広く、葉の中央に隆起腺がないことなどで見分ける。
しかし、「いずれが文目か杜若」というように見分けるのはむずかしい。
文目(アヤメ)は乾いた草原に咲くが、杜若(カキツバタ)は水辺を好む。
また、杜若(カキツバタ)の内花被片は直立し、外花被片には白ないし淡い黄色の筋模様がある。
草丈は40センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は剣形で、中央脈がない。
開花時期は5月から6月である。
茎先に青紫色の花が2、3輪つく。
花の大きさは12センチほどになる。
花被片は6枚である。
内花被片は細くて直立する。
垂れ下がった外花被片の真ん中に白ないし淡い黄色の筋模様が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
漢字では「燕子花」とも書く。
三河の国の八橋(やつはし)は昔から杜若(カキツバタ)の名所として知られ、今も杜若(カキツバタ)は愛知県の県花となっている。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の laevigata は「無毛で滑らかな」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris laevigata

★すっと立つ姿麗し杜若
 花を一輪先駆けとして

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エゾウスユキソウ100515a-l.jpg

蝦夷薄雪草(エゾウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
北海道の大雪山系、礼文島、釧路、網走に分布し、山地の岩場や海岸に近い草地に生える。
海外では、サハリンにも分布している。
別名を礼文薄雪草(レブンウスユキソウ)とも言い、礼文町の町花に指定されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は直立する。
葉は先がやや尖った倒披針形で、両面に綿毛が生えるが裏面のほうが濃い。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は互い違いに生えて(互生)、つけ根の部分は半ば茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
細い茎の先に白い花をつける。
星形になった白い花びらのように見えるのは苞葉といわれる部分で、中心部に頭花がつく。
苞葉は幅が広く、普通は10枚前後である。
苞葉には黄色っぽい綿毛が密生する。
頭花は5個から20個くらいある。
真ん中には雄性の筒状花、周りには雌性の筒状花がつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの) である。
「薄雪草」の名は、うっすらと雪をかぶったような姿からきている。
アルピニスト憧れのエーデルワイス(edelwaiss)と同じ仲間である。
日本に自生するウスユキソウ属には、他に低山帯にも生える薄雪草(ウスユキソウ)、東北地方の高山に生える深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)、中央アルプスに生える姫薄雪草(ヒメウスユキソウ)、岩手県の早池峰山に生える早池峰薄雪草(ハヤチネウスユキソウ)などがある。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Leontopodium discolor

★岩肌にはりつきながら薄化粧
 蝦夷薄雪草は夏に咲く花

エゾウスユキソウ100515b-l.jpg

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イワシモツケ080524a-l.jpg

岩下野(イワシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方(伊吹山を含む)にかけて分布し、山地や亜高山の岩場などに生える。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先のほうに少しぎざぎざ(鋸歯)があるか、鋸歯のない全縁である。
開花時期は5月から8月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径5ミリから7ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは5本で、花弁から飛び出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、5つの分果からなる。
和名の由来は、岩場に生えるシモツケということからきている。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea nipponica

★真っ白な小花を丸く寄せ集め
 岩下野は弾むがごとく

イワシモツケ080524d-l.jpg

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シロバナノヘビイチゴ100522a-l.jpg

白花の蛇苺(シロバナノヘビイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけてと鹿児島県の屋久島に分布し、山地や亜高山の草原や礫地に生える。
海外では、サハリンや済州島にも分布する。
蛇苺(ヘビイチゴ)の名がついているが、ヘビイチゴの仲間ではなく、果物として食用にされるオランダイチゴと同じ仲間である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
全体に白くて長い軟毛がたくさん生えている。
葉は多くが根元から生える根生葉だが、小さな茎につく葉もいくつかある。
葉は3枚の小葉で1組となり、平行脈がよく目立つ。
開花時期は5月から7月である。
茎先に花径15ミリから25ミリくらいの白い花を上向きに数個つける。
花びらは5枚あり、中央部にはたくさんの雌しべと雄しべがある。
花が終わると下を向き、実が赤く熟する。
赤い肉質の部分は花托(花のつけ根)が肥大したものである。
子房(雌しべの下部)が熟してできた果実は表面の窪みについた1つ1つの粒である。
イチゴ状果と呼んでいる。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
3枚目は6月に上高地で撮った。
学名:Fragaria nipponica

★たくさんの光を浴びてすくすくと
 育ち大きな実をつけようと

シロバナノヘビイチゴ100522b-l.jpg

シロバナノヘビイチゴ070616a-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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ニセアカシア100515a-l.jpg

アカシアの咲く北の街晴れ渡り

贋アカシア(ニセアカシア)はマメ科ハリエンジュ属の落葉高木である。
別名を針槐(ハリエンジュ)ともいう。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
当初はアカシアの名で流通していたが、ネムノキ科アカシア属の樹木も輸入されるようになり、これと区別するために贋アカシア(ニセアカシア)と呼ぶようになった。
このような経緯から、「アカシヤの雨がやむとき」を始めとして多くの歌に詠まれるアカシアは贋アカシア(ニセアカシア)をさしており、俳句の季語も同様である。
日本の植生に影響があり、侵略的外来種ワースト100に選ばれている。
樹高は20メートルから25メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、3枚から9枚で1組になる。
小葉の形は楕円形で、葉のつけ根には1対の棘がある。
これは托葉(葉のつけ根にある付属体)の変化したもので、針槐(ハリエンジュ)の名の由来でもある。
開花時期は5月から6月である。
藤(フジ)の花のような感じで房状に白い蝶形の花をたくさんつける。
花には甘い香りがあり、アカシア蜂蜜は高級品である。
花は天ぷらにも利用されているという。
また、新芽はお浸しやゴマ和えにして食べる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
平たい鞘に包まれて4、5個の豆ができる。
材は腐りにくく、枕木や木釘、木炭、船材などに利用されてきた。
俳句では「アカシアの花」が夏の季語である。
属名の Robinia はフランスの園芸家「ロビン(J. Robin, 1550-1692 & V. Robin, 1579-1662)さん父子」の名からきている。
種小名の pseudo-acacia は「偽のアカシヤ」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Robinia pseudo-acacia

★秘められた力が大地に食い込んで
 贋アカシアは堂々と咲き

ニセアカシア100515b-l.jpg

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2013/01/23改訂

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アヤメ100515a-l.jpg

刺青の細工も冴えて花あやめ

文目(アヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の草地に生える。
また、庭植えにされる。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、シベリアなどにも分布している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は剣状で直立し、地下茎から群がり生える。
開花時期は5月から6月である。
茎先に花径5センチから8センチくらいの青紫色の花を1輪から3輪くらいつける。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
外側に3枚の大きな外花被片が垂れ下がる。
この外花被片のつけ根の部分にある網目模様と黄色い斑が文目(アヤメ)の最大の特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
漢字では「綾目」とも書く。
あるいは「菖蒲」とも書くのだが、こちらのほうは「ショウブ」とも読めるのでややこしい。
菖蒲(ショウブ)はサトイモ科で、まったく別の植物である。
花言葉は「よい便り」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris sanguinea

★草むらにすらりと立って文目咲く
 五月の風が葉を揺るがせて
☆文目咲く虹を渡って届けしを
 そっと教えん風に揺れては

アヤメ100515b-l.jpg

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2013/01/27改訂

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アツバタツナミソウc-l.jpg

厚葉立浪草(アツバタツナミソウ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
長崎県の対馬と広島県に分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎や葉には粗い毛が生える。
葉は円心形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く、裏面は紫色になるものもある。
開花時期は5、6月である。
茎先や葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花を数輪つける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の tsusimensis は「対馬の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Scutellaria tsusimensis

★いろいろな仲間がいるね立浪草
 分厚い葉っぱはめずらしいでしょ

アツバタツナミソウd-l.jpg

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シロアヤメ100515c-l.jpg

葉陰より首を伸ばして白あやめ

文目(アヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の草地に生える。
また、庭植えにされる。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、シベリアなどにも分布している。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は剣状で直立し、地下茎から群がり生える。
開花時期は5月から6月である。
花の色は青紫色だが、稀に白い花があり、白文目(シロアヤメ)と呼んでいる。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
外側に3枚の大きな花びら(外花被片)が垂れ下がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris sanguinea f. albiflora

★立ち姿水に映して文目咲く
 五月の風が葉を揺るがせて

シロアヤメ100515d-l.jpg

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イブキシモツケ100515a-l.jpg

伊吹下野(イブキシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の岩場、蛇紋岩地、石灰岩地などに生える。
海外では中国にも分布するが、中国のものは別種とする見解もある。
和名の由来は、伊吹山で最初に発見されたことからきている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は硬く、裏面の葉脈上には毛が密に生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花序径は3センチくらいである。
花弁は5枚である。
雄しべは20本くらいあり、花弁の長さと同じくらいである。
雌しべは5本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、5つの分果からなる。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることからきている。
種小名の dasyantha は「粗い毛のある花の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea dasyantha(=Spiraea nervosa)

★ぽんぽんと小さな毬を思わせる
 花が可愛い伊吹下野

イブキシモツケ100515b-l.jpg

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カザグルマ・群馬100515a-l.jpg

風車(カザグルマ)はキンポウゲ科センニンソウ属の落葉蔓性木本である。
本州の秋田県から九州にかけて分布し、林の縁などで樹木にからまって伸びる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
シーボルトによってヨーロッパへ伝えられ、クレマチスの園芸品種の多くで母種になっている。
蔓性で丈は2メートルから5メートルくらいまで伸びる。
葉は3枚から5枚の小葉からなる羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の柄は長く、周囲のものに巻きつく。
開花時期は4月から6月である。
枝先に花径10センチから15センチもある大きな花を開く。
花は上向きに咲き、紫色のたくさんの雄しべに特徴がある。
花びらのように見えるのは萼片で8枚ある。
花の色は淡い紫色または白である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には羽毛状の花柱があり、これが毛鞠状になる。
花言葉は「精神的な美しさ」「旅人の喜び」である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の patens は「立ち上がるようにつく」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
上から群馬産、大阪産、日光産である。
学名:Clematis patens

★風情あり原種ならでは風車
 緑の森を飾るがごとく
☆空中を彩るごとく風車
 想いのままに弦を伸ばして

カザグルマ・大阪100515a-l.jpg

カザグルマ・日光100515a-l.jpg

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シロバナハンショウヅル100515a-l.jpg

白花半鐘蔓(シロバナハンショウヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方南部から九州にかけて分布し、山地や丘陵地の林の縁に生える。
蔓性で、他の植物に絡まって伸びる。
別名を白花の半鐘蔓(シロバナノハンショウヅル)ともいう。
蔓の長さは5メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は卵形で、先が3つに中裂する。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から長い柄を伸ばし、花径2、3センチの黄白色の花を下向きにつける。
花の形は幅の広い釣鐘形である。
近縁種とは異なり、花は大きく横に開く。
花弁はなく、花弁のように見えるのは4枚の萼片である。
萼片は薄くて外側に毛が生えている。
雌しべはたくさんあり、その周りを雄しべが取り囲んでいる。
雄しべに毛は生えず、葯は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の williamsii はアメリカ人の植物採集家「ウイリアム(Samuel Wells Williams, 1812-1884)さんの」という意味である。ペリーの通訳として来日した。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Clematis williamsii

★名は似ても咲いた姿は大違い
 お椀のような花を広げて

シロバナハンショウヅル100515c-l.jpg

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プリムラ・マルギナタ100505a-l.jpg

プリムラ・マルギナタはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
フランスとイタリアの国境付近のアルプス山脈に分布し、山地や高山に生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形である。
葉の質は革質で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
日本での開花時期は3月から5月くらいである。
花の色は淡い青紫色で、花径は2センチくらいである。
花冠は5枚に分かれ真ん中は白く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の marginata は「縁取りのある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Primula marginata

★アルプスに咲く桜草小さいね
 彩り添える北の大地に

プリムラ・マルギナタ100505b-l.jpg

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オニゲシ080504a-l.jpg

鬼芥子(オニゲシ)はケシ科ケシ属の多年草である。
原産地は西南アジアである。
英名はオリエンタルポピー(Oriental poppy)である。
耐寒性があるが高温多湿を嫌うので、暖地にはあまり向いていない。
北海道ではあちこちで植えているのを見た。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉や茎全体が白く硬い毛で覆われている。
根際から生える葉は濃い緑色で、羽状に深く切れ込む。
開花時期は5月から6月である。
花びらは4枚から6枚で、花びらの根元に黒いの斑点があるものとないものがある。
花径は10センチから15センチくらいである。
花の色は白、淡い紅色、濃い紅色、橙色などがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、表面に毛がなく、青緑色をしている。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の orientale は「東方の(中近東の)」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Papaver orientale

★言うことを聞いておくれと鬼芥子に
 声を掛けても花びらめくれ

オニゲシ080504e-l.jpg

オニゲシ080504g-l.jpg

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キビヒトリシズカ100429a-l.jpg

吉備一人静(キビヒトリシズカ)はセンリョウ科ヒトリシズカ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、林の中の半陰地に生える。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
吉備は発見地の岡山県吉備を指し、一人静は白い花を1本立てる清楚な姿を静御前にたとえたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は幅の広い楕円形で、4枚から6枚が向かい合って生える(対生)。
葉の先は急に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
近縁種の一人静(ヒトリシズカ)とは異なり、葉が展開してから花を咲かせる。
雄しべの長さは1センチくらいあり、一人静(ヒトリシズカ)の倍くらいある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の数も4つと多く、一人静(ヒトリシズカ)の2つと区別できる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Chloranthus はギリシャ語の「chloros(黄緑)+anthos(花)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Chloranthus fortunei

★どれどれと花の違いを見比べて
 自然のもたらす不思議を感じ

キビヒトリシズカ100429b-l.jpg

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シマシャリンバイ080209a-l.jpg

島車輪梅(シマシャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑小高木である。
小笠原諸島の固有種である。
海岸に近い林の中に生える。
方言名はアレキサンドルである。
これは材が固いことからax handle(斧の柄)と呼ばれたのが転訛したものである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
樹高は4メートルから6メートルくらいである。
葉の表面は艶があり、裏面の網状の脈は褐色を帯びる。
開花時期は12月から3月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、「梅」に似た白い5弁花をつける。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は直径1センチくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒紫色に熟する。
属名の Rhaphiolepis はギリシャ語の「rhaphis(針)+lepis(鱗片)」からきている。
種小名の wrightiana はイギリスの植物学者「ライト(Charles Henry Wright, 1864-1941)さんの」という意味である。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Rhaphiolepis wrightiana

★満開の花の姿をいつの日か
 彼の地に見たい島車輪梅

シマシャリンバイ080209b-l.jpg

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キンラン080504a-l.jpg

金蘭(キンラン)はラン科キンラン属の多年草である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
雑木林の減少、下草刈りをしなくなったこと、盗掘などによって個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は長さ7センチくらいの披針形で、6枚くらいが互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縦に粗いひだがある。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、3輪から10輪くらいの花をつける。
花径は2センチくらいで、花の色は鮮やかな黄色である。
花は平らには開かず上向きに半開し、下から上へと咲き上る。
唇弁は上唇と下唇とに分かれる。
上唇には赤い斑が入り、縦長の筋がある。
下唇は浅い円錐状の距になっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「華やかな美人」である。
属名の Cephalanthera はギリシャ語の「cephalos(頭)+anthera(葯)」からきている。ずい柱(雄しべと雌しべの融合したもの)の頭部にある大きな葯の形から名づけられた。
種小名の falcata は「鎌状の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cephalanthera falcata

★日本にもいろんな蘭があるものと
 ページを増やすこれは金蘭
☆薄暗き林の中に輝やきて
 天より光射し込むように

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シロバナシラン080504a-l.jpg

白花紫蘭(シロバナシラン)はラン科シラン属の多年草である。
別名を白蘭(ハクラン)ともいう。
紫蘭(シラン)の品種の1つで、分布域は重なる。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、やや湿った岩の上や林の中に生える。
海外では、中国や台湾にも分布する。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は大形の披針形で、茎の下部に4枚から6枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
花は茎先に数輪ずつつく。
花被片は6枚である。
外側に外花被片が3枚、内側に内花被片が3枚が互い違いにつく。
下側にある内花被片は他の5枚と形が違い、唇弁と呼ばれる。
唇弁の先は浅く3つに裂け、そのうちの真ん中の裂片には内側に襞がある。
内花被片を花弁、外花被片を萼片とする場合もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Bletilla は「Bletia(ブレティア属)」の縮小形である。スペインの自然科学者「ブレー(Luis Blet)さん」の名からきている。
種小名の striata は「溝のある」という意味である。
品種名の gebina は「エビネ」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Bletilla striata f. gebina

★透き通る白と緑の葉の色が
 よくマッチする白花紫蘭

シロバナシラン080504b-l.jpg

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プリムラ・ヒルスタ100505a-l.jpg

プリムラ・ヒルスタはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
ヨーロッパのピレネー山脈やアルプス山脈に分布し、標高2200メートルから3600メートルの砂礫地に生える。
別名をプリムラ・ルブラ(Primula rubra)という。
草丈は3センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で、ロゼット状となる。
葉は肉質で、縁の上部にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から7月である。
散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、桃色の花を数輪つける。
花冠は5つに裂けて横に開き、裂片の先はへこむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Primula hirsuta

★アルプスの砂礫の中に花開く
 ピンクの色は眩しく映り

プリムラ・ヒルスタ100505b-l.jpg

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シラン090510b-l.jpg

野にありて天衣無縫の紫蘭かな

紫蘭(シラン)はラン科シラン属の多年草である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、やや湿った岩の上や林の中に生える。
また、観賞用として庭に植えられる。
海外では、中国や台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は長さ30センチくらいの披針形で、茎の下部から4、5枚が生える。
葉には平行脈があり、つけ根の部分は鞘状で茎を抱く。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの紅紫色をした花を7、8輪つける。
花被片は6枚である。
唇弁は3つに裂け、そのうちの真ん中の裂片には内側に襞がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を紅蘭(ベニラン)、朱蘭(シュラン)という。
地下部は生薬で白及根(はくきゅうこん)と言い、止血、消炎などの薬効がある。
花言葉は「あなたを忘れない」「変わらぬ愛」「薄れゆく愛」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Bletilla は「Bletia(ブレティア属)」の縮小形である。スペインの自然科学者「ブレー(Luis Blet)さん」の名からきている。
種小名の striata は「溝のある」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Bletilla striata

★蘭なれど天衣無縫の山育ち
 笹を従え血止めの朱蘭
☆紫の色の深さは永遠に
 露に濡れつつ君を想いて

シラン090510a-l.jpg

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アカミズキ090823c-l.jpg

赤水木(アカミズキ)はアカネ科アカミズキ属の常緑性小高木である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄県の西表島にかけて分布し、平地や山地の川岸や林の縁などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は7メートルから8メートルくらいである。
樹皮は赤褐色をしている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄い革質で、先が尖る。
開花時期は5月から6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Wendlandia はドイツ人の植物学者「ウェンドランド(Johann Christoph Wendland, 1755-1828)さん」の名からきている。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Wendlandia formosana

★南国に独自のグループ形成す
 赤水木の葉はごわごわとして

アカミズキ090823a-l.jpg

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ヒメシャリンバイ070317c-l.jpg

姫車輪梅(ヒメシャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木である。
車輪梅(シャリンバイ)は本州の東北地方南部から九州にかけて分布するが、その品種の1つで暖地の海岸付近に生える。
本種は中部地方以西に分布する。
特徴は葉が小さいことである。
これが「姫」のつく由来である。
鹿児島県の出水市では特産品に育てようと栽培に取り組んでいるという。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
ただし、枝先に一見して輪生しているようにつくので「車輪」のように見える。
葉の質は革質で、縁にはほとんどぎざぎざ(鋸歯)がない。
開花時期は4月から5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色を帯びた小さな花をたくさんつける。
花径は15ミリくらいで花びらは5枚あり「梅」に似ている。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Rhaphiolepis はギリシャ語の「rhaphis(針)+lepis(鱗片)」からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
変種名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
品種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は3月に東京都薬用植物園の温室で撮った。
学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata f. minor

★名の由来聞けば聞くほど面白く
 しげしげと見る葉は硬そうで

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イチハツ090510a-l.jpg

一八は誰を招くや柳腰

一初(イチハツ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は中国である。
古い時代に観賞用として日本に渡来した。
文目(アヤメ)の仲間の中で一番早く花をつけることから「一初」の名がついたという。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は艶のない剣状である。
文目(アヤメ)に比べると葉の横幅が広くて短い。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径10センチくらいの青紫色の花をつける。
花被片は6枚である。
外花被片3枚には、つけ根の部分から真ん中にかけて、鶏の鶏冠のような白い襞がある。
これが仲間と区別するポイントになる。
雄しべは3本である。
花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)は3つに分かれる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根は民間薬で鳶尾根(えんびこん)といい、吐剤や下痢とされる。
花言葉は「使命」「使者」である。
俳句では、「一八」や「鳶尾草」が夏の季語である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の tectorum は「屋根に生える」という意味である。魔よけとしてかやぶき屋根に植えらた。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Iris tectorum

★すっと立つ一初の花目に清か
 淡い緑の先に顔出し
☆一初の陽射しを浴びたその姿
 アヤメの季節来るを知らせて

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ハンショウヅル090510a-l.jpg

半鐘蔓(ハンショウヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、林の縁などに生える。
蔓性で他の植物にからまって伸びる。
茎は暗い紫色を帯びる。
蔓の長さは2メートルから3メートルになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は卵形で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや硬く、両面に短い毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、鐘形の花を下向きにつける。
花径は25ミリから30ミリくらいで、花の色は暗い紅紫色である。
花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は4枚あって、外側には毛が生えている。
花の後にできる実は細い卵形のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、残った羽毛状の花柱が尾のようにつく。
和名の由来は、花の形を火事を知らせる「半鐘」に見立てたものである。
全草が有毒で、誤食をすると神経の麻痺などが起こる。
花言葉は「感謝」である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Clematis japonica

★くるりんと先を反らせたその姿
 野山で見たいと募る憧れ
☆紫の釣鐘揺れん森の中
 どこへどこまで蔓は気ままに

ハンショウヅル090510b-l.jpg

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オーニソガルム・カウダツム100505a-l.jpg

オルニトガルム・カウダツムはユリ科オオアマナ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
原産地は南アフリカのケープ地方、ナタール地方である。
和名は子持ち海葱(コモチカイソウ)である。
子持ち蘭(コモチラン)の別名もある。
英名はファルス・シーオニオン(false sea onion)である。
「偽の海葱」という意味になる。
海葱(カイソウ:Urginea maritima)という植物が別にある。
草丈は50センチから80センチくらいである。
丸い鱗茎は大きくなると側面に小さな鱗茎をつける。
葉は線形である。
開花時期は冬だが、温室では長期間花を咲かせる。
鱗茎から伸びた茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、緑色の筋の入った白い花をたくさんつける。
花被片は6枚、雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ornithogalum は、ギリシャ語の「Ornithos(鳥)+gala(乳)」からきている。乳白色の花の色を表したものである。
種小名の caudatum は「尾のある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Ornithogalum caudatum

★花見れば少し色濃い大甘菜
 だけど根元は変わっているよ

オーニソガルム・カウダツム100505b-l.jpg

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ノジスミレ100418a-l.jpg

野路菫(ノジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の秋田県から九州の屋久島にかけて分布し、草地や道ばたに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
無茎種である。
草丈は4センチから8センチくらいである。
葉は長い楕円形ないし三角状の披針形である。
葉は立ち上がらず、横に開く。
開花時期は3月から4月である。
花の色は淡い紫色で、濃い紫色の筋が入る。
花弁に毛は生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は紫色の円筒形で短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola yedoensis

★地の上に印すがごとく野路菫
 小さく咲けば土も匂いて

ノジスミレ100418b-l.jpg

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タンチョウソウ100505a-l.jpg

丹頂草(タンチョウソウ)はユキノシタ科タンチョウソウ属の多年草である。
1属1種である。
原産地は朝鮮半島や中国東北部で、日陰の岩地などに生える。
日本では観賞用に栽培されている。
和名の由来は、花を丹頂鶴の頭、茎を首、葉姿を羽に見立てたものである。
葉の形が八手(ヤツデ)に似ていることから岩八手(イワヤツデ)の別名もある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は手のひら状で、切れ込むものと切れ込まないものがある。
開花時期は4月から5月である。
長い茎の先端部分に白い小さな5弁花を密集して咲かせる。
花は上向きにつき、雄しべの花粉が赤く見える。
これが丹頂鶴を連想させたのであろう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mukdenia は産地である「Mukuden(中国の瀋陽市)」の名からきている。
種小名の rossii はイギリス人の採集家「ロス(J. Ross, 1800's)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Mukdenia rossii

★岩地でも気にせず咲くよ元気よく
 丹頂草は可愛い小花

タンチョウソウ100505b-l.jpg

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シャリンバイ070603b-l.jpg

車輪梅(シャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸や海岸に近い山地に生える。
また、街路樹や生垣などに利用される。
海外では、台湾や朝鮮半島にも分布する。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、枝先に互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で艶があり、上部の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は10ミリから15ミリくらいで、花びらは5枚である。
雄しべは20本くらいある。
園芸品種には淡い紅色を帯びたものもある。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に黒紫色に熟し白い粉を帯びる。
樹皮は奄美大島の特産品である大島紬の染料に使用されることでも有名である。
奄美大島では「テーチ木」と呼ばれ、このチップを煮込んで染液を作る。
また、沖縄の芭蕉布という織物の染料としても利用されている。
芭蕉布は、琉球藍の紺絣と車輪梅の赤茶絣を利用して縞模様を表現している。
和名の由来は、花が梅に似ていて、葉が枝先に車輪状に集まることからきている。
花言葉は「純な心」である。
属名の Rhaphiolepis はギリシャ語の「rhaphis(針)+lepis(鱗片)」からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
変種名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata

★ほんわかと甘いムードに酔ったかな
 でもいいでしょう咲いてみたって
☆鳥たちの喜ぶ声も響くよう
 花は清楚にただ美しく

シャリンバイ070603c-l.jpg

シャリンバイ081102a-l.jpg

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イリス・ルテスケンス100505b-l.jpg

イリス・ルテスケンスはアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
フランス、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパ南西部やイタリア、ギリシャなどの南東部に分布し、山地の乾燥した岩場などに生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
葉は平べったい線形で、花茎よりも短い。
開花時期は3月から5月である。
花の色は淡い黄色である。
花被片は6枚である。
花径は6センチくらいあり大きい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の lutescens は「淡い黄色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Iris lutescens

★長い冬終えて開園知らせ咲く
 ルテスケンスの花色淡く

イリス・ルテスケンス100505a-l.jpg

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エゾムラサキツツジ100505a-l.jpg

蝦夷紫躑躅(エゾムラサキツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
北海道の東部と北部に分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島の北部、中国の東北部、ウスリー地方、東ベリアなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
ただし、枝の先に集まってつくので一見すると輪生しているように見える。
葉には艶がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開に先立って花をつける。
花の色は紅紫色で、花径は25ミリから30ミリくらいである。
花冠は5つに裂けて平らに開く。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の dauricum はシベリアの「ダフリア地方の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Rhododendron dauricum

★鮮やかな紅紫で花開く
 北の躑躅の花は小振りで

エゾムラサキツツジ100505b-l.jpg

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ヘレボルス・チベタヌス100505a-l.jpg

ヘレボルス・チベタヌスはキンポウゲ科ヘレボルス属の多年草である。
原産地は中国の南西部である。
1869年に採集されたが、標本のみで「幻の花」とされていた。
1989年に日本人の手で再発見された。
草丈は30センチから50センチくらいである。
無茎種である。
根際から生える葉は手のひら状の複葉である。
葉の質は軟らかく、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
夏に地上部が枯れて休眠するのが特徴である。
開花時期は3月から5月である。
花径3センチくらいの淡い桃色の花をつける。
花びらのように見えるのは萼片で5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Helleborus はギリシャ語の「helein(殺す)+ bore(食べ物)」からきている。毒草であることから名づけられた。
種小名の thibetanus は「チベットの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Helleborus thibetanus

★幻の花と言われたチベタヌス
 見つけた人に乾杯しつつ

ヘレボルス・チベタヌス100505b-l.jpg

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スズラン090426e-l.jpg

鈴蘭の香りにつられ伸ばす首

鈴蘭(スズラン)はユリ科スズラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
北海道、本州、九州に分布し、比較的寒い地方や標高の高い草地に生える。
特に北海道を代表する花として知られている。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア東部にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
楕円形の葉が2枚、互い違いにつく。
開花時期は4月から6月である。
「鈴」のような白花を十数輪下垂して咲かせる。
花は普通は葉に隠れるように咲く。
そこから君影草(キミカゲソウ)の別名がある。
芳香があり、香水の原料にもなる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
園芸用として庭に植えられているのはドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)である。
鈴蘭(スズラン)に比べて葉が多く、葉の色も濃くて艶があり、香気が強いのが特徴である。
ドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)のほうは葉よりも上に花をつける。
有毒だが、根・茎は強心・利尿剤として用いられた。
花言葉は「純粋」「幸福」「繊細」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Convallaria はラテン語の「convallis(谷)+leirion(ユリ)」からきている。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Convallaria keiskei

鈴蘭の鈴音聞こゆ庭の先
 妖精誘う香りに乗せて
☆朝露の煌く光見つければ
 囁き揺れん鈴蘭の花

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ドイツスズラン090503a-l.jpg

ドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)はユリ科スズラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本に自生する在来種の鈴蘭(スズラン)と比べて耐暑性がある。
また、大形で香りも強く、花が葉の陰に隠れないなどの利点がある。
そのため、市場に流通するものはほとんどが本種であるという。
草丈は20センチから30センチである。
葉は卵状の楕円形で、2、3枚が根際から出てつけ根の部分は茎を包む。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から花茎を立て、十数個の白い鐘形の花を総状につける。
花の長さは10ミリくらい、花径は10ミリから15ミリくらいで、短い柄がある。
花被片はつけ根の部分で合着する。
雄しべが6本、雌しべが1本ある。
花の後には球形の実(液果)ができ、秋には赤く熟する。
花と実にはコンバラトキシンと呼ばれる有毒物質が含まれている。
属名の Convallaria はラテン語の「convallis(谷)+leirion(ユリ)」からきている。
種小名の majalis は「5月に咲く」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Convallaria majalis

★鈴蘭の強い香りに咽びつつ
 移ろう季節ふと数えおり

ドイツスズラン090503b-l.jpg

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小米空木(コゴメウツギ)

コゴメウツギ090503b-l.jpg

小米空木(コゴメウツギ)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の斜面などに普通に見られる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
灰白色をした枝をたくさん出し、こんもりと繁る。
若枝には軟毛が生える。
葉は三角状の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉は羽状に裂けるが、裂け方の深さには個体差がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
枝先や葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4、5ミリの小さな白い花をつける。
花弁は5枚で、形はへら形である。
萼片は5枚で、卵円形である。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、空木に似た小さい花を小米(精米のときに砕けた米)に見立てたものである。
属名の Stephanandra はギリシャ語の「stephanos(冠)+andron(雄しべ)」からきている。雄しべが冠状に残ることから名づけられた。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
黄葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Stephanandra incisa

★坂道に微笑むように顔を出す
 小米空木は妖精の笑み

コゴメウツギ090503d-l.jpg

コゴメウツギ091129a-l.jpg

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オオタチツボスミレ100507b-l.jpg

大立坪菫(オオタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と本州から九州にかけての日本海側に分布し、山地の林の中や道ばたに生える。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
有茎種である。
葉は円心形で先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花茎は茎の途中の葉のつけ根から出る。
花の色は淡い紫色で、花径は2センチから4センチあり大きい。
花のつけ根のほうは白くて、紫色の筋が入る。
側弁に毛は生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の kusanoana は植物学者「草野俊助(1874?1962)さんの」という意味である。
写真は5月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Viola kusanoana

★大らかな北の大地に咲くスミレ
 葉陰に住まう女神のごとく

オオタチツボスミレ100507a-l.jpg

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立金花(リュウキンカ)

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立金花(リュウキンカ)はキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、沼地や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は20センチから50センチである。
茎は中空で直立する。
根際から生える葉は腎円形で、つけ根の部分は浅くへこみ、長い柄がある。
葉には毛はなく艶があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さい。
開花時期は2月から6月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
茎の上部で枝分かれをし、先に1つずつ黄色い花をつける。
花径は2センチから4センチくらいである。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は普通は5枚だが、6、7枚の場合もある。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、茎が立っていて金色の花をつけるところからきている。
属名の Caltha はラテン語の「calathos(杯)」からきており、強い匂いのある黄色い花をさすラテン名である。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
変種名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は4月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Caltha palustris var. nipponica

★煌きを水面に映し立金花
 流れの縁に乱れ咲きして

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エリゲロン・アウレウス

エリゲロン・アウレウス100429a-l.jpg

エリゲロン・アウレウスはキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
ロッキー山脈の北西部に分布し、亜高山や高山の岩礫地に生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
茎につく葉は小さい。
開花時期は7月から8月である。
日本では4月から5月に花を咲かせる。
花径は3センチくらいで、舌状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
英名はゴールデンフリーベイン(golden fleabane)である。
フリーベインはムカシヨモギ属の数種に対する呼び名である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の aureus は「黄金色の」という意味である。
写真は園芸品種のカナリーバード(Canary Bird)である。
4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Erigeron aureus

★ロッキーの岩場にこんな花が咲く
 背丈は低く花は大きく

エリゲロン・アウレウス100429b-l.jpg

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雉蓆(キジムシロ)

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敷き詰めた緑に点る雉蓆

雉蓆(キジムシロ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
漢字では「雉筵」とも書く。
北方領土を含む北海道から南西諸島にかけて分布し、道端や草むらに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体に粗い毛がある。
茎は根元から何本か伸び、途中で枝分かれして花をつける。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉が7枚から11枚で1つの葉となり、先端の3枚が大きい。
開花時期は4月から5月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い5弁花をつける。
萼も5枚で、雄しべ、雌しべは多数ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、地面に広がる葉の形を鳥の「キジ」が座るムシロに見立てたものである。
花言葉は「明るく輝いて」である。
俳句の季語は春である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。同属の1種に強い薬効があったのでつけられた名である。
種小名の fragarioides は「オランダイチゴに似た」という意味である。
変種名の major は「巨大な」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Potentilla fragarioides var. major

★陽射し浴び煌くような雉蓆
 訪ねし人を夢に誘い
☆小さくも春を喜ぶ雉蓆
 鮮やかな色我を呼びとめ

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山旗竿(ヤマハタザオ)

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山旗竿(ヤマハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の縁などに生える。
海外では、北半球の温帯、亜熱帯に広く分布する。
草丈は30センチから70センチくらいである。
茎には短い毛と星状毛(放射状に伸びる毛)が生える。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は長い楕円形である。
葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな4弁花をつける。
花弁の形は倒披針形である。
雄しべは6本あり、2本は短い。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で直立する。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Arabis hirsuta

★初めての花は必ずあるものと
 笑みがこぼれる北を訪ねて

ヤマハタザオ100505a-l.jpg

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ウィジェット四角

深山桜(ミヤマザクラ)

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深山桜(ミヤマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州(霧島山)にかけて分布し、北海道以外では高山に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ウスリーなどにも分布する。
樹高は10メートルから15メートルである。
幹は紫褐色ないし灰黒褐色で、横に長い皮目があり、薄く剥がれる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には深い欠刻(凹み)のある重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は濃い緑色で、毛が疎らに生える。
裏面は淡い緑色で、葉脈上に毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
開花は葉の展開後になる。
花径20ミリから25ミリくらいの白い5弁花が上向きにつく。
花びらの先は丸い。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
材は家具や器具、彫刻、運動具などに用いられる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の maximowiczii はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891年)さんの」という意味である。
写真は6月に上高地で撮った。
学名:Prunus maximowiczii

★少しだけ花の季節は遅いけど
 花の宴と深山桜は

ミヤマザクラ070616b-l.jpg

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山躑躅(ヤマツツジ)

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人波に溜め息つきつ躑躅見る

山躑躅(ヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野の林の中や林の縁に生える。
樹高は1メートルから4メートルである。
葉は楕円形ないし卵状の楕円形で、枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
なお、山躑躅(ヤマツツジ)の葉には春葉と夏葉がある。
春につき秋に落ちる葉を春葉という。
夏から秋にかけてつき越冬する葉を夏葉という。
春葉は大きく(長さ2センチから5センチ)、夏葉は小さい(長さ1センチから2センチ)。
落葉をするが冬の間も葉があるということで、「半落葉」ないし「半常緑」という分類がされている。
開花時期は4月から6月である。
花の色は朱色のものが多いが、赤味が強いものもある。
花冠は花径4、5センチの漏斗形で、先が5つに裂ける。
裂片には丸味がある。
裂片のうち一番上のもの(上弁)には、濃い斑点がある。
雄しべは5本あり、長く伸びて先が上に曲がる。
白っぽい花粉は数珠のようにつながり、虫に運ばれやすいようになっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「山躑躅」が春の季語である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (Engelbert Kaempfer, 1651?-1716)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi

★朱の色がとても眩しい山躑躅
 若葉の頃を彩り咲いて

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猿喉草(エンコウソウ)

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猿喉草(エンコウソウ)はキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の山口県にかけて分布し、低地や山地の湿地や水辺に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアにも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は地面を這う。
近縁種の蝦夷の立金花(エゾノリュウキンカ)は茎が直立する。
根際から生える葉は腎円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、葉のつけ根の部分は重ならず開いている。
開花時期は4月から6月である。
茎先が斜上し、花径3センチくらいの黄色い花をつける。
花は普通は2輪ずつつく。
普通は5枚ある花弁のように見えるものは萼片である。
雄しべはたくさんあり、雌しべは5本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
「猿候」というのは手長猿ないし河童の別名である。
和名の由来は、地面を這う茎を手長猿の手に見立てたものだという。
属名の Caltha はラテン語の「calathos(杯)」からきており、強い匂いのある黄色い花をさすラテン名である。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
変種名の enkoso は日本語の「エンコウソウ」のことである。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Caltha palustris var. enkoso

★地を這って茎を伸ばして咲き競う
 猿喉草に春の水音

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エゾノウワミズザクラ070518e-l.jpg

蝦夷の上溝桜(エゾノウワミズザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
北海道と青森県に分布し、平地や山地に生える。
青森県で発見されたのは最近のことで、鳥が種子を運んだのではないかと考えられている。
海外では、アジアやヨーロッパにも分布する。
近縁種に上溝桜(ウワミズザクラ)がある。
「上溝桜」の名の由来は、材の表面に溝を掘って亀甲占いを行ったことから「上溝桜」と名づけられ、読みはそれが転訛したものである。
樹高は10メートルから15メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
枝先にブラシのような円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは30本くらいある。
上溝桜(ウワミズザクラ)は雄しべが花弁よりもずっと長くて目立つが、本種の雄しべはそれよりも短い。
花径は1、2センチで、上溝桜(ウワミズザクラ)よりも大きい。
花の真ん中は緑色をしている。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の padus はラテン語でイタリア最長の「ポー川(po)」の古名である。ポー川の岸辺にこの木が見られることから名づけられた。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Prunus padus

★小鳥たち群がるように来るという
 花は甘いか上溝桜

エゾノウワミズザクラ070518d-l.jpg

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アメリカミズバショウ100505a-l.jpg

アメリカ水芭蕉(アメリカミズバショウ)はサトイモ科ミズバショウ属の多年草である。
北アメリカの西海岸に分布し、水辺や湿地に生える。
草丈は30センチから150センチくらいである。
全草に臭気がある。
そのため、英名はウェスタン・スカンクキャベツ(westurn skunk cabbage)という。
スカンクのような臭いのするキャベツのような葉っぱという意味合いである。
イースタンもあって、それは座禅草(ザゼンソウ)を意味する。
根際から生える葉は細長い楕円形である。
開花時期は4月から5月である。
特徴は仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)が黄色いことである。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Lysichitum はギリシャ語の「lysis(分離)+chiton(衣服)」からきている。明瞭な花被が分離してあることからつけられた名である。
種小名の americanum は「アメリカの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Lysichiton americanum

★アメリカにこんな仲間がおったとさ
 近くで見る日もいつかあるだろ

アメリカミズバショウ100505b-l.jpg

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三葉土栗(ミツバツチグリ)

ミツバツチグリ090412a-l.jpg

三葉土栗(ミツバツチグリ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の日当たりの良いところに生える。
海外では、朝鮮半島や中国、ウスリー、アムールにも分布する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は楕円形をした3枚の小葉からなり、縁には鋸歯がある。
葉の裏は白い。
開花時期は4月から5月である。
花径10ミリから15ミリくらいの黄色い五弁花をつける。
中心部には雄しべ、雌しべが多数ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
近縁種の雉筵(キジムシロ)とは、葉の形が異なることで見分ける。
地下茎が食べられる土栗(ツチグリ)と地下茎の形が似ているというのが名の由来である。
しかし、別種であり、三葉土栗(ミツバツチグリ)は食べられない。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の freyniana はオーストリアの植物学者「フレイン(J. F. Freyn, 1845-1903)さんの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Potentilla freyniana

★きらきらと緑の野辺に星明り
 三葉土栗春を歌って

ミツバツチグリ090412c-l.jpg

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高嶺軍配(タカネグンバイ)

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高嶺軍配(タカネグンバイ)はアブラナ科グンバイナズナ属の多年草である。
北海道固有種で、山地や高山の砂礫地に稀に生える。
蛇紋岩地や石灰岩地に生えることが多い。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は普通は枝分かれをする。
根際から生える葉は楕円形で、長い柄がある。
茎につく葉は卵形で、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をまとまってつける。
花弁は4枚で、倒卵形である。
実のなるころには花茎は更に伸び、長い倒卵形の角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)をつける。
その様子をかつて武将が用いた軍配にたとえたのが名の由来である。
属名の Thlaspi はギリシャ語の「thlaein(押し潰す)」からきている。角果の平たい様子を表している。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Thlaspi japonicum

★見たくとも滅多に見られぬ花だから
 注ぐ視線もつい熱くなり

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エゾノリュウキンカ100505a-l.jpg

蝦夷の立金花(エゾノリュウキンカ)はキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、湿地や水際などに生える。
海外では、朝鮮半島の北部、ウスリー地方、サハリンなどにも分布する。
別名を谷地蕗(ヤチブキ)ともいう。
この名は、葉の形が蕗の葉に似ており、湿ったところにはえるところからきている。
「谷地」とは湿地のことである。
「立金花」というのは、茎が立っていて金色の花をつけるところからきた名である。
草丈は50センチから80センチくらいである。
茎は直立する。
根際から生える葉には長い柄があり、幅が10センチから30センチくらいの腎円形である。
葉のつけ根の部分は深くへこみ、縁には細かな三角状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径35ミリから40ミリくらいの黄色い花を4輪から8輪くらいつける。
花びらのように見えるのは萼片である。
普通は5枚だが6枚や7枚のものもある。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
春先の若芽や若葉は汁の実や和え物、お浸しなどにする。
属名の Caltha はラテン語の「calathos(杯)」からきており、強い匂いのある黄色い花をさすラテン名である。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
変種名の barthei は人名由来のようだが解明できていない。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Caltha palustris var. barthei

★北国の春を彩る谷地蕗は
 水のほとりを黄金に照らし

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難波津(ナニワズ)

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難波津(ナニワズ)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の福井県にかけて分布し、低山の林の中に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ半島にも分布する。
別名を蝦夷鬼縛り(エゾオニシバリ)という。
基本種を鬼縛り(オニシバリ)という。
鬼縛り(オニシバリ)のほうは福島県から九州にかけて分布する。
樹高は15センチから50センチくらいである。
まばらに枝をつけ、枝先に倒卵形の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
沈丁花(ジンチョウゲ)によく似た黄色い花をつける。
花弁のように見えるのは萼片である。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
葉は6月から枯れ始めて夏には落葉するが、8月下旬になると若葉が顔を出す。
「鬼縛り」の名は、樹皮が丈夫で鬼をも縛るというところからきている。
属名の Daphne は月桂樹のギリシャ名である。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の pseud-mezereum は「セイヨウオニシバリ(Daphne mezereum)に似た」という意味である。
亜種名の jezoensis は「蝦夷の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Daphne pseud-mezereum subsp. jezoensis

★謎多き名の由来だが難波津は
 北に咲く花春告げながら

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ナルキッスス・デュビウス

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ナルキッスス・デュビウスはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
原産地はフランス、スペインで、ピレネー山脈などに分布する。
房咲き水仙(フサザキスイセン)の仲間である。
草丈は20センチくらいである。
根際から生える葉は平たい線形である。
開花時期は春である。
花の色は白く、副花冠も小さな杯状で白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
種小名の dubius は「疑わしい」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Narcissus dubius

★原種かなそれともやっぱりハイブリッド
 謎の花咲くピレネーの地に

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ポテンティラ・クランジー

ポテンティラ・クランジイ100305a-l.jpgポテンティラ・クランジーはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけてである。
アルプス山脈やピレーネー山脈など高山の岩場に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の先は丸く、縁に開出(立ち上がるようにつくこと)毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
花径5ミリくらいの黄色い5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の crantzii はオーストリアの植物学者「クランツ(H. J. N. von Crantz, 1722-1799)さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Potentilla crantzii

★鈴なりにつけた花びら黄金色
 高山に咲く姿ちらちら

ポテンティラ・クランジイ100305b-l.jpg

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夕化粧(ユウゲショウ)

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夕化粧(ユウゲショウ)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカ南部から南アメリカにかけた地域である。
日本へは明治時代に渡来した。
観賞用に持ち込まれたが、現在では野生化している。
本州の関東地方から西に分布し、道端や空き地、川原などに生える。
白粉花(オシロイバナ)の通称も「夕化粧」で紛らわしいため赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)の名で区別することもある。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎には柔らかい毛が生える。
葉は互い違いに生える(互生)。
長さは3センチから5センチ、幅は1センチから2センチの広い披針形である。
葉の周りには浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、波打っている。
根際から生える葉には不規則な切れ込みが入ることもある。
開花時期は5月から9月である。
茎の上部の葉の脇に淡いピンクの花をつける。
花径は10ミリから15ミリくらいで、花びらは4枚ある。
花びらの先は丸くなっている。
花びらには濃い紅色の筋が入り、中心部は黄緑色である。
雄しべは8本あり、花粉のある葯の部分は白い。
雌しべの先端は紅色で4つに裂け、十字状になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は夕方から咲くことによるが、現在では昼間から咲いている。
花言葉は「臆病」である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は5月に埼玉県春日部市で撮った。
学名:Oenothera rosea

★ほんのりと染めた紅色誰のため
 夕化粧咲く緑の野辺に
☆ほんのりと頬染め咲いた夕化粧
 夢の中でも君を想いて

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馬の足形(ウマノアシガタ)

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葉を摘まみ馬の足形確かめて

馬の足形(ウマノアシガタ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
面白い名前は花の形を馬の蹄につける馬沓にたとえたものである。
漢字では「馬の脚形」とも書く。
一般には金鳳花(キンポウゲ)の名前で知られている。
金鳳花(キンポウゲ)は八重咲きの栽培品種に限定して呼ぶという説もあるようである。
北海道から沖縄に分布し、日当たりのよい山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、台湾にも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は中空で直立し、毛が生えている。
根際から出る葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、束になって生える(束生)。
茎につく葉は非常に深く裂けている。
開花時期は4月から6月である。
枝分かれをした花茎の先に1つずつ黄色い花をつける。
花弁は5枚で横に開き、光沢がある。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
八重咲きのものは雄しべや雌しべが花弁に変化したものである。
花の後にできる実は球状をしたそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)の集合果で、金平糖のような形をしている。
有毒植物で、誤食すると腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる。
また、汁液が付着すると皮膚の弱い人は赤く腫れ上がったりするから注意が必要である。
花言葉は「幸福」「子どもらしさ」「無邪気」である。
俳句の季語は春である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ranunculus japonicus

★星屑を散らすがごとく金鳳花
 緑の野辺に金の煌き
☆艷やかな花びら開く金鳳花
 空から落ちてもなお輝いて

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上溝桜(ウワミズザクラ)

ウワミズザクラ070518a-l.jpg

上溝桜(ウワミズザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国にも分布する。
昔から暮らしとのかかわりの深い樹木である。
材の表面に溝を掘って亀甲占いを行ったことから「上溝桜」と名づけられ、読みはそれが転訛したものである。
古名を波波迦(ハハカ)というが、これも吉凶占いに由来する呼び名である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先にブラシのような円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは30本くらいあり、花弁よりもずっと長くて目立つ。
花の真ん中は緑色をしている。
英名はジャパニーズバードチェリー(Japanese bird cherry)である。
その名の通り、小鳥や虫が好んで集まる。
房のようになってつく実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟して食べられる。
材は彫刻材などに用いられる。
樹皮は樺細工の材料とされる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の grayana はアメリカ合衆国の植物分類学者「グレイさん(Asa Gray, 1810-1888)の」という意味である。ペリーたちの持ち帰った標本に基づき新しい植物をたくさん発表した。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Prunus grayana

★桜とは思えぬような姿だが
 よくよく見ればやっぱり桜

ウワミズザクラ070518d-l.jpg

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トリリウム・オバツム

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トリリウム・オバツムはユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
原産地は北アメリカである。
カナダから合衆国にかけての西海岸に分布し、林の中などに生える。
英名はウエスタントリリウム(western trillium)である。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形で、長さは5センチから20センチくらいある。
開花時期は5月から6月である。
直立する1本の花柄の先に長さ2センチから8センチくらいの白い花びらを3枚つける。
咲き進むと花びらはピンク色を帯びる。
萼片は緑色で3枚である。
花びらは萼よりも少し長い。
雄しべは6本である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の ovatum は「卵円形の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Trillium ovatum

★アメリカの西海岸に咲くという
 延齢草の花は桃色

トリリウム・オバツム100505b-l.jpg

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シロバナエンレイソウ090405a-l.jpg

白花延齢草(シロバナエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や湿った草原などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、サハリンなどにも分布する。
別名を深山延齢草(ミヤマエンレイソウ)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形で、長さは7センチから20センチくらいある。
開花時期は5月から6月である。
直立する1本の花柄の先に花径5センチから7センチくらいの白い花を横向きにつける。
外側の緑色の萼(外花被片)も内側の白い花びら(内花被片)も3枚である。
萼と花びらは同じくらいの長さである。
また、どちらも先が尖るなどの特徴がある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
咲き進むと花の色は紅紫色を帯びる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)と似ているが、こちらは萼よりも花びらが長い。
「延齢草」の名の由来は、生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の tschonoskii は植物収集家「須川長之助さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Trillium tschonoskii

★ふと見ればたった一輪横向きに
 咲く白花にあっと声上げ

シロバナエンレイソウ090405b-l.jpg

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オオバナノエンレイソウ070518c-l.jpg

大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北海道と本州の北部に分布し、林の中や湿った草原などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ、シベリア東部などにも分布する。
草丈は15センチから50センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形で、長さは7センチから15センチくらいある。
開花時期は5月から6月である。
直立する1本の花柄の先に花径5センチから7センチくらいの白い花を上向きにつける。
外側の緑色の萼(外花被片)も内側の白い花びら(内花被片)も3枚である。
花びらは萼よりも長く、飛び出している。
萼も花びらも先が尖らないなどの特徴がある。
雄しべは6本である。
花の後にできる実は6稜形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
北大の校章に用いられ、北大寮歌にも歌われている。
別名を大花延齢草(オオバナエンレイソウ)ともいう。
白花延齢草(シロバナエンレイソウ)と似ているが、こちらは花を横向きにつける。
また、萼と花びらは同じくらいの長さで、どちらも先が尖るなどの違いがある。
「延齢草」の名の由来は生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の kamtschaticum は「カムチャツカの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Trillium kamtschaticum

★ふと見ればたった一輪飛び出して
 咲く白花に笑顔こぼれて

オオバナノエンレイソウ070518a-l.jpg

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コジマエンレイソウ100505a-l.jpg

小島延齢草(コジマエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
北海道の南西部に分布し、比較的海岸に近いところに生える。
和名の由来は、松前の沖合いに浮かぶ渡島小島からきている。
海外では、サハリンの南部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は茎の上部に3枚が輪生する。
葉は丸みのある菱形で、先はやや尖る。
開花時期は5月から6月である。
花の色は紅紫色である。
3枚の花びらのように見える萼片がある。
その他に花弁を0枚から3枚つける。
つまり、花弁のある個体とない個体がある。
花弁のないものは延齢草(エンレイソウ)に似るが、雄しべの葯が長いことで区別する。
本種と延齢草(エンレイソウ)と大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)の雑種である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の amabile は「愛らしい」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
3枚目は竜飛岬から見た渡島小島である。
学名:Trillium amabile

★謎多き花の神秘に触れたきと
 再び訪ね咲くに出合いて

コジマエンレイソウ100505b-l.jpg

渡島小島.jpg

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常盤黄櫨(トキワハゼ)

トキワハゼ090718b-l.jpg常磐黄櫨(トキワハゼ)はゴマノハグサ科サギゴケ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や草地などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジアなどにも分布する。
草丈は5センチから25センチくらいである。
よく似た紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)と異なり、匍匐茎を持たない。
根際から生える数枚の葉はへら形である。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から11月である。
花径は1センチくらいの筒状で、花冠は上下に唇形に2つに裂ける。
筒の部分は紫色である。
上唇は淡い紫色で、浅く2つに裂ける。
下唇は淡い紫色で、先が3つに裂ける。
真ん中に黄褐色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mazus はギリシャ語の「mazos(乳頭突起)」からきている。花冠の喉に突起があることから名づけられた。
種小名の pumilus は「背が低い」という意味である。
写真は7月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Mazus pumilus

★あっこれが常盤黄櫨だとすぐわかる
 小粒な花の色美しく

トキワハゼ090718a-l.jpg

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鷺苔(サギゴケ)

サギゴケ080406b-l.jpg

鷺苔(サギゴケ)はゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、湿った草地や田の畦道などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
葉は楕円形である。
茎につく葉は数枚で、互い違いに生える(互生)。
這う茎につく葉は、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には不揃いで粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花茎の先に長さ15ミリから20ミリくらいの白い唇形の花をつける。
上唇は浅く2つに裂け、下唇は深く3つに裂けている。
下唇が大きく下に伸びている。
下唇の真ん中には黄色い斑が入り、毛が生えている。
雄しべは4本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の形を「鷺草」と関連づけたものだという。
「苔」の名は地を這うところからきたものである。
花の色は白色のものと紫色のものがあるが、紫色のものは紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)と呼んで区別することもある。
この紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)は牧野富太郎博士の命名だそうである。
紫のものと白花を区別せずに鷺苔(サギゴケ)とする見解もある。
属名の Mazus はギリシャ語の「mazos(乳頭突起)」からきている。花冠の喉に突起があることから名づけられた。
種小名の miquelii はオランダ人で日本の植物を研究した「ミケル(F. W. Miquel)さんの」という意味である。
品種名の albiflorus は「白い花の」という意味である。
写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Mazus miquelii f. albiflorus

★空翔ける夢を抱いて生まれしや
 鷺苔の花地伝い伸びて

サギゴケ080406a-l.jpg

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笹葉銀蘭(ササバギンラン)

ササバギンラン080504c-l.jpg

笹葉銀蘭(ササバギンラン)はラン科キンラン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や丘陵の林の中に生える。
海外では、中国や朝鮮半島にも分布する。
銀蘭(ギンラン)と似るが、本種のほうが草丈が高く、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が花序よりも高くなることなどで区別する。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は淡い緑色で直立する。
葉の裏面や縁、茎の稜上には毛が生える。
葉は細長い楕円形で、6枚から8枚が互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬くて先が尖り、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は5月から6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ1センチくらいの白い花を2輪から10輪くらいつける。
花は平開はせず、唇弁のつけ根の部分は筒状の距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cephalanthera はギリシャ語の「cephalos(頭)+anthera(葯)」からきている。ずい柱(雄しべと雌しべの融合したもの)の頭部にある大きな葯の形から名づけられた。
種小名の longibracteata は「長い苞のある」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cephalanthera longibracteata

★この姿ランの仲間に違いない
 心躍らせ花を見詰めて

ササバギンラン080504a-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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クロバナロウバイ100503a-l.jpg

黒花蝋梅(クロバナロウバイ)はロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカの東部である。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は2メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面には艶がある。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に暗い紫褐色の花が上向きにつく。
花径は5センチくらいである。
花被片は内花被片と外花被片に分かれ、たくさんある。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実は木質化した偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
属名の Calycanthus はギリシャ語の「calyx(萼)+ anthos(花)」からきている。
種小名の floridus は「花の多い」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Calycanthus floridus

★ふくよかな香りを放つ黒花に
 誘(いざな)われつつ庭を歩いて

クロバナロウバイ100503b-l.jpg

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紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)

ムラサキサギゴケ100503b-l.jpg

紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)はゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、湿った草地や田の畦道などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
葉は楕円形である。
茎につく葉は数枚で、互い違いに生える(互生)。
這う茎につく葉は、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には不揃いで粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
花茎の先に長さ15ミリから20ミリくらいの淡い紅紫色をした唇形の花をつける。
上唇は浅く2つに裂け、下唇は深く3つに裂けている。
下唇が大きくて、下に伸びている。
下唇の真ん中には黄色い斑が入り、毛が生えている。
雄しべは4本である。
白花のものもあり鷺苔(サギゴケ)という。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、白花の花の形を「鷺草」と関連づけたものだという。
「苔」の名は地を這うところからきたものである。
なお、紫のものと白花を区別せずに鷺苔(サギゴケ)とする見解もある。
常磐はぜ(トキワハゼ)とよく似ているが、常磐はぜ(トキワハゼ)のほうが全体に小形で匍匐をせず、下唇の色が白っぽい。
花言葉は「忍耐強い」である。
属名の Mazus はギリシャ語の「mazos(乳頭突起)」からきている。花冠の喉に突起があることから名づけられた。
種小名の miquelii はオランダ人で日本の植物を研究した「ミケル(F. W. Miquel)さんの」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Mazus miquelii

★ふと見れば紫鷺苔顔を出す
 緑の野辺は風がそよそよ
☆愛らしく羽を広げて咲き誇る
 小さき花は紫鷺苔

ムラサキサギゴケ100503a-l.jpg

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モミジチャルメルソウ100418d-l.jpg

紅葉哨吶草(モミジチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の京都府、滋賀県、福井県の日本海側に分布し、山地の谷沿いなどに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎の上部には腺毛(粘着物質を出す毛)がある。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑褐色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は3つから5つに裂け、後ろに反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。
種小名の acerina は「カエデの葉の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Mitella acerina

★少しだけ見慣れてきたよこの仲間
 目を細くして姿をとらえ

モミジチャルメルソウ100418c-l.jpg

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立坪菫(タチツボスミレ)

タチツボスミレ090412a-l.jpg

立坪菫(タチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「立壷菫」とも書く。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に普通に生えるスミレの代表種である。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
草丈は5センチから20センチくらいである。
有茎種である。
茎にも葉にも毛は生えていない。
毛の生えているものは毛立坪菫(ケタチツボスミレ)という。
茎は斜上する。
葉は心形で、長さは縦横ともに2?3センチである。
葉の先は少し尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)は披針形で、櫛の歯のように深い切れ込みがある。
開花時期は3月から5月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は淡い紫色が中心である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は6ミリから8ミリくらいで、紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Viola grypoceras

★比べてもよくはわからぬ菫だが
 焦ることなく覚えていこう

タチツボスミレ090412b-l.jpg

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大甘菜(オオアマナ)

オオアマナ090502a-l.jpg

大甘菜(オオアマナ)はユリ科オオアマナ属の球根植物である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
観賞用に栽培されているものが逸出して野生化している。
草丈は20センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、花径3センチくらいの白い花をつける。
花被片は6枚である。
花は日が射すと開き、陰ると閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はスターオブベツレヘム(star of Bethlehem)である。
キリスト生誕を知らせたベツレヘムの星にたとえられた名前である。
和名は甘菜(アマナ)に花が似ていることからつけられたものである。
ただし、大甘菜(オオアマナ)は有毒なので食べられない。
花言葉は「純粋」である。
属名のオーニソガラムやオルニソガルムの名も使われている。
属名の Ornithogalum は、ギリシャ語の「Ornithos(鳥)+gala(乳)」からきている。乳白色の花の色を表したものである。
種小名の umbellatum は「散形花序の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Ornithogalum umbellatum

★蟻さんとひそひそ話す大甘菜
 内緒話に耳をそばだて
☆夢の国ティアラをつけた妖精が
 囁きかけるオーニソガラム

オオアマナ090502d-l.jpg

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花笠(ハナガサ)

ハナガサ100429a-l.jpg

花笠(ハナガサ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つで、北海道の松前で育成された桜である。
別名を松前花笠(マツマエハナガサ)ともいう。
福禄寿(フクロクジュ)の実生苗から育成・選抜された品種である。
葉化した雌しべが花の外に突き出ている様子が「花笠」に似ているのが名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪である。
花弁数は30枚から40枚である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Hanagasa'

★北の地で育成された花笠の
 咲いた姿に息呑むばかり

ハナガサ100429b-l.jpg

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千島桜(チシマザクラ)

チシマザクラ100507b-l.jpg

千島桜(チシマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山に生える。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
幹は下部から枝分かれをして横に広がる。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄や葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5月から7月である。
葉の展開するのと同時に花を咲かせる。
花径は20ミリから25ミリくらいの一重の小輪である。
花の色は、咲き始めは淡い紅色を帯び、満開になると白くなる。
開花期間は7日から10日間くらいである。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、7月ころに黒紫色に熟する。
分類上は、高嶺桜(タカネザクラ)の変種とされている。
本種は葉や花の柄、萼筒などに毛が生えるが、基本種は無毛である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
変種名の kurilensis は「クリル諸島(千島列島)の」という意味である。
写真は5月に札幌市の旧北海道庁で撮った。
学名:Prunus nipponica var. kurilensis

★寒さには負けぬ備えで身を固め
 春の歓び北の大地に

チシマザクラ100507a-l.jpg

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犬桜(イヌザクラ)

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犬桜(イヌザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
本州の青森県から九州の鹿児島県にかけて分布し、山地に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
樹高は8メートルから15メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
葉は長さ5センチから10センチの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
前年の枝の節から穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、直径5ミリから7ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべが12本から20本くらいあり、花弁よりも長くて目につく。
花序の長さは5センチから10センチくらいである。
近縁種の上溝桜(ウワミズザクラ)には花序のつけ根に葉があるが、本種は葉をつけない。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、6月ころに黒く熟する。
和名の由来は、サクラの仲間だがサクラのようには見えないというところからきている。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の buergeriana は日本植物の採集家でドイツ人の「ブュルゲル(Heinrich Buerger, 1806-1858)さんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus buergeriana

★桜とは思えぬような花を見て
 あっと驚く世の中広い

イヌザクラ070415a-l.jpg

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エゾエンゴサク100507a-l.jpg

蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
北海道と本州北部の日本海側に分布し、山地の林の中や原野などに生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は楕円形の小葉3枚1組からなる複葉である。
開花時期は4月から5月である。
長さ15ミリから25ミリくらいで先が唇状の小さな花が茎の上部に総状に数個つく。
花の色は青、紫、赤紫のほか、稀に白花も咲く。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花が終わると茎や葉は枯れる。
地下に直径1センチくらいの塊茎があり、食用となる。
また、乾燥したものは生薬の延胡索(えんごさく)とされる。
鎮痛、鎮痙藥として頭痛、胃痛などに用いられる。
ドラマでは「風のガーデン」に登場した。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の ambigua は「疑わしい」という意味である。
写真は5月に札幌市の円山原生林で撮った。
学名:Corydalis ambigua

★ほんのりと咲くのが好きと紫の
 明かり灯して蝦夷延胡索

エゾエンゴサク100507d-l.jpg

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水芭蕉(ミズバショウ)

ミズバショウ100507b-l.jpg

水芭蕉ほどよく咲くを目に刻み

水芭蕉(ミズバショウ)はサトイモ科ミズバショウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿原に生える。
海外では、カムチャツカ半島、サハリン、ウスリーなどにも分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は幅の狭い楕円形である。
開花時期は4月から7月である。
葉の展開に先立って花柄を伸ばし開花する。
白いのは花ではなく仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)で、本当の花は中心部の黄色いところについている。
これは肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)と呼ばれる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色に熟する。
和名の由来は、葉の形が芭蕉(バショウ)に似ていて水辺に生えることからきている。
花言葉は「純白の思い出」である。
俳句の季語は春ないし夏である。(春とするものと夏とするものがある)
属名の Lysichitum はギリシャ語の「lysis(分離)+chiton(衣服)」からきている。明瞭な花被が分離してあることからつけられた名である。
種小名の camtschatcense は「カムチャツカの」という意味である。
写真は5月に札幌市にある旧北海道庁の庭園で撮った。
学名:Lysichitum camtschatcense

★湿原に雪解け待ちて花開く
 君の姿は瞳和ませ
☆純白の花は水辺に佇みて
 春の訪れ静かに告げて

ミズバショウ100507a-l.jpg

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ベニバナトキワマンサク100503a-l.jpg

紅花常盤満作(ベニバナトキワマンサク)はマンサク科トキワマンサク属の常緑小高木である。
原産地は中国である。
日本では庭木として植えられる。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
小枝、花序、葉の裏面の脈上などに毛が生えている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に赤い花が6個から8個集まってつく。
花びらは4枚で、細長いひも状をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Loropetalum はギリシャ語の「loron(革紐)+petalon(花弁)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
変種名の rubrum は「赤色の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Loropetalum chinense var. rubrum

★満作の不思議な姿そのままに
 艶やかに咲く花は紅色

ベニバナトキワマンサク100503b-l.jpg

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2013/01/06改訂

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野田長藤(ノダナガフジ)

ノダナガフジ100503a-l.jpg

野田長藤(ノダナガフジ)はマメ科フジ属の蔓性落葉低木である。
日本原産の野田藤(ノダフジ)の園芸品種である。
主に棚仕立てにして栽培される。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形で、小葉11枚から19枚で1枚の葉が構成される。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)が垂れ下がり、長さ15ミリくらいの蝶形の花をたくさんつける。
本種の特徴は花房が長いことで、長いものは1メートルを超える。
5枚の花びらのうち上の1枚が大きくて旗弁と呼ばれ、藤色をしている。
下の4枚は左右対称について、濃い紫色をしている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Wisteria はアメリカの解剖学者「ウィスター(Caspar Wistar, 1761-1818)さん」の名からきている。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
品種名の Macrobotrys は「長い総の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Wisteria floribunda 'Macrobotrys'

★あれかなりこの花房は長いぞと
 名札を見れば野田長藤と

ノダナガフジ100503b-l.jpg

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タイリントキソウ100305a-l.jpg

大輪朱鷺草(タイリントキソウ)はラン科タイリントキソウ属の多年草である。
台湾原産なので昔は台湾朱鷺草(タイワントキソウ)とも呼ばれていた。
山地の岩場などに咲く地生種である。
草丈は15センチから25センチくらいである。
卵形の葉が1枚つく。
開花時期は5月から6月である。
花径は7、8センチある。
カトレアに似た唇弁が筒状のきれいな花を咲かせる。
薄い桃色をのことを朱鷺色(ときいろ)と呼ぶが、そこから朱鷺草の名がつけられた。
しかし、変異が多く、紫桃色、桃色、白などのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、日本原産の朱鷺草(トキソウ)とは属が異なる。
属名の Pleione はギリシャ神話に出てくるニンフの「Pleione(プレーオネー)」からきている。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pleione formosana

★大輪を垂れて涼しき花の色
 群れ咲く様はただ愛らしく

タイリントキソウ100305b-l.jpg

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2012/11/29改訂

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赤詰草(アカツメクサ)

アカツメクサ080531c-l.jpg

ほろ酔いて頬を染めるやクローバー

赤詰草(アカツメクサ)はマメ科シャジクソウ属(トリフォリウム属)の多年草である。
トリフォリウム属は世界に250種から300種くらいが分布する。
日本にも車軸草(シャジクソウ)などが分布し、属名の和名をシャジクソウ属という。
本種の原産地はヨーロッパや西アジアである。
デンマークでは「国花」になっている。
日本へは牧草として明治時代の初期に渡来した。
現在では野生化して北海道から沖縄かけて日本各地に分布し、草地や道端、川の土手などに生える。
たとえば北海道のブルーリストでは北海道のブルーリストではA2ランク(北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種)に選定されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は長めの楕円形で、中央にVの字の白い模様のある3枚の小葉に別れている。
白詰草(シロツメクサ)とよく似ているが、花の色と大きさ、茎が斜めに立ち上がること、葉っぱのすぐ上に花が咲くことなどが異なる。
開花時期は5月から8月である。
花径は2センチから5センチくらいある。
小さな蝶形の花が球状の花序をつくっているので、一つの花のように見える。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
YListでは和名を紫詰草(ムラサキツメクサ)としている。
花の色は紫がかったピンク色だからである。
花言葉は「善良で陽気」「豊かな愛」である。
俳句では「クローバー」が春の季語である。
5月24日の誕生花である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の pratense は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Trifolium pratense

★ほんわりと揺れる姿を見つけたよ
 赤詰草の茂る草原
☆草原に薄紫の愛らしさ
 丸い姿の揺れる風船

アカツメクサ080531b-l.jpg

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2016/05/23改訂

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銀蘭(ギンラン)

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銀蘭(ギンラン)はラン科キンラン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の草地や林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は長い楕円形で、3枚から6枚くらいが互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月くらいである。
茎先に花径5ミリから7ミリくらいの白い小さな花を数輪つける。
花は3枚ずつの白い萼片と白い花弁からなる。
花は全開はせずに半開きのまま終わる。
唇弁は3つに裂け、真ん中の裂片は広い楕円形で短く尖っている。
唇弁のつけ根の部分は1、2ミリの短い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)となる。
側花弁は幅の広い披針形で、萼片より短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「おとなしい貴婦人」である。
属名の Cephalanthera はギリシャ語の「cephalos(頭)+anthera(葯)」からきている。ずい柱(雄しべと雌しべの融合したもの)の頭部にある大きな葯の形から名づけられた。
種小名の erecta は「直立した」という意味である。
写真は5月に埼玉県春日部市で撮った。
学名:Cephalanthera erecta

★暗がりに小さな花を半開き
 上手く撮ってとねだられるけど
☆上品な笑顔を向けるその姿
 貴婦人らしくちょっと気取って

ギンラン100502a-l.jpg

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2012/11/29改訂

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天の川(アマノガワ)

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天の川(アマノガワ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間で、かつて桜の名所として知られた東京の荒川堤にあった品種の1つである。
樹高は5メートルから10メートルである。
枝が広がらずに上方に伸びる性質がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄に毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花も上向きに咲く。
花は淡い紅色をした八重咲きで、花弁数は11枚から15枚である。
花には仄かな香りがある。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
品種名の Erecta は「直立した」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Erecta'

★受け咲きの桜の花の面白く
 名に重ねつつ天の川見る

アマノガワ100503b-l.jpg

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2012/11/29改訂

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八重山吹(ヤエヤマブキ)

ヤエヤマブキ100503a-l.jpg

八重山吹(ヤエヤマブキ)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の谷筋などに生える。
また、庭木とされる。
海外では、中国にも分布する。
樹高は1、2メートルである。
樹形は株立ちである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、葉の縁は不揃いな重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は4月から5月である。
新しい枝先に黄色い花を1つずつつける。
花径は3センチから5センチくらいで、花びら(花弁)は5枚である。
八重山吹(ヤエヤマブキ)はその品種の1つである。
花が八重咲きをするのが特徴である。
これは雄しべが退化してできたものなので、実はならない。
太田道灌の故事で知られるのは本種である。
江戸時代に多くの園芸品種が作出され、ほかにも斑入り山吹(フイリヤマブキ)、白花山吹(シロバナヤマブキ)、菊咲き山吹(キクザキヤマブキ)などの種類がある。
属名の Kerria はスコットランドの植物学者「ウィリアム・カー(William Kerr, ?-1814)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Kerria japonica f. plena

★江戸の世の風流伝う八重の花
 実はならずとも心に染みて

ヤエヤマブキ100503b-l.jpg

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三葉空木(ミツバウツギ)

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三葉空木(ミツバウツギ)はミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、縦に浅い裂け目がある。
葉は小葉3枚で1組になり(3出複葉)、向かい合って生える(対生)。
真ん中の小葉(頂小葉)は両側の小葉(側小葉)よりやや大きい。
小葉の形は卵状をした長い楕円形で、長さは3から8センチ、幅は2から5センチくらいである。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、先は鋭く尖る。
葉の表面は濃い緑色、裏面は白っぽい緑色をしている。
開花時期は5月から6月である。
今年伸びた枝先に円錐状の花序を出し、香りのよい白い花をたくさんつける。
花径は1センチ足らずで、花びらは5枚、萼片も5枚ある。
萼は花びらとほとんど同じ形なので、花びらがたくさんあるように見える。
雄しべは5本あり、雌しべが1本ある。
花はあまりしっかりと開かない(半平開)。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
先が浅く2つに裂けた袋のような形をしており、秋には褐色に熟する。
和名の由来は、花が空木(ウツギ)に似ていて枝も中空であり、葉が小葉3枚1組であるところからきている。
属名の Staphylea はギリシャ語の「staphyle(房)」からきている。花序の様子を表したものである。
種小名の bumalda は人名由来の言葉だがはっきりしない。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Staphylea bumalda

★少しだけ開いているのが好きなのと
 三葉空木はだらりと咲いて

ミツバウツギ100503b-l.jpg

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蓮華草(レンゲソウ)

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幼き日記憶優しく蓮華草

蓮華草(レンゲソウ)はマメ科ゲンゲ属の越年草である。
原産地は中国である。
日本にはかなり古い時代に渡来した。
日本各地で栽培され、また野生化しているが、だんだんその姿は減ってきている。
和名の由来は、輪になって咲く姿をハスの花に見立てたものである。
正式な和名は紫雲英(ゲンゲ)である。
これは、花が一面に咲いている様子を遠くから見ると、低くたなびく紫の雲のように見えるというところからきている。
草丈は10センチから30センチである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は楕円形である。
開花期は4月から5月である。
茎先に紅紫色の蝶形をした花が輪になってつく。
花にはそれぞれに萼がついている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
春の若芽をおひたしに、花をてんぷらにするなど食用にできる。
俳句の季語は春である。
属名の Astragalus はギリシャ語の「astragalos(距骨)」からきている。距骨はかかとの上側の短い骨のことで、これがゲンゲ属の名にも用いられた。
種小名の sinicus は「中国の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Astragalus sinicus

★幼き日微笑むように呼び寄せて
 咲く蓮華草今も変わらず
☆指先で揺らせばあの日蘇り
 蓮華草編む香りの中で

レンゲソウ080504a-l.jpg

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ポーポーノキ080505a-l.jpg

ポーポーの木(ポーポーノキ)はバンレイシ科ポーポーノキ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカの東部で、渓谷沿いなどに生える。
日本には明治時代の中期に果樹として渡来したが、普及はしなかった。
英名はポーポー(pawpaw)である。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長さが30センチくらいある大きな楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉はちぎると悪臭がする。
開花時期は3月から5月くらいである。
葉の展開する前に花をつける。
花の色はチョコレート色である。
花被片は6枚である。
外花被片3枚が大きく、内花被片3枚は小さい。
萼片は3枚で、雄しべはたくさんある。
秋に黄色く熟する楕円形の実はアケビに似ており、食用にされる。
また、芳香剤としてアイスクリームなどにも使用される。
秋には黄葉をする。
属名の Asimina はネイティブアメリカンの呼び名である「assimin」からきている。
種小名の triloba は「3片の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Asimina triloba

★不思議なる花の姿に魅せられて
 実りの秋を思い描きつ

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バイゴジジュズカケザクラa-l.jpg

梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラの仲間の1つで、カスミザクラの品種である。
原木は新潟県阿賀野市(旧京ヶ瀬村)の梅護寺にあり、国指定の天然記念物とされている。
親鸞聖人が数珠を掛けたところ数珠のような桜が咲いたということで、親鸞聖人の「越後七不思議」の1つとされているという。
現在のものは7代目の桜だそうである。
樹高は4?8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違