2010年4月アーカイブ

プリムラ・メガセイフォリア

プリムラ・メガセイフォリア100305a-l.jpg

プリムラ・メガセイフォリアはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地はトルコのアナトリア地方で、林の中に生える。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は円心形である。
葉は柔らかく、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
花の色はピンクである。
花冠は5枚に分かれ真ん中は黄色く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の megaseifolia は「ヒマラヤユキノシタなどのような葉の」という意味である。越冬して芽を出す様子を表したものである。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula megaseifolia

★プリムラの花も細かく分かれるね
 メガセイフォリアはアナトリア育ち

プリムラ・メガセイフォリア100305c-l.jpg

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2012/11/11改訂

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セリバヒエンソウ080504c-l.jpg

芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)はキンポウゲ科オオヒエンソウ属の一年草である。
原産地は中国である。
日本へは明治時代に渡来した。
現在は関東地方で野生化しており、草地や林の中などに生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は2、3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
2、3回枝分かれを繰り返し、先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉は羽状に切れ込む。
開花時期は3月から5月である。
長さ2センチくらいの淡い青紫色をした小さな花を、1つの花柄に2輪から4輪くらいずつつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
「飛燕草」の名は燕が飛んでるような形の花ということで名づけられたものである。
その中でも葉の形が葉が「芹」に似ているということで、この名前がつけられた。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の anthriscifolium は「(セリ科の)シャク属(Anthriscus)のような葉の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Delphinium anthriscifolium

★空を飛ぶ願い抱いているのかな
 水色の夢春風に揺れ

セリバヒエンソウ080504a-l.jpg

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オランダミミナグサ090412c-l.jpg

オランダ耳菜草(オランダミミナグサ)はナデシコ科ミミナグサ属の越年草である。
明治末期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物で、畑地や道端に普通に生える。
草丈は20センチから30センチである。
全草が柔らかい毛に覆われている。
葉は卵形ないし長い楕円形で、向かい合って生える。
柔らかな葉の形を鼠や猫の耳にたとえたのが名の由来である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に白い五弁花がまとまってつく。
日本在来の耳菜草(ミミナグサ)よりも花柄が短いので、花が集まったように見える。
また、在来種には茎の色が暗い紫色を帯びるものがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cerastium はギリシャ語の「cerastes(つの状の)」からきている。細長くて曲がったさく果の形から名づけられた。
種小名の glomeratum は「集まった」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cerastium glomeratum

★ふんわりと柔らかい葉の耳菜草
 探してみよう春の野原で

オランダミミナグサ090412d-l.jpg

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菊桜(キクザクラ)

キクザクラ090419b-l.jpg

菊桜(キクザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
オオシマザクラ系のサトザクラである。
原木は旧制第六高等学校(現・岡山県立朝日高校)の校庭にあった。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の下旬である。
花の色は紅紫色である。
花弁数は80枚から130枚くらいあり、「菊咲き」をする。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Chrysanthemodies は「キク属(Chrysanthemum)に似た」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Chrysanthemodies'

★美しい花の姿に驚いて
 しばし佇む麗らかな春

キクザクラ090419a-l.jpg

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白山吹(シロヤマブキ)

シロヤマブキ100429a-l.jpg

白山吹(シロヤマブキ)はバラ科シロヤマブキ属の落葉低木である。
本州の岡山県と広島県に分布し、山地に稀に生える。
観賞用として庭や公園に植えられることが多い。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
大陸と日本がほぼ陸続きであった氷河時代に日本にも分布した植物の1つと考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
1種1属である。
山吹(ヤマブキ)のように見えるところからつけられた名前だが、山吹(ヤマブキ)が5弁花であるのに対して白山吹(シロヤマブキ)は4弁花である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、バラ科にはめずらしく向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に3、4センチの白い花を1輪ずつつける。
秋に楕円形の小さな黒いそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)が4つなる。
花言葉は「気品」「薄情」である。
属名の Rhodotypos はギリシャ語の「rhodon(バラ)+typos(形)」からきている。一輪咲きのバラに似ているということから名づけられた。
種小名の scandens は「よじ登る性質の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Rhodotypos scandens

★柔らかな葉陰に一つぽっつりと
 白山吹が春を知らせて
☆輝いて白山吹きが花咲かす
 春の訪れ木々も喜び

シロヤマブキ100429b-l.jpg

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ナラヤエザクラ070430a-l.jpg

奈良八重桜(ナラヤエザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
大正11年に東大の三好学博士によって東大寺の知足院の裏山にあるものを発見された。
翌年には国の天然記念物に指定された。
この老木は既にないが、その子孫が奈良公園などにたくさん植えられている。
昭和43年には「奈良県の花」にも選定された。
分類上は、奥山桜(オクヤマザクラ)の変種とされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月下旬から5月上旬である。
淡い紅色をした八重の中輪である。
花弁の数は20枚から35枚で、多いものは100枚近くなる。
雄しべは10本から40本、雌しべは1本から4本である。
蕾は濃い紅色で、開花時は淡い紅色、咲き進むと白くなるが、散り際には再び紅を帯びる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
よく結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の serrulata は「細かい鋸歯のある」という意味である。
変種名の antiqua は「古い」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Prunus serrulata var. antiqua

★いにしえの奈良の都の八重桜
 いま甦り紅を灯して

ナラヤエザクラ070430d-l.jpg

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アネモネ・ホルテンシス

アネモネ・ホルテンシス100305a-l.jpg

アネモネ・ホルテンシスはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
流通名を星咲き一輪草(ホシザキイチリンソウ)という。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉の先は3つに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
茎先に1輪ずつ花径2センチから4センチくらいの淡い紅紫色の花をつける。
花弁のように見える萼片は10枚から15枚くらいである。
雄しべ、雌しべはたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の hortensis は「庭園栽培の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Anemone hortensis

★花色が淡く優しい雰囲気だ
 ホルテンシスはアネモネの親

アネモネ・ホルテンシス100305b-l.jpg

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甘野老(アマドコロ)

アマドコロ080510e-l.jpg

甘野老(アマドコロ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
日本各地に分布し、明るい林の中や高地の草原などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇からやや斜めに出た弓形の花茎の先に緑白色で長い釣鐘形をした花をぶら下げるようにしてつける。
花被片は6枚あるが、筒状に合着していて先だけが裂ける。
花の中には6本の雄しべと1本の花柱(雄しべの一部)がある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋には暗い紫色に熟する。
和名の由来は、根茎の形がヤマイモ科の野老(トコロ)に似ており、甘みがあることからきている。
「野老」というのは「野原の老人」という意味で、ひげ根と曲がった地下茎を老人に見立てたものである。
中国名は萎ずい(いずい)である。
若芽はゆでて食べられる。
また、花や実は生け花に利用されることが多い。
花言葉は「元気を出して」「心の痛みのわかる人」である。
属名の Polygonatum はギリシャ語の「polys(多)+gonu(節)」からきている。根茎にたくさんの節があることから名づけられた。
種小名の odoratum は「よい香りのする」という意味である。
変種名の pluriflorum は「たくさんの花をもつ」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Polygonatum odoratum var. pluriflorum

★ぶら提げた鐘がゆらゆら甘野老
 緑の陰を花に映して
☆ゆらゆらとそっと背を撫で優しげに
 揺れていたわる花は静かに

アマドコロ080510a-l.jpg

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薺(ナズナ)

ナズナ080323a-l.jpgおずおずとやがて根を張りなずな咲く

薺(ナズナ)はアブラナ科ナズナ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、田畑や畦道、道端、荒れ地などに普通に見られる。
海外では、世界の温帯、亜熱帯地域に広く分布する。
春の七草の一つであり、若苗を食用にする。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は初期にはさじ形をしているが、花が咲くころには細長い披針形(笹の葉のような形)となる。
茎の上部につく葉は茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
根際から生える葉はロゼット状となり、羽状に切れ込む。
開花時期は2月から6月である。
花径15ミリから35ミリくらいの小さな白い十字花をたくさんつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
下のほうには実ができるが、先端部には次々と蕾ができて開花する。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
別名をぺんぺん草(ペンペングサ)ないし三味線草(シャミセングサ)という。
これはいずれも実が三味線の撥(ばち)に似ているところからきている。
慣用句に「ぺんぺん草も生えない」というのがあるが、これは薺(ナズナ)が荒廃した土壌であっても生育するところからきている。
俳句の季語は春である。
花言葉は「すべてを君に捧げる」である。
属名の Capsella はラテン語の「capsa(箱)」の縮小形である。さや形の実の形から名づけられた。
種小名の bursa-pastoris は「羊買いの財布(実の形の形容)」という意味である。
写真は3月に江戸川河畔で撮った。
学名:Capsella bursa-pastoris

★バチの音を聞いておくれというように
 薺の花が春の川原に
☆簪を作りて飾る幼き子
 薺の花のまこと可憐さ

ナズナ080323c-l.jpg

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ネモフィラ・インシグニスブルー090419b-l.jpg

ネモフィラ・メンジーシーはハゼリソウ科ルリカラクサ属(ネモフィラ属)の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ムラサキ科とされる。
ネモフィラ属は北アメリカからメキシコにかけて13種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
ネモフィラ・メンジーシーが代表種で和名を瑠璃唐草(ルリカラクサ)といい、属名の和名もルリカラクサ属という。
ネモフィラ・メンジーシーの原産地はアメリカ合衆国のカリフォルニア州で、草地や林の中に生える。
英名はベビーブルーアイズ(baby blue eyes)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
現在では、庭植え、鉢植えとして愛好されている。
和名の由来は、花の色が瑠璃色で、葉っぱが唐草模様に似ているところからきている。
ただし、和名よりも属名のネモフィラのほうが流通名として知られている。
インシグニスブルー(Insignis Blue)はその園芸品種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、向かい合って生えたり(対生)、互い違いに生えたり(互生)する。
開花時期は3月から5月である。
花径は2、3センチくらいである。
花冠は鐘状で、先が5つに裂ける。
それぞれの裂片のつけ根は白く、先は淡いブルーである。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「可憐」である。
ネモフィラが1月28日の誕生花である。
属名の Nemophila はギリシャ語の「nemos(小さな森)+ phileo(愛する)」からきている。
種小名の menziesii はスコットランドの植物学者「メンジーズ(Archibald Menzies, 1754-1842)さんの」という意味である。
上の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
下の写真は5月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Nemophila menziesii 'Insignis Blue'

★花びらの先はきれいな空の色
 インシグニスは爽やかに咲き

ネモフィラ070506a-l.jpg

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2012/11/03 改訂
2017/01/28 3訂

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紅笠(ベニガサ)

ベニガサ080413a-l.jpg

紅笠(ベニガサ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
松前の浅利政俊氏によって、ヤマザクラ系の糸括り(イトククリ)とサトザクラの自然交雑から生じた実生を選抜して作出された。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は傘状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
淡い紅色の大輪で、垂れ下がって咲く。
花弁数は40枚から50枚ある八重咲きである。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Benigasa'

★咲くのなら色鮮やかな八重がよい
 春のひと時夢のひと時

ベニガサ080413b-l.jpg

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泰山府君(タイザンフクン)

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泰山府君(タイザンフクン)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
分類上はヤマザクラ群とされている。
山桜(ヤマザクラ)と支那実桜(シナミザクラ)の種間交雑種ではないかと考えられている。
かつて桜の名所であった荒川堤で栽培されていた。
「泰山府君」というのは道教において冥界を司る最高神のことである。
中世に桜町中納言と呼ばれた藤原成範が、桜が長く散らないようにと泰山府君に祈ったという故事から名づけられた。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
枝が上に向かって伸び、箒を逆さにしたような樹形となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には毛が疎らに生える。
開花時期は4月の後半である。
花は淡い紅色をした八重咲きの中輪である。
花弁数は40枚から50枚である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の miyoshii は植物学者「三好学さんの」という意味である。
品種名の Ambigua は「疑わしい」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus x miyoshii 'Ambigua'

★由来ある名のようだなと思いつつ
 八重の花房手に取り眺め

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モリシア・モナントス

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モリシア・モナントスはアブラナ科モリシア属の越年草である。
1属1種である。
イタリアのコルシカ島、サルジニア島に分布し、低地から標高1200メートルまでの地域に生える。
草丈は5センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、ロゼット状となる。
開花時期は3月から4月である。
茎先に花径3センチくらいの黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Morisia はイタリアの植物学者「モリス(G. G. Moris)さん」の名からきている。
種小名の monanthos は「一つの花の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Morisia monanthos

★島だけを縄張りにして育つ花
 背は低くとも花は大きく

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フクロクジュ090419a-l.jpg

福禄寿(フクロクジュ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
かつて東京の荒川堤にあった品種で、サトザクラ系である。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は盃状となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉には毛はなく、葉の柄には少し生える。
開花時期は4月の下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
淡い紅色をした八重咲きの大輪である。
花弁には波状の皺がある。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Contorta は「ねじれた」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Contorta'

★お目出度い名前につられ近寄れば
 花は大輪鞠と弾んで

フクロクジュ090419b-l.jpg

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ドウダンツツジ090419a-l.jpgリンと鳴る満天星(どうだん)の音に耳澄まし

満天星躑躅 (ドウダンツツジ)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
本州(房総半島、東海地方、紀伊半島)、四国、九州に分布し、山地の岩の上などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
花も紅葉も美しいので庭や公園にも植えられる。
一般家庭にも多く植えられ、刈り込んで生垣などにもしている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
枝は細く、車輪状に枝分かれをする。
葉は楕円形で、枝先に輪生状に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に白い壷形の花を2輪から4輪くらい下垂して咲かせる。
花の長さは7、8ミリで、花冠の先は5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花期には木全体が真っ白になることから「満天星」の文字が充てられた。
また、「灯台躑躅」と書くこともあるが、これは枝分かれする形が灯明台に似ていることから充てられたものである。
俳句では満天星(ドウダン)が春の季語である。
花言葉は「上品」である。
属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。
種小名の perulatus は「鱗片のある」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
紅葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus perulatus

★ころころと転がるような花の精
 緑の風にそっとほころび
☆天空の星を集めて花咲かせ
 満天星躑躅風に揺れなん

ドウダンツツジ090419b-l.jpg

ドウダンツツジ071124a-l.jpg

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丸葉菫(マルバスミレ)

マルバスミレ100418a-l.jpg

丸葉菫(マルバスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の青森県から九州の屋久島にかけて分布し、低山の道端や斜面に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアにも分布する。
別名を毛丸葉菫(ケマルバスミレ)ともいう。
この両者は別種とする見解もあるが、毛の生えていない丸葉菫(マルバスミレ)はごく稀なため同一種と見なされるようになった。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎には粗い毛が生える。
葉は卵円形ないし円形で、つけ根の部分は心形である。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色で、両面ともに毛が多い。
開花時期は4、5月くらいである。
花の色は白く、花径は15ミリから25ミリくらいである。
花びらは丸い感じで重なり合い、毛は生えていない。
側弁に毛が生えるものは髭丸葉菫(ヒゲマルバスミレ)として区別される。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola keiskei

★ぽかぽかと陽射しを浴びて顔を出す
 丸葉菫は不思議の扉
☆朝露がハートの葉っぱ輝かせ
 丸葉菫の愛らしき春

マルバスミレ100418c-l.jpg

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柊黐(ヒイラギモチ)

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柊黐(ヒイラギモチ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
原産地は中国の東北部や朝鮮半島である。
英名はチャイニーズホーリー(Chinese holly)である。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、縁には針状の鋭い棘がある。
雌雄異株である。
開花時期は4、5月である。
葉の脇に白い小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋から冬にかけて赤く熟する。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の cornuta は「つののある」という意味である。
花の写真は4月に野田市の清水公園で撮った。
実の写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Ilex cornuta

★小鳥さんあまり好きではないのかな
 たわわについた赤い実だけど

ヒイラギモチ081130a-l.jpg

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紅普賢象(ベニフゲンゾウ)

ベニフゲンゾウ080413a-l.jpg

紅普賢象(ベニフゲンゾウ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがあるがある。
葉や葉の柄には毛は生えない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花径が4、5センチある八重咲きの大輪である。
花弁数は20枚から50枚くらいある。
一総につく花の数は2、3輪である。
白花のものを普賢象(フゲンゾウ)というが、その紅花版である。
葉化した2本の雌しべを突き出しているのが特徴である。
結実はしない。
和名の由来は、それを普賢菩薩の乗る象の牙に見立てたものである。
紅普賢(ベニフゲン)と呼ぶ場合もある。
花は桜茶に利用される。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Benifugenzo'

★名の由来聞けば聞くほど面白い
 紅普賢象の花は彼方に

ベニフゲンゾウ080413c-l.jpg

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ドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカ100305d-l.jpg

ドラバ・ポリトリカはアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
アルメニアからコーカサスにかけて分布し、高山に生える。
草丈は5センチくらいである。
小さな葉は灰白色を帯び、ロゼット状となる。
葉の質は分厚く、白い毛が生える。
開花時期は3月である。
茎先に花径1センチに満たない黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の polytricha は「たくさん毛が生える」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Draba polytricha

★いまだ見ぬコーカサスの地に咲くという
 ドラバは山の険しさ伝え

ドラバ・ポリトリカ100305c-l.jpg

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アメリカイワナンテン080505c-l.jpgアメリカ岩南天(アメリカイワナンテン)はツツジ科イワナンテン属の常緑低木である。
アメリカの北アメリカの東部に分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
直立はせず、赤味を帯びた枝が地際から出て群生する。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を下垂させ、馬酔木(アセビ)に似た壺形の白い花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
西洋岩南天(セイヨウイワナンテン)の名でも流通している。
属名の Leucothoe はギリシャ語でバビロン王オルカモスの娘「レウコトエ(Leucothoe)」の名にからきている。アポロとの恋に陥り、父に地中に埋められて死んだという伝説がある。
種小名の fontanesiana はフランスの植物学者「デフォンテーヌ(R. L. Desfontaines, 1750- 1833)さんの」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Leucothoe fontanesiana

★壺形で俯き揺れるゆらゆらと
 チャーミングな白い花房

アメリカイワナンテン080505e-l.jpg

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白雪(シラユキ)

シラユキ090405a-l.jpg

白雪(シラユキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
東京の荒川堤由来の桜である。
1908年に植物学者の三好学さんが発見し命名した。
花の白さを雪にたとえたのが名前の由来とされている。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花弁数は5枚で、一重咲きである。
花径は4、5センチある大輪である。
花弁は丸く、皺がない。
萼筒や花柄は太目で短く、毛が生えている。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Sirayuki'

★白雪にたとえし花が枝覆う
 一重なれども華麗に咲い

シラユキ090405b-l.jpg

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ナスタチウム

ナスタチウム090419a-l.jpg

ナスタチウム(nasturtium)はノウゼンハレン科ノウゼンハレン属の多年草である。
園芸上は一年草として扱われる。
原産地は南アメリカである。
ペルー、コロンビア、ブラジルなどに分布し、熱帯でも涼しい高地に生える。
日本へは江戸時代に渡来し、観賞用に栽培されてきた。
ナスタチウムは通称である。
和名を金蓮花(キンレンカ)という。
葉が蓮の花に似ているところからつけられた名前である。
別名を凌霄葉蓮(ノウゼンハレン)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は蔓状で多肉質である。
2、3メートルくらいまで伸びる。
葉は柄が長く卵形でハスに似ている。
開花時期は4月から11月である。
花は長い花柄に1輪ずつつき、紅色、黄色、橙色などの5弁花を咲かせる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、3つのブロックからなる。
英名をインディアンクレス(Indian cress)といい、欧米では古くから食べる薬として利用されてきた。
胃腸の機能を高めたり、貧血を改善したりするのに効果がある。
葉はピリッとしたわさび風味が特徴で、サラダやサンドイッチに用いると美味しい。
若い実はピクルスにしたりする。
花言葉は「困難に打ち克つ」である。
属名の Tropaeolum はギリシャ語の「tropaion(トロフィー)」からきている。葉の形を楯に見立て花の形を兜に見立てたものである。
種小名の majus は「巨大な」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tropaeolum majus

★まろやかな葉先にすっと背を伸ばし
 咲く金蓮花滋養に満ちて
☆蓮の葉に似せて作れり金蓮花
 薬となりし花も可憐に

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春雪の下(ハルユキノシタ)

ハルユキノシタ090419d-l.jpg

春雪の下(ハルユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて限られた地域に分布し、山地の渓谷沿いや岸壁などに生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎にはたくさん毛が生えている。
根際から生える葉は円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は黄緑色で、白い毛が生えている。
近縁種の雪の下(ユキノシタ)にあるような黄白色の斑は入らない。
開花時期は4、5月である。
花茎を伸ばし、枝分かれをして白い小さな花をつける。
花びらは5枚で、下の2枚が大きい。
雪の下(ユキノシタ)の上側の花びらには紫色の斑があるが、春雪の下(ハルユキノシタ)の斑は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「深い友情」である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Saxifraga nipponica

★爽やかな葉の色似合う花姿
 春雪の下季節に合わせ
☆ひらひらと春呼ぶ蝶は舞い降りて
 春雪の下君を追いかけ

ハルユキノシタ090419c-l.jpg

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2013/04/081改訂

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松月(ショウゲツ)

ショウゲツ090419a-l.jpg

松月(ショウゲツ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
分類上はサトザクラ群に属する。
桜の名所として知られた「荒川堤」で栽培されていた。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
樹形は傘状になる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月の後半である。
葉の展開に先立って花をさかせる。
花は八重咲きの大輪で、花径は4、5センチある。
花の色は淡い紅色である。
花弁の外側は紅色が濃く、花の中心部は白い。
花弁数は20枚から30枚で、葉化した雌しべが1、2本ある。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Superba は「気高い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Superba'

★似たような八重の桜は数あるが
 これは松月違いはどこと

ショウゲツ090419b-l.jpg

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2012/10/31改訂

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カシポオキナグサ100305b-l.jpg

樫保翁草(カシポオキナグサ)はキンポウゲ科オキナグサ属の多年草である。
原産地はサハリンである。
樫保岳や突阻山など中部の山に分布し、標高500から700メートルの砂礫地に生える。
草丈は10センチくらいである。
根際から生える葉は羽状複葉で、長い柄がある。
小葉は深く裂ける。
茎につく葉には柄はない。
日本での開花時期は3月から5月くらいである。
花弁状の萼片の外側は紫色で、内側は白っぽい。
外側には白い毛が密生している。
花冠の真ん中にはたくさんの雄しべと雌しべがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、球状に集まったたくさんの種子がつく。
属名の Pulsatilla はラテン語の「pulso(鳴る)」の縮小形である。花の形を鐘にたとえて名づけられた。
種小名の sugawarii は植物学者「菅原繁蔵さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pulsatilla sugawarii

★古くから愛好家には人気ある
 樺太の花根を絶やさずに

カシポオキナグサ100305a-l.jpg

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アネモネ・シルベストリス

アネモネ・シルベストリス080504a-l.jpgアネモネ・シルベストリスはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
和名は梅花一華(バイカイチゲ)という。
ヨーロッパからシベリアにかけて分布し、林の中に生える。
種小名の読み方は「シルウェストリス」や「シルヴェストリス」とするものもある。
英名はスノードロップ・アネモネ(snowdrop anemone)である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
全体に軟らかい毛が生えており、地下に匍匐枝を出して広がる。
根際から生える葉は手のひら状に裂ける。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径4センチから7センチくらいの白い花を1つずつつける。
花はよい香りがする。
花弁はなく、5枚の萼片が花弁状に発達している。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の sylvestris は「森林に生える」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Anemone sylvestris

★優しげに煌くように花開く
 梅花一華は北国の花

アネモネ・シルベストリス080504c-l.jpg

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2012/10/29改訂

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ライラック

ライラック100418b-l.jpg

眩しげに陽射しを浴びてリラの咲き

ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉低木ないし小高木である。
原産地はバルカン半島である。
16世紀にヨーロッパ全体に広がった。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
ライラックは英語名で、フランス語ではリラと呼ばれる。
また、紫丁香花(ムラサキハシドイ)という和名もある。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は4、5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、先が4つに裂けた花径1センチくらいの筒状花をたくさんつける。
花序の長さは10センチから20センチくらいである。
雄しべや雌しべは花冠より短い。
丁香花(ハシドイ)のほうは花の外に突き出ている。
多くの園芸品種が作出されていて、一重咲き、八重咲きのそれぞれに白、淡い青色、濃い紫色がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
香りがよく、香水の原料ともされる。
また、ライラックは色の名前(薄い紫色)にもなっている。
札幌市の花として知られ、毎年5月の下旬に「ライラック祭り」が開催される。
俳句の季語は春である。
花言葉は「初恋の思い出」である。
属名の Syringa はギリシャ語の「syrinx(バイカウツギ属の木の小枝でつくられた笛)」からきている。元々はバイカウツギ属の属名であった。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Syringa vulgaris

★咲き出ずる赤紫の花房は
 緑の風に芳香を放ち
☆香りたつ春の陽射しを受けながら
 リラの咲く道君は眩しく

ライラック100418c-l.jpg

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鷲の尾(ワシノオ)

ワシノオ080413c-l.jpg

鷲の尾(ワシノオ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラ系の園芸品種で、江戸時代の初期から名称の記録があるという。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は白く大輪で、一重咲きないし半八重咲きである。
花弁は5枚から10枚で、花弁の形は円形である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Wasinowo'

★名の由来わからぬけれど鷲の尾は
 遠い昔にその名を残し

ワシノオ080413a-l.jpg

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アイスランドポピー

アイスランドポピー・ゲルフォルトジャイアント080504d-l.jpg

舞いながら試すがごとくポピー咲く

アイスランドポピー(Iceland poppy)はケシ科の多年草である。
園芸上では一年草として扱われている。
別名をシベリア雛芥子(シベリアヒナゲシ)と呼ぶように、原産地は北半球の極寒地である。
英名のポピー(poppy)や仏名のコクリコ(coquelicot)の名前でも流通している。
雛芥子(ヒナゲシ)や鬼芥子(オニゲシ)と同じ仲間である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は根際から生え、羽状に深く裂ける。
開花時期は2月から5月くらいである。
パステルカラーの薄い4弁花を風に揺らせる。
写真に収めるのがとてもむずかしい花である。
4枚の花びらのうち、外側の2枚は他の2枚より大きい。
花径は5センチから10センチくらいである。
花の色は、橙色、黄色、桃色、赤、白など様々である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「ポピー」が夏の季語である。
花言葉は「慰安」「眠り」である。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の nudicaule は「裸の茎を持った」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Papaver nudicaule

★春風に我が身委ねてゆらゆらと
 コクリコの花調べ奏でて
☆かさこそと蕾の袋打ち破り
 大きく開くコクリコの花

アイスランドポピー・ゲルフォルトジャイアント080504e-l.jpg

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2012/10/12改訂

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普賢象(フゲンゾウ)

フゲンゾウ090419e-l.jpg

普賢象(フゲンゾウ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛は生えない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花径が4、5センチある八重咲きの大輪で、花弁数は30枚から40枚くらいある。
花の色はかすかに紅色を帯びている。
葉化した2本の雌しべを突き出しているのが特徴である。
名の由来は、それを普賢菩薩の乗る象の牙に見立てたものである。
一総につく花の数は2、3輪である。
散りぎわになると花芯が赤味を帯びる。
結実はしない。
花言葉は「しとやか」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Alborosea は「バラ色がかった白色の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Alborosea'

★名の由来聞けば聞くほど面白い
 普賢象咲く爛漫の春
☆春爛漫八重の桜の愛らしく
 ぼんぼりに見ゆ象の牙さえ

フゲンゾウ090419g-l.jpg

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2013/04/08改訂

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ヒトツバオキナグサ100305a-l.jpg

一つ葉翁草(ヒトツバオキナグサ)はキンポウゲ科オキナグサ属の多年草である。
原産地はサハリンの東北部である。
草丈は10センチくらいである。
茎には白い軟毛がたくさん生える。
根際から生える葉はさじ形で切れ込みがない
葉の質は厚く、縁が内側に巻く。
開花時期は4月から5月である。
茎先に1つずつ花をつける。
花弁はなく、6枚の萼片が花弁のように上向きにつく。
外側は長くて白い毛で被われ、内側は淡い紫色をしている。
中にはたくさんの雄しべと雌しべが詰まっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、球状に集まったたくさんの種子がつく。
属名の Pulsatilla はラテン語の「pulso(鳴る)」の縮小形である。花の形を鐘にたとえて名づけられた。
種小名の integrifolia は「全縁葉の」という意味である。
花の写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pulsatilla integrifolia

★翁草葉っぱの姿ちょいと変え
 寒さ何のと大輪開き

ヒトツバオキナグサ100305b-l.jpg

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2012/08/24改訂

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アネモネ

アネモネ100424a-l.jpgアネモネや揺れていざなう花神話

アネモネ(Anemone)はキンポウゲ科アネモネ属(イチリンソウ属)の多年草である。
イスラエルなど地中海沿岸地方に自生する野生種を、ヨーロッパで園芸用に改良した。
自生地の一つであるパレスチナから十字軍の土産としてヨーロッパに導入され、15世紀から18世紀にかけてイギリスとオランダで盛んに育種が行われたのだという。
日本へは明治時代の初期に渡来している。
牡丹一華(ボタンイチゲ)、花一華(ハナイチゲ)などの別名がある。
英名はウィンドフラワー(wind flower)という。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は羽状に裂ける。
開花時期は2月から5月である。
花径は4センチから10センチくらいである。
花弁に見える部分は、萼片が大きくなって変化したものである。
花の色は鮮やかで、赤、ピンク、紫色、青、藤色、白など数多くの色がある。
また、一重咲き、半八重咲き、八重咲きなどもある。
全草にプロトアネモニンを含み有毒である。
俳句の季語は春である。
花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
ギリシャ神話では、女神アフロディーテの涙から生まれた花といわれ、ローマ神話では風の神ユピテルに愛された少女の生まれ変わりだとされる。
種小名の coronaria は「花冠のある」という意味である。
写真は4月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Anemone coronaria

★華やかに春の歓び歌い上げ
 咲くアネモネの花びら揺れて
☆アネモネの花びら揺らす春風は
 空をも染める色鮮やかに

アネモネ100424b-l.jpg

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東一華(アズマイチゲ)

アズマイチゲ100505d-l.jpg東一華(アズマイチゲ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁、草地などに生える。
海外ではサハリン、朝鮮半島、ウスリー地方などにも分布する。
草丈は15センチから20センチくらいである。
根から出る葉には長い柄があり、2回3出複葉といって葉軸が3つに枝分かれし、それぞれの先に3出複葉がつく。
茎につく葉は3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
小葉の形は卵形で、先に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から5月である。
白い花を茎先に1つつける。
花径は3、4センチくらいである。
白い花びらのように見えるのは萼片である。
萼片の数は8枚から13枚ある。
花の真ん中に雄しべがたくさんあり、その真ん中に雌しべがやはりたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
よく似た菊咲き一華(キクザキイチゲ)とは、本種の葉が深く切れ込まないことで区別する。
「東」は関東を意味する。
「一華」はイチリンソウ属の花の一名で、花が茎の先に1つだけつくことからきている。
花言葉は「温和」である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の raddeana はドイツ人でシベリア植物の研究者「ラッデ(G. F. R. Radde, 1831-1903)さんの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Anemone raddeana

★一輪の花をひらひらなびかせて
 東一華は林の中に
☆春の陽は心穏やか夢の中
 東一華の花咲き乱れ

アズマイチゲ100505c-l.jpg

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ケンロクエンキクザクラ070430a-l.jpg

兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
分類上はサトザクラの仲間とされている。
名の由来は原木が金沢の兼六園にあったことからきている。
慶応年間に孝明天皇が前田中納言に贈ったものといわれる。
100枚から300枚の細い花弁が球状につくため、この咲き方を「菊」にたとえたものである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月の後半である。
花は葉の下に隠れるようにつく。
中輪で、色は淡い紅色である。
花の中心部は濃い紅色になる。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
種小名の Sphaerantha は「球形の花の」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Sphaerantha'

★艶やかに花のほころぶ姿よく
 鞠の心地で空を見上げて

ケンロクエンキクザクラ070430b-l.jpg

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2012/10/27改訂

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一輪草(イチリンソウ)

イチリンソウ090405d-l.jpg一輪草(イチリンソウ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の草地や林の中などに生える。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3つに枝分かれをした柄の先に3枚ずつの小葉をつけて1枚の葉となる。
小葉は羽状に細かく裂ける。
茎につく葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、3枚が輪生する。
小葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は4月から5月である。
長い柄を伸ばし、先に花径3、4センチの白い大きな花を上向きに1輪ずつつける。
それが名の由来でもある。
なお、花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は普通は5枚だが、6、7枚の場合もある。
花弁はなく、雄しべと雌しべはたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草に有毒成分を含む。
花言葉は「追憶」「久遠の美」である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の nikoensis は「(栃木県の)日光の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Anemone nikoensis

★真っ白な大きな花は美しく
 息飲むごとく一輪草は
☆夜空から零れて落ちた一輪草
 見上げる姿甘く切なく

イチリンソウ090405c-l.jpg

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関山(カンザン)

カンザン100424c-l.jpg

関山(カンザン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
読み方は「セキヤマ」とする場合もある。
サトザクラの仲間の1つである。
明治時代のはじめに巣鴨の植木屋が荒川堤に植えたのが始まりという。
特徴は花径が5センチくらいある八重咲きの大輪であることで、八重桜の代表とも言われる。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
枝が内側に向かって弓なりに曲がる性質がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月中旬から5月初旬である。
染井吉野(ソメイヨシノ)が終わった後に、葉の展開と同時に花をつける。
花の色は濃い桃色で、花弁数は20枚から50枚くらいある。
蕾の色も濃い桃色である。
雌しべが2本あり、葉のような形になるものもある。
一総につく花の数は3、4輪である。
実はつかない。
ロンドンなどでも街路樹としてよく植えられているという。
花を塩漬けにして「桜湯」とする。
花言葉は「高尚」「理知に富んだ教育」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Sekiyama'

★ぼってりと枝を垂らして咲く桜
 大和の春は爛漫の春
☆重たげに枝はしなりてぼんぼりの
 八重の桜は春をうたいて

カンザン100424a-l.jpg

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2013/04/09改訂

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雛罌粟(ヒナゲシ)

ヒナゲシ080504d-l.jpg

芥子の花色に出にけり隠すほど

雛罌粟(ヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは桃山時代に中国を経由して渡来した。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は、羽状に深く裂けている。
茎には葉はつかない。
開花時期は4月から5月である。
花径は5センチから6センチくらいである。
花の色は紅色、ピンク、白、絞りなどである。
原種は4弁花だが、園芸品種には八重のものが多い。
花びらには紙を揉んだような皺がある。
アイスランドポピーとよく似ているが、雛罌粟(ヒナゲシ)のほうが小さ目である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を虞美人草(グビジンソウ)という。
これは中国で絶世の美女とされた虞美人にたとえたものである。
なお、「罌粟」は「芥子」とも書く。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「慰め」である。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の rhoeas は「ヒナゲシの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Papaver rhoeas

★戯れて恥ずかしそうに逃げる風
 きっとまた来て揺らせておくれ
☆カサカサと風と囁く花びらは
 虞美人草の謂れ伝えて

ヒナゲシ080504e-l.jpg

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2012/10/27改訂

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常磐満作(トキワマンサク)

トキワマンサク090419c-l.jpg

常磐満作(トキワマンサク)はマンサク科トキワマンサク属の常緑小高木である。
原産地は中国南部からインド東北部にかけた地域である。
庭木として植えられることが多いが、日本での自生地は熊本、三重、静岡の3か所に限られるという。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は5メートルから6メートルくらいになる。
小枝、花序、葉の裏面の脈上などに毛が生えている。
葉は長さは2センチから6センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
枝先に黄緑色を帯びた白っぽい花が6個から8個集まってつく。
花びらは4枚で、細長いひも状をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花びらの赤いものもあり、紅花常盤満作(ベニバナトキワマンサク)という。
属名の Loropetalum はギリシャ語の「loron(革紐)+petalon(花弁)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Loropetalum chinense

★満作の不思議な姿そのままに
 さりげなく咲く常磐満作

トキワマンサク090419b-l.jpg

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2012/10/27改訂

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ヤエベニヒガン080406a-l.jpg

八重紅彼岸(ヤエベニヒガン)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
豆桜(マメザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)との交雑種である。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
枝は直立をする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は3センチから4センチの中輪で、八重咲きである。
花の色は淡い紅色である。
花弁数は10枚から20枚くらいである。
真ん中あたりのの花弁は不規則につき、花弁の先に濃い部分が残る。
その濃淡が美しい。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
直径1センチくらいの球形で、黒紫色に熟する。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の subhirtella は「やや短剛毛のある」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x subhirtella 'Yaebeni-higan'

★濃淡が花の雰囲気守り立てて
 まるで和菓子を思わすように

ヤエベニヒガン080406c-l.jpg

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2012/10/27改訂

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ヒュウガオウレン100305b-l.jpg日向黄連(ヒュウガオウレン)はキンポウゲ科オウレン属の多年草である。
日本固有種である。
九州の宮崎県と鹿児島県に分布し、山地の林の中に生える。
個体数は少なく、両県とも絶滅危惧種に指定している。
草丈は10センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
開花時期は3月から4月である。
茎先に白い小さな花を咲かせる。
花弁のように見えるのは萼片である。
花の後にできる実は、袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)が集まった放射状の集合果である。
属名の Coptis はギリシャ語語の「coptein(切る)」からきている。分裂した葉を表すものと思われる。
種小名の minamitaniana は「南谷忠志さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Coptis minamitaniana

★謎多き花に出合える喜びを
 噛み締めながら覗き込み見る

ヒュウガオウレン100305a-l.jpg

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2012/10/27改訂

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虫草(ムシクサ)

ムシクサ100411a-l.jpg

虫草(ムシクサ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、田畑や畦、道ばたなどに生える。
史前帰化植物で、海外にも広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は無毛で、疎らに枝分かれをする。
葉は長い楕円形である。
茎の上部では互い違いに生え(互生)、下部では向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
上部の葉の脇に花径2ミリから3ミリの小さな淡い紅色を帯びた花をつける。
花冠は4つに裂け、そのうちの2つがやや大きい。
雄しべは2本である。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
和名の由来は、この実に時に虫こぶができることからきている。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の peregrina は「外来の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica peregrina

★おやこれは花が開いているようだ
 写してみようどんな花かな

ムシクサ100411b-l.jpg

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母子草(ハハコグサ)

ハハコグサ080504a-l.jpg

母子草手触りどこか優しくて

母子草(ハハコグサ)はキク科ハハコグサ属の越年草である。
日本各地に分布し、人里の道ばたなどに普通に生える。
海外では、東アジアからインドにかけて分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
全体にビロード状の白い綿毛がある。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
黄色い小さな花がつぶつぶになって固まって咲く。
花(頭花)は真ん中にある筒状の両性花と、周りにある糸状の雌花からなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
春の七草の一つ御形(ゴギョウ・オギョウ)はこの花のことである。
若い葉や茎は食べられる。
今の草餅の材料は蓬(ヨモギ)だが、以前は母子草(ハハコグサ)が使われていたという。
和名の由来であるが、全体を覆う白い綿毛が「ほおけ立つ」ことから、かつてはホオコグサと呼ばれていた。それがハハコグサに変化したという。
俳句の季語は春である。
花言葉は「無償の愛」「やさしい人」「切実な思い」である。
属名の Gnaphalium はギリシャ語の「gnaphallon(フェルト)」からきている。
種小名の affine は「近似の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Gnaphalium affine

★母子草生える産毛の肌触り
 ふと感じみる春の一時
☆柔らかな産毛を撫でる春の風
 やさしき想い君に伝えん

ハハコグサ100411a-l.jpg

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花水木(ハナミズキ)

ハナミズキ090419d-l.jpg

十字花を天にかざせり花水木

花水木(ハナミズキ)はミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカである。
日本へは、東京市長の尾崎行雄がワシントン市へ贈った桜の苗木の返礼として1915年に寄贈されたのが始まりである。
庭木や街路樹として植えられている。
和名の由来は、水木の仲間で花が目立つことからきている。
別名をアメリカ山法師(アメリカヤマボウシ)という。
これは、アメリカから渡来し日本の山法師(ヤマボウシ)に似ていることからつけられた名である。
樹高は5メートルから12メートルくらいである。
樹皮は灰黒色である。
葉は楕円形で、枝先に集まって向かい合って生える(対生)。
葉の形はやや不規則で葉脈が目立ち、縁は波打つ。
開花時期は4月から5月である。
桜が終わったころから咲き始め、5月の半ばまで咲いている。
4枚の白い花弁のように見えるのは総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花弁はその真ん中に集まってつく。
緑色の4弁花で目立たない。
雄しべは4本である。
花弁は早くに落ちる。
花の後にできる実は核果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に赤く熟する。
また、紅葉も美しい。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「返礼」である。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(G. Bentham)さん」の名からきている。
種小名の florida は「花の多い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
実の写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Benthamidia florida

★十字花を天にかざせり花水木
 君が祈りは何処へ向けて
☆花水木咲く道行けば微笑まん
 君の祈りを花は教えて

ハナミズキ090419c-l.jpg

ハナミズキ080923a-l.jpg

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2012/10/26改訂

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チョウセンバイカウツギ090426b-l.jpg

朝鮮梅花空木(チョウセンバイカウツギ)はユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島と中国東北部で、山地の谷沿いに生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面の脈上には毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、5輪から7輪くらいの白い花をつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
花弁の形は丸い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
幼い葉は食用とされる。
根は痔疾などの治療に用いられる。
属名の Philadelphus はエジプト王「プトレマイオス2世フィラデルフォス(Ptolemy II Philadelphus)」にちなむ。
種小名の schrenckii はロシアの植物学者「シュレンク(A. von Schrenk)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Philadelphus schrenckii

★彼の地にも梅花空木の花が咲く
 谷筋白く飾るがごとく

チョウセンバイカウツギ090426a-l.jpg

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日暮(ヒグラシ)

ヒグラシ090419d-l.jpg

日暮(ヒグラシ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
かつて名所であった東京の荒川堤にあった桜で、ヤマザクラ系である。
樹高は5、6メートルである。
樹形は傘状である。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開に先立って花をつける。
開花前の蕾の色は紅色で、特に美しい。
夕日に映える蕾の色が美しいというのが名の由来だという。
花径は4センチくらいの大輪で、花の色は淡い紅色である。
花弁数は20枚くらいあり、八重咲きである。
内側の花弁は白く、外側の花弁の先と外面が紅色を帯びる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
品種名の Amabilis は「愛らしい」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Amabilis'

★夕映えの空に似合いの蕾とは
 風流だよねその名の由来

ヒグラシ090419a-l.jpg

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2012/10/26改訂

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ツクバキンモンソウ100418a-l.jpg

筑波金紋草(ツクバキンモンソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の宮城県から和歌山県にかけての太平洋側と四国に分布し、山地の林の中に生える。
分類上は、主に日本海側に生える錦衣(ニシキゴロモ)の変種とされている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉脈に沿って紫色の斑が入るのが特徴である。
葉の裏面は紫色である。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に花径1センチくらいの唇形をした淡い紫色の花をつける。
上唇がごく短いのが特徴である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
「金紋草」は錦衣(ニシキゴロモ)の別名であり、筑波山で最初に見つかったのが和名の由来である。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の yesoensis は「北海道の」という意味である。
変種名の tsukubana は「筑波山の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Ajuga yesoensis var. tsukubana

★少しだけ仲間と違った花が咲く
 葉っぱも見てね模様が自慢

ツクバキンモンソウ100418b-l.jpg

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十二単(ジュウニヒトエ)

ジュウニヒトエ090503d-l.jpg

纏いたる十二単の色煤け

十二単(ジュウニヒトエ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州と四国に分布し、丘陵地や林の中に生える。
草丈は15センチから20センチくらいである。
全体に白い毛を密生させる。
葉は長い楕円形で、向かい合ってつける(対生)。
葉の縁には粗い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は4、5月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな青紫色ないし白い唇形の花を輪生させる。
花は幾重にも重なって咲く。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
上唇は2つに浅く裂ける。
下唇は大きく3つに裂け、真ん中の裂片が大きい。
雄しべは4本で、2本が長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名は、花の咲く様子を宮中の女官などが着る十二単に見立てたものである。
俳句の季語は春である。
花言葉は「強い結びつき」である。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の nipponensis は「日本産の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Ajuga nipponensis

★裾を引く十二単のややこしさ
 気づけば飲まれるウツボのように
☆重なりて十二単の裾ひけば
 花は静かに咲く時を待ち

ジュウニヒトエ090503a-l.jpg

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ヤチツツジ100305a-l.jpg

谷地躑躅(ヤチツツジ)はツツジ科ヤチツツジ属の常緑小低木である。
北海道に分布し、湿原や泥炭地に生える。
海外では北半球に広く分布する。
別名を幌向躑躅(ホロムイツツジ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は30センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、先が丸い。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に麟片が密生する。
開花時期は5月から6月である。
枝先に白い筒状の花を数輪下垂させる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chamaedaphne はギリシャ語の「chamai(小さい)+ジンチョウゲ属(Daphne)」からきている。
種小名の calyculata は「萼のある」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Chamaedaphne calyculata

★小さくて欲しくなるよね虫眼鏡
 めったに見られぬ花に出合って

ヤチツツジ100305b-l.jpg

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アカボシシャクナゲ100418a-l.jpg

赤星石南花(アカボシシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾である。
暑さに強く、交配種の台木にも利用されている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
花径6、7センチの大輪で、白地に赤い斑点が入る。
一総に7輪から10輪くらいの花をつける。
花冠は5つに深く裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の hyperythrum の意味はまだ解明できていない。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron hyperythrum

★台湾で生まれ育った石南花は
 色も鮮やか暑さに強く

アカボシシャクナゲ100418b-l.jpg

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2012/10/25改訂

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ジロボウエンゴサク080330c-l.jpg次郎坊延胡索(ジロボウエンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の縁の木の下、野原などに生える。
海外では、中国にも分布する。
「延胡索」は薬草名に由来し、「次郎坊」は太郎坊(スミレ)に対する方言名に由来する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
地下の球根から数本の花茎を出す。
茎は弱くて斜めに伸びるか地面に這う。
根際から生える葉は2、3回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
手のひら状の葉が向かい合わせにつき、先にもつく。
開花時期は3月から5月である。
花の色は紅紫色ないし青紫色である。
花の後ろには「距」と呼ばれる出っ張りがある。
蜜をためる部分である。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草にアルカイド成分を含み有毒である。
花言葉は「妖精たちの秘密の舞踏会」である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の decumbens は「横臥した」という意味である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Corydalis decumbens

★懐かしい響き伝えて延胡索
 目線の先に不思議な姿
☆春の日に森の木陰に踏み入らば
 集いて踊る花の妖精

ジロボウエンゴサク080330b-l.jpg

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マツマエハナゾメイ080413b-l.jpg

松前花染衣(マツマエハナゾメイ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原木は北海道松前町の松前公園にある。
ヤマザクラ系の日暮(ヒグラシ)と福禄寿(フクロクジュ)を交配させて作出された。
多くの園芸品種を生み出した浅利政俊さんの手になるもので、1961年に生まれた。
単に花染衣(ハナゾメイ)とも呼ばれる。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
花径4、5センチの大輪で、八重咲きである。
花の色は淡い紅色で、花弁数は30枚から40枚である。
花弁には細かい皺があり、外側の花弁ほど色が濃い。
雌しべは葉化している。
萼筒は漏斗形である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Matsumaehanazomei'

★美しい名前の似合う花染衣
 ピンクのドレス重ね合わせて

マツマエハナゾメイ080413d-l.jpg

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2012/10/25改訂

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九輪草(クリンソウ)

クリンソウ100418a-l.jpg

九輪草(クリンソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から四国にかけて分布し、山地の湿地や沢沿いなどに生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は直立し無毛である。
根際から生える葉は長さ20センチから40センチくらいあり大形で、ロゼット状となる。
葉の形はへら形で皺があり、縁には不揃いの浅い切れ込みがある。
葉のつけ根の部分は狭くなり、葉の柄は紅色を帯びる。
開花時期は4月から6月である。
花は地上から伸びた花径の先に数段に輪生してつく。
花径は2、3センチで、花の色は紅紫色である。
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開く。
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。
萼片は緑色で5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、段になって輪生する花の様子を、仏塔の先にたつ「九輪」に見立てたものである。
別名を七階草(ナナカイソウ)、七重草(シチジュウソウ)ともいう。
花言葉は「物思い」である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula japonica

★重なって上へ上へと九輪草
 群がるように花咲き昇る
☆沢沿いに道を歩けば九輪草
 庵を飾り群れなし咲きて

クリンソウ100418b-l.jpg

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桜草(サクラソウ)

サクラソウ090426c-l.jpg

緑野をピンクに染めて桜草

桜草(サクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
また、サクラソウの仲間の総称としても用いられ、多くの多数の園芸品種がある。
300ほどの品種があるが、半数は江戸時代に改良されたものだという。
また、外国産のものはプリムラ(primula)の名で総称される。
本種は北海道から九州にかけて分布し、河原や山間の低湿地、草原などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部、東シベリアなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で皺が多く、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏には毛が生えている。
開花時期は4月から5月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2、3センチの紅紫色の花をつける。
花冠は5枚に分かれて真ん中は黄色く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は春である。
花言葉は「初恋」「希望」などである。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula sieboldii

★草原をピンクに染めて桜草
 うららかな春永久(とわ)に残せと
☆ぽんぽんと丸い手毬の桜草
 弾む心は夢へ誘い

サクラソウ090412b-l.jpg

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2012/10/25改訂

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アマナ蘭(アマナラン)

アマナラン100105c-l.jpg

アマナ蘭(アマナラン)はラン科シラン属の多年草である。
原産地は台湾と中国南部である。
中国名は「台湾白及」である。
「及」の正字はクサカンムリがつく。
標高1500メートル以上の山地に生える地生種である。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4月から6月くらいである。
花の色は淡い桃色で、唇弁には黄色が交じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
日本に自生する近縁種の紫蘭(シラン)に比べると花も葉も小形である。
紫蘭(シラン)との交配種も生まれている。
自生地では肺、胃、肝臓に効く漢方薬の材料としても利用されている。
属名の Bletilla は「Bletia(ブレティア属)」の縮小形である。スペインの薬剤師「ブレー(L. Blet)さん」の名にちなむ。
種小名の formosana には「台湾の」という意味がある。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Bletilla formosana

★追いかけた花に出会って笑み浮かぶ
 こんな季節にこんな所で
 

アマナラン100105b-l.jpg

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リュウキュウバライチゴ070603a-l.jpg

琉球薔薇苺(リュウキュウバライチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、海岸に近い山地の道端や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部や台湾にも分布する。
別名を大薔薇苺(オオバライチゴ)ともいう。
樹高は1、2メートルである。
枝には紅紫色の腺毛(粘着物質を出す毛)が密生し、鉤形の棘が疎らに生える。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉3枚から7枚で1枚の葉が構成される。
小葉の形は幅の広い楕円形で先は尖り、縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は1月から5月である。
開花時期は自生地によって異なる。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径4センチくらいの白い花を1個から3個ずつつける。
花の後にできる実は直径1センチくらいのキイチゴ状果(集合核果) で、赤く熟すと食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の croceacanthus は「サフラン黄色の棘のある花の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rubus croceacanthus

★純白を雄しべが映える薔薇苺
 まばゆいほどに豪華に咲いて

リュウキュウバライチゴ070603c-l.jpg

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万里香(バンリコウ)

バンリコウ080413a-l.jpg

万里香(バンリコウ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間である。
かつて桜の名所であった荒川堤で栽培されていた記録がある。
現存しないとされていたが、松前で発見された。
よい香りがするというのが名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
花弁数が20枚から30枚の八重咲きである。
花の色は白ないし淡い紅色である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Banriko'

★紐解けば花の由来の面白く
 撮った写真をしげしげと見て

バンリコウ080413b-l.jpg

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草の王(クサノオウ)

クサノオウ100418a-l.jpg

魔界から手招きするや草の王

草の王 (クサノオウ)はケシ科クサノオウ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の縁や土手などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチ80センチくらいである。
茎は中空である。
葉は羽状に1、2回深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から9月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、数個の花をつける。
花の色は鮮やかな黄色で、花弁は4枚で長卵形ある。
萼片は2枚あるが、花が咲くと落下する。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、細長い円柱形である。
清楚な感じのする花だが、茎や葉の黄色の汁液にはアルカロイドを含み、有毒である。
一方で、皮膚病の湿疹(クサ)を治す効があるので「瘡(クサ)の王」という漢字を充てたりもする。
生薬名は白屈菜(はっくつさい)という。
煎じて患部を洗ったり塗布したりする。
かつては痛み止めに用いたこともあるが、現在では内服薬としては用いられない。
また、茎を切ると黄色の汁が出ることから「草の黄(オウ)」とも書く。
俳句の季語は夏である。
属名の Chelidonium はギリシャ語の「chelidon(ツバメ)」からきている。母ツバメがこの草の汁で雛鳥の眼を洗って視力を強めるとされた。
種小名の majus は「巨大な」という意味である。
変種名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Chelidonium majus var. asiaticum

★草の王は毒と薬を併せ持ち
 神秘の姿風に晒して
☆ひらひらと舞う蝶のよに草の王は
 ただあるがまま咲くを楽しみ

クサノオウ100418b-l.jpg

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紫華鬘(ムラサキケマン)

ムラサキケマン100418a-l.jpg紫華鬘(ムラサキケマン)はケシ科キケマン属の越年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
北海道から沖縄にかけて分布し、やや湿った草原や空き地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は根元と茎につき、2、3回羽状に細かく裂ける。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、筒状で先が唇形をした花をたくさんつける。
花冠の後部には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の色は紅紫色で、花冠の先の色が濃い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、仏壇を飾る華蔓に花の姿を見立てたものである。
ただし、華蔓に似ているのは華鬘草(ケマンソウ)のことであり、紫華鬘(ムラサキケマン)は黄鬘草(キケマン)と同属で紫色ということでつけられた名である。
藪華鬘(ヤブケマン)の別名もある。
なお、プロトピンとサンギナリンという有毒物質を含むので注意が必要である。
花言葉は「助力」「喜び」である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Corydalis incisa

★夢に見る浄土の姿描きしか
 華鬘 (けまん)に譬えし花は紫
☆紫の花は浄土の何写す
 華鬘(けまん)の花の小さき姿

ムラサキケマン100418b-l.jpg

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黄華鬘(キケマン)

キケマン090412b-l.jpg

黄華鬘(キケマン)はケシ科キケマン属の越年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸や道端などに生える。
この花の仲間には、深山黄華鬘(ミヤマキケマン)、蔓黄華鬘(ツルキケマン)などがある。
また、紫華鬘(ムラサキケマン)も同じキケマン属である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
根元から枝を分けて大きな葉を出す。
葉は白っぽい緑色をしている。
3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、羽状に2、3回裂ける。
開花時期は4月から5月である。
茎の上部に細長い黄色の花を穂状にたくさんつける。
花の長さは15ミリから20ミリくらいの筒形である。
先は唇状に裂けて、紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「華鬘」というのは仏殿に垂れ下がった飾りのことである。
花の形をこの「華鬘」にたとえたのが和名の由来である。
有毒種で、茎などの汁がついた手で食事をするだけで危険だという。
花言葉は「祈りある生活」である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の heterocarpa は「いろいろの形の果実の」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Corydalis heterocarpa var. japonica

★湿っぽい雰囲気が好き黄華鬘は
 ナイーブなのに毒婦と呼ばれ
☆毒さえも仏の胸に収められ
 黄華鬘の花木漏れ日を受け

キケマン080413a-l.jpg

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仙洞草(セントウソウ)

セントウソウ070408d-l.jpg

仙洞草(セントウソウ)はセリ科セントウソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことで、それをもう1回枝分かれさせて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、鈍くて粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎や葉の柄は紫褐色を帯びる。
開花時期は3月から5月である。
茎先に複数が組み合わさった散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
小散形花序は3つから5つくらいある。
花びらは5枚で、雄しべが花びらより長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来としては、仙人の住む洞に咲くという説や先頭を切って咲くという説がある。
別名を黄蓮騙し(オウレンダマシ)という。
これは葉が芹葉黄蓮(セリバオウレン)に似ているところからきている。
花言葉は「繊細な美しさ」である。
属名の Chamaele はギリシャ語の「chamai(小さい)」からきている。
種小名の decumbens は「横臥した」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Chamaele decumbens

★肉眼じゃどこがどうやらわからない
 仙洞草はミクロの世界

セントウソウ070408e-l.jpg

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2012/10/19改訂

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アジュガ

アジュガ090412a-l.jpg

アジュガはシソ科キランソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本に自生する十二単(ジュウニヒトエ)の近縁種である。
別名を西洋十二単(セイヨウジユウニヒトエ)という。
あるいは、西洋金瘡小草(セイヨウキランソウ)とする場合もある。
観賞用として渡来したものが逸出して野生化している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根茎は地を這って横に広がる。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
葉には毛は生えておらず、縁には低い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
園芸品種が多く、葉の色は緑色、赤紫色、赤紫色に黄色の斑入りなどのものがある。
開花期は4月から6月である。
茎先に長さ10センチから15センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を直立させ、花径1、2センチの青紫花をした唇形の花をたくさんつける。
花冠は長さ1センチくらいで、上唇と下唇に分かれる。
上唇は短く2つに裂ける。
下唇は大きく3つに裂け、真ん中の裂片は更に先が裂ける。
そのため6枚の花弁のように見える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「強い結びつき」である。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の reptans は「匍匐性の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ajuga reptans

★重ね着る十二単は紫の
 女官かしまし春はあけぼの
☆普段着の十二単は慎ましく
 生きる姿の力強さよ

アジュガ090412d-l.jpg

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紫桜(ムラサキザクラ)

ムラサキザクラ100403a-l.jpg

紫桜(ムラサキザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
江戸時代の後期からその名称は記録されているが、現在のものと同一かどうかははっきりしない。
桜の名所であった荒川堤から広まったものが植物園などで栽培されているものと推測される。
分類上はサトザクラの1つとされている。
本種は大山桜(オオヤマザクラ)の影響が見られる。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面や葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径3センチから5センチの大輪で、花びらは5枚から10枚である。
旗弁という花びら状の突起がある。
花の色は濃い紅紫色で、花びらの形は円形である。
散り際には花芯が赤味を帯びる。
一総につく花の数は3、4輪である。
花にはかすかな香りがある。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Purpurea'

★紫の大きな花がポイントさ
 少し派手目に咲いてみたくて

ムラサキザクラ100403b-l.jpg

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翁草(オキナグサ)

オキナグサ100418a-l.jpgしっとりと咲いて俯き翁草

翁草(オキナグサ)はキンポウゲ科オキナグサ属の多年草である。
本州の青森県から九州にかけて分布し、日当たりのいい草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国大陸にも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから40センチくらいである。
花の咲く時期には丈は低いが、花の後に伸びる。
根際から生える葉は2回羽状複葉で、長い柄がある。
小葉は深く裂ける。
茎につく葉には柄はない。
根際から生える葉や茎には長くて白い毛が密に生える。
開花時期は4月から5月である。
茎先に1つずつ花をつける。
花弁はなく、6枚の萼片が花弁のようにつき、釣鐘状で下向きに咲く。
外側は長くて白い毛で被われ、内側は暗い赤紫色をしている。
中にはたくさんの雄しべと雌しべが詰まっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、球状に集まったたくさんの種子がつく。
種子の先の1つ1つに長い花柱が伸びる。
花柱には灰白色の羽毛が密に生える。
和名の由来は、実の様子を老人の白髪に見立てたものである。
古くは「ねつこぐさ」の名で万葉集にも詠まれている。
江戸時代に多くの園芸品種が育成されたという。
根を乾かしたものを生薬で白頭翁(はくとうおう)と呼び、解熱剤などに用いられる。
花言葉は「華麗」「清純な心」である。
俳句の季語は春である。
属名の Pulsatilla はラテン語の「pulso(鳴る)」の縮小形である。花の形を鐘にたとえて名づけられた。
種小名の cernua は「前屈した」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pulsatilla cernua

★翁草きれいに年をとりたいと
 心の闇は内に隠して
☆暗闇に生まれん星の翁草
 そよけくように風に輝き

オキナグサ100418b-l.jpg

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苔竜胆(コケリンドウ)

コケリンドウ090315d-l.jpg

苔竜胆(コケリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い草地や湿地に生える。
海外では、シベリア、サハリン、中国、台湾などにも分布する。
草丈は3センチから10センチくらいである。
茎は根元でよく枝分かれをする。
根際から生える葉は卵形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)につく。
開花時期にも根際から生える葉は残る。
茎につく葉は小さな卵形で、茎全体につき、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3月から6月くらいである。
茎先に小さな淡い青紫色をした筒形の花をつける。
中には白花のものもある。
花の長さは10ミリから15ミリくらいである。
花冠の先は5つに裂ける。
裂片と裂片の間に副片があるので、10個に裂けているように見える。
萼片は5枚で、先が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、「苔」のように小さく地面に貼りついて咲く「竜胆」 というところからきている。
花言葉は「清らか名心を忘れずに」である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の squarrosa は「開出した突起などで表面が平坦でない」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Gentiana squarrosa

★苔竜胆ミクロの世界くり広げ
 客はまだかと待つや待たずや
☆小さくも人待ち顔の苔竜胆
 空の青さを花びらに染め

コケリンドウ090315e-l.jpg

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ムスカリ・ネグレクツム

ムスカリ・ネグレクツム100403a-l.jpg

ムスカリ・ネグレクツムはユリ科ムスカリ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
原産地はヨーロッパの中央部からアルタイ山脈にかけてである。
草丈は10センチから20センチである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い青紫色をした釣鐘形の花をつける。
花冠の先には白い縁取りが入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Muscari はギリシャ語の「moschos(麝香)」からきている。花の香りから名づけられた。
種小名の neglectum は「目立たない」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Muscari neglectum

★この花が基になっているらしい
 可愛く咲いたムスカリの花

ムスカリ・ネグレクツム100403b-l.jpg

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カントウタンポポ100418a-l.jpg

にょっきりと関東蒲公英首もたげ

関東蒲公英(カントウタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方の中部にかけて分布し、野原や道端に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)よりも大形である。
葉は根際から生えて切れ込むが、西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)より大まかである。
開花時期は3月から5月である。
中空の花茎を出し、舌状花のみからなる黄色い頭花をつける。
頭花を包む総包の外片に突起があり、外片が反り返らないのが本種の特徴である。
また、総包片には三角状の突起があるのだが、この突起の位置によって東海蒲公英(トウカイタンポポ)や蝦夷蒲公英(エゾタンポポ)と区別される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は春である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の platycarpum は「大きな果実の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Taraxacum platycarpum

★にょっきりと頭を出してふらふらり
 風に負けるな関東蒲公英

カントウタンポポ100418b-l.jpg

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姫碇草(ヒメイカリソウ)

ヒメイカリソウ100418a-l.jpg

姫碇草(ヒメイカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
碇草(イカリソウ)と梅花碇草(バイカイカリソウ)との自然交雑種と考えられている。
草丈は15センチから30センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
三つ葉をもう1度3つに枝分かれさせて1枚の葉になる。
小葉は楕円形で、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は革質で、先は尖る。
開花時期は4、5月である。
花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチから3センチの白い花をつける。
花は4枚の花弁と8枚の萼片で構成され、船の碇に見立てられた距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
萼片のうちの4枚は開花時に落ちる。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の youngianum は北アメリカの分類学者「ヤング(R. A. Young)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Epimedium x youngianum

★真っ白でどこかひ弱に見えるけど
 逞しいんだ姫碇草

ヒメイカリソウ100418b-l.jpg

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大山桜(オオヤマザクラ)

オオヤマザクラ080406c-l.jpg

大山桜(オオヤマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
日本固有種である。
北海道から四国にかけて分布する。
北海道から東北地方にかけて多く、暖地では高山に生える。
北海道では蝦夷山桜(エゾヤマザクラ)と呼び、花の色から紅山桜(ベニヤマザクラ)の別名もある。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
樹皮は紫褐色で艶がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛が生えない。
葉の縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の両面や葉の柄に毛は生えない。
葉の裏面は白みを帯びる。
開花時期は4月上旬から5月中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径は3センチから5センチの大輪で、花の色は淡い紅色である。
山桜(ヤマザクラ)に比べて花が大きく、花の色も濃い。
一重咲きで、花びらの数は5枚である。
花びらの形は楕円形である。
一総につく花の数は2、3輪である。
花の香りはない。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の sargentii は北アメリカの植物学者「サージェント(C. S. Sargent)さんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus sargentii

★北国の山にぽつんと咲く桜
 自然の姿ただ美しく

オオヤマザクラ080406d-l.jpg

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兎葵(ウサギアオイ)

ウサギアオイ100411c-l.jpg

兎葵(ウサギアオイ)はアオイ科ゼニアオイ属の一年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本では1948年に帰化が確認されている。
畑の縁などに生える。
和名の由来は、牧野富太郎博士が中国名の兎葵(とき)から名づけたものである。
草丈は20センチから70センチくらいである。
葉は腎円形で5つから7つに浅く裂け、互い違いに生える(互生)
葉の縁には不揃いの粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
葉の脇に花径6ミリから8ミリくらいの白い5弁花を数輪つける。
花弁は淡い紫色を帯びるものもある。
実は10から12の分果からなり、大きく育った萼片が実を包む。
属名の Malva はラテン古名でギリシャ語の「malache(軟らかくする)」からきている。この属の植物の1種が持つ粘液に緩和剤の働きがことから名づけられた。
種小名の parviflora は「小さな花の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Malva parviflora

★見慣れない花に出会って小躍りす
 陣地はここと確かめながら

ウサギアオイ100411b-l.jpg

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筆竜胆(フデリンドウ)

フデリンドウ100418c-l.jpg

筆竜胆(フデリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、乾いた草地や明るい林に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎の上半部に広い卵形の葉が向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや分厚く、裏面はしばしば赤紫色を帯びる。
根元から生える葉は小さくて目立たない。
近縁種の春竜胆(ハルリンドウ)は根生葉がロゼット状になって目立つことや、生育地がやや湿った土地であることなどで区別する。
開花時期は4、5月である。
茎先に青紫色の花を数輪つける。
花冠の先は5つの長い裂片と5つの短い裂片(副片という)に分かれている。
長い裂片の裏側は緑色で、日中以外は花を閉じ、緑色のところだけが外に来るようになっている。
雄しべは5本で短い。
雌しべが長く、柱頭は2つに裂けている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
実には柄があって花冠からやや突き出る。
和名の由来は、花を閉じた状態が筆の穂先を思わせることからきている。
花言葉は「本当の愛」「正義」「高貴」である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の zollingeri はオランダの植物学者「ツォーリンゲル(H. Zollinger)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Gentiana zollingeri

★目を凝らしやっと見つけた筆竜胆
 小さな花は精一杯に
☆満天の星空眺め筆竜胆
 雨の雫に種を飛ばして

フデリンドウ100418a-l.jpg

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ムスカリ・アウケリ

ムスカリ・アウケリ100305b-l.jpg

ムスカリ・アウケリはユリ科ムスカリ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
原産地はトルコである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、瑠璃色をした釣鐘状の花をつける。
園芸品種には紫色、白、桃色などのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Muscari はギリシャ語の「moschos(麝香)」からきている。花の香りから名づけられた。
種小名の aucheri はフランス人の植物収集家「アウヒャーエロイ(P. M. R. Aucher-Eloy)さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Muscari aucheri

★いつもみるムスカリとよく似ているが
 地面近くに花も小さく

ムスカリ・アウケリ100305a-l.jpg

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ムスカリ・ボトリオイデス・アルブム100403b-l.jpg

ムスカリ・ボトリオイデスはユリ科ムスカリ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
原産地はヨーロッパの中部からカフカス地方にかけた地域である。
和名は瑠璃ムスカリ(ルリムスカリ)という。
明るい青色の花を咲かせる。
アルブム(Album)はその園芸品種で、白い花を咲かせる。
草丈は15センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、肉質である。
開花時期は4月から5月である。
葉のない花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな壺形の白い花を下向きにたくさんつける。
花径は2、3ミリで、花冠の先は少し反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Muscari はギリシャ語の「moschos(麝香)」からきている。花の香りから名づけられた。
種小名の botryoides は「ブドウの房に似た」という意味である。
品種名の Album は「白い」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Muscari botryoides 'Album'

★白花のムスカリなんてあるんだと
 驚きながらカメラに収め

ムスカリ・ボトリオイデス・アルブム100403a-l.jpg

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ムスカリ

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ムスカリ(Muscari)はユリ科ムスカリ属の多年草である。
分類体系によってはヒアシンス科とされる。
ムスカリは属名である。
地中海沿岸を中心に50種から60種くらいあるとされる。
写真のようなアルメニアクム種がポピュラーである。
別名を大瑠璃ムスカリ(オオルリムスカリ)という。
英名はグレープヒヤシンス(grape hyacinth)である。
これは、小さな花が密集する様子をブドウの房にたとえたものである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
花茎は直立する
根際から生える葉は線形で多肉質ある。
開花時期は3月から5月である。
鮮やかな青紫色で、ヒアシンスを小形にしたような花を咲かせる。
総状に下向きにつく花は壷形で、先が少し反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「失望」である。
属名の Muscari はギリシャ語の「moschos(麝香)」からきている。花の香りから名づけられた。
種小名の armeniacum は「アルメニアの」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Muscari armeniacum

★仄かなる香りを秘めて結びたる
 紫の房鈴なりにして
☆小さくも香りを秘めてムスカリは
 君を誘いし春の鈴の音

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旭山(アサヒヤマ)

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旭山(アサヒヤマ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
サトザクラの仲間の1つである。
流通名を一才桜(イッサイザクラ)ともいう。
樹高は1、2メートルである。
鉢植えや盆栽用として好まれ、古くから植栽されている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径3センチから5センチの大輪で、八重咲きである。
花の色は淡い紅色である。
花弁数は10枚から20枚で、花弁の形は楕円形である。
真ん中の花弁はうねり、立つようにしてついている。
一総の花数は3輪から5輪くらいである。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Asahiyama'

★背は低くけれど際立つ花風情
 宴の春を楽しむように

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蚤の綴り(ノミノツヅリ)

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蚤の綴り(ノミノツヅリ)はナデシコ科ノミノツヅリ属の越年草である。
古い時代に大陸から渡来した史前帰化植物の1つである。
原産地はヨーロッパである。
今では世界中に分布している。
日本でも北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に生える。
和名の由来は、小さな葉を蚤に着せる衣にたとえたものである。
草丈は10センチから25センチくらいである。
茎には下向きの毛が生えている。
葉は長さ5ミリくらいの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面ともに毛が生えている。
開花時期は3月から6月くらいである。
茎先に花径5ミリくらいの白い5弁花をつける。
花弁の形は卵形で、先は裂けない。
先の尖った萼片が花弁よりも長い。
花の後にできる実は先が6つに裂けるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Arenaria はラテン語の「arena(砂)」からきている。この属の植物の多くが砂地に生えることから名づけられた。
種小名の serpyllifolia は「イブキジャコウソウのような葉の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Arenaria serpyllifolia

★もっといいカメラが欲しくなってくる
 蚤の綴りはミクロの世界

ノミノツヅリ080429a-l.jpg

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アメリカフウロ100411a-l.jpg

アメリカ風露(アメリカフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では、昭和時代の初期に牧野富太郎博士が京都府の伏見区で発見したのが最初である。
現在では、本州から九州にかけて帰化し、道端や荒れ地などに普通に生える。
草丈は10センチから50センチくらいである。
全体に細かい毛が生える。
葉は手のひら状に5つから7つに深く切れ込み、裂片はさらに2、3回切れ込む。
葉には長い柄がある。
開花時期は4月から9月くらいである。
葉のつけ根から長い柄を出し、花径2センチくらいの淡い紅色を帯びた花を数輪つける。
花弁は5枚である。
雄しべは10本で、雌しべの周りに集まる。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は淡い紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の carolinianum は「カロライナの」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Geranium carolinianum

★小さくて可愛い花が従える
 葉っぱはまるで槍のごとくに

アメリカフウロ100411b-l.jpg

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姫烏頭(ヒメウズ)

ヒメウズ070408a-l.jpg

姫烏頭(ヒメウズ)はキンポウゲ科ヒメウズ属の多年草である。
ヒメウズ属は1属1種である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がないということでオダマキ属から分離されたが、学者によってはオダマキ属とする場合もある。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、道端や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は2つか3つに裂ける。
葉の形は苧環(オダマキ)とよく似ている。
開花時期は3月から5月である。
花径4、5ミリくらいの小さく白い花を下向きにつける。
花弁のように見えるのは萼片である。
花弁は萼片の内側にある淡い黄色のもので、雄しべと雌しべを筒状に包んでいる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
「烏頭」というのはトリカブトのことである。
どこが似ているのかについては諸説があるが、花が小さく根がトリカブトに似ているというのが1つの考え方である。
全草を生薬で天葵(てんき)、塊根を天葵子(てんきし)と言い、抗菌作用がある。
属名の Semiaquilegia はラテン語の「semi(半分)+Aquilegia(オダマキ属)」からきている。
種小名の adoxoides は「レンプクソウ属(Adoxa)に似た」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Semiaquilegia adoxoides(=Aquilegia adoxoides)

★小さくてなかなかピント合わないが
 撮ってみようか姫烏頭の花

ヒメウズ070408b-l.jpg

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撫子桜(ナデシコザクラ)

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撫子桜(ナデシコザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
京都府の平野神社で栽培されている園芸品種である。
分類上はサトザクラの1つとされている。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
特徴は花びらの先に細かい切れ込みがあることである。
それを「撫子」に見立てたのが名の由来である。
開花時期は4月の中旬である。
八重咲きで、花びらの数は15枚から30枚である。
蕾は濃い紅色で、咲き進むと淡くなる。
また、花びらの外側の色が濃い。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Nadeshiko'

★花びらに肌理細やかな変化見せ
 しっとりと咲く撫子桜

ナデシコザクラ100403d-l.jpg

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野襤褸菊(ノボロギク)

ノボロギク100411c-l.jpg

野襤褸菊(ノボロギク)はキク科キオン属の一年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代の初期に渡来し、各地の草地や道端などに野生化している。
草丈は30センチから40センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は艶があって柔らかく、羽状に切れ込む。
開花時期は4月から12月で、ほぼ一年中咲いている。
枝先に黄色い頭花をたくさんつける。
筒状花がほとんどだが、稀に小さい舌状花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花の後につく白い冠毛が寄り集まりボロくずのようにみえることからきている。
全草に有毒物質のセネシオニンが含まれ、嘔吐、下痢、肝障害などを引き起こすので注意が必要である。
属名の Senecio はラテン語の「senex(老人)」からきている。灰白色の毛や白い冠毛のあるものが多いことから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Senecio vulgaris

★咲く花は可憐なれども野襤褸菊
 末の儚さ泡沫の夢
☆あんまりねぼろぼろだから野襤褸菊
 咲く花可憐忘れないでね

ノボロギク100411d-l.jpg

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春紫苑(ハルジオン)

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春紫苑ぎょろ目をむいて天睨み

春紫苑(ハルジオン)はキク科ムカシヨモギ属の越年草である。
北アメリカ原産の帰化植物である。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
現在は野生化して日本各地に分布し、道ばたや空き地などに生える。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は中空である。
根際には長い楕円形またはへら形の葉が放射状に何枚かつく。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、茎を抱く。
全体に軟らかい毛が生える。
開花時期は4月から7月である。
舌状花の色は白、ピンク、薄紫などである。
黄色い大きな筒状花の回りに車状にきれいに並ぶ。
蕾はうな垂れる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
牧野富太郎博士の命名で、春に咲く紫苑(シオン)という意味である。
別名を春女苑(ハルジョオン)と言うが、これは似ている野草の姫女苑(ヒメジョオン)と対比してつけられた名である。
俳句の季語は春である。
花言葉は「素朴」である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の philadelphicus は「フィラデルフィアの」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Erigeron philadelphicus

★背も低く生まれたてだね春紫苑
 目玉はじっと天を見つめて
☆ふわふわの糸を束ねた花びらは
 春の訪れ色は優しく

ハルジオン100411b-l.jpg

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花菱草(ハナビシソウ)

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花菱草(ハナビシソウ)はケシ科ハナビシソウ属の一年草である。
原産地は合衆国のカリフォルニア州やオレゴン州で、沿岸部の原野に生える。
カリフォルニア州の州花である。
英名はカリフォルニアポピー(California poppy)である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は灰白色を帯びていて柔らかい。
葉には長い柄があり、線状に細かく裂ける羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
葉も灰白色を帯びる。
開花時期は4月から6月である。
枝分かれをした茎先に、花径4センチから6センチくらいの大きな花をつける。
花の色は橙色が基本だが、白や黄色、赤、桃色などのものもある。
花びらは4枚で、扇のような形をしている。
はじめは2枚の萼片に包まれているが、開花すると萼片は脱落する。
花は昼間は水平に開き、暗くなると閉じる。
雄しべはたくさんある。
雌しべは1本で、花柱は4つに裂ける。
花の後につく実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の形を家紋の「花菱」に見立てたものである。
全草にアルカロイドを含み有毒である。
ネイティブアメリカンは汁液を歯の痛み止めに用いたという。
花言葉は「和解」「希望」「願いをかなえて」である。
属名の Eschscholzia はエストニアの自然科学者「エッショルツ(J. F. Eschscholtz)さん」の名からきている。
種小名の californica は「カリフォルニア州の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Eschscholzia californica

★雨粒を受ける盃きらきらと
 花菱草は空が大好き
☆お日様と共に起きれば咲き誇り
 沈めば花もそっとおやすみ

ハナビシソウ100411a-l.jpg

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ツーリパ・クリサンタ・チューベルゲンスゼム070422a-l.jpg

ツーリパ・クルシアナ・クリサンタはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地はアフガニスタンの北部で、山地の斜面などに生える。
チューベルゲンスゼム(Tubergens Gem)はその園芸品種である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
茎は細いが直立をする。
根際から生える葉は細長いひも状である。
開花時期は3月から4月である。
花被片の長さは5センチくらいで、細長くて先が尖る。
花被片の内側は黄色く、外側は赤っぽい橙色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の clusiana はオランダの植物学者「クルシウス(C. Clusius)さんの」という意味である。
変種名の chrysantha は「黄色の花の」という意味である。
品種名の Tubergens Gem は「チューベルゲン(オランダの種苗会社)の宝石」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tulipa clusiana var. chrysantha 'Tubergens Gem'

★背は低く野生の影を忍ばせて
 開く花びら珠玉思わせ

ツーリパ・クリサンタ・チューベルゲンスゼム070422b-l.jpg

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坪菫(ツボスミレ)

ツボスミレ090426b-l.jpg

自然体これが極意と如意菫

坪菫(ツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
南西諸島を除く日本全国に分布し、高原地帯の湿原のほとりや湿った草原、平地の丘、道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国大陸、サハリン、アムール地方などにも分布する。
草丈は5センチから25センチくらいである。
有茎種である。
葉は丸みを帯びた心形である。
葉のつけ根にある托葉に切れ込みがある。
茎ははじめのうちは立っていないが、次第に立ち上がってくる。
花期は3月から5月くらいである。
1センチほどの小さな白い花をつける。
壷型をした唇弁の中心部に紅紫色の筋模様があるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名前の「坪」は庭の意味である。
別名を如意菫(ニョイスミレ)と言う。
これは僧侶が持つ如意棒のことである。
長く伸びてカーブする花茎を如意棒にたとえたものである。
俳句の季語は春である。
花言葉は「純粋」「誠実」「謙遜」である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola verecunda

★誘われて覗いて見れば坪菫
 小人になってしばし戯れ
☆坪菫涙のかけら落としては
 今日の笑顔に変えて輝き

ツボスミレ090426a-l.jpg

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仙台枝垂(センダイシダレ)

センダイシダレ080330b-l.jpg

仙台枝垂(センダイシダレ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
ヤマザクラ系のサトザクラである。
仙台市の榴岡公園にあったものが京都へ移植された。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
樹形は傘形である。
枝は弓なりに下に曲がり、枝先は垂れる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
花径3センチくらい白ないし淡い紅色の5弁花をつける。
一重咲きで、花弁の先には切れ込みがある。
一総につく花の数は3、4輪である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Sendai-shidare'

★垂れ下がる枝に風情を湛え咲く
 仙台枝垂の花色淡く

センダイシダレ080330f-l.jpg

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ナガミヒナゲシ100411a-l.jpg

長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
漢字では「長実雛芥子」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
地中海沿岸地方から中部ヨーロッパにかけて分布し、道端や荒地などに生える。
日本では1961年に東京の世田谷区で帰化しているものが確認された。
現在では暖地の都市周辺などに広がっている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉や茎にはやや密に毛が生える。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径2センチから5センチくらいの4弁花をつける。
花の色は、橙色ないし紅色である。
雄しべはたくさんある。
真ん中にある雌しべの子房は円筒形で、4本から8本の筋が放射状に伸びる。
花の後にできる実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
それが名の由来でもある。
実には毛は生えておらず、中には種子がたくさん詰まっている。
属名の Papaver はラテン語の「papa(幼児に与える粥)」からきている。ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子どもを寝かせたという。
種小名の dubium は「疑わしい」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Papaver dubium

★首伸ばし遠見している芥子の花
 オレンジの夢風にゆらゆら
☆背伸びして風とお話しオレンジの
 花はフリルのレース仕立てで

ナガミヒナゲシ100411b-l.jpg

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浦島草(ウラシマソウ)

ウラシマソウ100403a-l.jpg

浦島草(ウラシマソウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地などに生える。
生育地がきわめて限定されているので、絶滅危惧種に指定している県も多い。
草丈は40センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は1、2枚である。
長い柄を伸ばして直立し、鳥足状に切れ込んでいて大きな傘のようである。
開花時期は4月から5月である。
茎先に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花序は仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)に覆われている。
仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものである。
仏炎苞の色は暗い紫色である。
また、花序から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がるのが特徴である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で赤く熟する。
和名の由来は、肉穂花序につく細長いひも状の付属物を浦島太郎の釣り糸に見立てたものである。
なお、テンナンショウ属の植物はサポニンを含む毒草である。
噛むと強烈な刺激が舌に残る。
花言葉は「不在の友を思う」「注意を怠るな」である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクの」という意味である。
亜種名の urashima は日本語の「浦島」からきている。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Arisaema thunbergii subsp. urashima

★浦島草釣り糸垂らし何を待つ
 かげろう揺れてうたかたの夢

ウラシマソウ100403b-l.jpg

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花蘇芳(ハナズオウ)

ハナズオウ100403b-l.jpg遠目にも目映く咲いて花蘇芳

花蘇芳(ハナズオウ)はマメ科ハナズオウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
今では北海道から九州まで庭木として植えられている。
日本では高さ2メートルから5メートルの低木だが、中国では15メートルの高木になるという。
葉はマメ科にはめずらしく単葉である。
葉の形はハート形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月である。
葉が展開する前に、紅紫色をした蝶形の花を枝や幹一杯に咲かせる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
鈴なりの豆果は、落葉後も枝に残ってなかなか落ちない。
和名の由来は、この花の色を赤色染料である蘇芳(スオウ)の木を用いた蘇芳染めの色にたとえたものである。
なお、ハナズオウ属には、西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ)、アメリカ花蘇芳(アメリカハナズオウ)などがある。
西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ)は、ユダの木とも呼ばれる。
俳句の季語は春である。
花言葉は「裏切り」である。
属名の Cercis はギリシャ語の「cercis(小刀のさや)」からきている。さやの形が似ていることから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Cercis chinensis

★遠目にも目映く咲いて花蘇芳
 春の知らせは紅紫や
☆ぎっしりと枝の形に花咲かせ
 紅紫は春の目印

ハナズオウ100403a-l.jpg

ハナズオウ実060624a-l.jpgCOPYRIGHT © 2012 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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ツーリパ・サクサティリス

トゥーリパ・サクサーティリス080420c-l.jpg

ツーリパ・サクサティリスはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地はクレタ島である。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
茎先に明るい藤色の花を2、3輪つける。
カップ形で花の長さは5センチくらいある。
花の真ん中は淡い黄色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の saxatilis は「岩の間に生える」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Tulipa saxatilis

★エーゲ海思わすように爽やかな
 花色淡く春風に揺れ

トゥーリパ・サクサーティリス080420.jpg

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スイート・アリッサム

アリッサム100411a-l.jpg

スイート・アリッサム(sweet alyssum)はアブラナ科ニワナズナ属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は地中海沿岸地方である。
小さな花が密生して這うので、花壇の縁取りなどによく用いられる。
和名を庭薺(ニワナズナ)という。
アリッサムの名でも流通している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地を貼ってマット状に広がる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から5月と9月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、半球状に小さな花をたくさんつける。
花びらは4枚で、よい香りがする。
花の色は白が一般的だが、桃色や紅紫色などのものもある。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
花言葉は「美しさを超えた価値」「優美」である。
属名の Lobularia はラテン語の「lobulus(小さな裂片)」からきている。小さな実の様子を表したものである。
種小名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
下の2枚は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lobularia maritima

★びっしりと白い小花が地を這って
 アリッサム咲く煌くように

アリッサム100411b-l.jpg

スイートアリッサム・アフロダイテビオレッタ100307a-l.jpg

スイートアリッサム・アフロダイテレッド100307a-l.jpg

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ケンロクエンナデン080406b-l.jpg

兼六園南殿(ケンロクエンナデン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原木が兼六園にあるのかなど、その由来ははっきりしない。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
葉の両面ともに短い毛が密に生える。
毛は葉の柄や萼筒、萼片、雌しべなどにも生える。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開に先立って花をつける。
花弁数11枚から15枚の八重咲きで、花の色は淡い紅色である。
一総につく花の数は2、3輪である。
散り際には花芯が赤味を帯びる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x sp. 'Kenrokuen-naden'

★どのような由来秘めるや知れねども
 花愛らしく手招くごとく
☆散り際に花芯を染めて紅の色
 恥らうような花は愛しく

ケンロクエンナデン080406c-l.jpg

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田芥子(タガラシ)

タガラシ100411c-l.jpg

田芥子(タガラシ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の一年草である。
漢字では「田枯らし」とも書く。
日本へはムギ類とともに渡来した史前帰化植物の1つと考えられている。
北海道から沖縄にかけて分布し、川岸や水路などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は太くて中は空洞になっており、上部でよく枝分かれをする。
根際から生える葉は手のひら状に3つから5つに切れ込み、裂片はさらに浅く裂ける。
茎につく葉は2つから3つに裂け、裂片の幅が狭い。
開花時期は4月から5月である。
茎先に黄色い5弁花をたくさんつける。
花には艶がある。
特徴は花の後にできる実が楕円形のそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)の集合果であることである。
よく似た狐の牡丹(キツネノボタン)や馬の足形(ウマノアシガタ)と見分けるポイントになる。
花の真ん中の雌しべが集まったところも楕円状になっている。
和名の由来は、田に生えて葉や茎を噛むと辛いということからきている。
ただし、全草に有毒成分を含むので食べるのは危険である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の sceleratus は「辛い」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Ranunculus sceleratus

★よく見れば花の真ん中違ってる
 黄金に輝く似た花だけど
☆田に生えて辛いと由来誰が喰う
 名づけた人の苦労を思い

タガラシ100411a-l.jpg

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タチイヌノフグリ100411a-l.jpg

見つけたぞ隠れていたか犬ふぐり

立犬の陰嚢(タチイヌノフグリ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
ヨーロッパ、アフリカ、アジアなどに分布する。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
今では各地に分布し、道端や畑、荒地などに生える。
同じころに渡来した大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)よりも花は小さく、立ち上がる茎先の葉の脇に花を1つつける。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎につく葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の上部につく葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
花の色は青紫色で、葉の陰に隠れるように咲く。
花径は3、4ミリくらいである。
花冠は深く4つに裂ける。
花は昼間の数時間しか開かない。
萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「陰嚢(フグリ)」というのは睾丸のことである。
花の後につく実が2つ並んでいる様子を「犬の陰嚢」に見立てたという。
そして、茎が立ち上がるということと合わせて名づけられた。
日本の在来種に犬の陰嚢(イヌノフグリ)がある。
俳句では「犬ふぐり」が春の季語である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica arvensis

★葉の陰に瑠璃の花びらそっと見せ
 緑の風に身をゆすりつつ

タチイヌノフグリ100411c-l.jpg

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スノーフレーク

スノーフレーク090307a-l.jpg

スノーフレークはヒガンバナ科スノーフレーク属(オオマツユキソウ属、レウコユム属)の多年草である。
原産地はオーストリア、ハンガリー及びヨーロッパ南部である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
もともと水気の多い土地に自生していて湿気には強い。
和名は大待雪草(オオマツユキソウ)である。
スノードロップ(和名:待雪草)に似ていて、大きいことからつけられた名である。
また、鈴蘭水仙(スズランズイセン)という別称もある。
これは、鈴蘭(スズラン)のような花が咲かせ、水仙(スイセン)のような姿をしていることから名づけられたものである。
草丈は40センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形である。
開花時期は3月から5月である。
花茎の先に鈴蘭(スズラン)に似た純白の花を5、6輪つける。
花は鐘形で垂れ下がり白色であるが、花弁の先端には緑色の斑点があるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「純潔」「けがれなき心」である。
属名の Leucojum はギリシャ語の「leukos(白)+ion(スミレ)」からきている。
種小名の aestivum は「夏の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Leucojum aestivum

★鈴鳴らし真白の花は何祈る
 春まだ早い静けさの中
☆鈴揺らし小さき顔を覗かせて
 スノーフレークと出会いはたさん

スノーフレーク090307b-l.jpg

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ツーリパ・バタリニイ・ブライドゼム100305a-l.jpg

ツーリパ・バタリニーはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は中央アジアのウズベキスタンである。
ブライトジェム(Bright Gem)はその園芸品種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉は白い粉を帯び、縁は波打つ。
開花時期は3月から4月である。
花の色は鮮やかな黄色である。
花径は5センチくらいで、カップ状である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の batalinii はロシアの植物学者「バタリン(A. T. Batalin)さんの」という意味である。
品種名の Bright Gem は「輝く宝石」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa batalinii 'Bright Gem'

★背は低く色鮮やかなバタリニー
 その趣は原種ならでは

ツーリパ・バタリニイ・ブライドゼム100305b-l.jpg

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ハルトラノオ090307b-l.jpg

春虎の尾(ハルトラノオ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、やや湿り気のある林の中などに生える。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根元から生える葉は卵形ないし卵円形である。
先が尖り、縁にぎざぎざはなく(全縁)、長い柄がある。
茎につく葉は小さい。
開花時期は3月から5月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花を咲かせる。
花弁はなく、白いのは萼で、5つに深く裂ける。
赤い葯をつけた雄しべが目立つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
春早く虎の尾のような花穂を出すというのが名の由来である。
別名をいろは草(イロハソウ)という。
これも春早く咲くことを「いろは」で表現したものである。
花言葉は「愛しい人との離別」である。
属名の Bistorta はラテン語の「bis(二重)+tortus(捩れ)」からきている。根茎の形から名づけられた。
種小名の tenuicaulis は「細い茎の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Bistorta tenuicaulis

★目を凝らし小さな尻尾どこだろう
 春虎の尾の花を探して
☆春の野に小さき尻尾見え隠れ
 いの一番の名をいただきて

ハルトラノオ090307c-l.jpg

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オオムラザクラ080413a-l.jpg

大村桜(オオムラザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
長崎県大村市の大村神社境内に原木があり、1941年に発見された。
国の天然記念物に指定されている。
樹高は3メートルから8メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径3センチから5センチの大輪で、菊咲きをする。
特徴は二段咲きといわれる咲き方をすることである。
花の中からまた新しい花が咲くように見える。
外の花と内の花が1本の雌しべで串ざしをしたようになっているのである。
花弁数は50枚から200枚くらいになる。
花弁の形は円形である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Mirabilis は「驚異の」という意味である。
写真は4月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Mirabilis'

★華麗なる花の姿が目を奪う
 春は爛漫大村桜

オオムラザクラ080413b-l.jpg

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スズメノエンドウ080503c-l.jpg

雀野豌豆(スズメノエンドウ)はマメ科ソラマメ属の越年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、道端や草地に普通に生える。
海外では、ユーラシア大陸や北アフリカなどに広く分布する。
「雀野豌豆」は妙な名だが、中国名の「野豌豆」から出た言葉である。
ただし、漢字では「雀の豌豆」とも書く。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は6、7対の小葉からなる羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先端部には小葉の変化した巻きひげがある。
小葉の形は幅の狭い卵形である。
小葉の先はへこみ、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から6月である。
長い柄の先に長さ3、4ミリの蝶形の花を3輪から7輪つける。
花の色は白く、淡い紫色を帯びる。
花の後にできる実は楕円形の豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
莢には短い毛が生えており、2個の種子が入っている。
和名の由来は、烏野豌豆(カラスノエンドウ)よりもさらに小さいというところからきている。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Vicia hirsuta

★虫メガネ欲しくなるよな花だけど
 ひらりひらりと野を飛ぶように

スズメノエンドウ080503e-l.jpg

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2012/10/14改訂

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カラスノエンドウ100411a-l.jpg

烏野豌豆(カラスノエンドウ)はマメ科ソラマメ属の一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、道ばたや堤防、荒れ地などに生える。
海外では、ユーラシア大陸に広く分布する。
古い時代には地中海沿岸地方などで食用とされた。
草丈は60センチから90センチくらいである。
茎は蔓状で、ほかのものに巻きついていく。
葉は羽状の複葉で、8枚から14枚の小葉で1組になる。
開花時期は3月から6月である。
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。
花の長さは12ミリから18ミリくらいである。
花の後には、種子の入った莢をもつ実(豆果)をつける。
若い莢は食用になる。
莢は初めは緑色をしているが、熟すと黒くなる。
「烏野豌豆」は妙な名だが、中国名の「野豌豆」から出た言葉である。
ただし、漢字では「烏の豌豆」とも書く。
標準和名は矢筈豌豆(ヤハズエンドウ)というが、あまり使われていない。
これは、小葉の形を矢筈(弓矢の弦を受ける部分)に見立てたものである。
花言葉は「小さな恋人たち」である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Vicia angustifolia

★青いけど髭も生やしているんだぞ
 烏野豌豆えへんぷいぷい
☆見つければ次から次にご挨拶
 烏野豌豆おっと失礼

カラスノエンドウ100411b-l.jpg

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豌豆(エンドウ)

エンドウ100411a-l.jpg

野良揺れて花豌豆はのほほんと

豌豆(エンドウ)はマメ科エンドウ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
非常に古い時代から栽培されていた。
5000年ほど前の青銅器時代の住居跡から種子が発見されている。
また、ツタンカーメン王の棺に入っていた副葬品の中にも種子があった。
日本へは9世紀ないし10世紀に伝わったという。
茎は長さ1から3メートルほどに伸びる。
葉は先端に巻きひげのある羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
白や赤紫色などの蝶形の花を咲かせる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、食用とされる。
栽培品種には莢の硬いものと軟らかいものがある。
英名はグリーンピース(green peas)である。
花言葉は「必ずくる幸福」である。
俳句では「豌豆の花」「花豌豆」が春の季語である。
属名の Pisum はギリシャ語で古い植物名からきている。
種小名の sativum は「栽培された」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Pisum sativum

★野良揺れて舞う花びらはのほほんと
 豆な花嫁鼻歌交じり
☆春風に戯れ揺れる恋の花
 粋な花婿口笛鳴らし

エンドウ100411b-l.jpg

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ツーリパ・トルケスタニカ

ツーリパ・トルケスタニカ090329a-l.jpg

ツーリパ・トルケスタニカはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は中央アジアのトルキスタン(カザフスタン)である。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から4月である。
茎先で枝分かれをして数輪の花をつける。
花被片は6枚である。
花の色は淡い黄白色で、花弁の中心部は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の turkestanica は「トルキスタンの」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Tulipa turkestanica

★花開きチューリップとは思えぬが
 原種ならばの野趣を楽しみ

ツーリパ・トルケスタニカ090329b-l.jpg

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ケタノシロギクザクラ080413a-l.jpg

気多の白菊桜(ケタノシロギクザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
ヤマザクラ系の桜である。
原木は石川県羽咋市の気多神社にある。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開後に花をつける。
花径は3センチくらいの中輪で、花の色は白い。
花弁数は40枚から200枚くらいあり、菊咲きをする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
品種名の ketaensis は「気多の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus jamasakura f. ketaensis

★気高さにはっと驚く花姿
 かくなるものか菊咲きなるは

ケタノシロギクザクラ080413b-l.jpg

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水玉桜(ミズタマザクラ)

ミズタマザクラ100403a-l.jpg

水玉桜(ミズタマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所において染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する研究の過程で、川崎哲也博士によって神奈川県真鶴半島に自生しているところを発見された。
染井吉野(ソメイヨシノ)と豆桜(マメザクラ)との自然交雑種ではないかと考えられている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉はやや小形の楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には欠刻状の(切れ込んだ)ぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には疎らに毛が生える。
葉の柄には毛が多い。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径2、3センチの一重咲きの中輪で、花の色は白い。
花びらの形は楕円形で、花の開き方は半開状となる。
萼筒は細長い筒形で、毛が生えている。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Mizutamazakura'

★一重とて花は小さくあろうとて
 枝一杯に咲けば満開

ミズタマザクラ100403b-l.jpg

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八重曙(ヤエアケボノ)

ヤエアケボノ080413b-l.jpg

八重曙(ヤエアケボノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
かつて東京の荒川堤にあったサトザクラである。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径は4センチくらいある大輪で、花の色は白に近い淡い紅色である。
花弁数は11枚から15枚の八重咲きで、外側の花弁の色が濃い。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Versicolor は「種々の色のある」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Versicolor'

★爛漫の春は曙八重の夢
 描くが如きパステルカラー

ヤエアケボノ080413a-l.jpg

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帆立(ホタテ)

ホタテ080413a-l.jpg

帆立(ホタテ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
オオシマザクラ系の雑種と考えられている。
雄しべの1、2本が弁化しており、その姿が海の上を走る船の帆のように見えるということで命名された。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径4センチくらいの大輪で、花の色は白い。
花は散り際に花芯が赤味を帯びる。
花弁数は5枚の一重咲きだが、旗弁(雄しべが弁化したもの)が1、2枚ある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Hotate'

★帆を立てて走る海原波白く
 うららの春は夢や幻
☆白波の立つは気儘な夢まかせ
 帆は爽やかな空を走りて

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碇草(イカリソウ)

イカリソウ090405a-l.jpg

旅立ちはいつと決めるや碇草

碇草(イカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
漢字では「錨草」とも書く。
花の形が船の錨に似ていることからつけられた名前である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や林の中に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は心形である。
このような葉の形から三枝九葉草(サンシクヨウソウ)の別名がある。
開花時期は3月から5月である。
花の色は、紫色、白、黄色、ピンクなどがある。
花弁は4枚で、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)を伸ばす。
萼片は8枚である。
外側の4枚は早くに落ち、内側の4枚が大きくなる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
江戸時代に薬草として中国から渡来した。
生薬名を淫羊霍(いんようかく)と言い、強壮・強精の効果がある。
ただし、中国で淫羊霍(いんようかく)とされるのは穂咲錨草(ホザキノイカリソウ)という種類で、碇草(イカリソウ)はその代理薬草であった。
また、江戸時代には観賞用としても流行したという。
俳句の季語は春である。
花言葉は「あなたを離さない」である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の grandiflorum は「大きい花の」という意味である。
変種名の thunbergianum は「ツンベルクさんに関係した」という意味。ツンベルクは日本の植物を研究したスウェーデンの植物学者である。
上の写真は4月に神代植物公園で撮った。
下の写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum

★春の野に出船入船碇草
 今この時に咲かせ花散る
☆春の日に溶け込むように碇草
 ゆらり揺れては風と戯れ

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芝桜(シバザクラ)

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抹香をピンクに染めて芝桜

芝桜(シバザクラ)はハナシノブ科クサキョウチクトウ属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国の東部である。
英語名はモスフロックス(moss phlox)である。
モスは苔のことで、苔のように広がるというところから名づけられた。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎は地を這うようにして広がる。
葉は披針形ないし線形である。
開花時期は3月から4月である。
茎先や葉の脇に花径1、2センチのピンク花をたくさんつける。
花冠は5つに裂けて横に平らに開く。
裂片の先は浅く2つに裂ける。
雄しべは5本である。
萼片は針形で、毛が密生する。
園芸品種には白、淡い青色、青紫色のほか、桃色に白筋入りなどのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「臆病な心」である。
俳句の季語は春である。
属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。
種小名の subulata は「針先状の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Phlox subulata

★にこやかに春の歓び敷き詰めて
 咲く芝桜乙女のように
☆一面に咲く芝桜花絨毯
 空を眺める夢のひと時

シバザクラ100411b-l.jpg

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甘菜(アマナ)

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甘菜(アマナ)はユリ科アマナ属の多年草である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、土手や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部にも分布する。
草丈は15センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、2枚が向かい合って生える(対生)。
葉の長さは15から20センチくらい、幅は5から10ミリくらいで、白っぽい緑色である。
茎は細く、苞(葉の変形したもの)が2、3枚つく。
開花時期は3月から4月である。
茎先に普通は1輪の花をつける。
花びら(花被片)は6枚で、長さは20から25ミリくらいである。
花の色は白く、花びらの外側に赤紫色の筋がある。
雄しべは6本である。
花は陽射しを受けると開く。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で3稜があり、緑色である。
和名の由来は、根茎に甘みがあり食用になるところからきている。
若葉も食用とされる。
根茎を干したものは生薬で山慈姑(さんじご)といい、解熱薬とされる。
なお、分類上はチューリップ属とする場合もある。
葉が2枚対生であることや苞のあることから別属とする解釈が一般的である。
花言葉は「運が向いてくる」である。
属名の Amana は「アマナ」のことである。
種小名の edulis は「食用の」という意味である。
上の写真は3月に目黒の国立科学博物館附属自然教育園で撮った。
下の写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Amana edulis(=Tulipa edulis)

★春先の短い間顔を出す
 甘菜の花は陽射しを好み

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チョウショウインハタザクラ080413b-l.jpg

長勝院旗桜(チョウショウインハタザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
ヤマザクラ系の桜である。
埼玉県志木市の長勝院跡地に原木がある。
推定樹齢は400年以上といわれる。
原木の樹高は11メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の長さは14センチに達し、かなり大きい。
開花時期は4月の上旬である。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも1週間くらい遅れる。
花径は3?4センチくらいある白い5弁花である。
花弁の形は円形に近い幅の広い楕円形である。
かなりの頻度で旗弁(雄しべが花弁のように変化したもの)が1?2枚あるのが特徴である。
これが「旗桜」の名の由来でもある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Choshoin'

★土地土地に由来を秘めた桜あり
 古木たれども若木に負けず
 

チョウショウインハタザクラ080413a-l.jpg

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欝金(ウコン)

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欝金(ウコン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
漢字では「右近」とも書く。
サトザクラの仲間の1つである。
花の色に特徴があって、淡い黄緑色をしている。
この花の色をショウガ科の欝金(ウコン)の根の色にたとえたのが名の由来である。
めずらしい花の色ということで欧米でも広く植栽されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開と同時期に花が咲く。
花径は4、5センチの大輪で、八重咲きである。
花弁の枚数は11枚から15枚くらいである。
花びらの形は丸い。
一総につく花の数は3、4輪である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少しだけ結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
品種名の Grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Grandiflora'

★黄味帯びた八重の大輪めずらしく
 春の一齣右近の桜

ウコン080413d-l.jpg

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金剛山(コンゴウサン)

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金剛山(コンゴウサン)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
東京の荒川堤由来の桜である。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花弁数は5枚で、一重咲きである。
花の色は淡い紅色だが、咲き進むと白くなる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kongousan'

★この名前どこから来たかわからぬが
 荒川由来に明かりの見えて
☆咲き進むうちに薄紅消え行けど
 舞う花びらは霞みにも似て

コンゴウサン090405c-l.jpg

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ツーリパ・プルケラ・フミリス100305a-l.jpg

ツーリパ・プルケラはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地はトルコである。
フミリス(Humilis)はその園芸品種である。
文献によっては原種ないし変種の扱いをしている。
草丈は10センチかくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は淡い紅紫色で、喉の部分は黄緑色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の pulchella は「愛らしい」という意味である。
品種名の Humilis は「背が低い」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa pulchella 'Humilis'

★謎多き花が静かに咲いている
 原種なのか作った花か
☆創られた始まりのとき知る由も
 なきことなれど不思議楽しみ

ツーリパ・プルケラ・フミリス100305b-l.jpg

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ビオラ・ソロリア・プリセアナ090412b-l.jpg

ビオラ・ソロリアはスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
和名をアメリカ菫細辛(アメリカスミレサイシン)という。
プリケアナ(Priceana)はその園芸品種である。
日本へは明治時代に渡来した。
現在では逸出したものが一部で野生化している。
草丈は15センチから25センチくらいである。
葉は心形で濃い緑色をしている。
開花時期は4、5月である。
花径は4、5センチの大輪である。
花の色は白く、青紫色の縦筋が四方に走る。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太くて短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の sororia は「塊になった」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Viola sororia 'Priceana'

★大きくて白っぽい花プリケアナ
 洋風だけど菫の仲間

ビオラ・ソロリア・プリセアナ090412c-l.jpg

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ツーリパ・プルケラ・リトルビューティ100305a-l.jpg

ツーリパ・プルケラはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地はトルコである。
リトルビューティ(Little Beauty)はその園芸品種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は濃い紅色で、喉の部分は色が淡くなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の pulchella は「愛らしい」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa pulchella 'Little Beauty'

★葉に隠れ地面間近に花つける
 リトルビューティ燃えるがごとく

ツーリパ・プルケラ・リトルビューティ100305b-l.jpg

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永源寺(エイゲンジ)

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永源寺(エイゲンジ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
滋賀県神崎郡永源寺町の永源寺境内にあったサトザクラである。
樹高は5メートルから10メートルである。
枝先が伸びて傘状の樹形になるのが特徴である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は4月の中旬である。
花径4、5センチの大輪で、白に近い淡い紅色の花が垂れて咲く。
花弁数は7枚から10枚くらいある八重咲きである。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Eigenji'

★傘形に枝を垂らして永源寺
 寺院に似合い風情も豊か

エイゲンジ080406c-l.jpg

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2012/10/08改訂

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山梨(ヤマナシ)

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山梨の蘂ひき立てる肌白さ

山梨(ヤマナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、山地帯のやや湿ったところに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
栽培種の梨(ナシ)の原種だと言われる。
樹高は5から15メートルくらいになる。
葉は短い枝では束になって生え(束生)、長い枝では互い違いに生える(互生)。
葉の形は卵形で、先は尖り、縁は先のほうに細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4、5月である。
雌雄同株である。
短い枝の先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)をつける。
花の色は白く、花径は3センチくらいで、花びらは5枚である。
1つの花序に5輪から10輪の花をつける。
秋には梨(ナシ)を小さくとたような直径3、4センチの実がなる。
渋くて生食には向かない。
果実酒にすると、香りもあり美味しい。
俳句では「山梨の花」が春の季語、「山梨の実」が秋の季語である。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の pyrifolia は「ナシ属のような葉の」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pyrus pyrifolia

★見上げれば梢についた実が見える
 これが山梨賢治の世界

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一葉(イチヨウ)

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一葉(イチヨウ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
江戸時代の後期から関東を中心に広く栽培されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮がところどころで縦に裂けるのが特徴である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていなて。
開花時期は4月中旬から5月初旬である。
染井吉野(ソメイヨシノ)が終わった後に、葉の展開と同時に花をつける。
特徴は花径が5センチくらいある八重咲きの大輪であることである。
花の色は淡い紅色で、花弁数は30枚から40枚くらいある。
花弁の内側は白いので、満開時には白く見える。
花びらの形は円形ないし楕円形である。
蕾の色は淡い桃色である。
1、2本の雌しべが葉化するのが特徴である。
それが和名の由来にもなっている。
一総につく花の数は3、4輪である。
浅草・小松橋通りでは「一葉桜まつり」に合わせて「江戸吉原花魁道中」が行われる。
花言葉は「精神美」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Hisakura'

★一枚の葉が生えている花の芯
 謎めくように八重を広げて
☆一枚の葉を抱くよに花広げ
 想いたくしてボンボリは揺れ

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2013/04/09改訂

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桃(モモ)

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薄闇に浮かぶがごとく桃開く

桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
日本へは縄文時代に既に伝わっていた。
ヨーロッパへもシルクロードを経由して1世紀頃には伝わっている。
現在は世界各地で栽培されている。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月下旬から4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い桃色だが、白から濃い紅色までバリエーションがある。
花弁数も一重咲きの5弁花や八重咲きのものがある。
花径は3センチから4センチで、雄しべがたくさんある。
結実時期は7月から8月くらいである。
水分を多く含む果肉は、赤味を帯びた白い薄い果皮に包まれる。
俳句では「桃の花」が春の季語、「桃の実」が秋の季語である。
花言葉は「気だてがよい」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Prunus persica

★あっさりと咲いた姿もなかなかと
 桃の花見る雑念払い
☆古の願いを伝え桃の花
 甘く優しく匂うがごとく

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雪柳(ユキヤナギ)

ユキヤナギ100403a-l.jpg

雪柳ミクロの夢を運び来て

雪柳(ユキヤナギ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、川岸や岩礫地に生える。
また、庭木とされる。
海外では、中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3、4月である。
株元からたくさん枝を出し、花径1センチに満たない白い小さな5弁花を穂のようにつける。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花の様子が雪のように見え、枝や葉の形が柳のような形に見えることからきている。 
花が散ると地面に小米(砕いた米)をまいたようになるので小米柳(コゴメヤナギ)とも呼ばれる。
古来は、この花が岩のあるところを好んで生えるので、岩柳(イワヤナギ)と呼ばれていたという。
また、中国では「噴雪花」と呼ばれている。
なお、同じシモツケ属で花が団子状のものを小手鞠(コデマリ)という。
開花は雪柳(ユキヤナギ)よりも少し遅い。花の形はよく似ている。
俳句の季語は春である。
花言葉は「愛らしさ」「殊勝」である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Spiraea thunbergii

★するすると枝を伸ばして雪柳
 真白の花びらまぶすが如く
☆遠くより真白の雲のあるごとく
 風に舞い散る雪柳見ゆ

ユキヤナギ100403b-l.jpg

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チョウシュウヒザクラ100403a-l.jpg

長州緋桜(チョウシュウヒザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
東京の荒川堤で栽培されていた園芸品種である。
「長州」の名がつくが、由来があるのかどうかははっきりしないという。
分類上はサトザクラの1つとされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
開花時期は4月の上旬である。
葉の展開と同時に花が咲く。
花は大輪の半八重咲きである。
花びらの数は5枚から10枚である。
花の縁の色が濃く、真ん中は淡くなる。
開花期間は短く、見頃は3日といわれるそうである。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Chosiuhizakura'

★縁取りのピンクの色も愛らしく
 走りぬけ咲く春は短く

チョウシュウヒザクラ100403b-l.jpg

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蜆花(シジミバナ)

シジミバナ100403b-l.jpg

花びらは何枚あるの蜆花

蜆花(シジミバナ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来した。
樹高は1、2メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖るものと尖らないものがある。
葉の表面は艶があり、裏面には軟毛が密生する。
開花時期は4月から5月である。
白い八重の小花が枝いっぱいにつく。
雄しべや雌しべは退化していて、結実しない。
和名は花の様子を「シジミ」の中身にたとえたものという。
別名を爆ぜ花(ハゼバナ)という。
漢名は「笑靨(しょうよう)」といい、笑窪を意味する。
花の真ん中の窪みを笑窪に見立てたのだという。
花言葉は「控え目だが可愛らしい」である。
俳句の季語は春である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の prunifolia は「サクラ属(Prunus)に似た葉の」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Spiraea prunifolia

★ずっしりと枝にはりつき蜆花
 笑窪こぼせば春は爛漫
☆風に揺れ小さき花は楽しげに
 おしゃべりしてる笑窪可愛く

シジミバナ100403c-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2013/03/04改訂

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セイヨウタンポポ100411a-l.jpg

蒲公英や遠い記憶の優しけり

西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは明治時代に渡来した。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
特徴は、開花時に「総苞片」と呼ばれる萼のように見える部分が反り返ることである。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は、生長するにつれて深く切れ込む。
開花時期は3月から10月くらいである。
葉の脇から花茎を出し、花径3センチから5センチくらいの黄色い花(頭花)を1つつける。
花茎は中空で、枝分かれをしない。
頭花は舌状花のみからなる。
舌状花の花冠裂片の先は5つに浅く裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
灰褐色をしていて、先がくちばし状に細長く伸び、その先に羽毛状の冠毛がつく。
「蒲公英」の文字は漢名の「ほこうえい」から来ている。
それは、タンポポの葉を乾燥させた生薬の名でもある。
解熱薬、健胃薬として用いられている。
また、タンポポの若い葉は食用にもなる。
おしたしやてんぷらとして利用される。
ちょっと苦味があるのが特徴である。
鼓草(つづみぐさ)の別名もある。
縦に裂いた茎を浮かべて反った姿が太鼓に似ていることからつけられた名である。
花言葉は「神託」である。
俳句では「蒲公英」が春の季語である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の officinale は「薬用の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Taraxacum officinale

★蒲公英の茎の響きを誰ぞ知る
 裂いて浮かべる小川の流れ
☆にっこりと春の野原に鎮座して
 蒲公英の花青空見上げ

タンポポ090419a-l.jpg

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2013/03/04改訂

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延齢草(エンレイソウ)

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延齢草(エンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、湿り気のある林の中などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は直立する。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は菱形で、先が尖る。
開花時期は4月から6月である。
茎先に花径1、2センチの目立たない花を1つ下向きにつける。
花の色は緑色、褐色、暗い紫色など変化に富む。
花びら(内花被)はなく、3枚の萼片(外花披片)からなる。
雄しべは6本である。
雌しべの柱頭は短く3つに裂ける。
花は咲き進むと横向きになる。
実は6稜形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色や暗い紫色などこれも変化が多い。
成熟した実は甘みがあり、生食できる。
根茎を干したものを生薬で延齢草根(えんれいそうこん)と言い、胃腸薬とされる。
ただし、有毒成分のサポニンを含むので、誤食すると危険である。
和名の由来は生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
花言葉は「落ち着いた美しさ」である。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の smallii はアメリカの植物分類学者「スモール(J. K. Small)さんの」という意味である。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Trillium smallii

★山裾に春の訪れ告げるよに
 延齢草はそっと顔出し
☆顔出した春の野山の片隅は
 延齢草のささやき聞こえ

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ツーリパ・クルシアナ・レディジェーン100305a-l.jpg

ツーリパ・クルシアナはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は西アジアである。
レディジェーン(Lady Jane)はその園芸品種である。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は白く、喉の部分は黄色い。
花被片の外側は淡い紅紫色になる。
花径は5センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の clusiana はオランダの植物学者「クルシウス(C. Clusius)さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa clusiana 'Lady Jane'

★薄紅を纏い真白の花咲かす
 レディジェーンは貴婦人の花

ツーリパ・クルシアナ・レディジェーン100305b-l.jpg

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一人静(ヒトリシズカ)

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楚々と咲く一人静に緑映え

一人静(ヒトリシズカ)はセンリョウ科チャラン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の下や土手に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、東シベリアにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地下から伸びた茎は赤紫色をしている。
葉は楕円形で、上のほうに向かい合わせに2組合計4枚の葉が輪生する。
葉には光沢があり、縁には尖った鋸歯がある。
開花時期は4月である。
春先に白いブラシ状の花が柄の上につく。
ただし、花のように見えるのは雄しべで、花弁はない。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
「静」とは静御前のことで、静御前が一人で舞っている姿を連想してつけられた名である。
「吉野静」という別名もあり、こちらのほうは吉野山で舞う静御前の姿を連想したものである。
俳句の季語は春である。
花言葉は「隠された美」である。
属名の Chloranthus はギリシャ語の「chloros(黄緑)+anthos(花)」からきている。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Chloranthus japonicus

★楚々と咲く一人静に緑映え
 春風渡る午後は眩しく
☆ひっそりと一人静に朝露の
 煌く春の陽射し優しく

ヒトリシズカ090405c-l.jpg

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菫(スミレ)

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鮮やかにさっと一刷け菫描く

菫(スミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
スミレ属の植物の総称として用いられる場合もある。
和名の由来は、花が「墨入れ(墨壺)」に似ていることからきているというのが牧野富太郎博士の唱えた説である。
北海道から九州にかけて広く分布し、人里近くに生える。
海外では、朝鮮半島や中国、ウスリー地方にも分布する。
草丈は10センチから15センチくらいである。
無茎種で、つけ根のところから花も葉も出る。
葉はへら形で、先が丸い。
葉の柄には翼がある。
開花時期は3月から5月である。
柄を伸ばして濃い紫色の花をつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
花びらの大きさは同じではなく、下の1枚(唇弁)が大きい。
唇弁の真ん中は白く、紫色の筋が入る。
上の2枚を上弁、左右の2枚を側弁という。
側弁のつけ根の部分には毛が生えている。
唇弁の奥には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は春である。
花言葉は「謙遜」「誠実」である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Viola mandshurica

★さり気なく春の歓び見せるよに
 顔を覗かせ菫花咲く
☆ひっそりと小さな花を咲かせては
 春の訪れ告げる菫よ

スミレ090412b-l.jpg

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ヨコハマヒザクラ090405a-l.jpg

横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
ヤマザクラ系の兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配種である。
横浜市の白井勲氏によって作出され、昭和60年に農水省に品種登録された。
原木は本牧山頂公園にある。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3、4月である。
花は紅色の濃い一重咲きで、旗弁(はたべん)という雄しべが花弁のように変化したものが混じる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の kanzakura は「寒桜」のことである。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus x kanzakura 'Yokohamahizakura'

★桜とは思えぬほどの紅の色
 艶やかに咲く横浜緋桜

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日陰躑躅(ヒカゲツツジ)

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日陰躑躅(ヒカゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の崖や谷沿いなどやや日当たりの悪い場所に生える。
樹高は1、2メートルである。
樹皮は灰褐色ないし灰白色をしている。
葉は細長い楕円形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い黄緑色で毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い黄白色で、ツツジの仲間ではめずらしい。
枝先に2輪から4輪の花をつける。
花径は3、4センチの漏斗形で、先が5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Rhododendron keiskei

★めずらしい黄白色の花つける
 日陰躑躅は谷間に咲いて

ヒカゲツツジ090405c-l.jpg

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春竜胆(ハルリンドウ)

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春竜胆目覚めの時もすまし顔

春竜胆(ハルリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのいい湿原や湿り気の多い草原などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根元から生える葉は長さが2センチくらいの卵形である。
茎につく葉は小さくて細い。
2、3対がまばらに向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
花茎は数本が集まって立つ。
茎先に上向きにつく紫色の花は、朝陽射しを受けるとともに開花し、夕方には閉じる。
花冠は漏斗のような形で、先が5つに裂けている。
花の中心部はやや色が薄くなり、紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「清潔な人」である。
俳句では春の季語とされる。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名からきている。
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gentiana thunbergii

★上向きに紫の花開き咲く
 春竜胆は目覚めを迎え
☆目覚めれば青空高く広がりて
 花びら染めん春竜胆は

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ツーリパ・ウルミエンシス

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ツーリパ・ウルミエンシスはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地はイランである。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は平らな線形である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は黄色で、花被片の外側は暗い橙色になる。
花径は2センチから3センチである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の urumiensis は「ウルミエ(Urmieh:イラン北西部の地名)の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa urumiensis

★えっこれがチューリップなのと思わせる
 甘菜のように開いた姿

ツーリパ・ウルミエンシス100305b-l.jpg

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山吹(ヤマブキ)

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しなやかに揺れる山吹照る陽射し

山吹(ヤマブキ)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
また、庭木とされる。
海外では、中国大陸にも分布する。
樹高は1、2メートルである。
樹形は株立ち状となる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は鮮やかな緑色、裏面は淡い緑色である。
葉の質は薄く、全体に毛が生える。
開花時期は4月から5月であるが、戻り咲きも多い。
花径2、3センチの黄色い花を枝先に1つずつつける。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんある。
園芸品種には八重咲きのものもある。
花の後にできる実は楕円形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、暗い褐色に熟する。
万葉集では山振(やまぶり)とされる。
枝垂れた枝が風になびく風情を表したもので、山吹(ヤマブキ)はこれが転訛したものと考えられている。
花言葉は「崇高」である。
俳句の季語は春である。
枕詞にも使われており、「にほふ」にかかる。
属名の Kerria はスコットランドの園芸家「ウィリアム・カー(William Kerr, 1814没)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Kerria japonica

★山吹のにおえる妹が庭先を
 通い路伝い今宵も愛でし
☆山吹の揺れるトンネル幼き日
 思い出色は今も変わらず

ヤマブキ100403b-l.jpg

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2013/03/05改訂

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北辛夷(キタコブシ)

キタコブシ100505a-l.jpg

北辛夷(キタコブシ)はモクレン科モクレン属の落葉高木である。
日本固有種である。
辛夷(コブシ)の北方型で、北海道から本州の中部地方にかけて日本海側に分布する。
樹高は15メートルくらいになる。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から5月くらいである。
ただし、何年かおきに花をたくさんつける隔年開花の習性がある。
葉の展開に先立って花をつける。
花径は10センチから12センチくらいあり、辛夷(コブシ)よりも大きい。
花弁は6枚で、淡い紅色を帯びる。
また、よい香りがする。
花の下に小さな葉が1枚つくのが特徴である。
花が終わってから出る葉は幅の広い倒卵形である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
握り拳のような形をしており、10月頃に割れて赤い種子が飛び出し、白い糸でぶら下がる。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(Pierre Magnol)」にちなむ。
種小名の praecocissima は「最も早い」という意味である。
変種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は5月に札幌の大通公園で撮った。
学名:Magnolia praecocissima var. borealis

★堂々と空に向かって北辛夷
 地上のことは君に任すと

キタコブシ100505b-l.jpg

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染井匂(ソメイニオイ)

ソメイニオイ100403a-l.jpg

染井匂(ソメイニオイ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する過程で作出され、大島公園に植えられた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸くて香りがあり、花びらの外側は淡い紅色を帯び、咲き進むと花芯の赤味が増す。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
歯の先は尖り、葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形ないし楕円形である。
花の色は白いが、花びらの外側が淡い紅色を帯びる。
一総につく花の数は3、4輪である。
花には強い香りがある。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Somei-nioi'

★仄かなる香りに乗せて花開き
 君に伝えん春の歓び

ソメイニオイ100403b-l.jpg

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オオバクロモジ100327a-l.jpg大葉黒文字(オオバクロモジ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南部から本州の北陸地方にかけて日本海側に分布し、山地に生える。
分類上は、黒文字(クロモジ)の変種とされている。
特徴は基本種に比べて葉が一回り大きいことである。
樹高は3から5メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、丸い皮目(樹皮にあって気孔にかわり呼吸を行う組織)が多い。
葉は長い楕円形で、枝先に集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁や裏面の脈上には淡い黄色の軟毛が生える。
雌雄異株である。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝の節に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は直径5、6ミリの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、9月から10月くらいに黒く熟する。
材は香りがよく、高級な爪楊枝とされる。
根皮を乾燥したものを生薬で釣樟(ちょうしょう)といい、胃腸炎などに効く。
属名の Lindera はスウェーデンの植物学者「ヨハン・リンデル(Johann Linder)さん」の名からきている。
種小名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
変種名の membranacea は「膜質の」という意味である。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Lindera umbellata var. membranacea

★これという強い個性は見て取れぬ
 されど楊枝に使命見出し

オオバクロモジ100327b-l.jpg

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2012/09/20改訂

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菊咲一華(キクザキイチゲ)

キクザキイチゲ100327a-l.jpg

菊咲一華(キクザキイチゲ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、林の中や草原に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
「菊咲」は菊に似た花を咲かせるという意味で、「一華」は1輪の花を咲かせるという意味である。
似た花に東一華(アズマイチゲ)があるが、菊咲一華(キクザキイチゲ)のほうが葉が細かく裂ける。
草丈は15センチから20センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことで、枝分かれをもう1回してそれぞれの枝が三つ葉となる。
小葉は深く裂ける。
開花時期は3月から4月くらいである。
花茎の先に白ないし紫の花を1輪つける。
花径は3センチから4センチくらいである。
花弁に見えるのは萼片である。
萼片は8枚から13枚くらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「静かな瞳」である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の pseudo-altaica は「アルタイ山脈産に似た」という意味である。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Anemone pseudo-altaica

★北国に春の訪れ知らせ咲く
 菊咲一華の花は小さく
☆朝霧の色をうつして菊咲きの
 一華は春をそっと呼び寄せ

キクザキイチゲ100327c-l.jpg

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2013/03/10改訂

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ツーリパ・マキシモウィッチイ100305a-l.jpg

ツーリパ・マキシモウィッチーはユリ科チューリップ属の多年草である。
種小名の読み方は「マキシモビッチー」とするものもある。
原産地は中央アジアのパミール高原である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は細い線形である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は朱赤色で、喉の部分は青い。
花径は7センチくらいあり、星形に平開する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の maximowiczii はロシアの植物学者「マキシモビッチ(C. J. Maximowicz)さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa maximowiczii

★背は低くだけど大きな花開く
 マキシモウィッチー真っ赤に燃えて

ツーリパ・マキシモウィッチイ100305b-l.jpg

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ポドフィルム090412b-l.jpg

アメリカ八角蓮(アメリカハッカクレン)はメギ科ミヤオソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
英名はメイアップル(may apple)という。
これは果実がリンゴのような色や形をしていることからつけられた名である。
属名からきたポドフィルムの名でも流通している。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から2、3枚の大きな葉が生える。
葉は手のひら状に深く切れ込む。
近縁種の八角蓮(ハッカクレン)の場合は切れ込みが浅い。
開花時期は4月から5月である。
葉の下に隠れるように白い大きな花が咲く。
花弁数は6枚である。
球形の実は赤く熟して食用になる。
しかし、全草に毒成分を含むので注意が必要である。
根茎はポドフィルム根と呼び下剤とされる。
また、抗癌薬も抽出される。
属名の Podophyllum はギリシャ語の「podos(足)+ phyllon(葉)」からきている。根際から生える葉の柄が長いことから名づけられた。
種小名の peltatum は「楯状の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Podophyllum peltatum

★花びらは薄くて芥子を思わせる
 いわくありげな姿を見つめ

ポドフィルム090412e-l.jpg

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二輪草(ニリンソウ)

ニリンソウ100522b-l.jpg

二輪草恋のブランコ揺ら揺らと

二輪草(ニリンソウ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の中や林の縁に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
根茎で繁殖するため、大群落をつくることがある。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、3つに深く裂ける。
菱形をした両脇の裂片も2つに深く裂けて、更に細かく切れ込む。
茎につく葉は茎を抱いて3枚が輪生し、深い切れ込みがある。
開花時期は4月から6月である。
普通は2本の長い花の柄を伸ばし、先端に花径2センチくらいの白い花をつける。
ただし、花の柄は1本のときも3本のときもある。
花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花弁のように見えるのは萼片で、5枚から7枚くらいある。
花の真ん中にはたくさんの雄しべと10本くらいの雌しべがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
中国名を鵝掌草(ガショウソウ)という。
「鵝」は「鵞」の異字体で、「掌」は手や足を意味する。
葉の形を鵞鳥(ガチョウ)の足形にたとえたものである。
葉は食用になるが、「鳥兜」とよく似ているので誤食の危険がある。
根茎を乾燥したものを生薬で地鳥(じう)といい、リウマチ薬とされる。
花言葉は「予断」である。
俳句の季語は春である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の flaccida は「ふにゃふにゃした」という意味である。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Anemone flaccida

★にこやかに見つめあい咲く二輪草
 真白き思い忘ることなく
☆寄り添いて微笑み交わす二輪草
 風に揺られる楽しみ知りて

ニリンソウ100522a-l.jpg

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2013/02/22改訂

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昭和桜(ショウワザクラ)

ショウワザクラ100403a-l.jpg

昭和桜(ショウワザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で、伊豆大島公園内に植えられた染井吉野(ソメイヨシノ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から発見し選抜したものである。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると枝が細くて上向きに伸び、花びらが細くて花が小さく見えるなどの特徴がある。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏面や葉の柄には毛が生えるが、表面には生えない。
開花時期は4月の上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径2、3センチの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は細長い楕円形である。
花の色は白い。
一総につく花の数は2、3輪である。
花にはわずかに香りがある。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Syouwa-zakura'

★新しい時代の息吹き伝えんと
 名づけられたる新たな命

ショウワザクラ100403b-l.jpg

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2012/09/18改訂

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黒文字(クロモジ)

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黒文字(クロモジ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、中国にも分布する。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は暗い緑色で、黒い斑点がある。
この斑点を文字に見立てたのが名の由来である。
葉や樹皮はよい香りがする。
葉は長い楕円形で、枝先に集まってつき互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は薄い紙質で、表面は濃い緑色、裏面は白っぽくなる。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
雌雄異株である。
花の色は黄緑色で、雌花のほうが黄色が濃い。
花序は散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)で、雄花はたくさんつき、雌花は少ない。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は直径5、6ミリの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、9月から10月くらいに黒く熟する。
材は爪楊枝や細工物とされる。
根皮を乾燥したものを生薬で釣樟(ちょうしょう)といい、胃腸炎などに効く。
花言葉は「誠実で控え目」である。
属名の Lindera はスウェーデンの植物学者「ヨハン・リンデル(Johann Linder)さん」の名からきている。
種小名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Lindera umbellata

★なるほどと木肌さわって確かめる
 名前の由来ここにあるかと
☆黒文字の謂れを知りて頷けば
 小さき花は微笑むばかり

クロモジ100327d-l.jpg

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壇香梅(ダンコウバイ)

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壇香梅(ダンコウバイ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい林の中や谷筋などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は2メートルから6メートルくらいである。
葉は広い卵形で、浅く3つに裂けるものと裂けないものがある。
枝の付け根にある小さな葉は裂けない。
互い違いに生える(互生)。
若葉の表面には黄色の毛があるが、すぐに落ちて無毛になる。
裏面には白い毛が生えるが、これもやがて落ちる。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
よい香りのする鮮やかな黄色の花をたくさんつける。
雌雄異株である。
雄花は1つの花序に6、7個の花が群れ咲く。
花びらは6枚で、9本の雄しべが突き出る。
雌花は雄花の数ほどはつかない。
花の後にできる実は直径8ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に赤から黒へと熟する。
また、秋には鮮やかに黄葉する。
和名の由来は、花が梅に似ていて、材が檀香(ビャクダンのこと)のように香るということからきている。
別名を鬱金花(ウコンバナ)という。
花言葉は「永遠にあなたのもの」である。
属名の Lindera はスウェーデンの植物学者「ヨハン・リンデル(Johann Linder)さん」の名からきている。
種小名の obtusiloba は「裂片の先が円味を帯びた」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った雄花である。
学名:Lindera obtusiloba

★美しく黄金の色に輝いて
 壇香梅咲く春の先駆け
☆春の日の輝く陽射し花にかえ
  壇香梅咲く香り豊かに

ダンコウバイ100320a-l.jpg

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ツーリパ・ベイケリ

ツーリパ・ベイケリ100305a-l.jpg

ツーリパ・ベイケリはユリ科チューリップ属の多年草である。
種小名の読み方は「バッケリー」とするものもある。
原産地はギリシャのクレタ島である。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は桃色で、喉の部分は黄色い。
内花被片は幅が広く、外花被片は細長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
種小名の bakeri はイギリス人の植物分類学者「ベイカー(J. G. Baker)」さんの」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Tulipa bakeri

★小さくて原種の花は面白い
 神話の国にベイケリ開く

ツーリパ・ベイケリ100305b-l.jpg

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2012/09/17改訂

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梨(ナシ)

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梨(ナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
別名を和梨(ワナシ)ないし日本梨(ニホンナシ)ともいう。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来した。
日本書紀にも栽培の記述があるという。
なお、広義には中国梨(チュウゴクナシ)、日本梨(ニホンナシ)、洋梨(ヨウナシ)の3種類があり、「梨」は世界中で栽培されている。
その起源は中国梨(チュウゴクナシ)とされる。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月くらいである。
葉の展開と同時に白い花を咲かせる。
花径は2、3センチで、花弁は5枚である。
結実するのは8月から11月くらいである。
直径10センチから20センチくらいのナシ状果が黄褐色に熟する。
花言葉は「和やかな愛情」「慰め」である。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の pyrifolia は「ナシ属のような葉の」という意味である。
変種名の culta は「栽培の」という意味である。
花の写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
実の写真は6月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Pyrus pyrifolia var. culta

★大きくて鮮やかに咲く梨の花
 見栄えがするね木も大きくて
☆清楚なる白きドレスは花嫁の
 花びら空に輝けにけり

ナシ080628a-l.jpg

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太白(タイハク)

タイハク100403b-l.jpg

太白(タイハク)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
漢字では「大白」とも書く。
分類上はサトザクラの1つとされている。
日本では絶滅したがイギリスで保存されていて、昭和初期に甦ったという。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛はなく、葉の縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径は5センチを超える大輪で、花の色は白である。
花びらの外側には濃い紅色が残る。
一重咲きで、花弁数は5枚である。
花びらの形は円形で、花びらが重なるように咲く。
一総につく花の数は2、3輪である。
花の香りはわずかにある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Taihaku'

★一重でも花は大きく真っ白に
 咲いた姿は天下一品

タイハク100403c-l.jpg

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ミヤマウグイスカグラ100320c-l.jpg

深山鶯神楽(ミヤマウグイスカグラ)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて主に日本海側に分布し、山地や丘陵地に生える。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形ないし菱形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁や葉脈上には毛が生えており、蜜腺も交じる。
若い枝や葉の柄、花の柄にも毛が多い。
鶯神楽(ウグイスカグラ)には毛は生えていない。
山鶯神楽(ヤマウグイスカグラ)は毛は多いが蜜腺は少ない。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に長さ2センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を1、2輪つける。
花の先は5つに裂けており、ぶら下がって咲く。
雄しべは5本で短い。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)が雄しべよりも飛び出している。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟したものは食用にもなる。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァー(A. Lonitzer)さん」の名からきている。
種小名の gracilipes は「gracilis(細い)+pes(足)」からきている。足は花茎を指している。
変種名の glandulosa は「腺のある」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
実の写真は6月に東北大学附属植物園で撮った。
学名:Lonicera gracilipes var. glandulosa

★深山かと名札確かめ比べても
 すぐに違いは見つけられずに

ミヤマウグイスカグラ100320d-l.jpg

ミヤマウグイスカグラ070630a-l.jpgCOPYRIGHT © 2011 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
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著莪(シャガ)

シャガ100403a-l.jpg

一日の夢に遊ぶや著莪の花

著莪(シャガ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
漢字では「射干」とも書くが、これは中国では檜扇(ヒオウギ)を指す言葉である。
本州から九州にかけて分布し、人里近くに生える。
種小名には japonica の文字が使われているが、古い時代に日本に中国から持ち込まれた植物だと考えられている。
草丈は30センチから70センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
文目(アヤメ)や花菖蒲(ハナショウブ)などより時期は早い。
根茎から匍匐枝を伸ばしてうす暗い林の下などに群生する。
伸ばした花茎を枝分かれさせて、花径5センチくらいの淡い紫色の花をつける。
花被片は6枚である。
外花被片3枚には青紫色と橙色の斑が入る。
内花被片3枚は淡い紫色で、先が浅く2つに裂ける。
花は一日しかもたず、開花した翌日にはしぼんでしまう。
別名を胡蝶花(コチョウカ)という。
結実はせず、球根もつくらない。
花言葉は「決心」「反抗」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Iris japonica

★朝開き夕べにしぼむ白き著莪
 君と遊ばん胡蝶の夢を
☆著莪の花短き命知ればこそ
 君の眼差し夢に誘い

シャガ100403b-l.jpg

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木五倍子(キブシ)

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垂れ下がる木五倍子の花は手の先に

木五倍子(キブシ)はキブシ科キブシ属の落葉小高木である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に普通に生える。
樹高は2から5メートルくらいである。
雌雄異株である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
葉に先立って小花を密生した花穂を垂れ下がらせる。
雄花は淡い黄色をしており、雌花は緑色を帯びる。
花弁は4枚で、開ききることはない。
花の後にできる実は卵球形をした小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実にはタンニンが含まれ、黒色染料の五倍子(ふし)の代用とされる。
和名の由来もそこからきている。
別名を黄藤(キフジ)ともいう。
花言葉は「出会い」「待ち合わせ」である。
俳句では「木五倍子の花」が春の季語とされている。
属名の Stachyurus はギリシャ語の「stachyus(穂)+oura(尾)」からきている。尾状に下がる花穂から名づけられた。
種小名の praecox は「早咲きの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Stachyurus praecox

★撮ろうにも揺れて姿の定まらぬ
 木五倍子の花に眩暈覚えて
☆幾重にも連なり下る簪の
 木五倍子の花は満天の星

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2013/02/27改訂

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イリス・レティクラタ

イリス・レティクラタ100307a-l.jpg

イリス・レティクラタはアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地はトルコや、イラン、イラク、ロシアなどである。
園芸品種を含めてミニアイリスの名で流通している。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は2月から3月くらいである。
茎先に一輪ずつ花をつける。
花径は5センチくらいある。
花の色は青紫色や濃い紫色で、つけ根の部分に黄色い縞模様が入る。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Iris reticulata

★地の上にへばりつき咲くレティクラタ
 小さな春は涙に濡れて

イリス・レティクラタ100307b-l.jpg

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2012/09/17改訂

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ミケリア・プラティペタラ

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ミケリア・プラティペタラはモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
中国の中部から南部にかけて分布し、標高1200から1500メートルの地域に生える。
中国名は「闊瓣白蘭花」という。
樹高は20メートルから30メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い革質で、先は緩く尖る。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
花の色は白く、強い香りがする。
花被片は9枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Michelia はスイスの植物学者「ミケーリ(M. Micheli)さん」の名からきている。
種小名の platypetala は「広い花弁の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Michelia platypetala

★くらくらと眩暈しそうな香りだよ
 埋もれるほどに花を咲かせて

ミケリア・プラティペタラ090329b-l.jpg

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緑桜(ミドリザクラ)

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緑桜(ミドリザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
日本固有種である。
豆桜(マメザクラ)の品種の1つである。
別名を緑萼桜(リョクガクザクラ)ともいう。
紅紫色素を持たず、文字通り萼や萼筒が緑色をしている。
本州の関東地方、甲信地方、伊豆半島などに分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄くて先が尖り、縁には粗い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の両面には短い毛が生える。
開花時期は3月から4月である。
花径は1、2センチの小輪で、一重咲きである。
花の色は白く、下向きに咲く。
花弁は5枚でである。
花弁の形は幅の広い楕円形で、先がわずかにへこむ。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
品種名の yamadei は採集者の「山出半次郎さんの」という意味である。
なお、本種を園芸品種とする扱いもある。
またYListでは品種名を yamadae としている。
写真は4月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus incisa var. incisa f. yamadei

★さっぱりと咲いた姿がそれ故に
 趣きを増す緑桜は

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2014/07/05改訂

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山桜桃(ユスラウメ)

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山桜桃甘く酸っぱい恋の味

山桜桃(ユスラウメ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
原産地は中国の北西部である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
庭木として人気があり、全国で植栽されている。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に毛が密生している。
開花時期は3、4月である。
葉の脇に短い花柄を出して、白または淡い紅色の5弁花をびっしりとつける。
花径は2、3センチで、花びらは重ならない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
6月ころに熟して、艶のある美しい赤色となる。
味は甘酸っぱく、そのまま生食したり果実酒にしたりする。
花言葉は「郷愁」である。
俳句では、「山桜桃(ゆすら)の花」が春の季語、「山桜桃(ゆすらうめ)」が夏の季語である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
実の写真は5月に向島百花園で撮った。
花の写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus tomentosa

★山桜桃(ゆすらうめ)甘く酸っぱい恋の味
 艶やか肌で思いめぐらし

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山桜桃(ユスラウメ)

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こんもりとピンクが茂る花ゆすら

山桜桃(ユスラウメ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
原産地は中国の北西部である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
庭木として人気があり、全国で植栽されている。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に毛が密生している。
開花時期は3、4月である。
葉の脇に短い花柄を出して、白または淡い紅色の5弁花をびっしりとつける。
花径は2、3センチで、花びらは重ならない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
6月ころに熟して、艶のある美しい赤色となる。
味は甘酸っぱく、そのまま生食したり果実酒にしたりする。
俳句では、「山桜桃(ゆすら)の花」が春の季語、「山桜桃(ゆすらうめ)」が夏の季語である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
花の写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は5月に向島百花園で撮った。
学名:Prunus tomentosa

★こんもりとピンクが茂る花ゆすら
 実のなる日まで指折るように

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ユスラウメ050528a-l.jpg

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山桜(ヤマザクラ)

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山桜(ヤマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、低山や平地に生える。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
樹高は10メートルから25メートルくらいである。
樹皮は暗褐色ないし暗灰色である。
葉は細長い楕円形で、先は尾状に長く伸びる。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
葉の柄は赤色を帯びることが多い。
また、若葉は赤味を帯びることが多い。
開花時期は3、4月である。
葉が展葉すると同時に開花をする。
花の色は白、淡い紅色、淡い紅紫色など変異がある。
花びらは5枚で先が浅く2つに裂ける。
雄しべは40本くらいある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Prunus jamasakura

★葉の色と花の色とがマッチして
 山桜咲く春は爛漫

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カスマンテ・エチオピカ

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カスマンテ・エチオピカはアヤメ科カスマンテ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方南部である。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は3月から5月くらいである。
茎先に橙色をした筒状の花をつける。
花被片は6枚である。
上部の3枚が真っ直ぐで、下部の3枚が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chasmanthe はギリシャ語の「chasme(あくび)+anthos(花)」からきている。
種小名の aethiopica は「エチオピアの」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Chasmanthe aethiopica

★めずらしい花の姿に驚きつ
 どんな形とパソで確かめ

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草苺(クサイチゴ)

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毒などは持っていぬわと草苺

草苺(クサイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、林の縁や草むらに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
「草」という字がつくが草ではない。
しかし、小低木と入っても樹高は20センチから60センチくらいである。
それに葉も草質なので、イメージとしては多年草に近い。
全体に毛深く、ところどころに棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、3枚から5枚の構成である。
小葉は卵形で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4、5月である。
花は白い5弁花で、雄しべと雌しべがたくさんある。
実が熟するのは5、6月である。
キイチゴ状果(集合核果)で赤く熟し、食用となる。
俳句では「草苺の花」が春の季語、「草苺の実」が夏の季語である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の hirsutus は「粗い毛のある」という意味である。
実の写真は5月につくば植物園で撮った。
花の写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Rubus hirsutus

★手を取りて苺を摘みに駆けて行く
 小さな恋のメロディー澄みて

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草苺(クサイチゴ)

クサイチゴ090405a-l.jpg

みどり野に穂かけるごとく草苺

草苺(クサイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、林の縁や草むらに生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
「草」という字がつくが草ではない。
しかし、小低木と入っても樹高は20センチから60センチくらいである。
それに葉も草質なので、イメージとしては多年草に近い。
全体に毛深く、ところどころに棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、3枚から5枚の構成である。
小葉は卵形で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4、5月である。
花は白い5弁花で、雄しべと雌しべがたくさんある。
実が熟するのは5、6月である。
キイチゴ状果(集合核果)で赤く熟し、食用となる。
花言葉は「誘惑」「甘い香り」である。
俳句では「草苺の花」が春の季語、「草苺の実」が夏の季語である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の hirsutus は「粗い毛のある」という意味である。
花の写真は4月に神代植物公園で撮った。
実の写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus hirsutus

★手を取りて苺を摘みに駆けて行く
 小さな恋のメロディー澄みて
☆二人して苺を摘みに駆け行かん
 幼き日々は心満たして

クサイチゴ090524a-l.jpg

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御帝吉野(ミカドヨシノ)

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御帝吉野(ミカドヨシノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
この桜は、国立遺伝学研究所において染井吉野(ソメイヨシノ)の雑種説を立証する実験過程で生まれた。
その結果、染井吉野(ソメイヨシノ)は大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)との交雑種であるとする説を支持する論文が発表された。
つまり、本種は染井吉野(ソメイヨシノ)と兄弟のような桜である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は大形の楕円形で、葉の縁には先が芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形をした重鋸歯ないし単鋸歯がある。
開花時期は4月の上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
蕾の色はごく淡い紅色である。
花の色は白く、花径4、5センチの大輪で一重咲きである。
花びらは5枚で、形は楕円形である。
小花柄がやや長く、垂れ気味に咲く。
一総に咲く花の数は3、4輪である。
萼筒と萼片には毛が生えるが、染井吉野(ソメイヨシノ)より少ない。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Mikado-yoshino'

★爽やかな四月の空の色写し
 御帝吉野は宴を迎え

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法輪寺(ホウリンジ)

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法輪寺(ホウリンジ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
かつて京都嵐山の法輪寺にあったとされる桜に由来するサトザクラである。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には両面ともに毛は生えない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径4センチくらいの大輪で、花の色は白に近い淡い紅色である。
花弁数は15枚から20枚の八重咲きである。
外側の花弁の花の色が濃い。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Horinji'

★まだ少し解けない謎を秘めて咲く
 桜の花は淡く色濃く

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御車返し(ミクルマガエシ)

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御車返し(ミクルマガエシ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
古くから知られる桜で、オオシマザクラ系のサトザクラである。
名の由来は、一重か八重かでもめて、確かめようと牛車を引き返したという伝説から出ている。
別名を桐ヶ谷(キリガヤ)という。
これは、鎌倉の桐ヶ谷にあったからということでつけられた名である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開と同時期に花をつける。
花径は4センチから5センチある大輪で、花の色は淡い紅色である。
花弁数は5枚のものと6、7枚のものが交じる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Mikurumagaeshi'

★その由来聞けば何やら面白く
 嘘か真かいやまあいいか

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メラスフェルラ・ラモサ

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メラスフェルラ・ラモサはアヤメ科メラスフェルラ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は3月から5月くらいである。
よく枝分かれをして、先に花径1センチくらいの黄色い小さな花をつける。
花被片は6枚である。
花弁は薄く、押し花によく用いられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Melasphaerula はギリシャ語の「melas(黒い)+ sphaerula(小さな球)」からきている。
種小名の ramosa は「枝分かれした」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Melasphaerula ramosa

★小さくて淡い色した花だから
 ピント合わせに時間がかかり

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ヤエノオオシマザクラ070331a-l.jpg

大島桜(オオシマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
伊豆諸島特産の桜なのでこの名がある。
八重の大島桜(ヤエノオオシマザクラ)は伊豆大島で自然にできたものである。
八重咲きであること以外は普通の大島桜(オオシマザクラ)と変わりがない。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の両面や葉の柄には毛が生えない。
開花時期は4月上旬から中旬である。
緑色の葉が花とほぼ同時に出るのが特徴である。
花径は3センチから5センチの大輪で、花の色は白い。
八重咲きで、花びらの数は16枚から20枚である。
花びらの形は楕円形である。
一総につく花の数は3、4輪である。
花の香りは弱い。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は「園芸家ラネスの」という意味である。
変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
品種名の Plena は「八重の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana var. speciosa 'Plena'

★少しだけ変わった風情どうかなと
 届ける花を八重に差し換え

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三島桜(ミシマザクラ)

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三島桜(ミシマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で、三島市内にあった染井吉野(ソメイヨシノ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から生まれた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜で、性質は大島桜(オオシマザクラ)に近い。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると葉の裏表や柄に毛が生えており、香りもわずかにあるなどの違いがある。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏表や葉の柄に毛が少し生える。
開花時期は4月の上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径2、3センチの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は楕円形である。
花の色は白に近い淡い紅色である。
一総につく花の数は3、4輪である。
花にはわずかに香りがある。
結実性がある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Mishimazakura'

★豊かなる伏流水の流れる地
 新たな命種から生まれ

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吉野枝垂れ(ヨシノシダレ)

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吉野枝垂れ(ヨシノシダレ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
染井吉野(ソメイヨシノ)の枝垂れ品種ということから、この名がつけられている。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
花弁数は5枚で、一重咲きである。
花径は3センチくらいで、花の色は白く、淡い紅色を帯びる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Yoshino-shidare'

★似たものがあれこれあって困るけど
 起源を探る道半ばなり

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ヤエベニシダレ090405a-l.jpg

八重紅枝垂れ (ヤエベニシダレ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
桜の系統としてはエドヒガン群に属する。
江戸彼岸(エドヒガン)のうちで枝垂れ性のものが枝垂れ桜(シダレザクラ)、そのうちで紅色の強いものが紅枝垂れ(ベニシダレ)、さらに八重咲きをするものが八重紅枝垂れ (ヤエベニシダレ)である。
古くは仙台の伊達家にあったものが知られる。
樹高は5から10メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には毛が多い。
新しい枝や葉の柄にも毛が生える。
開花時期は3月下旬から4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
蕾の色は淡い紅色である。
花の色は明るくて淡い紅色で、花径は15ミリから25ミリの小輪である。
八重咲きで、花びらの枚数は15枚から20枚である。
八重咲きでもたくさん雄しべがあるのが特徴である。
一総につく花の数は2、3輪である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の spachiana はフランスの植物学者「スパック(E. Spach)さんの」という意味である。
品種名の Pleno-rosea は「八重咲きでバラ色の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus spachiana 'Pleno-rosea'

★小振りでも八重の紅色美しく
 思わず下に立ちたくなって

ヤエベニシダレ090405b-l.jpg

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2012/09/14改訂

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レウココリネ・プルプレア

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レウココリネ・プルプレアはユリ科レウココリネ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地はチリのアンデス地方である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は細い線形である。
開花時期は3月から5月くらいである。
茎先に着く花は淡い青紫色である。
花径は5センチくらいで、花の真ん中は紅紫色である。
花はよい香りがする
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Leucocoryne はギリシャ語の「leukos(白)+koryne(こん棒)」からきている。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Leucocoryne purpurea

★アンデスの山にはこんな花が咲く
 レウココリネの香りに酔って

レウココリネ・プルプレア100307b-l.jpg

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プラム

プラム080330b-l.jpg

プラム(plum)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原産地は南ヨーロッパや西アジアである。
プルーン(prune)という呼称も用いられる。
和名は西洋李(セイヨウスモモ)という。
主として乾燥果実が栽培される。
栽培種にはスタンリー(Stanley)やシュガープルーン(Sugar Prune)がある。
樹高は10メートルから12メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは5センチから10センチくらいで、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は緑色で艶がある。
開花時期は3、4月である。
李(スモモ)と同じような白い5弁花で、長くて黄色い雄しべがたくさんある。
実は楕円形ないし球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、9月ころに暗い青色ないし黄色に熟する。
果肉は黄色くて硬く、甘酸っぱい。
乾燥プルーンとするほか、ジャムに加工したり生食とする。
なお、「造血作用がある」とか「便秘によい」などとも言われるが、科学的に有効とするデータはないという。
花言葉は「忠実」「貞節」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の domestica は「栽培されている」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus domestica

★小さくて髭をたくさん蓄えた
 プラムの花に笑みのこぼれて
☆ふわふわの優しき髭は君のよに
 風にそよぎて実を思いつつ

プラム080330c-l.jpg

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2013/02/21改訂

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伊豆吉野(イズヨシノ)

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伊豆吉野(イズヨシノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証するために様々な交配が繰り返された。
伊豆吉野(イズヨシノ)はその過程で生まれた個体の1つである。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その仮説を実証する過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸く、萼筒や萼片に生える毛が少ないなど、大島桜(オオシマザクラ)に近い性質を持ち合わせている。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形である。
花の色は白い。
一総につく花の数は3、4輪である。
花には香りがある。
結実性は少しある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus は「plum=スモモ」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Izuyoshino'

★馴れ初めはいかにあろうと構わぬが
 この日のために咲きて散らんと

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2012/09/14改訂

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種漬花(タネツケバナ)

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種漬花(タネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、田の畦や水辺などに生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は下部からよく枝分かれをする。
茎に下部は暗い紫色を帯び、短い毛が生える。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は羽状に裂け、小葉の形は細長い楕円形である。
開花時期には葉は少なくなる。
開花時期は3月から6月くらいである。
花は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)につき、花の色は白い。
花弁は4枚で、長さは2、3ミリのものが十字状に開く。
萼片は4枚で長い楕円形をしており、花弁よりも短い。
雄しべは6本で、4本の道種漬花(ミチタネツケバナ)との相違点である。
花の後にできる実は長さ2センチくらいの細長い円柱形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、棒のようになって上向きにつく。
「種漬」というのは、苗代にする種籾を水につける作業のことである。
ちょうどそのころに花が咲くというのが名の由来である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の flexuosa は「曲がりくねった」という意味である。
写真は3月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cardamine flexuosa

★実の形個性があってよくわかる
 種漬花があったぞあった

タネツケバナ080329d-l.jpg

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染井吉野(ソメイヨシノ)

ソメイヨシノ080329b-l.jpg

咲き初むる染井吉野の肌淡く

染井吉野(ソメイヨシノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの代表種であり、全国各地で、公園や街路、河川の堤防などに植えられている。
サトザクラは主に大島桜(オオシマザクラ)を母種とする園芸品種の総称である。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛が生えている。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径2、3センチの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は楕円形である。
花の色は淡い紅色を帯びるが、咲き進むと白くなる。
萼筒には毛が多く、花柄が長く伸びる。
一総につく花の数は3、4輪である。
結実性は少しある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
江戸時代末期に江戸染井村(現在の東京都豊島区)の植木屋から「吉野桜」として売り出されたのが名の由来である。
その後、奈良の吉野山の山桜(ヤマザクラ)と紛らわしいために「染井吉野」と呼ばれるようになった。
俳句の季語は春である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Prunus x yedoensis

★色白の肌は何だか切ないの
 桜と生まれ色に染まらず

ソメイヨシノ080329e-l.jpg

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レウココリネ・イクシオイデス100307a-l.jpg

レウココリネ・イクシオイデスはユリ科レウココリネ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地はチリのアンデス地方である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は細い線形である。
開花時期は3月から5月くらいである。
茎先に着く花は青い星形である。
花径は5センチくらいで、花の真ん中は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Leucocoryne はギリシャ語の「leukos(白)+koryne(こん棒)」からきている。
種小名の ixioides は「(アヤメ科の)イキシア属(Ixia)に似た」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Leucocoryne ixioides

★大形の花韮の花見るようだ
 レウココリネはアンデス育ち

レウココリネ・イクシオイデス100307b-l.jpg

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馬酔木(アセビ)

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数珠と咲く馬酔木似合いし寺の庭

馬酔木(アセビ)はツツジ科アセビ属の常緑低木である。
日本原産で、古くは万葉集の中にも登場する。
枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいて、馬が食べると麻酔状態になるというので「馬酔木」と名づけられた。
しかし、実際には馬が食べることはないようである。
奈良公園の鹿も馬酔木は食べ残すという。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、中国にも分布する。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互生(互い違いに生える)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で毛が生えている。
開花時期は2月から4月くらいである。
濃い緑色の葉が茂る枝先に壺形の白い小花を総状にたくさんつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の色は、緑や黄色みを帯びたものや桃色、赤などの園芸品種もある。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
葉は殺虫剤として利用され、材は床柱などの細工物に使われる。
アシビ、アセボ、アセミなどの別名がある。
俳句では「馬酔木の花」が春の季語である。
花言葉は「献身」「犠牲」である。
属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Pieris japonica

★枝先に春の訪れ知らせんと
 響く鈴の音うららかにして
☆シャンシャンと鈴の音高く馬酔木咲く
 ここよここよと春呼び寄せて

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2012/09/13改訂

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陽春(ヨウシュン)

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陽春(ヨウシュン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
染井吉野(ソメイヨシノ)の変異株で、平成2年に愛媛県丹原町で発見され、平成8年に品種登録された。
染井吉野(ソメイヨシノ)と比べると花弁の長さが長く、花弁の幅が広いことなどが異なる。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で裂けない。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月である。
花径は35ミリくらいの中輪で、一重咲きである。
花の色は淡い紅色を帯びている。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv.

★変異して病に強い陽春は
 花も大きく次代の桜

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アーモンド

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アーモンド(almond)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原産地は西アジアで、地中海沿岸から黒海にかけて自生している。
アメリカのカリフォルニア州が最大の産地である。
日本での栽培適地は本州の東北地方から九州にかけてで、小豆島などで栽培されている。
和名は扁桃(ヘントウ)というが、あまり用いられていない。
樹高は6メートルから10メートルくらいである。
葉は広目の披針形で、互い違いに生える。
葉には柄があって、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、先が尖る。
開花時期は2月から4月である。
葉に先立って、桜に良く似た3センチくらいの花をつける。
花の色はピンクないし白である。
実がなるのは6月ころで、核果(水分を多く含み中に種が1つある)は秋にかけて割れ出し、種子のナッツが乾燥していく。
アーモンドはビタミンEを多く含み、ミネラル成分も多いという。
生薬では種子を苦扁桃(くへんとう)といい、鎮咳、去痰の薬効がある。
花言葉は「希望」「真心の愛」である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
花の写真は3月に神代植物公園で撮った。
実の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunus dulcis

★美しいピンクの花のアーモンド
 四月の空がとても似合って
☆華やかな春のワルツを奏でれば
 アーモンドの花見事に咲いて

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利休梅(リキュウバイ)

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利休梅(リキュウバイ)はバラ科ヤナギザクラ属の落葉低木である。
原産地は中国の中北部である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
庭木とされるほか、茶花として利用される。
千利休にちなんで名前がつけられた。
梅花下野(バイカシモツケ)や梅咲き空木(ウメザキウツギ)、丸葉柳桜(マルバヤナギザクラ)などの別名がある。
樹高は2から4メートルくらいである。
樹形は株立ち(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)になる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
質は薄めで、裏面は白味を帯びる。
開花時期は4、5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い5弁花をつける。
花径は3、4センチである。
花びらは円形で、つけ根のほうが細くなる。
雄しべがたくさんあり、雌しべの先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、5つの稜がある。
属名の Exochorda はギリシャ語の「exo(外)+chorde(紐)」からきている。胎座(子房中の胚珠の接する部分)の外側に糸が出ることから名づけられた。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Exochorda racemosa

★素晴らしい名前もらった利休梅
 梅か桜か戸惑いながら

リキュウバイ100327b-l.jpg

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