葉牡丹や鈍色映す雨上がり
葉牡丹(ハボタン)はアブラナ科アブラナ属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
キャベツの仲間で、原産地は西ヨーロッパである。
日本へは江戸時代に渡来し、多くの園芸品種が作出された。
花の少ない冬花壇に最適であり、また生け花や門松の材料としても使われている。
別名をオランダ菜(オランダナ)ともいう。
寒さに強い東京丸葉系、葉のふちが縮んだ名古屋縮緬系、その二つの中間である大阪系などがある。?
英名はflowering cabbageである。
カリフォルニアなどで装飾用のほか食用としても人気があるという。
草丈は10センチから40センチくらいである。
アブラナ科なので、そのままにしておくと春に黄色い菜の花が咲く。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
花言葉は「利益、祝福」である。
俳句の季語は冬である。
属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。
種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。
変種名の acephala は「頭状花のない」という意味である。
品種名の tricolor は「三色の」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Brassica oleracea var. acephala f. tricolor
★鈍色の空を見上げて葉牡丹の
寒々開く姿愛しく
☆雪の中明るく咲いた葉牡丹の
瑞々しげな姿愛しく
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2013/11/29改訂
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