2009年12月アーカイブ

葉牡丹(ハボタン)

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葉牡丹や鈍色映す雨上がり

葉牡丹(ハボタン)はアブラナ科アブラナ属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
キャベツの仲間で、原産地は西ヨーロッパである。
日本へは江戸時代に渡来し、多くの園芸品種が作出された。
花の少ない冬花壇に最適であり、また生け花や門松の材料としても使われている。
別名をオランダ菜(オランダナ)ともいう。
寒さに強い東京丸葉系、葉のふちが縮んだ名古屋縮緬系、その二つの中間である大阪系などがある。?
英名はflowering cabbageである。
カリフォルニアなどで装飾用のほか食用としても人気があるという。
草丈は10センチから40センチくらいである。
アブラナ科なので、そのままにしておくと春に黄色い菜の花が咲く。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
花言葉は「利益、祝福」である。
俳句の季語は冬である。
属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。
種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。
変種名の acephala は「頭状花のない」という意味である。
品種名の tricolor は「三色の」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Brassica oleracea var. acephala f. tricolor

★鈍色の空を見上げて葉牡丹の
 寒々開く姿愛しく
☆雪の中明るく咲いた葉牡丹の
 瑞々しげな姿愛しく

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2013/11/29改訂

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セントポーリア

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セントポーリアはイワタバコ科アフリカスミレ属(サイントパウリア属)の多年草の総称である。
サイントパウリア属は東アフリカに20種くらいの原種が分布する。
また、数万に及ぶ園芸品種が作出されている。
基本種のサイントパウリア・イオナンタ(Saintpaulia ionantha)にアフリカ菫(アフリカスミレ)の和名があり、属名の和名はアフリカスミレ属という。
なお、園芸的には属名を英語風に読んだセントポーリアの名で流通している。
アフリカ菫(アフリカスミレ)の原産地は東アフリカである。
1892年にタンザニアで発見された。
自生地は高原地帯の岩陰や水辺などで、直接陽光が当たらず湿気の多い場所を好む。
英名はアフリカンバイオレット(African violet)である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
室内植物として鉢植えにされる。
草丈は10センチから20センチである。
根際から生える葉は卵形で、肉厚である。
開花時期は周年である。
葉の脇から集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、紫色の花をつける。
花冠は短い筒状で先が唇形に裂ける。
上唇は2つに裂け、下唇は3つに裂ける。
裂片は下唇のほうが大きい。
雄しべは2本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
アフリカ菫(アフリカスミレ)を中心に交配種がつくられ、花の色や形も豊富である。
花言葉は「小さな愛」である。
6月22日の誕生花である。
属名の Saintpaulia はこの植物の発見者であるドイツ人の「セントポール・イレール(Walter von Saint Paul-Illaire, 1860-1940)さん」の名からきている。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Saintpaulia spp.

★岩陰にひっそり咲くが好きという
 セントポーリア静けさの中
☆部屋の中色鮮やかな花を咲き
 帰りを待つやセントポーリア

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2013/11/17 改訂
2016/06/22 3訂

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寒椿(カンツバキ)

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見参と紅散りばめて寒椿

寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
山茶花(サザンカ)のカンツバキ品種系で、枝が横に広がる傾向がある。
枝が上に伸びるものは、立寒椿(タチカンツバキ)といって区別をする。
樹高は150センチから300センチくらいである。
生垣や庭園樹、公園樹などに利用される。
葉は暗い緑色をした細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から2月である。
一般的には淡い紅色の八重咲きが多いが、白や桃色のものもある。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「紅一点」である。
俳句の季語は冬である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(G. J. Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia sasanqua 'Kantsubaki'

★雪の中可憐に開く寒桜
 思い溢れど春まだ遠く
☆雪さえも紅に染めなん寒椿
  春を夢見る乙女のごとく

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蝋梅(ロウバイ)

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蝋梅や透いた肌には薄化粧

蝋梅(ロウバイ)はロウバイ科ロウバイ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に朝鮮半島を経由して渡来した。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は1、2月くらいである。
葉の展開に先立って、花径2センチくらいの花をたくさんつける。
外側の花被片は淡い黄色で透き通り、内側の花被片は濃い紫色になる。
花の少ない時期に咲くので珍重されている。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
蝋梅(ロウバイ)の名は、蝋細工のように見える花の姿から来ており、辺り一面に水仙に似た芳香を漂わせる。
花言葉は「優しい心」「先見」である。
俳句の季語は冬である。
属名の Chimonanthus はギリシャ語の「cheimon(冬)+anthos(花)」からきている。1、2月に開花することで名づけられた。
種小名の praecox は「早咲きの」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
実の写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Chimonanthus praecox

★丸まった蕾開けば薄造り
 唐梅(からうめ)の花香り仄かに
☆蝋細工透き通るよな花びらは
 雪明かりさえ仄かに染めん

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ロウバイ080510b-l.jpgCOPYRIGHT © 2013 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2013/11/17改訂

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