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クリヌム・ペデュンクラツム

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クリヌム・ペデュンクラツムはヒガンバナ科ハマオモト属(クリヌム属)の常緑多年草である。
クリヌム属は世界の熱帯・亜熱帯地域などに180種くらいが分布する。
日本にも浜万年青(ハマオモト)などが分布し、属名の和名をハマオモト属という。
本種の原産地はオーストラリアニューギニア南太平洋諸島などで、湿地に生える。
英名はスワンプリリー(swamp lily)やリバーリリー(river lily)である。
浜万年青(ハマオモト)の近縁種で、分類の仕方によっては変種同士とされる。
草丈は2メートルから3メートルくらいである。
根際から生える葉は広い線形で、厚みと艶がある。
葉は幅が15センチ、長さが2メートルに達するものもある。
開花時期は11月から3月である。
太い花茎の先に花径10センチくらいの白い花を10輪から25輪くらい開く。
6枚の花被片は細長く、そり返っている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草にアルカイドを含み有毒である。
写真は園芸品種のフェスティブ(Festive)で、葉が斑入りとなるのが特徴である。
属名の Crinum はギリシャ語の「krinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。
種小名の pedunculatum は「花柄のある」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館の温室で撮った。
学名:Crinum pedunculatum(syn. Crinum asiaticum var. pedunculatum)

★浜木綿と似ているけれど大形だ
 ムード満点熱帯育ち

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ヘラナレン

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ヘラナレンはキク科アゼトウナ属の常緑小低木である。
小笠原諸島の固有種である。
母島に分布し、日当たりや風通しのよい乾燥地に生える。
キク科だが木本になるのが特徴である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをし、横に枝をはる。
全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は10月から12月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の linguifolium は「舌状をした葉の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum linguifolium

★方言と思うが由来何なのか
 南の島に思いを馳せて

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ベゴニア・デリキオサ

ベゴニア・デリキオサ091115c-l.jpg

ベゴニア・デリキオサはシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草である。
種小名の読み方は「デリシオサ」とするものもある。
原産地はカリマンタン島である。
根茎性ベゴニアの1つである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、白い斑が入る。
葉の色は暗い緑色で、葉脈は紅色になる。
開花時期は主に冬から春である。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白ないしピンクの花をつける。
花被片は4枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
種小名の deliciosa は「快い」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Begonia deliciosa

★調べてもあまり情報ないけれど
 目を見張るのは葉の美しさ

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紙八手(カミヤツデ)

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紙八手(カミヤツデ)はウコギ科カミヤツデ属の落葉小高木である。
原産地は中国南部、台湾である。
原産地では落葉をしない。
日本では、関東地方以南で植栽される。
また、逸出したものが野生化している。
地下茎が横に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖するので、群落化しているところもある。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
幹は直立する。
葉には長い柄があり、幹の上部で互い違いに生える(互生)。
長さが1メートルくらいある大きな葉は手のひら状に7つに裂け、その先がまた浅く2つに裂ける。
葉には艶はなく、葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は11月から12月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、さらに球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)に緑白色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は4弁花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
幹からとれる髄は「通草紙」という紙の原料とされた。
属名の Tetrapanax はギリシャ語の「tetra(4つの)+panakeia(万能薬)」からきている。
種小名の papyrifer は「紙を持った」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tetrapanax papyrifer

★根を張ってどんどん広がる紙八手
 冬の寒さをものともせずに
☆土の下広がり伸びて紙八手
 大きな葉っぱみごとに広げ

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八手(ヤツデ)

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暗がりに白が眩しく花八手

八手(ヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸沿いなどの温暖な場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
また、庭木としても利用される。
和名の由来は、深く切れ込んだ葉の形に由来する。
天狗の葉団扇(テングノハウチワ)の別名もある。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に7つから9つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は11月から12月である。
白い球状に集まった花をつける。
1つの花が、日が経つにつれて雄花から雌花へと変化する。
結実期は3月から5月で、熟すと黒い実になる。
俳句では「八手の花」が冬の季語である。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
実の写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fatsia japonica

★遠目に姿鮮やか咲き誇る
 八手の花は秘密を秘めて

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斑入り柊(フイリヒイラギ)

フイリヒイラギ080126a-l.jpg柊(ヒイラギ)はモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、低地の林の中に生える。
海外では、台湾にも自生している。
庭木や生垣などに利用される。
斑入り柊(フイリヒイラギ)はその園芸品種である。
特徴は葉に白い斑が入ることである。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶があり、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から1月くらいである。
葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
実は翌年の初夏に黒く熟する。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である。
品種名の Variegatus は「斑入りの」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Osmanthus heterophyllus 'Variegatus'

★爪を研ぎ悪戯そうな葉だったが
 白い模様で牙もむけずに

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カメリア・オレイフェラ

カメリア・オレイフェラ081102a-l.jpgカメリア・オレイフェラはツバキ科ツバキ属サザンカ群の常緑低木である。
和名を油茶(ユチャ)という。
中国、台湾、東南アジアなどに分布し、採油用に栽培されている。
日本へは昭和時代の初期に採油用として渡来した。
今日では観賞用とされている。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、表面は緑色ないし黄緑色である。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花期は10月から1月である。
花の色は白く、花径は4センチから7センチくらいである。
花びら(花弁)の数は5枚から9枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の oleifera は「油性の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia oleifera

★散り急ぐわけでもないが油茶の花
 どこか切ない気配漂い

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枇杷(ビワ)

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見上げれば枇杷の花揺れ弱陽射す

枇杷(ビワ)はバラ科ビワ属(エリオボトリア属)の常緑高木である。
エリオボトリア属はヒマラヤや東アジアに33種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の原産地は中国の南西部である。
日本へは奈良時代には既に持ち込まれ栽培されていた。
また、西日本の石灰岩地域には野生化したものが生える。
以上の経緯から属名の和名もビワ属という。
和名の由来は、実の形が楽器の琵琶に似ていることからきている。
種小名には japonica が充てられているが、これは江戸時代に来日したツンベルクが、日本で採取したものに命名したことからきている。
樹高は6メートルから10メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて硬く、縁は波打つ。
開花時期は11月から12月くらいである。
枝先に地味な白い小さな5弁花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)には毛が生えている。
数少ない冬の花として、茶花に使われることもある。
濃い黄色の果実は3センチから4センチの卵球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、6月ころ熟する。
果実は食用となり、葉は薬用となる。
生薬名は枇杷葉(びわよう)といい、消炎、排膿、鎮吐などの薬効がある。
俳句では「枇杷」が夏の季語、「枇杷の花」が冬の季語である。
花言葉は「温和」である。
1月25日の誕生花 である。
属名の Eriobotrya はギリシャ語の「erion(軟毛)+botrys(ブドウ)」からきている。表面が軟毛で覆われた果実がブドウのようになることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は12月に新宿御苑で撮った。
実の写真は6月に三郷市で撮った。
学名:Eriobotrya japonica

★見上げれば枇杷の花揺れ風走る
 師走の空は冷気みなぎり
★ほっこりと結ぶ枇杷の実眺めつつ
 早く熟せと声掛けてみる

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2017/01/24 改訂

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レプトテス・ビコロル

レプトテス・ビコロル081207c-l.jpgレプトテス・ビコロルはラン科レプトテス属の多年草である。
レプトテス属はカトレア属の近縁種である。
本種はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなどに分布する着生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は棒状で多肉質である。
開花時期は冬から春である。
花径は3センチから5センチくらいである。
花の色は白く、唇弁は桃色である。
属名の Leptotes はギリシャ語の「leptotes(繊細な)」からきている。
種小名の bicolor は「二色の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Leptotes bicolor

★めずらしい姿に思わず目を見張る
 なるほどこれは繊細な花

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エピデンドルム・ベロスクリプツム081207a-l.jpgエピデンドルム・ベロスクリプツムはラン科エピデンドルム属の多年草である。
エピデンドルム属はカトレアの近縁種で中南アメリカに分布する。
種小名の読み方は「ウェロスクリプツム」とするものもある。
メキシコ、ニカラグア、コスタリカに分布し、標高700メートルから1700メートルに生育する着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬である。
花の色は緑色で、唇弁は白い。
花径は25ミリくらいである。
属名の Epidendrum はギリシャ語の「epi(上) + dendron(木)」からきている。着生種であることを示すために名づけられた。
種小名の veroscriptum は「真に書き写した」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Epidendrum veroscriptum

★シンプルに見えてシックな彩りの
 エピデンドルム奥が深いね

エピデンドルム・ベロスクリプツム081207c-l.jpg

エピデンドルム・ベロスクリプツム081207b-l.jpg

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