12月の花の最近のブログ記事

プリムリナ・ベレクンダ

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プリムリナ・ベレクンダはイワタバコ科プリムリナ属の多年草である。
プリムリナ属は中国などに100種以上が分布する。
2011年まではキリタ属とされていたが、キリタ属は中国の研究者によってPrimulina、Henckeria、Damrongia、Liebigia、Microchiritaの5属に再編成されたという。
本種の原産地は中国広西チワン族自治区の蒙山県で、標高1000メートルくらいの山地の林の中や渓流沿いに生える。
中国名は「歯萼報春苣苔」という。
「報春苣苔」はプリムリナ属の中国名で、「歯萼」は萼片の形状に関する言葉のようである。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は菱状楕円形である。
葉の色は緑色ないし暗い紫色で、真ん中に白い筋模様が入る。
開花時期は秋から冬である。
茎先に紫色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primulina は「サクラソウ属(Primula)のような」という意味である。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primulina verecunda

★葉に入る模様を喩えて大理石
 小さく渋い姿に参った

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橘(タチバナ)

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埋もれ咲く橘ここと香で知らせ

橘(タチバナ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
日本固有種である。
本州の愛知県から沖縄にかけて分布し、海岸に近い山地の林の中に稀に生える。
別名を大和橘(ヤマトタチバナ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
近縁種に高麗橘(コウライタチバナ)がある。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉の脇には棘が多い。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬く、艶がある。
開花時期は6月である。
枝先ないし葉の脇に、花径2センチくらいの白い5弁花をつける。
花弁の形は長い楕円形である。
花の後にできる実は直径3センチくらいの柑果(多心皮性の液果)で、冬に黄色く熟する。
酸味が強いので生食には向かない。
京都御所紫宸殿の「右近の橘」で知られる。
花言葉は「追憶」である。
俳句では、「橘の花」が夏の季語、「橘」が秋の季語である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の tachibana は「タチバナ」のことである。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Citrus tachibana

★葉に埋もれ咲く橘は小さいが
 放つ香りは強く漂い

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ヘラナレン

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ヘラナレンはキク科アゼトウナ属の常緑小低木である。
小笠原諸島の固有種である。
母島に分布し、日当たりや風通しのよい乾燥地に生える。
キク科だが木本になるのが特徴である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをし、横に枝をはる。
全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は10月から12月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の linguifolium は「舌状をした葉の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum linguifolium

★方言と思うが由来何なのか
 南の島に思いを馳せて

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楓(フウ)

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楓(フウ)はマンサク科フウ属の落葉高木である。
分類体系によってはフウ科とされる。
原産地は台湾や中国の南部である。
別名を台湾楓(タイワンフウ)という。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
現在では街路樹や公園樹として広く植えられている。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は3つに浅く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄同株である。
開花時期は4月ころである。
花は球形をしていて花弁はない。
花の色は緑色である。
花の後にできる実は球形の集合果でイガ状になる。
また、秋には美しく黄葉する。
材は建築材として利用される。
近縁種にアメリカ楓(アメリカフウ)があり、葉は手のひら状に5つから7つに切れ込む。
属名の Liquidambar はラテン語の「liquidus(液体)」とアラビア語の「 ambar(琥珀色)」からきている。樹液の様子から名づけられた。

種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Liquidambar formosana

★あるがまま地に根を下ろす楓の樹の
 姿にどこか安堵を覚え

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ベゴニア・デリキオサ

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ベゴニア・デリキオサはシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草である。
種小名の読み方は「デリシオサ」とするものもある。
原産地はカリマンタン島である。
根茎性ベゴニアの1つである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、白い斑が入る。
葉の色は暗い緑色で、葉脈は紅色になる。
開花時期は主に冬から春である。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白ないしピンクの花をつける。
花被片は4枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Begonia はフランス人でフランス領アンティル諸島の総督だった「ベゴン(Michel Begon, 1638-1710)さん」の名からきている。ベゴニアの仲間数種をヨーロッパに紹介した。
種小名の deliciosa は「快い」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Begonia deliciosa

★調べてもあまり情報ないけれど
 目を見張るのは葉の美しさ

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オオバジャノヒゲ090719a-l.jpg

大葉蛇の髭(オオバジャノヒゲ)はユリ科ジャノヒゲ属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科(あるいはクサスギカズラ科)とされる。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、低山の森や林の中に生える。
名前の通り葉は蛇の髭(ジャノヒゲ)よりも厚く、幅も広い。
「蛇の髭」の名の由来は、細い葉の形を竜(蛇)の髭にたとえたものである。
草丈は20センチから30センチである。
根際から生える葉は線形である。
葉の幅は4ミリから7ミリくらいである。
開花時期は7月から8月である。
花の色は淡い紫色ないし白で、横向きないし下向きに小さな花をつける。
花被片は6枚で、花径は6、7ミリである。
花の後にできる種子は、まるで液果のように見えるが子房の落ちた種子である。
きれいな青色に熟し、冬の間楽しめる。
根にできるこぶを生薬の麦門冬(ばくもんどう)といい、咳止めに用いる。
花言葉は「飾らない人」である。
属名の Ophiopogon はギリシャ語の「ophio(蛇)+pogon(髭)」からきている。和名の直訳である。
種小名の planiscapus は「花茎の扁平な」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
実の写真は3月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Ophiopogon planiscapus

★茂る葉を掻き分け見れば転々と
 大葉蛇の髭小花をつけて
☆髭の中隠して咲かす白き花
 紫の実は雫のごとく

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2013/09/02改訂

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シクラメン・ペルシクム

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シクラメン・ペルシクムはサクラソウ科シクラメン属の多年草である。
属名の読み方は「キクラメン」とするものもある。
原産地は地中海沿岸地方の東部である。
サンマリノ共和国の国花とされている。
園芸品種のシクラメンは本種から改良されたものが多い。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
現在では、鉢植え植物のトップクラスに成長している。
和名は篝火花(カガリビバナ)という。
また、別名を豚の饅頭(ブタノマンジュウ)という。
いずれの名称も、あまり用いられていない。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、心臓形である。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から4月くらいである。
花径3、4センチの白やピンクの花を咲かせる。
花弁は捩れる。
原種は園芸品種とはだいぶ趣が異なる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきている。球形に近い球根の形からつけられた名である。
種小名の persicum は「ペルシャの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Cyclamen persicum

★この花が園芸種の親なのか
 違いはどことペルシクム見る

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紙八手(カミヤツデ)

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紙八手(カミヤツデ)はウコギ科カミヤツデ属の落葉小高木である。
原産地は中国南部、台湾である。
原産地では落葉をしない。
日本では、関東地方以南で植栽される。
また、逸出したものが野生化している。
地下茎が横に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖するので、群落化しているところもある。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
幹は直立する。
葉には長い柄があり、幹の上部で互い違いに生える(互生)。
長さが1メートルくらいある大きな葉は手のひら状に7つに裂け、その先がまた浅く2つに裂ける。
葉には艶はなく、葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は11月から12月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、さらに球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)に緑白色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は4弁花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
幹からとれる髄は「通草紙」という紙の原料とされた。
属名の Tetrapanax はギリシャ語の「tetra(4つの)+panakeia(万能薬)」からきている。
種小名の papyrifer は「紙を持った」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tetrapanax papyrifer

★根を張ってどんどん広がる紙八手
 冬の寒さをものともせずに
☆土の下広がり伸びて紙八手
 大きな葉っぱみごとに広げ

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八手(ヤツデ)

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暗がりに白が眩しく花八手

八手(ヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸沿いなどの温暖な場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
また、庭木としても利用される。
和名の由来は、深く切れ込んだ葉の形に由来する。
天狗の葉団扇(テングノハウチワ)の別名もある。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に7つから9つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は11月から12月である。
白い球状に集まった花をつける。
1つの花が、日が経つにつれて雄花から雌花へと変化する。
結実期は3月から5月で、熟すと黒い実になる。
俳句では「八手の花」が冬の季語である。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
実の写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Fatsia japonica

★遠目に姿鮮やか咲き誇る
 八手の花は秘密を秘めて

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斑入り柊(フイリヒイラギ)

フイリヒイラギ080126a-l.jpg柊(ヒイラギ)はモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、低地の林の中に生える。
海外では、台湾にも自生している。
庭木や生垣などに利用される。
斑入り柊(フイリヒイラギ)はその園芸品種である。
特徴は葉に白い斑が入ることである。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶があり、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11月から1月くらいである。
葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
実は翌年の初夏に黒く熟する。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である。
品種名の Variegatus は「斑入りの」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Osmanthus heterophyllus 'Variegatus'

★爪を研ぎ悪戯そうな葉だったが
 白い模様で牙もむけずに

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