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正福寺(ショウフクジ)

ショウフクジ150404a-l.jpg

正福寺(ショウフクジ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
兵庫県美方郡新温泉町にある湯村温泉の正福寺に原木がある。
同じ寺の境内に正福寺桜(ショウフクジザクラ)もあり混同されることが多いが、系統が異なる。
本種は高遠城の桜などで有名な小彼岸(コヒガン)の系統の八重咲き品種である。
小彼岸(コヒガン)は江戸彼岸(エドヒガン)豆桜(マメザクラ)との種間雑種と考えられている。
近縁の八重咲き品種に八重紅彼岸(ヤエベニヒガン)があるが、それよりも花の色が濃い。
ただし、栽培品種としての扱いも含めてこの両者は今後の検討が必要とされている。
樹高は3メートルから7メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は3月の下旬から4月の上旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径3センチくらいの中輪の八重咲きで、花弁数は15枚から20枚くらいである。
花の色は淡い紅色である。
咲き進むと花の真ん中が赤味を帯びる。
雌しべは1本ないし2本で毛が生えている。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の subhirtella は「やや短剛毛のある」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus x subhirtella 'Shoufukuji'

★半八重で色の濃淡美しい
 桜の良さをここで堪能

ショウフクジ150404b-l.jpg

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汐風桜(シオカゼザクラ)

シオカゼザクラ150404a-l.jpg

汐風桜(シオカゼザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
南伊豆町の石廊崎で発見され、植物学者の中井猛之進(なかい・たけのしん, 1882-1952)さんが命名した。
花は一重咲きでごく淡い紅色をした中輪で、葉がやや遅れて展開するなどの特徴がある。
しかし、現在では、その特徴は大島桜(オオシマザクラ)の変異に含まれるものと考えられている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛が生えない。
葉の縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
花弁数は5枚で、一重咲きの中輪である。
花の色はごく淡い紅色で、花弁の形は楕円形である。
以下に示す学名は大島桜(オオシマザクラ)のものと変わりがない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus lannesiana var. speciosa(syn. Prunus speciosa)

★素晴らしい名前なんとか残したい
 これはヒットだ汐風桜

シオカゼザクラ150404b-l.jpg

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茂庭桜(モニワザクラ)

モニワザクラ150404a-l.jpg

茂庭桜(モニワザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
福島市飯坂町茂庭で自生していた桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)丁字桜 (チョウジザクラ)との交雑種ではないかと推定されている。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花は花径3センチくらいの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は楕円形である。
花の色は白ないし淡い紅色である。
咲き進むにつれて花の真ん中が赤味を帯びる。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の moniwana は「茂庭の」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus x moniwana

★名前だけ聞いていたけど茂庭とは
 飯坂なのかと世界広がり

モニワザクラ150404b-l.jpg

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紅瑞雲(ベニズイウン)

ベニズイウン150404a-l.jpg

紅瑞雲(ベニズイウン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
大島桜(オオシマザクラ)が関与していると推定されている。
熱海市にある宗教団体世界救世教の敷地内で発見された。
園芸品種名は発見地の地名の瑞雲境からきている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、葉の縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面にはわずかに毛が生えている。
葉の裏面は少し白っぽく、毛は表面より多い。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
花弁数は5枚で、一重咲きの大輪である。
花の色は淡い紅色である。
花弁の形は円形である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Beni-zuiun'

★大きくて紅色の花見栄えする
 明るい空の下でも見たい

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ゴショサコンノサクラ150404a-l.jpg

御所左近の桜(ゴショサコンノサクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原木は京都御所の紫宸殿の前庭に植えられ、「左近の桜、右近の橘」として知られた桜である。
原木は枯死したが、今も増殖された後継樹が植えられている。
左近の桜は平安時代から何代も植え替えられている。
当初は山桜(ヤマザクラ)であったが半八重咲きのものもあり、それは八重のサトザクラが交雑したものと考えられている。
旗弁(きべん:雄しべが花弁のように変化したもの)の多いものは八重左近の桜(ヤエサコンノサクラ)と呼ばれる。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白色を帯びる。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花弁数は5枚で、花径は3センチくらいの中輪である。
花の色は白ないしごく淡い紅色で、旗弁(きべん:雄しべが花弁のように変化したもの)があるものもある。
花弁の形は楕円形ないし円形である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
品種名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus jamasakura f. formosa(syn. Prunus jamasakura 'Formosa-plena')

★歴史ある桜とついに出合ったと
 喜びひとしお左近の桜

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ケンロクエンクマガイ150404a-l.jpg

兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原木は石川県金沢市の兼六園にある。
山桜(ヤマザクラ)大山桜(オオヤマザクラ)との交雑種ではないかと推定されている。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白色を帯びる。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
葉は始めは赤茶色だが、徐々に緑色に変化する。
花弁数は5枚から10枚で、花径は4センチくらいの中輪ないし大輪である。
花の色は淡い紅色から紅紫色で、旗弁(きべん:雄しべが花弁のように変化したもの)がある。
花弁の形は円形で、縁の色が濃い。
萼筒は鐘形、萼片は披針形(笹の葉のような形)でぎざぎざ(鋸歯)はない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Kenrokuen-kumagai'

★艶やかな色の濃淡美しく
 雨の中でも心は晴れて

ケンロクエンクマガイ150404b-l.jpg

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イビノニドザクラ150404b-l.jpg

揖斐の二度桜(イビノニドザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原木は岐阜県揖斐郡大野町の田んぼの中の古墳の上にある。
江戸時代から知られる名木で、国の天然記念物に指定されている。
山桜(ヤマザクラ)の園芸品種である。
「二度桜」の名は、一重と八重の花を二度つけるということからきている。
樹高は4メートルから8メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には開出毛(立ち上がるようにつく毛)がある。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
咲き始めは一重咲きで花弁は5枚だが、咲き進むと花弁数が増え、八重咲きや二段咲きへと変化する。
花弁数は5枚から15枚、花径は3センチくらいの中輪である。
花の色は白ないし淡い紅色である。
花弁の形は楕円形である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。
園芸品種名の Heteroflora は「いろいろの花の」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus jamasakura 'Heteroflora'

★めずらしい桜の花に興奮し
 震える思いでシャッターを切る

イビノニドザクラ150404a-l.jpg

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糸括(イトククリ)

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糸括(イトククリ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
かつて桜の名所であった荒川堤由来の桜の1つである。
名の由来は、花が糸で括ったように束になって下向きに咲くことからきている。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は盃状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の下旬から5月の上旬である。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪で、3、4輪が垂れ下がって咲く。
花弁数は15枚から20枚である。
花弁は外側の色が濃く、真ん中は白い。
萼筒は鐘状、5枚の萼片は長い三角形で縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
花には仄かな香りがある。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Fasciculata は「束になった」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Fasciculata'

★垂れ下がる花の姿が美しく
 いろんな桜に生まれ変わって

イトククリ140510b-l.jpg

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新珠(アラタマ)

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新珠(アラタマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
別名を松前新珠(マツマエアラタマ)という。
1967年に北海道の松前町で浅利政俊(あさり・まさとし, 1931-)さんによって作出された。
牡丹桜(ボタンザクラ)とサトザクラの1種を交配し選抜された品種である。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は傘状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5月の上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は紅色をした八重咲きの大輪で、長く垂れ下がって咲く。
花弁数は25枚から30枚である。
花弁の色はほぼ均等で、規則的に折り重なって咲く。
萼筒は漏斗状である。
結実はしない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Aratama'

★名にし負う牡丹桜の美しさ
 引継ぎつつも紅を濃くして

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白絹(シラギヌ)

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白絹(シラギヌ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
別名を松前白絹(マツマエシラギヌ)という。
1963年に北海道の松前町で浅利政俊(あさり・まさとし, 1931-)さんによって作出された。
糸括(イトククリ)と虎の尾(トラノオ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から選抜した品種である。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は傘状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月の上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪で、垂れ下がって咲く。
花弁数は12枚から18枚である。
花つきがよく、花の重さで枝がたわむこともあるという。
萼筒は鐘形、5枚の萼片は披針形(笹の葉のような形)である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Matsumae-shiraginu'

★垂れ下がる薄紅の花の美しさ
 際立たせたる紅の萼片

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